JP6950624B2 - リクライナ - Google Patents
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Description
本開示は、シートバックをシートクッションに対して回転可能に連結するためのリクライナに関する。
リクライナは、例えば、特許文献1に記載されているように、クッションフレームに対して固定される皿状のガイド部材、及びバックフレームに対して固定される皿状のラチェット等を少なくとも備え、バックフレームをクッションフレームに対して回転可能に連結する。
ラチェットの外周に設けられた突条のフランジ部には、ポールに設けられた凹凸部に噛み合う凹凸部が設けられている。ポールは、フランジ部に対して離接変位可能である。当該ポールは、ガイド部材とラチェットとに挟まれた空間内に収納されている。
ガイド部材は、ポールが当該ガイド部材の径方向に変位することを案内し、かつ、当該ポールが円周方向に変位することを規制するガイド壁を有する。ガイド部材とラチェットとは、外周リングにより連結されている。
ポールは、ラチェットとガイド部材とにより挟まれて構成された空間に収納された板状の部材である。ガイド壁は、ポールの端面に滑り接触することにより、当該ポールの円周方向の変位を規制しながら、径方向の変位を案内する。
ガイド壁の高さ寸法は、例えば、ポールの板厚寸法の1/2以上であること(以下、第1要件という。)が望ましい。ラチェットは、ポールが収納される空間を構成するので、当該ラチェットは、ポールと干渉しない程度に当該ポールから離間していること(以下、第2要件という。)が望ましい。
本開示は、上記点に鑑み、例えば、上記2つ要件を満たすことが可能なリクライナの一例を開示する。
シートバックをシートクッションに対して回転可能に連結するためのリクライナは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。すなわち、当該構成要件は、
外周部に第1フランジ部(22)を有するとともに、当該第1フランジ部(22)の内周面に凹凸部(24)が設けられた皿状のラチェット(20)と、ラチェット(20)の凹凸部(24)と噛み合い可能な凹凸部(41A)を有するポール(41)であって、当該ラチェット(20)の凹凸部(24)と噛み合う位置と当該位置から離間した位置との間で変位可能なポール(41)と、ポール(41)に滑り接触することにより当該ポール(41)の変位を案内するとともに、当該ポール(41)が円周方向に変位すること規制する複数のガイド壁(13A、13B)、及び外周部にラチェット(20)側に突出した第2フランジ部(12)を有する皿状のガイド部材(10)と、第1フランジ部(22)に向けて突出して当該第1フランジ部(22)の先端(22A)に滑り接触可能なラチェット着座部(16A)であって、ガイド部材(10)のうち第2フランジ部(12)より内周側、かつ、円周方向において隣り合う2つのガイド壁(13A、13B)間に設けられたラチェット着座部(16A)とである。
外周部に第1フランジ部(22)を有するとともに、当該第1フランジ部(22)の内周面に凹凸部(24)が設けられた皿状のラチェット(20)と、ラチェット(20)の凹凸部(24)と噛み合い可能な凹凸部(41A)を有するポール(41)であって、当該ラチェット(20)の凹凸部(24)と噛み合う位置と当該位置から離間した位置との間で変位可能なポール(41)と、ポール(41)に滑り接触することにより当該ポール(41)の変位を案内するとともに、当該ポール(41)が円周方向に変位すること規制する複数のガイド壁(13A、13B)、及び外周部にラチェット(20)側に突出した第2フランジ部(12)を有する皿状のガイド部材(10)と、第1フランジ部(22)に向けて突出して当該第1フランジ部(22)の先端(22A)に滑り接触可能なラチェット着座部(16A)であって、ガイド部材(10)のうち第2フランジ部(12)より内周側、かつ、円周方向において隣り合う2つのガイド壁(13A、13B)間に設けられたラチェット着座部(16A)とである。
これにより、当該リクライナでは、ラチェット着座部(16A)が設けられているので、ラチェット(20)は、ポール(41)と干渉しない程度に当該ポール(41)から離間した部位に位置する。
ラチェット(20)がポール(41)から離間した部位に位置するので、2つのガイド壁(13A、13B)の高さを大きくでき得る。したがって、当該リクライナは、上記2つ要件を満たすことが可能となり得る。
さらに、ラチェット着座部(16A)は、円周方向において隣り合う2つのガイド壁(13A、13B)間に設けられているので、全周に亘ってラチェット着座部が設けられた構成に比べて、第1フランジ部(22)との接触面積が小さくなる。延いては、ラチェット(20)とガイド部材(10)との摺動抵抗が小さくなる。
なお、当該リクライナは、以下の構成要件を備えていてもよい。
ポールは複数設けられているとともに、複数のポール(41〜43)は、円周方向において等間隔に配置されており、複数のポール(41〜43)のうちいずれかのポールを第1ポール(41)とし、円周方向において当該第1ポール(41)と隣り合うポールを第2ポール(42)とし、複数のガイド壁(13A、13B)のうち第1ポール(41)と滑り接触するガイド壁を第1ガイド壁(13A)とし、当該第1ガイド壁(13A)と隣り合うガイド壁であって第2ポール(42)と滑り接触するガイド壁を第2ガイド壁(13B)としたとき、ラチェット着座部(16A)は、円周方向において第1ガイド壁(13A)と第2ガイド壁(13B)との間に設けられていることが望ましい。
ポールは複数設けられているとともに、複数のポール(41〜43)は、円周方向において等間隔に配置されており、複数のポール(41〜43)のうちいずれかのポールを第1ポール(41)とし、円周方向において当該第1ポール(41)と隣り合うポールを第2ポール(42)とし、複数のガイド壁(13A、13B)のうち第1ポール(41)と滑り接触するガイド壁を第1ガイド壁(13A)とし、当該第1ガイド壁(13A)と隣り合うガイド壁であって第2ポール(42)と滑り接触するガイド壁を第2ガイド壁(13B)としたとき、ラチェット着座部(16A)は、円周方向において第1ガイド壁(13A)と第2ガイド壁(13B)との間に設けられていることが望ましい。
これにより、ラチェット(20)とガイド部材(10)との摺動抵抗が確実に小さくなる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
本実施形態は、車両等の乗物に搭載されるシート(以下、乗物用シートという。)に本開示に係るリクライナが適用された例である。各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載されたものである。
したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。各図に示された方向は、本実施形態に係る乗物用シートが車両に組み付けられた状態における方向である。
(第1実施形態)
1.リクライナの概要
リクライナ1は、例えば、図1に示されるように、ガイド部材10、ラチェット20、外周リング30及びポール41〜43等を少なくとも備える。つまり、リクライナ1の概略構成は、特許文献1に記載の発明と同じである。
1.リクライナの概要
リクライナ1は、例えば、図1に示されるように、ガイド部材10、ラチェット20、外周リング30及びポール41〜43等を少なくとも備える。つまり、リクライナ1の概略構成は、特許文献1に記載の発明と同じである。
ラチェット20は、例えばバックフレーム(図示せず。)に対して固定される部材である。バックフレームはシートバックの骨格を構成する部材である。シートバックは、着席者の背部を支持する部位である。
ラチェット20は、円盤状のプレート部21及びフランジ部22を有する皿状の部材である。プレート部21は、図2に示されるように、ガイド部材10のプレート部11と空間を隔てて対向配置された部位である。
フランジ部22は、第1フランジ部の一例であって、図1に示されるように、プレート部21の外縁部全周からプレート部11側に延出した突条である。フランジ部22は、金属板にプレス加工等の塑性加工が施されてプレート部21と共に一体成形されている。
ガイド部材10は、例えばクッションフレーム(図示せず。)に対して固定される部材である。クッションフレームはシートクッションの骨格を構成する部材である。シートクッションは、着席者の臀部を支持する部位である。
ガイド部材10は、図2に示されるように、略円盤状のプレート部11及びフランジ部12を有する皿状の部材である。フランジ部12は、第2フランジ部の一例であって、プレート部11の外縁部から当該プレート部11と直交する方向に延出し突条である。
フランジ部12は、金属板にプレス加工等の塑性加工が施されてプレート部11と共に一体成形されている。ラチェット20は、フランジ部12の内周側に配置されている。このため、フランジ部12の内周面とフランジ部22の内周面とは滑り接触可能である。
ガイド部材10とラチェット20とは、外周リング30により連結されている。当該外周リング30は、ガイド部材10がラチェット20に対して相対的に回転することを許容した状態で、当該ガイド部材10がラチェット20から離間することを規制する。
フランジ部22の内周面には、図1に示されるように、凹凸部41A〜43Aに噛み合う凹凸部24が設けられている。凹凸部41A〜43Aそれぞれは、ポール41〜43それぞれに設けられている。各ポール41〜43は、ガイド部材10の径方向に変位することより、凹凸部24に対して離接変位する。
各ポール41〜43は、ガイド部材10とラチェット20とに挟まれた空間内に収納されている(図2参照)。具体的には、図3に示されるように、複数のポール41〜43は、円周方向において等間隔(本実施形態では、120度間隔)で配置されている。
以下の説明では、複数の前記ポール41〜43のうちいずれかのポール(例えば、ポール41)が第1ポールと記されている。円周方向において当該第1ポール41と隣り合うポール(例えば、ポール42)が第2ポールと記されている。なお、ポール43は、第3ポールと記されている。
ヒンジカム44は、複数のポール41〜43を変位させるための部材である。当該ヒンジカム44は、外部から操作力を受けて回転すると、各ポール41〜43の凹凸部41A〜43Aを凹凸部24から離間させる。
当該操作力が消失すると、複数のポール41〜43は、スパイラルばね45(図4参照)の弾性力によって凹凸部41A〜43Aが凹凸部24に嵌り込む位置まで変位した後、当該弾性力によって当該位置に保持される。
2.ガイド部材の構成
図5に示されるように、プレート部11のうちフランジ部12より内周側には、複数の突起部13〜15が設けられている。複数の突起部13〜15は、プレート部21(ラチェット20)側に突出した略扇状の部位である。
図5に示されるように、プレート部11のうちフランジ部12より内周側には、複数の突起部13〜15が設けられている。複数の突起部13〜15は、プレート部21(ラチェット20)側に突出した略扇状の部位である。
突起部13の側面にはガイド壁13A、13Bが設けられている。突起部14の側面にはガイド壁14A、14Bが設けられている。突起部15の側面にはガイド壁15A、15Bが設けられている。
各ガイド壁13A〜15Bは、図3に示されるように、径方向と平行な方向に延びる壁面により構成されている。そして、複数のガイド壁13A〜15Bのうち互いに対向する2つのガイド壁間には、ポール41〜43のいずれかが配置されている。
具体的には、ガイド壁13Aとガイド壁14Bとの間には、第1ポール41が位置されている。ガイド壁14Aとガイド壁15Bとの間には、第3ポール43が位置されている。ガイド壁15Aとガイド壁13Bとの間には、第2ポール42が位置されている。
つまり、ガイド壁13A及びガイド壁14Bは、第1ポール41に滑り接触することにより第1ポール41の変位を案内するとともに、当該第1ポール41が円周方向に変位すること規制する。
ガイド壁14A及びガイド壁15Bは、第3ポール43に滑り接触することにより第3ポール43の変位を案内するとともに、当該第3ポール43が円周方向に変位すること規制する。
ガイド壁15A及びガイド壁13Bは、第2ポール42に滑り接触することにより第2ポール42の変位を案内するとともに、当該第2ポール42が円周方向に変位すること規制する。
円周方向において隣り合う2つのガイド壁間それぞれには、ラチェット着座部16A〜16Cが設けられている。具体的には、ガイド壁13Aとガイド壁13Bとの間には、ラチェット着座部16Aが設けられている。
ガイド壁14Aとガイド壁14Bとの間には、ラチェット着座部16Bが設けられている。ガイド壁15Aとガイド壁15Bとの間には、ラチェット着座部16Cが設けられている。以下の説明におけるラチェット着座部16は、ラチェット着座部16A〜16Cを意味している。
各ラチェット着座部16は、図6に示されるように、ラチェット20のフランジ部22に向けて突出して当該フランジ部22の先端22Aに滑り接触可能な部位である。本実施形態に係る各ラチェット着座部16は、プレス加工等の塑性加工により、プレート部11及びフランジ部12と共に金属製の板材により一体成形された一体部分である。
複数のガイド壁13A〜15Bのうち第1ポール41と滑り接触するガイド壁13Aを第1ガイド壁とし、当該第1ガイド壁13Aと隣り合うガイド壁であって第2ポール42と滑り接触するガイド壁13Bを第2ガイド壁としたとき、図3に示されるように、ラチェット着座部16Aは、円周方向において第1ガイド壁13Aと前記第2ガイド壁13Bとの間に設けられている。
つまり、ラチェット着座部16Aは、円周方向において、突起部13のガイド壁13A、13B間に設けられ、かつ、当該ラチェット着座部16Aの円周方向長さは、円弧部13Cの長さより短い。
同様に、ラチェット着座部16Bは、円周方向において、突起部14のガイド壁14A、14B間に設けられ、かつ、当該ラチェット着座部16Bの円周方向長さは、円弧部14Cの長さより短い。
同様に、ラチェット着座部16Cは、円周方向において、突起部15のガイド壁15A、15B間に設けられ、かつ、当該ラチェット着座部16Cの円周方向長さは、円弧部15Cの長さより短い。
3.本実施形態に係るリクライナの特徴
各ラチェット着座部16は、フランジ部22に向けて突出して当該フランジ部22の先端22Aに滑り接触可能である。当該ラチェット着座部16は、ガイド部材10のうちフランジ部12より内周側、かつ、ガイド壁13A〜15Bのうち円周方向において隣り合う2つのガイド壁間に設けられている。
各ラチェット着座部16は、フランジ部22に向けて突出して当該フランジ部22の先端22Aに滑り接触可能である。当該ラチェット着座部16は、ガイド部材10のうちフランジ部12より内周側、かつ、ガイド壁13A〜15Bのうち円周方向において隣り合う2つのガイド壁間に設けられている。
これにより、ラチェット20は、ポール41〜43と干渉しない程度に当該ポール41〜43から離間した部位に位置する。したがって、複数のガイド壁13A〜15Bの高さが大きくなり得る。延いては、リクライナ1は、上記2つ要件を満たすことが可能となる。
なお、複数のガイド壁13A〜15Bの高さを大きくする手法として、ガイド部材10をプレス成形するためのパンチ及びダイのうち、いずれかを2つの金型にて構成する手法がある。
しかし、上記手法では、2つの金型のプレスマッチング部分、つまりフランジ部12の内周面に、製造上、凹部が発生してしまう。当該凹部が発生すると、当該凹部が製造上の障害となるため、上記手法では、フランジ部12の幅寸法を従来に比べて小さくしたリクライナを製造できない。
これに対して、本実施形態に係るリクライナ1では、ラチェット着座部16が設けられているので、パンチ及びダイのうち、いずれかを2つの金型にて構成する必要がない。したがって、当該リクライナ1では、プレスマッチングに起因する凹部が原理的に発生しないので、当該リクライナ1係るフランジ部12の幅寸法は、従来に比べて小さくなる。
各ラチェット着座部16は、複数のガイド壁13A〜15Bのうち円周方向において隣り合う2つのガイド壁間に設けられているので、全周に亘ってラチェット着座部が設けられた構成に比べて、フランジ部22との接触面積が小さくなる。延いては、ラチェット(20)とガイド部材10との摺動抵抗が小さくなる。
例えば、ラチェット着座部16Aは、円周方向において第1ガイド壁13Aと第2ガイド壁13Bとの間に設けられている。これにより、ラチェット20とガイド部材10との摺動抵抗が確実に小さくなる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、ガイド部材10がクッションフレームに対して固定され、かつ、ラチェット20がバックフレームに対して固定されるリクライナであった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、ガイド部材10がクッションフレームに対して固定され、かつ、ラチェット20がバックフレームに対して固定されるリクライナであった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、ガイド部材10がバックフレームに対して固定され、かつ、ラチェット20がクッションフレームに対して固定されるリクライナであってもよい。
上述の実施形態では、3のポール41〜43が設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明に係るポールは、例えば、少なくとも1つ設けられていてればよい。
上述の実施形態では、3のポール41〜43が設けられていたため、6つのガイド壁が設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、ポールが1つであるならば、ガイド壁は2つで十分である。
上述の実施形態に係るラチェット着座部16A〜16Cは、円周方向に延びる円弧状の突条にて構成されていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明に係るラチェット着座部は、例えば、円柱状の突起部により構成されていてもよい。
上述の実施形態に係るラチェット着座部16A〜16Cそれぞれは、突起部13〜15の円弧部13C〜15Cに面した部位に設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、ラチェット着座部16A〜16Cそれぞれが隣り合う突起部13〜15間に配置されていてもよい。
上述の実施形態に係る突起部13〜15は、扇状に構成されていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、突起部13〜15がなく、ガイド壁13A〜15Bのみが設けられた突条であってもよい。
上述の実施形態では、車両用シートに本開示に係るリクライナを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態に示された発明の構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… リクライナ 10… ガイド部材 11… プレート部
12… フランジ部 13〜15… 突起部
13A〜15B… ガイド壁 13B… ガイド壁
16A〜16C… ラチェット着座部 20… ラチェット
21… プレート部 22… フランジ部 30… 外周リング
41〜43… ポール
12… フランジ部 13〜15… 突起部
13A〜15B… ガイド壁 13B… ガイド壁
16A〜16C… ラチェット着座部 20… ラチェット
21… プレート部 22… フランジ部 30… 外周リング
41〜43… ポール
Claims (2)
- シートバックをシートクッションに対して回転可能に連結するためのリクライナにおいて、
外周部に第1フランジ部を有するとともに、当該第1フランジ部の内周面に凹凸部が設けられた皿状のラチェットと、
前記ラチェットの凹凸部と噛み合い可能な凹凸部を有するポールであって、当該ラチェットの凹凸部と噛み合う位置と当該位置から離間した位置との間で変位可能なポールと、
前記ポールに滑り接触することにより当該ポールの変位を案内するとともに、当該ポールが円周方向に変位すること規制する複数のガイド壁、及び外周部に前記ラチェット側に突出した第2フランジ部を有する皿状のガイド部材と、
前記第1フランジ部に向けて突出して当該第1フランジ部の先端に滑り接触可能なラチェット着座部であって、前記ガイド部材のうち前記第2フランジ部より内周側、かつ、円周方向において隣り合う2つの前記ガイド壁間に設けられたラチェット着座部と
を備えるリクライナ。 - 前記ポールは複数設けられているとともに、複数の前記ポールは、円周方向において等間隔に配置されており、
複数の前記ポールのうちいずれかのポールを第1ポールとし、円周方向において当該第1ポールと隣り合うポールを第2ポールとし、
前記複数のガイド壁のうち前記第1ポールと滑り接触するガイド壁を第1ガイド壁とし、当該第1ガイド壁と隣り合うガイド壁であって前記第2ポールと滑り接触するガイド壁を第2ガイド壁としたとき、
前記ラチェット着座部は、円周方向において前記第1ガイド壁と前記第2ガイド壁との間に設けられている請求項1に記載のリクライナ。
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