JP6476506B2 - 車両用シートのシートクッション構造 - Google Patents
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即ち、本発明に係る車両用シートのシートクッション構造は、前後方向に延出し後縁部にシートバックとの連結部(例えば、実施形態の連結部19)を有する左右一対の側部フレーム(例えば、実施形態の側部フレーム10)と、左右一対の前記側部フレームの間に配置されて乗員の着座荷重を受けるクッション部材(例えば、実施形態のクッション部材15)と、前記側部フレームに取り付けられて当該側部フレームの後縁部の前記連結部の近傍を覆う後縁部カバー(例えば、実施形態の後縁部カバー23)と、を備え、前記後縁部カバーには、前記側部フレームの上部のシート幅方向内側位置から前記クッション部材の側部下端位置までシート幅方向内側に膨出して、前記クッション部材の側面に当接する膨出壁(例えば、実施形態の膨出壁30)が延設され、前記膨出壁には、前記側部フレームの方向に突出して前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に当接する突出部(例えば、実施形態のボス31)が形成され、前記膨出壁の前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に対峙する面には、前記突出部の周域において、前記側部フレームの方向に突出して前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に当接するリブ(例えば、実施形態のリブ32)が形成され、前記突出部は、前記リブよりも肉厚に形成されていることを特徴とする。
この場合、クッション部材に着座した乗員の臀部から腿部に亘る広い範囲を安定して保持することが可能になる。
車両用シート1は、乗員の臀部や腿部を支持するシートクッション2と、シートクッション2の後端部に連結されて、乗員の腰部や背部を支持するシートバック3と、シートバック3の上部に支持されて、乗員の頭部や首部を支持するヘッドレスト4と、を備えている。
これらの図にも示すように、シートクッション2は、前後方向に延出する左右一対の側部フレーム10と、左右の側部フレーム10の前縁部同士を連結する前部梁部材11と、左右の側部フレーム10の後縁部同士を連結するクロスパイプ12と、を有している。前部梁部材11とクロスパイプ12には、図1に示すように、複数の金属製の支持ばね13が張設され、前部梁部材11と支持ばね13上には、クッション部材15が支持されている。クッション部材15の外面には表皮材16が張設されている。また、左右の各側部フレーム10の下部には、図3に示すように、可動レール17が取り付けられ、その可動レール17が車体のフロア上に設置された固定レール18に前後スライド可能に支持されている。
後縁部カバー23は、側部フレーム10の連結部19の周域を下方側から覆い、かつクロスパイプ12の周囲を側部フレーム10のシート幅方向内側で覆う後部覆い壁24と、後部覆い壁24の上部から前方に延出して側部フレーム10の上方を覆う上部覆い壁25と、上部覆い壁25のシート幅方向内側の端部から(側部フレーム10の上部のシート幅方向内側位置から)クッション部材15の側部下端位置までシート幅方向内側に膨出する膨出壁30と、を有している。膨出壁30の後部は後部覆い壁24に連設されている。
特に、本実施形態に係る車両用シート1では、後縁部カバー23の膨出壁30がクッション部材15の側部下端位置に達する位置まで膨出しているため、乗員の臀部や腿部から大きな側方荷重が入力されたときも、左右の側部フレーム10の広い範囲で荷重を支持することができる。
したがって、本実施形態の車両用シート1は、乗員の臀部や腿部からクッション部材15を介して膨出壁30に大きな荷重が入力されたときに、膨出壁30に過大な変形が生じるのを防止することができるとともに、膨出壁30からクッション部材15を通して乗員に作用する反力のむらをより少なくすることができる。よって、この構成を採用した場合には、膨出壁30の広範囲で乗員の臀部や腿部を安定して保持することができる。
10…側部フレーム
15…クッション部材
19…連結部
23…後縁部カバー
30…膨出壁
31…ボス(突出部)
32…リブ
A1…定高さ領域
A2…後縁部領域
Claims (2)
- 前後方向に延出し後縁部にシートバックとの連結部を有する左右一対の側部フレームと、
左右一対の前記側部フレームの間に配置されて乗員の着座荷重を受けるクッション部材と、
前記側部フレームに取り付けられて当該側部フレームの後縁部の前記連結部の近傍を覆う後縁部カバーと、を備え、
前記後縁部カバーには、前記側部フレームの上部のシート幅方向内側位置から前記クッション部材の側部下端位置までシート幅方向内側に膨出して、前記クッション部材の側面に当接する膨出壁が延設され、
前記膨出壁には、前記側部フレームの方向に突出して前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に当接する突出部が形成され、
前記膨出壁の前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に対峙する面には、前記突出部の周域において、前記側部フレームの方向に突出して前記側部フレームのシート幅方向内側の側面に当接するリブが形成され、
前記突出部は、前記リブよりも肉厚に形成されていることを特徴とする車両用シートのシートクッション構造。 - 前記側部フレームは、略一定高さの定高さ領域と、当該定高さ領域から高さが次第に高くなって前記連結部に至る後縁部領域と、を有し、
前記膨出壁は、前記側部フレームの前記後縁部領域から前記定高さ領域に至る範囲を覆うように延設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのシートクッション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017046684A JP6476506B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 車両用シートのシートクッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017046684A JP6476506B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 車両用シートのシートクッション構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018149886A JP2018149886A (ja) | 2018-09-27 |
JP6476506B2 true JP6476506B2 (ja) | 2019-03-06 |
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Family Applications (1)
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JP2017046684A Active JP6476506B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 車両用シートのシートクッション構造 |
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Families Citing this family (1)
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2017
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JP2018149886A (ja) | 2018-09-27 |
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