JP2015029009A - セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
基板にはんだ実装した際のクラック発生が抑制されたセラミック電子部品を提供する。
【解決手段】
セラミックコンデンサ10において、樹脂部40A、40Bが形成されていることで、めっき層50A、50Bが境界B1から遠ざけられて、基板11にはんだ実装した際、めっき層50A、50Bの表面にはんだ12が付着して広がったとしても、はんだ12は上記境界B1から離れて存在する。そのため、セラミックコンデンサ10においては、基板11に変形が生じたときに、基板11に生じた応力がはんだ12を介して境界B1近傍まで伝わりづらく、境界B1近傍に達する応力の緩和が図られており、境界B1近傍を起点とするクラックCの発生が抑制されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミック電子部品に関する。
セラミック電子部品が実装される基板には、外部からの衝撃や熱に起因して、伸縮や撓みといった変形が生じることがある。基板が変形すると、はんだ実装されたセラミック電子部品には、はんだを介して、基板の変形に伴う応力が伝わる。その結果、セラミック電子部品のセラミック素体にクラックが生じることがある。
下記特許文献1には、基板の撓み時における変形ストレスのセラミック電子部品への伝播を緩和するために、端子電極の内部に、機械的な緩衝層として導電性樹脂層を設ける技術が開示されている。
特開平4−257211号公報 特開平9−180957号公報
しかしながら、上述した従来のセラミック電子部品では、端子電極の最外層であるメッキ層が端子電極の全面に亘って設けられているため、はんだ実装されたときに、はんだが端子電極とセラミック素体との境界近傍にも形成される。その結果、その境界近傍のセラミック素体に、はんだを介して、基板の変形に伴う応力が伝達され、その境界近傍を起点としてセラミック素体の内側に向かうクラックが生じ得る。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、基板にはんだ実装した際のクラック発生が抑制されたセラミック電子部品を提供することを目的とする。
本発明に係るセラミック電子部品は、一対の対向する端面と、端面同士を繋ぐ一対の対向する第1側面と、第1側面同士を繋ぐように設けられている一対の対向する第2側面とを有するセラミック素体と、セラミック素体の端面と、セラミック素体の第1側面および第2側面の一部とを覆う端子電極と、セラミック素体の第1側面および第2側面と端子電極との境界近傍において、端子電極の表面の一部とセラミック素体の表面とを、連続的にかつ直接覆う樹脂部と、端子電極の表面のうち、樹脂部で覆われた部分の残部を直接覆うめっき層とを備える。
上記セラミック電子部品において、端子電極の表面のうち、セラミック素体との境界近傍の部分は樹脂層で覆われ、その残部がめっき層で覆われているため、めっき層は、セラミック素体と端子電極との境界から離れて存在している。そのため、このセラミック電子部品を、基板にはんだ実装した際、めっき層の表面にはんだが付着して広がったとしても、はんだは上記境界から離れて存在することとなる。したがって、基板が変形したときに、基板に生じた応力がはんだを介して上記境界近傍まで伝わりづらく、境界近傍に達する応力の緩和が図られており、上記境界近傍を起点とするクラックの発生が抑制されている。
また、端子電極の表面にある、樹脂部とめっき層との境界が、セラミック素体の端面の対向方向に関し、端面よりも外側に位置している態様であってもよい。この場合、はんだは、上記境界に対し、セラミック素体の端面の対向方向において十分に離れて存在するため、より効果的にクラックの発生が抑制される。また、耐熱衝撃性が向上する。さらに、はんだ実装に用いるはんだの量を低減することもできる。
また、樹脂部が、セラミック素体と端子電極との境界全て覆うように、セラミック素体周りを巻回している態様であってもよい。この場合、樹脂部がセラミック素体周りに巻回されることで、セラミック電子部品における樹脂部の接合強度の向上が図られる。また、樹脂部を容易に形成することができる。
また、樹脂部が、セラミック素体の一方の端面側と他方の端面側の両方に、離間して設けられている態様であってもよい。この場合、セラミック電子部品が実装される基板とセラミック素体との間に、大きなスペースを確保することができるため、そのスペースにゴミ等が溜まりにくい。
また、樹脂部が、セラミック素体の一対の第1側面および一対の第2側面のうちの少なくとも1面の全面を覆っている態様であってもよい。この場合、樹脂部とセラミック素体との接着強度、および、樹脂部と端子電極との接着強度の向上が図られる。
また、樹脂部が、セラミック素体の一対の第1側面および一対の第2の側面4面の全面を覆っている態様であってもよい。この場合、上記接着強度のさらなる向上が図られる。
本発明によれば、基板にはんだ実装した際のクラック発生が抑制されたセラミック電子部品が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係るセラミックコンデンサを示す断面図である。 図2は、図1に示すセラミックコンデンサの側面図である。 図3は、製造段階における図1にセラミックコンデンサの示した側面図である。 図4は、従来技術に係るセラミックコンデンサを示した断面図である。 図5は、異なる態様のセラミックコンデンサを示した側面図である。 図6は、異なる態様のセラミックコンデンサを示した側面図である。 図7は、異なる態様のセラミックコンデンサを示した側面図である。 図8は、熱衝撃性試験に供した実施例1に係るセラミックコンデンサを示した断面図である。 図9は、熱衝撃性試験に供した実施例2に係るセラミックコンデンサを示した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
本発明の実施形形態に係るセラミック電子部品として、セラミックコンデンサ10について、図1、2を参照しつつ説明する。
セラミックコンデンサ10は、基板100上にはんだ110を用いて実装(はんだ実装)されるものであり、セラミック素体20と、セラミック素体20の両端部に設けられた一対の端子電極30A、30Bと、端子電極30A、30Bの表面30aを覆う一対の樹脂層40A、40Bおよび一対のめっき層50A、50Bとを備えている。
セラミック素体20は、セラミック層を介して複数の内部電極層22が積層されたものであり、略直方体形状を有している。複数の内部電極層22は、セラミック素体20の対向する一対の端面20aまで延びて、端面20aにおいて露出している。すなわち、略直方体形状を有するセラミック素体20は、一対の対向する端面20aと、内部電極層22の積層方向において端面20a同士を繋ぐ一対の対向する第1側面20bと、第1側面20b同士を繋ぐように設けられている一対の対向する第2側面20cとを有している。なお、セラミック素体20の一対の第1側面20bは、その一方の面20dが基板100に対向する面であり、この面20dを特に基板実装面と称す。
説明の便宜上、以下では、内部電極層22の積層方向であるセラミック素体20の厚さ方向をZ方向、セラミック素体20の端面20aの対向方向をX方向、Z方向およびX方向と直交する方向をY方向とする。
端子電極30A、30Bは、セラミック素体20の端面20aの全面と、端面20a近傍の各側面20b、20cの部分とを、全体的に覆っている。セラミック素体20の側面20b、20cと端子電極30A、30Bとの間には境界B1が形成されている。この境界B1は、セラミック素体20を囲むように、4つの側面20b、20cの全てに形成されている。各端子電極30A、30Bは、端面20aに露出する内部電極層22と接続されて、内部電極層22との導通が図られている。端子電極30A、30Bは、たとえばCuで構成されており、セラミック素体20にCuを焼結させることにより形成されている。
一対の樹脂部40A、40Bのそれぞれは、端子電極30A、30Bとセラミック素体20との境界B1およびその近傍の、端子電極30A、30Bおよびセラミック素体20を直接覆っている。より詳しくは、図1の断面図から明らかなように、樹脂部40A、40Bは、境界B1の周囲のセラミック素体20の側面20a、20cと端子電極30A、30Bの縁領域30bとを連続的に覆っており、また、図2の側面図から明らかなように、樹脂部40A、40Bは、セラミック素体20を一周する境界B1を全て覆うように、セラミック素体20の周囲を巻回している。
樹脂部40A、40Bは、絶縁性を有しており、導電性を発現させるための導電性粒子や導電性フィラー等を実質的に含まない樹脂で構成されている。樹脂部40A、40Bに採用される材料としては、エポキシ樹脂やフェノール樹脂、ポリイミド樹脂等がある。樹脂部40A、40Bは、たとえば塗布成形により設けることができる。
一対のめっき層50A、50Bのそれぞれは、端子電極30A、30Bの表面30aのうち、樹脂部40A、40Bが覆っている縁領域30bの残部領域30c(縁領域30b以外の領域)を、全体的に覆っている。めっき層50A、50Bは、電解めっき法によって形成された導電性を有する層であり、内側のNiめっき層および外側のSnめっき層の2層構造を有している。
このように、端子電極30A、30Bの表面30aは、樹脂部40A、40Bで覆われた領域30bと、めっき層50A、50Bで覆われた領域30cとに分かれている。このような領域分けは、たとえば以下に示す製法により実現することができる。
すなわち、図3に示すように、まず、セラミック素体20および端子電極30A、30Bの、境界B1近傍の帯状領域に、樹脂部40A、40Bを形成する。
次に、電解めっき法により、めっき層50A、50Bを形成する。このとき、端子電極30A、30Bの縁領域30bは樹脂部40A、40Bで覆われているため、この領域30bにはめっきが形成されず、樹脂部40A、40Bから露出している端子電極30A、30Bの領域30cにのみ、めっき層50A、50Bが形成される。
その結果、樹脂部40A、40Bと、めっき層50A、50Bとの間には、明確な境界B2が形成される。
以上で説明したセラミックコンデンサ10において、端子電極30A、30Bの表面30aのうち、セラミック素体20との境界B1近傍の表面領域30bは樹脂層40A、40Bで覆われ、その残部30cがめっき層50A、50Bで覆われている。
そのため、めっき層50A、50Bは、セラミック素体20と端子電極30A、30Bとの境界B1から離れて存在している。
ここで、図3に示すように、上述した樹脂部40A、40Bが形成されていない従来技術に係るセラミックコンデンサ110においては、端子電極130A、130Bの表面の全面に、めっき層150A、150Bが形成される。そのため、基板111にはんだ実装した際、はんだ112が、セラミック素体120と端子電極130A、130Bとの境界B1の近傍にも形成される。そのため、基板111に、伸縮や撓みといった変形が生じたときに、境界B1の近傍のセラミック素体120に、はんだ112を介して、基板111の変形に伴う応力が伝達され、その境界B1近傍(境界B1およびその周囲領域)を起点としてセラミック素体120の内側に向かうクラックCが発生する。
一方、上述した実施形態に係るセラミックコンデンサ10においては、図1に示すように、樹脂部40A、40Bが形成されていることで、めっき層50A、50Bが境界B1から遠ざけられているため、基板11にはんだ実装した際、めっき層50A、50Bの表面にはんだ12が付着して広がったとしても、はんだ12は上記境界B1から離れて存在する。
そのため、セラミックコンデンサ10においては、基板11に変形が生じたときに、基板11に生じた応力がはんだ12を介して境界B1近傍まで伝わりづらく、境界B1近傍に達する応力の緩和が図られており、境界B1近傍を起点とするクラックCの発生が抑制されている。
また、各樹脂部40A、40Bは、セラミック素体20と端子電極30A、30Bとの境界B1の全て覆うように、セラミック素体周りを巻回しているため、セラミックコンデンサ10における樹脂部40A、40Bの接合強度の向上が図られる。また、セラミック素体周りを一周させることで、セラミック素体周りに部分的に形成する場合よりも、樹脂部40A、40Bを容易に形成することができる。
加えて、一対の樹脂部40A、40Bは、セラミック素体20の両端面20aの側に(すなわち、端子電極30Aの側と端子電極30Bの側の両方に)、所定距離だけ離間して設けられている。
そのため、図1に示すように、セラミック素体20の実装面20dの側には、一対の樹脂部40A、40Bに挟まれた領域があり、領域には、セラミック素体20と基板11との間に大きなスペースSが形成されている。このスペースSには、フラックス残渣といったゴミ等が収容できるように、ある程度大きいことが好ましい。すなわち、大きなスペースSを確保することにより、フラックス残渣に起因する短絡(いわゆる、マイグレーション)が抑制される。
なお、樹脂部40A、40Bは、上述した形態に限らず、たとえば図5〜7に示すような形態であってもよい。
図5に示した樹脂部40Cは、上述した樹脂部40Aと樹脂部40Bとの間を樹脂で埋めて、一体的に形成したものである。すなわち、樹脂部40Cは、セラミック素体20の4つの側面20b、20cおよび両端子電極30A、30Bの縁領域30aを、一体的に覆っている。
このような樹脂部40Cであっても、上述した樹脂部40A、40B同様、境界B1からめっき層50A、50Bを遠ざけることで、境界B1近傍を起点とするクラックCの発生が抑制される。加えて、接着面積の拡大により、樹脂部40Cとセラミック素体20との接着強度が図られ、それに伴い、樹脂部40Cと端子電極30A、30Bとの接着強度の向上も図られる。
図6に示した樹脂部40Dは、セラミック素体20の4つの側面20b、20cに設けた図5の樹脂部40Cとは異なり、セラミック素体20の実装面20dの側にのみ設けられている。このような樹脂部40Dでも、少なくとも実装面20dの側においては、境界B1からめっき層50A、50Bを遠ざけることができるので、実装面20d上の境界B1を起点とするクラックCの発生が抑制される。また、樹脂部40A、40Bに比べて、セラミック素体20との接着面積が拡大するため、樹脂部40Dとセラミック素体20との接着強度および樹脂部40Dと端子電極30A、30Bとの接着強度の向上も図られている。
図7に示した樹脂部40A、40Bは、めっき層50A、50Bとの境界B2が、X方向に関して、端面20aよりも外側に位置している。すなわち、めっき層50A、50Bは、平面視(Z方向からの視点)において、セラミック素体20とは重畳していない。
このようにめっき層50A、50Bが、セラミック素体20と重畳しない構成とすることで、はんだ12が、境界B1に対し、X方向において十分に離れて存在するため、より効果的にクラックCの発生が抑制され、その上、耐熱衝撃性の向上およびはんだ実装に用いるはんだの量を低減することができる。
ここで、セラミックコンデンサ10の耐熱衝撃性について、図8、9を参照しつつ説明する。
発明者らは、セラミックコンデンサ10の耐熱衝撃性を調べるために、下記の手順により熱衝撃性試験を実施した。
まず、端子電極30A、30Bとセラミック素体20との境目B1からセラミック素体20の端面20aまでの距離と、境界B1から端面20a側のめっき層50A、50Bまでの距離との比が異なる、図8に示す実施例1および図9に示す実施例2において、めっき層50A、50Bと樹脂部40A、40Bとの境界B2の位置が異なるセラミックコンデンサのサンプル1〜5(実施例1)およびサンプル6〜14(実施例2)を、それぞれ100個準備した。
実施例1では、図8に示すように、端子電極30A、30Bとセラミック素体20との境目B1からセラミック素体20の端面20aまでの距離Xに対し、境界B1から端面20a側のめっき層50A、50Bまでの距離が0.5Xとなっている。
実施例2では、図9に示すように、端子電極30A、30Bとセラミック素体20との境目B1からセラミック素体20の端面20aまでの距離Yに対し、境界B1から端面20a側のめっき層50A、50Bまでの距離が2Yとなっている。
そして、各サンプルをガラスエポキシ基板にはんだリフローにて実装した上で、各サンプルに対し、下記(i)工程〜(iv)工程からなる1つの熱処理サイクルを、1000回繰り返した。
(i)コンデンサ素体の温度が−55℃となる温度条件の下で、基板および各サンプルを30分保持する工程
(ii)30分でコンデンサ素体の温度を125℃まで昇温する工程
(iii)コンデンサ素体の温度が125℃となる温度条件の下で、基板および各サンプルを30分保持する工程
(iv)30分でコンデンサ素体の温度を−55℃まで降温する工程
その後、外観によりセラミック素体へのクラックの発生の有無を判定した。測定結果の評価方法は、各サンプルにおいて、100個のうち、51〜100個クラックがあったサンプルを×、31〜50個クラックがあったサンプルを△、11〜30個クラックがあったサンプルを○、0〜10個クラックがあったサンプルを◎とした。
以下の表1に、実施例1の測定結果を示す。
Figure 2015029009
この測定結果から、実施例1においては、境界B1から境界B2までの距離がXよりも長い場合、すなわち、境界B2が端面20aよりも外側に位置するときに、良好な耐熱衝撃性が得られることがわかる。
以下の表2に、実施例2の測定結果を示す。
Figure 2015029009
この測定結果から、実施例2においては、境界B1から境界B2までの距離がYよりも長い場合、すなわち、境界B2が端面20aよりも外側に位置するときに、良好な耐熱衝撃性が得られることがわかる。
以上の実施例1、2から、境界B2が端面20aよりも外側に位置するときには、高い耐熱衝撃性が得られ、かつ、それは、端子電極30A、30Bとセラミック素体20との境目B1からセラミック素体20の端面20aまでの距離と、境界B1から端面20a側のめっき層50A、50Bまでの距離との比に因らないことがわかった。
なお、本発明は上述した実施形態に限らず、様々な変形が可能である。
たとえば、上述した実施形態においては、セラミック電子部品の例としてセラミックコンデンサを示したが、本発明は、その他のセラミック電子部品、たとえば、インダクタ、サーミスタ、バリスタ等についても適用可能である。また、樹脂部は、必ずしも一対の端子電極の両方に設ける必要はなく、一方にのみを設ける態様であってもよい。
10…セラミック電子部品(セラミックコンデンサ)、11…基板、12…はんだ、20…セラミック素体、30A、30B…端子電極、40A、40B、40C、40D…樹脂部、50A、50B…めっき層。

Claims (6)

  1. 一対の対向する端面と、前記端面同士を繋ぐ一対の対向する第1側面と、前記第1側面同士を繋ぐように設けられている一対の対向する第2側面とを有するセラミック素体と、
    前記セラミック素体の端面と、前記セラミック素体の前記第1側面および前記第2側面の一部とを覆う端子電極と、
    前記セラミック素体の前記第1側面および前記第2側面と前記端子電極との境界近傍において、前記端子電極の表面の一部と前記セラミック素体の表面とを、連続的にかつ直接覆う樹脂部と、
    前記端子電極の表面のうち、前記樹脂部で覆われた部分の残部を直接覆うめっき層と
    を備える、セラミック電子部品。
  2. 前記端子電極の表面にある、前記樹脂部と前記めっき層との境界が、前記セラミック素体の端面の対向方向に関し、前記端面よりも外側に位置している、請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記樹脂部が、前記セラミック素体と前記端子電極との境界全て覆うように、前記セラミック素体周りを巻回している、請求項1または2に記載のセラミック電子部品。
  4. 前記樹脂部が、前記セラミック素体の一方の端面側と他方の端面側の両方に、離間して設けられている、請求項3に記載のセラミック電子部品。
  5. 前記樹脂部が、前記セラミック素体の前記一対の第1側面および前記一対の第2側面のうちの少なくとも1面の全面を覆っている、請求項1−4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  6. 前記樹脂部が、前記セラミック素体の前記一対の第1側面および前記一対の第2側面の4面の全面を覆っている、請求項5に記載のセラミック電子部品。
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