JP2012195568A - 金属ベース回路基板 - Google Patents

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壮平 幸田
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Abstract

【課題】歪み、反りを抑制可能な金属ベース回路基板を提供する。
【解決手段】熱膨張係数の大きな絶縁層Aを熱膨張係数の小さな絶縁層Bで挟み込む構造としたため、絶縁層Aの収縮/膨張を絶縁層Bが打ち消すように収縮/膨張し、応力を打ち消す方向で緩和させることにより、熱膨張の影響を軽減できる。このため、反りや歪みを極力抑制する一方で、上下層の接合強度が保たれ、設計の自由度を損なわない、信頼性のある回路構成とすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、金属ベース回路基板に関するものである。
従来よりセラミックをベースとした基板上に回路を形成し、電子部品を実装した配線基板が用いられている。このセラミック基板は、用途によっては放熱性が十分とは言えない場合があっため、より放熱性の高い多層配線基板を提供すべく、セラミック基板に替えて、アルミニウム等の金属板をベースとした配線基板が用いられている。
しかしながら、金属板を用いると、金属特性ゆえに放熱性が高い反面、基板上に形成される絶縁層や印刷回路に比べて熱によって膨張または収縮し易く、製造工程における焼成等の加熱によって発生する歪み・反りが問題となっていた。
金属をベースとした配線基板に関する従来技術として、例えば特許文献1がある。特許文献1は、金属ベースと導電層間の絶縁体に改良を施すことにより、放熱性を低下させることなく、絶縁性を確保し、かつ、金属ベースの反り、ねじれを抑制し得る金属ベース回路基板を提供するものである。
特開平5−327151号公報
しかしながら、従来の金属ベース回路基板では、ベース基板と、そのベース基板上に形成される印刷回路や絶縁層は、それぞれ熱膨張係数が相違することから、金属板の反りを完全に除去することはできなかった。また、ヒートサイクルによって生じる印刷回路と金属板の応力によって、印刷回路と実装部品との接続信頼性を損なうという問題もあった。
また、基板上に形成される印刷回路を多層化することができれば、回路設計の自由度を増すことが可能であるが、多層化することによって、より一層、基板の歪み、反りが生じ易くなったり、印刷回路の断線が生じ易くなる等の問題があった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、歪み、反りを抑制可能な金属ベース回路基板を提供することを目的とする。かかる目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として、以下の構成を備える。
すなわち、本発明に係る金属ベース回路基板は、金属材料からなる基板に絶縁層を介して第1導体層を配設し、前記第1導体層の上にさらに絶縁層を介して第2導体層を配設してなる金属ベース回路基板であって、前記第1導体層と前記第2導体層との間の絶縁層は、第1中間絶縁層と第2中間絶縁層とからなり、前記第1中間絶縁層の熱膨張係数は前記第2中間絶縁層の熱膨張係数よりも大きく、前記第1中間絶縁層を前記第2中間絶縁層で挟んだ構造を有することを特徴とする。
例えば、前記第1導体層及び前記第2導体層と、前記第1中間絶縁層とが直接接触しないことを特徴とする。また、例えば、前記第1導体層と前記第2導体層との間の絶縁層は、前記第1中間絶縁層が前記第2中間絶縁層によって完全に包み込まれた構造を有することを特徴とする。
例えば、前記第1中間絶縁層及び前記第2中間絶縁層の熱膨張係数は、前記基板の熱膨張係数よりも小さく、前記第1導体層及び前記第2導体層の熱膨張係数よりも大きいことを特徴とする。
さらに、例えば、前記基板と前記第1導体層との間の絶縁層は、前記基板表面に第1絶縁層が形成され、該第1絶縁層の上部に、該第1絶縁層よりも熱膨張係数の小さな第2絶縁層が形成され、該第2絶縁層の上に前記第1導体層を有する構造であることを特徴とする。
また、本発明に係る金属ベース回路基板は、金属材料で形成された基板上に熱膨張係数の異なる絶縁層を積層してなる金属ベース回路基板であって、前記基板上の絶縁層は、前記基板表面に第1絶縁層が形成され、該第1絶縁層の上部に、前記第1絶縁層よりも熱膨張係数の小さな第2絶縁層が形成され、該第2絶縁層の上に導体層を有する構造であることを特徴とする。
例えば、前記基板の裏面に絶縁層を形成することを特徴とする。
本発明によれば、金属板をベースとした金属ベース回路基板において、基板の歪み、反りが回路に与える影響を極力抑制することができる。また、導体の多層形成を可能とし、回路設計の自由度を向上できる放熱性の高い金属ベース回路基板を提供することができる。
本発明の実施の形態例に係る金属ベース回路基板の平面図である。 図1のB−B’矢視断面図である。 実施の形態例に係る金属ベース回路基板よりオーバーコート層を取り除いたときの様子を示す図である。 図1のA−A’矢視断面図である。 図1のY部分を覆うオーバーコート層を除去したときの様子を示す図である。 図1のC−C’矢視断面図である。 本実施の形態例に係る金属ベース回路基板の熱膨張の影響を軽減する構成を説明するための図である。 本実施の形態例に係る金属ベース回路基板の製造工程を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態例に係る金属ベース回路基板の平面図であり、図2は、図1のB−B’矢視断面図、図4は、図1のX部分のA−A’矢視断面図、図6は、図1のY部分のC−C’矢視断面図である。図1に示す金属ベース回路基板100は、後述するように異なる層構造を有する配線部51,53を備える。配線部51は、オーバーコート層40aで覆われた配線パターンと絶縁層を有する多層配線構造となり、配線部53は、オーバーコート層40bで覆われた配線パターンと絶縁層を有する単層配線構造となっている。また、図3は、図1に示す金属ベース回路基板100より、オーバーコート層40a,40bを取り除いた状態を示している。なお、以下において、オーバーコート層40a,40bを単にオーバーコート層40ともいう。
配線部51には、図3に示すように、両端部が幅広に形成された直線状の配線パターン11と、同じく両端部が幅広の直線状の配線パターン12,13と、配線パターン11を跨いで配線パターン12,13を相互に接続する直線状の配線パターン14とが配置されている。図3の符号Cは、配線パターン11と配線パターン14とが交差する個所を示している。また、配線部53には、配線パターン11と同様、両端部が幅広に形成された直線状の配線パターン10が配置されている。なお、配線パターン11は第1導体層と定義され、配線パターン14は第2導体層として定義される。
図1に示すように、矩形状のオーバーコート層40aには、各辺それぞれの中央部分近傍に、開口部5a〜5dが形成されている。これにより、配線部51において、上述した配線パターンの一部が開口部5a〜5dを介して外部に露出するようになっている。より具体的には、金属ベース回路基板100を平面視したとき、配線パターン11の一方の端部が開口部5dより外部に露出し、他方の端部が開口部5bより外部に露出するとともに、配線パターン12,13それぞれの一端部分が開口部5c,5aより外部に露出している。
配線部53では、配線パターン10の両端の幅広部分の間の配線部分を覆うようにオーバーコート層40bが形成されている。配線パターン10の両端部は、オーバーコート層で覆われておらず、外部に露出している。
金属ベース回路基板100には、ICチップ等の電子部品がベアチップ実装される。開口部5a〜5dから露出した配線パターンの端部や、配線パターン10の両端部には、ワイヤボンディングやフリップチップ実装等によって、電子部品の端子と接続される。なお、金属ベース回路基板100の回路構成は、本発明を説明するために簡略化して示したものであり、実装する電子部品等に応じて適宜その形態を変更することができ、本実施の形態例に限定されるものではない。
本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の金属をベース基板とする。ここで、金属板と、セラミック基板(アルミナ基板)との違いを材料の溶融温度でみると、セラミック基板の材料であるアルミナ(96%)が1500℃であるのに対して、アルミニウムは650℃と溶融温度が低い。
このため、回路形成時の焼結温度も、一般に、アルミナ基板を用いた回路の場合、850℃であるが、アルミニウム基板の場合は580℃である。このように、アルミニウム基板はセラミック基板に比べて低い温度で溶融する性質を有するため、その溶融温度に近い焼結温度で焼成を行う必要がある。
一方、基板上に形成される印刷回路(配線パターン)も、基板との熱膨張係数の違いや、印刷物同士の熱膨張係数の違いが、基板の歪み、反りの一因となる。そのため、異なる熱膨張係数を持つ導体や絶縁体、基板との接合の組合せが、基板全体としての反りや歪みに大きく関連する。このため、基板の反り・歪みを極力抑制する一方で、回路が多層となり緻密化されても各層同士の接合強度が保たれ、設計の自由度を損なわない、信頼性のある回路構成とする必要がある。
そこで、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板では、以下に詳述するように金属板と導体層間、あるいは導体層と導体層の層間に熱膨張係数の異なる2種類の絶縁材料を用いた3層からなる絶縁層を設ける。また、3層の絶縁層の中間層を、その中間層の上下の層と熱膨張係数が異なる絶縁層としている。
本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100は、図1のB−B’矢視断面図である図2や、図1のA−A’矢視断面図である図4等に示すように、金属板1の上に、金属板1との絶縁性を確保するために絶縁材料Xからなる絶縁層20が形成され、絶縁耐圧を強化するために、2層目の絶縁層として絶縁層20の上に絶縁材料Xからなる絶縁層21が形成されている。さらに、絶縁層21の上には、3層目の絶縁層として絶縁材料Xよりも熱膨張係数の小さい絶縁材料Yからなる絶縁層30が形成されている。
また、金属板1の裏面には、絶縁材料Xからなる絶縁層22が形成されている。ここでは、絶縁層22を、金属板1の表面に形成した上記絶縁層20等と同様に、金属板1の裏面に広く形成する。なお、本実施の形態例では、絶縁材料Xにより形成される絶縁層を総称して絶縁層Aということがあり、また、絶縁材料Yにより形成される絶縁層を総称して絶縁層Bということがある。
これら絶縁層20,21,22,30の材料(絶縁材料X、または絶縁材料Y)として、例えば、ガラスや、ガラスとセラミックスの複合材料からなるガラス材料を使用し、後述するオーバーコート層(保護膜)の材料としても、同じくガラスや、ガラスとセラミックスの複合材料からなるガラス材料を採用する。
具体的には、熱膨張係数は、金属板1の材料であるアルミニウムやアルミニウム合金が23〜25ppm/℃であり、配線パターン10〜14としてAg導体を用いた場合、Agの熱膨張係数が7〜8ppm/℃である。そのため、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100では、上述した絶縁材料Xとして、例えば、熱膨張係数18ppm/℃のガラス材料を採用する。また、絶縁材料Yとして、例えば、熱膨張係数10ppm/℃のガラス材料を採用する。絶縁材料Xや絶縁材料Yとして用いられるガラス材料の具体例の一つとして、Na2O−CaO−SiO2−Al23系ガラス材料がある。熱膨張係数は、一般に、このガラス材料に添加する添加剤によって調整される。上述のとおり、熱膨張係数は、金属板1が最も大きく、絶縁材料X、絶縁材料Y、配線パターンの順に小さくなる。また、実装される電子部品はこれよりも小さな熱膨張係数を有するものがある。
本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100では、約580℃での焼成を可能とするために、Ag・Pd合金粉、またはAg粉をより微粒子化した微粒子粉を使用し、ガラスフリットとして、軟化点が580℃以下のガラス系の導体厚膜ペーストを用いる。また、絶縁体も、軟化点が異なるガラス及びセラミック粉を混合した絶縁ペーストを使用して、軟化点を580℃以下としている。なお、絶縁層や導体の材料の構成例は、上記に限定されるものではなく、絶縁層や導体が焼成できるものであれば、任意の構成とすることができる。
このように、金属板1に絶縁材料Xからなる2層の絶縁層20,21(第1層目及び第2層目)を形成することで、金属板1の表面に凹凸があっても、絶縁層20,21の表面の平滑性を確保できる。また、金属板1と配線パターンとの電気的絶縁を高めることができる。また、第3層目に、絶縁材料Xよりも熱膨張係数の小さい絶縁材料Yからなる絶縁層30を形成することにより、金属板1の熱膨張による配線パターンへの影響を緩和し、金属板1の反りの影響を軽減できる。なお、絶縁層20及び/または絶縁層21は第1絶縁層と定義され、絶縁層30は第2絶縁層として定義される。
絶縁層20,21,30によって金属板1に対する絶縁性能が確保された金属ベース回路基板100において、絶縁層30の上に所定の導体パターン(配線パターン10,11,12,13)が形成されている。また、金属ベース回路基板100は、図1及び図4に示すように、導体層としての配線パターン10が、幅広の両端部を除いて、絶縁体であるオーバーコート層40bによって覆われる構成を有する。
なお、オーバーコート層40は、必ず必要とされるものではなく、適宜、省略したり、あるいは金属ベース回路基板上の必要な一部分のみに形成してもよい。また、オーバーコート層40は、ガラス材料の他に、例えば、エポキシ樹脂等を適宜選択して用いることができる。さらに、導体材料として、例えば、Ag,Ag−Pd,Ag−Pt,Au,Ni,Cu等、必要性に応じて任意の金属材料を用いることができる。
次に、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100の配線部51の層構造について説明する。図5は、図1に示す金属ベース回路基板100において符号Yを付して点線で囲んだ部分であって、オーバーコート層40aを省略した状態を示す平面図である。また、図6は、符号Yを付して点線で囲んだ部分のC−C’矢視断面図である。
金属ベース回路基板100の配線部51は、図2及び図4に示す断面構成と同様、金属板1の上に、絶縁材料Xからなる絶縁層20を形成して、金属板1との絶縁性を確保するとともに、絶縁耐圧をさらに強化するために2層目の絶縁層として絶縁材料Xからなる絶縁層21が形成されている。また、絶縁層21の上には、3層目の絶縁層として絶縁材料Xよりも熱膨張係数の小さい絶縁材料Yからなる絶縁層30が形成されている。さらに、金属板1の裏面には、絶縁材料Xからなる絶縁層22が形成されている。
図6に示すように配線部51では、絶縁層20,21,30により金属板1に対する絶縁性能を確保し、絶縁層30の上に所定パターンの導体、すなわち、配線パターン11,12,13を配置する。導体パターン11のうち、導体パターン12,13の間にある部分には、図5に示すように絶縁材料Yからなる絶縁層31が形成され、導体パターン11の絶縁を確保する。また、絶縁層31の上に、絶縁層31を構成する絶縁材料Yよりも熱膨張係数の大きい絶縁材料Xからなる絶縁層23が形成され、さらに、絶縁層23の上には、絶縁材料Yからなる絶縁層32が形成された構成になっている。
絶縁層32の上には、導体パターン12と導体パターン13とを電気的に接続する上層配線パターンとしての導体パターン14が形成され、導体パターン14を覆うように絶縁材料Yからなるオーバーコート層40(40a)が形成されている。なお、絶縁層31、絶縁層32及び絶縁層23は、導体パターン11と導体パターン14との電気的絶縁を確保するものである。また、絶縁材料Yからなる絶縁層31と絶縁層32との間に絶縁材料Xからなる絶縁層23を形成している。この構造により、熱収縮によって導体パターン14に生じる応力を緩和することができる。なお、絶縁層23は第1中間絶縁層と定義され、絶縁層31と絶縁層32は第2中間絶縁層として定義される。
本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100では、基板の反りや歪みを抑制するとともに、回路を多層構造にした場合でも、各層同士の接合強度が保たれる。そこで、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100における熱膨張係数の影響軽減の原理について説明する。図7は、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板100における熱膨張係数の影響軽減の原理を説明するための図であり、ここでは、基板の導体間の絶縁層の構図を模式化して示している。
熱膨張係数の異なる導体や絶縁体、基板との接合の組み合せが、基板全体としての反りや歪みに大きく関連する。図7に示すように、熱膨張係数の異なる2種の材料を交互に組み合わせて、例えば、金属板1上に熱膨張係数の大きい絶縁材料Xからなる層23と、熱膨張係数の小さい絶縁材料Yからなる層31,32とを3層構造にすることで、互いの応力を打ち消しあって反りが緩和されるとともに、各層間の密着が確保される。
すなわち、図7に示すように、熱膨張係数の大きい絶縁材料Xを、熱膨張係数の小さい絶縁材料Yで完全に覆う構造とすることにより、金属ベース回路基板に熱が加わったとき、あるいは除熱されたときに、それぞれ図7において矢印で示すような膨張や収縮が発生しても、それぞれの力をお互いに打ち消しあうように作用する。その結果、金属板1の反り量を軽減することができる。
本願の発明者が行った検証では、金属の基板上で、絶縁材料Y(絶縁層31)のみを形成した箇所においては、その反り量が620μm〜650μmであったが、図7に示す3層構造の絶縁層を形成した箇所では、その反り量が390μm〜410μmであった。このことから、図7のような3層構造とすることにより、反り量が抑えられる結果となった。
このように、金属板の上に熱膨張係数の異なる2種の材料を交互に積層することによって、反り返りを緩和できる。さらに、図6等に示すように金属板1の裏側にも絶縁層22を形成することにより、金属板1の反りを矯正する効果が得られる。
所定の絶縁層を、その絶縁層よりも熱膨張係数の低い絶縁層で挟み込む構造を採用することで、熱膨張の差に基づく層の剥離や断線等の問題を抑制することができる。
次に、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板の作成工程について説明する。図8は、本実施の形態例に係る金属ベース回路基板の製造工程を示すフローチャートである。図8のステップS1において、金属板1の上に金属板1との絶縁性を確保するため、絶縁材料Xからなる絶縁層20(絶縁層A)をスクリーン印刷等により形成する。続くステップS2で、金属板1上に形成した絶縁材料Xを乾燥させ、乾燥した絶縁材料Xを焼成する。これにより、金属板1上には、第1層目の絶縁層20が形成される。
ステップS3では、絶縁耐圧を上げるため、ステップS1,S2で形成した絶縁層Aの上に、絶縁材料Xからなる絶縁層21(絶縁層A)をスクリーン印刷等により形成する。その後、ステップS4で、絶縁材料Xを乾燥させ、乾燥後に焼成して、2層目の絶縁層としての絶縁層21を形成する。なお、1層目の絶縁層と2層目の絶縁層は、構成等が同様の層であるため、ステップS2における焼成工程を省略することができる。すなわち、ステップ2において、1層目の絶縁材料Xを乾燥した後、焼成をしない状態で、続くステップS3の工程である絶縁材料Xの印刷を行い、続いてステップ4の工程を行ってもよい。
金属板1に絶縁層を複数形成しているため、金属板1の表面に凹凸があったとしても、絶縁層の表面の平滑性を確保することができる。また、熱による膨張が大きい金属板1の表面には、絶縁材料Yに比べて熱膨張係数が金属板1に近い絶縁材料Xを用いて絶縁層20(絶縁層A)を形成しているため、絶縁層20の上に形成される層に対する応力を緩和することができる。また、絶縁層20と絶縁層21のように、絶縁層を複数重ねて形成しているため、金属板1と、後に形成する配線パターンとの電気的絶縁を確保することができる。
金属板1の表面に2層の絶縁層Aを形成した後、ステップS5において、金属板1の裏面に絶縁材料Xをスクリーン印刷して、絶縁層22(絶縁層A)を形成する。ここでの絶縁材料Xの印刷は、金属板1の表面に印刷した絶縁層20と同様のパターンで金属板1の裏面に広く印刷する。続くステップS6で、上記ステップS5で印刷した絶縁材料Xを乾燥及び焼成して、金属板1の裏面に絶縁層22(絶縁層A)を形成する。
ステップS7において、上記のステップS3で形成した絶縁層21の上に、絶縁材料Xよりも熱膨張係数の小さい絶縁材料Yを印刷して、絶縁層30(絶縁層B)を形成する。そして、ステップS8で、絶縁材料Yを乾燥し、焼成することで、金属板1上に第3層目の絶縁層30を形成する。絶縁材料Yの熱膨張係数は、絶縁材料Xに比べて配線パターンの熱膨張係数に近い。従って、絶縁層30は絶縁層21よりも熱膨張係数が小さく、配線パターンの熱膨張係数に近づくこととなる。このため、絶縁層20,21,30が金属板1と配線パターンの間に介在することで、金属板1と配線パターンとの熱膨張の差を、段階的に緩和することができるので、回路の信頼性を向上させることができる。また、第1層〜第3層の絶縁層により、金属板1に対する絶縁性能を確保できる。
ステップS9において、絶縁層30の上に配線パターンとなる導体(配線パターン10〜13)を、図3、図5等に示す所定のパターンとなるようにスクリーン印刷する。続いて、ステップS10で、これらの導体パターンを乾燥させ、焼成する。
ステップS11において、図5及び図6に示すように、ステップS9で形成した導体層(導体パターン11)の一部、すなわち、配線パターン12と配線パターン13との間にある部分を覆うように矩形状に絶縁材料Yを印刷し、続くステップS12で、ステップS11で印刷した絶縁材料Yを乾燥し、焼成して絶縁層31(絶縁層B)を形成する。
続いてステップS13で、ステップS11で形成した絶縁層31の上に、絶縁材料Yよりも熱膨張係数の大きい絶縁材料Xを印刷し、ステップS14の乾燥・焼成工程を経て、絶縁層23(絶縁層A)を形成する。絶縁層23は、絶縁層31からはみ出ないように、絶縁層31よりも小さい面積で形成される。絶縁層23は、その層方向の上下に形成される配線同士の電気的絶縁を図るとともに、熱収縮による応力を緩和させるためのものである。そして、ステップS15で、ステップS13で形成した絶縁層23を完全に覆うように、絶縁材料Yからなる絶縁層32(絶縁層B)を印刷する。そして、ステップS16で、絶縁材料Yを乾燥させ、焼成する。
ステップS17では、ステップS15で形成した絶縁層32の上に所定の導体パターン(配線パターン14)を印刷する。続くステップS18で、導体パターンを乾燥させ、焼成することで上層配線パターン14を形成する。配線パターン14と配線パターン11とが交差する部分(図3において符号Cで示す)は、配線パターン14と配線パターン11との間に絶縁層31と絶縁層23と絶縁層32が介在している。その後、ステップS19において、上層配線パターン14を覆うように、絶縁材料Yからなる絶縁層(オーバーコート層)を印刷し、ステップS20で乾燥、焼成して、オーバーコート層40を形成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、熱による膨張係数の大きい金属板上に、熱膨張係数の比較的大きな絶縁層Aを2層にわたって形成し、その絶縁層Aの上に熱膨張係数の小さな絶縁層Bを形成し、その絶縁層Bの上に導体を配設することで、金属板の熱膨張の影響が絶縁層Aで緩和されるとともに、導体を熱膨張係数の小さな絶縁層Bの上に配設したことで、熱膨張係数を段階的に下げることができる。その結果、金属板であっても基板上の配設される導体への影響を良好に軽減でき、基板の反りや歪み、導体の剥がれ等を効果的に抑えることが可能となる。
すなわち、上記の層構成により、基板−絶縁層A−絶縁層B−導体というように、導体に対して段階的に熱膨張係数を下げる配置とすることができ、基板の反りによる影響を緩和できる。また、導体と導体とが交差する部分においては、基板−絶縁層A−絶縁層B−導体−絶縁層B−絶縁層A−絶縁層B−導体というように、導体に接する絶縁層が、絶縁層Aに比べて熱膨張係数が導体に近い絶縁層Bであることから、多層化した場合でも、金属板の熱による挙動の影響が緩和される。
また、熱による膨張係数の大きい金属板に多層のパターンを形成しても、絶縁層を、熱膨張係数がこれより小さい絶縁層で挟み込む構造とすることにより、絶縁層Aの収縮あるいは膨張する応力を、絶縁層Aとは異なる収縮あるいは膨張の応力をもつ絶縁層Bが上下左右で受け止めて打ち消し合う緩和作用が働く。その結果、金属板全体の熱膨張や熱収縮の影響を良好に軽減できる。
さらに、上記のような絶縁層の配置とすることにより、絶縁層の上にさらに導体を積層形成しても、金属板の熱膨張や熱収縮が導体へ与える影響を緩和することができる。そのため、反りや歪みを極力抑制する一方で、上下層の接合強度が保たれ、回路設計の自由度を損なわず、信頼性のある回路構成とすることができる。上下層の接合強度が保たれるのは、絶縁材料Yが絶縁材料Xを包み込むように上下層に積層状に形成されているため、絶縁材料Xの周辺部では同じ絶縁材料Y同士の接合面となり、接合部が同じ材料であることから、接合界面の強度が、異なる材料による接合強度よりも高い接合を得ることができるからである。また、絶縁材料Xは、絶縁材料Yと比べて、導体とは熱膨張率が大きく異なる材料であるため、絶縁材料Xと導体とが直接接触することがない構造にしている。
また、金属板の裏面に絶縁材料Xからなる絶縁層を形成した後に多層の絶縁層及び導体層を形成することにより、金属板の表面に絶縁層や導体層を形成することによる基板に生じる反りを矯正することができる。
本発明は、上述した実施の形態例に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記の実施の形態例において、絶縁材料としてXとYの2種類を用いたが、これに限らず、熱膨張係数の異なる3種類以上の絶縁材料を組み合わせてもよい。また、例えば、第1中間絶縁層(絶縁層23)を、層方向の上下から第2中間絶縁層(絶縁層31,32)で挟む構造において、第1中間絶縁層の下に形成される絶縁層31と、第1中間絶縁層の上に形成される絶縁層32とが、異なる熱膨張係数を有するようにしてもよい。ただし、第2中間絶縁層は、第1中間絶縁層よりも小さい熱膨張係数を有する。
また、図8に示す金属ベース回路基板の作成工程において、ステップS4の焼成工程を省略し、ステップS6の焼成工程で基板の表裏両面の絶縁材料Xを同時に焼成してもよい。あるいは、ステップS1,S2における基板表面の1層目の絶縁層Aの形成後に、基板裏面の絶縁層Aを形成し、その後に基板表面の2層目の絶縁層Aを形成してもよい。
さらに、ステップS5,S6における基板裏面への絶縁層Aの形成を、基板表面の2層目の絶縁層Aの形成後に行うのではなく、2層目の絶縁材料Xの印刷と同時に裏面に絶縁材料Xを印刷し、その後に基板両面の乾燥及び焼成を行ってもよい。あるいは、基板表面の1層目の絶縁材料Xの印刷時に裏面の絶縁材料Xの印刷も行い、その後、同時に乾燥及び焼成を行い、その後に表面の2層目の絶縁層Aを形成するようにしてもよい。
また、上述したステップS14の絶縁材料Xの焼成処理を省略し、ステップS16における焼成工程で絶縁材料Yと共に絶縁材料Xを同時に焼成してもよい。このようにすることによって、絶縁材料Xは絶縁材料Yに包含された状態で焼成されるので、熱による収縮膨張が回避でき、より応力を打ち消す方向で緩和させることができ、望ましい結果を得ることができる。
上述した実施の形態例に係る金属ベース回路基板では、基板の裏面に絶縁層Aを1層のみ形成しているが、これに限定されるものではなく、基板裏面に絶縁層Aをさらにもう1層形成し、基板の反り防止効果を高めてもよい。さらには、基板裏面の2層目の絶縁層Aの表面に、さらに熱膨張係数の小さな絶縁層Bを形成した構造としてもよい。これにより、さらに焼成時の基板の反りを矯正あるいは防止することができる。
基板の裏面の絶縁層が上記の何れの場合であっても、回路を形成し、焼成終了後に裏面の絶縁層の一部または全部を除去してもよい。基板の裏面の絶縁層は、基板作成時の反りの発生を矯正する目的で形成されるが、金属ベース回路基板の完成後は、基板の裏面をヒートシンク等に接続固定することがある。この場合、基板の裏面の絶縁層を除去しておくことで放熱性が向上する等の効果がある。勿論、基板の裏面において絶縁が必要な場合は、裏面の絶縁層を残しておけばよい。
一方、上述した実施の形態例に係る金属ベース回路基板において、基板の裏面に絶縁層を形成しない構造にしてもよい。基板の裏面に絶縁層を形成しない場合は、絶縁層を形成する場合に比べて、基板の反りが生じることがあるが、許容される反りの程度に応じて、基板裏面の絶縁層を形成するか、あるいは形成しないか、適宜変更が可能である。また、表面側に形成する回路によって反りの発生が異なるため、そのような反りの発生に応じて、基板裏面に絶縁層を形成するか形成しないかを適宜変更できる。
1 金属板
5a〜5d 開口部
10〜14 配線パターン
20〜23,30〜32 絶縁層
40,40a,40b オーバーコート層
51,53 配線部
100 金属ベース回路基板

Claims (7)

  1. 金属材料からなる基板に絶縁層を介して第1導体層を配設し、前記第1導体層の上にさらに絶縁層を介して第2導体層を配設してなる金属ベース回路基板であって、
    前記第1導体層と前記第2導体層との間の絶縁層は、第1中間絶縁層と第2中間絶縁層とからなり、前記第1中間絶縁層の熱膨張係数は前記第2中間絶縁層の熱膨張係数よりも大きく、前記第1中間絶縁層を前記第2中間絶縁層で挟んだ構造を有することを特徴とする金属ベース回路基板。
  2. 前記第1導体層及び前記第2導体層と、前記第1中間絶縁層とが直接接触しないことを特徴とする請求項1記載の金属ベース回路基板。
  3. 前記第1導体層と前記第2導体層との間の絶縁層は、前記第1中間絶縁層が前記第2中間絶縁層によって完全に包み込まれた構造を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金属ベース回路基板。
  4. 前記第1中間絶縁層及び前記第2中間絶縁層の熱膨張係数は、前記基板の熱膨張係数よりも小さく、前記第1導体層及び前記第2導体層の熱膨張係数よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の金属ベース回路基板。
  5. 前記基板と前記第1導体層との間の絶縁層は、前記基板表面に第1絶縁層が形成され、該第1絶縁層の上部に、該第1絶縁層よりも熱膨張係数の小さな第2絶縁層が形成され、該第2絶縁層の上に前記第1導体層を有する構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の金属ベース回路基板。
  6. 金属材料で形成された基板上に熱膨張係数の異なる絶縁層を積層してなる金属ベース回路基板であって、
    前記基板上の絶縁層は、前記基板表面に第1絶縁層が形成され、該第1絶縁層の上部に、前記第1絶縁層よりも熱膨張係数の小さな第2絶縁層が形成され、該第2絶縁層の上に導体層を有する構造であることを特徴とする金属ベース回路基板。
  7. 前記基板の裏面に絶縁層を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の金属ベース回路基板。
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