JP2015027869A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2015027869A
JP2015027869A JP2014088206A JP2014088206A JP2015027869A JP 2015027869 A JP2015027869 A JP 2015027869A JP 2014088206 A JP2014088206 A JP 2014088206A JP 2014088206 A JP2014088206 A JP 2014088206A JP 2015027869 A JP2015027869 A JP 2015027869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
temperature sensor
thermostat
port
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014088206A
Other languages
English (en)
Inventor
松下 恭士
Takashi Matsushita
恭士 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2014088206A priority Critical patent/JP2015027869A/ja
Priority to TW103121979A priority patent/TWI553216B/zh
Priority to EP14174707.1A priority patent/EP2826976B1/en
Priority to ES14174707.1T priority patent/ES2605643T3/es
Publication of JP2015027869A publication Critical patent/JP2015027869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/10Frames characterised by the engine being over or beside driven rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/04Arrangements of liquid pipes or hoses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P11/16Indicating devices; Other safety devices concerning coolant temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2025/00Measuring
    • F01P2025/08Temperature
    • F01P2025/32Engine outcoming fluid temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2050/00Applications
    • F01P2050/16Motor-cycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができ、小型化が可能な鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車は、内燃機関の冷却水出口部25oに接続されたサーモスタット41および温度センサ80を備える。温度センサ80とサーモスタット41の少なくとも一部とは、車両側面視において内燃機関のシリンダ部19と重なっている。温度センサ80の少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とは、左右方向に関して同じ位置にある。温度センサ80の外側部分の中心線は、冷却水出口部25oからシリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾斜する方向に延びている。
【選択図】図3

Description

本発明は鞍乗型車両に関する。
従来から、冷却水を搬送するポンプと、冷却水によって冷却される内燃機関と、冷却水を放熱させるラジエタと、ポンプから内燃機関およびラジエタを経由してポンプに戻る主冷却通路と、ポンプから内燃機関を経由してポンプに戻るバイパス通路と、主冷却通路とバイパス通路とを切り換えるサーモスタットと、を備えた鞍乗型車両が知られている。
特許文献1には、内燃機関のシリンダヘッドに接続されたポンプと、内燃機関のクランクケースの右方に配置されたラジエタと、内燃機関のシリンダブロックの右方に配置されたサーモスタットと、を備えた自動二輪車が記載されている。上記自動二輪車は、ポンプの吐出ポートと内燃機関の水ジャケットの入口部とをつなぐ供給配管と、内燃機関の水ジャケットの出口部とラジエタの入口部とをつなぐ入口配管と、ラジエタの出口部とポンプの吸入ポート部とをつなぐ出口配管と、を備えている。出口配管は、上流側の導管と下流側の導管とを有している。サーモスタットは、上流側の導管と下流側の導管との間に配置されている。上記自動二輪車は更に、入口配管の中途部とサーモスタットとをつなぐバイパス配管を備えている。上記自動二輪車では、主冷却通路は、ポンプ、供給配管、水ジャケット、入口配管、ラジエタ、出口配管の上流側の導管、サーモスタット、および出口配管の下流側の導管によって構成されている。バイパス通路は、ポンプ、供給配管、水ジャケット、入口配管の一部、バイパス配管、サーモスタット、および出口配管の下流側の導管によって構成されている。上記自動二輪車は更に、水ジャケット内の冷却水の温度を検出する温度センサを備えている。温度センサは、水ジャケットの出口部の近傍に配置されている。
上記自動二輪車によれば、始動時などのように内燃機関の温度が低いとき(以下、冷機時という)には、冷却水はバイパス通路を流れる。その結果、冷機時には、冷却水はラジエタにおいて放熱しないため、内燃機関の温度は短時間の間に上昇する。内燃機関の温度が高くなった後(以下、内燃機関の温度が高いときを暖機時という)は、サーモスタットが切り換わり、冷却水は主冷却通路を流れる。冷却水はラジエタを流れ、ラジエタにおいて放熱する。その結果、暖機時には、ラジエタによって冷却された低温の冷却水が内燃機関に供給されるので、内燃機関は冷却される。
特開2008−95679号公報
上記自動二輪車では、主冷却通路およびバイパス通路を備えているので、冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができる。しかしながら、上記自動二輪車では、サーモスタットで主冷却通路およびバイパス通路を切り替える構成となっているため、冷却水を流通させる水配管として、供給配管、入口配管、出口配管の上流側の導管および下流側の導管、並びにバイパス配管を設けなければならない。そのため、上記自動二輪車では水配管の本数が多い。また、それら水配管およびサーモスタットを温度センサと干渉しないように配置する必要があり、水配管およびサーモスタットの構成が複雑である。そのため、サーモスタットおよび水配管の占有スペースが大きく、自動二輪車の小型化が難しいという課題がある。このように、主冷却通路およびバイパス通路を備えた従来の鞍乗型車両では、冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができるが、小型化が難しいという課題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができ、小型化が可能な鞍乗型車両を提供することである。
本発明に係る鞍乗型車両は、クランクケースと、前記クランクケースから前方または上方に延び、内部に燃焼室が形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部の内部に形成され、冷却水が流通する冷却水通路と、前記シリンダ部に形成され、前記冷却水通路に冷却水を流入させる冷却水入口部と、前記シリンダ部の右部または左部に形成され、前記冷却水通路から冷却水を流出させる冷却水出口部と、を有する内燃機関を備える。前記鞍乗型車両は、冷却水を流入させる流入口と冷却水を流出させる流出口とを有するラジエタを備える。前記鞍乗型車両は、前記内燃機関の前記シリンダ部に取り付けられ、前記冷却水入口部に向けて冷却水を搬送するポンプを備える。前記鞍乗型車両は、前記内燃機関の前記冷却水出口部に取り付けられ、冷却水の温度を検出する温度センサを備える。前記鞍乗型車両は、下流端部が前記ラジエタの前記流入口に接続された第1水配管と、下流端部が前記ポンプに接続された第2水配管と、上流端部が前記ラジエタの前記流出口に接続された第3水配管と、を備える。前記鞍乗型車両は、前記内燃機関の前記冷却水出口部に接続された第1ポートと、前記第2水配管の上流端部が接続された第2ポートと、前記第1水配管の上流端部が接続された第3ポートと、前記第3水配管の下流端部が接続された第4ポートとを有し、冷却水の温度が基準温度よりも低いときには前記第1ポートと前記2ポートとを連通させ、冷却水の温度が基準温度よりも高いときには、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させかつ前記第2ポートと前記第4ポートとを連通させるサーモスタットを備える。前記温度センサは、前記内燃機関の内部に配置された内側部分と、前記内燃機関の外部に配置された外側部分とを有している。前記温度センサの前記外側部分と前記サーモスタットの少なくとも一部とは、車両側面視において前記内燃機関の前記シリンダ部と重なっている。前記温度センサの前記外側部分の左端は前記サーモスタットの右端よりも左方に位置し、かつ、前記温度センサの前記外側部分の右端は前記サーモスタットの左端よりも右方に位置している。前記温度センサの前記外側部分の中心線は、前記内燃機関の前記冷却水出口部から前記内燃機関の前記シリンダ部の軸線を含む鉛直面に対して傾斜する方向に延びる。
上記鞍乗型車両によれば、冷却水の温度が基準温度よりも低い場合には、冷却水はバイパス通路を流れる。すなわち、冷却水はポンプ、内燃機関の冷却水通路、サーモスタットの第1ポート、サーモスタットの第2ポート、第2水配管の順に流れ、ラジエタを通らない。冷機時には、冷却水がラジエタで放熱しないので、内燃機関を早期に暖めることができる。一方、冷却水の温度が基準温度よりも高い場合には、冷却水は主冷却通路を流れる。すなわち、冷却水はポンプ、内燃機関の冷却水通路、サーモスタットの第1ポート、サーモスタットの第3ポート、第1水配管、ラジエタ、第3水配管、サーモスタットの第4ポート、サーモスタットの第2ポート、第2水配管の順に流れる。冷却水はラジエタで放熱するので、内燃機関の冷却水通路には低温の冷却水が供給される。よって、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができる。
上記鞍乗型車両によれば、サーモスタットの第1ポートは、内燃機関の冷却水出口部に接続されている。サーモスタットの第4ポートは、ラジエタの流出口に接続された第3水配管に接続されている。上記鞍乗型車両によれば、主冷却通路の一部を利用してバイパス通路を形成することができる。上記鞍乗型車両によれば、冷機時にのみ冷却水が流れるバイパス配管は不要であり、水配管の本数を減らすことができる。また、上記鞍乗型車両によれば、温度センサの外側部分とサーモスタットの少なくとも一部とは、車両側面視において内燃機関のシリンダ部と重なっている。温度センサの外側部分およびサーモスタットの少なくとも一部は、車両側面視において、内燃機関のシリンダ部の上縁よりも下方に位置し、かつ、内燃機関のシリンダ部の下縁よりも上方に位置している。更に、上記鞍乗型車両によれば、温度センサの外側部分の左端はサーモスタットの右端よりも左方に位置し、かつ、温度センサの外側部分の右端はサーモスタットの左端よりも右方に位置する。言い換えると、温度センサの外側部分の少なくとも一部とサーモスタットの少なくとも一部とは、左右方向に関して同じ位置にある。更に、温度センサの外側部分の中心線は、内燃機関のシリンダ部の軸線を含む鉛直面に対して傾斜する方向に延びている。よって、温度センサの外側部分およびサーモスタットを配置するための左右方向の長さを短くすることができる。温度センサの外側部分およびサーモスタットがシリンダ部から側方に大きく出っ張ることが抑えられる。以上のことから、上記鞍乗型車両によれば小型化が可能である。
ところで、温度センサおよびサーモスタットの第1ポートの両方が内燃機関の冷却水出口部に接続され、温度センサの外側部分の少なくとも一部とサーモスタットの少なくとも一部とが左右方向に関して同じ位置に配置されている構成では、小型化を実現できたとしても、サーモスタットが邪魔になって温度センサを冷却水出口部に取り付ける作業が難しくなるおそれがある。一方、取付容易性を優先すると、小型化が難しくなるおそれがある。本願発明者は、温度センサの外側部分の中心線が前記鉛直面に対して傾斜する方向に延びるように配置し、かつ、温度センサの少なくとも一部とサーモスタットの少なくとも一部とを左右方向に関して同じ位置に配置することとすれば、サーモスタットに邪魔されずに温度センサを冷却水出口部に対して斜めに挿入することができるので、取付容易性を損なわずに小型化が可能であることに思い至った。そこで、上記鞍乗型車両では、温度センサを、温度センサの外側部分の中心線が冷却水出口部から前記鉛直面に対して傾斜する方向に延びるように配置している。したがって、温度センサの取付容易性を損なわずに鞍乗型車両を小型化することができる。
以上により、冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができ、小型化が可能な鞍乗型車両を提供することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記第1水配管、前記第2水配管、および前記第3水配管のいずれとも重ならない。
上記態様によれば、温度センサの取付に際して、第1〜第3水配管が邪魔になりにくい。よって、温度センサの取付容易性を損なわずに鞍乗型車両を小型化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記サーモスタットは、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線の延びる方向に関して、一方の端に位置する第1端部と、他方の端に位置する第2端部とを有する。前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線の延びる方向に関して、前記サーモスタットの前記第1端部と前記第2端部との間に配置されている。
上記態様によれば、車両側面視において、温度センサの外側部分の少なくとも一部とサーモスタットの少なくとも一部とは、シリンダ部の軸線の延びる方向に関して同じ位置にある。そのため、温度センサの外側部分とサーモスタットとが、シリンダ部の軸線の延びる方向に長くなることが避けられる。温度センサおよびサーモスタットを更にコンパクトに配置することができるので、鞍乗型車両を更に小型化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記サーモスタットと前記第2水配管と前記第3水配管と前記シリンダ部の輪郭とに囲まれた領域に配置されている。
暖機時に、第1水配管には内燃機関を冷却した後の高温の冷却水が流れるが、第2水配管および第3水配管には、ラジエタで放熱した後の低温の冷却水が流れる。第2水配管および第3水配管の温度は、温度センサにとって十分に低い温度である。温度センサを上記領域に配置することで、温度センサの配置の自由度が大きくなる。よって、温度センサをコンパクトに配置することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内燃機関の前記シリンダ部は、前記内燃機関に空気を供給する吸気管が接続された吸気管接続部と、前記内燃機関から排ガスを排出する排気管が接続された排気管接続部とを備えている。前記シリンダ部の軸線は、車両側面視において、前記吸気管接続部と前記排気管接続部との間に位置している。前記温度センサは、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線に対して前記排気管接続部が位置する側から前記シリンダ部の軸線に対して前記吸気管接続部が位置する側に向かって、前記内燃機関の前記冷却水出口部に挿入されている。
内燃機関のシリンダ部のうち、シリンダ部の軸線に対して排気管接続部が位置する側の部分は、シリンダ部の軸線に対して吸気管接続部が位置する側の部分に比べて、温度が高い。上記態様によれば、前述の通り、温度センサの外側部分の中心線はシリンダ部の軸線を含む鉛直面に対して傾斜する方向に延びている、すなわち、温度センサはシリンダ部に対して傾いているので、温度センサの外側部分は吸気管接続部の方から排気管接続部の方に向かうにつれて、シリンダ部から左右方向に遠ざかることになる。よって、温度センサの外側部分がシリンダ部から受ける熱の影響を抑制することができる。その結果、温度センサの検出部をシリンダ部の軸線に近づけることができるので、小型化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前方から後方に延びる左フレーム部と、前記左フレーム部の右方に配置され、前方から後方に延びる右フレーム部と、を有する車体フレームを備えている。前記内燃機関は、前記車体フレームに揺動可能に支持されている。前記内燃機関の前記シリンダ部は、車両平面視において前記左フレーム部と前記右フレーム部との間に配置されている。
内燃機関が車体フレームに揺動可能に支持される鞍乗型車両では、内燃機関に取り付けられたサーモスタット、温度センサ、および第1〜第3水配管は、内燃機関の揺動に伴って揺動する。そのため、サーモスタット、温度センサ、および第1〜第3水配管が揺動時に互いに接触しないよう、または、他の部材と接触しないよう、揺動範囲を考慮したうえで、サーモスタット、温度センサ、および第1〜第3水配管の占有スペースを大きく設定する必要がある。よって、鞍乗型車両が大型化しやすい。しかし上記鞍乗型車両によれば、前述の通り、サーモスタット、温度センサ、および第1〜第3水配管をコンパクトに配置することができる。したがって、上記態様によれば、車体フレームに揺動可能に支持される内燃機関を備えているにも拘わらず、鞍乗型車両を小型化できる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記温度センサは、車両側面視において、前記内燃機関の前記冷却水出口部に対して下方から上方に向かって挿入されている。
内燃機関の冷却水出口部において冷却水に気泡が混入すると、温度センサの検出精度が低下してしまう。そこで、気泡を逃がす機構を冷却水出口部に付加することが考えられるが、その場合、上記機構の設置スペースが必要となるので、鞍乗型車両の大型化を招いてしまう。しかし、上記態様によれば、温度センサは冷却水出口部に対して下方から上方に向かって挿入されるので、冷却水出口部において冷却水に気泡が混入しにくい。よって、上記機構がなくても、冷却水出口部に空気が溜まってしまうことを防止することができる。したがって、鞍乗型車両を小型化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記サーモスタットの下方に配置されている。
上記態様によれば、温度センサの外側部分とサーモスタットとが前後方向に長くなることが避けられる。よって、温度センサおよびサーモスタットをコンパクトに配置することができ、鞍乗型車両を小型化することができる。また、サーモスタットの下方において、温度センサの取付作業を行うことができる。よって、温度センサの取付作業を容易に行うことができる。したがって、温度センサの取付容易性を損なわずに鞍乗型車両を小型化できる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線と重なっている。
上記態様によれば、温度センサはシリンダ部の中央部分に取り付けられる。よって、温度センサがシリンダ部の軸線から遠い部分に取り付けられる場合に比べて、温度センサの取付作業を容易に行うことができる。したがって、温度センサの取付容易性を損なわずに鞍乗型車両を小型化できる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記温度センサおよび前記サーモスタットは、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうちいずれか一方に配置されている。前記ポンプは、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうちの他方に配置されている。
上記態様によれば、ポンプは、右方および左方のうち、温度センサおよびサーモスタットが配置された方と逆の方に配置される。よって、温度センサの取付の際にポンプが邪魔にならないので、温度センサの取付容易性を十分に確保することができる。したがって、温度センサの取付容易性を損なわずに鞍乗型車両を小型化できる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ラジエタは、前記クランクケースの側方であって、かつ、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうち前記サーモスタットが配置された方に配置されている。
上記態様によれば、サーモスタットとラジエタとの距離が短くなるので、第1水配管および第3水配管を短くすることができる。よって、鞍乗型車両を更に小型化することができる。
本発明によれば、冷機時に内燃機関を早期に暖めることができ、暖機時に内燃機関を十分に冷却することができ、小型化が可能な鞍乗型車両を提供することができる。
実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 パワーユニットの図1のII−II線断面図である。 パワーユニットの一部およびラジエタ等の右側面図である。 パワーユニットの一部およびラジエタ等の左側面図である。 パワーユニットの一部およびラジエタ等の正面図である。 パワーユニットの一部およびラジエタ等の平面図である。 図3のVII−VII線断面図である。 パワーユニットの一部、サーモスタット、および温度センサ等の斜視図である。 車体フレームがサイドスタンドに支持されたときのパワーユニットの一部およびラジエタの正面図である。 冷機時の冷却水の循環を示す冷却装置の水回路図である。 暖機時の冷却水の循環を示す冷却装置の水回路図である。 他の実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。
以下、本発明の実施の一形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型車両はスクータ型の自動二輪車1である。ただし、鞍乗型車両はスクータ型の自動二輪車1に限定される訳ではない。鞍乗型車両は、乗員が跨って乗車する任意の車両を意味する。鞍乗型車両は、ストリート型の自動二輪車など他の型式の自動二輪車であってもよく、自動三輪車やATVなどの自動二輪車以外の車両であってもよい。
以下の説明では特に断らない限り、上、下、前、後、左、右は、後述するシート6に着座した自動二輪車1の乗員から見た上、下、前、後、左、右をそれぞれ意味するものとする。自動二輪車1は走行中に傾いた姿勢をとり得る。上、下は、自動二輪車1が水平面上に静止しているときの鉛直方向の上、下に相当する。図面中の符号U、D、F、Re、L、Rは、上、下、前、後、左、右をそれぞれ表す。
自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2に揺動可能に支持されたパワーユニット10と、乗員が着座するシート6と、シート6よりも前方に位置する低床な足載せ台7とを備えている。車体フレーム2の前端には、ヘッドパイプ3が設けられている。ヘッドパイプ3には、フロントフォーク4が回動可能に支持されている。フロントフォーク4の下端部には、前輪5が支持されている。
車体フレーム2は、前方から後方に延びる左フレーム部2Lと、左フレーム部2Lの右方に配置され、前方から後方に延びる右フレーム部2Rとを有している(図6参照)。左フレーム部2Lおよび右フレーム部2Rは、車両側面視において、ヘッドパイプ3から後斜め下向きに延びる第1フレーム部2aと、第1フレーム部2aの下端から後方に延びる第2フレーム部2bと、第2フレーム部2bの後端から後斜め上向きに延びる第3フレーム部2cと、第3フレーム部2cの後端から後斜め上向きに延びる第4フレーム部2dとを有している。なお、本実施形態に係る車体フレーム2は一例に過ぎない。車体フレームの構成は、本実施形態に係る車体フレーム2の構成に限定されない。
図2に示すように、パワーユニット10は、水冷式の内燃機関(以下、エンジンという)11とVベルト式の無段変速機(以下、CVTという)12とを備えている。図1に示すように、パワーユニット10は、いわゆるユニットスイング式のパワーユニットであり、図示しないピボット軸を中心に車体フレーム2に上下揺動可能に支持されている。エンジン11は、車体フレーム2に揺動可能に支持されている。パワーユニット10の後端部は、自動二輪車1の左方において後輪8の駆動軸8aを支持している。エンジン11の駆動力はCVT12を介して後輪8に伝達される。自動二輪車1の右方において、後輪8の駆動軸8aはリアアーム9の後端部に支持されている。リアアーム9の前端部は、パワーユニット10に取り付けられている。パワーユニット10の右方には、ラジエタ50が配置されている。ラジエタ50は、パワーユニット10とともに、ピボット軸を中心に車体フレーム2に対して上下揺動可能である。
図2に示すように、エンジン11は、クランクケース14と、クランクケース14内に配置されたクランク軸15と、シリンダ部19とを備えている。シリンダ部19はクランクケース14から前方に延びている。エンジン11のシリンダ部19は、シリンダボディ16、シリンダヘッド17、およびシリンダヘッドカバー18を含む。エンジン11のシリンダ部19は、クランクケース14の前部に接続されたシリンダボディ16と、シリンダボディ16に接続されたシリンダヘッド17と、シリンダヘッド17に接続されたシリンダヘッドカバー18を含む。なお、ここで言う「前方に延びる」には、前方に向かって水平に延びる場合と、前方に向かって水平線から傾いた方向に延びる場合との両方が含まれる。ここでは図3に示すように、車両側面視において、シリンダ部19はクランクケース14から前斜め上向きに延びている。符号Caは、シリンダ部19の軸線を表している。なお、図3〜5では、クランクケース14の図示は省略している。図6に示すように車両平面視において、シリンダ部19は、車体フレーム2の左フレーム部2Lと右フレーム部2Rとの間に配置されている。
図2に示すように、シリンダボディ16の内部にはシリンダ20が設けられ、シリンダ20内にはピストン21が配置されている。ピストン21とクランク軸15とは、コンロッド22により連結されている。シリンダ部19の内部には、燃焼室24が設けられている。燃焼室24は、シリンダヘッド17の凹部23とシリンダ20の内周面とピストン21の頂面とにより区画されている。シリンダ部19の内部には、冷却水が流通する冷却水通路25が形成されている。冷却水通路25は、シリンダボディ16およびシリンダヘッド17に形成されている。エンジン11は、冷却水通路25に冷却水を流入させる冷却水入口部25i(図4参照)と、冷却水通路25から冷却水を流出させる冷却水出口部25o(図3参照)とを備えている。シリンダ部19は、冷却水通路25に冷却水を流入させる冷却水入口部25iと、冷却水通路25から冷却水を流出させる冷却水出口部25oとを備えている。冷却水入口部25iはシリンダ部19の左部に形成され、冷却水出口部25oはシリンダ部19の右部に形成されている。詳しくは、冷却水入口部25iはシリンダヘッド17の左部に形成され、冷却水出口部25oはシリンダヘッド17の右部に形成されている。シリンダ部19の内部には、カム軸26が配置されている。カム軸26は、シリンダヘッド17およびシリンダヘッドカバー18の内部に配置されている。カム軸26には、図示しない吸気弁および排気弁を駆動するカムが設けられている。カム軸26は、カムチェーン49を介してクランク軸15に連結されている。
本実施形態では、CVT12はエンジン11の左方に配置されている。ただし、CVT12はエンジン11の右方に配置されていてもよい。CVT12は、クランク軸15の左端部に取り付けられた駆動プーリ28と、駆動プーリ28の後方に配置された従動プーリ29と、駆動プーリ28および従動プーリ29に巻き掛けられたVベルト30とを備えている。従動プーリ29は軸31に支持されている。軸31には、従動プーリ29の回転速度が基準速度以上になると従動プーリ29と軸31とを連結する発進クラッチ32Aが取り付けられている。軸31は、ギア32および図示しないギアを介して駆動軸8aに連結されている。
クランクケース14の左方には、変速機ケース33が配置されている。CVT12は変速機ケース33内に配置されている。変速機ケース33の左方には、カバー34が配置されている。変速機ケース33はアルミニウムにより形成され、カバー34は樹脂により形成されている。ただし、変速機ケース33およびカバー34の材料は特に限定されない。カバー34は、変速機ケース33とギアボックス14aとの合面33aよりも後方に延びている。カバー34の後部34aは、合面33aよりも後方に位置する。ギアボックス14aは、カバー34の後部34aによって覆われている。これにより、ギアボックス14aからの騒音を低減することができる。また、ギアボックス14aが外部に露出しないので、ギアボックス14aの塗装や防塵処理等を省くことができる。そのため、パワーユニット10のコストダウンを達成することができる。
クランク軸15の右端部には、発電機35が取り付けられている。また、クランク軸15の右端部には、ラジエタ50に空気を供給するファン36が固定されている。ラジエタ50はクランクケース14の右方に配置されており、ファン36はラジエタ50の左方に配置されている。ファン36は、ラジエタ50の右方から左方に向かう気流を形成する。
図4に示すように、自動二輪車1は、冷却水を搬送するポンプ37を備えている。ポンプ37はシリンダ部19の左部に取り付けられている。図2に示すように、ポンプ37は、ポンプケーシング38と、カム軸26と共に回転するようにカム軸26に固定されたポンプ軸39と、ポンプ軸39に設けられたインペラ40とを備えている。ポンプ軸39およびインペラ40は、ポンプケーシング38内に配置されている。ポンプ37はカム軸26によって駆動される。ポンプ37は冷却水入口部25i(図4参照)に向けて冷却水を搬送する。
図3に示すように、ラジエタ50は、冷却水を放熱させるラジエタ本体51と、ラジエタ本体51の上方に配置された上タンク52と、ラジエタ本体51の下方に配置された下タンク53とを備えている。図示は省略するが、ラジエタ本体51の内部には冷却水が流通する水通路が形成され、ラジエタ本体51の外部には空気が流通する空気通路が形成されている。ラジエタ本体51は、上記水通路を流れる冷却水と上記空気通路を流れる空気とを熱交換させるように構成されている。上タンク52および下タンク53は、上記水通路に接続されている。上タンク52の後端部には、注水口54が設けられている。注水口54には、蓋55が着脱可能に取り付けられている。上タンク52の上壁52aは、後斜め上向きに傾斜している。そのため、注水口54は上タンク52のうち最も高所に位置している。ラジエタ50は、冷却水を流入させる流入口52iと、冷却水を流出させる流出口53oとを有している。ここでは、上タンク52に、冷却水が流入する流入口52iが形成されている。下タンク53に、冷却水が流出する流出口53oが形成されている。より具体的には、上タンク52の前部に、冷却水が流入する流入口52iが形成されている。下タンク53の前部に、冷却水が流出する流出口53oが形成されている。なお、ラジエタ50の構成は、上記構成に限定されない。ラジエタ50は、上タンク52および下タンク53に代えて、前タンクおよび後タンクを備えていてもよい。
自動二輪車1はサーモスタット41を備えている。図3に示すように、サーモスタット41は、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっている。本実施形態では、サーモスタット41の大部分が車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっているが、サーモスタット41の上端部は車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっていない。ただし、サーモスタット41の全体が、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっていてもよい。サーモスタット41は、サーモスタットケース42と、サーモスタットケース42内に設けられた弁体43とを備えている。
サーモスタットケース42には、第1ポート42aと、第2ポート42bと、第3ポート42cと、第4ポート42dとが形成されている。より具体的には、サーモスタットケース42には、左向きに開口する第1ポート42a(図5参照)と、前斜め下向きに開口する第2ポート42bと、後斜め上向きに開口する第3ポート42cと、右斜め下向きに開口する第4ポート42dとが形成されている。なお、ここで言うところの第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、および第4ポート42dの向きは、自動二輪車1が水平面上に静止し、かつ、サーモスタット41がパワーユニット10に取り付けられた状態での向きを意味している。上述の第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、および第4ポート42dの向きは一例に過ぎず、何ら限定されない。本実施形態では、サーモスタットケース42は略筒状に形成されており、鉛直線から傾いた姿勢でシリンダ部19に取り付けられている。ただし、サーモスタットケース42の形状は特に限定されない。第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、および第4ポート42dは、サーモスタットケース42の内部空間41sにつながっている。以下、サーモスタットケース42の内部空間41sを、単にサーモスタット41の内部空間41sと称することとする。サーモスタットケース42の第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、第4ポート42dを、それぞれ単にサーモスタット41の第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、第4ポート42dと称することとする。サーモスタット41の内部空間41sの上端41tは、ラジエタ50の上タンク52の内部空間52sの上端52tよりも下方に位置している。また、サーモスタット41の内部空間41sの上端41tは、ポンプ37の内部空間37sの上端37t(図4参照)よりも上方に位置している。
図3に示すように、第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、および第4ポート42dは、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっている。ただし、第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、または第4ポート42dが、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっていなくてもよい。
弁体43は、冷却水の温度が基準温度よりも低いときには、第4ポート42dを塞ぐと共に、第1ポート42aと第2ポート42bとを連通させるように構成されている。弁体43は、冷却水の温度が基準温度よりも高いときには、第1ポート42aと第3ポート42cとを連通させ、かつ、第2ポート42bと第4ポート42dとを連通させるように構成されている。なお、本実施形態では、弁体43は、冷却水の温度が基準温度と等しいときには、第1ポート42aと第3ポート42cとを連通させ、かつ、第2ポート42bと第4ポート42dとを連通させるように構成されている。ただし、弁体43は、冷却水の温度が基準温度と等しいときには、第4ポート42dを塞ぐと共に、第1ポート42aと第2ポート42bとを連通させるように構成されていてもよい。ここで基準温度の値は、サーモスタット41により一義的に定まる値である。ただし、基準温度の値は特定の値に限定される訳ではない。サーモスタット41を変更することにより、基準温度は適宜に変更することができる。
サーモスタット41の第1ポート42aは、エンジン11の冷却水出口部25oに接続されている。冷却水は冷却水通路25を流れている間にエンジン11の熱を吸収することによって温度が高くなるため、冷却水の温度は冷却水出口部25oにおいて最も高くなる。サーモスタット41の第1ポート42aが冷却水出口部25oに接続されていることにより、サーモスタット41には最も高温の冷却水が流入する。そのため、エンジン11の温度が高くなると、サーモスタット41は直ちに切り換えられる。よって、エンジン11のオーバーヒートを好適に防止することができる。ここでは、第1ポート42aは冷却水出口部25oに直接接続されている。ただし、第1ポート42aは冷却水出口部25oに間接的に接続されていてもよい。なお、「間接的に接続」とは、水配管等の他の部材を介して接続されることを言う。サーモスタット41の第1ポート42aと冷却水出口部25oとの間に、水配管が介在していてもよい。
自動二輪車1は、冷却水が流通する水配管として、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63を備えている。本明細書でいう水配管は、ゴムホース等の可撓性を有する管であってもよいし、金属製等の可撓性を有しない管であってもよいし、その両方から構成される管であってもよい。本実施形態では、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63は、可撓性を有するホースにより形成されている。ただし、それらの一部または全部は、可撓性を有しない管によって形成されていてもよい。
第1水配管61の上流端部61aは、サーモスタット41の第3ポート42cに接続されている。第1水配管61の下流端部61bは、ラジエタ50の流入口52iに接続されている。第1水配管61は、車両側面視において、下流端部61bから上流端部61aに向かって前斜め下向きに延びている。図5に示すように車両正面視において、第1水配管61は、下流端部61bから上流端部61aに向かって右斜め下向き(自動二輪車1の乗員から見ると左斜め下向き)に延びている。
図5に示すように、第2水配管62の上流端部62aは、サーモスタット41の第2ポート42bに接続されている。第2水配管62の下流端部62bは、ポンプ37の吸込口37iに接続されている。第2水配管62は、右傾斜部62cと横断部62dと左傾斜部62eとを備えている。図3に示すように、右傾斜部62cはシリンダ部19の右方に位置しており、車両側面視において上流端部62aから前斜め下向きに延びている。図5に示すように、横断部62dは、シリンダ部19の下方において、シリンダ部19の右方から左方に延びている。図4に示すように、左傾斜部62eはシリンダ部19の左方に位置しており、車両側面視において下流端部62bに向かって後斜め上向きに延びている。
図3に示すように、第3水配管63の上流端部63aは、ラジエタ50の流出口53oに接続されている。第3水配管63の下流端部63bは、サーモスタット41の第4ポート42dに接続されている。第3水配管63は、車両側面視において、上流端部63aから下流端部63bに向かって、いったん前方に延びてから湾曲し、上方に延びている。図5に示すように車両正面視において、第3水配管63は、上流端部63aから下流端部63bに向かって右斜め上向きに延びている。
図3に示すように、シリンダヘッド17の上部には、エンジン11に空気を供給する吸気管47が接続されている。シリンダヘッド17の上部には吸気管接続部47aが形成されており、吸気管47は吸気管接続部47aに接続されている。車両側面視において、吸気管47は吸気管接続部47aから上方に延びている。図示は省略するが、シリンダヘッド17の内部には、吸気管接続部47aと燃焼室24とをつなぐ吸気ポートが形成されている。空気は、吸気管47、吸気管接続部47a、および吸気ポートを経て燃焼室24に吸入される。
シリンダヘッド17の下部には、エンジン11から排ガスを排出する排気管46が接続されている。シリンダヘッド17の下部には排気管接続部46aが形成されており、排気管46は排気管接続部46aに接続されている。図示は省略するが、シリンダヘッド17の内部には、燃焼室24と排気管接続部46aとをつなぐ排気ポートが形成されている。排気ガスは、排気ポート、排気管接続部46a、および排気管46を経て、燃焼室24から排出される。車両側面視において、排気管46の一部は、ラジエタ50の下方に配置されている。図5に示すように、排気管46はラジエタ50の下方において、ラジエタ50の左方から右方にわたって延びている。図6に示すように平面視において、排気管46はラジエタ50の後端部と重なっている。
図3に示すように、吸気管接続部47aはシリンダ部19の軸線Caの上方に位置し、排気管接続部46aはシリンダ部19の軸線Caの下方に位置する。車両側面視において、シリンダ部19の軸線Caは吸気管接続部47aと排気管接続部46aとの間に位置している。図示は省略するが、車両側面視において、シリンダ部19の軸線Caは前記吸気ポートと前記排気ポートとの間に位置している。前記排気ポートには高温の排ガスが流れ、前記吸気ポートには、排ガスよりも低温の空気が流れる。そのため、シリンダ部19の軸線Caよりも排気管接続部46aの方の部分は、シリンダ部19の軸線Caよりも吸気管接続部47aの方の部分よりも温度が高くなりやすい。
図3に示すように、自動二輪車1は、冷却水の温度を検出する温度センサ80を備えている。温度センサ80は、エンジン11の冷却水通路25内の冷却水温度を検出するように構成されている。温度センサ80により検出された冷却水温度は、エンジン11の制御等に利用される。冷却水通路25のうち最も温度が高い部分は、冷却水出口部25oである。冷却水をラジエタ50で放熱するかどうか判断するためには、冷却水通路25のうち最も温度が高い部分の冷却水温度を検出することが好ましい。そこで、温度センサ80は、シリンダ部19の冷却水出口部25oに取り付けられている。温度センサ80は、冷却水出口部25oから車幅方向の外方に突出するように配置されている(図5参照)。ここでは、温度センサ80は、冷却水出口部25oから右方に突出するように配置されている。温度センサ80は、車両側面視において、シリンダ部19と重なっている。
図7は、図3のVII−VII線断面図である。図7に示すように、温度センサ80は、エンジン11の内部に配置された内側部分80bと、エンジン11の外部に配置された外側部分80aとを有している。図7の仮想線Aは、内側部分80bと外側部分80aとの境界を表す線である。仮想線Aの右方の部分が内側部分80bであり、仮想線Aの左方の部分が外側部分80aである。ここでは内側部分80bは、シリンダ部19の内部に配置されている。内側部分80bは、シリンダヘッド17の内部に配置されている。内側部分80bの一部は、冷却水と接触する検知部を構成している。外側部分80aには、図示しない電線が接続されている。本実施形態では、温度センサ80は筒状に形成されており、符号80cは温度センサ80の中心線を示している。中心線80cは、温度センサ80の外側部分80aの中心線であり、また、温度センサ80の内側部分80bの中心線である。なお、温度センサ80の形状は筒状に限定されない。温度センサ80が筒状以外の形状を有している場合、温度センサ80の外側部分80aおよび内側部分80bの中心線は、各断面を等価な円(周長が等しい円)に置き換えたときの中心同士を結ぶ線として定義することができる。
図5に示すように、温度センサ80の外側部分80aの少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とは、左右方向に関して同じ位置にある。すなわち、温度センサ80の外側部分80aの左端80aLはサーモスタット41の右端41Rよりも左方に位置し、かつ、温度センサ80の外側部分80aの右端80aRはサーモスタット41の左端41Lよりも右方に位置する。温度センサ80の外側部分80aの少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とは、シリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcと平行な同一鉛直面P1内に位置する。温度センサ80の外側部分80aは、サーモスタット41の下方に配置されている。
温度センサ80は、外側部分80aの中心線80cがエンジン11の冷却水出口部25oから、シリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾斜する方向に延びるように配置されている。温度センサ80は、シリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾いている。温度センサ80は、外側部分80aから内側部分80bに向かうほど鉛直面Pcに近づくように傾斜している。温度センサ80の鉛直面Pcに対する傾斜角度θは、例えば45度である。ただし、傾斜角度θは45度に限定されない。傾斜角度θは、例えば30度〜60度であってもよいし、それ以外であってもよい。温度センサの取付などの作業性が確保できる程度に傾斜角度θは適宜設定されればよい。図8に示すように、温度センサ80は、シリンダヘッド17に対して下方から上方に向かって挿入されている。温度センサ80の外側部分80aは、内側部分80bよりも下方に配置されている。
図3に示すように、温度センサ80の全体は、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっている。温度センサ80の全体は、車両側面視においてシリンダヘッド17と重なっている。温度センサ80は、車両側面視においてシリンダ部19の軸線Caと重なっている。ここでは、車両側面視において、温度センサ80の外側部分がシリンダ部19の軸線Caと重なっている。ただし、車両側面視において、温度センサ80の内側部分80bがシリンダ部19の軸線Caと重なっていてもよい。また、温度センサ80の上端がシリンダ軸線より下方、または、温度センサ80の下端がシリンダ軸線より上方であってもよい。
温度センサ80は、車両側面視において、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63のいずれとも重なっていない。なお、符号65は、第3配管63をサーモスタット41の第4ポート42dに接続するホースバンドを表している。ホースバンド65は、第3水配管63とは別のものである。車両側面視において、ホースバンド65は温度センサ80と重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。車両側面視において、シリンダ部19の軸線Caの延びる方向に関して、温度センサ80の外側部分80aは、サーモスタット41の第2ポート42bと第4ポート42dとの間に配置されている。サーモスタット41のうち、シリンダ部19の軸線Caの延びる方向の一方の端、他方の端に位置する部分をそれぞれ第1端部41a、第2端部41bとすると、温度センサ80の外側部分80aは、シリンダ部19の軸線Caの延びる方向に関して、第1端部41aと第2端部41bとの間に配置されている。車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aは、サーモスタット41と第2水配管62と第3水配管63とシリンダ部19の輪郭19bとにより囲まれる領域に配置されている。なお、図3では、シリンダ部19の輪郭19bの一部を破線で表示している。
温度センサ80は、車両側面視において、車体フレーム2の第3フレーム部2cの後方に位置している。温度センサ80は、車両側面視において、車体フレーム2と重なっていない。車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aは車体フレーム2と重なっていない。
図9に示すように、自動二輪車1は、上方に行くほど左方に向かうように鉛直線Vから傾斜した状態で車体フレーム2(図1参照)を支持するサイドスタンド45を備えている。なお、車体フレーム2はサイドスタンド45に直接支持されてもよく、他の部材を介して間接的に支持されてもよい。サイドスタンド45は車体フレーム2の左方に配置されている。前輪5および後輪8の幅方向の中央を通る線を車両中心線CLとすると、車体フレーム2がサイドスタンド45に支持されているときに、車両中心線CLは上方に行くほど左方に向かうように鉛直線Vから傾斜する。ポンプ37はシリンダ部19の左部に取り付けられ、ラジエタ50はクランクケース14(図9では図示せず。図2参照)の右方に配置されている。そのため、車体フレーム2がサイドスタンド45に支持されると、自動二輪車1が水平面を真っ直ぐに走行しているときに比べて、ポンプ37の位置は低くなり、ラジエタ50の上タンク52の位置は高くなる。また、車体フレーム2がサイドスタンド45に支持されると、自動二輪車1が水平面を真っ直ぐに走行しているときに比べて、車両中心線CLよりも右方に配置された水配管(詳しくは、第1水配管61、第2水配管62のうち車両中心線CLよりも右方に配置された部分、および第3水配管63)の位置は高くなる。
ポンプ37、冷却水通路25、ラジエタ50、サーモスタット41、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63は、エンジン11を冷却する冷却装置70を構成している。次に、図10および図11を参照しながら、冷却装置70の水回路の構成を説明する。図10および図11は冷却装置70の水回路図であり、図10は冷機時の冷却水の流れを表し、図11は暖機時の冷却水の流れを表している。
図10に示すように、冷却装置70は、冷却水出口部25oに接続された第1上流端部71aとラジエタ50の流入口50iに接続された第1下流端部71bとを有する第1主通路71と、ラジエタ50の出口50oに接続された第2上流端部72aとポンプ37に接続された第2下流端部72bとを有する第2主通路72とを備えている。また、冷却装置70は、第1主通路71の第1上流端部71aと第1下流端部71bとの間に接続された第3上流端部73aと、第2主通路72の第2上流端部72aと第2下流端部72bとの間に接続された第3下流端部73bとを有する主バイパス通路73を備えている。第1主通路71は、サーモスタットケース42の第1ポート42aと第3ポート42cとの間の通路と、第1水配管61とにより構成されている。第2主通路72は、第3水配管63と、サーモスタットケース42の第4ポート42dと第2ポート42bとの間の通路と、第2水配管62とにより構成されている。主バイパス通路73は、サーモスタットケース42の第1ポート42aと第2ポート42bとの間の通路により構成されている。
本実施形態では、サーモスタット41はワックス等の感温体44を備えている。ただし、サーモスタット41の構成は特に限定されず。感温体44の代わりに温度センサを備えていてもよい。弁体43は、感温体44によって検出される冷却水の温度に応じて作動する。
図10に示すように、冷機時には冷却水の温度が基準温度よりも低いため、第1ポート42aと第2ポート42bとが連通し、第4ポート42dが閉鎖される。冷却水は、ポンプ37から吐出され、エンジン11の冷却水通路25を通過した後、主バイパス通路73を経て、ポンプ37に戻る。冷却水はラジエタ50を流通しない。エンジン11の冷却水通路25で暖められた冷却水は、ラジエタ50で冷却されることなく、再び冷却水通路25に供給される。エンジン11は冷却水によって冷却されにくいので、エンジン11の温度は早期に高くなる。
エンジン11が暖まると、冷却水の温度も高くなる。図11に示すように、暖機時には冷却水の温度が基準温度よりも高くなるので、弁体43の位置が切り換わり、第1ポート42aと第3ポート42cとが連通し、第2ポート42bと第4ポート42dとが連通する。冷却水は、ポンプ37から吐出され、エンジン11の冷却水通路25を通過した後、ラジエタ50に流入する。冷却水通路25で暖められた冷却水は、ラジエタ50において放熱し、温度が低下する。温度が低下した冷却水は、ラジエタ50を流出した後、ポンプ37に戻り、再び冷却水通路25に供給される。冷却水通路25には低温の冷却水が供給されるので、エンジン11は冷却される。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、冷機時には冷却水の温度が基準温度よりも低いので、冷却水はバイパス通路を流れる。すなわち、冷却水は、ポンプ37、エンジン11の冷却水通路25、サーモスタット41の第1ポート42a、サーモスタット41の第2ポート42b、第2水配管62の順に流れ、ラジエタ50を流れない。冷却水はラジエタ50において放熱しないため、エンジン11には冷たい冷却水が供給されない。そのため、冷機時にエンジン11を早期に暖めることができる。なお、本実施形態では、冷機時に冷却水の全てがラジエタ50を流れないが、冷却水の大部分がバイパス通路73を流れ、冷却水の残部がラジエタ50を流れるようにすることも可能である。その場合、冷却水の一部はラジエタ50において放熱し、エンジン11は冷却水によって若干冷却される。しかしその場合であっても、冷機時に冷却水の全てがラジエタ50を流れる場合に比べると、エンジン11は冷却水によって冷却されにくいため、エンジン11を早期に暖めることができる。
一方、暖機時には冷却水の温度が基準温度よりも高いので、冷却水は主冷却通路を流れる。すなわち、冷却水は、ポンプ37、エンジン11の冷却水通路25、サーモスタット41の第1ポート42a、サーモスタット41の第3ポート42c、第1水配管61、ラジエタ50、第3水配管63、サーモスタット41の第4ポート42d、サーモスタット41の第2ポート42b、第2水配管62の順に流れる。冷却水はラジエタ50で放熱するので、エンジン11に低温の冷却水が供給される。そのため、暖機時にエンジン11を十分に冷却することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、サーモスタット41の第1ポート42aは、エンジン11の冷却水出口部25oに接続されている。サーモスタット41の第4ポート42dは、ラジエタ50の流出口53oに接続された第3水配管63に接続されている。自動二輪車1によれば、主冷却通路の一部を利用してバイパス通路を形成することができる。自動二輪車1によれば、冷機時にのみ冷却水が流れるバイパス配管は不要であり、水配管の本数を減らすことができる。また、自動二輪車1によれば、図3に示すように、温度センサ80の外側部分80aとサーモスタット41の少なくとも一部とは、車両側面視においてエンジン11のシリンダ部19と重なっている。温度センサ80の外側部分80aおよびサーモスタット41の少なくとも一部は、車両側面視において、エンジン11のシリンダ部19よりも上方に位置しておらず、かつ、シリンダ部19よりも下方に位置していない。更に、自動二輪車1によれば、図5に示すように、温度センサ80の外側部分80aの少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とは、左右方向に関して同じ位置にある。更に、温度センサ80はシリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾いている。よって、温度センサ80の外側部分80aとサーモスタット41とが左右に並んで配置される場合や、温度センサ80が鉛直面Pcに対して垂直に配置される場合に比べて、温度センサ80の外側部分80aおよびサーモスタット41の左右の長さを短くすることができる。よって、温度センサ80の外側部分80aおよびサーモスタット41が、シリンダ部19から右方に大きく出っ張ることが抑えられる。以上のことから、本実施形態に係る自動二輪車1によれば小型化が可能である。
ところで、温度センサ80およびサーモスタット41の第1ポート42aの両方がエンジン11の冷却水出口部25oに接続され、温度センサ80の外側部分80aの少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とが左右方向に関して同じ位置に配置されている構成では、小型化を実現できたとしても、サーモスタット41が邪魔になって温度センサ80をエンジン11に取り付ける作業が難しくなるおそれがある。一方、取付容易性を優先すると、小型化が難しくなるおそれがある。本願発明者は、温度センサ80を鉛直面Pcに対し斜めに配置し、かつ、温度センサ80の少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とを左右方向に関して同じ位置に配置することとすれば、サーモスタット41に邪魔されずに温度センサ80を冷却水出口部25oに対して斜めに挿入することができるので、取付容易性を損なわずに小型化が可能であることに思い至った。そこで、本実施形態に係る自動二輪車1では、温度センサ80をシリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾けて配置している。自動二輪車1によれば、図8に示すように、温度センサ80をエンジン11に対して斜めから挿入することができ、サーモスタット41に邪魔されずに温度センサ80をエンジン11に取り付けることができる。よって、温度センサ80の取付容易性を損なわずに自動二輪車1を小型化することができる。
したがって、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、冷機時にエンジン11を早期に暖めることができ、暖機時にエンジン11を十分に冷却することができると共に、小型化が可能である。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aは、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63のいずれとも重ならない。よって、温度センサ80の取付に際して、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管が邪魔になりにくい。したがって、温度センサ80の取付容易性を損なわずに自動二輪車1を小型化することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aの少なくとも一部とサーモスタット41の少なくとも一部とは、シリンダ部19の軸線Caの延びる方向に関して同じ位置にある。そのため、温度センサ80の外側部分80aとサーモスタット41とが、シリンダ部19の軸線Caの延びる方向に長くなることが避けられる。温度センサ80およびサーモスタット41をコンパクトに配置することができるので、自動二輪車1を小型化することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aはサーモスタット41の下方に配置されている。よって、温度センサ80の外側部分80aとサーモスタット41とが前後方向に長くなることが避けられる。温度センサ80およびサーモスタット41をコンパクトに配置することができるので、自動二輪車1を小型化することができる。また、サーモスタット41の下方において、温度センサ80の取付作業を行うことができる。よって、温度センサ80の取付作業を容易に行うことができる。温度センサ80の取付容易性を損なわずに自動二輪車1を小型化することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aは、サーモスタット41と第2水配管62と第3水配管63とシリンダ部19の輪郭19bとに囲まれた領域に配置されている。暖機時に、第1水配管61にはエンジン11を冷却した後の高温の冷却水が流れるが、第2水配管62および第3水配管63には、ラジエタ50で放熱した後の低温の冷却水が流れる。第2水配管62および第3水配管63の温度は、温度センサ80にとって十分に低い温度である。温度センサ80を第2水配管62または第3水配管63の近傍に配置しても問題はない。自動二輪車1によれば、温度センサ80を上記領域に配置することで、温度センサ80の配置の自由度が大きくなる。よって、温度センサ80をコンパクトに配置することができる。したがって、自動二輪車1を小型化することができる。
エンジン11のシリンダ部19のうち、シリンダ部19の軸線Caに対して排気管接続部46aが位置する側の部分は、シリンダ部19の軸線Caに対して吸気管接続部47aが位置する側の部分よりも温度が高い。本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80は、シリンダ部19に対して排気管接続部46aの方から吸気管接続部47aの方に向かって挿入されているが、図5に示すようにシリンダ部19の軸線Caを含む鉛直面Pcに対して傾いている。そのため、温度センサ80は、吸気管接続部47aの方から排気管接続部46aの方に向かうにつれて、シリンダ部19から右方に遠ざかることになる。よって、温度センサ80の外側部分80aがシリンダ部19から受ける熱の影響を抑制することができる。その結果、温度センサ80の検出部をシリンダ部19の軸線Caに近づけることができるので、更なる小型化が可能となる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、エンジン11は車体フレーム2に揺動可能に支持されている。エンジン11は、いわゆるユニットスイング式のエンジンである。自動二輪車1の走行中にエンジン11が揺動するので、エンジン11に取り付けられたサーモスタット41、温度センサ80、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63は、エンジン11の揺動に伴って揺動する。そのため、サーモスタット41、温度センサ80、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63が揺動時に互いに接触しないよう、または、自動二輪車1の他の部材と接触しないよう、揺動範囲を考慮したうえでそれらの占有スペースを大きく設定する必要がある。しかし、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、前述の通り、サーモスタット41、温度センサ80、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63をコンパクトに配置することができる。したがって、車体フレーム2に揺動可能に支持されたエンジン11を備えた自動二輪車1であるにも拘わらず、小型化が可能である。
ところで、エンジン11のシリンダ部19に対して温度センサ80を上方から下方に向かって挿入する場合、エンジン11の冷却水出口部25oにおいて、冷却水に気泡が混入しやすい。冷却水に気泡が混入すると、温度センサ80の検出精度が低下してしまう。そこで、気泡を逃がす機構を冷却水出口部25oに付加することが考えられる。しかし、その場合には、気泡を逃がす機構を設置するためのスペースが必要になるので、自動二輪車1の大型化を招いてしまう。しかし、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80はシリンダ部19に対して下方から上方に向かって挿入されている。そのため、冷却水出口部25oにおいて、冷却水に気泡が混入しにくい。例えば図7に示すように、温度センサ80の内側部分80bとシリンダ部19との間に隙間80dがある場合、このような隙間80dに気泡が溜まってしまうおそれがある。しかし、温度センサ80がシリンダ部19に対して下方から上方に向かって挿入されている場合、隙間80dは上方に延びているので、隙間80d内の気泡は浮力を受けて上昇し、隙間80dから流れ出る。よって、隙間80dに気泡が溜まりにくい。このように本実施形態によれば、冷却水出口部25oに空気が溜まってしまうことを防止しやすいので、気泡を逃がすための機構を新たに設ける必要がない。したがって、自動二輪車1を小型化することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、図3に示すように車両側面視において、温度センサ80の外側部分80aはシリンダ部19の軸線Caと重なっている。温度センサ80はシリンダ部19の中央部分に取り付けられる。よって、温度センサ80がシリンダ部19の端部に取り付けられる場合に比べて、温度センサ80の取付作業を容易に行うことができる。したがって、温度センサ80の取付容易性を損なわずに自動二輪車1を小型化することができる。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、温度センサ80およびサーモスタット41はシリンダ部19の軸線Caの右方に配置され、ポンプ37はシリンダ部19の軸線Caの左方に配置されている。よって、温度センサ80の取付の際に、ポンプ37が邪魔にならない。したがって、温度センサ80を容易に取り付けることができる。なお、温度センサ80およびサーモスタット41がシリンダ部19の軸線Caの左方に配置され、ポンプ37がシリンダ部19の軸線Caの右方に配置されていてもよい。この場合であっても同様の効果を得ることができる。自動二輪車1によれば、温度センサ80の取付容易性を損なわずに小型化が可能である。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、ラジエタ50はクランクケース14の右方に配置され、サーモスタット41はシリンダ部19の軸線Caの右方に配置されている。ラジエタ50は、シリンダ部19の軸線Caの右方および左方のうち、サーモスタット41が配置された方に配置されている。そのため、サーモスタット41とラジエタ50との距離を短くすることができ、第1水配管61および第3水配管63を短くすることができる。よって、自動二輪車1を小型化することができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明してきたが、前記実施形態は一例に過ぎず、本発明は他に種々の形態で実施することができる。次に、本発明の他の実施形態について簡単に説明する。
前記実施形態に係る鞍乗型車両は、車体フレーム2に揺動可能に支持されたエンジン11を備える自動二輪車1である。しかし、本発明に係る鞍乗型車両は、図12に示すように、車体フレーム2に揺動不能に支持されたエンジン11を備える自動二輪車1Aであってもよい。自動二輪車1Aは、いわゆるオンロード型の自動二輪車である。
前記実施形態に係る自動二輪車1では、ラジエタ50はエンジン11の右方に配置されているが、この自動二輪車1Aでは、ラジエタ50はエンジン11の前方に配置されている。エンジン11は、クランクケース14と、クランクケース14から上方に延びるシリンダ部19とを備えている。なお、ここで言う「上方に延びる」には、上方に向かって鉛直に延びる場合と、上方に向かって鉛直線から傾いた方向に延びる場合との両方が含まれる。ここでは、シリンダ部19はクランクケース14から前斜め上向きに延びている。前記実施形態に係る自動二輪車1では、シリンダ部19の軸線Caが水平線となす角の角度は45度よりも小さいが、本実施形態に係る自動二輪車1Aでは、シリンダ部19の軸線Caが水平線となす角の角度は45度以上である。
温度センサ80は、車両側面視においてサーモスタット41の前方に配置されている。吸気管47はシリンダ部19の後部に接続され、排気管46はシリンダ部19の前部に接続されている。吸気管47に接続される吸気管接続部はシリンダ部19の後部に形成され、排気管46に接続される排気管接続部はシリンダ部19の前部に形成されている。温度センサ80は、シリンダ部19に対して前方から後方に向かって挿入されている。その他の構成については、前記実施形態に係る自動二輪車1と同様であるので説明は省略する。
前記実施形態では、サーモスタット41は、冷機時に第4ポート42dを閉じることにより、ラジエタ50に冷却水が流通しないようにしている。言い換えると、ラジエタ50からの冷却水の流通を阻止することにより、ラジエタ50における冷却水の放熱を防止している。しかし、ラジエタ50における冷却水の放熱を阻止する方法は特に限定されない。サーモスタット41は、冷機時に第1ポート42aと第2ポート42bとを連通させると共に、第3ポート42cを閉じるように構成されていてもよい。第3ポート42cを閉じることによっても、ラジエタ50における冷却水の流通を阻止することができるので、ラジエタ50における冷却水の放熱を阻止することができる。
前記実施形態では、温度センサ30は、車両側面視において、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63のいずれとも重なっていない。しかし、温度センサ30は、車両側面視において、第1水配管61、第2水配管62、および第3水配管63のいずれかと重なり、他のいずれかと重なっていなくてもよい。温度センサ30は、車両側面視において、第1水配管61と重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。温度センサ30は、車両側面視において、第2水配管62と重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。温度センサ30は、車両側面視において、第3水配管63と重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。
前記実施形態では、冷却水入口部25iはシリンダ部19の左部に形成され、冷却水出口部25oはシリンダ部19の右部に形成されている。しかし、冷却水入口部25iはシリンダ部19の右部に形成され、冷却水出口部25oはシリンダ部19の左部に形成されていてもよい。その場合、ポンプ37はシリンダ部19の右方に配置されていてもよく、サーモスタット41および温度センサ80はシリンダ部19の左方に配置されていてもよい。また、冷却水入口部25iおよび冷却水出口部25oの両方が、シリンダ部19の右部および左部のいずれか一方に配置されていてもよい。
前記実施形態では、ラジエタ50はエンジン11の右方に配置され、ポンプ37はエンジン11の左方に配置されている。しかし、ラジエタ50がエンジン11の左方に配置され、ポンプ37がエンジン11の右方に配置されていてもよい。また、ラジエタ50およびポンプ37の両方が、エンジン11の右方および左方のいずれか一方に配置されていてもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
11 内燃機関
14 クランクケース
19 シリンダ部
37 ポンプ
41 サーモスタット
61 第1水配管
62 第2水配管
63 第3水配管
80 温度センサ

Claims (11)

  1. クランクケースと、前記クランクケースから前方または上方に延び、内部に燃焼室が形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部の内部に形成され、冷却水が流通する冷却水通路と、前記シリンダ部に形成され、前記冷却水通路に冷却水を流入させる冷却水入口部と、前記シリンダ部の右部または左部に形成され、前記冷却水通路から冷却水を流出させる冷却水出口部と、を有する内燃機関と、
    冷却水を流入させる流入口と冷却水を流出させる流出口とを有するラジエタと、
    前記内燃機関の前記シリンダ部に取り付けられ、前記冷却水入口部に向けて冷却水を搬送するポンプと、
    前記内燃機関の前記冷却水出口部に取り付けられ、冷却水の温度を検出する温度センサと、
    下流端部が前記ラジエタの前記流入口に接続された第1水配管と、
    下流端部が前記ポンプに接続された第2水配管と、
    上流端部が前記ラジエタの前記流出口に接続された第3水配管と、
    前記内燃機関の前記冷却水出口部に接続された第1ポートと、前記第2水配管の上流端部が接続された第2ポートと、前記第1水配管の上流端部が接続された第3ポートと、前記第3水配管の下流端部が接続された第4ポートとを有し、冷却水の温度が基準温度よりも低いときには前記第1ポートと前記2ポートとを連通させ、冷却水の温度が基準温度よりも高いときには、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させかつ前記第2ポートと前記第4ポートとを連通させるサーモスタットと、を備え、
    前記温度センサは、前記内燃機関の内部に配置された内側部分と、前記内燃機関の外部に配置された外側部分とを有し、
    前記温度センサの前記外側部分と前記サーモスタットの少なくとも一部とは、車両側面視において前記内燃機関の前記シリンダ部と重なっており、
    前記温度センサの前記外側部分の左端は前記サーモスタットの右端よりも左方に位置し、かつ、前記温度センサの前記外側部分の右端は前記サーモスタットの左端よりも右方に位置し、
    前記温度センサの前記外側部分の中心線は、前記内燃機関の前記冷却水出口部から前記内燃機関の前記シリンダ部の軸線を含む鉛直面に対して傾斜する方向に延びる、鞍乗型車両。
  2. 前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記第1水配管、前記第2水配管、および前記第3水配管のいずれとも重ならない、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記サーモスタットは、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線の延びる方向に関して、一方の端に位置する第1端部と、他方の端に位置する第2端部とを有し、
    前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線の延びる方向に関して、前記サーモスタットの前記第1端部と前記第2端部との間に配置されている、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記サーモスタットと前記第2水配管と前記第3水配管と前記シリンダ部の輪郭とに囲まれた領域に配置されている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記内燃機関の前記シリンダ部は、前記内燃機関に空気を供給する吸気管が接続された吸気管接続部と、前記内燃機関から排ガスを排出する排気管が接続された排気管接続部とを備え、
    前記シリンダ部の軸線は、車両側面視において、前記吸気管接続部と前記排気管接続部との間に位置し、
    前記温度センサは、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線に対して前記排気管接続部が位置する側から前記シリンダ部の軸線に対して前記吸気管接続部が位置する側に向かって、前記内燃機関の前記冷却水出口部に挿入されている、請求項1〜4のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  6. 前方から後方に延びる左フレーム部と、前記左フレーム部の右方に配置され、前方から後方に延びる右フレーム部と、を有する車体フレームを備え、
    前記内燃機関は、前記車体フレームに揺動可能に支持され、
    前記内燃機関の前記シリンダ部は、車両平面視において前記左フレーム部と前記右フレーム部との間に配置されている、請求項1〜5のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記温度センサは、車両側面視において、前記内燃機関の前記冷却水出口部に対して下方から上方に向かって挿入されている、請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記サーモスタットの下方に配置されている、請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記温度センサの前記外側部分は、車両側面視において、前記シリンダ部の軸線と重なっている、請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記温度センサおよび前記サーモスタットは、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうちいずれか一方に配置され、
    前記ポンプは、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうちの他方に配置されている、請求項1〜9のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記ラジエタは、前記クランクケースの側方であって、かつ、前記シリンダ部の軸線の右方および左方のうち前記サーモスタットが配置された方に配置されている、請求項1〜10のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
JP2014088206A 2013-06-28 2014-04-22 鞍乗型車両 Pending JP2015027869A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014088206A JP2015027869A (ja) 2013-06-28 2014-04-22 鞍乗型車両
TW103121979A TWI553216B (zh) 2013-06-28 2014-06-25 跨坐型車輛
EP14174707.1A EP2826976B1 (en) 2013-06-28 2014-06-27 Saddle-type vehicle
ES14174707.1T ES2605643T3 (es) 2013-06-28 2014-06-27 Vehículo del tipo de montar a horcajadas

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136410 2013-06-28
JP2013136410 2013-06-28
JP2014088206A JP2015027869A (ja) 2013-06-28 2014-04-22 鞍乗型車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015027869A true JP2015027869A (ja) 2015-02-12

Family

ID=51167617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014088206A Pending JP2015027869A (ja) 2013-06-28 2014-04-22 鞍乗型車両

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2826976B1 (ja)
JP (1) JP2015027869A (ja)
ES (1) ES2605643T3 (ja)
TW (1) TWI553216B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016175226A1 (ja) * 2015-04-28 2016-11-03 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
JP2017082647A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 スズキ株式会社 鞍乗型車両
JP2017082646A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 スズキ株式会社 自動二輪車

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105370382B (zh) * 2015-12-15 2018-10-12 重庆黄河摩托车有限公司 一种风冷三轮摩托车散热水箱

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002047934A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP3442742B2 (ja) * 2001-01-23 2003-09-02 川崎重工業株式会社 不整地走行車の冷却装置
JP4871223B2 (ja) 2006-09-14 2012-02-08 本田技研工業株式会社 ラジエータを備える水冷式内燃機関
JP5095462B2 (ja) * 2008-03-26 2012-12-12 本田技研工業株式会社 車両のエンジン冷却装置
JP2013068161A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016175226A1 (ja) * 2015-04-28 2016-11-03 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
JP2017082647A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 スズキ株式会社 鞍乗型車両
JP2017082646A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 スズキ株式会社 自動二輪車

Also Published As

Publication number Publication date
TW201518598A (zh) 2015-05-16
ES2605643T3 (es) 2017-03-15
EP2826976B1 (en) 2016-11-23
TWI553216B (zh) 2016-10-11
EP2826976A1 (en) 2015-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4871223B2 (ja) ラジエータを備える水冷式内燃機関
JP4922080B2 (ja) 排風ダクトを備える車両搭載内燃機関
JP6845766B2 (ja) 鞍乗型車両及びラジエータ導風装置
US9279360B2 (en) Cooling apparatus for internal combustion engine and motorcycle including the same
JP2015027869A (ja) 鞍乗型車両
JP5095462B2 (ja) 車両のエンジン冷却装置
EP2014891B1 (en) Radiator for small-sized vehicle
JP2007002678A (ja) 内燃機関の冷却装置
TWI553215B (zh) 跨坐型車輛
JP6610165B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6620515B2 (ja) 鞍乗型車両
JP7006240B2 (ja) ウォータポンプの配置構造
JP5261537B2 (ja) 排風ダクトを備える内燃機関が搭載された車両
JP6763273B2 (ja) 自動二輪車の冷却装置
JP2014227923A (ja) 自動二輪車
JP6657776B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6657774B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6613810B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6582869B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2014227922A (ja) 内燃機関の冷却装置およびそれを備えた自動二輪車
JP3686077B2 (ja) 車両用ラジエータ装置
JP2017081337A (ja) 鞍乗型車両