JP2014227922A - 内燃機関の冷却装置およびそれを備えた自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】水配管が長くなることを防止しつつ、燃焼室の近傍を効果的に冷却することができる内燃機関の冷却装置を提供する。【解決手段】冷却装置は冷却通路80と導入通路71とを備える。冷却通路80は、シリンダヘッド26に形成されたシリンダヘッド冷却通路81と、シリンダボディ24に形成されたシリンダボディ冷却通路82と、シリンダヘッド冷却通路81と前記シリンダボディ冷却通路82とを接続する接続通路83とを備える。導入通路71は、シリンダボディ24に形成され、ウォータポンプ52からの冷却水をシリンダヘッド冷却通路81に導くように構成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置およびそれを備えた自動二輪車に関する。
従来から、自動二輪車等の内燃機関を冷却する装置として、水冷式の冷却装置が知られている。この種の冷却装置は、内燃機関の内部に形成されかつ冷却水が流通する冷却通路と、冷却水を搬送するウォータポンプと、冷却水を冷やすラジエタとを備えている。
特許文献1および2には、ウォータポンプから吐出された冷却水が、内燃機関のクランクケース、シリンダボディ、シリンダヘッドの順に流れる冷却通路を備えた冷却装置が開示されている。
特開2007−2678号公報 特開2007−107492号公報
内燃機関では、ノッキングの防止等の観点から、燃焼室の近傍を効果的に冷却することが望ましい。クランクケース、シリンダボディ、およびシリンダヘッドのうち、最も燃焼室の近傍に位置する部材はシリンダヘッドである。そのため、シリンダヘッドを効果的に冷却することが望ましい。ところが、上記従来技術では、ウォータポンプから吐出された冷却水は、シリンダヘッドの冷却通路に至る前に、シリンダボディの冷却通路を通過する。この冷却水は、シリンダボディの冷却通路で加熱された後、シリンダヘッドの冷却通路に流入する。そのため、シリンダヘッドの冷却通路に流入する冷却水の温度は高くなりがちであり、シリンダヘッドを効果的に冷却することが難しい。
本願発明者は、ウォータポンプから吐出される冷却水を、シリンダボディの冷却通路を経由せずにシリンダヘッドの冷却通路に流入させることを検討した。しかし、上記従来の冷却装置のように、ウォータポンプがクランクケースに固定されている場合、ウォータポンプの吐出口とシリンダヘッドの冷却通路とを接続する水配管が長くなってしまうという新たな課題が発生することとなった。水配管が長くなると、コストアップを招いてしまう。また、自動二輪車用の冷却装置の場合、水配管が長くなると、他の車載部品の搭載スペースやレイアウトの自由度が少なくなってしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、水配管が長くなることを防止しつつ、内燃機関の燃焼室の近傍を効果的に冷却することができる内燃機関の冷却装置を提供することである。
本発明に係る内燃機関の冷却装置は、クランク軸が収容されたクランクケースと、内部にシリンダを備えるシリンダボディと、前記シリンダボディに結合され、燃焼室の一部を区画するシリンダヘッドとを備えた内燃機関を冷却する冷却装置であって、冷却水を冷却するラジエタと、前記ラジエタによって冷却された冷却水を搬送するウォータポンプと、前記シリンダヘッドに形成されたシリンダヘッド冷却通路と、前記シリンダボディに形成されたシリンダボディ冷却通路と、前記シリンダヘッド冷却通路と前記シリンダボディ冷却通路とを接続する接続通路と、を備える冷却通路と、前記シリンダボディに形成され、冷却水を前記冷却通路の前記シリンダヘッド冷却通路に導く導入通路と、を備えている。
上記冷却装置によれば、冷却水が冷却通路を流れることにより内燃機関が冷却される。冷却水は、導入通路によりシリンダヘッド冷却通路に導かれ、シリンダヘッド冷却通路を流れた後、接続通路を経てシリンダボディ冷却通路に流入する。シリンダヘッド冷却通路には、シリンダボディ冷却通路を流れる前の冷却水が流れるので、シリンダヘッドを効果的に冷却することができる。よって、燃焼室の近傍を効果的に冷却することができる。導入通路はシリンダボディに形成されている。そのため、ウォータポンプとシリンダヘッド冷却通路とを接続する長い水配管は不要である。
本発明の好ましい一態様によれば、前記導入通路は、前記シリンダボディ冷却通路よりも前記シリンダから遠い位置に形成されている。
上記態様によれば、導入通路を流れる冷却水は加熱されにくい。そのため、より低温の冷却水をシリンダヘッド冷却通路に導入することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダボディ冷却通路の一部は、前記シリンダと前記導入通路との間に形成されている。
上記態様によれば、導入通路を流れる冷却水は加熱されにくい。そのため、より低温の冷却水をシリンダヘッド冷却通路に導入することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダボディ冷却通路は、前記シリンダの周囲に形成されたウォータジャケットからなり、前記導入通路は、前記シリンダの軸線に対して実質的に平行に延びている。
上記態様によれば、シリンダボディの内部に好適な導入通路を形成することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ウォータポンプは、前記クランクケースに取り付けられている。
上記態様によれば、ウォータポンプと導入通路との距離が短いので、ウォータポンプと導入通路とを接続する水配管を短縮または省略することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内燃機関は、前記クランクケース内に配置されかつ前記クランク軸に連結されたバランサを備えている。前記ウォータポンプは、前記バランサに連結され、前記バランサによって駆動されるように構成されている。
上記態様によれば、バランサをウォータポンプの駆動源として利用することができるので、ウォータポンプを駆動する専用のモータが不要となる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記導入通路は、冷却水を流入させる流入口を備えている。前記ウォータポンプは、前記導入通路の前記流入口に接続された吐出口を備えている。
上記態様によれば、ウォータポンプと内燃機関とを接続する水配管を省略することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダボディは、前記シリンダと共に一列に並ぶ1または2以上の他のシリンダを備えている。前記冷却通路は、前記シリンダボディに形成されかつ前記シリンダボディ冷却通路から冷却水を流出させる流出口を備えている。前記シリンダの軸線の方向から見たときに、前記シリンダおよび前記他のシリンダのうち両端のシリンダの軸線同士を結ぶ線の中間点は、前記導入通路の前記流入口と前記冷却通路の前記流出口との間に位置する。
上記態様によれば、導入通路の流入口と冷却通路の流出口とは、互いに遠い位置に配置されている。シリンダボディにおいて、導入通路を形成するための十分なスペースを容易に確保することができる。
本発明に係る自動二輪車は、前記冷却装置を備えている。
これにより、上述の効果を奏する自動二輪車を得ることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダボディは、前記クランクケースから前斜め上方に延びている。前記内燃機関は、車両側面視において前記シリンダヘッドから前斜め下方に延びてから後斜め下方に延びる排気管を備えている。前記ラジエタは、前記内燃機関の前方に配置されている。
一般的に上記形態の自動二輪車によれば、内燃機関、ラジエタ、およびウォータポンプを相互に接続する水配管が排気管と干渉しやすく、水配管の全体のレイアウトが難しい。しかし、本発明によれば、ウォータポンプとシリンダヘッド冷却通路とを接続する水配管が不要となり、または、その長さを短くすることができるので、上記形態であっても、排気管との干渉を避けながら水配管の全体をコンパクトに配置することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ラジエタは、冷却水を流入させる流入口と、冷却水を流出させる流出口とを備えている。前記冷却装置は、前記ラジエタの流出口と前記ウォータポンプとに接続された第1水配管と、前記冷却通路の前記流出口と前記ラジエタの前記流入口とに接続された第2水配管と、を備えている。車両正面視における車両中心線の左方および右方のうちいずれか一方を第1領域、他方を第2領域としたときに、前記ラジエタの前記流出口および前記ウォータポンプは前記第1領域に配置され、前記ラジエタの前記流入口および前記冷却通路の前記流出口は前記第2領域に配置されている。
上記態様によれば、第1水配管と第2水配管とは、互いに遠い位置に配置される。互いの干渉を避けながら、第1水配管および第2水配管をコンパクトに配置することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダおよび前記他のシリンダは、左右に配列されている。前記導入通路は、車両正面視において前記シリンダのうち最も右のシリンダよりも右方に配置され、または、車両正面視において前記シリンダのうち最も左のシリンダよりも左方に配置されている。
上記態様によれば、シリンダボディの内部に導入通路を形成するための十分なスペースを確保しやすくなる。シリンダボディの内部に好適な導入通路を形成しやすくなる。また、導入通路を流れる冷却水が加熱されにくくなる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記シリンダおよび前記他のシリンダは、左右に配列されている。車両正面視の左方および右方のうち、いずれか一方を第1の方、他方を第2の方としたときに、前記導入通路は前記シリンダおよび前記他のシリンダよりも前記第1の方に配置され、前記シリンダヘッド冷却通路および前記シリンダボディ冷却通路は冷却水を前記第2の方に流すように構成されている。
上記態様によれば、冷却水がシリンダヘッド冷却通路およびシリンダボディ冷却通路を円滑に流れやすくなる。内燃機関を好適に冷却することができる。
以上のように、本発明によれば、水配管が長くなることを防止しつつ、内燃機関の燃焼室の近傍を効果的に冷却することができる内燃機関の冷却装置を提供することができる。
実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 内燃機関の部分断面図である。 内燃機関の他の部分断面図である。 実施形態に係る冷却装置の冷却水回路図である。 内燃機関および冷却装置の斜視図である。 内燃機関および冷却装置の正面図である。 内燃機関および冷却装置の左側面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 内燃機関の水通路の構成を示す図である。 シリンダボディの部分平面図である。 内燃機関および冷却装置の右側面図である。 内燃機関、冷却装置、および排気管の正面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の側面図である。以下の説明では特に断らない限り、前、後、左、右、上、下とは、自動二輪車1のシート11に着座した乗員(図示せず)から見た前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。上、下は、自動二輪車1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下に対応する。符号F、Re、L、R、Up、Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。ただし、以下の説明では、車両正面視の方向を用いる場合もある。車両正面視とシート11に着座した乗員から見た方向とでは、左右が逆になる。すなわち、車両正面視の左、右は、シート11に着座した乗員から見た右、左にそれぞれ対応する。符号L´、R´は、車両正面視の左、右を意味するものとする。
図1に示すように、自動二輪車1はヘッドパイプ2を備えている。ヘッドパイプ2には、ハンドル3が左右に回転自在に支持されている。ハンドル3の下端部にはフロントフォーク4が接続されている。フロントフォーク4の下端部には、前輪5が回転自在に支持されている。ヘッドパイプ2には車体フレーム6が固定されている。車体フレーム6は、車両側面視においてヘッドパイプ2から後斜め下向きに延びるメインフレーム7と、車両側面視においてメインフレーム7から後斜め上向きに延びるシートフレーム8と、メインフレーム7とシートフレーム8とに接続されたバックステー9とを備えている。ヘッドパイプ2の後方には燃料タンク10が配置され、燃料タンク10の後方にシート11が配置されている。燃料タンク10およびシート11は、車体フレーム6に支持されている。メインフレーム7には、リアアーム13が回転自在に支持されている。リアアーム13の前端部は、ピボット軸12によりメインフレーム7に接続されている。リアアーム13の後端部には、後輪14が回転自在に支持されている。
車体フレーム6には内燃機関20が支持されている。内燃機関20は、クランクケース22と、クランクケース22から前斜め上向きに延びるシリンダボディ24と、シリンダボディ24から前斜め上向きに延びるシリンダヘッド26と、シリンダヘッド26の先端部に接続されたヘッドカバー28とを備えている。本実施形態では、シリンダボディ24はクランクケース22と一体的に形成されている。ただし、シリンダボディ24とクランクケース22とは別体であってもよい。内燃機関20は、駆動力を出力するドライブ軸46を備えている。ドライブ軸46は、チェーン15を介して後輪14に連結されている。
図2に示すように、内燃機関20は多気筒型の内燃機関である。シリンダボディ24の内部には、第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33が形成されている。第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33は、左から右に向かって順に配置されている。第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33の各々には、ピストン34が収容されている。各ピストン34は、コンロッド35を介してクランク軸36に接続されている。クランク軸36はクランクケース22に収容されている。
シリンダヘッド26のうち第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33の上方には、凹部27が形成されている。各シリンダ31〜33とピストン34と凹部27とにより、燃焼室43が区画されている。シリンダヘッド26には、各燃焼室43に連通する吸気ポート95および排気ポート96(図7参照)が形成されている。吸気ポート95には吸気管120(図7参照)が接続されており、吸気ポート95は燃焼室43に空気を導入する。排気ポート96には後述する排気管101〜103(図12参照)が接続されており、排気ポート96は燃焼室43から排ガスを導出する。
クランク軸36の左端部には、発電機37が取り付けられている。クランク軸36の右端部にはスプロケット39が取り付けられている。スプロケット39にはカムチェーン41が巻かれている。クランク軸36のうちスプロケット39よりも左方の部分には、ギア42が固定されている。
図3に示すように、内燃機関20はクラッチ38を備えている。クラッチ38は、クラッチハウジング38aと、クラッチボス38bとを備えている。クラッチハウジング38aはギア42に連結されている。クランク軸36のトルクは、ギア42を介してクラッチハウジング38aに伝達される。クラッチハウジング38aはクランク軸36と共に回転する。クラッチボス38bにはメイン軸44が固定されている。
内燃機関20は変速機40を備えている。変速機40は、メイン軸44に設けられた複数のギア45と、ドライブ軸46に設けられた複数のギア47と、シフトカム48と、シフトフォーク49とを備えている。シフトカム48が回転すると、シフトフォーク49がギア45および/またはギア47を軸方向に移動させ、互いに噛み合うギア45およびギア47の組み合わせが変更される。それにより、変速比が変更される。
内燃機関20はバランサ90を備えている。バランサ90は、バランサ軸91と、バランサ軸91に設けられたバランサウエイト92とを備えている。バランサ軸91の右部には、ギア42と噛み合うギア93が固定されている。バランサ軸91は、ギア42およびギア93を介してクランク軸36に連結されている。バランサ軸91はクランク軸36により駆動され、クランク軸36と共に回転する。バランサ軸91の左端部には、ギア94が固定されている。
ギア42はクランク軸36に圧入されている。上述の通り、ギア42は、クラッチ38のクラッチハウジング38aとバランサ90のギア93との両方に噛み合っている。ギア42を圧入ギアで構成することにより、ギア42の外径を小さくすることができる。ギア42の外径を小さくすることにより、クランク軸36とメイン軸44との間の距離、およびクランク軸36とバランサ軸91との間の距離を小さくすることができる。なお、クランク軸36、メイン軸44、ドライブ軸46、およびバランサ軸91は左右方向に延びており、互いに平行に配置されている。
内燃機関20は、少なくとも一部が冷却水によって冷却される水冷式の内燃機関である。自動二輪車1は、内燃機関20を冷却する冷却装置50を備えている。次に、冷却装置50について説明する。
まず、冷却装置50の冷却水回路の構成を説明する。図4は、冷却装置50の冷却水回路の構成図である。冷却装置50は、ウォータポンプ52と、内燃機関20の内部に形成された冷却通路80と、ラジエタ54と、サーモスタット58と、オイルクーラ56とを備えている。
ウォータポンプ52は、冷却水を吐出する吐出口52oと、冷却水を吸い込む吸込口52iとを備えている。冷却通路80は、冷却水を流入させる流入口80iと、冷却水を流出させる流出口80oとを備えている。ラジエタ54は、冷却水と空気とを熱交換させるラジエタ本体54aと、入口タンク54bと、出口タンク54cとを備えている。入口タンク54bには、冷却水を流入させる流入口54iが形成されている。出口タンク54cには、冷却水を流出させる流出口54oが形成されている。オイルクーラ56には、冷却水を流入させる流入口56iと、冷却水を流出させる流出口56oとが形成されている。
冷却装置50は、ウォータポンプ52の吐出口52oと冷却通路80の流入口80iとに接続された第1通路71と、冷却通路80の流出口80oとラジエタ54の流入口54iとに接続された第2通路72と、ラジエタ54の流出口54oとウォータポンプ52の吸込口52iとに接続された第3通路73と、オイルクーラ通路74とを備えている。オイルクーラ通路74は、第2通路72に接続された第1端部74iと、第3通路73に接続された第2端部74oとを含んでいる。オイルクーラ56はオイルクーラ通路74に備えられている。
サーモスタット58は、第3通路73のうち、ラジエタ54の流出口54oと第2端部74oとの間に備えられている。サーモスタット58は、第1流入口59i1と第2流入口59i2と流出口59oとが形成されたサーモスタットケース59と、サーモスタットケース59内に収容されかつ第1流入口59i1と流出口59oとの間を開閉する弁体57とを備えている。第3通路73は、ラジエタ54の流出口54oとサーモスタットケース59の第1流入口59i1とに接続された上流通路73aと、サーモスタットケース59の流出口59oとウォータポンプ52の吸込口52iとに接続された下流通路73bとを備えている。オイルクーラ通路74は、第1端部74iとオイルクーラ56の流入口56iとに接続された上流通路74aと、オイルクーラ56の流出口56oとサーモスタットケース59の第2流入口59i2とに接続された下流通路74bとを備えている。なお、サーモスタットケース59の第2流入口59i2は第2端部74oを構成している。
サーモスタット58はいわゆるインライン式(In-Line Type)のサーモスタットであり、サーモスタットケース59の第2流入口59i2と流出口59oとは常に連通している。サーモスタット58は、サーモスタットケース59の内部温度が基準温度未満の場合には、弁体57によって第1流入口59i1と流出口59oとの連通を遮断し、かつ、第2流入口59i2と流出口59oとを連通させるように構成されている。サーモスタット58は、サーモスタットケース59の内部温度が基準温度以上の場合には、第1流入口59i1と流出口59oとを連通させ、かつ、第2流入口59i2と流出口59oとを連通させるように構成されている。サーモスタットケース59の内部温度の値に拘わらず第2流入口59i2と流出口59oとが常に連通していることにより、オイルクーラ通路74には常に冷却水が流れる。そのため、オイルクーラ56には常に冷却水が流れる。なお、基準温度はサーモスタット58により一義的に定まる温度であるが、特定の温度に限定される訳ではない。基準温度の異なる複数のサーモスタット58から特定のサーモスタット58を選択することにより、結果的に基準温度を適宜に設定することができる。
以上が冷却装置50の冷却水回路の構成である。次に、冷却装置50の主要部の構造について説明する。
図5に示すように、ウォータポンプ52は内燃機関20に固定されている。ここではウォータポンプ52は、シリンダボディ24に固定されている。ただし、ウォータポンプ52をクランクケース22等に固定することも可能である。ウォータポンプ52は、シリンダボディ24の左側壁に固定されている。図6に示すように車両正面視において、ウォータポンプ52は車両中心線CLよりも右方に配置されている。なお、車両中心線CLとは、自動二輪車1の左右の中心を通る線であり、前輪5の中心線および後輪14の中心線と一致する線である。
図3に示すように、ウォータポンプ52は、ポンプハウジング52Bと、ポンプハウジング52Bの左方に配置されたポンプカバー52Aと、ポンプハウジング52B内に配置されたインペラ61と、インペラ61に固定されたポンプ軸62とを備えている。ポンプカバー52Aは、インペラ61に向けて冷却水を吸い込む吸込部60aを備えている。ポンプハウジング52Bは、インペラ61から吐出される冷却水を吐き出す吐出部60bと、吐出部60bから内燃機関20に向かって冷却水を導く通路部60c(図7参照)とを備えている。
ポンプ軸62にはギア63が固定されている。このギア63は、バランサ軸91に固定されたギア94と噛み合っている。ギア94はバランサ軸91に圧入されている。ポンプ軸62は、ギア63およびギア94を介してバランサ軸91に連結している。ウォータポンプ52はバランサ軸91によって駆動される。バランサ軸91が回転すると、インペラ61が回転する。前述の通り、バランサ軸91はクランク軸36により駆動される。よって、ウォータポンプ52は、直接的にはバランサ軸91に駆動され、間接的にはクランク軸36によって駆動される。
図7に示すように、車両側面視において、ポンプ軸62の軸心はクランク軸36の軸心よりも上方に位置している。車両側面視において、ポンプ軸62の軸心はクランク軸36の軸心よりも前方に位置している。
ウォータポンプ52は、発電機37(図2参照)を覆うACMカバー64と共に内燃機関20に取り付けられている。図8は図7のVIII−VIII線断面図である。図8に示すように、ウォータポンプ52の一部は、ボルト53によりACMカバー64と共にシリンダボディ24に取り付けられている。ポンプカバー52Aの一部、ポンプハウジング52Bの一部、およびACMカバー64の一部は、同一のボルト53によってシリンダボディ24に固定されている。
次に、内燃機関20の内部に形成された水通路について説明する。図4を参照しながら前述した通り、冷却装置50は、第1通路71と、内燃機関20の内部に形成された冷却通路80とを備えている。本実施形態では、第1通路71は内燃機関20の内部に形成されている。第1通路71は、ウォータポンプ52から冷却通路80に冷却水を導く導入通路を構成している。
図9に示すように、冷却通路80は、シリンダヘッド26に形成されたシリンダヘッド冷却通路81と、シリンダボディ24に形成されたシリンダボディ冷却通路82と、シリンダヘッド冷却通路81とシリンダボディ冷却通路82とを接続する接続通路83とを備えている。
シリンダヘッド冷却通路81は、第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33の燃焼室43の凹部27(図2参照)の周囲に形成されている。シリンダヘッド冷却通路81は、冷却水を車両正面視の右から左に流すように形成されている。
シリンダボディ冷却通路82は、第1シリンダ31、第2シリンダ32、および第3シリンダ33の周囲に形成されたウォータジャケットからなっている。シリンダボディ冷却通路82は、冷却水を車両正面視の右から左に流すように形成されている。
シリンダヘッド26とシリンダボディ24との間には、ガスケット25が挟まれている。ガスケット25には、シリンダボディ冷却通路82の上方かつシリンダヘッド冷却通路81の下方に位置する複数の孔25bが形成されている。接続通路83は、孔25bにより構成されている。接続通路83を構成する孔25bの位置および個数は特に限定されないが、ここではガスケット25には、第3シリンダ33よりも左方に位置する2つの孔25bと、第3シリンダ33よりも後方に位置する2つの孔25bと、第2シリンダ32よりも後方に位置する2つの孔25bと、第1シリンダ31よりも後方に位置する2つの孔25bと、第1シリンダ31よりも右方に位置する1つの孔25bとが形成されている。
図9に示すように、第1通路71はシリンダボディ24に形成されている。車両正面視において、第1通路71は、最も右に配置された第1シリンダ31の右方に配置されている。車両正面視において、第1通路71は、右方に開口する流入口71iと、シリンダボディ24の上面において開口する流出口71oと、流入口71iから左方に延びる横部71aと、横部71aから流出口71oに向かってシリンダ軸線と平行に延びる縦部71bとを備えている。縦部71bの横断面は流出口71oと同じように、第1シリンダ31の軸心31cを中心とする円弧形状に形成されている。なお、符号32c、33cは、それぞれ第2シリンダ32、第3シリンダ33の軸線を表している。
第1通路71および冷却通路80は、いずれも内燃機関20の内部に形成され、冷却水が流通する水通路である。しかし、冷却通路80は内燃機関20を冷却するために冷却水を流通させる通路であるが、第1通路71は、内燃機関20の冷却を目的としておらず、冷却水をシリンダヘッド冷却通路81に導くための通路である。第1通路71およびシリンダボディ冷却通路82はいずれもシリンダボディ24に形成されているが、第1通路71とシリンダボディ冷却通路82とは別の空間を形成している。シリンダボディ24の内部において、第1通路71とシリンダボディ冷却通路82とはつながっていない。
第1通路71は、シリンダボディ冷却通路82よりもシリンダ31〜33から遠い位置に形成されている。シリンダボディ冷却通路82の一部は、シリンダ31〜33と第1通路71との間に形成されている。図10に示すように、第1通路71の横幅71Wはシリンダボディ冷却通路82の横幅82Wよりも大きいが、第1通路71の縦幅71Lはシリンダボディ冷却通路82の全周長さよりも小さい。第1通路71は、シリンダボディ冷却通路82よりも流路断面積が小さい。第1通路71はシリンダ軸線31cを中心とする円弧状に形成されているので、シリンダ軸線31cと直交する断面において、縦幅71Lは第1通路71の最大長さに対応する。シリンダ軸線31cと直交する断面において、第1通路71の縦幅71Lはシリンダ31の内径31Dよりも小さい。なお、第1シリンダ31〜第3シリンダ33の内径は同一である。第1通路71の通路長さはシリンダボディ冷却通路82の通路長さよりも短い。第1通路71の表面積は、シリンダボディ冷却通路82の表面積よりも小さい。
図9に示すように、ガスケット25において第1通路71の上方かつシリンダヘッド冷却通路81の下方には、孔25aが形成されている。第1通路71とシリンダヘッド冷却通路81とは、孔25aにより連通している。孔25aは、第1通路71とシリンダヘッド冷却通路81とを接続する接続通路を構成している。シリンダヘッド26における孔25aの上方には、冷却通路80の流入口80iが形成されている。
シリンダボディ24には、冷却通路80の流出口80oが形成されている。流出口80oはシリンダボディ冷却通路82につながっている。車両正面視において、流出口80oは車両中心線CLよりも左方に配置されている。流出口80oは第3シリンダ33の前方に配置されている。流出口80oは前斜め下向きに開口している。以上が内燃機関20の水通路の構成である。
図7に示すように、ラジエタ54は内燃機関20の前方に配置されている。ラジエタ54は、シリンダボディ24、シリンダヘッド26およびヘッドカバー28の前方に配置されている。ラジエタ54は前傾している。ラジエタ54の上端部54tは、ラジエタ54の下端部54sよりも前方に位置している。ラジエタ54の後方には、ファン55が配置されている。図6に示すように車両正面視において、入口タンク54bはラジエタ本体54aの左方に配置され、出口タンク54cはラジエタ本体54aの右方に配置されている。車両正面視において、入口タンク54bは車両中心線CLより左方に配置され、出口タンク54cは車両中心線CLより右方に配置されている。ラジエタ54の流入口54iは、入口タンク54bの下端部に形成されている。ラジエタ54の流出口54oは、出口タンク54cの下端部に形成されている。
車両正面視において、サーモスタット58は車両中心線CLよりも右方に配置されている。サーモスタット58は内燃機関20の前方に配置されている。サーモスタット58は、クランクケース22およびシリンダボディ24の前方に配置されている。車両正面視において、サーモスタット58はラジエタ54の下方に配置されている。サーモスタット58のサーモスタットケース59は、縦長の略円筒形状に形成されている。車両正面視において、第1流入口59i1および流出口59oはサーモスタットケース59の右部に形成され、第2流入口59i2はサーモスタットケース59の左部に形成されている。第1流入口59i1は第2流入口59i2よりも下方に形成され、流出口59oは第2流入口59i2よりも上方に形成されている。
オイルクーラ56はクランクケース内のオイルを冷却水によって冷却するものである。オイルクーラ56は、冷却水とオイルとを熱交換させるように構成されている。オイルクーラ56はクランクケース22に取り付けられている。オイルクーラ56はクランクケース22の前方に配置されている。オイルクーラ56は、前方に延びる略筒状に形成されている。オイルクーラ56は、車両正面視において車両中心線CL上に配置されている。オイルクーラ56の中心56cはサーモスタット58よりも下方に位置している。オイルクーラ56の上端56tはサーモスタット58の上端58tよりも下方に位置し、オイルクーラ56の下端56sはサーモスタット58の下端58sよりも下方に位置している。サーモスタット58の冷却水の流入口56iは、車両正面視において流出口56oよりも右方に形成され、かつ、流出口56oよりも上方に形成されている。
内燃機関20の冷却通路80の流出口80oとラジエタ54の流入口54iとは、水配管72Aによって接続されている。なお、本明細書において「水配管」には、パイプ、ホース、チューブ、および継手等や、それらの組み合わせが含まれる。車両正面視において、水配管72Aは車両中心線CLよりも左方に配置されている。
ラジエタ54の流出口54oとサーモスタット58の第1流入口59i1とは、水配管73Aによって接続されている。サーモスタット58の流出口59oとウォータポンプ52の吸込口52iとは、水配管73Bによって接続されている。車両正面視において、水配管73Aおよび水配管73Bは車両中心線CLよりも右方に配置されている。車両正面視において、水配管73Aの一部73A1は水配管73Bと重なっている。図7に示すように、水配管73Aの一部73A1は水配管73Bの前方に配置されている。水配管73Aの他の一部73A2は、水配管73Bの下方に配置されている。図示は省略するが、車両平面視において、水配管73Aの他の一部73A2は水配管73Bと重なっている。
図6に示すように、内燃機関20の冷却通路80の流出口80oとオイルクーラ56の流入口56iとは、水配管74Aによって接続されている。オイルクーラ56の流出口56oとサーモスタット58の第2流入口59i2とは、水配管74Bによって接続されている。車両正面視において、水配管74Aは、流出口80oからいったん下方に延びてから右方に曲がり、それから下方に曲がってから流入口56iに接続されている。車両正面視において、水配管74Bは、流出口56oからいったん左方に延びてから上方に曲がり、上方に延びてから右方に曲がり、第2流入口59i2に接続されている。車両正面視において、水配管74Bの一部74B1は水配管74Aと重なっている。図11に示すように、水配管74Bの一部74B1は水配管74Aの前方に配置されている。水配管74Bの他の一部74B2は、水配管74Aの下方に配置されている。図示は省略するが、車両平面視において、水配管74Bの他の一部74B2は水配管74Aと重なっている。
前述の第2通路72(図4参照)は水配管72Aによって構成されている。第3通路73の上流通路73a、下流通路73bは、それぞれ水配管73A、水配管73Bによって構成されている。オイルクーラ通路74の上流通路74a、下流通路74bは、それぞれ水配管74A、水配管74Bによって構成されている。なお、ここで説明した構造では、水配管74Aの一端は流出口80oに接続されているので、オイルクーラ通路74の上流通路74aは第2通路72の上流端に接続されていることになる。ただし、水配管74Aの一端は、流出口80oに接続される代わりに、水配管72Aに接続されていてもよい。
図6に示すように、水配管74Aおよび水配管74Bは、水配管72A、水配管73A、および水配管73Bよりも細い。オイルクーラ通路74は、第2通路72および第3通路73よりも流路断面積が小さくなっている。
なお、符号78はリカバリータンク、符号79はオイルフィルタを表している。リカバリータンク78およびオイルフィルタ70は、サーモスタット58およびオイルクーラ56と同様に、内燃機関20の前方に配置されている。車両正面視において、オイルクーラ56はリカバリータンク78の右方かつオイルフィルタ79の左方に配置されている。車両正面視において、オイルクーラ56はリカバリータンク78とオイルフィルタ79との間に配置されている。
図12に示すように、シリンダヘッド26には、排気ポート96につながった排気管接続口97が形成されている。内燃機関20は、排気管接続口97に接続された第1排気管101、第2排気管102、および第3排気管103を備えている。第1排気管101、第2排気管102、第3排気管103は、それぞれ第1シリンダ31、第2シリンダ32、第3シリンダ33の燃焼室43(図2参照)と連通している。排気管接続口97はシリンダヘッド26の前部に形成されているので、第1排気管101、第2排気管102、および第3排気管103は、シリンダヘッド26の前部に接続されている。図7および図11に示すように車両側面視において、第1排気管101は、シリンダヘッド26から前斜め下向きに延びる上部101Aと、上部101Aから後斜め下向きに延びる第1中間部101Bおよび第2中間部101Cと、第2中間部101Cから後方へ延びる下部101Dとを備えている。同様に車両側面視において、第2排気管102は、シリンダヘッド26から前斜め下向きに延びる上部102Aと、上部102Aから後斜め下向きに延びる第1中間部102Bおよび第2中間部102Cと、第2中間部102Cから後方へ延びる下部102Dとを備えている。同様に車両側面視において、第3排気管103は、シリンダヘッド26から前斜め下向きに延びる上部103Aと、上部103Aから後斜め下向きに延びる第1中間部103Bおよび第2中間部103Cと、第2中間部103Cから後方へ延びる下部103Dとを備えている。図12に示すように車両正面視において、第1中間部101B、102B、および103Bは右斜め下向きに延びており、第2中間部101C、102C、および103Cは左斜め下向きに延びている。
図11に示すように、サーモスタット58およびオイルクーラ56は、第1排気管101、第2排気管102、および第3排気管103の後方に配置されている。詳しくは、サーモスタット58およびオイルクーラ56は、第1排気管101の中間部101B,101C、第2排気管102の中間部102B,102C、および第3排気管103の中間部103B,103Cの後方に配置されている。前後方向に関して、サーモスタット58はクランクケース22と排気管101〜103との間に配置されている。
図7に示すように車両側面視において、水配管73Bは、クランクケース22およびシリンダボディ24と第1〜第3排気管101〜103との間に配置されている。図11に示すように車両側面視において、水配管74Aおよび水配管74Bも、クランクケース22およびシリンダボディ24と第1〜第3排気管101〜103との間に配置されている。特に水配管73Bは、図7に示すように車両側面視において、クランクケース22とシリンダボディ24と第1排気管101の上部101Aと第1中間部101Bとによって仕切られる空間内に、コンパクトに配置されている。図11に示すように車両側面視において、水配管72Aの一部は第1〜第3排気管101〜103の上部101A〜103Aおよび第1中間部101B〜103Bの後方に配置され、水配管72Aの他の一部は第1〜第3排気管101〜103と交差してからラジエタ54の流入口54iに接続されている。図7に示すように車両側面視において、水配管73Aの一部は第1〜第3排気管101〜103の第1中間部101B〜103Bの後方に配置され、水配管73Aの他の一部は第1〜第3排気管101〜103と交差してからラジエタ54の流出口54oに接続されている。
以上が内燃機関20および冷却装置50の構成である。次に、冷却装置50における冷却水の流れについて説明する。
内燃機関20の始動直後に行われる暖機運転時では、冷却水の温度が低い。この場合、冷却水の温度はサーモスタット58の基準温度未満となり、サーモスタット58の第1流入口59i1と流出口59oとの連通が遮断される。一方、暖機運転の後、冷却水の温度がサーモスタット58の基準温度以上になると、サーモスタット58の第1流入口59iと流出口59oとが連通する。これにより、内燃機関20を冷却した冷却水をラジエタ54で放熱させる運転(以下、通常運転という)が行われる。次に、暖機運転および通常運転における冷却水の流れについて説明する。
まず、暖機運転時の冷却水の流れを説明する。図9に矢印で示すように、ウォータポンプ52から吐出された冷却水は導入通路71に入り、この導入通路71からシリンダヘッド冷却通路81に流入する。
シリンダヘッド冷却通路81に流入した冷却水は、シリンダヘッド冷却通路81内を車両正面視の左向きに流れる。この際、冷却水の一部は、車両正面視において第1シリンダ31よりも右方の孔25bと、第1シリンダ31、第2シリンダ32および第3シリンダ33よりも後方の孔25bとを通じて、シリンダボディ冷却通路82に流入する。冷却水の残部は、車両正面視において第3シリンダ33よりも左方の孔25bを通じて、シリンダボディ冷却通路82に流入する。これにより、シリンダヘッド冷却通路81内の冷却水は、車両正面視において左向きに流れながらシリンダボディ冷却通路82に順次流入していく。
シリンダボディ冷却通路82内の冷却水は、車両正面視において左向きに流れる。第1シリンダ31の周囲に至った冷却水は、流出口80oから前向きに流出する。
サーモスタット58では第1流入口59i1と流出口59oとの連通が遮断されているので、冷却通路80の流出口80oから流出した冷却水は、ラジエタ54には流入しない。図6に実線矢印で示すように、流出口80oから流出した冷却水は、水配管74A、オイルクーラ56、水配管74Bを流れた後、第2流入口59i2からサーモスタット58に流入する。サーモスタット58に流入した冷却水は、流出口59oから流出し、水配管73Bを流れた後、ウォータポンプ52に吸い込まれる。以後、冷却水は同様に循環する。
次に、通常運転時の冷却水の流れを説明する。暖機運転と同様、ウォータポンプ52から吐出された冷却水は、導入通路71および冷却通路80を通過し、流出口80oから流出する(図9参照)。
サーモスタット58では、第1流入口59i1と流出口59oとが連通し、かつ、第2流出口59i2と流出口59oとが連通する。図6に破線矢印で示すように、流出口80oから流出した冷却水の一部は、水配管72Aを通じてラジエタ54の入口タンク54bに流入する。入口タンク54bに流入した冷却水は、ラジエタ本体54a内を車両正面視の右向きに流れる。この際、ラジエタ本体54a内の冷却水はラジエタ本体54a外の空気と熱交換を行い、この空気によって冷却される。ラジエタ本体54a内を流れた冷却水は、出口タンク54cに流入する。出口タンク54c内の冷却水は、水配管73Aを流れた後、第1流入口59i1からサーモスタット58に流入する。
図6に実線矢印で示すように、流出口80oから流出した残りの冷却水は、オイルクーラ通路74を流れる。すなわち、冷却水は水配管74Aを流れた後、オイルクーラ56に流入する。冷却水はオイルクーラ56においてオイルを冷却する。オイルクーラ56を流出した冷却水は、水配管74Bを流れた後、第2流入口59i2からサーモスタット58に流入する。
第1流入口59i1から流入した冷却水および第2流入口59i2から流入した冷却水は、流出口59oから流出し、水配管73Bを通じてウォータポンプ52に吸い込まれる。以後、冷却水は同様に循環する。
以上のように、冷却装置50によれば、冷却水が冷却通路80を流れることによって内燃機関20は冷却される(図9参照)。ウォータポンプ52から吐出された冷却水は、第1通路(以下、導入通路という)71によりシリンダヘッド冷却通路81に導かれ、それから接続通路83を経てシリンダボディ冷却通路82を流れる。シリンダヘッド冷却通路81には、シリンダボディ冷却通路82を流れる前の冷却水が流れる。そのため、シリンダヘッド冷却通路81には温度の低い冷却水が流れる。したがって、冷却装置50によれば、シリンダヘッド26を効果的に冷却することができる。シリンダヘッド26は内燃機関20のうち、燃焼室43の近傍に位置する部材である。冷却装置50によれば、内燃機関20の燃焼室43の近傍部分を効果的に冷却することができる。燃焼室43の近傍部分を効果的に冷却することにより、ノッキングの抑制等の効果を得ることができる。また、導入通路71はシリンダボディ24に形成されているので、ウォータポンプ52とシリンダヘッド冷却通路81とを接続する長い水配管は不要である。よって、冷却装置50によれば、ウォータポンプ52とシリンダヘッド冷却通路81とを接続する水配管が長くなることを防止しつつ、内燃機関20の燃焼室43の近傍部分を効果的に冷却することができる。
導入通路71は、シリンダボディ冷却通路82よりもシリンダ31〜33から遠い位置に形成されている。シリンダボディ冷却通路82の一部は、シリンダ31と導入通路71との間に形成されている。そのため、導入通路71を流れる冷却水は、シリンダボディ冷却通路82を流れる冷却水よりも加熱されにくい。よって、より低温の冷却水をシリンダヘッド冷却通路81に導入することができる。
導入通路71は、シリンダ31の軸線31cに対して実質的に平行に延びている。本実施形態によれば、導入通路71がこのような構成を備えることにより、シリンダボディ24の内部に好適な導入通路71を形成することができる。
前述したように、導入通路71はシリンダボディ冷却通路82よりも流路断面積が小さい。シリンダボディ24におけるシリンダ軸線31cと直交する断面において、導入通路71の最大長さ71Lはシリンダ31の内径31Dよりも小さい(図10参照)。本実施形態によれば、導入通路71の表面積はシリンダボディ冷却通路82の表面積よりも小さく、導入通路71を流れる冷却水はシリンダボディ冷却通路82を流れる冷却水に比べると暖められにくい。よって、より低温の冷却水をシリンダヘッド冷却通路81に導入することができる。
本実施形態では、ウォータポンプ52はクランクケース22に取り付けられている。そのため、ウォータポンプ52と導入通路71との距離を短くすることができる。上記距離が短いので、ウォータポンプ52の吐出口52oと導入通路71の流入口71iとを水配管により接続する場合、その水配管の長さを短くすることができる。
ウォータポンプ52の吐出口52oと導入通路71の流入口71iとは短い水配管により接続されていてもよいが、本実施形態では、ウォータポンプ52の吐出口52oは導入通路71の流入口71iに直接接続されている。したがって、ウォータポンプ52の吐出口52oと導入通路71の流入口71iとを接続する水配管を省略することができる。
図3に示すように、ウォータポンプ52はバランサ90に連結され、バランサ90によって駆動されるように構成されている。バランサ90をウォータポンプ52の駆動源として利用することができるので、ウォータポンプ52を駆動する専用のモータが不要となる。また、バランサ90の側方のスペースをウォータポンプ52の設置スペースとして有効活用することができ、ウォータポンプ52をコンパクトに配置することができる。
図9から明らかなように、第2シリンダ32の軸線32cは、軸線32cの方向から見たときに、右の第1シリンダ31の軸線31cと左の第3シリンダ33の軸線33cとを結ぶ線の中間点に該当する。軸線32cの方向から見て、軸線32cは導入通路71の流入口71iと冷却通路80の流出口80oとの間に位置している。車両正面視において、導入通路71の流入口71iは軸線32cよりも右方に位置し、冷却通路80の流出口80oは軸線32cよりも左方に位置している。このように、導入通路71の流入口71iと冷却通路80の流出口80oとは、互いに遠い位置に配置されている。本実施形態によれば、導入通路71の流入口71iと冷却通路80の流出口80oとの干渉を懸念する必要がないので、シリンダボディ24において、導入通路71を形成するための十分なスペースを容易に確保することができる。
本実施形態では、シリンダボディ24がクランクケース22から前斜め上方に延び、車両側面視において排気管101〜103がシリンダヘッド26から前斜め下方に延びてから後斜め下方に延び、ラジエタ54が内燃機関20の前方に配置されている。一般的に、このような形態の自動二輪車では、内燃機関20とラジエタ54とウォータポンプ52とを接続する水配管は、排気管101〜103と干渉しやすい傾向があり、水配管の全体のレイアウトが難しくなる。しかし、本実施形態によれば、ウォータポンプ52と内燃機関20の冷却通路80とを接続する水配管が不要である。排気管101〜103との干渉を避けながら、水配管72A、73Aおよび73Bをコンパクトに配置することができる。
図6に示すように、車両正面視における車両中心線CLの右方、左方をそれぞれ第1領域、第2領域としたときに、ラジエタ54の流出口54oおよびウォータポンプ52は第1領域に配置され、ラジエタ54の流入口54iおよび冷却通路80の流出口80oは第2領域に配置されている。車両正面視において、ラジエタ54の流出口54oとウォータポンプ52とに接続された水配管(以下、第1水配管という)73Aおよび73Bは車両中心線CLよりも右方に配置され、ラジエタ54の流入口54iと冷却通路80の流出口80oとに接続された水配管72A(以下、第2水配管という)は車両中心線CLよりも左方に配置されている。このように、第1水配管73Aおよび73Bと第2水配管72Aとは、互いに遠い位置に配置されている。そのため、第1水配管73Aおよび73Bと第2水配管72Aとの干渉を避けながら、第1水配管73Aおよび73Bと第2水配管72Aとをコンパクトに配置することができる。なお、第1水配管73Aおよび73Bと第2水配管72Aとの配置は逆であってもよい。すなわち、車両正面視における車両中心線CLの左方、右方をそれぞれ第1領域、第2領域としたときに、ラジエタ54の流出口54oおよびウォータポンプ52は第1領域に配置され、ラジエタ54の流入口54iおよび冷却通路80の流出口80oは第2領域に配置されていてもよい。車両正面視において、ラジエタ54の流出口54oとウォータポンプ52とに接続された第1水配管73Aおよび73Bは車両中心線CLよりも左方に配置され、冷却通路80の流出口80oとラジエタ54の流入口54iとに接続された第2水配管72Aは車両中心線CLよりも右方に配置されていてもよい。この場合でも同様の効果を得ることができる。
図9に示すように車両正面視において、導入通路71は最も右のシリンダ31よりも右方に配置されている。シリンダボディ24のうちシリンダ31〜33の側方の部分には、比較的大きなスペースを確保しやすい。導入通路71をシリンダ31〜33の側方に配置することにより、シリンダボディ24の内部に好適な導入通路71を形成しやすくなる。また、導入通路71がシリンダ31〜33の側方に配置されていることにより、導入通路71を流れる冷却水が加熱されにくくなる。なお、導入通路71は、車両正面視において最も左のシリンダ33よりも左方に配置されていてもよい。この場合でも同様の効果を得ることができる。
車両正面視において、導入通路71はシリンダ31〜33の右方に配置され、シリンダヘッド冷却通路81およびシリンダボディ冷却通路82は冷却水を左方に流すように構成されている。車両正面視の右方、左方をそれぞれ第1の方、第2の方としたときに、導入通路71はシリンダ31〜33よりも第1の方に配置され、シリンダヘッド冷却通路81およびシリンダボディ冷却通路82は冷却水を第2の方に流すように構成されている。これにより、冷却水がシリンダヘッド冷却通路81およびシリンダボディ冷却通路82を円滑に流れやすくなり、内燃機関20を好適に冷却することができる。なお、車両正面視において、導入通路71はシリンダ31〜33の左方に配置され、シリンダヘッド冷却通路81およびシリンダボディ冷却通路82は冷却水を右方に流すように構成されていてもよい。車両正面視の左方、右方をそれぞれ第1の方、第2の方としたときに、導入通路71はシリンダ31〜33よりも第1の方に配置され、シリンダヘッド冷却通路81およびシリンダボディ冷却通路82は冷却水を第2の方に流すように構成されていてもよい。この場合でも同様の効果を得ることができる。
20 内燃機関
22 クランクケース
24 シリンダボディ
26 シリンダヘッド
52 ウォータポンプ
54 ラジエタ
71 第1通路(導入通路)
80 冷却通路
81 シリンダヘッド冷却通路
82 シリンダボディ冷却通路
83 接続通路

Claims (13)

  1. クランク軸が収容されたクランクケースと、内部にシリンダを備えるシリンダボディと、前記シリンダボディに結合され、燃焼室の一部を区画するシリンダヘッドとを備えた内燃機関を冷却する冷却装置であって、
    冷却水を冷却するラジエタと、
    前記ラジエタによって冷却された冷却水を搬送するウォータポンプと、
    前記シリンダヘッドに形成されたシリンダヘッド冷却通路と、前記シリンダボディに形成されたシリンダボディ冷却通路と、前記シリンダヘッド冷却通路と前記シリンダボディ冷却通路とを接続する接続通路と、を備える冷却通路と、
    前記シリンダボディに形成され、冷却水を前記冷却通路の前記シリンダヘッド冷却通路に導く導入通路と、
    を備えた内燃機関の冷却装置。
  2. 前記導入通路は、前記シリンダボディ冷却通路よりも前記シリンダから遠い位置に形成されている、請求項1に記載の内燃機関の冷却装置。
  3. 前記シリンダボディ冷却通路の一部は、前記シリンダと前記導入通路との間に形成されている、請求項2に記載の内燃機関の冷却装置。
  4. 前記シリンダボディ冷却通路は、前記シリンダの周囲に形成されたウォータジャケットからなり、
    前記導入通路は、前記シリンダの軸線に対して実質的に平行に延びている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却装置。
  5. 前記ウォータポンプは、前記クランクケースに取り付けられている、請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却装置。
  6. 前記内燃機関は、前記クランクケース内に配置されかつ前記クランク軸に連結されたバランサを備え、
    前記ウォータポンプは、前記バランサに連結され、前記バランサによって駆動されるように構成されている、請求項5に記載の内燃機関の冷却装置。
  7. 前記導入通路は、冷却水を流入させる流入口を備え、
    前記ウォータポンプは、前記導入通路の前記流入口に接続された吐出口を備えている、請求項5または6に記載の内燃機関の冷却装置。
  8. 前記シリンダボディは、前記シリンダと共に一列に並ぶ1または2以上の他のシリンダを備え、
    前記冷却通路は、前記シリンダボディに形成されかつ前記シリンダボディ冷却通路から冷却水を流出させる流出口を備え、
    前記シリンダの軸線の方向から見たときに、前記シリンダおよび前記他のシリンダのうち両端のシリンダの軸線同士を結ぶ線の中間点は、前記導入通路の前記流入口と前記冷却通路の前記流出口との間に位置する、請求項7に記載の内燃機関の冷却装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却装置を備えた自動二輪車。
  10. 前記シリンダボディは、前記クランクケースから前斜め上方に延びており、
    前記内燃機関は、車両側面視において前記シリンダヘッドから前斜め下方に延びてから後斜め下方に延びる排気管を備え、
    前記ラジエタは、前記内燃機関の前方に配置されている、請求項9に記載の自動二輪車。
  11. 前記ラジエタは、冷却水を流入させる流入口と、冷却水を流出させる流出口とを備え、
    前記冷却装置は、前記ラジエタの流出口と前記ウォータポンプとに接続された第1水配管と、前記冷却通路の前記流出口と前記ラジエタの前記流入口とに接続された第2水配管と、を備え、
    車両正面視における車両中心線の左方および右方のうちいずれか一方を第1領域、他方を第2領域としたときに、前記ラジエタの前記流出口および前記ウォータポンプは前記第1領域に配置され、前記ラジエタの前記流入口および前記冷却通路の前記流出口は前記第2領域に配置されている、請求項10に記載の自動二輪車。
  12. 請求項8に記載の内燃機関の冷却装置を備えた自動二輪車であって、
    前記シリンダおよび前記他のシリンダは、左右に配列され、
    前記導入通路は、車両正面視において前記シリンダのうち最も右のシリンダよりも右方に配置され、または、車両正面視において前記シリンダのうち最も左のシリンダよりも左方に配置されている、自動二輪車。
  13. 請求項8に記載の内燃機関の冷却装置を備えた自動二輪車であって、
    前記シリンダおよび前記他のシリンダは、左右に配列され、
    車両正面視の左方および右方のうち、いずれか一方を第1の方、他方を第2の方としたときに、前記導入通路は前記シリンダおよび前記他のシリンダよりも前記第1の方に配置され、前記シリンダヘッド冷却通路および前記シリンダボディ冷却通路は冷却水を前記第2の方に流すように構成されている、自動二輪車。
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