JP2015024802A - 電線ガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線ガイド体が踏み付けられても、破壊に至らないようにする。【解決手段】車両ボディに取付けられ上下に対向する壁20A,20Bを有するボディ側ブラケット5と、電線ガイド体3における車両ボディ側の端部に配され、かつボディ側ブラケット5に対し上下壁20A,20B間に挟まれつつ係止された状態で取り付けがなされるボディ側端部リンク部材9とを備え、ボディ側ブラケット5の上壁20Aには、少なくとも一対のスリット21を切り込むことで両スリット21間の部位に解除壁22が形成され、この解除壁22はボディ側端部リンク部材9の傾動に伴って外方へ撓み変形することで、ボディ側ブラケット5に対するボディ側端部リンク部材9の係止状態を解除して脱落可能となっている。【選択図】図5

Description

本発明は電線ガイド装置に関するものである。
従来より、自動車のスライドドア内に装着された電装品への給電を行うために、車両ボディ側とスライドドア側との間にワイヤハーネスが架設されてきた。このようなワイヤハーネスを配索する技術を開示するものとして、下記特許文献1が知られている。
ここには、内部にワイヤハーネスを挿通させる電線ガイド体に関する構成が開示されている。こうした電線ガイド体の両端部はボディ側とスライドドア側に設けられたブラケットにそれぞれ接続されている。電線ガイド体は複数のリンク部材同士を回動可能に連結した構成であり、スライドドアの開閉動作に伴って屈曲変位するようになっている。
特開2004−25999号公報
ところで、電線ガイド体のボディ側端部を連結するボディ側ブラケットは、スライドドアによって開閉される乗降口のステップ部分の後部に配置されている。したがって、搭乗者が電線ガイド体のボディ側端部に近い部位を踏み付けてしまう可能性がある。特に、従来の場合には、スライドドアの半開状態で踏み付けられると、電線ガイド体の途中部位で折損に至ってしまう懸念があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線ガイド体が誤って踏み付けられた場合であっても、電線ガイド体を損傷に至らせることがない電線ガイド装置の提供を目的とする。
本発明の電線ガイド装置は、複数のリンク部材が回動可能に連結されて構成され、これら連結されたリンク部材の内部に車両ボディとスライドドアとの間に架け渡される電線が挿通され、スライドドアの開閉に伴って屈曲変位可能に構成される電線ガイド体を備えた電線ガイド装置であって、車両ボディに取付けられ上下に対向する壁面を有するボディ側ブラケットと、電線ガイド体における車両ボディ側の端部に配され、かつボディ側ブラケットに対し上下壁面間に挟まれつつ係止された状態で取り付けがなされる端部リンク部材とを備え、ボディ側ブラケットの上壁には、少なくとも一対のスリットが切り込まれることで両スリット間の部位に解除壁が形成され、この解除壁は端部リンク部材の傾動に伴って外方へ撓み変形することで、ボディ側ブラケットに対する端部リンク部材の係止状態を解除して離間可能となっていることを特徴とする。
本発明によれば、スライドドアの開閉動作中に、搭乗者が電線ガイド体の途中の部位を誤って踏み付けてしまうと、電線ガイド体に押し下げ力が作用する。すると、電線ガイド体の車両ボディ側の端部では、端部リンク部材が上向きに傾動しようとする。その際において、端部リンク部材はボディ側ブラケットの上壁を外側へ撓み変形させることで、ボディ側ブラケットとの係止が解除される。このことにより、端部リンク部材はボディ側ブラケットから離間されるため、電線ガイド体が損傷に至る事態を回避することができる。
実施例1において、スライドドアの開閉に伴って電線ガイド体が屈曲変位する様子を示す平面図 車両ボディ側の取付け用ブラケットと端部リンク部材との組み付け部分を示すとともに、ワイヤハーネスが迂回経路に沿って配索されている状態を示す一部破断図 図2において、端部リンク部材が外れてワイヤハーネスの余長分が引っ張られて直行経路に移行した状態を示す一部破断図 車両ボディ側の取付け用ブラケットと端部リンク部材との通常時の組み付け状態を示す側断面図 同じく端部リンク部材における外れ動作の初期の状態を示す側断面図 同じく外れ動作がさらに進行した状態を示す側断面図 同じく端部リンク部材が取付け用ブラケットから外れてしまった態を示す側断面図 実施例2において、ボディ側ブラケットと電線ガイド体との連結状況を示す平面図 ボディ側端部リンク部材の平面図 規制突部がボディ側ブラケットに干渉している状況を示す側面図 ボディ側ブラケットと電線ガイド体との連結状態を示す側断面図 位置決め機構による位置決め状態が解除されたときの状況を示す側断面図 電線ガイド体が離間した状態を一部破断して示す平面図 同じく側断面図
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
(1)本発明の電線ガイド装置は、前記ボディ側ブラケットに前記電線ガイド体の内部に挿通された電線が導入される収容部が形成されるとともに、この収容部には前記電線を前記ボディ側ブラケットの外部に導出させる導出口が開口しており、さらに、前記電線は、通常時には前記収容部内において前記導出口と前記電線ガイド体とを結ぶ直行経路よりも長い経路をもつ迂回経路に沿って配索され、かつ前記電線は、前記端部リンク部材が前記ボディ側ブラケットから離間することに伴って前記迂回経路から前記直行経路側へ配索経路が変更される構成とすることが好ましい。
電線ガイド体が踏み付けられて端部リンク部材がボディ側ブラケットから離間されるときには、電線はボディ側ブラケット側から引き出される方向の力を受ける。その際において、上記構成のように、ボディ側ブラケットの収容部内では電線は迂回経路に沿って配索されている。つまり、ボディ側ブラケット内では電線の引き出しを予め考慮して余長分を含んで配索されているため、端部リンク部材の離間動作が円滑になされる。
(2)また、前記ボディ側ブラケットは、前記端部リンク部材と共に略角筒状に形成されて前記端部リンク部材を差し込み可能であり、前記ボディ側リンク部材と前記端部リンク部材との対向面には凹凸の嵌り合いによる位置決め部が形成され、かつこの位置決め部は前記端部リンク部材の傾動に伴って前記嵌り合い状態が解除される構成としてもよい。
このような構成によれば、通常時においては、端部リンク部材がボディ側ブラケットに対し位置決め部によって位置決めされた状態に保持されているため、電線ガイド装置としての動作を安定的なものとすることができる。その一方で、位置決め部は、踏み付けがなされれば解離する構成としたため、ボディ側ブラケットからの端部リンク部材の外れ動作に支障を与えることはない。
(3)ボディ側ブラケットと端部リンク部材の少なくともいずれか一方には、端部リンク部材が上向きに傾動したときにボディ側ブラケットに干渉することで、ボディ側ブラケットに対する端部リンク部材の嵌合深さを規制する嵌合深さ規制部が設けられるようにしてもよい。
電線ガイド体に対する踏み付け状況によっては、ボディ側端部リンク部材が傾斜姿勢のままボディ側ブラケットに対してさらに深く嵌り合うような事態が生じ得る。仮に、そのような状況が生じたとすると、ボディ側端部リンク部材が所定の傾斜姿勢に至ることができず、位置決め機構の連結状態が解除できないことも懸念される。しかし、上記の構成によれば、ボディ側端部リンク部材が傾斜姿勢になるときには、嵌合深さ規制部によってボディ側端部リンク部材とボディ側ブラケットとが干渉して両者の嵌合深さが一定限度以上に深まることが規制される。このことをもって、ボディ側端部リンク部材は、位置決め機構による連結解除を可能な傾斜姿勢をとることができ、確実にボディ側ブラケットから離脱することができる。
(4)嵌合深さ規制部が干渉した状態で、端部リンク部材が上向きに傾動したときには端部リンク部材の先端部が解除壁の長手方向の中央部を突き上げ可能となるようにするとよい。
このような構成によれば、嵌合深さ規制部が干渉したままボディ側端部リンク部材が所定の傾斜姿勢になったときには、ボディ側端部リンク部材の先端が、解除壁が最も撓み変形を生じやすい長手方向の中央の部位を突き上げることができる。したがって、ボディ側ブラケットと端部リンク部材との係止解除を円滑に行うことができる。
(5)ボディ側ブラケットの内部に嵌め込まれる端部リンク部材は、ボディ側ブラケットよりも高硬度の合成樹脂材によって形成されるとともに、前記端部リンク部材に嵌合深さ規制部である規制突部が外方へ突出形成されてボディ側ブラケットの開口縁部に干渉する構成としてもよい。
このような構成によれば、撓み部位である解除壁を有するボディ側ブラケットは相対的に軟らかい樹脂材にて形成され、規制突部を有するボディ側端部リンク部材は相対的に硬い樹脂材にて形成されている。したがって、解除壁の良好な撓み性が確保される一方で、規制突部が欠損等してしまう事態を未然に回避することができる。
次に、本発明の電線ガイド装置を具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
図1乃至図7は本発明の実施例1を示している。図1はスライドドア1を有する自動車において、スライドドア1によって開閉される乗降口2の周辺を示している。同図に示すように、車両ボディ側(乗降口2の後部)とスライドドア1との間には電線ガイド装置Gが架設されている。本実施例に係る電線ガイド装置Gは電線ガイド体3を有している。電線ガイド体3の内部には複数本の電線束よりなるワイヤハーネスWHが挿通されていて、スライドドア1内に装備された電装品(図示しない)等への給電を可能にしている。また、図2,3に示すように、電線ガイド体3は可撓性を有するゴム製の保護チューブ4内に挿通されている。
図1に示すように、電線ガイド体3のボディ側への取付けはボディ側ブラケット5によってなされ、スライドドア1側への取付けはドア側ブラケット6によってなされている。
電線ガイド体3は、長手方向の両端部に配された端部リンク部材8,9と、これらの間に配された複数の中間リンク部材7とによって構成されている。両端部リンク部材8,9とこれに隣接した中間リンク部材7同士、及び中間リンク部材7同士はいずれも回動可能に連結されている。また、ドア側端部リンク部材8はドア側ブラケット6に対し回動可能に連結されるが、ボディ側端部リンク部材9はボディ側ブラケット5に対し回動不能な状態で連結されている。これらのことによって、電線ガイド体3はスライドドア1の開閉に伴って略水平面内で湾曲しつつ変位可能である。図1はそのときの変位状況を示しており、電線ガイド体3が実線で示されている状態がスライドドア1の開閉途上の半開状態、ドア側ブラケット6が図示右方に位置する、想像線にて示された状態がスライドドア1の全開状態、ドア側ブラケット6が図示左方に位置する、想像線にて示された状態がスライドドア1の全閉状態を示している。
図2乃至図7はボディ側ブラケット5と電線ガイド体3との連結部分を示している。各中間リンク部材7は合成樹脂材にて略角筒状に形成され、連結方向に沿う方向の両端面が開口して形成されている。各中間リンク部材7の下面は平面状に形成されるが、上面は中央部で段差10が形成されている。また、上下両面は連結方向である前後両方向へ、一部が突出するように形成されている。さらに、上下面における一端寄りの部位には同軸で連結孔11が貫通して形成され、他端寄りの部位には連結突起12が外向きにかつ同軸で突出形成されている。そして、隣接する中間リンク部材7の各連結孔11が当該中間リンク部材7の連結突起12にそれぞれ回動可能に嵌め込まれる。この作業を順に繰り返すことによって、複数の中間リンク部材7を順次回動可能に連結してゆくことができる。
ボディ側端部リンク部材9も全体は合成樹脂材にて一体に形成されている。ボディ側端部リンク部材9は略角筒状に形成された本体部13を有しており、連結方向に沿う両端面が開口して形成されていて、ワイヤハーネスWHを挿通可能としている。本体部13の上板13Aおよび下板13Bからは隣接する中間リンク部材7との連結のために上下に連結片14A,14Bが配されている。上下の連結片14A,14Bは本体部13の上板13Aおよび下板13Bの肉厚に比べて薄肉に形成されている。また、上下の連結片14A,14Bの各外面には連結突部15が同軸で形成されており、隣接する中間リンク部材7の連結孔11に嵌め込まれている。これにより、ボディ側端部リンク部材9に対し中間リンク部材7が回動可能に連結される。
なお、本体部13の両外側面には保護チューブ4を引っ掛けて装着するための一対の装着ピン33が突出して形成されている。
また、ボディ側端部リンク部材9における本体部13の上板13Aの中央部には位置決め凹所16(位置決め部)が凹み形成されている。一方、本体部13における下板13Bの中央部には位置決め孔17(位置決め部)が貫通して形成されている。さらに、本体部13における両側板13Cの中央部にはほぼ全高さ範囲に亘って位置決め溝部18(位置決め部)が凹み形成されている。
次に、ボディ側ブラケット5について説明すると、ボディ側ブラケット5は上方に開口する基体部5Aと、基体部5Aに対し上方から取り外し可能に被せ付けられる蓋部5Bとから構成されている。ボディ側ブラケット5は、図2、図3に示すように、全体は平面視で略L字状に屈曲して形成されている。また、基体部5Aの両側部には取付用フランジ19が水平方向に張出し形成され、ボディ側ブラケット5全体を車両ボディ側へ取付け可能としている。
ボディ側ブラケット5は、電線ガイド体3のボディ側端部リンク部材9が差し込まれる差込み部20を有している。差込み部20は側方へ向けて開口しており、その内部は、図4等に示すように、下面が一段下げてあり、奥側に比べて拡張された空間となっている。
差込み部20の上壁20Aには、図2等に示すように、一対のスリット21が貫通して形成されている。両スリット21は電線ガイド体3の差し込み方向に沿って所定長さ範囲に亘って形成されている。このことにより、差込み部20の上壁20Aの幅方向中央部には両端が連結されて両持ち梁状となった解除壁22が外方へ撓み可能に形成されている。解除壁22の上面は全長に亘って徐肉されることで、解除壁22全体は周囲の壁の肉厚よりやや薄肉に形成されて撓み易くされている。また、解除壁22の幅寸法はボディ側端部リンク部材9の本体部13の幅寸法より小さい設定となっている。
また、解除壁22の内面側で長手方向の中央部には位置決め突起23(位置決め部)が下向きに突出形成されており、ボディ側端部リンク部材9の位置決め凹所16に嵌合することができる位置決め凹所16と位置決め突起23との嵌り合い深さは浅く、ボディ側端部リンク部材9が差込み部20内で上下方向に傾動すると比較的容易に解離して嵌り合い状態を脱することができるようにしてある。
一方、差込み部20の下壁20Aの中央部には接続用突起24(位置決め部)が突出形成されている。接続用突起24は略正方形をなす輪郭形状をしている。ボディ側端部リンク部材9の位置決め孔17も接続用突起24に適合して解離可能に嵌合されるよう略方形状に形成されることで、ボディ側端部リンク部材9は差し込み部20内に回り止めされた状態で差し込まれている。接続用突起24は奥側の端面が略鉛直に切り立って形成され、その突出端からは電線ガイド体3の差し込み口側に向けて下り勾配となる傾斜面24Aが形成されている。接続用突起24と位置決め孔17との高さ方向の係止代は位置決め突起23と位置決め凹所16との嵌り合い深さに比較して大きく設定されている。接続用突起24と位置決め孔17との係止代は、図5に示す傾斜角度(以下、この角度を外れ傾斜角という。)にまでボディ側端部リンク部材9が傾動したときに、位置決め孔17と接続用突起24との係止が解除される設定となっている。
差込み部20の下面は接続用突起24の前方から差込み口20Cの開口縁にかけて逃がし斜面25が形成されている。この逃がし斜面25はボディ側端部リンク部材9が外れ傾斜角まで傾動したときに、ボディ側端部リンク部材9に連結された中間リンク部材7の下壁の先端が差込み口20Cの開口縁に干渉しないようにするためのものである。
さらに、差込み部20内の両側壁20Dにおける長手方向の中央部には一対の位置決め突条26(位置決め部)が内方へ向けて突出して形成されている。両位置決め突条は図4等に示すように、位置決め凹所16や位置決め孔17が形成されている部位よりも差し込み方向に関して後方に配され、かつ縦方向に沿って形成されている。また、位置決め突条26は、図2等に示すように、平面視で両スリット21内に臨むように形成されていて、ボディ側端部リンク部材9の両位置決め溝部18と嵌り合うことができる。但し、位置決め突条26における前後方向の幅寸法(電線ガイド体3の差し込み方向の幅寸法)はボディ側端部リンク部材9の位置決め溝部18の溝幅より広く設定されている。このため、ボディ側端部リンク部材9が差込み部20内における上下方向への僅かな傾動動作が許容される。
かくして、ボディ側端部リンク部材9は差込み部20内において位置決め突起23と位置決め凹所16との嵌り合い、位置決め孔17と接続用突起24との嵌り合い及び位置決め突条26と位置決め溝部18との嵌り合いを通じて、差し込み位置と差し込み姿勢が規定される。その結果、幅方向に関してはボディ側端部リンク部材9の本体部13が解除壁22の下方でかつその幅範囲内にほぼ収まるように位置決めされ、差込み方向に関しては、ボディ側端部リンク部材9の前端位置が解除壁22の差込み方向のほぼ中央部に位置するように、つまりボディ側端部リンク部材9が傾動しようとしたときに、解除壁22が最も撓み変形しやすい差込み方向の中央部に押し上げ力が作用するよう、位置決めされている。
図2等に示すように、ボディ側ブラケット5において、差込み部20より差し込み方向前方には、電線ガイド体3からボディ側ブラケット5内に導出されたワイヤハーネスWHを収容するためのハーネス収容部27が連続している。ハーネス収容部27には、電線ガイド体3の差し込み方向と略直交する方向に向けて開口する第1・第2の導出口28,29が設けられており、ワイヤハーネスWHはボディ側端部リンク部材9から導出された後に、その一部(第1ハーネスWH1)は第1導出口28から外部へ導出され、残余(第1ワイヤハーネスWH1の下側に配索された第2ハーネスWH2)は第2導出口29から外部へ導出されるようにしてある。
本実施例では、通常時では、ワイヤハーネスWHはハーネス収容部27内においてそれぞれ迂回経路に沿って配索されるようになっている。すなわち、図2に示すように、ハーネス収容部27内において基体部5Aからは第1・第2の引っ掛けピン30,31が突出形成されている。第1ハーネスWH1は電線ガイド体3から導出された後、第1引っ掛けピン30に外側から掛け回された後、第1導出口28へ向かう経路に沿って配索される。第2ハーネスWH2は電線ガイド体3から導出された後、第2引っ掛けピン31に外側から掛け回された後、第2導出口29へ向かう経路に沿って配索される。但し、第1・第2の引っ掛けピン30,31は基体部5Aからの突出高さが低く、第1・第2ハーネスWH1,WH2に対する引っ掛かりが比較的浅くしてあり、電線ガイド体3がボディ側ブラケット5から脱落することに伴ってワイヤハーネスWHが同ブラケットから抜き取られる方向に引っ張られると、第1・第2ハーネスWH1,WH2は共に第1・第2の引っ掛けピン30,31との掛け止め状態が解除され、図3に示すような直行経路に沿う状態へ移行する。
なお、図示はしないが、スライドドア1側には受け具が設けられている。この受け具は、ドアの全開時には電線ガイド体3におけるボディ側の端部の直下に位置するため、電線ガイド体3がボディ側の端部寄りで踏み付けられても電線ガイド体3の途中部位に当接して支持することができ、これによって、ボディ側端部リンク部材9が外れ傾斜角に至らないようになっている。しかし、スライドドア1が半開時には、スライドドア1の変位に伴って受け具が電線ガイド体3の配索軌跡の下方からずれてしまうため、電線ガイド体3は受け具による支持が失われる。
次に、スライドドア1の半開時において、電線ガイド体3がボディ側の端部寄りの部位で踏み付けられた場合の作用について説明する。
図4に示すように、電線ガイド体3が踏み付けられていない場合には、ボディ側端部リンク部材9がボディ側ブラケット5の差込み部20内において前述した位置決め状態で収容されている。電線ガイド体3が上記した状況で踏み付けられると、電線ガイド体3は下方への押し下げ力を受けるため、ボディ側端部リンク部材9は上向きに傾動しようとする。すると、図5に示すように、ボディ側端部リンク部材9の上壁の前端がボディ側ブラケット5の解除壁22に押し上げ力を作用させて解除壁22を外方へ撓み変形させる。これにより、ボディ側端部リンク部材9は位置決め凹所16と位置決め突起23との嵌り合いを解除しつつ傾動する。そして、ボディ側端部リンク部材9の傾動角度が外れ傾斜角を越えると、位置決め孔17と接続用突起24との係止も解除されるため、図7に示すように、ボディ側端部リンク部材9はボディ側ブラケット5の差込み部20から抜け出て離間する。
このように、電線ガイド体3が踏み付けられたときに、電線ガイド体3がボディ側ブラケット5から脱落するようにしたため、電線ガイド体3が途中で折れてしまったり、あるいは変形を生じてしまう、という事態を未然に回避することができる。
また、本実施例ではボディ側ブラケット5においては第1ハーネスWH1及び第2ハーネスWH2は共に迂回経路(図2に示す経路)に沿って配索され、余長分をもってハーネス収容部27内に収容されているため、上記した電線ガイド体3の脱落時には上記した余長分が引き出されて直行経路(図3に示す経路)に移行できるようにしてある。仮に、余長分を設定することなく収容していた場合には、ワイヤハーネスWHはハーネス収容部27内においてほぼ緊張状態にあるため、この緊張状態にあるハーネスによって電線ガイド体3の脱落動作が阻害されてしまうことが懸念される。その点、本実施例ではワイヤハーネスWHはハーネス収容部27内において余長分を確保した状態で収容されているため、脱落時には直ちに余長分が引き出されるため、電線ガイド体3の脱落動作が円滑であり、もって電線ガイド体3の折損・変形の回避に有効である。
さらに、本実施例では通常時には、ボディ側端部リンク部材9はボディ側ブラケット5の差込み部20内において、位置決め突起23と位置決め凹所16との嵌り合い、位置決め溝部18と位置決め突条26との嵌り合い、及び位置決め孔17と接続用突起24との各嵌り合いを通じて、幅方向と差し込み方向に関する位置決めがなされている。そして、幅方向に関する位置決めによって、ボディ側端部リンク部材9の本体部13を解除壁22の下方でかつその幅範囲内に位置させることができるため、ボディ側端部リンク部材9が傾動しようとしたときに、差込み部20内において解除壁22以外の部位に干渉して傾動動作を阻害してしまう虞がない。
また、差し込み方向に関する位置決めによって、ボディ側端部リンク部材9の前端位置を、解除壁22の差し込み方向の中央部に位置させて、傾動に伴う押し上げ力を解除壁22が最も撓み変形しやすい部位に作用させることができる。したがって、ボディ側端部リンク部材9の傾動動作が円滑であり、もってボディ側ブラケット5からの脱落動作が円滑になされ、その結果、電線ガイド体3の保護が確実なものとなる。
<実施例2>
図8乃至図14は本発明の実施例2を示している。実施例2はボディ側ブラケット及びボディ側端部リンク部材9についてのみ実施例1と相違し、他の基本的構成は実施例1と共通である。
ボディ側ブラケット5及びボディ側端部リンク部材9に関する相違点を説明すると、まず実施例2においては、解除壁22の内面の位置決め突起23及びこれと嵌り合うボディ側端部リンク部材9の位置決め凹所16が設けられていない。また、実施例1ではボディ側ブラケット5の位置決め突条26は縦向きにリブ状に形成されていたが、実施例2おいてはこれより短めの位置決め突起26Aとして形成されている。
具体的には、差し込み部20内の両側壁20Dにおける長手方向の中央部には一対の位置決め突起26Aが内方へ向けて突出して形成されている。両位置決め突起26Aは基体部5Aの側壁内の上縁部寄りの高さ位置に設けられ、前後方向に関しては平面視で接続用突起24を幅方向で挟む位置に設けられている。両位置決め突起26Aは、図8に示すように、ボディ側端部リンク部材9の両位置決め溝部18と嵌り合うことができる。そして、ボディ側端部リンク部材9が外れ傾斜角まで傾動したときには、両位置決め突起26Aと位置決め溝部18(共に位置決め部を構成する)との係止が外れるように設定されている。
また、実施例1では接続用突起24に嵌合するボディ側端部リンク部材9側の構造として、位置決め孔17を貫通して形成したが、実施例2ではボディ側端部リンク部材9の下面に全幅に亘って凹み形成された横溝50(位置決め部)としてある。すなわち、接続用突起24はボディ側端部リンク部材9の位置決め用の横溝50に適合して嵌り合うように形成され、ボディ側端部リンク部材9に対する簡易な抜け止めを行っている。接続用突起24と位置決め用の横溝50との高さ方向の係止代は、図12に示す傾斜角度(以下、この角度を外れ傾斜角という。)にまでボディ側端部リンク部材9が傾動したときに、位置決め用の横溝50と接続用突起24との係止が解除される設定となっている。
さらに、実施例2において新設された構成として、本体部13の両外側面における下縁部寄りに規制突部51(嵌合深さ規制部)が突出して形成されている。両規制突部51は、両装着ピン33よりやや前部に位置しており、前端縁は半円形状に形成されている。この規制突部51は図10に示すように、通常時においてボディ側ブラケット5の開口縁部に当接することで、ボディ側端部リンク部材9がボディ側ブラケット5内に嵌まり込む深さを規制する役割りを果たす。
なお、実施例2においては、前記した両位置決め突起26Aと位置決め溝部18との係止構造と、接続用突起24と位置決め用の横溝50との係止構造とが本発明の位置決め部(抜け止め部でもある)を構成する。
かくして、実施例2においては、ボディ側端部リンク部材9は差込み部20内において位置決め用の横溝50と接続用突起24との嵌り合い及び位置決め突起26Aと位置決め溝部18との嵌り合いを通じて、ボディ側ブラケット5とボディ側端部リンク部材8との位置関係が規定されている。また、このときには前記した両規制突部51が、差込み口20Cの開口縁の下端部に当接している。したがって、ボディ側端部リンク部材8は両規制突部51を中心に上向きに傾動すると共に、両規制突部51によって、これ以上に深く差込み部20内に嵌り込まないため、ボディ側端部リンク部材9が上向きに傾動しても、上記した位置関係はそのまま保持される。さらに言えば、ボディ側端部リンク部材9の先端部は、解除壁22が最も撓み変形しやすい差込み方向の中央部に位置するように位置決めされている。
なお、ボディ側ブラケット5の基体部5A及び蓋部5Bは共に比較的軟質の樹脂材(例えば、ポリプロピレン製)にて形成されるのに対し、ボディ側端部リンク部材9を含め電線ガイド体3は比較的硬質の樹脂材(例えばガラス繊維入りのナイロン製)にて形成されている。すなわち、規制突部51や装着ピン33が一体に突出形成されているボディ側端部リンク部材9が硬質樹脂材にて形成されているから、これら突出物が損傷してしまうのを有効に緩和することができる。
なお、他の構成は実施例1と同様であり、共通する構成については図面中に同一符号を付すことで説明は省略する。
次に、上記の構成に係る実施例2において、ボディ側ブラケット5から電線ガイド体3が外れるときの動作を説明する。電線ガイド体3の途中の部位が乗員によって踏み付けられると、実施例1と同様に、電線ガイド体3は下方への押し下げ力を受けてボディ側端部リンク部材9は上向きに傾動しようとする。このときに、規制突部51がボディ側ブラケット5の差込み口20Cの開口縁に当接してこれ以上に深くはボディ側ブラケット5内に嵌り込むことはない。したがって、ボディ側端部リンク部材8は両規制突部51を中心に傾動する。そして、ボディ側端部リンク部材9が外れ傾斜角度に達すると、図12に示すように、両位置決め突起26Aと位置決め溝部18との嵌り合い、及び位置決め用横溝50と接続用突起24との嵌り合いが脱せられるとともに、ボディ側端部リンク部材9は解除壁22の長手方向の中央部を突き上げるため、解除壁22は外方へ容易に撓み変形する。かくして、ボディ側端部リンク部材9は電線ガイド体3の踏み付けに伴う引っ張り力の作用により、図13、14に示すように、ボディ側ブラケット5の差込み部20から抜け出て離間するため、電線ガイド体3が途中で折れてしまったり、あるいは変形を生じてしまう、という事態を未然に回避することができる。
以上の効果に加え、実施例2では次の作用効果も発揮される。すなわち、実施例2では、ボディ側ブラケット5よりもボディ側端部リンク部材9をより硬度の高い樹脂材にて形成している。つまり、解除壁22のような弾性が求められる部位を有する側は比較的柔らかい材質にて形成し、規制突部51のような損傷が懸念される突出物を有する部材を比較的硬い材質にて形成されるようにしてあるため、合理的な材料選定となっている。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例2では、規制突部51をボディ側端部リンク部材9の両側面に突出して設けたが、下面に突設してもよい。また、必ずしも一対設ける必要もなく、片側にのみ設けてもよい。逆に、複数対設けてもよい。
(2)上記実施例2では、ボディ側ブラケット5の上面壁に撓み可能な解除壁22を形成したが、これに代えて上面壁に開口を設け、この開口を通してボディ側端部リンク部材9の先端部を全幅に亘って外方へ突出させることで、ボディ側端部リンク部材9が傾斜姿勢をとることができるようにしてもよい。
(3)上記実施例2では、規制突部51をボディ側端部リンク部材9に設けたが、
ボディ側ブラケット5に形成するようにしてもよい。
(4)上記実施例2では、規制突部51を常にボディ側ブラケット5に当接させるようにしていたが、ボディ側端部リンク部材9が上向きに傾動したときに初めて当接するようにしてもよい。
(5)いずれの実施例においても、位置決め部を複数個所に配したが、一箇所でもよい。
1…スライドドア
3…電線ガイド体
9…ボディ側端部リンク部材
16…位置決め凹所
17…位置決め孔
18…位置決め溝
20A…上壁
20B…下壁
22…解除壁
23…位置決め突起
24…接続用突起
26…位置決め突条
26A…位置決め突起
28…第1導出口
29…第2導出口
50…横溝
51…規制突部

Claims (6)

  1. 複数のリンク部材が回動可能に連結されて構成され、これら連結された前記リンク部材の内部に車両ボディとスライドドアとの間に架け渡される電線が挿通され、前記スライドドアの開閉に伴って屈曲変位可能に構成される電線ガイド体を備えた電線ガイド装置であって、
    前記車両ボディに取付けられ上下に対向する壁面を有するボディ側ブラケットと、
    前記電線ガイド体における前記車両ボディ側の端部に配され、かつ前記ボディ側ブラケットに対し前記上下壁面間に挟まれつつ係止された状態で取り付けがなされる端部リンク部材とを備え、
    前記ボディ側ブラケットの前記上壁には、少なくとも一対のスリットが切り込まれることで両スリット間の部位に解除壁が形成され、この解除壁は前記端部リンク部材の傾動に伴って外方へ撓み変形することで、前記ボディ側ブラケットに対する前記端部リンク部材の前記係止状態を解除して離間可能となっていることを特徴とする電線ガイド装置。
  2. 前記ボディ側ブラケットには前記電線ガイド体の内部に挿通された電線が導入される収容部が形成されるとともに、この収容部には前記電線を前記ボディ側ブラケットの外部に導出させる導出口が開口しており、
    さらに、前記電線は、通常時には前記収容部内において前記導出口と前記電線ガイド体とを結ぶ直行経路よりも長い経路をもつ迂回経路に沿って配索され、かつ前記電線は、前記端部リンク部材が前記ボディ側ブラケットから離間することに伴って前記迂回経路から前記直行経路側へ配索経路が変更されることを特徴とする請求項1記載の電線ガイド装置。
  3. 前記ボディ側ブラケットは、前記端部リンク部材と共に略角筒状に形成されて前記端部リンク部材を差し込み可能であり、前記ボディ側ブラケットと前記端部リンク部材との対向面には凹凸の嵌り合いによる位置決め部が形成され、かつこの位置決め部は前記端部リンク部材の傾動に伴って前記嵌り合い状態が解除されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線ガイド装置。
  4. 前記ボディ側ブラケットと前記端部リンク部材の少なくともいずれか一方には、前記端部リンク部材が上向きに傾動したときに前記ボディ側ブラケットに干渉することで、前記ボディ側ブラケットに対する前記端部リンク部材の嵌合深さを規制する嵌合深さ規制部が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電線ガイド装置。
  5. 前記嵌合深さ規制部が干渉した状態で、前記端部リンク部材が上向きに傾動したときには前記端部リンク部材の先端部が前記解除壁の長手方向の中央部を突き上げ可能となっていることを特徴とする請求項4に記載の電線ガイド装置。
  6. 前記ボディ側ブラケットの内部に嵌め込まれる前記端部リンク部材は、前記ボディ側ブラケットよりも高硬度の合成樹脂材によって形成されるとともに、前記端部リンク部材に前記嵌合深さ規制部である規制突部が外方へ突出形成されて前記ボディ側ブラケットの開口縁部に干渉する構成となっていることを特徴とする請求項5に記載の電線ガイド装置。
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