JPH062758U - ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造 - Google Patents

ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造

Info

Publication number
JPH062758U
JPH062758U JP3998592U JP3998592U JPH062758U JP H062758 U JPH062758 U JP H062758U JP 3998592 U JP3998592 U JP 3998592U JP 3998592 U JP3998592 U JP 3998592U JP H062758 U JPH062758 U JP H062758U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
main body
lid
grommet
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3998592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2553323Y2 (ja
Inventor
茂彦 小林
充規 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP3998592U priority Critical patent/JP2553323Y2/ja
Publication of JPH062758U publication Critical patent/JPH062758U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553323Y2 publication Critical patent/JP2553323Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーハーネスの防水性を向上することが
出来るワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付
構造を提供する。 【構成】 本考案に係るワイヤーハーネス保護部材(プ
ロテクタ5)へのグロメットの取付構造は、ワイヤーハ
ーネスWが密着状態で挿通されるワイヤーハーネス挿通
部29と、外周に嵌合溝31が設けられて収容部33に
嵌合される嵌合部35と、嵌合部35の外周に向けて折
り返されて嵌合部35との間で本体1及び蓋体3の端部
11を挟持する薄肉の可撓性の折返し部37とからグロ
メット27を形成し、本体1と蓋体3の内壁全域から嵌
合部35の嵌合溝31に嵌合する防水壁部51、53を
突設し、可撓性の折返し部37の係止孔57と、本体1
と蓋体3の外周から突設された係止突起55とからなる
係止手段を設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プロテクタ等のワイヤーハーネス保護部材への防水用のグロメット の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、実開平1−93911号公報に記載された本体1と蓋体3とからなる プロテクタ5及びこのプロテクタ5のワイヤーハーネス収容部(以下「収容部」 という)7内の防水用のグロメット9を示す。同図において、グロメット9は本 体1と蓋体3の端部11に嵌合する嵌合部13と、収容部7から引き出されたワ イヤーハーネスWが挿通される蛇腹状の挿通部15と、挿通部15を挟んで嵌合 部13の反対側に形成された電線引出口17とからなる。
【0003】 このようなグロメット9を本体1と蓋体3の端部11に装着する場合には、先 ず、図8に示すように、拡張機19によってグロメット9の内径を広げて、ワイ ヤーハーネスWを電線引出口17から挿通部15内に挿通し、嵌合部13から引 き出す。この状態で、ワイヤーハーネスWが収容・保護された本体1と蓋体3の 端部にグロメット9を移動し、拡張機によって広げた状態で嵌合部13内に本体 1と蓋体3の端部を挿入する。そして、拡張機19を抜き取って嵌合部13内に 本体1と蓋体3の端部11を嵌合させる。このとき、本体1及び蓋体3の外周か ら突設された突起21を嵌合部13に形成された係止孔23に係止する。これに より、嵌合部13の弾性力により、本体1と蓋体3の端部11にグロメット9が 密着すると共に、電線引出口17はその弾性力でワイヤーハーネスWの外周に密 着してシール状態となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記プロテクタ5は、図9(b)に示すように本体1及び蓋体 3がひけや変形等により内側に反ってしまった場合や、プロテクタ1の断面が異 形断面の場合には、グロメット9の内周が、プロテクタ5の外周(本体1及び蓋 体3の外周)に密着せず、すきま25が生じて、防水性能が低下するという問題 がある。
【0005】 そこで、本考案は、ワイヤーハーネスの防水性を向上することが出来るワイヤ ーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、ワイヤーハーネスが密着状態で挿通され るワイヤーハーネス挿通部と、外周に嵌合溝が設けられて収容部に嵌合される嵌 合部と、嵌合部の外周に向けて折り返されて嵌合部との間で本体及び蓋体の端部 を挟持する可撓性の折返し部とからグロメットを形成し、本体と蓋体の内壁全域 から嵌合部の嵌合溝に嵌合する突状部を突設し、可撓性の折返し部を本体と蓋体 の外周に係止する係止手段を本体と蓋体及び折返し部に設けたことを特徴として いる。
【0007】
【作用】
本考案によれば、グロメットの嵌合部を本体と蓋体との間に嵌合させる。この とき、嵌合部の外周に設けた嵌合溝内に、本体と蓋体の内壁から突設された突状 部を嵌合させる。そして、可撓性の折返し部を嵌合部の外周に向けて折返し、係 止手段によって折返し部を本体と蓋体の外周に係止して、本体及び蓋体との端部 を嵌合部とで挟持する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造の実 施例について説明する。図1及び図2は、本考案が適用されたグロメット27と 、このグロメット27が装着される本体1と蓋体3とからなるワイヤーハーネス 保護部材としてのプロテクタ5の端部11を示す。
【0009】 グロメット27は、ワイヤーハーネスWが密着状態で挿通されるワイヤーハー ネス挿通部29と、外周全域に断面U字状の嵌合溝31が設けられて収容部33 内に嵌合される嵌合部35と、嵌合部35の外周に向けて折り返されて嵌合部3 5との間で本体1及び蓋体3の端部11を挟持する薄肉の可撓性の折返し部37 と、軸方向に沿って形成されたスリット39と、スリット39の両側壁41、4 3を連結する連結手段45とからなる。
【0010】 ワイヤーハーネス挿通部29の内壁全周からは、防水凸部59、61が突設さ れており、ワイヤーハーネスWがワイヤーハーネス挿通部29に密着状態で挿通 される。このワイヤーハーネス挿通部29の外側が嵌合部35となっている。嵌 合部35の外周全域には嵌合溝31の両側に、収容部33の内壁に密着状態で当 接する防水凸部47、49が突設されている。
【0011】 折返し部37は、嵌合部35の一方の側部から薄肉のフード部が延出されて形 成され、各辺には矩形状の係止孔57がそれぞれ形成されている。この矩形状の 係止孔57内には、本体1及び蓋体3の外周から突設された係止突起55がそれ ぞれ挿入・係止され、係止突起55と係止孔57とで係止手段を構成している。 また、折返し部37には、嵌合部35のスリット39が連続して形成され、スリ ット39の両側壁41、43が連結手段45により連結されるようになっている 。
【0012】 連結手段45は、図3(a)、(b)に示すように、スリット39の一方の側 壁41に形成された三角形状の切欠部63と、他方の側壁43に形成されて切欠 部63上に重ねられる三角形状の凸部65と、凸部65から突設された係止突起 67と、切欠部63に形成された係止孔69とからなり、スリット39の両側壁 を密着した状態で突き合わせて、係止突起67を係止孔69内に係止することに より両側壁41、43が隙間なく連結される。
【0013】 一方、本体1と蓋体3の収容部33の内壁からは嵌合溝31に嵌合される防水 壁部51、53がそれぞれ形成されている。また、本体1と蓋体3の外周には、 係止突起55がそれぞれ突設されており、これらの係止突起55は、折返し部3 7に形成された係止孔57に挿入・係止される。
【0014】 このような、グロメット27を、本体1と蓋体3の端部に装着する場合には、 予め収容部33に収容された状態のワイヤーハーネスWを、本体1と蓋体3の端 部11の近傍で、ワイヤーハーネス挿通部29内に挿入する。この場合、スリッ ト部分を広げて、ワイヤーハーネスWを挿通部29内に挿入するので、容易にワ イヤーハーネスWをグロメット27に挿入することが出来る。
【0015】 ワイヤーハーネスWを挿通部29内に挿入した後に、連結手段45によって、 スリット39を閉止して、図2に示すように、ワイヤーハーネスWを挿通部29 の内壁に密着状態で挿通させる。次に、グロメット27をワイヤーハーネスWの 軸方向に若干移動させて本体1と蓋体3の間に嵌合部35を挿入し、防水壁部5 1、53を嵌合溝31内にそれぞれ嵌合させる。そして、折返し部37を嵌合部 35側に向けて折返し、係止突起55を係止孔57に係止して、本体1と蓋体3 の端部11を嵌合部35との間で挟持する。なお、本体1と蓋体3とは、図示し ないロック装置によって、ロック状態とされる。
【0016】 この状態では、ワイヤーハーネスWと挿通部29との間は防水凸部47、49 がワイヤーハーネスWの外周に密着状態で当接しているので、ワイヤーハーネス Wを伝わる水を遮断することが出来る。また、本体1及び蓋体3とグロメット2 7の外周との間は、嵌合溝31と防水壁部51、53、防水凸部47、49によ って防水される。さらに、折返し部37によって、グロメット27の外周と本体 1の内壁との間、グロメット27の外周と蓋体3の内壁との間の防水性をより向 上することが出来る。
【0017】 このように本実施例によれば、ワイヤーハーネスWの防水性を向上することが 出来る。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの 取付構造によれば、グロメットをワイヤーハーネス挿通部と、嵌合溝を有する嵌 合部と、可撓性の折返し部とで形成し、本体と蓋体の内壁に嵌合溝に嵌合する突 状部を突設したので、ワイヤーハーネスの防水性を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された本体と蓋体からなるプロテ
クタ及びグロメットを示す斜視図である。
【図2】プロテクタの端部にグロメットを嵌合した状態
を示す断面図である。
【図3】グロメットのスリットの両側壁を連結する連結
手段を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図で
ある。
【図4】プロテクタの端部にグロメットを挿入した状態
を示す斜視図である。
【図5】折返し部を嵌合部に向けて折返して、プロテク
タの端部を嵌合部と折返し部とで挟持した状態を示す斜
視図である。
【図6】プロテクタの端部にグロメットが装着された状
態を示し、(a)はプロテクタに変形が生じない状態を
示す断面図であり、(b)はプロテクタに変形が生じた
状態を示す断面図である。
【図7】従来のグロメットの取付構造が適用されたグロ
メットを示す斜視図である。
【図8】従来のグロメットをプロテクタの端部に装着す
る状態を示す斜視図である。
【図9】従来のグロメットをプロテクタの端部に装着し
た状態を示し、(a)はプロテクタの端部が変形しない
状態を示す断面図であり、(b)はプロテクタの端部に
変形が生じた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 3 蓋体 5 プロテクタ 27 グロメット 29 ワイヤーハーネス挿通部 31 嵌合溝 33 収容部 35 嵌合部 37 (可撓性の)折返し部 39 スリット 41、43 側壁 45 連結手段 51、53 防水壁部 55 係止突起 57 係止孔 63 切欠部 65 凸部 67 係止突起 69 係止孔 W ワイヤーハーネス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 13/58 9173−5E H02G 3/04 J 9175−5G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋体との間に形成される収容部内
    にワイヤーハーネスを収容・保護するワイヤーハーネス
    保護部材に、収容部を防水するグロメットを取り付ける
    ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造に
    おいて、ワイヤーハーネスが密着状態で挿通されるワイ
    ヤーハーネス挿通部と、外周に嵌合溝が設けられて収容
    部に嵌合される嵌合部と、嵌合部の外周に向けて折り返
    されて嵌合部との間で本体及び蓋体の端部を挟持する可
    撓性の折返し部とから前記グロメットを形成し、前記本
    体と蓋体の内壁全域から前記嵌合部の嵌合溝に嵌合する
    突状部を突設し、可撓性の折返し部を前記本体と蓋体の
    外周に係止する係止手段を本体と蓋体及び折返し部に設
    けたことを特徴とするワイヤーハーネス保護部材へのグ
    ロメットの取付構造。
JP3998592U 1992-06-11 1992-06-11 ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造 Expired - Fee Related JP2553323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3998592U JP2553323Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3998592U JP2553323Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH062758U true JPH062758U (ja) 1994-01-14
JP2553323Y2 JP2553323Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=12568239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3998592U Expired - Fee Related JP2553323Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553323Y2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1169573A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Honda Motor Co Ltd ケーブル取付構造およびグロメット
JP2014100013A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Yazaki Corp 電線保持構造
WO2014142090A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JP2015024802A (ja) * 2013-06-18 2015-02-05 住友電装株式会社 電線ガイド装置
KR20180055486A (ko) * 2016-11-17 2018-05-25 현대자동차주식회사 와이어용 그로멧
JP2021125394A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 日本航空電子工業株式会社 コネクタ及びケーブルハーネス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1169573A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Honda Motor Co Ltd ケーブル取付構造およびグロメット
JP2014100013A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Yazaki Corp 電線保持構造
WO2014142090A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JP2014179192A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Yazaki Corp 防水コネクタ
JP2015024802A (ja) * 2013-06-18 2015-02-05 住友電装株式会社 電線ガイド装置
KR20180055486A (ko) * 2016-11-17 2018-05-25 현대자동차주식회사 와이어용 그로멧
JP2021125394A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 日本航空電子工業株式会社 コネクタ及びケーブルハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2553323Y2 (ja) 1997-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4091188B2 (ja) グロメットおよびグロメットの固定構造
KR970004158B1 (ko) 밀봉 시스템을 갖는 패널 장착 전기 커넥터
JP2582750Y2 (ja) コネクタ用カバー
JP2004288545A (ja) コネクタ用プロテクタ
JP6752257B2 (ja) インナー付きグロメット
JPH0794235A (ja) 防水コネクタ用電線保持具
WO2014203954A1 (ja) コネクタ
JP6752256B2 (ja) インナー付きグロメット
JP3028988B2 (ja) コネクタ
US4486062A (en) Waterproof connector
KR20160125293A (ko) 커넥터
JP2567945Y2 (ja) パネル取付コネクタ用保護キャップ
JPH062758U (ja) ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造
JP2849897B2 (ja) 簡易防水コネクタ
JP2004229351A (ja) プロテクタ及びコルゲートチューブ保持構造
KR101761509B1 (ko) 커넥터
JP3730358B2 (ja) コネクタのグランド接続構造
JP2022107498A (ja) 防水コネクタ
JP2981132B2 (ja) プロテクタ
JPH10116649A (ja) 電線カバー付きコネクタ
JP2587784Y2 (ja) シールドケース
JP2583274Y2 (ja) 分岐接続箱
JP2006092945A (ja) リヤカバーの取付構造
JP3239328B2 (ja) 防水コネクタ
JPH0430786Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees