JP2015023758A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中域共振現象の発生を抑制して広い速度域においてステッピングモーターを安定動作させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】多相励磁方式のステッピングモーターによって感光体ドラム等を回転駆動する画像形成装置において、加速時に定電流制御方式のチョッピング回数を相毎に計数する。そして、何れの相のチョッピング回数も所定回数以下になったか否かをステップ毎に判断して、何れのチョッピング回数も所定回数以下になったらステッピングモーターの駆動制御方式を定電圧制御方式に切り替える。【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、ステッピングモーターを広い速度域で安定駆動することによって生産性を向上させる技術に関する。
画像形成装置の分野においては、トナー像や記録シートを搬送する際に正確な位置制御やタイミング制御が求められるため、ステッピングモーターが広く用いられる。
ステッピングモーターの駆動方式には、定電圧制御方式と定電流制御方式とがある。これら駆動方式のうち、定電圧制御方式は、特にステッピングモーターの回転速度が低い場合には、励磁コイルに大電流が流れ、過熱や破損が発生する。一方、定電流制御方式によれば、通電量が一定量に制御されるので、大電流が流れる恐れが無い。このためので、低速度域においては、定電流制御方式が採用される(特許文献1を参照)。
また、励磁コイルにはインダクタンス等のコイル性能にバラつきがあり、定電流制御方式を採用した場合であっても、コイル性能のバラつきに起因して中速度域において相間のトルクのバラつきが顕著になり、ステッピングモーターが共振する現象(以下、「中域共振現象」という。)が知られている。中域共振現象が発生すると、ステッピングモーターのトルクが低下することによって、脱調やモーター停止が発生し、画像形成装置の動作に支障を生じる。
このような中域共振現象に対して、例えば、相毎のトルクを励磁コイルに通電する電流波形の周期毎の電流面積から算出し、相間でトルクのバラつきが大きいと判断された場合には、ステッピングモーターのそれ以上の加速を停止する技術が提案されている(特許文献2を参照)。
このようにすれば、ステッピングモーターの相間でコイル性能にバラつきがあっても、中域共振現象が発生する速度域でステッピングモーターを動作させないので、ステッピングモーターの脱調や停止による画像形成装置の動作不良を防止することができる。
特開平11−122990号公報 特開2010−4592号公報
しかしながら、ステッピングモーターに対しては、画像形成装置の生産性を向上させるための高速化や、複数のシステム速度に対応するワイドレンジ化の要請があり、低速度域から高速度域までの広い速度域で安定して動作することが求められている。
一方、上記従来技術によると共振現象が発生する中速度域が壁となって、中高速度域においてはステッピングモーターを使用することができない。このため、上記従来技術による中域共振現象対策には高速度化やワイドレンジ化には限界がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、中域共振現象の発生を抑制して広い速度域においてステッピングモーターを安定動作させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、多相励磁方式のステッピングモーターによって、静電潜像を形成される感光体ドラム又は記録シートを搬送する搬送ローラーを回転駆動する画像形成装置であって、相毎に一定電圧を印加することによって、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電圧制御手段と、前記相毎の通電量をチョッピング制御により規制して、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電流制御手段と、前記相毎にステップ毎のチョッピング回数を計数する計数手段と、相毎のチョッピング回数が何れの相も所定回数以下であるか否かを判定するチョッピング回数判定手段と、前記チョッピング回数判定手段の判定結果が、肯定的である場合には前記定電圧制御手段に、否定的である場合には前記定電流制御手段に、前記ステッピングモーターを駆動制御させる、制御切替え手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、ステッピングモーターの加速時において中域共振現象が発生する前に定電流制御方式から定電圧制御方式に切り替えるので、中域共振現象に起因する脱調やトルク低下を防止することができる。したがって、画像形成装置のシステム速度を高速化したりワイドレンジ化したりすることができる。
この場合において、前記相間でのチョッピング回数の差が所定差以下であるか否かを判定する回数差判定手段と、前記回数差判定手段による判定が肯定的である場合には、前記制御切替え手段による切替えに関わらず、前記定電流制御手段に前記駆動制御をさせる切替え禁止手段と、を更に備えても良い。相間でのチョッピング回数の差が小さい場合には中域共振現象が発生し難いので、定電圧制御方式に切り替えず、定電流制御方式のままにすれば、過電流による発熱等の問題を防止することができる。
また、前記ステッピングモーターの加速途中において、前記回数差判定手段による判定が肯定的である場合に各相への供給電圧を高く切り替える電圧切替え手段と、前記電圧切替え手段が前記供給電圧を高く切り替える以前において、前記制御切替え手段による切り替えを禁止する切替え禁止手段と、を更に備えても良い。このようにすれば、中域共振現象が発生する速度域を高速度域側へシフトさせることができるので、より広い速度域において定電流制御方式を実行することができる。定電流制御方式は、定電圧制御方式と比較して、電源電圧の変動の影響を受け難いので、ステッピングモーターをより広い速度域において安定動作させることができる。
また、前記ステッピングモーターの加速時において、前記制御切替え手段が、前記定電圧制御手段に切り替えたときの前記ステッピングモーターの駆動周波数を記憶する周波数記憶手段と、前記ステッピングモーターの減速時において、駆動周波数が前記記憶した駆動周波数まで低下したら、前記ステッピングモーターの制御手段を定電圧制御手段から定電流制御手段に切替える減速時切替え手段と、を更に備えても良い。このようにすれば、減速時においても中域共振現象の発生を回避することができるので、画像形成装置のシステム速度を高速度化したりワイドレンジ化したりすることができる。
また、前記ステッピングモーターは、クロック信号に同期して駆動され、前記チョッピング回数判定手段は、前記クロック信号の周期毎に前記判定を行っても良い。このようにすれば、中域共振現象の予兆をより確実に検出することができる。
また、前記相毎の励磁コイルに通電するための直流電圧源と、前記直流電圧源の供給電圧の変動幅を検出する変動幅検出手段と、検出された前記変動幅が所定の閾値変動幅以上である場合には、前記制御切替え手段が前記定電圧制御手段に前記ステッピングモーターを駆動制御させるのを禁止して、前記直流電圧源の供給電圧を低下させる電圧低下手段と、を備えても良い。このようにすれば、供給電圧が不安定である場合に定電圧制御方式を用いると過電流が通電されるおそれを解消することができ、かつ、供給電圧が安定している場合には、定電圧制御方式を用いて中域共振現象を防止することができる。
また、通電量が設定電流値を超過すると所定のチョッピング周波数で前記チョッピング制御が実行される場合に、当該設定電流値と当該チョッピング周波数との少なくとも一方を用いて、前記チョッピング回数判定手段が判定基準とする前記所定回数を決定する所定回数決定手段を更に備えても良い。このようにすれば、前記所定回数を適切に設定することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、多相励磁方式のステッピングモーターによって、トナー像を形成される感光体ドラムと記録シートを搬送する搬送ローラーとの少なくとも一方を回転駆動する画像形成装置であって、前記相毎の励磁コイルに通電するための直流電圧源と、前記相毎の通電量をチョッピング制御により規制して、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電流制御手段と、前記相毎にステップ毎のチョッピング回数を計数する計数手段と、相毎のチョッピング回数が何れも所定回数以下であるか否かを判定するチョッピング回数判定手段と、前記チョッピング回数判定手段の判定結果が肯定的である場合には、前記直流電圧源の供給電圧を低下させる電圧低下手段と、を備えることを特徴とする。このようにしても、中域共振現象を防止して、ステッピングモーターの動作を安定させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 制御部110の主要な構成を示すブロック図である。 ドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。 ドライバーIC200のステッピング動作を示すタイミングチャートである。 定電圧制御方式による通電波形を例示するグラフである。 スイッチ部305Aの構成を示す図である。 定電流制御方式における通電波形を例示するグラフである。 コントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。 定電流制御方式における通電波形を例示するグラフであって、(a)はチョッピング回数0回の波形、(b)はチョッピング回数3回の波形、また、(c)は中域共振現象が発生している場合の波形を表している。 ステッピングモーターの典型的な速度−トルク特性を例示するグラフであって、(a)は従来技術に係る速度−トルク特性を示し、(b)は本実施の形態に係る速度−トルク特性を示す。 本発明の変形例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。 本発明の変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。 本発明の変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。 本発明の変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1に示されるように、画像形成装置1は、いわゆるモノクロプリンター装置であって、感光体ドラム100の外周に沿って、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、転写ローラー104、剥離爪105、クリーニング装置106及び除電ランプ107を配設した構成となっており、これらは制御部110の制御の下、トナー像を形成する。
すなわち、感光体ドラム100がステッピングモーターMによって矢印A方向に回転駆動されている状態で、感光体ドラム100の外周面を、帯電装置101が均一に帯電させると、制御部110の制御下、露光装置102はレーザー光Lを照射して画像露光し、静電潜像を形成する。現像装置103は、感光体ドラム100に対向して配設され、現像バイアスを印加された現像ローラー103aを矢印B方向に回転させながら、感光体ドラム100の外周面にトナーを供給して、静電潜像を顕像化する。
これと並行して、給紙カセット108に収容された記録シートPは、ピックアップローラー109によって1枚ずつ繰り出され、回転を停止しているタイミングローラー対111に突き当たって停止する。感光体ドラム100には転写ローラー104が、感光体ドラム100に向かって付勢された状態で当接しており、転写ニップを形成している。記録シートPは、トナー像が転写ニップに到達するタイミングに合わせて転写ニップへ搬送される。
転写ローラー104は、矢印C方向に回転しながら記録シートPを搬送する。また、転写ローラー104には転写バイアスが印加されており、感光体ドラム100の外周面上に担持されているトナー像が記録シートP上に静電吸着される。トナー像を静電転写された記録シートPは更に定着装置112まで搬送され、トナー像を熱定着される。その後、記録シートPは、排出ローラー対113によって排紙トレイ114上に排出される。
転写後、感光体ドラム100の外周面上に残留するトナーはクリーニング装置106が備えるクリーニングブレード106aによって掻き取られる。その後、感光体ドラム100は、除電ランプ107に露光されることによって、残留電荷を除電される。
制御部110は、操作パネル115を制御して、画像形成装置1のユーザーに対する情報提示を行ったり、ユーザーからの指示入力を受け付けたりする。また、制御部110は、LAN(Local Area Network)など不図示のネットワークを経由してPC(Personal Computer)等の外部装置からプリントジョブを受け付け、当該プリント指示に従って画像形成装置1の動作を制御する。
[2]制御部110の構成
次に、制御部110の構成について説明する。
図2は、制御部110の主要な構成を示すブロック図である。図2に示されるように、制御部110は、CPU(Central Processing Unit)210を備えており、電源を投入されると、CPU210はROM(Read Only Memory)211から制御プログラムを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)212を作業用記憶領域として動作する。
CPU210は、NIC(Network Interface Card)213によりLAN等のネットワークを介して外部装置と通信し、印刷ジョブを受け付けると、HDD(Hard Disk Drive)214に格納する。格納された印刷ジョブは、その後、画像形成に供される。また、CPU210は、操作パネル115制御して、上述のような情報提供と、指示入力の受け付けを行う。
制御部110は、ステッピングモータードライバーIC(Integrated Circuit。以下、単に「ドライバーIC」という。)200も備えており、CPU210はドライバーIC200によってステッピングモーターMを制御する。本実施の形態において、ステッピングモーターMは、2つの励磁コイル201A、201Bを備えた2相励磁方式のステッピングモーターである。以下、励磁コイル201A側をA相といい、励磁コイル201B側をB相という。
ステッピングモーターMの回転軸であるシャフト202は、磁石203が固定されており、励磁コイル201A、201Bに交互に通電することによって回転駆動される。CPU210は、ドライバーIC200に入力するクロック信号(パルス信号)のクロック周波数(パルス数)を制御することによって、励磁コイル201A、201Bへの通電時間を制御する。これによって、ステッピングモーターMの回転速度が制御される。
図3は、ドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。図3に示されるように、ドライバーIC200はコントローラー部300とメモリー部301とを内蔵しており、コントローラー部300はメモリー部301を作業用記憶領域として動作する。
CPU210からPS(Power Save)端子への入力信号が、Hである場合にはドライバーIC200はアクティブ状態となって動作し、Lである場合にはドライバーICはスタンバイ状態となって動作を停止する。また、ドライバーIC200は、CLK(Clock)端子にてCPU210からのクロック信号の入力を受け、当該クロック信号に同期してスイッチ部305A、305Bを制御する。
ドライバーIC200は、VCC1端子により定電圧源302から定電圧(本実施の形態においては24[V])の供給を受け付け、OUT1A、OUT1B端子からA相の励磁コイル201Aに通電する。GND端子は接地用の端子である。RNF1、RNF1S端子は電流検出抵抗303による電圧降下からA相の励磁コイル201Aへの通電量Iを検出するため端子である。
比較器304Aは、RNF1S端子の入力電圧値と、定電圧源306からVREF端子に入力された参照電圧とを比較して、何れが高いかをコントローラー部300に入力する。コントローラー部300は、CLK端子に入力されるクロック信号と、比較器304Aの出力信号とに応じて、スイッチ部305Aを制御することにより、A相の励磁コイル201Aへの通電方向と通電量とを制御する。通電量は後述のようにチョッピング制御される。
VCC2、OUT2A、OUT2B、RNF2及びRNF2S端子は、それぞれ上述のVCC1、OUT1A、OUT1B、RNF1及びRNF1S端子に対応する端子であり、比較器304Bは比較器304Aに対応し、B相の励磁コイル201Bに関して上と同様の機能を果たす。
[3]制御部110の動作
上のような構成を備えた制御部110の動作、特にドライバーIC200の動作について説明する。
(3−1)ステッピング動作
図4は、ドライバーIC200のステッピング動作を示すタイミングチャートである。図4に示されるように、ドライバーIC200は、まず、PS端子の入力信号がHになると、ドライバーIC200はスタンバイ状態からアクティブ状態に遷移する。
アクティブ状態に遷移すると、ドライバーIC200はCPU210が入力するクロック信号に同期して、OUT1A−OUT1B端子間(A相)及びOUT2A−OUT2B端子間(B相)の通電方向を4つのステップを順に繰り返すように制御する。すなわち、第1ステップにおいては、OUT1A端子からOUT1B端子へ向かって通電するようにスイッチ部304Aが制御され(A相)、OUT2A端子からOUT2B端子へ向かって通電するようにスイッチ部304Bが制御される(B相)。
第2ステップにおいては、A相の通電方向を反転してOUT1B端子からOUT1A端子へ通電する一方、B相では引き続きOUT2A端子からOUT2B端子へ通電する。第3ステップにおいては、A相は引き続きOUT1B端子からOUT1A端子へ通電する一方、B相は通電方向を反転してOUT2B端子からOUT2A端子へ通電する。第4ステップにおいては、更に、A相の通電方向を反転してOUT1A端子からOUT1B端子へ通電し、B相は引き続いてOUT2A端子からOUT2B端子へ通電する。
以下、上記のような第1ステップから第4ステップを繰り返すことによってステッピングモーターMが回転駆動される。なお、1ステップ毎の回転角は、PM(Permanent Magnet)モーターでは7.5度であり、HB(Hybrid)モーターでは1.8度である。また、CPU210は、ドライバーIC200のCLK端子に入力するクロック信号の周波数(パルス数)を漸増させることによってステッピングモーターMの回転を加速させ、漸減させることによって減速させる。
(3−2)定電圧制御方式
ステッピングモーターMのA、B各相の励磁コイル201A、201Bへの通電を制御する方式には定電圧制御方式と定電流制御方式とがある。定電圧制御方式は各励磁コイルにほぼ一定の電圧を印加する方式であり、定電流制御方式は各励磁コイルにほぼ一定量の電流を通電する方式である。
定電圧制御方式においては、ドライバーIC200のコントローラー部300は、比較器304A、304Bの出力信号を参照せず、CLK端子に入力されるクロック信号のみに応じてスイッチ部305Aを制御する。すなわち、励磁コイル201A、201Bには図4に示したようなタイミングで一定電圧(本実施の形態においては24[V])が印加される。
定電圧制御方式による通電波形は、A相とB相でタイミングは異なるものの概ね同様である。図5は、定電圧制御方式による通電波形を例示するグラフである。グラフの縦軸は励磁コイル201Aへの通電量を示し、横軸は経過時間を示す。図5に示されるように、A相における通電波形は図4の2ステップ毎に極性が切り替わるものの概ね同様の波形が繰り返される。
定電圧制御方式においては、クロック信号の周波数が低く、従って、1ステップの期間が長い場合には通電電流量のピーク値が過大になり、励磁コイル201A、201Bが過熱したり、熱破壊したりするおそれがある。このため低周波帯域においては定電圧制御方式を用い難い。
(3−3)定電流制御方式
定電流制御方式においては、コントローラー部300は、例えば、A相については、比較器304Aの出力信号から励磁コイル201Aへの通電量が閾値通電量(本実施の形態においては1.0[A])以上であると判定された場合には、励磁コイル201Aへの通電を停止する。逆に、通電量が閾値通電量未満であると判定された場合には励磁コイル201Aへの通電を再開する。B相についても同様である。このような通電制御をチョッピング制御という。
図4に示されるように、励磁コイル201A、201Bにおける通電方向は2ステップごとに切り替えられる。その間に、チョッピング制御によって励磁コイル201Aへの通電を停止、再開した回数をチョッピング回数という。
図6は、スイッチ部305Aの構成を示す図である。スイッチ部305Bもまた同様の構成を備えているので、以下の説明を以てスイッチ305Bの説明に代える。図6に示されるように、スイッチ部305Aは、3つのスイッチ600〜602を備えている。
スイッチ601は、コントローラー部300の制御を受けてVCC1端子の入力電流をOUT1A、OUT1B端子の何れかに択一的に接続する。また、スイッチ602は、やはりコントローラー部300の制御を受けて、GND端子の入力電流をOUT1A、OUT1B端子の何れかに択一的に接続する。これによって、励磁コイル201Aに通電する電流の方向が制御される。
なお、GND端子へ出力される電流の一部はRNF1端子へも出力される。これによって、励磁コイル201Aへの通電量が検出される。
スイッチ600はチョッピング制御に用いられる。すなわち、励磁コイル201Aの通電量が閾値通電量に達した場合には、コントローラー部300によってスイッチ600が切断され励磁コイル201Aへの通電が停止される。この停止によって通電量が減少し始めてから所定時間(なお、当該所定時間の逆数を「チョッピング周波数」という。)が経過すると、コントローラー部300によってスイッチ600が接続され、励磁コイル201Aへの通電が再開される。
図7は、定電流制御方式における通電波形を例示するグラフであり、縦軸は励磁コイル201Aへの通電量を示し、横軸は経過時間を示す。図7に示されるように、定電流制御方式においては、通電電流量が閾値電流量に達すると、通電電流量が減少し、直ぐに増加に転ずる。これを繰り返すことによって通電電流量が概ね閾値電流量に維持される。このため、過大通電による加熱等の問題を回避することができる。
なお、本実施の形態においては、コントローラー部300は、励磁コイル201Aへの通電を開始してから停止するまでの2ステップ間におけるスイッチ600の切断接続回数(以下、「チョッピング回数」という。)をメモリー部301に記録する。チョッピング回数は、クロック周波数が低く、1ステップ当たりの時間が長いほど多くなり、クロック周波数が上がるに連れて少なくなる。
コントローラー部300は、B相についても上記A相と同様の処理を実行する。
(3−4)コントローラー部300の制御動作
次に、中域共振現象を解消するためにコントローラー部300が実行する制御動作について説明する。
図8は、コントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。図8に示されるように、コントローラー部300は、ステッピングモーターMが停止している状態から、定電流制御方式で加速する(S801)。定電流制御方式で加速している間、上述のようにA相、B相のそれぞれについてチョッピング回数を繰り返し計数する。
その後、クロック信号の立ち上がりエッジ毎に、A相、B相の何れのチョッピング回数も閾値回数N回以下になったか否かを確認する。何れのチョッピング回数の閾値回数N回以下である場合には(S802:YES)、現在のクロック周波数(以下、「基準周波数」という。)をメモリー部301に記憶し(S803)、定電圧制御方式に切り替える(S804)。このようにすれば、トルクの不均衡(アンバランス)に起因する中域共振現象の発生を防止することができる。
その後、目標速度に達して加速を完了したら(S805:YES)、定電圧制御方式のまま定速駆動する(S806)。次に、減速を開始したら(S807:YES)、定電圧制御方式に維持したままクロック周波数を監視する。そして、クロック周波数が基準周波数になるまで減速したら(S808:YES)、定電流制御方式に切り替える(S809)。
このようにすれば、励磁コイル201A、201Bに対する過大通電を防止することができる。従って、過大通電に起因するトルクの変動や加熱といった問題を防止することができる。その後、ステッピングモーターMの回転が停止したら(S810:YES)、制御を終了する。
(3−5)本実施の形態の効果
次に、本実施の形態の効果について説明する。
ステッピングモーターMにおいては、A相とB相との間でコイル性能にバラつきがあると、同じ電圧が印加されても通電量が異なってしまう。例えば、図9に例示するように、コイル性能のバラつきにより、A相では通電量が閾値通電量未満となってチョッピング制御が発生しない状態にある一方(図9(a))、B相では通電量が閾値通電量を超えた結果、チョッピング制御が実行されるような場合には(図9(b))、各相で発生するトルクは各電流面積に比例して不均衡を生じる。このトルクの不均衡はシャフト202を含むローターに機械的振動を発生させる。
ローターが振動すると、ローターが備える磁石が発生させる磁束のうち励磁コイル201A、201Bに鎖交する磁束数にバラつきが生じる。このため、当該磁束によって励磁コイル201A、201Bに流れる誘導電流量が変動して電気的振動まで発生する(図9(c))。この電気的振動は更にトルクを不安定にする。このような共振現象は、特にチョッピング回数が少なくなる中速度域において顕著になり、中域共振現象を発生させる。
これに対して、従来技術においては、図10(a)に示されるように、中域共振現象発生の予兆を電流面積の相間差から検出して、ステッピングモーターを減速させるので、動作可能な速度レンジ幅が狭くなっている。
一方、本実施の形態においては、チョッピング回数がある程度少なくなった段階でドライバーIC200によるチョッピング制御を禁止して、定電圧制御に移行する。このため、図10(b)に示されるように、相間でのチョッピング回数のバラつきを解消されるので、トルクのバラつきが抑制され、中域共振現象が解消される。従って、本実施の形態によれば、ステッピングモーターMを広い速度レンジ幅で動作させることができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、VCC1、VCC2端子に常に24[V]の固定電圧が印加されている場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに加えて次のようにしても良い。
すなわち、VCC1、VCC2端子に高低2種類の電圧を択一的に印加しても良い。ステッピングモーターMの回転速度が同じであれば、VCC1、VCC2端子に高電圧を印加した方が励磁コイル201A、201Bへの通電量が増加するので、定電流制御方式におけるチョッピング回数が増加する。このため、中域共振現象が発生する速度域を高速度域側へシフトさせることができる。
図11は、本変形例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。図11に示されるように、本変形例に係るドライバーIC200は更にVCCSW端子を備えており、24[V]直流電源302と36[V]直流電源1102とを択一的にVCC1、VCC2端子に接続する電源切替えスイッチ1101を切り替える。これによって、励磁コイル201A、201Bへの通電量が切り替えられる。
図12は本変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。図12に示されるように、上記実施の形態と同様に、VCC1、VCC2端子に24[V]直流電源を接続した状態で、定電流制御方式で加速して(S1201)、何れの相もチョッピング回数が閾値回数N回以下になったら(S1202:YES)、励磁コイル201A、201Bに印加する電源を36[V]直流電源に切り替える。
そして、そのままステッピングモーターMの加速を継続し、更にまた、何れの相もチョッピング回数が閾値回数N回以下になったら(S1202:YES)、現在のクロック周波数を基準周波数として記憶した後(S1203)、定電圧制御方式に切り替える(S1206)。図12における以降の動作は、図8のステップS805と同様である。
このようにすれば、中域共振現象が発生する速度域を高速度域側へシフトさせることができるので、より広い速度域において定電流制御方式を実行することができる。定電流制御方式は、定電圧制御方式と比較して、電源電圧の変動の影響を受け難いので、本実施の形態によれば、ステッピングモーターMをより広い速度域において安定動作させることができる。
(2)上記実施の形態においては、ステッピングモーターMを減速させる際に、クロック周波数が加速時に記憶した基準周波数になったら定電圧制御方式から定電流制御方式に切り替える場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図13は、本変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。図13に示されるように、ステッピングモーターMの減速を開始したら(S1301:YES)、定電流制御方式に切り替えて(S1302)、各相のチョッピング回数を監視する。そして、A相、B相、何れかのチョッピング回数が上限回数Nu回に達したら(S1303:YES)、定電圧制御方式に切り替える(S1304)。
このようにすれば、チョッピング回数を監視することによって、中域共振現象が発生する速度域に近づいたことを検出して定電圧制御方式に切り替えるので、中期共振現象が発生するのを回避することができる。また、高速度域においても定電流制御方式を用いるので、ステッピングモーターMの動作を安定させることができる。
その後、基準クロック周波数まで減速したら(S1305:YES)、定電流制御方式に切り替える(S1306)。このようにすれば、過電流による過熱を防止することができる。そして、ステッピングモーターMが停止したら(S1307:YES)、処理を終了する。
(3)上記実施の形態においては、ステッピングモーターの加速時において、チョッピング回数を監視して、A相、B相の何れのチョッピング回数も所定の閾値回数N回以下になったら定電圧制御方式に切り替える場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図14は、本変形例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。図14に示されるように、本変形例に係るドライバーIC200は更にVCCSW端子を備えている。また、VCC1、VCC2端子には可変電圧源1401が接続されており、これら端子への供給電圧はドライバーIC200のVCCSW端子の出力信号によって制御される。
図15は、本変形例に係るコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。図15に示されるように、ステッピングモーターMの加速時には、定電流制御方式で加速制御を実行する(S1501)。そして、加速中においては(S1502:NO)、各相のチョッピング回数を監視して、何れの相においてもチョッピング回数が閾値回数N回以下になった場合には、可変電圧源10401からの供給電圧を低下させる(S1504)。
何れかの相のチョッピング回数が閾値回数N回よりも多い場合には、可変電圧源1401の供給電圧を変更せず、ステッピングモーターMの加速を継続する。ステッピングモーターMの回転速度が目標速度に到達するまで上記の処理を繰り返し、目標速度に到達したら(S1502:YES)、加速制御を終了する。
このようにしても、A相、B相の相間においてチョッピング回数に不均衡が生じるのを励磁コイル201A、201Bへの通電量を低下させることによって防止するので、中期共振現象の発生を防止することができる。また、定電圧制御方式に切り替えないので、通電量が過大になるのも防止することができる。
また、このような可変電圧源1401の利用と上記実施の形態に述べたような制御を併用しても良い。図16は、本併用例に係るドライバーIC200を含む主要な回路構成を示す図である。図16に示されるように、本変形例に係るドライバーIC200は更にVCCMON端子を備えており、VCCSW端子からの出力信号による設定電圧からの可変電圧源1401の供給電圧の変動幅を監視する。
図17は、本併用例におけるコントローラー部300の制御動作を示すフローチャートである。図17に示されるように、ステッピングモーターMを加速する際には、まず、定電流制御方式を用いる(S1701)。そして、相毎のチョッピング回数を監視して、何れの相のチョッピング回数も閾値回数N回以下になった場合には(S1702:YES)、VCCMON端子に入力される可変電圧源1401の供給電圧の変動幅が所定の変動幅(例えば、±10%。)よりも大きいか否かを判定する。
変動幅が小さい場合には(S1703:NO)、現在のクロック周波数をメモリー部301に記憶し(S1704)、定電圧制御方式に切り替える(S1705)。その後、ステッピングモーターMの加速が終了したら(S1706:YES)、処理を終了する。
一方、変動幅が大きい場合には(S1703:YES)、VCCSW端子から制御信号を出力して可変電圧源1401の供給電圧を低下させる(S1707)。このようにすれば、相毎のチョッピング回数が増加し、中域共振現象の発生が防止される。その後、相毎のチョッピング回数を監視して、何れの相もチョッピング回数が閾値回数N回以下になったら(S1708:YES)、可変電圧源1401の供給電圧を更に低下させる(S1707)。
このような処理を繰り返しながら、ステッピングモーターの回転速度を加速し、加速が完了したら(S1709:YES)。処理を終了する。
(4)上記実施の形態においては、定電流制御方式から定電圧制御方式へ切り替えるための判断基準である所定回数がN回に固定されている場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、チョッピング制御のための閾値通電量とチョッピング周波数とに応じて所定回数を変更しても良い。具体的には、閾値通電量が多いほど、また、チョッピング周波数が低いほど所定回数が少なくなるように、閾値通電量、チョッピング周波数及び所定回数の関係を設定したテーブルをメモリー部301に用意しておき、閾値通電量とチョッピング周波数との少なくとも一方が変更されたら所定回数を変更するようにすれば、所定回数をより適切に設定することができる。
なお、所定回数は閾値通電量とチョッピング周波数との何れか一方のみに応じて設定しても良い。
(5)上記実施の形態においては、2相励磁方式のステッピングモーターMを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなくこれに代えて3相以上の励磁方式のステッピングモーターを用いても良い。3相以上である場合も上記実施の形態と同様にすれば、本発明の効果を得ることができる。
(6)上記実施の形態においては、2ステップ、換言すれば励磁コイル201A、201Bにそれぞれ通電される電流波形の半周期ごとにチョッピング回数を計数する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、当該2ステップの整数倍ごとにチョッピング回数を計数しても良い。このようにしても、本発明の効果は同じである。
また、上記実施の形態においては、相毎のチョッピング回数をクロック信号の立ち上がりエッジ毎に確認する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、立ち上がりエッジ2回に1度など、立ち上がりエッジ複数回に1度、チョッピング回数を確認しても良い。なお、より確実に中域共振現象を防止するためにはチョッピング回数をできるだけ高い頻度で確認するのが望ましい。
(7)上記実施の形態においては、ステッピングモーターMによって感光体ドラム100を回転駆動する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、例えば、ピックアップローラー109やタイミングローラー対111、転写ローラー104等、感光体ドラム100以外の部材を回転駆動するステッピングモーターに本発明を適用しても効果を得ることができる。
(8)上記実施の形態においては、モノクロプリンター装置を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、カラープリンター装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。また、プリンター装置の他、読み取り機能を加えたコピー装置や通信機能を追加したファクシミリ装置のような単機能機及びこれらの機能を兼ね備えた多機能機(MFP: Multi- Function Peripheral)に本発明を適用しても良い。
本発明に係る画像形成装置は、ステッピングモーターを広い速度域で安定駆動することによって生産性を向上させる装置として有用である。
M…………………ステッピングモーター
1…………………画像形成装置
100……………感光体ドラム
200……………ドライバーIC
201……………励磁コイル
210……………CPU
300……………コントローラー部
301……………メモリー部
302、306…定電圧源
303……………電流検出抵抗
304……………比較器
305……………スイッチ部
600〜602…スイッチ
1101…………電源切替えスイッチ
1102…………直流電源
1401…………可変電圧源

Claims (8)

  1. 多相励磁方式のステッピングモーターによって、静電潜像を形成される感光体ドラム又は記録シートを搬送する搬送ローラーを回転駆動する画像形成装置であって、
    相毎に一定電圧を印加することによって、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電圧制御手段と、
    前記相毎の通電量をチョッピング制御により規制して、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電流制御手段と、
    前記相毎にステップ毎のチョッピング回数を計数する計数手段と、
    相毎のチョッピング回数が何れの相も所定回数以下であるか否かを判定するチョッピング回数判定手段と、
    前記チョッピング回数判定手段の判定結果が、肯定的である場合には前記定電圧制御手段に、否定的である場合には前記定電流制御手段に、前記ステッピングモーターを駆動制御させる、制御切替え手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記相間でのチョッピング回数の差が所定差以下であるか否かを判定する回数差判定手段と、
    前記回数差判定手段による判定が肯定的である場合には、前記制御切替え手段による切替えに関わらず、前記定電流制御手段に前記駆動制御をさせる切替え禁止手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ステッピングモーターの加速途中において、前記回数差判定手段による判定が肯定的である場合に各相への供給電圧を高く切り替える電圧切替え手段と、
    前記電圧切替え手段が前記供給電圧を高く切り替える以前において、前記制御切替え手段による切り替えを禁止する切替え禁止手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ステッピングモーターの加速時において、前記制御切替え手段が、前記定電圧制御手段に切り替えたときの前記ステッピングモーターの駆動周波数を記憶する周波数記憶手段と、
    前記ステッピングモーターの減速時において、駆動周波数が前記記憶した駆動周波数まで低下したら、前記ステッピングモーターの制御手段を定電圧制御手段から定電流制御手段に切替える減速時切替え手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記ステッピングモーターは、クロック信号に同期して駆動され、
    前記チョッピング回数判定手段は、前記クロック信号の周期毎に前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記相毎の励磁コイルに通電するための直流電圧源と、
    前記直流電圧源の供給電圧の変動幅を検出する変動幅検出手段と、
    検出された前記変動幅が所定の閾値変動幅以上である場合には、
    前記制御切替え手段が前記定電圧制御手段に前記ステッピングモーターを駆動制御させるのを禁止して、
    前記直流電圧源の供給電圧を低下させる電圧低下手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 通電量が設定電流値を超過すると所定のチョッピング周波数で前記チョッピング制御が実行される場合に、当該設定電流値と当該チョッピング周波数との少なくとも一方を用いて、前記チョッピング回数判定手段が判定基準とする前記所定回数を決定する所定回数決定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 多相励磁方式のステッピングモーターによって、トナー像を形成される感光体ドラムと記録シートを搬送する搬送ローラーとの少なくとも一方を回転駆動する画像形成装置であって、
    前記相毎の励磁コイルに通電するための直流電圧源と、
    前記相毎の通電量をチョッピング制御により規制して、前記ステッピングモーターを駆動制御する定電流制御手段と、
    前記相毎にステップ毎のチョッピング回数を計数する計数手段と、
    相毎のチョッピング回数が何れも所定回数以下であるか否かを判定するチョッピング回数判定手段と、
    前記チョッピング回数判定手段の判定結果が肯定的である場合には、前記直流電圧源の供給電圧を低下させる電圧低下手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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