JP2015023469A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置において、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに基づく記録において圧縮前の画像データが予定していた色を再現することが可能な色変換を実行する。【解決手段】ブラックインクで記録すべき黒文字などの黒画像の信号値が、画像データの圧縮の影響を受ける範囲を求め(S401、S402)、色分解テーブルを、この範囲ではカラーインクを使用しないようにし、かつブラックインクを使用するものとなるように作成する(S403)。これにより、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに基づく記録(S404)において圧縮前の画像データが予定していた色を再現することが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、詳しくは、画像データにおける、R、G、B信号などの組み合わせで表される色をインク等色材の信号の組み合わせで再現するための色変換に関するものである。
この種の色変換の例として、特許文献1は、グレー軸上の色をどのインクの組み合わせによって再現するかを定めた色変換テーブルを示している(特許文献1の図7)。具体的には、グレーレベル(階調値)が0%である黒画素(R=G=B=0)をブラック(K)のインクのみで記録し、グレーレベルがそれより高い色の画素については、ブラックの他、シアン(C)、マゼンタ(M)などのカラーインクを用いて記録するよう、色変換を行うことが記載されている。このような色変換によれば、グレーバランスなど画質を向上させた記録を行うことができる他、バンディングの抑制といった、所望の記録条件を実現することも可能となる。
特許第4003046号公報
しかしながら、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに対して上述のような色変換を行う場合には、その色変換によって得られる色材信号の組み合わせに基づく記録において、圧縮前の画像データが予定していた色とは異なる色が再現されることがある。
例えば、黒文字など、(R,G,B)=(0,0,0)の黒を表現する画像データが非可逆圧縮方式による圧縮、解凍によって(R,G,B)=(0,0,0)とは異なる信号値になる場合がある。一方、色変換が、上述したように、信号値(R,G,B)=(0,0,0)の黒に対してブラックインクのみで記録し、信号値(R,G,B)=(0,0,0)以外の信号値に対してはカラーインクも用いて記録する、色変換である場合がある。この場合には、圧縮前の画像データの黒は、ブラックインクの他にカラーインクを用いて記録されることになる。その結果、例えば、黒文字などの黒画像の濃度が所望の濃度より低くなるなど、記録画質の低下を生じることがある。
本発明は、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに対する適切な色分解パラメータを設定することが可能な色変換を実行するための画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、非可逆圧縮、伸張された画像データを取得する画像取得手段と、取得した画像データの圧縮率の情報を取得する圧縮率情報取得手段と、取得した圧縮率情報を基づいて、前記画像データの非可逆圧縮、伸張による当該画像データの信号値の変化量を決定する変化量決定手段と、決定した変化量に基づいて色分解パラメータを設定するパラメータ設定手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データにて対する適切な色分解パラメータを設定することが可能な色変換を実行することができる。
本発明の第1の実施形態に係る記録システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示すプリンタ2000の制御系を示すブロック図である。 図1に示すホスト装置のアプリケーションと、図2に示すプリンタのコントローラによって実行される伸張処理などの画像処理の機能を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る色分解テーブルの作成およびこのテーブルを用いた色分解処理によって得られる記録データに基づく記録の概略を示すフローチャートである。 図4に示したステップS402の処理の詳細を示すフローチャートである。 一般的な3次元のLUTを示す図である。 (a)および(b)は、図6に示したテーブルのBlack−Whiteの無彩色軸ラインに沿った色分解テーブルの内容を示す図である。 第1の実施形態に係るテーブル作成処理の具体的な処理を示すフローチャートである。 図4のステップS404の具体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプリンタの記録ヘッドのノズル配列を示す図である。 本発明の第2の実施形態のプリンタにおける、Q値に基づいた色分解テーブルを選択するための構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、圧縮に係るQテーブルに応じた黒白の画素の輝度値の変動量を示す図である。 第2の実施形態に係る、Qテーブル(Q値)とそれに対応した黒の信号の変動量と、これらの組に対応して選択される色分解テーブルとの対応を示す図である。 第2の実施形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態の他の形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態のさらなる他の形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態のさらなる他の形態に係る対応テーブルの一例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
<記録システムの説明>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録システムのハードウェア構成を示すブロック図である。本システムは、概略、画像データの生成、及びその生成のためのユーザインタフェース(UI)を介した設定等を行うホスト装置1000と、生成された画像データに基づいて用紙などの記録媒体に画像を形成するプリンタ2000と、を有して構成される。同図において、CPU(中央演算装置)100は、画像データの生成を初めとして各種データの処理をプログラムに従って実行する。ROM101は、CPU100により実行されるプログラムを格納する。RAM102は、CPU100によるプログラムの実行時に、各種データを一時的に記憶するためなどワークエリアとして機能する。ハードディスク等の2次記憶装置103は、画像ファイルなどを格納する。ディスプレイ104は、UI機能を有するべくタッチパネル機能を備える。また、制御バス/データバス110は、上述の各部とCPU100とを接続し、これによりこれらの要素間でデータ転送をすることができる。その他、ユーザーが画像補正の処理の指示等を入力するためのマウス105やキーボード106といったUIを備える。
また、ホスト装置1000は、内部撮像デバイス110を備えることができる。この内部撮像デバイスで撮像された画像は、所定の画像処理を経た後、2次記憶装置103に格納される。また、画像データはインターフェース(IF108)を介して接続された、カメラなどの外部撮像デバイス111から読み込むこともできる。さらに、ホスト装置1000は無線LAN(Loca Area Network)109に接続し、また、このLANがインターネット113に接続している。これにより、ホスト装置1000は、インターネットに接続された外部サーバー114から画像データを取得することもできる。
さらに、ホスト装置1000には、画像等を形成するための記録装置(プリンタ)2000が、IF107を介して接続されている。また、このプリンタ2000は、さらにインターネットに接続されており、無線LAN109を経由で画像データのやり取りをすることもできる。
<記録装置における制御系>
図2は、図1に示すプリンタ2000の制御系を示すブロック図である。図2において、コントローラ200は主制御部であり、CPU201、プログラムや所要のテーブルその他の固定データを格納したROM203、記録データを展開する領域や作業用の領域を設けたRAM204、および記録制御部2010を有している。記録データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、不図示のインタフェース(I/F)を介して、上述したホスト装置1000とコントローラ200との間で送受信される。
操作部220は操作者による指示入力を受容するスイッチ群であり、不図示の電源スイッチ、プリント開始を指示するためのスイッチ、吸引回復の起動を指示するための回復スイッチ等を含んでいる。ヘッドドライバ2040は、記録データ等に応じて、記録ヘッド20411の不図示の電気熱変換体(以下、「吐出ヒータ」ともいう)を駆動するドライバであり、この駆動によって記録ヘッド2041のノズルからインクを吐出することができる。記録ヘッド2041は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の4色のインクをそれぞれ吐出するノズルを備え、後述される色分解テーブルを用いた後段処理によって得られる各色インクのデータ(色材データ)に基づいてそれぞれのインクを吐出する。モータドライバ2050は、キャリッジを主走査方向に移動させるための主走査モータ、記録媒体を副走査方向に搬送するための副走査モータを駆動するドライバである。
<記録装置で実行する画像処理>
図3は、ホスト装置1000のアプリケーションJ0000と、図2に示したプリンタ2000のコントローラ200によって実行される伸張処理J0001以下の画像処理の機能を示すブロック図である。
図3において、ホスト装置1000のアプリケーションJ0000は、プリンタ2000で記録するために用いられる画像データの作成処理を実行する。プリンタ2000に転送するこの画像データ、もしくはその編集等がなされる前のデータは、種々の媒体を介してホスト装置1000に取り込むことができる。本実施形態のホスト装置1000は、デジタルカメラで撮像した例えばJPEG形式の画像データを、CFカードを介して取り込むことができる。また、スキャナで読み取った例えばJPEG形式の画像データや、CD−ROMに格納される画像データを取り込むことができる。さらには、インターネットを介してWEB上のデータを取り込むこともできる。
これらの取り込まれたデータは、ホスト装置1000のディスプレイ104に表示され、また、アプリケーションJ0000によって圧縮が行われる。この圧縮は、後述されようにJPEG方式の非可逆圧縮であり、圧縮されたデータは、RAM102(図1)のバッファに格納される。あるいは、記録実行の指示に応じてプリンタ2000へ転送される。この非可逆圧縮によって高速のデータ転送が可能となる。
<伸張処理;JPEGデコード>
伸張処理J0001は、プリンタ2000に転送されて来た圧縮画像データの伸張処理を行う。本実施形態の圧縮、伸張の対象となる画像データは、sRGB規格の信号R、G、Bの画像データある。プリンタ2000では、この伸張処理によって得られる信号R、G、Bの画像データに対して、次に、前段処理J0002、後段処理J0003、階調補正J0004、ハーフトーニングJ0005、および記録情報の作成J0006の各処理が順次行われる。
<前段処理;色変換>
前段処理J0002は、sRGB規格のR、G、B画像データによって再現される色域を本実施形態のプリンタ2000によって再現される色域内に写像する処理を行う。すなわち、前段処理J0002は、上記写像関係を規定した3次元LUT(ルックアップテーブル)を用い、これと補間演算を併用して、8ビットのR、G、Bの階調値を表す画像データをプリンタ2000の色域内のR、G、B画像データに変換する。
<後段処理;色分解>
後段処理J0003は、前段処理J0002によって得られたR、G、Bの画像データを、このデータが表す色を再現するインク毎の色材のデータに変換する処理である。本実施形態は、この処理によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのインクのそれぞれ8ビットの階調値を表す画像データY、M、C、Kを出力する。本実施形態の後段処理J0003も、上述の前段処理と同様、3次元LUTと補間演算を併用する。以下では、この色変換を色分解という。
本発明の一実施形態では、後述されるように、この色分解によって、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに基づく記録において、圧縮前の画像データが予定していた色を再現することを可能にする。
<階調補正>
階調補正J0004は、後段処理J0003によって求められたインク色毎の画像データのそれぞれに対して、階調値変換を行う。具体的には、入力する画像データに対して、プリンタ2000で記録したときの各色インクの階調特性に応じた補正を行うことにより、出力する画像データの階調特性を線形に対応付ける。この処理は、1次元LUTと補間演算を併用して行う。
<ハーフトーニング;量子化>
ハーフトーニングJ0005は、階調補正J0004で得られる8ビットの画像データY、M、C、Kのそれぞれを量子化して、2ビットのデータに変換する。本実施形態では、誤差拡散法を用いて量子化を行う。この2ビットデータは、後述するドット配置パターン化処理における配置パターンを特定するためのインデックスデータである。
<記録情報の作成>
記録情報作成処理J0006は、量子化で得られる2ビットのインデックスデータを内容とする記録データに、記録制御情報を加えて記録情報を作成する。
次に、不図示のドット配置パターン化処理とマスク処理を行う。ドット配置パターン化処理は、記録データである2ビットのインデックスデータ(階調値情報)に対応したドット配置パターンに従って、ドット(吐出を意味する「1」のデータ)の配置を行う。このように、2ビットデータで表現される各画素に対して、その画素の階調値に対応したドット配置パターンを割当てることにより、画素内の複数のエリアごとにドットのオン(吐出を意味する「1」)またはオフ(非吐出を意味する「0」)、つまりドットを形成するか否かが定められる。
このようにして得られる1ビットの記録データに対して、マスクを用いたマスク処理を行う。すなわち、本実施形態は、記録ヘッドの走査ごとに記録媒体の所定量の搬送によって対応するノズルを異ならせ、同一の領域に対して複数回の走査を行いその同一領域の記録を完成する、いわゆるマルチパス記録を行うことができる。この際、マスク処理によって、上記同一の領域の記録データを各走査に振り分ける。このように生成される走査ごとのY、M、C、Kの記録データは適切なタイミングでヘッドドライバに送られ、それらの記録データに基づいて、記録ヘッドが駆動されてインクが吐出される。
上述したJ0001〜J0006とドット配置パターン化処理およびマスク処理は、それぞれのプログラムに従ってCPU201(図2)により行われる。そのプログラムは、ROM203もしくはホスト装置1000のハードディスクなどの2次記憶装置103から読み出されて用いられ、また、そのプログラムに従う処理の実行に際しては、RAM205がワークエリアとして用いられる。
なお、本明細書において「画素」とは、階調表現できる最小単位のことであり、複数ビットの多値データの画像処理(上述した前段処理、後段処理、階調補正、ハーフトーニング等の処理)の対象となる最小単位である。また、ハーフトーニング処理の結果として得られる、2ビットで表現される画素は、上述のとおり、m×n(本実施形態では2×2)のマスで構成されるドット配置パターンに対応し、この1画素内の各マスを「エリア」と定義する。この「エリア」は、ドットのオンまたはオフが定義される最小単位である。これに関連して、上述した前段処理、後段処理、階調補正にいう「画像データ」は、処理対象である画素の集合を表しており、各画素は、本実施形態では8ビットの階調値を内容とするデータである。また、上述した「画素データ」は、処理対象である画素データそのものを表しており、本実施形態のハーフトーニングでは、上記の8ビットの階調値を内容とする画素データが2ビットの階調値を内容とする画素データ(インデックスデータ)に変換される。
<色分解テーブルを用いた記録>
以上説明した本実施形態のプリンタ2000における色分解テーブルおよびこのテーブルを用いた色分解処理によって得られる記録データに基づく記録について説明する。
図4は、本実施形態に係る色分解テーブルの作成およびこのテーブルを用いた色分解処理によって得られる記録データに基づく記録の概略を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャート、また後述する図5、図8、図9、図14〜図16に示すフローチャートに対応するプログラムが、プリンタ2000のROM203に格納されている。そして、プリンタ2000のCPU201がこのプログラムを、RAM205において実行することにより、上記のフローチャートに示す処理が実現される。
本実施形態の処理は、予め定めたJPEGの非可逆圧縮方式による圧縮率に応じて黒画像が圧縮の影響を受ける範囲を実験によって求め、この範囲を考慮して色分解テーブルを作成し、この色分解テーブルをプリンタ2000に設定する。そして、プリンタへ入力された、JPEGの非可逆圧縮方式で圧縮され画像データを伸張し、この伸張後の画像データを設定された色分解テーブルを用いてインク色データを求めるものである。
図4に示すように、先ず、圧縮の影響を受ける範囲を求めるための実験用の画像データを圧縮する際の圧縮率を決定する(S401)。次に、この決定した圧縮率で圧縮した実験用画像データを伸張(解凍)し、この解凍データから黒画像が圧縮影響を受ける範囲を求める(S402)。さらに、求めた圧縮影響を受ける範囲を考慮した色分解テーブルを作成する(S403)。そして、ステップS403で作成したテーブルを格納したプリンタ2000では、後段処理J0003において格納した色分解テーブルを用いて色分解を行い、これによって得た各色インクのデータに基づいて記録データを生成して記録媒体上に記録を行う(S404)。
以上説明した処理の詳細は次のとおりである。
<圧縮率の決定>
図4のステップS401の圧縮率の決定では、記録対象となる画像データのデータ量、記録システムにおける転送速度、プリンタの記録速度などを考慮して、画像データを非可逆圧縮方式で圧縮する際の圧縮率を決定する。
なお、一例として、600dpiの記録解像度でA4サイズの記録媒体に画像を記録する場合において、画像データサイズが100MbyteのRGB表色系カラー画像とする。この画像データに基づいて3ppmの記録速度で記録をすることを可能とするには、5Mbyte/secのデータ転送速度が必要となる。このため、例えば、転送速度が1Mbyte/secである無線LANの記録システムで上記の記録速度を実現にするには、元の画像データのデータ量を、20%(1/5)に圧縮する必要がある。具体的には、上記の圧縮率を実現する量子化係数(QテーブルもしくはQ値)を決定する。すなわち、ステップS401は圧縮率情報取得工程を実行する。
なお、本実施形態はJPEGの非可逆圧縮方式を用いるが、非可逆圧縮方式であれば他の方式でもよいが、輝度成分とそれ以外を独立に圧縮する非可逆圧縮方式が好ましい。
<黒画像が圧縮影響を受ける範囲の決定>
図5は、図4に示したステップS402の処理の詳細を示すフローチャートである。
先ず、ステップS501で、画像における黒を表す信号値の初期値Dを設定する。本実施形態では、黒の信号値は(R、G、B)=(0、0、0)であり、D=0を設定する。
次に、ステップS502で、8画素×8画素のそれぞれの画素に黒(0、0、0)または白(255、255、255)の信号値を配したパターンからなる白黒2値の実験用画像を作成する。本実施形態では、黒と白の配置に関する264通りのパターンの画像を作成し、ステップS503以降の処理を繰り返す。この264通りのパターンは、8画素×8画素のサイズの黒画像における黒画素の配置の空間周波数分布の総てを網羅したものである。この点で、後述されるように、このパターンに基づいて取得される、圧縮前と解凍後の変動量(Dの差)が、本発明を適用しない場合に実際に記録され得る黒文字など黒画像のデータを圧縮、解凍したときの変動量を良く反映したものとなる。また、この黒文字などの黒画像は、例えば、黒文字や黒が一定の面積を占めるオブジェクトなどであり、これらがカラー画像の中に存在したり、モノクロ画像として存在する場合を含むものである。そして、黒画像は、ブラックインクで記録すべき(R=0、G=0、B=0)の信号値の画素が配置されて構成されるもので、必ずしも総ての画素がこの信号値である画像に限定されないことはもちろんである。黒画像を構成する画素のうち、例えば、50%の画素が黒(R=0、G=0、B=0)の信号値で他の画素が白(R=255、G=255、B=255)の信号値の画像(50%デューティー)であってもよい。このようなデューティーが100%でない黒画像は全体としてグレーとして視認されるものである。
次に、ステップS503で、上記264通りのパターンの1つの画像についてJPEG圧縮する。その際、図4のステップS401で決定した圧縮率(Qテーブル)を取得し、その圧縮率に基づいて、上記画像をJPEG圧縮する。次に、ステップS504で、JPEG圧縮された画像に対して解凍処理を行う。
そして、ステップS505において、解凍処理によって得られた画像データにおける画素ごとの信号値Dn(n=1〜264)を取得する。具体的には、解凍によって得られる8画素×8画素パターンの画像において画素ごとにR、G、Bの信号値(R=G=Bの値)を調べ、最も大きな信号値をそのパターンのDnとする。なお、このDnは、非可逆圧縮方式の圧縮率が高いほど、圧縮前からの変動量が大きい傾向がある。
次に、ステップS506で、初期値DとDnを比較し、DnがDより大きい場合はD=Dnに置きかえ(S507)、ステップS508に進む。DnがD以下の場合はD=Dnに置きかえずに、ステップS508に進む。ステップS508で、264通りの総てのパターンについて、上述のステップS502〜S507の処理を行ったかを判断する。すなわち、nの値を判定し、n<264の場合は、ステップS502以降の処理を繰り返す。n=264である場合は、そのときのDの値を黒画像が圧縮影響を受ける範囲として、本処理を終了する。この処理によって得られるD値は、例えば、(R,G,B)=(10、10、10)である。なお、このように、解凍後のパターンの画像から得られる、R、G、Bの信号値の圧縮による変動を示す信号値は、R=G=Bとなるものである。従って、上述のパターンごとに調べる信号値の大小関係は1つの値(例えば、上記の例では、「10」)について比較することができる。黒(0,0,0)白(255,255,255)はそれぞれ、作業色空間であるYCCで(0,0,0)と(100,0,0)に変換され、圧縮される。この結果、輝度においては圧縮時の劣化が生じるが、色差については全画素0である為に劣化が生じない。
本圧縮方式においては色差に劣化が生じないが、他の圧縮方式によって色差にも劣化が生じる場合には、本発明におけるルックアップテーブルで例えばMax(R、G、B)≦16(=固定値:圧縮による劣化度合いに依存)のグリッドに対してKのみで構成する様なテーブルにする事で簡便に本発明の効果が得られる。
なお、上記の例では、264通りのパターンの総てについて上述の処理を実行するものとしたが、必要十分なパターン数に絞って実行してもよい。例えば、パターンのうち、黒画素の配置が高周波数成分のみのパターンや直流成分のパターンは、圧縮によって変動する信号値は小さいと考えられることから、上記処理の対象から外すことができる。このように、圧縮、伸張による変動が明らかに小さいと考えられるパターンについては処理の対象から除外することができる。
上記の様に、必要十分なパターン数に限定する事で処理速度の向上、処理負荷の低減、パターン保持量の低減が実現できる。尚、低減方法としては上記圧縮アルゴリズムに基づく限定方法の他にも、実際に変換した結果の劣化具合を評価し、劣化度合いの低いパターンを除外する様なフィードバック手法等、種々の方法が考えられる。
<色分解テーブルの作成>
色分解テーブルは、概念的に、図6に示すような3次元の立方格子において(R,G,B)の組で特定される格子点に(C,M,Y,K)の組を対応させたものである。より具体的には、色分解テーブルは、3次元の表現色(R,G,B)の組に対する(C,M,Y,K)の対応表となっており、R、G、Bの組で表される色をC、M、Y、Kのインクによってどのように記録するかが規定されている。
図7(a)および(b)は、図6に示したテーブルのBlack(R,G,B=0、0、0)−White(R,G,B=255、255、255)の無彩色軸ラインに沿った色分解テーブルの内容を示す図である。詳しくは、図7(a)は、特許文献1に示したテーブルと同様の内容を示しており、図7(b)は、本実施形態に係るテーブルの内容を示している。これらの図において、破線は、上記ライン上の色ごとの有彩色インク(以下、カラーインクともいう)の使用量(デューティー)、実線は同じくブラックインクの使用量を示している。なお、本実施形態のプリンタ2000は、図7(a)に示す色分解テーブルを、ROM203などに格納して保持している。そして、ホスト装置から転送される画像データが圧縮されているモードでは、図8にて後述されるように、この保持している色分解テーブルに対して、圧縮、伸張によるデータの変動量に応じた修正を行い新たな色分解テーブルを作成する。
図7(a)に示すように、従来の一般的なインク色分解では、白から黒の範囲の中間までは、カラーインクの使用量は単調増加する(501)。カラーインクの記録だけでは暗部の濃度が不足するので、白と黒の間の中間色からブラックインクが使用され始め、黒に向かってブラックインクの使用量は単調増加する(502)。ブラックインクのみで記録する画像の低濃度部(ハイライト部)を表現しようとすると、そのドットが目立ちやすく、粒状感が顕著になる。しかし、カラーインクを用いることによってそのドットを目立ち難くし、粒状感を低減することができる。また、カラーインクは、プリンタが付与できる量、記録媒体のインク受容可能量、カラーインクで達成できる最大濃度などの複数の条件を満たす範囲で最大限に用いられる。また、ブラックインクを用いることによって急激に粒状感が増すことがないように色分解を行う。その一方で、黒(R,G,B)=(0、0、0)は黒文字の画像品質、例えば滲み、色の観点でブラックインクのみで記録するのが望ましい。
ここで、図4のS402(図5に示す処理)によって決定された黒画像の圧縮影響範囲を示すD値を、図7(a)に示す従来の色分解テーブルにおいて考慮し、これをD1とする。この信号値D1は、黒(R,G,B)=(0、0、0)と異なる値であり、例えば(R,G,B)=(10、10、10)である。この場合、(図7(a)に示す色分解テーブルによれば、(R,G,B)=(10、10、10)に対して、インク量C0のカラーインクが使用される。つまり、黒文字などの黒画像を記録する際にブラックインク以外にカラーインクも使用され、その結果、黒画像の品位が低下することがある。
これに対し、図7(b)は、上記D値を考慮して作成した色分解テーブルである。すなわち、このテーブルは、圧縮影響範囲を示す信号値D1のときにカラーインクが使用されないように、信号値D1を含む範囲の信号値に対するカラーインクの使用量C1を0にしたものである。換言すれば、ブラックインクで記録すべき信号値である黒(R,G,B)=(0、0、0)から、その信号値から無彩色軸において白の信号値側へ所定値だけ移動した値の信号値までの範囲の信号値について、ブラックインクのみで記録するよう色分解テーブルを設定する。このとき、ブラックインクの使用量K1が図7(a)に示すK0と同じままでは、濃度が低下して階調性が崩れる。そこで、例えば公知のUCR法でC0のカラーインクの使用量をブラックインクの使用量に置き換えて増量したものをK1とする。なお、この置き換えはUCR技法に限定せず、例えば、インク量K0,C0で記録し、その濃度を測色し、同じ濃度を表現できる黒の記録インク量をK1としても良い。
図8は、以上説明したテーブル作成処理(S403)の具体的な処理を示すフローチャートである。先ず、図4のステップS402で求めた、黒画像の圧縮影響範囲を示すD値を取得する(S801)。次に、図7(a)に示した、プリンタ2000が保持する色分解テーブルを取得する(S802)。取得した色分解テーブルにおいて、信号値Dのときのカラーインク使用量を、図7(b)に示すC1のように0にする(S803)。次に、上述の手法でブラックインクの使用量を、図7(b)に示すK1のように増量する(S804)。そして、信号値Dの近傍の信号値におけるカラー、黒インクの使用量(図7(b)の503、504)に対して、スムージング処理を行い、階調の変化が滑らかになるようにする(S805)。すなわち、以上の処理によって、色分解パラメータとしての色分解テーブルが設定される。
以上の処理によって作成された色分解テーブルによれば、ブラックインクで記録すべき画素の信号値が圧縮、伸張の影響を受ける範囲では、カラーインクを使用しないようにし、かつブラックインクを使用することができる。その結果、非可逆圧縮方式で圧縮、解凍した画像データに基づく記録において圧縮前の画像データが予定していた色を再現することが可能となる。
<作成したテーブル用いたプリンタにおける記録>
図9は、図4のステップS404の具体的な処理を示すフローチャートである。先ず、ホスト装置1000から記録用の画像データがプリンタ2000に転送される(S901)。次に、転送(入力)された画像データを伸長(解凍)する(S902)。この時点の画像では、上述のように黒画像の品位が低下している場合がある。具体的には、画像データのうち、非可逆圧縮前の画像データにおいて黒を表すR=G=B=0の信号で表される画素が黒の画素でなくなる。
これに対し、次のステップS903において、図4のS403で作成した色分解テーブルを用い、RGB色成分の画像データをCMYKのインク色成分の画像データに変換する。この変換によって、上記圧縮前はR=G=B=0の信号で表される画素であって、圧縮、伸張後に黒でなくなった画素のインク色成分は、C、M、Yの色インク成分が0となる。
次に、記録可能なレベル数への変換が行われる(S904)。例えばインクドットを記録するか記録しないかを2値で表現する場合あれば、誤差拡散などの量子化方法によって2値化を行う。これにより、プリンタが記録可能なデータ形式となり、それに基づいて記録動作が実行され画像が形成される。
以上の実施形態によれば、JPEG圧縮による黒文字など黒画像の記録品位の低下を抑制することができる。また、図10に示すように、黒インクのノズル列が長く、カラーインクのノズル列が短い構成の記録ヘッドをプリンタが備える場合がある。このとき、モノクロモードのようなKインクで記録すべき画素のみによって画像が構成される場合、またはカラーモードであっても、記録される画像データの主走査方向のある画素列がKインクで記録すべき画素のみによって構成される場合、長い黒インクのノズル列のみを使って記録が行われる。即ち、カラーインクのノズル列を用いて記録を行う場合に比べ、高速な記録を実現することができる。
以上の実施形態によれば、非可逆圧縮方式による圧縮、解凍により、本来黒の画素が黒でなくなったとしても、黒インクのみで記録を行う。そのため、本来黒の画素が黒でなくなり、カラーインクを用いて記録が行われる場合に比べ、高速な記録を実現することが可能となる。その結果、スループットを向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態は、プリンタに送られてきた画像データの圧縮率示すQ値に基づいて色分解テーブルを選択する形態に関する。Q値に基づいて色分解テーブルを選択することにより、画像データに応じて最適な品位で黒データを記録することができる。
図11は、本実施形態のプリンタ2000における、Q値に基づいた色分解テーブルを選択するための構成を示すブロック図である。図11に示すように、画像取得部401は、プリンタ2000へ入力されたJPEG画像データ400を取得し解凍する。付属情報取得部402ではこの解凍画像データから付属情報(Qテーブル)を取得する。JPEG等のファイル形式においてはファイルにタグ情報としてQテーブルが記述されているため、このタグ情報を参照することにより、圧縮度合いを算出することができる。
変化量推定部403は、上述した第1実施形態に係る図5に示したステップS501〜S508と同様の工程で、1つあるいは複数のQテーブルに基づいて黒画像が圧縮影響を受ける範囲を予め算出し、データベースとしてRAM205に保持する。
図12(a)〜(c)は、Qテーブルに応じた黒白の画素の輝度値の変動量を示す図である。図12(a)は、Qテーブルの情報が「圧縮なし」の場合を示しており、黒(輝度Yが0)、白(輝度Yが100)のデータはともに変動量が0、つまり変動しないデータを示している。同図(b)は、Qテーブルが100の場合を示しており、この場合は、最大で輝度Yが2変動する黒、白の画素がそれぞれ存在することを示している。同図(c)は、Qテーブルが95の場合を示しており、この場合は、最大で輝度Yが5変動する黒、白の画素が存在することを示している。
再び、図11を参照すると、パラメータ設定部404は、以上のように変化量推定部403で算出されたた黒の変動量に基づいて、色分解テーブルを選択する。
図13は、Qテーブル(Q値)とそれに対応した黒の信号の変動量と、これらの組に対応して選択される色分解テーブルとの対応を示す図である。同図に示すように、Q値の情報が「圧縮なし」の場合は、テーブルAで、図7(a)に示したような色分解テーブルを選択する。Q値が100の場合は、テーブルB、すなわち、図7(b)に示したような色分解テーブルで、変動量D1が2に対応したテーブルを選択する。同様に、Q値が95の場合は、テーブルC、すなわち、図7(b)に示したような色分解テーブルで、変動量D1が5に対応したテーブルを選択する。なお、RAM205には、上述の第1実施形態で説明したのと同様の方法によって、異なる複数のQテーブルごとに予め作成された色分解テーブルが保持される。
図14は、本実施形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。先ず、画像の付属情報を取得する(S1401)。そして、取得した付属情報から圧縮の有無を判定する(S1402)。判定した結果、「圧縮なし」の場合は、圧縮なし用の色分解テーブルAを選択する(S1403)。一方、圧縮が有りの場合は、付属情報からQ値を取得する(S1404)。そして、取得したQ値に応じて、図13に示した対応表に従って色分解テーブルを選択する(S1405)。
あるいは、以上説明した形態に代えて、画像データから取得したQ値に基づいて、第1実施形態に係る図5にて上述したように白黒2値画像データをJPEG圧縮(エンコード)、解凍(デコード)することにより、黒の変動量を算出しし、算出した黒の変動量に応じて色分解テーブルを選択してもよい。
図15は、この他の形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。先ず、白黒2値画像データをROM203から取得する(S1501)。次に、入力した画像データの付属情報を取得する(S1502)。そして、取得した付属情報より圧縮の有無を判定する(S1503)。
判定の結果、「圧縮無し」の場合は、圧縮なし用の色分解テーブルAを選択する(S1504)。一方、圧縮有りの場合は、付属情報からQ値を取得する(S1505)。そして、取得したQ値を用いて白黒画像データをエンコード(圧縮)、デコード(解凍)する(S1506、S1507)。さらに、デコード後の白黒画像データから、黒信号の変動量を算出する(S1508)。算出した黒信号の変動量に応じて、図13に示した対応表に従い、色分解テーブルを選択する(S1509)。
さらに他の形態として、入力したJPEG画像データから取得したQ値をRAM205にキャッシュしておき、次の入力画像データの処理に利用してもよい。総てのQ値に対応して色分解テーブルを持つことはROM203の記憶容量を大きくする必要がある。また、1ファイルの画像データごとに黒の変動量を算出し、色分解テーブルを選択する処理時間は費やされる。一方、一般的に同一のユーザーによる記録時は同じQ値が用いられる可能性が高いことがある。これらの点を考慮し、Q値をキャッシュしておき、次の入力画像データ処理に利用することにより、メモリ容量の増大を抑制でき、また、時間的に効率的な処理が可能となる。
図16は、このさらなる他の形態に係る色分解テーブル選択処理の詳細を示すフローチャートである。この処理では、先ず、白黒2値画像データをROM203から取得する(S1601)。また、入力画像データから付属情報を取得する(S1602)。次に、取得した付属情報によって圧縮の有無を判定する(S1603)。
この判定が、「圧縮なし」の場合は、圧縮なし用の色分解テーブルAを選択する(S1604)。一方、圧縮が有りの場合は、付属情報からQ値を取得する(S1605)。そして、取得したQ値が前回の画像データ処理に使用したQ値と同じか否かを判定する(S1606)。
取得したQ値が前回の画像データ処理に使用したQ値と同じ場合は、前回使用したテーブルを選択する(S1611)。一方、取得したQ値が前回の画像データ処理に使用したQ値と異なる場合は、ステップS1607〜S1610の処理を行い、算出した黒の変動量に応じて色分解テーブルを選択する。なお、ステップS1607〜S1610の処理の代わりに、図14のステップ1405の処理によって、色分解テーブルを選択してもよい。
この形態によれば、次のJPEG画像データが入力されたときに取得したQ値が、既に保持されているQ値以上であれば、既に保持されているQ値に基づいて用いた色分解テーブルを用いることにより、黒信号値がブラックインクのみの使用量に分解される。また、比較的に低いQ値の後に、比較的高いQ値を持つ画像データが入力された場合、比較的高いQ値を持つ画像データに相応しい色分解テーブルに置き換えて設定するのが中間調の粒状性の観点で望ましい。
このような場合、Q値と対応する色分解テーブルの黒グリッド位置(ID)の対応テーブルをROM205に保持しておき、ステップS1610あるいはステップS1405で取得したQ値に応じて黒グリッド位置対応テーブルを参照する。この参照の結果、テーブルが結局同じテーブルになる場合は前回使用したテーブルを選択する。図17は、この対応テーブルの一例を示す図である。図中のIDは無彩色軸の格子点番号を示し、例えば色分解テーブルが17×17×17個の格子点の場合、IDが1のときは(R、G、B)=(16,16,16)、IDが2のときは(R、G、B)=(32,32,32)である。前回の処理と黒グリッドが異なるテーブルになる場合は、取得したQ値に基づいて、上述の黒変動の算出処理、算出した黒の変動量に応じて色分解テーブルを選択する。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態は、上述した第2実施形態に係る図11に示した処理構成によって色分解テーブルを選択する場合に、変化量推定用の白黒2値画像データをプリンタ2000のRAM205で予め保持しておく形態に関するものである。そして、入力した画像データから取得したQ値に応じて、その都度色分解テーブルを作成することもできる。この形態によれば、総てのQ値や他の圧縮パラメータに対する全組み合わせのテーブルを保持しなくてよい。若しくは想定外の圧縮パラメータの画像が入力した場合にも対応することが可能となる。
具体的には、図15のステップ1501〜1508までは処理を進めた後に、その結果に基づいて新たに色分解テーブルを作成する。また、RAMにはJPEG圧縮なし用画像に対する色分解テーブル(図7(a))を保持している。そして、入力画像データから取得したQ値に応じてステップ1508で算出した黒の変動量に応じて、図17に示す、Q値と対応する色分解テーブルの黒グリッド位置とを参照し、図7(a)に示す圧縮無し用の色分解テーブルを変形する。例えば、取得したQ値が16の場合、黒グリッド位置は1、つまり、(R、G、B)=(16,16,16)である。(R、G、B)=(16,16,16)の格子点のインク使用量を中心に、第1実施形態に係る図8のステップS801〜S805の工程によって色分解テーブルを作成する。この際、ステップS801において、黒色信号値Dを16に設定する。
なお、Q値に応じてテーブルを選択、または作成する場合に限らず、Q値と解凍後の画素値に応じて、CMYKの値を画素毎に算出し、算出されたCMYK値に従って記録を行ってもよい。
(他の実施形態)
以上説明した各実施形態は、色分解される前の画像データの信号値において、ブラック(K)インクで記録すべき信号値を黒(R、G、B)=(0、0、0)の信号値として説明したが、本発明の適用はこの形態に限られない。ブラック(K)インクで記録すべき信号値が、例えば、無彩色軸において(R、G、B)=(0、0、0)、(R、G、B)=(1、1、1)(R、G、B)=(2、2、2)の3つの信号値を含む場合は、これらの信号値が、圧縮、解凍によって変動する量を求め、それに応じて、色分解テーブルを設定してもよい。具体的には、8画素×8画素の画像パターンとして、464通りのパターンを用いることになる。
また、例えば(R,G,B)=(0,1,2)等の黒っぽい画像を表す信号値を黒インクのみで記録する形態であってもよい。この場合は、(R、G、B)=(0、0、0)の他に、(R,G,B)=(0,1,2)の信号値を含んだ、364通りのパターンを用いることができる。
また、以上の各実施形態では非可逆圧縮方式で圧縮された画像データに対する色分解処理について説明したが、この色分解のモードに加え、可逆圧縮方式で圧縮された画像データを入力するモードがあってもよい。そして、このモードでは、図7(a)に示したような、(R,G,B)=(0,0,0)を除く画像データの信号値をカラーインクを使用するよう色分解を行う。これにより、可逆圧縮と非可逆圧縮の画像データの両方が入力する場合にそれぞれ好適な処理が行うことができる。
さらに、上述のいくつかの実施形態では、画像の付属情報をQテーブルとしたが、これに限定されることなく、圧縮度合いに関する情報であれば本発明の範疇に含まれる。例えば、サンプリング情報、MCU(Minimum Code Unit)単位、あるいは圧縮の有無を示す情報でもよい。こうすることにより、例えば、サンプリング情報が4:4:4と4:2:2、4:1:1での劣化度合いの違いに応じた改善ができる。また、本実施形態で作成された色分解テーブルは3DLUT方式であるが、これに限定されることなく、例えばマトリックス演算を使った変換方式であってもよい。あるいは、閾値方式でも良い。この場合は、グリッド位置に依存しないので最適位置で変調が行うことができる。
また、上述の各実施形態では、プリンタにおいて色分解処理が行われ、また、プリンタで色分解テーブルが作成される形態について説明したが、この形態に限られないことはもちろんである。これらの処理をホスト装置で実行してもよく、特に、色分解テーブルを作成ホスト装置で実行してもよい。この点で、本明細書では、色分解処理を実行する装置、または色分解テーブルの作成を実行する装置を画像処理装置という。具体的には、上記の実施形態におけるプリンタ2000のCPU2000が、画像処理装置として動作する。
また、デジタルカメラなどのメモリーカードを直接プリンタに接続し撮像した写真を記録する形態において、この撮像した写真のJPEG圧縮した画像データを記録する際の色分解処理に本発明を適用することができる。あるいは、デジタルカメラとプリンタをUSBケーブルなどで接続して写真を記録する形態や、プリンタにブルートゥースなどの無線を介して入力する画像データを記録する際の色分解処理に本発明を適用することができる。
なお、以上の実施形態では、プリンタ2000が、テーブルの作成または選択を行い、非可逆圧縮前に黒色だったデータについて、黒インクのみを用いて記録を行うように処理を行っていた。しかしこれに限らず、ホスト装置1000が上記の画像処理装置として動作することで、上記の実施形態と同様の処理を行ってもよい。具体的には、ホスト装置1000において、非可逆圧縮された画像データを、内部また外部のメモリから取得する。そして、その取得された画像データを解凍してプリンタに送信する場合に、輝度値が0から所定の範囲内に収まる画素について、非可逆圧縮による解凍により本来黒色の画素が黒でなくなったと判断する。そして、黒インクのみでプリンタに記録されるよう、その画素の画素値をR=G=B=0に変換してもよい。この変換処理においては、上記の実施形態のように予めテーブルが作成される場合でもよいし、Q値によりテーブルを選択もしくは作成する場合であってもよい。
なお、本実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
200 コントローラ
201 CPU
203 ROM
205 RAM
1000 ホスト装置
2000 プリンタ
2010 記録制御部
J0000 アプリケーション
J0001 伸張処理
J0003 後段処理

Claims (10)

  1. 非可逆圧縮、伸張された画像データを取得する画像取得手段と、
    取得した画像データの圧縮率の情報を取得する圧縮率情報取得手段と、
    取得した圧縮率情報を基づいて、前記画像データの非可逆圧縮、伸張による当該画像データの信号値の変化量を決定する変化量決定手段と、
    決定した変化量に基づいて色分解パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    を具えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変化量決定手段は、記録装置においてブラックの色材で記録すべき信号値の変化量を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色分解パラメータを用いて、画像データの色分解処理を行う色分解処理手段、をさらに具えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータ設定手段は、画像データにおける、記録装置においてブラックの色材で記録すべき信号値から、該信号値から無彩色軸において白の信号値側へ所定値だけ移動した値の信号値までの範囲の信号値について、ブラックの色材のみで記録するよう、色分解パラメータを設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記パラメータ設定手段は、画像データにおける、記録装置においてブラックの色材で記録すべき信号値から、該信号値から無彩色軸において白の信号値側へ所定値だけ移動した値の信号値までの範囲の信号値について、ブラックの色材と有彩色の色材で記録するよう、色材データを生成する色分解テーブルを予め保持しており、
    前記予め保持されている色分解テーブルを修正することにより、前記記録装置においてブラックの色材で記録すべき信号値から、該信号値から無彩色軸において白の信号値側へ所定値だけ移動した値の信号値までの範囲の信号値について、ブラックの色材のみで記録するよう、色材データを生成する色分解テーブルを作成し、該作成した色分解テーブルを用いて、前記色材データを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像取得手段は、さらに、可逆圧縮、伸張された画像データを取得するモードを有し、前記パラメータ設定手段は、当該モードにおいて前記画像取得手段により可逆圧縮、伸長された画像データが取得された場合、当該画像データにおける、前記白の信号値側へ所定値だけ移動した値の信号値までの範囲の信号値について、前記記録装置において有彩色の色材で記録されるよう色分解パラメータを設定することを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記パラメータ設定手段は、前記画像取得手段により取得された画像データに対応する圧縮率情報に基づく変化量に基づいて、当該画像データに対する色分解パラメータを設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記パラメータ設定手段により設定された色分解パラメータに基づき色分解処理が実行された、前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像を、印刷装置に印刷させる印刷制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 非可逆圧縮、伸張された画像データを取得する画像取得工程と、
    取得した画像データの圧縮率の情報を取得する圧縮率情報取得工程と、
    取得し圧縮率情報を基づいて、前記画像データの非可逆圧縮、伸張による当該画像データの信号値の変化量を決定する変化量決定工程と、
    決定した変化量に基づいて色分解パラメータを設定するパラメータ設定工程と、
    を有したことを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置における各手段として機能させるための、または請求項9に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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