JP2015020558A - シート装置 - Google Patents

シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015020558A
JP2015020558A JP2013149652A JP2013149652A JP2015020558A JP 2015020558 A JP2015020558 A JP 2015020558A JP 2013149652 A JP2013149652 A JP 2013149652A JP 2013149652 A JP2013149652 A JP 2013149652A JP 2015020558 A JP2015020558 A JP 2015020558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation speed
speed
motor
target
cushion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013149652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6143290B2 (ja
Inventor
崇 ▲吉▼本
崇 ▲吉▼本
Takashi Yoshimoto
健司 飯田
Kenji Iida
健司 飯田
春樹 鵜生
Haruki Unou
春樹 鵜生
和志 宮原
Kazuyuki Miyahara
和志 宮原
朗紀 ▲高▼橋
朗紀 ▲高▼橋
Akinori Takahashi
友哉 牧野
Tomoya Makino
友哉 牧野
仁史 白石
Hitoshi Shiraishi
仁史 白石
啓 梅田
Hiroshi Umeda
啓 梅田
近藤 秀樹
Hideki Kondo
秀樹 近藤
慎一郎 吉村
Shinichiro Yoshimura
慎一郎 吉村
隆太郎 神田
Ryutaro Kanda
隆太郎 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
East Japan Railway Co
West Japan Railway Co
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
East Japan Railway Co
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, East Japan Railway Co, West Japan Railway Co filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2013149652A priority Critical patent/JP6143290B2/ja
Publication of JP2015020558A publication Critical patent/JP2015020558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6143290B2 publication Critical patent/JP6143290B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】電動シートの複数の可動部を心地よく連動動作させることができるシート装置を提供する。
【解決手段】本シート装置は、複数の可動部(クッション部、バック部など)とそれらと動作させる複数のモータを備えている。各可動部をそれぞれの所定の第1位置から第2位置まで連動して動作させる際に、その動作を行う時間を同一時間に設定し、この時間で各可動部の動作が同時に終わるように、各可動部の目標動作速度を設定する。そして、可動部毎に動作速度を検出し、目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力をモータに供給し、その動作速度が目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力をモータに供給し、その動作速度が目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力をモータに供給する。これらの処理は可動部毎に行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート装置に関し、さらに詳しくは、電動シートの複数の可動部を心地よく連動動作させることができるシート装置に関する。
従来、背もたれや座部、オットマン等の可動部の位置調整をモータ駆動により行うシート装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなシート装置として、各可動部を一括で動作させる機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−142186号公報
上記特許文献1では、背もたれ及びオットマンを同時に動作させることが開示されている。この場合、着座者の体重の違いや着座姿勢によって動作速度が変化してしまい、動作完了のタイミングがずれてしまうことがあった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、電動シートの複数の可動部を心地よく連動動作させることができるシート装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、座部となるクッション部と、
前記クッション部の後端側に連なり背もたれとなるバック部と、
前記クッション部を傾動させるための第1モータと、
前記バック部を傾動させるための第2モータと、を備えたシート装置であって、
前記クッション部を、クッション部の第1位置から、クッション部の第2位置まで傾動させる第1動作とともに、
前記バック部を、バック部の第1位置から、バック部の第2位置まで傾動させる第2動作を行う際に、
前記第1動作と前記第2動作を行う時間を同一時間に設定し、
前記同一時間で前記第1動作が終わるように、前記第1動作の目標動作速度を設定し、
前記同一時間で前記第2動作が終わるように、前記第2動作の目標動作速度を設定し、
前記第1動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を前記第1モータに供給し、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を前記第1モータに供給し、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を前記第1モータに供給し、
前記第2動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を前記第2モータに供給し、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を前記第2モータに供給し、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を前記第2モータに供給することを要旨とする。
本発明のシート装置によると、座部となるクッション部と、クッション部の後端側に連なり背もたれとなるバック部と、クッション部を傾動させるための第1モータと、バック部を傾動させるための第2モータと、を備えている。シート装置は、クッション部を、クッション部の第1位置から、クッション部の第2位置まで傾動させる第1動作とともに、バック部を、バック部の第1位置から、バック部の第2位置まで傾動させる第2動作を行う。この際に、第1動作と第2動作を行う時間を同一時間に設定する。また、同一時間で第1動作が終わるように、第1動作の目標動作速度を設定する。さらに、同一時間で第2動作が終わるように、第2動作の目標動作速度を設定する。
そして、第1動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第1動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を第1モータに供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を第1モータに供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を第1モータに供給する。また、第2動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第2動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を第2モータに供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を第2モータに供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を第2モータに供給する。
本発明のシート装置では、このようにして、第1動作と第2動作を同一時間で開始、終了するようにしている。したがって、着座者に心地よい連動動作とすることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るシート装置の斜視図である。 実施例に係るシート装置の基本位置を模式的に示す側面図である。 実施例に係るシート装置の安楽位置を模式的に示す側面図である。 実施例に係るスイッチ操作部を説明するための説明図である。 実施例に係るシート装置の概略ブロック図である。 実施例に係るシート装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施例に係るシート装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施例に係るシート装置の動作を説明するためのフローチャートである。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るシート装置(1)は、座部となるクッション部(7)と、クッション部(7)の後端側に連なり背もたれとなるバック部(9)と、クッション部(7)を傾動させるための第1モータ(M1)と、バック部(9)を傾動させるための第1モータ(M2)と、を備えたシート装置である(例えば、図1、図2、図3等参照)。
シート装置(1)は、クッション部(7)を、クッション部(7)の第1位置から、クッション部(7)の第2位置まで傾動させる第1動作とともに、バック部(9)を、バック部(9)の第1位置から、バック部(9)の第2位置まで傾動させる第2動作を行う。この際に、第1動作と第2動作を行う時間を同一時間に設定する。また、同一時間で第1動作が終わるように、第1動作の目標動作速度を設定する。さらに、同一時間で第2動作が終わるように、第2動作の目標動作速度を設定する。
そして、第1動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第1動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を第1モータ(M1)に供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を第1モータ(M1)に供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を第1モータ(M1)に供給する。また、第2動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第2動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を第2モータ(M2)に供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を第2モータ(M2)に供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を第2モータ(M2)に供給する。
本実施形態に係るシート装置(1)は、例えば、さらに、クッション部(7)の前端側に連なり足のせとなるオットマン部(11)と、オットマン部(11)を傾動させるための第3モータ(M3)を備えていることができる。この場合、例えば、上記第1動作及び上記第2動作とともに、オットマン部(11)の第1位置から、オットマン部(11)の第2位置まで傾動させる第3動作を更に行うようにすることができる。
なお、上記各可動部(7,9,11)の第1位置又は第2位置は、例えば、着座者が立位から腰を落として着座したときの姿勢に対応した位置(基本位置)や、この基本位置よりも、着座者が寝そべったような姿勢をとることが可能な倒された位置(安楽位置)であることができる。
また、各可動部(7,9,11)の安楽位置は、例えば、無重力環境において人体が自然に取る姿勢(Neutral Body Posture、NASAが提唱した姿勢概念)に基づいて設定された位置であることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)シート装置の構成
本実施例に係るシート装置1は、電車に搭載されるシート装置である。図1に示すように、シート装置1は、シート本体3と、このシート本体3をその後方及び側方を覆うように収容するシェル5と、を備えている。シート本体3は、図2に示すように、座部となるクッション部7と、クッション部7の後端側に連なり背もたれとなるバック部9と、を備えている。また、シート装置1は、クッション部7の前端側に連なり足のせとなるオットマン部11を更に備えている。
図2に示すように、クッション部7は、その後端側を支点として傾動(チルト動作)可能に設けられている。バック部9は、その下端側を支点として傾動(リクライニング動作)可能に設けられている。オットマン部11は、その上端側を支点として傾動(オットマン動作)可能に設けられている。なお、本実施例においては、図2に示す基本位置を本発明に係る各可動部の第1位置とするとともに、図3に示す安楽位置を本発明に係る各可動部の第2位置としている。また、図3に示す安楽位置における各可動部7,9,11の位置は、上述のNeutral Body Postureの概念に基づいて設定されている。
シート本体3は、これらクッション部7、バック部9及びオットマン部11の各可動部を位置調整するためのモータM1,M2,M3を備えている。シート本体3は、各モータM1〜M3を駆動させることにより、図2に示す基本位置から図3に示す安楽位置までの間の任意の位置に各可動部7,9,11を調整することが可能となっている。
なお、本実施例においては、クッション部7を傾動させるためのモータM1は本発明に係る第1モータ、バック部9を傾動させるためのモータM2は本発明に係る第2モータである。
本実施例において、モータM1〜M3には、パルスモータが採用されている。また、モータM1〜M3には、1回転につき1パルスを出力する素子がそれぞれ備えられている。モータM1〜M3からの出力パルスは、モータM1〜M3の回転速度を把握するために用いられる。また、モータM1〜M3からの出力パルスは、各可動部7,9,11の位置を把握するのにも用いられる。各可動部7,9,11の位置は、各モータM1〜M3駆動時の回転方向と出力パルス数を検知することにより把握される。
本シート装置1では、上述の各可動部7,9,11の基本位置及び安楽位置を、以下のように定めている。
クッション部7は、床面との角度5°の位置が基本位置、床面との角度約23.5°の位置が安楽位置と定められている。
バック部9は、床面との角度105.6°の位置が基本位置、床面との角度約124.2°の位置が安楽位置と定められている。
オットマン部11は、床面との角度89°の位置が基本位置、床面との角度約45.9°の位置が安楽位置と定められている。
上記各モータM1〜M3の駆動は、スイッチ操作部13を操作することで、後述する制御部によって実行される。スイッチ操作部13は、図1に示すように、シート装置1のアームレストの先端側に設けられている。図4に示すように、スイッチ操作部13には、クッション部7、バック部9及びオットマン部11の各可動部が安楽位置の方向へ連動する動作スイッチ15と、基本位置の方向へ連動する動作スイッチ17が設けられている。
動作スイッチ15を操作すると、最初に、クッション部7及びバック部9が安楽位置の方向へ向かって動作する。そして、クッション部7及びバック部9が安楽位置に到達した後に、オットマン部11の動作を開始するようになっている。
一方、動作スイッチ17を操作すると、最初に、オットマン部11が基本位置の方向へ向かって動作するが、所定の中間位置に到達すると動作停止する。次に、クッション部7及びバック部9が基本位置の方向へ向かって動作する。そして、クッション部7及びバック部9が基本位置に到達した後に、オットマン部11が中間位置から基本位置の方向へ向かって再度動作を開始するようになっている。
なお、スイッチ操作部13には、シート本体3の各可動部7,9,11を模式的に示す図形が描かれているとともに、その図形の周囲には、各可動部7,9,11をそれぞれ単独で動作させることができるスイッチも配されている。
シート装置1には、各モータM1〜M3の駆動制御等を司る制御部19(ECU(Electronic Control Unit)とも称される。)が備えられている。この制御部19は、図5に示すように、CPU21(Central Processing Unit)と、入力回路23と、モータ駆動回路25と、を備えている。また、制御部19は、図示しないメモリ(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等)を備える。
CPU21は、メモリに記憶されたプログラムを実行して各部を制御したり、所定の演算処理を実施したりする。入力回路23には、スイッチ操作部13の各スイッチからの操作信号が入力される。モータ駆動回路25は、CPU21の制御に従って各モータM1〜M3を駆動するとともに、各モータM1〜M3から出力されるパルス信号を受信する。また、モータ駆動回路25には、各モータM1〜M3を駆動するための電源が供給されている。
(2)連動動作処理
上述の構成において実行される連動動作処理を、図6〜図8に示すフローチャートに従って説明する。ここでは、基本位置にあるクッション部7及びバック部9が、動作スイッチ15の操作により、それぞれが安楽位置まで連動して動作する処理を例示する。すなわち、クッション部7を、クッション部7の第1位置である基本位置から、クッション部7の第2位置である安楽位置まで傾動させる第1動作と、バック部9を、バック部9の第1位置である基本位置から、バック部9の第2位置である安楽位置まで傾動させる第2動作と、を行う場合の連動動作処理を例示する。
動作スイッチ15が操作されると、図6に示すように、最初に、ステップS100において、クッション部7及びバック部9の第1位置から第2位置までの目標動作速度をそれぞれ設定する。目標動作速度の設定では、最初に、第1動作と第2動作を行う時間を同一時間に設定する。そして、この時間で第1動作及び第2動作がそれぞれ終わるように、第1動作と第2動作の目標動作速度を設定する。例えば、第1動作と第2動作を行う時間を約10秒に設定した場合、この時間で、クッション部7及びバック部9が基準位置から安楽位置にそれぞれ到達する速度を各目標動作速度にそれぞれ設定する。
なお、上述の第1動作と第2動作を行う時間は、任意の時間に設定することができる。例えば、クッション部7及びバック部9をそれぞれ単独で動作させる場合の動作速度など、通常動作時の速度で動作させた場合の所要時間に基づいて設定することができる。
ステップS110では、これら設定した目標動作速度にてクッション部7及びバック部9がそれぞれ動作するように、モータM1,M2の駆動を開始する。
ステップS120及びS130では、モータM1,M2の駆動制御処理をそれぞれ実行する。クッション部7及びバック部9の実際の動作速度は、電力供給量が一定の場合、着座者の体重の違いや着座姿勢など、負荷に応じて変化する。このため、本実施例では、実際の動作速度を監視して、その変化に応じてモータM1,M2への電力供給量を変化させ、目標動作速度を維持する処理を行う。
モータM1の駆動制御処理は、図7に示すように、ステップS200及びS210にて、クッション部7及びバック部9が目標動作速度にて動作しているか否かを判定する。本実施例では、これらステップS200及びS210によって、本発明に係る「第1動作の動作速度の検出」が実行される。目標動作速度にて動作しているか否かの判定は、モータM1から出力されるパルスの周期(パルス幅)を監視することによりなされる。
クッション部7の実際の動作速度が目標動作速度よりも速い場合には、ステップS220にて、モータM1に供給する電力を減少させる。クッション部7の実際の動作速度が目標動作速度と略同等とである場合には、ステップS230にて、モータM1に供給する電力を維持する。クッション部7の実際の動作速度が目標動作速度よりも遅い場合には、ステップS240にて、モータM1に供給する電力を増加させる。
モータM2の駆動制御処理も同様である。最初に、図8に示すように、ステップS300及びS310にて、バック部9が目標動作速度にて動作しているか否かを判定する。本実施例では、これらステップS300及びS310によって、本発明に係る「第2動作の動作速度の検出」が実行される。目標動作速度にて動作しているか否かの判定は、モータM2から出力されるパルスの周期(パルス幅)を監視することによりなされる。
バック部9の実際の動作速度が目標動作速度よりも速い場合には、ステップS320にて、モータM2に供給する電力を減少させる。バック部9の実際の動作速度が目標動作速度と略同等とである場合には、ステップS330にて、モータM2に供給する電力を維持する。バック部9の実際の動作速度が目標動作速度よりも遅い場合には、ステップS340にて、モータM2に供給する電力を増加させる。
なお、上述のように、本実施例においては、モータM1,M2はパルスモータを採用している。そして、上述の電力供給量の調整は、モータM1,M2の駆動パルスのデューティ比を変更することによりなされる。
次に、図6に戻り、ステップS140では、クッション部7及びバック部9が動作端である安楽位置に到達したか否かを判定する。また、ステップS150では、動作スイッチがオフされたか否かを判定する。そして、ステップS140にて安楽位置に達した、又はステップS150にて動作スイッチ15がオフされた、と判定された場合には、連動動作処理を終了する。ステップS140及びS150の判定がいずれも「否」である場合には、ステップS120及びステップS130の各モータの駆動制御処理を再び実行する。このように、ステップS120及びステップS130のモータM1,M2の駆動制御処理を、クッション部7及びバック部9のそれぞれが動作端となる安楽位置に到達するまで、又は、動作スイッチ15がオフされるまで繰り返し実行する。
なお、上記制御部19による制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適にはCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。
(3)実施例の作用及び効果
以上より、本実施例のシート装置1によると、座部となるクッション部7と、クッション部7の後端側に連なり背もたれとなるバック部9と、クッション部7を傾動させるためのモータM1と、バック部9を傾動させるためのモータM2と、を備えている。シート装置1は、クッション部7及びバック部9を、それぞれの第1位置である基本位置から、それぞれの第2位置である安楽位置まで傾動させる第1動作及び第2動作を行う。この際に、第1動作と第2動作を行う時間を同一時間に設定する。また、同一時間で第1動作が終わるように、第1動作の目標動作速度を設定する。さらに、同一時間で第2動作が終わるように、第2動作の目標動作速度を設定する。
そして、第1動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第1動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力をモータM1に供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力をモータM1に供給し、その動作速度が第1動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力をモータM1に供給する。また、第2動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が第2動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力をモータM2に供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力をモータM2に供給し、その動作速度が第2動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力をモータM2に供給する。
本実施例のシート装置では、このようにして、第1動作と第2動作を同一時間で開始、終了するようにしている。したがって、着座者に心地よい連動動作とすることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、クッション部7及びバック部9を、それぞれの第1位置である基本位置から、第2位置である安楽位置まで動作させる例を示したが、これに限定されず、例えば、安楽位置から基本位置まで動作させる場合に適用してもよい。また、基本位置と安楽位置との間の任意の中間位置から、基本位置又は安楽位置まで動作させる場合に適用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
電動で動作可能な複数の可動部を連動して動作可能なシート装置として広く利用される。特に、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗り物用のシート装置として好適に利用される。
1;シート装置、3;シート本体、5;シェル、7;クッション部、9;バック部、11;オットマン部、13;スイッチ操作部、15,17;スイッチ、19;制御部(ECU)、21;CPU、23;入力回路、25;モータ駆動回路、M1,M2,M3;モータ。

Claims (1)

  1. 座部となるクッション部と、
    前記クッション部の後端側に連なり背もたれとなるバック部と、
    前記クッション部を傾動させるための第1モータと、
    前記バック部を傾動させるための第2モータと、を備えたシート装置であって、
    前記クッション部を、クッション部の第1位置から、クッション部の第2位置まで傾動させる第1動作とともに、
    前記バック部を、バック部の第1位置から、バック部の第2位置まで傾動させる第2動作を行う際に、
    前記第1動作と前記第2動作を行う時間を同一時間に設定し、
    前記同一時間で前記第1動作が終わるように、前記第1動作の目標動作速度を設定し、
    前記同一時間で前記第2動作が終わるように、前記第2動作の目標動作速度を設定し、
    前記第1動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を前記第1モータに供給し、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を前記第1モータに供給し、その動作速度が前記第1動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を前記第1モータに供給し、
    前記第2動作を行っているときの動作速度を検出して、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度と同じ場合には、動作速度を維持するための電力を前記第2モータに供給し、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度より小さい場合には、動作速度を上げるためにより大きな電力を前記第2モータに供給し、その動作速度が前記第2動作の目標動作速度より大きい場合には、動作速度を下げるためにより小さな電力を前記第2モータに供給することを特徴とするシート装置。
JP2013149652A 2013-07-18 2013-07-18 シート装置 Active JP6143290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149652A JP6143290B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149652A JP6143290B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 シート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015020558A true JP2015020558A (ja) 2015-02-02
JP6143290B2 JP6143290B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=52485409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013149652A Active JP6143290B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6143290B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018001995A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 アイシン精機株式会社 車両用シート制御装置
WO2018199255A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 テイ・エス テック株式会社 シートユニット、車両及び乗物用シート
JP2018188137A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 テイ・エス テック株式会社 シートユニット
JP2020082745A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 株式会社今仙電機製作所 パワーシート装置
JP2020131914A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 テイ・エス テック株式会社 シート装置及び該シート装置の制御方法
WO2021033514A1 (ja) * 2019-08-22 2021-02-25 株式会社デンソー シート制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234368A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シート装置
JP2010018152A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Nippon Soken Inc 車両用電動シート

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234368A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シート装置
JP2010018152A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Nippon Soken Inc 車両用電動シート

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018001995A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 アイシン精機株式会社 車両用シート制御装置
WO2018199255A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 テイ・エス テック株式会社 シートユニット、車両及び乗物用シート
JP2018188137A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 テイ・エス テック株式会社 シートユニット
US11198379B2 (en) 2017-04-28 2021-12-14 Ts Tech Co., Ltd. Seat unit, vehicle, and conveyance seat
JP7323754B2 (ja) 2017-04-28 2023-08-09 テイ・エス テック株式会社 シートユニット
JP2020082745A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 株式会社今仙電機製作所 パワーシート装置
JP2020131914A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 テイ・エス テック株式会社 シート装置及び該シート装置の制御方法
JP7364847B2 (ja) 2019-02-19 2023-10-19 テイ・エス テック株式会社 シート装置及び該シート装置の制御方法
WO2021033514A1 (ja) * 2019-08-22 2021-02-25 株式会社デンソー シート制御装置
JP2021030843A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 株式会社デンソー シート制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6143290B2 (ja) 2017-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6143290B2 (ja) シート装置
US11945343B2 (en) Vehicle seat
JP6493127B2 (ja) シート制御装置及びシート制御方法
US20170217335A1 (en) Vehicle seat control apparatus
WO2017043246A1 (ja) シート
JP2008105607A (ja) シートポジション制御装置
JP2017170942A (ja) 車両用シート装置
JP2015209193A (ja) シート動作制御装置
US11142095B2 (en) Control system for seat of vehicle
JP2008195323A (ja) 車両用シート操作装置
JP6535692B2 (ja) 座席装置及び座席システム
KR101381575B1 (ko) 차량용 시트
JP2018187977A (ja) 乗物用シート及び乗物用シートユニット
JP6710937B2 (ja) 乗物用シート
JP6206909B2 (ja) 挟み込み検知装置
JP6108619B2 (ja) シート装置
JP6948919B2 (ja) アームレストの調整方法及びアームレスト装置
JP6241868B2 (ja) 制御装置
JP2013244886A (ja) 車両用シート
JP2013237407A (ja) シート位置制御装置
JP6607443B2 (ja) マッサージ機
JP5291573B2 (ja) シート状態変更装置
JP2018095019A (ja) シート着座者の下腿部冷暖房装置
JP7364847B2 (ja) シート装置及び該シート装置の制御方法
JP5297051B2 (ja) 車両用シート装置および車両用シート装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6143290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250