JP2018095019A - シート着座者の下腿部冷暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】着座用シートを設置したフロアに足をつけて着座した着座者の下腿部を温めたり冷やしたりすることにある。それにより、フロアに足をつけて着座した着座者の下腿部の温度環境を快適にする。【解決手段】シートクッションの前端下部に設けられ、着座用シートの着座者Pの下腿部P2に面して配置されたパネル40と、該パネル40を、着座者Pの下腿部P2から離れた格納位置A、及び格納位置Aよりも着座者Pの下腿部P2に接近した使用位置Cの間で移動する移動手段と、パネル40に設けられ、使用位置Cにて作動されて、着座用シートの着座者Pの下腿部P2を加温又は冷却する発熱体51とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物用シート、若しくは安楽椅子、映画館用シート等に適用されるシート着座者の下腿部冷暖房装置に関する。
特許文献1には、前部に足載せ部(以下、オットマンという)が配設された椅子型のマッサージ機において、オットマンに温熱部を設け、着座者の下腿部を温める装置が開示されている。特許文献1の装置は、オットマンが着座者の下腿部を持ち上げた状態において温熱部を作動させて下腿部を温めるものである。
しかし、着座者の下腿部を持ち上げた状態ではなく、下腿部が下がった位置にある状態で下腿部を温める必要性は高い。なぜなら、下腿部が低い位置にある状態では高い位置にある状態に比べて低い温度の空気に晒されて着座者は寒さを感じ易い。
本発明の課題は、着座用シートを設置したフロアに足をつけて着座した着座者の下腿部を温めたり冷やしたりすることにある。それにより、フロアに足をつけて着座した着座者の下腿部の温度環境を快適にすることにある。
第1発明であるシート着座者の下腿部冷暖房装置は、座部を成すシートクッションと背凭れを成すシートバックとを備える着座用シートにおいて、前記シートクッションの前端下部に設けられ、着座用シートの着座者の下腿部に面して配置されたパネルと、該パネルを、着座者の下腿部から離れた格納位置、及び該格納位置よりも着座者の下腿部に接近した使用位置の間で移動する移動手段と、前記パネルに設けられ、前記使用位置にて作動されて、着座用シートの着座者の下腿部を加温又は冷却する発熱体とを備える。
第1発明において、パネルは、着座者の下腿部を支持するオットマンの下腿部支持体により構成することができる。また、パネルは、オットマンを備えない着座用シートのシートクッションの前端下部に設置してもよい。発熱体としては、電気的に発熱するもの、若しくは熱媒体を介して加熱又は冷却される伝熱体とすることができる。パネルは、使用位置において、着座者の下腿部に接触してもよいし、離間していてもよい。
第1発明によれば、発熱体の作動時は、パネルが使用位置に移動して着座者の下腿部に接近する。そのため、下腿部を効果的に加温又は冷却することができる。しかも、発熱体の温度を過度に高温又は低温にしなくても下腿部を近い位置で加温又は冷却できるため、発熱体のエネルギの浪費を抑えることができる。一方、パネルが格納位置にあるときは、着座者の足元のスペースを広く確保して居住性を良好にすることができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記パネルに設けられ、前記格納位置にて作動されて、前記発熱体よりも高い出力で発熱して着座用シートの着座者の下腿部を加温又は冷却する高出力発熱体を備える。
第2発明において、高出力発熱体は、使用位置で作動する発熱体と同一の発熱体を使用して発熱体に供給するエネルギ量を大きくすることにより発熱量を大きくすることができる。また、高出力発熱体は、使用位置で作動する発熱体とは別の専用の発熱体としてもよい。
第2発明によれば、格納位置において高出力発熱体が作動し、着座者の下腿部を使用位置で作動する発熱体よりも高い出力で加温又は冷却することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記パネルは、着座者の下腿部を裏側から持ち上げて支持するオットマン装置の下腿部支持体により構成されている。
第3発明によれば、パネルが、着座者の下腿部を支持するオットマンの下腿部支持体により構成されている。そのため、オットマンを利用して発熱体を設置することができ、パネルを別途設ける必要をなくすことができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記下腿部支持体は、着座者の下腿部の長さ方向に伸縮自在に構成されており、前記下腿部支持体の長さが短縮された状態で前記下腿部支持体を成す支持体本体と、前記下腿部支持体が伸長された状態で前記支持体本体から前記長さ方向に突出して、前記支持体本体と共に前記下腿部支持体を成す延長体とを備える。前記発熱体は、前記支持体本体及び前記延長体の下腿部側表面に設けられており、下腿部支持体が着座者の下腿部を持ち上げて支持した状態であるオットマンの展開位置において前記発熱体は作動する。
第4発明において、下腿部支持体の伸縮状態は段階的に多段に行われるようにすることができる。その場合、延長体は、支持体本体からの突出量が段階的に変化する。そのため、延長体に設けられる発熱体の延長体表面上における面積も段階的に変化するように構成し、突出量に応じて発熱体の作動域が段階的に変化するようにしてもよい。
第4発明によれば、オットマンの下腿部支持体が伸縮自在に構成されており、下腿部支持体は、支持体本体と延長体とを備える。そして、発熱体は、支持体本体と延長体の両方に設けられている。そのため、オットマンの下腿部支持体が伸縮自在に構成されたものにおいても、下腿部支持体の全体で下腿部を広範囲に加温又は冷却することができる。
第5発明は、上記第1〜4発明のいずれかにおいて、前記移動手段は、前記パネルを使用位置に移動するとき、前記格納位置から予め決められた移動量だけ前記パネルを移動させるか、若しくは前記パネルが着座者の下腿部に触れる位置まで前記パネルを移動させる。
第5発明において、パネルを移動させる予め決められた移動量は、平均的な体の大きさの着座者の下腿部にパネルが触れる程度の移動量とすることができる。また、着座者の体の大きさを何等かの手段で確認してパネルの移動量を設定してもよい。一方、パネルが着座者の下腿部に触れる位置の検出は、パネルの表面にタッチセンサを設け、そのタッチセンサの検出信号により行うことができる。また、着座者の下腿部を撮影した画像認識により行ってもよい。
第5発明によれば、パネルを予め決められた移動量だけ移動する場合は、パネルの移動制御のための構成を簡略化することができる。また、パネルを着座者の下腿部に触れる位置まで移動させる場合は、パネルを作動させるのに適切な位置まで移動させることができる。
図1、2は、本発明の第1実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シート(以下、単にシートという。本発明の着座用シートに相当)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した状態における各部の方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1、2のように、シートは、座部を成すシートクッション1と、背凭れを成すシートバック2とを備える。シートクッション1の左右両側には、それぞれ肘掛けを成すアームレスト3を備え、シートクッション1の前側には、オットマン装置4を備える。アームレスト3は、シートクッション1の左右両側の全体を被うように構成されている。
オットマン装置4は、着座者Pの下腿部P2を裏側から持ち上げて支持する下腿部支持体40を備え、下腿部支持体40は、シートクッション1の下方に格納された格納位置Aと、シートクッション1の前方に展開された展開位置Bとの間で回動可能とされている。展開位置Bとされた下腿部支持体40は、着座者Pの下腿部P2を裏側から持ち上げて、着座者Pに安楽姿勢を取らせることができる。格納位置Aにあるとき、下腿部支持体40は、シートクッション1の前端下部に設けられ、着座者Pの下腿部P2に面して配置されている。下腿部支持体40は、本発明におけるパネルを構成している。図2において、Fは車室内でシートを支持するフロア、P1は着座者Pの足、P3は着座者Pの大腿部をそれぞれ示す。
下腿部支持体40は、着座者Pの下腿部P2の長さ方向に伸縮自在に構成されており、下腿部支持体40の長さが短縮された状態で下腿部支持体40を成す支持体本体41と、下腿部支持体40が伸長された状態で支持体本体41から前記長さ方向に突出して、支持体本体41と共に下腿部支持体40を成す延長体42とを備える。下腿部支持体40が伸縮自在に構成される理由は、オットマン装置4が格納位置Aではコンパクトに格納され、展開位置Bでは着座者Pの下腿部P2の先端まで支持可能として支持圧力が局部的に高くなるのを抑制するためである。
支持体本体41及び延長体42の下腿部側表面には、下腿部P2を加温する発熱体50が設けられている。発熱体50は、通電によりジュール熱を発生するニクロム線により構成され、支持体本体41及び延長体42に埋設されている。発熱体50のうち、支持体本体41に設けられた発熱体51は、後述のように発熱スイッチがオン操作されることにより通電され、延長体42に設けられた発熱体52は、発熱スイッチがオン操作され、且つオットマン装置4が展開位置Bとされ、下腿部支持体40が伸長されて支持体本体41から延長体42が突出状態とされることにより通電される。
図3は、オットマン装置4及び発熱体50の制御回路60を示す。制御回路60には、発熱スイッチ53と、オットマン展開スイッチ43と、オットマン格納スイッチ44とが、それぞれの信号を入力するように接続されている。発熱スイッチ53は、発熱体50を作動させる際にオン操作され、作動停止(非作動)する際にオフ操作されるスイッチであり、オットマン展開スイッチ43は、オットマン装置4を展開位置Bへ移動させる際に操作されるスイッチであり、オットマン格納スイッチ44は、オットマン装置4を格納位置Aへ移動させる際に操作されるスイッチである。また、制御回路60には、発熱体51、52と、オットマンモータ45とが、それぞれ制御回路60からの出力信号を受けるように接続されている。オットマンモータ45は、オットマン装置4を格納位置A及び展開位置B間で移動させるものである。
制御回路60は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、図4は、そのマイクロコンピュータによる制御回路60の動作フローの一部を示す。即ち、図4は、発熱体51、52の制御ルーチンを示す。
図4のルーチンが起動されると、ステップS2において、発熱スイッチ53がオン操作されたか否かが判定される。発熱スイッチ53がオン操作されるまでステップS2は否定判断されるが、発熱スイッチ53がオン操作されると、ステップS2が肯定判断されて、ステップS4において、オットマン装置4が格納位置Aにあるか展開位置Bにあるかが判定される。格納位置Aにある場合は、ステップS6に進んで、フラグF1がセット状態にあるか否かが判定される。フラグF1がセット状態になければ、ステップS6は否定判断されて、ステップS8において発熱体51が通電開始される。そして、次のステップS10において、下腿部支持体40を所定量移動させる。即ち、オットマンモータ45が作動されて、下腿部支持体40が着座者Pの下腿部P2に接近するように移動される。このときの所定量(移動量)は、平均的な体の大きさの着座者Pの下腿部P2に発熱体が触れる程度の移動量とされている。従って、下腿部支持体40は使用位置Cとなる。なお、下腿部支持体40の使用位置Cへの移動量は、着座者Pの好みに応じて任意に調整可能としてもよい。
従って、発熱体51の発熱により下腿部P2を効果的に加温又は冷却することができる。しかも、下腿部支持体40が使用位置Cに移動して着座者Pの下腿部P2に接近するため、発熱体51の温度を過度に高温にしなくても下腿部P2を近くで適度に加温でき、発熱体51のエネルギの浪費を抑えることができる。なお、発熱スイッチ53がオン操作されるまでは、下腿部支持体40が格納位置Aにあって着座者Pの足元のスペースを広く確保して居住性を良好にすることができる。
ステップS10における下腿部支持体40の移動は、下腿部支持体40が着座者Pの下腿部P2に触れる位置までとすることもできる。その場合、下腿部支持体40の表面にはタッチセンサ(図示略)を備え、タッチセンサは、下腿部P2に接触した際の圧力を検知する構成とされている。そして、タッチセンサが圧力を検知するとオットマンモータ45の作動を停止する構成とされている。そのため、下腿部支持体40は図2の「D」で示す位置まで移動する。ここでは、「D」で示す位置は、使用位置Cよりも格納位置Aからの角度が大きくされている。但し、使用位置Cは、ステップS10における移動量の設定の仕方により変更することができる。
次のステップS12では、上述のフラグF1がセット状態とされ、下腿部支持体40が使用位置Cとされた状態で発熱体51が通電されたことを記憶する。
ステップS4の判定の結果、オットマン装置4が展開位置Bにあった場合は、ステップS14に進んで、フラグF2がセット状態にあるか否かが判定される。フラグF2がセット状態になければ、ステップS14は否定判断されて、ステップS16において発熱体51の通電が開始され、ステップS16において、発熱体52の通電が開始される。そして、ステップS18に進んで、フラグF2がセット状態とされ、下腿部支持体40が展開位置Bとされた状態で発熱体51、52が通電されたことを記憶する。
従って、オットマン装置4の下腿部支持体40が展開位置Bとされも発熱体51の作動は継続される。その上、下腿部支持体40が展開位置Bとされると、延長体42が支持体本体41から突出され、発熱体52も作動される。そのため、オットマン装置4の下腿部支持体40が伸縮自在に構成されたものにおいて、延長体42を含む下腿部支持体40の全体で着座者Pの下腿部P2を広範囲に加温することができる。
ステップS12においてフラグF1がセット状態とされると、その後、ステップS6は肯定判断され、ステップS8〜ステップS12の処理はスキップされる。また、ステップS18においてフラグF1がセット状態とされた後は、ステップS14が肯定判断され、ステップS16〜ステップS18の処理はスキップされる。
次にステップS20では、発熱スイッチ53がオフ操作されたか否かが判定される。発熱スイッチ53がオフ操作され、ステップS20が肯定判断されると、ステップS22において、フラグF1がセット状態にあるか否かが判定される。フラグF1がセット状態にあれば、ステップS22は肯定判断され、ステップS24において、発熱体51の通電が停止される。また、下腿部支持体40を格納位置Aへ移動する。
ステップS22が否定判断された場合は、ステップS23において、フラグF2がセット状態にあるか否かが判定される。フラグF2がセット状態にあれば、ステップS23は肯定判断され、ステップS25において、発熱体51、52が共に通電停止される。次のステップS28では、フラグF1、F2が共にリセット状態とされ、初期状態に戻される。
ステップS20が否定判断される場合、及びステップS22、S23が共に否定判断される場合は、ステップS24〜ステップS28の処理はスキップされて、このルーチンの処理を終了する。
図4では、発熱体51、52に関する制御内容のみを示し、オットマン装置4に関する制御内容の記載及び説明は、従来技術と同様であるため省略した。
図4の発熱体制御ルーチンにおけるステップS10、S26の処理、並びに図3のオットマンモータ45は、本発明の移動手段に相当する。
図5、6は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が上記第1実施形態に対して特徴とする点は、オットマン装置4が格納位置Aにある状態で、発熱体51を高出力で作動可能とした点にある。その他の構成は、第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
そのため、図5のように、制御回路60には、高出力発熱スイッチ54が接続されている。高出力発熱スイッチ54は、発熱体51を高出力で作動させる際にオン操作され、発熱体51の高出力作動を停止する際にオフ操作されるスイッチである。
図6において、ステップS32〜ステップS44が図4のフローチャートに対して変更、追加された処理であり、その他の処理は図4の場合と同一である。
ステップS32においては、発熱スイッチ53又は高出力発熱スイッチ54がオン操作されたか否かが判定される。発熱スイッチ53又は高出力発熱スイッチ54のいずれかがオン操作されると、ステップS32は肯定判断され、ステップS4以降の処理が第1実施形態の場合と同様に行われる。
ステップS34では、発熱スイッチ53がオン操作されたか否かが判定される。発熱スイッチ53がオン操作されていてステップS34が肯定判断されれば、ステップS8以降の処理が第1実施形態の場合と同様に行われる。発熱スイッチ53がオン操作されておらずステップS34が否定判断されれば、ステップS36において、高出力発熱スイッチ54がオン操作されたか否かが判定される。高出力発熱スイッチ54がオン操作されていてステップS36が肯定判断されれば、ステップS38にて発熱体51が高出力にて通電開始される。そのため、格納位置Aにある下腿部支持体40の発熱体51により着座者Pの下腿部P2を加温する。このとき、着座者Pの下腿部P2は、後方に離れている下腿部支持体40の発熱体51が高出力で作動されるため、発熱体51からの輻射熱により加温される。ステップS38の処理が終了すると、ステップS12以降の処理が第1実施形態の場合と同様に行われる。なお、ステップS36が否定判断される場合は、ステップS38、S12の処理はスキップされ、ステップS20以降の処理が実行される。
ステップS40では、高出力発熱スイッチ54がオフ操作されたか否かが判定される。高出力発熱スイッチ54がオフ操作されていてステップS40が肯定判断されれば、ステップS42にてフラグF1がセット状態にあるか否かが判定される。発熱体51が通電されていてフラグF1がセット状態にあれば、ステップS42は肯定判断されてステップS44において発熱体51の通電が停止される。ステップS44の処理が行われた後は、ステップS28にてフラグF1、F2が共にリセット状態とされる。高出力発熱スイッチ54がオフ操作されておらず、ステップS40が否定判断される場合は、ステップS42以降の処理はスキップされ、ステップS42が否定判断される場合は、ステップS44以降の処理がスキップされる。
以上のように、第2実施形態によれば、オットマン装置4の下腿部支持体40が格納位置Aにある状態において、高出力発熱スイッチ54がオン操作されると、発熱体51が高出力にて作動され、着座者Pの下腿部P2を輻射熱により加温する。また、下腿部支持体40が格納位置Aにある状態において、発熱スイッチ53がオン操作されると、発熱体51は、高出力発熱スイッチ54がオン操作された場合に比べて低出力にて作動され、下腿部支持体40が格納位置Aから使用位置Cに移動される。そのため、着座者Pの下腿部P2を近い位置で加温する。このとき、下腿部支持体40が下腿部P2に当接していれば、下腿部P2は発熱体51から伝熱により加温される。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載の乗物用シート、若しくは安楽椅子、映画館用シート等に適用してもよい。上記実施形態では、発熱体を加温するものとしたが、冷媒等により冷却される伝熱体としてもよい。
1 シートクッション
2 シートバック
3 アームレスト
4 オットマン装置
40 下腿部支持体(パネル)
41 支持体本体
42 延長体
43 オットマン展開スイッチ
44 オットマン格納スイッチ
45 オットマンモータ
50〜52 発熱体
53 発熱スイッチ
54 高出力発熱スイッチ
60 制御回路
F フロア
P 着座者
P1 足
P2 下腿部
P3 大腿部
2 シートバック
3 アームレスト
4 オットマン装置
40 下腿部支持体(パネル)
41 支持体本体
42 延長体
43 オットマン展開スイッチ
44 オットマン格納スイッチ
45 オットマンモータ
50〜52 発熱体
53 発熱スイッチ
54 高出力発熱スイッチ
60 制御回路
F フロア
P 着座者
P1 足
P2 下腿部
P3 大腿部
Claims (5)
- 座部を成すシートクッションと背凭れを成すシートバックとを備える着座用シートにおいて、
前記シートクッションの前端下部に設けられ、着座用シートの着座者の下腿部に面して配置されたパネルと、
該パネルを、着座者の下腿部から離れた格納位置、及び該格納位置よりも着座者の下腿部に接近した使用位置の間で移動する移動手段と、
前記パネルに設けられ、前記使用位置にて作動されて、着座用シートの着座者の下腿部を加温又は冷却する発熱体と
を備えるシート着座者の下腿部冷暖房装置。 - 請求項1において、
前記パネルに設けられ、前記格納位置にて作動されて、前記発熱体よりも高い出力で発熱して着座用シートの着座者の下腿部を加温又は冷却する高出力発熱体を備えるシート着座者の下腿部冷暖房装置。 - 請求項1又は2において、
前記パネルは、着座者の下腿部を裏側から持ち上げて支持するオットマン装置の下腿部支持体により構成されているシート着座者の下腿部冷暖房装置。 - 請求項3において、
前記下腿部支持体は、着座者の下腿部の長さ方向に伸縮自在に構成されており、前記下腿部支持体の長さが短縮された状態で前記下腿部支持体を成す支持体本体と、前記下腿部支持体が伸長された状態で前記支持体本体から前記長さ方向に突出して、前記支持体本体と共に前記下腿部支持体を成す延長体とを備え、
前記発熱体は、前記支持体本体及び前記延長体の下腿部側表面に設けられており、下腿部支持体が着座者の下腿部を持ち上げて支持した状態であるオットマンの展開位置において前記発熱体は作動するシート着座者の下腿部冷暖房装置。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記移動手段は、前記パネルを使用位置に移動するとき、前記格納位置から予め決められた移動量だけ前記パネルを移動させるか、若しくは前記パネルが着座者の下腿部に触れる位置まで前記パネルを移動させるシート着座者の下腿部冷暖房装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016239964A JP2018095019A (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | シート着座者の下腿部冷暖房装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175844A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | トヨタ紡織株式会社 | 伸縮機能付オットマン用ヒータのワイヤハーネス配策構造 |
KR20210051705A (ko) * | 2019-10-31 | 2021-05-10 | 주식회사 서연이화 | 기계식 레그 레스트 |
-
2016
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020175844A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | トヨタ紡織株式会社 | 伸縮機能付オットマン用ヒータのワイヤハーネス配策構造 |
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