JP2015209193A - シート動作制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置を調整でき且つ垂直軸回りに回転可能とされるシートの回転時の周囲物への干渉を自動的に防止するシート動作制御装置を提供する。【解決手段】本装置は、位置を調整するための動作部(シートクッション5、シートバック6、オットマン7)を有し且つ垂直軸回りに回転可能とされるシート2aを回転させるためのシート動作制御装置30であって、動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段32と、シートが垂直軸回りに回転されるに際し、位置情報記憶手段により記憶された動作部の位置情報を取得し、動作部の動作範囲S1〜S4内に設定されたシート回転可能範囲ST1〜ST4内に動作部が位置するか否かを判断して、シート回転可能範囲内に動作部が位置しないと判断した場合には、シート回転可能範囲内に位置するように動作部を動作させる。【選択図】図1

Description

本発明は、シート動作制御装置に関し、さらに詳しくは、位置を調整でき且つ垂直軸回りに回転可能とされるシートの回転時の周囲物への干渉を自動的に防止するシート動作制御装置に関する。
従来、車両用シートとして、車両前後方向にスライド移動とされるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、シートの車両後方へのスライド移動時に車両室内のホイールハウスへの干渉を回避させる干渉回避機構を備えることが開示されている。この干渉回避機構は、シートがホイールハウスに干渉する位置より車両前方位置においてシートの車両後方への移動を規制するとともに、シートを車両幅方向の内側に手動操作で移動させたときにシートの車両後方への移動規制を解除する。
また、近年では、車両等の乗り物において対面シートの実現や乗降性の向上等のために、垂直軸回りに回転可能な回転シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−290624号公報 特開2008−213613号公報
特許文献2に記載されているような回転シートでは、垂直軸回りに回転させるときに、回転シートの動作部の位置(例えば、シートバックのリクライニング位置等)によっては他のシートや車体側に干渉してしまう場合がある。そこで、このような回転シートにおいて、特許文献1に記載されているような干渉回避機構を適用して、回転シートが干渉する場合に回転を規制するとともに、回転可能な状態となるように回転シートが手動操作されたときに回転規制を解除することが考えられる。しかしながら、上記干渉回避機構では、回転可能な状態となるように回転シートを手動操作する必要があり、その操作が複雑で手間がかかるため、使用者としては使いづらい。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、位置を調整でき且つ垂直軸回りに回転可能とされるシートの回転時の周囲物への干渉を自動的に防止するシート動作制御装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、位置を調整するための動作部を有し且つ垂直軸回りに回転可能とされるシートを回転させるためのシート動作制御装置であって、前記動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、前記シートが回転されるに際し、前記位置情報記憶手段により記憶された前記動作部の位置情報を取得し、前記動作部の動作範囲内に設定されたシート回転可能範囲内に前記動作部が位置するか否かを判断して、前記シート回転可能範囲内に前記動作部が位置しないと判断した場合には、前記シート回転可能範囲内に位置するように前記動作部を動作させる動作指令手段と、を備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記動作指令手段は、前記シートと隣り合う他のシートの動作部の位置情報を取得し、前記取得した位置情報に基づき前記シート回転可能範囲を変更することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記動作部は、第1動作部及び第2動作部を備え、前記第1動作部及び前記第2動作部のそれぞれの動作範囲は複数の範囲に分割され、前記シート回転可能範囲は、前記第1動作部の複数の範囲及び前記第2動作部の複数の範囲のうちから選択される範囲の組み合わせからなり、前記動作指令手段は、前記第1動作部及び前記第2動作部を前記シート回転可能範囲内に位置させるまでの動作量及び/又は動作時間が最小となる前記第1動作部及び前記第2動作部の動作の組み合わせを選択することを要旨とする。
本発明のシート動作制御装置によると、動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、シートが垂直軸回りに回転されるに際し、位置情報記憶手段により記憶された動作部の位置情報を取得し、動作部の動作範囲内に設定されたシート回転可能範囲内に動作部が位置するか否かを判断して、シート回転可能範囲内に動作部が位置しないと判断した場合には、シート回転可能範囲内に位置するように動作部を動作させる動作指令手段と、を備える。これにより、シートを回転させるときに、シートが他のシート等の周囲物に干渉してしまう回転不能な状態であれば、シート回転可能範囲内に位置するように動作部が動作されてシートが周囲物に干渉しない回転可能な状態とされる。よって、シートの回転時の干渉を自動的に防止することができる。
また、前記動作指令手段が、前記シートと隣り合う他のシートの動作部の位置情報を取得して前記シート回転可能範囲を変更する場合は、隣り合う他のシートの位置によって動作部の動作量及び/又は動作時間を必要最小限として、シートを回転可能な状態とすることができる。
さらに、前記動作部が、第1動作部及び第2動作部を備え、前記第1動作部及び前記第2動作部のそれぞれの動作範囲が複数の範囲に分割され、前記シート回転可能範囲が、前記第1動作部の複数の範囲及び前記第2動作部の複数の範囲のうちから選択される範囲の組み合わせからなり、前記動作指令手段が、前記第1動作部及び前記第2動作部を前記シート回転可能範囲内に位置させるまでの動作量及び/又は動作時間が最小となる前記第1動作部及び前記第2動作部の動作の組み合わせを選択する場合は、動作部の最少の動作及び/又は最短の動作時間によって、シートを回転可能な状態とすることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係るシート動作制御装置のブロック図である。 上記シート動作制御装置により制御されるシートを備える車両室内を示す概要図である。 上記シートの斜視図である。 上記シートの平面図である。 上記シートの側面図である。 上記シートの回転機構の縦断面図である。 上記シートのスイッチ操作部の正面図である。 上記シート動作制御装置による制御処理を説明するためのフローチャート図である。 上記シート動作制御装置の作用説明図であり、(a)はシートの回転前の状態を示し、(b)はシートの回転後の状態を示す。 実施例2に係るシート動作制御装置のブロック図である。 上記シート動作制御装置を説明するための説明図である。 実施例3に係るシート動作制御装置を説明するための説明図である。 上記シート動作制御装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<シート動作制御装置>
本実施形態に係るシート動作制御装置は、位置を調整するための動作部(5、6、7)を有し且つ垂直軸回りに回転可能とされるシート(2a)を回転させるためのシート動作制御装置(30、35a、37)であって、動作部(5、6、7)の位置情報を記憶する位置情報記憶手段(32)と、シート(2a)が垂直軸回りに回転されるに際し、位置情報記憶手段(32)により記憶された動作部(5、6、7)の位置情報を取得し、動作部(5、6、7)の動作範囲(S1〜S4)内に設定されたシート回転可能範囲(ST1〜ST4、ST)内に動作部(5、6、7)が位置するか否かを判断して、シート回転可能範囲(ST1〜ST4)内に動作部(5、6、7)が位置しないと判断した場合には、シート回転可能範囲(ST1〜ST4)内に位置するように動作部(5、6、7)を動作させる動作指令手段(33)と、を備える(例えば、図1及び図8等参照)。
上記「動作部」は、シートの位置(姿勢を含む。)を調整するためのものである限り、その種類、動作形態、個数等は特に問わない。この動作部は、通常、モータ、シリンダ等のアクチュエータ(例えば、図1に示されるM1〜M5。)の駆動により、所定の動作範囲内で動作される。また、動作部としては、例えば、シートクッションの後端部で水平軸回りに傾動可能とされたシートバック、シートクッションの前端部で水平軸回りに傾動可能とされたオットマン、水平方向及び/又は高さ方向に移動可能とされたシートクッション等を挙げることができる。
動作部の位置情報は、動作部の現在位置を示す情報であり、動作部によって定められた基準位置からの変位を表す情報である限り、その種類、形式、単位等は問わない。例えば、基準位置からの距離や角度の情報、予め設定された位置にあることを示す情報等とすることができる。また、位置情報は、動作部に備えられたセンサ、エンコーダ等により取得するように構成されてもよいし、前記アクチュエータにそれまでに与えた動作指令(例えば、駆動パルス数)等によって把握するように構成されてもよい。
上記「シート回転可能範囲」とは、その範囲内に動作部が位置するときにシートが他のシート等の周囲物に干渉しない回転可能な状態となる範囲を意図する。このシート回転可能範囲は、動作部の動作範囲内に設定される限り、その大きさ、設定形態、個数等は特に問わない。例えば、シート回転可能範囲は、予め定められた固定的な範囲であってもよいし、後述するように所定情報の入力を契機として変更される範囲であってもよい。さらに、シートが複数の動作部を有する場合、例えば、シート回転可能範囲は、複数の動作部毎に設定される範囲であってもよいし、後述するように複数の動作部の間の特定の相関関係に基づいて設定される範囲であってもよい。
上記動作指令手段は、シートが回転されるに際して作動するように構成することができる。例えば、シート動作制御装置に、使用者がシートを回転させるためにした操作を検知する回転指示検知手段を備えることができる。そして、回転指示検知手段により使用者の回転指示が検知されたときに、動作指令手段が作動するように構成することができる。それにより、シートが回転される前に、シートを上記シート回転可能範囲にセットすることができる。その後、シートの回転は使用者により手動で行われてもよいし、回転手段を備え、自動でシートを回転させるように構成することもできる。
また、位置情報記憶手段は、定期的に又は動作部が調整される毎に位置情報を記憶するようにしてもよいし、上記回転指示が検知されたときに現在の動作部の位置情報を取得して、その位置情報を動作指令手段に送るようにしてもよい。
本実施形態に係るシート動作制御装置としては、例えば、上記動作指令手段(33)は、シート(2a)と隣り合う他のシート(1a、2b、3)の動作部(5、6、7)の位置情報の取得によりシート回転可能範囲(ST1〜ST4)を変更する形態(例えば、図10及び図11等参照)を挙げることができる。なお、上記「変更」とは、シート回転可能範囲の大きさ及び/又は動作部の動作範囲内の設定位置等を変更することを意図する。
本実施形態に係るシート動作制御装置としては、例えば、上記動作部(5、6、7)は、第1動作部(6)及び第2動作部(7)を備え、第1及び第2動作部(6、7)のそれぞれの動作範囲(S3、S4)は複数の範囲(a1〜a4、b1〜b4)に分割され、シート回転可能範囲(ST)は、第1動作部(6)の複数の範囲(a1〜a4)及び第2動作部(7)の複数の範囲(b1〜b4)のうちから選択される範囲の組み合わせからなり、動作指令手段(33)は、第1及び第2動作部(6、7)をシート回転可能範囲(ST)内に位置させるまでの第1及び第2動作部(6、7)の動作の組み合わせ(c1、c2)のうちから、動作量及び/又は動作時間が最小となる動作の組み合わせ(c2)を選択する形態(例えば、図12及び図13等参照)を挙げることができる。
<シート動作制御方法>
本実施形態に係るシート動作制御方法は、位置を調整するための動作部(5、6、7)を有し且つ垂直軸回りに回転可能とされるシート(2a)を回転させるためのシート動作制御方法であって、動作部(5、6、7)の位置情報を記憶する位置情報記憶工程と、シート(2a)が垂直軸回りに回転されるに際し、前記記憶された動作部(5、6、7)の位置情報を取得し、動作部(5、6、7)の動作範囲(S1〜S4)内に設定されたシート回転可能範囲(ST1〜ST4)内に動作部(5、6、7)が位置するか否かを判断して、シート回転可能範囲(ST1〜ST4)内に動作部(5、6、7)が位置しないと判断した場合には、シート回転可能範囲(ST1〜ST4)内に位置するように動作部(5、6、7)を動作させる動作指令工程と、を備える(例えば、図1及び図8等参照)。なお、本実施形態に係るシート動作制御方法は、例えば、上記実施形態に係るシート動作制御装置(30、35a、37)を用いることができる。
本実施形態に係るシート動作制御方法は、シートが回転されるに際して、上記動作指令工程が行われるように構成することができる。このため、使用者がシートを回転させるためにした操作を検知する回転指示検知工程を備えることができる。その場合、回転指示検知工程により使用者の回転指示が検知されたときに、上記動作指令工程が行われるように構成することができる。それにより、シートが回転される前に、シートを上記シート回転可能範囲にセットすることができる。その後、シートの回転は使用者により手動で行われてもよいし、回転手段により自動でシートを回転させる回転工程を備えることもできる。 また、位置情報記憶工程は、定期的に又は動作部が調整される毎に位置情報を記憶するようにしてもよいし、上記回転指示が検知されたときに現在の動作部の位置情報を取得して動作指令工程に送るようにしてもよい。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、1列目シート1a、1b、2列目シート2a、2b及び3列目シート3を備える車両(例えば、ワゴン車、ミニバン車等)の一方(助手席の後側)の2列目シート2aを回転対象とするシート動作制御装置30について詳説する(図2参照)。
<実施例1>
(1)シートの構成
本実施例に係る2列目シート2a(以下、単に「シート2a」とも記載する。)は、図3〜図5に示すように、座席となるシートクッション5と、シートクッション5の後端部に連なり背もたれとなるシートバック6と、シートクッション5の前端部に連なり足のせとなるオットマン7と、を備えている。
なお、上記シートクッション5、シートバック6及びオットマン7により本発明に係る「動作部」が構成されている。また、本実施例では、助手席となる1列目シート1a及び3列目シート3は、2列目シート2aと略同様にして、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7を備えている(図2参照)。また、運転席となる1列目シート1bは、オットマン7を備えず、シートクッション5及びシートバック6を備えている。
上記シートクッション5は、図4及び図5に示すように、前後スライド機構9により車両前後方向Pに所定の動作範囲S1(すなわち、スライド間隔S1)でスライド可能とされている。この前後スライド機構9は、車両床面に取り付けられて車両前後方向Pに延びる第1レール10と、この第1レール10に沿ってスライド可能な第1スライダ11と、を備えている。この第1スライダ11は、図示しない動力伝達機構(例えば、ボールネジ機構等)を介して駆動モータM1(図1参照)の駆動によりスライド移動される。
また、上記シートクッション5は、図4及び図5に示すように、横スライド機構13により車両幅方向Qに所定の動作範囲S2(すなわち、スライド間隔S2)でスライド可能とされている。この横スライド機構13は、第1スライダ11側に取り付けられて車両幅方向Qに延びる第2レール14と、この第2レール14に沿ってスライド可能な第2スライダ15と、を備えている。この第2スライダ15は、図示しない動力伝達機構(例えば、ボールネジ機構等)を介して駆動モータM2(図1参照)の駆動によりスライド移動される。
さらに、上記シートクッション5は、図6に示すように、回転機構17により垂直軸回りに360°の範囲で回転可能とされている。この回転機構17は、第2スライダ15側に取り付けられる環状のロア部材18と、シートクッション5側に取り付けられる環状のアッパー部材19と、これらロア部材18とアッパー部材19との間に介装される転動部材20と、を備えている。このアッパー部材19は、図示しない動力伝達機構(例えば、ギヤ機構等)を介して駆動モータM3(図1参照)の駆動によりロア部材18に対して垂直軸回りに回転される。
なお、本実施例では、シート2aは、垂直軸回りの回転により、車両前後方向Pの前方を向く回転位置と、車両幅方向Qの内側を向く回転位置と、車両幅方向Qの外側を向く回転位置と、車両前後方向Pの後方を向く回転位置と、の4つの回転位置で位置決め保持されるものとする。
上記シートバック6は、図5に示すように、シートクッション5の後端部で水平軸回りに所定の動作範囲S3(すなわち、リクライニング範囲S3)で傾動自在に支持されている。そして、シートバック6は、図示しない動力伝達機構(例えば、ギヤ機構等)を介して駆動モータM4(図1参照)の駆動により水平軸回りに傾動される。さらに、上記オットマン7は、シートクッション5の前端部で水平軸回りに所定の動作範囲S4(すなわち、角度範囲S4)で傾動自在に支持されている。このオットマン7は、図示しない動力伝達機構(例えば、ギヤ機構等)を介して駆動モータM5(図1参照)の駆動により水平軸回りに傾動される。
ここで、上記シートクッション5において、動作範囲S1内にはシート回転可能範囲ST1が設定され、動作範囲S2内にはシート回転可能範囲ST2が設定されている(図4参照)。さらに、シートバック6の動作範囲S3内にはシート回転可能範囲ST3が設定され、オットマン7の動作範囲S4内にはシート回転可能範囲ST4が設定されている(図5参照)。そして、シートクッション5の前端がシート回転可能範囲ST1内に位置し、シートクッション5の側端がシート回転可能範囲ST2内に位置し、シートバック6の仮想中心線がシート回転可能範囲ST3内に位置し、オットマン7の仮想中心線がシート回転可能範囲ST4内に位置した状態において、シート2aは他のシート1a、2b、3や車体側等の周囲物に干渉しない回転可能な状態とされる。
上記シート2aには、スイッチ操作部22が設けられている(図3参照)。このスイッチ操作部22には、図7に示すように、使用者が操作可能な回転盤ダイヤル23及びスイッチ24、25、26、27が設けられている。この回転盤ダイヤル23は、シート2aを垂直軸回りに回転させるためのスイッチである。この回転盤ダイヤル23と、その状態を検出する手段により、前記回転指示検知手段が構成されている。また、回転盤ダイヤル23は、その表面に複数(図中4つ)の表示部28(「前」「後」「内」「外」)が形成されており、これら表示部28のうちの1つが目印部29と合うように回転操作される。また、スイッチ24は、シート2aを車両前後方向Pにスライド移動させるためのものである。また、スイッチ25は、シート2aを車両幅方向Qにスライド移動させるためのものである。また、スイッチ26は、シートバック6を傾動させるためのものである。さらに、スイッチ27は、オットマン7を傾動させるためのものである。
(2)シート動作制御装置の構成
本実施例に係るシート動作制御装置30は、1〜3列目シート1a、1b、2a、2b、3のそれぞれに備えられている(図2参照)。このシート動作制御装置30は、図1に示すように、回転盤ダイヤル23、スイッチ24〜27及び駆動モータM1〜M5と電気的に接続されている。また、シート動作制御装置30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、メモリ(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等)、入出力回路等を備えている。そして、シート動作制御装置30は、以下に述べるシートの制御処理を実行するために、モータ駆動回路31、位置情報記憶手段32及び動作指令手段33を備えている。このモータ駆動回路31は、各駆動モータM1〜M5を駆動させるための回路である。
なお、上記シート動作制御装置30による制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適にはCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。
上記シートの制御処理において、シート動作制御装置30は、図8に示すように、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7の位置情報(すなわち、シートポジション)を記憶する(ステップS1)。具体的に、駆動モータ(サーボモータ)M1〜M5に備えられたエンコーダの検出信号が入力されて、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7の位置情報を記憶する(図1参照)。
そして、上記シート動作制御装置30は、回転盤ダイヤル23が変更され(ステップS2のYES判定)、その変更から所定時間(例えば、3秒等)が経過すると、横スライド位置がシート回転可能範囲ST2内にあるかを判断する(ステップS3)。その結果、横スライド位置がシート回転可能範囲ST2内にない場合には、横スライド位置がシート回転可能範囲ST2内となるように駆動モータM2を駆動してシート2aを車両幅方向Qにスライド移動させるとともに、駆動モータM2のエンコーダからの検出信号の入力によりシートクッション5の位置情報を記憶する(ステップS4)。
次に、上記シート動作制御装置30は、オットマン位置がシート回転可能範囲ST4内にあるかを判定し(ステップS5)、シート回転可能範囲ST4内にない場合には、オットマン位置がシート回転可能範囲ST4内となるように駆動モータM5を駆動してオットマン7を傾動させるとともに、駆動モータM5のエンコーダからの検出信号の入力によりオットマン7の位置情報を記憶する(ステップS6)。次いで、リクライニング位置がシート回転可能範囲ST3内にあるかを判定し(ステップS7)、シート回転可能範囲ST3内にない場合には、リクライニング位置がシート回転可能範囲ST3内となるように駆動モータM4を駆動してシートバック6を傾動(すなわち、リクライニング動作)させるとともに、駆動モータM4のエンコーダからの検出信号の入力によりシートバック6の位置情報を記憶する(ステップS8)。その後、前後スライド位置がシート回転可能範囲ST1内にあるかを判定し(ステップS9)、シート回転可能範囲ST1内にない場合には、前後スライド位置がシート回転可能範囲ST1内となるように駆動モータM1を駆動してシートクッション5を車両前後方向Pにスライド移動させるとともに、駆動モータM1のエンコーダからの検出信号の入力によりシートクッション5の位置情報を記憶する(ステップS10)。なお、本実施例では、複数の動作部5〜7がシート回転可能範囲ST1〜ST4内に位置していない場合、複数の動作部5〜7を略同時に動作させるものとする。
次に、横スライド位置、オットマン位置、リクライニング位置及び前後スライド位置のそれぞれが各シート回転可能範囲ST1〜ST4内に位置した状態になると、駆動モータM3を駆動してシート2aを垂直軸回りに回転させて所望の回転位置に位置させるとともに、駆動モータM3のエンコーダからの検出信号の入力によりシート2aの回転位置を記憶する(ステップS11)。
一方、回転盤ダイヤル23が変更されない場合(ステップS2のNO判定)には、通常動作処理を実行する。この通常動作処理では、上記シート動作制御装置30は、スイッチ24が操作されたときに、駆動モータM1を正逆駆動してシート2aを車両前後方向Pにスライド移動させる。また、スイッチ25が操作されたときに、駆動モータM2を正逆駆動してシート2aを車両幅方向Qにスライド移動させる。また、スイッチ26が操作されたときに、駆動モータM4を正逆駆動してシートバック6を所定方向に傾動させる。さらに、スイッチ27が操作されたときに、駆動モータM5を正逆駆動してオットマン7を所定方向に傾動させる。その後、駆動モータM1〜M5のエンコーダからの検出信号の入力によりシートクッション5、シートバック6及びオットマン7の各位置情報を記憶する(ステップS1)。
なお、図8のステップS1、S4、S6、S8、S10により本発明に係る「位置情報記憶手段」が構成されている。また、ステップS3〜S10により本発明に係る「動作指令手段」が構成されている。また、ステップS2により前記回転指示検知手段が構成されている。
(3)シート動作制御装置の作用
次に、上記構成のシート動作制御装置30の作用について説明する。なお、回転対象となるシート2aは、図9(a)に実線で示すように、リクライニング位置及びオットマン位置がシート回転可能範囲ST3、ST4から外れ、横スライド位置及び前後スライド位置がシート回転可能範囲ST1、ST2内に位置しているものとする。
上述の状態より、2列目シート2aを3列目シート3に対面させるように回転盤ダイヤル23を操作する。すると、図9(a)に仮想線で示すように、駆動モータM4の駆動によりシートバック6が前方に向かってニュートラル位置N3まで傾動されるとともに、駆動モータM5の駆動によりオットマン7が下方に向かってニュートラル位置N4まで傾動される。その後、駆動モータM3の駆動によりシート3が垂直軸回りに180°回転されて、図9(b)に示すように、2列目シート2aが車両後方を向いて3列目シート3に対面する。
(4)実施例の効果
以上より、本実施例のシート動作制御装置30によると、動作部(すなわち、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7)の位置情報を記憶する位置情報記憶手段32と、シート2aを垂直軸回りに回転させるときに、位置情報記憶手段32により記憶された動作部の位置情報の入力により、動作部の動作範囲S1〜S4内に設定されたシート回転可能範囲ST1〜ST4内に動作部が位置するか否かを判断し、シート回転可能範囲ST1〜ST4内に動作部が位置しないと判断したときに、シート回転可能範囲ST1〜ST4内に位置するように動作部を動作させる動作指令手段33と、を備える。これにより、シート2aを回転させる際に、シート2aが他のシート1a、2b、3や車体側等の周囲物に干渉してしまう回転不能な状態であれば、シート回転可能範囲ST1〜ST4内に位置するように動作部が動作されてシート2aが周囲物に干渉しない回転可能な状態とされる。よって、シート2aの回転時の干渉を自動的に防止することができる。
<実施例2>
次に、実施例2に係るシート動作制御装置35aについて説明する。なお、本実施例2に係るシート動作制御装置35aにおいて、上記実施例1のシート動作制御装置30と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
(1)シート動作制御装置の構成
本実施例に係るシート動作制御装置35aは、図10に示すように、シート2aの制御処理を実行するために、モータ駆動回路31、位置情報記憶手段32及び動作指令手段33を備えている。このシート動作制御装置35aは、自身である一方の2列目シート2aに対して車両前後方向Pに隣り合う1列目シート1a及び3列目シート3のそれぞれのシート動作制御装置35b、35cと、車両幅方向Qに隣り合う他方の2列目シート2bのシート動作制御装置35dと、に電気的に接続されている。
上記動作指令手段33は、回転盤ダイヤル23が変更されたときに、他のシート1a、2b、3の動作部(すなわち、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7)の位置情報の取得によりシート回転可能範囲ST1〜ST4を変更する。例えば、図11に示すように、シート2aと他のシート1a、2b、3との間隔が比較的大きな場合、基準となるシート回転可能範囲ST3、ST4を比較的大きな範囲のシート回転可能範囲ST3’、ST4’に変更する。
(2)シート動作制御装置の作用・効果
以上より、本実施例のシート動作制御装置35aによると、上記実施例1のシート動作制御装置30と略同様の作用・効果を奏するとともに、動作指令手段33は、シート2aと隣り合う他のシート1a、2b、3の動作部(すなわち、シートクッション5、シートバック6及びオットマン7)の位置情報の取得によりシート回転可能範囲ST〜ST4を変更するので、動作部の動作量及び/又は動作時間を必要最小減としてシート2aを回転可能な状態とすることができる。
<実施例3>
次に、実施例3に係るシート動作制御装置37について説明する。なお、本実施例3に係るシート動作制御装置37において、上記実施例1のシート動作制御装置30と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
(1)シート動作制御装置の構成
本実施例に係るシート動作制御装置37は、シート2aの制御処理を実行するために、モータ駆動回路31、位置情報記憶手段32及び動作指令手段33を備えている(図1参照)。ここで、図12に示すように、シートバック6(本発明に係る「第1動作部」として例示する。)の動作範囲S3は、複数の範囲a1、a2、a3、a4に分割されている。また、オットマン7(本発明に係る「第2動作部」として例示する。)の動作範囲S4は、複数の範囲b1、b2、b3、b4に分割されている。そして、シート回転可能範囲STは、複数の範囲a1〜a4と複数の範囲b1〜b4とのうちから選択される範囲の組み合わせからなっている。具体的に、図13に示すように、上記シート回転可能範囲STは、シートバック6の範囲a1とオットマン7の範囲b1〜b3との組み合わせ、シートバック6の範囲a2とオットマン7の範囲b1〜b3との組み合わせ、及びシートバック6の範囲a3とオットマン7の範囲b1、b2との組み合わせからなっている。
ここで、例えば、図12に実線で示すように、シートバック6の仮想中心線が範囲a4内に位置するとともに、オットマン7の仮想中心線が範囲b4内に位置しているとする。この場合、図13に示すように、シートバック6及びオットマン7がシート回転可能範囲ST内に位置するようなシートバック6及びオットマン7の動作の組み合わせとして複数の動作形態c1、c2が存在する。これら複数の動作形態c1、c2のうちで、動作量及び/又は動作時間が最小となる動作の組み合わせを動作形態c2とする。この場合、上記動作指令手段33は、動作形態c2を選択し、シートバック6の仮想中心線が範囲a3内に位置するようにリクライニング動作させるとともに、オットマン7の仮想中心線が範囲b2内に位置するようにオットマン動作させる。
(2)シート動作制御装置の作用・効果
以上より、本実施例のシート動作制御装置によると、上記実施例1のシート動作制御装置30と略同様の作用・効果を奏するとともに、動作部は、第1動作部(すなわち、シートバック6)及び第2動作部(すなわち、オットマン7)を備え、第1動作部及び第2動作部のそれぞれの動作範囲S3、S4が複数の範囲a1〜a4、b1〜b4に分割され、シート回転可能範囲STは、第1動作部の複数の範囲a1〜a4及び第2動作部の複数の範囲b1〜b4のうちから選択される範囲の組み合わせからなる。そして、動作指令手段33は、第1動作部及び第2動作部がシート回転可能範囲ST内に位置するような第1動作部及び第2動作部の動作の組み合わせ(すなわち、複数の動作形態c1、C2)のうちから、動作量及び/又は動作時間が最小となる動作の組み合わせ(すなわち、動作形態c2)を選択する。これにより、動作部の動作量及び/又は動作時間を必要最小減としてシート2aを回転可能な状態とすることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例1〜3では、シート動作制御装置30、35a、37で制御されるシート2aとして、複数の動作部(例えば、シートクッション5、シートバック6、オットマン7等)を備えるものを例示したが、これに限定されず、例えば、単一の動作部を備えるシートとしてもよい。また、動作部としては、例えば、シートクッション、シートバック、オットマン、アームレスト、ヘッドレスト等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
また、上記実施例1〜3では、駆動モータM3の駆動により回転されるシート2aを例示したが、これに限定されず、例えば、使用者の手動操作により回転されるシートとしてもよい。さらに、上記実施例1〜3では、駆動モータM1、M2の駆動によりスライド移動されるシート2aを例示したが、これに限定されず、例えば、使用者の手動操作によりスライド移動されるシートとしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、駆動モータM1〜M5としてサーボモータを採用し、サーボモータのセンサ、エンコーダからの検出信号の入力により動作部5〜7の位置情報を記憶する位置情報記憶手段32を例示したが、これに限定されず、例えば、駆動モータM1〜M5としてパルスモータを採用し、パルスモータを駆動するパルス信号の入力により動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段としてもよい。さらに、例えば、動作部の近傍に動作部の位置を検出する位置センサを配し、位置センサの検出信号の入力により動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段としてもよい。
また、上記実施例1、2では、動作部5〜7がシート回転可能範囲ST1〜ST4から外れているときに、シート回転可能範囲ST1〜ST4の端側から離反したニュートラル位置N3、N4で動作部を停止させる動作指令手段33を例示したが、これに限定されず、例えば、シート回転可能範囲ST1〜ST4の端側で動作部を停止させる動作指令手段としてもよい。これにより、動作部の動作量及び/又は動作時間を必要最小減としてシートを回転可能な状態とすることができる。
また、上記実施例1〜3では、シート2aを回転させて隣り合う他のシート1a、2b、3に対向させる形態を例示したが、これに限定されず、例えば、シート2aを回転させて車両ドアに対向させる形態としてもよい。これにより、車両への乗降性が高められる。さらに、上記実施例1〜3では、シート2aを4つの回転位置で位置決め保持するようにしたが、これに限定されず、例えば、シートを任意の回転位置で位置決め保持するようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、複数の動作部5〜7がシート回転可能範囲ST1〜ST4内に位置していないときに複数の動作部5〜7を略同時に動作させる動作指定手段33を例示したが、これに限定されず、例えば、複数の動作部を所定の順序で動作させる動作指令手段としてもよい。
また、上記実施例1〜3においては、使用者が着座していない状態でのシートの動作制御を前提としてもよいし、使用者が着座した状態でのシートの動作制御を前提としてもよい。
また、上記実施例2では、シート回転可能範囲ST1〜ST4の大きさを変更する動作指令手段33を例示したが、これに限定されず、例えば、シート回転可能範囲ST1〜ST4の大きさの変更に替えて又は加えて、動作部5〜7の動作範囲S1〜S4に対するシート回転可能範囲ST1〜ST4の設定位置を変更する動作指令手段としてもよい。
また、上記実施例2では、他のシート1a、2b、3の動作部5〜7の位置情報の取得によりシート回転可能範囲ST1〜ST4を変更する動作指令手段33を例示したが、これに限定されず、例えば、シート2aの回転方向情報の取得によりシート回転可能範囲ST1〜ST4を変更する動作指令手段としてもよい。
また、上記実施例3では、2つの動作部6、7の間で決められるシート回転可能範囲STを例示したが、これに限定されず、例えば、3以上の動作部の間で決められるシート回転可能範囲としてもよい。
また、上記実施例3では、複数の動作部6、7を動作させることで複数の動作部6、7をシート回転可能範囲ST内に位置させるようにしたが、これに限定されず、例えば、複数の動作部のうちの単一の動作部を動作させることで複数の動作部をシート回転可能範囲内に位置させるようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、2列目シート2aを動作制御するシート動作制御装置30、35a、37を例示したが、これに限定されず、例えば、1列目シートや3列目以降のシートを動作制御するシート動作制御装置としてもよい。
さらに、上記実施例1〜3では、車両用シートを動作制御するシート動作制御装置30、35a、37を例示したが、これに限定されず、例えば、劇場やスタジアム等で使用されるシートを動作制御するシート動作制御装置としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、シートを回転させるためのシート動作制御に関する技術として広く利用される。特に、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗り物用シートを回転させるためのシート動作制御に関する技術として好適に利用される。
2a;シート、5;シートクッション、6;シートバック、7;オットマン、30,35a,37;シート動作制御装置、32;位置情報記憶手段、33;動作指令手段、S1〜S4;動作範囲、ST1〜ST4,ST;シート回転可能範囲。

Claims (3)

  1. 位置を調整するための動作部を有し且つ垂直軸回りに回転可能とされるシートを回転させるためのシート動作制御装置であって、
    前記動作部の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記シートが回転されるに際し、前記位置情報記憶手段により記憶された前記動作部の位置情報を取得し、前記動作部の動作範囲内に設定されたシート回転可能範囲内に前記動作部が位置するか否かを判断して、前記シート回転可能範囲内に前記動作部が位置しないと判断した場合には、前記シート回転可能範囲内に位置するように前記動作部を動作させる動作指令手段と、を備えることを特徴とするシート動作制御装置。
  2. 前記動作指令手段は、前記シートと隣り合う他のシートの動作部の位置情報を取得し、前記取得した位置情報に基づき前記シート回転可能範囲を変更する請求項1記載のシート動作制御装置。
  3. 前記動作部は、第1動作部及び第2動作部を備え、前記第1動作部及び前記第2動作部のそれぞれの動作範囲は複数の範囲に分割され、前記シート回転可能範囲は、前記第1動作部の複数の範囲及び前記第2動作部の複数の範囲のうちから選択される範囲の組み合わせからなり、
    前記動作指令手段は、前記第1動作部及び前記第2動作部を前記シート回転可能範囲内に位置させるまでの動作量及び/又は動作時間が最小となる前記第1動作部及び前記第2動作部の動作の組み合わせを選択する請求項1又は2に記載のシート動作制御装置。
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