JP2015020338A - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常印刷と倍速印刷のそれぞれの場合での製版時間、印刷時間、使用版数を算出し、製版時間や印刷時間等の総所要時間と製版使用版数をそれぞれの場合で並べて表示し、ユーザがそのときの状況に合わせた最適な印刷モードを一覧から選択することが可能な孔版印刷装置を提供する。【解決手段】複数の製版画像のそれぞれに対応させて複数枚の用紙を給紙して版胴の1回転中に複数枚の用紙に印刷を行う倍速印刷モードを有する孔版印刷装置において、印刷枚数と印刷速度と用紙サイズとに基づいて、通常印刷時と倍速印刷モードとのそれぞれで製版所要時間と印刷所要時間と使用版数とを算出するプログラムを有し、製版所要時間と印刷所要時間または製版から印刷までの総所要時間と使用版数とをそれぞれの場合で並べて表示し、選択可能とした。【選択図】図4
Description
本発明は孔版印刷装置に関し、詳しくは1枚の孔版原紙に複数の製版画像を形成し、版胴1回転で複数枚の用紙に印刷を行う倍速印刷が可能な孔版印刷装置に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。この孔版印刷に用いられる孔版印刷装置は、微細な発熱素子が一列に配置されたサーマルヘッドを孔版原紙に接触させ、パルス的に発熱素子に通電させながら孔版原紙を搬送することで画像情報に応じて孔版原紙を加熱溶融穿孔し、この孔版原紙を多孔性円筒状の版胴の外周面に巻装した後に用紙を介して版胴外周面をプレスローラ等の押圧手段によって押圧することで、孔版原紙穿孔部よりインキを透過させてこれを用紙に転移させることにより印刷画像を得るものである。
この孔版印刷装置では、円筒状の版胴に1枚の製版済み孔版原紙が巻装され、版胴1回転で必ず1枚の用紙に対して1回の印刷が行われるように構成されている。孔版原紙のサイズは通常はA3サイズに対応しており、最大でA3サイズの印刷が可能である。このため、孔版原紙にA4サイズの製版画像を2面並べて製版し、A4サイズの用紙を2枚連続的に給紙することにより、版胴1回転で2枚の用紙に対して1回ずつの印刷が可能となる。これにより、版胴の回転速度が120rpmの場合には240枚/分という速度で印刷が可能となり、これが倍速印刷である。この技術が、例えば「特許文献1」、「特許文献2」、「特許文献3」に開示されている。
従来の倍速印刷では、印刷速度を速めた場合において排紙積載時に1枚目の用紙後端と2枚目の用紙先端とが衝突すると排紙ジャムが発生してしまうため、用紙間隔を一定間隔以上あけて給紙を行っていた。このため印刷速度が制限されてしまい、印刷条件によっては通常印刷で印刷速度を速めた方が倍速印刷時よりも作業時間が短くなる場合があった。また、状況によっては製版時の版数を減らしたいという要望もあるが、どのくらいの節約が可能であり、倍速印刷時と通常印刷時とで総所要時間にどの程度の差が生じるのか確認ができないという問題点があった。
本発明は上述の問題点を解決し、通常印刷と倍速印刷のそれぞれの場合での製版時間、印刷時間、使用版数を算出し、製版時間や印刷時間等の総所要時間と製版使用版数をそれぞれの場合で並べて表示し、ユーザがそのときの状況に合わせた最適な印刷モードを一覧から選択することが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、版胴と、前記版胴に巻装される孔版原紙の搬送方向に複数の製版画像を並べて製版することが可能な製版部と、前記版胴に用紙を押圧し前記版胴に対して接離自在なプレスローラとを有し、前記複数の製版画像のそれぞれに対応させて複数枚の用紙を給紙して前記版胴の1回転中に複数枚の用紙に印刷を行う倍速印刷モードを有する孔版印刷装置において、印刷枚数と印刷速度と用紙サイズとに基づいて、通常印刷時と倍速印刷モードとのそれぞれで製版所要時間と印刷所要時間と使用版数とを算出するプログラムを有し、前記製版所要時間と前記印刷所要時間または製版から印刷までの総所要時間と使用版数とをそれぞれの場合で並べて表示し、選択可能であることを特徴とする。
本発明によれば、製版所要時間と印刷所要時間と使用版数とを算出するプログラムを有し、通常印刷時と倍速印刷時とにおける総所要時間と使用版数とをそれぞれの場合で並べて表示して選択することができる。これにより、ユーザがそのときの状況に合わせた最適な印刷モードを一覧から選択することができるので、作業効率を格段に向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態を適用した孔版印刷装置を示している。同図において孔版印刷装置1の装置本体中央部には印刷部2が設けられ、印刷部2は版胴10、クランパ10a、支持軸11、インキ供給手段12、プレスローラ16等を有している。版胴10は多孔質の円筒状金属板とその外周に巻装されたメッシュスクリーンとで構成され、外周の一部に孔版原紙の先端部を係止するクランパ10aを有している。版胴10はインキ供給パイプを兼ねた支持軸11に回転自在に支持され図示しない駆動手段で矢印方向に回転駆動される。版胴10の内部には、インキローラ13及びドクターローラ14で構成されるインキ供給手段12が配置されている。支持軸11より供給されたインキはインキローラ13とドクターローラ14との近接部においてインキ溜まり15を形成し、インキ溜まり15のインキがインキローラ13とドクターローラ14との近接部を通過してインキローラ13の周面に層状に供給される。プレスローラ16は、図示しない印圧駆動手段によって版胴10の所定エリアにタイミングを合わせて押圧制御が行われるように構成されている。これにより、版胴10の内周面にインキローラ13が接触することで版胴10の内周面にインキが供給され、版胴10の開孔部より滲出して用紙へと転写される。
印刷部2の右上方に製版部3が配設されている。製版部3は孔版原紙ロール20、プラテンローラ22、サーマルヘッド23、カッタ24、給版ローラ対25等を有している。巻成された孔版原紙ロール20の孔版原紙21がプラテンローラ22によってサーマルヘッド23に押し付けられて加熱穿孔製版され、給版ローラ25によって版胴10の外周面に向かって給版搬送される。製版済みの孔版原紙はクランパ10aにその先端を係止されることで版胴10の外周面に保持された後に版胴10の回転によって巻装され、カッタ24によって1版分の長さで切断される。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は給紙トレイ30、給紙ローラ31、分離ローラ32、分離パッド33、レジストローラ対34等を有している。給紙トレイ30は図示しない本体側板内側に用紙搬送方向に対して直交する上下方向に移動自在に取り付けられており、用紙の幅方向の揃えを行う1対のサイドフェンス35が互いに同期して移動可能に構成されている。給紙トレイ30の上方には、それぞれの表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ31と分離ローラ32とが配置され、図示しない駆動手段により回転駆動される。給紙トレイ30が上昇した際に給紙ローラ31が所定の圧力で用紙を圧接し、分離ローラ32と分離パッド33とで用紙を1枚ずつに分離してレジストローラ対34に搬送する。レジストローラ対34は図示しない駆動手段により所定のタイミングで回転駆動され、版胴10とプレスローラ16との間に向けて用紙を搬送する。
印刷部2の左上方には排版部5が配設されている。排版部5は上排版部材40、下排版部材41、排版ボックス42、圧縮板43等を有している。上排版部材40及び下排版部材41はそれぞれ駆動ローラ44,47、従動ローラ45,48、無端ベルト46,49を有しており、図示しない駆動手段によって駆動ローラ44及び従動ローラ47が回転することで無端ベルト46,49が移動する。排版ボックス42は印刷装置本体に着脱自在に設けられ、内部に上排版部材40と下排版部材41によって搬送された使用済みの孔版原紙を貯容する。圧縮板43は図示しない昇降手段によって上下動自在に支持されており、上排版部材40と下排版部材41とによって排版ボックス42に搬送された使用済み孔版原紙を排版ボックス42の内部に押し込む。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪50、排紙搬送部材51、排紙トレイ52等を有している。剥離爪50は、版胴10の外周面より印刷済みの用紙を剥離する。剥離爪50は支軸によって装置本体の側板に揺動自在に支持されており、図示しない揺動手段によってその先端が版胴10の外周面に近接する位置と、版胴10の回転によって移動するクランパ10a等と干渉しない位置とに選択的に揺動される。
排紙搬送部材51は駆動ローラ53、従動ローラ54、無端ベルト55、吸引ファン56等を有している。駆動ローラ53及び従動ローラ54は図示しないユニット側板に回転自在に支持されており、駆動ローラ53は図示しない駆動手段によって回転駆動される。駆動ローラ53と従動ローラ54とには複数の開孔を有する無端ベルト55が掛け渡されており、駆動手段により駆動ローラ53を駆動して無端ベルト55下方の吸引ファン56で印刷済みの用紙を無端ベルト55上に吸引しつつ排紙トレイ52へと搬送する。排紙トレイ52は、排紙搬送部材51によって搬送される印刷済みの用紙を積載する排紙台57、印刷済みの用紙を揃えるためのサイドフェンス58及びエンドフェンス59を有している。サイドフェンス58は用紙幅方向に、エンドフェンス59は用紙搬送方向にそれぞれ移動自在に設けられている。
孔版印刷装置1の外装を構成する装置本体上部には、操作パネルと画像読取部7とが配設されている。画像読取部7は、原稿を載置するコンタクトガラス60、コンタクトガラス60に接離自在に設けられた圧板61、複数枚の原稿を自動的に順次送るための自動原稿搬送装置(ADF)62を有している。また画像読取部7は、原稿画像を走査して読み取る反射ミラー63,64,65,66及び蛍光灯67、走査された画像を集束するレンズ68、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ69を有している。さらに画像読取部7は、原稿のサイズを検出する複数の原稿サイズ検出手段70、読み取られた画像データを記憶する画像メモリ71等を有している。
印刷部2の下方には再給紙手段である再給紙部8が配設されている。再給紙部8は、表面印刷済みの用紙をプレスローラ16の周面に沿わせて搬送する再給紙案内部材81、表面印刷済みの用紙を貯容する補助トレイ82を有している。また再給紙部8は、補助トレイ82上に貯容された用紙をプレスローラ16の周面に接触させて送り出す再給紙レジストローラ83等を有している。プレスローラ16の左下方には補助トレイ82を有する再給紙搬送ユニット80が設けられており、これには再給紙位置決め部材84が一体的に設けられている。再給紙搬送ユニット80の上方には、補助トレイ82の上面に沿って移動自在な用紙受け板85が設けられている。
上述の構成において孔版印刷装置1は、製版部3において版胴10に巻装される孔版原紙21の搬送方向に複数の製版画像を並べて製版することが可能であり、給紙部4は各製版画像にそれぞれ対応させて複数枚の用紙Pを給紙することが可能に構成されている。これにより孔版印刷装置1は、版胴10の1回転中に複数枚の用紙Pに印刷を行う倍速印刷を行うことができ、この倍速印刷を行う倍速印刷モードと通常の印刷を行う通常印刷モードとを選択可能に備えている。
図2は、孔版印刷装置1において通常印刷モードと倍速印刷モードとを比較して、通常印刷モードの方が印刷終了までの総所要時間が少ない場合を示した図である。原稿が2枚の場合、通常印刷モードは製版を2回行うものの印刷の最高速度は速い。倍速印刷モードでは、2個の画像を並べて製版し版胴1回転で2個の画像それぞれを印刷することができるため、通常印刷モードに比して版胴の回転数が同じ場合にはより速く印刷を行うことができる。しかし、倍速印刷モードで印刷速度を速くすると、1枚目の用紙と2枚目の用紙との給紙間隔が狭くなってしまい排紙ジャムが発生する虞があるので、最高速度が背起源されてしまう。例えば、通常印刷モードの最高速度185rpmの場合は185cpm、倍速印刷モードの最高速度75rpmの場合は150cpmとなる。そのため、図2に示すように印刷枚数が多く総所要時間のうち製版時間の占める割合が少ない場合には、最高印刷速度の速い通常印刷モードの方が製版を2回行っていても倍速印刷モードに比して総所要時間が短くなり、作業が早く終了する。
図3は、孔版印刷装置1において通常印刷モードと倍速印刷モードとを比較して、倍速印刷モードの方が印刷終了までの総所要時間が少ない場合を示した図である。図2でも述べたように、原稿が2枚の場合、通常印刷モードでは製版を2回行うが印刷の最高速度は速く、倍速印刷モードでは2個の画像を並べて製版し版胴1回転で各画像をそれぞれ印刷できるものの、排紙ジャムを防止するために印刷速度が制限される。図3に示すように、総所要時間のうち製版時間が占める割合が多いと、印刷速度の遅い倍速印刷モードの方が総所要時間が短くなり、作業が早く終了する。また、倍速印刷モードでは単位時間当たりの印刷枚数が通常印刷モードと同じ場合には、版胴の回転数を遅くできるために騒音を低減できるという利点がある。
図4は、印刷開始から印刷終了までの総所要時間やそのときの印刷速度、製版数等を表示し、さらにそこから印刷モードが選択可能な操作パネル110を示している。この孔版印刷装置1では、印刷枚数を入力し原稿をセットして原稿の読み取りを行う。そして、読取時に原稿サイズの検知を行い、検知した原稿サイズと入力された印刷枚数とから、印刷時間や製版時間、製版枚数、総所要時間を算出する。そして算出したものを操作パネル110に表示し、その中から実施したい印刷モードが選択できるように構成されている。印刷モードの選択は、操作パネル110にタッチパネルを採用して実施したい印刷モードをタッチすることで選択できる構成としてもよい。また、操作パネル110には所要時間が短いものから並べて表示する「時間優先」や版数を節約できるものから並べて表示する「版数優先」といったタブが設けられ、実施したい条件を探し易くするといった機能も有している。また、印刷速度等を指定できる項目も用意し、選択された印刷速度とその近傍の条件を優先して表示する絞り込み検索機能も有している。
図5は、孔版印刷装置1における総所要時間の計算方法を示している。原稿が1枚の場合には、通常印刷、倍速印刷とも製版時間+印刷時間で総所要時間は計算される。原稿が2枚の場合には、通常印刷では製版と印刷とがそれぞれ2回ずつ、倍速印刷では製版と印刷とがそれぞれ1回ずつで総所要時間が計算される。原稿が3枚の場合には、総所要時間は原稿1枚時の所要時間1回分と原稿2枚時の所要時間1回分と考えられるので、原稿3枚時の総所要時間は原稿1枚時の所要時間+原稿2枚時の所要時間となる。同様に、原稿が4枚の場合の総所要時間は、原稿2枚時の所要時間2回分であると考えられるので、原稿4枚時の総所要時間は原稿2枚時の所要時間×2となる。これ等のことから、原稿がn枚の偶数枚の場合の総所要時間は原稿2枚時の所要時間×n/2となり、原稿がn+1枚の奇数枚の場合の総所要時間は原稿2枚時の所要時間×n/2+原稿1枚時の所要時間となる。
図6は、孔版印刷装置1に用いられる制御手段90のブロック図を示している。制御手段90は、操作パネル110によって入力された印刷枚数や原稿サイズから印刷時間や製版時間、使用版数、総所要時間等を算出し、算出した値を操作パネル110に出力する。また、操作パネル110にて印刷モードが選択されると、選択されたモードに基づいて製版動作及び印刷動作を実行させる。
次に、本発明の第1の実施形態における孔版印刷装置1の動作を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず操作パネル110にて印刷枚数や拡大縮小条件等を入力し(ST01)、原稿をセットする。次に原稿を連続で読み取り(ST02)、画像データを画像メモリ71に蓄積すると共に、原稿枚数と原稿サイズの検知を行う(ST03)。検知した原稿サイズと操作パネル110にて入力された縮尺率から印刷画像を決定した後、それぞれの印刷モードにおける製版時間を算出(ST04)、印刷時間を算出(ST05)、使用する版数を算出(ST06)する。これ等の算出した値から合計の作業時間である総所要時間を求め(ST07)、それぞれの印刷モードでの総所要時間や印刷速度、使用版数等を操作パネル110に出力する(ST08)。そして操作パネル110に出力された条件から所定の印刷モードが選択されたら(ST09)、選択されたモードに基づいて製版動作及び印刷動作を実行する(ST10)。
上述の構成により、製版所要時間と印刷所要時間と使用版数とを算出するプログラムを有し、通常印刷時と倍速印刷時とにおける総所要時間と使用版数とをそれぞれの場合で並べて表示して選択することができる。これにより、ユーザがそのときの状況に合わせた最適な印刷モードを一覧から選択することができるので、作業効率を格段に向上することができる。
次に、本発明の第2の実施形態における孔版印刷装置1の動作を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず操作パネル110にて印刷枚数や拡大縮小条件等を入力し(ST11)、原稿をセットする。次に原稿を連続で読み取り(ST12)、画像データを画像メモリ71に蓄積すると共に、原稿枚数と原稿サイズの検知を行う(ST13)。検知した原稿サイズと操作パネル110にて入力された縮尺率から印刷画像を決定した後、それぞれの印刷モードにおける製版時間を算出(ST14)、印刷時間を算出(ST15)、使用する版数を算出(ST16)する。これ等の算出した値から合計の作業時間である総所要時間を求め(ST17)、この中から最も早く印刷が終わりかつ使用版数が少ないモードを自動で選択する(ST18)。そして、自動で選択された印刷モードにて製版動作及び印刷動作を実行する(ST19)。
上述の構成により、最も早く印刷が終わりかつ使用版数が少ないモードを自動で選択するので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
上述の構成により、最も早く印刷が終わりかつ使用版数が少ないモードを自動で選択するので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態における孔版印刷装置1の動作を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず操作パネル110にて印刷枚数や原稿サイズ、拡大縮小条件等を入力する(ST21)。次に入力された情報からそれぞれの印刷速度における製版時間を算出(ST22)、印刷時間を算出(ST23)、使用する版数を算出(ST24)する。これ等の算出した値から合計の作業時間である総所要時間を求め(ST25)、印刷速度毎の総所要時間を操作パネル110に出力する(ST26)。
上述の構成により、印刷速度毎に総所要時間を認知できるので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
上述の構成により、印刷速度毎に総所要時間を認知できるので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
図10は、通常印刷時における最高速度が遅く、倍速印刷時の方が最高速度が速くなる孔版印刷装置において、操作パネルにて排紙方法を含んだ印刷モードを表示及び選択することが可能な操作パネルを示している。孔版印刷装置によっては、通常印刷時の最高速度が倍速印刷時よりも遅いといったものも存在する(例えば通常印刷時の最高速度135rpm→135cpm、倍速印刷時の最高速度75rpm→150cpm等)。このような場合は、倍速印刷を行った方が総所要時間としては短くなる。しかし、倍速印刷における製版方法は原稿が複数枚、例えば2枚ある場合、同じ画像を並べて製版し2回製版を行う方法と異なる画像を並べて製版し1回製版を行う方法とが存在し、これ等は製版回数や使用版数、排紙後の用紙の積載形態が異なる。
同一画像を並べて製版する同一画像製版印刷モードでは、製版回数は通常印刷モードと同じで原稿枚数分の製版回数が必要となるが、通常印刷よりも最高速度が速いため総所要時間が短くなる。排紙後の用紙の積載形態は通常印刷と同様に、111・・・222・・・というように画像毎に積載される。異なる画像を並べて製版する異画像製版印刷モードでは、異なる画像を並べて製版するので使用版数が通常印刷時や同一画像製版印刷モードよりも少なくなり、総所要時間は同一画像製版印刷モードよりも短くなる。排紙後の用紙の積載形態は、121212・・・と丁合状態の積載となる。しかし原稿枚数が3枚等の奇数枚の場合には121212・・・333といった形態になり、原稿枚数が偶数枚でも4枚以上であると121212・・・343434といった積載形態となる。使用状況によっては、総所要時間や使用版数が増加しても111・・・222といった画像毎の排紙形態が望ましい場合もある。操作パネルは、総所要時間や使用版数、印刷方式と共に排紙形態も表示し、印刷モードを選択可能に構成されている。印刷モードの選択は、操作パネルにタッチパネルを採用して実施したい印刷モードをタッチすることで選択できるように構成してもよい。また、印刷速度等を指定できる項目も用意し、選択された印刷速度とその近傍の条件を優先して表示する絞り込み検索機能を備えていてもよい。
上述の構成により、同一画像製版印刷モードと異画像製版印刷モードとを有し、各モードにおける所要時間や使用版数、排紙形態を認知できるので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
上述の構成により、同一画像製版印刷モードと異画像製版印刷モードとを有し、各モードにおける所要時間や使用版数、排紙形態を認知できるので、第1の実施形態に比してさらに作業効率を向上することができる。
1 孔版印刷装置
3 製版部
10 版胴
16 プレスローラ
21 孔版原紙
3 製版部
10 版胴
16 プレスローラ
21 孔版原紙
Claims (4)
- 版胴と、前記版胴に巻装される孔版原紙の搬送方向に複数の製版画像を並べて製版することが可能な製版部と、前記版胴に用紙を押圧し前記版胴に対して接離自在なプレスローラとを有し、前記複数の製版画像のそれぞれに対応させて複数枚の用紙を給紙して前記版胴の1回転中に複数枚の用紙に印刷を行う倍速印刷モードを有する孔版印刷装置において、
印刷枚数と印刷速度と用紙サイズとに基づいて、通常印刷時と倍速印刷モードとのそれぞれで製版所要時間と印刷所要時間と使用版数とを算出するプログラムを有し、前記製版所要時間と前記印刷所要時間または製版から印刷までの総所要時間と使用版数とをそれぞれの場合で並べて表示し、選択可能であることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置において、
通常印刷時と倍速印刷モードとの場合において、算出された所要時間が短く版数が少ない方を自動的に選択することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置において、
通常印刷時と倍速印刷モードとのそれぞれにおいて、製版開始から印刷完了までの時間を印刷速度毎に計算して表示することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の孔版印刷装置において、
倍速印刷モードは、それぞれ同一画像を並べて製版して印刷する同一画像製版印刷モードと、それぞれ異なる画像を並べて製版して印刷する異画像製版印刷モードとを有し、各モードにおける所要時間と使用版数とを表示することを特徴とする孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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