JP2010173095A - 両面孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再転写による印刷媒体の汚れを防止する。
【解決手段】印刷媒体の一方の面を印刷する第1の印刷部4と、一方の面が印刷された印刷媒体を反転させる反転部と、反転された印刷媒体の他方の面を印刷する第2の印刷部5と、印刷媒体の片面印刷又は両面印刷の設定が可能な片面両面設定部20bと、読み込まれた画像データに基づいて、孔版原紙を加熱穿孔することにより第1の印刷部4が印刷するための第1の孔版原紙及び第2の印刷部5が印刷するための第2の孔版原紙のうち少なくともいずれか一方を製版する製版部6と、両面印刷が設定された場合に、第1の孔版原紙の穿孔径が片面印刷が設定された場合における第1の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第1の孔版原紙を加熱穿孔するように製版部6を制御する製版制御手段20cとを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は印刷媒体の片面印刷又は両面印刷の選択が可能な両面孔版印刷装置に係り、特に、両面印刷が選択された場合に、印刷媒体の汚れを防止し良好な印刷媒体を得ることができる両面孔版印刷装置に関する。
一般的に、製版された孔版原紙をドラムに巻き付けた後、印刷用紙をこのドラムに給紙し、この供給された印刷用紙をプレスローラによりドラムに圧接することにより印刷を行う孔版印刷装置が良く知られている。
このような孔版印刷装置において、特許文献1には、印刷用紙の両面印刷が可能な両面孔版印刷装置が提案されている。具体的には、読み込まれた第1の画像に基づいて製版された第1の孔版原紙を第1のドラムに巻き付けると共に、読み込まれた第2の画像に基づいて製版された第2の孔版原紙を第2のドラムに巻き付ける。そして、印刷用紙をこの第1のドラムに給紙し、印刷用紙を第1のプレスローラにより第1のドラムに圧接することで第1の画像を印刷用紙の表面に印刷する。更に、この印刷された印刷用紙の表裏を反転させた後、第2のドラムへ搬送し、印刷用紙を第2のプレスローラにより第2のドラムに圧接することで第2の画像を印刷用紙の裏面に印刷する両面孔版印刷装置が提案されている。
また、特許文献2には、孔版原紙を圧接して加熱穿孔するサーマルヘッドへの印加エネルギーの制御を、このサーマルヘッドの通電パルス幅を変化させることにより行う両面印刷装置が提案されている。
さらに、特許文献3には、画像データの解像度に応じた大きさの穿孔を形成するための穿孔用エネルギーに対応した通電パルス幅の関係データを記憶し、この記憶された関係データに基づいて、サーマルヘッドの通電パルス幅を設定する孔版印刷装置が提案されている。
特開2005−29375号公報 特開2005−144897号公報 特開2005−153175号公報
しかしながら、特許文献1に記載の両面孔版印刷装置では、印刷用紙を第2のプレスローラにより第2のドラムに圧接するので、印刷用紙の表面に印刷された第1の画像が第2のプレスローラに転写され、この第2のプレスローラに転写された第1の画像が、印刷用紙に転写されること(以下、再転写という)により印刷用紙の表面が汚れるという課題があった。
特許文献2及び特許文献3に記載の両面印刷装置でも、同様に、再転写により印刷用紙の表面が汚れるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、再転写による印刷媒体の汚れを防止する両面孔版印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第1の特徴は、印刷媒体の一方の面を印刷する第1の印刷手段と、前記第1の印刷手段により一方の面が印刷された印刷媒体を反転させる反転手段と、前記反転手段により反転された印刷媒体の他方の面を印刷する第2の印刷手段と、前記印刷媒体の片面印刷又は両面印刷の設定が可能な片面両面設定手段と、読み込まれた画像データに基づいて、孔版原紙を加熱穿孔することにより前記第1の印刷手段が印刷するための第1の孔版原紙及び前記第2の印刷手段が印刷するための第2の孔版原紙のうち少なくともいずれか一方を製版する製版手段と、前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第1の孔版原紙の穿孔径が前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における前記第1の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第1の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御する製版制御手段とを備えることにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第2の特徴は、前記製版制御手段は、更に、前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第1の孔版原紙を製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように前記製版手段を制御することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第3の特徴は、前記製版制御手段は、更に、前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第2の孔版原紙の穿孔径が前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における前記第2の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第2の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第4の特徴は、前記製版制御手段は、更に、前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第2の孔版原紙を製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように前記製版手段を制御することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第5の特徴は、前記製版制御手段は、更に、前記画像データの画素毎に、その画素の周辺画素における前記画像データに基づいて、前記第2の孔版原紙を製版する際の前記通電パルス幅を決定することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第6の特徴は、前記製版制御手段は、更に、設定された印刷濃度に基づいて、前記第2の孔版原紙を製版する際の印加パワーを変更するように制御することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面孔版印刷装置の第7の特徴は、印刷媒体の一方の面を印刷する第1の印刷手段と、前記第1の印刷手段により一方の面が印刷された印刷媒体を反転させる反転手段と、前記反転手段により反転された印刷媒体の他方の面を印刷する第2の印刷手段と、読み込まれた画像データに基づいて、孔版原紙を加熱穿孔することにより前記第1の印刷手段が印刷するための第1の孔版原紙及び前記第2の印刷手段が印刷するための第2の孔版原紙のうち少なくともいずれか一方を製版する製版手段と、前記第1の孔版原紙の穿孔径が前記第2の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第1の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御する製版制御手段とを備えることにある。
本発明に係る両面孔版印刷装置によれば、再転写による印刷媒体の汚れを防止することができる。
本発明の実施例1である両面孔版印刷装置の構成を示した構成図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置の機能構成を示した機能構成図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置が備える操作部における操作キー及び表示/入力パネルの配置の一例を示した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置が備える加熱条件テーブル記憶部に記憶された加熱条件テーブルの一例を示した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置が備える画素パターンテーブル記憶部に記憶された画素パターンテーブルの一例を示した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置の制御部の構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置が備える制御部の周辺画素アドレス生成部による周辺画素アドレスの生成を説明した図である。 印字周期と印加エネルギーの関係を説明した図である。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置が備える製版部6のサーマルヘッドの構成を示している。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置における画像データ、ラッチ信号、並びに、ストローブ信号STBのタイミングチャートを示している。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置の処理フローを示したフローチャートである。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置が備える操作部の表示/入力パネルに表示された両面/片面モード選択画面の一例を示した図である。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置が備える操作部の表示/入力パネル上に表示された仕上がりモード選択画面の一例を示した図である。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置が備える操作部の表示/入力パネル上に表示された表面濃度設定画面の一例を示した図である。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置が備える操作部の表示/入力パネル上に表示された両面濃度設定画面の一例を示した図である。 本発明の実施例1である両面孔版印刷装置において製版を行った孔版原紙の穿孔の状態を説明した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置において製版を行った孔版原紙の穿孔径を説明した図である。 本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置における不発率の低下についての結果を説明した図である。
本発明を実施するための形態について以下に説明する。
本発明の実施例1では、上流側のドラムにより印刷用紙(印刷媒体)の表面を印刷し、下流側のドラムにより印刷用紙の裏面を印刷する2ドラム式の両面孔版印刷装置であって、両面印刷が設定された場合に、片面印刷時の穿孔径より小さい穿孔径となるように、製版する両面孔版印刷装置を例に挙げて説明する。
<両面孔版印刷装置の構成>
本発明の実施例1である両面孔版印刷装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置の構成を示した構成図である。
図1に示すように、両面孔版印刷装置1は、原稿読み取り部2と、給紙部3と、第1の印刷部4と、第2の印刷部5と、製版部6と、第1の排版部8と、第2の排版部9と、反転部10と、排紙部11とを備えている。
原稿読み取り部2は、両面孔版印刷装置1の上部に設けられ、図示しないが、原稿を載置するコンタクトガラス、このコンタクトガラスに対して接離自在に設けられたカバー、コンタクトガラス上に載置された原稿を走査する走査ユニット、走査された画像を集束するレンズ、及び集束された画像を処理する画像処理部を備えている。
そして、原稿読み取り部2は、載置された原稿から画像データを読み取る。具体的には、走査ユニットが原稿を走査し、後述する第1の印刷部4が印刷するための表面の画像データ、及び後述する第2の印刷部5が印刷するための裏面の画像データを取り込み、画像処理部がこの取り込んだ画像データを各画素毎に二値化処理することにより、“1”又は“0”で表される画像データを生成する。
製版部6は、ロールされた長尺状の孔版原紙Gを収容する原紙収容部61と、この原紙収容部61の搬送下流に配置され、孔版原紙Gを加熱穿孔するサーマルヘッド62と、このサーマルヘッド62の対向位置に配置されたプラテンロール63と、このプラテンロール63及びサーマルヘッド62の搬送下流に配置された一対の原紙送りロール64と、一対の原紙送りロール64の搬送下流に配置された原紙カッタ65とを有する。
そして、製版部6は、プラテンロール63と原紙送りロール64の回転により長尺状の孔版原紙Gを搬送し、画像読み取り部2により読み取られた表面又は裏面の画像データに基づき、サーマルヘッド62の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙Gに加熱穿孔して製版し、この製版された孔版原紙Gを原紙カッタ65で切断して所定長さの孔版原紙Gを作製する。
また、製版部6は、図示しないレールによって図1におけるX方向に移動自在に支持されている。製版部6は、図示しない製版部駆動部によりレール上を移動することにより、後述する第1の印刷部4に製版した孔版原紙Gを供給する破線で示した位置と、後述する第2の印刷部5に製版した孔版原紙Gを供給する実線で示した位置とを選択的に占める。
第1の排版部8は、後述する第1の印刷部4の第1のドラム41の外周面よりクランプ解除された孔版原紙Gを第1のドラム41より引き剥がし、引き剥がされた孔版原紙Gを排版ボックス(図示しない)内に収納する。
第2の排版部9は、第1の排版部8と同様に、後述する第2の印刷部5の第2のドラム51の外周面よりクランプ解除された孔版原紙Gを第2のドラム51より引き剥がし、引き剥がされた孔版原紙Gを排版ボックス(図示しない)内に収納する。
給紙部3は、印刷用紙Wが積層される給紙台31と、この給紙台31から最上位置の印刷用紙Wのみを搬送させる1次給紙ロール32と、この1次給紙ロール32によって搬送された印刷用紙Wを後述する第1の印刷部4の第1のドラム41の回転に同期して第1のドラム41と第1のプレスローラ43間に搬送する一対の2次給紙ロール33とを有する。
第1の印刷部4は、メインモータ(図示しない)の駆動力によって図1の矢印A方向に回転する第1のドラム41と、この第1のドラム41の外周面に設けられ、孔版原紙Gの先端をクランプする原紙クランプ部42と、印刷用紙Wを反転部10へ搬送する搬送ベルト44とを備えている。
また、第1の印刷部4は、第1のドラム41の下方位置に配置された第1のプレスローラ43を有し、この第1のプレスローラ43は第1のドラム41の外周面に押圧する押圧位置と、第1のドラム41の外周面から離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。第1のプレスローラ43は、印刷モードの期間(試し刷りを含む)にあっては押圧位置に常時位置され、印刷モード以外の期間にあっては待機位置に位置されるようになっている。
そして、製版部6から搬送される孔版原紙Gの先端を原紙クランプ部42でクランプし、このクランプした状態で第1のドラム41が回転されて孔版原紙Gが第1のドラム41の外周面に巻き付け装着される。そして、第1のドラム41の回転に同期して給紙部3より給紙される印刷用紙Wを第1のプレスローラ43で第1のドラム41に巻装された孔版原紙Gに押圧することによって、孔版原紙Gの穿孔からインクが押し出されて画像が印刷装置Wの表面に印刷されるようになっている。
第1のプレスローラ43が第1のドラム41に押圧することによって表面に画像が印刷された印刷用紙Wは、両端が一対の回転軸に巻きかけられた環状の搬送ベルト44によって反転部10に搬送される。
反転部10は、第1の印刷部4に対して印刷用紙Wの搬送方向下流側に配置され、多孔構造に形成された環状の反転ベルト101が半円形状に配置されている。この反転ベルト101は、半円形状の補助部材102と一対のローラ103,104に巻きかけられ、一対のローラ103,104のうち少なくとも一方のローラが駆動モータ(不図示)で回転駆動される。また、反転ベルト101の内部には、吸引部105が設けられ、印刷用紙Wを反転ベルト101側に吸引する。反転ベルト101の上方に搬送された印刷用紙Wの印刷されていない他方の面を吸引して反転ベルト101を下方に向けて回転させることにより、印刷用紙Wの印刷された表面と印刷されていない裏面とを反転させ、この印刷用紙Wが反転された状態で積載台106に印刷用紙Wを搬送する。
積載台106には、表面と裏面とが反転された印刷用紙Wが積載される。
また、この積載台106は、複数枚の印刷用紙Wを積載できるようになっており、第1の印刷部4で表面に印刷された印刷用紙Wを積載台106に積載させて一時的に滞留させることでインクの乾燥時間を確保している。また、積載台106に所定枚数の印刷用紙Wが積載されると、積載された印刷用紙Wは、両端が一対の回転軸に巻きかけられた環状の中間搬送ベルト107によって搬送される。
中間搬送ベルト107は、多孔構造に形成され、内部に設けられた吸引手段108によって積載台106の最も下側に存在しているものから順に1枚ずつ吸引して印刷用紙Wを搬送する。また、搬送された印刷用紙Wは、中間搬送ベルト107に対して印刷用紙Wの搬送方向下流側に配置された一対のローラ109によって第2の印刷部5に搬送される。
第2の印刷部5は、第1の印刷部4と同様に、図1の矢印A方向に回転する第2のドラム51と、この第2のドラム51の外周面に設けられ、孔版原紙Gの先端をクランプする原紙クランプ部52と、第2のドラム51の下方位置に配置された第2のプレスローラ53とを有している。更に、第2の印刷部5は、反転部10により反転された印刷用紙Wを第2のドラム51の回転に同期して第2のドラム51と第2のプレスローラ53間に搬送する一対の2次給紙ロール54を有している。
そして、第2の印刷部5は、第1の印刷部4と同様に、第2のドラム51の回転に同期して一対の2次給紙ロール54より給紙される印刷用紙Wを第2のプレスローラ53で第2のドラム51に巻装された孔版原紙Gに押圧することによって、孔版原紙Gの穿孔からインクが押し出されて画像が印刷用紙Wの裏面に印刷されるようになっている。
排紙部11は、印刷された印刷用紙Wが搬送される排紙ベルト111と、排紙ベルト111より排紙される印刷用紙Wが載置される排紙台112とを有する。
図2は、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1の機能構成を示した機能構成図である。
図2に示すように、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1は、原稿読み取り部2と、給紙部3と、第1の印刷部4と、第2の印刷部5と、製版部6と、第1の排版部8と、第2の排版部9と、反転部10と、排紙部11と、RAM12と、ROM13と、操作部15と、制御部20とを備えている。
これらの構成のうち、原稿読み取り部2と、給紙部3と、第1の印刷部4と、第2の印刷部5と、製版部6と、第1の排版部8と、第2の排版部9と、反転部10と、排紙部11とについては、上述したので、説明を省略する。
RAM12は、揮発性半導体等で構成され、制御部20が各種処理を実行する上で必要なデータ等を記憶する。
ROM13は、不揮発性半導体等で構成され、制御部20が実行する各種制御プログラム等を記憶している。
操作部15は、操作キーや表示/入力パネル等を備えており、利用者によって操作キーが押下操作され、又は表示/入力パネルがタッチ操作されることによって、操作信号を生成し、生成した操作信号を制御部20へ供給する。
図3は、操作部15における操作キー及び表示/入力パネルの配置の一例を示した図である。
図3に示すように、操作部15は、製版や印刷などを開始させるための製版/印刷スタートキー201、動作中の製版や印刷などを停止させるためのストップキー202、片面モード又は両面モードを選択するための両面/片面モードキー203、印刷速度を設定するための速度キー204、及び印刷濃度を設定するための濃度キー205等の操作キーと、表示/入力パネル206とを備えている。
表示/入力パネル206は、両面孔版印刷装置1が製版処理又は印刷処理を実行する上で必要な様々な情報を表示する。例えば、後述する図12乃至図15に示すような印刷用紙Wの両面を印刷するか片面を印刷するかを設定するための両面/片面モード選択画面や、両面印刷が設定された場合に、印刷用紙Wの両面印刷の仕上がり状態を設定するための仕上がりモード選択画面や、両面印刷が設定された場合に、印刷用紙Wの両面印刷の印刷濃度を設定するための濃度設定画面等を表示する。
図2に示す加熱条件テーブル記憶部16は、利用者の操作による設定に応じたサーマルヘッド62の加熱条件を加熱条件テーブルとして記憶する。
図4は、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルの一例を示した図である。
図4に示すように、印刷設定304として、通常印刷時301、高濃度減熱印刷時302、及び低濃度減熱印刷時303毎に、加熱条件である印字周期305、通電パルス幅306、及び印加パワー307とが関連づけられて記憶されている。なお、通電パルス幅306は、発熱パルスコードであるTP1及びTP2毎に記憶されている。
また、高濃度減熱印刷時302及び低濃度減熱印刷時303に対応する加熱条件は、通常印刷時301に対応する加熱条件に比べて、通電パルス幅及び印字周期が長くなるように記憶されている。
さらに、高濃度減熱印刷時302及び低濃度減熱印刷時303に対応する印加パワー307は、通常印刷時301に対応する加熱条件で加熱穿孔された場合における穿孔径より小さくなるような値で記憶されている。
図2に示す画素パターンテーブル記憶部17は、注目画素に対する周辺画素アドレスと発熱パルスコードとを関連づけて、画素パターンテーブルとして記憶する。
図5は、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルの一例を示した図である。
図5に示すように、注目画素に対する周辺画素アドレス401と、発熱パルスコード402とが関連づけられて画素パターンテーブルとして記憶されている。
ここで、注目画素とは、原稿読み取り部2により読み取られた第1の印刷部4が印刷するための表面の画像データ、又は第2の印刷部5が印刷するための裏面の画像データの画素のうちある1つの画素のことであり、この注目画素に対する周辺画素とは、注目画素に隣接する6つの画素のことをいう。そして、周辺画素アドレス401とは、注目画素と周辺画素における画像データのことである。
また、画素パターンテーブルは、周辺画素アドレス401の値が、“1”が多い、即ち黒である部分が多い場合、発熱パルスコード402の値が“TP2”となり、周辺画素アドレス401の値が、“0”が多い、即ち白である部分が多い場合、発熱パルスコード402の値が“TP1”なるように記憶されている。
図2に示す制御部20は、両面孔版印刷装置1の中枢的な制御を行う。
図6は、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1の制御部20の構成を説明した図である。
図6に示すように、制御部20は、その機能上、周辺画素アドレス生成部20aと、片面両面設定部20bと、製版制御部20cとを備えている。
周辺画素アドレス生成部20aは、原稿読み取り部2により読み取られた画像データが供給されると、この供給された画像データを主走査方向及び副走査方向に注目画素を移動し、注目画素及び周辺画素のデータに基づいて、全ての画素に対して周辺画素アドレスを生成する。
図7は、周辺画素アドレス生成部20aによる周辺画素アドレスの生成を説明した図である。
図7に示すように、周辺画素アドレス生成部20aは、A6で示す画素が注目画素501とした場合、A0〜A5を周辺画素502a〜502fとする。そして、周辺画素アドレス生成部20aは、注目画素501、周辺画素502a、周辺画素502b、周辺画素502c、周辺画素502d、周辺画素502e、周辺画素502fの順に、画像データ(“1”又は“0”)を抽出し、この抽出された画像データと注目画素501の画像データとを周辺画素アドレス401として生成する。
例えば、(A6,A5,A4,A3,A2,A1,A0)=(1,0,0,0,1,1,1)である場合、周辺画素アドレス生成部20aは、周辺画素アドレス401として、“1000111”を生成する。
そして、周辺画素アドレス生成部20aは、注目画素501を1画素分だけ主走査方向、即ちX方向に移動し、X方向に隣接する画素を注目画素として、同様に周辺画素アドレスを生成する。このようにして、画像データの全ての画素に対して周辺画素アドレスを生成する。
片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から供給された操作信号に基づいて、片面モード又は両面モードを設定する。また、片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から供給された操作信号に基づいて、両面均一モード又は裏面重視モードを設定したり、印刷濃度を設定したりする。
製版制御部20cは、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径が片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合における第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔するように製版部6を制御する。
ここで、原稿読み取り部2により読み込まれた画像データには、例えば文字等のベタ部や写真等のグラデーション部が混在している場合があり、このような画像に基づいてサーマルヘッド62が加熱穿孔することにより孔版原紙Gを製版する場合、特に、グラデーション部のハイライト部分において、孤立点が生じることになる。
この孤立点では、ベタ部に比べてサーマルヘッド62の蓄熱量が小さくなるため、例えば、サーマルヘッド62の通電パルス幅を短くしてサーマルヘッド62の印加エネルギーを低くした場合、孤立点において、ベタ部に比べて穿孔径がばらついたり不発率が高くなったりする場合がある。
そこで、製版制御部20cは、更に、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版部6を制御する。
また、製版制御部20cは、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径が片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合における第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔するように製版部6を制御する。
更に、製版制御部20cは、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版部6を制御する。
図8は、印字周期と印加エネルギーの関係を説明した図である。
ここで、印加エネルギーは、サーマルヘッド62に印加する印加パワー(印加電圧と印加電流との積)と、サーマルヘッド62に発熱させる時間である通電パルス幅との積で表され、印字周期とは、サーマルヘッド62が副走査方向に移動する周期、即ち、主走査方向におけるある画素の画像データが供給されたときから、副走査方向に1画素分移動した後、次の画素の画像データが供給されるまでの時間のことをいう。
図8では、孔版原紙Gに穿孔径550(μm)(開孔率:30.7%)を加熱穿孔するために必要な印加エネルギー601、孔版原紙Gに穿孔径450(μm)(開孔率:25.1%)を加熱穿孔するために必要な印加エネルギー602、及び孔版原紙Gに穿孔径350(μm)(開孔率:16.7%)を加熱穿孔するために必要な印加エネルギー603を示している。なお、開孔率とは、孔版原紙に加熱穿孔された面積の比率をパーセント表記したものである。
図8に示すように、加熱穿孔する穿孔径が大きい程、加熱穿孔するために必要な印加エネルギーは大きくなり、同じ穿孔径を加熱穿孔する場合において、印字周期が長くなる程、サーマルヘッド62の放熱量が増大するので、その分必要な印加エネルギーは増大する。
例えば、片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合に、印字周期を“2”(msec)として孔版原紙Gに穿孔径550(μm)を加熱穿孔する場合、製版制御部20cは、印加エネルギーが34.35(μJ)になるように、製版部6を制御する。
また、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、印字周期を“4”(msec)として孔版原紙Gに450(μm)の径を加熱穿孔するとき、製版制御部20cは、印加エネルギーが37.06(μJ)になるように、製版部6を制御する。
次に、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1が備える製版部6のサーマルヘッド62について詳細に説明する。
図9は、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1が備える製版部6のサーマルヘッド62の構成を示している。
図9に示すように、サーマルヘッド62の発熱体91は、主走査方向に一列に7168個配列されている。各発熱体91は、主走査方向に沿って、1856個、1728個、1728個、1856個で並ぶように4ブロックに分割されて配置されており、各リード電極の一端にはそれぞれANDゲート回路94が接続され、他端は接地されている。また、ブロック毎にラッチ部95およびシフトレジスタ96が設けられている。
このような構成のサーマルヘッド62に対して、制御部20の製版制御部20cから、クロック信号CLK1〜CLK4、並びに発熱体91を選択的に駆動するための画像データDAT1〜DAT4が供給されて、各シフトレジスタ96に入力され、また、ラッチ信号LAT1〜LAT4がラッチ回路95に入力され、さらに、ストローブ信号STB1〜STB4が各ANDゲート回路94に入力されている。
孔版原紙Gに穿孔を行う際には、まずサーマルヘッド62のシフトレジスタ96にシリアルデータとして画像データDAT1〜DAT4が入力され、シリアル/パラレル変換されてラッチ信号LAT1〜LAT4によりラッチ部95にラッチされる。このラッチ部95にラッチされた画像データDAT1〜DAT4と、ストローブ信号STB1〜STB4の論理積により、各発熱体91への通電制御が行われ、ストローブ信号が有効となる通電時には発熱体91が発熱する。
なお、画像データDAT1〜DAT4は、穿孔を行うか否かを指示する黒白データと熱履歴データから構成されている。また、サーマルヘッド62の各ブロックに入力される各信号の入力タイミングは、ブロック毎に分割駆動されている。
図10は、任意のブロックにおける(a)画像データDAT(DAT1〜DAT4)、(b)ラッチ信号LAT(LAT1〜LAT4)、並びに、(c)および(d)ストローブ信号STB(STB1〜STB4)のタイミングチャートを示している。図10(a)及び(b)に示すように、画像データDATを介して白黒データ、熱履歴データの順にデータがシフトレジスタ96に供給され、ラッチ信号LATのトリガパルスのタイミングでラッチ部95にラッチされる。
ここで、熱履歴データとは熱履歴制御を行うためのデータである。一般にサーマルヘッドを使用して製版を行う場合、製版速度が高速になると発熱体に印加した熱エネルギーが十分に拡散、放出する前に次のラインの製版が開始されるため、発熱体に徐々に熱エネルギーが蓄積され、その結果、各発熱体にはそれぞれの過去の発熱履歴に応じた熱エネルギーが蓄積され、エネルギー状態にバラツキが発生し、画質劣化を生じるという問題がある。熱履歴制御は、この発熱履歴に起因した画質劣化を解消して画像を均一化するために、各発熱体およびその周辺部の発熱体の過去の発熱履歴(画像パターン)に基づいて現ラインの発熱素子の発熱量を制御するものである。なお、熱履歴データの生成については、公知技術を適用すれば良い。
この熱履歴制御では、ストローブ信号STBについて、図10(c)及び(d)に示すように、該信号が有効(負論理信号であり、「Low」で有効)となる通電パルス幅が相対的に短い(通電パルス幅:TP2)短パルスストローブ信号STBaと、長い(通電パルス幅:TP1)長パルスストローブ信号STBbを選択的に使用する。
即ち、ストローブ信号STBに短パルスストローブ信号STBaを使用したときには、発熱体91に対して通電パルス幅TP2だけ白黒データに基づく加熱が行われ、他方、ストローブ信号STBに長パルスストローブ信号STBbを使用したときには、発熱体91に対して通電パルス幅TP1だけ白黒データおよび熱履歴データに基づく加熱が行われる。(なお、後者をより正確に説明すると、ストローブ信号が有効となって熱履歴データをラッチするためのラッチトリガが加えられるまで白黒データに基づく加熱が行われ、熱履歴データをラッチするためのラッチトリガが加えられてからストローブ信号が無効となるまで熱履歴データに基づく加熱が行われる。)
<両面孔版印刷装置1の作用>
次に、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置の作用について説明する。
図11は、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1の処理フローを示したフローチャートである。
図11に示すように、両面孔版印刷装置1の片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から、両面モードを設定する操作信号が供給されたか否かを判定する(ステップS101)。
図12は、操作部15の表示/入力パネル206に表示された両面/片面モード選択画面の一例を示した図である。なお、この両面/片面モード選択画面は、利用者により操作部15の両面/片面モードキー203が選択されると、表示/入力パネル206上に表示される。
図12に示すように、両面/片面モード選択画面上には、両面モードを選択するための両面モードキー701と、片面モードを選択するための片面モードキー702とが表示されている。
そして、利用者により片面モードキー702が選択された場合、操作部15は、片面モードが選択されたことを示す操作信号を制御部20に供給し、利用者により両面モードキー701が選択された場合、両面モードが選択されたことを示す操作信号を制御部20に供給する。
図11に示すステップS101において、片面モードを設定する操作信号が供給されたと判定した場合(NOの場合)、製版制御部20cは、利用者の操作により設定された印刷濃度と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて通常印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を第1のドラム41へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS102)。例えば、周辺画素アドレス生成部20aから供給された周辺画素アドレスが、“1000111”である場合、通電パルスコード決定部20mが、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルから周辺画素アドレス“1000111”に対応する発熱パルスコード“TP1”を抽出する。そして、加熱条件決定部20nが、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルから、抽出された発熱パルスコード“TP1”に対応する加熱条件、即ち、印字周期“2”、通電パルス幅“0.5”、及び印加パワー“0.0687”を抽出し、この抽出された加熱条件と利用者による操作部15の濃度設定204の押下操作により設定された印刷濃度に基づいて製版部6に設定する。
一方、ステップS101において、両面モードを設定する操作信号が供給されたと判定された場合(YESの場合)、即ち、両面/片面モード選択画面において、利用者により両面モードキー701が選択された場合、操作部15は、表示/入力パネル206に、仕上がりモード選択画面を表示する(ステップS103)。
図13は、表示/入力パネル206上に表示された仕上がりモード選択画面の一例を示した図である。
図13に示すように、仕上がりモード選択画面上には、印刷用紙Wの表面の印刷濃度と裏面の印刷濃度とを均一に印刷、即ち印刷用紙Wの両面を減熱印刷により印刷するための両面均一モード選択キー703と、印刷用紙Wの表面の印刷濃度を減熱印刷により印刷すると共に、印刷用紙Wの裏面の印刷濃度を通常印刷により印刷するための裏面重視モード選択キー704とが表示されている。
利用者により両面均一モード選択キー703が選択された場合、操作部15は、両面均一モードが選択されたことを示す操作信号を制御部20に供給し、利用者により裏面重視モード選択キー704が選択された場合、裏面重視モードが選択されたことを示す操作信号を制御部20に供給する。
そして、片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から、両面均一モードを設定する操作信号が供給されたか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104において、裏面重視モードが選択された場合(NOの場合)、即ち、仕上がりモード選択画面上において、利用者により裏面重視モード選択キー704が選択された場合、操作部15は、表示/入力パネル206に、表面濃度設定画面を表示する(ステップS105)。
図14は、表示/入力パネル206上に表示された表面濃度設定画面の一例を示した図である。
図14に示すように、表面濃度設定画面上には、ステップS104において選択されたモードを表示するモード表示領域801と、濃度設定領域802と、確認キー803とが表示されている。
モード表示領域801には、ステップS104において選択された“裏面重視モード”が表示されている。
また、濃度設定領域802には、表面を相対的に高濃度で印刷するための高濃度キー802aと、表面を相対的に低濃度で印刷するための低濃度キー802bとが表示されており、利用者により、高濃度キー802a又は低濃度キー802bのうち、いずれかが選択操作された後、確認キー803がタッチ操作されると、操作部15は、表面印刷における高濃度又は低濃度のいずれが選択されたかを示す操作信号を制御部20に供給する。
次に、製版制御部20cは、利用者による操作部15の濃度キー205の操作により設定された印刷濃度と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて通常印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を、第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS106)。
一方、ステップS104において、両面均一モードが選択された場合(YESの場合)、即ち、仕上がりモード選択画面上において、利用者により両面均一モード選択キー703が選択された場合、操作部15は、表示/入力パネル206に、両面濃度設定画面を表示する(ステップS107)。
図15は、表示/入力パネル206上に表示された両面濃度設定画面の一例を示した図である。
図15に示すように、両面濃度設定画面上には、ステップS104において選択されたモードをモード表示領域801と、濃度設定領域802と、確認キー803とが表示されている。
モード表示領域801には、ステップS104において選択された“両面均一モード”が表示されている。
また、濃度設定領域802には、表面及び裏面毎に、相対的に高濃度で印刷するための高濃度キー802a,802cと、相対的に低濃度で印刷するための低濃度キー802b,802dとが表示されており、利用者により、表面及び裏面毎に、それぞれ高濃度キー802a,802c又は低濃度キー802b,802dのうち、いずれかが選択操作された後、確認キー803がタッチ操作されると、操作部15は、表面及び裏面毎に、高濃度又は低濃度のいずれが選択されたかを示す操作信号を制御部20に供給する。
次に、片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から、裏面において高濃度を設定する操作信号が供給されたか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、裏面において低濃度が選択された場合(NOの場合)、即ち、両面濃度設定画面上において、利用者により低濃度802dが選択された場合、製版制御部20cは、裏面において低濃度が選択されたことを示す操作信号と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて低濃度減熱印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS109)。例えば、周辺画素アドレス生成部20aから供給された周辺画素アドレスが、“1000111”である場合、通電パルスコード決定部20mが、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルから周辺画素アドレス“1000111”に対応する発熱パルスコード“TP1”を抽出する。そして、加熱条件決定部20nが、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルから、抽出された発熱パルスコード“TP1”に対応する低濃度減熱時の加熱条件、即ち、印字周期“4”、通電パルス幅“0.58”、及び印加パワー“0.0575”を抽出し、この抽出された加熱条件を第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する。
一方、ステップS108において、裏面において高濃度が選択された場合(YESの場合)、即ち、両面濃度設定画面上において、利用者により高濃度802cが選択された場合、製版制御部20cは、裏面において高濃度が選択されたことを示す操作信号と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて高濃度減熱印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS110)。例えば、周辺画素アドレス生成部20aから供給された周辺画素アドレスが、“1111111”である場合、通電パルスコード決定部20mが、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルから周辺画素アドレス“1111111”に対応する発熱パルスコード“TP2”を抽出する。そして、加熱条件決定部20nが、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルから、抽出された発熱パルスコード“TP2”に対応する高濃度減熱時の加熱条件、即ち、印字周期“4”、通電パルス幅“0.44”、及び印加パワー“0.0639”を抽出し、この抽出された加熱条件を第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する。
次に、片面両面設定部20bは、利用者の操作により操作部15から、表面において高濃度を設定する操作信号が供給されたか否かを判定する(ステップS111)。具体的には、片面両面設定部20bは、ステップS105において表示された表面濃度設定画面、又はステップS107において表示された両面濃度設定画面において、高濃度802aが選択されたか否かを判定する。
ステップS111において、表面において低濃度が選択された場合(NOの場合)、即ち、表面濃度設定画面又は両面濃度設定画面上において、利用者により低濃度802bが選択された場合、製版制御部20cは、表面において低濃度が選択されたことを示す操作信号と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて低濃度減熱印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を第1のドラム41へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS112)。
一方、ステップS111において、表面において高濃度が選択された場合(YESの場合)、即ち、表面濃度設定画面又は両面濃度設定画面上において、利用者により高濃度802aが選択された場合、製版制御部20cは、表面において高濃度が選択されたことを示す操作信号と、周辺画素アドレス生成部20aから供給された、画像データの全画素に対する周辺画素アドレスと、画素パターンテーブル記憶部17に記憶された画素パターンテーブルと、加熱条件テーブル記憶部16に記憶された加熱条件テーブルとに基づいて高濃度減熱印刷時における加熱条件を決定し、この決定された加熱条件を第1のドラム41へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件として製版部6に設定する(ステップS113)。
次に、製版制御部20cは、第1のドラム41へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件及び第2のドラム51へ装着する孔版原紙を加熱穿孔する際の加熱条件に基づいて、製版部6に製版させる(ステップS114)。
次に、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1において製版を行った結果について説明する。
図16は、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1において製版を行った孔版原紙の穿孔の状態を説明した図である。
図16では、比較のため孤立点及びベタ部における穿孔の状態を示しており、加熱穿孔された部分を黒丸で示し、加熱穿孔されなかった部分を白丸で示している。
本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1によれば、両面モード、即ち、高濃度減熱印刷又は低濃度減熱印刷が設定された場合、加熱穿孔される孔版原紙の穿孔径が、片面印刷設定時、即ち通常印刷が設定された場合において加熱穿孔される孔版原紙の穿孔径より小さくなるように製版部6を制御するので、図16に示すように、高濃度減熱印刷時及び低濃度減熱印刷時における孔版原紙の穿孔径は、通常印刷時における孔版原紙の穿孔径に比べて小さくなっている。
これにより、両面印刷時における印刷用紙Wの表面の印刷濃度は、片面印刷時における印刷用紙Wの表面の印刷濃度に比べて淡くなるので、反転部10により反転された印刷用紙Wが、第2のプレスローラ53により第2のドラム51に圧接されることにより裏面に画像が印刷される際、第2のプレスローラ53に画像が転写され難くなる。そのため、両面孔版印刷装置1は、再転写による印刷用紙Wの汚れを防止することができる。
また、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1によれば、画像データの画素毎に、注目画素及び周辺画素における画像データ、即ち周辺画素アドレスに基づいて通電パルス幅(TP1又はTP2)を決定するので、加熱穿孔する際のサーマルヘッド62の蓄熱量に係わらず、図16に示すように、通常印刷時、高濃度減熱印刷時、低濃度減熱印刷時それぞれにおいて、孤立点及びベタ部における穿孔径を同程度の大きさにすることができる。
図17は、本発明の実施例1である両面孔版印刷装置1において製版を行った孔版原紙の穿孔径を説明した図である。
図17では、開孔率903を12%〜30%まで変化させた場合における汚れレベル904と、OD(Optical Density)値905との関係を示しており、開孔率903が30%を越えると、再転写による汚れレベル904の値が高くなりすぎ、開孔率903が12%未満であると、OD値905が低くなりすぎ、利用者が印刷画像を認識し難くなる。
そのため、開孔率903が、15%から27%になるように、印字周期、通電パルス幅、及び印加パワー等の設定値を適切に調節することが望ましい。
図18は、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1における不発率の低下についての結果を説明した図である。
図18では、孔版原紙の開孔率と不発率との関係を示している。
図18に示すように、印字周期が4(ms)、通電パルス幅が580(μs)の場合の不発率902は、印字周期が2(ms)、通電パルス幅が500(μs)の場合の不発率901に比較して、孔版原紙の開孔率に係わらず、常に低い値となっている。
特に、印字周期が2(ms)、通電パルス幅が500(μs)の場合の不発率901は、開孔率が低くなる程、大きく増加しているのに対し、印字周期が4(ms)、通電パルス幅が580(μs)の場合の不発率902は、不発率901ほど顕著に増加していない。
このように、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1によれば、両面モード、即ち、高濃度減熱印刷又は低濃度減熱印刷が設定された場合における孔版原紙を製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、片面印刷設定時、即ち通常印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版部6を制御するので、サーマルヘッド62と孔版原紙Gとの接触時間が長くなり、これにより穿孔径のばらつきを少なくし、さらに不発率を低下させることができる。
以上のように、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1によれば、不発やばらつきの少ない良好な品質の孔版原紙を製版でき、かつ再転写による印刷媒体の汚れを防止することができる。
なお、本発明の実施例1に係る両面孔版印刷装置1によれば、両面印刷モード及び裏面重視モードが選択された場合は、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔する際の印加エネルギーを、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙の穿孔径が加熱穿孔される第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーとし、かつ第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期より長くなるように制御することとなる。
また、本発明の実施例1では、両面印刷が選択された場合、上流側の第1のドラム41により印刷用紙Wの表面を印刷し、下流側の第2のドラム51により印刷用紙Wの裏面を印刷する両面孔版印刷装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、上流側の第1のドラム41により印刷用紙Wの裏面を印刷し、下流側の第2のドラム51により印刷用紙Wの表面を印刷するようにしてもよい。
また、本発明の実施例1では、片面印刷が選択された場合、上流側の第1のドラム41により印刷用紙Wの表面を印刷する両面孔版印刷装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、下流側の第2のドラム51により印刷用紙Wの表面を印刷するようにしてもよい。
なお、本発明の実施例1では、サービスマンは、通常印刷時、高濃度減熱印刷時、低濃度減熱印刷時のモードの設定値を変更することができる。この3つのモードの設定については、不発やばらつきの少ない良好な品質の孔版原紙を製版でき、かつ再転写による印刷媒体の汚れを防止することができるように、印字周期、通電パルス幅、及び印加パワー等の設定値を変更することができる。
また、本発明の実施例1では、両面印刷が設定された場合に、片面印刷時の穿孔径より小さい穿孔径となるように、かつ片面印刷時の通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版することにより、不発やばらつきの少ない良好な品質の孔版原紙を製版でき、かつ再転写による印刷媒体の汚れを防止することができる両面孔版印刷装置1を例に挙げて説明したが、これに限らず、第1のドラム41の印圧を、片面印刷時における第1のドラム41の印圧より小さくなるように制御する構成としてもよい。
なお、本発明の実施例1では、片面両面設定部20bにより両面印刷が設定された場合に、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径が片面両面設定部20bにより片面印刷が設定された場合における第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔するように製版部6を制御する両面孔版印刷装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径が第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔するように製版部6を制御するようにしてもよい。
更に、製版制御部20cが、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版部6を制御するようにしてもよい。
また、製版制御部20cが、画像データの画素毎に、その画素の周辺画素における画像データに基づいて、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅を決定するようにしてもよいし、製版制御部20cが、利用者による操作部15の濃度キー205の操作により設定された印刷濃度に基づいて、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の印加パワーを変更するように制御するようにしてもよい。
このように、製版制御部20cは、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径が第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gの穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを加熱穿孔するように製版部6を制御するので、第1の印刷部4により印刷される印刷用紙Wの表面の印刷濃度は、第2の印刷部5により印刷される印刷用紙Wの裏面の印刷濃度に比べて淡くなる。
これにより、印刷用紙Wの表面は淡く印刷されているので、反転部10により反転された印刷用紙Wが、第2のプレスローラ53により第2のドラム51に圧接されることにより裏面に画像が印刷される際、第2のプレスローラ53に画像が再転写され難くなる。そのため、両面孔版印刷装置1は、再転写による印刷用紙Wの汚れを防止することができる。
また、第1の印刷部4が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、第2の印刷部5が印刷するための孔版原紙Gを製版する際の通電パルス幅及び印字周期より長くなるように製版部6を制御するので、サーマルヘッド62と孔版原紙Gとの接触時間が長くなり、これにより穿孔径のばらつきを少なくし、さらに不発率を低下させることができる。
1…両面孔版印刷装置
2…画像読み取り部
3…給紙部
4…第1の印刷部
5…第2の印刷部
6…製版部
8…第1の排版部
9…第2の排版部
10…反転部
11…排紙部
15…操作部
16…加熱条件テーブル記憶部
17…画素パターンテーブル記憶部
20,30…制御部
20a…周辺画素アドレス生成部
20b…片面両面設定部
20c…製版制御部
20m…通電パルスコード決定部
20n…加熱条件決定部
41…第1のドラム
43…第1のプレスローラ
51…第2のドラム
53…第2のプレスローラ
62…サーマルヘッド

Claims (7)

  1. 印刷媒体の一方の面を印刷する第1の印刷手段と、
    前記第1の印刷手段により一方の面が印刷された印刷媒体を反転させる反転手段と、
    前記反転手段により反転された印刷媒体の他方の面を印刷する第2の印刷手段と、
    前記印刷媒体の片面印刷又は両面印刷の設定が可能な片面両面設定手段と、
    読み込まれた画像データに基づいて、孔版原紙を加熱穿孔することにより前記第1の印刷手段が印刷するための第1の孔版原紙及び前記第2の印刷手段が印刷するための第2の孔版原紙のうち少なくともいずれか一方を製版する製版手段と、
    前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第1の孔版原紙の穿孔径が前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における前記第1の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第1の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御する製版制御手段と、
    を備えることを特徴とする両面孔版印刷装置。
  2. 前記製版制御手段は、更に、
    前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第1の孔版原紙を製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように前記製版手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の両面孔版印刷装置。
  3. 前記製版制御手段は、更に、
    前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第2の孔版原紙の穿孔径が前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における前記第2の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第2の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の両面孔版印刷装置。
  4. 前記製版制御手段は、更に、
    前記片面両面設定手段により両面印刷が設定された場合に、前記第2の孔版原紙を製版する際の通電パルス幅及び印字周期を、前記片面印刷設定手段により片面印刷が設定された場合における通電パルス幅及び印字周期より長くなるように前記製版手段を制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の両面孔版印刷装置。
  5. 前記製版制御手段は、更に、
    前記画像データの画素毎に、その画素の周辺画素における前記画像データに基づいて、前記第2の孔版原紙を製版する際の前記通電パルス幅を決定する
    ことを特徴とする請求項4記載の両面孔版印刷装置。
  6. 前記製版制御手段は、更に、
    設定された印刷濃度に基づいて、前記第2の孔版原紙を製版する際の印加パワーを変更するように制御する
    ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか1項記載の両面孔版印刷装置。
  7. 印刷媒体の一方の面を印刷する第1の印刷手段と、
    前記第1の印刷手段により一方の面が印刷された印刷媒体を反転させる反転手段と、
    前記反転手段により反転された印刷媒体の他方の面を印刷する第2の印刷手段と、
    読み込まれた画像データに基づいて、孔版原紙を加熱穿孔することにより前記第1の印刷手段が印刷するための第1の孔版原紙及び前記第2の印刷手段が印刷するための第2の孔版原紙のうち少なくともいずれか一方を製版する製版手段と、
    前記第1の孔版原紙の穿孔径が前記第2の孔版原紙の穿孔径より小さくなるような印加エネルギーで、前記第1の孔版原紙を加熱穿孔するように前記製版手段を制御する製版制御手段と、
    を備えることを特徴とする両面孔版印刷装置。
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JP2013116582A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Riso Kagaku Corp スクリーン印刷版の製版方法

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