JP2006015572A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 版胴に2面分の画像を製版したマスタを巻装し、版胴が1回転する間に2回の給紙・印刷動作を行える孔版印刷装置において、排出される印刷済用紙を2つ以上の排紙台に選択的に排出することにより、自動仕分けを行い、印刷終了後の仕分作業を行う手間を解消する。
【解決手段】 版胴31に巻装され、原稿2枚分に対応する第1及び第2の製版画像2a、3aがマスタ搬送方向に並べて製版されたマスタ21aに、版胴31の1回転中に連続して2枚給紙された用紙42を印圧部材33で押圧し、各製版画像2a、3aが印刷された印刷済用紙42b、42cを形成し、これら印刷済用紙42b、42cが排出される排紙部6に複数の排紙台61,62を設け、これら排紙台61,62へ印刷済用紙42b、42cをそれぞれ案内する案内手段50の位置を選択的に移動して排紙先を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2面分の画像を製版されたマスタが巻装された版胴が、1回転する間に2回給紙・印刷動作を行うことが可能な孔版印刷装置に関する。
孔版印刷装置では、装置本体に装着されている版胴の外周面に、製版済みのマスタを巻着して印刷を行っている。一般に版胴に巻着されるマスタの長さは、版胴の外周面の長さ(版胴サイズ)によって決められている。このため、版胴の最大印刷面積よりも小さな用紙に印刷を行う場合、例えば、A3サイズのマスタが巻着可能な版胴で、A4サイズの印刷を行う場合には、マスタの長さは版胴の最大印刷面積分、すなわち、A3サイズ分消費されるため、マスタの無駄な消費量が多く、特に小部数印刷の場合にはコストパフォーマンスが低下するという課題があった。
そこで、特許文献1では、例えばA3サイズの版胴でA4サイズの画像を印刷しようとした場合、A4サイズ2面分の画像をA3サイズのマスタに製版し、版胴の1回転あたりに2回給紙・印刷動作を行うことによって、印刷時間の低減や、マスタ消費量の低減を行っている。
特開2002−29133
特許文献1では、版胴の1回転あたりに排出される2枚の印刷済用紙を1つの排紙台上へ排出・積載していくため、例えばA3サイズの版胴に巻着されるマスタに製版された2面分のA4画像の内容が異なるような場合には、オペレータが印刷終了後にそれらを画像毎に分類する必要があり、煩雑な作業であった。また、孔版印刷装置は、印刷枚数が多い場合に用いられる事が多くことから、多量の印刷済用紙の仕分け機能が要望されている。
本発明は、版胴に2面分の画像を製版したマスタを巻装し、版胴が1回転する間に2回の給紙・印刷動作を行える孔版印刷装置において、これら排出される印刷済用紙を2つ以上の排紙台に選択的に排出することにより、自動仕分けを行い、印刷終了後の仕分作業を行う手間を解消する。
上記目的を達成するため、本発明にかかる、版胴と、この版胴に巻装される1版分のマスタの搬送方向に製版画像を2面並べて製版可能な製版部と、版胴に対して接離自在に設けられ用紙を版胴の外周面に押圧する印圧部材と、印圧部材で押圧されて印刷された用紙が排出される排紙部とを有し、版胴の1回転中に前記用紙を連続して2枚給送することが可能な孔版印刷装置では、排紙部に複数の排紙台を設け、これら複数の排紙台へ案内手段を用いて印刷済みの用紙を選択的に案内することを特徴としている。
本発明にかかる、複数の排紙台の配置としては、上下方向に並列あるいは用紙の搬送方向に直列に接続するパターンが想定される。複数の排紙台を直列は配設する場合には、排紙台の数をn個としたとき、案内手段を(n−1)個設けるようにするのが好ましい。
案内手段に対する切替制御としては、マスタ上に形成された、印刷方向に対して第1の画像が印刷された印刷済用紙と、第2の画像が印刷された印刷済用紙とを、それぞれ複数の排紙台の内、異なる排紙台へあるいは複数の排紙台の内の同一の排紙台へ順次排出するように制御手段でその位置を切替る事が挙げられる。
複数の排紙台の内、印刷済用紙を最初に排紙させる排紙台を選択手段で選択するように構成しても良い。
マスタ上に形成された2面分の画像が同一の場合で、印刷済用紙を複数の排紙台へ順次排出する場合、それぞれの排紙台へ排出する印刷済用紙の排紙枚数を排紙設定手段で設定するようにしても良い。
マスタ上に形成された2面分の画像が異なる場合で、第1の画像が印刷された印刷済用紙と第2の画像が印刷された印刷済用紙を同一の排紙台に順次排出する場合には、当該排紙台へ排出する印刷済用紙の部数を部数設定手段で設定するようにしてもよい。
マスタ上に形成された2面分の画像が異なる場合に、印刷済用紙をそれぞれ別の排紙台へ排出する2面通常排紙モードと、第1の画像が印刷された印刷済用紙と第2の画像が印刷された印刷済用紙とを同一の排紙台に順次排出する2面ソートモードとをモード設定手段で設定する用にしても良い。
制御手段による制御では、印刷中に、複数の排紙台の何れか1つへ積載された印刷済用紙が設定量以上になった場合で、かつ別の排紙台上に印刷済用紙が存在しない場合に、所定量となった排紙台以外の排紙台へ印刷済用紙を排出するように、案内手段の位置を制御するとともに、オペレータへ排紙台の切替情報を提示する用にしても良い。この場合、各排紙台あるいはその近傍には所定量を検出する検出手段または排紙の有無や排紙回数を検出するセンサ等の排紙検知手段を設けるのが良い。
制御手段による制御では、全ての排紙台へ積載された印刷済用紙がそれぞれ規定量以上になった場合に印刷を中止し、全ての排紙台が規定量を超えていることをオペレータに提示する用にしても良い。この場合、排紙台が規定量を検出する上限検知手段を各排紙台の近傍の配設するのが良い。
孔版印刷装置に対して、複数の原稿情報が連続的に入力された場合において、2面分の原稿毎に、画像信号の取り込み、製版、印刷動作を繰り返すように孔版印刷装置の機器を機器制御部で制御するようにしても良い。
2面分の原稿情報が連続的に取り込まれた場合、マスタ上の印刷方向に対する第1の画像として、原稿情報の偶数枚目が配置されるように、製版してもよい。
本発明によれば、版胴の1回転中に用紙を連続して2枚給送することが可能な孔版印刷装置において、用紙が排紙される排紙部に複数の排紙台を設け、これら複数の排紙台へ案内手段を用いて印刷済みの用紙を選択的に案内するので、印刷済用紙が排紙台に仕分けられ、印刷終了後の仕分作業を行う手間を解消することができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1に示す孔版印刷装置は、機体部500の上部に配置された原稿受台1a上から移送される原稿A,Bの表面の画像を読み取る原稿読取部1と、この原稿読取部1の下方の機体部500の一側部に配置され製版手段としてのサーマルヘッド23によって感熱孔版用のマスタ21に穿孔製版する製版部2と、この製版部2により製版された製版済マスタを搬送して版胴としての印刷ドラム31に巻装する給版部3と、原稿読取部1の左下方の機体部500の一側部に配置され、印刷ドラム31から使用済マスタを剥離して収容する排版部8と、機体部500の略中央部に配置された印刷ドラム31の内周側からインキを供給して製版済マスタの孔から用紙42にインキを転移する印刷部10と、製版部2の下方に配置され印刷前の用紙42を積載すると共に、用紙42を1枚ずつ分離して印刷ドラム31の1回転中に連続して2枚、印刷部10に向けて給送可能な給紙部4と、印刷ドラム31に対して接離自在に設けられ給紙部4からの用紙42を印刷ドラム31の外周面に押圧する印圧部材としてのプレスローラ33で押圧されて印刷された用紙42a(以下「印刷済用紙42a」と記す)を排紙部6に向かって搬送する排紙搬送部5と、印刷済用紙42aが排出される排紙部6とを備えている。孔版印刷装置は、給紙部4から用紙42を2枚連続して給紙し、用紙42の片面に印刷を行う片面印刷機である。
原稿読取部1は、複数枚の原稿を原稿受台1aにセットすると図示しないADF(自動原稿搬送装置)で1枚ずつ順に搬送しながら図示しない読取部で光学的にその原稿の画像を読み取ってCCD(電荷結合素子)等の画像センサ(図示せず)で電気信号に変換して製版部2に出力することができるようになっている。原稿読取部1は、例えば特願平4−35217号と同様の構成を有するためその詳細な構成の説明は省略する。
製版部2は、機体部500の図示しない側板に繰り出し可能に支持された、熱可塑性樹脂フィルムと多孔質可撓性の支持体(共に図示せず)とから成るロール状の感熱孔版用のマスタ21と、原稿の画像情報に基づいてマスタ21を穿孔製版するサーマルヘッド23及びこれにマスタ21を押圧しながらマスタ搬送路の下流側へ搬送するプラテンローラ22とから主に構成されている。サーマルヘッド23は、複数の発熱素子が一列に配列されていて、原稿読取部1から送出される原稿の画像情報によりパルス的に発熱して図示しない熱可塑性樹脂フィルム部を選択的に加熱穿孔する周知の構成及び機能を有する。プラテンローラ22は、機体部500の図示しない側板に回転自在に支持されており、周知のステッピングモータにより矢印a方向に回転駆動される。
給版部3は、マスタ搬送路の下流側に設けられていて、製版済マスタ21aを一版分の長さに切断するカッタ25と、製版済マスタ21aをクランパ32(後述する)へ搬送するための、図示しないステッピングモータにより回転駆動される搬送ローラ対24a,24bとから主に構成されている。本形態において、製版部2は、図2(a)に示すように、1版分の長さのマスタ21aの矢印Xで示すマスタの搬送方向に第1および第2の製版画像2a、3aを2面並べて製版可能とされている。印刷済用紙42aには、図3に示すように、製版画像2aが印刷された用紙を第1の印刷済用紙42bと、製版画像3aが印刷された用紙を第2の印刷済用紙42cとがある。なお、製版画像2aと製版画像3aとは、同一の画像の場合もあれば、異なる場合もある。図2(a)は製版画像2aと製版画像3aとが異なる形態を示す。同一の画像の場合、本形態において画像A、Aまたは画像B、Bとなる。
排版部8は、印刷ドラム31上の図示しない使用済マスタを収納する排版収納箱83と、使用済マスタをその後端よりすくい上げると共に、印刷ドラム31の回転と同期しながら剥離して排版収納箱83へ廃棄する一対の互いに圧接し合う剥離ローラ81,82とから主に構成されている。剥離ローラ対81,82は、図示しないモータにより回転駆動される。
印刷部10は、外周面に製版済マスタ21aが巻き付けられ回転中心軸34の周りに回転する印刷ドラム31と、この印刷ドラム31の内周面にインキを供給するインキ供給手段35と、印刷ドラム31の外周面上に設けられた、製版済マスタ21aの先端部を挾持するクランパ32と、印刷ドラム31の外周面の下方近傍に設けられた、印刷ドラム31の外周面に用紙(図示せず)を押圧するプレスローラ33とから主に構成されている。
印刷ドラム31は、多数の印刷領域となる開孔部分が形成された支持円筒体の外周面に図示しないメッシュスクリーンが巻き付けられた周知の構造となっており、回転中心軸34の周りに回転自在に支持されている。印刷ドラム31は、図示しない駆動モータにより時計回り方向及び反時計回り方向に回転駆動される。クランパ32は、図示しない開閉手段により所定位置で開閉される。
インキ供給手段35は、印刷ドラム31内の図示しない側板により回転可能に支持され、図中矢印a方向に印刷ドラム31と同期して回転駆動されるインキローラ36と、このインキローラ36との間に楔状のインキ溜り37を形成するドクタローラ38と、回転中心軸34を兼ねると共にインキ溜り37へインキを供給するインキパイプ軸34とから主に構成されている。
プレスローラ33は、図示しないカム及びスプリングを具備する機構により印刷ドラム31と接離自在に設けられており、給紙部4から用紙42が給紙された時に、この用紙を介して印刷ドラム31を押圧し、従動回転されながら用紙42を連続的に印刷ドラム31に押圧する。プレスローラ33と印刷ドラム31とが接触することで形成されるニップ部よりも用紙搬送方向の下流側には、印刷済用紙42aを印刷ドラム31から剥離するための分離爪39が印刷ドラム31の外周に近接して設けられている。
給紙部4は、印刷前の用紙42を積載するための給紙テーブル41と、印刷ドラム31とプレスローラ33との間へ所定のタイミングで用紙42を給送するフィードローラ対45a,45bと、フィードローラ対45a,45bの用紙搬送路の下流側に配置され印刷ドラム31とプレスローラ33との間へ用紙42を案内するための案内板47と、給紙テーブル41上の最上位の用紙42面に当接して配紙する給紙コロ43と、給紙コロ43の下流側に配置されていて、用紙42を順次1枚ずつ分離して給送する用紙重送防止機構144と、フィードローラ対45a,45bと用紙重送防止機構144との間に配置されフィードローラ対45a,45bへ用紙42を案内するための案内板48a、48bとから主に構成されている。用紙重送防止機構144は、分離コロ44に分離パッド46がばねで押圧されている機構、例えば特願平4−103077号に示す構成と同様な構成を有しており、重複を避けるためその詳細な説明を省略する。
本形態の特徴は、排紙部6に複数の排紙台61,62が設けられているとともに、これら複数の排紙台61,62へ印刷済用紙42aを選択的に案内する案内手段としての排紙搬送ユニット50と、この排紙搬送ユニット50の位置を切替制御する制御手段70とを備えている点にある。本形態では、複数の排紙台として排紙台61、62を例示するが、排紙台の数は2つに限定されるものではない。
排紙台61は、印刷済用紙42aを積載する積載面61aと、積載面61aの一端に一体的に形成された、印刷済用紙42aの一端を揃えるためのエンドフェンス61bと、この積載面61aの両側部方向に移動自在に設けられ積載される印刷済用紙42aの両側縁部を揃える一対のサイドガイド61cとから主に構成されている。排紙台62は、印刷済用紙42aを積載する積載面62aと、積載面62aの一端に一体的に形成された、印刷済用紙42aの一端を揃えるためのエンドフェンス62bと、この積載面62aの両側部方向に移動自在に設けられ積載される印刷済用紙42aの両側縁部を揃える一対のサイドガイド62cとから主に構成されている。本形態において、排紙台61,62は機体部500に図1において、上下方向に並列配設されている。
排紙搬送部5には、印刷済用紙42aを排紙部6に向かって搬送する排紙搬送ユニット50が設けられている。排紙搬送ユニット50は、図1及び図4に示すように、一対の側板59a、59bの間に配置され、駆動軸52sに固設された駆動ローラ52と、駆動軸53sに固設された従動ローラ53との間に巻き掛けられ、複数の開口54aを有する複数の無端ベルト54と、排紙搬送ユニット50内の空気を吸引し、搬送途上にある印刷済用紙を無端ベルト54上に吸着させる空気吸引ファン55とから主に構成されている。排紙搬送ユニット50は、複数の無端ベルト54と、無端ベルト54間に設けられた用紙搬送面51uと、この用紙搬送面51uの外周下部に密着して取り付けられた筐体サイド部材51sと、これらの筐体サイド部材51sの下部に密着して取り付けられた筐体下部部材51dとで略筐体構造をなしている。
排紙搬送部5には、排紙搬送ユニット50を揺動させる搬送経路切換手段120が設けられている。搬送経路切換手段120は、一対の側板59a、59bに設けられたラック58a、58bと、両ラック58a、58bに噛み合うピニオン57a、57bと、両側のピニオン57aとピニオン57bとを連結する軸56と、軸56に設けられたウォームホイル121と、このウォームホイル121に噛み合うウォーム122とから構成されている。ラック58a、58bは駆動軸52sを中心とした扇形状に形成されている。筐体下部部材51dの下部にはブラケット51Bが固設されていて、ブラケット51Bの両側端部で軸56が回動可能に支持されている。排紙搬送ユニット50の第1の排紙位置HP1及び第2の排紙位置HP2への揺動は、制御手段70によってウォーム122に接続されている駆動モータM1が制御されることで行われる。この駆動モータM1にはステッピングモータが用いられ、その回転方向と回転量が制御可能とされている。排紙搬送ユニット50は、搬送経路切換手段120によって第2の排紙位置HP2と第1の排紙位置HP1とを占めるように揺動されるとともに各位置に保持される。
孔版印刷装置は、図1に示すように、孔版印刷装置の構成機器となる原稿読取部1、製版部2、給版部3、給紙部4、排版部8、印刷部10の各駆動部の動作と、搬送経路切換手段120の駆動モータM1の駆動を制御する制御手段70と、図5に示すように装置の操作パネル90とを備えている。
操作パネル90には、製版済マスタ21aを用いた印刷のみを実行する際に操作するプリントキー91、製版から印刷までを実行させる際に操作するスタートキー92、装置の動作を停止する際に操作するストップキー93、印刷枚数などの数値情報を入力する際に操作するテンキー94、印刷枚数等の数値情報が表示されるカウンタ表示部95,原稿の種類を選択する際に操作する原稿選択手段としての原稿種類キー96,用紙種類を選択する際に操作する用紙選択キー97、印刷モードを設定する際に操作するモード設定手段としての印刷モードキー98、印刷済用紙42aを排出・積載する排紙台を選択する選択手段としての排紙台設定キー99、及び各種情報が表示されるとともに表示された内容を選択するスイッチ機能を備えたタッチパネル表示部100が設けられている。これら操作パネル90の各キーは、制御手段70に信号線を介して接続されていて、各種信号の交信が行われるように構成されている。
制御手段70は、演算部と記憶部とを備えた周知のコンピュータから構成されている。制御手段70の記憶部には、排紙台61,62に積載可能な排紙枚数の上限値となる規定量、印刷モードキー98の操作によって設定される複数の印刷モード、排紙台設定キー99の操作によって任意の排紙台を選択するプログラム、選択された印刷モードに対応する画像読み取りから印刷までの一連の動作を連続して実行するための複数の動作プログラムが予め記憶されている。各排紙台に対する排紙枚数は、排紙台61,62の近傍に設けられた排紙検知手段としての排紙センサ112,113のオンする回数をカウントすることによって検出される。これらセンサは信号線を介して制御手段70と接続されている。制御手段70は、原稿A、Bの画像が画像読取部1で読み取られた原稿情報が連続的に入力された場合、2面分の原稿毎に、画像信号の取り込み、製版、印刷動作を繰り返すように各部を制御する。
制御手段70は、印刷済用紙42bと印刷済用紙42cとを、選択される印刷モードに応じて給紙台61と排紙台62とへ排出するように、搬送経路切換手段120の駆動モータM1の回転方向と駆動量を制御して、排紙搬送ユニット50の位置を第2の排紙位置HP2と第1の排紙位置HP1とへ切替る。制御手段70は、印刷モードキー98が一度操作される毎に印刷モードが変更されてタッチパネル表示部100に表示される画面が変更するようにタッチパネル表示部100を制御する。
タッチパネル表示部100には、図7に示すように印刷モード画面112が表示される。この画面には、現在設定されている印刷モードが表示される。符号107で示す「通常」の表示は、印刷ドラム31が1回転する間に用紙42を1枚印刷する通常モードの時に、符号108で示す「2面・通常」の表示は、印刷ドラム31が1回転する間に用紙42を2枚給紙して印刷し、排紙台61、62へ印刷済用紙42aを排出する2面通常モードの時に、符号109で示す「2面・ソート」の表示は、印刷ドラム31が1回転する間に用紙42を2枚給紙して印刷し、選択されたメインの排紙台へ順次重ねて排出する2面・ソートモードの時にそれぞれ表示される例を示す。
排紙台設定キー99は、印刷済用紙42aを排紙する排紙台を選択する機能を備えている。図6は、排紙台設定キー99を操作した場合にタッチパネル表示部100に表示される階層化された画面の内容の一例を示す。排紙台設定キー99が操作されると、タッチパネル表示部100には、図6(a)に示す排紙設定画面101が表示される。この画面101には、排紙モード設定とメイン排紙台設定の各キーが表示される。排紙モード設定キーを選択して操作すると、図6(b)に示すように、タッチパネル表示部100に排紙モード設定画面102が表示される。この排紙モード設定画面102には、通常モードと2面ソートモードを選択するためのキーがそれぞれ表示される。2面ソートモードキーが操作されて、同モードが選択されると、図6(c)に示すように、2面ソート画面103が表示される。この画面には、メイン排紙台への印刷部数を設定するための数値入力部が表示される。この画面が表示された状態でテンキー94を操作して数値情報を入力すると、数値入力部に排紙すべき部数や枚数が設定される。すなわち、2面ソート画面103とテンキー94は、マスタ上に形成された2面分の画像が異なる場合で、かつ、第1の画像2aが印刷された印刷済用紙42bと第2の画像3aが印刷された印刷済用紙42cを同一の排紙台に順次排出する場合、当該排紙台へ排出する印刷済用紙の部数を設定する部数設定手段及び排紙枚数設定手段として機能する。
図6(a)に示す排紙設定画面101において、「メイン排紙台設定」キーを選択した場合には、図6(d)に示すように、メイン排紙台設定画面104が表示される。この画面には、孔版印刷装置に装備されている排紙台61,62の図柄105と、排紙台を選択するための第1及び第2の排紙台選択キー106が表示される。画面中「第1の排紙台」の表示は排紙台61、「第2の排紙台」の表示は排紙台62をそれぞれ示す。メイン排紙台設定画面104では、排紙台選択キー106を操作して排紙台が選択されると、選択された排紙台に対応する図柄が点灯する。メイン排紙台とは、図6(d)に示すメイン排紙台設定画面105によって設定された排紙台のことを言う。本形態において、メイン排紙台として排紙台61が初期設定されている。
テンキー94は、製版済マスタ21a上に形成される2面分の画像が同一の場合で、かつ2面・通常モードが設定されていて、印刷済用紙42aを排紙台61,62へ順次排出する場合、それぞれの排紙台へ排出する印刷済用紙の排紙枚数を設定する排紙設定手段として機能する。
印刷モードキー98は、版胴1回転で1枚印刷する通常モードと、製版済マスタ21a上に形成された2面分の画像がそれぞれ印刷された印刷済用紙42b、42cをそれぞれ別の排紙台となる排紙台61,62へ排出する2面通常モードと、印刷済用紙42bと印刷済用紙42cとを同一の排紙台に順次排出する2面ソートモードとを設定するモード設定手段としての機能する。本形態において、印刷モードは通常モードが初期設定されている。
制御手段70は、印刷モードが通常モードの場合、版胴31の1回転に対して用紙42を1枚給紙して印刷動作を実行するとともに、複数の原稿情報が連続的に入力される場合には、1面分の原稿毎に、画像信号の取り込み、製版、印刷動作を繰り返すように各駆動部を制御する。
2面通常モードでは、第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとが異なり、製版済用紙42bと製版済用紙43cとに印刷される画像が異なる場合で、排紙台61,62に個別に排出される場合と、第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとが同一であり、製版済用紙42bと製版済用紙43cとに印刷される画像が同一になる場合で、それぞれ排紙台61と排紙台62とに個別に排紙される場合と、同一の排紙台に排紙される場合がある。
2面ソートモードでは、第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとが異なり、製版済用紙42bと製版済用紙43cとに印刷される画像が異なる場合で、排紙台61,または排紙台62へ連続して排紙する。
図8は、印刷中に排紙台61,62の排紙枚数が規定量となる、所謂、満杯状態になった場合にタッチパネル表示部100に表示されるメッセージ画面の一例を示す。図8(a)は、排紙台61又は排紙台62の何れか一方の排紙台のみが一杯になった場合のメッセージ画面110を示す。この画面には、印刷済用紙42aが最初に排出されるメインの排紙台が一杯になり、別な排紙台へ印刷済用紙42aの排紙を切替れた旨を表示するメッセージが表示される。すなわち、制御手段70は、オペレータへ排紙台の切替情報を提示する機能を有している。図8(b)は、排紙台61及び排紙台62の双方が一杯になった場合のメッセージ画面111を示す。この画面には、全ての排紙台が一杯になった旨のメッセージが表示される。
制御手段70では、図8(a)の画面が表示されても、印刷枚数が設定した枚数になるまでは印刷を継続させるべく各部の駆動を制御して、別な排紙台へ排出するように排紙搬送ユニット50の位置を切替るように制御し、図8(b)の画面が表示されると、設定された印刷枚数に満たない場合でも一旦印刷を中断させるように各部を制御する。
このような構成の孔版印刷装置の動作について説明する。
装置の電源が投入された後に初期設定が実行される。初期設定では、図5に示す操作パネル90上において原稿種類キー96および用紙種類キー97を操作し、原稿種類と用紙種類を設定するとともに、印刷モードキー98を操作し、通常モードまたは2面通常モードと2面ソートモードを有す2面印刷モード(版胴1回転に対して2枚給紙)の何れかを、読み込む原稿に応じて設定する。同様に排紙台設定キー99を操作し、印刷済用紙42aをどの排紙台へ最初に排出するのかメインの排紙台等を設定する。印刷モードキー98および排紙台設定キー99を操作しなければ、印刷モードは初期設定の通常モードのままであり、メイン排紙台は初期設定の排紙台61のままとされる。各種設定をオペレータが確認後、スタートキー92が操作されると、製版・印刷動作が開始され、設定した印刷枚数を終えると印刷動作が停止する。
以下、印刷モード毎の動作について説明する。
(2面通常モード)
図1において、原稿読取部1の原稿受台1aに、例えば、A4サイズであって、その内容が異なる原稿A、Bがセットされ、印刷モードキー98の操作によって2面通常モードが設定され、排紙台設定キー99で原稿Aに対応する印刷済用紙42bを排紙台61へ、原稿Bに対応する印刷済用紙42cを排紙台62に対して排出するように設定されたとする。
このような初期設定の終了後、スタートキー92が操作されてオンすると、原稿A、Bが原稿読取部1に順次送り込まれて、画像読み取りが行なわれる。すなわち、原稿A、Bは、図示しないADで搬送されながら原稿読取部1で光学的にその画像が読み取られ、図示しない画像センサで光電変換される。この光電変換された電気信号は、図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に入力されて、そのデジタル信号化された原稿A、Bの画像情報が順次製版部2に向けて送出される。これと平行して排版部8では、印刷ドラム31に巻着されている印刷済みのマスタをドラム上から廃棄する排版行程が実行される。
製版部2では、原稿A、Bの画像読み取り動作と略並行して、デジタル信号化された原稿A、Bの画像情報に基づき製版及び給版工程が行なわれる。すなわち、ロール状態のマスタ21は、プラテンローラ22がマスタ21をサーマルヘッド23に押し当てながら矢印a方向に回転されることにより、繰り出されつつ搬送される。このように搬送されるマスタ21に対して、サーマルヘッド23は、読取部1からの原稿A、Bの画像情報に基づいて複数の発熱素子が選択的に発熱して、図2(a)に示すように、1枚のマスタ21aの搬送方向Xに同一サイズで異なる内容の製版画像である第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとを形成する2面連写製版が行われる。
2面連写製版された製版済マスタ21aの先端は、図1に示す搬送ローラ対24a,24bで印刷ドラム31の外周部側へ向かって送出され、図示しないガイド板でその進行方向を下方へ変えられ、給版位置状態にある印刷ドラム31の拡開したクランパ32に向けて搬送される。製版済マスタ21aの先端部がクランパ32に到達すると、所定のタイミングでクランパ32が閉じてその先端部を挾持する。製版済マスタ21aの先端部がクランパ32に挾持されると、印刷ドラム31が矢印a方向に間欠的に回転しながら製版済マスタ21aをその外周に巻装していく。そして製版済マスタ21aはカッタ25で一定の長さに切断される。
2面連写製版された製版済マスタ21aが完全に印刷ドラム31に巻装されると、製版及び給版工程が終了し、原稿A、Bの画像の印刷工程が開始される。印刷工程においては、給紙部4の給紙テーブル41上の用紙42は、給紙コロ43が最上位の用紙42に当接して回転することにより搬送され、用紙重送防止機構144の分離コロ44の部分で1枚ずつに分離されて、案内板48でガイドされつつフィードローラ対45a,45bに向けて搬送される。用紙42は、さらにフィードローラ対45a,45bにより印刷ドラム31の回転とタイミングを合わせて、案内板47でガイドされながら、印刷部10へ給送される。このような給紙動作が印刷ドラム31の1回転において、2回実行され、2枚の用紙42がタイミングをずらして給紙される。
給送された用紙42が、印刷ドラム31とプレスローラ33との間に給送されると、これとタイミングを合わせて印刷ドラム31の外周面下方に離間していたプレスローラ33が上方に移動される。プレスローラ33が用紙42を介して印刷ドラム31の外周面に巻装された製版済マスタ21aに押し付けられることにより、製版済マスタ21aに用紙42がそれぞれ押圧され、印刷ドラム31の内周面からインキが製版済マスタ21aの孔を介して最初に給紙された用紙42に原稿Aの印刷画像が、次に給紙された用紙42に原稿Bの画像がそれぞれ形成される。
版付けされた用紙、すなわち印刷済用紙42aは、分離爪39で印刷ドラム31から剥離され、空気吸引ファン55により無端ベルト54の表面に吸着されつつ搬送される。そして、印刷済用紙42aのうち、原稿Aの印刷画像が印刷された印刷済用紙42bは第2の排紙位置HP2を占めている排紙搬送ユニット50でメインの排紙台61へ、原稿Bの印刷画像が印刷された印刷済用紙42cは搬送経路切換手段120により第1の排紙位置HP1へと移動されて保持される排紙搬送ユニット50により排紙台62へとそれぞれ案内されて排紙される。これにより、いわゆる「版付け」印刷が終了する。版付け終了後、制御手段70は、装置を一旦停止させる。
各排紙台に排紙された「版付け」された印刷済用紙42b、42cをオペレータが確認してオーケーとなり、テンキー94で印刷枚数がセットされ、プリントキー91が操作されると、上記版付け印刷と同様の工程で給紙、印刷、及び排紙の各工程が入力した印刷枚数分繰り返して行なわれる。そして、搬送経路切換手段120の切替動作が制御手段70によって制御されることで、排紙搬送ユニット50の位置が第1の排紙位置HP1と第2の排紙位置HP2とに順次切替られ、印刷済用紙42bは排紙台61へ、印刷済用紙42cは排紙台62へとそれぞれ案内されて異なる画像毎に仕分けされて排出・積載される。このため、印刷終了後に画像の内容毎に印刷済用紙42aを分類する手間を解消することができる。
排紙台61,62に対する排紙枚数は、排紙センサ112,113によって検出しているので、排紙台61あるいは排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(a)に示すメッセージ画面110がタッチパネル表示部100に、排紙台61及び排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(b)に示すメッセージがタッチパネル表示部100に表示されるので、オペレータに排紙状況を知らせることできる。
搬送経路切換手段120による排紙搬送ユニット50の第2の排紙位置HP2と第1の排紙位置HP1への切換動作は次のように行なわれる。すなわち、搬送経路切換手段120の駆動モータM1が駆動されてウォーム122を回転させ、このウォーム122に噛み合っているウォームホイル121、さらに、軸56、ピニオン57a、57bが順次回転することで、排紙搬送ユニット50が駆動軸52sを中心としてラック58a、58bに沿って、第1の排紙位置HP1と第2の排紙位置HP2へと揺動される。
上記2面通常排紙モードの説明において、原稿読取部1の原稿受台1aにセットされた原稿A、Bの内容を異なる場合で説明したが、原稿の種類は同一ものであっても良い。この場合、同一の画像が印刷された印刷済用紙42aが、排紙台61と排紙台62に個別に排紙されることになるので、同一の画像が印刷された用紙を仕分けすることができる。さらに、排紙台61,62へ排出する排紙枚数をテンキー94で入力すれば、排紙台61、62にそれぞれ設定した枚数を排出・積載でき、印刷終了後において排紙枚数に応じた仕分けの手間を解消することができる。
(2面ソートモード)
図1において、原稿読取部1の原稿受台1aに、例えば、A4サイズであって、その内容が異なる原稿A、Bがセットされ、印刷モードキー98の操作によって2面ソートモードが設定され、排紙台設定キー99で原稿Aに対応する印刷済用紙42bと原稿Bに対応する印刷済用紙42cとを連続して最初に同一の排紙台61に案内して排出するように初期設定がされたものとする。
初期設定の終了後、スタートキー92が操作されてオンすると、2面通常排紙モードと同様に、原稿A、Bに対する読取、排版、製版から版付けまでの一連の工程が実行される。そして、版付けに用いられた印刷済用紙42b、42cは、同一の排紙台61へと順次連続して案内排紙される。
排紙台61に排紙された版付け用の印刷済用紙42b、42cをオペレータが確認してオーケーとなり、テンキー94で印刷枚数(部数)がセットされ、プリントキー91が操作されると、版付け印刷と同様の工程で給紙、印刷、及び排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行なわれる。そして、印刷部10で印刷された印刷済用紙42b、42cは、搬送経路切換手段120によって第2の排紙位置HP2に保持された排紙搬送ユニット50によって、排紙台61へ連続してそれぞれ案内されて排出・積載される。このため、排紙台61には、異なる画像が印刷された印刷済用紙42b、42cが交互に積載されるので、例えば、印刷済用紙42bと印刷済用紙42cに印刷された画像が連続する頁あるいは互いに関連する頁の場合、これらが連続した状態で積載されることになり、同一排紙台において仕分けを行うことができ、印刷終了後に印刷済用紙42b、42cの仕分けを行う手間を解消することができる
排紙台61への排紙枚数が、テンキー94でセットした印刷枚数未満で、排紙枚数上限値を超えた場合には、排紙台61への印刷済用紙42b、42cへの案内、排紙を絶ち、排紙台62へと排出先を切替えるべく、駆動モータM1が駆動する。これにより、搬送経路切換手段120による第2の排紙位置HP2に保持されていた排紙搬送ユニット50が第1の排紙位置HP1へと移動して切換動作が行われる。すなわち、搬送経路切換手段120の駆動モータM1が駆動されてウォーム122を回転させ、このウォーム122に噛み合っているウォームホイル121、さらに、軸56、ピニオン57a、57bが順次回転することで、排紙搬送ユニット50が駆動軸52sを中心としてラック58a、58bに沿って、第2の排紙位置HP2と第2の排紙位置HP1へと揺動されて保持される。そして、印刷枚数となるまで印刷が継続され、印刷済用紙42b、42c毎に仕分けられた状態で、排紙台62へと順次排出・積載されるのため、印刷終了後に仕分けを行う手間を解消することができる。
このように、片側の排紙台61が満杯になっても、別な排紙台へと印刷済用紙42b、42cの連続関係を維持(仕分け状態を維持)したまま案内されて排出・積載されるので、印刷動作の中断が少なくなり、あるいは排紙台61,62の許容量(許容枚数)以内の印刷枚数であれば、ノーストップで印刷動作を行え、印刷時間を短縮することができる。
排紙台61から排紙台62への切替動作と移行して、図8(a)に示すメッセージ画面110がタッチパネル表示部100に表示されるので、オペレータに排紙された印刷済用紙42b、42cの位置を知らせることができて使い勝手が良い。また、排紙台61及び排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(b)に示すメッセージがタッチパネル表示部100に表示され、印刷が中断されるので、排紙台61,62からは印刷済用紙42b、42cが溢れることもない。
2面ソートモードの説明において、原稿読取部1の原稿受台1aにセットされた原稿A、Bの内容を異なる場合で説明したが、原稿の種類は同一ものであっても良い。この場合、例えば排紙台61に最初に排紙するように設定すると、同一の画像が印刷された印刷済用紙42aが連続して排紙台61上に排紙・積載されるので、同一画像を多量に印刷する場合の印刷時間を短縮することができる。また、設定された印刷枚数が排紙台61の上限値を越えると、排紙先が自動的に排紙台62へと切替られるため、排紙台61から印刷済用紙42aを取り忘れても継続して印刷は実行され、印刷時間の短縮を図ることができる。
(通常モード)
図1において、原稿読取部1の原稿受台1aに、例えば、A4サイズの原稿Aがセットされ、印刷モードキー98の操作によって通常モードが設定され、排紙台設定キー99で印刷済用紙42aを排紙台61へ案内排出するように設定し、給紙テーブル41上にA4サイズの用紙42がセットされているものとする。
このような初期設定の終了後、スタートキー92が操作されてオンすると、原稿Aの画像が読取部1で読み取られ、図示しない画像センサで光電変換され、変換された電気信号が、図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に入力されて、そのデジタル信号化された原稿Aの画像情報が製版部2に向けて送出される。これと平行して排版部8では、印刷ドラム31に巻着されている印刷済みのマスタをドラム上から廃棄する排版行程が実行される。
製版部2では、原稿Aの画像読み取り動作と略並行して、デジタル信号化された原稿Aの画像情報に基づき製版及び給版工程が行なわれ、サーマルヘッド23により読取部1からの原稿Aの画像情報に基づいて複数の発熱素子が選択的に発熱して、図2(b)に示すように、第1の製版画像2aだけが形成された製版済マスタ21bを形成される。製版済マスタ21bの先端は、搬送ローラ対24a,24bで印刷ドラム31のクランパ32に向けて搬送される。製版済マスタ21aの先端部がクランパ32に到達すると、クランパ32が閉じてその先端部が挾持され、印刷ドラム31が矢印a方向に間欠的に回転しながら製版済マスタ21bをその外周に巻装していく。そして製版済マスタ21aはカッタ25で一定の長さに切断される。
製版済マスタ21bが完全に印刷ドラム31に巻装されると、製版及び給版工程が終了し、原稿Aの画像の印刷工程が開始される。印刷工程においては、給紙部4の給紙テーブル41上の用紙42が1枚、案内板48でガイドされつつフィードローラ対45a,45bに向けて搬送される。この用紙42は、さらにフィードローラ対45a,45bにより印刷ドラム31の回転とタイミングを合わせて印刷部10へ給送される。このような給紙動作が印刷ドラム31の1回転において1回実行され、印刷ドラム1回転に対して1枚の用紙42が給紙される。
給送された用紙42が、印刷ドラム31とプレスローラ33との間に給送されると、これとタイミングを合わせて印刷ドラム31の外周面下方に離間していたプレスローラ33が上方に移動され、印刷ドラム31の外周面に巻装された製版済マスタ21aに用紙42が押し付けられる。これにより、印刷ドラム31の内周面からインキが製版済マスタ21bの孔を介して用紙42に原稿Aの画像が形成される。
版付けされた用紙42は、分離爪39で印刷ドラム31から剥離され、空気吸引ファン55により無端ベルト54の表面に吸着されつつ搬送され、第2の排紙位置HP2を占めている排紙搬送ユニット50でメインの排紙台61へと案内されて排紙される。版付け印刷が終了すると、制御手段70は装置を一旦停止させる。
排紙台61に排紙された版付け用の印刷済用紙42bをオペレータが確認してオーケーとなり、テンキー94で印刷枚数がセットされ、プリントキー91が操作されると、上記版付け印刷と同様の工程で給紙、印刷、及び排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行なわれる。そして、排紙搬送ユニット50によって排紙台61へと案内されて排出・積載される。
(第2の形態)
図9(a)に示す孔版印刷装置は、複数の排紙台61,62に対してそれぞれ個別に排紙搬送ユニット50Aと排紙搬送ユニット50Bを設け、排紙台61,62へ印刷済用紙をそれぞれ案内する位置へ移動可能な案内手段として切換爪150を設けたものである。本形態において、排紙搬送ユニット50A、50Bは、基本的に排紙搬送ユニット50と同一構成であり、排紙搬送ユニット50と異なる構成は各ユニットが搬送経路切換手段120によって揺動可能に支持されていない点にある。本形態では、排紙搬送ユニット50Aの下方に排紙搬送ユニット50Bが配置されていて、搬送経路切換手段120に代えて切換爪150の位置を制御して、印刷済用紙42aを排紙台61と排紙台62とへ選択的に排紙するように構成されている。
切換爪150は、プレスローラ33と排紙搬送ユニット50Aの間で、機体部500に揺動自在に支持されている。切換爪150は、図9(b)に示すように駆動モータM2の駆動によって印刷済用紙42aを排紙台61へ案内する符号HB1で示す第1の排紙位置と、印刷済用紙42aを排紙台62へと案内する符号HB2で示す第2の排紙位置とを占めように構成されている。
切換爪150の第1の排紙位置HB1は、印刷部10を通過した印刷済用紙42aを排紙搬送ユニット50Aへと通過可能な位置であり、第2の排紙位置HB2は印刷部10を通過した印刷済用紙42aの排紙搬送ユニット50Aへの通過を妨げ、排紙搬送ユニット50Bへと案内する位置である。この分離爪150は、第2の排紙位置HB2を占めたときに、印刷ドラム31から用紙42を剥離する分離爪39と同様な機能を有する。切換爪150と排紙搬送ユニット50Bの間には切換爪150に分離された印刷済用紙42aを排紙搬送ユニット50Bへ導くガイド板153が配設されている。
駆動モータM2にはステッピングモータが用いられている。駆動モータM2は、制御手段70Aによってそのステップ数と回転方向を制御することで、切換爪150を第1の位置と第2の位置へと移動させる。
制御手段70Aは、基本的には制御手段70と同一の構成、作用を有する。異なる点は、駆動モータM1に代えて駆動モータM2の駆動を制御する点と、排紙搬送ユニット50A、50Bの双方を駆動させる点にあるが、駆動制御形態は、排紙搬送ユニット50に対するものと同一な形態を採る。制御手段70Aには、印刷モードに応じた駆動モータM2の回転とのステップ数との情報が予め記憶されていて、設定される内容に応じてそれら情報を読み出して切換爪150の位置を制御する。本形態において切換爪150は初期においては第1の位置にセットされている。
この様な構成の孔版印刷装置による印刷モード毎の動作について説明する。なお、各モードでの動作は、分離爪120の切換動作以外は、図1に示す画像形成装置の動作と同一であるので、切換爪120の切換動作を中心に説明するものとする。
(2面通常モード)
原稿サイズがA4サイズ、その内容が異なり、印刷モードキー98の操作によって2面通常モードが設定され、排紙台設定キー99で印刷済用紙42bを排紙台61、印刷済用紙42cを排紙台62に対して排出するような初期設定がされたとする。そして、製版部2により、図2(a)に示す第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとが2面連写製版された製版済マスタ21aが完全に印刷ドラム31に巻装されて製版及び給版工程が終了し、印刷工程が開始される。
印刷工程において、給紙部4の給紙テーブル41から連続給紙される各用紙42は、印刷ドラム31とプレスローラ33との間に給送され、プレスローラ33によって印刷ドラム31の外周面の製版済マスタ21aに押し付けられて、原稿Aの印刷画像がと原稿Bの画像とがそれぞれに形成される。
版付けられた印刷済用紙42aのうち、印刷済用紙42bは、分離爪39で印刷ドラム31から剥離され、排紙搬送ユニット50Aへと案内される。そして、この排紙搬送ユニット50Aによって吸着搬送されて排紙台61へ排紙される。印刷済用紙42cは、切換爪150が第2の排紙位置HB2を占めることで、この切換爪150で印刷ドラム31から剥離されて排紙搬送ユニット50Bへとその搬送経路が切替えられ、ガイド板153によって案内されつつ排紙搬送ユニット50Bへ到達する。そして、排紙搬送ユニット50Bによって吸着搬送されて排紙台621へ排紙され、版付け印刷が終了する。版付け終了後、制御手段70Aは、装置を一旦停止させる。
各排紙台に排紙された「版付け」された印刷済用紙42b、42cをオペレータが確認してオーケーとなり、テンキー94で印刷枚数がセットされ、プリントキー91が操作されると、上記版付け印刷と同様の工程で給紙、印刷、及び排紙の各工程が入力した印刷枚数分繰り返して行なわれる。そして、駆動モータM2の駆動が制御手段70Aによって制御されることで、切換爪150位置が第1の排紙位置HB1と第2の排紙位置HB2とに順次切替られ、印刷済用紙42bは排紙台61へ、印刷済用紙42cは排紙台62へとそれぞれ案内されて異なる画像毎に仕分けされて排出・積載される。このため、印刷終了後に画像の内容毎に印刷済用紙42aを分類する手間を解消することができる。
排紙台61あるいは排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(a)に示すメッセージ画面110がタッチパネル表示部100に、排紙台61及び排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(b)に示すメッセージがタッチパネル表示部100に表示されるので、オペレータに排紙状況を知らせることできる。原稿の種類は同一ものであっても良い。この場合、同一の画像が印刷された印刷済用紙42aが、排紙台61と排紙台62に個別に排紙されることになるので、同一の画像が印刷された用紙を仕分けすることができる。さらに、排紙台61,62へ排出する排紙枚数をテンキー94で入力すれば、排紙台61、62にそれぞれ設定した枚数を排出・積載でき、印刷終了後において排紙枚数に応じた仕分けの手間を解消することができる。
(2面ソートモード)
原稿サイズがA4サイズ、その内容が異なり、印刷モードキー98の操作によって2面ソートモードが設定され、排紙台設定キー99で、印刷済用紙42b、42cを連続して最初に同一の排紙台61に案内して排出するように初期設定がされたものとする。そして、製版部2により、図2(a)に示す第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとが2面連写製版された製版済マスタ21aが完全に印刷ドラム31に巻装されて製版及び給版工程が終了し、印刷工程が開始される。
版付け刷工程において、給紙部4の給紙テーブル41から連続給紙される各用紙42は、印刷ドラム31とプレスローラ33との間に給送され、プレスローラ33によって印刷ドラム31の外周面の製版済マスタ21aに押し付けられて、印刷済用紙42b、42cが形成される。これら印刷済用紙42b、42cは、分離爪39で印刷ドラム31から剥離され、排紙搬送ユニット50Aへと案内されて排紙台61へ排紙される。版付け終了後、制御手段70Aは、装置を一旦停止させる。
排紙台61に排紙された版付け用の印刷済用紙42b、42cをオペレータが確認してオーケーとなり、テンキー94で印刷枚数(部数)がセットされ、プリントキー91が操作されると、版付け印刷と同様の工程で給紙、印刷、及び排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行なわれる。そして、印刷部10で印刷された印刷済用紙42b、42cは、分離爪150によって、排紙台61へ連続してそれぞれ案内されて排出・積載される。このため、排紙台61には、異なる画像が印刷された印刷済用紙42b、42cが交互に積載されるので、印刷済用紙42bと印刷済用紙42cに印刷された画像が連続する頁あるいは互いに関連する頁の場合、これらが連続した状態で積載されることになり、同一排紙台において仕分けを行うことができ、印刷終了後に印刷済用紙42b、42cの仕分けを行う手間を解消することができる
排紙台61への排紙枚数が、テンキー94でセットした印刷枚数未満で、排紙枚数上限値を超えた場合には、排紙台61への印刷済用紙42b、42cへの案内、排紙を絶ち、排紙台62へと排出先を切替えるべく、駆動モータM2が駆動する。これにより、切換爪150が第1の排紙位置HP1から第2の排紙位置HP2へと移動して切換動作が行われる。そして印刷枚数となるまで印刷が継続され、印刷済用紙42b、42c毎に仕分けられた状態で、排紙台62へと順次排出・積載されるのため、印刷終了後に仕分けを行う手間を解消することができる。このため、片側の排紙台61が満杯になっても、別な排紙台へと印刷済用紙42b、42cの連続関係を維持(仕分け状態を維持)したまま案内されて排出・積載されるので、印刷動作の中断が少なくなり、あるいは排紙台61,62の許容量(許容枚数)以内の印刷枚数であれば、ノーストップで印刷動作を行え、印刷時間を短縮することができる。
排紙台61から排紙台62への切替動作と移行して、図8(a)に示すメッセージ画面110がタッチパネル表示部100に表示されるので、オペレータに排紙された印刷済用紙42b、42cの位置を知らせることができて使い勝手が良い。また、排紙台61及び排紙台62への排紙枚数が規定量となると、図8(b)に示すメッセージがタッチパネル表示部100に表示され、印刷が中断されるので、排紙台61,62からは印刷済用紙42b、42cが溢れることもない。
2面ソートモードの説明において、原稿読取部1の原稿受台1aにセットされた原稿A、Bの内容を異なる場合で説明したが、原稿の種類は同一ものであっても良い。この場合、例えば排紙台61に最初に排紙するように設定すると、同一の画像が印刷された印刷済用紙42aが連続して排紙台61上に排紙・積載されるので、同一画像を多量に印刷する場合の印刷時間を短縮することができる。また、設定された印刷枚数が排紙台61の上限値を越えると、排紙先が自動的に排紙台62へと切替られるため、排紙台61から印刷済用紙42aを取り忘れても継続して印刷は実行され、印刷時間の短縮を図ることができる。
制御手段70は、原稿A、Bの画像を2面分の原稿情報として連続的に取込み、図2(a)に示すように、マスタ24上の搬送方向Xに第1の製版画像2aと第2の製版画像3aとして並べて製版しているが、例えば、原稿A、Bが互いに連続する頁原稿の場合、第1の製版画像2aとして、すなわち、マスタ24に対する製版順序として偶数枚目に対応する画像を最初に製版し、奇数枚目に対応する画像を次に製版するように製版部2を制御することで、排紙台61,62には、2頁目の画像が印刷された印刷済用紙42aの上に1板枚の画像が形成された印刷済用紙42aが積層した状態で排紙・積載されることになるので、連続する頁の原稿を印刷する場合でも、印刷終了後に頁の入れ替えをしなくて済む。
(第3の形態)
本形態は、図10(a)に示すように、矢印Yで示す用紙搬送方向に排紙搬送ユニット50A、50Bを直列に接続するように配置するとともに、その下方に排紙台61,62を用紙搬送方向Yへ直列に並べて配置し、案内手段としての切換爪150を用紙搬送ユニット50Aと排紙搬送ユニット50Bとの間に配置してものである。切換爪150の下方にはガイド板153を設けている。本形態において、切換爪150が第1の排紙位置HB1を占めると印刷済用紙42aは排紙搬送ユニット50Aから排紙台61へと案内され、切換爪150が第2の排紙位置HB2を占めると排紙搬送ユニット50Bから排紙台62へと案内される。本形態のように排紙搬送ユニットを2つ直列に配設して、その下方に複数の排紙台61,62を有する場合、案内手段となる分離爪150を排紙台の数よりも1つ少ない個数の設置とすればよい。切換爪150を第1の排紙位置HB1と第2の配置位置HB2とに切換る駆動モータM2及び制御手段70Aに関しては第1の形態と同様の構成を取る。
このような孔版印刷装置においても、制御手段70Aによって、駆動モータM2の回転方向と駆動とを制御して分離爪150を第1の排紙位置HB1と第2の排紙位置HB2とに切換制御することで、印刷済用紙42b、42cを上記各印刷モード同様に仕分けた状態で排紙台61,62に排出・積載することができるので、印刷終了後の仕分作業を行う手間を解消することができる。
本発明の第1の形態を示す孔版印刷装置の概略を示す正面図である。 製版済マスタの種類を示す平面図である。 印刷済用紙の形態を示す平面図である。 案内手段の構成を示す拡大斜視図である。 図1に示す孔版印刷装置に備えられた操作パネルの一形態を示す平面図である。 図5の操作パネル上に階層的に表示される画面構成を示す図である。 図5の操作パネル上に表示される印刷モードの表示画面の構成を示す図である。 排紙台への排紙状態を示すメッセージ画像の一形態を示す図である。 本発明の第2の形態を示す孔版印刷装置の要部概略構成を示す正面図である。 本発明の第3の形態を示す孔版印刷装置の要部概略構成を示す正面図である。
符号の説明
2 製版部
2a、3a 製版画像
6 排紙部
21a 1版分のマスタ
31 版胴
33 印圧部材
42b、42c 印刷済用紙
50,50(A、B)、150 案内手段
61,62 排紙台
70、70A 制御手段
94 排紙枚数設定手段(部数設定手段)
98 モード設定手段
99 排紙台選択手段
A、B 原稿
X マスタ搬送方向

Claims (13)

  1. 版胴と、この版胴に巻装される1版分のマスタの搬送方向に原稿2枚分に対応する第1及び第2の製版画像を並べて製版可能な製版部と、前記版胴に対して接離自在に設けられ用紙を版胴外周面に押圧する印圧部材と、前記印圧部材で押圧されて第1の製版画像が印刷された第1の印刷済用紙と、第2の製版画像が印刷された第2の印刷済用紙とが排出される排紙部とを有し、前記版胴の1回転中に前記用紙を連続して2枚給送することが可能な孔版印刷装置において、
    前記排紙部に設けられた複数の排紙台と、これら複数の排紙台へ印刷済用紙をそれぞれ案内する位置へ移動可能な案内手段と、前記案内手段を選択的に動作させる制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    複数の排紙台が並列に配設されていることを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    複数の排紙台は用紙搬送方向に直列に接続するように配置され、
    前記排紙台の数をn個としたとき、前記案内手段は、(n−1)個設けられることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、前記マスタ上に形成された、第1の製版画像が印刷された第1の印刷済用紙と、第2の製版画像が印刷された第2の印刷済用紙とを、それぞれ前記複数の排紙台のうち、異なる給紙台へ排出するように前記案内手段の位置を制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、前記マスタ上に形成された、第1の製版画像が印刷された第1の印刷済用紙と、第2の製版画像が印刷された第2の印刷済用紙とを、前記複数の排紙台のうち、同一の排紙台へ順次排出するように前記案内手段の位置を制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記複数の排紙台のうちから最初に印刷済用紙が案内される排紙台を選択する排紙台選択手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 請求項1ないし6の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    第1の製版画像と第2の製版画像とが同一の場合で、かつ印刷済用紙を複数の排紙台へ順次排出する場合、それぞれの排紙台へ排出する印刷済用紙の排紙枚数を設定する排紙枚数設定手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 請求項1、2、3、5または6記載の孔版印刷装置において、
    第1の製版画像と第2の製版画像とが異なる場合で、かつ、第1の印刷済用紙と第2の印刷済用紙を同一の排紙台に順次排出する場合、当該排紙台へ排出する印刷済用紙の部数を設定する部数設定手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6または8記載の孔版印刷装置において、
    第1の製版画像と第2の製版画像とが異なる場合で、第1及び第2の印刷済用紙をそれぞれ別の排紙台へ排出する2面通常排紙モードと、第1の画像が印刷された印刷済用紙と第2の画像が印刷された印刷済用紙とを同一の排紙台に順次排出する2面ソートモードとを設定するモード設定手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  10. 請求項4ないし9の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、印刷中に、複数の排紙台の何れか1つへ積載された印刷済用紙が設定量以上になった場合で、かつ別の排紙台上に印刷済用紙が存在しない場合に、前記所定量となった排紙台以外の排紙台へ印刷済用紙を排出するように、前記案内手段の位置を制御するとともに、オペレータへ排紙台の切替情報を提示することを特徴とする孔版印刷装置。
  11. 請求項4ないし10の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、全ての排紙台へ積載された印刷済用紙がそれぞれ規定量以上になった場合に、印刷を中止し、全ての排紙台が規定量を超えていることをオペレータに提示することを特徴とする孔版印刷装置。
  12. 請求項4ないし11の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、複数の原稿情報が連続的に入力された場合において、2面分の原稿毎に、画像信号の取り込み、製版、印刷動作を繰り返すように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  13. 請求項4ないし12の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、2面分の原稿情報が連続的に取り込まれた場合、前記マスタ上の印刷方向に対する第1の画像として、原稿情報の偶数枚目を配置するように前記製版部を制御することを特徴とする孔版印刷装置。
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