JP2015017391A - ブレース固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のブレースの交叉部に対して簡単に取り付けることができ、その交叉部を強固に固定できるブレース固定金具を提供する。
【解決手段】一対のブレースB1,B2の交叉部Cを固定するブレース固定金具1は、第1固定部材2と、第2固定部材3とを有し、第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aを互いに拡開角度調整可能に連結することにより、その連結状態において第1及び第2固定部材2,3の長手方向中央部の互いに対向する部分の内側に交叉部Cを収容して保持可能な保持空間9を形成する。交叉部Cを保持空間9の内側に収容し、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bの1箇所を締着部材4で締着固定することにより、一対のブレースB1,B2を互いに密着させた状態に固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、建築構造物などに耐震補強材として一対のブレースが互いに交叉して取り付けられる構造において一対のブレースの交叉部を固定するブレース固定金具に関する。
天井スラブから垂下するように設けられる吊りボルトは、空気調和機や照明器具、各種配管などの様々な天井構造物を懸吊支持する。従来、この種の吊りボルトに対して斜め補強材となるブレースを取り付けることにより、地震発生時において吊りボルトの振動を抑制し、天井構造物の落下を未然に防止する技術が知られている(特許文献1,2)。特に近年では、吊りボルトで支持される天井板などの天井構造物の落下を有効に防止できるようにするため、2本の吊りボルト間に一対のブレースを互いに交叉させるように取り付けて補強強度を増大させることが行われている。
特開2002−339918号公報 特開2012−87860号公報
ところが、天井構造物を支持する吊りボルトに対して一対のブレースを交叉配置した構造であっても、例えば想定を越えるような大規模地震発生時には、それら一対のブレースのそれぞれが自由振動してしまうため、天井構造物の制震機能が低下するという問題がある。この問題を解決するため、従来は、一対のブレースの交叉部を針金で巻き締めることにより、各ブレースが自由振動しないように拘束して交叉部を固定する作業が行われる。
しかし、針金で交叉部を十分な強度で固定するためには、線径の太い針金を用いるか、或いは、細い針金を用いる場合には交叉部の巻き込み数を増加させる必要がある。そのため、ブレースの交叉部を針金で幾重にも巻き込んでこれを締め付ける作業に時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。特に天井空間には、配線や配管、空気調和機などの様々な天井構造物が吊りボルトによって支持されているため、十分な作業空間を確保することが難しく、より一層作業効率が低下する。また天井空間には、一対のブレースが交叉する交叉部が多数存在するため、それら多数の交叉部の全てに対して針金を巻き付けていく作業を行っていくと、工期が長くなり、施工コストも上昇する。
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、一対のブレースの交叉部に対して比較的簡単に取り付けることができ、しかも交叉部を強固に固定できるようにしたブレース固定金具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明が解決手段として採用したところは、第1のブレース(B1)と第2のブレース(B2)との交叉部(C)を固定するブレース固定金具(1)であって、長尺状金属プレートの長手方向中央部(2c)を交叉部(C)における第1のブレース(B1)の外周面に係合させる第1固定部材(2)と、長尺状金属プレートの長手方向中央部(3c)を交叉部(C)における第2のブレース(B2)の外周面に係合させる第2固定部材(3)と、を有し、第1及び第2固定部材(2,3)は、互いの一端部(2a,3a)を係合させて他端部(2b,3b)の拡開角度を調整可能な連結状態とし、該連結状態において長手方向中央部(2c,3c)の互いに対向する部分の内側に交叉部(C)を収容して保持可能な保持空間(9)を形成するものであり、連結状態において他端部(2b,3b)の拡開角度を拡げて交叉部(C)を保持空間(9)に収容し、他端部(2b,3b)の拡開角度を閉じることにより第1固定部材(2)の長手方向中央部(2c)を交叉部(C)における第1のブレース(B1)の外周面に係合させると共に、第2固定部材(3)の長手方向中央部(3c)を交叉部(C)における第2のブレース(B2)の外周面に係合させ、第1及び第2固定部材(2,3)の他端部(2b,3b)の1箇所を締着部材(4)で締着固定することにより、保持空間(9)に収容された交叉部(C)で第1及び第2のブレース(B1,B2)を互いに密着させた状態に固定することを特徴とする構成である。
かかる構成によれば、第1及び第2固定部材(2,3)の一端部(2a,3a)を互いに拡開角度調整可能に連結した状態で一対のブレース(B1,B2)の交叉部(C)を挟み込むように第1及び第2固定部材(2,3)を配置し、第1及び第2固定部材(2,3)の他端部(2b,3b)に対して締着部材(4)を締着させることにより、一対のブレース(B1,B2)の交叉部(C)を強固に固定することができるようになる。
また上記構成においては、更に次のような構成を採用しても良い。例えば第1に、第1固定部材(2)の一端部(2a)には、金属プレートの幅方向に沿って長孔(13)を形成すると共に、第2固定部材(3)の一端部(3a)には、金属プレートの幅方向中央部を突出させて長孔(13)に挿通可能な係止部(14)を形成し、第1及び第2固定部材(2,3)の一端部(2a,3a)は、係止部(14)が長孔(13)に挿通されることにより、互いに拡開角度調整可能な状態に連結されることを特徴とする構成である。
また第2に、第1及び第2固定部材(2,3)の少なくとも一方は、金属プレートの長手方向中央部に略U字状に形成された凹部(7,8)を有し、該凹部(7,8)により保持空間(9)を形成することを特徴とする構成である。
また第3に、第1及び第2固定部材(2,3)はそれぞれ金属プレートの長手方向中央部が略L字状に形成されており、該略L字状の中央部が互いに対向配置されることにより、保持空間(9)を形成することを特徴とする構成である。
更に第4に、第1及び第2固定部材(2,3)の少なくとも一方は、金属プレートの幅方向端部から保持空間(9)の内側に向かって延びる壁部(11,12,21,31)を有することを特徴とする構成である。
本発明のブレース固定金具によれば、一対のブレースの交叉部に対して簡単に取り付けることができ、しかも交叉部を強固に固定して各ブレースの自由振動を抑制することができる。
第1実施形態のブレース固定金具の一構成例を示す斜視図である。 第1実施形態のブレース固定金具の各部品を分解した状態を示す斜視図である。 第1実施形態のブレース固定金具の六面図である。 第1実施形態のブレース固定金具を一対のブレースの交叉部に取り付けた状態を示す斜視図である。 第1実施形態において第1及び第2固定部材が拡開角度調整可能な連結状態を示す平面図である。 第1実施形態のブレース固定金具において互いに対向する凹部によって形成される保持空間にブレースの交叉部を収容した状態を示す一部切欠断面図である。 第1実施形態のブレース固定金具の一変形例を示す図である。 第2実施形態のブレース固定金具の一構成例を示す斜視図である。 第2実施形態のブレース固定金具の各部品を分解した状態を示す斜視図である。 第2実施形態のブレース固定金具の六面図である。 第2実施形態のブレース固定金具を一対のブレースの交叉部に取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下において参照する各図面では互いに共通する部材に同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるブレース固定金具1の一構成例を示す斜視図である。図2は、そのブレース固定金具1の各部品を分解した状態を示す斜視図である。図3は、ブレース固定金具1の六面図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図、(d)が背面図、(e)が左側面図、(f)が右側面図である。さらに図4は、ブレース固定金具1を一対のブレースB1,B2の交叉部に取り付けた状態を示す斜視図である。
このブレース固定金具1は、例えば天井構造物などを支持するために天井スラブに垂設された2つの吊りボルト間において、互いに交叉するように配設される一対のブレースB1,B2の交叉部Cを固定する金具であり、第1固定部材2と、第2固定部材3と、締着部材4とを備えて構成される。そしてブレース固定金具1は、図4に示すように、一対のブレースB1,B2の交叉部Cを挟んだ状態で第1及び第2固定部材2,3が互いに対向するように配置され、締着部材4によってそれら第1及び第2固定部材2,3が互いに締着固定されることにより、2つのブレースB1,B2の交叉部Cを強固に挟着固定する。締着部材4は、例えば軸方向に所定長さを有するボルト4aで構成され、このボルト4aの一端にはボルト頭部4bが設けられる。またブレースB1,B2は、例えば、互いに同一径を有する金属製の棒状体であり、外周面に雄螺子が形成されたものである。
第1固定部材2は、例えば鉄やステンレスなどを母材として概略矩形状に形成された長尺状の金属プレートを折曲加工して得られるものであり、その長手方向の一端部2aが第2固定部材3の一端部3aと連結するための連結部5として構成されると共に、その長手方向の他端部2bが締着部材4によって第2固定部材3の他端部3bに対して固定される固定部6として構成される。
また第1固定部材2は、その長手方向における中央部2cに、各ブレースB1,B2の直径未満の段差2d,2d(図2参照)によって形成された該略U字状の凹部7を有している。この凹部7は、第1固定部材2が第2固定部材3に対向配置されたとき、第2固定部材3から離反する方向に窪んだ状態に設けられる。この凹部7の両側に設けられる2つの段差2d,2dは同じ寸法であり、第1固定部材2の一端部2aと他端部2bは平面視において同一直線上にある(図3(a)参照)。したがって、凹部7は、各ブレースB1,B2の直径未満の深さを有する底面が第1固定部材2の一端部2a及び他端部2bと平行であり、且つ、第1固定部材2の長手方向に所定長さを有する。更に、この凹部7には、2つの段差2d,2dのほぼ中央の位置において、金属プレートの幅方向一端部から直角方向に延設された壁部11を有している。この壁部11は、第1固定部材2に対向配置される第2固定部材3に向かって延設され、概ね各ブレースB1,B2の直径の1.5〜2倍程度の長さを有している。
そして第1固定部材2は、図4に示すように、凹部7の底面(内壁面)をブレースB1,B2の交叉部Cに向けて配置される。このとき、2つのブレースB1,B2は凹部7の内側を斜め方向に横断し、一方のブレースB1の外周面が凹部7の底面に対して斜め方向に接触した状態となって第1固定部材2と係合する。
また第1固定部材2の一端部2aは、その先端が対向して配置される第2固定部材3に向かって折曲しており、その折れ曲がった先端部に金属プレートの幅方向に沿って所定長さを有する長孔13が形成される。この長孔13は、第2固定部材3の一端部3aを連結するための連結部5として機能するものである。更に、第1固定部材2の他端部2bには、図2に示すようにボルト4aを挿通するための孔17が形成され、その孔17の周縁部はボルト頭部4bと係合する。
第2固定部材3は、第1固定部材2に対して概略対称的な構造を有している。この第2固定部材3もまた、例えば鉄やステンレスなどを母材として概略矩形状に形成された長尺状の金属プレートを折曲加工して得られるものであり、その長手方向の一端部3aが第1固定部材2の一端部2aと連結するための連結部5として構成されると共に、その長手方向の他端部3bが締着部材4によって第1固定部材2の他端部2bに対して固定される固定部6として構成される。
また第2固定部材3は、第1固定部材2と同様に、その長手方向における中央部3cに、各ブレースB1,B2の直径未満の段差3d,3d(図2参照)によって形成された該略U字状の凹部8を有している。この凹部8は、第2固定部材3が第1固定部材2に対向配置されたとき、第1固定部材2から離反する方向に窪んだ状態に設けられる。この凹部8の両側に設けられる2つの段差3d,3dは同じ寸法であり、第2固定部材3の一端部3aと他端部3bは平面視において同一直線上にある(図3(a)参照)。したがって、凹部8は、各ブレースB1,B2の直径未満の深さを有する底面が第2固定部材3の一端部3a及び他端部3bと平行であり、且つ、第2固定部材3の長手方向に沿って、第1固定部材2の凹部7の長さとほぼ同じ長さを有している。更に、この凹部8には、2つの段差3d,3dのほぼ中央の位置において、金属プレートの幅方向一端部から直角方向に延設された壁部12を有している。この壁部12は、第2固定部材3に対向配置される第1固定部材2に向かって延設され、概ね各ブレースB1,B2の直径の1.5〜2倍程度の長さを有している。そして壁部12は、第2固定部材3が第1固定部材2に対して対向配置されたとき、第1固定部材2の壁部11と干渉しないように、壁部11とは反対側の端部に設けられる。
第2固定部材3は、図4に示すように、凹部8の底面(内壁面)をブレースB1,B2の交叉部Cに向けて配置される。このとき、2つのブレースB1,B2は凹部8の内側を斜め方向に横断し、他方のブレースB2の外周面が凹部8の底面に対して斜め方向に接触した状態となって第2固定部材3と係合する。
また第2固定部材3の一端部3aは、金属プレートの幅方向中央の一部だけを更に延長して突出させており、その延長先端部には、対向配置される第1固定部材2の反対方向に略90度折り曲げることによって突起させた係止部14を設けている。この係止部14は、第1固定部材2の一端部2aに設けられた長孔13に挿入され、その長孔13の縁部と係合することにより、第1固定部材2の一端部2aに連結するための連結部5として機能するものである。更に、第2固定部材3の他端部3bには、図2に示すように螺子孔18が形成されており、この螺子孔18にはボルト4aと螺合する雌螺子19が一体形成されている。そして第1固定部材2の孔17に挿通されたボルト4aが第2固定部材3の螺子孔18に対して螺合進行することにより、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bが互いに固定される。
このような第1及び第2固定部材2,3は、それぞれの一端部2a,3aを互いに係合させることによって他端部2b,3bの拡開角度を調整可能な連結状態となり、その連結状態において長手方向中央部に設けられた2つの凹部7,8が互いに対向し、それら凹部7,8の内側にブレースB1,B2の交叉部Cを収容して保持可能な保持空間9(図4参照)を形成する。
上記構成を有するブレース固定金具1の施工手順について説明する。まず、図5に示すように、第2固定部材3の一端部3aに設けられた係止部14を、第1固定部材2の一端部2aに設けられた長孔13に挿入し、係止部14を長孔13の縁部に係合させた状態に連結する。このとき、第1及び第2固定部材2,3は、互いの凹部7,8が対向するように連結される。この状態では、第1固定部材2の一端部2aと第2固定部材3の一端部3aは互いに係合した状態となるが、固定されてはいない。そのため、第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aは、互いに他端部2b,3bの拡開角度θを調整可能な仮留め状態に連結されることになる。すなわち、係止部14は、第1固定部材2の反対方向に折り曲げられているため、仮留め状態で他端部2b,3bの拡開角度θを拡げたとしても、係止部14と長孔13との係合状態が解かれることはなく、その係合状態が維持される。そして第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aを互いに仮留めした状態で、他端部2b,3bの拡開角度θが大きくなるように第1及び第2固定部材2,3を開いていくと、図5に示すように、ブレース固定金具1の平面視において、第1及び第2固定部材2,3のそれぞれの凹部7,8から突出している壁部11,12の先端部の間隔Dが大きくなる。この間隔Dを拡げた状態で第1及び第2固定部材2,3のそれぞれの凹部7,8によって形成される保持空間9の内側に交叉部Cを収容した後、拡開角度θを小さく閉じる。このとき、ブレース固定金具1において互いに対向する凹部7,8によって形成される保持空間9のほぼ中央に一対のブレースB1,B2の交叉部Cが位置するように配置する。
図6は、ブレース固定金具1において互いに対向する凹部7,8によって形成される保持空間9にブレースB1,B2の交叉部Cを収容した状態を示す一部切欠断面図である。一対のブレースB1,B2の交叉部Cを2つの凹部7,8によって形成される保持空間9に収容すると、図6に示すような状態となる。すなわち、第1及び第2固定部材2,3の段差2d,3dが交叉部Cを挟んで左右方向の両側に位置し、第1及び第2固定部材2,3のそれぞれから保持空間9の内側に向かって延設された壁部11,12が交叉部Cを挟んで上下方向の両側に位置するようになる。
ただし、このブレース固定金具1は、図6に示すように長手方向を横向きに取り付けるだけでなく、長手方向を縦向きに取り付けても良い。その場合、第1及び第2固定部材2,3の段差2d,3dが交叉部Cを挟んで上下方向の両側に位置し、第1及び第2固定部材2,3のそれぞれから保持空間9の内側に向かって延設された壁部11,12が交叉部Cを挟んで左右方向の両側に位置するようになる。
また第1及び第2固定部材2,3のそれぞれが各ブレースB1,B2に対して当接した状態となったとき、図4に示すように、第1及び第2固定部材2,3の中央部2c,3cは互いに略平行な状態となり、且つ、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bが互いに一定の間隔を隔てて位置する状態となる。
そして締着部材4であるボルト4aを第1固定部材2の孔17に挿通して第2固定部材3の螺子孔18に螺合させ、スパナなどのツールを用いてボルト頭部4bを締め付けていく。これに伴い、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bは次第にその間隔を狭めていき、互いに対向する2つの凹部7,8の底面が保持空間9を横断している各ブレースB1,B2を両側から押圧し、それらブレースB1,B2の交叉部Cを挟着する。このとき、作業者は片手でボルト4aを螺子孔18に仮留めし、その後、スパナなどのツールによる締め付けを行うことができるため、作業効率が良い。すなわち、作業者は、一方の手でブレース固定金具1を支持したまま他方の手で締着作業を行うことができるため、狭い作業空間での施工性に優れている。そしてボルト頭部4bの締め付けトルクが所定値以上になると、交叉部Cにおいて2つのブレースB1,B2が互いに密着状態で強固に固定される。以上でブレース固定金具1の施工が完了する。
上記のようにしてブレース固定金具1の施工が完了すると、互いに交叉するように配置された一対のブレースB1,B2の交叉部Cにおいて一対のブレースB1,B2のそれぞれが自由に振動してしまうことを抑制できるため、大規模地震が発生した場合であっても強い制震機能を発揮するようになる。特に、ブレース固定金具1を施工する際には、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bの1箇所だけを締着部材4で締め付ければ良いため、簡単に施工できるという利点もある。したがって、上記のような施工作業は、比較的作業空間が狭い場合であっても短時間で効率的に行うことができるので、工期を短縮できると共に、施工コストも低減することが可能である。
また、ボルト頭部4bを一定のトルクで締め付けるように作業すれば、ブレース固定金具1による制震強度を一定の状態に安定させることもできる。そのため、従来のように針金を巻き込んで交叉部Cを固定する場合と比較すると、作業者によるバラツキが生じ難く、施工品質が安定するという利点もある。
またブレース固定金具1の施工が完了すると、互いに対向する凹部7,8の中央から保持空間9に向かって延設された2つ壁部11,12は、一対のブレースB1,B2の交叉部Cを挟んだ位置に配置される。そのため、ブレース固定金具1に対して仮に強い振動が作用した場合であっても、それら2つの壁部11,12が各ブレースB1,B2と係合し、ブレース固定金具1が交叉部Cから離脱してしまうことを防止でき、交叉部Cの拘束力低下を招かない。
また本実施形態では、2つの壁部11,12がそれぞれの段差2d,3dからブレース1本分よりも大きな間隔を隔てた位置に設けられる。言い換えると、2つの壁部11,12と段差2d,3dとの間には、各ブレースB1,B2の直径よりも大きな隙間が設けられる。そのため、一対のブレースB1,B2の交叉角度が一定ではない場合であっても、ブレース固定金具1を取り付けることが可能である。またブレース固定金具1の取り付け方向を横向きにしたり、縦向きにして調整することにより、取り付け可能な交叉角度範囲が広がる。例えばブレース固定金具1を横方向に配置すると、段差2d,3dが一対のブレースB1,B2と干渉してしまうような交叉角度のときには、ブレース固定金具1を縦方向に配置して取り付けることができる。それ故、本実施形態のブレース固定金具1は、広範な交叉角度の交叉部Cに対して良好に取り付けできるものであり、利便性に優れたものとなっている。
以上のように、本実施形態のブレース固定金具1は、第1固定部材2と第2固定部材3とを有しており、それら第1及び第2固定部材2,3は、互いの一端部2a,3aを係合させることにより他端部2b,3bの拡開角度を調整可能な連結状態となり、その連結状態において長手方向中央部2c,3cの互いに対向する部分の内側に、一対のブレースB1,B2の交叉部Cを収容して保持可能な保持空間9を形成する。そして第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aを互いに連結させた状態において他端部2b,3bの拡開角度を拡げて交叉部Cを保持空間9に収容し、他端部2b,3bの拡開角度を閉じることにより第1固定部材2の長手方向中央部2cを交叉部Cにおける第1のブレースB1の外周面に係合させると共に、第2固定部材3の長手方向中央部3cを交叉部Cにおける第2のブレースB2の外周面に係合させ、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bの1箇所を締着部材4で締着固定することにより、保持空間9に収容された交叉部Cで第1及び第2のブレースB1,B2を互いに密着させた状態に固定する。このような構成により、ブレース固定金具1は、一対のブレースB1,B2の交叉部Cに対して比較的簡単に取り付けることができ、しかも交叉部Cを強固に固定できる金具となっている。
尚、上記においては、第1及び第2固定部材2,3の双方に該略U字状の凹部7,8を形成する場合を例示したが、第1及び第2固定部材2,3のいずれか一方に凹部を形成したものであっても構わない。また第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aに設けられる連結部5の構造についても上述したものに限られない。
図7は、上述したブレース固定金具1の一変形例を示す図である。この変形例では、第1固定部材2の中央部2cが平板状に構成され、上述した凹部7を有さない。一方、第2固定部材3の中央部3cには各ブレースB1,B2の直径の2倍未満の段差3d,3dによって形成された該略U字状の凹部8が設けられる。したがって、このブレース固定金具1では、第1固定部材2の平板状の中央部2cと、第2固定部材3に形成された凹部8とが対向することにより、それらの間に一対のブレースB1,B2の交叉部Cを収容して保持する保持空間9が形成されるようになっている。このような構造を採用した場合であっても上記と同様の作用効果を奏する。
また図7の例では、第1固定部材2の一端部2aは、その先端が折れ曲がることなく、平板状に形成されており、その平板状の一端部2aに長孔13が形成されている。一方、第2固定部材3の一端部3aは、第1固定部材2に向かって折曲しており、その折れ曲がった先端部に係止部14が形成されている。そして係止部14を第1固定部材2の長孔13に挿入して長孔13の縁部に係止した状態に連結させることにより、第1固定部材2と第2固定部材3とを拡開角度調整可能に連結することができる。したがって、ブレース固定金具1は、第1及び第2固定部材2,3の連結部5として、図7に示す構造を採用した場合であっても上述の実施形態と同様の作用効果を奏する。
尚、連結部5の構造については更に別の変形例もある。例えば、図1及び図7には、第1固定部材2の一端部2aに長孔13を形成し、第2固定部材3の一端部3aに係止部14を形成した例を示したが、これとは逆に、第1固定部材2の一端部2aに係止部14を形成し、第2固定部材3の一端部3aに長孔13を形成しても構わない。
また上記においては、第1及び第2固定部材2,3のそれぞれに壁部11,12を設けた場合を例示したが、これに限られるものでもなく、第1及び第2固定部材2,3のいずれか一方に、2つの壁部11,12を設けても構わない。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。図8は、本発明の第2実施形態におけるブレース固定金具1の一構成例を示す斜視図である。図9は、そのブレース固定金具1の各部品を分解した状態を示す斜視図である。図10は、そのブレース固定金具1の六面図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図、(d)が背面図、(e)が左側面図、(f)が右側面図である。さらに図11は、そのブレース固定金具1を一対のブレースB1,B2の交叉部Cに取り付けた状態を示す斜視図である。
このブレース固定金具1は、第1実施形態と同様に、第1固定部材2と、第2固定部材3と、締着部材4とを備えて構成され、第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aを互いに係合させることにより他端部2b,3bの拡開角度を調整可能な連結状態となり、その連結状態において第1及び第2固定部材2,3の中央部2c,3cの互いに対向する部分の内側に一対のブレースB1,B2の交叉部Cを収容して保持可能な保持空間9を形成するものである。
本実施形態において第1固定部材2は、例えば鉄やステンレスなどを母材として概略矩形状に形成された長尺状の金属プレートを折曲加工して得られるものであり、その長手方向の一端部2aが第2固定部材3の一端部3aと連結するための連結部5として構成されると共に、その長手方向の他端部2bが締着部材4によって第2固定部材3の他端部3bに対して固定される固定部6として構成される。この第1固定部材2は、金属プレートの中央部2cが該略L字状に折曲加工されており、L字状の折曲部が固定部6に近い位置に設けられている。
また第1固定部材2の一端部2aは、金属プレートの幅方向中央の一部だけを更に延長して突出させており、その延長先端部には、対向配置される第2固定部材3の反対方向に略90度折り曲げることによって突起させた係止部14を設けている。更に、第1固定部材2の他端部2bには、図8に示すように螺子孔18が形成されており、この螺子孔18には締着部材4のボルト4aと螺合する雌螺子19が一体形成されている。尚、本実施形態では螺子孔18の周縁部を第1固定部材2の他端部2bで膨隆させており、その膨隆させた周縁部の内側にも雌螺子19が形成されている。
一方、第2固定部材3もまた、例えば鉄やステンレスなどを母材として形成された金属プレートを折曲加工して得られるものであり、その長手方向の一端部3aが第1固定部材2の一端部2aと連結するための連結部5として構成されると共に、その長手方向の他端部3bが締着部材4によって第1固定部材2の他端部2bに対して固定される固定部6として構成される。この第2固定部材3は、図9に示すように、金属プレートの中央部3cにおいてその幅方向両端部が略90度折れ曲がり、対向配置される第1固定部材2に向かって延設された上下一対の壁部21,31を有している。これら壁部21,31は、対向配置される第1固定部材2の側から見たとき、多角形状又は楕円形状に形成される。
本実施形態では、図9に示すように、各壁部21,31が多角形状に形成されている。そして壁部21は、金属プレートの長手方向に対して傾斜角度が異なる3つの壁部22,23,24を有しており、それら3つの壁部22,23,24のそれぞれの先端部には、弓状に湾曲させて窪ませた形成された係止歯(係止凹部)25,26,27が設けられる。また同様に、壁部31は、金属プレートの長手方向に対して傾斜角度が異なる3つの壁部32,33,34を有しており、それら3つの壁部32,33,34のそれぞれの先端部には、弓状に湾曲させて窪ませた形成された係止歯(係止凹部)35,36,37が設けられる。このような上下一対の壁部21,31において、中央の壁部23と壁部33とは互いに略平行である。また壁部22と壁部32も互いに略平行であり、さらに壁部24と壁部34も互いに略平行である。また係止歯25〜27,35〜37は、ブレースB1,B2の一方の外周面に対して咬み合った状態で係合するものであり、弓状に湾曲させた形状の曲率半径はブレースB1,B2の半径と同一若しくはそれ以上として形成される。このような第2固定部材3は、金属プレートの長手方向中央端部位置で該略L字状に折曲加工されており、そのL字状の折曲部が連結部5に近い位置に設けられている。すなわち、本実施形態では第2固定部材3の一端部3aがL字状に折れ曲がった先端側に位置している。
第2固定部材3の一端部3aには、金属プレートの幅方向に沿って所定長さを有する長孔13が形成される。この長孔13は、第1固定部材2の一端部2aに設けられた係止部14と係合し、第1固定部材2の一端部2aを連結するための連結部5として機能するものである。更に、第2固定部材3の他端部3bには、図9に示すようにボルト4aを挿通するための孔17が形成され、その孔17の周縁部はボルト頭部4bと係合する。
このような第1及び第2固定部材2,3は、それぞれの一端部2a,3aを互いに係合させることによって他端部2b,3bの拡開角度を調整可能に連結すると、その連結状態において長手方向の中央部2c,3cが互いに対向し、それらの内側にブレースB1,B2の交叉部Cを収容して保持可能な保持空間9(図8参照)を形成する。
このようなブレース固定金具1の施工手順は、第1実施形態と同様である。すなわち、第1及び第2固定部材2,3を略L字状の凹部が互いに対向するように配置し、第1固定部材2の一端部2aに設けられた係止部14を、第2固定部材3の一端部3aに設けられた長孔13に挿入し、それらを互いに係合させた状態に連結する。これにより、第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aは、互いに他端部2b,3bの拡開角度θを調整可能な仮留め状態に連結される。そして第1及び第2固定部材2,3の一端部2a,3aを互いに仮留めした状態で、他端部2b,3bの拡開角度が大きくなるように第1及び第2固定部材2,3を開き、その開いた状態で第1及び第2固定部材2,3のそれぞれの内側に形成される保持空間9に一対のブレースB1,B2の交叉部Cを収容する。このとき、2つのブレースB1,B2のうちの一方のブレースの外周面が、第2固定部材3の中央上部に設けられた3つの係止歯25,26,27のうちのいずれか1つと、第2固定部材3の中央下部に設けられた3つの係止歯35,36,37のうちのいずれか1つとに係合するように配置する。一方のブレースの外周面を、3つの係止歯25,26,27のうちのいずれに係合させるか、或いは、3つの係止歯25,26,27のうちのいずれかは、一対のブレースB1,B2の交叉角度に応じて適宜選択可能である。このようにして保持空間9の内側に一対のブレースB1,B2の交叉部Cを収容した後、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bの拡開角度を小さく閉じる。一対のブレースB1,B2は、図11に示すように、第1及び第2固定部材2,3によって形成される保持空間9の内側を横断する状態となる。
第1及び第2固定部材2,3のそれぞれが各ブレースB1,B2に対して当接した状態となったとき、図11に示すように、第1及び第2固定部材2,3の中央部2c,3cは互いに略平行な状態となり、且つ、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bが互いに一定の間隔を隔てて位置する状態となる。
その後、締着部材4であるボルト4aを第2固定部材3の孔17に挿通して第1固定部材2の螺子孔18に螺合させ、スパナなどのツールを用いてボルト頭部4bを締め付けていく。これに伴い、第1及び第2固定部材2,3の他端部2b,3bは次第にその間隔を狭めていき、保持空間9を横断している各ブレースB1,B2を両側から押圧し、それらブレースB1,B2の交叉部Cを挟着する。このとき、作業者は、一方の手でブレース固定金具1を支持したまま他方の手で締着作業を行うことができるため、狭い作業空間での施工性に優れている。そしてボルト頭部4bの締め付けトルクが所定値以上になると、交叉部Cにおいて2つのブレースB1,B2が互いに密着状態で強固に固定される。以上でブレース固定金具1の施工が完了する。
上記のようにしてブレース固定金具1の施工が完了すると、本実施形態のブレース固定金具1は、第1実施形態と同様の作用効果を示す。加えて、本実施形態のブレース固定金具1は、施工が完了すると、一対のブレースB1,B2の一方の外周面が第2固定部材3の中央上部に設けられた3つの係止歯25,26,27のうちのいずれか1つ、及び、第2固定部材3の中央下部に設けられた3つの係止歯35,36,37のうちのいずれか1つと係合した状態となる。そのため、大規模地震が発生した場合であってもブレース固定金具1は位置ズレすることがなく、交叉部Cの拘束力低下を招かない。
また本実施形態のブレース固定金具1は、図11に示すように長手方向を横向きに取り付け可能であるだけでなく、長手方向を縦向きに取り付けることも可能である。つまり、一対のブレースB1,B2の交叉角度に応じた取り付けが可能であり、広範な交叉角度の交叉部Cに対して取り付けできるものである。
尚、本実施形態のブレース固定金具1は、上述した点以外については、第1実施形態と同様であり、第1実施形態で説明した構成を採用したものであっても構わない。
(変形例)
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態の具体的構成例に限定されるものではなく、様々な変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、ブレース固定金具1によって固定される一対のブレースB1,B2は、天井構造物などを支持する2つの吊りボルト間において互いに交叉するように配設されたものである場合を例示した。しかし、ブレース固定金具1の固定対象となるブレースB1,B2は、必ずしも天井スラブに吊設された2つの吊りボルト間において互いに交叉するように配設されたものに限られない。
また上記実施形態では、ブレース固定金具1によって交叉部Cが固定される一対のブレースB1,B2が外周面に雄螺子の形成された金属製の棒状体である場合を例示したが、これに限られるものでもない。すなわち、ブレースB1,B2は円柱状又は角柱状の棒状金属体であっても構わない。
さらに上記実施形態では、締着部材4であるボルト4aが第1又は第2固定部材2,3の他端部2b,3bに設けられた螺子孔18に螺合する場合を例示したが、これに限られるものでもなく、例えばナットを用いてボルト4aに締着固定するものであっても構わない。ただし、その場合は、片手作業でボルト4aをナットに装着することが難しくなるため、上述した実施形態のように第1又は第2固定部材2,3の他端部2b,3bに螺子孔18を一体形成しておくことが好ましい。
1 ブレース固定金具
2 第1固定部材
3 第2固定部材
4 締着部材
7,8 凹部
11,12,21,31 壁部
13 長孔
14 係止部(係止突起)
B1 ブレース
B2 ブレース
C 交叉部

Claims (5)

  1. 第1のブレースと第2のブレースとの交叉部を固定するブレース固定金具であって、
    長尺状金属プレートの長手方向中央部を前記交叉部における前記第1のブレースの外周面に係合させる第1固定部材と、
    長尺状金属プレートの長手方向中央部を前記交叉部における前記第2のブレースの外周面に係合させる第2固定部材と、
    を有し、
    前記第1及び第2固定部材は、互いの一端部を係合させて他端部の拡開角度を調整可能な連結状態とし、該連結状態において長手方向中央部の互いに対向する部分の内側に前記交叉部を収容して保持可能な保持空間を形成するものであり、
    前記連結状態において前記他端部の拡開角度を拡げて前記交叉部を前記保持空間に収容し、前記他端部の拡開角度を閉じることにより前記第1固定部材の長手方向中央部を前記交叉部における前記第1のブレースの外周面に係合させると共に、前記第2固定部材の長手方向中央部を前記交叉部における前記第2のブレースの外周面に係合させ、前記第1及び第2固定部材の他端部の1箇所を締着部材で締着固定することにより、前記保持空間に収容された前記交叉部で前記第1及び第2のブレースを互いに密着させた状態に固定することを特徴とするブレース固定金具。
  2. 前記第1固定部材の一端部には、前記金属プレートの幅方向に沿って長孔を形成すると共に、前記第2固定部材の一端部には、前記金属プレートの幅方向中央部を突出させて前記長孔に挿通可能な係止部を形成し、
    前記第1及び第2固定部材の一端部は、前記係止部が前記長孔に挿通されることにより、互いに拡開角度調整可能な状態に連結されることを特徴とする請求項1に記載のブレース固定金具。
  3. 前記第1及び第2固定部材の少なくとも一方は、前記金属プレートの長手方向中央部に略U字状に形成された凹部を有し、該凹部により前記保持空間を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のブレース固定金具。
  4. 前記第1及び第2固定部材はそれぞれ前記金属プレートの長手方向中央部が略L字状に形成されており、該略L字状の中央部が互いに対向配置されることにより、前記保持空間を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のブレース固定金具。
  5. 前記第1及び第2固定部材の少なくとも一方は、前記金属プレートの幅方向端部から前記保持空間の内側に向かって延びる壁部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のブレース固定金具。
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