JP2015016150A - バンドとバックルのスライドアジャスタ - Google Patents

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Shoji Shirai
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Abstract

【課題】薄型でかつ係合凹部の目立たないバンドとバックルのスライドアジャスタを提供する。
【解決手段】本発明はバンドとバックルのスライドアジャスタにおいて、前記バンドの外表面に凹状の滑り止めを設け、該滑り止めは前記バンドの縁部において係合凹部を形成し、前記バックルの挿通空間内に係合凸部を設け、該係合凸部と前記係合凹部が係止した状態では、前記バンドは前記バックルに接近自在であるが後退不能とされることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、バンドをバックルに対してスライドさせ、バンドの長さを調節して固定するためのスライドアジャスタに関し、特に、時計バンド、スマートフォンまたは携帯型ミュージックプレーヤー用のアームバンドまたはリストバンド、靴または靴用のバンドまたはベルトと一緒に用いられるスライドアジャスタに関するものである。
本発明者は、特許第4368023号公報(特許文献1)において、バックル厚を薄くすることにより、可及的に表面が平坦なバックル付きバンドとして、バンドの一端部を他端部に設けた筒状のバックル内に挿通して周囲長を調節しつつ環状に接続されるバックル付きバンドであって、前記一端部の縁部を直線状としこの縁部に沿って鋸歯状の係合凹部をバンド内部に後退させて形成すると共に、前記バックルの挿通空間内に係合凸部を設け、該係合凸部と前記係合凹部が係止した状態では、前記バンドの一端部は前記挿通空間を進出自在であるが後退不能とし、さらに、該挿通空間の少なくとも前記係合凸部に近接する位置に、バンドの進出方向と直交する平面内におけるバンドの揺動を規制するガイドを設けてなるものを提案している。
このバックル付きバンドはバンド一端部の縁部を直線状としこの縁部に沿って鋸歯状の係合凹部をバンド内部に後退させて形成しているので、鋸歯状に切除した形状が外観に現れず、意匠面における自由度を増すことができる。しかしながら、本発明は係合凹部をバンド内部に後退させて形成するので、バンド外表面に係合凹部を切除する場合に比べてバンドの厚みが増すという問題があった。また、バンド内部に形成された係合凹部内に異物が混入して動作不良を起こす虞があった。
特許文献1にはバンドの一端部をバックルの挿通空間に容易に進出させるための掛止部としての突起を設けることが記載されている。突起は操作する時以外、バンドの表面から突出しないように起立・横臥自在に構成すれば、不用意に身体や物体に引っ掛かることを防止できるが、操作ごとに突起を起立・横臥するのは煩雑であった。一方、掛止部をバンドの厚さ方向に貫通する貫通穴とすると、操作の煩雑さは解消されるが、外観の体裁が悪いという問題があった。
特許第4368023号公報
本発明は、薄型でかつ係合凹部の目立たない、片手で操作することが可能なバンドとバックルのスライドアジャスタを提供することを目的とするものである。
本発明は、バンドとバックルのスライドアジャスタにおいて、前記バンドの外表面に凹状の滑り止めを設け、該滑り止めは前記バンドの縁部において係合凹部を形成し、前記バックルの挿通空間内に係合凸部を設け、該係合凸部と前記係合凹部が係止した状態では、前記バンドは前記バックルに接近自在であるが後退不能とされることを特徴とする。
前記係合凹部が前記バンドの対向する縁部に対称的に形成されたことが好ましい。
前記操作空間の少なくとも前記係合凸部に近接する位置に、バンドの進出方向と直交する平面内におけるバンドの揺動を規制するためのガイドを設けたことが好ましい。
本発明のスライドアジャスタは、バンドの外表面に凹状の滑り止めを設け、該滑り止めがバンドの縁部において係合凹部を形成するので、薄型のスライドアジャスタが得られると共に、滑り止めと係合凹部が一体となって形成されるので、係合凹部は滑り止めに同化して目立たない。また、凹状の滑り止めとバックルに指や手のひらを掛けて片手で容易にサイズ調整することができる。
本発明のスライドアジャスタの斜視図である。 図1のスライドアジャスタをバンドと平行な水平面で切断した平面図(図2(1)、(2))である。 本発明のスライドアジャスタの操作方法を示す説明図である。 本発明のスライドアジャスタを備えた腕時計の斜視図である。 スライドアジャスタの別の実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るスライドアジャスタの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はバンド10とバックル20からなる本発明のスライドアジャスタの斜視図、図2はこのスライドアジャスタをバンド10と平行な水平面で切断した平面図(図2(1)、(2))であり、バックル20の内部が示されている。
これらの図において、所要の長さ、幅、厚みを有するバンド10の外表面には、先端から末端にかけて凹状の滑り止め15が設けられ、該滑り止め15はバンド10の縁部において鋸歯状の係合凹部12を形成する。バンド10の長さ、幅および厚については、スライドアジャスタの使用目的により適宜決定される。
本実施形態では、滑り止め15をバンド10の幅方向に直線状に連続して設けたが、バンド10をバックル20に片手で引き寄せることができる程度の摩擦力を指先や手のひらに発生させるものであれば、滑り止め15の大きさと形状に格別の制限はない。上記実施形態では、滑り止め15の長さ(バンド10の幅方向の長さ)を係合凹部12とは反対側のバンド10の縁部を突き抜けない長さとしたが、滑り止め15を係合凹部12とは反対側のバンド10の縁部を突き抜ける長さとすれば、滑り止め15や係合凹部12に雨水や埃が溜まるのを防ぐことができる。
係合凹部12の形状は上記鋸歯状に限定されるものではないが、後述する係合凸部との係止が確実なものとなるようにする必要がある。上記実施形態では、バンド10の厚方向の中途まで係合凹部12を切欠いたが、当該切欠きをバンド10の厚方向に完全に切欠いた係合凹部12としてもよい。同様に、滑り止め15もバンド10の厚方向の中途まで切欠いたが、当該切欠きをバンド10の厚方向に完全に切欠いてもよい。
バックル20は、底板21、これに対向する天板22、および底板21と天板22とを接続する側板23、23とからなる偏平かつ筒状のバックル本体により主体が構成されている。バックル本体はバンド10のスライド方向が挿通口として開口され、その内部はバンド10の挿通空間26となる。
バックル20の挿通空間26には、前記係合凹部12と係合する係合凸部31を設ける。本実施形態では、バンド10の縁部と平行に細長い操作片30を配装し、操作片30の一端部を係合凸部31としている。操作片30の他端部は押圧部32として係合凸部31と反対方向に膨出させ、バックル20の側板23に設けた小窓27から突出させている。操作片30はその長手方向の中程に連結軸35を有し、該連結軸35をバックル20の天板22および/または底板21に支承することにより、操作片30は中間軸35の周囲に揺動自在となっている。
この実施形態では連結軸35の断面を円形としたが、矩形、楕円形、その他種々の断面形状とすることができる。連結軸35は操作片30を揺動自在に軸支すると共に、滑らかな操作性を確保する為に可及的に細くすることが望まれるが、反復的な揺動により破損しない形状、大きさとすれば良い。
バックル20は、可撓性を有する合成樹脂により成型することができ、特に、操作片30を連結軸35の周囲に揺動させる必要から、ポリアセタール、ポリオキシメチレン、ポリアミド、ポリカーボネートなどの弾性を有する合成樹脂により成型することが好ましい。このバックル20は、僅かな部品により構成され、かつ、簡易な構造の故に、金型で容易に一体成型することができる。
続いて、上記スライドアジャスタの作用を説明する。図2(1)は、バックル20の挿通空間26内にバンド10が挿入され、バンド10の縁部に形成された係合凹部12にバックル20の係合凸部31が係合した状態を示している。
バンド10を押圧部32側(図2(1)において左側)からバックル本体の挿通空間26内に進入させていくと、連結軸35を中心として操作片30が回転して、係合凸部31は係合凹部12から外れて隣の係合凹部12と噛み合う。この状態では、図2(1)に示すように、係合凸部31が所定の係合凹部12と噛み合って係止しているので、バンド10はバックル20に対して進出自在であるが、後退不能である。
バックル20の挿通空間26の大きさは、バンド10がスムーズに挿通可能であれば良いが、係合凸部31に近接する位置において、バンド10の進出方向と直交する平面内におけるバンド10の揺動を規制するガイドを設けることが好ましい。ガイドを設置することにより、バンド10がスムーズに挿通するばかりでなく、バンド10の係合凹部12とバックル20の係合凸部31との係合が的確に行われ、係合凸部31近辺における操作片30の破損、または、係合凹部31近辺におけるバンド10の座屈といった障害を回避することができる。
バックル20の挿通空間26内にガイドを設置するには、挿通空間26を係合凸部31に近接する位置においてバックル20の内壁を部分的に狭めることにより形成することが望ましく、必ずしもバックル20と別体のガイド部材を設置するには及ばない。ガイドの縦横の長さは、バンド10の幅および厚と可及的に等しくし、バンド10の周囲と接触する程度とすることが好ましい。バンド進出方向におけるガイドの長さは、前記した隣り合う係合凹部12、12同士の間隔と同等またはそれ以上とすることが好ましい。
係合凹部12と係合凸部31の係合を解除して、バンド10を前記進行方向と逆方向に後退させるには、図2(2)に示すように小窓27から押圧部32を軽く指で押せば良い。押圧部32が付勢されて、連結軸35を中心として操作片30が回転する結果、反対側に位置する係合凸部31と係合凹部12との噛み合いが解除されるので、バンド10を自由にスライドさせることができるようになる。押圧部32は合成樹脂の弾性により元の水平状態に復帰する。
本発明によれば、バンド10の外表面に設けた凹状の滑り止め15がバンド10の縁部において係合凹部12を形成するため、外観の体裁の良い極めて薄型のスライドアジャスタが得られる。即ち、滑り止め15と係合凹部12とが一体となって構成されるので係合凹部12が滑り止め15に同化して目立たない。また、係合凹部15と滑り止め12とを一体化することで製造が容易となり、製造コストを軽減化できる。
上記実施形態において、図3に示すようにバックル20と滑り止め15に片手の指先を掛けて両者を引き寄せれば、図2に示すように係合凹部12と係合凸部31が擦り合いながら、バンド10は挿通空間26内を進行し、最適なサイズに調節することができる。この状態では係合凹部12と係合凸部31が係止するので、前記進行方向と逆方向の力が作用してもバンド10が緩むことはない。
図4は本発明のスライドアジャスタを備えた腕時計の斜視図であり、円盤状の時計本体2に接続されたバンド10はバックル20において係止され、環状に連結されている。図4に示すようにバンド10にはストッパー17を設けておくことが好ましい。バンド10が緩んだとき、ストッパー17がバックル20に当接して、押圧部32による係合解除時においても、バンド10が挿通空間26から抜けてバンド10のリング状態が解消されることが防止される。本実施形態のバンド10を囲繞するリング状のストッパー17はバンド10を束ねる作用も有している。
次に、スライドアジャスタの別の実施形態について、図5を参照しながら説明する。図5は本実施形態におけるスライドアジャスタの斜視図である。
本実施形態では、バンド10の外表面に凹状の滑り止め15が曲線状に設けられ、係合凹部12がバンド10の対向する縁部に対称的に形成されている。滑り止め15を曲線状に設けることにより、その表面積が広くなるので、バンド10をバックル20に引き寄せる際に、指先や手のひらに発生する摩擦力が大きくなり、サイズ調節の操作性が向上する。
10 バンド
12 係合溝
15 滑り止め
17 ストッパー
20 バックル
21 底板
22 天板
23 側板
26 挿通空間
30 操作片
31 係合爪
32 押圧部
35 連結軸

Claims (3)

  1. バンドとバックルのスライドアジャスタにおいて、
    前記バンドの外表面に凹状の滑り止めを設け、該滑り止めは前記バンドの縁部において係合凹部を形成し、
    前記バックルの挿通空間内に係合凸部を設け、該係合凸部と前記係合凹部が係止した状態では、前記バンドは前記バックルに接近自在であるが後退不能とされることを特徴とするバンドとバックルのスライドアジャスタ。
  2. 前記係合凹部が前記バンドの対向する縁部に対称的に形成された請求項1記載のバンドとバックルのスライドアジャスタ。
  3. 前記操作空間の少なくとも前記係合凸部に近接する位置に、バンドの進出方向と直交する平面内におけるバンドの揺動を規制するためのガイドを設けた請求項1または2記載のバンドとバックルのスライドアジャスタ。
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