JP2016097272A - ベルト調節構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 1種類の製品サイズのラインナップで、装着する部位の太さに適応するベルトの内径を容易に調節でき、かつ、容易に着脱できるベルト調節構造を提供する。
【解決手段】 帯状のベルト3が湾曲して前記ベルト3の第一側30の端部に設けた留め具4と、前記留め具4に前記ベルト3の第二側32が挿通し環状に構成されたベルト3の内径を調節し保持するウェアラブル機器1におけるベルト調節構造であって、前記ベルト3の第二側32に複数設けた調節孔31と、前記留め具4の両側面に設けた調節ボタン40と、前記留め具4の内部に前記調節ボタン40の押下と連動し上下移動すると共に前記調節孔31に挿通する部位に設けた調節突起41と前記調節突起41を前記調節孔31に挿通する方向に押し上げるばね部材44と、を有する。
【選択図】 図6
【解決手段】 帯状のベルト3が湾曲して前記ベルト3の第一側30の端部に設けた留め具4と、前記留め具4に前記ベルト3の第二側32が挿通し環状に構成されたベルト3の内径を調節し保持するウェアラブル機器1におけるベルト調節構造であって、前記ベルト3の第二側32に複数設けた調節孔31と、前記留め具4の両側面に設けた調節ボタン40と、前記留め具4の内部に前記調節ボタン40の押下と連動し上下移動すると共に前記調節孔31に挿通する部位に設けた調節突起41と前記調節突起41を前記調節孔31に挿通する方向に押し上げるばね部材44と、を有する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、ベルト調節構造に関する。
従来、腕時計やウェアラブル機器は、表示部等を備えた本体と、この本体に接続されたベルト部とを備えており、ベルト部は、金属や皮革、合成樹脂等からなり、機器を手首に装着すように構成されているのが一般的である(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された装着型機器のベルト調節構造は、尾錠にもう片方のベルトを入れる工程が面倒であり、また調節孔に調節ピンを入れた後ではベルトの内径を調節できないといった利便性に問題がある。
また、意匠上予め環状になっている装着型機器は、購入後にベルトの内径を調節できないため、手首の太さに応じたベルトの内径をもつ製品サイズのバリエーションを提供する必要があり、その分の製造コストがかさむという問題がある。
そこで、本発明の課題は、1種類の製品サイズのラインナップで、装着する部位の太さに適応するベルトの内径を容易に調節でき、かつ、容易に着脱できるベルト調節構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、帯状のベルトが湾曲して前記ベルトの第一側の端部に設けた留め具と、前記留め具に前記ベルトの第二側が挿通し環状に構成されたベルトの内径を調節し保持するウェアラブル機器におけるベルト調節構造であって、前記ベルトの第二側の表面に複数設けた調節孔と、前記留め具の両側面に設けた調節ボタンと、前記留め具の内部に前記調節ボタンの押下と連動し上下移動すると共に前記調節孔に挿通する部位に設けた調節突起と、前記調節突起を前記調節孔に挿通する方向に押し上げるばね部材と、を有し、前記ベルトの内径を容易に調節し、かつ容易に着脱することを特徴とする。
本発明によれば、1種類の製品サイズのラインナップで、装着する部位の太さに適応するベルトの内径を容易に調節でき、かつ、容易に着脱できるベルト調節構造を提供できる。
以下に、ウェアラブル機器を例に、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。ただし、以下の説明は、あくまでも本発明の例示にすぎず、以下の記載によって発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の一形態に係るウェアラブル機器1を示す斜視図である。ウェアラブル機器1は本体2と、ベルト3と、留め具4により構成されている。ベルト3は端部に留め具4を有する第一のベルト30と、表面に調節孔31を複数設けた第二のベルト32から成る。留め具4は両側面に調節ボタン40を設け、第二のベルト32が挿通する。なお、説明の簡略化のためベルト3を第一のベルト30と第二のベルト32にわけているが、一体で形成しても良い。1種類の製品サイズのラインナップで、装着する部位の太さに適応するベルトの内径を容易に調節でき、かつ、容易に着脱できるベルト調節構造について、以下で説明する。
図2は、本発明の実施の一形態に係るウェアラブル機器1を示す側面図である。留め具4に第二のベルト32を挿通し環状に構成された状態を示している。調節ボタン40の押下によりベルトの内径を調節し保持する構造を次の図3および図4で説明する。
図3は、調節ボタン40を押していない時の調節孔31と調節突起41との挿通状態を示す図2のA−A線断面図である。調節突起41の土台となる部位の両側面は斜面42になっており、調節ボタン40の前述の斜面42と接する部位も同様に斜面43となっている。調節突起41の下部には、調節突起41を調節孔31に挿通する方向に押し上げるばね部材44を有する。調節ボタン40を押していない時、ばね部材44には調節突起41を調節孔31に挿通する方向に押し上げる力が作用しており、調節突起41は調節孔31に挿通している。この状態では、ベルトの内径を保持している。
図4は、調節ボタン40を押している時の調節孔31と調節突起41との挿通状態を示す図2のA−A線断面図である。調節ボタン40を押している時、調節突起41には斜面42と接する斜面43によって下方に押し下げる力が作用しており、同時にばね部材44は圧縮され、調節突起41は調節孔31に挿通していない。この状態では、ベルトの内径を調節できる。
図5は、本発明の実施の一形態に係るウェアラブル機器1を示す底面図である。留め具4に第二のベルト32を挿通し環状に構成された状態を示している。第一のベルト30または第二のベルト32をC方向に動かすことによりベルトの内径を調節し保持する構造を次の図6および図7で説明する。
図6は、ベルトの内径を保持している状態を示す図5のB−B線断面図である。調節突起41のC方向の側面は直立面45になっており、直立面45の反対側の側面は斜面46となっている。調節突起41の下部には、調節突起41を調節孔31に挿通する方向に押し上げるばね部材44を有する。調節ボタン40を押していない時、ばね部材44には調節突起41を調節孔31に挿通する方向に押し上げる力が作用しており、調節突起41は調節孔31に挿通している。
図7は、ベルトの内径を調節している状態を示す図5のB−B線断面図である。図6の状態から第二のベルト32をC方向に引っ張ると、調節突起41には斜面46と接する直立面33によって下方に押し下げる力が作用しており、同時にばね部材44は圧縮され、調節突起41は調節孔31に挿通していない。
ベルトの内径を狭める場合は、第二のベルト32をC方向に動かして調節する。この反対にベルトの内径を広げる場合は、前述の図4で説明した様に調節ボタン40を押しながら第一のベルト30をC方向に動かして調節する。
ベルトの内径を狭める場合は、第二のベルト32をC方向に動かして調節する。この反対にベルトの内径を広げる場合は、前述の図4で説明した様に調節ボタン40を押しながら第一のベルト30をC方向に動かして調節する。
図8は、ベルトの内径を最大にした時の状態を示す斜視図である。第二のベルト32の先端に第二のベルト32と一体に形成されたストッパー34を設け、ストッパー34は留め具4の側面47に引っ掛かる形状となっている。調節ボタン40を押しながら第一のベルト30をC方向に動かし、ベルト3の内径を最大にした時に第二のベルト32が留め具4から抜けず、ウェアラブル機器1が環状状態を保持している。
以上説明した通り、本発明によれば、1種類の製品サイズのラインナップで、装着する部位の太さに適応するベルトの内径を容易に調節でき、かつ、容易に着脱できるベルト調節構造を提供できる。
なお、実施の一形態においては、ウェアラブル機器を例に説明したが、本発明の構造は、装着型機器一般に適用可能であり、ウェアラブル機器以外に、特に着脱性を求められる機器にも適している。
1…ウェアラブル機器、2…本体、3…ベルト、30…第一のベルト、31…調節孔、32…第二のベルト、33…直立面、34…ストッパー、4…留め具、40…調節ボタン、41…調節突起、42…斜面、43…斜面、44…ばね部材、45…直立面、46…斜面、47…側面
Claims (1)
- 帯状のベルトが湾曲して前記ベルトの第一側の端部に設けた留め具と、前記留め具に前記ベルトの第二側が挿通し環状に構成されたベルトの内径を調節し保持するウェアラブル機器におけるベルト調節構造であって、
前記ベルトの第二側の表面に複数設けた調節孔と、
前記留め具の両側面に設けた調節ボタンと、
前記留め具の内部に前記調節ボタンの押下と連動し上下移動すると共に前記調節孔に挿通する部位に設けた調節突起と、
前記調節突起を前記調節孔に挿通する方向に押し上げるばね部材と、を有し、
前記ベルトの内径を容易に調節し、かつ容易に着脱することを特徴とするベルト調節構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014239286A JP2016097272A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | ベルト調節構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014239286A JP2016097272A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | ベルト調節構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016097272A true JP2016097272A (ja) | 2016-05-30 |
Family
ID=56075706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014239286A Pending JP2016097272A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | ベルト調節構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016097272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107772668A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-03-09 | 惠州伊尚生活科技有限公司 | 一种便于固定的电子手环 |
CN112155292A (zh) * | 2020-09-11 | 2021-01-01 | Oppo广东移动通信有限公司 | 穿戴设备的连接组件和穿戴设备 |
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2014
- 2014-11-26 JP JP2014239286A patent/JP2016097272A/ja active Pending
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