JP2015014278A - 始動発電機及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を招くことなく効率良くエンジンを始動させることができる始動発電機を提供する。
【解決手段】 エンジン始動時にはエンジンのクランクシャフトを所定の回転開始位置から助走をつけて回転させるスタータモータとして動作する一方、エンジン始動後にはジェネレータとして動作させる始動発電機において、エンジン始動時には、コントローラにより、エンジンの回転数が所定の第1回転数に達する時点で巻線への印加電圧が前記バッテリーの端子電圧より高い所定電圧になるように前記印加電圧を徐々に昇圧し、この昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンが始動するまで維持するように、前記ドライバーを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、始動発電機、特に自動二輪車を含む各種車両のエンジンのスタータ及びジェネレータを兼ねた始動発電機及びその制御方法に関する。
従来、例えば自動二輪車のエンジンのクランクシャフトに取り付けられ、スタータ及びジェネレータを兼ねた始動発電機が知られている。即ち、この始動発電機は、エンジン始動時にはクランクシャフトを回転させてエンジンを始動させるスタータモータとして機能する。一方、この始動発電機は、エンジン始動後にはクランクシャフトにより回転されてジェネレータとして機能する。
エンジンのクランクシャフトに減速機構なしに直接取り付けられる始動発電機の場合、エンジン始動時に大きなトルクを発生することが要求される。即ち、エンジン始動時には、特にエンジンの1回目の乗り越しトルクが大きいため、エンジンを始動させるためには、この乗り越しトルクを超える大きなトルクが必要である。このため、例えば特開2000−316299号公報には、エンジン始動時に駆動電圧を昇圧してスタータモータの始動トルクを増大させることが提案されている。
具体的には、この提案では、エンジン回転時に充電されるコンデンサを設け、エンジン始動時に前記コンデンサをバッテリーに対して直列接続するように構成されている。このようにエンジン始動時にコンデンサをバッテリーに直列接続することによって、コンデンサに充電された電圧がバッテリーの電圧に重畳されて、始動発電機の駆動電圧が上昇する。これによってエンジン始動に必要な大きな乗り越しトルクを超えるトルクが得られるとされている。
特開2000−316299号公報
しかしながら、上記提案に係る方法のようにエンジン始動時に駆動電圧を昇圧させても、必ずしも所期するする大きな始動トルクが得られないものであった。即ち、駆動電圧を昇圧した場合、ステータの巻線には大きな電流が流れるが、ステータの磁気回路が磁気飽和してしまう。このためエンジン始動時に昇圧した駆動電圧に比例したトルクが得られないものであった。即ち、エンジン始動のために投入した始動エネルギーがステータの磁気飽和により有効に活用されないものであった。
昇圧した駆動電圧に比例した大きな始動トルクを得るためには、ステータの断面積を拡大して磁気回路を磁気飽和させないように構成することが考えられる。しかし、ステータの断面積を拡大すると、装置の大型化を招くばかりか、エンジンの高速回転時における鉄損が増加する。
上述のような技術的背景のもとで、ステータの大型化を招くことなく、効率良く始動トルクを発生することができる、エンジン用始動発電機の出現が望まれていた。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、特に自動二輪車のエンジンのクランクシャフトに取り付けられる始動発電機であって、ステータの大型化を招くことなく、エンジン始動時に必要な始動トルクを効率良く発生することができる、エンジン用始動発電機及びその制御方法を提供することを目的とするものである。
更に、この発明の他の目的及び利点は、以下の好ましい実施形態から明らかになるであろう。
以下に、本発明に係る始動発電機について説明する。
この始動発電機は、エンジン始動時にはエンジンのクランクシャフトを所定の回転開始位置から助走をつけて回転させるスタータモータとして動作する一方、エンジン始動後にはジェネレータとして動作するものである。このように本発明に係る始動発電機は、エンジン始動時にはエンジンのクランクシャフトを所定の回転開始位置から助走をつけて回転させる、いわゆるスイングバック機能を備えたものである。このスイングバック機能により、エンジンの正回転方向における軽負荷領域の位置からクランキングを開始することができる。このため、スタータモータの始動トルクが比較的小さい場合でも、圧縮上死点近傍の高負荷域を容易に乗り越えることができる。
上記始動発電機は、巻線を備えたステータと、前記クランクシャフトに取り付けられ、前記ステータに対して回転自在に配置されたロータと、駆動用電源としてのバッテリーに接続され、前記巻線への通電を制御するドライバーと、前記ドライバーを制御するコントローラとを有する。
前記コントローラは、エンジン始動時には、前記ドライバーを以下のように制御する。即ち、前記コントローラは、前記エンジンの回転数が所定の第1回転数に達する時点で前記巻線への印加電圧が前記バッテリーの端子電圧よりも高い所定電圧になるように前記印加電圧を徐々に昇圧するように前記ドライバーを制御する。また、前記コントローラは、その昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンが始動するまで維持するように前記ドライバーを制御する。このようにエンジン始動時に前記巻線への印加電圧を一気に昇圧せずに徐々に昇圧すれば、ステータの磁気飽和によるエネルギー損失を回避することができる。従って、実質的に始動トルクの上昇に寄与するエネルギーのみを効果的に供給することができる。
前記エンジンの第1回転数としては、好ましくは例えば400rpmを例示することができる。また、前記第2回転数としては、好ましくは例えば1200rpmを例示することができる。
前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第1回転数に達する時点まで前記エンジンの回転数に応じて前記印加電圧を昇圧させるように、前記ドライバーを制御することが望ましい。この制御により、ステータの磁気回路の磁気飽和を回避しつつ実質的に始動トルクの上昇に寄与するエネルギーのみを効率的に供給することができる。
前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第1回転数と該第1回転数よりも高い第2回転数との間で前記昇圧された印加電圧を維持するように、前記ドライバーを制御することが好ましい。これによりエンジン始動に必要なトルクが維持され、エンジンを確実に始動することができる。
前記コントローラは、エンジン始動時には、前記クランクシャフトを一旦逆転方向に回転させ、前記所定の回転開始位置から正転方向に回転させるように、前記ドライバーを制御することが好ましい。このように前記クランクシャフトを一旦逆転方向に回転させ、前記所定の回転開始位置から正転方向に回転させることにより、大きな始動トルクを必要とすることなく、エンジンを始動させることができる。
前記ロータは、前記ステータの外周を取り囲むように配置されている、いわゆるアウターロータ形式のものが好適に採用される。この場合、ロータがフライホイールとしても機能する。
前記始動発電機は、更に、前記クランクシャフトの回転角度を検出するセンサを備え、前記コントローラは、前記センサからの出力信号に基づいて前記ドライバーを制御するものとしても良い。
前記ドライバーは、前記バッテリーに接続されたチョッパ回路と、該チョッパ回路に接続されたインバータ回路とを有するものが好適に用いられる。この場合、チョッパ回路は、昇圧チョッパ及び降圧チョッパの双方の機能を有するものとする。
前記コントローラは、前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、前記エンジンの回転数が前記第2回転数よりも高い第3回転数を超える高速回転領域にあるときには、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧するように、前記ドライバーを制御することが好ましい。これにより、バッテリーへの過剰な充電電流を抑制することができる。
前記コントローラは、前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、前記バッテリーへの充電電流が所定値を超えた時点から前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧するように、前記ドライバーを制御しても良い。これにより、バッテリーへの充電電流を抑制することができる。
この発明の他の側面によると、前記いずれかに記載の始動発電機を備えた、例えば自動二輪車を含む車両が提供される。
この発明の更に他の側面によると、エンジン始動時にはスタータモータとして動作する一方、エンジン始動後にはジェネレータとして動作する始動発電機の制御方法が提供される。この方法は、前記エンジンの回転数が所定の第1回転数に達する時点でステータに巻き付けられた巻線への印加電圧が駆動用電源としてのバッテリーの端子電圧よりも高くなるように、前記印加電圧を徐々に昇圧し、この昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンが始動するまで維持する。
前記エンジンの第1回転数を400rpmに設定し、前記エンジンの第2回転数を1200rpmに設定することが好ましい。
前記エンジンの回転数が前記第1回転数に達する時点まで前記エンジンの回転数に応じて前記印加電圧を昇圧させるようにしても良い。また、前記エンジンの回転数が前記第1回転数と該第1回転数よりも高い第2回転数との間では、前記昇圧された印加電圧を維持することが望ましい。
エンジン始動時に、前記エンジンのクランクシャフトを一旦逆転方向に回転させ、所定の回転開始位置から正転方向に回転させることが望ましい。
前記バッテリーにチョッパ回路を接続し、
エンジン始動後に前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、
前記エンジンの回転数が前記第3回転数を超えたとき、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧させるようにしても良い。
前記バッテリーにチョッパ回路を接続し、
エンジン始動後に前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、
前記バッテリーへの充電電流が所定値を超えたとき、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧させるようにしても良い。
図1は、この発明の実施形態に係る始動発電機及びこの始動発電機が取り付けられたエンジンの概略構成を示す断面図である。 図2は、前記始動発電機の電気的構成図である。 図3は、本発明に基づいて始動発電機の巻線に印加される印加電圧を制御した実施例、前記印加電圧を一気に昇圧した比較例、及び印加電圧を昇圧しない参考例における、始動発電機の巻線への印加電圧の制御を示すグラフである。 図4は、前記実施例、比較例及び参考例における、前記始動発電機の巻線に流れる電流の変化を示すグラフである。 図5は、前記実施例、比較例及び参考例における、仕事率の変化を示すグラフである。 図6は、前記実施例、比較例及び参考例における、始動発電機のトルクの変化を示すグラフである。 図7は、前記実施例、比較例及び参考例における、投入した仕事の変化を示すグラフである。 図8は、前記始動発電機を備えた車両の一例を示す説明図である。
以下、この発明を、好ましい実施形態に基づいて図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る始動発電機SG及びこれを備えたエンジンEを示す概略断面である。
まず、図1に基づいて、本実施形態の始動発電機及びこれが取り付けられるエンジンEの概略構成を説明する。
この実施形態に係る始動発電機SGは、図1に示すように、例えば自動二輪車のエンジンEに取り付けられている。即ち、この始動発電機SGは、エンジンEのクランクシャフト5に連結されて、エンジン始動時にクランクシャフト5を回転させてエンジンEを始動させるスタータモータとして機能する。一方、この始動発電機SGは、エンジン始動後には、クランクシャフト5により回転されてジェネレータとして機能する。もっとも、この発明は自動二輪車のエンジン用の始動発電機に適用される場合に限定されるものではなく、各種車両における始動発電機にも適用されるものである。
この実施形態に係るエンジンEは、クランクケース1と、このクランクケース1に設けられたシリンダ2と、このシリンダ2内に摺動可能に設けられたピストン3と、上端部が前記ピストン3に連結されたコネクティングロッド4と、前記クランクケース1内に回転可能に設けられ、前記コネクティングロッド4の下端部が連結されたクランクシャフト5とを備えている。
前記クランクシャフト5の右側端部は、クランクケース1から外方突出状に延出されている。このクランクシャフト5の右側端部には、後述するように、エンジン始動時にクランクシャフト5を回転させてエンジンEを始動させるスタータモータとして機能する一方、エンジン始動後にクランクシャフト5により回転されてジェネレータとして機能する始動発電機SGが取り付けられている。
この実施形態においては、図1に示すような構造のエンジンEを示したが、この発明においては、エンジン本体側の具体的な構成は、図示実施形態に示したような構成に限定されるものではない。
前記始動発電機SGは、図1に示すように、ロータ20と、ステータ30とを有する。
前記ロータ20は、有底円筒状に形成された回転子本体21と、該回転子本体21に固定された界磁用永久磁石22とを有する。前記回転子本体21は、前記クランクシャフト5の一端部に固定され、該クランクシャフト5と共に一体的に回転自在となされている。このようにクランクシャフト5に直結されて、該クランクシャフト5と共に回転するように取り付けられたロータ20は、エンジンEのフライホイールとしても機能する。
一方、前記ステータ30は、径方向外側に向かって一体的に延びた複数の突極としての歯部31を有する。各歯部31の周囲には、電機子巻線32が巻き付けられている。
また前記始動発電機SGには、駆動用電源としてのバッテリーBがドライバー60を介して接続されている。このバッテリーBと始動発電機SGとの間で、後述するコントローラ70を介して電力の授受が行われる。
上記ドライバー60の具体的構成について、図2を参照しつつ説明する。始動発電機SGのドライバー60は、バッテリーBに接続されたチョッパ回路40と、このチョッパ回路40の出力側に接続されたインバータ回路50とを有する。上記始動発電機SGの駆動回路としてのインバータ回路50は、6個のスイッチング素子としてのFET51U、51V、51W及び52U、52V、52Wを3相ブリッジ接続して構成されたブリッジ回路である。このFETブリッジ回路の各FETのドレイン・ソース間には、ダイオード53U、53V、53W及び54U、54V、54Wがそれぞれ接続されており、発電動作時に3相交流が全波整流されて直流電圧が出力される。なお、上記スイッチング素子は、FETに限られるものではなく、例えばMOSトランジスタ等を適宜用いても良い。
インバータ回路50の入力端子50a及び50bは、直流母線10及び11にそれぞれ接続されている。一方、インバータ回路50の出力端子55U、55V及び55Wは、始動発電機SGのステータ30の巻線32U、32V及び32Wの各端子に接続されている。各巻線32U、32V及び32Wの他端子は共通に接続されている。
インバータ回路50の一方の入力端子50bに接続された直流母線11は、バッテリーBの負端子に接続されている。また、インバータ回路50の入力端子50a及び50b間、即ち直流母線10及び11の間には、コンデンサ12が接続されている。
一方、チョッパ回路40は、スイッチング素子としての2個のFET41及び42を有する。これらFET41及び42は、インバータ回路50の入力端子50a及び50b間、即ち直流母線10及び11間に、直列接続状態で配置されている。各FET41及び42のドレイン・ソース間には、それぞれダイオード43及び44が接続されている。また、前記両FET41及び42の接続端、即ちチョッパ回路40の中性点には、コイル45を介して前記バッテリーBの正端子が接続されている。
また前記コンデンサ12に並列に電圧検出器13が接続されている。これにより前記インバータ回路50の入力側端子電圧(即ち巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧)が検出される。また前記始動発電機SGには、位置検出器14が設けられており、これによりロータ20の回転位置が検出される。
コントローラ70には、前記電圧検出器13及び前記位置検出器14の出力端子がそれぞれ接続されている。このコントローラ70は、前記チョッパ回路40及び前記インバータ回路50で構成されるドライバー60を制御するものである。具体的には、コントローラ70は、前記ドライバー60を以下のように制御する。即ち、前記エンジンEの回転数が所定の第1回転数に達する時点で前記巻線32U、32V、32Wへの印加電圧が前記バッテリーの端子電圧(例えば12V)から該端子電圧よりも高い所定の電圧(例えば24V)になるように前記印加電圧を徐々に昇圧し、この昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンEが始動するまで維持する。
まず、前記始動発電機SGをスタータとして動作させる場合における、前記ドライバー60及び前記コントローラ70の動作について説明する。チョッパ回路40が非動作状態にあるとき、バッテリーBの電圧は、コイル45及びダイオード43を介してコンデンサ12に印加される。この実施形態では、12VのバッテリーBを採用しているため、コンデンサ12は12Vに充電される。コントローラ70は、チョッパ回路40を構成するFET42のゲート信号を制御してこのFET42をオンオフする。
FET42がオンになると、コイル45及びFET42によって閉ループ回路が形成される。従って、コイル45にバッテリーBから電流が流れ込む。次に、FET42がオフになると、コイル45に蓄積されたエネルギーがダイオード43を介して放出される。このため昇圧された電圧がコンデンサ12に印加される。電圧の昇圧率は、コントローラ70により任意に制御される。この実施形態では、後述するように、コンデンサ12の端子電圧がロータ20の回転数に応じて徐々に昇圧するようにドライバー60を制御している。
またコントローラ70は、位置検出器14からの位置検出信号に基づいて、インバータ回路50のFET51U、51V、51W、52U、52V及び52Wのゲート信号を制御する。これによりFET51U、51V、51W、52U、52V及び52Wが順次オンオフされる。これにより始動発電機SGのステータの巻線32U、32V及び32Wに電流が流れ、ロータ20が回転する。
始動発電機SGが始動すると、エンジンEのクランクシャフト5が回転し、エンジンEが始動する。このようにして始動発電機SGは、エンジンEのスタータとして機能する。
次に、前記始動発電機SGをジェネレータとして動作させる場合における、前記ドライバー60及び前記コントローラ70の動作について説明する。
エンジンEが始動すると、コントローラ70は、インバータ回路50のFET51U、51V、51W、52U、52V、52Wの各ゲートへのゲート信号の供給を停止して、これらFETをすべてオフの状態とする。即ち、インバータ回路50を非動作状態にする。エンジンEが動作している状態においては、クランクシャフト5により始動発電機SGが回転される。従って、ステータ30の各巻線32U、32V及び32Wに電圧が誘起される。このように各巻線32U、32V及び32Wに誘起された交流電圧は、インバータ回路50のダイオード53U、53V、53W、54U、54V及び54Wにより全波整流されて直流電圧に変換される。この直流電圧は、コンデンサ12に印加される。
コンデンサ12に印加された電圧は、チョッパ回路40を介してバッテリーBに印加され、これによりバッテリーBは充電される。しかし、エンジンEの回転数が高い場合は、誘起される交流電圧も大きくなり、ひいてはバッテリーBが過充電されることがある。このようにバッテリーBの過充電を防止するために、コントローラ70はチョッパ回路40のFET41をオンオフ制御してチョッパ回路40を降圧チョッパとして動作させる。即ち、コントローラ70は、チョッパ回路40のFET41をオンオフ制御してバッテリーBに印加される電圧を降圧する。
このようにコントローラ70は、エンジン始動時には、チョッパ回路40を昇圧チョッパとして作動させて、ステータ30の巻線32U、32V及び32Wに印加される電圧を上昇させる。一方、エンジン始動後は、チョッパ回路40を降圧チョッパとして作動させてバッテリーBへの充電電流を抑制させる。
この実施形態においては、上記コントローラ70は、具体的には、上記ドライバー60を以下のように制御する。即ち、エンジン始動時には、エンジンEの回転数が所定の第1回転数に達する時点で前記巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧が前記バッテリーBの端子電圧(この実施形態では12V)から該端子電圧よりも高い所定電圧(この実施形態では24V)になるように前記印加電圧を徐々に昇圧する。そして、この昇圧された印加電圧を少なくともエンジンEが始動するまで維持する。
このようにステータ30の巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧を前記バッテリーBの端子電圧(この実施形態では12V)から該端子電圧よりも高い所定電圧(この実施形態では24V)になるように一気に昇圧せずに、徐々に昇圧するようにした理由は以下のとおりである。即ち、図3に一点鎖線で示すように、エンジンEの始動時に12Vから24Vに一気に昇圧すると、図4に一点鎖線で示すように、巻線32U、32V及び32Wに流れる電流は一気に増加する。これに従って、仕事率も図5に一点鎖線で示すように、急激に増加する。しかし、ステータ30の磁気回路が磁気飽和するため、増大した電流に比例して始動トルク(モータトルク)が増大しない。即ち、投入したエネルギの一部が発熱として消費される。
始動トルクを電流に比例して増加させるためには、ステータ30の磁気回路が磁気飽和しないようにステータ30の断面積を十分に大きく設定する必要がある。しかし、ステータ30の断面積を拡大することは、装置の大型化を招くばかりか、高速回転時の鉄損の増加を招く。このような問題を解決すべく、本発明に係る実施形態では、エンジン始動時に、ステータ30の巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧を前記バッテリーBの端子電圧(この実施形態では12V)から該端子電圧よりも高い所定電圧(この実施形態では24V)になるように一気に昇圧せずに、徐々に昇圧するようにしたものである。
なお、この発明において「徐々に昇圧する」とは、一定の割合で印加電圧を上昇させる場合に限定されることを意味するものではない。例えば、段階的に印加電圧を上昇させるような場合も含む意味として解釈されるべきである。本発明においては、エンジン始動開始時に必ずしも昇圧することを必要とするものではない。換言すると、エンジン始動時はバッテリーBの端子電圧(例えば12V)をそのまま印加してエンジンEを始動させ、その後エンジンEが所定の第1回転数に達するまでに前記巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧が所定電圧(例えば24V)となるように徐々に昇圧しても良い。あるいは、エンジン始動時はバッテリーBの端子電圧よりも少し高い電圧を巻線への印加電圧とし、その後徐々に昇圧しても良い。要するに、本発明は、エンジン始動時に一気に所定電圧(本実施形態では24V)まで昇圧することを排除する趣旨であると理解すべきである。
このように本発明においては、エンジンEを始動させる瞬間には、例えばバッテリーBの端子電圧(例えば12V)に対応する比較的小さな始動トルクしか発生しない。このため、本発明においては、エンジンEを始動させるために大きな1回目の乗り越しトルクを乗り越えることができるように、エンジン始動時にはエンジンEのクランクシャフト5を所定の回転開始位置から助走をつけて回転させるスタータモータとして動作させる。即ち、いわゆるスイングバック機能を活用して大きな1回目の乗り越しトルクを乗り越えるようにしている。図3において、巻線への印加電圧を負の値にしているのは、クランクシャフト5を一旦逆方向に回転させてスイングバックさせるためである。
この実施形態では、位置検出器14によりロータ20の位置を検出し、コントローラ70によってドライバー60を制御することにより、エンジンEのクランクシャフト5を一旦所定の回転開始位置に設定する。そしてその位置から助走をつけてエンジンEを始動させる。
エンジンEの始動開始時には、チョッパ回路40を作動させずバッテリーBの端子電圧12Vをそのままインバータ回路50に印加して、始動発電機SGを始動させる。そして、エンジン始動開始直後から、チョッパ回路40を昇圧チョッパとして作動させることにより、インバータ回路50の入力端子50a、50bに印加される印加電圧をエンジン回転数に応じて上昇させる。この実施形態では、エンジンEが所定の第1回転数に達する時点でインバータ回路50の入力端子50a、50bに印加される印加電圧がバッテリーBの端子電圧12Vの2倍の24Vになるように昇圧する。そしてこの昇圧した印加電圧を、エンジンEの回転数が所定の第2回転数に達するまで維持するように、コントローラ70がドライバー60(チョッパ回路40)を制御する。
エンジンEの第1回転数としては、例えば400rpmを例示することができる。また、第2回転数としては、エンジンEが始動開始した後の回転数であればよく、例えば1200rpmを例示することができる。即ち、この実施形態では、エンジン始動の際に、400rpmに達した時点で前記印加電圧が24Vに昇圧されるように、12Vからエンジン回転数に比例して一定の割合で昇圧するようになっている。そして、エンジン回転数が1200rpmに達する時点までは、その昇圧された状態が維持される。第1回転数400rpmと第2回転数1200rmpの間で、エンジンEが始動する。
エンジンEの回転数が400rpmに達する時点で印加電圧が所定の電圧(24V)になるように印加電圧を徐々に昇圧するように制御した場合であっても、印加電圧を一気に24Vにまで昇圧させた場合と較べて、実際に発生するトルクは殆ど変らない。即ち、図7に示すように、印加電圧を一気に昇圧した比較例の方が、印加電圧を徐々に昇圧した実施例よりも投入した仕事量が多いにも拘わらず、図6に示すように、発生する最大トルクはほとんど同じである。従って、印加電圧を徐々に昇圧させた場合には、投入したエネルギーを浪費することなく、確実にトルクを発生するエネルギーとして活用できることがわかる。なお、印加電圧を昇圧することなく12VでエンジンEを始動させた場合には、昇圧した場合と較べて、始動直後からトルクが低下している。
次に上記始動発電機SGをジェネレータ(発電機)として動作させる場合について説明する。
コントローラ70は、エンジンEが始動した後は、始動発電機SGをジェネレータとして動作させるために、インバータ回路50のFET51U、51V、51W、52U、52V、52Wのゲートへの信号の供給を停止して、これらすべてのFETをオフの状態とする。即ち、インバータ回路50を非動作状態とする。エンジンEの始動に伴って、始動発電機SGのロータ20がエンジンEのクランクシャフト5により回転される。このようにロータ20がステータ30の周りを回転すると、ロータ20に取り付けられた永久磁石22の磁束がステータ30の各巻線32U、32V及び32Wを鎖交するため、各巻線32U、32V及び32Wに電圧が誘起される。この誘起された電圧は、インバータ回路50のダイオード53U、53V、53W、54U、54V及び54Wにより全波整流されて直流電圧に変換される。この直流電圧によりバッテリーBが充電される。
エンジンEの回転数が高いと誘起される電圧も高くなり、そのままではバッテリーBへの充電電流が過剰になる。これに対応すべく、既に説明したように、前記コントローラ70がチョッパ回路40を制御して、チョッパ回路40を降圧チョッパとして動作させることにより、バッテリーBの過充電が防止される。
上述したように、この発明の実施形態によれば、エンジン始動時にはエンジンEのクランクシャフト5を所定の回転開始位置から助走をつけて回転させるスタータモータとして動作させるものである。従って、エンジンEの大きな1回目の乗り越しトルクを容易に乗り越えることができるので、比較的小さな始動トルクであってもエンジンを始動させることが可能である。また、コントローラ70は、エンジン始動時には、巻線32U、32V及び32Wへの印加電圧を一気に昇圧せずに、徐々に昇圧するものである。従って、ステータ30の磁気回路が磁気飽和することがなく、投入したエネルギーを効率的に始動トルクとして活用することができる。従って、従来のバッテリーBをそのまま用いつつ、装置の大型化を招くことなく、効率的にエンジンEを始動することができる。
また、エンジン始動後には、コントローラ70によってドライバー60を適宜制御することによって、バッテリーBへの過充電を未然に防止することができる。
上記実施形態では、印加電圧をバッテリーBの電圧(12V)の倍の電圧(24V)に昇圧する場合について説明したが、これに限定されるものではない。バッテリーBの電圧や昇圧電圧については、適宜任意に設定することができる。また、ドライバー60の具体的な回路構成についても、図示実施形態に限定されるものではなく、他の任意の回路構成を採用することができる。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではなく、ここに示され且つ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、この発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。
本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものであるが、この開示は本発明の原理の実施例を提供するものと見なされるべきであって、それら実施例は、本発明をここに記載しかつ/または図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、多くの図示実施形態がここに記載されている。
本発明の図示実施形態を幾つかここに記載したが、本発明は、ここに記載した各種の好ましい実施形態に限定されるものではなく、この開示に基づいていわゆる当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ(例えば、各種実施形態に跨る特徴の組み合わせ)、改良及び/又は変更を有するありとあらゆる実施形態をも包含するものである。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施例に限定されるべきではなく、そのような実施例は非排他的であると解釈されるべきである。例えば、この開示において、「好ましくは」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」ということを意味するものである。
この発明にかかる、例えば自動二輪車のエンジンに取り付けられる始動発電機として好適に用いられる。
5 クランクシャフト
20 ロータ
30 ステータ
32 巻線
40 チョッパ回路
50 インバータ回路
60 ドライバー
70 コントローラ
B バッテリー
E エンジン
SG 始動発電機

Claims (22)

  1. エンジン始動時にはエンジンのクランクシャフトを所定の回転開始位置から助走をつけて回転させるスタータモータとして動作する一方、エンジン始動後にはジェネレータとして動作する始動発電機であって、
    巻線を備えたステータと、
    前記クランクシャフトに取り付けられ、前記ステータに対して回転自在に配置されたロータと、
    駆動用電源としてのバッテリーに接続され、前記巻線への通電を制御するドライバーと、
    前記ドライバーを制御するコントローラとを有し、
    前記コントローラは、エンジン始動時には、前記エンジンの回転数が所定の第1回転数に達する時点で前記巻線への印加電圧が前記バッテリーの端子電圧よりも高い所定電圧になるように前記印加電圧を徐々に昇圧し、この昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンが始動するまで維持するように、前記ドライバーを制御する、ことを特徴とする始動発電機。
  2. 前記エンジンの第1回転数は、400rpmである、請求項1に記載の始動発電機。
  3. 前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第1回転数に達する時点まで前記エンジンの回転数に応じて前記印加電圧を昇圧させるように、前記ドライバーを制御する、請求項1又は2に記載の始動発電機。
  4. 前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第1回転数と該第1回転数よりも高い第2回転数との間で前記昇圧された印加電圧を維持するように、前記ドライバーを制御する、請求項1ないし3のいずれか1に記載の始動発電機。
  5. 前記第2回転数は1200rpmである、請求項4に記載の始動発電機。
  6. 前記コントローラは、エンジン始動時には、前記クランクシャフトを一旦逆転方向に回転させ、前記所定の回転開始位置から正転方向に回転させるように、前記ドライバーを制御する、請求項1ないし5のいずれか1に記載の始動発電機。
  7. 前記ロータは、前記ステータの外周を取り囲むように配置されている、請求項1ないし6のいずれか1に記載の始動発電機。
  8. 更に、前記クランクシャフトの回転角度を検出するセンサを備え、
    前記コントローラは、前記センサからの出力信号に基づいて前記ドライバーを制御する、請求項1ないし7のいずれか1に記載の始動発電機。
  9. 前記ドライバーは、前記バッテリーに接続されたチョッパ回路と、該チョッパ回路に接続されたインバータ回路とを有する、請求項1ないし8のいずれか1に記載の始動発電機。
  10. 前記チョッパ回路は、前記バッテリーの端子電圧よりも高い電圧を出力する昇圧機能を有する、請求項9に記載の始動発電機。
  11. 前記コントローラは、前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、前記エンジンの回転数が前記第2回転数よりも高い第3回転数を超える高速回転領域にあるときには、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧するように、前記ドライバーを制御する、請求項1ないし10のいずれか1に記載の始動発電機。
  12. 前記コントローラは、前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、前記バッテリーへの充電電流が所定値を超えた時点から前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧するように、前記ドライバーを制御する、請求項1ないし11のいずれか1に記載の始動発電機。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の始動発電機を備えた車両。
  14. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の始動発電機を備えた自動二輪車。
  15. エンジン始動時にはスタータモータとして動作する一方、エンジン始動後にはジェネレータとして動作する始動発電機の制御方法であって、
    エンジン始動時にスタータモータとして動作させる際には、
    前記エンジンの回転数が所定の第1回転数に達する時点で、ステータに巻き付けられた巻線への印加電圧が駆動用電源としてのバッテリーの端子電圧よりも高くなるように、前記印加電圧を徐々に昇圧し、
    この昇圧された印加電圧を少なくとも前記エンジンが始動するまで維持する、
    ことを特徴とする始動発電機の制御方法。
  16. 前記エンジンの第1回転数は、400rpmである、請求項15に記載の始動発電機の制御方法。
  17. 前記エンジンの回転数が前記第1回転数に達する時点まで前記エンジンの回転数に応じて前記印加電圧を昇圧させる、請求項15又は16に記載の始動発電機の制御方法。
  18. 前記エンジンの回転数が前記第1回転数と該第1回転数よりも高い第2回転数との間では、前記昇圧された印加電圧を維持する、請求項15ないし17のいずれか1に記載の始動発電機の制御方法。
  19. 前記エンジンの第2回転数は、1200rpmである、請求項18に記載の始動発電機の制御方法。
  20. エンジン始動時に、前記エンジンのクランクシャフトを一旦逆転方向に回転させ、所定の回転開始位置から正転方向に回転させる、請求項15ないし19のいずれか1に記載の始動発電機の制御方法。
  21. 前記バッテリーにチョッパ回路を接続し、
    エンジン始動後に前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、
    前記エンジンの回転数が前記第3回転数を超えたとき、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧させる、請求項15ないし20のいずれか1に記載の始動発電機の制御方法。
  22. 前記バッテリーにチョッパ回路を接続し、
    エンジン始動後に前記始動発電機がジェネレータとして動作している際に、
    前記バッテリーへの充電電流が所定値を超えたとき、前記チョッパ回路により前記バッテリーに印加される電圧を降圧させる、請求項15ないし20のいずれか1に記載の始動発電機の制御方法。
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