JP2015013952A - 塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法及び成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】変性による変色を抑えることができる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を提供する。【解決手段】本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することにより得られる。【選択図】なし
Description
本発明は、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて得られる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物に関する。また、本発明は、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法に関する。また、本発明は、上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を用いた成形体に関する。
塩化ビニル系樹脂は、一般に、機械的強度、耐候性及び耐薬品性に優れている。このため、塩化ビニル系樹脂は、各種の成形体に加工されており、多くの分野で使用されている。
近年、塩化ビニル系樹脂の各種の性能を高めるために、塩化ビニル系樹脂を変性することが検討されている。下記の特許文献1では、塩化ビニル系樹脂に、メルカプトベンゾチアジル基を有する化合物を配合することで、塩化ビニル系樹脂の塩素原子をメルカプトベンゾチアジル基で置換する変性方法が開示されている。
特許文献1では、上記メルカプトベンゾチアジル基を有する化合物としては、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジベンゾチアジルスルフィド(MBTS)、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(BBS)、N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(OBS)、及びN,N−ジイソプロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(DPBS)が挙げられている。
特許文献1に記載のような従来の変性方法では、変性により変色が生じることがある。
また、特許文献1に記載の変性方法で得られる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を用いて、成形体を作製すると、得られる成形体が高い温度領域で用いられたときに、熱変形することがある。すなわち、成形体の耐熱性が低いことがある。
また、各種の性能を発揮することを目的として、塩化ビニル系樹脂の塩素化率を高めるための塩素化が行われることがある。しかし、塩素化により得られる塩素化塩化ビニル系樹脂を、従来の変性方法で変性させた場合にも、変性による変色が生じることがある。また、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いた成形体の耐熱性を十分に高めることが困難なことがある。
本発明の目的は、変性による変色を抑えることができる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法を提供することである。
本発明の限定的な目的は、耐熱性を高めることができる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を用いた成形体を提供することである。
本発明の広い局面によれば、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、前記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することにより得られる、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物が提供される。
本発明の広い局面によれば、上述した塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を成形することにより得られる、成形体が提供される。
塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、前記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することが好ましい。
本発明の広い局面によれば、上述した塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法により得られる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を成形することにより得られる、成形体が提供される。
本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することにより得られるので、変性による変色を抑えることができる。
本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法では、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換するので、変性による変色を抑えることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することにより得られる。
また、本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法では、塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換する。
本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法では、上述した構成が備えられているため、変性による変色を抑えることができる。
さらに、本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び本発明に係る塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法では、上述した構成が備えられているため、耐熱性を効果的に高めることができる。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル系樹脂が塩素化された樹脂である。上記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルモノマーの単独重合体、塩化ビニルモノマーと塩化ビニルと共重合可能なビニルモノマーとの共重合体等が挙げられる。該共重合体は、50重量%以上の塩化ビニルモノマーと50重量%以下の塩化ビニルと共重合可能なビニルモノマーとの共重合体であることが好ましい。上記塩素化塩化ビニル系樹脂は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記塩化ビニルモノマーと共重合可能なビニルモノマーとしては特に限定されず、例えば、酢酸ビニル、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、エチレン、ビニルエーテル、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリル酸エステル、フッ化ビニル及びマレイミド等が挙げられる。上記ビニルモノマーは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法は特に制限はない。上記塩素化塩化ビニル系樹脂の重合度は特に制限はないが、溶融混練時に耐衝撃性を発現されるのに十分なゲル化をさせるために、500〜1000程度であることが好ましい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂は、後塩素化塩化ビニル系樹脂であることが好ましい。上記後塩素化塩化ビニル系樹脂とは、塩素化塩化ビニル系樹脂を得た後に、該塩素化塩化ビニル系樹脂の塩素化が行われた樹脂をいう。上記後塩素化塩化ビニル系樹脂は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
変色を効果的に抑える観点からは、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を有機溶剤に溶解させた状態で、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、触媒の存在下で、上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することが好ましい。
変色を効果的に抑える観点からは、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の一部を、上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することが好ましい。
上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物及び上記メルカプトカルボン酸エステル化合物はいずれも、チオール基を有し、構造式R−SH(Rは任意の基)で表される。これらの化合物は、チオール基を1つ有していてもよく、チオール基を複数有していてもよい。上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物及び上記メルカプトカルボン酸エステル化合物の内の1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記チオール化合物(チオール類)としては、脂肪族チオール化合物及び芳香族チオール化合物等が挙げられる。上記脂肪族チオール化合物の具体例としては、メタンチオール、エタンチオール、エタンジチオール、メルカプトエタノール、プロパンチオール、ブタンチオール、オクタンチオール及びドデカンチオール等が挙げられる。上記芳香族チオール化合物の具体例としては、ベンゼンチオール、トルエンチオール及びトルエンジチオール等が挙げられる。また、チオール化合物自体は広く知られており、上述したチオール化合物以外のチオール化合物を用いてもよい。上記チオール化合物は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。上記チオール化合物には、上記チオカルボン酸化合物は含まれないこととし、更に上記メルカプトカルボン酸エステル化合物は含まれないこととする。
上記チオカルボン酸化合物(チオカルボン酸類)の具体例としては、チオ酢酸、ジチオ酢酸、チオプロピオン酸、チオ酪酸及びチオ安息香酸等が挙げられる。また、上記チオカルボン酸化合物自体は広く知られており、上述したチオカルボン酸化合物以外のチオカルボン酸化合物を用いてもよい。上記チオカルボン酸化合物は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記メルカプトカルボン酸エステル化合物としては、メルカプト酢酸及び2−メルカプトプロピオン酸のアルキルエステル等が挙げられる。上記アルキルエステルとしては、メチルエステル、エチルエステル及びイソオクチルエステル等が挙げられる。上記メルカプトカルボン酸エステル化合物の具体例としては、チオグリコール酸イソオクチル等が挙げられる。また、上記メルカプトカルボン酸エステル化合物自体は広く知られており、上述したメルカプトカルボン酸エステル化合物以外のメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いてもよい。上記メルカプトカルボン酸エステル化合物は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物及び上記メルカプトカルボン酸エステル化合物のそれぞれの炭素数は、1以上、好ましくは20以下である。但し、上記炭素数は特に限定されない。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂は、一般に塩素原子を複数有する。本発明では、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる複数の塩素原子の少なくとも一部を置換する。すなわち、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換すればよい。上記置換により、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物に由来する置換基が導入される。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の全個数100%中、置換される塩素原子の個数の割合(塩素置換率)は、0%を超え、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.1%以上、100%以下である。上記塩素置換率は、1%以上であってもよく、80%以下であってもよく、50%以下であってもよく、20%以下であってもよい。置換により発現する性能及びその程度に応じて、上記塩素置換率は適宜変更可能である。上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の全てが置換されてもよい。但し、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の一部が置換されることが好ましい。すなわち、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の一部を、上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することが好ましい。上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、塩素原子を含むことが好ましい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂を有機溶剤に含ませた状態で、置換反応が行われることが好ましい。塩素原子を効率的に置換し、変性による変色をより一層抑え、耐熱性を効果的に高める観点からは、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を有機溶剤に溶解させた状態で、上記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、触媒の存在下で、上記チオール化合物、上記チオカルボン酸化合物又は上記メルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することが好ましい。
上記有機溶剤は、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を溶解可能であることが好ましい。置換反応時に、上記塩素化塩化ビニル系樹脂は、上記有機溶剤に溶解していることが好ましい。
上記有機溶剤の具体例としては、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン(THF)、アセチルアセトアミド及びメタノール等が挙げられる。これらの有機溶剤は、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を溶解可能である。上記有機溶剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記触媒は、上記置換反応を促進可能である。上記触媒は、23℃で固体であることが好ましい。上記触媒は、有機触媒であってもよく、無機触媒であってもよい。
上記触媒の具体例としては、炭酸塩、陰イオン交換能を有する無機骨格を有する層状化合物等が挙げられる。上記炭酸塩としては、炭酸カリウム等が挙げられる。上記無機骨格としては、金属水酸化物骨格等が挙げられる。
置換反応の一例を説明すると、アルキル基を有するチオール化合物等が求核剤になり、塩素化塩化ビニル系樹脂の炭素原子に反応して塩素原子が脱離すると、SN2反応によって塩素化塩化ビニル系樹脂にアルキル鎖が導入される。このとき、炭酸イオンが触媒としての役割を果たすことで、置換反応の反応効率が高くなる。
上記置換反応では、加熱処理することが好ましい。加熱処理の温度(反応温度)は、好ましくは40℃以上、より好ましくは60℃以上、好ましくは130℃以下である。上記加熱処理の温度が上記下限以上であると、求核置換反応が適度に早くなる。上記加熱処理の温度が上記上限以下であると、脱塩化水素反応が抑えられ、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の変色及び着色がより一層抑えられる。
上記置換反応後の後処理の方法は特に限定されない。反応後の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物のろ液について、溶解度が異なる溶剤を用いて、析出、洗浄及び乾燥することで、塩素化塩化ビニル系樹脂の反応物を得ることができる。例えば、上記ろ液を、メタノールと水との混合溶剤(例えば、重量比1:1)に注いで、コロイド状にした後、塩化ナトリウムを加えて塩析させて生成物を得て、得られた生成物をメタノール及び水で数回洗浄した後、乾燥することで、塩素化塩化ビニル系樹脂の反応物を得てもよい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、様々な用途に用いられ、耐熱性が求められる用途に特に好適に用いられる。
本発明に係る成形体は、上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を成形することにより得られる。本発明に係る成形体では、特定の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物が用いられているので、耐熱性を高めることができる。また、上記成形体を得る際に、上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を含む塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を用いてもよい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物の成形方法としては特に限定されず、例えば、押出成形法、射出成形法、カレンダー成形法及びプレス成形法等が挙げられる。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物の成形方法の具体例としては、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を有機溶剤に溶解させて、塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を得た後、必要に応じて、ごみ及び気泡等を取り除いて、ダイにより押出して、支持体上に流涎させ、次に乾燥し、支持体を剥離して、フィルム状の成形体を得る方法が挙げられる。
押出成形機を用いて、上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物及び上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を加熱溶融させ、次に金型で成形した後、冷却及び賦形してもよい。
成形に用いる成形機としては特に限定されず、例えば、単軸押出機、二軸異方向パラレル押出機、二軸異方向コニカル押出機、及び二軸同方向押出機等が挙げられる。上記成形機を用いて成形するとき、賦形する金型、樹脂温度等は、特に限定されない。
また、上記成形体の製造方法として、ベント孔が設けられた押出機を用いた押出成形法が好ましい。また、溶融混練時のせん断発熱が少ないことから、二軸押出機が好適に用いられる。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物は、必要に応じて、熱安定剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、酸化防止剤、光安定剤及び顔料等の添加剤を添加してもよい。
上記熱安定剤としては特に限定されず、例えば、有機錫系熱安定剤、鉛系熱安定剤、カルシウム−亜鉛系熱安定剤、バリウム−亜鉛系熱安定剤及びカドミウム−バリウム系熱安定剤等が挙げられる。上記熱安定剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記有機錫系熱安定剤としては、例えば、ジメチル錫メルカプト、ジブチル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジメチル錫マレート、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート及びジブチル錫ラウレートポリマー等が挙げられる。上記鉛系熱安定剤としては、ステアリン酸鉛、二塩基性亜燐酸鉛及び三塩基性硫酸鉛等が挙げられる。
上記熱安定剤の使用量は特に限定されない。上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物100重量部に対して、上記熱安定剤の含有量は好ましくは1重量部以上、好ましくは5重量部以下である。
上記安定化助剤としては特に限定されず、例えば、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化テトラヒドロフタレート、エポキシ化ポリブタジエン、及びリン酸エステル等が挙げられる。上記安定化助剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記滑剤としては特に限定されず、例えば、モンタン酸ワックス系滑剤、パラフィンワックス系滑剤、ポリオレフィンワックス系滑剤、ステアリン酸系滑剤、アルコール系滑剤及びエステル系滑剤等が挙げられる。上記滑剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記滑剤の使用量は特に限定されない。上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物100重量部に対して、上記滑剤の含有量は好ましくは0.3重量部以上、好ましくは3重量部以下である。
上記加工助剤としては特に限定されず、例えば、重量平均分子量10万〜200万のアルキルアクリレート/アルキルメタクリレート共重合体であるアクリル系加工助剤等が挙げられる。上記加工助剤の具体例としては、n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体、及び2−エチルヘキシルアクリレート/メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。上記加工助剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記酸化防止剤としては特に限定されず、例えば、フェノール系酸化防止剤等が挙げられる。上記酸化防止剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記光安定剤としては特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系及びシアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、並びにヒンダードアミン系の光安定剤等が挙げられる。上記光安定剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記顔料としては特に限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系及び染料レーキ系等の有機顔料、並びに酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物−セレン化物系及びフェロシアン化物系等の無機顔料等が挙げられる。上記顔料は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
また、成形時の加工性を高める目的で、上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物は可塑剤を含んでいてもよい。上記可塑剤としては特に限定されず、例えば、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、及びジ−2−エチルヘキシルアジペート等が挙げられる。上記可塑剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を得る際に、上記添加剤の添加方法及び添加順序は特に限定されず、適宜の添加方法及び適宜の添加順序を採用可能である。例えば、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物に、ホットブレンド法及びコールドブレンド法等により、添加剤を添加可能である。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂を用いた上記成形体は、耐熱性に優れている。このため、上記成形体は、管材及び継手として好適に用いることが好ましい。上記塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物は、管材又は継手を得るために用いられることが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。本発明は以下の実施例のみに限定されない。
(実施例1)
塩素化塩化ビニル系樹脂として、市販品である徳山積水工業社製「HA58K」(重合度1000、塩素化度67.3%、後塩素化塩化ビニル系樹脂)を用いた。
塩素化塩化ビニル系樹脂として、市販品である徳山積水工業社製「HA58K」(重合度1000、塩素化度67.3%、後塩素化塩化ビニル系樹脂)を用いた。
オイルバスが備えられた500mLのガラス反応器に、有機溶剤であるシクロヘキサノン50mLと、上記塩素化塩化ビニル系樹脂(徳山積水工業社製「HA58K」)500mgとを入れ、上記塩素化塩化ビニル系樹脂を溶解させて、塩素化塩化ビニル系樹脂溶液を得た。還流器を取り付けて、かつ反応器内を窒素雰囲気下にした後、得られた塩素化塩化ビニル系樹脂溶液の全量と、炭酸型LDH(層状複水酸化物)0.5gと、チオール化合物である1−ドデカンチオール1.66gとを三口フラスコに加え、スターラーで撹拌しつつ、60℃(反応温度)に設定したオイルバスで14時間(反応時間)反応を行い、反応液を得た。得られた反応液をろ過し、炭酸型LDH(層状複水酸化物)を回収し、ろ液をメタノールと水との混合溶剤(重量比で2:1)に注いて、コロイド溶液を得た後、塩化ナトリウムを0.5g加えて塩析させて、生成物を得た。得られた生成物をろ過した後、メタノール50mLと水50mLとを用いて、メタノール、水の順序で2回洗浄し、その後真空乾燥機で加熱乾燥して、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(A)を得た。
(実施例2)
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、o−(2−メルカプトエチル)−o’−メチル−ヘキサエチレングリコールに変更したこと、反応時間を14時間から3.5時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(B)を得た。
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、o−(2−メルカプトエチル)−o’−メチル−ヘキサエチレングリコールに変更したこと、反応時間を14時間から3.5時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(B)を得た。
(実施例3)
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、メルカプトカルボン酸エステル化合物であるチオグリコール酸イソオクチルに変更したこと、上記有機溶剤であるシクロヘキサノンを、有機溶剤であるジメチルホルムアミドに変更したこと、並びに反応時間を14時間から24時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(C)を得た。
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、メルカプトカルボン酸エステル化合物であるチオグリコール酸イソオクチルに変更したこと、上記有機溶剤であるシクロヘキサノンを、有機溶剤であるジメチルホルムアミドに変更したこと、並びに反応時間を14時間から24時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(C)を得た。
(比較例1)
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、ドデシルアミンに変更したこと、有機溶剤であるシクロヘキサノンを、有機溶剤であるジメチルホルムアミドに変更したこと、並びに反応時間を14時間から24時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を得ようと試みた。この結果、置換反応は進行せず、塩化水素の脱離が進行して、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(D)が得られた。
チオール化合物である1−ドデカンチオールを、ドデシルアミンに変更したこと、有機溶剤であるシクロヘキサノンを、有機溶剤であるジメチルホルムアミドに変更したこと、並びに反応時間を14時間から24時間に変更したこと以外は実施例1と同様にして、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を得ようと試みた。この結果、置換反応は進行せず、塩化水素の脱離が進行して、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(D)が得られた。
(塩素置換率の評価)
得られた塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物について、JEOL社製「FT−NMR装置」(核磁気共鳴スペクトル)を用いて、1H−NMR、13C−NMR測定を行い、構造分析により、塩素原子がチオール分岐に置換されている塩素置換率を求めた。この塩素置換率は、置換反応前の塩素原子の全個数100%中、置換された塩素原子の個数の割合を示す。
得られた塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物について、JEOL社製「FT−NMR装置」(核磁気共鳴スペクトル)を用いて、1H−NMR、13C−NMR測定を行い、構造分析により、塩素原子がチオール分岐に置換されている塩素置換率を求めた。この塩素置換率は、置換反応前の塩素原子の全個数100%中、置換された塩素原子の個数の割合を示す。
(変色の目視評価)
得られた変化ビニル系樹脂の変性物について、色を目視で確認した。変性前の塩素化塩化ビニル系樹脂と、変性後の変化ビニル系樹脂の変性物との色の差異(変色の程度)を評価した。
得られた変化ビニル系樹脂の変性物について、色を目視で確認した。変性前の塩素化塩化ビニル系樹脂と、変性後の変化ビニル系樹脂の変性物との色の差異(変色の程度)を評価した。
結果を下記の表1に示す。
実施例1〜3では、塩素化塩化ビニル系樹脂の少なくとも一部の塩素原子が、置換されており、変性により変色していなかった。一方で、比較例1では、塩素化塩化ビニル系樹脂の塩素原子は、置換されておらず、塩化水素の脱離が起こり、変性により変色していた。また、実施例1〜3の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(A)〜(C)は、比較例1の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物(D)と比べて、耐熱性が高かった。
Claims (4)
- 塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、前記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換することにより得られる、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物。
- 請求項1に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を成形することにより得られる、成形体。
- 塩素化塩化ビニル系樹脂を用いて、前記塩素化塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素原子の少なくとも一部を、チオール化合物、チオカルボン酸化合物又はメルカプトカルボン酸エステル化合物を用いて置換する、塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法。
- 請求項3に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物の製造方法により得られる塩素化塩化ビニル系樹脂の変性物を成形することにより得られる、成形体。
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