JP2015013439A - 画像形成装置、情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、電源が供給された動作モードと、スイッチの操作を受け付ける部分に電源が供給された電源オフモードとを有し、予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行する実行手段と、読み書き可能であって、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性であって、制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記動作モードにおいて前記スイッチがオフに操作された場合に、当該動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能か否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能と判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを動作可能な状態において保持し、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させ、前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みして、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させることを特徴とする情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記電源オフモードにおいて、前記スイッチがオンに操作された場合に、当該電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能か否かを判断する他の判断手段をさらに備え、前記他の判断手段が前記電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能と判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に動作可能な状態において保持した前記制御プログラムを実行して、当該電源オフモードから当該動作モードに遷移させ、前記他の判断手段が前記電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みして、当該電源オフモードから当該動作モードに遷移させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、電源の供給を遮断する主スイッチをさらに備え、当該主スイッチがオフに操作された主電源オフモードを有し、前記電源オフモードにおいて、前記主スイッチがオフに操作されることにより、前記主電源オフモードに遷移することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記記憶手段が、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行させる機能と、読み書き可能であって、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性の記憶手段に制御プログラムを記憶させる機能と、電源が供給された動作モードにおいてスイッチがオフに操作された場合に、当該動作モードから当該スイッチの操作を受け付ける部分に電源が供給された電源オフモードへの遷移が可能か否かを判断する機能と、前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能と判断した場合には、前記記憶手段に前記制御プログラムを動作可能な状態において保持させて、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移し、前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みさせて、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、情報処理装置が停止状態から動作状態への復帰に要する時間を短くできる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、動作状態への復帰において、動作状態に遷移できないことを抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、消費エネルギをさらに抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、より高速な情報処理ができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、停止状態から動作状態への復帰に要する時間を短くできる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成の一例を示すハードウェアブロック図である。画像形成装置1は、紙等の記録材に画像を形成する画像形成部10と、紙等の記録材に記録された画像を読み取る画像読取部20と、ユーザからスキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(UI)30と、通信回線を介して外部のファクシミリ装置等との間でデータの送受信を行う送受信部40と、点灯状態により画像形成装置1の電源供給状態を知らせるLED(Light Emitting Diode)50と、画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40およびLED50の動作を制御する制御部60とを備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成部10に供給される電源を制御する第1電源制御SW11と、画像読取部20に供給される電源を制御する第2電源制御SW21と、UI30に供給される電源を制御する第3電源制御SW31と、送受信部40に供給される電源を制御する第4電源制御SW41とを備えている。ここで、第1電源制御SW11、第2電源制御SW21、第3電源制御SW31および第4電源制御SW41をそれぞれ区別しないときは、電源制御SWと表記する。
また、副電源SW100は、制御部60に接続されている。
画像形成部10、画像読取部20、UI30および送受信部40などは機能手段の一例である。以下の説明では、画像形成部10、画像読取部20、UI30および送受信部40を、まとめて『機能デバイス』と表記することがある。
そして、これらPrintIF71、ScanIF72、UIIF73、汎用IF74およびGeneralIO75は、それぞれ、PCIバス64に接続されている。
以下の説明では、制御部60における、バスブリッジ62、メモリバス63、PCIバス64、ROM65、不揮発性RAM67、PrintIF71、ScanIF72、UIIF73、汎用IF74、GeneralIO75、パルス出力回路76をまとめて『CPU周辺デバイス』と称することがある。
さらに、パルス出力回路76は、LED50に接続されている。
不揮発性RAM67は、実行状態の制御プログラムを保持するとともに、ワークエリアとして使用され、制御プログラムの実行に使用されるデータ、機能デバイスに送信される画像データ、機能デバイスから受信される画像データ、機能デバイスの状態を表すフラグなど、画像形成装置1を動作させるために必要な情報を保持する。なお、ここでは、これらの情報を制御プログラムと区別せず、制御プログラムに含まれるとする。
なお、主電源SW90、副電源SW100及び電源制御SWを「オフからオンに(設定)する」ことを「オンに(設定)する」と、主電源SW90、副電源SW100及び電源制御SWを「オンからオフに(設定)する」ことを「オフに(設定)する」と表記する。
すなわち、主電源SW90は、例えば、シーソースイッチなどの機械的なスイッチや、電流制限機構が付属したスイッチであってよい。
副電源SW100は、例えば、押すごとにオンとオフとが交互に設定される押しボタンスイッチであってよく、LED50が組み込まれていてもよい。
ユーザによって副電源SW100がオン又はオフに設定されることを、副電源SW100が操作されると表記することがある。
すなわち、電源制御SWは、GeneralIO75からの制御信号により、オン又はオフに設定されるスイッチであって、電源を供給又は停止するスイッチである。
動作モードは、画像形成装置1が動作状態にあるモードである。ここでは、主電源SW90、副電源SW100、電源制御SW(第1電源制御SW11、第2電源制御SW21、第3電源制御SW31及び第4電源制御SW41)がオンであって、制御部60、画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40のそれぞれに電源が供給され、動作状態にある。すなわち、画像形成装置1により、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を使用することができる状態である。
すなわち、電源Offモードは、画像形成装置1は停止状態にあって、GeneralIO75により副電源SW100がオフからオンに移行したか否かを監視している状態である。つまり、ユーザによる副電源SW100の操作を待っている状態である。
そして、電源Offモードには、後述するように、制御部60における不揮発性RAM67に保持された制御プログラムの状態に依存して、電源Off(A)モードと電源Off(B)モードとがある。
ここでは、副電源SW100及びGeneralIO75を、副電源SW100の操作を受け付ける部分とするが、他の部材を含んでいてもよい。
図2は、図1に示す画像形成装置1の起動処理を説明するためのフローチャートである。
起動処理とは、不揮発性RAM67にOS/アプリケーションである制御プログラムやデータが記憶されていない状態において、主電源SW90がオンにされた後、不揮発性RAM67に制御プログラムをロードして、画像形成装置1を動作モードに遷移させるまでに行なわれる処理をいう。なお、起動処理には、不揮発性RAM67に制御プログラムがロードされ、実行状態であっても、ハードウエアリセットにより、制御プログラムを再度ロードして、動作モードに遷移することを含む。
また、起動処理には、不揮発性RAM67に制御プログラムがロードされているが、実行されない状態に保持された状態から、制御プログラムを実行して、動作モードに遷移することを含む。
すると、図1に示した制御部60及び副電源SW100に電源が供給される(ステップ102)。
そして、制御部60におけるCPU61及びCPU周辺デバイスが初期化される(ステップ103)。ここで、初期化とは、CPU61及びCPU周辺デバイスにおいて、各種レジスタがクリアされ、動作を開始することができる状態になることをいう。
初期化されたCPU61は、ROM65に格納されているプログラムローダを起動し、ROM65に格納されている制御プログラムを不揮発性RAM67にロード(読み込む)する(ステップ104)。
ここでは、ステップ101からステップ104が実行されている間に、副電源SW100がオンに設定されたとする。
これにより、電源制御SW(第1電源制御SW11、第2電源制御SW21、第3電源制御SW31、第4電源制御SW41)に接続された機能デバイス(画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40)に電源が供給される。そして、機能デバイス(画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40)が起動される(ステップ108)。
このようにして、画像形成装置1の起動処理が完了(起動完了)し、画像形成装置1はスキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能が可能な状態である動作モードに遷移する(ステップ110)。
なお、電源Off(A)モードでは、電源制御SW(第1電源制御SW11、第2電源制御SW21、第3電源制御SW31、第4電源制御SW41)はオフであるので、機能デバイス(画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40)には、電源が供給されていない(電源オフ)。
よって、電源Off(A)モードでは、副電源SW100及び制御部60のGeneralIO75には電源が供給されているが、機能デバイス及びGeneralIO75を除く制御部60には電源が供給されていない。よって、電源Off(A)モードは、制御部60に電源が供給されている場合に比べ、消費電力が少ない。
すなわち、電源Off(A)モードでは、GeneralIO75により副電源SW100がオンにされたか否かを監視する、すなわち、ユーザによって副電源SW100がオンに操作されたことを検知するために必要な電力しか消費しない。
図3は、電源Off(A)モードから動作モードへの遷移を説明するためのフローチャートである。なお、図2と共通の部分は、同じ符号を付して説明を省略する。
前述したように、電源Off(A)モードでは、副電源SW100及び制御部60のGeneralIO75に電源が供給されている。
GeneralIO75は、副電源SW100がオンにされたか否かを判断する(ステップ201)。ステップ201で、否定(No)の判断がされた場合には、ステップ201に戻って、再び副電源SW100がオンにされたか否かが判断される。副電源SW100がオンにされるまで、電源Off(A)モードが維持される。
これにより、制御部60が起動され、CPU61及びCPU周辺デバイスの初期化が実行される(ステップ203)。
以下は、図2に示したステップ106〜ステップ110が実行されて、動作モードに遷移する。
後述するように、電源Off(B)モードは、電源Off(A)モードと同様に、副電源SW100及び制御部60のGeneralIO75には電源が供給されているが、GeneralIO75を除く制御部60及び機能デバイスには電源が供給されていない状態である。しかし、制御部60の不揮発性RAM67の状態が異なる。
副電源SW100のオン/オフの状態を通知する信号を監視するGeneralIO75によって、副電源SW100がオフにされたか否かが判断される(ステップ301)。そして、ステップ301において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、副電源SW100がオンの場合には、ステップ301に戻って、再び副電源SW100がオフにされたか否かが判断される。副電源SW100がオフにされるまで、動作モードが維持される。
ここで、遷移(A)が可能である(遷移(A)可)とは、動作モードから電源Off(B)モードに移行できることをいう。そして、遷移(A)が可能でない(遷移(A)可でない)とは、動作モードから電源Off(B)モードに移行できないことをいう。
一方、遷移(A)が可能である(遷移(A)可)とは、画像形成装置1が上記の特殊モードでなく、制御部60及び機能デバイスが電源オンであって、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を実行可能であること、すなわち、ジョブを受け付けることができる状態であることをいう。所謂アイドル状態である。
制御部60は、画像形成装置1を制御している。よって、制御部60は、画像形成装置1が特殊モードにあるか否か判断できる。
これにより、画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40は、停止する。
なお、副電源SW100がオフにされると、CPU61は、GeneralIO75からの割り込みを受ける。この後、CPU61が、PrintIF71、ScanIF72、UIIF73、汎用IF74を介して、画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40にオフになることを指示する命令を送信し、画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40がオフになった後に、GeneralIO75を介して、第1電源制御SW11、第2電源制御SW21、第3電源制御SW31、第4電源制御SW41をオフにしてもよい。
なお、電源Off(B)モードでは、副電源SW100及び制御部60のGeneralIO75に電源が供給されているが、状態の変化がないため、主電源SW90がオフに設定されてもかまわない。
よって、ステップ303において、GeneralIO75を除く制御部60への電源の供給を停止しても、不揮発性RAM67は、電源Off(B)モードへ遷移するタイミングにおける動作モードの状態を保持している。
すなわち、ユーザは、画像形成装置1を停止させるために、副電源SW100をオフにしている。よって、画像形成装置1が例えジョブ実行中などの特殊モードにあっても、画像形成装置1を停止することを優先させる。
これは、ユーザによって副電源SW100がオフにされたことで、画像形成装置1を速やかに停止させることを優先するためである。
図5は、主電源Offモードから動作モードへの遷移を説明するためのフローチャートである。ここでの主電源Offモードは、図4に示したように電源Off(B)モードから遷移したとする。
主電源Offモードにおいて、ユーザにより画像形成装置1の主電源SW90がオンにされる(ステップ401)。
すると、副電源SW100及び制御部60のGeneralIO75に電源が供給される(ステップ402)。これにより、電源Off(B)モードに遷移する。
なお、電源Off(B)モードにおいて、ユーザが主電源SW90をオフにすること(図4のステップ305参照)により、主電源Offモードに遷移してもよい。
そして、ステップ403において、GeneralIO75によって、肯定(Yes)の判断がされる。すると、GeneralIO75は、すでに電源が供給されている制御部60のGeneralIO75を除く制御部60に電源を供給する(ステップ404)。そして、CPU61及びCPU周辺デバイスの初期化が実行される(ステップ405)。
これにより、機能デバイス(画像形成部10、画像読取部20、UI30、送受信部40)に電源が供給されて起動される(ステップ408)。
そして、画像形成装置1の起動が完了(起動完了)して、動作モードに遷移する(ステップ410)。
したがって、ステップ405において、CPU61及びCPU周辺デバイスの初期化が完了し、ステップ406において、遷移(B)可と判断されれば、不揮発性RAM67上に保持された制御プログラムは機能デバイスと同期をとることができる。さらに、図3において示したように、動作モードに遷移する前に、制御プログラムは機能デバイスと同期を取っている(図3のステップ109参照)。よって、ステップ409においては、例えば通信が確立することを確認するなど、図3のステップ109における同期に比べて、必要とする処理時間が短い。
すなわち、ステップ406において、否定(No)の判断がされ、遷移(B)不可と判断された場合には、図2に示した起動処理(ステップ103〜ステップ110)が実行されることになる。
図6は、図2から図5に示したフローチャートに基づいて、主電源Offモード、電源Off(A)モード、電源Off(B)モード及び動作モードの関係を説明するためのフローチャートである。
まず、画像形成装置1が、動作モードから主電源Offモードに遷移する場合(ステップ501〜ステップ504)を説明する。
画像形成装置1は、動作モードにあるとする(ステップ501)。
ユーザにより副電源SW100がオフにされると、遷移(A)可であるか否かが判断される(ステップ502)。ステップ502において、肯定(Yes)の判断がされる場合、すなわち、遷移(A)可である場合には、電源Off(B)モードに遷移する(ステップ503)。そして、ユーザにより主電源SW90がオフにされると、主電源Offモードに遷移する(ステップ504)。
なお、ステップ502において、否定(No)の判断がされる場合、すなわち、遷移(A)可でない場合には、矢印Sにしたがって図2のステップ103に移行して、CPU61及びCPU周辺デバイスの初期化が実行される(ハードウエアリセット)。
図6から分かるように、遷移(B)可であれば、ステップ507の起動処理を必要としないので、起動処理を必要とする場合に比べて、動作モードへの高速な(短時間での)起動(復帰)ができることになる。
すなわち、ユーザは、画像形成装置1に全く電力が供給されていない状態から高速に起動できる。ユーザは、画像形成装置1を使用しない場合は、全く電力が供給されていない主電源Offモードに設定し、画像形成装置1を使用する際に、主電源SW90及び副電源SW100をオンにして、動作モードに遷移させればよい。
つまり、ユーザは、省エネルギを達成しつつ、動作モードへ遷移するまでに要する時間(起動時間、復帰時間)を抑制できる。すなわち、全く電力が供給されていない主電源Offモードから動作モードへ遷移する場合であっても、ユーザの操作性を損なわない。
すなわち、本実施の形態では、二回目以降の起動(復帰)では、動作モードへ遷移するまでに要する時間(起動時間、復帰時間)が抑制できる。
一方、遷移(A)可でなければ、図4及び図6に示すように、矢印Sにしたがって、図2のステップ103に移行し、CPU61及びCPU周辺デバイスの初期化が行われるようになっている(ハードウエアリセット)。
よって、ユーザは、画像形成装置1のモードに関わらず、起動モードに遷移させることができる。
したがって、画像形成装置1は、多くの場合において、動作モードから電源Off(B)モードに遷移し、電源Off(B)モードから動作モードに遷移できると考えられる。これらの場合には起動処理を伴わないので、起動処理を伴う場合に比べ、画像形成装置1を高速(短い時間)に停止及び起動(復帰)できる。
このため、画像形成装置1を高速起動するには、主電源Offモードが電源Off(B)モードから遷移したか否かを判断することが必要となる。
ユーザにより主電源SW90がオンにされて、主電源Offモードから電源Off(A)モード又は電源Off(B)モードに移行する際に、GeneralIO75などがこの情報を読み出して、主電源Offモードが電源Off(B)モードから遷移したか否かを判断すればよい。
また、本実施の形態では、電源Off(A)モードでは、図2に示すように、不揮発性RAM67に制御プログラムがロードされた状態にあり、電源Off(B)モードでは、図4に示すように、制御プログラムが起動されて動作可能な状態にある。よって、不揮発性RAM67に保持された制御プログラムの状態から、主電源Offモードが電源Off(B)モードから遷移したか否かを判断してもよい。
よって、画像形成装置1を高速起動した場合には、不揮発性RAM67に保持された外部サーバーなどのIPアドレス等の情報と、高速起動された際に接続される外部サーバーなどのIPアドレス等の情報とで整合が取れなくなるおそれがある。
また、電源Off(B)モードから動作モードに遷移する際に、外部サーバーと再接続を試みて、IPアドレスなどの情報を更新するようにしてもよい。
これを防ぐには、電源Off(B)モードから動作モードに遷移させる際に、外部の時刻(絶対時間)を取得するようにして、時刻の整合を図るようにすればよい。
これは、図2におけるステップ104の制御プログラムのロードの後、ステップ106の制御プログラムを起動して動作モードに戻すように構成した場合、図4におけるステップ302において再び遷移(A)可でないと判断されると、無限ループに陥って電源の供給を停止できなくなることを抑制するためである。
すなわち、ユーザによって副電源SW100がオフにされた場合に、画像形成装置1への給電を停止することを優先するようにしている。
すなわち、主電源SW90がディレイドシャットダウンされれば、副電源SW100を設けなくともよい。
Claims (6)
- 記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
電源が供給された動作モードと、スイッチの操作を受け付ける部分に電源が供給された電源オフモードとを有し、
前記画像形成部を制御する制御プログラムを実行する実行手段と、
読み書き可能であって、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性であって、制御プログラムを記憶する記憶手段と、
前記動作モードにおいて前記スイッチがオフに操作をされた場合に、当該動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能か否かを判断する判断手段と、を備え、
前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能と判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを動作可能な状態において保持し、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させ、
前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みして、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 電源が供給された動作モードと、スイッチの操作を受け付ける部分に電源が供給された電源オフモードとを有し、
予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行する実行手段と、
読み書き可能であって、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性であって、制御プログラムを記憶する記憶手段と、
前記動作モードにおいて前記スイッチがオフに操作された場合に、当該動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能か否かを判断する判断手段と、を備え、
前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能と判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを動作可能な状態において保持し、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させ、
前記判断手段が前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みして、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移させる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記電源オフモードにおいて、前記スイッチがオンに操作された場合に、当該電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能か否かを判断する他の判断手段をさらに備え、
前記他の判断手段が前記電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能と判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に動作可能な状態において保持した前記制御プログラムを実行して、当該電源オフモードから当該動作モードに遷移させ、
前記他の判断手段が前記電源オフモードから前記動作モードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記実行手段が前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みして、当該電源オフモードから当該動作モードに遷移させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 電源の供給を遮断する主スイッチをさらに備え、当該主スイッチがオフに操作された主電源オフモードを有し、
前記電源オフモードにおいて、前記主スイッチがオフに操作されることにより、前記主電源オフモードに遷移することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記記憶手段が、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- コンピュータに、
予め定められた機能を実現させるための制御プログラムを実行させる機能と、
読み書き可能であって、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性の記憶手段に制御プログラムを記憶させる機能と、
電源が供給された動作モードにおいてスイッチがオフに操作された場合に、当該動作モードから当該スイッチの操作を受け付ける部分に電源が供給された電源オフモードへの遷移が可能か否かを判断する機能と、
前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能と判断した場合には、前記記憶手段に前記制御プログラムを動作可能な状態において保持させて、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移し、
前記動作モードから前記電源オフモードへの遷移が可能でないと判断した場合には、前記記憶手段に記憶した前記制御プログラムを破棄し再度読み込みさせて、当該動作モードから当該電源オフモードに遷移する機能と
を実現させるためのプログラム。
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