JP6488927B2 - 画像形成装置及び電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び電源装置に関する。
特許文献1には、一次電源から得られる電力を,電力を供給するための供給回路を介して入出力部に供給する供給部と,一次電源からの電力供給が遮断される前の,入出力部への電力供給状態を記憶する記憶部と,一次電源からの電力供給が遮断された状態から電力供給が開始される際,記憶部に記憶されている電力供給状態に従って供給回路を介して入出力部へ電力を供給するか否かを判断する判断部と,判断部が入出力部へ電力を供給すると判断した場合には,供給部に入出力部へ電力を供給させ,判断部が入出力部へ電力を供給しないと判断した場合には,供給部に入出力部へ電力を供給させない制御部とを備える画像処理装置が記載されている。
特開2014−24302号公報
商用電源との断続を行なうスイッチを備えず、商用電源にプラグをつなぐことで、電源が供給される画像形成装置などでは、ユーザのスイッチ操作によって、電源の供給状態である電源モードが設定されることがある。このとき、画像形成装置などを制御する制御部(プロセッサ(CPU))がスイッチ操作を受け付けるように構成されていると、プロセッサが初期化を実行中は、スイッチ操作を受け付けられない。このため、ユーザがスイッチ操作を行ったにもかかわらず、ユーザが求める電源モードで起動しないことが起こり得る。
本発明は、制御部が初期化を実行中であっても、スイッチ操作が受け付けられる画像形成装置などを提供する。
請求項1に記載の発明は、画像を形成する画像形成部と、商用電源から前記画像形成部に、電源が供給された第1の電源モードと、電源が遮断された第2の電源モードと、のいずれかの電源モードに切り替える電源供給切替部と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチと、前記スイッチからの信号を受信して、当該スイッチに対する操作の有無を保持するスイッチ操作保持部と、商用電源に接続されて起動された際の電源モードを記憶する記憶部と、前記スイッチ操作保持部に保持された前記スイッチに対する操作の有無と、前記記憶部に記憶された電源モードと、により、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれの電源モードで起動するかを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記スイッチに対する操作が有る場合に、前記記憶部に記憶された電源モードと異なる電源モードで起動されるように制御し、前記スイッチに対する操作が無い場合に、前記記憶部に記憶された電源モードで起動されるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記電源供給切替部を前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに保持する保持部をさらに備え、前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、商用電源から、接続される負荷に、電源が供給された第1の電源モードと、電源が遮断された第2の電源モードと、のいずれかの電源モードに切り替える電源供給切替部と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチと、前記スイッチからの信号を受信して、当該スイッチに対する操作の有無を保持するスイッチ操作保持部と、商用電源に接続された際に、起動された電源モードを記憶する記憶部と、前記スイッチ操作保持部に保持された前記スイッチに対する操作の有無と、前記記憶部に記憶された電源モードと、により、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれの電源モードで起動するかを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記スイッチに対する操作が有る場合に、前記記憶部に記憶された電源モードと異なる電源モードで起動されるように制御し、前記スイッチに対する操作が無い場合に、前記記憶部に記憶された電源モードで起動されるように制御することを特徴とする電源装置である。
請求項4に記載の発明は、前記電源供給切替部を前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに保持する保持部をさらに備え、前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電源装置である。
請求項1の発明によれば、制御部が初期化を実行中であっても、スイッチ操作が受け付けられる。
請求項2の発明によれば、電源供給切替部を介して制御部に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
請求項3の発明によれば、制御部が初期化を実行中であっても、スイッチ操作が受け付けられる。
請求項4の発明によれば、電源供給切替部を介して制御部に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
第1の実施の形態における画像形成装置の概要を示す図である。 画像形成装置の初回起動を説明するフローチャートである。 スタンバイモードでの起動及びプラグインオフモードでの起動を説明するフローチャートである。(a)は、スタンバイモードでの起動、(b)は、プラグインオフモードでの起動である。 画像形成装置がスタンバイモードからプラグインオフモードへ移行する場合のフローチャートである。 画像形成装置がプラグインオフモードからスタンバイモードへ移行する場合のフローチャートである。 第2の実施の形態における画像形成装置の概要を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
ここでは、画像形成装置を一例として説明する。
[第1の実施の形態]
(画像形成装置100)
図1は、第1の実施の形態における画像形成装置100の概要を示す図である。
この画像形成装置100は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能を備えた所謂複合機である。
画像形成装置100は、商用電源に接続され電力を供給する電源部10、電源部10から機能部60などへの電源供給を制御する電源制御部20、ユーザにより操作されるスイッチ部30、スイッチ部30への操作の有無を保持(記憶)するスイッチ操作保持部40、画像形成装置100の制御のためにする演算などを実行する演算処理部50、及び、演算処理部50により制御されて画像形成などの機能を行う機能部60を備えている。
なお、電源部10、電源制御部20、スイッチ部30、スイッチ操作保持部40、演算処理部50を電源装置と表記することがある。そして、機能部60は、電源装置の負荷である。
まず、電源部10などの各部の構成を説明する。
電源部10は、商用電源から供給された交流を直流に変換する整流回路などから構成されている。出力される直流は、例えば、電圧が5Vなどの低圧系及び/又は電圧が24Vなどの高圧系であってもよい。ここでは、5Vなどの低圧系として説明する。
電源制御部20は、電源供給スイッチ21と保持部の一例としての電源供給スイッチ保持回路22とを備えている。
電源供給スイッチ21は、例えば、電界効果型トランジスタ(FET)で構成されている。そして、電源供給スイッチ21は、電源供給スイッチ保持回路22が出力する電源供給信号(電源供給スイッチオン/オフ信号)によりオン/オフが制御される。すなわち、電源供給スイッチ21であるFETは、電源供給スイッチオン信号が供給されるとオンになり、電源部10から機能部60などへ電源を供給し、電源供給スイッチオフ信号が供給されるとオフになり、電源部10から機能部60などへの電源を遮断する。
電源供給スイッチ21は、電源供給切替部の一例である。
電源供給スイッチ保持回路22は、後述する電源オン信号又は電源オフ信号を受信して、電源供給信号(電源供給スイッチオン/オフ信号)を出力する。なお、電源供給スイッチ保持回路22は、電源オン信号を受信すると、電源オフ信号を受信するまで、電源供給スイッチオン信号を出力し続ける。電源供給スイッチ保持回路22は、電源オフ信号を受信すると、電源オン信号を受信するまで、電源供給スイッチオフ信号を出力し続ける。ここで、電源オン信号及び電源オフ信号は、パルス状の信号であってよい。
すなわち、電源供給スイッチ保持回路22は、電源オン信号と電源オフ信号とが交互に入力されることで、電源供給スイッチオン信号と電源供給スイッチオフ信号とを切り替えて保持する機能、いわゆるラッチ機能を有する。
電源供給スイッチ保持回路22は、例えば、ラッチ機能を有するDタイプフリップフロップ回路などで構成されうる。そして、集積回路(IC)やトランジスタなどで構成されうる。ここでは、電源供給スイッチ保持回路22は、トランジスタなどの個別の部品で構成されているとする。
ここでは、電源部10からの電力(電圧、電流)の供給を電源の供給と、電源部10からの電力(電圧、電流)の供給の停止を電源の遮断と表記することがある。
スイッチ部30は、スイッチ31と抵抗Rとを備えている。スイッチ31は、例えば、モーメンタリスイッチなど、ユーザが指でボタンを押し下げている間だけオンになり、ユーザが指をボタンから離すとオフになるスイッチである。モーメンタリスイッチは、ユーザが指で押すとオンに移行し、指を離してもオンが保持され、再度押すとオフに移行するオルタネイトスイッチとは異なるスイッチである。すなわち、スイッチ部30のスイッチ31は、操作された状態を保持(記憶)しない。
そして、スイッチ31は、一方の端子が基準電位(接地(GND))に設定され、他方の端子が抵抗Rを介して電源部10に接続されている。ここでは、基準電位を「L」、電源部10の出力電位を「H」とする。
すると、スイッチ31が操作されていない(押し下げられていない)状態では、スイッチ部30の出力(スイッチ信号)が「H」となる。一方、スイッチ31が操作された(押し下げられた)状態では、スイッチ部30の出力(スイッチ信号)が「L」となる。
なお、後述する信号線における信号、スイッチ操作保持部40の論理状態などについても、同じ電位として、「H」、「L」の用語を用いる。なお、異なる電位であってもよい。
スイッチ操作保持部40は、後述するように、ユーザによるスイッチ31の操作の有無を保持(記憶)する。
上述したように、スイッチ31は、操作された状態を保持(記憶)しない。そこで、スイッチ操作保持部40は、スイッチ31が操作された際に出力される「L」のスイッチ信号を受信して、スイッチ31の操作が有った(操作された)ことを保持(記憶)する。
なお、スイッチ31はモーメンタリスイッチであるので、スイッチ信号は、スイッチ31の操作(押し下げ)状態では「L」となるが、操作終了(離された)状態では「H」に戻る。しかし、スイッチ操作保持部40は、スイッチ31の操作終了後も、操作が有ったことを保持(記憶)する。
すなわち、スイッチ操作保持部40は、電源供給スイッチ保持回路22と同様に、スイッチ31が操作され、スイッチ信号を受信すると、スイッチ31の操作が有ったことを保持(記憶)するラッチ機能を有する。
スイッチ操作保持部40は、電源供給スイッチ保持回路22と同様に、例えば、ラッチ機能を有するDタイプフリップフロップ回路などで構成されうる。そして、集積回路(IC)やトランジスタなどで構成されうる。ここでは、スイッチ操作保持部40は、トランジスタなどの個別の部品で構成されているとする。
演算処理部50は、算術演算や論理演算などを実行するプロセッサ51(以下では、CPU51と表記する。)及び書き換え可能な不揮発性メモリ52(以下では、NVM52と表記する。)を備える。
ここで、CPU51は、メインCPUであって、画像形成装置100全体を制御する。
そして、CPU51は、制御部の一例であり、NVM52は、記憶部の一例である。
NVM52は、EEPROM、フラッシュメモリなど、データの書き換えが可能で、電源の供給がなくとも、書き込まれたデータが保持されるものであればよい。HDDであってもよい。
NVM52は、画像形成装置100が起動されたときに設定された電源モードを記憶する。なお、電源モードについては後述する。
NVM52は、CPU51に接続されている。後述するように、CPU51は、起動されると、NVM52から前回起動された電源モード(前回起動情報)を読み出すとともに、NVM52に今回起動において設定される電源モードを書き込む(記憶させる)。なお、今回起動において設定される電源モードは、前回起動された電源モードが記憶されている領域に上書きされてもよく、別の領域に書き込まれてもよい。今回起動の際、CPU51が前回起動における電源モードを読み出せればよい。
なお、起動とは、商用電源と接続されていない画像形成装置100を、商用電源に接続することをいう。例えば、ユーザが画像形成装置100の電源プラグを商用電源の供給されているコンセントに差し込むとか、商用電源が瞬断や停電などにより供給されていない状態から商用電源の供給が復帰するなどをいう。
機能部60は、例えば、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(User Interface)部61(以下では、UI部61と表記する。)、紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成部62、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る画像読取部63、通信回線(不図示)を介して外部に設けられた端末装置(不図示)、ファクシミリ装置(不図示)及びサーバ装置(不図示)との間でデータの送受信を行う送受信部64などを備えている。なお、機能部60は、UI部61、画像形成部62、画像読取部63、送受信部64の全てを備えていることを要せず、一部を備えていてもよい。
ここでいう機能部60は、機能を実現する部材を制御する部分をいう。例えば、機能部60におけるUI部61は、タッチパネル付の表示画面などを制御する部分をいう。すなわち、タッチパネルから信号を受信して演算処理部50に信号を送信したり、演算処理部50から信号(命令)を受信して表示画面に表示するための信号を送信したりする部分をいう。なお、機能部60が機能を実現する部材を制御する部分以外を含んでいてもよい。
この画像形成装置100では、画像読取部63によって制御され画像読取を実現する部材によってスキャン機能が行われ、画像形成部62によって制御され画像形成を実現する部材によってプリント機能が行われ、送受信部64によって制御され送受信を実現する部材によって通信機能が行われる。そして、画像読取を実現する部材と画像形成を実現する部材とによってコピー機能が行われ、画像読取を実現する部材と画像形成を実現する部材と送受信を実現する部材とでファクシミリ機能が行われる。
次に、電源部10などの各部の接続関係を説明する。なお、図1では、電源が供給される経路である電源供給線を、太線で表記している。そして、信号の経路である信号線を矢印付の細線で記載し、一部に信号の名称を付記している。
まず、電源供給線を説明する。
電源部10は、電源供給線にて、電源制御部20の電源供給スイッチ21の入力端子(図1におけるIn)及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ操作保持部40に接続されている。また、電源部10は、電源供給線にて、スイッチ部30の抵抗Rに接続されている。
画像形成装置100が商用電源に接続されると、電源制御部20の電源供給スイッチ21及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ操作保持部40に電源が供給される。つまり、画像形成装置100の電源プラグが、商用電源の供給されたコンセントに差し込まれる(接続される)と、電源制御部20の電源供給スイッチ21及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ操作保持部40に電源が供給される。
そして、スイッチ部30の抵抗Rの一端が「H」になるので、スイッチ信号が「H」になる。
電源制御部20の電源供給スイッチ21の出力端子(図1におけるOut)は、電源供給線にて、演算処理部50及び機能部60に接続されている。つまり、演算処理部50及び機能部60は、電源供給スイッチ21を介して、電源が供給される。
次に、信号線を説明する。
電源制御部20の電源供給スイッチ21は、電源供給スイッチオン/オフ信号が送信される信号線にて、電源供給スイッチ保持回路22に接続されている。電源供給スイッチオン/オフ信号は、電源供給スイッチ21をオンにする場合に電源供給スイッチオン信号(「H」)になり、電源供給スイッチ21をオフにする場合に電源供給スイッチオフ信号(「L」)となるとする。
スイッチ部30は、スイッチ信号が送信される信号線にて、スイッチ操作保持部40及び演算処理部50のCPU51と接続されている。
ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が有る(押し下げられる)と「L」のスイッチ信号が、スイッチ操作保持部40及び演算処理部50のCPU51に送信される。
スイッチ操作保持部40は、電源オン信号が送信される信号線にて、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22に接続されている。また、スイッチ操作保持部40は、スイッチ操作検知信号が送信される信号線にて、演算処理部50のCPU51に接続されている。
なお、スイッチ操作保持部40は、ユーザによるスイッチ31の操作が無い場合、すなわちスイッチ信号が「H」を維持している場合を「L」の論理状態とする。スイッチ操作保持部40は、ユーザによるスイッチ31の操作が有った場合、すなわちスイッチ信号が「L」から「H」になった場合に、「L」から「H」の論理状態に移行し、「H」の論理状態に固定(設定)される。
電源オン信号及びスイッチ操作検知信号の「H」と「L」との関係は、スイッチ操作保持部40の論理状態に対応する。
演算処理部50のCPU51は、電源オフ信号が送信される信号線にて、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22に接続されている。電源オフ信号は、電源をオフ(遮断)しない場合は「L」で、電源をオフ(遮断)する場合は「H」とする。
そして、演算処理部50のCPU51と機能部60とは、制御信号が送受信される信号線で接続されている。なお、演算処理部50から機能部60に対して、機能部60を制御する信号(命令)が送信され、機能部60から演算処理部50に対して、機能部60からの応答信号や状態を示す信号(データ)が送信される。これらの信号を制御信号と表記する。
以上説明したように、第1の実施の形態の画像形成装置100では、演算処理部50が、電源制御部20及び機能部60を制御する。すなわち、画像形成装置100全体の制御が、演算処理部50によって行われる。
(画像形成装置100の動作)
ここでは、画像形成装置100の動作を、電源の供給を中心に説明する。
まず、画像形成装置100の電源供給に関するモード(電源モード)について説明する。
画像形成装置100は、ユーザの指示により画像形成などが実行できるスタンバイモードと、演算処理部50及び機能部60への電源が遮断されたプラグインオフモードとを備える。
ここで、スタンバイモードとは、電源制御部20の電源供給スイッチ21がオンであって、電源部10から演算処理部50及び機能部60に電源が供給された状態をいう。一方、プラグインオフモードとは、電源制御部20の電源供給スイッチ21がオフであって、電源部10から演算処理部50及び機能部60に電源が遮断された状態をいう。
そして、スタンバイモードは、第1の電源モードの一例であり、プラグインオフモードは、第2の電源モードの一例である。
画像形成装置100は、商用電源との断続を行うスイッチを備えていないため、電源供給スイッチ21がオフの状態をプラグインオフモードと表記する。なお、図1に示すように、プラグインオフモードでは、電源制御部20の電源供給スイッチ21の入力端子(In)及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ操作保持部40には電源が供給されている。
(初回起動)
ここでは、画像形成装置100がこれまで商用電源に接続されたことがないとし、画像形成装置100が初めて起動される場合(初回起動)を説明する。これまで起動されたことがないため、演算処理部50のNVM52には、前回起動時の電源モードとして、スタンバイモード及びプラグインオフモードのいずれも記憶されていない。
図2は、画像形成装置100の初回起動を説明するフローチャートである。
図1を参照しつつ、図2の画像形成装置100の初回起動のフローチャートを説明する。
画像形成装置100が商用電源に接続される(ステップ11。図1ではS11と表記する。以下同様とする。)。ここでは、ユーザにより、画像形成装置100の電源プラグが商用電源の供給されているコンセントに差し込まれる。
すると、電源部10から電源制御部20の電源供給スイッチ21及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ部30、スイッチ操作保持部40に電源が供給される(ステップ12)。このとき、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態となる。しかし、電源供給スイッチ保持回路22は、ワンショット回路により、スイッチ操作保持部40からの電源オン信号が「H」になった場合と同様の状態になる。
なお、演算処理部50のCPU51は、電源が供給されていないため、起動していない。よって、CPU51は、電源供給スイッチ保持回路22に対して、電源オフ信号を送信しない。
すると、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22は、電源供給スイッチ21に対して、電源供給スイッチオン信号(「H」)を出力する(ステップ13)。
これにより、電源供給スイッチ21がオンになって、電源部10から演算処理部50のCPU51及び機能部60に電源が供給される(ステップ14)。
演算処理部50のCPU51は、電源の供給が開始されると、予め定められた手順にしたがって初期化を実行する(ステップ15)。
ここで、CPU51が実行する初期化とは、CPU51に電源供給が開始された際に、CPU51が備えるレジスタ、タイマー、入出力ポートなどを予め定められた初期状態にリセットすることをいう。CPU51は、初期化が実行されている間、外部からの信号を受け付けない。
演算処理部50のCPU51が初期化を実行している間に、ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が有る(押し下げられる)と、スイッチ操作保持部40は、スイッチ31の操作が有ったことを保持(記憶)して、「L」から「H」の論理状態に移行する。なお、ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が無い(押し下げられていない)と、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態を維持する。
次に、演算処理部50のCPU51の初期化が終了すると、CPU51は、スイッチ操作保持部40から、スイッチ31の操作の有無を示すスイッチ操作検知信号を取得する。
そして、演算処理部50のCPU51は、スイッチ31の操作が有ったか否か(有無)を判断する(ステップ16)。
ステップ16において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによるスイッチ31の操作が有った場合(スイッチ操作保持部40の論理状態が「H」でスイッチ操作検知信号が「H」の場合)には、CPU51は、NVM52から前回起動時の電源モード(前回起動情報)を読み出して、電源モードがプラグインオフモードであったか否かを判断する(ステップ17)。
なお、ステップ16で否定(No)の判断がされた場合については後述する。
ステップ17において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードでない場合には、プラグインオフモードで起動される(ステップ18)。
ここでは、これまで起動されたことがないので、前回の起動モードは、スタンバイモードでもプラグインオフモードでもない。よって、プラグインオフモードで起動される。そして、プラグインオフモードになる。
なお、プラグインオフモードでの起動については、後述する。
次に、ステップ16において、否定(No)の判断がされた場合について説明する。
ステップ16において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによるスイッチ31の操作が無い場合(スイッチ操作保持部40が「L」の論理状態)には、CPU51は、NVM52から前回起動時の電源モード(前回起動情報)を読み出して、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードか否かを判断する(ステップ19)。
ステップ19において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードでない場合には、スタンバイモードで起動される(ステップ20)。
ここでは、これまで起動されたことがないとされているので、前回起動時の電源モードは、スタンバイモードでもプラグインオフモードでもない。よって、スタンバイモードで起動される。そして、スタンバイモードになる。
以上説明したように、画像形成装置100が、これまで商用電源に接続されたことがない初回起動において、画像形成装置100を商用電源に接続、つまり、ユーザが画像形成装置100の電源プラグを商用電源のコンセントに差し込んだ場合において、スイッチ部30のスイッチ31の操作が有った場合には、画像形成装置100はプラグインオフモードで起動される。一方、スイッチ部30のスイッチ31の操作が無い場合には、画像形成装置100はスタンバイモードで起動される。
すなわち、初回起動において、ユーザが画像形成装置100の電源プラグを商用電源のコンセントに差し込み、スイッチ31の操作をしない場合(スイッチ31の操作が無い場合)は、ユーザは、画像形成装置100を使用する意思があるとして、スタンバイモードで起動される。一方、ユーザが画像形成装置100の電源プラグを商用電源のコンセントに差し込み、スイッチ31の操作をした場合(スイッチ31の操作が有った場合)は、ユーザは、画像形成装置100を商用電源に接続したが、使用する意思はないとして、プラグインオフモードで起動される。
なお、スイッチ31の操作に対して、画像形成装置100が上記とは逆の電源モードで起動されるようにしてもよい。
(再起動)
次に、商用電源の瞬断又は停電により、画像形成装置100への商用電源が遮断されたのち、商用電源の供給が復帰し、画像形成装置100が再起動された場合を説明する。画像形成装置100は起動されたことがあるため、演算処理部50のNVM52には、前回起動時の電源モード(前回起動情報)が記憶されている。
図1を参照しつつ、図2のフローチャートにしたがって説明する。
商用電源の瞬断又は停電からの復帰による再起動の場合であっても、画像形成装置100が商用電源に接続されることになる(ステップ11)。
そして、ステップ12からステップ15が初回起動の場合と同様に実行される。
演算処理部50のCPU51が初期化を実行している間に、ユーザによるスイッチ31の操作が有る(押し下げられる)と、スイッチ操作保持部40は、スイッチ31の操作が有ったことを保持(記憶)し、「L」から「H」の論理状態に移行する。なお、ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が無い(押し下げられていない)と、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態を維持する。
次に、演算処理部50のCPU51の初期化が終了すると、CPU51は、スイッチ操作保持部40から、スイッチ31の操作の有無を示すスイッチ操作検知信号を取得する。
そして、演算処理部50のCPU51は、スイッチ31の操作が有ったか否か(有無)を判断する(ステップ16)。
ステップ16において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによるスイッチ31の操作が有った場合(スイッチ操作保持部40の論理状態が「H」でスイッチ操作検知信号が「H」の場合)には、CPU51は、NVM52から前回起動時の電源モード(前回起動情報)を読み出して、電源モードがプラグインオフモードであったか否かを判断する(ステップ17)。
なお、ステップ16で否定(No)の判断がされた場合については後述する。
ステップ17において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードでない場合には、プラグインオフモードで起動される(ステップ18)。そして、プラグインオフモードになる。
なお、ステップ17において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードである場合には、スタンバイモードで起動される(ステップ20)。そして、スタンバイモードになる。
なお、プラグインオフモードでの起動については、後述する。
以上説明したように、ユーザによるスイッチ操作が有った(押し下げられた)場合には、画像形成装置100は、前回起動時の電源モードとは逆の電源モードで起動される。つまり、前回起動時の電源モードがスタンバイモードであれば、プラグインオフモードで起動され、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードであれば、スタンバイモードで起動される。
これは、ユーザによるスイッチ31を操作する(押し下げる)という行動が伴う場合には、ユーザは、画像形成装置100を前回起動時の電源モードとは逆の電源モードに移行させる意思があるとして、逆の電源モードで起動されるようにしている。
次に、ステップ16において、否定(No)の判断がされた場合について説明する。
ステップ16において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによるスイッチ31の操作が無い(押し下げられていない)場合(スイッチ操作保持部40の論理状態が「L」でスイッチ操作検知信号が「L」の場合)には、演算処理部50のCPU51は、NVM52から前回起動時の電源モード(前回起動情報)を読み出し、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードであったか否かを判断する(ステップ19)。
ステップ19において、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードでない場合(スタンバイモードの場合)、スタンバイモードで起動される(ステップ20)。そして、スタンバイモードになる。
一方、ステップ19において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードである場合には、プラグインオフモードで起動される(ステップ18)。そして、プラグインオフモードになる。
以上説明したように、ユーザによるスイッチ操作が無い(押し下げられていない)場合には、画像形成装置100は、前回起動時の電源モードと同じ電源モードで起動される。つまり、前回起動時の電源モードがスタンバイモードであれば、スタンバイモードで起動され、前回起動時の電源モードがプラグインオフモードであれば、プラグインオフモードで起動される。
これは、ユーザによるスイッチ31を操作する(押し下げる)という行動が伴わない場合、つまりユーザがスイッチ31を操作しない場合には、ユーザは、画像形成装置100を前回起動時の電源モードと同じ電源モードで起動させる意思があるとして、同じ電源モードで起動されるようにしている。
このことにより、商用電源の瞬断又は停電から復帰した際、ユーザがスイッチ31を操作しない場合には、画像形成装置100は、瞬断又は停電の前の電源モードに復帰する。よって、ユーザは、作業を再開しうる。
なお、ユーザが画像形成装置100の商用電源との接続を断にし、再び接続した場合は、上記の商用電源の瞬断又は停電からの復帰の場合と同様になる。
次に、図2に示したスタンバイモードでの起動とプラグインオフモードでの起動を説明する。
図3は、スタンバイモードでの起動及びプラグインオフモードでの起動を説明するフローチャートである。図3(a)は、スタンバイモードでの起動、図3(b)は、プラグインオフモードでの起動である。
図3(a)に示すスタンバイモードでの起動では、演算処理部50において、CPU51は、起動する電源モードとしてスタンバイモードをNVM52に記憶させる(ステップ31)。
そして、電源制御部20の電源供給スイッチ21はオンが保持され、電源部10から、演算処理部50のCPU51及び機能部60に電源が供給され続ける。
すなわち、スタンバイモードとなる。
一方、図3(b)に示すプラグインオフモードでの起動では、演算処理部50において、CPU51は、起動する電源モードとしてプラグインオフモードをNVM52に記憶させる(ステップ41)。
次に、演算処理部50のCPU51は、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22に対して、電源オフ信号(「H」)を送信する(ステップ42)。
すると、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22は、電源オフ信号(「H」)を受信すると、電源供給スイッチ21に対して電源供給スイッチオフ信号(「L」)を出力する(ステップ43)。
これにより、電源供給スイッチ21がオフになり、演算処理部50のCPU51及び機能部60への電源が遮断される(ステップ44)。
すなわち、プラグインオフモードになる。
このとき、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態に固定される。
次に、起動されている状態における電源モード間の移行について、説明する。
(スタンバイモードからプラグインオフモードへの移行)
まず、スタンバイモードにある画像形成装置100をプラグインオフモードへ移行させる場合を説明する。
図4は、画像形成装置100がスタンバイモードからプラグインオフモードへ移行する場合のフローチャートである。
スタンバイモードでは、図1における演算処理部50のCPU51に電源が供給されている。
ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が有る(肯定(Yes)の場合)と、スイッチ信号が「L」になる(ステップ51)。なお、否定(No)の場合、スイッチ31の操作を待ち受ける。
CPU51は、「L」のスイッチ信号を受信すると、電源供給スイッチ保持回路22に、電源オフ信号(「H」)を送信する(ステップ52)。
そして、電源供給スイッチ保持回路22は、電源供給スイッチ21に、電源供給スイッチオフ信号(「L」)を出力する(ステップ53)。
これにより、電源供給スイッチ21がオフになり、電源部10からのCPU51及び機能部60への電源が遮断される(ステップ54)。
そして、プラグインオフモードに移行する。
このとき、スイッチ操作保持部40は、「H」と「L」のいずれの論理状態であってもよい。ここでは、CPU51から電源供給スイッチ保持回路22に送信される電源オフ信号(「H」)が優先される。そして、プラグインオフモードへの移行に伴って、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態に固定(設定)される。
なお、タイマーを設け、ユーザが画像形成装置100を使用しない時間が予め定められた時間を経過すると、スタンバイモードからプラグインオフモードに移行するようにしてもよい。
(プラグインオフモードからスタンバイモードへの移行)
次に、プラグインオフモードにある画像形成装置100をスタンバイモードへ移行させる場合を説明する。
図5は、画像形成装置100がプラグインオフモードからスタンバイモードへ移行する場合のフローチャートである。
プラグインオフモードでは、図1に示したように、電源部10から電源制御部20の電源供給スイッチ21及び電源供給スイッチ保持回路22、スイッチ部30、スイッチ操作保持部40に電源が供給されている。しかし、演算処理部50のCPU51には、電源が遮断されている。そして、スイッチ操作保持部40は、「L」の論理状態である。
ユーザによるスイッチ部30のスイッチ31の操作が有る(肯定(Yes)の場合)と、スイッチ信号が「L」になる(ステップ61)。なお、否定(No)の場合、スイッチ31の操作を待ち受ける。
スイッチ操作保持部40は、「L」のスイッチ信号を受信すると、「L」から「H」の論理状態に移行し、電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22に電源オン信号(「H」)を送信する(ステップ62)。
そして、電源供給スイッチ保持回路22は、電源供給スイッチ21に、電源供給スイッチオン信号(「H」)を出力する(ステップ63)。
これにより、電源供給スイッチ21がオンになり、電源部10から演算処理部50のCPU51及び機能部60への電源が供給される(ステップ64)。
そして、スタンバイモードになる。
以上説明したように、スタンバイモードからプラグインオフモードへの移行、及び、プラグインオフモードからスタンバイモードへの移行は、ユーザによるスイッチ31の操作で実行される。
なお、プラグインオフモードにおいて、送受信部64の一部に電源を供給しておき、外部からデータを受信した際に、スタンバイモードに移行するようにしてもよい。
そして、スタンバイモードからプラグインオフモードに移行する際に、スイッチ操作保持部40の論理状態を「L」に固定する。これにより、次に起動された際、スイッチ操作保持部40は、ユーザのスイッチ31の操作を待ち受ける状態になる。なお、スイッチ操作保持部40の論理状態の「L」への固定(設定)は、演算処理部50のCPU51からの信号又は電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22からの信号で行うようにすればよい。
第1の実施の形態における画像形成装置100では、スイッチ操作保持部40を備えている。そして、スイッチ操作保持部40は、図1に示すように、電源制御部20の電源供給スイッチ21を介さずに、電源部10から電源が供給されるように構成されている。よって、画像形成装置100が商用電源に接続されると、スイッチ操作保持部40は、直ちに動作状態になる。そして、ユーザによるスイッチ31の操作が有る場合に、CPU51が初期化を実行中であっても、スイッチ31の操作が有ったことを保持(記憶)する。
このことにより、CPU51は、初期化の終了後、スイッチ操作保持部40からスイッチ操作検知信号を取得することにより、スイッチ31の操作の有無を検知する。すなわち、CPU51が初期化を実行中などでビジーであっても、スイッチ31の操作(スイッチ操作)を受け付けられる。
そして、CPU51は、スイッチ31の操作の有無と、NVM52に記憶された前回起動時の電源モード(スタンバイモード又はプラグインオフモード)とによって、起動する電源モードを設定する。
すなわち、CPU51が初期化を実行している間にスイッチ31が操作されても、画像形成装置100は、ユーザによるスイッチ31の操作により指定された電源モードで起動される。
これに対して、図1において、画像形成装置100がスイッチ操作保持部40を備えず、スイッチ部30のスイッチ31からCPU51にスイッチ信号が送信されるように構成される場合には、CPU51が初期化を実行している間に、スイッチ31の操作が有っても、CPU51は、スイッチ31の操作が有ったことを検知できない。よって、画像形成装置100は、ユーザによるスイッチ31の操作により指定した電源モードとは異なる電源モードで起動されることが生じてしまう。
なお、第1の実施の形態では、電源供給スイッチ21のオン/オフを保持するため、電源供給スイッチ保持回路22を設け、CPU51が電源供給スイッチ21から電源を供給されるとした。
しかし、電源供給スイッチ保持回路22をCPU51として構成してもよい。この場合、CPU51は、電源供給スイッチ21を経由せずに電源部10から電源が供給されるようにしておけばよい。そして、CPU51により、電源供給スイッチ21のオン/オフを保持するようにすればよい。この場合、プラグインオフモードにおいても、CPU51には、電源が供給されるため、第1の実施の形態で説明した場合に比べ、電力の消費が多くなる。
以上説明したように、第1の実施の形態では、スイッチ31にモーメンタリスイッチなど簡易で安価なスイッチを用いて、ユーザの意思に対応した電源モードに設定しうるようにしている。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、スイッチ操作保持部40及び電源供給スイッチ保持回路22は、トランジスタなどの個別部品で構成されているとした。第2の実施の形態では、これらの回路を一体化された集積回路(IC)にて構成している。
図6は、第2の実施の形態における画像形成装置100の概要を示す図である。
ここでは、図1で示した第1の実施の形態における電源制御部20及びスイッチ操作保持部40をまとめて電源制御部70とし、第1の実施形態における電源制御部20の電源供給スイッチ保持回路22及びスイッチ操作保持部40を、プログラマブルロジックデバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)71で構成している。
CPLDの代わりに、他のプログラマブルロジックデバイスであるPAL(Programmable Array Logic)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されていてもよい。
他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、電源部10は、電圧が5Vなどの低圧系であって、電源制御部20(電源制御部70)の電源供給スイッチ21が低圧系の電源を供給又は遮断(断続)するとして説明したが、低圧系と電圧が24Vなどの高圧系との複数の系統にそれぞれ対応して電源供給スイッチ21を複数設け、並行して断続するように構成してもよい。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、画像形成装置100として説明したが、機能部60が画像形成部62などの代わりに他の機能部を負荷として備えてもよい。この場合、電源装置の演算処理部50は、電源制御部20(電源制御部70)を制御するとともに、他の機能部を制御するのに用いられるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形を行っても構わない。
10…電源部、20、70…電源制御部、21…電源供給スイッチ、22…電源供給スイッチ保持回路、30…スイッチ部、31…スイッチ、40…スイッチ操作保持部、50…演算処理部、51…プロセッサ(CPU)、52…不揮発性メモリ(NVM)、60…機能部、61…ユーザインタフェース(UI)部、62…画像形成部、63…画像読取部、64…送受信部、100…画像形成装置、R…抵抗

Claims (4)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    商用電源から前記画像形成部に、電源が供給された第1の電源モードと、電源が遮断された第2の電源モードと、のいずれかの電源モードに切り替える電源供給切替部と、
    ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチと、
    前記スイッチからの信号を受信して、当該スイッチに対する操作の有無を保持するスイッチ操作保持部と、
    商用電源に接続されて起動された際の電源モードを記憶する記憶部と、
    前記スイッチ操作保持部に保持された前記スイッチに対する操作の有無と、前記記憶部に記憶された電源モードと、により、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれの電源モードで起動するかを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、
    前記スイッチに対する操作が有る場合に、前記記憶部に記憶された電源モードと異なる電源モードで起動されるように制御し、
    前記スイッチに対する操作が無い場合に、前記記憶部に記憶された電源モードで起動されるように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源供給切替部を前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに保持する保持部をさらに備え、
    前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 商用電源から、接続される負荷に、電源が供給された第1の電源モードと、電源が遮断された第2の電源モードと、のいずれかの電源モードに切り替える電源供給切替部と、
    ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチと、
    前記スイッチからの信号を受信して、当該スイッチに対する操作の有無を保持するスイッチ操作保持部と、
    商用電源に接続された際に、起動された電源モードを記憶する記憶部と、
    前記スイッチ操作保持部に保持された前記スイッチに対する操作の有無と、前記記憶部に記憶された電源モードと、により、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれの電源モードで起動するかを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、
    前記スイッチに対する操作が有る場合に、前記記憶部に記憶された電源モードと異なる電源モードで起動されるように制御し、
    前記スイッチに対する操作が無い場合に、前記記憶部に記憶された電源モードで起動されるように制御する
    ことを特徴とする電源装置。
  4. 前記電源供給切替部を前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに保持する保持部をさらに備え、
    前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、前記第1の電源モードと前記第2の電源モードとのいずれかの電源モードに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
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