JP2020075386A - 印刷装置、印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力供給再開時に装置を自動的に起動するか否かを、停電等の電力供給の停止中に、ユーザーが設定できなかった。【解決手段】 電力供給再開時に装置を自動的に起動するか否かを、停電等の電力供給の停止中に、ユーザーが設定可能にする手段を設ける。【選択図】 図5
Description
本発明は、印刷装置の起動に関する技術に関する。特に、外部から電力が供給された際に印刷装置をオフのままにするのかオンするのかを、外部から電力が供給されていない状態の印刷装置に対して設定可能にする技術に関する。
印刷装置の電源スイッチには、複数種類のスイッチがある。1つは、ロッカースイッチなどハード的にON/OFF状態を保持するオルタネート方式のスイッチである。また、もう1つは、プッシュスイッチなどハード的にON/OFF状態を保持せずに、スイッチが押下されている間だけONするモーメンタリ方式のスイッチである。そのため、モーメンタリ方式のスイッチを備える印刷装置は、印刷装置の電源状態のON/OFF状態を記憶するメモリを有している。またモーメンタリ方式の電源スイッチを備える印刷装置は、不揮発性メモリに電源状態を示す情報を格納しておき、電源スイッチが操作される毎にその情報をONからOFFあるいはOFFからONに切り替える。
特許文献1では、停電が解消された後に不揮発性メモリに格納された上記情報を参照し、その情報に基づいて、停電が起きる前の電源状態に自動的に復帰させる技術が提案されている。
上記特許文献1に記載の技術においては、停電が起きる前の電源状態を不揮発性メモリに格納しておくので、停電が解消されると、装置を停電が起きる前の電源状態に自動的に復帰させることができる。しかし、停電中には電力供給が停止するため不揮発性メモリの内容を書き換えできない。そのため、停電が解消した後に装置をオフのままにするのかオンするのかを停電中に設定することができなかった。本発明は、停電中でも上記設定を行うことを可能にすることを目的とする。
本発明の印刷装置は、印刷部と、前記印刷部を制御する制御部と、ユーザー操作を受け付ける受付部と、前記印刷部および前記制御部へ電力を供給する指示および前記印刷部および前記制御部への電力供給を停止する指示のどちらが有効であるかを示す情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に現在記憶されている前記情報に基づいて、前記印刷部および前記制御部への電力供給を制御する電力制御部と、を有する印刷装置であって、前記印刷装置は商用電源からの電力供給を受け付け、前記電力制御部は、前記印刷装置へ商用電源から電力が供給されている状態において電力供給の前記制御が可能であり、前記記憶部は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態においても前記情報を記憶し続けることが可能であり、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において受け付けられた前記受付部に対するユーザー操作に基づいて、当該状態において、前記記憶部に記憶されている前記情報を、前記供給する指示および前記停止する指示の一方の指示が有効であることを示す情報から他方の指示が有効であることを示す情報に変更する変更手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置に商用電源が供給されていない状態において、商用電源の供給に基づいて印刷装置をオンするかどうかを設定可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における印刷装置の概略図である。印刷装置は、電源部100、スキャナ部101、メインコントローラ部(制御部)102、プリンタ部(印刷部)103、電源スイッチ部(受付部)104、操作部105、ACプラグ106、FAX107を備えている。
図1は、本発明の実施形態1における印刷装置の概略図である。印刷装置は、電源部100、スキャナ部101、メインコントローラ部(制御部)102、プリンタ部(印刷部)103、電源スイッチ部(受付部)104、操作部105、ACプラグ106、FAX107を備えている。
図1において、スキャナ部101は、原稿から光学的に画像を読み取りデジタル画像への変換を行う。プリンタ部103は、例えば電子写真方式に従ってシート状の記録媒体(用紙)への画像形成処理を行う。なお、プリンタ部103は、シート状の記録媒体(例えば、記録紙)の両面に画像処理を可能なものであればその記録方式は電子写真方式に限定されるものではなく、他の記録方式、例えば、インクジェット方式や熱転写方式などを用いても良い。
メインコントローラ部102は、印刷装置全体を制御し、例えばスキャナ部101に原稿画像を読み取らせて読み取った原稿画像をプリンタ部103に印刷させるコピー動作制御を行う。
電源部100は、印刷装置外部のコンセントにACプラグ106を差し込むことにより、交流の商用電源(例えば100V)の供給を受けるようになっている。電源部100は、商用電源を所望の直流電圧(例えば12V)に変換するAC−DCコンバータを有し、商用電源が供給されるとAC−DCコンバータによって変換された直流電圧をメインコントローラ部102(の一部)に供給するように構成されている。そのため停電等により電源部100への商用電源の供給が途絶えると、この直流電圧の供給も止まる。
電源スイッチ部104は、ハード的にON/OFF状態を保持しないモーメンタリ方式のプッシュスイッチ等で構成され、ユーザーが電源スイッチ部104を押下したことをメインコントローラ部102に通知するものである。この電源スイッチ部104は、メインコントローラ部102、プリンタ部103、操作部105、FAX107等の印刷装置内の各部へ電力を供給するオン指示、および、これら各部への電力供給を停止するオフ指示をユーザーから受け付ける受付部である。
操作部105は、メインコントローラ部102に接続されており、操作用液晶パネルや省電力モード解除ボタンを含むハードキーを備え、ユーザーから入力される指示を受け付ける。FAX107は、公衆回線を介して、遠隔地のファクシミリ機器と画像データの送受信を行うものである。
図2は、本発明の実施形態1におけるメインコントローラ部102の内部構成を示すブロック図である。メインコントローラ部102は、バッテリー部200、電圧変換部201、電源制御部(電力制御部)202、電源系2電源供給部203、CPU部204、メモリ部205、HDD部206、画像処理部207、電源切換部212、状態記憶部213を有する。
バッテリー部200は、一次電池もしくは充放電可能な二次電池である。本実施形態1においてはその出力電圧を直流+3Vとして説明するが、これに限定されるものではない。
電圧変換部201は、電源部100から供給される電源電圧(例えば直流12V)を各制御部の要求電圧に電圧変換し、各制御部に供給するものである。本実施形態1においてはその出力電圧を直流+3.3Vとして説明するが、これに限定されるものではない。ただし後述するように本実施形態において電源切替部212内にダイオードを利用するため、この出力電圧のほうがバッテリー部200からの出力電圧よりも大きくする必要がある。
電源切換部212は、バッテリー部200からの電源(直流3V)と電圧変換部201からの電源(直流3.3V)を切り換えて、状態記憶部213を含む電源系0に電源供給するものである。この状態記憶部213は、後述するようにフリップフロップを備え、揮発性の記憶手段に相当する。そのため、状態記憶部213に情報を記憶し続けるには、状態記憶部213に電力を供給し続けなければならない。この状態記憶部213は後述するように、印刷装置内の各部へ電力を供給するオン指示と、これら各部への電力供給を停止するオフ指示とのどちらが有効であるかを示す情報を記憶する。印刷装置内の各部へ電力を供給するオン指示が有効であることを示す情報のことをオン設定とよび、各部への電力供給を停止するオフ指示が有効であることを示す情報のことをオフ設定と呼ぶ。すなわち、状態記憶部213は、オン設定かオフ設定を記憶する。
ここで、電源切換部212の構成例を図4に示す。図4において符号401、402で示される部品はダイオードであり、その出力は接点403に接続されている。この接点403を介して、ダイオード401か402の何れかからの出力電圧が状態記憶部213を含む電源系0に供給される。ダイオードは、順バイアスをかけると電流が流れやすいが、逆バイアスをかけると電流が流れにくいという特性を持つ。そのため、バッテリー部200の出力電圧が+3Vで電圧変換部201の出力電圧が+3.3Vであるときは、高い方の電圧である電圧変換部201側のダイオード402のみが電流を流す。つまり、印刷装置自体に外部の商用電源から電力が供給されている場合には、電圧変換部201からの出力電圧(3.3V)が状態記憶部213に供給される。一方、ACプラグ106が商用電源に接続されていないときや停電のとき、すなわち、印刷装置自体に外部から電力が供給されていない場合には、電圧変換部201の出力電圧は0Vとなる。そのため、バッテリー部200側のダイオード401のみが電流を流し、バッテリー部200からの出力電圧(3V)が状態記憶部213に供給される。
電源制御部202は、集積回路であり、電源スイッチ部104、電源系2電源供給部203、電源系3電源供給部210、CPU部204、状態記憶部213と接続されている。電源制御部202は、電源スイッチ部104の操作及びCPU部204が実行する制御プログラムに従って、印刷装置各部への電源を供給/遮断させるために電源系2電源供給部203、電源系3電源供給部210のスイッチング制御を行う。これら電源供給部203、電源供給部210は、電界効果トランジスタ(FET)などであり、電源制御部202からの信号で、電圧変換部201、電源部100からの出力電圧を電源系2、電源系3に供給したり遮断したりする。また、電源制御部202は、状態記憶部213に対して印刷装置の起動状態の設定を行う。また、電源制御部202は、状態記憶部213の設定(すなわちオン設定あるいはオフ設定)に基づいて、電源系2電源供給部203、電源系3電源供給部210の制御を行う。このように電源制御部202は、状態記憶部213に現在記憶されている設定(情報)に基づいて、メインコントローラ部102、プリンタ部103、操作部105、FAX部107等の印刷装置内の各部への電力供給を制御する。
CPU部204は、印刷装置全体の制御を行う中央演算装置であり、HDD部206に格納されている制御プログラムに基づいて、コピー機能、プリント機能、FAX機能等の機能を実現する。メモリ部205は、CPU部204に接続されている。メモリ部205は、DDR SDRAM等の揮発性メモリであり、CPU部204で実行される制御プログラム等によって作成されたユーザデータなどを格納する主メモリである。HDD部206は、CPU部204に接続されている。HDD部206は、CPU部204が実行するプログラムや印刷装置に関する各種設定情報等を格納するための記憶装置である。画像処理部207は、CPU部204、プリンタ部103、スキャナ部101に接続されている。画像処理部207は、スキャナ部101から出力されたデジタル画像を色空間変換などの画像処理を行い、画像処理後のデータをCPU部204に出力する。また、画像処理部207は、スキャナ部101で読み取られた画像データを基に色空間変換などの画像処理を行い、ビットマップデータに変換し、プリンタ部103に出力する。
次に、図2を用いて印刷装置の電源系統に関して説明する。
以下では電源系0〜電源系3を説明するが電源系の数はこれに限られない。停電等の事由により電源部100由来の電源が供給されない場合に、電源系0に対して、電源部100とは異なるバッテリー部200由来の電源が供給される。一方、電源部100由来の電源が供給されない場合、電源系1、電源系2、電源系3に対して、電源は供給されない。
電源系0(214)は、電源切換部212からの出力電圧で状態記憶部213に電源を供給する電源系統である。電源系0(214)は、電源切換部212にてバッテリー部200の出力と電圧変換部201の出力のうち電圧が高い方が選択されて出力されるため、電圧変換部201の出力が停電等でオフになった場合でもバッテリー部200から電源が供給される。このように停電等が起きてもバッテリー部200からの電源供給が行われるため、後述するように、停電中であっても状態記憶部213の設定を、電源スイッチ部104に対するユーザー操作によってオン設定からオフ設定に変更することができる。すなわち本実施形態の印刷装置は、印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において、状態記憶部213に記憶されている設定情報を一方の設定情報から他方の設定情報に変更するためのユーザー操作を受け付けることができる。そして印刷装置は、この受け付けられたユーザー操作に基づいて、商用電源からの電力供給が遮断されている状態において、状態記憶部213に記憶されている設定情報を一方の設定情報から他方の設定情報に変更可能な変更手段を備えている。
電源系1(208)は、電源制御部202に電源を供給する電源系統である。電源系1(208)は、ACプラグ106から商用電源が供給される限り、電源が供給される。電源系1(208)に電源が供給されていれば、電源制御部202による印刷装置各部への電力制御が可能である。
電源系2(209)は、CPU部204、メモリ部205、HDD部206、画像処理部207、操作部105、FAX107に電源を供給する電源系統である。電源系2(209)に電源が供給されていれば、これらモジュールの機能は使用可能である。電源系2(209)の電源遮断/供給の制御は、電源制御部202から出力される制御信号によって電源系2電源供給部203を制御することで実現する。なお、電源系2(209)は、印刷装置全体の消費電力を低減する状態である省電力モード時、及び、印刷装置の電力状態が電源オフ時には電源供給が停止される。
電源系3(211)は、スキャナ部101、プリンタ部103に電源を供給する電源系統である。電源系3(211)に電源が供給されていれば、これらモジュールの機能は使用可能である。電源系3(211)の電源遮断/供給の制御は、電源制御部202から出力される制御信号によって電源系3電源供給部210を制御することで実現する。なお、電源系3(211)は、印刷装置全体の消費電力を低減する状態である省電力モード時、及び、印刷装置の電力状態が電源オフ時には電源供給が停止される。
図5は、状態記憶部213と電源スイッチ部104の詳細を示すブロック図である。図5において符号501はフリップフロップ、符号502、503は抵抗器であり、符号504はプッシュスイッチを示す。また、状態記憶部213は、起動状態通知信号316を出力する。Lowレベルの起動状態通知信号316は、シャットダウン処理が正常に行われて印刷装置が正常終了したことを示す。Highレベルの起動状態通知信号316は、例えば停電等の要因によりシャットダウン処理が正常に行われず印刷装置が異常終了したことを示す。なおHighレベルの信号とは、第1の所定電圧値以上の信号のことを指し、Lowレベルの信号とは、第1の所定電圧値より低い第2の所定電圧値以下の信号のことを指す。また信号がHighレベルであることを信号がHighであるといい、信号がLowレベルであることを信号がLowであるという。
この起動状態通知信号316は、商用電源が電源部100に供給されてなかった状態から供給された状態に変わったときに、印刷装置を電源オフ状態にするのかを決める。例えば、商用電源が電源部100に供給されたときに起動状態通知信号316がLowであれば、印刷装置は電源オフ状態になる。すなわち、印刷装置は、電源系0および電源系1に電力が供給され、かつ、電源系2および電源系3に電力が供給されない電源オフ状態となる。一方、商用電源が電源部100に供給されたときに起動状態通知信号316がHighであれば、印刷装置は、例えば通常電力状態になる。すなわち、印刷装置は、電源系0、1、2、3に電力が供給される通常電力状態となる。
フリップフロップ501の真理値表を図6に示す。図6の真理値表に示すとおり、CLR(クリア)端子への入力がLowであれば、他の端子への入力のレベルにかかわらずQ端子からの出力はクリアされてLowとなる。CLR端子への入力がHighかつPR(プリセット)端子への入力がLowであれば、Q端子からの出力はセットされてHighとなる。またD端子への入力とCLK(クロック)端子への入力はGNDに短絡されている(接地されている)ため、CLR端子への入力がHighかつPR端子への入力がHighであれば、端子Qからの出力のレベルは維持される。抵抗器502は、起動状態設定信号315と電源(電源切り替え部212からの信号)との間に接続され、停電等で電源制御部202がオフとなり起動状態設定信号315が駆動されない場合にこの信号レベルをHighに保つ。
プッシュスイッチ504は、片側の端子がGNDに接地されている。状態記憶部213に電力が供給されている間、このプッシュスイッチ504が押下されたときは、電源スイッチ状態信号311がLowとなる。また、電源スイッチ状態信号311は抵抗器503を介して電源に接続されているため、状態記憶部213に電力が供給されている間、プッシュスイッチ504が押下されていないとき、この電源スイッチ状態信号311はHighとなる。すなわち、状態記憶部213に電力が供給されている間において、プッシュスイッチ504が押下されていればCLR端子への入力レベルはLowとなり、押下されていなければCLR端子への入力レベルはHighである。
従って状態記憶部213は、電源スイッチ部104が押下されると電源スイッチ状態信号311がLowとなり内部フリップフロップ501のQ端子からの出力がクリアされて、起動状態通知信号316はLowとなる。また、CLR端子への入力がHighの状態において起動状態設定信号315が電源制御部202によってLowにされると、フリップフロップ501のQ端子からの出力がHighにセットされる。すなわち、電源スイッチ部104が押されていない状態において電源制御部202が起動状態設定信号315をLowにセットすると、PR端子への入力がLowにセットされてフリップフロップ501のQ端子からの出力がHighにセットされる。その結果、起動状態通知信号316はHighとなる。
図7は、本実施形態における電源制御部202の動作を表すフローチャートである。また、図3は、電源制御部202と接続されている各種信号を示す詳細ブロック図である。これらを参照して、電源制御部202の動作を以下で説明する。
まず電源制御部202は、電圧変換部201から+3.3Vの出力電圧が供給されると、起動状態設定信号315をHigh、電源系2制御信号317をLow、電源系3制御信号318をLow、シャットダウン開始信号320をLowにする(S701)。なお、出力電圧が電圧変換部201から電源制御部202に供給されるタイミングで電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504は押されていないものとする。ここで起動状態設定信号315は、状態記憶部213のフリップフロップ501のPR端子に接続されており、その信号レベルはHighである。
また、電圧変換部201から出力電圧が供給される前、すなわち印刷装置外部から電力が供給されていない状態において、前述のバッテリー部200は状態記憶部213に+3.0Vの所定電力を供給している。すなわち、商用電源が電源部100に供給されておらず起動状態設定信号315がHighに維持できない状態であっても、PR端子への入力は、電源切替部212によってHighに維持される。そのため、プッシュスイッチ504が押されなければ、Q端子からの出力(起動状態通知信号316)は、印刷装置外部から電力が供給される前後において変化しない。したがって、停電中に電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504を操作していなければ、停電前と、停電中と、停電が解消して外部電力が供給され始めた後とで、Q端子からの出力(起動状態通知信号316)は変わらない。このように状態記憶部213は、プッシュスイッチの操作に応じて変更される情報を記憶している。そして後述するように状態記憶部213に現在記憶されている情報に基づいて印刷装置内の各部(特に電源系2、電源系3)への電力供給が電源制御部202によって制御される。
また電源系2制御信号317は、電源系2電源供給部203に接続されているが、その信号がLowであるため、電源系2(209)はオフのままである。同様に電源系3制御信号318がLowは、電源系3電源供給部210に接続されているが、その信号がLowであるため、電源系3(211)はオフのままである。
次に電源制御部202は、状態記憶部213からの起動状態通知信号316の状態がHighかどうかをチェックし(S702)、Highの場合(S702でYes)、S704に遷移し、Highでない場合(S702でNo)、S703に遷移する。
起動状態通知信号316の状態がLow(S702でNo)の場合は、シャットダウン処理後の正常終了もしくは、停電中にユーザーによる電源スイッチ部104の操作があったと判断できる。そのため、電源制御部202は、印刷装置を自動で起動せずに、ユーザーによるスイッチ部104の操作を待つ。すなわち電源制御部202は、電源スイッチ状態信号311の状態がLowかどうかをチェックし(S703)、Lowになるまで、このステートにとどまる。そして電源制御部202は、電源スイッチ状態信号311がHighに戻ったことを検知してS704以降の処理を行う。すなわち、電源制御部202は、電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押された状態になってから押されていない状態になったことを検知して、以降の処理を行う。プッシュスイッチ504が押されていない状態ではCLR端子への入力はHighである。
次に電源制御部202は、以下の処理を行う。すなわち電源制御部202は、電源系2制御信号317をHighにし、かつ、電源系3制御信号318をHighにする(S704)。ここで、電源系2制御信号317がHighになり、かつ、電源系3制御信号318がHighになることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給が開始され、電源オン状態に移行する。
S702で起動状態通知信号316の状態がHigh(Yes)の場合は、停電等による異常終了が発生し、その後ユーザーによる電源スイッチ部104の操作が無いと判断できるため、S704に遷移する。S704において、電源制御部202は、電源系2制御信号(317)をHigh、電源系3制御信号(318)をHighにすることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給を開始し、電源オン状態に移行する。
次に電源制御部202は、Highの起動状態設定信号315を一旦Lowにセットしてから再びHighにセットする(S705)。このS705の処理が行われるタイミングでは、プッシュスイッチ504は押されていない状態なので、CLR端子への入力はHighである。これによって、状態記憶部213のフリップフロップ501のQ端子からの出力である起動状態通知信号316がHighにセットされ、電源部100に商用電源が供給されている間はその状態が維持される。すなわち、電源制御部202は、印刷装置が起動中であることを示す情報を状態記憶部213に設定する。またこの情報(印刷装置が起動中であることを示す情報)は、次回のステップS702において参照されると、S703がスキップされてS704が実行されるので、印刷装置が起動中に停電が起き、その停電が解消すると、印刷装置は自動的に起動する。
次に、電源制御部202は、電源スイッチ状態信号311の状態がLowかどうかをチェックし(S706)、Lowになるまで、このステートにとどまる。ユーザーによって電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押下され、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになると(S706でYes)、電源制御部202は、シャットダウン開始信号320をHighに駆動する(S707)。ここでシャットダウン開始信号320はCPU部204に接続されており、この信号がHighになるとCPU部204は、シャットダウン処理を開始する。CPU部204は、シャットダウン処理を完了するとシャットダウン完了信号319を電源制御部202に出力する。また、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになるとフリップフロップ501のCLR端子への入力レベルもLowになる。これによって、状態記憶部213の内部フリップフロップ501のQ端子からの出力がクリアされて、起動状態通知信号316はLowとなる。
次に、電源制御部202は、シャットダウン完了信号319がHighかどうかをチェックし(S708)、CPU部204のシャットダウン処理が完了しシャットダウン完了信号319がHighになるまでこのステートにとどまる。シャットダウン完了信号319がHighとなると(S708でYes)、シャットダウン開始信号(320)をLow、電源系2制御信号317をLow、電源系3制御信号318をLowにして(S709)、S703に戻る。ここで、電源系2制御信号317がLow、電源系3制御信号318がLowになることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給を停止し、電源オフ状態に移行する。このように電源制御部202は、S704、S709で説明したように、電源部100に商用電源が供給されている状態において、印刷装置内の各部への電力供給および電力供給の遮断を制御できる。
図8は、本発明の実施形態1におけるCPU部204の動作を表すフローチャートである。
まずCPU部204は、電源が投入されると、初期化処理を行い、シャットダウン完了信号319をLowとする(S801)。シャットダウン完了信号319はHighでシャットダウン処理の完了を示し、Lowでシャットダウン処理の未完了を示す。
次に、CPU部204は印刷装置の各種機能制御を実施する(S802)。この各種機能制御には、プリント機能制御、スキャン機能制御やFAX機能制御等が含まれる。例えば、FAXの予約送信機能が設定されていた場合、これは予め設定した予約時刻に自動でFAXを送信する機能であるが、停電復旧後に印刷装置が自動で起動することで、本機能を達成することができる。一方、ユーザーが不在となる夜間等に、省エネ等の観点で印刷装置をオフしたいユーザーもいるが、従来の印刷装置では停電復旧後に装置が必ず起動するため、停電が復旧するまで待たなければ印刷装置をオフできないという問題もあった。
次にCPU部204は、シャットダウン開始信号320がHighかどうかをチェックする(S803)。CPU部204は、シャットダウン開始信号320がHighであることを検出すると(S803でYes)、シャットダウンプログラムにしたがってシャットダウン処理を実施する(S804)。
次にシャットダウン処理の完了を待ち(S805)、シャットダウン処理が完了すると(S805でYes)、CPU部204は、シャットダウン完了信号319をHighに駆動し、終了する。
以上説明したように、停電中であってもユーザーによる電源スイッチ部104の操作によって、状態記憶部213内のフリップフロップ501のQ端子からの出力である起動状態通知信号316をクリアできる。このことにより、停電復旧時の自動起動を中止することができ、印刷装置のオフを維持することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、停電中に装置をオフするための方法として説明したが、実施形態2では反対に通常は停電復旧後には自動で起動しないが、停電中のユーザーによる電源スイッチ部の操作によって停電復旧後には自動で起動するための方法を説明する。
実施形態1では、停電中に装置をオフするための方法として説明したが、実施形態2では反対に通常は停電復旧後には自動で起動しないが、停電中のユーザーによる電源スイッチ部の操作によって停電復旧後には自動で起動するための方法を説明する。
実施形態1との差異は、状態記憶部213の内部構成と電源制御部202の動作のみである。
図9は実施形態2における状態記憶部213の詳細を示す内部ブロック図である。図9において実施形態1と同じものについては同一番号を振っている。
501はフリップフロップ、902、903は抵抗器である。また、状態記憶部213の出力信号である316は、起動状態通知信号であり、Lowで自動起動オフ、Highで自動起動オンを示す。
起動状態設定信号315は、フリップフロップ501のCLR端子に接続されており、抵抗器902を介して電源に接続されており、停電等で電源制御部がオフとなり起動状態信号設定信号315を駆動できない場合にこの信号レベルをHighに保つ。
電源スイッチ状態信号311は、フリップフロップ501のPR端子に接続されており、抵抗器903を介して電源に接続されており、プッシュスイッチ504が押下されていないとき、この信号レベルをHighに保つ。
従って状態記憶部213は、電源スイッチ部104が押下されると電源スイッチ状態信号311がLowとなり内部フリップフロップ501のQ端子からの出力がHighにセットされる。すなわち起動状態通知信号316はHighとなり、自動起動オンを示す。また、起動状態設定信号315が電源制御部202にてLowが駆動されると、内部フリップフロップ501のQ端子からの出力がクリアされて、起動状態通知信号316はLowとなり、自動起動オフを示す。
図10は、本発明の実施形態2における電源制御部202の動作を表すフローチャートであり、これを参照して、電源制御部202の動作を説明する。
図10において実施形態1と同じステップについては同一番号を振っている。
まずS701からS706までのステップは実施形態1と同一である。
次に電源制御部202は、ユーザーによって電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押下され、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになったことを検知すると(S706でYes)、起動状態設定信号315を一旦Lowにセットする。続いて電源制御部202は起動状態設定信号315をHighに設定することで(S901)、状態記憶部213のフリップフロップ501のQ端子からの出力である起動状態通知信号316をLowにクリアする。これは、ユーザーによって、電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押下され、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになるとフリップフロップ501のQ端子からの出力がHighにセットされてしまうためである。
次にS707に遷移するが、以降のステップは実施形態1と同一であるため、説明は割愛する。
以上説明したように、停電中の状態において、ユーザーによるプッシュスイッチ504の押下にしたがって、バッテリー部200の電源にて動作する状態記憶部213内のフリップフロップ501のQ端子からの出力を変更することができる。これによって起動状態通知信号316の出力レベルが変更されて、停電復旧時に印刷装置を自動で起動することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態1では、フリップフロップ202をバッテリー部200の電力を用いて停電中の状態を保持した。本実施形態3では、フリップフロップ202を用いず、コンデンサとダイオードを用いることで、バッテリー部200を不要としたものであり、その方法を説明する。実施形態1と共通する考え方は、電源部100(電圧変換部201)からの電力供給がなくとも、電源部100に電力が供給されたときに印刷装置を自動的に起動するかしないかを設定できる手段を持つ、という点である。
実施形態1では、フリップフロップ202をバッテリー部200の電力を用いて停電中の状態を保持した。本実施形態3では、フリップフロップ202を用いず、コンデンサとダイオードを用いることで、バッテリー部200を不要としたものであり、その方法を説明する。実施形態1と共通する考え方は、電源部100(電圧変換部201)からの電力供給がなくとも、電源部100に電力が供給されたときに印刷装置を自動的に起動するかしないかを設定できる手段を持つ、という点である。
図11は、実施形態3におけるメインコントローラ部102の内部構成を示すブロック図であり、実施形態1との差分のみ説明する。実施形態3では、バッテリー部200、電源切換部212、電源系0がなく、電源系0にあった状態記憶部213が電源系1に入る。また、状態記憶部213の内部構成が変更になり、詳細は後述する。その他の部分は実施形態1と同じため、説明は割愛する。
図12は状態記憶部213と電源スイッチ部104の詳細を示す内部ブロック図である。図12において、521はコンデンサ、522は抵抗器、523、524、525はダイオードである。また、状態記憶部213の出力信号である316は、起動状態通知信号316である。
コンデンサ521は、電源制御部202からの起動状態設定信号315がHighとなるとダイオード524が導通しコンデンサ521に電荷がチャージされ、起動状態通知信号316はHighとなる。一方プッシュスイッチ504が押されると、電源スイッチ状態信号311はGNDに短絡しLowとなるので、ダイオード525が導通しコンデンサ521に保持されていた電荷が放電される。すると、起動状態通知信号316はLowとなる。
また、電源スイッチ状態信号311は、ダイオード523と抵抗器522を介して電源に接続されているため、プッシュスイッチ504が押下されていないとき、この電源スイッチ状態信号311はHighとなる。ダイオード524は、停電等で電源がオフとなった時にコンデンサ521に保持された電荷が放電しないように設けられたものである。ダイオード525は、抵抗器522とダイオード523を経由した電源からコンデンサ521に電荷がチャージされないように設けられたものである。
従って状態記憶部213は、電源スイッチ部104が押下されると電源スイッチ状態信号311がLowとなりコンデンサ121に保持された電荷が放電されて、起動状態通知信号316はLowとなる。また、起動状態設定信号315が電源制御部202にてHighにセットされると、コンデンサ121に電荷がチャージされて、起動状態通知信号316はHighとなる。
図13は、実施形態3における電源制御部202の動作を表すフローチャートであり、また、図3は電源制御部202と接続されている各種信号を示す詳細ブロック図であり、これらを参照して、電源制御部202の動作を説明する。
まず電源制御部202は、電圧変換部201から出力電圧が供給されると、起動状態設定信号315をLow、電源系2制御信号317をLow、電源系3制御信号318をLow、シャットダウン開始信号320をLowにセットする(S1301)。なお、出力電圧が電圧変換部201から電源制御部202に供給されるタイミングで電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504は押されていないものとする。ここで起動状態設定信号315は、状態記憶部213のダイオード524に接続されており、その信号はLowであるため、ダイオード524は導通しない。また、停電中に電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504を操作していなければ、停電前と、停電中と、停電が解消して外部電力が供給され始めた後とで、起動状態通知信号316は変わらない。
次に電源制御部202は、状態記憶部213からの起動状態通知信号316の状態がHighかどうかをチェックする(S1302)。起動状態通知信号316がHighの場合(S1302でYes)、S1304に遷移し、Highでない場合(S1302でNo)、S1303に遷移する。
起動状態通知信号316の状態がLow(S1302でNo)の場合は、シャットダウン処理後の正常終了もしくは、停電中のユーザーによる電源スイッチ部104の操作があったと判断できる。したがって、印刷装置を自動で起動せずに、ユーザーによるスイッチ部104の操作を待つ。すなわち電源制御部202は、電源スイッチ状態信号311の状態がLowかどうかをチェックし(S1303)、Lowになるまで、このステートにとどまる。ユーザーによって、電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押下され、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになると(S1303でYes)、電源制御部202は次の処理を行う。すなわち電源制御部202は、電源系2制御信号317をHighにセットし、かつ、電源系3制御信号318をHighにセットする(S1304)。ここで、電源系2制御信号317がHigh、電源系3制御信号318がHighになることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給を開始し、電源オン状態に移行する。
S1302で起動状態通知信号316の状態がHigh(Yes)の場合は、停電等による異常終了が発生し、その後ユーザーによる電源スイッチ部104の操作が無いと判断できるため、S1304に遷移する。S1304において、電源制御部202は、電源系2制御信号(317)をHighにセットし、かつ、電源系3制御信号(318)をHighにセットすることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給を開始し、電源オン状態に移行する。
次に電源制御部202は、起動状態設定信号315を一旦Highにセットしてから再びLowにセットする(S1305)。この起動状態設定信号315をHighにセットしたときに状態記憶部213のダイオード524が導通し、コンデンサ521に電荷がチャージされるため、起動状態通知信号316はHighとなる。すなわち、電源制御部202は、印刷装置が起動中であることを示す情報を状態記憶部213に設定する。またこの情報(印刷装置が起動中であることを示す情報)は、次回のステップS1302において参照されると、S1303がスキップされてS1304が実行されるので、印刷装置が起動中に停電が起き、その停電が解消すると、印刷装置は自動的に起動する。
次に電源制御部202は、電源スイッチ状態信号311の状態がLowかどうかをチェックし(S1306)、Lowになるまで、このステートにとどまる。ユーザーによって、電源スイッチ部104のプッシュスイッチ504が押下されると、ダイオード525が導通し、電源スイッチ状態信号311の状態がLowになる。電源スイッチ状態信号311の状態がLowになると(S1306でYes)、電源制御部202は、シャットダウン開始信号320をHighに駆動する(S1307)。ここでシャットダウン開始信号320はCPU部204に接続されており、この信号がHighになるとCPU部204は、シャットダウン処理を開始する。
次に電源制御部202は、シャットダウン完了信号319がHighかどうかをチェックし(S1308)、CPU部204のシャットダウン処理が完了しシャットダウン完了信号319がHighになるまでこのステートにとどまる。シャットダウン完了信号319がHighとなると(S1308でYes)、シャットダウン開始信号(320)をLow、電源系2制御信号317をLow、電源系3制御信号318をLowにして(S1309)、S1303に戻る。ここで、電源系2制御信号317がLow、電源系3制御信号318がLowになることで、電源系2(209)及び電源系3(211)の電源供給を停止し、電源オフ状態に移行する。
実施形態3におけるCPU部204の動作は実施形態1と同一の動作となるため、説明は割愛する。
以上説明したように、停電中であってもユーザーによる電源スイッチ部104の操作によって、状態記憶部213内のコンデンサにチャージされた電荷が放電し起動状態通知信号316がLowとなる。このことにより、停電復旧時の自動起動を中止することができ、印刷装置をオフすることが可能となる。
(他の実施形態)
実施形態1及び2では、電源切換部212にてバッテリー部200の出力と電圧変換部201の出力を切り換えて状態記憶部213の電源入力とする構成としたが、切り換えずに常にバッテリー部200の出力を状態記憶部213の電源入力とする構成でも良い。
実施形態1及び2では、電源切換部212にてバッテリー部200の出力と電圧変換部201の出力を切り換えて状態記憶部213の電源入力とする構成としたが、切り換えずに常にバッテリー部200の出力を状態記憶部213の電源入力とする構成でも良い。
実施形態1、2及び3では、商用電源が電源部100に供給されたときに起動状態通知信号316がHighレベルであれば、印刷装置は、通常電力状態ではなく次のような電力状態になってもよい。すなわち、印刷装置は、電源系0、1、2に電力が供給され、かつ、電源系3に電力が供給されない電力状態になる。この電力状態も通常電力状態も、FAX107のFAX受信機能が使える点が共通している。
実施形態1、2及び3では、ユーザーによる1つの電源スイッチ部104の操作による電源スイッチ状態信号311によって電源系2電源供給部203と電源系3電源供給部210の制御を行うと説明した。しかし、電源スイッチ部は1つに限定されず複数であっても良い。例えば、電源系2電源供給部203と電源系3電源供給部210それぞれの制御用に電源スイッチ部を2個あっても同様の制御が可能である。また、電源系2用の電源スイッチ部と電源系3用の電源スイッチ部とを分けて設ける場合に、停電中に状態記憶部213に記憶されている情報を変更するためにユーザーによって操作される別のスイッチ部が設けられてもよい。また例えば印刷装置をオフ状態からオン状態にするためあるいはオン状態からオフ状態にするためにユーザーによって操作される電源スイッチとは別のスイッチによって、状態記憶部213に記憶されている情報が変更されるように構成してもよい。
また実施形態1及び2の状態記憶部213は、フリップフロップを用いた揮発性の記憶手段であった。しかし、別の例として、状態記憶部213は、メモリを用いた揮発性の記憶手段であってもよい。この場合には、状態記憶部213は、電源スイッチ部104の押下を検知するプロセッサと、そのプロセッサからの検知結果に応じてメモリに情報を書き込むメモリコントローラとを有する。そしてこれらプロセッサ、メモリ、メモリコントローラには、印刷装置外部から電力が供給されていない場合において、バッテリー部200から電力が供給される。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (13)
- 印刷部と、
前記印刷部を制御する制御部と、
ユーザー操作を受け付ける受付部と、
前記印刷部および前記制御部へ電力を供給する指示および前記印刷部および前記制御部への電力供給を停止する指示のどちらが有効であるかを示す情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に現在記憶されている前記情報に基づいて、前記印刷部および前記制御部への電力供給を制御する電力制御部と、
を有する印刷装置であって、
前記印刷装置は商用電源からの電力供給を受け付け、
前記電力制御部は、前記印刷装置へ商用電源から電力が供給されている状態において電力供給の前記制御が可能であり、
前記記憶部は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態においても前記情報を記憶し続けることが可能であり、
前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において受け付けられた前記受付部に対するユーザー操作に基づいて、当該状態において、前記記憶部に記憶されている前記情報を、前記供給する指示および前記停止する指示の一方の指示が有効であることを示す情報から他方の指示が有効であることを示す情報に変更する変更手段を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記電力制御部は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給の状態が、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態から前記印刷装置へ商用電源から電力が供給されている状態に変わった後、前記記憶部に記憶されている前記情報に基づいて、前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記変更手段は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において、前記ユーザー操作に基づいて、前記記憶されている前記情報を、前記供給する指示が有効であることを示す情報から前記停止する指示が有効であることを示す情報に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
- 前記変更手段は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において、前記ユーザー操作に基づいて、前記記憶されている前記情報を、前記停止する指示が有効であることを示す情報から前記供給する指示が有効であることを示す情報に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
- 前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において前記記憶部に所定電力を供給する供給手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記受付部は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において前記変更手段として機能することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記受付部は、ユーザーによって押下されるプッシュスイッチであることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
- 前記記憶部は、フリップフロップであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記記憶部は、コンデンサとダイオードから構成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記受付部は、オン状態の前記印刷装置をオフ状態にするためにユーザーによって操作される電源スイッチであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記記憶部に供給する電力を前記供給手段からの電力と商用電源からの電力とを切り換える切換手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記切換手段は、商用電源からの電力が供給されているときは、商用電源からの電力に切り換えて前記記憶部に電力を供給することを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
- 印刷部と、
前記印刷部を制御する制御部と、
ユーザー操作を受け付ける受付部と、
前記印刷部および前記制御部へ電力を供給する指示および前記印刷部および前記制御部への電力供給を停止する指示のどちらが有効であるかを示す情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に現在記憶されている前記情報に基づいて、前記印刷部および前記制御部への電力供給を制御する電力制御部と、
を有する印刷装置であって、
前記印刷装置は商用電源からの電力供給を受け付け、
前記電力制御部は、前記印刷装置へ商用電源から電力が供給されている状態において電力供給の前記制御が可能であり、
前記記憶部は、前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態においても前記情報を記憶し続けることが可能である前記印刷装置の制御方法であって、
前記印刷装置への商用電源からの電力供給が遮断されている状態において受け付けられた前記受付部に対するユーザー操作に基づいて、当該状態において、前記記憶部に記憶されている前記情報を、前記供給する指示および前記停止する指示の一方の指示が有効であることを示す情報から他方の指示が有効であることを示す情報に変更する変更工程を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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