JP2007243547A - 画像処理装置、その起動制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、その起動制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】瞬時停電や電源コードの挿脱といった予期せぬ一時的な電力供給の遮断(装置で遮断とみなすべき低下も含む)及び再開が生じた場合にも、省エネルギーモードやスリープモード等の遮断・再開の発生時の電力供給に関する動作モードに対応した省電力を維持することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置(デジタル複合機1で例示)は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する。デジタル複合機1は、動作モードを切り換えるモード切換部12と、現在の動作モードを記憶する状態記憶部15と、通電状態を検出する通電状態検出部22と、通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが通電状態検出部22により検出された場合、状態記憶部15に記憶された動作モードに基づいて、デジタル複合機1の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定部13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、その起動制御方法、及びプログラムに関し、より詳細には、通常モードと省エネルギーモードやスリープモードなどの動作モードとの間で切り換えが可能な画像処理装置、その画像処理装置における起動制御方法、その画像処理装置に組み込むためのプログラムに関する。
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、或いはそれらのいずれか複数を複合的に組み込んだ複合機(MFP)などの画像処理装置では、電源がOFFされた後に電源がONされて通電が再開すると、イニシャル起動(初期起動)がなされる。この初期起動では、予め定められた電源ONのシーケンスに従って、イニシャル動作が実行される。このような通電再開時の動作は、電源がOFFされてからONされるまでの時間に依らず実行され、それは電源がOFFとなった要因が停電や電源プラグ抜けといった通電の予期せぬ遮断によるものであった場合でも同様である。
また、画像処理装置を含む機器は、瞬時停電による通電の遮断に対応するために動作保証時間が定められ、その定めに基づいた設計がなされていることが多い。この動作保証時間は、具体的には例えばAC電圧の1サイクルといった極短期間を指す。そして、機器は動作保証時間以下の商用電源の通電遮断に対しては、バックアップ電源により動作を保証する。さらに、動作保証時間を過ぎた時点では、バックアップ電源によって停電発生時に取り扱っていたデータや設定データをメモリ回避するなどして、停電から復帰後の処理をスムーズに実行する補助を行う。
停電後の復帰時の動作に関し、特許文献1には、動作中に停電があったとき、設定された動作モードデータを停電が復旧したときに復帰させる手段を備えた画像形成装置が開示されている。ここで、特許文献1における「動作モード」とは、コピー枚数や用紙サイズや拡大/縮小等のコピーモードを指し、従って、停電の復旧により復帰できるのはコピー枚数、用紙サイズ、拡大/縮小等の画像形成動作に関わるユーザ操作による設定となる。また、特許文献1に記載の画像形成装置では、電源遮断期間が例えば5分といった期間以内であった場合に、停電であると判断して上述の復帰を実行している。
また、特許文献2には、停電復帰後に自動的に電源がONしたときや一時的に使用が中断された場合において、不要な電力を消費したり、不用意に電源が入って生じる故障の発生等の問題を回避する複写機が開示されている。特許文献2に記載の複写機では、停電後に商用電源の通電が再開された場合であっても、装置全体への商用電源の通電を遮断することで、不要な電力消費や故障等を防止している。
ところで、従来の画像処理装置では、電源供給に関する複数の動作モードをもち、それらの間で適宜切り換えが可能となっている。ここで言う動作モードとしては、通常の動作モードの他に、省電力モード(省エネルギーモード)やスリープモードなどが挙げられる。
なお、これら動作モードの呼び名はメーカ毎に異なることが常であるが、省エネルギーモードとは画像処理装置全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える動作モードを指し、スリープモードとは画像処理装置のうち一部のみに通電する動作モードを指すものとする。
画像処理装置が画像形成装置である場合を例に挙げて、これら動作モードをより具体的に説明する。省エネルギーモードは、装置が所定時間使用されない場合に、感光体や現像装置を初期状態にした後に定着装置の温度を低下させたり、ポリゴンモータの回転速度を低下させることで省電力を行うと共に、次の印刷指示に対して遅延を防止する動作モードである。他方、スリープモードは、スキャナやプリンタエンジンの通電を全て停止させ、操作パネルの一部(特定のボタン)やファクシミリ受信モデムやネットワークボード等のインターフェースに通電を行っておき、特定ボタンの押下や外部からの指示により、装置全体への通電を開始することで、装置全体の省電力を行う動作モードである。
特開平7−146630号公報 特開平11−38841号公報
上述のごとく、画像処理装置では、電源がOFFされた後に電源がONされて通電が再開するとイニシャル起動がなされるが、通常の動作モードだけでなく、省エネルギーモードやスリープモードといった複数の動作モードを備えている。
従って、通常モード以外の動作モード時に、瞬時停電や電源コード抜けといった予期せぬ一時的な電力供給の遮断(装置で遮断とみなすべき低下も含む)及び再開が生じた場合には、一律にイニシャル動作が行われるが、従来技術では少なくとも他の動作モードへ移行すると設定した時間が経過するまでは通常モードのままであり、電力の無駄な消費に繋がるだけでなく、装置の稼動部の寿命にも影響を与えることとなる。
また、通常モード以外の動作モード時に一時的な電力供給の遮断及び再開が生じた場合に、一律にイニシャル動作を行うこと自体によっても、電力の無駄な消費に繋がるだけでなく、装置の稼動部の寿命にも影響を与えることとなる。例えば、上述した画像形成装置における省エネルギーモードやスリープモードでは、感光体や現像装置や他の駆動部を初期状態にした後に必要な回路部分(省エネルギーモードの場合には全部)に通電を行っている状態で、一時的な瞬時停電の発生により装置への通電が遮断・再開されると、装置全体のイニシャル動作が行われることで、無駄な電力消費と共に、感光体のクリーニングや現像装置のトナーへの帯電やトナーの撹拌作業などの無駄な処理が行われてしまう。また、この撹拌作業によってトナーを摩擦で劣化させるダメージを与えてしまう。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、瞬時停電や電源コードの挿脱といった予期せぬ一時的な電力供給の遮断(装置で遮断とみなすべき低下も含む)及び再開が生じた場合にも、省エネルギーモードやスリープモード等の遮断・再開の発生時の電力供給に関する動作モードに対応した省電力を維持することが可能な画像処理装置、その画像処理装置における起動制御方法、及びその画像処理装置に組み込むためのプログラム、を提供することをその目的とする。
上述のごとき課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置であって、前記動作モードを切り換えるモード切換手段と、当該画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶手段と、当該画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出手段と、当該画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合、前記モード記憶手段に記憶された動作モードに基づいて、当該画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定手段とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、電源スイッチと、該電源スイッチの状態を検出するスイッチ状態検出手段とを備え、前記再開モード決定手段は、前記モード記憶手段で記憶された動作モードと前記スイッチ状態検出手段で検出された電源スイッチの状態とに基づいて、当該画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記複数の動作モードは、通常モードと、当該画像処理装置全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える省エネルギーモード及び/又は当該画像処理装置のうち一部のみに通電するスリープモードとを含むことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、該起動制御手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、当該画像処理装置を初期起動することなく前記省エネルギーモード又はスリープモードで当該画像処理装置を起動することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第3の技術手段において、通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、前記モード切換手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、当該画像処理装置を前記起動制御手段で初期起動後に、前記省エネルギーモード又はスリープモードに移行させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記複数の動作モードは、通常モードと当該画像処理装置のうち一部のみに通電するスリープモードとを含み、当該画像処理装置は、通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、該起動制御手段で通電が制御可能な外部機器に接続され、前記起動制御手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードがスリープモードであった場合、前記外部機器を通電させないように制御することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至第3のいずれかの技術手段において、前記モード切換手段、前記モード記憶手段、及び前記再開モード決定手段は、当該画像処理装置の主制御部に全て具備されるか、或いは当該画像処理装置の通信部に全て具備されることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第4乃至第6のいずれかの技術手段において、前記モード切換手段、前記モード記憶手段、前記再開モード決定手段、及び前記起動制御手段は、当該画像処理装置の主制御部に全て具備されるか、或いは当該画像処理装置の通信部に全て具備されることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置における起動制御方法であって、前記動作モードを切り換えるモード切換ステップと、前記画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶ステップと、前記画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出ステップと、前記画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出ステップで検出された場合、前記モード記憶ステップで記憶した動作モードに基づいて、前記画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定ステップとを含むことを特徴としたものである。
第10の技術手段は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置に組み込むためのプログラムであって、前記画像処理装置に具備される起動制御用コンピュータに、前記動作モードを切り換えるモード切換ステップと、前記画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶ステップと、前記画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出ステップと、前記画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出ステップで検出された場合、前記モード記憶ステップで記憶した動作モードに基づいて、前記画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定ステップとを実行させることを特徴としたものである。
本発明によれば、画像処理装置において、瞬時停電や電源コードの挿脱といった予期せぬ一時的な電力供給の遮断(装置で遮断とみなすべき低下も含む)及び再開が生じた場合にも、省エネルギーモードやスリープモード等の遮断・再開の発生時の電力供給に関する動作モードに対応した省電力を維持することが可能となる。
以下、本発明に係る画像処理装置は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置であって、デジタル複合機を例に挙げて説明するが、様々な機能の組み合わせでなる他の複合機だけでなく、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置といった他の画像処理装置に対しても同様に適用できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル複合機の一構成例を示すブロック図で、図2は、図1のデジタル複合機におけるユーザインターフェースの一例を示す図である。図1で例示するデジタル複合機1は、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、プリンタ装置、及びメール送信装置の機能を備えた複合機として構成されたものである。
図1で例示するデジタル複合機1は、画像形成装置の一構成例であり、原稿台で原稿を読み取る画像読取部31、画像読取部31で読み取った画像データを画像処理する画像処理部32、画像処理部32で処理した画像データに対して画像を紙やフィルムなどの記録媒体に印刷する画像形成部33、画像データなどを記憶するハードディスク等の記憶部34、タッチパネルや操作ボタンなどを設けユーザ操作を受け付けるユーザインターフェース(I/F)35、ICカードでのユーザ認証を行ったりICカードから情報を読み取ったり場合によってはデータの書き込みも行うICカードI/F36、公衆回線に接続された他のファクシミリ機器とのファクシミリ(FAX)データの送受を行うFAX通信部37、LAN経由で他のネットワーク接続された機器とのデータの送受を行うネットワークI/F(ネットワーク通信部38)、上述した各部を制御する制御部(主制御部)10、及び、上述した各部に電源を供給する電源ユニット20を備える。また、デジタル複合機1には、付属の外部機器の一例として、後処理制御部2aを備えたフィニッシャ2が接続されている。
ユーザI/F35には、電源のON/OFFを行う電源キー35bの他に、ユーザ操作による後述する省エネルギーモードやスリープモードへの移行、或いは既にそれらのモードである場合には通常モードへ復帰させるモード移行を行うための動作モード移行キー(以下、省エネキー)35aを備えている。その他、ユーザI/F35には、カラー印刷スタートボタン35cや白黒印刷スタートボタン35d、テンキー35e、及びユーザ設定キー35f、さらにはタッチパネルでなる液晶表示部35gを備えている。
デジタル複合機1は、電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する。そのため、デジタル複合機1は、動作モードを切り換える制御を行うモード切換部12を備える。そして、デジタル複合機1は、その主たる特徴として、モード記憶部(状態記憶部15)、通電状態検出部22、及び再開モード決定部13を備える。図1では、上述したモード切換部12、再開モード決定部13、状態記憶部15を制御部10に設け、通電状態検出部22を電源ユニット20に設けた例を挙げている。
また、デジタル複合機1には、起動制御部11が備えられている。起動制御部11は、電源キー35bでのON操作がなされたときや、通電遮断後の通電再開時などに、通電状態検出部22で通電が開始されたことが検出された場合に、デジタル複合機1をイニシャライズして起動する手段でなり、ここでは制御部10に具備された例を示している。
電源ユニット20は、各部のユニットに電源を供給する制御を行う電源制御部23及びその電源21の他に、上述の通電状態検出部22を備える。ここで、電源制御部23は、主として制御部10の一部、ファクシミリ通信を行うファクシミリ通信部37、ネットワーク通信部38など、例えばスリープモードでも待機が必要なユニットに電源を供給するサブ電源を電源21に備えている。このサブ電源は、ファクシミリ通信部37の例でいうとファクシミリ待ち受け時に受信に必要な回路以外に電力を供給しない電源となる。
状態記憶部15は、再開モード決定部13で利用可能なように、デジタル複合機1の現在の動作モード(モード情報15a)を記憶する手段でなる。通電状態検出部22は、商用電源21からデジタル複合機1への通電状態を検出する手段でなり、後述するAC電圧のゼロクロスポイントを検出するよう構成することが好ましい。
また、再開モード決定部13は、デジタル複合機1への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが通電状態検出部22により検出された場合、状態記憶部15に記憶された動作モード(モード情報15a)に基づいて、デジタル複合機1の通電再開時(復帰時)の動作モードを決定する。再開モード決定部13での予期せぬ通電の遮断・再開が起こったときの動作モードは、状態記憶部15に通常モードと記憶されていれば通常モードに、省エネルギーモードと記憶されていれば省エネルギーモードに、スリープモードと記憶されていればスリープモードに、それぞれ決定すればよい。ここで、状態記憶部15に現在の動作モードのモード情報15a以外のユーザ操作情報やユーザ設定情報などの遮断前の状態を記憶させておき、再開モード決定部13での動作モード決定に利用するようにしてもよい。
モード切換部12で切り換え可能な動作モードとしては、ここで例示した通常モード、省エネルギーモード、及びスリープモードに限ったものではない。例えば、通常モードと省エネルギーモードだけ、或いは通常モードとスリープモードだけ、さらには他の動作モードを用意して切り換え可能としてもよい。さらに、省エネルギーモードとスリープモードとを合わせたような動作モードの場合であっても、省エネルギーモードに関わる実施形態にも、スリープモードに関わる実施形態にも適用可能である。
また、通常モード、省エネルギーモード、及びスリープモードついては上述した通り、通常モードが通常動作時のモードで、省エネルギーモードとはデジタル複合機1全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える動作モードを指し、スリープモードとはデジタル複合機1のうち一部のみに通電する動作モードを指すものとする。また、スタンバイモードは、省エネルギーモードに対してより即座に動作可能で且つ省電力度合いが小さいモードとし、省エネルギーモードの一部として考える。また、省エネルギーモードやスリープモードとしては、ユーザに合った省エネルギー度合いが装置個別に設定できるものもある。省エネルギーモードは、例えば消費電力を低減しつつ、定着温度の温度を低下、ポリゴンモータの回転数を低下、及び読取光源の光量を低下などを実行して、次の印刷に待機するモードである。一方、スリープモードは、FAX通信部37やネットワーク通信部38や制御部10内の後述するSW状態検出部14などに通電して他の部分への通電は遮断することで、装置への通電をOFFし、外部からの信号に応答するモードである。
また、再開モード決定部13は、通電状態検出部22の機能の一つとしてタイマ13aを有する。タイマ13aは、通電状態検出部22が通電の遮断を検出してから通電再開までの時間を計測するもので、電源遮断時に電池などで計時を実行する必要がある。タイマ13aは、通電状態検出部22に具備すればよいが、通電状態検出部22とは別の制御部10側に設けた例を示している。
後述のAC電圧のゼロクロス信号の検出の有無を採用した場合には、通電状態検出部22でゼロクロス信号を検出しなくなった時点からタイマ13aはカウントを開始し、ゼロクロス信号を再び検出するか或いは所定時間が経過するまで(所定のカウント値まで)カウントを続ける。ここでの所定時間が、再開モード決定部13で、通電が一旦遮断された後に再開されるまでの時間を指すこととなる。所定時間としては、その一例として動作保証時間より長い3〜5秒や1分といった値に設定するとよい。すなわち、デジタル複合機1への通電が所定時間以内だけ遮断された後に通電が開始された場合には、再開モード決定部13が状態記憶部15で記憶された内容(モード情報15aや遮断前の状態)に基づいて、電源遮断前の動作モードに移行させる旨の決定など、再開時の動作モードの決定を行う。
また、後述のAC電圧のゼロクロス信号の検出の有無を採用した場合には、通電状態検出部22でゼロクロス信号を検出しなくなった時点から動作保証時間まではバックアップ電源で別途カウントし、そのカウント値が動作保証時間を示した時点でタイマ13aがカウントを開始し、ゼロクロス信号を再び検出するか或いは所定時間が経過するまで(所定のカウント値まで)カウントを続ける。この場合には、所定時間に動作保証時間を加えた時間が、再開モード決定部13で、通電が一旦遮断された後に再開されるまでの時間を指すこととなる。例えば、動作保証時間経過後に所定時間内に通電が回復すれば、再開モード決定部13での決定を実行し、逆に通電遮断後、動作保証時間と所定時間とを合わせた時間を超えた場合には、瞬時停電等の予期せぬ事象が生じなかったもの(通常のOFF・ON動作)として、例えば起動制御部11で通常通り一からイニシャライズするだけでよい。
なお、上述の「一旦遮断」は一定の時間で指定する必要は必ずしもなく、例えば瞬時停電等の期間を毎回統計処理するなどして決めた値にすることや、省電力効率が高いような値、さらにはある構成要素の温度値など、所定条件として定めてもよい。
なお、ICカード用のI/F36などではユーザ認証を行うが、そのユーザ認証結果は、一般的に印刷枚数の管理などに利用させるが、それだけではなく、上述した所定時間の設定(変更)が可能か否かの判定に用いるようにしておけばよい。
以上、本発明によれば、デジタル複合機1において、瞬時停電や電源コードの挿脱といった予期せぬ一時的な電力供給の遮断(装置で遮断とみなすべき低下、すなわちデジタル複合機1の稼働に支障をきたす程度の瞬時電圧低下が起こった場合も含む)及び再開が生じた場合にも、瞬時停電等であることが検出されると、記憶された瞬時停電が発生した前の状態を判別し、復帰する動作モードをスタンバイモード、省エネルギーモード、若しくはスリープモードに切り換えることにより、無断電力の消費を防止し、且つユーザの待ち時間を短くすることが可能となる。従って、瞬時停電等が生じた場合でも、省エネルギーモードやスリープモード等の遮断・再開の発生時の電力供給に関する動作モードに対応した省電力を維持することが可能となる。
また、他の実施形態として、デジタル複合機1は、電源キー35b等の電源スイッチの状態を検出するスイッチ(SW)状態検出部14を備えることが好ましく、図1ではSW状態検出部14を制御部10内に設けた例を示している。なお、電源キー35bとしては、シーソースイッチやソフトスイッチ等が挙げられる。シーソースイッチの状態は、電気的に今ON/OFFのどちらにスイッチが倒れているかで検出できる。ソフトスイッチの状態は、現在のスイッチの状態を状態記憶部15などに格納しておき、必要に応じてSW状態検出部14がそれを読み出すことで検出できる。
この実施形態にあっては、再開モード決定部13は、状態記憶部15で記憶された動作モード(モード情報15a)とSW状態検出部14で検出された電源スイッチの状態とに基づいて、デジタル複合機1の通電再開時の動作モードを決定する。
通電の遮断・再開が生じたとき、遮断前にスイッチの状態がON/OFFのいずれの状態であったかという情報と、再開後にそのスイッチの状態がON/OFFのいずれの状態にあるかによって、ユーザが操作した結果であるのか、瞬時停電などのトラブルによる結果であるのかを判定(推測)することができる。例えば、後述のゼロクロス信号を検出しなくなったときに、スイッチがOFF状態になっているならユーザが切ったものと推測し、ゼロクロス信号の未検出期間が短時間であっても、通常通りイニシャライズして復帰する。その逆の場合(短時間の場合)には、元の動作モードに戻す処理を実行する。
このような判断基準に基づき、再開モード決定部13では、例えばユーザ操作による遮断・再開であると判定した場合には状態記憶部15で記憶されたモード情報15aの動作モードに決定せず、通常モードで起動する。一方、ユーザ操作による遮断・再開ではないと判定した場合には状態記憶部15で記憶されたモード情報15aの動作モードに決定して、遮断前と同じ動作モードに起動する。
また、他の実施形態として、上述した各実施形態において、起動制御部11が、再開モード決定部13で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、デジタル複合機1を初期起動することなく省エネルギーモード又はスリープモードでデジタル複合機1を起動するようにすることが好ましい。この実施形態によれば、遮断前に通常モード以外の動作モードであった場合に、イニシャル動作を一度も行わずに、遮断前の動作モードに戻すことができ、より省電力の効果が大きい。
また、他の実施形態として、イニシャル動作を一度も行わないようにした実施形態以外の実施形態において、モード切換部12が、再開モード決定部13で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、デジタル複合機1を起動制御部11で初期起動後に、省エネルギーモード又はスリープモードに移行させるようにしてもよい。この実施形態では、イニシャル動作を一度も行わないようにした実施形態に比べて省電力の効果はやや劣るが、ユーザに対して瞬時停電などが生じたことをイニシャル起動の起動音によって知らしめることができる。
また、他の実施形態として、複数の動作モードとして少なくとも通常モードとスリープモードとを含み、且つデジタル複合機1が起動制御部11で通電が制御可能な外部機器(例えばフィニッシャ2やラージカセット等)に接続された実施形態において、起動制御部11は、再開モード決定部13で決定された動作モードがスリープモードであった場合、外部機器を通電させないように制御することが省電力の効果が増すので好ましい。
ここで、図3に示すブロック図を参照しつつ、上述の各実施形態に適用可能な主制御部10の構成について説明する。なお、ここでは基本的に制御部10についてのみ説明するが、画像読取部31、画像処理部32、画像形成部33などの制御部や後処理制御部2aも同様に構成できる。
制御部10は、タイマ13aに相当する計時部10a、バスに接続されるバスコネクタ10b、バスを通じて他の機器との間で信号伝送を行うバス制御部10c、プログラムを好ましくはファームウェアの形態で格納したフラッシュメモリ10h(又はEEPROM等の他の不揮発性メモリ)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)10g、それらメモリ10g,10hを制御するメモリ制御部10f、そのプログラムを内部のRAMに読み出して実行するMPU(Microprocessor Unit)10d、及びI/Oポート10e等を備えている。このMPU10dは、メモリ制御部10fを介して、DRAM10gやフラッシュメモリ10hに対するアクセスを行う。
計時部10aは、一定周期で発信信号を発生させるクロック発信器を備え、その発信信号に基づいて現在時刻の計時、及びMPU10dによって設定された時間(以下、タイマ設定時間という)の計時を行うものである。この計時部10aにより計時された現在時刻の情報、及びタイマ設定時間が設定された時点からその時間が経過した旨の情報は、MPU10dに伝送される。本発明では、このタイマ設定時間が上述した所定時間に相当するものとなる。
そして、上述のプログラムは、本発明に係る通電の予期せぬ遮断・再開に伴う動作モード処理を、上述のMPU10d及びメモリ制御部10f、並びにDRAM10gやフラッシュメモリ10hで構成される、デジタル複合機1に具備される起動制御用コンピュータに実行させるためのプログラムであればよい。つまり、このプログラムは、起動制御用コンピュータに、動作モードを切り換えるモード切換ステップと、デジタル複合機1の現在の動作モードを記憶するモード記憶ステップと、デジタル複合機1への通電状態を通電状態検出部22を用いて検出する通電状態検出ステップと、デジタル複合機1への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが通電状態検出ステップで検出された場合、モード記憶ステップで記憶した動作モードに基づいて、デジタル複合機1の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定ステップとを実行させるプログラムである。
このように、本発明は起動制御用のプログラムとしての形態も採用できる。なお、上述のごときデジタル複合機1等の画像処理装置に組み込まれるファームウェアは、汎用コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して流通させ、画像処理装置にPCなどと接続することでPCなどを経由して、或いはネットワーク経由で画像処理装置に直接、組み込むとよい。
また、I/Oポート10eは、制御部10からその制御対象となる機器に対して出力する制御信号を伝送する信号線や、制御部10が各種センサから入力する各種検出信号を伝送する信号線が接続され、それら信号線とMPU10dとの間を中継するインターフェースである。例えば、制御部10のI/Oポート10eには、ユーザI/F35及び記憶部34を構成する機器やセンサに通じる信号線が接続される。
また、図示しないが、画像読取部31における制御部も制御部10と同様に構成でき、そのI/Oポートには、スキャナ部を構成するモータや光源、センサ等の機器に通じる信号線が接続される。さらに、画像処理部32や画像形成部33の制御部も同様であり、そのI/Oポートには、印字ユニットが備えるモータやセンサ、ヒータ等の機器に通じる信号線が接続される。同様に、フィニッシャ2の後処理制御部2aのI/Oポートには、フィニッシャ2が備える機器やセンサに通じる信号線が接続される。
図4は、図1のデジタル複合機における通電状態検出部及び電源制御部の一構成例を示す回路ブロック図で、図5は、図4の回路における電圧波形の例を示す図で、図6乃至図8は、ゼロクロス信号検出のリファレンスレベルについて説明するための波形図である。
図1乃至図3を参照して説明したデジタル複合機1における通電状態検出部22として、好適に採用できるゼロクロス信号の検出による例を、図4乃至図8を参照して説明する。通電状態検出部22は、デジタル複合機1に適用される電源ユニット20において停電を確実に検出する停電検出機能と、適正にAC電圧が基準電圧(0V)を通過するポイント(以下、ゼロクロスポイントという)を検出する機能を備えていることが好ましい。
ここで、停電検出機能とは、商用電源21からの電圧値の異常を検出する機能であり、停電検出機能を備えることにより、例えば累積印刷枚数やトラブル発生回数の履歴を記録していた場合でも、突如停電が発生したために重要な記録が消失するといった不都合を防止することが可能になる。
また、ゼロクロスポイントの検出機能は、電力供給開始時点において、例えばハロゲンランプヒータ等に対して大きな突入電流が流れることを防止するために位相制御を行う際に重要となるものであり、一般的な画像処理装置において採用されている。但し、次に説明するゼロクロスポイント検出機能は、本発明の通電の予期せぬ遮断・再開に応じた起動制御処理にも遮断・再開の検出時に適用できると共に、より確実なゼロクロスポイント検出が可能な好適な例である。
図4で例示する通電状態検出部22は、停電検出機能及びゼロクロス検出機能をもち、商用電源21の電圧を全波整流する整流回路部40、信号出力回路部50、及び整流回路部40の後段に配置される平滑回路部60を備え、信号出力回路部50の後段からゼロクロス検出信号を制御部10の再開モード決定部13(及び電源制御部23)へ出力すると共に、平滑回路部60の後段から所望の直流電力を出力するものである。なお、平滑回路部60の後段に適宜電源トランスを配置して所望の電圧を生成してもよい。また、図4において、ノイズフィルタを目的としたインダクタ、コンデンサ、及び、抵抗、並びに1次側電圧から2次側電圧を生成する過程を示す箇所については、通常使用されているものと同様の構成を用いることが可能であり、特段、その構成が限定されることがないため図示を省略している。
整流回路部40は、ダイオードブリッジ41、ダイオード42、及びダイオード43を備えている。整流回路部40では、商用電源21から供給されるAC電圧を、ダイオード42及びダイオード43を通じ、ダイオードブリッジ41のマイナス側へ電流を帰還させているため、図5(A)に示す商用電源21のAC電圧に対して、図4中のポイントBでは、図5(B),(C)に示すような全波整流された波形が得られる。なお、全波整流されたBポイントでは平滑措置を講じていないため、図5(B),(C)に示すような脈流波形となっている。
平滑回路部60は、パワーサーミスタ62及び平滑コンデンサ61を備えている。信号出力回路部50は、抵抗52、フォトカプラ51(発光ダイオード51a、フォトトランジスタ51b)、2次側回路の抵抗53〜56、及びトランジスタ57を備えている。ダイオード42及びダイオード43と、ダイオードブリッジ41のマイナス側の間に、電流制限用の抵抗52と、発光ダイオード51aが直列的に配置されている。このため、全波電流波形が時間的推移によって、基準電圧(本例ではダイオードブリッジ41のマイナス電位)に対し、フォトカプラ51の発光側に配置される発光ダイオード51aの順方向電圧VF(設定電圧値)以下になる期間で、フォトカプラ51に流れる電流が遮断される。
一方、フォトカプラ51の受光側に配置されるフォトトランジスタ51bは、2次側回路のDC電圧(本例は、DC5V)を分圧する抵抗53と抵抗54及び抵抗55との中点(分圧点)からエミッタ接地で接続されている。トランジスタ57のベースは、抵抗54と抵抗55の中点(分圧点)に接続されており、トランジスタ57のコレクタは抵抗56を介しDC電圧に接続される。
フォトカプラ51のフォトダイオード51aに電流が流れるとき、すなわちフォトカプラ51に供給される電圧波形における電圧値が発光ダイオード51aの順方向電圧VF以上になったときには、フォトトランジスタ51bが導通する結果、抵抗53と、抵抗54及び抵抗55の中点は略0Vとなる。抵抗53と、抵抗54及び抵抗55の中点の電圧が0Vになると、抵抗54と抵抗55の中点も0Vとなり、トランジスタ57が導通しないことから、トランジスタ57のコレクタ電圧はDC電圧に略等しくなるため、信号出力回路部50から電源制御部23に対してハイレベルの信号が出力される。
一方、フォトカプラ51の発光ダイオード51aの電流が遮断されるとき、すなわちフォトカプラ51に供給される電圧波形における電圧値が発光ダイオード51aの順方向電圧VF未満になったときには、受光側のフォトトランジスタ51bがOFFする結果、抵抗53と、抵抗54及び抵抗55の中点には、DC5Vが分圧された電圧が発生する。従って、抵抗54と抵抗55の中点にもDC5Vが分圧された電圧が発生するとともに、トランジスタ57のベース−エミッタ間に電圧が発生する。このため、トランジスタ57がONすることから、トランジスタ57のコレクタ電圧が下降して略0Vとなるため信号出力回路部50は電源制御部23に対してローレベルの信号が出力される。
上述のように、フォトカプラ51に供給される電圧波形における電圧値が、発光ダイオード51aの順方向電圧VF以上であるか否かによって、信号出力回路部50は直接又は電源制御部23を介して再開モード決定部13に対してそれぞれ異なった信号を出力している。図5(D)に、図4中のポイントDを通過する検出信号を示している。再開モード決定部13での信号入力は図3で示したバスコネクタ10b経由で行えばよい。
また、電源制御部23は、それ自体、電源供給を確認して制御する必要があり、また信号出力回路部50から出力される信号は、電源制御部23を介すことで上述したハロゲンランプヒータに対する位相制御等に用いることができる。従って、図4で図示したように、再開モード決定部13への直接の信号伝送がなされない場合でも電源制御部23への信号出力は行うとよい。
電源制御部23は、例えばCPU23a、信号受信部23b、記憶部23c、タイマ23d、ROM23e、及びRAM23f等で構成できる。ROM23eは、電源ユニット20の動作に必要なプログラムを格納している。RAM23fは、揮発性のメモリであり、一時的にデータが格納される。記憶部23cは、EEPROM等の不揮発性のメモリであり、電源ユニット20の動作に必要な設定値等が記録される。タイマ23dは、任意の期間を計時するものであり、ゼロクロスポイントの算出の際に用いられる。CPU23aは、上述の電源ユニット20の構成要素を統括的に制御する。
上述のごとき構成により、商用電源21のAC電圧を整流回路部40によって全波整流すると、まず、図6に示すように脈流した電圧波形が得られる。このとき、商用電源21から正常なAC電圧が供給されると、図示したように基準電圧からピーク電圧まで時間的な推移に伴って電圧値が変化する。従って、例えば、商用電源の周波数が50Hzの場合には、1サイクル期間が20msecであるため、10msec毎に、AC電圧が基準電圧(0V)を通過する。このため、信号出力回路部50から出力される検出信号も同様に、10msec毎に電圧レベルが0V(ローレベル)になる。
電源ユニット20では、図5(D)に示すような矩形波が継続的に検出されるか否かを電源制御部23が判断することにより、商用電源21からAC電圧が正常に供給されていることを確認している。
実際、電源ユニット20は、図6に示す通り、整流回路部40によって全波整流されたAC電圧について、ピーク電圧を検出する上で、デューティ比との関係で最も検出精度が良くなるピーク値の略1/2をリファレンスレベル(設定電圧値)として設定している。なお、ピーク値の略1/2とは、ピーク値の50〜60%の範囲をいうものとする。リファレンスレベルを少なくともピーク値の1/2以上の範囲に設定することにより、信号出力回路部50から電源制御部23に対して検出信号が出力される期間、すなわち停電検出機能による電力消費期間が、AC電圧1サイクルのうちの最大でも70%以下の期間になるように抑制できることが実験的に確認されている。なお、この70%という数値は、リファレンスレベルをピーク値の1/2に設定したときのAC電圧1サイクルの67%に相当する電力消費期間に、各サイクルにおけるバラツキをも含めて算出した数値である。
ここで、図7(A)で示すようにリファレンスレベル(設定電圧値)を低く設定すると、信号出力回路部50から電源制御部23に対して検出信号が出力されない期間(電流を流さない期間)が短く、この電流を流さない期間をサンプリングすることが困難である。そのため、図7(B)に示すようにリファレンスレベル(設定電圧値)を高く設定することで、この電流を流さない期間をサンプリングしてゼロクロスポイントを精度よく予測することが可能となる。
ゼロクロスポイントの検出を図8を参照して説明する。まず、図7(B)で示した電流を流さない期間となるT1,T2,T3,・・・,Tnをn回(1〜n回)サンプリングする。なお、このときの検出信号レベルはハイレベル(H)である。そして、n回のサンプリング後に、電流を流さない期間の平均値を算出し、この平均値の半分の値Tzを用いて正確なゼロクロスポイントを予測する。本例では、最初の非検出となった検出信号の立ち上がりエッジからカウントしてTz(msec)の後をゼロクロスポイントとみなし、それに基づいて位相制御等を行っている。このようにすることにより、精度の高いゼロクロスポイントの検出が可能になる。
このようにして算出したゼロクロスポイントの情報(或いは元のゼロクロス信号:AC電圧検出信号)は、上述したように電源制御部23を介して又は直接、再開モード決定部13へ伝送され、内部のタイマ13aによって、ゼロクロスポイントの到来からの時間(或いはAC電圧検出信号のハイレベルからローレベルに落ちてからの時間)が計時され、上述の所定時間で代表される値と比較される。この比較結果に基づき、再開モード決定部13は、遮断後、例えば所定時間以上再開がなかった場合に、状態記憶部15のモード情報15aに基づき、その動作モードで起動(或いは初期起動後にその動作モードに移行)する。
通電が再開するまでの時間が長い場合でも、例えば、通電状態検出部22で動作保証時間が過ぎたか否か(又はゼロクロスポイントの到来)を、電池で駆動するリアルタイムクロック等でなるタイマ13aに渡し、経過したという情報でタイマ13aをONしてカウントを開始し、次にゼロクロスポイントの到来があるまでカウントし続け、所定時間まで経過してしまった場合に、再開モード決定部13が動作モードの決定を行えばよい。
図9及び図10は、図1のデジタル複合機における起動制御処理及び動作モード移行処理を説明するためのフロー図である。また、図11は、図1のデジタル複合機における通電遮断検出に伴う処理を説明するためのフロー図で、本発明の一実施形態に係る起動制御方法の一例を説明するためのフロー図でもある。
まず、デジタル複合機1における起動制御部11での起動制御処理、及びモード切換部12での動作モードの切り換え処理について、通電遮断・再開がない場合の処理を説明する。電源キー35bの押下(ここでは通電遮断後の通電再開は考慮しない)により、起動制御部11が装置全体のイニシャライズを実行し(ステップS1)、待機状態にする(ステップS2)。なお、この待機状態とは、本発明に関わる動作モードに加えてもよい動作モードであり、ここでは即座に動作可能なよう省エネルギーモードよりも省電力の度合いが小さいモードで、スタンバイモードを指す。
次に、制御部10は、ユーザからの動作指示(公衆回線やネットワーク経由での受信も含む)があるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定の結果、例えば省エネキー35aが押下されるか設定時間の到来などによって動作を行う必要がある場合には、モード切換部12が通常モードへ変更する(ステップS4)。ステップS4に続き、制御部10が、指定された処理を他の構成要素(例えば画像処理部32及び画像形成部33等)を制御しながら実行し(ステップS5)、処理が終了したか否かを判定し(ステップS6)、処理終了までステップS5を繰り返し、ステップS2へ戻る。
一方、ステップS3で動作指示がなかった場合には、モード切換部12が省エネルギーモードへの移行設定時間nが経過したか否かを判定し(ステップS7)、経過しない時間帯ではステップS3へ戻り、動作指示を待つ。ステップS7で時間nが経過したと判定された場合、モード切換部12が省エネルギーモードへ動作モードを切り換える(ステップS8)。
ステップS8に続き、ステップS3と同様に動作指示の有無を判定し(ステップS9)、指示があった場合にはステップS4へ進み、指示がなかった場合にはモード切換部12がスリープモードへの移行設定時間m(>n)が経過したか否かを判定し(ステップS10)、経過しない時間帯ではステップS9へ戻り、動作指示を待つ。ステップS10で時間mが経過したと判定された場合、モード切換部12がスリープモードへ動作モードを切り換える(ステップS11)。
ステップS11に続き、FAX通信部37又はネットワーク通信部38でデータ受信がなされたか否かを制御部10が判定し(ステップS12)、データ受信があった場合には、装置全体の起動が必要か否かを制御部10が判定し(ステップS14)、必要であった場合にはモード切換部12が通常モードへの切り換えを実行して装置全体を起動して(ステップS15)、ステップS4へ進む。ステップS14で装置全体の起動が必要ないと判定された場合、稼働している部位だけでデータ受信を実行し(ステップS16)、ステップS12へ戻る。
一方、ステップS12においてデータ受信がなかった場合には、制御部10がユーザ操作により復帰指示がなされているか否かを判定し(ステップS13)、なされていない場合にはステップS12へ戻ってデータ受信を待つ。ステップS13で復帰指示があった場合には、ステップS14へ進む。
そして、上述のごとき動作モード切換処理がなされるいずれかの時点で通電状態検出部22が通電の遮断を検出した場合の処理例を、図11を参照して説明する。ここで説明する処理例は、本発明の主たる特徴を含んでおり、遮断に対処するための処理も併せて説明する。
まず、制御部10において、モード切換部12が動作モードの切り換えによる状態変化を生じさせたか否かを判定し(ステップS21)、変化があった場合には状態記憶部15がモード情報15aとして変化後の状態を記憶する(ステップS22)。ステップS21で動作モードの切り換えがなかったと判定された場合、並びにステップS22に続いて、通電状態検出部22が通電遮断を検出したか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23で通電遮断検出があった場合、再開モード決定部13が内部のタイマ13aで通電遮断時間をカウントし(ステップS24)、それと並行して通電状態検出部22が通電が再開したか否かを判定し(ステップS25)、通電再開までステップS24のカウントを続行する。
ステップS25で通電再開が検出された後、再開モード決定部13が、タイマ13aのカウント値が動作保証時間以上であったか否かを判定し(ステップS26)、動作保証時間以上でなければ、瞬時停電であってもバックアップ電源で通常通り処理可能であるので、ステップS21へ戻る。
ステップS26で動作保証時間以上であった場合には、バックアップ電源で対処しきれない瞬時停電や電源コード抜けやさらにはユーザによるOFF操作である可能性があるので、再開モード決定部13が、タイマ13aのカウント値が所定時間以下であるか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27で所定時間以下でなかった場合には、ユーザ操作による通電の遮断・再開であるか、或いは停電や電源コード抜けなどであっても次に直ぐデジタル複合機1を使用しないと判断し、起動制御部11が装置全体をイニシャライズして起動し(ステップS30)、ステップS21へ戻る。
一方、ステップS27で所定時間以下であった場合には、瞬時停電や電源コード抜き差しであるか、或いはユーザの誤操作による通電の遮断・再開であると判断し、まず、SW状態検出部14がスイッチ状態の検出を行う(ステップS28)。ステップS28での検出の結果、再開モード検出部13が、遮断前後の電源キー35bの状態からユーザ操作の結果であるか否かを判定する(ステップS29)。なお、ユーザの誤操作で、電源をOFFして即座に気づいてONした場合には、遮断前には電源キー35bの状態はON、遮断後にもONであるので、ユーザ操作の結果であると判定せず、ユーザの誤操作の結果と判定する。
ステップS29でユーザ操作の結果であると判定した場合には、ステップS30へ進み、イニシャライズ起動を実行する。一方、ユーザ操作の結果でないと判定された場合には、再開モード決定部13が状態記憶部15から遮断前のモード情報15aを読み出し(ステップS31)、起動制御部11が読み出した状態(動作モード)で装置を起動する(ステップS32)。なお、上述したように、ステップS32では起動制御部11が装置全体をイニシャライズして起動した後に、読み出した動作モードへ移行するようにしてもよい。
以上、図1乃至図11を参照して、デジタル複合機1の主制御部10に、モード切換部12、再開モード決定部13、及び状態記憶部15(及び起動制御部11やSW状態検出部14)の全てが具備される例を説明したが、これらの構成要素は外部との通信を行う通信部に組み込まれてもよい。この通信部としては図1におけるFAX通信部37やネットワーク通信部38などが例示できるが、どの通信部に組み込んでも基本的な構成は同様であり、ここではネットワーク通信部に対して適用した例のみを説明する。
図12は、本発明の他の実施形態に係るデジタル複合機の一構成例を示す図で、図13は、図12のデジタル複合機におけるネットワーク通信部の一構成例を示すブロック図である。
図12で例示するデジタル複合機1は、モード切換部82、状態記憶部85、及び再開モード決定部83(及び起動制御部81やSW状態検出部84)が、ネットワーク通信部80に具備される。制御部70は、制御部10から本発明に係る上述した構成要素を除いたものである。なお、制御部10での処理のうち構成要素11〜15での処理がネットワーク通信部80で処理されるため、各構成要素81〜85についての詳細は説明しない。
ネットワーク通信部80は、タイマ83aに相当する計時部80a、バスコネクタ80b、バス制御部80c、MPU80d、ネットワーク制御部80e(ネットワーク制御部86)、ネットワークコネクタ80f、メモリ制御部80g、DRAM80h、フラッシュメモリ80i等で構成される。ネットワーク通信部80は、例えば標準規格IEEE802.3に準拠したLAN等のネットワークを通じて、外部装置との間でデータの送受信を行う、NIC(ネットワークインターフェースカード)などで構成される通信インターフェースである。ネットワーク通信部80は、例えば、画像処理部32により生成された画像データや、画像読取部31で読み取られた画像データ、或いは記憶部34に保存されているデータを外部装置へ送信する処理、さらには、外部装置から各種のデータ処理要求を受信する処理等を行う。
ここで、計時部80a、バスコネクタ80b、バス制御部80c、メモリ制御部80g、DRAM80h、及びフラッシュメモリ80iの各々は、図3で例示した制御部10が備える同名の構成要素と同様の機能を備えたものである。なお、DRAM80h及びフラッシュメモリ80iに記憶されるプログラムやデータの内容は、制御部10のDRAM10h及びフラッシュメモリ10iに記憶されているものと異なることは言及するまでもない。また、ネットワークコネクタ80fは、ネットワークに物理的に接続するコネクタであり、ネットワーク制御部80eは、例えば標準規格IEEE802.3及びTCP/IP等の所定のネットワークプロトコルに準拠した通信制御を行うものである。
スリープモードとしては、一番省電力なのはFAX通信部37やネットワーク通信部80のみ通電するものが採用されることが多いため、図12及び図13で説明した実施形態によれば、制御部70でのスリープモード時の待機電力をなくすことができ、より省電力化が図れる。
本発明の一実施形態に係るデジタル複合機の一構成例を示すブロック図である。 図1のデジタル複合機におけるユーザインターフェースの一例を示す図である。 図1のデジタル複合機における制御部の一構成例を示すブロック図である。 図1のデジタル複合機における通電状態検出部及び電源制御部の一構成例を示す回路ブロック図である。 図4の回路における電圧波形の例を示す図である。 ゼロクロス信号検出のリファレンスレベルについて説明するための波形図である。 ゼロクロス信号検出のリファレンスレベルについて説明するための波形図である。 ゼロクロス信号検出のリファレンスレベルについて説明するための波形図である。 図1のデジタル複合機における起動制御処理及び動作モード移行処理を説明するためのフロー図である。 図9に続くフロー図である。 図1のデジタル複合機における通電遮断検出に伴う処理を説明するためのフロー図である。 本発明の他の実施形態に係るデジタル複合機の一構成例を示す図である。 図12のデジタル複合機におけるネットワーク通信部の一構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1…デジタル複合機、2…フィニッシャ、2a…後処理制御部、10,70…制御部、11,81…起動制御部、12,82…モード切換部、13,83…再開モード決定部、13a,83a…タイマ、14,84…SW状態検出部、15,85…状態記憶部、15a,85a…モード情報、20…電源ユニット、21…電源、22…通電状態検出部、23…電源制御部、31…画像読取部、32…画像処理部、33…画像形成部、34…記憶部、35…ユーザI/F、35a…省エネキー、35b…電源キー、35c…カラー印刷スタートボタン、35d…白黒印刷スタートボタン、35e…テンキー、35f…ユーザ設定キー、35g…液晶表示部、36…ICカードI/F、37…FAX通信部、38,80…ネットワーク通信部。

Claims (10)

  1. 電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置であって、前記動作モードを切り換えるモード切換手段と、当該画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶手段と、当該画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出手段と、当該画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合、前記モード記憶手段に記憶された動作モードに基づいて、当該画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 電源スイッチと、該電源スイッチの状態を検出するスイッチ状態検出手段とを備え、前記再開モード決定手段は、前記モード記憶手段で記憶された動作モードと前記スイッチ状態検出手段で検出された電源スイッチの状態とに基づいて、当該画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の動作モードは、通常モードと、当該画像処理装置全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える省エネルギーモード及び/又は当該画像処理装置のうち一部のみに通電するスリープモードとを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、該起動制御手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、当該画像処理装置を初期起動することなく前記省エネルギーモード又はスリープモードで当該画像処理装置を起動することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、前記モード切換手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードが省エネルギーモード又はスリープモードであった場合、当該画像処理装置を前記起動制御手段で初期起動後に、前記省エネルギーモード又はスリープモードに移行させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記複数の動作モードは、通常モードと当該画像処理装置のうち一部のみに通電するスリープモードとを含み、当該画像処理装置は、通電が開始されたことが前記通電状態検出手段により検出された場合に、当該画像処理装置を初期起動する起動制御手段を備え、該起動制御手段で通電が制御可能な外部機器に接続され、前記起動制御手段は、前記再開モード決定手段で決定された動作モードがスリープモードであった場合、前記外部機器を通電させないように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 前記モード切換手段、前記モード記憶手段、及び前記再開モード決定手段は、当該画像処理装置の主制御部に全て具備されるか、或いは当該画像処理装置の通信部に全て具備されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記モード切換手段、前記モード記憶手段、前記再開モード決定手段、及び前記起動制御手段は、当該画像処理装置の主制御部に全て具備されるか、或いは当該画像処理装置の通信部に全て具備されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置における起動制御方法であって、前記動作モードを切り換えるモード切換ステップと、前記画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶ステップと、前記画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出ステップと、前記画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出ステップで検出された場合、前記モード記憶ステップで記憶した動作モードに基づいて、前記画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定ステップとを含むことを特徴とする起動制御方法。
  10. 電源供給に関する複数の動作モードのうちのいずれかで動作する画像処理装置に組み込むためのプログラムであって、前記画像処理装置に具備される起動制御用コンピュータに、前記動作モードを切り換えるモード切換ステップと、前記画像処理装置の現在の動作モードを記憶するモード記憶ステップと、前記画像処理装置への通電状態を検出する通電状態検出ステップと、前記画像処理装置への通電が一旦遮断された後に通電が再開されたことが前記通電状態検出ステップで検出された場合、前記モード記憶ステップで記憶した動作モードに基づいて、前記画像処理装置の通電再開時の動作モードを決定する再開モード決定ステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
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