JP2002312075A - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置および画像形成装置

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JP2002312075A
JP2002312075A JP2001112469A JP2001112469A JP2002312075A JP 2002312075 A JP2002312075 A JP 2002312075A JP 2001112469 A JP2001112469 A JP 2001112469A JP 2001112469 A JP2001112469 A JP 2001112469A JP 2002312075 A JP2002312075 A JP 2002312075A
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power supply
main switch
circuit
switch
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JP2001112469A
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Inventor
Keiichi Sugai
井 恵 一 菅
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷に給電中にメインスイッチがオフになっ
ても、負荷の安定した動作を保証する。アプリケーショ
ンプログラムの実行中等、制御手段が動作中にメインス
イッチがオフになっても、制御手段に正常に動作を終了
させる。 【解決手段】 AC電力を受けて、負荷に直流電力を給
電する電源回路(6/6a,6b);それとAC電源(1)との間に
介挿されたメインスイッチ(2/2a);電源回路とAC電源
との間に介挿された、制御信号に応答してオン/オフす
るスイッチ手段(3/3a);メインスイッチのオン/オフの
状態を検出する手段(8);および、前記スイッチ手段を
制御信号を介してオン/オフ制御し、電源回路による給
電の要/不要を管理し、要の場合に状態検出信号がメイ
ンスイッチのオンからオフに切換るとその後負荷への給
電が不要になった時に前記スイッチ手段をオフにする、
制御手段(60);を備える電源装置、ならびにそれを組込
んだ画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC電源からメイ
ンスイッチを介して給電されて、電気機器に給電する電
源装置に関し、特に、電源装置の出力停止タイミングの
制御に関する。この電源装置は、例えば複写機やプリン
タ,ファクシミリまたはこれらの複合機、印刷機等の画
像形成装置に用いられ、また、これらと同様に、コンピ
ュータプログラムに基づいて動作する制御手段にて、デ
ータ入出力,演算および/又は電気回路,機器の動作制
御を行う電子,電気装置に用いることができる。
【0002】
【従来技術】近年、例えば複写機やプリンタ、ファクシ
ミリまたはこれらの複合機、印刷機等の画像形成装置の
デジタル化が進んでいる。一般的に、これらの画像形成
装置は、CPU等で構成されるマイクロコンピュータを
搭載しており、OS(Operating System)によって制御さ
れている。このようなOSで制御される装置でアプリケ
ーションプログラムを実行しているときに電源が切断さ
れると、正しい終了処理ができず、OSまたはアプリケ
ーションプログラムもしくは処理中のデータが破壊され
ることがある。
【0003】一方、これらの画像形成装置は、ファクシ
ミリ通信機能は勿論、ネットワークに接続可能なものが
主流になっており、ネットワークを介して他のパーソナ
ルコンピュータ(パソコン)からの操作も可能なシステ
ムが構築されている。このようなシステムでは、1台の
画像形成装置を同時に複数の人が操作できる環境にあ
り、例えば、1人は画像形成装置本体で操作し、他の1人
はパソコンで画像データの送信を行うことが可能であ
る。このような時に、画像形成装置本体で操作している
人がメインスイッチをオフするとか、フアクシミリ受信
&メモリへの蓄積中にメインスイッチをオフするとかが
想定できる。
【0004】このような場合、前記したように、アプリ
ケーションプログラムの実行中に電源がオフされること
になり、OSまたはアプリケーションプログラムもしく
は処理中の、データが破壊される場合もある。そこで、
このような誤った電源オフ時の不具合回避策として、メ
インスイッチのオン/オフを検知する目的で電源に入力
されるACを検知する回路を設け、ACがオフされても
電源の出力が一定時間保たれるようにし、ACオフを検
知した場合に制御回路に信号を出力し、電源の出力が一
定時間保たれている間にアプリケーションプログラムも
しくは処理中のデータの終了処理を行うような方法があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電源の出力が一定時間
保たれている間にアプリケーションプログラムおよび/
又は処理中のデータの終了処理を行わなければならない
ため、短時間で終了処理するための制約が生じる。ま
た、画像データのように、転送あるいは蓄積記憶もしく
は画像処理に比較的時間のかかるデータは破棄しなけれ
ばならない。
【0006】上記の課題を解決するためには、電源の出
力を保つ時間を長くすればよいが、このためには例えば
電源の入出力のコンデンサ容量を大きくせざるを得ず、
かなりのコストアップになると共に、本体が動作してい
ない待機中の電源オフでも電源の出力が長い時間オフさ
れない不具合が生じる。
【0007】本発明は、負荷に給電中にメインスイッチ
がオフになっても、負荷の安定した動作を保証すること
を第1の目的とする。アプリケーションプログラムの実
行中等、制御手段が動作中にメインスイッチがオフにな
っても、制御手段に正常に動作を終了させることを第2
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)AC電力を受け
て、負荷に電力を給電する電源回路(6/6a,6b);該電源
回路とAC電源(1)との間に介挿されたメインスイッチ
(2/2a);該電源回路とAC電源との間に介挿された、制
御信号に応答してオン/オフするスイッチ手段(3/3a);
メインスイッチ(2/2a)のオン/オフの状態を検出する手
段(8);および、前記スイッチ手段を制御信号を介して
オン/オフ制御し、前記電源回路による負荷(7/7a,7b)
への給電の要/不要を管理し、要の場合に前記状態検出
手段(8)の状態検出がメインスイッチのオンからオフに
切換るとその後負荷への給電が不要になった時に前記ス
イッチ手段をオフにする、制御手段(60);を備える電源
装置。
【0009】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当部分
の符号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0010】これによれば、メインスイッチがオンにな
ったとき又は、負荷(7/7a,7b)への給電が要の場合にメ
インスイッチ(2/2a)がオフに切換ったときに、制御手段
(60)がスイッチ手段(3/3a)をオンにする。これにより、
メインスイッチがオフになっても負荷(7/7a,7b)への給
電が継続する。その後負荷への給電が不要になった時に
制御手段(60)がスイッチ手段(3/3a)をオフにする。これ
により、メインスイッチ(2/2a)以降の全回路の給電が止
まる。
【0011】したがって、負荷または制御手段が動作中
に誤ってメインスイッチをオフしても、AC電力の給電
が継続され、負荷および制御手段ともに動作を続けるこ
とができ、また、電子システムあるいはマイクロコンピ
ュータシステムの終了処理も行えるため、OSまたはア
プリケーションブログラムもしくは処理対象データの破
壊を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(1v1)前記制御手段(60)は、
負荷(7/7a,7b)への給電が要の場合に前記状態検出手段
(8)の状態検出がメインスイッチのオンからオフに切換
ると前記スイッチ手段に制御信号を介してオンを指示す
る、上記(1)の電源装置。
【0013】これによれば、負荷(7/7a,7b)への給電が
要の場合にメインスイッチ(2/2a)がオフに切換ると、制
御手段(60)がスイッチ手段(3/3a)をオンにする。これに
より負荷(7/7a,7b)への給電が継続する。
【0014】これによれば、メインスイッチ(2/2a)がオ
ンの間はスイッチ手段(3/3a)はオフに維持され電力消費
がないので、メインスイッチがオンの間のエネルギー損
失が少ない。
【0015】(1v2)前記制御手段(60)は、メインス
イッチがオンになったときに前記スイッチ手段をオンに
する、上記(1)の電源装置。
【0016】(2)電源回路は、AC電力をDC電力に
変換する整流回路(81)およびその直流出力電圧を変換す
るDC/DCコンバータ(82)を含む直流電源回路(6/6a)
である。DC/DCコンバータ(82)には、その変圧器の
2次側に整流平滑回路があり、またAC電力をDC電力
に変換する整流回路(81)にも通常は平滑回路がある。こ
れらの平滑回路のコンデンサが、メインスイッチがオン
の間は所定電圧に充電されているので、メインスイッチ
がオフに切換っても、直流電源回路(6)の直流出力電圧
は直ちに低下しない。この間に制御手段(60)がスイッチ
手段(3/3a)をオンにするので、直流電源回路(6)の直流
出力電圧が制御手段の動作レベル未満に低下する前に直
流電源回路(6)へのAC給電が再開し、直流出力が継続
する。
【0017】(3)電源回路は、定電圧かつ低電力出力
の制御系電源回路(6a)および高電流かつ高電力出力の駆
動系電源回路(6b)を含み;電源装置は更に、前記駆動系
電源回路(6b)とメインスイッチ(2)の出力端との間に介
挿され、第2制御信号に応答してオン/オフする第2ス
イッチ手段(3b);を備え、前記制御手段(60)が、第2制
御信号を介して第2スイッチ手段(3b)のオン/オフを制
御する;上記(1)又は(2)の電源装置。
【0018】例えば、駆動系電力が不要の時には第2ス
イッチ手段(3b)をオフにして、電力消費の低減を図るこ
とができる。また、駆動系の異常の時には第2スイッチ
手段(3b)をオフにすることができる。これらの場合で
も、第1のスイッチ手段(3/3a)はオンにして、制御手段
に動作を続けさせることができ、また、電子システムあ
るいはマイクロコンピュータシステムの終了処理を行っ
て、OSまたはアプリケーションプログラムもしくは処
理対象データの破壊を防ぐことができる。
【0019】(4)前記メインスイッチ(2a)は、ユーザ
の投入/遮断操作によって同時に閉/開されるAC給電
接点および低電圧直流接点(2cm)を有し;前記状態検出
手段(8)が該低電圧直流接点(2cm)の閉/開に対応してメ
インスイッチ(2a)のオン/オフをあらわす検出信号を前
記制御手段(60)に与える;上記(1),(2)又は
(3)の電源装置。
【0020】AC電圧は通常110Vであるのでそのオ
ンオフの検出は、変圧器で降圧して絶縁カプラを介して
5V/0V(機器アース)の検出信号に変換する等、比
較的に電気回路要素が多く複雑な電気回路になるが、本
実施態様によれば、前記低電圧直流接点(2cm)に電源回
路の低電圧直流出力(例えば5V)を与えて、例えば検
出回路(8)で低電圧直流接点(2cm)出力を抵抗を介して機
器アース接続することにより、極めて簡易に、メインス
イッチのオン/オフを認識できる。検出回路(8)が簡単
になり低コストになる。
【0021】(4v1)前記制御手段は、メインスイッ
チ(2a)のオンをあらわす検出信号があるときに前記スイ
ッチ手段をオンにする、上記(3)の電源装置。
【0022】(4v2)前記制御手段は、検出信号がメ
インスイッチ(2a)のオフをあらわすものに切換ったとき
に、前記スイッチ手段をオンにする、上記(3)の電源
装置。
【0023】(5)像形成手段(101-121),像形成手段
を駆動する手段(50,70),画像データの入力および画像
出力を制御する手段(60),これらに動作電圧を与える電
源回路(6/6a,6b)、および、該電源回路とAC電源(1)と
の間をオン/オフするメインスイッチ(2/2a)、を備える
画像形成装置において、前記電源回路とAC電源との間
に介挿された、制御信号に応答してオン/オフするスイ
ッチ手段(3,3a)、および、前記メインスイッチのオン/
オフの状態を検出する手段(8)を備え、前記制御手段(6
0)が、前記スイッチ手段を制御信号を介してオン/オフ
制御し、前記電源回路による負荷(7/7a,7b)への給電の
要/不要を管理し、要の場合に前記状態検出手段(8)の
状態検出がメインスイッチのオンからオフに切換るとそ
の後負荷への給電が不要になった時に前記スイッチ手段
をオフにする、ことを特徴とする画像形成装置(100)。
【0024】これによれば、メインスイッチがオンにな
ったとき又は、像形成手段(101-121),駆動手段(50,70)
又は制御手段(60)への給電が要の場合にメインスイッチ
(2/2a)がオフに切換ったときに、制御手段(60)がスイッ
チ手段(3/3a)をオンにする。これにより給電が継続す
る。その後給電が不要になった時に制御手段(60)がスイ
ッチ手段(3/3a)をオフにする。これにより、メインスイ
ッチ(2/2a)以降の全回路の給電が止まる。
【0025】したがって、像形成手段(101-121),駆動
手段(50,70)又は制御手段(60)が動作中に誤ってメイン
スイッチをオフしても、AC電力の給電が継続され、像
形成手段(101-121),駆動手段(50,70)および制御手段(6
0)ともに動作を続けることができ、また、制御手段(60)
が電子システムあるいはマイクロコンピュータシステム
である場合は、その終了処理も行えるため、OSまたは
アプリケーションブログラムもしくは処理対象データの
破壊を防ぐことができる。
【0026】(5v1)前記制御手段(60)は、前記電源
回路による給電の要の場合に前記状態検出手段(8)の状
態検出がメインスイッチのオンからオフに切換ると前記
スイッチ手段(3,3a)に制御信号を介してオンを指示しそ
の後負荷への給電が不要になった時にオフを指示する、
上記(5)の画像形成装置。
【0027】これによれば、像形成手段(101-121),駆
動手段(50,70)又は制御手段(60)への給電が要の場合に
メインスイッチ(2/2a)がオフに切換ると、制御手段(60)
がスイッチ手段(3/3a)をオンにする。これにより給電が
継続する。その後給電が不要になった時に制御手段(60)
がスイッチ手段(3/3a)をオフにする。これにより、メイ
ンスイッチ(2/2a)以降の全回路の給電が止まる。
【0028】したがって、像形成手段(101-121),駆動
手段(50,70)又は制御手段(60)が動作中に誤ってメイン
スイッチをオフしても、AC電力の給電が継続され、像
形成手段(101-121),駆動手段(50,70)および制御手段(6
0)ともに動作を続けることができ、また、制御手段(60)
が電子システムあるいはマイクロコンピュータシステム
である場合は、その終了処理も行えるため、OSまたは
アプリケーションブログラムもしくは処理対象データの
破壊を防ぐことができる。
【0029】メインスイッチ(2/2a)がオンの間はスイッ
チ手段(3/3a)はオフに維持され電力消費がないので、メ
インスイッチがオンの間のエネルギー損失が少ない。
【0030】(5v2)前記制御手段は、メインスイッ
チ(2a)がオンになつたときに、前記スイッチ手段をオン
にする、上記(5)の画像形成装置。
【0031】(6)装置はオペレータに状態を報知する
手段(20)を備え、前記制御手段(60)は、メインスイッチ
がオフで前記スイッチ手段(3/3a)をオンにしているとき
該報知手段で給電継続を報知する、上記(5)の画像形
成装置。
【0032】(7)各種情報の入出力を制御して所定の
処理をする制御手段(60)と、画像を形成するための駆動
手段(50,70)を有する画像形成装置(100)において、前記
装置(100)のAC電源(1)をオン/オフする、外部から操
作可能なメインスイッチ(2,2a)と、前記メインスイッチ
のオン/オフの状態を検出して制御手段(60)に出力する
検出手段(8)と、前記メインスイッチがオフの状態でも
AC電源を供給できるAC電源供給回路(3,3a)を設け、
該AC電源供給回路(3,3a)は前記制御手段(60)の信号に
より駆動できることを特徴とする画像形成装置(100)。
【0033】これによれば、本体動作中に誤ってメイン
スイッチをオフしても、メインスイッチのオン/オフを
検出する回路(8)でオフを検出して制御回路(60)に出力
し、制御回路ではメインスイッチがオフの状態でもAC
電源を供給できるAC電源供給回路(3,3a)を駆動するた
めにAC電源が供給され、動作を続けることができ、ま
た、終了処理も行えるため、OSまたはアプリケーショ
ンブログラム、データの破壊を防ぐことができる。
【0034】(8)本体装置の制御手段(60)に給電する
ための制御系電源(6a)と、前記本体装置の駆動手段(7b)
に給電するための駆動系電源(6b)と、前記駆動系電源(6
b)に入力するAC電源をオン/オフできる回路(3b)を備
え、制御系電源(6a)に入力するAC電源は前記の外部か
ら操作可能なメインスイッチ(2)から供給し、前記駆動
系電源(6b)に入力するAC電源をオン/オフする回路(3
b)は制御手段(60)からの信号で駆動できることを特徴と
する、上記(7)の画像形成装置。
【0035】これによれば、本体動作中に誤ってメイン
スイッチをオフしても、メインスイッチのオン/オフを
検出する回路でオフを検出して制御回路に出力し、制御
回路ではメインスイッチがオフの状態でも制御系電源に
AC電源を供給できるAC電源供給回路を駆動するため
に制御系電源のAC電源が供給され、動作を続けること
ができ、また、終了処理も行えるため、OSまたはアプ
リケーションプログラム、データの破壊を防ぐことがで
きる。また、駆動系電源(6b)は、メインスイッチのオフ
と同時にAC電源の供給を停止できるため、例えば駆動
回路異常のトラブル時には駆動系回路(7b)への給電停止
ができる。
【0036】(9)前記メインスイッチ(2a)は2以上の
回路を有し、1回路以上はAC電源(1)をオン/オフし、
他の1回路(2cm)のオン/オフでメインスイッチ(2a)の状
態を検出することを特徴とする、上記(7)又は(8)
の画像形成装置。
【0037】これによれば、メインスイッチ(2a)の付加
接点で直接メインスイッチのオン/オフを検出している
ので、オン/オフ検出回路(8)の構成が簡単になる。
【0038】(10)前記メインスイッチ(2/2a)がオフ
の状態でもAC電源(1)を供給できるAC電源供給回路
(3/3a)は、前記メインスイッチ(2/2a)がオンするとAC
電源(1)を供給し、AC電源(1)の供給停止は制御手段(6
0)の信号で行えるようにしたことを特徴とする、上記
(7),(8)又は(9)記載の画像形成装置。
【0039】これによれば、メインスイッチ(2/2a)がオ
フになった場合にAC電源供給回路の駆動を判断する回
路が不要になり、かつ、判断するための時間も不要なた
め、低コスト化及び回路構成が簡単になる。
【0040】(11)前記メインスイッチ(2/2a)がオフ
状態で、前記メインスイッチがオフ状態でもAC電源
(1)を供給できるAC電源供給回路(3/3a)がAC電源を
供給している状態において、その旨を報知する手段(20)
を備えたことを特徴とする、上記(7),(8),
(9)又は(10)の画像形成装置。
【0041】これによれば、メインスイッチ(2/2a)をオ
フした操作者に、本体動作中であることを報知できる。
【0042】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0043】
【実施例】−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例の複合機能複写機の外観を示
す。この複合機能複写機は、大略で、自動原稿送り装置
〔ADF〕30と、操作部20と、カラースキャナ10
と、カラープリンタ100と、中継ユニット32と、ス
テープラ及び作像された用紙を大量に積載可能なシフト
トレイ付きのフィニッシャ34と、両面反転ユニット3
3と、給紙バンク35と、大容量給紙トレイ36及び1
ビン排紙トレイ31、の各ユニットで構成されている。
【0044】図2に、カラープリンタ100の構成を示
す。101はベルト状像担持体たる可撓性の感光体ベル
トであり、感光体ベルト101は、回動ローラ102,
3間に架設され、回動ローラ102の回転駆動により図
中矢印A方向(時計方向)に搬送される。図中104
は、感光体ベルト101表面を均一に帯電する帯電チャ
ージャ、図中105は、像書込みユニットであるレーザ
露光装置である。また、図中106はカラー現像装置で
あり、106aはマゼンタ、106bはシアン、106
cはイエロー、106dは黒現像ユニットである。
【0045】更に、図中109は、像担持体かつ中間転
写媒体たる中間転写ベルトであり、中間転写ベルト10
9は回動ローラ110−112に架設され、回動ローラ
110の回転駆動により図中矢印B方向(反時計方向)
に搬送される。感光体ベルト101と、中間転写ベルト
109は、感光体ベルト101の無記号の回動ローラ部
で接触している。該接触部の中間転写ベルト109側に
は、導電性を有するバイアスローラ113が、中間転写
ベルト110裏面に所定の条件で接触している。
【0046】感光体ベルト101は帯電チャージャ10
4により一様に帯電された後、レーザ露光装置105に
よる、画像記録信号で変調されたレーザ光の走査によ
り、露光される。これにより感光体ベルト101上に静
電潜像が形成される。ここで、レーザ光を変調する画像
記録信号は、所望のフルカラー画像をマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒(Bk)の色情報に分解した、各
色(単色)宛てのものであり、1色宛ての静電潜像の形
成と、現像装置106a−106dの中の該色宛のもの
による現像が、色数分(例えばマゼンタ,シアン,イエ
ロー、及び黒、計4回)繰返される。現像により現われ
た顕像(トナー像)は、それぞれ中間転写ベルト9に重
ね合わせ転写される。
【0047】即ち、図中矢印A方向に回転する感光体ベ
ルト1上に形成される各単色画像(トナー像)は、感光
体ベルト101と同期して図中矢印B方向に回転する中
間転写ベルト109上に、マゼンタ,シアン,イエロ
ー、及び黒の単色毎に、バイアスローラ113に印加さ
れた所定の転写バイアスにより順次重ね転写される。中
間転写ベルト109上に重ね合わされたマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒の画像は、給紙台116の給紙カ
セット116aから給紙ローラ117,搬送ローラ対1
18a,118b、レジストローラ対119a,119
bを経て転写ローラ114へ搬送された転写紙上に一括
転写される。転写終了後、転写紙上のトナー像は定着装
置120により転写紙に定着(加熱圧着)される。これ
によりフルカラー画像が完成し、転写紙は、排紙ローラ
対121a,121bを経て排紙スタック部122に排
出される。
【0048】なお、図中107は、感光体ベルト101
に常時当接し、感光体ベルト101上のトナーを拭い取
るクリーニングブレード、図中115は、中間転写ベル
ト109のクリーニング装置で、該クリーニング装置1
15のクリーニングブラシ115aは、画像形成動作中
には中間転写ベルト110表面から離間した位置に保持
され、形成像が上述の転写紙上に転写された後に中間転
写ベルト110表面に当接される。
【0049】また、感光体ベルト101,帯電チャージ
ャ104,中間転写ベルト109,クリーニング装置1
07,115は、プロセスカートリッジに一体的に組付
けられてユニット化されている。
【0050】108が、感光体ベルト101上のトナー
付着量を検出するためのトナー付着量センサである。今
回使用したトナー付着量センサ108は、発光部が赤外
発光ダイオード、拡散反射光受光部がフォトダイオード
の、フォトダイオードの受光量に応じたレベルの電圧V
s即ち検出信号を発生し出力するもの、即ち、拡散反射
光光量を測定するトナー濃度センサ、である。
【0051】定着装置120の定着ローラの内部には、
定着ヒータ(ハロゲンランプ)123Cがあり、この定
着ヒータ123Cに、定着通電回路85(図4)が通電
し、これにより定着ヒータ123Cが発熱し且つ赤外線
を発生して、定着ローラを加熱する。
【0052】図3に、図1に示す複写機の電気系システ
ムの概要を示す。複写機メカ制御部すなわち画像読取り
および画像形成プロセス制御の主要部に、メイン制御板
50上の1つのMPU51と、スキャナ制御板11上の
1つのCPU12が用いられている。MPU51は作像
シーケンスおよび定着制御とシステム関係の制御を、C
PU12はスキャナ関係の制御をそれぞれ行う。MPU
51とCPU12とは、画像データインターフェース及
びシリアルインターフエースによって接続されている。
【0053】また、図3において、20は操作部、70
は入出力電気回路を搭載したI/O制御板、92は画像
露光用のレーザ光を制御するLD制御板、41は給紙制
御板、13はCCDを搭載する読み取り制御板、90は
マザーボードである。
【0054】60は、パソコン,ワープロなどホストの
ドキュメントを印刷するプリンタ機能及びコピー,ファ
クシミリ,プリンタの複合動作モードを制御するための
プリンタコントローラ(ボード)である。91は、複合
機能を実現するためのアプリケーション拡張ユニット
で、FAX機能を搭載したファクシミリ制御ユニットで
ある。80は電源装置である。
【0055】図4に、電源装置80から、ファクシミリ
制御ユニット91,定着ヒータ123C,I/O制御板
(入出力インターフエイス)70,メイン制御板(メイ
ンコントローラ)50,マザーボード90及びプリンタ
コントローラ60への給電系統の概要、ならびに、プリ
ンタコントローラ60の概要を示す。
【0056】図4を参照すると、画像形成プロセスを制
御するメイン制御板50には、MPU51、CPU周辺
ASIC(Application Specific IC)54、画像処理A
SIC53、およびプリンタコントローラ60とのイン
タフェース機能および画像データの圧縮伸張機能を有し
たI/F(インターフェイス)52がある。
【0057】システムの制御を司るプリンタコントロー
ラ60には、複合機能を実現するためのMPU61とメ
イン制御板50とのインタフェースと操作部との通信機
能およびメモリの制御機能を有した周辺ASIC64お
よびその他がある。
【0058】原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ10
は、読み取りユニットにて、原稿に対するランプ照射の
反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光する。
受光素子(CCD)は、センサー・ボード・ユニット
(SBU)13にあり、CCDに於いて電気信号に変換
された画像信号は、SBU13上でディジタル信号すな
わち読取った画像デ−タに変換された後、SBU13か
ら、メイン制御板50上の画像処理ASIC53に出力
される。
【0059】SBU13からの読取り画像デ−タは、画
像処理ASIC53に転送され、画像処理ASIC53
が、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣
化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り
画像デ−タの歪)を補正し、該画像デ−タをプリンタコ
ントローラ60に転送して画像メモリMEM65に書込
む。又は、プリンタ出力のための処理を施してプリンタ
100のLD制御板92に与える。
【0060】すなわち、画像処理ASIC53には、読
取り画像デ−タを画像メモリMEM65に蓄積して再利
用するジョブと、メモリMEM65に蓄積しないでLD
制御板92上のビデオ・データ制御(VDC)に出力し
てレ−ザプリンタ機能で作像出力するジョブとがある。
MEM65に蓄積する例としては、1枚の原稿を複数枚
複写する場合、スキャナ10を1回だけ動作させ、読取
り画像デ−タをMEM65に蓄積し、蓄積データを複数
回読み出す使い方がある。MEM65を使わない例とし
ては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像
デ−タをそのままプリンタ出力用に処理すれば良いの
で、MEM65への書込みを行う必要はない。
【0061】まず、メモリMEM65を使わない場合、
画像処理ASIC53は、読取り画像データに画像読取
り補正を施してから、面積階調に変換するための画質処
理を行う。画質処理後の画像データはLD制御板92上
のVDCに転送する。面積階調に変化された信号に対
し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するた
めのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ機能に
よって転写紙上に再生画像を形成する。
【0062】メモリMEM65に蓄積し、それからの読
み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像
の合成等を行う場合は、画像読取り補正を施した画像デ
ータは、プリンタコントローラ60の、画像メモリアク
セス制御機能がある周辺ASIC64に送られる。ここ
ではMPU61の、フラッシュEEPROMに格納され
た動作プログラムに従った制御によって、画像データと
メモリモジュ−ルMEM65のアクセス制御,外部パソ
コンPCのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャ
ラクタビット変換),メモリー有効活用のための画像デ
ータの圧縮/伸張を行う。周辺ASIC64へ送られた
データは、データ圧縮後MEM65へ蓄積し、蓄積デー
タを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、
本来の画像データに戻し周辺ASIC64から画像処理
ASIC53へ戻される。
【0063】画像処理ASIC53へ戻されると、そこ
で画質処理を、そしてLCD制御板92上のVDCでの
パルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転写紙
上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0064】複合機能の1つであるFAX送信機能は、
原稿スキャナ10の読取り画像データを画像処理ASI
C53にて画像読取り補正を施し、FAX制御ユニット
(FCU)91へ転送する。FCU91にて公衆回線通
信網へのデータ変換を行い、該通信網へFAXデータと
して送信する。FAX受信は、通信網からの回線データ
をFCU91にて画像データへ変換し、画像処理ASI
C53へ転送される。この場合特別な画質処理は行わ
ず、LCD制御板92上のVDCにおいてドット再配置
及びパルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転
写紙上に顕像を形成する。
【0065】メイン制御板50のMPU51は、画像デ
ータの流れを制御し、システムコントローラ60のMP
U61はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管
理する。このデジタル複合機能複写機の機能選択は、操
作部20にて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の
処理内容を設定する。
【0066】プリンタコントローラ60の電源は、休止
モード時でも通電状態にある+5VEが直流電源6から
供給される。メイン制御板50には、休止モード時に通
電がオフされる+5Vが直流電源6から供給される。I
/O制御板70には、同じく休止モード時に通電がオフ
される+5Vと+24Vがそれぞれ直流電源6から供給
される。
【0067】直流電源6および定着通電回路85を搭載
したDC電源/AC制御板80には、ユーザーがオン/
オフするメインスイッチ2を介して、外部のAC電源1
例えば商用交流が給電される。AC電源1には更に、第
1のリレー4の接点が接続されている。第1のリレー4と
第1のリレードライバ5で第1のAC電源供給回路3を構
成している。
【0068】メインスイッチ2のAC入力側の接点に第
1のリレー4のAC入力側の接点が接続されている。メ
インスイッチ2のAC出力側の接点には第1のリレー4
のAC出力側の接点が接続され、この接続点に、AC電
源1をDC電源に変換する直流電源6とメインスイッチ
2のオン/オフの状態を検出するメインスイッチオン/オ
フ検出回路8が接続されている。直流電源6へのAC電
源1の供給は、メインスイッチ2と第1のAC電源供給
回路3の双方から可能である。
【0069】直流電源6は、AC電圧を直流電圧に整流
および平滑化する回路81と、DC/DCコンバータ8
2を含む。DC/DCコンバータ82は、5V(制御系
電圧)出力用の第1DC/DCコンバータ,24V(モ
ータ,ソレノイド,リレーなどの駆動電圧)出力用の第
2DC/DCコンバータおよびこれらのコンバータを制
御するDSP(Digital Signal Processor)で構成され
ている。第1および第2DC/DCコンバータはいずれ
も、スイッチングレギュレータ,その出力を一次巻線に
受ける変圧器,その2次巻線の電圧を整流平滑する回路
およびその出力をDSPにフィードバックする出力回路
を含み、入力DCは、一組の整流平滑回路81が出力す
るDCである。第1DC/DCコンバータが直流電圧+
5VEを出力し、第2DC/DCコンバータが+24V
を出力する。
【0070】メインスイッチオン/オフ検出回路8は、
メインスイッチ2のオン/オフの状態を検出し、その信
号をプリンタコントローラ60へ出力する。第1のリレ
ー4を駆動するリレードライバ5は、プリンタコントロ
ーラ60からの信号に応じて第1のリレー4をオン/オ
フし、メインスイッチ2がオフの状態でもAC電源1を
直流電源6へ供給できるようになっている。
【0071】DC電源80には、コンバータ出力の+2
4Vと+5VE(+5Vの電圧)にそれぞれスイッチ8
3,84が接続されている。これらのスイッチ83,8
4のオン/オフを行うための制御信号がプリンタコント
ローラ60からスイッチ83,84に与えられる。省エ
ネのための休止モードに移行するとき、プリンタコント
ローラ60はこの制御信号でスイッチ83および84を
共にオフにする。
【0072】定着制御85の目標温度を、トナー像を転
写した転写紙の定着処理に定められた定着動作温度とし
て定着ローラの温度をそれに維持する、コピースタート
あるいはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無
く画像形成を開始することが出来るスタンバイモード、
及び、電力消費を低くするために目標温度を定着動作温
度の80%とし他はスタンバイモードと同様な状態であ
って操作入力があるとスタンバイモードへの復帰が直ち
に行える低電力モード、ではプリンタコントローラ60
は上記制御信号でスイッチ83および84を共にオンに
している。
【0073】すなわち、休止モードではスイッチ83,
84がオフで、プリンタコントローラ60,操作部2
0,圧板開閉検知の、複写機使用の可能性を伺わせるオ
ペータの行為又はパソコンPCのプリントコマンドを検
知するに最小限の電気素子又は回路に+5VEが継続し
て印加される。プリンタコントローラ60においては、
該検知を待ちそれに応答してスイッチ83,84をオン
にする回路ならびに不揮発保持が必要とされるデータを
格納するメモリに+5VEが継続して印加される。
【0074】なお、低電力モード時は、全てに電源が供
給されており、定着ヒータ123Cの設定温度のみを下
げている。この実施例では、定着通電回路85は、トラ
イアックを用いる位相制御により定着ヒータ123Cに
交流通電する交流回路であり、直流電源回路とは異なっ
て平滑コンデンサがないので、メインスイッチ2がオフ
になると定着通電回路85の出力は即座に途絶える。そ
の直後にリレー4が閉じると、ヒータへの給電が再開さ
れる。このヒータ給電の中断は、短時間であれば、格別
な問題を生じない。なお、トライアックとAC入力の間
に、直流電源6の+24V出力でオンに駆動されるヒー
タ電源リレーがあり、直流電源6が+24Vを発生する
と該ヒータ電源リレーがオンしてトライアックがAC入
力に接続される。直流電源6が+24Vの出力を停止す
ると、ヒータ電源リレーがオフして、トライアックがA
C入力から遮断される。メイン制御板50のMPU51
が、定着ローラの温度(定着温度)が目標温度になるよ
うに、トライアックの導通位相を制御する。
【0075】操作部20からのキーインデータの解析や
表示の制御は、プリンタコントローラ60のMPU61
が制御を行い、操作部20とのインターフェイスは周辺
ASIC64が受け持っている。周辺ASIC64と操
作部20とは、この実施例では、マザーボード90とメ
イン制御板50およびスキャナ制御板11を経由して接
続されている。プリンタコントローラ60には、操作部
20と同様にマザーボード90とメイン制御板50およ
びスキャナ制御板11を経由して圧板開閉検知(図示
略)が接続されている。
【0076】圧板開閉検知は、ADF30がスキャナに
接続されている時には、ADF30の開閉を検出する検
知スイッチであり、ADF30の装着が無い時には、原
稿押さえ用の圧板の開閉を検出する検知スイッチであ
る。いずれにしても圧板開閉検知は、ADF又は原稿押
さえ用の圧板が開放状態かどうかを示す信号を発生し、
これが、画像処理動作状態,スタンバイモード,低電力
モード及び休止モードのいずれの時でも、スキャナ制御
板10,メイン制御板50及びマザーボード90を介し
て、プリンタコントローラ60の周辺ASIC64に与
えられ、MPU61がこの信号を読み取る。開放状態か
どうかを示す信号を表すための電源(+5VE)および
操作部20の入力キーのオンを検出して検出信号を発生
するための電源(+5VE)は、マザーボード90,メ
イン制御板50及びスキャナ制御板10を介してて、プ
ロセスコントローラ60から、開閉検知スイッチおよび
操作部20に与える。
【0077】なお、ADF30を装備する場合、それは
スキャナ制御板11に接続される。ADF30の原稿台
に原稿があるか否を検出する原稿センサの検出信号も、
スキャナ制御板11,メイン制御板50及びマザーボー
ド90を介して、プリンタコントローラ60の周辺AS
IC64に与えられ、MPU61がこの信号を読み取
る。原稿センサが原稿の有無をあらわす検出信号を発生
するための電源(+5VE)も、マザーボード90,メ
イン制御板50及びスキャナ制御板10を介してて、プ
ロセスコントローラ60から、原稿センサに与える。
【0078】ファクシミリ制御ユニットFCU91は、
FCU91にて公衆回線通信網PNへのデータ変換を行
い、PNへFAXデータとして送信する。FAX受信
は、PNからの回線データをFCU91にて画像データ
へ変換し、ASIC64を経由して、ASIC53に直
接に、又は一旦MEM65に蓄積してから、受信終了ま
たは蓄積量が限度に達したときに、ASIC64を経由
して、ASIC53に転送される。この場合特別な画質
処理は行わず、プリンタ100においてドット再配置及
びパルス制御を行い、プリンタ100の作像ユニットに
於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0079】図5の(a)に、操作部20の上面を拡大
して示し、図5の(b)には、操作部20の回路ブロッ
クを示す。操作部20は、ケース,液晶表示装置(LC
D)26f,操作キー群21a,21b,21d,2
3,24,表示LED(発光ダイオード)21e,21
f,22等によって構成されている。
【0080】電源キー21aは、省エネモード(休止モ
ード)から作動モードに、またその逆への切換えを指示
するための操作キーである。省エネモードが設定されて
いる時には作動モードであることを表すための表示LE
D21eは非点灯である。この状態で電源キー21aが
一回押されると、省エネモードから作動モードに切換
り、作動モード表示LED21eが点灯する。作動モー
ドであるときに電源キー21aが一回押されると、作動
モードから省エネモードに切換り、作動モード表示LE
D21eが消灯する。表示LED21fは、複写機のコ
ンセントが商用交流電源ラインに接続され、しかも複写
機のおおもとの電源スイッチが閉の間は常時点灯してい
る。つまり、複写機のおおもとの電源がオンであると、
省エネモードか作動モードかに係わらず、表示LED2
1fは点灯している。
【0081】図5の(b)に、操作部20の電気制御系
を示す。この制御系の主体は、プリンタコントローラ6
0のMPU61とコミュニケーションし、操作部20の
入力を読取り、ボード上の表示を制御するCPU25,
このCPU25の制御プログラムが格納されているRO
M26b,制御時にデータの一時格納等を行うためのR
AM26c,LCD(表示パネル)26fの描画データ
を格納するVRAM26e,このVRAM26eに接続
されLCD26fの描画タイミング制御等を行う液晶表
示コントローラ(LCDC)26d等がある。LCDC
26dには、CFLの光源をバックライト27bとして
有するLCD26fが接続される。CPU25には更
に、CFLバックライト27bを駆動するインバータ2
7a,操作キー群21a,21b,21d,23,24
のキーマトリクス28a,表示LED21e,21f,
22のLEDマトリクス28cおよびそれらのLEDを
駆動するLED駆動装置28b等が接続されている。ま
た、CPU25が接続されたデータバスには、画像処理
モード記憶用の不揮発性RAM(NVRAM)26aが
接続されている。
【0082】図6および図7に、操作部20のCPU2
5とプリンタコントローラ60のMPU61の協働によ
る、電源制御を示す。まず図6を参照すると、メインス
イッチ2が閉じて電源装置6が動作電圧(+5VE)を
与えると(ステップ1)、MPU61は、電源オン応答
の初期化処理(ステップ2)をしてから、入力読取(ス
テップ3)を行う。なお、以下においては、カッコ内に
はステップと言う語を省略してステップ番号数字のみを
記す。MPU61は、初期化処理(2)において、スイ
ッチ83,84をオンにして作動モードを設定する。こ
れにより、動作電圧(+5V,+24V)が各部の電気
回路に加わる。
【0083】これに応答してCPU25は自身の初期化
処理をした後、作動モードであることを表すLED21
eを点灯する。そしてNVRAM26aにある標準処理
モードのコピー条件を読み出してLCD26fに表示す
る。CPU25は、入力読取(3)では、操作部20に
対するユーザの操作を読み込んでMPU61に報知す
る。MPU61は、この操作部20の操作を解読し、ま
た、ホストPCやFCU91からのコマンドも解読す
る。次に、入力読取(3)の概要を示す。
【0084】ユーザがコピーのモード設定のために操作
部20に入力操作をすると、CPU25は、この入力操
作の時間間隔をセーブするレジスタRTiに、そこまで
の時間間隔(経過時間)計測値Tiを書込んで(4,
5)、新たにモード設定入力間隔の計測を開始し
(6)、この計測を行っていることを示す情報1をレジ
スタFTiに書込む(7)。
【0085】初期設定キー21dの押下があると、CP
U25は入力モードリストを表示し、リスト上の画像処
理モードが指定されると、CPU25は、レジスタFP
Mのデータを参照して(8,9)、それが1(前回モー
ドを指定)であると、0(標準処理モードを指定)に、
0であると1に書き換えて、LCD26fの表示(省エ
ネモードから作動モードに復帰した時に、前回の画像処
理モードと標準処理モードのいずれを復帰デフォルト画
面とするかの指定、の表示)も、それに対応して更新す
る(10,11)。これは、初期設定画面で、復帰デフ
ォルト画面を通常のコピー標準画面(標準処理モード画
面)と前回モード設定画面に切換可能とし、初期設定キ
ー21dを押下して、作動モードに復帰時の画像処理モ
ード画面の指定を切換えるものである。
【0086】モード登録キーの押下,コピースターキー
の押下等、画像処理モードの設定の完了とみなしうる入
力があるとCPU25は、レジスタFTiをクリアする
(12,13)。すなわち、レジスタFTiの、モード
入力の時間間隔データを0にクリアする。この0は、タ
イマTdのタイムオーバにより作動モードから省エネモ
ードに切換った時、画像処理モードの設定途中ではなか
ったことを意味する。レジスタFTiの1は、該設定途
中であった可能性が高いことを意味する。
【0087】コピースターキーの押下、あるいは、ホス
トPCまたはからの画像処理要求に応じて画像処理が開
始される時には、Td(例えば10sec)時限のタイマT
dの計時動作を停止し(14,15)、画像処理が終了
したときには該タイマTdの、新たなTd時限の計時動
作をスタートする(16,17)。
【0088】タイマTdがタイムオーバすると、CPU
25は、LCD26fに表示中の画像処理モードを、N
VRAM26aに前回モードとして書込み(18,1
9)、省エネモードへの切換えを、MPU61に指示す
る。MPU61はこれに応答してスイッチ83,84を
オフにする(20)。すなわち、電力供給を、作動モー
ドから省エネモード(休止モード)に切換える。
【0089】電源キー21aの押下があるとCPU25
は、現在省エネモード(LED21eを消灯)であるか
をチエックして(22)、省エネモードでないと、つま
り作動モードであると、画像処理指示(要求)を待って
いるレディ状態であるかをチエックして(23)、そう
であるとユーザが省エネモードへの切換えを指示したと
みなして、LCD26fに表示中の画像処理モードを、
NVRAM26aに前回モードとして書込み(19)、
省エネモードへの切換えを、MPU61に指示する。M
PU61はこれに応答してスイッチ83,84をオフに
する(20)。
【0090】省エネモードであった時に電源キー21a
の押下があった場合には、ユーザが作動モードへの復帰
を指示したとみなして、作動モードへの切換えをMPU
61に指示しかつLED21eを点灯して(24)、タ
イマTdをスタートし(25)、レジスタFTiのデー
タをチエックする(26)。MPU61はスイッチ8
3,84をオンにする。
【0091】レジスタFTiのデータが1(前回の作動
モードから省エネモードへの切換りが、ユーザの画像処
理条件入力作業中であった可能性が高い)であると、レ
ジスタFTiをクリアして(34)、画像処理条件入力
の時間間隔Ti(レジスタRTiのデータ)が、設定値
Tp以上(これを画像処理モードの設定にてこずってい
たと見なす)かをチエックして(35)、そうである
と、NVRAM28から、前回モードの画像処理条件
(コピーモード)を読み出してLCD26fに表示し
(28)、レジスタFNMには、前回モードの画像処理
条件を設定中であることを示す0を書込む(29)。こ
れはレジスタFNMを初期化することと同義である。そ
して、前回モードを設定中であることを示すLED56
を点灯する(30)。このような処理があることによ
り、ユーザのコピー処理モード(画像処理モード)を設
定する操作時間(RTi)が設定時間(Tp)を経過し
た場合には、ユーザが複雑なモード設定をしていると見
なし、作動モードから省エネモードに移行してしまって
も、その後の作動モードへの復帰時には、先ず前回モー
ド設定画面が、LCD26fに表示される。
【0092】ところで、作動モードに復帰する時にレジ
スタFTiのデータが0のときには、前回の省エネモー
ドへの移行はユーザのモード設定を阻害していないと見
なす。この場合には、レジスタFPMのデータが1(初
期設定画面で、復帰デフォルト画面を前回モード設定画
面に指定している)であると、NVRAM28から、前
回モードのコピーモードを読み出してLCD26fに表
示し(28)、レジスタFNMには、前回モードのコピ
ーモードを設定中であることを示す0を書込み(2
9)、前回モードを設定中であることを示すLED56
を点灯する(30)。レジスタFPMのデータが0(初
期設定画面で、復帰デフォルト画面を標準処理モード設
定画面に指定している)であると、NVRAM28か
ら、標準処理モードのコピーモード(画像処理条件)を
読み出してLCD26fに表示し(31)、レジスタF
NMには、標準処理モードのコピー条件を設定中である
ことを示す1を書込み(32)、前回処理モードを設定
中であることを示すLED56を消灯する(33)。こ
のように、省エネモードから作動モードへの復帰時の画
面表示のデフォルトが初期設定キー21dによる初期設
定(8〜11:FPM)で指定されたものとなり、ユー
ザの選択自由度が高い。
【0093】外部からの画像処理要求があると、それが
ホストのパソコンPCからのプリントアウトコマンドで
あるとMPU61は、これをCPU25に報知してプリ
ントアウト制御に進む(36,37)。CPU25は、
現在が省エネモードであるかをチエックして(37)、
省エネモードであると、「作動モードを設定」(24)
以下の、前述の処理に進む。
【0094】モード切換キー21bの押下があると、C
PU25は、レジスタFNMのデータをチェックして
(38,39)、それが1(現在標準処理モードを設定
中)であると、NVRAM28から、前回モードのコピ
ーモードを読み出してLCD26fに表示し(28)、
レジスタFNMには、前回モードのコピーモードを設定
中であることを示す0を書込み(29)、前回モードを
設定中であることを示すLED56を点灯する(3
0)。レジスタFNMのデータが0(現在前回処理モー
ドを設定中)であると、NVRAM28から、標準処理
モードのコピーモードを読み出してLCD26fに表示
し(31)、レジスタFNMには、標準処理モードのコ
ピー条件を設定中であることを示す1を書込み(3
2)、前回処理モードを設定中であることを示すLED
56を消灯する(33)。
【0095】このように、ユーザは、モード設定の画面
表示をモード切換キー21bで切換える事が出来、モー
ド設定の操作性がアップする。また、初期設定画面で、
復帰デフォルト画面を標準処理モード設定画面に指定し
ている時(FPM=0)には、前ユーザが問題なくコピ
ーを終了し、その後省エネモードに切換り、そしてまた
作動モードに復帰した場合は、デフォルト画面表示(標
準処理モード設定画面)になるので、次のユーザが誤っ
て前ユーザの設定画面でコピーを行うという不具合も解
消される。
【0096】操作部20のCPU25は、以上に説明し
た入力読取と入力対応処理の他に、置数キーの押下の読
込と入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込
みと、スタート指示のMPU61への転送,用紙サイズ
の切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作/表示
ボードの入出力制御を行う。これらの処理も一括して、
図7に示した「その他の入力処理」(40)に含まれ
る。
【0097】プリンタコントローラ60は、それに動作
電圧+5VEが加わっている間、複合機能複写機の動作
状態を管理し、かつ、オン/オフ検出回路8の検出信号
を監視している(図6の41)。そして、オン/オフ検
出回路8の検出信号が、メインスイッチ2のオフを示す
レベルに切換ると、「停止処理」(42)に進む。
【0098】図8に、「停止処理」(42)の内容を示
す。これに進むとプリンタコントローラ60は、複合機
能複写機の動作状態が、+24V電圧の出力停止はもと
より、+5VEの出力を停止しても問題が無い待機状態
であるかをチェックして(51)、そうであると、停止
(57)に進む。停止(57)ではプリンタコントロー
ラ60は、動作(実行するプログラムデータの更新)を
停止する。プリンタコントローラ60が何もしないの
で、リレー4がオフのままであり、定着通電回路85の
交流出力は即座に停止し、直流電源6の+5VE,+2
4Vの出力電圧は、整流平滑回路81の出力段およびD
C/DCコンバータ82の出力段にそれぞれ平滑コンデ
ンサがあるので、不動作レベルに低下するのに少し時間
がかかるが、低下して消失する。
【0099】ところが、「停止処理」(42)に進んだ
時に画像形成プロセスの実行中あるいは、スキャナ1
0,両面ドライブ33,給紙ユニット40,パソコンP
CあるいはファクシミリユニットFCU91と交信中も
しくは画像データ転送中などで、少なくともプリンタコ
ントローラ60自身の動作電圧の消失が動作エラーとな
るか、自己又は相手方にOS又はアプリケーションプロ
グラムに破壊の虞があるか、もしくは、相手方に誤動作
を起こさせる虞がある状態、である場合は、プリンタコ
ントローラ60は、リレー4オン指示をリレードライバ
5に与える(52)。これに応答してリレードライバ5
がリレー4をオンにするので、リレー4を介してAC電
力が直流電源6および定着通電回路85に供給される。
これによって、直流電源6の+5VE出力端の電圧が、
CPU,MPUの不動作レベル以下に降下するまでに上
昇に転じ、+5VEに復帰する。従ってプリンタコント
ローラ60はもとより、メイン制御板50のMPU51
およびその周辺回路,I/O制御板70の入出力電気回
路およびFCU91への直流電圧は中断せず、それらに
誤動作を起こさない。
【0100】プリンタコントローラ60は、操作部20
のCPU25に、給電継続中を報知する指示を与え、こ
れによって表示パネルに給電継続中を表す警告を表示す
る(53)。そして、制御系電源+5VEを停止しても
よい待機状態を各部に指示して、各部が待機状態に入る
と、リレー4をオフにして(54〜56)、停止(5
7)に進む。
【0101】図9には、図4に示すプリンタ100内の
電力給電系を、より簡略化して示し、これを参照して、
電源装置の制御についてより詳細に説明する。初めに、
プリンタ100を動作させる目的でユーザーがメインス
イッチ2をオンして接点が閉状態になったときの動作を
説明する。
【0102】メインスイッチ2をオンして接点が閉状態
になると、直流電源6とメインスイッチオン/オフ検出
回路8にはAC電源1が供給される。直流電源6は、A
C電源1を負荷回路7とプリンタコントローラ60のそ
れぞれの動作に必要な所定レベルのDC電圧に変換して
それぞれに供給し、負荷回路7とプリンタコントローラ
60は動作可能状態になり、図示していないユーザーに
よる操作部20又はプリンタ100にネットワーク接続
されているパソコンPCもしくは通信回線に接続された
FCU91からの指示により、プリンタ100は所定の
動作をする。
【0103】一方、メインスイッチオン/オフ検出回路8
は、AC電源1を検出するとメインスイッチ2がオン
(閉)状態であることを検知し、プリンタコントローラ
60にメインスイッチオン信号を出力する。プリンタコ
ントローラ60は直流電源6からのDC電源供給開始か
ら第1のリレードライバ5には信号を出力せず、第1のリ
レー4はオフ(開)状態を保つ。このため、第1のAC
電源供給回路3を介しての直流電源6へのAC電源1の
供給はない。
【0104】次に、ユーザーがメインスイッチ2をオフ
して接点がオフ(開)状態になったときの動作を説明す
る。メインスイッチ2をオフして接点が開状態になる
と、直流電源6とメインスイッチオン/オフ検出回路8へ
のAC電源1の供給が遮断される。直流電源6のDC出
力電圧は、AC電源1の供給が遮断されるのでその入出
力のコンデンサ容量による保持時間を経た後、消失す
る。メインスイッチオン/オフ検出回路8は、AC電源1
の交流電圧を検出しないので直ちにメインスイッチ2が
開状態であることを検知し、プリンタコントローラ60
にメインスイッチオフ信号を出力する。プリンタコント
ローラ60は直流電源6のDC電源保持時間中にメイン
スイッチオン/オフ検出回路8からのメインスイッチオフ
信号を受ける。この時、プリンタ100が待機状態の時
は第1のリレードライバ5に信号を出力せずに通常の終
了処理を行い、停止する。
【0105】一方、プリンタ100が動作状態の時は、
第1のリレードライバ5に信号を出力して第1のリレー4
を駆動して接点をオン(閉)状態とし、直流電源6へA
C電源1を供給する。このため直流電源6は、再度、A
C電源1からDC電源への変換を始め、直流電源6のD
C電源の保持時間が停止する前に負荷回路7とプリンタ
コントローラ60へのDC電源供給を始めるためプリン
タ100の動作は中断されず、図示していないユーザー
による操作部20又はプリンタ100にネットワーク接
続されているPCが指示した画像処理を行う。この時、
図示していないユーザーによる操作部20又はパソコン
PCからの新規の指示は受け付けないようにしても良
い。
【0106】プリンタコントローラ60は、この動作処
理が正常に終わった時点で終了処理を行うと共に第1の
リレードライバ5への制御信号を、オン指示のものから
オフ指示のものに切換えるので、第1のAC電源供給回
路3からの直流電源6へのAC電源1の供給が遮断さ
れ、直流電源6のDC電源保持時間を経た後に、直流電
源6のDC出力が消失する。
【0107】このような電源制御を、図10および図1
1を参照してさらに詳細に説明する。図10はプリンタ
100が待機状態でメインスイッチ2をオフした場合の
各部の電圧の変化を示し、図11はプリンタ100が動
作状態でメインスイッチ2をオフした場合の各部の電圧
の変化を示す。
【0108】図10において、AおよびBはそれぞれ、
AC電源1の電圧波形およびメインスイッチ2のオン/
オフの状態を示す。Cはメインスイッチオン/オフ検出
回路8の出力で高レベル(High)がオンを、低レベル(L
ow)がオフを意味する。Dは第1のリレー4の接点の状
態でHighが閉を、Lowが開を意味する。Eは直流電源6
の入力部のAC電圧波形を示す。Fは直流電源6のDC
出力電圧を示し、Highが所定の電圧を、LowがOVを示
す。Gがプリンタ100の状態を示し、Highが動作中
を、Lowが待機状態を表している。また、tl〜t7、t9、t
15、t16はタイミングを表している。
【0109】ユーザーがメインスイッチ2をオンしたタ
イミングをtlとすると、メインスイッチオン/オフ検出
回路8の出力CはHigh になり、直流電源6の入力部の電
圧EにAC電圧が現われ、直流電源6の出力Fが所定時
間の後のt2に立ち上がりを開始し、t3で所定電圧に達す
る。操作部20もしくはPC又はFCU91が動作1を
指示したタイミングをt4、動作2を指示したタイミング
をt6とすると、これらの動作中は、直流電源6の入力E
がAC電圧であり、直流電源6の出力FはHighで所定電
圧であるため、プリンタ100は正常動作し、それぞれ
t5、t7のタイミングでアプリケーションソフトおよびデ
ータ処理も含めて動作を終了する。
【0110】操作部20,PCおよびFCU91のいず
れも動作を指示していないt9のタイミングでメインスイ
ッチ2をオフすると、メインスイッチオン/オフ検出回
路8の出力CはLowになり直流電源6の入力EのAC電圧
は遮断され、直流電源6のDC出力は所定の出力保持時
間であるt15まで所定電圧を保持し、その後立ち下が
り、t16でプリンタ100はオフ状態になる。プリンタ
100はt3〜t4及び動作1,動作2が終了したt5からt6ま
で、及びt7以降はアプリケーションソフトおよびデータ
処理は非動作であり、待機状態になっている。このた
め、図9のメインスイッチオン/オフ検出回路8が Low
を出力してプリンタコントローラ60がこれを検出する
が、プリンタコントローラ60はプリンタ100が待機
状態であることを認識しているためこの信号を無視し、
直流電源6の出力FのDC電源の電圧がOVになっても
正常な終了処理になる。
【0111】次に、プリンタ100が動作状態でメイン
スイッチ2をオフした場合の制御を、図11のタイムチ
ヤートを参照して説明する。A〜Gは図10と同様であ
り、また、tl〜t7の制御も同じであるので、t7までの説
明は省略する。
【0112】t8のタイミングで、操作部20もしくはP
C又はFCU91が動作3を指示すると、プリンタコン
トローラ60の管理にしたがってプリンタ100が動作
する。この動作3の実行中のt9で、他のユーザー又は動
作3を指示したユーザーがメインスイッチ2をオフする
と、メインスイッチオン/オフ検出回路8の出力CはLow
になり直流電源6の入力EのAC電圧は遮断される。メ
インスイッチオン/オフ検出回路8がLowを出力してプリ
ンタコントローラ60がこれを検出し、プリンタコント
ローラ60はプリンタ100が動作状態であることを認
識しているため、第1のリレードライバ5にリレーオン
信号を出力して第1のリレー4の接点をtl0のタイミング
で閉にする。
【0113】直流電源6は、t9でAC電圧が遮断される
がtl0で第1のリレー4よりAC電源が供給されるため、
DC電源としては、直流電源6の出力FのDC電源のよ
うに所定の電圧を供給し続ける。tllでプリンタ100
の動作3が終了するとプリンタコントローラ60は第1の
リレードライバ5への信号出力を停止して第1のリレー
4の接点をt12のタイミングで閉にし、メインスイッチ
オン/オフ検出回路8の出力CはLowになり直流電源6の
入力EのAC電圧は遮断され、直流電源6のDC電源は
所定の出力保持時間であるt13まで所定の電圧を保持
し、その後立ち下がり、t14でプリンタ100はオフ状
態になる。プリンタ100はアプリケーションソフト、
データ処理が非動作である待機状態で直流電源6の出力
FのDC電源の電圧がOVになるため正常な終了処理に
なる。
【0114】上記のように、プリンタ100において、
メインスイッチオン/オフ検出回路8とプリンタコントロ
ーラ60の信号で駆動する第1のAC電源供給回路3を
設け、メインスイッチ2のオフを検出し、かつ、プリン
タ100が動作状態である場合にプリンタコントローラ
60が第1のAC電源供給回路3を駆動して直流電源6
へAC電源1を供給することができるので、誤ってメイ
ンスイッチ2をオフした時でも、プリンタ100の動作
が保証され、プリンタ100のOSまたはアプリケーシ
ョンプログラム、処理中のデータの破壊を防ぐことがで
きる。
【0115】なお、メインスイッチ2がオンになったと
きにスイッチ手段3をオンにする実施態様では、プリン
タコントローラ60が、+5Vの印加により起動した直
後に、リレー4をオンにすればよい。例えば、図6の
「初期化」(2)の中又はその直後に、リレードライバ
5のリレーオン信号を与える。
【0116】−第2実施例−図12は、第2実施例のプ
リンタ100の給電系統の概要を示す。図9と同様の機
能を果たすものについては同符号を用いて説明する。こ
の第2実施例は、図4に示す直流電源6を、その中の整
流平滑回路81,コンバータ82の中の5V出力の第1
DC/DCコンバータおよび出力段のSW84のそれぞ
れに相当する回路を含む制御系電源6aと、整流平滑回
路81およびコンバータ82の中の24V出力の第2D
C/DCコンバータのそれぞれに相当する回路を含む駆
動系電源6bに分けて、駆動系電源6bとメインスイッ
チ2との間に第2のリレー4bを介挿したものである。
なお、第1のリレー4aは、図9に示すリレー4に相当
するものである。
【0117】AC電源1はユーザーがオン/オフするメ
インスイッチ2のAC入力側の接点と第1のリレー4a
のAC入力側の接点に接続される。第1のリレー4aと
第1のリレードライバ5aで第1のAC電源供給回路3a
を構成している。メインスイッチ2のAC出力側の接点
と第1のリレー4のAC出力側の接点は接続され、この
接続点に、AC電源1を制御回路に必要なDC電源に変
換する制御系電源6aとメインスイッチ2のオン/オフ
の状態を検出するメインスイッチオン/オフ検出回路8と
第2のリレー4bのAC入力側の接点に接続されてい
る。第2のリレー4bと第2のリレードライバ5bで第2
のAC電源供給回路3bを構成している。制御系電源6
aへのAC電源1の供給は、メインスイッチ2と第1の
AC電源供給回路3aの双方から可能である。制御系電
源6aは、AC電源1をプリンタコントローラ60およ
びその他の制御系回路7aに必要なDC電圧に変換し、
供給する。
【0118】第2のリレー4bのAC出力側の接点は、
駆動系電源6bに接続され、駆動系電源6bは、AC電
源1を駆動系回路7bの必要なDC電源に変換し、供給
する。第2のリレードライバ5bは、プリンタコントロ
ーラ60からの信号に応じて第2のリレー4bをオン/オ
フする。
【0119】初期状態ではメインスイッチ2と第1のリ
レー4と第2のリレー4bは開状態であり、制御系電源
6aと駆動系電源6bへのAC電源1の供給はされてい
ない。プリンタ100を動作させる目的でユーザーがメ
インスイッチ2をオンにすると、制御系電源6aとメイ
ンスイッチオン/オフ検出回路8にはAC電源1が供給さ
れる。制御系電源6aは、AC電源1をプリンタコント
ローラ60に必要な所定のDC電源に変換し、供給す
る。メインスイッチオン/オフ検出回路8は、AC電源1
を検出するとメインスイッチ2が閉状態であることを検
知し、プリンタコントローラ60に信号を出力する。プ
リンタコントローラ60は制御系電源6aからのDC電
源供給開始から第1のリレードライバ5aには信号を出
力せず、第1のリレー4aは開状態を保つ。このため、
第1のAC電源供給回路3aからの制御系電源6aへの
AC電源1の供給はない。
【0120】また、プリンタコントローラ60は、メイ
ンスイッチオン/オフ検出回路8からのメインスイッチ2
が閉状態である信号を受けると、第2のリレードライバ
5bに信号を出力し、第2のリレー4bの接点を関にす
る。第2のリレー4bの接点が閉になると、AC電源1
は駆動系電源6bに供給され、駆動系電源6bは、AC
電源1を駆動系回路7bに必要な所定のDC電源に変換
し、供給する。
【0121】これにより、プリンタコントローラ60,
制御系回路7aおよび駆動系回路7bに、それぞれ必要
なDC電源が供給され、プリンタ100が動作可能状態
になり、操作部20もしくはPC又はFCU91からの
指示にエラー! リンクが正しくありません。が応答して
所定の動作をする。
【0122】ユーザーがメインスイッチ2をオフにする
と、制御系電源6aと駆動系電源6bとメインスイッチ
オン/オフ検出回路8へのAC電源1の供給が遮断され
る。制御系電源6aと駆動系電源6bはAC電源1の供
給が遮断されるので、入出力のコンデンサ容量によるD
C電源の保持時間を経た後、DC電源の供給が停止され
る。メインスイッチオンノオフ検出回路8はAC電源1
を検出しないので直ちにメインスイッチ2が開状態であ
ることを検知し、プリンタコントローラ60に信号を出
力する。プリンタコントローラ60は制御系電源6aの
DC電源保持時間中にメインスイッチオン/オフ検出回
路8からの信号を受ける。この時、プリンタ100が待
機状態の時は第1のリレードライバ5aにリレーオン信
号を出力せずに通常の終了処理を行い、停止する。
【0123】一方、プリンタ100が動作状態の時は第
1のリレードライバ5aにリレーオン信号を出力して第1
のリレー4aをオンとし、制御系電源6aへAC電源1
を供給する。このため制御系電源6aは、再度、AC電
源1からDC電源への変換を始め、制御系電源6aのD
C電源の保持時間が停止する前にプリンタコントローラ
60へのDC電源供給を始める。
【0124】また、駆動系回路7bの付勢も必要な場合
は、第2のリレードライバ5bにリレーオン信号を出力
して第2のリレー4bをオンとし、駆動系電源6bへA
C電源1を供給する。このため駆動系電源6bは、再
度、AC電源1からDC電源への変換を始め、駆動系電
源6bのDC電源の保持時間が停止する前に駆動系回路
7bのDC電源供給を始める。
【0125】このように、プリンタコントローラ60お
よび制御系回路7aへのDC電源供給が再開され、また
必要に応じて駆動系回路7bへのDC電源供給が同時に
再開されるので、プリンタ100の動作は中断されず、
動作を継続する。この時、操作部20,PCおよびFC
U91からの新規の指示は受け付けないようにしても良
い。
【0126】プリンタコントローラ60は、この動作処
理が正常に終わった時点で終了処理を行うと共に第1の
リレードライバ5aへの信号出力を停止するので、第1
のAC電源供給回路3aから制御系電源6aと駆動系電
源6bへのAC電源1の供給が遮断され、制御系電源6
aと駆動系電源6bはDC電源保持時間を経た後に停止
する。
【0127】ユーザーがプリンタ100の動作状態でメ
インスイッチ2をオフした場合に、動作内容に応じて第
2のAC電源供給回路3bから駆動系電源6bへのAC
電源1の供給を決める方法を説明したが、必ずしもこの
ようにする必要はない。例えば、プリンタ100の動作
内容に関わらず駆動系電源6bへのAC電源1の供給を
遮断しても良く、この場合、駆動回路の故障・異常等で
メインスイッチ2をオフした場合には故障・異常等の回
路への電源供給が停止されて被害を最小限に抑えること
ができ、また、その内容はプリンタコントローラ60に
蓄積できる。
【0128】メインスイッチ2が誤ってオフされた時で
も、プリンタ100の動作が保証され、プリンタ100
のOS,アプリケーションプログラムおよび処理中のデ
ータの破壊を防ぐことができ、また、駆動系回路7bの
故障,異常等でメインスイッチ2をオフした時でも、プ
リンタコントローラ60および制御系回路7aには動作
電圧が継続して供給され、駆動系回路7bのDC電源は
遮断することができるので故障,異常等を最小限に抑え
られると共に、故障,異常等の詳細をプリンタコントロ
ーラ60に蓄積できる。
【0129】−第3実施例− 図13に、第3実施例のプリンタ100の給電系統の概
要を示す。図9と同様の機能を果たすものについては同
符号を用いて説明する。この第3実施例は、メインスイ
ッチ2aでAC電源1をオン/オフすると共に、DC電
圧もオン/オフし、メインスイッチ2aのオン/オフ検出
も兼ねている点を特徴とする。すなわち、メインスイッ
チ2aは、AC開閉接点の他に、低電圧直流ラインを開
閉するDC開閉接点2cmを備え、操作ボタンの開閉操
作により、AC開閉接点およびDC開閉接点2cmを同
時に同じく開閉するようにしたものである。
【0130】DC開閉接点2cmは、直流電源6の5V
出力ラインとプリンタコントローラ60の入力インター
フェイスとの間に介挿されており、オン/オフ検出回路
8は、DC開閉接点2cmとプリンタコントローラ60
との間の信号ラインを抵抗器を介して機器アースに接続
するものである。すなわち、オン/オフ検出回路8は該
抵抗器のみで構成される。該信号ラインをプリンタコン
トローラ60の入力インターフェイスで抵抗器を介して
機器アース接続して、オン/オフ検出回路8を省略する
事もできる。
【0131】いずれにしても、プリンタコントローラ6
0の入力インターフェイスに与えられるDC開閉接点2
cmの信号のHighはメインスイッチ2aのオン(閉)
を、Lowはメインスイッチ2aのオフ(開)を意味す
る。
【0132】図14はプリンタ100が待機状態でメイ
ンスイッチ2aをオフした場合の各部の電圧の変化を示
し、図15は、プリンタ100が動作状態でメインスイ
ッチ2aをオフした場合の各部の電圧を示す。
【0133】図14において、A,D〜Gは図10と同
じであり、Hはメインスイッチ2aのオン/オフの状態
を示す。Iは、メインスイッチ2aのオン/オフ検出接
点2cmの信号で、Highがオンを、Lowがオフを表わ
す。tl〜t7、t9、t17〜tl9はタイミングを指す。
【0134】ユーザーがメインスイッチ2aをオンした
タイミングをtlとすると、メインスイッチ2aのオン/
オフ検出接点2cmの信号はt1でHigh になり直流電
源6の入力EにAC電圧が現われ、直流電源6の出力F
は所定時間の後のt2に立上がり、t3で所定の電圧に達す
る。t3のタイミングで、プリンタコントローラ60は第
1のリレードライバ5に信号を出力して第1のlリレー4
は閉になり、直流電源6へはメインスイッチ2aと共に
第1のAC電源供給回路3からもAC電源1が供給され
る。
【0135】操作部20,PC又はFCU91が動作1
を指示したタイミミングをt4、動作2を指示したタイミ
ングをt 6とすると、これらの動作中は直流電源6の入
力EがAC電圧であり、直流電源6の出力FのDC電圧
はHighで所定の電圧であるためプリンタ100は正常動
作し、それぞれt5,t7のタイミングでアプリケーション
ソフト、データ処理も含めて動作を終了する。
【0136】操作部20,PCおよびFCU91がプリ
ンタ100に動作を指示していないt9のタイミングでメ
インスイッチ2aをオフすると、メインスイッチオン/
オフ検出接点2cmの信号IはLowになり、これをプリ
ンタコントローラ60が検出し、プリンタ100が待機
状態であるため、プリンタコントローラ60はt17のタ
イミングで第1のリレードライバ5にリレーオフ信号を
与え、第1のリレー4がオフ(開)になる。
【0137】よって、直流電源6の入力EのAC電圧は
遮断され、直流電源6のDC電圧は所定の出力保持時間
であるt18まで所定の電圧を保持し、その後立ち下が
り、t16でプリンタ100はオフ状態になる。プリンタ
100はt3〜t4及び動作1、動作2が終了したt5からt6ま
で、及びt7以降はアプリケーションソフト、データ処理
は非動作であり、待機状態になっているため直流電源6
の出力FのDC電圧がOVになっても正常な終了処理に
なる。
【0138】次に、プリンタ100が動作状態でメイン
スイッチ2aをオフした場合の制御を、図15を参照し
て説明する。図15のtl〜t7の制御は上述と同様である
ので、ここでの説明は省略する。
【0139】t8のタイミングで操作部20,PC又はF
CU91が動作3を指示すると、プリンタコントローラ
60が、プリンタ100をその指示に従って制御する。
これによりプリンタ100が動作する。この動作3の実
行中のt9でユーザーがメインスイッチ2aをオフする
と、メインスイッチオン/オフ検出接点2cmの信号はL
owになり、プリンタコントローラ60がこれを検出し、
プリンタコントローラ60はプリンタ100が動作状態
であることを認識しているため、第1のリレードライバ
5へのリレーオン信号は続ける。
【0140】このため、メインスイッチ2aからの直流
電源6へのAC電源1の供給は遮断されるが、第1のA
C電源供給回路3からの供給は続いているため直流電源
6から負荷回路7、プリンタコントローラ60へのDC
電源の供給は続き、直流電源6が出力Fのように、所定
電圧を出力し続ける。
【0141】tllでプリンタ100の動作3が終了すると
プリンタコントローラ60は、第1のリレードライバ5
へリレーオフ信号を与えて、第1のリレー4の接点をt12
のタイミングでオフ(開)にし、直流電源6の入力Eの
AC電圧は遮断され、直流電源6のDC電圧は所定の出
力保持時間であるt13まで所定の電圧を保持し、その後
立ち下がり、t14でプリンタ100はオフ状態になる。
【0142】プリンタ100はアプリケーションソフ
ト、データ処理が非動作である待機状態で直流電源6の
出力FのDC電圧がOVになるため正常な終了処理にな
る。
【0143】上述したように、プリンタ100におい
て、AC電源1のオン/オフとメインスイッチのオン/オ
フ検出を1つのメインスイッチ2aで行い、プリンタコ
ントローラ60の信号で駆動する第1のAC電源供給回
路3を設け、第1のlリレー3をDC電源の立ち上がり
と共に閉にして第1のAC電源供給回路3から直流電源
6にAC電源1を供給する制御にすることで、直流電源
6へのAC電源1の供給はメインスイッチ2aと第1の
AC電源供給回路3の2つになり、誤ってメインスイッ
チ2aをオフした時でも第1のAC電源供給回路3から
の直流電源6へのAC電源1の供給は続いているので、
AC電源供給回路の駆動を判断する回路が不要になり、
かつ、判断するための時間も不要なため直流電源6のD
C電源の出力保持時間に依存する必要はなく、低コスト
化及び回路構成が簡単になり、プリンタ100の動作が
保証され、プリンタ100のOSまたはアプリケーショ
ンプログラムあるいは処理中のデータの破壊を防ぐこと
ができる。
【0144】上記の説明では、第1のAC電源供給回路
3のオン/オフは、プリンタコントローラ60の制御信
号で行っているが、直流電源6のDC電圧をリレードラ
イバ5に直接供給して駆動し、プリンタコントローラ6
0から停止信号を直流電源6のDSPに与えて直流電源
6の動作を停止させて第1のAC電源供給回路3をオフ
させても良い。
【0145】上述の各実施例において、メインスイッチ
2/2aはAC電源の2極の双方をオン/オフしている
が、1極のオンノオフでも同様の効果が得られる。ま
た、AC電源供給回路3/3aとしてリレー4/4aを
オン/オフしているが、リレー以外の例えばトライアッ
クでのオン/オフでも同様の効果が得られる。
【0146】なお、直流電源は、スイッチングレギュレ
ータを用いるもののみならず、ドロッパレギュレータ
等、どの方式の電源でも同様の効果が得られる。
【0147】
【発明の効果】電源装置から給電される負荷回路が動作
中に誤ってメインスイッチ2/2aをオフしても、AC
電源供給回路3/3aがAC給電を行うので、負荷回路
は動作を続けることができ、また、終了処理も行えるた
め、OSまたはアプリケーションブログラムもしくは処
理中のデータの破壊を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観を示す正面図であ
る。
【図2】 図1に示すプリンタ100の画像形成機構の
概要を示す縦断面図である。
【図3】 図1に示す第1実施例の複合機能複写機の電
気系統のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す電源装置80およびプリンタコン
トローラ60の構成の概要を示すブロック図である。
【図5】 (a)は、図1および図3に示す操作部20
の、一部分の拡大平面図、(b)は電気システムを示す
ブロック図である。
【図6】 図4に示すプリンタコントローラ60のMP
U61の、操作部20のCPU25を利用する電源制御
の一部を示すフローチャートである。
【図7】 図4に示すプリンタコントローラ60のMP
U61の、操作部20のCPU25を利用する電源制御
の残部を示すフローチャートである。
【図8】 図6に示す「停止処理」(42)の内容を示
すフローチャートである。
【図9】 図4に示す電源供給システムを簡略化して示
すブロック図である。
【図10】 図9に示すプリンタ100が待機状態でメ
インスイッチ2がオフした場合の、プリンタ100内各
部の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図11】 図9に示すプリンタ100が動作状態でメ
インスイッチ2がオフした場合の、プリンタ100内各
部の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図12】 第2実施例の電源供給システムを簡略化し
て示すブロック図である。
【図13】 第3実施例の電源供給システムを簡略化し
て示すブロック図である。
【図14】 図13に示す第3実施例が待機状態でメイ
ンスイッチ2aがオフした場合の、プリンタ100内各
部の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図15】 図13に示す第3実施例が動作状態でメイ
ンスイッチ2aがオフした場合の、プリンタ100内各
部の電圧変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1:AC電源 2:メインスイッチ 3:第1のAC電源供給回路 4:第1のリレー 5:第1のリレードライバ 6:直流電源 7:負荷回路 8:メインスイッチオン/オフ検出回路 21a:電源キー 21b:モード切換えキー 21c:LED 21d:初期設定キー 26f:LCD 23,24:操作キー群 21e,21f,22:表示LED 100:カラープリンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ06 AR01 HJ10 HK11 5B011 DA01 DB04 DB11 EB08 HH02 HH07 MB17 5C062 AA02 AA05 AB51 AC21 AC58 5G065 BA02 DA06 DA07 EA06 GA06 GA07 HA06 JA07 KA05 LA01 MA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AC電力を受けて、負荷に電力を給電する
    電源回路;該電源回路とAC電源との間に介挿されたメ
    インスイッチ;該電源回路とAC電源との間に介挿され
    た、制御信号に応答してオン/オフするスイッチ手段;
    メインスイッチのオン/オフの状態を検出する手段;お
    よび、 前記スイッチ手段を制御信号を介してオン/オフ制御
    し、前記電源回路による給電の要/不要を管理し、要の
    場合に前記状態検出手段の状態検出がメインスイッチの
    オンからオフに切換るとその後負荷への給電が不要にな
    った時に前記スイッチ手段をオフにする、制御手段;を
    備える電源装置。
  2. 【請求項2】電源回路は、AC電力をDC電力に変換す
    る整流回路およびその直流出力電圧を変換するDC/D
    Cコンバータを含む直流電源回路である、請求項1記載
    の電源装置。
  3. 【請求項3】電源回路は、定電圧かつ低電力出力の制御
    系電源回路および高電流かつ高電力出力の駆動系電源回
    路を含み;電源装置は更に、前記駆動系電源回路とメイ
    ンスイッチの出力端との間に介挿され、第2制御信号に
    応答してオン/オフする第2スイッチ手段;を備え、 前記制御手段が、第2制御信号を介して第2スイッチ手
    段のオン/オフを制御する;請求項1又は請求項2記載
    の電源装置。
  4. 【請求項4】前記メインスイッチは、ユーザの投入/遮
    断操作によって同時に閉/開されるAC給電接点および
    低電圧直流接点を有し;前記状態検出手段が該低電圧直
    流接点の閉/開に対応してメインスイッチのオン/オフ
    をあらわす検出信号を前記制御手段に与える;請求項
    1,請求項2又は請求項3記載の電源装置。
  5. 【請求項5】像形成手段,像形成手段を駆動する手段,
    画像データの入力および画像出力を制御する手段,これ
    らに動作電圧を与える電源回路、および、該電源回路と
    AC電源との間をオン/オフするメインスイッチ、を備
    える画像形成装置において、 前記電源回路とAC電源との間に介挿された、制御信号
    に応答してオン/オフするスイッチ手段、および、前記
    メインスイッチのオン/オフの状態を検出する手段を備
    え、前記制御手段が、前記スイッチ手段を制御信号を介
    してオン/オフ制御し、前記電源回路による給電の要/
    不要を管理し、要の場合に前記状態検出手段の状態検出
    がメインスイッチのオンからオフに切換るとその後負荷
    への給電が不要になった時に前記スイッチ手段をオフに
    する、ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】装置はオペレータに状態を報知する手段を
    備え、前記制御手段は、メインスイッチがオフで前記ス
    イッチ手段をオンにしているとき該報知手段で給電継続
    を報知する、請求項5記載の画像形成装置。
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