JP2017011643A - 画像形成装置及び電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常とは異なる複雑な操作に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる画像形成装置などを提供する。【解決手段】画像形成装置100は、画像を形成する画像形成部62と、画像形成部62に、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部20と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部30と、スイッチ部30が出力する信号を検出して、電源供給切替部20に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部40と、スイッチ部の出力する信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、電源オフ信号を無効にする信号又は電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部50と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置及び電源装置に関する。
特許文献1には、情報処理装置のCPUへ電源を供給する電源回路と、この電源回路を制御する電源制御回路と、前記電源のオン又はオフ命令を前記電源制御回路に対して供給するスイッチとを有し、前記電源制御回路は、前記スイッチから供給されたオン又はオフ命令の入力を条件として所定のプログラムに基づいて前記電源をオン又はオフに制御し、あるいは、所定のリセット信号の入力によって前記電源をオフするものであり、さらに、前記スイッチからの前記オン又はオフ命令の供給が所定の基準時間継続した時に、所定の入力信号が所定の状態であることを条件として前記リセット信号を生成するリセット信号生成回路とを有する電源制御装置が記載されている。
商用電源との断続を行うスイッチを備えず、商用電源にプラグをつなぐことで、電源が供給される画像形成装置などの装置において、装置を制御するプロセッサ(CPU)が正常な動作状態であるにも関わらず、緊急用の電源オフの操作が行われると、停止のための処理(シャットダウン処理)が行われないまま、電源オフ(電源の遮断)が実行されてしまうことがある。このような場合、電源オフ前の設定値が保持されないために、再起動後に設定値を設定し直すことが必要とされる。また、最悪の場合には、データの破損などにより、再起動ができないことが起こり得る。
これを抑制するため、緊急用の電源オフの操作には、スイッチの通常より長い押し下げ(長押し)と継続した操作や、複数のスイッチの並行操作など通常と異なる複雑な操作が求められている。
本発明は、通常とは異なる複雑な操作に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる画像形成装置などを提供する。
これを抑制するため、緊急用の電源オフの操作には、スイッチの通常より長い押し下げ(長押し)と継続した操作や、複数のスイッチの並行操作など通常と異なる複雑な操作が求められている。
本発明は、通常とは異なる複雑な操作に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる画像形成装置などを提供する。
請求項1に記載の発明は、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部と、前記スイッチ部が出力する前記信号を検出して、前記電源供給切替部に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部と、前記スイッチ部の出力する前記信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、前記電源オフ信号を無効にする信号又は前記電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部とを備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記電源供給切替部は、前記制御部を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、接続される負荷を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部と、前記スイッチ部が出力する前記信号を検出して、前記電源供給切替部に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部と、前記スイッチ部の出力する前記信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、前記電源オフ信号を無効にする信号又は前記電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部とを備える電源装置である。
請求項4に記載の発明は、前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電源装置である。
請求項5に記載の発明は、前記スイッチ検出部は、前記信号を検出すると計時を開始する計時回路を備え、前記計時回路が、前記開始した計時が予め定められた規定時間を経過すると、前記電源供給切替部に対して、前記電源オフ信号を送信することを特徴とする請求項3又は4に記載の電源装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部が送信する前記電源オフ信号を無効にする信号は、前記電源供給切替部に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部が送信する前記電源オフ信号の送信を阻止する信号は、前記計時回路に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置である。
請求項2に記載の発明は、前記電源供給切替部は、前記制御部を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、接続される負荷を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部と、ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部と、前記スイッチ部が出力する前記信号を検出して、前記電源供給切替部に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部と、前記スイッチ部の出力する前記信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、前記電源オフ信号を無効にする信号又は前記電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部とを備える電源装置である。
請求項4に記載の発明は、前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電源装置である。
請求項5に記載の発明は、前記スイッチ検出部は、前記信号を検出すると計時を開始する計時回路を備え、前記計時回路が、前記開始した計時が予め定められた規定時間を経過すると、前記電源供給切替部に対して、前記電源オフ信号を送信することを特徴とする請求項3又は4に記載の電源装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部が送信する前記電源オフ信号を無効にする信号は、前記電源供給切替部に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部が送信する前記電源オフ信号の送信を阻止する信号は、前記計時回路に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置である。
請求項1の発明によれば、通常とは異なる複雑な操作を行う場合に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる。
請求項2の発明によれば、電源供給切替部を介して制御手段に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
請求項3の発明によれば、通常とは異なる複雑な操作を行う場合に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる。
請求項4の発明によれば、電源供給切替部を介して制御手段に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
請求項5の発明によれば、計時回路を備えない場合に比べ、ユーザの意図しないスイッチ部の操作による電源オフが抑制できる。
請求項6の発明によれば、計時回路に電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する場合に比べ、計時回路が簡易になる。
請求項7の発明によれば、電源供給切替部に無効信号が送信される場合に比べて、電源供給切替部の構成が簡易になる。
請求項2の発明によれば、電源供給切替部を介して制御手段に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
請求項3の発明によれば、通常とは異なる複雑な操作を行う場合に比べ、電源オフの操作を簡便に行うことができる。
請求項4の発明によれば、電源供給切替部を介して制御手段に電源を供給しない場合に比べて、消費電力が抑制できる。
請求項5の発明によれば、計時回路を備えない場合に比べ、ユーザの意図しないスイッチ部の操作による電源オフが抑制できる。
請求項6の発明によれば、計時回路に電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する場合に比べ、計時回路が簡易になる。
請求項7の発明によれば、電源供給切替部に無効信号が送信される場合に比べて、電源供給切替部の構成が簡易になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
ここでは、画像形成装置を一例として説明する。
ここでは、画像形成装置を一例として説明する。
(画像形成装置100)
図1は、本実施の形態における画像形成装置100の概要を示す図である。
この画像形成装置100は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能を備えた所謂複合機である。
図1は、本実施の形態における画像形成装置100の概要を示す図である。
この画像形成装置100は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能を備えた所謂複合機である。
画像形成装置100は、商用電源に接続され電力を供給する電源部10、電源部10からの電源の供給と遮断とを切り替える電源供給切替部20、ユーザにより操作されるスイッチ部30、スイッチ部30の動作を検出するスイッチ検出部40、演算などを実行して画像形成装置100を制御する制御部50、及び、制御部50により制御されて画像形成などの機能を実行する機能部60を備えている。
なお、電源部10、電源供給切替部20、スイッチ部30、スイッチ検出部40、制御部50を電源装置と表記することがある。このとき、機能部60は、電源装置の負荷である。
なお、電源部10、電源供給切替部20、スイッチ部30、スイッチ検出部40、制御部50を電源装置と表記することがある。このとき、機能部60は、電源装置の負荷である。
まず、電源部10などの各部について説明する。
電源部10は、商用電源から供給される交流を直流に変換する整流回路などを備えている。出力される直流は、例えば、電圧が5Vなどの低圧系及び/又は24Vなどの高圧系であってもよい。ここでは、5Vなどの低圧系として説明する。
電源部10は、商用電源から供給される交流を直流に変換する整流回路などを備えている。出力される直流は、例えば、電圧が5Vなどの低圧系及び/又は24Vなどの高圧系であってもよい。ここでは、5Vなどの低圧系として説明する。
電源供給切替部20は、後述する電源オン/オフ信号又は電源遮断信号を受信して電源部10から電源を供給又は遮断する。
ここでは、電源部10からの電力(電圧、電流)の供給を電源の供給(電源オン)と、電力の供給を停止することを電源の遮断(電源オフ)と表記することがある。
ここでは、電源部10からの電力(電圧、電流)の供給を電源の供給(電源オン)と、電力の供給を停止することを電源の遮断(電源オフ)と表記することがある。
スイッチ部30は、例えば、モーメンタリ型のスイッチなど、ユーザが指でボタンを押し下げている間だけオンになり、ユーザが指をボタンから離すとオフになるスイッチを含んで構成されている。すなわち、このスイッチ部30は、ユーザが指で押すとオンに移行し、指を離してもオンが保持され、再度押すとオフに移行するという、オルタネイトスイッチとは異なるスイッチで構成されている。
スイッチ検出部40は、スイッチ部30の動作(操作されたこと)を検出し、予め定められた処理を実行する。
制御部50は、いわゆる算術演算及び論理演算を実行するプロセッサを含んで構成され、画像形成装置100の電源供給切替部20及び機能部60を制御する。
機能部60は、例えば、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(User Interface)部61(以下では、UI部61と表記する。)、紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成部62、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る画像読取部63、通信回線(不図示)を介して外部に設けられた端末装置(不図示)、ファクシミリ装置(不図示)及びサーバ装置(不図示)との間でデータの送受信を行う送受信部64などを備えている。
なお、機能部60は、UI部61、画像形成部62、画像読取部63、送受信部64の全てを備えていることを要せず、一部を備えていてもよい。
なお、機能部60は、UI部61、画像形成部62、画像読取部63、送受信部64の全てを備えていることを要せず、一部を備えていてもよい。
ここでいう機能部60は、機能を実現する部材を制御する部分をいう。例えば、機能部60におけるUI部61は、タッチパネル付の表示画面などを制御する部分をいう。すなわち、タッチパネルから信号を受信して制御部50に信号を送信したり、制御部50から信号(命令)を受信して表示画面に表示するための信号を送信したりする部分をいう。なお、機能部60は、制御する部分以外を含んでいてもよい。
この画像形成装置100では、画像読取部63によって制御され画像読取を実現する部材によってスキャン機能が行われ、画像形成部62によって制御され画像形成を実現する部材によってプリント機能が行われ、送受信部64によって制御され送受信を実現する部材によって通信機能が行われる。そして、画像読取を実現する部材と画像形成を実現する部材とによってコピー機能が行われ、画像読取を実現する部材と画像形成を実現する部材と送受信を実現する部材とでファクシミリ機能が行われる。
次に、電源部10などの各部の接続関係を説明する。なお、図1では、電源が供給される経路である電源供給線を、太線で表記している。そして、信号の経路である信号線を矢印付の細線で記載し、一部に信号の名称を付記している。
まず、電源供給線について説明する。
電源部10は、電源供給切替部20の入力端子(図1におけるIn)及びスイッチ検出部40に電源供給線で接続されている。
よって、画像形成装置100が商用電源に接続されると、電源部10で変換された直流が電源供給切替部20及びスイッチ検出部40に供給される。つまり、画像形成装置100の電源プラグが、商用電源の供給されたコンセントに差し込まれる(接続される)と、電源供給切替部20及びスイッチ検出部40に電源が供給される。
電源部10は、電源供給切替部20の入力端子(図1におけるIn)及びスイッチ検出部40に電源供給線で接続されている。
よって、画像形成装置100が商用電源に接続されると、電源部10で変換された直流が電源供給切替部20及びスイッチ検出部40に供給される。つまり、画像形成装置100の電源プラグが、商用電源の供給されたコンセントに差し込まれる(接続される)と、電源供給切替部20及びスイッチ検出部40に電源が供給される。
電源供給切替部20の出力端子(図1におけるOut)は、制御部50及び機能部60に電源供給線で接続されている。つまり、制御部50及び機能部60は、電源供給切替部20を介して、電源が供給される。
次に、信号線を説明する。
スイッチ部30は、スイッチ信号が送信される信号線にて、スイッチ検出部40及び制御部50に接続されている。スイッチ部30が動作する(操作される)と、スイッチ部30からスイッチ信号が、スイッチ検出部40及び制御部50に送信される。
また、スイッチ検出部40は、電源オン/オフ信号が送信される信号線にて、電源供給切替部20に接続されている。
スイッチ部30は、スイッチ信号が送信される信号線にて、スイッチ検出部40及び制御部50に接続されている。スイッチ部30が動作する(操作される)と、スイッチ部30からスイッチ信号が、スイッチ検出部40及び制御部50に送信される。
また、スイッチ検出部40は、電源オン/オフ信号が送信される信号線にて、電源供給切替部20に接続されている。
そして、制御部50は、電源オフ信号を無効にする無効信号が送信される信号線と、電源遮断信号が送信される信号線にて、電源供給切替部20に接続されている。
制御部50が正常な動作状態である場合、制御部50は、スイッチ部30が操作されたことを示すスイッチ信号を受信すると、電源供給切替部20に対して、無効信号を送信する。その後、制御部50は、正常に停止処理(シャットダウン処理)を完了した場合、電源供給切替部20に対して、電源遮断信号を送信する。無効信号及び電源遮断信号については、後述する。
制御部50が正常な動作状態である場合、制御部50は、スイッチ部30が操作されたことを示すスイッチ信号を受信すると、電源供給切替部20に対して、無効信号を送信する。その後、制御部50は、正常に停止処理(シャットダウン処理)を完了した場合、電源供給切替部20に対して、電源遮断信号を送信する。無効信号及び電源遮断信号については、後述する。
さらに、電源供給切替部20は、電源状態信号が送信される信号線にて、出力端子(Out)から制御部50に接続された電源供給線に接続されている。電源状態信号は、電源供給切替部20の出力端子(Out)から電源が供給されているか否かを示す信号である。
そして、制御部50と機能部60とは、制御信号が送受信される信号線にて接続されている。この信号線では、制御部50から機能部60に対して、機能部60を制御する信号(命令)が送信され、機能部60から制御部50に対して、機能部60からの応答や状態を示す信号が送信される。ここでは、これらの信号を制御信号と表記する。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置100では、制御部50が、電源供給切替部20及び機能部60を制御する。すなわち、画像形成装置100全体の制御が、制御部50によって行われる。このようにすることで、複数の制御部(プロセッサなど)を設けることを要せず、コストが削減される。
(実施例1)
図2は、図1で示した画像形成装置100の具体例(実施例1)を説明する図である。
ここでは、図1における電源部10が、電源回路11で構成されている。電源供給切替部20が、電界効果トランジスタFET及び抵抗R1で構成された電源供給スイッチ回路21と、保持回路22とで構成されている。
そして、スイッチ部30がモーメンタリ型のスイッチ31及び抵抗R2で構成されている。スイッチ検出部40が計時回路41(タイマ回路41)を含んで構成されている。制御部50がプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)で構成されている。
図2は、図1で示した画像形成装置100の具体例(実施例1)を説明する図である。
ここでは、図1における電源部10が、電源回路11で構成されている。電源供給切替部20が、電界効果トランジスタFET及び抵抗R1で構成された電源供給スイッチ回路21と、保持回路22とで構成されている。
そして、スイッチ部30がモーメンタリ型のスイッチ31及び抵抗R2で構成されている。スイッチ検出部40が計時回路41(タイマ回路41)を含んで構成されている。制御部50がプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)で構成されている。
電源供給切替部20の電源供給スイッチ回路21において、電界効果トランジスタFETのゲート(G)と保持回路22とが、電源制御信号(FETオン/オフ信号)が送信される信号線にて、接続されている。
電界効果トランジスタFETをオンにするFETオン信号が、保持回路22から電界効果トランジスタFETのゲートに出力されると、電界効果トランジスタFETがオンになって、電源回路11から機能部60及び制御部50のCPUに電源が供給される。
一方、電界効果トランジスタFETをオフにするFETオフ信号が、保持回路22から電界効果トランジスタFETのゲートに出力されると、電界効果トランジスタFETがオフになって、電源回路11から機能部60及び制御部50のCPUに対して、電源が遮断(切断)される(電源オフになる)。
例えば、FETオン信号は、電源回路11が供給する電源電位(「H」)であって、FETオフ信号は、基準電位(接地(GND)、「L」)である。
電界効果トランジスタFETをオンにするFETオン信号が、保持回路22から電界効果トランジスタFETのゲートに出力されると、電界効果トランジスタFETがオンになって、電源回路11から機能部60及び制御部50のCPUに電源が供給される。
一方、電界効果トランジスタFETをオフにするFETオフ信号が、保持回路22から電界効果トランジスタFETのゲートに出力されると、電界効果トランジスタFETがオフになって、電源回路11から機能部60及び制御部50のCPUに対して、電源が遮断(切断)される(電源オフになる)。
例えば、FETオン信号は、電源回路11が供給する電源電位(「H」)であって、FETオフ信号は、基準電位(接地(GND)、「L」)である。
なお、抵抗R1は、電界効果トランジスタFETのオフ状態を維持するバイアス抵抗である。
保持回路22は、Dタイプフリップフロップ回路などと同様なラッチ機能を有し、電界効果トランジスタFETのゲートの電位を保持(記憶)する回路である。すなわち、FETオン信号を出力したら、次に、FETオフ信号を出力する指示を受信するまで、FETオン信号を出力し続ける。同様に、FETオフ信号を出力したら、次に、FETオン信号を出力する指示を受信するまで、FETオフ信号を出力し続ける。
保持回路22は、Dタイプフリップフロップ回路などラッチ機能を有する集積回路(IC)で構成されてもよく、個別のトランジスタなどで構成されてもよい。ここでは、保持回路22は、個別のトランジスタなどで構成されているとする。
スイッチ31は、一方の端子が、基準電位(接地(GND)、「L」)に設定されている。そして、他方の端子は、電源回路11が供給する電源電位(「H」)に、抵抗R2を介して接続されている。
よって、モーメンタリ型であるスイッチ31から出力されるスイッチ信号は、スイッチ31が押されていないと「H」であって、スイッチ31が押されていると「L」になる。そして、離されると「H」に戻る。
よって、モーメンタリ型であるスイッチ31から出力されるスイッチ信号は、スイッチ31が押されていないと「H」であって、スイッチ31が押されていると「L」になる。そして、離されると「H」に戻る。
スイッチ検出部40では、スイッチ部30からスイッチ信号が送信される信号線が分岐され、一方がタイマ回路41に接続され、他方がタイマ回路41を経由することなく(迂回して)保持回路22に接続されている。そして、タイマ回路41は、電源オフ信号が送信される信号線にて、保持回路22に接続されている。タイマ回路41を経由しないで(迂回して)保持回路22に接続される信号線には、スイッチ信号が電源オン信号となって送信される。
タイマ回路41は、スイッチ信号が「L」である期間を検出(カウント)し、予め定められた期間が経過する(予め定められたカウント値に達する)と、電源オフ信号を、電源供給切替部20の保持回路22に送信する。言い換えると、スイッチ信号が「L」の期間は、ユーザがスイッチ31を押し下げている期間である。
後述するように、タイマ回路41が送信する電源オフ信号は、CPUが動作していない場合など、緊急の場合に送信される信号であるので、緊急電源オフ信号と表記することがある。
後述するように、タイマ回路41が送信する電源オフ信号は、CPUが動作していない場合など、緊急の場合に送信される信号であるので、緊急電源オフ信号と表記することがある。
なお、電源供給切替部20から制御部50のCPU及び機能部60に電源が供給されていない場合には、スイッチ信号が「L」になると、電源オン信号として、保持回路22に送信される。保持回路22は、受信する電源状態信号によって、電源供給切替部20から制御部50のCPU及び機能部60に電源が供給されていないこと(電源が遮断されていること)を検知する。この場合、保持回路22はFETオフ信号を送信しているので、保持回路22は、FETオフ信号を出力していることによっても、電源供給切替部20から制御部50のCPU及び機能部60に電源が供給されていないこと(電源が遮断されていること)を検知しうる。
(画像形成装置100の動作)
ここでは、画像形成装置100の動作を、電源の供給を中心として説明する。
まず、画像形成装置100の電源プラグが商用電源の供給されたコンセントに差し込まれた(接続された)場合における電源供給のフローを、図2を参照しつつ、説明する。
ここでは、画像形成装置100の動作を、電源の供給を中心として説明する。
まず、画像形成装置100の電源プラグが商用電源の供給されたコンセントに差し込まれた(接続された)場合における電源供給のフローを、図2を参照しつつ、説明する。
ここでは、画像形成装置100は、少なくともスタンバイ状態(スタンバイモード)とプラグインオフ状態(プラグインオフモード)の電源モードを備えているとする。なお、他に省エネルギモードなどを備えていてもよい。
スタンバイモードとは、図2に示した画像形成装置100において、電源供給切替部20の電源供給スイッチ回路21の電界効果トランジスタFETがオンであって、電源供給切替部20、スイッチ部30、スイッチ検出部40、制御部50及び機能部60に電源が供給され、画像形成などの機能が実行できる準備完了状態(スタンバイ状態)にあることをいう。
一方、プラグインオフモードとは、図2に示した画像形成装置100において、電源供給切替部20の電源供給スイッチ回路21の電界効果トランジスタFETがオフであって、電源供給切替部20、スイッチ部30、スイッチ検出部40には電源が供給されているが、制御部50及び機能部60には、電源が供給されていない状態にあることをいう。
画像形成装置100は、商用電源の断続を行うスイッチ(電源スイッチ)を備えないため、商用電源が供給されたコンセントに画像形成装置100のプラグが差し込まれた状態であるプラグインオフモードが電源遮断(電源オフ)状態となる。
なお、省エネルギモードとは、例えば、UI部61でユーザのタッチパネルに対する操作を受け付ける機能、又は/及び、送受信部64で通信を受け付ける機能を動作状態に維持し、他の機能を停止状態とするものであって、スタンバイモードに比べて、消費する電力(エネルギ)が小さい状態をいう。
一方、プラグインオフモードとは、図2に示した画像形成装置100において、電源供給切替部20の電源供給スイッチ回路21の電界効果トランジスタFETがオフであって、電源供給切替部20、スイッチ部30、スイッチ検出部40には電源が供給されているが、制御部50及び機能部60には、電源が供給されていない状態にあることをいう。
画像形成装置100は、商用電源の断続を行うスイッチ(電源スイッチ)を備えないため、商用電源が供給されたコンセントに画像形成装置100のプラグが差し込まれた状態であるプラグインオフモードが電源遮断(電源オフ)状態となる。
なお、省エネルギモードとは、例えば、UI部61でユーザのタッチパネルに対する操作を受け付ける機能、又は/及び、送受信部64で通信を受け付ける機能を動作状態に維持し、他の機能を停止状態とするものであって、スタンバイモードに比べて、消費する電力(エネルギ)が小さい状態をいう。
図3は、画像形成装置100の電源プラグが商用電源の供給されたコンセントに差し込まれた(接続された)場合における電源供給のフローの一例を説明するフローチャートである。
商用電源のコンセントに画像形成装置100の電源プラグが差し込まれる(接続される)(ステップ11。図3では、S11と表記する。以下同様とする。)。
すると、図2に示したように、電源供給切替部20の保持回路22及びスイッチ検出部40のタイマ回路41に電源が供給される(ステップ12)。このとき、保持回路22は、電界効果トランジスタFETに対して、FETオフ信号を出力する。よって、電界効果トランジスタFETはオフとなり、制御部50のCPU及び機能部60には電源が供給されない。
商用電源のコンセントに画像形成装置100の電源プラグが差し込まれる(接続される)(ステップ11。図3では、S11と表記する。以下同様とする。)。
すると、図2に示したように、電源供給切替部20の保持回路22及びスイッチ検出部40のタイマ回路41に電源が供給される(ステップ12)。このとき、保持回路22は、電界効果トランジスタFETに対して、FETオフ信号を出力する。よって、電界効果トランジスタFETはオフとなり、制御部50のCPU及び機能部60には電源が供給されない。
ユーザによりスイッチ31が操作される(押し下げられる)(ステップ13におけるYesの場合)と、スイッチ信号が「H」から「L」に移行する。すると、スイッチ信号は、電源オン信号として、スイッチ検出部40のタイマ回路41を経由しない(迂回する)信号線にて、保持回路22に送信される。
すると、保持回路22は、スイッチ信号が「H」から「L」に移行したことを保持(記憶)する(ステップ14)とともに、電界効果トランジスタFETに対して、FETオン信号を出力する(ステップ15)。なお、保持回路22は、ユーザによるスイッチ31の押し下げが停止し、スイッチ信号が「L」から「H」に戻っても、電界効果トランジスタFETに対して、FETオン信号を出力し続ける。つまり、保持回路22は、スイッチ信号が「H」から「L」に移行したことを保持(記憶)する機能(ラッチ機能)を有している。
すると、保持回路22は、スイッチ信号が「H」から「L」に移行したことを保持(記憶)する(ステップ14)とともに、電界効果トランジスタFETに対して、FETオン信号を出力する(ステップ15)。なお、保持回路22は、ユーザによるスイッチ31の押し下げが停止し、スイッチ信号が「L」から「H」に戻っても、電界効果トランジスタFETに対して、FETオン信号を出力し続ける。つまり、保持回路22は、スイッチ信号が「H」から「L」に移行したことを保持(記憶)する機能(ラッチ機能)を有している。
電界効果トランジスタFETがオンになると、制御部50のCPU及び機能部60に電源が供給される(ステップ16)。
これにより、制御部50のCPU及び機能部60が起動する(ステップ17)。
そして、画像形成装置100は、画像形成などの機能が実行できる準備完了状態(スタンバイ状態)、すなわちスタンバイモードに移行する。
これにより、制御部50のCPU及び機能部60が起動する(ステップ17)。
そして、画像形成装置100は、画像形成などの機能が実行できる準備完了状態(スタンバイ状態)、すなわちスタンバイモードに移行する。
以上説明したように、画像形成装置100の電源プラグが商用電源の供給されたコンセントに差し込まれ、ステップ13において、ユーザによりスイッチ31が操作される(押し下げられる)(Yesの場合)と、保持回路22は、スイッチ31が操作されたことを保持(記憶)し、FETオン信号を出力し続ける。
なお、ステップ13において、ユーザがスイッチ31を操作しない(押し下げない)(Noの場合)と、保持回路22は、スイッチ31が操作されていないことを保持(記憶)し、FETオフ信号を出力し続ける。この場合も、保持回路22は、スイッチ信号を保持することになる。
すなわち、保持回路22は、スイッチ31の操作の有無を保持する機能を有している。
なお、ステップ13において、ユーザがスイッチ31を操作しない(押し下げない)(Noの場合)と、保持回路22は、スイッチ31が操作されていないことを保持(記憶)し、FETオフ信号を出力し続ける。この場合も、保持回路22は、スイッチ信号を保持することになる。
すなわち、保持回路22は、スイッチ31の操作の有無を保持する機能を有している。
次に、スタンバイモードにおいて、ユーザによりスイッチ31が操作された(押し下げられた)場合における電源供給のフローを、図2を参照しつつ説明する。
図4は、スタンバイモードにおいて、ユーザによってスイッチ31が操作された(押し下げられた)場合における電源供給のフローの一例を説明するフローチャートである。
図4は、スタンバイモードにおいて、ユーザによってスイッチ31が操作された(押し下げられた)場合における電源供給のフローの一例を説明するフローチャートである。
スタンバイモードであるので、保持回路22は、電界効果トランジスタFETにFETオン信号を出力し続けている。これにより、制御部50のCPUには、電源が供給されている。
ユーザによりスイッチ31が操作される(押し下げられる)(ステップ21)と、スイッチ信号が「H」から「L」に移行する。すると、図2に示すように、「L」に移行したスイッチ信号がタイマ回路41、保持回路22、CPUに送信される。
タイマ回路41は、「H」から「L」に移行したスイッチ信号を受信すると、計時(カウント)を開始する。
保持回路22は既にFETオン信号を出力しているので、保持回路22が「H」から「L」に移行したスイッチ信号(電源オン信号)を受信しても、電源オン信号として機能しない。
ユーザによりスイッチ31が操作される(押し下げられる)(ステップ21)と、スイッチ信号が「H」から「L」に移行する。すると、図2に示すように、「L」に移行したスイッチ信号がタイマ回路41、保持回路22、CPUに送信される。
タイマ回路41は、「H」から「L」に移行したスイッチ信号を受信すると、計時(カウント)を開始する。
保持回路22は既にFETオン信号を出力しているので、保持回路22が「H」から「L」に移行したスイッチ信号(電源オン信号)を受信しても、電源オン信号として機能しない。
次に、CPUが正常な動作状態にあるか、停止又はハングアップなどの異常な動作状態にあるかによって、分岐する(ステップ22)。
ここで、CPUが異常な動作状態でなく、正常な動作状態であれば(ステップ22におけるNoの場合)、図2に示すように、CPUが「H」から「L」に移行したスイッチ信号を受信し、保持回路22に対して、無効信号を送信する(ステップ23)。
なお、無効信号とは、タイマ回路41が保持回路22に対して送信する電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする信号をいう。
ここで、CPUが異常な動作状態でなく、正常な動作状態であれば(ステップ22におけるNoの場合)、図2に示すように、CPUが「H」から「L」に移行したスイッチ信号を受信し、保持回路22に対して、無効信号を送信する(ステップ23)。
なお、無効信号とは、タイマ回路41が保持回路22に対して送信する電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする信号をいう。
そして、CPUにより、機能部60におけるUI部61の表示画面に、ユーザに次に行う処理を選択させるための選択画面が表示される(ステップ24)。選択画面は、少なくとも電源の遮断(電源オフ)に移行するか否か(電源オフの指示)の選択肢を含んでいる。なお、他の選択肢、例えば、省エネルギモードに移行するか否かを選択する選択肢を含んでいてもよい。
そして、CPUにより、ユーザによる電源オフの指示であるか否か判断される(ステップ25)。ステップ25にて、否定(No)の判断がされた場合、すなわち、他の選択肢が指示された場合には、他の選択肢に設定された処理が実行される。ここでは、他の選択肢に設定された処理についての説明を省略する。
一方、ステップ25にて、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによる電源オフの指示である場合には、CPUによるシャットダウン処理が実行される(ステップ26)。
そして、シャットダウン処理の実行が終了した後に、CPUから保持回路22に対して、電源遮断信号が送信される(ステップ27)。
すると、保持回路22から、電界効果トランジスタFETに対して、FETオフ信号が出力される(ステップ28)。
これにより、電界効果トランジスタFETがオフになり、制御部50のCPU及び機能部60への電源が遮断される(ステップ29)。
一方、ステップ25にて、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、ユーザによる電源オフの指示である場合には、CPUによるシャットダウン処理が実行される(ステップ26)。
そして、シャットダウン処理の実行が終了した後に、CPUから保持回路22に対して、電源遮断信号が送信される(ステップ27)。
すると、保持回路22から、電界効果トランジスタFETに対して、FETオフ信号が出力される(ステップ28)。
これにより、電界効果トランジスタFETがオフになり、制御部50のCPU及び機能部60への電源が遮断される(ステップ29)。
以上説明したように、ステップ22において、CPUが正常な動作状態にある場合(Noの場合)には、CPUは、ユーザがスイッチ31を操作した(押し下げた)ことによる、「H」から「L」に移行したスイッチ信号を受信して、選択画面の表示や、シャットダウン処理を実行する。すなわち、画像形成装置100は、予め定められたシャットダウン処理により、正常に停止される。
その後、CPU及び機能部60への電源が遮断される。
なお、後述するように、CPUがシャットダウン処理などを実行している間に、タイマ回路41が、保持回路22に対して、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を送信することがあり得る。しかし、CPUは、保持回路22に対して、タイマ回路41からの電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする無効信号を送信しているので、保持回路22は、FETオフ信号を出力することが阻止される。
その後、CPU及び機能部60への電源が遮断される。
なお、後述するように、CPUがシャットダウン処理などを実行している間に、タイマ回路41が、保持回路22に対して、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を送信することがあり得る。しかし、CPUは、保持回路22に対して、タイマ回路41からの電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする無効信号を送信しているので、保持回路22は、FETオフ信号を出力することが阻止される。
一方、ステップ22において、CPUが異常な動作状態にある場合(Yesの場合)には、タイマ回路41により、スイッチ信号の「L」の期間がカウントされ、予め定められた時間(規定時間)以上にわたって「L」の期間が継続しているか否かが判断される(ステップ31)。すなわち、ユーザによるスイッチ31の押し下げ時間が計時される。
ステップ31において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、タイマ回路41による期間のカウントが、規定時間を超えると、タイマ回路41は、保持回路22に対して、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を送信する。このとき、CPUは、異常な動作状態にあるため、タイマ回路41からの電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする無効信号を送信しない。
ステップ31において、肯定(Yes)の判断がされた場合、すなわち、タイマ回路41による期間のカウントが、規定時間を超えると、タイマ回路41は、保持回路22に対して、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を送信する。このとき、CPUは、異常な動作状態にあるため、タイマ回路41からの電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にする無効信号を送信しない。
よって、保持回路22は、タイマ回路41からの電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を受信すると、電界効果トランジスタFETに対してFETオフ信号を出力する(ステップ28)。
これにより、電界効果トランジスタFETがオフになり、制御部50のCPU及び機能部60への電源が遮断される(ステップ29)。
そして、プラグインオフモードに移行する。
これにより、電界効果トランジスタFETがオフになり、制御部50のCPU及び機能部60への電源が遮断される(ステップ29)。
そして、プラグインオフモードに移行する。
以上説明したように、電源供給切替部20の保持回路22は、モーメンタリ型の簡易なスイッチ31の操作(押し下げ)に対応した信号を保持(記憶)するとともに、電源制御信号(FETオン/オフ信号)を保持する。
制御部50のCPUが正常な動作状態の場合には、スイッチ31が操作(押し下げ)されても、CPUは、タイマ回路41が送信する電源オフ信号を無効にする信号を送信するため、直ちに(緊急に)電源が遮断されることが抑制され、シャットダウン処理の後に、電源が遮断される。これにより、設定値が保持されずに電源が遮断されることが抑制され、再起動後に設定値を設定し直すことを要しない。また、直ちに(緊急に)電源の供給が遮断されると、最悪の場合には、ハードディスクドライブ(HDD)のクラッシュなどによるデータの破損などが発生しうる。しかし、制御部50のCPUが正常な動作状態の場合には、スイッチ31が操作(押し下げ)されても、直ちに(緊急に)電源が遮断されることが抑制され、ハードディスクドライブ(HDD)のクラッシュなどが抑制される。
すなわち、誤操作によってスイッチ31が操作(押し下げ)されても、直ちに(緊急に)電源が遮断されることが抑制される。
また、ユーザによるスイッチ31の操作(押し下げ)により、CPUがUI部61の表示画面に選択画面を表示させることで、ユーザは求める遮断(停止)状態の選択が容易になる。
すなわち、誤操作によってスイッチ31が操作(押し下げ)されても、直ちに(緊急に)電源が遮断されることが抑制される。
また、ユーザによるスイッチ31の操作(押し下げ)により、CPUがUI部61の表示画面に選択画面を表示させることで、ユーザは求める遮断(停止)状態の選択が容易になる。
一方、制御部50のCPUが異常な動作状態にあれば、スイッチ31を操作する(規定時間以上、押し下げる)ことで、制御部50のCPU及び機能部60への電源が遮断される。
この場合は、直ちに(緊急に)電源を遮断することが優先される。
この場合は、直ちに(緊急に)電源を遮断することが優先される。
なお、図4では、スイッチ31が規定時間以上押し下げられた状態(「L」の期間)を維持することが求められる。これは、スイッチ31への軽い接触など、ユーザが意図しないスイッチ31の操作による電源の遮断を抑制するためである。よって、この規定時間は、いわゆる緊急用の電源オフの操作に対して求められる長押しと異なり、短い時間であってもよい。CPUの動作が正常状態であれば、CPUは無効信号を送信するので、例え短い時間であっても、緊急に電源が遮断されることが抑制される。
換言すれば、規定時間は、正常な動作状態にあるCPUが無効信号を送信する時間より長く設定されていればよい。規定時間が、正常な動作状態にあるCPUが無効信号を送信する時間より短い時間であると、CPUが無効信号を送信する前に、タイマ回路41から電源オフ信号(緊急電源オフ信号)が保持回路22に送信され、保持回路22からFETオフ信号が電界効果トランジスタFETに送信されて電源が遮断されてしまうことになる。すなわち、CPUが正常な動作状態にあるにも関わらず、シャットダウン処理などを行うことなく、強制的に電源が遮断されることになる。
よって、スイッチ検出部40におけるタイマ回路41は、正常な状態にあるCPUが無効信号を送信できる期間以上に、遅延時間が設定された遅延線であってもよい。
また、正常な動作状態にあるCPUが、無効信号を直ちに送信する場合には、規定時間を設けなくともよい。
また、正常な動作状態にあるCPUが、無効信号を直ちに送信する場合には、規定時間を設けなくともよい。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置100では、商用電源の断続を行う電源スイッチを設けることなく、モーメンタリ型の簡易なスイッチ31を一つ設けることで、画像形成装置100の電源の制御が簡便に行える。
よって、画像形成装置100のコストの低減が図れる。
よって、画像形成装置100のコストの低減が図れる。
なお、本実施の形態では、CPUが電源供給スイッチ回路21から電源を供給されるとした。しかし、保持回路22やタイマ回路41のように、CPUが、電源供給スイッチ回路21を経由せず、電源回路11から電源が供給されるようにしてもよい。
この場合、プラグインオフモードにおいても、CPUには、電源が供給されるため、本実施の形態で説明した場合に比べ、電力の消費が多くなる。
この場合、プラグインオフモードにおいても、CPUには、電源が供給されるため、本実施の形態で説明した場合に比べ、電力の消費が多くなる。
(実施例2)
実施例2では、実施例1の一部の回路を一体化された集積回路にて構成している。
図5は、図1で示した画像形成装置100のさらに他の具体例(実施例2)を説明する図である。
ここでは、図2で示した実施例1のスイッチ検出部40のタイマ回路41と電源供給切替部20の保持回路22とを、プログラマブルロジックデバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)71で構成している。そして、電源供給スイッチ回路21とCPLD71とで電源供給切替部70を構成している。
実施例2では、実施例1の一部の回路を一体化された集積回路にて構成している。
図5は、図1で示した画像形成装置100のさらに他の具体例(実施例2)を説明する図である。
ここでは、図2で示した実施例1のスイッチ検出部40のタイマ回路41と電源供給切替部20の保持回路22とを、プログラマブルロジックデバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)71で構成している。そして、電源供給スイッチ回路21とCPLD71とで電源供給切替部70を構成している。
CPLDの代わりに、他のプログラマブルロジックデバイスであるPAL(Programmable Array Logic)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されていてもよい。
他の構成及び動作は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
(変形例)
実施例1では、制御部50のCPUは、無効信号を電源供給切替部20の保持回路22に送信し、スイッチ検出部40のタイマ回路41から送信される電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にした。
これに対して、制御部50のCPUは、タイマリセット信号をスイッチ検出部40のタイマ回路41に送信することで、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)が送信されることを阻止するようにしてもよい。
ここでは、実施例1の変形例を説明する。
図6は、図2で示した画像形成装置100の変形例を説明する図である。
実施例1では、制御部50のCPUは、無効信号を電源供給切替部20の保持回路22に送信し、スイッチ検出部40のタイマ回路41から送信される電源オフ信号(緊急電源オフ信号)を無効にした。
これに対して、制御部50のCPUは、タイマリセット信号をスイッチ検出部40のタイマ回路41に送信することで、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)が送信されることを阻止するようにしてもよい。
ここでは、実施例1の変形例を説明する。
図6は、図2で示した画像形成装置100の変形例を説明する図である。
変形例では、CPUは、タイマ回路41にタイマリセット信号を送信する。
CPUは、タイマ回路41が規定時間に達することを抑制するために、タイマ回路41のカウント(計時)が規定時間に達する前に、タイマ回路41に対して、タイマリセット信号を送信する。
これにより、タイマ回路41のカウント(計時)をリセットし、スイッチ検出部40のタイマ回路41から、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)が電源供給切替部20に送信されることを阻止する。
CPUは、タイマ回路41が規定時間に達することを抑制するために、タイマ回路41のカウント(計時)が規定時間に達する前に、タイマ回路41に対して、タイマリセット信号を送信する。
これにより、タイマ回路41のカウント(計時)をリセットし、スイッチ検出部40のタイマ回路41から、電源オフ信号(緊急電源オフ信号)が電源供給切替部20に送信されることを阻止する。
他の構成及び動作は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
なお、図示しないが、変形例は、図1において、無効信号をタイマリセット信号に置き換え、制御部50からスイッチ検出部40に送信する構成である。
また、実施例2と同様に、スイッチ検出部40のタイマ回路41と電源供給切替部20の保持回路22とを、プログラマブルロジックデバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)で構成してもよい。
なお、図示しないが、変形例は、図1において、無効信号をタイマリセット信号に置き換え、制御部50からスイッチ検出部40に送信する構成である。
また、実施例2と同様に、スイッチ検出部40のタイマ回路41と電源供給切替部20の保持回路22とを、プログラマブルロジックデバイスの一種であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)で構成してもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、画像形成装置100として説明したが、機能部60が画像形成部62などの代わりに他の機能部を負荷として備えてもよい。この場合、電源装置の制御部50は、電源供給切替部20(電源供給切替部70)を制御するとともに、他の機能部を制御するのに用いられるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形を行っても構わない。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形を行っても構わない。
10…電源部、11…電源回路、20、70…電源供給切替部、21…電源供給スイッチ回路、22…保持回路、30…スイッチ部、31…スイッチ、40…スイッチ検出部、41…計時回路(タイマ回路)、50…制御部、60…機能部、61…ユーザインタフェース(UI)部、62…画像形成部、63…画像読取部、100…画像形成装置
Claims (7)
- 画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部と、
ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部と、
前記スイッチ部が出力する前記信号を検出して、前記電源供給切替部に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部と、
前記スイッチ部の出力する前記信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、前記電源オフ信号を無効にする信号又は前記電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部と
を備える画像形成装置。 - 前記電源供給切替部は、前記制御部を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 接続される負荷を、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替える電源供給切替部と、
ユーザによって操作されると信号を出力するスイッチ部と、
前記スイッチ部が出力する前記信号を検出して、前記電源供給切替部に対して電源オフ信号を送信するスイッチ検出部と、
前記スイッチ部の出力する前記信号を受信して、正常に動作している状態である場合に、前記電源オフ信号を無効にする信号又は前記電源オフ信号の送信を阻止する信号を送信する制御部と
を備える電源装置。 - 前記電源供給切替部は、前記制御部に対して、電源が供給された状態と、電源が遮断された状態と、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
- 前記スイッチ検出部は、前記信号を検出すると計時を開始する計時回路を備え、
前記計時回路が、前記開始した計時が予め定められた規定時間を経過すると、前記電源供給切替部に対して、前記電源オフ信号を送信する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の電源装置。 - 前記制御部が送信する前記電源オフ信号を無効にする信号は、前記電源供給切替部に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
- 前記制御部が送信する前記電源オフ信号の送信を阻止する信号は、前記計時回路に対して送信されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
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