JP2015011050A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】5枚構成によって高い光学性能を持ちつつ、レンズの形状を適切に設定することにより小型、薄型の広角撮像レンズを提供する。【解決手段】物体側から順に、負の屈折力を有する物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する像側に凹面を向けた形状の第2レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状の第3レンズと、正の屈折力を有する像側に凸面を向けた形状の第4レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状で像側面に波長帯域を制限するための積層膜を有する第5レンズとの5枚のレンズを配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、監視用カメラや車載用カメラ等、固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられる単焦点の広角撮像レンズおよびその撮像レンズを用いた撮像装置に関するものである。
監視用カメラや車載用カメラに用いられる撮像レンズには、広画角を確保しながら画面全域で結像性能が良いことが要求される。また、搭載スペースが限られることが多いことなどから小型で軽量であることが要求される。
これらの要望に対応し得る可能性がある単焦点の広角撮像レンズとして、下記の特許文献1、2、3が提案されている。しかしながら、この特許文献1に記載される単焦点レンズは構成レンズの枚数を減らし、小型化、軽量化を図った広角撮像レンズであるが収差補正が充分ではなく、画面全域で高い光学性能面を満足することが出来なかった。またこの問題を克服した特許文献2、3に記載される単焦点レンズでは、レンズ枚数を4枚としたが、さらなる軽量化のため樹脂材料を多用しつつ、高い結像性能を持たせることが望まれる。
特開2003−195161号公報 特開2008−268268号公報 特開2009−8867号公報
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、目的とするのは、5枚構成によって高い光学性能を持ちつつ、レンズの形状を適切に設定することにより小型、薄型の広角撮像レンズを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の撮像レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する像側に凹面を向けた形状の第2レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状の第3レンズと、正の屈折力を有する像側に凸面を向けた形状の第4レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状の第5レンズとの5枚のレンズが配置され、第5レンズの像側面に波長帯域を制限するための積層膜を有することを特徴とする。
好ましくは、前記第5レンズのd線に対するアッベ数を50以上とすることを特徴とする。
更に好ましくは、前記第5レンズの像側面に構成する積層膜が近赤外光を遮蔽することを目的として、前記第5レンズにおける波長700nmでの透過率が50%以下となることを特徴とする。
更に好ましくは、前記第5レンズの像側面が平面であることを特徴とする。
更に好ましくは、撮像レンズ全系の焦点距離をf、第5レンズの焦点距離をf5とするとき、10<f5/fを満足することを特徴とする。
更に好ましくは、前記撮像レンズを構成する前記第1から前記第5までのすべてのレンズが樹脂材料で形成されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、上述のいずれかの撮像レンズと、その撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、5枚構成によって諸収差が良好に補正された小型、薄型で広角撮像レンズを提供することができる。その結果、監視カメラや車載用カメラに搭載可能なコンパクトな広角撮像レンズを実現することができる。
本実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。 本実施形態の撮像レンズと従来技術のレンズの構成を比較した図である。 本実施形態において、撮像レンズの各レンズに対して付与した面番号を示す図である。 実施例1 において、球面収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例2 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例2 において、球面収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例3 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例3 において、球面収差、および非点収差を示す収差図である。 比較例 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 比較例 において、球面収差、および非点収差を示す収差図である。 本実施形態の撮像装置の基本構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1に実施の形態の撮像レンズ構成をそれぞれ光学断面で示す。これらの実施形態は物体側から順に、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、第4レンズ140、第5レンズ150、カバーガラス160、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Mental-Oxide Semiconductor device)等の撮像素子170が配置される5枚構成の単焦点レンズ100である。
本発明を実施した撮像レンズで5枚のレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ110と、負の屈折力を有する第2レンズ120と、正の屈折力を有する第3レンズ130と、正の屈折力を有する第4レンズ140と、正の屈折力を有する第5レンズ150のように配列されている。従来、4枚構成の広角レンズでは、強い負の屈折力を持つ2枚のレンズと、色分散が大きく正の屈折力を持つレンズと開口絞りの後方に正の屈折力を持つレンズを配置することで、像面湾曲と倍率の色収差を良好に補正していた。収差補正の目的で第1レンズから第4レンズの間にレンズを追加する場合、負レンズを追加すると、屈折率分散が大きければ軸上の色収差をよく補正できるかわりに、倍率の色収差が大きくなってしまい、屈折率分散が小さければ反対に倍率の色収差の発生を抑えられるものの軸上の色収差が補正不足となってしまう。正レンズを追加すると屈折率分散が大きければ倍率の色収差をよく補正できるかわりに、軸上の色収差が大きくなってしまい、屈折率分散が小さければ反対に軸上の色収差の発生を抑えられるものの倍率の色収差が補正不足となってしまう。第4レンズの後方に正の屈折力を持つ第5レンズを追加する場合には屈折率分散が小さいほど色収差の発生を抑えることができるため、適切に材料を選択することで色収差を大きく発生させずに、球面収差や像面湾曲などの単色収差を良好に補正することが可能となる。
また、広角レンズでは、広い画角を得るために焦点距離を短くする必要があるが、機構的な制約からバックフォーカスは焦点距離に比べて長くしなくてはならない。そこで、前方に負の屈折力を有するレンズを配置し、入射した光を一度発散した後、後方の正の屈折力を有するレンズで集光することにより、レンズ系の主点をレンズ後方に飛出させ焦点距離に比べて長いバックフォーカスを確保することが可能となる。具体的には負の第1レンズ、第2レンズで光を発散させ、正の第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで集光する。物体側に負レンズを配置することで、主点を後方に置くのに十分な負の屈折力を得ながら、諸収差を良好に補正することができる。強い正の屈折力をもつレンズ結像面に近い位置に配置することにより、像面への入射角度を小さくし、かつ収差を良好に補正することが可能となる。
前記撮像レンズで、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、第2レンズ120は像側に凹面を向け、第3レンズ130は物体側に凸面を向け、第4レンズ140は像側に凸面を向け、第5レンズ150は物体側に凸面を向けている。前記第1レンズが物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有することで、第1面に対する軸外光線の入射角度を小さく保つことが可能となり、収差の発生を抑えることが出来る。前記第2レンズが像側に凹面を向け、前記第3レンズが物体側に凸面を向けることで、倍率の色収差や像面湾曲を補正し、良好な画像が得られる。前記第4レンズが像側に凸面を向け、前記第5レンズが物体側に凸面を向けることで、像面への入射角度を小さくし、結像に必要な屈折力を得ることが可能となる。
撮像レンズ100において、物体側OBJS より入射した光は、第1レンズ110の物体側R1面1、像面側R2面2、第2レンズ120の物体側R3面3、像面側R4面4、第3レンズ130の物体側R5面5、像面側R6面6、第4レンズ140の物体側R7面7、像面側R8面8、第5レンズ150の物体側R9面9、像面側R10面10、カバーガラス160の物体側R11面11、像面側R12面12、を順次通過し撮像素子170へと集光される。
本発明を実施した撮像レンズは結像面に一番近い第5レンズ150の像側面に波長帯域を制限するための積層膜を有するように構成される。第5レンズが波長帯域を制限することにより、赤外カットフィルターを追加することが必要なくなり小型化が可能となる。図2には(i)従来技術である4枚構成の撮像レンズ、(ii)本発明を実施した撮像レンズ、(iii)従来技術である5枚構成のレンズをそれぞれ示す。赤外カットフィルターを省略できるため、(i)と(ii)では同程度の全長が達成できる。また(iii)は5枚構成の上に赤外カットフィルターを有するので全長が長くなってしまう。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、第5レンズ150のd線に対するアッベ数を50以上とするように構成される。第5レンズは屈折率分散が小さいほど色収差の発生を抑えることができるため、d線に対するアッベ数が50以上のアクリルやシクロオレフィン系などの光学素子に適した低分散材料を選択することで色収差を大きく発生させずに、球面収差や像面湾曲などの単色収差を良好に補正することが可能となる。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、第5レンズ150の像側面に構成する積層膜が近赤外光を遮蔽することを目的として、第5レンズにおける波長700nmでの透過率が50%以下となるように構成される。よって波長700nmの近赤外光線を50%以上透過すると撮像素子で混色の原因となり、良好な画像を得ることができなくなる。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、第5レンズ150の像側面が平面であるように構成される。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、撮像レンズ全系の焦点距離をf、第5レンズの焦点距離をf5とするとき、10<f5/fを満足するように構成される。
波長帯域を制限するための積層膜の製造には通常球形の真空ドーム内で真空蒸着を行うのが一般的である。蒸着の際にはドームの中心付近に置かれた、蒸着材料が放射状に飛散して試料に膜が形成される。膜の厚みを一定にし、画像全域で波長帯域を制限する機能を得るためには、膜を形成する面が平面または緩やかな曲面であることが望ましい。
第5レンズ150の像側面が平面でなく、また上記条件式の下限値を超える場合には、膜の厚みがレンズ周縁部で薄くなり、画像全域で波長帯域を制限する機能を得ることが難しくなる。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、第1レンズ110から第5レンズ150までのレンズを全て樹脂材料で形成するように構成される。樹脂材料以外の光学素子材料で構成される場合、重量が増加する。また製造方法の違いから硝子材料や結晶材料を用いた場合、光線有効径外の構造の制約が多いため、撮像レンズ全体の大型化が予想される。
以下に、撮像レンズの具体的な数値による実施例1〜3、従来技術として4枚構成の比較例を示す。1〜3の数値実施例において、焦点距離、Fナンバー、画角、像高、レンズ全長、バックフォーカス(Bf)は次の表1に記載の通りである。また、同じく1〜3の数値実施例において、条件式f5/fの数値データは、次の表2に記載の値になる。
なお、以下の数値実施例の中で記載されるレンズの非球面の形状について、物体側から像面側へ向かう方向を正としたとき、面頂点に対する接平面からの深さZは、hを光線の高さ、cを中心曲率半径の逆数、k、A、A、A、A10を係数として数式1で表される。ただし、kは円錐係数、Aは4次の非球面係数を、Aは6次の非球面係数を、Aは8次の非球面係数を、A10は10次の非球面係数をそれぞれ表している。
実施の形態1におけるレンズ系の基本構成は図3に示され、各数値データ(設定値)は表3、表4に、球面収差、および非点収差を示す収差図は図4にそれぞれ示される。
図3に示すように、第1レンズは物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズは両凹形状、第3レンズは両凸形状、開口絞りの像側に配置される第4レンズは両凸形状、第5レンズは物体側に凸面を向けた平凸形状を有する。第1レンズの像側面と第2レンズの両面と第3レンズの物体側面と第4レンズの両面と第5レンズの物体側面とに非球面を有する。
また、図3に示すように第1レンズの厚さとなる面1と面2間の距離をD1、第1レンズの面2と第2レンズの面3までの距離をD2、第2レンズの厚さとなる面3と面4間の距離をD3、第2レンズの面4と第3レンズの面5までの距離をD4、第3レンズの厚さとなる面5と面6間の距離をD5、第3レンズの面6と第4レンズの面5までの距離をD6、第4レンズの厚さとなる面7と面8間の距離をD7、第4レンズの面8と第5レンズの面9までの距離をD8、第5レンズの厚さとなる面9と面10間の距離をD9、第5レンズの面10とカバーガラスの面11までの距離をD10、カバーガラスの厚さとなる面11と面12間の距離をD11、カバーガラスの面12と結像面までの距離をD12とする。
表3は、実施例1における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表中の記号*は非球面の面を表している(以下の実施例においても同様)。表4は、所定面の非球面係数を示している。
<数値実施例1>
図4は、実施例1において、図4(A)が球面収差を、図4(B)が非点収差をそれぞれ示している。図4(B)の縦軸は結像面での像高を表し、図4(B)中、波長587.6nmの光線における破線Tはタンジェンシャル像面の値、実線Sはサジタル像面の値をそれぞれ示している(以下の実施例においても同様)。図4からわかるように、実施例1によれば、球面、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
実施の形態2におけるレンズ系の基本構成は図5に示され、各数値データ(設定値)は表5、表6に、球面収差、および非点収差を示す収差図は図6にそれぞれ示される。
図5に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は像側に凹面を向けた平凹形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞りの像側に配置される第4レンズ140は像側に凸面を向けたメニスカス形状、第5レンズ150は物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第1レンズと第2レンズはそれぞれ像側面に、第3レンズは物体側面に、第4レンズと第5レンズはそれぞれ両面に非球面を有する。
表5は、実施例2における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表6は、所定面の非球面係数を示している。
<数値実施例2>
図6は、実施例2において、図6(A)が球面収差を、図6(B)が非点収差をそれぞれ示している。図6(B)の縦軸は結像面での像高を表している。図6からわかるように、実施例2によれば、球面、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
実施の形態3におけるレンズ系の基本構成は図7に示され、各数値データ(設定値)は表7、表8に、球面収差、および非点収差を示す収差図は図7にそれぞれ示される。
図7に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞りの像側に配置される第4レンズ140は像側に凸面を向けたメニスカス形状、第5レンズ150は両凸形状を有する。第1レンズは像側面に、第2レンズと第3レンズと第4レンズはそれぞれ両面に、第5レンズは物体側面に非球面を有する。
表7は、実施例3における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表10は、所定面の非球面係数を示している。
<数値実施例3>
図8は、実施例3において、図8(A)が球面収差を、図8(B)が非点収差をそれぞれ示している。図8(B)の縦軸は結像面での像高を表している。図8からわかるように、実施例3によれば、球面、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
比較例
従来技術による4枚構成のレンズ系の基本構成は図9に示され、各数値データ(設定値)は表9、表10に、球面収差、および非点収差を示す収差図は図10にそれぞれ示される。
図9に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞りの像側に配置される第4レンズ140は両凸形状を有する。第1レンズは像側面に、第2レンズと第3レンズと第4レンズはそれぞれ両面に非球面を有する。
表9は、比較例における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表10は、所定面の非球面係数を示している。
<数値比較例>
図10は、比較例において、図10(A)が球面収差を、図10(B)が非点収差をそれぞれ示している。図10(B)の縦軸は結像面での像高を表している。図10からわかるように、比較例によれば、球面、非点の諸収差が良好に補正されるものの、図4、6、8と比較すればわかるように、前記実施例1から3よりも球面収差、像面湾曲が大きく、結像性能では本発明の実施形態に劣る撮像レンズとなる。
図11に本発明による撮像レンズ100を用いた撮像装置の実施形態の断面図を示す。撮像レンズ100およびCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Mental-Oxide Semiconductor device)等の撮像素子210は筐体220によって位置関係を規定、保持される。このとき撮像レンズ100の結像面170は撮像素子210の受光面に一致するように配置されている。
撮像レンズ100によって取り込まれ、撮像素子210の受光面に結像した被写体像は、撮像素子210の光電変換機能によって電気信号に変換されて、画像信号として撮像装置200から出力される。
上述のような撮像レンズ100は、赤外カットフィルターを別途用いる必要がなく、小型、軽量であるため、搭載スペースがコンパクトにできるため、様々な用途の撮像装置に適している。また広角撮像レンズでありながら、諸収差の発生を低減し、高い光学性能を持つ被写体像を撮像素子210の受光面上に結像でき、視認性に優れた画像信号を出力できるため、特に監視用カメラや車載用カメラ等において優位性の高い撮像装置の実現が可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
100,100A〜100D・・・撮像レンズ
110 ・・・第1レンズ
120 ・・・第2レンズ
130 ・・・第3レンズ
140 ・・・第4レンズ
150 ・・・第5レンズ
160 ・・・カバーガラス
170 ・・・結像面
200 ・・・撮像装置
210 ・・・撮像素子
220 ・・・筐体

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有する像側に凹面を向けた形状の第2レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状の第3レンズと、正の屈折力を有する像側に凸面を向けた形状の第4レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸面を向けた形状の第5レンズとの5枚のレンズが配置され、前記第5レンズの像側面に波長帯域を制限するための積層膜を有することを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第5レンズのd線に対するアッベ数を50以上とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第5レンズの像側面に構成する積層膜が近赤外光を遮蔽することを目的として、前記第5レンズにおける波長700nmでの透過率が50%以下となることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第5レンズの像側面が平面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  5. 前記撮像レンズ全系の焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をf5とするとき、10<f5/fを満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第1レンズから第5レンズまでのレンズを全て樹脂材料で形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像レンズと、当該撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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