JP2015010446A - 建物の屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根の上に積もった雪からの荷重に好適に耐えることができる屋根構造を提供する。
【解決手段】屋根13は、建物本体12の上に設置された複数の屋根ユニット21を有している。屋根ユニット21は、トラス構造を有する屋根フレーム22と、その屋根フレーム22を上方から覆う屋根面材23,24とを有している。第1屋根面材23と第2屋根面材24とは、建物奥行き方向において回収溝18を挟んで横並びに配置されており、いずれも回収溝18側の端部を下端として傾斜した水勾配を有している。建物奥行き方向において、第1屋根面材23により覆われている部分の屋根フレーム22の長さ寸法は、第2屋根面材24により覆われている部分の屋根フレーム22の長さ寸法よりも大きくなっている。この場合、建物奥行き方向において、第1屋根面材23の下端は、屋根ユニット21の中央部分よりも第2屋根面材24側にずれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の屋根構造に関するものである。
コンビニエンスストアなどの中規模店舗を構成する建物においては、建物構造の工業化が図られており、建物本体の上に設置された複数の屋根ユニットにより屋根が構築されていることがある。例えば、建物の幅方向に沿って複数並べられた略長方形状の屋根ユニットを有し、それら屋根ユニットにより屋根が構築されている建物がある(例えば特許文献1)。この建物の屋根は、建物正面側を上端、建物奥側を下端とした片流れ屋根とされており、例えば屋根の上に雪が積もった場合には、その雪が建物奥側に落ちやすくなっている。
特開2005−282038号公報
しかしながら、片流れ屋根など、傾斜している屋根面の下端が建物外周側に配置されている屋根においては、その屋根の上に積もった雪が自重で屋根から落ちやすく、屋根の上から大量の雪が塊となって落ちることは、安全上の観点などからして好ましくない場合がある。そこで、屋根に雪止めを設けるなどして、大量の雪が塊になって屋根から落下することを防止する技術が考えられるが、この技術では、屋根の上に大量の雪が積もった状態が維持されることで、雪による大荷重が建物に加えられることになる。
ここで、屋根ユニットにより屋根が構成されている建物においては、建築現場において建物本体の上に屋根ユニットが載せられることからしても、屋根ユニットの全体が建物本体に連結されているのではなく、屋根ユニットが部分的に建物本体に連結されている構成になっているといえる。例えば、屋内空間を大空間としている建物など、屋根ユニットにおいて長手方向の両端部が建物本体の柱等により支持され、中間部分が柱等によっては支持されていない建物では、雪からの荷重が最も大きくなりやすい屋根ユニットの中央部分が、建物本体による支持点から最も遠い位置になってしまう。この場合、屋根の上の積雪により屋根ユニットの中央部分が下方に撓みやすくなることが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、屋根の上に積もった雪からの荷重に好適に耐えることができる屋根構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の屋根構造は、建物本体の上に設けられた屋根ユニットが、トラス構造を有する屋根フレームと、該屋根フレームを上方から覆う屋根面材とを有している建物の屋根構造であって、前記屋根ユニットにおいては、前記屋根面材として、前記屋根フレームの所定の傾斜方向において前記屋根ユニットの一端から下方に向けて延びて勾配を有している第1屋根面材と、他端から水平又は下方に向けて延びている第2屋根面材とが、前記傾斜方向に沿って横並びに設けられており、前記第1屋根面材及び前記第2屋根面材の並び方向において、前記第1屋根面材により覆われている部分の前記屋根フレームの長さ寸法が、前記第2屋根面材により覆われている部分の前記屋根フレームの長さ寸法よりも大きいことを特徴とする。
第1の発明によれば、第1屋根面材が第2屋根面材に向けて下方に傾斜しているため、第1屋根面材の上に雪が積もった場合に、その雪が第1屋根面材の上端側からは建物の外周側に落ちにくくなっている。また、その雪が第1屋根面材の勾配に沿って移動したとしても、その雪が建物の外周側に落ちることが第2屋根面材により規制されている。したがって、第1屋根面材及び第2屋根面材により無落雪屋根を好適に実現できる。
しかも、屋根ユニットの傾斜方向において、第1屋根面材の下端が屋根フレームの中央部分よりも第2屋根面材側にずれているため、その中央部分の構造強度が高くなるようなトラス構造を構築することができる。したがって、屋根ユニットの傾斜方向において屋根フレームの中央部分が建物本体による支持点から遠い位置になっている建物でも、屋根の上に雪が積もっている場合に、その雪の荷重により屋根フレームの中央部分が下方に撓むということを抑制できる。
以上により、トラス構造を有する屋根において、その屋根の上に積もった雪からの荷重に好適に耐えることができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記第2屋根面材は、前記屋根ユニットにおける前記第1屋根面材とは反対側の端部から下方に向けて延びて勾配を有しており、前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との境界部には、前記第1屋根面材及び前記第2屋根面材の各勾配に沿って流れ落ちた水を回収する回収部が設けられている。
第2の発明によれば、第1屋根面材の下端と第2屋根面材の下端との間に回収部が設けられているため、屋根の上に雪が積もっている場合に、その雪や融けた水が回収部に回収される。このため、第1屋根面材及び第2屋根面材の各上端を越えて建物の外周側に雪が落ちるということを抑制できる。しかも、第1屋根面材及び第2屋根面材の各傾斜下部という雪が集まりやすい場所が、屋根フレームの中央部分から第2屋根面材側にずれた位置に設定されているため、屋根において建物本体による支持点から遠い位置に最も雪が集まってしまうということを抑制できる。
第3の発明では、第2の発明において、前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との各上端は同じ高さ位置に配置されている。
第3の発明によれば、第1屋根面材と第2屋根面材とで上端の高さ位置が異なる構成とは異なり、第1屋根面材及び第2屋根面材のうち一方について建物の外周側に雪が溢れやすいということを回避できる。また、この場合、第2屋根面材の傾斜角度が第1屋根面材の傾斜角度よりも大きいため、これら屋根面材の並び方向において第2屋根面材の長さ寸法が第1屋根面材の長さ寸法より小さい構成でも、屋根の上に積もった雪が第2屋根面材の上端を越えて建物の外周側に溢れることを好適に抑制できる。
第4の発明では、第2又は3の発明において、前記屋根フレームは、前記建物本体の上に立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に延びている傾斜トラスを有しており、前記傾斜トラスの上弦材は、前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との境界部を跨いで前記第1屋根面材の勾配に沿って延びており、前記第2屋根面材の下側には、前記傾斜トラスの上弦材の中間部分から前記第2屋根面材の勾配に沿って斜め上方に向けて延びている傾斜部材が設けられている。
第4の発明によれば、屋根フレームにおいて、単に傾斜トラスに傾斜部材を取り付けることで、第2屋根面材を下方から支持する構成を実現できる。このため、例えば、第1屋根面材及び第2屋根面材のそれぞれの傾斜に合わせて上弦材を設計する必要がない。つまり、専用の傾斜トラスを製造する必要がない。しかも、傾斜トラスの構造や予想積雪量などに応じて、傾斜部材の設置位置や傾斜角度を設定することで、第1屋根面材を適正な傾斜角度で設置することができる。
第5の発明では、第4の発明において、前記屋根フレームは、前記建物本体の上に立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に直交する直交方向に延びている直交トラスを有しており、前記傾斜トラスは、前記直交方向に沿って複数並べて設けられ、隣り合う前記傾斜トラスは前記直交トラスにより連結されており、前記傾斜部材の下端部は前記直交トラスに固定されている。
第5の発明によれば、屋根フレームにおいては、傾斜トラス及び直交トラスにより立体トラスが構成されているため、積雪による荷重に耐え得る構造強度を屋根フレームに付与することができる。
ここで、第1屋根面材及び第2屋根面材が回収部に向けて下方に傾斜している構成では、これら屋根面材の下端部が回収部を挟んで配置されている部分に雪が積もり、積雪により傾斜部材の下端部に加えられる荷重が大きくなると考えられる。これに対して、傾斜部材が直交トラスに固定されているため、立体トラスが有する構造強度を傾斜部材に付与することができる。したがって、屋根に積もった雪からの荷重が傾斜部材に加わりやすい構成において、傾斜部材が雪からの荷重に好適に耐えることができる。
第6の発明では、第5の発明において、前記傾斜トラスは、当該傾斜トラスの上弦材と下弦材とを連結する束材を有しており、前記束材の上方において前記傾斜部材の上端部を支持する柱部材が、前記束材と上下に並べて設けられている。
第6の発明によれば、屋根フレームにおいて、単に傾斜トラスに柱部材を取り付けることで、傾斜部材を支持する構成を実現できる。このため、例えば、傾斜部材の上端を支持するために束材を上弦材よりも上方に延ばす必要がない。つまり、専用の傾斜トラスを製造する必要がない。しかも、傾斜部材の傾斜角度に合わせて柱部材の長さ寸法を設定することで、第1屋根面材の勾配を適正に設定することができる。
第7の発明では、第1の発明において、前記第2屋根面材を挟んで前記第1屋根面材とは反対側には、前記第2屋根面材よりも上方に向けて突出した雪止め部が設けられており、前記第2屋根面材は、前記第1屋根面材の下端部よりも低い位置に設けられ、前記傾斜方向において水平方向に延びている。
第7の発明によれば、第1屋根面材と雪止め部との間において第2屋根面材の上方部分が、雪や融けた水を排出するスノーダクトとしての役割を果たすことができる。しかも、第1屋根面材と雪止め部との間という雪が集まりやすい場所が、屋根フレームの中央部分から第2屋根面材側にずれた位置に設定されているため、屋根において建物本体による支持点から遠い位置に最も雪が集まってしまうということを抑制できる。
第8の発明では、第7の発明において、前記屋根フレームは、立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に延びている傾斜トラスを有しており、前記傾斜トラスは、上弦材として、前記第1屋根面材の下方に設けられた第1上弦材と、前記第2屋根面材の下方に設けられた第2上弦材と、前記第1上弦材及び前記第2上弦材の両方が接続された中間束材とを有しており、前記第1上弦材は、前記中間束材から前記第1屋根面材に沿って延びており、前記第2上弦材は、前記中間束材から前記第2屋根面材に沿って延びており、前記束材に対する前記第2上弦材の接続部分は、該束材に対する前記第1上弦材の接続部分よりも下方に配置されている。
第8の発明によれば、第2上弦材が第1上弦材の下端部よりも低い位置に配置されていることで、第2屋根面材を第1屋根面材の下端部よりも低い位置に好適に設置できる。しかも、第1上弦材の下端部を支える中間束材に第2上弦材が連結されているため、スノーダクトの底部としての役割を果たす第2屋根面材の上に雪が集まりやすい構成であっても、その第2屋根面材を第2上弦材により好適に支持することができる。
第9の発明では、第1乃至第8のいずれかの発明において、前記屋根ユニットは、当該屋根ユニットの前記傾斜方向に直交する直交方向に沿って横並びに複数設けられており、前記建物の屋根は、前記複数の屋根ユニットの各第1屋根面材が連続していることで形成された第1屋根面と、前記複数の屋根ユニットの各第2屋根面材が連続していることで形成された第2屋根面とを有している。
第9の発明によれば、各屋根ユニットが横並びに配置されていることで平面状の第1屋根面及び第2屋根面が形成されているため、全ての屋根ユニットの上に積もる雪の量を均一化できる。ここで、例えば、隣り合う屋根ユニットの屋根面材同士の境界部に段差が形成されている構成では、積もる雪の量が屋根ユニットごとに異なりやすく、積もった雪の量が大きい屋根ユニットについては、積雪による荷重負担が大きくなってしまう。これに対して、本発明のように、隣り合う屋根ユニットの屋根面材同士の境界部に段差が生じていない構成によれば、雪からの荷重を各屋根ユニットに均等に分散させることができる。
第1の実施形態における建物の構成を示す斜視図 建物の構成を示す分解斜視図 屋根フレームの斜視図 屋根の縦断面図 第2の実施形態における建物の構成を示す分解斜視図 屋根ユニットの構成を示す図 別の建物における屋根の平面図
[第1の実施形態]
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の屋根構造を、鉄骨軸組工法により構築された建物において具体化しており、この建物は、店舗や事務所などとして使用することが可能になっている。図1は建物10の構成を示す斜視図、図2は建物10の構成を示す分解斜視図、図3は屋根フレーム22の斜視図である。
図1、図2に示すように、建物10は、基礎11の上に設けられた建物本体12と、建物本体12の上に設けられた屋根13とを有している。建物本体12は、略直方体形状とされており、その外壁14により囲まれた屋内空間を有している。外壁14には、窓部や出入口等の開口部が設けられており、その開口部には、ドアや窓サッシといった建具が設けられている。なお、建物10においては、間口寸法(幅方向)が10m、奥行き寸法が9m、高さ寸法が3mとされている。また、建物10の外周面のうち幅方向に延びる一側面が建物正面(ファサード)とされており、その正面側には、屋根13に正面側に向けて突出した庇部が設けられている。
建物本体12は、基礎11に立設されている複数の柱16と、それら柱16の上端部同士を連結している大梁17とを有している。柱16には、ラチス柱と間柱とが含まれており、ラチス柱は、複数の柱部とそれら柱部を連結するラチス(補強材)とを含んで構成され、間柱は、角形鋼により形成されている。柱16は、外壁14と一体になっている壁付き柱とされており、外壁14に沿って並べられている。大梁17は、H形鋼により形成されており、各柱16の上に設置されている。また、大梁17は、外壁14に沿って延びている。
なお、外壁14において建物正面を形成する部分には、窓ガラスが横並びに複数設けられている窓ガラス領域があり、窓ガラス領域においては窓ガラスが嵌め殺し式とされている。窓ガラス領域においては、隣り合う窓ガラスの間に間柱が配置されている。
屋根13は、無落雪屋根とされており、屋根13の上に雪が積もった場合にその雪が屋根13の外側に落ちることを規制するようになっている。屋根13は、陸屋根(フラットルーフ)とされており、建物10の奥行き方向を傾斜方向とした水勾配を有している。屋根13は、建物10の正面側端部から奥側に向けて延びている第1屋根面13aと、建物10の奥側端部から正面側に向けて延びている第2屋根面13bとを有している。第1屋根面13aと第2屋根面13bとは、建物10の奥行き方向に沿って並べられており、これら屋根面13a,13bの各水勾配は、奥行き方向において屋根13の内側に向けて下方に傾斜しており、屋根13は、建物奥行き方向の中間部分が下方に向けて凹んだような形状になっている。
第1屋根面13aと第2屋根面13bとの間には、それら屋根面13a,13bに沿って流れてきた水を回収する回収部としての回収溝18が設けられている。回収溝18は、上方に向けて開放されており、建物10の幅方向に沿って延びている。回収溝18には、排水管19(図4参照)が接続されており、回収溝18にて回収された水は排水管19を通じて下水道等に排出される。なお、回収溝18の底面においては、排水管19との接続部分に向かうにつれて高さ位置が徐々に低くなっており、その接続部分が最も低い位置になっている。このため、回収溝18内の水は、排水管19に向けて流れ、排水管19に流れ込むことになる。
第1屋根面13aにおいては、その正面側端部が上端とされ、奥側端部が下端とされている。第2屋根面13bにおいては、その奥側端部が上端とされ、正面側端部が下端とされている。この場合、屋根面13a,13bは、奥行き方向において端部から中間位置に向かうにつれて徐々に高さ位置が低くなっており、回収溝18の位置が最も低い位置になっている。このため、屋根13の上に雪が積もった場合には、その雪が建物正面側や建物奥側に向けて屋根13から落ちることが屋根面13a,13bの傾斜により規制されている。また、屋根13の上に積もった雪は、融けて水になった状態で屋根面13a,13bから回収溝18に流れ込み、排水管19を通じて排出される。
第1屋根面13aと第2屋根面13bとでは、それぞれの下端部が同じ高さ位置に配置されているとともに、それぞれの上端部が同じ高さ位置に配置されている。また、第1屋根面13aの建物奥行き方向の長さ寸法L1は、第2屋根面13bの建物奥行き方向の長さ寸法L2よりも大きくされている。この場合、第2屋根面13bの傾斜角度は第1屋根面13aの傾斜角度よりも大きくなっている。また、この場合、回収溝18は、第1屋根面13aと第2屋根面13bとの間に配置されていることで、建物10の奥側寄りの位置に配置されていることになる。
建物10の幅方向において屋根13の端部には、その屋根13から上方に向けて立ち上がった起立部20が設けられている。起立部20は、屋根面13a,13b及び回収溝18から上方に向けて延びており、屋根面13a,13bの上に雪が積もった場合に、その雪が建物幅方向において建物10の外周側に落ちることを規制している。起立部20の上端部は、第1屋根面13aの上端部と第2屋根面13bの上端部とに掛け渡された状態になっている。
屋根13は、建物本体12の上に設置された複数の屋根ユニット21を有している。屋根ユニット21は、略直方体形状に形成されており、その長手方向を建物10の奥行き方向にした向きで、建物10の幅方向に沿って横並びに複数設けられている。屋根ユニット21は、建物本体12における正面側外周部12aと奥側外周部12bとに掛け渡された状態になっており、それら正面側外周部12a及び奥側外周部12bの大梁17や柱16に屋根ユニット21の端部が固定されている。ここで、屋根ユニット21に対する大梁17や柱16の支持強度は、屋根ユニット21を支持するための柱や耐力壁を建物奥行き方向の中間位置に設置する必要がないほど大きくされている。この場合、建物本体12の屋内空間は、正面側外周部12aと奥側外周部12bとの間に柱や耐力壁などが設けられていないことで、建物奥行き方向に遮られていない大空間とすることが可能になっている。
屋根ユニット21は、トラス構造を有する屋根フレーム22と、その屋根フレーム22を上方から覆う屋根面材23,24とを有している。屋根面材23,24は、金属材料により形成された折板材とされている。ここで、屋根13は、折板屋根とされており、屋根面材23,24は、折板材の折り目が水勾配に沿って延びる向きで設置されている。屋根面材23,24のうち、第1屋根面材23は、その上面が第1屋根面13aを形成するものであり、建物正面側の端部が上端となるように傾斜した状態で設置されている。第2屋根面材24は、その上面が第2屋根面13bを形成するものであり、建物奥側の端部が上端となるように傾斜した状態で設置されている。
屋根13においては、複数の屋根ユニット21の各第1屋根面材23により第1屋根面13aが形成されており、各第2屋根面材24により第2屋根面13bが形成されている。この場合、隣り合う屋根ユニット21の境界部においては、第1屋根面材23同士が連続しており、それら第1屋根面材23の間に段差が生じないようになっている。同様に、隣り合う屋根ユニット21の境界部においては、第2屋根面材24同士が連続しており、それら第2屋根面材24の間に段差が生じないようになっている。
また、第1屋根面材23と第2屋根面材24との並び方向(建物奥行き方向)について、屋根フレーム22において第1屋根面材23により覆われている部分の長さ寸法が、第1屋根面13aの建物奥行き方向の長さ寸法L1になっており、第2屋根面材24により覆われている部分の長さ寸法が、第2屋根面13bの建物奥行き方向の長さ寸法L2になっている。
図3に示すように、屋根フレーム22は、長尺状の鋼材が複数組み合わされることで形成された立体トラスであり、建物奥行き方向を長手方向とした略直方体形状になっている。屋根フレーム22は、その屋根フレーム22の長手方向に沿って延びている長手トラス25と、短手方向に沿って延びている短手トラス26とを有している。長手トラス25及び短手トラス26は、互いに直交する平面トラスであり、これら長手トラス25及び短手トラス26を組み合わせることで屋根フレーム22が立体トラスになっている。
屋根フレーム22において、長手トラス25は屋根フレーム22の短手方向に沿って一対並べて設けられている。短手トラス26は、屋根フレーム22の長手方向に沿って複数並べて設けられており、各短手トラス26は、一対の長手トラス25を連結している。短手トラス26は、一対の長手トラス25の間に設けられており、それら長手トラス25に掛け渡された状態になっている。
長手トラス25及び短手トラス26は、上下に対向配置された上弦材31及び下弦材32と、これら上弦材31と下弦材32とを連結する斜材33とをそれぞれ有している。長手トラス25及び短手トラス26は、いずれも平行トラスとされている。長手トラス25及び短手トラス26のそれぞれにおいて、斜材33は弦材31,32の延びている方向に沿って複数並べられており、各斜材33は弦材31,32の間に設けられている。各斜材33は、鉛直方向に対してそれら斜材33が並ぶ方向に傾斜している。
なお、上弦材31、下弦材32及び斜材33は、それぞれ鋼材としての溝形鋼により形成されており、それぞれの溝部の開放側を水平方向に向けて配置されている。長手トラス25においては、上弦材31、下弦材32及び斜材33の各溝部が屋根フレーム22の短手方向を向いており、短手トラス26においては、各溝部が屋根フレーム22の長手方向を向いている。
長手トラス25においては、下弦材32が水平方向に延びている一方で、上弦材31は第1屋根面材23に沿って傾斜している。上弦材31の傾斜角度は、第1屋根面材23の傾斜角度(第1屋根面13aの水勾配)と同じ大きさになっている。長手トラス25の上弦材31においては、建物正面側の端部が上端になり、建物奥側の端部が下端になっている。この場合、屋根フレーム22においては、その長手方向が上弦材31の傾斜している傾斜方向になり、長手トラス25が傾斜トラスに相当する。
これに対して、短手トラス26においては、上弦材31及び下弦材32がいずれも水平方向に延びている。短手トラス26の上弦材31は、一対の長手トラス25の上弦材31の間に設けられており、その端面が長手トラス25の上弦材31の側面に溶接等により固定されている。同様に、短手トラス26の下弦材32は、一対の長手トラス25の下弦材32の間に設けられており、その端面が長手トラス25の下弦材32の側面に溶接等により固定されている。なお、短手トラス26は、長手トラス25に直交する直交トラスに相当する。
長手トラス25は、鉛直方向に延びている束材34を有している。束材34は、斜材33と同様に、上弦材31と下弦材32とを連結するものであり、それら弦材31,32に沿って斜材33と横並びに複数設けられている。また、束材34は、屋根フレーム22の短手方向において短手トラス26に横並びに配置されている。長手トラス25において、束材34は屋根フレーム22の長手方向の端部及び中間位置の両方に配置されている。屋根フレーム22においては、一対の長手トラス25の各束材34の間に短手トラス26が配置されており、短手トラス26が長手トラス25の束材34により補強されている。なお、束材34は、角形鋼により形成されている。
屋根フレーム22は、長手トラス25の上弦材31から屋根フレーム22の長手方向に沿って斜め上方に向けて延びている傾斜部材41を有している。傾斜部材41は、第2屋根面材24の下方に設けられており、その第2屋根面材24に沿って傾斜している。傾斜部材41の傾斜角度は、第2屋根面材24の傾斜角度(第2屋根面13bの水勾配)と同じ大きさになっている。傾斜部材41は、建物奥行き方向において上弦材31の中央よりも建物奥側(図3の右側)に配置されており、その上端部は上弦材31の上端部よりも高い位置に配置されている。
傾斜部材41の下端部は、複数の短手トラス26のうち短手トラス26aに固定されている。短手トラス26aは、建物奥行き方向において長手トラス25の中央よりも建物奥側に配置されており、複数の短手トラス26のうち最も建物奥側に配置された短手トラス26bに隣り合っている。複数の短手トラス26のうち最も建物正面側に配置された短手トラス26cと短手トラス26aとの設置間隔L3は、短手トラス26a,26bの設置間隔L4よりも大きくなっている。
傾斜部材41は、屋根フレーム22の短手方向に沿って一対並べて設けられている。一対の傾斜部材41は、いずれも一対の長手トラス25の間から斜め上方に向けて延びている。傾斜部材41においては、その下端部の端面が短手トラス26aの側面(建物奥側を向いている面)に当接しており、その当接部分が溶接等により固定されている。また、傾斜部材41の下端部は、屋根フレーム22の短手方向において長手トラス25の上弦材31に横並びに配置されており、その上弦材31の側面に傾斜部材41の側面が溶接等により固定されている。
長手トラス25の上には、傾斜部材41の上端部を支持する柱部材42が設けられている。柱部材42は、角形鋼により形成されており、束材34の上方に配置されている。この場合、柱部材42は、長手トラス25の建物奥側端部において束材34と上下に重ねられており、上弦材31の上面に溶接等により固定されている。柱部材42は、一対の長手トラス25のそれぞれの上に設置されており、それら一対の柱部材42の上端部同士が連結部材43により連結されている。連結部材43は、溝形鋼により形成されており、溝部を建物奥側に向けて配置されている。連結部材43は、一対の柱部材42の間に設けられており、それら柱部材42に掛け渡された状態になっている。
傾斜部材41の上端部は連結部材43に固定されている。傾斜部材41の上端部の端面が連結部材43の側面に当接しており、その当接部分が溶接等により固定されている。この場合、傾斜部材41は、短手トラス26aの上弦材31と連結部材43との間に設けられており、これら上弦材31と連結部材43とに掛け渡された状態になっている。
屋根フレーム22においては、その建物正面側の端部の高さ寸法H1と、その建物奥側の端部の高さ寸法H2とが同じになっている(H1=H2)。この場合、下弦材32と傾斜部材41の上端との離間距離が、下弦材32と上弦材31の上端との離間距離と同じになっていることになる。また、この場合、連結部材43の高さ位置が、最も建物正面側に配置された短手トラス26cの上弦材31の高さ位置と同じになっている。
次に、屋根13の無落雪構造について図2、図4を参照しつつ説明する。図4は屋根13の縦断面図であり、建物奥行き方向に延びる縦断面を示している。また、図3と図4とでは、隣り合う束材34の間に配置された斜材33の数が異なっているが、この数は適宜設定されればよく、図3、図4のいずれかに図示した数に特定されるものではない。
図2、図4に示すように、屋根ユニット21は、その短手方向に沿って延びている溝部材45を有しており、各屋根ユニット21の溝部材45が互いに連結されることで回収溝18が形成されている。なお、複数の溝部材45が連結されることで、第1屋根面材23と第2屋根面材24との境界部に沿って延びるスノーダクトが形成され、そのスノーダクトの開放部分により回収溝18が形成されている。
溝部材45は、屋根ユニット21において第1屋根面材23と第2屋根面材24との間に設けられており、複数の屋根ユニット21の各溝部材45のうちいずれかに排水管19が接続されている。溝部材45においては、排水管19の接続部分に排水口が形成されており、この溝部材45には、排水口を上方から覆う排水カバー46が取り付けられている。排水カバー46は、ゴミや小動物が排水管19の内部に入り込むことを規制するものである。
溝部材45は、建物奥行き方向において、傾斜部材41よりも建物正面側に設けられている。傾斜部材41が固定された短手トラス26aの上方には、第2屋根面材24の建物正面側の端部が配置されており、その端部よりも第1屋根面材23側に溝部材45が配置されている。この場合、溝部材45は、短手トラス26aよりも建物奥側であって、その短手トラス26aに極力近い位置に配置されている。また、短手トラス26aに隣り合い且つその短手トラス26aの建物正面側に配置された短手トラス26を短手トラス26dと称すれば、溝部材45は、屋根ユニット21の長手方向においてそれら短手トラス26a,26dの間に配置されている。さらに、溝部材45の真下には短手トラス26aが存在しないため、溝部材45に排水管19を接続する上で短手トラス26aが支障になりにくくなっている。
ちなみに、短手トラス26aの上方に第2屋根面材24の端部が設置されていることなどに起因して、第2屋根面13bの長さ寸法L2は、短手トラス26a,26bの設置間隔L4よりも若干大きくなっている。また、第1屋根面材23が溝部材45を挟んで第2屋根面材24とは反対側に配置されていることなどに起因して、第1屋根面13aの長さ寸法L1は、短手トラス26a,26cの設置間隔L3と同じ又はそれよりも若干小さくなっている。
屋根ユニット21においては、第1屋根面材23及び第2屋根面材24が屋根断熱材51を介して屋根フレーム22の上に設置されている。屋根断熱材51は、ウレタンフォーム等の発泡系断熱材により板状に形成されており、屋根面材23,24に沿って延びた状態で上弦材31又は傾斜部材41の上に設置されている。屋根ユニット21の長手方向において傾斜部材41が設置されていない領域では、屋根断熱材51が屋根フレーム22の短手方向において一対の長手トラス25の各上弦材31に掛け渡された状態になっており、傾斜部材41が設置されている領域では、屋根断熱材51が一対の傾斜部材41に掛け渡された状態になっている。
溝部材45の設置部分においては、屋根断熱材51に上方に向けて開放された凹部が形成されており、その凹部に埋め込まれた状態で溝部材45が設置されている。ここで、屋根断熱材51に対する溝部材45の埋め込み寸法は屋根断熱材51の厚み寸法よりも小さくされている。このため、溝部材45と長手トラス25の上弦材31とが交差する部分であっても、その上弦材31が溝部材45の設置に支障になることが回避されている。
なお、屋根面材23,24と屋根断熱材51との間には、屋根面材23,24の下面に沿って延びる防水シートや防水板等の防水部材が設けられている。ここで、屋根面材23,24は、溝部材45に沿って延びている端面23a,24aを有しており、それら端面23a,24aは建物幅方向に並ぶ複数の折り目により形成されている。この場合、屋根面材23,24の折り目の山部分の下側空間が防水部材により溝部材45側から覆われており、それによって、屋根面材23,24の山部分の下側空間に雪等が進入しないようになっている。
排水管19は、溝部材45から下方に向けて屋根ユニット21内に引き出されている屋根側引き出し部分19aと、その屋根側引き出し部分19aの下端から建物奥側に向けて迂回している迂回部19bと、迂回部19bの端部から下方に向けて建物本体12の屋内空間に引き出されている建物側引き出し部分19cとを有している。排水管19が迂回部19bを有していない構成では、建物奥行き方向において排水管19が建物本体12の中央寄りの位置に引き出されてしまうが、排水管19が迂回部19bを有しているため、排水管19を外壁14における建物奥側の部分に近い位置にて建物本体12に引き出すことができる。また、迂回部19bは第2屋根面材24の下方に配置されている。この場合、排水管19が第1屋根面材23側に迂回された構成に比べて、迂回部19b(排水管19)の長さ寸法を小さくなっている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
屋根13において、第1屋根面材23が第2屋根面材24に向けて下方に傾斜しているため、第1屋根面材23の上に雪が積もった場合に、その雪が第1屋根面材23の上端側からは建物10の正面側に落ちにくくなっている。また、その雪が第1屋根面材23の水勾配に沿って移動したとしても、その雪が建物10の奥側に落ちることを第2屋根面材24により規制できる。
しかも、屋根ユニット21の長手方向において、第1屋根面材23の下端が屋根フレーム22の中央部分よりも第2屋根面材24側にずれているため、その中央部分の構造強度が高くなるようなトラス構造を構築しやすくなる。したがって、建物奥行き方向において屋根フレーム22の中央部分が建物本体12による支持点から遠い位置になっていても、屋根13の上に積もった雪の荷重により屋根フレーム22の中央部分が下方に撓むということを抑制できる。
以上により、トラス構造を有する屋根13において、その屋根13の上に積もった雪からの荷重に好適に耐えることができる。
第1屋根面材23と第2屋根面材24との間に回収溝18が設けられているため、屋根13の上に雪が積もっている場合に、その雪や融けた水を回収溝18により回収できる。これにより、第1屋根面材23や第2屋根面材24の各上端を越えて建物10の正面側や奥側に雪が落ちるということを抑制できる。しかも、屋根面材23,24の傾斜下部という雪が集まりやすい場所が、屋根フレーム22の中央部分から第2屋根面材24側にずれた位置に設定されているため、屋根13において建物本体12による支持点から最も遠い位置に最も雪が集まってしまうということを抑制できる。
第1屋根面材23の上端と第2屋根面材24の上端とが同じ高さ位置に配置されているため、例えばこれら上端の高さ位置が異なる構成に比べて、屋根13の上に積もった雪がいずれか一方の上端を越えて建物10の外周側に溢れにくい。また、この場合、第2屋根面材24の傾斜角度が第1屋根面材23の傾斜角度よりも大きいため、建物奥行き方向において第2屋根面材24の長さ寸法L2が第1屋根面材23の長さ寸法L1より小さくても、屋根13の上に積もった雪が第2屋根面材24の上端を越えて建物奥側に溢れにくい構成を実現できる。
屋根フレーム22において、長手トラス25に単に傾斜部材41を取り付けることで、第2屋根面材24を下方から支持する構成を実現できる。このため、例えば、第1屋根面材23及び第2屋根面材24のそれぞれの傾斜に合わせて上弦材31を設計する必要がない。つまり、専用の長手トラス25を製造する必要がない。しかも、長手トラス25の構造や予想積雪量などに応じて、傾斜部材41の設置位置や傾斜角度を設定することで、第1屋根面材23の下端を適正な位置に配置することや第1屋根面材23の傾斜角度を適正に設定することが可能となる。
屋根フレーム22は、長手トラス25及び短手トラス26を組み合わせて構成された立体トラスであるため、積雪による荷重に耐え得る構造強度を確保することができる。しかも、傾斜部材41が短手トラス26に固定されているため、立体トラスが有する構造強度を傾斜部材に付与することができる。したがって、屋根13の上に積もった雪からの荷重が傾斜部材41に加えられやすい構成において、傾斜部材41が雪からの荷重に好適に耐えることができる。
傾斜部材41が固定された柱部材42が束材34の上に立設されているため、傾斜部材41の上端を束材34により好適に支持できる。また、この場合、傾斜部材41に合わせて束材34の長さ寸法を変更する必要がない。つまり、専用の長手トラス25を製造する必要がない。しかも、傾斜部材41の傾斜角度に合わせて柱部材42の長さ寸法を設定することで、第1屋根面材23の勾配を適正に設定することができる。
屋根13においては、第1屋根面13a及び第2屋根面13bにおいて、隣り合う屋根ユニット21の境界部に段差が形成されていないため、全ての屋根ユニット21の上に積もる雪の量を均一化できる。これにより、屋根13の上に積もった雪からの荷重を各屋根ユニット21に均等に分散させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態では、屋根ユニット21において、第2屋根面材24の上端及び下端が第1屋根面材23の上端及び下端と同じ高さ位置に配置されていたが、第2の実施形態では、第2屋根面材24が第1屋根面材23の下端よりも低い位置に配置されている。図5は建物10の構成を示す分解斜視図、図6は屋根ユニット21の構成を示す図である。なお、図6においては、(a)に屋根フレーム22の側面図を示し、(b)に屋根13の建物奥行き方向における縦断面図を示している。
図5に示すように、第1屋根面13aが建物奥行き方向を傾斜方向とした水勾配を有している一方で、第2屋根面13bは、建物奥行き方向において水平方向に延びている。また、第2屋根面13bは、第1屋根面13aの下端よりも低い位置に配置されている。第2屋根面材24においては、第1屋根面材23側の端部がその第1屋根面材23の下端よりも低い位置に配置され、第1屋根面材23から遠ざかる方向(建物奥側)に向けて水平方向に延びている。
第2屋根面材24を挟んで第1屋根面材23の反対側には、屋根13の上に雪が積もっている場合にその雪が第2屋根面13bから建物奥側に向けて落ちることを規制する雪止め部61が設けられている。雪止め部61は、第2屋根面13bよりも上方に向けて延びており、屋根13の奥側端部に沿って延びている。雪止め部61の上端部は、第1屋根面材23の上端部と同じ高さ位置に配置されており、起立部20は、第1屋根面材23と雪止め部61とに掛け渡された状態になっている。この場合、第1屋根面材23、第2屋根面材24及び雪止め部61により形成された凹部により、上方に向けて開放されたスノーダクトが形成されている。
図6(a)に示すように、屋根フレーム22の長手トラス25において、複数の束材34には、最も建物正面側(図の左側)に配置された正面側束材34aと、最も建物奥側(図の右側)に配置された奥側束材34bとが含まれており、下弦材32は、それら正面側束材34aと奥側束材34bとに掛け渡された状態で設けられている。また、本実施形態では、上弦材として、正面側束材34aに連結された第1上弦材31aと、奥側束材34bに連結された第2上弦材31bとが設けられており、複数の束材34には、第1上弦材31a及び第2上弦材31bの両方が連結された中間束材34cが含まれている。中間束材34cは、正面側束材34aと奥側束材34bとの中間位置に配置されており、複数の斜材33を挟んで奥側束材34bに隣り合っている。
図6(a),(b)に示すように、中間束材34cは、下弦材32から上方に向けて延びており、第1上弦材31aは中間束材34cの上端部に接続され、第2上弦材31bは、第1上弦材31aよりも低い位置にて中間束材34cに接続されている。この場合、中間束材34cに対する第2上弦材31bの接続部分は、第1上弦材31aの接続部分の下方に配置されている。
屋根ユニット21においては、第1屋根面材23が屋根断熱材51を介して第1上弦材31aに取り付けられており、第2屋根面材24が屋根断熱材51を介して第2上弦材31bに取り付けられている。この場合、第1屋根面材23は第1上弦材31aの上方に配置され、第2屋根面材24は第2上弦材31bの上方に配置されている。
雪止め部61は、屋根断熱材51を介して第2上弦材31bの上に設置されている。ここで、第2上弦材31bは、奥側束材34bよりも建物奥側に突出しており、その突出部分の上に雪止め部61が設置されている。また、下弦材32も、奥側束材34bよりも建物奥側に突出しており、奥側束材34bよりも建物奥側には、第2上弦材31bと下弦材32とをそれぞれの突出部分同士で連結している連結柱62が設けられている。連結柱62は、雪止め部61の下方に配置されており、屋根フレーム22においては、雪止め部61からの荷重が第2上弦材31bだけでなく、連結柱62を介して下弦材32にも加えられるようになっている。
第2屋根面材24の上には、防水パン64が設置されている。防水パン64は、雪止め部61と中間束材34cとの間に設けられており、建物幅方向に沿って延びている。ここで、第1屋根面材23は、中間束材34cよりも建物奥側に向けて突出しており、防水パン64は、第1屋根面材23と第2屋根面材24との間に入り込んだ状態で設置されている。この場合、第1屋根面材23に沿って流れ落ちてきた水や雪が防水パン64に回収されることになる。なお、防水パン64には、図示しない排水管が接続されており、防水パン64に回収された水等は排水管を通じて建物外に排出される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
第1屋根面材23と雪止め部61との間において第2屋根面材24の上方部分がスノーダクトとしての役割を果たすため、屋根13の上に積もった雪が第2屋根面材24を越えて建物奥側に溢れるということを抑制できる。しかも、第1屋根面材23と雪止め部61との間という雪が集まりやすい場所が、屋根フレーム22の中央部分から建物奥側にずれた位置に設定されているため、屋根13において建物本体12による支持点から遠い位置に最も雪が集まってしまうということを抑制できる。
屋根フレーム22において、第2上弦材31bが第1上弦材31aの下端部よりも低い位置に配置されているため、第2屋根面材24を第1屋根面材23の下端部よりも低い位置に容易に設置できる。しかも、第1上弦材31aの下端部を支える中間束材34cに第2上弦材31bが連結されているため、スノーダクトの底部としての役割を果たす第2屋根面材24の上に雪が集まりやすい構成であっても、その第2屋根面材24を第2上弦材31bにより好適に支持することができる。
[他の実施形態]
本発明は上記各実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記第1の実施形態では、第1屋根面材23の上端と第2屋根面材24の上端とが同じ高さ位置に配置されていたが、これら上端の高さ位置は異なっていてもよい。例えば、屋根フレーム22において、建物正面側の端部の高さ寸法H1と建物奥側の端部の高さ寸法H2とが異なっている構成とする。この構成では、傾斜部材41の傾斜角度を変更することにより、高さ寸法H1,H2を変更することが可能となる。
(2)上記第1の実施形態では、屋根フレーム22の傾斜部材41が第2屋根面材24に沿って延びていたが、傾斜部材41が第1屋根面材23に沿って延びていてもよい。例えば、長手トラス25において、上弦材31が建物奥側(第2屋根面材24側)から建物正面側(第1屋根面材23側)に向けて下方に傾斜しており、傾斜部材41が上弦材31から建物正面側に向けて上方に延びている構成とする。この構成では、傾斜部材41が、建物奥行き方向において上弦材31の中央部分よりも建物奥側の部分に対して固定されており、第1屋根面材23の下方に配置されることになる。
(3)上記第1の実施形態では、屋根ユニット21において、第1屋根面材23が上弦材31に取り付けられている一方で、第2屋根面材24が傾斜部材41に取り付けられているが、第1屋根面材23及び第2屋根面材24の両方が上弦材31に取り付けられていてもよい。例えば、上弦材31が直線状ではなく、中間部分が下方に向けて折れ曲がり、その折れ曲がり部分から両端のそれぞれに向けて斜め上方に延びている構成とする。この構成では、上弦材31が2つの傾斜部分を有しており、それら傾斜部分のうち一方が第1屋根面材23に沿って延び、他方が第2屋根面材24に沿って延びている。これにより、傾斜部材41を使用しなくても、第1屋根面材23及び第2屋根面材24の両方を上弦材31に取り付けることが可能となる。
(4)上記第1の実施形態において、複数の屋根ユニット21には、建物奥行き方向の長さ寸法が異なる屋根ユニット21が含まれていてもよい。例えば、図7に示すように、屋根13が、第1屋根ユニット21aと、その第1屋根ユニット21aよりも建物奥行き方向の長さ寸法が大きい第2屋根ユニット21bとを備えた構成とする。この構成では、複数の第1屋根ユニット21aに対して複数の第2屋根ユニット21bが雁行配置されており、建物正面側において、第1屋根ユニット21aと第2屋根ユニット21bとの境界部に段差が形成されている。
この屋根13においても、回収溝18が建物幅方向に沿って直線状に延びている。この場合、屋根面材23,24の建物奥行き方向の長さ寸法について、第1屋根ユニット21aの第1屋根面材23の長さ寸法L1aは、第2屋根ユニット21bの第1屋根面材23の長さ寸法L1bよりも大きくなっている。その一方で、第1屋根ユニット21aの第2屋根面材24の長さ寸法L2aは、第2屋根ユニット21bの第2屋根面材24の長さ寸法L2bと同じ大きさになっている。この場合でも、第2屋根ユニット21bにおいて、第1屋根面材23の長さ寸法L1bは、第2屋根面材24の長さ寸法L2bよりも大きくなっている。以上のように、屋根ユニット21a、21bのいずれにおいても、第1屋根面材23の下端が屋根ユニット21の中央部分よりも第2屋根面材24側にずれている。
(5)上記第1の実施形態では、回収部として長尺状の回収溝18が設けられていたが、短尺状の回収部が建物幅方向に沿って複数設けられていてもよい。また、第1の実施形態においても、第2実施形態の雪止め部61が、第1屋根面材23の建物正面側や第2屋根面材24の建物奥側に設けられていてもよい。
(6)上記第2の実施形態では、屋根フレーム22において1つの下弦材32が正面側束材34aと奥側束材34bとに掛け渡されていたが、屋根フレーム22の長手トラス25が、正面側束材34aに連結された第1下弦材と、奥側束材34bに連結された第2下弦材とを有していてもよい。例えば、第1下弦材及び第2下弦材が、第1上弦材31a及び第2上弦材31bと同様に、中間束材34cにそれぞれ連結された構成とする。この構成では、第1上弦材31a及び第1下弦材を含んで第1フレーム部が形成され、第2上弦材31b及び第2下弦材を含んで第2フレーム部が形成されており、それら第1フレーム部と第2フレーム部とが連結されることで屋根フレーム22が構成される。この場合、第2フレーム部の存在によってスノーダクトが形成されていることになる。
(7)上記各実施形態では、屋根13が陸屋根とされていたが、屋根13は寄棟や切妻といった傾斜屋根とされていてもよい。この場合、第1屋根面13a及び第2屋根面13bのうち少なくとも第1屋根面13aが傾斜していればよく、傾斜している屋根面については水勾配よりも傾斜角度の大きい勾配を有していることになる。
(8)上記各実施形態では、屋根フレーム22が一対の長手トラス25を有していたが、屋根フレーム22は、3つ以上の長手トラス25を有していてもよい。
10…建物、12…建物本体、13…屋根、13a…第1屋根面、13b…第2屋根面、18…回収部としての回収溝、21…屋根ユニット、22…屋根フレーム、23…屋根面材としての第1屋根面材、24…屋根面材としての第2屋根面材、25…傾斜トラスとしての長手トラス、26…直交トラスとしての短手トラス、31…上弦材、34…束材、34c…中間束材、41…傾斜部材、42…柱部材、61…雪止め部。

Claims (9)

  1. 建物本体の上に設けられた屋根ユニットが、トラス構造を有する屋根フレームと、該屋根フレームを上方から覆う屋根面材とを有している建物の屋根構造であって、
    前記屋根ユニットにおいては、前記屋根面材として、前記屋根フレームの所定の傾斜方向において前記屋根ユニットの一端から下方に向けて延びて勾配を有している第1屋根面材と、他端から水平又は下方に向けて延びている第2屋根面材とが、前記傾斜方向に沿って横並びに設けられており、
    前記第1屋根面材及び前記第2屋根面材の並び方向において、前記第1屋根面材により覆われている部分の前記屋根フレームの長さ寸法が、前記第2屋根面材により覆われている部分の前記屋根フレームの長さ寸法よりも大きいことを特徴とする建物の屋根構造。
  2. 前記第2屋根面材は、前記屋根ユニットにおける前記第1屋根面材とは反対側の端部から下方に向けて延びて勾配を有しており、
    前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との境界部には、前記第1屋根面材及び前記第2屋根面材の各勾配に沿って流れ落ちた水を回収する回収部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物の屋根構造。
  3. 前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との各上端は同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建物の屋根構造。
  4. 前記屋根フレームは、前記建物本体の上に立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に延びている傾斜トラスを有しており、
    前記傾斜トラスの上弦材は、前記第1屋根面材と前記第2屋根面材との境界部を跨いで前記第1屋根面材の勾配に沿って延びており、
    前記第2屋根面材の下側には、前記傾斜トラスの上弦材の中間部分から前記第2屋根面材の勾配に沿って斜め上方に向けて延びている傾斜部材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の建物の屋根構造。
  5. 前記屋根フレームは、前記建物本体の上に立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に直交する直交方向に延びている直交トラスを有しており、
    前記傾斜トラスは、前記直交方向に沿って複数並べて設けられ、隣り合う前記傾斜トラスは前記直交トラスにより連結されており、
    前記傾斜部材の下端部は前記直交トラスに固定されていることを特徴とする請求項4に記載の建物の屋根構造。
  6. 前記傾斜トラスは、当該傾斜トラスの上弦材と下弦材とを連結する束材を有しており、
    前記束材の上方において前記傾斜部材の上端部を支持する柱部材が、前記束材と上下に並べて設けられていることを特徴とする請求項5に記載の建物の屋根構造。
  7. 前記第2屋根面材を挟んで前記第1屋根面材とは反対側には、前記第2屋根面材よりも上方に向けて突出した雪止め部が設けられており、
    前記第2屋根面材は、前記第1屋根面材の下端部よりも低い位置に設けられ、前記傾斜方向において水平方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の建物の屋根構造。
  8. 前記屋根フレームは、立設された平面トラスとして、前記傾斜方向に延びている傾斜トラスを有しており、
    前記傾斜トラスは、上弦材として、前記第1屋根面材の下方に設けられた第1上弦材と、前記第2屋根面材の下方に設けられた第2上弦材と、前記第1上弦材及び前記第2上弦材の両方が接続された中間束材とを有しており、
    前記第1上弦材は、前記中間束材から前記第1屋根面材に沿って延びており、前記第2上弦材は、前記中間束材から前記第2屋根面材に沿って延びており、
    前記束材に対する前記第2上弦材の接続部分は、該束材に対する前記第1上弦材の接続部分よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の建物の屋根構造。
  9. 前記屋根ユニットは、当該屋根ユニットの前記傾斜方向に直交する直交方向に沿って横並びに複数設けられており、
    前記建物の屋根は、前記複数の屋根ユニットの各第1屋根面材が連続していることで形成された第1屋根面と、前記複数の屋根ユニットの各第2屋根面材が連続していることで形成された第2屋根面とを有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の建物の屋根構造。
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