JP6712140B2 - 簡易構造物 - Google Patents
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Description
前側の柱14a,14bと前側の梁10a、後側の柱14c,14dと後側の梁10cとは、図11,13に示すように、それぞれL字形のコーナー金具17により連結してある。コーナー金具17は、角筒状に形成された柱挿入部17aと、角筒状に形成された梁挿入部17bとをL字形に交差して設けてあり、柱挿入部17aを柱14a,14b,14c,14d上端の小口より柱内部に挿入して前後からボルト18で固定し、梁挿入部17bを梁10a,10cの両端の小口より梁内部に挿入して上下からボルト19で固定してある。
連結材16は、図11,14に示すように、中間梁10bと、中間梁10bの両端部に設けられ、中間梁10bと前後の柱14a,14b,14c,14dとを繋ぐT字形の連結金具20,20とで構成される。連結金具20は、角筒状に形成された梁挿入部20aと、角筒状に形成された柱挿入部20bとをT字形に交差して設けてあり、梁挿入部20aを中間梁10bの両端の小口より中間梁10bの中空部内に挿入して上下からボルト21で固定し、柱挿入部20bの前部と後部を前側の柱14a,14bの後壁と後側の柱14c,14dの前壁に設けた切欠き37(図14参照)より前後の柱内部に挿入し、側方からボルト22で固定してある。
さらに支持体2は、図11に示すように、前後の柱14a,14b,14c,14dと連結金具20の梁挿入部20a及び柱挿入部20bとの間に補強材23,23を取付けて補強してある。
上述した柱14a,14b,14c,14dと梁10a,10b,10cとの連結部には、図12に示すように、カバー24a,24b,24c,24d,24eが取付けられ、柱や梁の小口やコーナー金具17、連結金具20及び補強材23が隠蔽されている。
上垂木3は、図1に示すように、真っ直ぐな部材であり、後側が低くなるように傾斜している。下垂木4は、下側に膨らむように弓状に湾曲している。上垂木3の前端部と下垂木4の前端部とは、図8,9に示すように、側壁同士を重ね合わせてボルト27で固定することで連結してある。上垂木3の後端部と下垂木4の後端部とは、つなぎ材28により連結してある。3本の梁10a,10b,10cは、上垂木3と下垂木4の間の空間に通され、上垂木3がつなぎ材11a,11b,11cにより各梁10a,10b,10c上に支持してある。下垂木4は、つなぎ材29により梁10b,10cと連結してある。上垂木3と下垂木4との間の前部には、丸パイプ状の横材30が取付けられ、上垂木3と下垂木4をつないでいる。
上述した梁端部に設けられる各つなぎ材11a,11b,11cと、梁中間部に設けられる各つなぎ材11a,11b,11cは、同じものを使用している。また、中間梁10bは前後の梁10a,10cよりも低い位置に設けてあり、前側の梁10a用のつなぎ材11aと中間梁10b用のつなぎ材11bは、同じものを使用している。したがって、つなぎ材11a,11b,11cは、2種類製作すればよい。
また、上垂木3は後側が低くなるように傾斜しているため、前側の一方側取付部12と上垂木3の間隔は後側の他方側取付部13と上垂木3の間隔より大きく、梁10a,10b,10cの長手方向端部ではつなぎ材11a,11b,11cを一方側取付部12に取付け、梁10a,10b,10cの長手方向中間部では梁10a,10b,10cの長手方向端部と同じつなぎ材11a,11b,11cを他方側取付部13に取付けることで、一方側取付部12と他方側取付部13の高さが同じであっても、屋根1の中央部を押し上げて撓みを軽減する効果がある。本実施形態のものは、他方側取付部13を一方側取付部12よりも高くしたことで、上垂木3が傾斜していることと相まって、屋根1の中央部を押し上げる作用が二重に働き、より優れた撓み軽減効果が得られる。
このように、つなぎ材11が取付く取付部を3箇所以上設け、各取付部の高さを違わせることで、屋根1や梁10の自重による撓みの矯正がより細かく正確に行える。
上垂木3上には、パネル押え6がネジ34で取付けてあり、パネル押え6は上垂木3のパネル受け部7,7と対向するパネル押え部9,9を有している。パネル受け部7とパネル押え部9とには、ゴム質のビード36が取付けてあり、パネル受け部7とパネル押え部9とで屋根パネル5の端部を挟持している。
上垂木3のパネル支持部8は、その上端8aがパネル受け部7よりも高い位置にあり、屋根パネル5を押し上げている。
さらに本カーポートは、下垂木4aが雨樋を兼ねるので、屋根1の雨樋26aと柱14a,14bに設けられる縦樋31とを繋ぐパイプを無くすことができ、意匠性をより一層向上できる。
屋根1の下側に弓状に湾曲した下垂木4を有する本カーポートの屋根1の意匠は、従来のカーポート等の屋根には見られない斬新なものであり、高い意匠性をアピールできる。
また本カーポートの屋根1は、梁10a,10b,10cが上面の前後方向一方側に設けた一方側取付部12と、上面の前後方向他方側に設けた他方側取付部13を有し、上垂木3は、他方側が低くなるように傾斜しており、梁10a,10b,10cの長手方向端部においては、梁10a,10b,10cと上垂木3とをつなぐつなぎ材11a,11b,11cが一方側取付部12に取付けてあり、梁10a,10b,10cの長手方向中間部においては、つなぎ材11a,11b,11cが他方側取付部13に取付けてあることで、屋根1の左右方向の中央部が端部より高くなるので、自重による屋根1の撓みと相殺されて屋根1の撓みを軽減することができる。梁10a,10b,10cの長手方向端部と中間部で同じつなぎ材11a,11b,11cを使用できるので、施工性が良い。屋根1に取付けた雨樋26aが撓まないので、排水性が良い。
本カーポートの屋根1は、他方側取付部13が一方側取付部12よりも高い位置にあり、尚且つ上垂木3は他方側が低くなるように傾斜しているので、上述の屋根1の中央部を押し上げる作用が二重に働き、より優れた撓み軽減効果が得られる。
また本カーポートは、連結材16を四周の柱14a,14b,14c,14dに対して上方から落し込んで取付けたので、施工性が良い。
2 支持体
3 上垂木(垂木)
4,4a 下垂木
5 屋根パネル
6 パネル押え
7 パネル受け部
8 パネル支持部
9 パネル押え部
10a,10b,10c 梁
10b 中間梁
11a,11b,11c つなぎ材
12 一方側取付部
13 他方側取付部
14a,14b,14c,14d 柱
15 フレーム
16 連結材
Claims (1)
- 屋根と、屋根を支持する支持体とを備え、屋根は、上垂木と下垂木を有し、上垂木と下垂木の少なくとも一方が弓状に湾曲しており、上垂木の長手方向の端部と下垂木の長手方向の端部同士を接近させて連結してあり、上垂木を支持体上に支持してあると共に、下垂木の支持体よりも下方に位置する部分と支持体を連結してあることを特徴とする簡易構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016018838A JP6712140B2 (ja) | 2016-02-03 | 2016-02-03 | 簡易構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016018838A JP6712140B2 (ja) | 2016-02-03 | 2016-02-03 | 簡易構造物 |
Publications (2)
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---|---|
JP2017137682A JP2017137682A (ja) | 2017-08-10 |
JP6712140B2 true JP6712140B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=59566732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016018838A Active JP6712140B2 (ja) | 2016-02-03 | 2016-02-03 | 簡易構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6712140B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6632576B2 (ja) | 2017-07-14 | 2020-01-22 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
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2016
- 2016-02-03 JP JP2016018838A patent/JP6712140B2/ja active Active
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JP2017137682A (ja) | 2017-08-10 |
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