JP2015010444A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2015010444A
JP2015010444A JP2013138536A JP2013138536A JP2015010444A JP 2015010444 A JP2015010444 A JP 2015010444A JP 2013138536 A JP2013138536 A JP 2013138536A JP 2013138536 A JP2013138536 A JP 2013138536A JP 2015010444 A JP2015010444 A JP 2015010444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
building
eaves
floor
floor building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013138536A
Other languages
English (en)
Inventor
堀内 淳
Atsushi Horiuchi
淳 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2013138536A priority Critical patent/JP2015010444A/ja
Publication of JP2015010444A publication Critical patent/JP2015010444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

【課題】十分な広さの軒下空間が得られるユニット式建物を提供する。
【解決手段】ユニット式建物100は、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット1を複数組み合わせて建築され、下階2の端部に配置される下階建物ユニット11に取り付けられて軒下空間4を形成する庇5と、下階建物ユニット11の真上に配置される上階建物ユニット12に支持され、下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニット6と、を備え、庇5が、拡張ユニット6に吊られて支持されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユニット式建物に関する。
従来から、住宅構造の一つとして、工場で製造された箱状の建物ユニットが建築現場で複数組み合わせられることで構築されるユニット式建物が知られている。建物ユニットは、四隅に立設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士及び下端間同士をそれぞれ連結する天井梁及び床梁とから構成される。
このようなユニット式建物に、駐車スペースや物置等として使用される軒下空間を形成する場合、例えば、ユニット式建物の端に配置される建物ユニットに、庇を取り付けることによって(例えば、特許文献1参照)、当該庇の下方に軒下空間を形成することができる。また、上階の端に配置される建物ユニットを、下階の端から張り出した状態で設けることにより、当該建物ユニットの下方に軒下空間を形成することもできる(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−177265号公報 特開2003−336312号公報
しかしながら、上記した従来の技術にあっては、一定以上の大きさの軒下空間を形成する場合には適用することができない。
すなわち、上記した庇を設ける方法によれば、庇本体の大きさを大きくすることで軒下空間を大きくできると考えられるが、庇は建物ユニットに対して一端固定されているため、庇本体が大きくなり過ぎると重量が増大して庇本体を支持することができない。
一方、上階の建物ユニットを下階から張り出して設ける方法によれば、上階の建物ユニットを大きく設計することで軒下空間を大きくすることができるが、そのように大サイズに設計された建物ユニットは、道路交通法上、車両に積載して工場から建築現場まで搬送することができない場合がある。また、工場から建築現場への搬送が可能であったとしても、そのような大サイズの建物ユニットは重量が大きいため下階から張り出した状態で支持することは困難である。
そこで、本発明の課題は、十分な広さの軒下空間が得られるユニット式建物を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、
四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット1を複数組み合わせて建築されたユニット式建物100であって、
下階2の端部に配置される下階建物ユニット11に取り付けられて軒下空間4を形成する庇5と、
前記下階建物ユニット11の真上に配置される上階建物ユニット12に支持され、前記下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニット6と、を備え、
前記庇5が、前記拡張ユニット6に吊られて支持されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、下階2の端部に配置される下階建物ユニット11に取り付けられて軒下空間4を形成する庇5と、下階建物ユニット11の真上に配置される上階建物ユニット12に支持され、下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニット6と、を備え、庇5が、拡張ユニット6に吊られて支持されているので、庇5をキャンチ(片持ち)式と吊り下げ式で支持できることになり、簡易な構造で、庇5を安定して支持することができる。これにより、庇5の大面積化に伴い重量が増大しても庇5を確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間4を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2〜図4に示すように、請求項1に記載のユニット式建物100において、
前記庇5が矩形状に形成され、前記庇5の直交する2辺のうち少なくとも一方が前記下階建物ユニット11に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、庇5の直交する2辺のうち少なくとも一方が下階建物ユニット11に取り付けられているので、庇5をより安定して支持することができる。このため、庇5の大面積化に伴い重量が増大しても庇5をより確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間4を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図7(a)、(b)に示すように、請求項2に記載のユニット式建物100Bにおいて、
前記庇5bの直交する2辺のうち、一方が前記下階建物ユニット11に取り付けられ、他方が前記下階建物ユニット11に隣接する建物ユニット(例えば下階建物ユニット13)に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、庇5bの直交する2辺のうち、一方が下階建物ユニット11に取り付けられ、他方が下階建物ユニット11に隣接する下階建物ユニット13に取り付けられているので、庇5bをより安定して支持することができる。このため、庇5bの大面積化に伴い重量が増大しても庇5bをより確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間4を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図2〜図4に示すように、請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット式建物100において、
前記拡張ユニット6の外側であって、かつ前記庇5の上面に板材74が設けられており、
前記庇5は、前記板材74を支持する中間梁59を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、拡張ユニット6の外側であってかつ庇5の上面に板材74が設けられており、庇5は板材74を支持する中間梁59を有するので、中間梁59によって板材74を確実に支持することができる。また、これにより、庇5の上方の空間を有効に活用することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図2及び図4に示すように、請求項4に記載のユニット式建物100において、
前記庇5の上面の周縁部には立上り壁77が設けられ、
前記拡張ユニット6の外壁材62と、前記下階建物ユニット11の外壁材115と、前記立上り壁77とが略同一の模様を有していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、庇5の上面周縁部には立上り壁77が設けられ、拡張ユニット6の外壁材62と、下階建物ユニット11の外壁材115と、立上り壁77とが略同一の模様を有しているので、拡張ユニット6が張り出した方向から見て外観に統一感をもたせることができ、ユニット式建物100の外観意匠性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図5及び図6に示すように、請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット式建物100Aにおいて、
前記庇5aの内部に設けられ、前記庇5a上に位置する排水口82を有するドレーン管81を更に備え、
前記ドレーン管81は、前記下階建物ユニット11の外壁面に沿って設けられた竪樋83に接続されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、庇5aの内部に設けられ庇5a上に位置する排水口82を有するドレーン管81を更に備え、ドレーン管81は下階建物ユニット11の外壁面に沿って設けられた竪樋83に接続されているので、庇5a上に降った雨水等を効率良く排水することができ、雨水等が溜まって庇5aの重量が増大することを抑制できる。このため、庇5aを長期間に亘って安定して支持することができる。
本発明によれば、庇をキャンチ式と吊り下げ式で支持することで、庇の大面積化に伴い重量が増大しても庇を確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間を得ることができる。
本発明のユニット式建物を示す概略斜視図である。 本発明のユニット式建物を示す概略断面図である。 図2に示すユニット式建物の庇の内部構造及び取り付け構造を示す概略平面図である。 図2に示すユニット式建物の一部を示す概略図である。 本発明のユニット式建物の変形例を示す概略断面図である。 図5に示すユニット式建物の一部を示す概略図である。 本発明のユニット式建物の他の変形例を示す概略斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施の形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1〜図4を参照して本発明のユニット式建物100について説明する。
図1は、本発明のユニット式建物100の概略斜視図である。図2は、ユニット式建物100の概略断面図である。図3は、ユニット式建物100の庇5の内部構造及び取り付け構造を示す概略平面図である。図4は、図2に示すユニット式建物100の一部を示す概略図であり、それぞれ、図4(a)は、下階建物ユニット11と庇5との取り付け箇所を示す図であり、図4(b)は、庇5が拡張ユニット6に吊られている箇所を示す図であり、図4(c)は、庇5の下階建物ユニット11に取り付けられている箇所の反対側の端部を示す図である。
本発明のユニット式建物100は、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット1を複数組み合わせて建築された建物である。ユニット式建物100は、下階2及び上階3から構成されている。
ユニット式建物100は、複数の建物ユニット1、複数の建物ユニット1のうち下階2の端部に配置される下階建物ユニット11に取り付けられて軒下空間4を形成する庇5、下階建物ユニット11の真上に配置される上階建物ユニット12に支持され下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニット6等を備えて構成されている。ここで、水平方向において拡張ユニット6が下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出す方向をX方向とし、水平方向において当該X方向に直交する方向をY方向とする。
庇5は、互いに平行でY方向に延設される2本の梁51,52と、互いに平行でX方向に延設され、2本の梁51,52の両端を接続する2本の梁53,54と、当該梁51〜54で構成される矩形枠体の鉛直方向上面を覆う面材55と、梁51〜54で構成される矩形枠体の鉛直方向下面を野縁56を介して覆う軒天材57と、を備えて構成される矩形板状部材である。
このような庇5は、下階建物ユニット11にキャンチ式で取り付けられている。
図3に示すように、庇5は、梁51が下階建物ユニット11の天井梁111に対向し平行になるように配置されている。下階建物ユニット11の天井梁112,113の庇5側の端部には、それぞれ接合金物71がボルト緊結によって取り付けられており、庇5の梁53,54の下階建物ユニット11側の端部がそれぞれ接合金物71にボルト緊結によって取り付けられている。これにより、庇5が下階建物ユニット11にキャンチ式で取り付けられている。
なお、天井梁112,113に対する梁53,54の取り付け方法は、接合金物71を介したボルト緊結に限られるものではなく、例えば、溶接、接着剤による接着等いずれの取り付け方法であっても良いし、それらの組み合わせであっても良い。
また、図3に示すように、下階建物ユニット11が天井梁112,113に平行な天井中間梁114を有する場合には、庇5は、梁53,54と同様に構成されX方向に延設される中間梁58を更に有していても良い。そして、天井中間梁114の庇5側の端部には、接合金物71がボルト緊結によって取り付けられており、中間梁58の下階建物ユニット11側の端部が接合金物71にボルト緊結によって取り付けられている。これにより、庇5をより安定して支持することができる。
また、庇5の下方に、下階建物ユニット11の外壁面を覆うシャッターを収納するためのシャッターボックス(図示略)が設けられる場合には、梁51〜54は矩形枠状に配置されていなくても良い。すなわち、梁51が梁52に近接して配置され、天井梁111と梁51との間に形成される空間を利用して当該シャッターボックスが設けられるものとしても良い。
拡張ユニット6は、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有しており、建物ユニット1と略同様に構成されている。拡張ユニット6は、建物ユニット1よりも小さく形成されており、上階建物ユニット12の側面に対して片持ち支持で取り付けられ、X方向において下階建物ユニット11よりも張り出して設けられている。
庇5は、X方向において拡張ユニット6の下端面よりも大きく形成されており、Y方向において拡張ユニット6の下端面と略同一の大きさに形成されている。このため、庇5は、鉛直方向下方から見て拡張ユニット6の下端面全体を覆うように配置されているとともに、X方向において拡張ユニット6よりも更に張り出した状態で配置されている。
また、庇5は、拡張ユニット6に吊られた状態で支持されている(吊り下げ式)。具体的には、庇5の4辺のうちの1辺を構成する梁53が、拡張ユニット6の床梁61にボルト緊結により取り付けられている。これにより、庇5を安定して支持することができる。このため、庇5の大面積化に伴って庇5の重量が増大しても、当該庇5を確実に支持することができるので、当該庇5の下方に大きな軒下空間4を形成することができる。なお、庇5の床梁61に対する取り付け方法は、ボルト緊結に限られるものではなく、例えば、溶接、接着剤等いずれの取り付け方法であっても良いし、それらの組み合わせであっても良い。また、梁53が拡張ユニット6の床梁61に取り付けられているものとしたが、取り付け箇所はこれに限られるものではなく、庇5のいずれかの位置と拡張ユニット6の下部の何れかの位置とが取り付けられていれば良い。
また、図2及び図4(b)に示すように、庇5は、梁51と梁52との中間位置にY方向に延設される中間梁59を更に有している。
庇5上には、Y方向に延設される勾配調整材72,73が設けられ、この勾配調整材72,73の上面には、板材74が架設されている。図4(b)に示すように、中間梁59には断面L字状の支持部材75が取り付けられ、勾配調整材72が支持部材75上に設けられていることによって、勾配調整材73よりも高い位置に配置されている。これにより、板材74は、中間梁59に支持されて、ユニット式建物100から水平方向に遠ざかるに従って次第に低くなるような勾配を有するように構成されている。また、板材74の勾配の下端縁に排水溝76が設けられている。板材74は、例えば、セメント板が用いられ、その表面が防水シートで覆われているものとしても良い。
また、図2及び図4(c)に示すように、庇5の上面の周縁部には立上り壁77が設けられている。この立上り壁77は、拡張ユニット6の外壁材62と、下階建物ユニット11の外壁材115と略同一の模様を有していることが好ましい。これにより、拡張ユニット6が張り出した方向から見てユニット式建物100の外観に統一感をもたせることができ、ユニット式建物100の外観意匠性を向上させることができる。
庇5がこのように構成されていることにより、庇5の上方の空間を有効に活用することができる。例えば、庇5の上面は、バルコニーとして用いられるものとしても良い。この場合には、立上り壁77に、上方へ延びる腰高の面材とその頂部に配置される笠木とが設けられ、これらが一体として手摺壁を構成しているものとしても良いし、立上り壁77の高さ寸法を高くして、立上り壁77自体を手摺壁として利用しても良い。
ここで、図5及び図6を参照して、ユニット式建物100の変形例について説明する。図5は、変形例に係るユニット式建物100Aの概略断面図であり、図6は、変形例に係るユニット式建物100Aの一部を示す概略図であり、それぞれ、図6(a)は、下階建物ユニット11と庇5aとの取り付け箇所を示す図であり、図6(b)は、庇5が拡張ユニット6に吊られている箇所を示す図である。
以下に説明する以外の構成は上記実施形態のユニット式建物100と略同様であるため、同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ユニット式建物100Aの庇5aは、中間梁や立上り壁が設けられておらず、その代わりに、庇5aの内部には、ドレーン管81が設けられている。ドレーン管81の一端部は、庇5aの上面のうち拡張ユニット6と重ならない領域上に設けられ、庇5a上に降った雨水等を集水する排水口82を構成している。図5及び図6に示す例では、排水口82は、庇5aの上面のうち拡張ユニット6に近接した位置に設けられているため、庇5aを構成する面材55aは水平方向においてユニット式建物100Aに近づくに従って次第に低くなるように構成されていることが好ましい。また、ドレーン管81の他端部は、庇5aの下面を貫通し、下階建物ユニット11の外壁面に沿って設けられた竪樋83に接続されている。
以上のように構成される変形例のユニット式建物100Aによれば、庇5a上に降った雨水等を効率良く排水することができ、雨水等が溜まって庇5aの重量が増大することを抑制することができる。このため、庇5aを長期間に亘って安定して支持することができる。
また、図7を参照して、ユニット式建物100の更に別の変形例について説明する。図7(a)〜図7(c)は、変形例に係るユニット式建物100B〜100Dの概略斜視図である。
以下に説明する以外の構成は上記実施形態のユニット式建物100と略同様であるため、同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7(a)に示すユニット式建物100Bは、入隅部91を有するように構成され、拡張ユニット6が当該入隅部91に設けられている。ユニット式建物100Bの庇5bは、下階建物ユニット11に取り付けられているとともに、当該下階建物ユニット11に隣接する下階建物ユニット13にも取り付けられている。つまり、庇5bの4辺のうち直交する2辺がそれぞれ下階建物ユニット11,13に取り付けられていることとなる。庇5bがこのように構成されていることにより、庇5bが複数箇所で固定され、庇5bをより安定して支持することができる。
また、図7(b)に示すユニット式建物100Cは、図7(a)に示すユニット式建物100Bと同様、入隅部91を有するように構成され、拡張ユニット6が当該入隅部91に設けられている。ユニット式建物100Cの庇5cは、下階建物ユニット11に取り付けられるとともに、当該下階建物ユニット11に隣接する下階建物ユニット13にも取り付けられている。つまり、庇5cの4辺のうち直交する2辺がそれぞれ下階建物ユニット11,13に取り付けられていることとなる。
ここで、ユニット式建物100Cの庇5cは、X方向及びY方向において拡張ユニット6よりも大きく形成されている。庇5cがこのように構成されていることにより、庇5cの下方に形成される軒下空間4cを更に大きくすることができる。
また、図7(c)に示すユニット式建物100Dは、略L字状に形成された庇5dを備えている。庇5dは、下階建物ユニット11に対して、下階建物ユニット11の天井梁の2辺に取り付けられている。このように構成されていることにより、庇5dが複数箇所で固定され、庇5dをより安定して支持することができる。また、略L字状に形成されていることにより、庇5dの安定的な支持を維持しつつ庇5dを大面積化することができ、庇5dの下方に形成される軒下空間4dを更に大きくすることができる。
以上、上記した実施形態によれば、下階2の端部に配置される下階建物ユニット11に取り付けられて軒下空間4を形成する庇5と、下階建物ユニット11の真上に配置される上階建物ユニット12に支持され、下階建物ユニット11よりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニット6と、を備え、庇5が、拡張ユニット6に吊られて支持されているので、庇5をキャンチ式と吊り下げ式で支持できることになり、簡易な構造で、庇5を安定して支持することができる。これにより、庇5の大面積化に伴い重量が増大しても庇5を確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間4を得ることができる。
また、庇5が矩形状に形成され、庇5の直交する2辺のうち少なくとも一方が下階建物ユニット11に取り付けられているので、より簡易な構造で庇5を安定して支持することができる。
また、庇5の直交する2辺のうち、一方が下階建物ユニット11に取り付けられ、他方が下階建物ユニット11に隣接する下階建物ユニット13に取り付けられている場合には、庇5を更に安定して支持することができる。これにより、庇5の大面積化に伴い重量が増大しても庇5をより確実に支持することができ、十分な広さの軒下空間4を得ることができる。
また、拡張ユニット6の外側であってかつ庇5の上面に板材74が設けられており、庇5は板材74を支持する中間梁59を有するので、中間梁59によって板材74を確実に支持することができる。また、これにより、庇5の上方の空間を有効に活用することができる。
また、庇5の周縁部には立上り壁77が設けられ、拡張ユニット6の外壁材62と、下階建物ユニット11の外壁材115と、立上り壁77とが略同一の模様を有しているので、拡張ユニット6が張り出した方向から見てユニット式建物100に統一感をもたせることができ、ユニット式建物100の外観意匠性を向上させることができる。
また、庇5aの内部に設けられ、庇5a上に位置する排水口82を有するドレーン管81を更に備え、前記ドレーン管81が、下階建物ユニット11の外壁面に沿って設けられた竪樋83に接続されている場合には、庇5a上に降った雨水等を効率良く排水することができ、雨水等が溜まって庇5aの重量が増大することを抑制できる。これにより、庇5aを長期間に亘って安定して支持することができる。
なお、上記した実施形態では、ユニット式建物100が、下階2と上階3の2つの階層で構成されているものとしたが、2以上の階層で構成されていても良い。その場合には、庇5は、最上階以外の建物ユニット1に取り付けられ、拡張ユニット6は、庇5の上方に配置されて庇5を吊って支持しているものである。
また、上記した実施形態では、庇5が、矩形状に形成されているものとしたが、下階建物ユニット11に取り付けられ、かつ拡張ユニット6に吊られていれば、矩形状に形成されていなくても良く、例えば、円形状、楕円形状、多角形状その他の形状に形成されていても良い。
また、上記した実施形態では、庇5は、X方向に延設される中間梁58及びY方向に延設される中間梁59を有するものとしたが、いずれか一方を有するものとしても良いし、中間梁58,59をともに有していなくても良い。
また、上記した実施形態では、庇5を下階建物ユニット11の天井中間梁114に取り付けるために中間梁58が設けられ、板材74に勾配を付けるために中間梁59が設けられているものとしたが、庇5を補強する目的で、庇5に中間梁58,59が設けられているものとしても良い。この場合、必要に応じて中間梁58,59の形状や寸法を変更するものとしても良い。
1 建物ユニット
2 下階
3 上階
4、4b、4c、4d 軒下空間
5、5a、5b、5c、5d 庇
6 拡張ユニット
11 下階建物ユニット
12 上階建物ユニット
13 下階建物ユニット
51、52、53、54 梁
55、55a 面材
56 野縁
57 軒天材
58、59 中間梁
61 床梁
62 外壁材
71 接合金物
72、73 勾配調整材
74 板材
75 支持部材
76 排水溝
77 立上り壁
81 ドレーン管
82 排水口
83 竪樋
91 入隅部
100、100A、100B、100C、100D ユニット式建物
111、112、113 天井梁
114 天井中間梁
115 外壁材

Claims (6)

  1. 四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されたユニット式建物であって、
    下階の端部に配置される下階建物ユニットに取り付けられて軒下空間を形成する庇と、
    前記下階建物ユニットの真上に配置される上階建物ユニットに支持され、前記下階建物ユニットよりも屋外側に張り出して設けられる拡張ユニットと、を備え、
    前記庇が、前記拡張ユニットに吊られて支持されていることを特徴とするユニット式建物。
  2. 前記庇が矩形状に形成され、前記庇の直交する2辺のうち少なくとも一方が前記下階建物ユニットに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のユニット式建物。
  3. 前記庇の直交する2辺のうち、一方が前記下階建物ユニットに取り付けられ、他方が前記下階建物ユニットに隣接する建物ユニットに取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のユニット式建物。
  4. 前記拡張ユニットの外側であって、かつ前記庇の上面に板材が設けられており、
    前記庇は、前記板材を支持する中間梁を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット式建物。
  5. 前記庇の上面の周縁部には立上り壁が設けられ、
    前記拡張ユニットの外壁材と、前記下階建物ユニットの外壁材と、前記立上り壁とが略同一の模様を有していることを特徴とする請求項4に記載のユニット式建物。
  6. 前記庇の内部に設けられ、前記庇上に位置する排水口を有するドレーン管を更に備え、
    前記ドレーン管は、前記下階建物ユニットの外壁面に沿って設けられた竪樋に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット式建物。
JP2013138536A 2013-07-02 2013-07-02 ユニット式建物 Pending JP2015010444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138536A JP2015010444A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 ユニット式建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138536A JP2015010444A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 ユニット式建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015010444A true JP2015010444A (ja) 2015-01-19

Family

ID=52303843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013138536A Pending JP2015010444A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 ユニット式建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015010444A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119288A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 トヨタホーム株式会社 建物構造及び建物

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761858B2 (ja) * 1978-06-30 1982-12-27 Nat House Ind
JPS63189544A (ja) * 1987-01-30 1988-08-05 積水化学工業株式会社 バルコニ−付建物
JPH0544246A (ja) * 1991-08-14 1993-02-23 Kubota House Kk バルコニー
JPH06264496A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物における外部突出フレームの取付構造
JP2000110292A (ja) * 1998-10-09 2000-04-18 Sekisui House Ltd 勝手口庇の取付構造
JP2002047734A (ja) * 2001-07-02 2002-02-15 Misawa Homes Co Ltd オーバーハング付建物
JP2003232098A (ja) * 2002-02-05 2003-08-19 Sekisui Chem Co Ltd 延長庇を有する家屋
JP2004011122A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Panahome Corp 玄関庇ユニットの取付け構造
JP2011196125A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Lixil Corp バルコニーの前桁、及び、それを備えるバルコニーの架台

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761858B2 (ja) * 1978-06-30 1982-12-27 Nat House Ind
JPS63189544A (ja) * 1987-01-30 1988-08-05 積水化学工業株式会社 バルコニ−付建物
JPH0544246A (ja) * 1991-08-14 1993-02-23 Kubota House Kk バルコニー
JPH06264496A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物における外部突出フレームの取付構造
JP2000110292A (ja) * 1998-10-09 2000-04-18 Sekisui House Ltd 勝手口庇の取付構造
JP2002047734A (ja) * 2001-07-02 2002-02-15 Misawa Homes Co Ltd オーバーハング付建物
JP2003232098A (ja) * 2002-02-05 2003-08-19 Sekisui Chem Co Ltd 延長庇を有する家屋
JP2004011122A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Panahome Corp 玄関庇ユニットの取付け構造
JP2011196125A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Lixil Corp バルコニーの前桁、及び、それを備えるバルコニーの架台

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119288A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 トヨタホーム株式会社 建物構造及び建物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5166988B2 (ja) 屋根構造、建物ユニット及びユニット式建物
JP5588556B1 (ja) コーナー水切り材、屋根パネル及び建物の屋根構造
JP2015010444A (ja) ユニット式建物
JP5827351B2 (ja) 分割式屋根材
JP2009270406A (ja) 簡易建物、簡易建物の組立方法
JP6386856B2 (ja) 建物の外壁構造
JP6265677B2 (ja) 外部張出し構造
JP5940293B2 (ja) バルコニの床構造
JP4783703B2 (ja) ユニット式建物
JP5775333B2 (ja) バルコニー用ユニット、ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法
JP6473293B2 (ja) ユニット式建物
JP3958976B2 (ja) 延長庇を有する家屋
JP5380586B2 (ja) 車庫用建物ユニット
JP6208057B2 (ja) 建物の屋根構造
JP6444721B2 (ja) 外壁パネルの取付構造
JP6949526B2 (ja) ユニット建物
JP4420757B2 (ja) 建物の軒先構造およびその構築方法
JP6261959B2 (ja) 建物の止水構造
JP5123572B2 (ja) ユニット式建物
JP6526881B2 (ja) 建物の耐火構造
JP6480361B2 (ja) 屋根設置物を備えたユニット式建物
JP5759878B2 (ja) 防水シートの設置構造
JP5362298B2 (ja) 地下構造体、ユニット式建物、地下室の施工方法
JP2017197930A (ja) 面格子の設置構造
JP6388169B2 (ja) 屋外床の防水構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170228