JP6480361B2 - 屋根設置物を備えたユニット式建物 - Google Patents

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本発明は、屋根設置物を備えたユニット式建物に関する。
従来、ユニット式建物において、建物ユニットを補強するために天井梁ないし床梁に中間梁を水平に設けることが知られている。
特に、ユニット式建物の突出部に相当する建物ユニットには、構造補強が必要となることが多く、突出部もしくは突出部を支持する建物ユニットには中間梁が設けられることが知られている。
例えば、特許文献1に記載のユニット式建物では、拡張ユニット6およびこの拡張ユニット6からさらに突出する庇5を支持するために、拡張ユニット6に中間梁58,59が設けられている。
特開2015−10444号公報
しかしながら、特許文献1に記載の中間梁58,59は、拡張ユニット6に水平に設けられている。
このため、例えば、中間梁58,59が拡張ユニット6ないし上階建物ユニット12の天井梁に設けられるような場合、ユニット式建物の陸屋根を形成する屋根面材を天井梁や中間梁に設置するだけでは、屋根面材に傾斜をつけることができず、水勾配が確保できない。
また、庇5などの突出部を支持する建物ユニットに中間梁を設ける場合は、構造補強上、中間梁をいたずらに傾斜させて設けることができず、屋根面に水勾配を確保することが容易ではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、控梁によって突出部を確実に支持できるとともに、屋根面に水勾配を確保できる屋根設置物を備えたユニット式建物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図6から8に示すように、略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を複数組み合わせて建築され、屋根に設置される屋根設置物6を備えたユニット式建物1であって、梁(建物ユニット2における天井梁23又は小屋パネル3における小屋梁32)と、前記ユニット式建物1の外方へと突出し、かつ前記梁に設けられた突出部4と、前記突出部4を前記フレームとともに支持し、かつ前記梁に設けられた控梁31と、前記屋根を形成し、一側から他側にかけて連続して並設された複数の屋根面材7と、前記控梁31に設けられるとともに前記屋根面材7を支持する中間梁33と、を備え、前記中間梁33は、一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなって設けられ、かつ前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられて各々が前記屋根面材7を支持し、さらに、一側端部が、前記控梁31における一側端部よりも他側に位置しており、前記屋根設置物6は、本体を構成する本体部65と、前記本体部65を支持する支持部61と、を有しており、前記支持部61は、前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33によって支持されており、前記複数の屋根面材7には、前記控梁31の一側端部と前記突出部4とに跨って設けられた一側屋根面材7と、前記一側屋根面材7よりも他側に位置して当該一側屋根面材7と連続して並設され、前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33に支持された他側屋根面材7と、が含まれ、前記一側屋根面材7における他側端部と前記他側屋根面材7における一側端部との境目は、前記中間梁33における一側端部の位置にあることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を複数組み合わせて建築されるユニット式建物1であって、ユニット式建物1の外方へと突出する突出部4と、突出部4をフレームとともに支持する控梁31と、屋根を形成する屋根面材7と、控梁31に設けられるとともに屋根面材7を支持する中間梁33と、を備え、中間梁33は、一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなって設けられるので、控梁31によって突出部4を確実に支持しつつ、中間梁33が屋根面材7を支持することで、屋根面材7を一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなる傾斜面とすることができる。
このため、控梁31が水平であったとしても、控梁31に設けられる中間梁33が傾斜しているので、この中間梁33が屋根面材7を支持することで、屋根面材7に水勾配を確保することができる。
また、屋根に設置される屋根設置物6を備え、屋根設置物6は、中間梁33に支持されるので、中間梁33は屋根面材7だけでなく、屋根設置物6をも支持することとなり、中間梁33を有効に利用することができる。
また、屋根設置物6は、本体を構成する本体部65と、本体部65を支持する支持部61と、を備え、支持部61は、中間梁33に支持されるので、中間梁33が支持部61を支持することで本体部65を屋根に設置することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図3,図5から図8に示すように、請求項1に記載の屋根設置物6を備えたユニット式建物において、前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33のうち一方の中間梁33には補助支持材334が溶接固定されており、前記屋根設置物6における前記支持部61は、前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33のうち他方の中間梁33と、前記補助支持材334とに跨って配置され、かつ溶接固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、例えば、図6から図8に示すように、請求項1または2に記載の屋根設置物6を備えたユニット式建物において、
前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33の各々によって支持された前記屋根面材7の間に隙間が形成されており、前記支持部61は、当該隙間に配置され、かつ前記控梁31の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁33によって支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、例えば、図3から図5に示すように、請求項1から3のいずれか一項に記載の屋根設置物6を備えたユニット式建物において、前記控梁31は、前記建物ユニット2上に設置される矩形枠状の小屋パネル3に対し、当該小屋パネル3を構成する長辺側の小屋梁32に直交して設けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、控梁31は、建物ユニット2上に設置される矩形枠状の小屋パネル3に対し、当該小屋パネル3を構成する長辺側の小屋梁32に直交して設けられるので、建物ユニット2とは別個独立して控梁31を設けることができる。
このため、建物ユニット2に事前に控梁31を取り付ける必要がなく、簡易な構成の小屋パネル3に控梁31を設けることで、施工性が良好なものとなる。
さらに、突出部4および屋根面材7の荷重を小屋パネル3によって効率よく分散できるので、建物ユニット2への負担を軽減することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図1から4に示すように、請求項1から4のいずれか一項に記載の屋根設置物6を備えたユニット式建物において、前記突出部4は、庇4であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、突出部4は、庇4であるので、控梁31によって庇4を確実に支持できる。また、庇4の下をバルコニー5として利用することができる。
本発明によれば、控梁によって突出部を確実に支持できるとともに、屋根面に水勾配を確保できる屋根設置物を備えたユニット式建物を提供することができる。
本発明の実施形態に係るユニット式建物を示す立面図である。 本発明の実施形態に係るユニット式建物を構成する建物ユニットの配置を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るユニット式建物に太陽電池モジュールが設置される状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るユニット式建物に設けられる控梁の配置を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る庇が設けられる小屋パネルを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る中間梁が設けられた控梁を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る中間梁に架台および屋根面材が設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る中間梁に架台および屋根面材が設置された状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる本実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1から3に示すように、本発明に係る実施形態のユニット式建物1は、建物ユニット2と、小屋パネル3と、突出部としての庇4と、バルコニー5と、屋根設置物としての太陽電池モジュール6と、屋根面材7とを備えている。
建物ユニット2は、対向する長辺梁と、対向する短辺梁とを仕口を介して連結した矩形枠状の天井枠と床枠とを4本の柱で四隅をそれぞれ連結して直方体状のフレームを形成したものである。なお、後述する小屋パネル3は、天井枠および床枠と同じ構成のものである。
また、建物ユニット2は、これに限らず、例えば、立設した4本の柱の上端部同士を天井梁で連結し、同様に下端部同士も床梁で連結して直方体状のフレームを形成してもよい。
また、建物ユニット2は、長さ寸法の異なる2種類の建物ユニット2が設けられており、長さ寸法の大きい第1建物ユニット21と、長さ寸法の小さい第2建物ユニット22とを備えている。
小屋パネル3は、上階に設けられる建物ユニット2に設置されるものであり、少なくとも四辺が小屋梁32によって形成される枠状の矩形状部材である。
また、小屋パネル3は、第1建物ユニット21に設置される第1小屋パネル3aと、第2建物ユニット22に設置される第2小屋パネル3bとを備えている。
庇4は、ユニット式建物1の外周Oの長辺の一部において、外方へと突出して設けられている。
具体的には、上階(2階)の第1建物ユニット21に設置される第1小屋パネル3aの小屋梁32からユニット式建物1の外方へと突出して設けられている。
バルコニー5は、ユニット式建物1の上階部において、庇4の下方に設けられている。
太陽電池モジュール6は、ユニット式建物1の屋根において、矩形状の範囲が設置位置Sとされ、この設置位置Sに設置されている。なお、ユニット式建物1は、陸屋根となっている。
また、太陽電池モジュール6は、太陽光により発電する本体部としてのモジュール65と、このモジュール65を支持する支持部61とを備えている。
また、支持部61は、架台62と、架台レール63と、設置台64とを備えている。
太陽電池モジュール6は、屋根に設置される複数の架台62と、これらの架台62の間に架け渡される長尺の架台レール63と、この架台レール63に設置されるモジュール65を設置する設置台64とによって、ユニット式建物1の屋根に設置されている。
屋根面材7は、ユニット式建物1の陸屋根の屋根面を構成する部材であり、小屋パネル3よりも上方に設けられている。この屋根面材7は、架台62が設けられる箇所が切りかかれており、架台62が挿通されるようになっている。
また、陸屋根は、小屋パネル3と、庇4とを含む上面に渡って形成されており、屋根面として屋根面材7が設けられている。
屋根面材7は、傾斜する中間梁33に載置されることで、雨水等が排水溝Dへと流れるように水勾配が確保されている。また、屋根面材7は上面が庇4側へと向かうにつれて下方へ傾斜する緩やかな傾斜面となっており、この傾斜面により水勾配が確保されている。
また、屋根面材7は、縁端が庇の端部に設けられるパラペットPまで設けられず、縁端とパラペットPとの隙間に排水溝Dが形成されている。
このため、屋根面材7の傾斜面を流れ落ちた雨水が排水溝Dへと流れ落ち、排水溝Dに設けられた図示しない排水口より陸屋根から排水されるようになっている。
図2から4に示すように、小屋パネル3には、上階の建物ユニット2の長辺の天井梁23に対して直角に複数の控梁31が設けられている。
具体的には、第1小屋パネル3aには第1建物ユニット21の天井梁23に対して直角に3本の控梁31が設けられ、第2小屋パネル3bには第2建物ユニット22の天井梁23に対して直角に1本の控梁31が設けられている。
また、控梁31は小屋パネル3に支持され、小屋パネル3は建物ユニット2に支持されている。すなわち、控梁31は、小屋パネル3を介して建物ユニット2に支持されている。
また、隣接する第1建物ユニット21に設置される第1小屋パネル3aには、天井梁23の同じ位置に対応して控梁31が直角に設けられている。すなわち、控梁31は、隣接する3つの第1建物ユニット21の天井梁23に対して略直線状に配置されている。
また、控梁31は、第2小屋パネル3bについても同様に、隣接する3つの第2建物ユニット22に対して略直線状に配置されている。
庇4は、上階の第1建物ユニット21のユニット式建物1の外周Oに沿う天井梁23に設置される小屋パネル3の小屋梁32からユニット式建物1の外方へと突出する矩形状の部材である。
この庇4は、控梁31と、控梁31を小屋パネル3を介して支持する建物ユニット2とによって支持され、小屋梁32が庇4の重量により撓みを生じるおそれをなくしている。
図5から8に示すように、小屋パネル3は、控梁31と、小屋梁32と、中間梁33と、筋交い34とを備えている(図5では、第1小屋パネル3aを図示している)。
第1小屋パネル3aは、長辺および短辺の小屋梁32が矩形状に組み合わされてなり、四本の梁を矩形状に組み合わされており、下方の第1建物ユニット21の天井梁が形成する矩形状と同形状に形成されている。
控梁31は、小屋梁32の長辺梁に直交して設けられている。この控梁31は、断面形状がコ字状に形成されており、開口する側に逆コ字状の補助部材311が設けられている。
小屋パネル3に設けられる控梁31には、長尺方向に沿って両側に屋根面材7を支持する中間梁33が設けられている。また、短辺の小屋梁32にも中間梁33が設けられている。
この中間梁33は、長尺な部材であって、控梁31の庇4側の一端から他端側へと向かうに連れて高さ位置が高くなって設けられている。すなわち、中間梁33は水平に設けられる控梁31に対して庇4側へ向かうに連れて下方へ傾斜して設けられている。
また、中間梁33は、垂直部331と上面部332とを備える断面形状がL字状に形成されており、上面部332が上側となるように垂直部331が控梁31ないし補助部材311に取り付け固定されている。
また、中間梁33を控梁31に取り付け固定する手段としては、図示するように控梁31と垂直部331とにそれぞれボルトBを挿通するものとして、垂直部331に設けるボルトBの挿通穴333の高さ位置を調整することで中間梁33の傾斜を任意に設定してもよい。この他には、中間梁33を控梁31に溶接して取り付け固定してもよい。
また、対向する垂直部331の垂直面には、断面逆L字状の補助支持材334が溶接固定されており、この補助支持材334の水平面は、隣接する上面部332の上面と略面一となるように溶接固定されている。
そして、補助支持材334の水平面と、上面部332とに跨って、後述する架台62載置され、溶接固定されるようになっている。
なお、補助支持材334および架台62がそれぞれ溶接固定されるとしたが、これに限らず、ボルトとナットとを螺合させて固定してもよい。
筋交い34は、小屋梁32と控梁とが形成する矩形空間、もしくは、控梁31と控梁31とが形成する矩形空間を対角に交差する部材であり、小屋パネル3の剛性を向上させる部材である。
図7,8に示すように、上面部332は、垂直部331から遠い側が屋根面材7を支持する支持面となっている。また、垂直部331に近い側が架台62を支持する支持面となっている。すなわち、中間梁33は、太陽電池モジュール6と屋根面材7とを支持する梁として利用されている。
また、図7は図4の第1ポイントP1の断面図であり、図8は図4の第2ポイントP2の断面図である。
図7に示すように、第1ポイントP1では、垂直部331の大半が控梁31および補助部材311に当接しており、上面部332が控梁31の上面よりも少し高くなっている。
これに対し、図8に示すように、第2ポイントP2では、垂直部331の大半が控梁31および補助部材311に当接せず、上面部332が控梁31の上面よりも大きく上方に離間している。
このため、第1ポイントP1よりも第2ポイントP2の方が、上面部332の高さ位置が高くなり、この上面部332に支持される架台62および屋根面材7も同じく高さ位置が高くなる。すなわち、屋根面材7が傾斜することで、陸屋根に水勾配が確保されている。
また、架台62も同様に庇4側の方が高さ位置が低くなるが、架台62の高さ寸法を調整することで、架台62に取り付けられる架台レール63が水平になるようになっている。
具体的には、第1ポイントP1に設けられる架台62は高さ寸法が大きく形成され、これに対して、第2ポイントP2に設けられる架台は高さ寸法が小さく形成されることで、第1ポイントP1と第2ポイントP2とに設けられる架台62の上部の高さ位置が同じになるように調整されている。
また、図6から8には、説明の便宜上、中間梁33が大きく傾斜しているように示したが、実際には水勾配をこのように大きな傾斜とする必要はなく、なだらかな傾斜面でもよい。
このため、上述のように架台62の高さ寸法を調整せず、架台レール63が屋根面材7と同様に傾斜するものとしてもよい。さらに、設置台64に設置されるモジュール65は、支持部61によって角度調節ができるようになっているため、支持部61が若干傾斜していても角度調整により傾斜の影響を解消できるようになっている。
以上のように、本実施形態によれば、例えば、図6から8に示すように、略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を複数組み合わせて建築されるユニット式建物1であって、ユニット式建物1の外方へと突出する庇4と、この庇4を建物ユニット2とともに支持する控梁31と、屋根を形成する屋根面材7と、控梁31に設けられるとともに屋根面材7を支持する中間梁33と、を備え、中間梁33は、一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなって設けられるものとした。
こうすることで、控梁31によって庇4を確実に支持しつつ、中間梁33が屋根面材7を支持することで、屋根面材7を一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなる傾斜面とすることができる。
このため、控梁31が水平であったとしても、控梁31に設けられる中間梁33が傾斜しているので、この中間梁33が屋根面材7を支持することで、屋根面材7に水勾配を確保することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、図3から5に示すように、控梁31は、建物ユニット2上に設置される枠状の小屋パネル3に設けられるものとした。
こうすることで、建物ユニット2とは別個独立して控梁31を設けることができる。
このため、建物ユニット2に事前に控梁31を取り付ける必要がなく、簡易な構成の小屋パネル3に控梁31を設けることで、施工性が良好なものとなる。
さらに、庇4および屋根面材7の荷重を小屋パネル3によって効率よく分散できるので、建物ユニット2への負担を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、図7,8に示すように、屋根に設置される太陽電池モジュール6を備え、この太陽電池モジュール6は、中間梁33に支持されるものとした。
こうすることで、中間梁33は屋根面材7だけでなく、太陽電池モジュール6をも支持することとなり、中間梁33を有効に利用することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、図3に示すように、太陽電池モジュール6は、本体を構成するモジュール65と、このモジュール65を支持する支持部61と、を備え、支持部61は、中間梁33に設置されるものとした。
こうすることで、中間梁33が支持部61を支持することでモジュール65を屋根に設置することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、図1から4に示すように、ユニット式建物1に庇4が設けられるものとした。
こうすることで、控梁31によって庇4を確実に支持できる。また、庇4の下をバルコニー5として利用することができる。
また、本実施形態によれば、中間梁33に設けられた挿通穴333と、控梁に設けられた挿通穴とをボルトBにより取り付け固定するものとした。
こうすることで、中間梁33の挿通穴333の位置を任意に設定することで、容易に中間梁33の傾斜角度を設定することができる。
また、本実施形態によれば、中間梁33に補助支持材334が設けられるものとした。
こうすることで、対向する中間梁33の上面部33に跨って架台62を載置する必要がなく、一方の上面部33と、これに隣接する補助支持材334とに跨って架台62を載置することができる。
このため、架台62の被載置面の大きさを小さくすることができる。
以上、本発明を本実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本実施形態では、例えば、図7,8に示すように、架台62は、上面部332に屋根面材7と同様に設置されるものとして、架台レール63が屋根面材7と同様な傾斜を有するものとしたが、これに限らない。
例えば、架台62の高さ寸法を調整して架台レール63を屋根面材7とは異なり、水平にする構成としてもよい。
また、本実施形態では、架台62を上面部332の傾斜面にそのまま設置するものとしたが、これに限らない。
例えば、架台62と上面部332との間にスペーサなどを挟みこみ、架台62を垂直取り付けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、控梁31ないし補助部材311に中間梁33をボルトBを用いて取り付け固定するものとしたが、これに限らない。
例えば、控梁31ないし補助部材311に中間梁33を溶接して取り付け固定してもよい。
また、本実施形態では、小屋パネル3を建物ユニット2に設置して、小屋パネル3に控梁31を設置するものとしたが、これに限らず、例えば、小屋パネル3を設置せず、建物ユニット2の天井梁23に設置する構成でもよい。
1 ユニット式建物
2 建物ユニット
3 小屋パネル
3a 第1小屋パネル
3b 第2小屋パネル
4 庇(突出部)
5 バルコニー
6 太陽電池モジュール(屋根設置物)
7 屋根面材
21 第1建物ユニット
22 第2建物ユニット
23 天井梁
31 控梁
32 小屋梁
33 中間梁
61 支持部
62 架台
63 架台レール
64 設置台
65 モジュール(本体部)
311 補助部材
331 垂直部
332 上面部
333 挿通穴
334 補助支持材
B ボルト
D 排水溝
O 外周
P パラペット
P1 ポイント
P2 ポイント
S 設置位置

Claims (5)

  1. 略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築され、屋根に設置される屋根設置物を備えたユニット式建物であって、
    梁と、
    前記ユニット式建物の外方へと突出し、かつ前記梁に設けられた突出部と、
    前記突出部を前記フレームとともに支持し、かつ前記梁に設けられた控梁と、
    前記屋根を形成し、一側から他側にかけて連続して並設された複数の屋根面材と、
    記控梁に設けられるとともに前記屋根面材を支持する中間梁と、を備え、
    前記中間梁は、一側から他側へと向かうに連れて高さ位置が高くなって設けられ、かつ前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられて各々が前記屋根面材を支持し、さらに、一側端部が、前記控梁における一側端部よりも他側に位置しており、
    前記屋根設置物は、本体を構成する本体部と、前記本体部を支持する支持部と、を有しており、前記支持部は、前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁によって支持されており、
    前記複数の屋根面材には、
    前記控梁の一側端部と前記突出部とに跨って設けられた一側屋根面材と、
    前記一側屋根面材よりも他側に位置して当該一側屋根面材と連続して並設され、前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁に支持された他側屋根面材と、
    が含まれ、
    前記一側屋根面材における他側端部と前記他側屋根面材における一側端部との境目は、前記中間梁における一側端部の位置にあることを特徴とする屋根設置物を備えたユニット式建物。
  2. 請求項1に記載の屋根設置物を備えたユニット式建物において、
    前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁のうち一方の中間梁には補助支持材が溶接固定されており、
    前記屋根設置物における前記支持部は、前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁のうち他方の中間梁と、前記補助支持材とに跨って配置され、かつ溶接固定されていることを特徴とする屋根設置物を備えたユニット式建物。
  3. 請求項1または2に記載の屋根設置物を備えたユニット式建物において、
    前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁の各々によって支持された前記屋根面材の間に隙間が形成されており、前記支持部は、当該隙間に配置され、かつ前記控梁の長尺方向に沿って両側に設けられた前記中間梁によって支持されていることを特徴とする屋根設置物を備えたユニット式建物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の屋根設置物を備えたユニット式建物において、
    前記控梁は、前記建物ユニット上に設置される矩形枠状の小屋パネルに対し、当該小屋パネルを構成する長辺側の小屋梁に直交して設けられることを特徴とする屋根設置物を備えたユニット式建物。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の屋根設置物を備えたユニット式建物において、
    前記突出部は、庇であることを特徴とする屋根設置物を備えたユニット式建物。
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