JP2015010401A - 床見切り材 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な高さの段差に対応することができ、かつ、段差を緩やかにつなぐ床見切り材を提供すること。
【解決手段】第1の面と第2の面との間又は第1の面及び第2の面の境界近傍に配置される床見切り材1であって、上面が開放され長手方向に延びる軸支持部23を備える縦長の本体部2と、軸支持部23に回動可能に支持される略円柱状の軸部33、軸部33から幅方向外側に延びる第1延出部31、及び第1延出部31の幅方向外側の端部から下方に屈曲してさらに幅方向外側に延びる第2延出部32を有するつば部3と、を備える床見切り材である。
【選択図】図1

Description

本発明は、床見切り材に関する。詳しくは、様々な高さの段差に対応することができる床見切り材に関する。
従来より、床材同士の継ぎ目、床材と扉や窓等を構成する部材との継ぎ目、又はこれらの継ぎ目に形成される段差等を覆うために、これらの継ぎ目や段差に床見切り材を配置することが行われている。例えば、高さの異なる部材が隣り合う場合にも高さを合わせられるように、本体部と、この本体部に対して回動可能に取り付けられたつば部と、を備える床見切り材が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示された床見切り材によれば、つば部の一方の端部を本体部と回動可能に接続し、つば部の他方の端部を床等の面に載置することで、床等の面の高さに応じて他方の端部の位置を調整することができる。
特許第4414976号公報
しかしながら、特許文献1で開示された床見切り材では、つば部の上面が平板状に延びているので、つば部の角度によっては、段差を緩やかにつなげない場合があった。
本発明は、様々な高さの段差に対応することができ、かつ、段差を緩やかにつなぐことができる床見切り材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、第1の面と第2の面との間又は第1の面及び第2の面の境界近傍に配置される床見切り材(例えば、後述の床見切り材1)であって、上面が開放され長手方向に延びる軸支持部(例えば、後述の軸支持部23)を備える縦長の本体部(例えば、後述の本体部2)と、軸支持部に回動可能に支持される略円柱状の軸部(例えば、後述の軸部33)、該軸部から幅方向外側に延びる第1延出部(例えば、後述の第1延出部31)、及び該第1延出部の幅方向外側の端部から下方に屈曲してさらに幅方向外側に延びる第2延出部(例えば、後述の第2延出部32)を有するつば部(例えば、後述のつば部3)と、を備える床見切り材を提供する。
本発明では、つば部を、第1延出部と、この第1延出部の幅方向外側の端部から下方に屈曲する第2延出部と、を含んで構成する。これにより、第2延出部が第1延出部の先端から下方に屈曲して延びているので、つば部の角度を種々変更した場合でも、つば部とつば部の先端につながる面とを緩やかにつなぐことができる。よって、様々な高さの段差に対応することができ、かつ、段差を緩やかにつなぐことができる。
上記軸部の径は、上記第1延出部及び上記第2延出部の厚さよりも大きいことが好ましい。
この発明では、軸部の径を、第1延出部及び第2延出部の厚さよりも大きくする。これにより、つば部と本体部との接続部分の強度を保ちつつ、回動可能な床見切り材を実現できる。
上記第1延出部の厚さは、上記第2延出部の厚さよりも厚いことが好ましい。
この発明では、第1延出部の厚さを、第2延出部の厚さよりも厚くする。これにより、上面側からの荷重に対する強度を高めることができる。
上記軸支持部は、上記本体部の幅方向の一方の側部に配置され、上記本体部の幅方向の他方の側部の上面は、外側に向かって下り傾斜した傾斜面部(例えば、後述の傾斜面部24)により構成されることが好ましい。
この発明では、軸支持部を、本体部の幅方向の一方の側部に配置し、本体部の幅方向の他方の側部の上面を、外側に向かって下り傾斜した傾斜面部により構成する。これにより、高さの異なる面同士を、より緩やかにつなぐことができる。
上記つば部は、上記本体部の幅方向における両側に一対配置されていることが好ましい。
この発明では、つば部を、本体部の幅方向における両側に一対配置する。これにより、隣り合う面と面との間に隙間が形成されている場合でも、高さの異なる面同士を、緩やかにつなぐことができる。
上記本体部の下方に配置されて上記本体部を支持する基部(例えば、後述の基部4)をさらに備えることが好ましい。
この発明では、本体部の下方に配置されて本体部を支持する基部を設ける。これにより、基部を床材等の設置面に設置して、基部の上に本体部を取り付けることができる。このため、床材が床見切り材より前に設置されている場合でも、床材を加工せずに床見切り材を施工することができる。
上記本体部及び上記つば部は、接着剤により固定されることが好ましい。
この発明では、本体部及びつば部を、接着剤により固定する。これにより、つば部が撓んでつば部と床材等の部材との間に隙間が形成されても、撓みを押さえて隙間を埋めた状態で、つば部を接着して固定することができる。
本発明によれば、様々な段差に対応することができ、かつ、段差を緩やかにつなぐことができる床見切り材を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る床見切り材の斜視図である。 図1の床見切り材の分解斜視図である。(a)図は本体部を、(b)図は基部を示す。 第1実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 第1実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 第1実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 第1実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る床見切り材の斜視図である。 第2実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 第2実施形態に係る床見切り材の使用の状態を示す図である。 本発明の変形例に係る床見切り材を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は第1実施形態に係る床見切り材1の斜視図である。
床見切り材1は、異なる高さで隣接する部材の境界近傍、例えば、床と窓の下枠、床と框等のように、高さの異なる2つの面である第1の面及び第2の面の境界の近傍の段差部分に配置される。
床見切り材1は、本体部2と、つば部3と、基部4と、を有する。床見切り材1は、縦長の形状を有する。床見切り材1は、合成樹脂で形成されている。
図2(a)は、本体部2の斜視図である。図2(a)に示すように、本体部2は、平面部21と、設置面部22と、軸支持部23と、傾斜面部24と、嵌合部25とを有する。本体部2は、縦長の部材である。本体部2は、床等の平坦な設置面に設置される。
平面部21は、本体部2における上側の幅方向略中央に位置し、長手方向に延びる平坦な面である。
軸支持部23は、本体部2の幅方向の一方の側部に形成される。軸支持部23は、円柱状の軸を支持可能なように、円弧状に湾曲する面を有し、上面が開放されている。
傾斜面部24は、本体部2の幅方向の他方の側部に形成される。傾斜面部24は、平面部21の他方側の側縁から外側に向かって下り傾斜している。傾斜面部24は、最も下方の端部が設置面部22と同じ高さに位置している。傾斜面部24の下端は、本体部2の内側に向かって屈曲して設置面に当接している。
以上の平面部21、軸支持部23、傾斜面部24は、本体部における上面を構成する。また、設置面部22は、軸支持部23の下方に位置する面と、傾斜面部24の下端から内側に屈曲した面により構成され、本体部2の幅方向両側の下方で設置面に当接している。
嵌合部25は、本体部2の下方に形成されている。具体的には、嵌合部25は、傾斜面部24の下側で、両設置面部22の間に位置している。嵌合部25は、平面部21に対して平行に延びるように形成される中段部251から下方に向かって突出する一対の突起252により形成されている。嵌合部25は、その下端部が設置面に届かない長さ突出するように形成されている。図2(a)に示すように、嵌合部25の突起252には、外面に、本体部2の長手方向に沿って延びる溝27が形成されている。
つば部3は、軸部33と、第1延出部31と、第2延出部32と、を有する。つば部3は、本体部2に沿って延びる縦長の部材である。
軸部33は、略円柱状であり、軸支持部23の円弧状の面を摺動して回動可能な寸法に形成される。軸部33は、軸支持部23に嵌合されている。
第1延出部31は、軸部33における本体部2の幅方向外側の端部からさらに幅方向外方へ向かって延出する。第1延出部31は、その上面31aが軸部33の外面から平坦に形成されている。第1延出部31の厚さは、軸部33側から外側に向かうに従って徐々に薄くなるように形成されている。
第2延出部32は、第1延出部31の幅方向外側の端部から、軸部33が軸支持部23に支持された状態で、下方に屈曲して延出する。第2延出部32は、第1延出部31よりも薄く形成されており、第1延出部31及び第2延出部32は、軸部33の径よりも厚さが小さくなるように形成されている。第2延出部32は、第1延出部31に対し屈曲している。第2延出部32は、その上面32aの幅方向の最も外側の端部でさらに下方に屈曲し、先端に向かって徐々に厚さが薄くなるように面取りされている。
以上のつば部3は、軸部33、第1延出部31及び第2延出部32が一体となって形成されている。つば部3は、軸部33が本体部2の軸支持部23に支持されて回動することにより、図1における矢印A方向に回動する。なお、第2延出部32は、軸部33の回動により、先端側で設置面から6mm以上12mm以下の範囲上下に動くことができる。
図2(b)は、基部4の斜視図である。図2(b)に示すように、基部4は、底面部41と、側壁部42と、溝44と、を有する。基部4は、本体部2の下方に配置されて本体部2を支持する縦長の部材である。基部4は、断面視で凹状に形成されている。
底面部41は、平坦な面で構成され、設置面に接するように配置される。底面部41には、ねじ孔43が形成されている、底面部41は、設置面に位置決めされてねじ45(図3等参照)により取り付けられる。
側壁部42は、底面部41の幅方向外側における両端部からそれぞれ起立して一対形成されている。側壁部42は、向かい合う側壁部42同士の間に、本体部2における嵌合部25が嵌まるような間隔を空けて形成されている。
溝44は、向かい合う一対の側壁部42の内側の面に形成されている。溝44は、嵌合部25の突起252における外面に形成された溝27と対応し、噛み合うように形成されている。
次に、図3〜図6を参照して、第1実施形態に係る床見切り材1の使用の状態について説明する。
図3は、第1実施形態に係る床見切り材1を、床材51と玄関の上框61との間に設置した図を示す。設置の際には、床見切り材1を、長手方向が第1の面及び第2の面の境界に沿うように配置する。詳細には、つば部3の第2延出部32が上框61の縁を覆うように本体部2を位置決めするとともに、本体部2の嵌合部25と噛み合う位置に基部4を位置決めする。そして、基部4のねじ孔43にねじ45を通して、基部4を床材51に固定する。
次に、嵌合部25における突起252の外面又は基部4の側壁部42の内面に接着剤を塗布して、嵌合部25を側壁部42の間に嵌合させ、固定する。
床材51と上框61との段差が大きい場合、軸部33を上方へ回動させて第2延出部32の先端部を上框61に載せる。この際、第2延出部32の先端は、高さH1まで移動できる。高さH1は、12mmである。第2延出部32が載置される面が、設置面から12mm程度の場合、本体部2の平面部21と第1延出部31とがほぼ同じ高さでつながる。床材51と上框61との間の大きな段差は、本体部2の傾斜面部24から平面部21、第1延出部31へつながり、第1延出部31から下方に屈曲する第2延出部32により上框61の上面につながる。このため、床材51と上框61の間の段差が緩やかになる。
なお、上框61と第2延出部32との間に、つば部3が撓むことなどで隙間が形成される場合には、撓みを押さえて隙間を塞ぎ、軸部33と軸支持部23との間に接着剤を塗布して固定することができる。
図4は、第1実施形態に係る床見切り材1を、床材51と扉の下枠62との間に設置した図を示す。床見切り材1の設置の手順は、図3について説明した場合と同様である。この際、第2延出部32の先端は、H2の高さまで移動できる。H2は、6mmである。床材51と下枠62との間の段差が大きくない場合でも、軸部33を下方に回動させることで、床材51と下枠62との間の垂直な段差を、図3の場合と同様に、傾斜面部24、平面部21、第1延出部31及び第2延出部32により、緩やかにすることができる。
図5は、第1実施形態に係る床見切り材1を、床材51とサッシのアングルピース63との間に設置した図を示す。床見切り材1の設置の手順は、図3について説明した場合と同様である。床材51とアングルピース63との間に大きな隙間が形成されている場合でも、床材51とアングルピース63との隙間を塞ぐとともに、床材51とアングルピース64の上面との段差を、図3の場合と同様に、傾斜面部24、平面部21、第1延出部31及び第2延出部32により、緩やかにすることができる。
図6は、第1実施形態に係る床見切り材1を、床材51とサッシのアングルピース64との間に配置された下地材52の上に設置した図を示す。床見切り材1の設置の手順は、図3について説明した場合と同様である。床材51とサッシのアングルピース64の間に隙間が形成され、下地材52が見えている場合でも、床材51と下地材52との段差を、図3の場合と同様に、傾斜面部24、平面部21、第1延出部31及び第2延出部32により緩やかにするとともに、アングルピース64につなぐことができる。
以上の構成を備える第1実施形態に係る床見切り材1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、床見切り材1を、例えば床材51及び上框61、扉の下枠62、サッシのアングルピース63、64等の第1の面と第2の面の境界近傍に配置した。そして、床見切り材1を上面が開放され長手方向に延びる軸支持部23を備える縦長の本体部2と、軸支持部23に回動可能に支持される略円柱状の軸部33、軸部33から幅方向外側に延びる第1延出部31、及び第1延出部31の幅方向外側の端部から下方に屈曲してさらに幅方向外側に延びる第2延出部32を有するつば部3と、を含んで構成した。
これにより、第2延出部が第1延出部の先端から下方に屈曲して延びているので、つば部3の角度を種々変更した場合でも、つば部3とつば部3の先端につながる面とを緩やかにつなぐことができる。よって、様々な高さの段差に対応することができ、かつ、段差を緩やかにつなぐことができる。また、段差を緩やかに連続させることができるため、室内での躓き、転倒の危険性を軽減することができる。さらに、様々な高さの段差に対応することができるため、住居等の一棟内の様々な箇所に用いることで、統一的な外観を形成することができる。
また本実施形態では、軸部33の径を、第1延出部31及び第2延出部32の厚さよりも大きく構成した。
これにより、つば部3と本体部2との接続部分の強度を保ちつつ、回動可能な床見切り材を実現できる。
また本実形態では、第1延出部31の厚さを、第2延出部32の厚さよりも厚く構成した。
これにより、上面側からの荷重に対する強度を高めることができる。
また本実形態では、軸支持部23を、本体部2の幅方向の一方の側部に配置し、本体部2の幅方向の他方の側部の上面を、外側に向かって下り傾斜した傾斜面部24により構成した。
これにより、高さの異なる面同士を、より緩やかにつなぐことができる。
また本実施形態では、床見切り材1を、本体部2の下方に配置されて本体部2を支持する基部4をさらに含んで構成した。
これにより、基部4を床材51等の設置面に設置して、基部4の上に本体部2を取り付けることができるため、床材51が床見切り材1より前に設置されている場合でも、床材51を加工せずに床見切り材1を施工することができる。
また本実施形態では、本体部2及びつば部3を、接着剤により固定した。
これにより、つば部3が撓んでつば部3と床材51等の部材との間に隙間が形成されても、撓みを押さえて隙間を埋めた状態で、つば部3を接着して固定することができる。
次に、図7〜図9を参照して、第2実施形態に係る床見切り材1Aについて説明する。図7は、第2実施形態に係る床見切り材1Aの斜視図である。
第2実施形態に係る床見切り材1Aは、つば部3Aが本体部2Aの幅方向における両側に一対配置されている点で第1実施形態の床見切り材1と異なる。なお、第2実施形態の説明において、特に説明されない点は、第1実施形態と同様である。
本体部2Aは、一対の軸支持部23Aと、一対の軸部33Aと、本体中央部26と、一対の脚部29と、嵌合部25Aと、を有する。
本体中央部26は、本体部2Aの幅方向における略中央に配置されている。本体中央部26の上面は、本体部2Aの平面部21Aを構成している。
一対の軸支持部23Aは、本体中央部26を挟んで本体部2Aの幅方向両側に、略対称に設けられている。
一対の脚部29は、軸支持部23Aから連続して下方に延び、設置面に当接する。脚部29は、本体中央部26を挟んで対称に配置されている。脚部29の裏面は、本体部2Aの設置面部22Aを構成している。
嵌合部25Aは、一対の軸支持部23Aの下面から下方に延びている。
つば部3Aは、一対の第1延出部31Aと、一対の第2延出部32Aと、を有する。
第1延出部31Aは、第1実施形態における第1延出部31と比べて、幅広に形成されている。また、第1延出部31Aは、同じ厚さで形成されている。
第2延出部32Aは、図7に示すように、その上面32aはなだらかな曲線に形成され、下面32bは第1延出部31Aから下方に屈曲して平坦に延びている。
第2実施形態では、一対のつば部3Aは、図7に示す矢印B方向に回動可能に本体部2Aに取り付けられる。
第2延出部32Aは、第1実施形態の場合と同様に、軸部33Aの回動により、先端側で設置面から6mm以上12mm以下の範囲上下に動くことができる。
次に、図8及び図9を参照して、第2実施形態に係る床見切り材1Aの使用の状態について説明する。
図8は、第2実施形態に係る床見切り材1Aを、床材51と扉の下枠62の間に形成された隙間において、床材51の下から下枠62まで延出している下地材52の上に設置した図を示す。第2実施形態では、床見切り材1Aを、隣り合う第1の面と第2の面との間の隙間に配置する点で第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、基部4を床材51と下枠62との間に配置して、床材51の下から延出している下地材52の上に固定する。図8に示す例の場合、設置面(下地材52の上面)から床材51までの高さH1は12mmであり、設置面から下枠62の上面までの高さH2は6mmである。
隣り合う床材51と下枠62との間に隙間があっても、間に床見切り材1Aを配置して一対のつば部3Aを渡すことにより、床材51と下枠62とがつながる。具体的には、一対の軸部33Aがそれぞれ回動することにより、一方の第1延出部31Aが床材51の方へ延び、第2延出部32Aが第1延出部31Aから下方へ屈曲して、第2延出部32Aの先端が床材51の上面に載置される。また、他方の第1延出部31Aが下枠62の方へ延び、第2延出部32Aが第1延出部31Aから下方へ屈曲して、第2延出部32Aの先端が下枠62の上面に載置される。このため、一対の第1延出部31Aを間に挟んで床材51に載置される一方の第2延出部32Aから下枠62の上面に載置される他方の第2延出部32Aまでが緩やかにつながる。
図9は、第2実施形態に係る床見切り材1Aを、互いに厚さの異なる床材51、53の間の隙間に設置した図を示す。図9では、基部4が、高さを調整する調整部材7の上に設置されている。調整部材7は、本体部2Aの幅及び長さと同等の形状に形成され、所望の厚さのものが用いられる。
図9では、隣接する一方の床材51は、厚さ12mmであり、他方の床材53は、厚さ15mmである。この場合、第2延出部32Aの先端部の可動範囲は上下方向に6mm〜12mmであるため、そのままでは厚さ15mmの床材53の上面に届かない。そこで、床材51と床材53との間の隙間に、厚さ3mmの調整部材7を設置する。そして、調整部材7の上に基部4を取り付けることで、床材51、53それぞれの上面と設置面からの距離は9mm〜12mmとなり、一対の第2延出部32Aが床材51、53の上面に載置される。
以上の構成を備える第2実施形態に係る床見切り材1Aによれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、つば部3Aを、本体部2Aの幅方向における両側に一対配置した。
これにより、隣り合う面と面との間に隙間が形成されている場合でも、高さの異なる面同士を、緩やかにつなぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
図10は、本発明の変形例に係る床見切り材1Bを示す。変形例に係る床見切り材1Bでは、第1実施形態と比較して、本体部2Bの高さが第1実施形態における本体部2よりも低く形成される。つば部3Bは、第2実施形態のつば部3Aにおける軸部33A、第1延出部31A、第2延出部32Aと同様の構成を有して形成される。また、傾斜面部24Bは、第1実施形態における傾斜面部24よりも狭いとともに、平面部21Bは、第1実施形態における平面部21よりも広い。
以上の床見切り材1Bは、より小さな段差の第1の面及び第2の面の境界近傍に配置される。床見切り材1Bの高さが低く、平面部21Bが広く、傾斜面部24Bが狭くなっているため、より小さな段差を緩やかに連続させることができるようになる。また、第1の面と第2の面との間の隙間の幅が広い場合にも対応することができる。
1 床見切り材
2、2A 本体部
3、3A つば部
4 基部
23 軸支持部
24 傾斜面部
31 第1延出部
32 第2延出部
33 軸部

Claims (7)

  1. 第1の面と第2の面との間又は前記第1の面及び前記第2の面の境界近傍に配置される床見切り材であって、
    上面が開放され長手方向に延びる軸支持部を備える縦長の本体部と、
    前記軸支持部に回動可能に支持される略円柱状の軸部、該軸部から幅方向外側に延びる第1延出部、及び該第1延出部の幅方向外側の端部から下方に屈曲してさらに幅方向外側に延びる第2延出部を有するつば部と、を備える床見切り材。
  2. 前記軸部の径は、前記第1延出部及び第2延出部の厚さよりも大きい請求項1に記載の床見切り材。
  3. 前記第1延出部の厚さは、前記第2延出部の厚さよりも厚い請求項1又は2に記載の床見切り材。
  4. 前記軸支持部は、前記本体部の幅方向の一方の側部に配置され、
    前記本体部の幅方向の他方の側部の上面は、外側に向かって下り傾斜した傾斜面部により構成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の床見切り材。
  5. 前記つば部は、前記本体部の幅方向における両側に一対配置されている請求項1又は2に記載の床見切り材。
  6. 前記本体部の下方に配置されて前記本体部を支持する基部をさらに備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の床見切り材。
  7. 前記本体部及び前記つば部は、接着剤により固定される請求項1〜6のいずれか1項に記載の床見切り材。
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