JP2015008651A - コンバインのグレンタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックピンをタンク回動時の取っ手として利用できるようにしたロック機構を簡潔な構造にすることができるコンバインのグレンタンクを提供する。
【解決手段】グレンタンク2のロック機構3を、グレンタンク2側から突設する一対のブラケット片56bに、ロックピン52のロック杆部52aをスライド自在に挿入してロックベース50に係脱自在となし、一対のブラケット片56bとロック杆部52aとグレンタンク2との間に、手を差し入れてロック杆部52aを把持することができる把持スペースHを形成すると共に、ロック杆部52aに形成した操作杆部52bを、グレンタンク2側にロックピン52をロック位置とロック解除位置とに位置決め支持するロック保持溝57と解除保持溝57aを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバインのグレンタンクに関する。
従来、脱穀された穀粒を貯留するグレンタンクを、機体フレームに対し回動支点部と下部ロック部(ロック機構)を介して、穀粒を貯留する作業姿勢と機体側方に回動移動させるメンテナンス作業姿勢とに切換自在に搭載するコンバインのグレンタンクは既に公知である(例えば特許文献1参照)。
上記グレンタンクのロック機構は、グレンタンクの前側壁から右側方に向けて突設したブラケットに、ハンドル(操作杆部)をフック状に屈曲形成した規制杆(ロックピン)のロック杆部を横向きにスライド自在に支持し、機体フレーム側に立設した補強板に設けたカラーからなる杆受けに係脱自在に挿入することにより、グレンタンクの回動方向への移動を規制する構造にしている。
特開2006−55067号公報
上記特許文献1で示されるグレンタンクのロック機構は、グレンタンクを走行機体にがたつきを防止した閉状態(作業姿勢)で固定することができる。一方、このロック機構はロックピンをロック解除した状態において、そのままタンク回動時の取っ手として利用できない構造であるため、作業者はロックピンから手を離してグレンタンクの他所に手をかけてタンク回動を行なう必要がある。また上記ロック機構はタンク復帰回動時のロック作業を容易にするために、ロックピンをロック方向に付勢する圧縮バネを設け且つ該ロックピンを杆受けに誘導するベース板等を設ける等のガイド構造を備えたり、グレンタンクのブラケットにロックピンを片持ち状に支持するための補強構造を設ける必要があるため、構造が複雑化しコスト高になる等の課題がある。
本発明は係る課題を解決するために、脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク2を、機体フレーム5に回動支点部5aとロック機構3を介して、穀粒を貯留する作業姿勢と機体側方に回動移動させるメンテナンス作業姿勢とに切換自在に搭載したコンバインのグレンタンクにおいて、前記ロック機構3をグレンタンク2側から突設する一対のブラケット片56bと、該一対のブラケット片56bにスライド自在に挿入されるロック杆部52aと該ロック杆部52aに横向きに形成される操作杆部52bとからなるロックピン52と、機体フレーム5側に設けられて該ロックピン52のロック杆部52aの端部を係脱自在に係合させるロックベース50とにより構成し、上記一対のブラケット片56bとロック杆部52aとグレンタンク2との間に、手を差し入れてロック杆部52aを把持することができる把持スペースHを形成すると共に、グレンタンク2側に操作杆部52bを係脱自在に係合してロックピン52をロック位置とロック解除位置とに位置決め支持するロック保持溝57と解除保持溝57aを設けることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ロック機構をグレンタンク側から突設する一対のブラケット片と、該一対のブラケット片にスライド自在に挿入されるロック杆部と該ロック杆部に横向きに形成される操作杆部とからなるロックピンと、機体フレーム側に設けられて該ロックピンのロック杆部の端部を係脱自在に係合させるロックベースとにより構成し、上記一対のブラケット片とロック杆部とグレンタンクとの間に、手を差し入れてロック杆部を把持することができる把持スペースを形成すると共に、グレンタンク側に操作杆部を係脱自在に係合してロックピンをロック位置とロック解除位置とに位置決め支持するロック保持溝と解除保持溝とを設けることにより、グレンタンクを作業姿勢からメンテナンス作業姿勢に切換回動する際に、作業者は、ロックピンを移動させてロック解除したのち操作杆部を解除保持溝に係合支持することにより、一対のブラケット片に両持ち状態で安定支持されたロック解除ストッパ状態にあるロック杆部を、把持スペースを介して確実に把持することができるので、ロック杆部を取っ手としてグレンタンクの側方回動をスムーズに行うことができ、作業姿勢への復帰回動及びロック作業を容易にすることができる。またロックピンをタンク回動時の取っ手として利用できるようにしたロック機構は、簡潔で廉価な軽量構造によって製作することができる。
コンバインの平面図である。 グレンタンクと排出オーガの構成を一部破断をして示す後方斜視図である。 ロック機構の構成を示す前方斜視図である。 ロック機構の構成を示す正面図である。 排出オーガの穀粒排出口の構成を示す側断面図である。 穀粒排出クラッチ操作部の設置構造を示す斜視図である。 穀粒排出クラッチ操作部の構成を示す斜視図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1,図2において符号1はグレンタンク2に本発明に係わるロック機構3を備えたコンバインであり、クローラー式の走行装置を備えた機体フレーム(走行機台)5に、前処理部6と脱穀部7等の作業部を前後方向に配置し、前処理部6の後方で脱穀部7の右側に運転部9とグレンタンク2を配置している。また運転部9の運転座席9aを支持するエンジンカバー10内にはエンジン(図示せず)が搭載されている。
上記構成によるコンバイン1は、前処理部6で刈り取った穀稈を扱深搬送部等を介して脱穀部7のフィードチェンに継送し、脱穀部7によって脱穀選別された穀粒を揚穀筒7aを介して、図2に示すように、グレンタンク2の上部に開口される供給口2aから供給して貯留させる。またグレンタンク2に収容された穀粒は、運転部9側に設置される穀粒排出クラッチ操作部12の操作に基づき、排出オーガ13の穀粒排出口13aから穀粒を機外に排出して一連のコンバイン作業を行うことができる。上記排出オーガ13は、図3に示すベルト伝動機構16を介して、タンク底部に沿って前後方向に軸支される底部螺旋体15を入り切り自在に伝動することにより駆動される。
排出オーガ13は、上記底部螺旋体15に連繋してグレンタンク2の後壁に設けたL字状の継体17に縦軸中心に回動自在に立設される縦螺旋筒体19と、該縦螺旋筒体19の上端側に中継筒体19aを介して上下揺動自在に連結した横螺旋筒体20とからなり、横螺旋筒体20の先端下部に形成される前記穀粒排出口13aには、図5に示すように穀粒排出口13aを開閉する穀粒ガイド21を開閉操作自在に設けている。
そして、上記のように構成される排出オーガ13を備えるグレンタンク2は、前記継体17に下向きのパイプ17aを一体的に突設しており、該パイプ17aの下部を機体フレーム5から上向きに突設される支点軸(回動支点部)5aに回動自在に挿入している。
これによりグレンタンク2は図1に矢印で示すように、支点軸5aを回動中心として機体右外側方に向けて回動自在に支持され、前方右側コーナー部を本発明によるロック機構3によって固定及び固定解除可能にしている。即ち、グレンタンク2は図1, 図2で示す前方側を機体フレーム5側にロックした閉状態の通常姿勢(作業姿勢)でコンバイン作業を行う。またロック機構3をロック解除したとき、支点軸5aを中心にグレンタンク2を矢印方向に回動させたメンテナンス作業姿勢に切換えることができ、脱穀部7の側方を大きく開放した開放空間を介して、各箇所の点検整備清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
一方、運転部9は、平面視でL字状に構成されて立設する運転パネル部22によって運転部フロアの前側と左側を囲い、運転座席9aの後方に排出オーガー13の旋回及び上下回動操作をするオーガ操作部23を配置している。そして、運転座席9aと前記エンジンカバー10の側方(右側)に立設されて冷却風を導入する吸気構造体25との間に穀粒排出クラッチ操作部12を設置することにより、クラッチレバー12aの操作を行い易くしている。この穀粒排出クラッチ操作部12は図6,図7に示すように、グレンタンク2の前部に設置されるベルト伝動機構16(図3)とワイヤ16a及びスプリング16bを介して連繋するクラッチレバー12aを、レバーガイド溝26aから前方に向けて突出させた状態で上下回動自在に軸支するクラッチケース26等からなる。
また穀粒排出クラッチ操作部12は、クラッチケース26の右側を開口した状態で、そのケース端部を前記吸気構造体25の左側面に張設されるネット部材27の前方下部側に取付けることにより、外気をレバーガイド溝26aから吸気構造体25内に導入するようにしている。また吸気構造体25は右側面を全開放する開閉カバー25aを設けているため、開閉カバー25aを開けるとクラッチケース26の右側も開放することができるので、クラッチレバー12aの調整等のメンテナンス作業を簡単に行うことができる。
上記クラッチレバー12aは図7で示す矢印方向に操作すると、前記ベルト伝動機構16を動力入り状態にすると共に、横螺旋筒体20の先端に設けている穀粒ガイド21(図5)を閉姿勢から開姿勢に可逆的に切換えることができる。実施形態におけるベルト伝動機構16は、エンジンによって回転駆動される伝動上流側の駆動プーリ29と、グレンタンク2の底部螺旋体15に設けるカウンタケース30の入力プーリ31と、両者に巻き掛けられるベルト32と、該ベルト32をクラッチレバー12aの操作によって上下動されて動力を入り切りするテンションクラッチプーリ33等により構成している。上記構成においてカウンタケース30は、グレンタンク2の前側壁に取付ける脚部30aを二股状に形成し、上下の脚部30aの間に入力プーリを近接又は入り込ませて設けている。これによりテンションクラッチプーリ33が下動しベルト32を緩めて動力切り状態にするとき、脚部30aは緩んで外れようとするベルト32を規制するガイド部材を兼ねるので、別途にベルト規制部材を要することなくベルト伝動機構16の構成を簡潔化することができる。
次に、上記クラッチレバー12aによって連繋作動される穀粒ガイド21について図5を参照し説明する。この穀粒ガイド21は方形状の板状部材で形成されており、横螺旋筒体20の穀粒排出口13aを囲う下向きの口筒35の前部に軸支される横軸36に取付けている。また横軸36の端部には開閉作動用の作動部材37の中途を固設しており、該作動部材37の上下端にクラッチレバー12aと連繋する2本のワイヤ39の前端をそれぞれ天秤状態で作動させるように接続し、穀粒ガイド21を実線で示す閉状態と2点鎖線で示す開状態とに切換回動自在にしている。
これにより穀粒排出クラッチ操作部12は、クラッチレバー12aがベルト伝動機構16を動力入り状態にする操作と同時に、穀粒ガイド21をワイヤ39と作動部材37による天秤動作によって開状態にすることができ、穀粒の排出を穀粒排出口13aから支障なく行なう。即ち、ベルト伝動機構16が動力入り状態になると、グレンタンク2内の穀粒は、底部螺旋体15から継体17を介して縦螺旋筒体19に継送され、さらに中継筒体19aを介して横螺旋筒体20に受け継がれて開放された穀粒排出口13aから排出される。またクラッチレバー12aが動力切り状態に操作され穀粒排出が停止されるとき、穀粒排出口13aは穀粒ガイド21によって閉鎖される。尚、上記クラッチレバー12aと穀粒ガイド21とを連繋する連繋機構には、動力切り時に穀粒ガイド21の閉じ動作を数秒程度遅らす遅延閉じ作動手段を設けてもよく、この場合には動力切り時の慣性作動によって暫時排出される穀粒を十分に排出してから穀粒排出口13aを閉鎖することができる。
次に、図2を参照しグレンタンク2の穀粒貯留構造について説明する。このグレンタンク2は揚穀筒7aに通じて内部に開口される供給口2aに対し、モータ40によって回転駆動される羽根車41を対向させて設置し、揚穀筒7aから排出供給される穀粒をタンク内に偏りなく均等的に充填するようにしている。またグレンタンク2はモータ40及び各種のセンサと所定のリレー等を接続した制御装置を備えて、上記モータ40の回転制御と検知した穀粒貯留状態に基づく制御並びに検知状態をオペレータに報知可能に構成している。即ち、この制御装置のマイコン部42には、運転部9に配設されている走行変速を行なう主変速レバー43及び左右方向の操舵を行なう操縦レバー45等の操作ポジションを各検知する図示しない操縦センサと、刈取部6の刈取高さを検知する刈高センサ47を接続している。
これによりコンバイン作業中における各センサによって得られる機体情報に基づき、刈取りをしていない時間が所定時間以上に続くときはモータ40を一時的に停止させ、また刈取りが再開された機体情報に基づき、モータ40を再駆動回転させることにより省エネ運転を可能にしている。また上記のようなモータ40の省エネ運転は、羽根車41に対向して設置される穀粒供給の有無を検知するインパクト型の穀粒センサ48がOFFであるとき、モータ40を停止し、且つONであるときモータ40を回転駆動させるように構成してもよいものである。
また上記のような穀粒センサ48を備えるグレンタンク2は、稲麦、大豆、蕎麦等の収穫穀物毎に検知レンジを切換る設定ダイヤル等による切換操作部49を制御装置に設けることにより、設定した検知レンジに対応する回転モードによってモータ40を駆動回転させることができるので、収穫穀物毎に適した速度によって損傷を防止しながら穀粒の貯留を好適に行うことができる。またグレンタンク2内には必要により、フロートセンサ48a並びに穀粒の貯留レベル状態を検知するレベルセンサ48bを設置することができる。これによりフロートセンサ48aは、設定された穀粒貯留レベルの上限で穀粒貯留状態を検知したとき警報を発すると共に、レベルセンサ48bは貯留初期から終期における穀粒貯留レベルを報知することができる。
次に、本発明に係るグレンタンク2のロック機構3ついて図3,図4を参照し説明する。このロック機構3は在来のものと同様にグレンタンク2の右側前方のコーナー下部に設置しており、機体フレーム5に横設される横フレーム5a或いは板部材からなるロックベース50と、タンクコーナー部で突出状態で形成されるタンク部材51に対し上下切換動作自在に支持されるロックピン52等によって構成している。即ち、図示するロックベース50は、横フレーム2bを利用して固設したロック板53にロックピン52の先端を係脱自在に挿入するロック穴55を穿設している。
一方、ロックピン52は丸棒材を逆L字状に屈曲させた形状にすることにより、直杆部(ロック杆部)52aと、該直杆部52aの上部に横向きの横杆部(操作杆部)52bを一体的にしている。そして、ロックピン52は、直杆部52aをタンク部材51に沿って上下方向に取付けられる正面視でコ字状をなすブラケット56に上下動自在に挿入支持し、操作杆部52bは取っ手と位置決め用のストッパ(係合部材)を兼用させるようにしている。
ブラケット56は、タンク部材51に接合される取付片56aの上下端に、一対のブラケット片56bを作業者が手を差し込んで把持することができる把持スペースHを形成する間隔を有して屈曲形成しており、各ブラケット片56bの先端側に上記ロック杆部52aをスライド自在に挿入する支持孔56cを穿設し、且つ下方のブラケット片56bをロックベース50より高い位置で近接させるように、取付片56aを介してタンク部材51の側面に設けている。
図示例のタンク部材51は、グレンタンク2の前側壁2bと右側壁2cとの側辺を前方側に向けて屈曲又は延長させた部位を接合して形成されるリブ状部としている。そして、リブ状のタンク部材51の右側面下部にブラケット56を取付片56aを介して接合すると共に、タンク部材51の前端側に、操作杆部52bを係脱自在に係合させる凹溝状のロック保持溝57と解除保持溝57aとを、所定の上下間隔を有して前端から後方に向けて下向きに傾斜する凹溝によって形成している。
また上記ロック保持溝57と解除保持溝57aとの上下間隔は、ロックピン52のロック杆部52aの下端を図4に実線で示す、前記ロックベース50のロック穴55に挿入したロック状態で、操作杆部52bをロック保持溝57内に挿入して係合させ、且つ図4に2点鎖線で示すように、操作杆部52bを持ってロックピン52を上方移動させ、ロック杆部52aをロック穴55から離脱させたロック解除状態で解除保持溝57a内に挿入して係合させる長さにしている。
またロックピン52は、ロック杆部52aの中途にリング状のストッパ59を係脱自在に設けている。これによりロックピン52が上方に向けて解除操作される際に、図4に2点鎖線で示す解除位置においてブラケット片56bに接当させて、上方への抜け止めを行なうロック解除ストッパ状態にすることができる。このロック解除ストッパ状態においてロックピン52は、ロック杆部52aの上下がブラケット片56bに両持ち状態で安定的に支持されるため、後述するようにロック杆部52aがタンク回動時の取っ手として利用することを可能にしている。
次に、以上のように構成されるロック機構3を備えるグレンタンク2の使用態様について説明する。図3,図4に示すようにロック機構3がロック状態でグレンタンク2が作業姿勢にある状態からメンテナンス作業姿勢に切換える場合には、先ず、ロックピン52を上方に移動させてロック解除をし、次いでロック杆部52aを把持しながらグレンタンク2を機体外方に向けて引き出し移動をして、縦螺旋筒体19を中心に側方回動を行いメンテナンス作業姿勢にする。
このとき作業者は、先ずロック保持溝57と係合状態にある操作杆部52bを摘みながら平面視で矢印(右)方向に回動させる。これにより操作杆部52bはロック保持溝57の斜面に沿って上方に向けて強制的に案内移動されるため、引き抜き初期における大きな力を要することなく、ロック杆部52aをロック穴55から引き抜き方向に移動させることができる。これによりロック保持溝57から外れた操作杆部52bの下方に指を差し入れて上方に持ち上げることができ、ストッパ59がブラケット片56bに接当した位置で反矢印(左)方向に回動させると、操作杆部52bをロック保持溝57から解除保持溝57aに簡単且つ速やかに係合させることができると共に、ロック解除ストッパ状態に支持することができる。
これにより作業者は、ロックピン52が上下のブラケット片56bに両持ち状態で安定支持されたロック解除ストッパ状態にあるロック杆部52aを、前記把持スペースHに手を差し入れ確実に把持することができるので、ロック杆部52aを取っ手としてグレンタンク2の側方回動をスムーズに行うことができる。そして、メンテナンス作業終了後において作業者は、ロック解除ストッパ状態に支持されているロック杆部52aを把持しながら、前記とは逆順の動作によってグレンタンク2を元の作業姿勢位置に向けて回動すると、ロック杆部52aをロックベース50に接当させることなく回動復帰させることができる。そして、ロック杆部52aがロック穴55に臨む直上位置で、操作杆部52bを持って矢印方向に回動させて解除保持溝57aから外し下方移動させてロック穴55内に挿入する。
これによりロック杆部52aをロック穴55内に容易に挿入することができると共に、操作杆部52bを反矢印方向に回動させてロック保持溝57内に簡単に係合させることができる。このとき操作杆部52bは、ロック保持溝57の下向き傾斜に沿って自重を有してスムーズに溝端に至らせることができ、前記矢印で示す解除回動方向の移動が阻止された状態になるため、機体の上下振動等による矢印方向の回動を防止したロック状態を確実に保持することができコンバイン作業を速やかに再開することができる。
このように使用操作することができるロック機構3は、グレンタンク2のロック状態を確実にすることができると共に、ロック解除を簡単且つ速やかに行うことができるものでありながら、ロック部材としてのロックピン52そのものをタンク回動時に作業者が直接的に把持する取っ手として利用可能にしているので、特別な取っ手構造の付加を不要にすることができ簡潔で廉価な構成のロック機構3にすることができる。またロックピン52を取外すことなく解除保持溝57aに係合させた仮支持状態でグレンタンク2の回動及びメンテナンス作業を行なうことができるので、ロックピン52の紛失を懸念することなくロック作業を容易にすることができる等の特徴がある。
尚、上記のようにロック作業を行なうロック機構3は、グレンタンク2側から突設する左右一対のブラケット片56bに、ロックピン52のロック杆部52aを横向きスライド自在に挿入してロックベース50に係脱自在となし、且つロック杆部52aに形成した操作杆部52bをロック保持溝57と解除保持溝57aに係脱自在に係合させるように構成してもよいものである。
1 コンバイン
2 グレンタンク
3 ロック機構
5 機体フレーム
5a 支点軸(回動支点部)
50 ロックベース
52 ロックピン
52a ロック杆部
52b 操作杆部
56b ブラケット片
H 把持スペース

Claims (1)

  1. 脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(2)を、機体フレーム(5)に回動支点部(5a)とロック機構(3)を介して、穀粒を貯留する作業姿勢と機体側方に回動移動させるメンテナンス作業姿勢とに切換自在に搭載したコンバインのグレンタンクにおいて、前記ロック機構(3)をグレンタンク(2)側から突設する一対のブラケット片(56b)と、該一対のブラケット片(56b)にスライド自在に挿入されるロック杆部(52a)と該ロック杆部(52a)に横向きに形成される操作杆部(52b)とからなるロックピン(52)と、機体フレーム(5)側に設けられて該ロックピン(52)のロック杆部(52a)の端部を係脱自在に係合させるロックベース(50)とにより構成し、上記一対のブラケット片(56b)とロック杆部(52a)とグレンタンク(2)との間に、手を差し入れてロック杆部(52a)を把持することができる把持スペース(H)を形成すると共に、グレンタンク(2)側に操作杆部(52b)を係脱自在に係合してロックピン(52)をロック位置とロック解除位置とに位置決め支持するロック保持溝(57)と解除保持溝(57a)を設けることを特徴とするコンバインのグレンタンク。
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