JP2015008240A - 吸着部材 - Google Patents

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【課題】 対象物の処理精度を高める要求に応える吸着部材を提供する。【解決手段】 本発明の一態様における吸着部材1によれば、対象物2を吸着する吸着領域3を有する基板4を備え、基板4は、吸着領域3側の一主面6に複数の柱状の凸部8および凸部8同士の間に位置する底面9を有する炭化珪素質焼結体からなる基体5と、吸着領域3を構成するとともに基体5の凸部8および底面9を被覆した炭化珪素膜からなる被膜7とを有し、7被膜は、凸部8の頂面10を被覆した第1部分12と、凸部8の側面11を被覆した第2部分13と、底面9を被覆した第3部分14とを有し、第2部分13の第1部分12側に配された一端部19における基体5の一主面6に沿った方向の厚みは、第2部分13の第3部分14側に配された他端部20における一主面6に沿った方向の厚みよりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体集積回路または液晶表示装置等の製造工程において、シリコンウェハやガラス基板等の対象物に処理を施す際に対象物を吸着する吸着部材に関する。
半導体集積回路の製造工程に用いられるシリコンウェハや、液晶表示装置の製造工程に用いられるガラス基板等の対象物は、製造工程に用いられる露光装置や検査装置等において、吸着部材に吸着されて処理が施される。
この吸着部材として、例えば特許文献1には、セラミックスからなる本体(基板)と、この本体の底部に設けられ、被吸着物(対象物)を支持する多数の支持突起(ピン)とを備えた真空チャック(吸着部材)が記載されている。
ところで、吸着部材が対象物を吸着した際に、対象物はピンに支持されるとともに対象物と基板の底部との間には空間が形成される。この空間はピンと比較して熱を伝えにくい。したがって、例えば露光によって対象物に局所的に熱が加わった際に、この熱が基板を介して外部へ伝導しにくいため、対象物の温度分布が不均一となりやすい。その結果、対象物が局所的に熱膨張して歪みが生じやすくなり、ひいては対象物の処理精度が低下しやすい。
特開2003−68835号公報
本発明は、対象物の処理精度を高める要求に応える吸着部材を提供するものである。
本発明の一態様における吸着部材によれば、対象物を吸着する吸着領域を有する基板を備え、前記基板は、前記吸着領域側の一主面に複数の柱状の凸部および該凸部同士の間に位置する底面を有する炭化珪素質焼結体からなる基体と、前記吸着領域を構成するとともに該基体の前記凸部および前記底面を被覆した炭化珪素膜からなる被膜とを有し、前記被膜は、前記凸部の頂面を被覆した第1部分と、前記凸部の側面を被覆した第2部分と、前記底面を被覆した第3部分とを有し、前記第2部分の前記第1部分側に配された一端部における前記基体の一主面に沿った方向の厚みは、前記第2部分の前記第3部分側に配された他端部における前記一主面に沿った方向の厚みよりも小さい。
本発明の一態様における吸着部材によれば、第2部分の第1部分側に配された一端部の厚みは、第2部分の第3部分側に配された他端部の厚みよりも小さい。したがって、第2部分の他端部における厚みを大きくして空間の熱を基体へ効率よく伝導させることができる。それ故、対象物の温度分布をより均一なものとし、ひいては対象物の処理精度を高めることができる。
(a)は、本発明の一実施形態による吸着部材の一部を破断した斜視図であり、(b)は、(a)の吸着部材に対象物を吸着させた状態における、(a)のR1部分を拡大した断面図であり、(c)は、(b)におけるピンの拡大図である。
以下に、本発明の一実施形態による吸着部材について、図1を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の吸着部材1は、半導体集積回路または液晶表示装置等の製造工程に用いられる露光装置や検査装置等の各種装置において、シリコンウェハやガラス基板等の対象物2を吸着して保持する吸着手段として用いられるものである。以下、本実施形態においては、半導体集積回路の製造工程に用いられる露光装置において、シリコンウェハである対象物2を吸着する吸着部材1について説明する。露光装置は、吸着部材1と光源とを備えており、光源から吸着部材1に吸着された対象物2に対して光が照射されることによって、対象物2が露光されて配線パターンが形成される。
本実施形態の吸着部材1は、対象物2を真空吸着する真空チャックである。この吸着部材1は、図1(a)に示すように、対象物2が吸着される吸着領域3を有する基板4と、この基板4を厚み方向に貫通する排気孔(図示せず)とを備えている。この排気孔は、排気手段(図示せず)に接続されている。
基板4は、図1(b)に示すように、炭化珪素質焼結体からなる基体5と、吸着領域3を構成するとともに基体5の吸着領域3側の一主面6を被覆した炭化珪素膜からなる被膜7とを有する。本実施形態の基板4は、円板状である。この基板4の厚みは、例えば5mm以上15mm以下である。また、基板4の幅(直径)は、例えば200mm以上500mm以下である。
基体5は、炭化珪素質焼結体からなることから、基板4の主要部をなし、基板4の剛性を高めるものである。また、炭化珪素は他のセラミックスと比較して熱伝導率が高いことから、基体5の熱伝導率を高めることができるため、例えば露光などによって対象物に局所的に加わった熱を、基体5を介して外部へ効率良く伝導させることができる。したがって、対象物2の温度分布をより均一なものとし、ひいては対象物2の処理精度を高めることができる。
この基体5は、図1(b)および(c)に示すように、吸着領域3側の一主面6に、複数の柱状の凸部8と、凸部8同士の間に位置する底面9と、底面9から突出してなるとともに複数の凸部8を取り囲む環状部(図示せず)とを具備している。凸部8は、頂面10および側面11を有しており、底面9から突出している。本実施形態の凸部8は、円錐台状である。凸部8の高さは、例えば100μm以上500μmであり、凸部8の幅(直径)は、例えば100μm以上500μm以下である。また、本実施形態の底面9は平坦状である。
被膜7は、炭化珪素質焼結体よりも表面のボイドが少ない炭化珪素膜からなることから、吸着領域3へのパーティクルの付着を低減し、このパーティクルによる対象物2の汚染を低減するものである。また、炭化珪素膜は、熱伝導の妨げとなりやすいボイドや結晶粒界が炭化珪素質焼結体よりも少ないことから、炭化珪素質焼結体よりも熱伝導率が高い。このような被膜7が基体5の一主面6を被覆しているため、例えば露光などによって対象物2に局所的に加わった熱を、被膜7および基体5を介して外部へ効率良く伝導させることができる。また、炭化珪素は他のセラミックスと比較して熱伝導率が高いことから、被膜7の熱伝導率を高めることができる。
また、被膜7は、凸部8、底面9および環状部を被覆している。また、被膜7は、凸部8の頂面10を被覆した第1部分12と、凸部8の側面11を被覆した第2部分13と、底面9を被覆した第3部分14と、環状部を被覆した第4部分(図示せず)を有する。被膜7の厚みは、例えば100μm以上500μm以下である。
基板4の吸着領域3は、複数の柱状のピン15と、ピン15同士の間に位置する底部16と、底部16から突出してなるとともに複数のピン15を取り囲むシール部17とを具備している。ピン15は、凸部8および被膜7の第1部分12ならびに第2部分13によって構成されている。底部16は、底面9および被膜7の第3部分14によって構成されている。シール部17は、環状部および被膜7の第4部分によって構成されている。
前述した吸着部材1による対象物2の吸着は、例えば以下のように行なわれる。まず、対象物2を吸着領域3に載置する。この際、対象物2は複数のピン15およびシール部17によって支持され、対象物2と底部16とシール部17との間に空間18が生じる。そして、排気手段を用いて、排気孔から空間18の空気を排気することによって、空間18が真空状態となり、対象物2が吸着領域3に吸着される。
ところで、例えば対象物2を露光する際に対象物2に局所的に熱が加わるが、対象物2と底部16との間の空間18は、凸部8および被膜7の第1部分12ならびに第2部分13によって構成されたピン15と比較して熱を伝導しにくい。
一方、本実施形態の被膜7は、図1(b)および(c)に示すように、凸部8の頂面10を被覆した第1部分12と、凸部8の側面11を被覆した第2部分13と、底面9を被覆した第3部分14とを有する。したがって、凸部8を構成する炭化珪素質焼結体の熱伝導率が被膜7を構成する炭化珪素膜の熱伝導率よりも低いため、対象物2から第1部分12を介して基体5に向かって伝わる熱が、第1部分12よりも凸部8において伝導しにくい。したがって、凸部8および被膜7の第1部分12ならびに第2部分13によって構成されるピン15が伝導する熱量と、空間18が伝導する熱量との差を低減し、対象物2における温度分布をより均一にすることができる。
さらに、本実施形態の被膜7において、第2部分13の第1部分12側に配された一端部19における基体5の一主面6に沿った方向(XY平面方向)の厚みは、第2部分13の第3部分14側に配された他端部20における一主面6に沿った方向の厚みよりも小さい。したがって、被膜7を構成する炭化珪素膜の熱伝導率が凸部8を構成する炭化珪素質焼結体の熱伝導率よりも高いことから、第2部分13の一端部19における厚みを小さくしてピン15における熱の伝導を低減しつつ、第2部分13の他端部20における厚みを大きくして空間18の熱を基体5へ効率よく伝導させることができる。それ故、対象物2の温度分布をより均一なものとし、ひいては対象物2の処理精度を高めることができる。
また、第2部分13の一端部19における厚みが第2部分13の他端部20における厚みよりも小さいため、空間18における対象物2側の領域を大きくし、空間18の空気(流体)を流れやすくすることができる。したがって、空間18の空気の排気および吸気を素早く行なうことができるため、吸着部材1による対象物2の吸着および脱着を素早く行なうことができ、露光装置のスループットを高めることができる。
また、第2部分13の一端部19における厚みが第2部分13の他端部20における厚みよりも小さいため、第2部分13の一端部19におけるパーティクルの吸着を低減し、このパーティクルによる対象物2の汚染を低減することができる。
また、第2部分13の一端部19における厚みが第2部分13の他端部20における厚
みよりも小さいため、ピン15の頂面の幅(直径)を小さくすることができる。したがって、ピン15の頂面と対象物2との接触面積を小さくし、ピン15の頂面に付着したパーティクルによる対象物2の汚染を低減することができる。
本実施形態において、第2部分13における一主面6に沿った方向の厚みは、一端部19から他端部20に向かって大きくなっている。その結果、前述したように、空間18の熱を基体5へ効率よく伝導させることができる。また、空間18の空気(流体)を流れやすくすることができる。また、第2部分13におけるパーティクルの吸着を低減することができる。
本実施形態において、凸部8の側面11および第2部分13の側面21は、凸部8の高さ方向(Z方向)に対して傾斜しており、高さ方向に対する第2部分13の側面21の傾斜角は、高さ方向に対する凸部8の側面11の傾斜角よりも大きい。その結果、凸部8の側面11の傾斜角および凸部8の側面11の傾斜角を適宜調節することによって、第2部分13の一主面6に沿った方向の厚みを調節し、空間18から基体5へ伝導させる熱の量を調節することができる。なお、傾斜角は、高さ方向と側面とがなす鋭角の角度をいう。
本実施形態において、第1部分12における一主面6に沿った方向の幅は、凸部8とは反対側の一端部22から凸部8側の他端部23に向かって大きくなっており、第1部分12は、凸部8とは反対側に配された第1領域24と、凸部8側に配された第2領域25とを有し、第2領域25の側面26は、凸部8の高さ方向に対して傾斜しており、高さ方向に対する第2部分13の側面21の傾斜角は、高さ方向に対する第2領域25の側面26の傾斜角よりも大きい。その結果、第2領域25の側面26の傾斜角を小さくすることによって、第2部分13よりも対象物2側に位置する第2領域25の側面26に対するパーティクルの吸着を低減し、このパーティクルによる対象物2の汚染を低減することができる。また、第2部分13の側面21の傾斜角を大きくすることによって、前述した如く、第2部分13の一端部19における厚みを第2部分13の他端部20における厚みよりも容易に小さくすることができる。
本実施形態において、第1領域24の側面27は、凸部8の高さ方向に対して傾斜しており、高さ方向に対する第2領域25の側面26の傾斜角は、高さ方向に対する第1領域24の側面27の傾斜角よりも大きい。その結果、第1領域24の側面27の傾斜角を小さくすることによって、第2領域25よりも対象物2側に位置する第1領域24の側面27に対するパーティクルの吸着を低減し、このパーティクルによる対象物2の汚染を低減することができる。
本実施形態において、被膜7は、前述したように第1領域24、第2領域25および第2部分13それぞれの側面の傾斜角が異なるため、ピン15は、側面の傾斜角が異なる3つの段からなる形状(3段ピン)となる。このようにピン15を3段ピンとすることによって、ピン15の高さを大きくしつつ、ピン15の頂面の幅(直径)を小さくすることができる。したがって、ピン15の高さを大きくすることによって、空間18の体積を増加させて、空間18の空気を流れやすくすることができる。また、ピン15の頂面の幅(直径)を小さくすることによって、ピン15の頂面と対象物2との接触面積を低減して、パーティクルによる対象物2の汚染を低減することができる。
本実施形態において、被膜7は、CVD膜である。その結果、CVD膜は結晶成長した単結晶体であることから、多結晶体である炭化珪素質焼結体と比較して、熱伝導の妨げとなりやすいボイドや結晶粒界が少ないため、被膜7の熱伝導率を良好に高めることができる。
本実施形態において、被膜7は、第2部分13の側面21と第2領域25の側面26との間に、一主面6に沿った第1段差部28を有する。この第1段差部28と第2部分13の側面21および第2領域25の側面26とがなす角部は、R形状である。その結果、第1段差部28に付着したパーティクルを容易に洗浄することができる。
本実施形態において、被膜7は、第2領域25の側面26と第1領域24の側面27との間に、一主面6に沿った第2段差部29を有する。この第2段差部29と第2領域25の側面26および第1領域24の側面27とがなす角部は、R形状である。その結果、第2段差部29に付着したパーティクルを容易に洗浄することができる。
次に、前述した吸着部材1の製造方法について詳細に説明する。
(1)基体5を準備する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、炭化珪素粉末に純水と有機バインダーとを加えた後、ボールミルで湿式混合してスラリーを作製する。次に、スラリーをスプレードライにて造粒する。次に、造粒した炭化珪素粒を種々の成形方法を用いて成形して成形体を作製した後、切削加工を用いて所望の形状の成形体を作製する。次に、この成形体を例えば1400℃以上1800℃以下で焼成して焼結体を作製した後、研削加工を用いて所望の形状の焼結体を作製する。次に、ブラスト加工を用いて焼結体の一主面に凸部8および底面9を形成する。このようにブラスト加工を用いて凸部8を形成しているため、凸部8は、基体5の一主面6側からその反対側に向かって幅が小さくなり、凸部8の側面11は、高さ方向に対して傾斜する。
以上のようにして、基体5を作製することができる。
(2)基体5の一主面6に被膜7を形成し、基板4を作製する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、CVD法を用いて、基体5の一主面6に炭化珪素膜からなる被膜7を形成し、被膜7で凸部8の頂面10および側面11を被覆する。次に、ブラスト加工を用いて被膜7に第1部分12、第2部分13および第3部分14を形成し、ピン15および底部16を形成する。このブラスト加工において、砥粒の噴射圧、砥粒の粒径、ブラスト加工の回数などの各種条件を適宜調節することによって、所望の形状の被膜7およびピン15を得ることができる。例えば、砥粒の噴射圧を小さくすることによって、第2部分13の側面21の高さ方向に対する傾斜角を大きくし、第2部分13の一端部19における厚みを、第2部分13の他端部20における厚みよりも小さくすることができる。
以上のようにして、吸着部材1を作製することができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良、組合せ等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては吸着部材1として真空チャックを用いた構成を例に説明したが、吸着部材1として対象物2を静電吸着する静電チャックを用いても構わない。
また、前述した実施形態においては、基板4が円板状である構成を例に説明したが、基板4は板状であればよく、例えば対象物2としてガラス基板を用いる場合に基板4が四角板状であっても構わない。
また、前述した実施形態においては、ピン15を3段ピンとした構成を例に説明したが、ピン15は3段ピンでなくてもよく、例えばピン15を4段以上の多段ピンとしても構わない。
また、前述した実施形態においては、被膜7をCVD膜とした構成を例に説明したが、被膜7としてCVD法以外の方法で成膜したものを用いても構わない。
また、前述した実施形態においては、被膜7が第1段差部28および第2段差部29を有する構成を例に説明したが、被膜7は、第1段差部28および第2段差部29を有していなくても構わない。
1 吸着部材
2 対象物
3 吸着領域
4 基板
5 基体
6 基体の一主面
7 被膜
8 凸部
9 底面
10 凸部の頂面
11 凸部の側面
12 被膜の第1部分
13 被膜の第2部分
14 被膜の第3部分
15 ピン
16 底部
17 シール部
18 対象物と基板との間の空間
19 第2部分の一端部
20 第2部分の他端部
21 第2部分の側面
22 第1部分の一端部
23 第1部分の他端部
24 第1部分の第1領域
25 第1部分の第2領域
26 第2領域の側面
27 第1領域の側面
28 第1段差部
29 第2段差部

Claims (6)

  1. 対象物を吸着する吸着領域を有する基板を備え、
    前記基板は、前記吸着領域側の一主面に複数の柱状の凸部および該凸部同士の間に位置する底面を有する炭化珪素質焼結体からなる基体と、前記吸着領域を構成するとともに該基体の前記凸部および前記底面を被覆した炭化珪素膜からなる被膜とを有し、
    前記被膜は、前記凸部の頂面を被覆した第1部分と、前記凸部の側面を被覆した第2部分と、前記底面を被覆した第3部分とを有し、
    前記第2部分の前記第1部分側に配された一端部における前記基体の一主面に沿った方向の厚みは、前記第2部分の前記第3部分側に配された他端部における前記一主面に沿った方向の厚みよりも小さいことを特徴とする吸着部材。
  2. 請求項1に記載の吸着部材において、
    前記第2部分における前記一主面に沿った方向の厚みは、前記一端部から前記他端部に向かって大きくなっていることを特徴とする吸着部材。
  3. 請求項2に記載の吸着部材において、
    前記凸部の側面および前記第2部分の側面は、前記凸部の高さ方向に対して傾斜しており、
    前記高さ方向に対する前記第2部分の側面の傾斜角は、前記高さ方向に対する前記凸部の側面の傾斜角よりも大きいことを特徴とする吸着部材。
  4. 請求項3に記載の吸着部材において、
    前記第1部分における前記一主面に沿った方向の幅は、前記凸部とは反対側の一端部から前記凸部側の他端部に向かって大きくなっており、
    前記第1部分は、前記凸部とは反対側に配された第1領域と、前記凸部側に配された第2領域とを有し、
    前記第2領域の側面は、前記凸部の高さ方向に対して傾斜しており、
    前記高さ方向に対する前記第2部分の側面の傾斜角は、前記高さ方向に対する前記第2領域の側面の傾斜角よりも大きいことを特徴とする吸着部材。
  5. 請求項4に記載の吸着部材において、
    前記第1領域の側面は、前記凸部の高さ方向に対して傾斜しており、
    前記高さ方向に対する前記第2領域の側面の傾斜角は、前記高さ方向に対する前記第1領域の側面の傾斜角よりも大きいことを特徴とする吸着部材。
  6. 請求項1に記載の吸着部材において、
    前記被膜は、CVD膜であることを特徴とする吸着部材。
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