JP2015006250A - 棚装置及び仕切り板の取付方法 - Google Patents

棚装置及び仕切り板の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】収納空間を左右方向に仕切る仕切り板を所望の位置に容易に設置することができ、仕切り板の加工や構造の簡素化を実現することができる棚装置及び仕切り板の取付方法を提供する。
【解決手段】棚装置10において、収納空間S2の底板となる棚板26は、その前端部26aから後方に所定距離離間した位置から後方に向かって形成された底板溝30を有し、収納空間S2の天板となる棚板24は、その前端部24aから後方に向かって底板溝30と対向するように形成された天板溝32を有する。仕切り板12は、鉛直方向に立てた状態で、突出部12aを棚板24の天板溝32の前端開口に挿入し、収納空間S2の後方に向かってスライドさせた場合に、突出部12bが棚板26の上面26bの上方を通過可能な高さ寸法Haを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、書棚等の収納空間を左右に仕切る仕切り板を備える棚装置、及び仕切り板の取付方法に関する。
書籍等の収納に利用され、収納空間を左右方向に仕切る仕切り板を備えた棚装置では、鉛直方向の仕切り板を天板と底板との間に固定した構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。この種の棚装置では、左右の側板の間に底板を固定し、底板の上面に形成された溝に仕切り板の下端部を挿入した後、天板の下面に形成された溝を仕切り板の上端部に一致させながら該天板を側板に対して固定する組立方法が一般的に採用されている。
特開2012−20048号公報
ところが、上記の組立方法では、仕切り板が複数枚ある場合には、全ての仕切り板の上端部を天板の溝に挿入しつつ天板を固定する必要があり、作業が非常に難しい。従って、このような組立方法では、客先での仕切り板の取り付けが困難であるため、予め工場等で組立てておく必要があり、製造コストが増大すると共に、製品の梱包容積が大型化するといった問題もある。また、ユーザが仕切り板の位置を変更することができず、棚装置の利便性を低下させている。
そこで、仕切り板を左右に傾けて天板及び底板のそれぞれの溝へと順に挿入する取付方法、すなわち仕切り板をけんどん式の取付構造とすることも考えられる。しかしながら、この方法では、取付時に仕切り板を傾ける必要があるため、天板及び底板の溝の幅を大きくする必要があり、取付後にがたを生じることになる。さらに仕切り板を左右に傾けるスペースを確保する必要があるため、仕切り板の設置間隔にある程度の余裕を持たせなければならず、仕切り板の設置枚数に制約を生じることになる。また、仕切り板の倒れ止めのための樹脂等の部品が必要になる等、仕切り板のコストが増加していた。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、収納空間を左右方向に仕切る仕切り板を所望の位置に容易に設置することができ、仕切り板の加工や構造の簡素化を実現することができる棚装置及び仕切り板の取付方法を提供することを目的とする。
本発明に係る棚装置は、天板と底板と左右の側板とで囲まれた収納空間を有する棚本体と、該収納空間を左右方向に仕切る仕切り板とを備える棚装置であって、前記底板は、その前端部から後方に所定距離離間した位置から後方に向かって形成され、前記仕切り板の下端部が挿入される前後方向の底板溝を有し、前記天板は、その前端部から後方に向かって前記底板溝と対向するように形成され、前記仕切り板の上端部が挿入される前後方向の天板溝を有し、前記仕切り板は、該仕切り板を鉛直方向に立てた状態で、その上端部を前記天板溝の前端開口に挿入し、前記収納空間の前方から後方に向かってスライドさせた場合に、その下端部が前記底板の上面上方を通過可能な高さ寸法を有することを特徴とする。
また、本発明に係る仕切り板の取付方法は、天板と底板と左右の側板とで囲まれた収納空間を有する棚本体に対し、前記収納空間を左右方向に仕切る仕切り板を取り付けるための仕切り板の取付方法であって、前記底板は、その前端部から後方に所定距離離間した位置から後方に向かって形成され、前記仕切り板の下端部が挿入される前後方向の底板溝を有し、前記天板は、その前端部から後方に向かって前記底板溝と対向するように形成され、前記仕切り板の上端部が挿入される前後方向の天板溝を有し、前記仕切り板を鉛直方向に立てた状態で、その上端部を前記天板溝の前端開口に挿入し、前記収納空間の前方から後方に向かってスライドさせることにより、その下端部を前記底板の上面上方を通過させた後、前記底板溝へと落下させることを特徴とする。
このような構成及び方法によれば、棚本体の収納空間を左右方向に仕切る縦置きの仕切り板を取り付ける場合、仕切り板を棚本体の前面開口から真っ直ぐに底板溝及び天板溝に合わせてスライドさせるだけでよく、その取り付けを極めて容易に行うことができる。すなわち、当該棚装置を組立てる場合には、先ず、天板と底板と側板とを所定のビス等によって組み付けて棚本体を構成し、次に、仕切り板を所望の底板溝と天板溝との間にスライドさせるだけで、所望の位置に仕切り板を設置することができ、工場ではなく、客先等であっても容易に組立てることができ、組立て後の位置変更も容易である。また、仕切り板の倒れ止めのための樹脂部品等も不要となり、仕切り板の加工や構造の簡素化も実現できる。しかも、底板溝は、底板の前端部から後方に所定距離離間した位置から形成されているため、当該棚装置を床面上に設置し、立っている利用者が見下ろした場合であっても、底板溝が目立つことがなく、棚装置の外観を損なうことがない。
前記天板の前端部には、後方に向かって下方に傾斜した傾斜面が設けられていてもよい。そうすると、天板溝の前端開口を外部から見え難くすることができるため、棚装置の外観を一層向上させることができる。
前記仕切り板の高さ寸法は、前記天板溝の天面と前記底板の上面との間の鉛直方向距離よりも小さく、且つ前記天板の下面と前記底板溝の底面との間の鉛直方向距離よりも大きくするとよい。そうすると、仕切り板を鉛直方向に立てた状態のまま、円滑に後方へとスライドさせ、天板溝及び底板溝に挿入し、そのまま安定して保持することができる。
本発明によれば、棚本体の収納空間を左右方向に仕切る縦置きの仕切り板を取り付ける場合、仕切り板を棚本体の前面開口から真っ直ぐに底板溝及び天板溝に合わせてスライドさせるだけでよく、その取り付けを極めて容易に行うことができる。従って、当該棚装置を組立てる場合には、先ず、天板と底板と側板を所定のビス等によって組み付けて棚本体を構成し、次に、仕切り板を所望の底板溝と天板溝との間にスライドさせるだけで、所望の位置に仕切り板を設置することができ、工場ではなく、客先等であっても容易に組立てることができ、組立て後の位置変更も容易である。
図1は、本発明の一実施形態に係る棚装置の斜視図である。 図2は、図1に示す棚装置の正面図である。 図3は、図2に示す棚装置の側面断面図である。 図4は、外底板の平面図である。 図5は、2段目の棚板の平面図である。 図6は、2段目の棚板の底面図である。 図7は、仕切り板の側面図である。 図8は、中段の収納空間での仕切り板の取付方法を説明する動作を示す側面断面図であり、図8(A)は、仕切り板の上端部を棚板の天板溝の前端開口に挿入した状態を示す図であり、図8(B)は、図8(A)に示す状態から仕切り板を後方に向かってスライドさせ、所定の取付位置に設置した状態を示す図である。 図9は、収納空間の天板となる棚板の前端部に傾斜面を設けた構成を示す要部拡大斜視図である。 図10は、図9に示す棚板を上方から見下ろした斜視図である。 図11は、傾斜面を設けた棚板の前端部付近を拡大した側面断面図である。 図12は、切欠部を設けた棚板の前端部付近を拡大した側面断面図である。
以下、本発明に係る仕切り板の取付方法について、この取付方法を適用可能な棚装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る棚装置10の斜視図である。図2は、図1に示す棚装置10の正面図であり、図3は、図2に示す棚装置10の側面図である。本実施形態に係る棚装置10は、書籍や荷物等を収納する上下3段の収納空間S1,S2,S3を備え、中段及び下段の収納空間S2,S3を縦置きの仕切り板12によって左右方向で複数の区画に仕切ることができる収納棚である。なお、図3では、仕切り板12を省略している。
以下では、図1に示す棚装置10を正面側から見た方向で、手前側(正面側)を前方、奥側(背面側)を後方、横方向をそれぞれ左右方向(横方向)、高さ方向を上下方向と規定して各要素の構成及び位置関係を説明する。
図1〜図3に示すように、棚装置10は、上下3段の収納空間S1〜S3を有する棚本体14と、棚本体14の収納空間S2,S3を左右方向に仕切る複数の仕切り板12とを備える。図1及び図2では、仕切り板12を収納空間S2,S3にそれぞれ2枚ずつ設置した構成を例示しているが、収納空間S2,S3には、それぞれ最大4枚まで設置することができる構造となっている。仕切り板12の設置可能枚数を変更してもよいことは勿論である。
棚本体14は、床面上に立脚される左右一対の側板16,16と、側板16,16間の上端間及び下端間を連結する外天板18及び外底板20と、側板16,16間の背面側を塞ぐ背板22とを備え、前面が開口した箱形状である。外底板20の前方下部には、該外底板20の下方空間の前方を塞ぐ幕板23が設けられている。棚本体14では、外天板18、外底板20及び左右の側板16,16で囲まれる空間が、2枚の棚板24,26によって上下方向で3段の収納空間S1〜S3に区画されている。棚板24,26の設置数は適宜変更可能であり、また、側板も左右一対のみならず左右方向に3枚以上を立設した構成等であってもよい。
図2及び図3に示すように、棚装置10では、外天板18及び1段目の棚板24が、それぞれ上段の収納空間S1の天板及び底板となる。1段目の棚板24及び2段目の棚板26が、それぞれ中段の収納空間S2の天板及び底板となり、その間に仕切り板12が設置される。2段目の棚板24及び外底板20が、それぞれ下段の収納空間S3の天板及び底板となり、その間に仕切り板12が設置される。図1及び図3に示すように、棚板24,26の前後方向寸法は、外天板18及び外底板20の前後方向寸法より短く形成されている。従って、棚板24,26の前端部24a,26aは、外天板18の前端部18a及び外底板20の前端部20aより後方にオフセットした位置に配置される。
図4は、外底板20の平面図であり、図5は、2段目の棚板26の平面図であり、図6は、2段目の棚板26の底面図である。
図2、図3及び図4に示すように、下段の収納空間S3の底板となる外底板20の上面20bには、前後方向に延びた溝部である底板溝30が左右方向に等間隔で4本形成されている。各底板溝30は、外底板20の前端部20aから距離L1だけ後方にオフセットした位置から後方に向かって上面20bの中央やや後寄りとなる位置まで延在している(図4参照)。
図2、図3及び図5に示すように、中段の収納空間S2の底板となる2段目の棚板26の上面26bにも、前後方向に延びた溝部である底板溝30が左右方向に等間隔で4本形成されている。この棚板26の底板溝30は、外底板20の底板溝30と同一形状であり、棚板26の前端部26aから距離L2だけ後方にオフセットした位置から後方に向かって上面26bの中央やや前寄りとなる位置まで延在している。
図2、図3及び図6に示すように、下段の収納空間S3の天板となる2段目の棚板26の下面26cには、外底板20の底板溝30と対向するように前後方向に延びた溝部である天板溝32が左右方向に等間隔で4本形成されている。各天板溝32は、棚板26の前端部26aから後方に向かって下面26cの中央やや前寄りとなる位置まで延在している。図2及び図3から明らかなように、1段目の棚板24の下面24cは、棚板26の下面26cと同一形状であり、この下面24cにも4本の天板溝32が形成されている。
図7は、仕切り板12の側面図である。
図1、図2及び図7に示すように、仕切り板12は、側面視略矩形の薄板部材であり、その前側の上下端面にそれぞれ上方及び下方に突出した突出部12a,12bが形成されている。突出部12a,12bの板厚(幅)は、仕切り板12全体の板厚と同一であり、底板溝30及び天板溝32の幅より若干小さく設定されている。突出部12a,12bの前後方向の長さLaは、底板溝30の前後方向の長さLb(図4及び図5参照)より若干短く設定されている。なお、天板溝32の前後方向の長さLc(図6参照)は、底板溝30の長さLbよりも長く、つまり突出部12a,12bの長さLaよりも長い(Lc>Lb>La)。これにより、仕切り板12の上端部となる突出部12aを天板溝32に挿入し、下端部となる突出部12bを底板溝30に挿入することができる。
ここで、図7に示すように、仕切り板12の高さ寸法、つまり突出部12aの上端と突出部12bの下端との間の高さ寸法を高さHaと称し、図3に示すように、1段目の棚板24の天板溝32の天面(天板溝32の底)と2段目の棚板26の上面26bとの間の鉛直方向距離を高さHbと称する。なお、2段目の棚板26の天板溝32の天面と外底板20の上面20bとの間の鉛直方向距離も高さHbとなっている。また、1段目の棚板24の下面24cと2段目の棚板26の底板溝30の底面(底板溝30の底)との間の鉛直方向距離を高さHcと称する。なお、2段目の棚板26の下面26cと外底板20の底板溝30の底面との間の鉛直方向距離も高さHcとなっている。さらに、1段目の棚板24の天板溝32の天面と2段目の棚板26の底板溝30の底面との間の鉛直方向距離を高さHdと称する。なお、2段目の棚板26の天板溝32の天面と外底板20の底板溝30の底面との間の鉛直方向距離も高さHdとなっている。
この場合、棚装置10では、仕切り板12の高さHaは、高さHbより小さく、且つ高さHcより大きく、さらに高さHdより小さく設定されている(Hc<Ha<Hb<Hd)。
次に、以上のように構成される棚装置10での棚本体14に対する仕切り板12の取付方法について、主に図8を参照して説明する。
図8は、中段の収納空間S2での仕切り板12の取付方法を説明する動作を示す側面断面図であり、図8(A)は、仕切り板12の上端部を棚板24の天板溝32の前端開口に挿入した状態を示す図であり、図8(B)は、図8(A)に示す状態から仕切り板12を後方に向かってスライドさせ、所定の取付位置に設置した状態を示す図である。なお、下段の収納空間S3での仕切り板12の取り付けは、図8に示す中段の収納空間S2での仕切り板12の取り付けと略同様に行うことができるため、その詳細な説明は省略する。
先ず、図8(A)に示すように、仕切り板12を一方の突出部12aを上端とし、他方の突出部12bを下端として鉛直方向に立てた状態とし、突出部12a,12bが形成された側とは反対側の後端側を、棚板24,26間の前面開口から収納空間S2内へと挿入する。そして、上端の突出部12aを天板となる棚板24の天板溝32へとその前端開口から挿入し、下端の突出部12bを底板となる棚板26の上面26bの上方に通過させる。
この際、上記したように、仕切り板12の突出部12a,12b間の高さHaは、棚板24の天板溝32の天面と棚板26の上面26bとの間の高さHbより若干小さく設定されている(図3及び図7参照)。このため、図8(A)に示すように、仕切り板12を鉛直方向に立てた状態のまま、棚板24の天板溝32と棚板26の上面26bとの間に円滑に挿入し、後方へとスライドさせることができる。
続いて、仕切り板12を収納空間S2の後方へとさらにスライドさせることにより、図8(B)に示すように、下端の突出部12bを底板となる棚板26の底板溝30に落下させる。これにより、仕切り板12は、その上端の突出部12aが天板となる棚板24の天板溝32に挿入された状態で、下端の突出部12bが底板となる棚板26の底板溝30に挿入されるため、天底の棚板24,26間で鉛直方向に起立した状態で保持され、その取り付けが完了する。なお、仕切り板12の取り外しは、取り付けと逆の手順で行えばよい。
この際、上記したように、仕切り板12の突出部12a,12b間の高さHaは、棚板24の下面24cと棚板26の底板溝30の底面との間の高さHcより大きく設定され、さらに、棚板24の天板溝32の天面と棚板26の底板溝30の底面との間の高さHdより小さく設定されている(図3及び図7参照)。このため、図8(B)に示すように、仕切り板12の突出部12a,12bを、それぞれ棚板24の天板溝32及び棚板26の底面溝30に係合させた状態で、仕切り板12を棚板24,26間に安定して縦置き保持することができる。
以上のように、本実施形態に係る棚装置10によれば、収納空間S2(S3)の底板となる棚板26(外底板20)は、その前端部26a(20a)から後方に長さL2(L1)離間した位置から後方に向かって形成され、仕切り板12の下端部となる突出部12bが挿入される前後方向の底板溝30を有し、収納空間S2(S3)の天板となる棚板24(26)は、その前端部24a(26a)から後方に向かって底板溝30と対向するように形成され、仕切り板12の上端部となる突出部12aが挿入される前後方向の天板溝32を有する。そして、仕切り板12は、該仕切り板12を鉛直方向に立てた状態で、その上端部の突出部12aを棚板24(26)の天板溝32の前端開口に挿入し、収納空間S2(S3)の前方から後方に向かってスライドさせた場合に、その下端部の突出部12bが棚板26(外底板20)の上面26b(20b)上方を通過可能な高さHaとなっている。
従って、収納空間S2,S3を左右方向に仕切る縦置きの仕切り板12を取り付ける場合、仕切り板12を棚本体14の前面開口から真っ直ぐに底板溝30及び天板溝32に合わせて後方へとスライドさせるだけでよく、その取り付けや位置変更を極めて容易に行うことができる。すなわち、当該棚装置10を組立てる場合には、先ず、外天板18と外底板20と側板16と棚板24,26とを、所定のビス等によって組み付けて棚本体14を構成し、次に、仕切り板12を所望の底板溝30と天板溝32との間にスライドさせるだけで、所望の位置に仕切り板12を設置し、或いは設置変更することができ、工場ではなく、客先等であっても容易に組立てることができる。また、仕切り板12の倒れ止めのための樹脂部品等も不要となり、仕切り板12の加工や構造の簡素化も実現できる。
しかも、底板溝30は、底板となる棚板26(外底板20)の前端部26a(20a)から後方に長さL2(L1)離間した位置から形成されているため、当該棚装置10を床面上に設置し、立っている利用者が見下ろした場合であっても、底板溝30が外観上で目立つことがなく、棚装置10の外観が向上する(図1参照)。つまり、仕切り板12を所定位置に設置した場合に、底板溝30の前端縁部と仕切り板12の前端縁部とが一致し、該底板溝30の前端部が外部に露出しないように各部寸法を設定することにより、棚装置10の外観が損なわれることを防止できる。
このように、仕切り板12の取付構造は、これを鉛直方向に立てた状態のまま、収納空間S2,S3の奥側に向かってスライドさせるだけの構造である。このため、底板溝30及び天板溝32の幅を仕切り板12の板厚より僅かに広い程度とすることができ、設置後の仕切り板12にがたを生じることを防止できる。また、左右方向での底板溝30及び天板溝32の設置間隔の制約がないため、隣接する仕切り板12の設置間隔の自由度が高い。さらに、棚装置10では、縦方向の仕切り板12を所望の位置に容易に取り付け、或いは位置変更することができるため、例えば、左右方向に所望の間隔で仕切られた収納空間S2,S3へと、児童用の教科書やノートを教科毎に収納・整理することができ、利便性が高い。
なお、当該棚装置10では、仕切り板12に突出部12a,12bを設け、これら突出部12a,12bを天底の底板溝30及び天板溝32にそれぞれ挿入する構成としたが、突出部12a,12bを設けず、仕切り板12をその上端と下端の高さ寸法を一定として側面視矩形に構成してもよい(図7中に2点鎖線で示す仕切り板12参照)。このように仕切り板12に突出部12a,12bを設けない場合には、図4〜図6中に2点鎖線で示す底板溝30及び天板溝32のように、仕切り板12の形状に合わせて、各底板溝30及び天板溝32を後方へと伸ばした形状とすればよい。
ところで、上記したように、当該棚装置10では、底板溝30を棚板26(外底板20)の前端部26a(20a)から後方にオフセットした位置に設けることにより、底板溝30が外観を損なうことを防止している(図1参照)。この際、天板溝32は、棚板24(26)の下面24c(26c)側に形成されているため、その前端が棚板24(26)の前端部24a(26a)に開口してはいるが、棚装置10の外観を大きく損なうことが防止されている。この天板溝32を一層目立たなくするため、例えば、図9及び図12に示す構成等を設けてもよい。
図9は、収納空間S2の天板となる棚板24の前端部24aに傾斜面40を設けた構成を示す要部拡大斜視図であり、図10は、図9に示す棚板24を上方から見下ろした斜視図である。また、図11は、傾斜面40を設けた棚板24の前端部24a付近を拡大した側面断面図である。
図9及び図11に示すように、傾斜面40は、棚板24の前端部24aの顎部となる略下半分を斜めに切除するように形成され、後方に向かって下方に傾斜したテーパ部である。傾斜面40は、少なくとも棚板24の全ての天板溝32に対応するように該棚板24の左右方向に延在形成されるとよく、図9では、棚板24の全幅に渡って傾斜面40を形成した構成を例示している。傾斜面40は、棚板26に設けても勿論よい。
傾斜面40を設けることにより、図10に示すように、棚板24を上方から見下ろした場合であっても、天板溝32の前端開口が見え難くなるため、棚装置10の外観を一層向上させることができる。また、棚装置10を正面側から見た際に、棚板24の板厚が薄く見え、その外観をさらに向上させる効果もある。特に、棚板24,26は、天板溝32や底板溝30が形成されているため、その板厚をある程度確保しておく必要があるが、傾斜面40を設けておくことにより板厚を薄く見せることができ、その効果はより顕著なものとなっている。
図12に示すように、傾斜面40に代えて、切欠部42を設けてもよい。切欠部42は、棚板24の前端部24aの顎部となる略下半分を断面矩形に切除して形成されている。このような切欠部42を形成することによっても、天板溝32の前端開口が見え難くなるため、棚装置10の外観を一層向上させることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、上下3段の収納空間S1〜S3を有し、そのうちの収納空間S2,S3に仕切り板12を設置する構成を例示したが、収納空間は1段でも4段以上であっても勿論よく、また、上段の収納空間S1に仕切り板12を設置する構成としても勿論よい。また、上記実施形態では、収納空間S2,S3に同一形状の仕切り板12を設置する構成を例示したが、収納空間S2,S3の高さ寸法が異なる場合には、それぞれの高さ寸法に対応した仕切り板12を設置すればよい。
10 棚装置
12 仕切り板
12a,12b 突出部
14 棚本体
16 側板
18 外天板
18a,20a,24a,26a 前端部
20 外底板
20b,26b 上面
22 背板
24,26 棚板
24c,26c 下面
30 底板溝
32 天板溝
40 傾斜面
42 切欠部
S1〜S3 収納空間

Claims (4)

  1. 天板と底板と左右の側板とで囲まれた収納空間を有する棚本体と、該収納空間を左右方向に仕切る仕切り板とを備える棚装置であって、
    前記底板は、その前端部から後方に所定距離離間した位置から後方に向かって形成され、前記仕切り板の下端部が挿入される前後方向の底板溝を有し、
    前記天板は、その前端部から後方に向かって前記底板溝と対向するように形成され、前記仕切り板の上端部が挿入される前後方向の天板溝を有し、
    前記仕切り板は、該仕切り板を鉛直方向に立てた状態で、その上端部を前記天板溝の前端開口に挿入し、前記収納空間の前方から後方に向かってスライドさせた場合に、その下端部が前記底板の上面上方を通過可能な高さ寸法を有することを特徴とする棚装置。
  2. 請求項1記載の棚装置において、
    前記天板の前端部には、後方に向かって下方に傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする棚装置。
  3. 請求項1又は2記載の棚装置において、
    前記仕切り板の高さ寸法は、前記天板溝の天面と前記底板の上面との間の鉛直方向距離よりも小さく、且つ前記天板の下面と前記底板溝の底面との間の鉛直方向距離よりも大きいことを特徴とする棚装置。
  4. 天板と底板と左右の側板とで囲まれた収納空間を有する棚本体に対し、前記収納空間を左右方向に仕切る仕切り板を取り付けるための仕切り板の取付方法であって、
    前記底板は、その前端部から後方に所定距離離間した位置から後方に向かって形成され、前記仕切り板の下端部が挿入される前後方向の底板溝を有し、
    前記天板は、その前端部から後方に向かって前記底板溝と対向するように形成され、前記仕切り板の上端部が挿入される前後方向の天板溝を有し、
    前記仕切り板を鉛直方向に立てた状態で、その上端部を前記天板溝の前端開口に挿入し、前記収納空間の前方から後方に向かってスライドさせることにより、その下端部を前記底板の上面上方を通過させた後、前記底板溝へと落下させることを特徴とする仕切り板の取付方法。
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