JP2015003584A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的シンプルな構成により、アッパフレームの変形を極力阻止することにある。
【解決手段】ホルダーHMを取付け可能な一対の取付け部20が、それぞれアッパフレーム6aの上下に延びる切欠き又は貫通孔として形成されて、アッパフレーム6aのシート幅方向の中央位置を挟んで配置するとともに、一対の取付け部20にそれぞれホルダーHMを取付けたのち、各ホルダーHMを、着座面部10よりもシート後方位置で上面部12と下面部14の双方に固定する構成とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハット断面状をなす箱状のアッパフレーム(シートバックの上部骨格)と、ホルダー(ヘッドレストステーを挿設可能な部材)を備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、特許文献1に開示の乗物用シートが公知である。この乗物用シートでは、シートクッションからシートバックが起立するとともに、シートバック上部にヘッドレストが取付けられる。ヘッドレストの下部には、一対のヘッドレストステー(棒状)が適宜の間隔で突出する。
そしてシートバック骨格をなすバックフレーム(金属製の枠体)が、上部骨格をなすアッパフレームと、アクティブヘッドレスト装置を有する。アッパフレームは、ハット断面状(後方が開放状)をなす箱状部材であり、ヘッドレストステーを挿入可能な一対の長孔が設けられる。各長孔は、アッパフレームを上下に貫通する孔部であり、シート前後に長尺である(ヘッドレストステーのシート前後の摺動を許容する)。またアクティブヘッドレスト装置は、ヘッドレストステーをシート前後に傾倒させる装置であり、バックフレーム(アッパフレームの下方)に配設される。
公知技術では、バックフレーム(起立状態)の上部側にヘッドレストを配置したのち、各ヘッドレストステーをそれぞれ長孔に挿入しつつアクティブヘッドレスト装置に連結する。そして乗物後突時などに、アクティブヘッドレスト装置を駆動させて、ヘッドレストステーを前傾させる(長孔内で摺動させる)ことにより、ヘッドレストを乗員頭部側に移動させることができる。
中国実用新案公告第2012-40297号明細書
ところで上述のシート構成では、乗物衝突時等に、ヘッドレストに乗員頭部が押付けられることで(ヘッドレストステーを後傾させる向きの力にて)、アッパフレームが破損することが懸念される。
例えば公知技術の構成では、ヘッドレストステーの後傾により、アッパフレームに過度の力(曲げ変形やねじり変形を生じさせる力)が加わる。この過度の力によりアッパフレームが変形する(例えば上面と下面が離間する向きに拡開変形する)おそれがあった。
もっともアッパフレームの後部全面に金属製の蓋材を被せて閉じ断面構造(変形しにくい構造)とすることもできるが、そうするとシートの部品点数が増加するなどして構成が複雑化しがちである。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的シンプルな構成により、アッパフレームの変形を極力阻止することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シートクッションに起立可能に連結するシートバックと、一対の棒状のヘッドレストステーを介してシートバックに取付けられるヘッドレストとを備える。
本発明では、起立状態のシートバックを基準として、シートバックの骨格をなす枠状のバックフレームが、上部骨格をなすアッパフレームと、ヘッドレストステーをシート上下方向から挿設可能な筒状のホルダーとを有する。そしてアッパフレームが、ハット断面状を有してシート後方側が開放状であるとともに、着座側をなす着座面部と、上部側をなす上面部と、下部側をなす下面部とを有する。この種の構成では、比較的シンプルな構成により、アッパフレームの変形を極力阻止できることが望ましい。
そこで本発明では、ホルダーを取付け可能な一対の取付け部が、それぞれアッパフレームの上下に延びる切欠き又は貫通孔として形成されて、アッパフレームのシート幅方向の中央位置を挟んで配置する。そして一対の取付け部にそれぞれホルダーを取付けたのち、各ホルダーを、着座面部よりもシート後方位置で上面部と下面部の双方に固定する構成とした。
本発明では、各ホルダーを上面部と下面部の双方に固定することで(比較的シンプルな構成にて)、アッパフレームを部分的に閉じ断面形状とする(変形しにくい構成とする)。さらに一対のホルダーを、アッパフレームの中央位置(比較的変形しやすい部位)を挟んで配置することにより、アッパフレームの変形を極力阻止することができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、起立状態のシートバックを基準として、各取付け部が、上面部と下面部を上下に貫通する孔部である。
そこで本発明では、各ホルダーが、上面部側の取付け部の後方縁部と、下面部側の取付け部の前方縁部の少なくとも一方に当接状態で配設される。
本発明では、上面部又は下面部を各ホルダーに適切な位置で当接させることにより、各ヘッドレストステーの後傾動作そのものを規制することができる。
本発明に係る第1発明によれば、比較的シンプルな構成により、アッパフレームの変形を極力阻止することができる。また第2発明によれば、比較的シンプルな構成により、アッパフレームの変形を、より確実に規制することができる。
乗物用シートの一部透視斜視図である。 バックフレーム一部の正面図である。 バックフレーム一部を後方から見た斜視図である。 バックフレーム一部を分解して示す透視斜視図である。 アッパフレーム一部の断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。 図2のVII−VII線断面図である。 変形例にかかるバックフレーム一部を上方から見た図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図8を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。
図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。
ここでシートバック6は、シートクッション4に対して起倒可能に連結する。またヘッドレスト8は、一対のヘッドレストステー8a(棒状部材)を介してシートバック6上部に取付けられる。
[バックフレーム]
そして本実施例では、シートバック6のバックフレーム6F(金属製)が、アッパフレーム6aと、一対のサイドフレーム6bと、ロアフレーム6cと、関連構成(一対のホルダーHM,リクライナーRM)を有する(図1〜図4を参照)。
一対のサイドフレーム6bは、それぞれ側部骨格をなす平板部材である。本実施例の各サイドフレーム6bは、略横U字状(断面視)をなしており、起立状態を基準として、前端部と後端部がそれぞれシート内方に向けて屈曲する。なお本実施例の各サイドフレーム6bは、図7を参照して、後述のアッパフレーム6aの中央位置と比較して、シート前後方向の寸法が若干短く設定されている(シートの薄型化に資する構成である)。
またロアフレーム6cは、下部骨格をなす平板部材(正面視で略矩形)であり、一対のサイドフレーム6bの間に橋渡し状に配置可能である。本実施例のロアフレーム6cは、略横L字状(断面視)をなしており、ロアフレーム6c下部(張出し部6f)がシート前方に張出しつつ、後述の操作ロッド2r周りに配置される(図1を参照)。
(アッパフレーム)
そしてアッパフレーム6aは、上部骨格をなす箱状部材(正面視で略矩形)であり、一対のサイドフレーム6bの間に橋渡し状に配置可能である(図1〜図5を参照)。
本実施例のアッパフレーム6aは、ハット断面状を有してシート後方側が開放状であるとともに、着座面部10と、上面部12と、下面部14と、一対の取付け部20(後述)を有する(図5を参照)。なおアッパフレーム6aは、シート幅方向の端部側(後述の取付け部20よりも端部)が、図7を参照して、中央位置に比して前後方向の幅寸法が若干短く設定されている(サイドフレーム内に挿入可能な寸法に設定されている)。
そして着座面部10は、シートバック起立時を基準として、アッパフレーム6aの着座側をなす略平坦な部位である。また上面部12は、アッパフレーム6a上部側をなす部位であり、下面部14は、アッパフレーム6a下部側をなす部位である。本実施例では、上面部12と下面部14が、互いに対面状に配置しつつ、シート上下に適宜の間隔で離間配置する。そして本実施例では、上面部12のシート後方側が略半円状に上方に折返されるとともに、下面部14のシート後方側が略半円状に下方に折返される(各面部12,14が、ともに剛性に優れるカールフランジ状とされる)。
(ホルダー)
ここで一対のホルダーHM(略同一構成)は、それぞれ両端開放状の筒状部材(四角柱状)であり、図示しないヘッドレストサポート(筒材)を介してヘッドレストステー8aを挿設可能である(図2〜図4を参照)。
本実施例の各ホルダーHMは、それぞれアッパフレーム6aをシート上下に貫通可能な長さ寸法(上面部12と下面部14を橋渡し可能な長さ寸法)を有する(図5を参照)。なお各ホルダーHMは、平板材を筒状に屈曲変形して形成されており、その連結端側(着座側の端部)に部分的な隙間が設けられる(図6を参照)。
(取付け部)
一対の取付け部20は、それぞれホルダーHMを挿設可能な部位であり、着座面部10よりもシート後方側に設けることができる(図2〜図5を参照)。
本実施例では、一対の取付け部20を、アッパフレーム6aのシート幅方向の中央位置を挟んで配置する(ほぼ左右対称位置に配置する)。なお本実施例では、アッパフレーム6aの中央位置(着座面部10)に、軽量化の観点などから略矩形の孔部(符号省略)が形成されている。
そして各取付け部20は、上面部12の第一孔部20aと、下面部14の第二孔部20bにて形成される(図5を参照)。第一孔部20aは、上面部12を上下に貫通する孔部であり、ホルダーHMを挿入可能である。また第二孔部20bは、下面部14を上下に貫通する孔部(第一孔部20aと同一開口寸法)であり、第一孔部20aに対面配置する。このとき各取付け部20の開口形状を適宜調節するなどして、第一孔部20aの後方縁部12bを挿入状態のホルダーHMに当接可能とする(図6を参照)。また第二孔部20bの前方縁部14fを挿入状態のホルダーHMに当接可能とする。
(リクライナー)
リクライナーRM(略円筒状の部材)は、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作を規制する部材であり、内部構成(図示省略)と、操作ロッド2rと、付勢部材4rを有する(図1を参照)。操作ロッド2rは、シート幅方向に長尺なパイプ材であり、付勢部材4rは、渦巻きバネ状の部材である。
本実施例では、リクライナーRMを、各サイドフレーム6b(下部)にそれぞれ固定しつつ、シートクッション4(シートフレーム4F)のブラケット部BRに回転可能に取付ける。また操作ロッド2rを、一対のサイドフレーム6b下部の間に橋渡し状に配置する。この状態で操作ロッド2rの両端部を、それぞれリクライナーRMに軸周りに回転可能に挿設する。つぎに操作ロッド2rの端部に付勢部材4rを取付けて、操作ロッド2rを一方向に回転する向きに付勢する。
そして操作ロッド2rを、付勢部材4rの付勢力に抗して他方向に回転させて、リクライナーRM(内部構成)のロックを解除する。こうしてシートバック6が、リクライナーRMを回転中心として、シートクッション4に対して起倒(回転)可能となる(例えば図1の起立状態から前後に傾倒可能となる)。また操作ロッド2rが、付勢部材4rの付勢力にて一方向に回転することで、リクライナーRM(内部構成)がロック状態となり、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作が規制される。
[バックフレームの形成]
図1及び図4を参照して、複数のフレーム6a,6b,6cをそれぞれ溶接して一体化するとともに、これらに関連構成(ホルダーHM等)を取付ける。
本実施例では、ロアフレーム6cを、一対のサイドフレーム6b(下部)の間に橋渡し状に配置したのち、両フレームを溶接して一体化する。またアッパフレーム6aを、一対のサイドフレーム6b(上部)の間に橋渡し状に配置したのち、両フレームを溶接して一体化する。このときアッパフレーム6a端部(シート幅方向の端部)を、それぞれサイドフレーム6b上部(前端部と後端部の間)に配置しつつ、レーザ溶接等により両フレームを一体化できる。
そして上述の作業に前後して、一対のホルダーHMを、それぞれアッパフレーム6a(各取付け部20)に挿入しつつ、アッパフレーム6aの中央位置を挟んで左右に配置する(図4、図6及び図7を参照)。このとき本実施例では、各ホルダーHMが、第一孔部20a(上面部側の取付け部)の後方縁部12bに当接する。また同様に各ホルダーHMが、第二孔部20b(下面部側の取付け部)の前方縁部14fに当接する。この状態で各ホルダーHMの後部側(着座面部10よりもシート後方位置)を、上面部12に溶接等で固定する(固定点F1を形成する)。また同様に各ホルダーHMの後部側を、下面部14に溶接などで固定する(固定点F2を形成する)。
そして上述のシート構成では、乗物衝突時などに、ヘッドレスト8に乗員頭部が押付けられることで(ヘッドレストステー8aの後傾により)、アッパフレーム6aに過度の力が加わる(図1を参照)。この過度の力によりアッパフレーム6aが変形する(例えば上面部12と下面部14が離間する向きに拡開変形する)おそれがあった(図5及び図6を参照)。
そこで本実施例では、各ホルダーHMを、上面部12と下面部14の双方に固定して、アッパフレーム6aを部分的に閉じ断面形状とする。このように各ホルダーHMにて、上面部12と下面部14の相対移動を規制することにより、ヘッドレストステー8aの後傾に抗してアッパフレーム6aの形状を維持できる(変形しにくい構成となる)。
また一対のホルダーHMを、アッパフレーム6aの中央位置(比較的変形しやすい部位)を挟んで配設する(図2及び図7を参照)。このようにアッパフレーム6aの中央位置(脆弱部分)を、閉じ断面構造にてシート左右から支持することにより、アッパフレーム6aの変形を好適に阻止できる。
さらに本実施例では、ホルダーHMの後傾が、第一孔部20a(上面部側の取付け部)の後方縁部12bに当接して規制される(図6を参照)。また同様にホルダーHMの後傾が、第二孔部20b(下面部側の取付け部)の前方縁部14fに当接して規制される。このように取付け部20(縁部)を利用して、ホルダーHMの後傾動作そのものを規制することにより、アッパフレーム6aの変形をより確実に阻止できる。
以上説明したとおり本実施例では、各ホルダーHMを上面部12と下面部14の双方に固定することで(比較的シンプルな構成にて)、アッパフレーム6aを部分的に閉じ断面形状とする。さらに一対のホルダーHMを、アッパフレーム6aの中央位置を挟んで配置することにより、アッパフレーム6aの変形を極力阻止することができる。
また本実施例では、上面部12と下面部14を各ホルダーHMに適切な位置で当接させることにより、各ヘッドレストステー8aの後傾動作そのものを規制することができる。こうすることで各ヘッドレストステー8aの後傾(ヘッドレスト8の後方移動)に伴う乗員頸部の過伸展損傷(いわゆるムチ打ち)の発生を低減することもできる。
このため本実施例によれば、比較的シンプルな構成により、アッパフレーム6aの変形を極力阻止することができる。
[変形例]
ここで取付け部は、上述の構成(孔部)のほか、切欠き状に設けることができる。
例えば変形例の各取付け部20Aは、アッパフレーム6aの着座側をシート上下に切欠いて形成されており、各ホルダーHM(後部側)を嵌装可能な形状とされる(図8では、便宜上、一方の取付け部のみ図示する)。そして各取付け部20Aでは、着座面部10がシート上下に切欠かれるとともに、上面部12と下面部(図示省略)が略矩形状に切欠かれることとなる。
そこで各ホルダーHMを、それぞれ取付け部20Aに嵌装しつつ、アッパフレーム6aのシート幅方向の中央位置を挟んで左右に配置する。そして各ホルダーHMの側面側を、着座面部10に溶接等で固定するとともに、各ホルダーHMの後部側を、上面部12にその内面側又は外面側から溶接等で固定する(第一固定点F1)。また同様に各ホルダーHMの後部側を、図示しない下面部に溶接などで固定する。
このように本変形例においても、各ホルダーHMを、着座面部10よりもシート後方位置で上面部12と下面部の双方に固定することにより、アッパフレーム6aを部分的に閉じ断面形状とすることができる。このため本変形例によっても、比較的シンプルな構成により、アッパフレーム6aの変形を極力阻止することができる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、ハット断面状のアッパフレーム6aの一例を説明したが、同フレームの構成を限定する趣旨ではない。例えば上面部と下面部は、略平行に配置する場合のほか、シート後方に向かうにつれて次第に互いに離間する又は近接するように配置することもできる。またアッパフレームは、例えばヘッドレストに対面可能な部位のみハット断面状とされており、その他の部位が閉じ断面などのハット断面とは異なる形状とされていてもよい。
(2)また本実施形態では、第一孔部20a(後方縁部)と第二孔部20b(前方縁部)の双方を挿入状態のホルダーHMに当接させる例を説明した。これとは異なり第一孔部(後方縁部)と第二孔部(前方縁部)のいずれか一方を挿入状態のホルダーに当接させる構成とすることができる。またシート構成に応じて、第一孔部と第二孔部の少なくとも一方の周縁全てを挿入状態のホルダーHMに当接させることができる。
(3)また本実施形態では、各取付け部20の構成(開口形状,形成数,形成位置等)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば一対の取付け部を、左右非対称位置に設けることもできる。このとき各取付け部の間の寸法(離間寸法)は、シート構成に応じて適宜設定できる(着座面部の孔部と重なっていてもよい)。またヘッドレストステーが三本以上ある場合には、それに応じて取付け部を3以上設けることができる。
(4)また本実施形態では、上面部12と下面部14を溶接にてホルダーHMに固定する例を説明したが、固定方法を限定する趣旨ではない。例えばホルダーHMの固定方法は、上面部と下面部の相対移動を規制可能であればよく、接着,カシメ、ボルト部材等の物理的固定方法を例示できる。また各面部に対するホルダーの固定位置は、着座側よりもシート後方であればよく、例えばホルダーの側面(シート幅方向の面)を上面部と下面部に固定することもできる。
(5)また本実施形態では、バックフレーム6F及びその関連構成の一例を説明したが、これら各部材の構成は適宜変更可能である。例えばバックフレームからロアフレームを省略する(アーチ状とする)こともできる。
(6)そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの各種乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
8a ヘッドレストステー
6F バックフレーム
6a アッパフレーム
6b サイドフレーム
6c ロアフレーム
10 着座面部
12 上面部
14 下面部
20 取付け部
20a 第一孔部
20b 第二孔部
HM ホルダー
RM リクライナー

Claims (2)

  1. シートクッションに起立可能に連結するシートバックと、一対の棒状のヘッドレストステーを介して前記シートバックに取付けられるヘッドレストとを備え、
    起立状態の前記シートバックを基準として、前記シートバックの骨格をなす枠状のバックフレームが、上部骨格をなすアッパフレームと、前記ヘッドレストステーをシート上下方向から挿設可能な筒状のホルダーとを有し、前記アッパフレームが、ハット断面状を有してシート後方側が開放状であるとともに、着座側をなす着座面部と、上部側をなす上面部と、下部側をなす下面部とを有する乗物用シートにおいて、
    前記ホルダーを取付け可能な一対の取付け部が、それぞれ前記アッパフレームの上下に延びる切欠き又は貫通孔として形成されて、アッパフレームのシート幅方向の中央位置を挟んで配置するとともに、前記一対の取付け部にそれぞれ前記ホルダーを取付けたのち、前記各ホルダーを、前記着座面部よりもシート後方位置で前記上面部と前記下面部の双方に固定する構成とした乗物用シート。
  2. 起立状態の前記シートバックを基準として、前記各取付け部が、前記上面部と前記下面部を上下に貫通する孔部であるとともに、
    前記各ホルダーが、前記上面部側の前記取付け部の後方縁部と、前記下面部側の前記取付け部の前方縁部の少なくとも一方に当接状態で配設される請求項1に記載の乗物用シート。
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