JP2015002232A - 発光デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】発光層が形成された基材の厚みに関わらず高い輝度を実現可能な発光デバイスを提供する。【解決手段】発光デバイス(2)であって、基材(12)と、基材の表面に形成された発光層と、基材の裏面に配設された透光性部材(16)と、からなり、透光性部材の内部には、改質領域(18)が形成された構成とした。【選択図】図2
Description
本発明は、基材に形成された発光層を備える発光デバイスに関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、レーザーダイオード(LD:Laser Diode)等の発光デバイスは、通常、電圧の印加によって光を放出する発光層が形成された発光チップを備えている。発光チップは、例えば、発光層を含む複数の半導体層の積層体を結晶成長用のサファイア基板(基材)の表面に形成した後、当該サファイア基板を分割することで得られる。
発光デバイスの製造では、まず、発光チップのサファイア基板側を、基台となるリードフレームに固定し、積層体の表面側に設けられた電極とリードフレームの接続端子とをワイヤーボンディングで接続する。その後、発光チップの積層体側をレンズ部材で覆うことにより、発光デバイスが形成される(例えば、特許文献1参照)。
上述したワイヤーボンディング実装に代えて、発光チップの積層体側をパッケージ実装面に固定するフリップチップ実装を用いて発光デバイスを製造することもある。フリップチップ実装で製造される発光デバイスは、主に、積層体の裏面から放出される光を利用するので、ワイヤーボンディング実装で製造される発光デバイスに比べて高輝度化に有利である。
上述のような発光デバイスにおいて積層体の裏面から放出された光は、サファイア基板内を伝播し、その一部は、サファイア基板の裏面等で反射して積層体に戻る。このように積層体に戻る光は、積層体で吸収されて再び外部に取り出されることがないので、発光デバイスの輝度を低下させる要因となる。
ところで、発光チップに使用されるサファイア基板のモース硬度は非常に高く、厚いサファイア基板は分割に適さない。そこで、積層体が形成されたサファイア基板を、発光チップに分割する前に、研削等の方法で薄く加工するのが一般的である。
しかしながら、サファイア基板を薄化すると、積層体の裏面からサファイア基板の裏面までの距離が短くなり、サファイア基板の裏面で反射して積層体に戻る光の割合は高くなる。その結果、発光デバイスの輝度が低下してしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、発光層が形成された基材の厚みに関わらず高い輝度を実現可能な発光デバイスを提供することである。
本発明によれば、発光デバイスであって、基材と、該基材の表面に形成された発光層と、該基材の裏面に配設された透光性部材と、からなり、該透光性部材の内部には、改質領域が形成されていることを特徴とする発光デバイスが提供される。
また、前記発光デバイスにおいて、該基材は、サファイアからなり、該発光層は、GaN系半導体からなることが好ましい。
本発明によれば、基材の裏面側に、発光層から放出される光を透過させる透光性部材を備えるので、基材が薄い場合にも、発光層に戻る光の割合を低く抑えて光の取り出し効率を高めることができる。
また、透光性部材の内部には、改質領域が形成されているので、透光性部材の内部で光を散乱させて光の取り出し効率をさらに高めることができる。このように、本発明によれば、発光層が形成された基材の厚みに関わらず高い輝度を実現可能な発光デバイスを提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態1では、ワイヤーボンディング実装による発光デバイスについて説明し、実施の形態2では、フリップチップ実装による発光デバイスについて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、ワイヤーボンディング実装による発光デバイスについて説明する。図1は、本実施の形態に係る発光デバイスの構成例を模式的に示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る発光デバイスの発光チップから光が放出される様子を模式的に示す模式的断面図である。
本実施の形態では、ワイヤーボンディング実装による発光デバイスについて説明する。図1は、本実施の形態に係る発光デバイスの構成例を模式的に示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る発光デバイスの発光チップから光が放出される様子を模式的に示す模式的断面図である。
図1及び図2に示すように、発光デバイス2は、基台となるリードフレーム4と、リードフレーム4に支持固定される発光チップ6とを備えている。リードフレーム4は、金属等の材料で円柱状に形成されており、一方の底面に相当する裏面4b側には、導電性を有する2本のリード部材8a,8bが設けられている。
リード部材8a,8bは互いに絶縁されており、それぞれ発光デバイス2の正極、負極として機能する。このリード部材8a,8bは、配線(不図示)等を通じて外部の電源(不図示)に接続される。
リードフレーム4の他方の底面に相当する表面4aには、互いに絶縁された2個の接続端子10a,10bが所定の間隔をあけて配置されている。接続端子10aとリード部材8aとは、リードフレーム4の内部において接続されている。また、接続端子10bとリード部材8bとは、リードフレーム4の内部において接続されている。このため、接続端子10a,10bの電位は、それぞれ、リード部材8a,8bの電位と等しくなる。
リードフレーム4の表面4aにおいて、接続端子10aと接続端子10bとの間の位置には、発光チップ6が配置されている。発光チップ6は、平面形状が矩形状のサファイア基板(基材)12と、サファイア基板12の表面12aに設けられた積層体14とを備えている。
積層体14は、GaN系半導体材料を用いて形成された複数の半導体層を含む。ここで、GaN系半導体とは、GaN、GaInN、AlGaN、BGaN、BAlGaInN等のGaNを含む3族窒化物半導体(3族元素を含む窒化物半導体)のことをいう。ただし、積層体14は、必ずしもGaN系半導体材料で形成された半導体層を含まなくて良い。
積層体14は、例えば、電子が多数キャリアとなるn型半導体層(代表的には、n型GaN層)、発光層となる半導体層(代表的には、InGaN層)、正孔が多数キャリアとなるp型半導体層(代表的には、p型GaN層)を順にエピタキシャル成長させることで形成される。
また、サファイア基板12には、n型半導体層及びp型半導体層のそれぞれと接続され、積層体14に電圧を印加する2個の電極(不図示)が形成される。なお、これらの電極は、積層体14に含まれても良い。
サファイア基板12の裏面12b側(すなわち、発光チップ6の裏面6b側)には、直方体状の透光性部材16が配置されている。透光性部材16は、ガラス(例えば、ソーダガラス、ホウケイ酸ガラス)や樹脂等の材料で形成されており、積層体14の発光層から放射される光を透過する。
透光性部材16の表面16aの面積は、サファイア基板12の裏面12bの面積より大きくなっている。また、透光性部材16は、サファイア基板12と同等以上の厚みを有することが望ましい。
透光性部材16の内部には、光を散乱する複数の改質領域18が形成されている。図3(A)は、改質領域18の構成例を模式的に示す斜視図であり、図3(B)は、改質領域18の構成例を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、複数の改質領域18は、透光性部材16の表面16a(又は裏面16b)から等しい距離の位置に形成されている。各改質領域18は、透光性部材16の表面16a(又は裏面16b)と平行な方向に延びる直線状に形成されると共に、等間隔に配置されている。
また、各改質領域18は、透光性部材16の深さ方向に所定の厚みを有している。この改質領域18は、例えば、透光性部材16に吸収され難い波長のレーザービームを、透光性部材16の内部に集光させることで形成される。
なお、隣接する改質領域18同士の間隔は任意に設定できる。ただし、透光性部材16の内部に改質領域18が密集すると、改質領域18による光の損失が大きくなって輝度は低下してしまう。一方、改質領域18の密度が低いと、光は十分に散乱されず、高い輝度を得るのが難しくなる。
そのため、隣接する改質領域18同士の間隔は、5μm〜100μmとするのが好ましく、20μm〜50μmとするとさらに好ましい。特に、隣接する改質領域18同士の間隔を20μm〜50μmとする場合には、改質領域18において光が適切に散乱されるので、発光デバイス2の輝度を十分に高めることができる。
透光性部材16の表面16aは、透光性を有する樹脂(不図示)でサファイア基板12の裏面12bの全体に接着されている。また、透光性部材16の裏面16bは、透光性を有する樹脂(不図示)でリードフレーム4の表面4aに接着されている。つまり、発光チップ6は、透光性部材16を介してリードフレーム4の表面4aに固定されている。
リードフレーム4に設けられた2個の接続端子10a,10bは、それぞれ、導電性を有するリード線20a,20bを介して、発光チップ6の2個の電極に接続されている。
これにより、リード部材8a,8bに接続される電源の電圧が、積層体14に印加される。積層体14に電圧が印加されると、発光層となる半導体層には、n型半導体層から電子が流れ込むと共に、p型半導体層から正孔が流れ込む。
その結果、発光層となる半導体層において電子と正孔との再結合が生じ、所定の波長の光が放出される。本実施の形態では、GaN系の半導体材料を用いて発光層となる半導体層を形成しているので、GaN系の半導体材料のバンドギャップに相当する青色や緑色の光が放出される。
リードフレーム4の表面4a側の外周縁には、発光チップ6の表面6a側を覆うドーム状のレンズ部材22が取り付けられている。レンズ部材22は、所定の屈折率を有する樹脂等の材料で形成されており、発光チップ6の積層体14から放出される光を屈折させて、発光デバイス2の外部の所定方向へと導く。このように、発光チップ6から放出された光は、レンズ部材22を通じて発光デバイス2の外部に取り出される。
次に、本実施の形態に係る発光デバイス2において発光チップ6から光が取り出される様子を説明する。図2に示すように、本実施の形態に係る発光デバイス2において、発光層となる半導体層で生じた光は、主に、積層体14の表面14a(すなわち、発光チップ6の表面6a)、及び裏面14bから放出される。
積層体14の表面14aから放出された光(例えば、光路A1参照)は、上述のように、レンズ部材22等を通じて発光デバイス2の外部に取り出される。また、積層体14の裏面14bから放出された光(例えば、光路A2参照)の一部は、サファイア基板12と透光性部材16との界面を透過し、改質領域18に入射する。
改質領域18に入射した光は、改質領域18で様々な方向に反射(散乱)し、又は、改質領域18を透過する。このように、改質領域18によって様々な方向に伝播された光は、透光性部材16の側面16c等から外部に取り出される。
一方、透光性部材16が設けられていない従来の発光デバイスでは、上述のように積層体の裏面から放出された光の一部が、透光性部材を伝播して外部に取り出されることはない。
例えば、従来の発光デバイスにおいて積層体の裏面から放出された光の一部は、サファイア基板の裏面(サファイア基板とリードフレームとの界面)で全反射して積層体に戻ってしまう。積層体は光を吸収するので、従来の発光デバイスでは、このような光を外部に取り出すことができない。
特に、サファイア基板が薄く加工されている場合には、従来の発光デバイスにおいて、積層体の裏面から、サファイア基板の裏面までの距離は短くなる。その結果、サファイア基板の裏面で反射して積層体に戻る光の割合が高くなり、光の取り出し効率は大幅に低下してしまう。
これに対して、本実施の形態に係る発光デバイス2は、サファイア基板(基材)12の裏面12b側に、発光層から放射される光を透過させる透光性部材16を備えるので、サファイア基板12が薄い場合にも、発光層に戻る光の割合を低く抑えて光の取り出し効率を高めることができる。
また、透光性部材16の内部には、改質領域18が形成されているので、透光性部材16の内部で光を散乱させて光の取り出し効率をさらに高めることができる。このように、本実施の形態によって、発光層が形成されたサファイア基板12の厚みに関わらず高い輝度を実現可能な発光デバイス2を提供することができる。
なお、透光性部材16の内部に形成される改質領域18の構成は、特に限定されない。少なくとも、積層体14から放出される光を散乱して、光の取り出し効率を高めることができれば良い。例えば、本実施の形態では、レーザービームを集光させる方法で改質領域18を形成しているが、別の方法で改質領域18を形成しても良い。
また、改質領域18の数量、配置等についても特に限定されない。図4は、改質領域18の別の構成例を模式的に示す断面図である。例えば、図4(A)に示すように、透光性部材16の深さ方向に複数列(ここでは、3列)の改質領域18を形成しても良い。
また、図4(B)に示すように、透光性部材16の深さ方向に複数列(ここでは、2列)の改質領域18を形成すると共に、第1列において隣接する改質領域18aの間の位置に、第2列の改質領域18bを配置しても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態では、フリップチップ実装による発光デバイスについて説明する。図5は、本実施の形態に係る発光デバイスの構成例を模式的に示す斜視図であり、図6は、本実施の形態に係る発光デバイスの発光チップから光が放出される様子を模式的に示す模式的断面図である。
本実施の形態では、フリップチップ実装による発光デバイスについて説明する。図5は、本実施の形態に係る発光デバイスの構成例を模式的に示す斜視図であり、図6は、本実施の形態に係る発光デバイスの発光チップから光が放出される様子を模式的に示す模式的断面図である。
図5及び図6に示すように、発光デバイス32は、パッケージ34と、パッケージ34に支持固定される発光チップ36とを備えている。パッケージ34は、発光チップ36を収容可能な凹部を有する有底容器である。凹部の底面は、発光チップ36が実装される実装面34aとなっている。
実装面34aには、互いに絶縁された2個の接続電極38a,38bが所定の間隔をあけて配置されている。接続電極38a,38bは、配線(不図示)等を通じて外部の電源(不図示)に接続される。なお、接続電極38a,38bの表面は、発光チップ36から放出される光の反射面としても機能する。凹部の筒状の内周面34bは鏡面状に仕上げられており、光を効率良く反射する。
発光チップ36は、平面形状が矩形状のサファイア基板(基材)40と、サファイア基板40の表面40aに設けられた積層体42とを備えている。発光チップ36の構成は、実施の形態1に示した発光チップ6の構成と同様である。
なお、本実施の形態の発光チップ36は、積層体42の表面42a側(発光チップ36の表面36a側)に、バンプと呼ばれる突起状の電極(不図示)を備えている。発光チップ36の表面36a側が実装面34aに支持固定されることで、この突起状の電極が接続電極38a,38bに接続される。
サファイア基板40の裏面40b側(すなわち、発光チップ36の裏面36b側)には、直方体状の透光性部材44が配置されている。透光性部材44は、ガラス等の材料で形成されており、積層体42の発光層から放射される光を透過する。透光性部材44の内部には、光を散乱する複数の改質領域46が形成されている。透光性部材44の構成は、実施の形態1に示した透光性部材18の構成と同様である。
次に、本実施の形態に係る発光デバイス32において発光チップ36から光が取り出される様子を説明する。図6に示すように、本実施の形態の発光デバイス32では、積層体42の裏面42bから放出された光の大部分が、サファイア基板40と透光性部材44との界面を透過し(例えば、光路B1参照)、その一部は、改質領域46に入射する。
改質領域46に入射した光は、改質領域46で様々な方向に反射(散乱)し、又は、改質領域46を透過する。このように、改質領域46によって様々な方向に伝播された光は、透光性部材44の表面44a、裏面44b、側面44c等から外部に取り出される。
一方、透光性部材44が設けられていない従来の発光デバイスでは、上述のように積層体の裏面から放出された光の一部は、空気との界面に相当するサファイア基板の裏面で全反射して積層体に戻ってしまう。積層体は光を吸収するので、従来の発光デバイスでは、このような光を外部に取り出すことができない。
特に、サファイア基板が薄く加工されている場合には、従来の発光デバイスにおいて、積層体の裏面から、サファイア基板の裏面までの距離は短くなる。その結果、サファイア基板の裏面で反射して積層体に戻る光の割合が高くなり、光の取り出し効率は大幅に低下してしまう。
これに対して、本実施の形態に係る発光デバイス32は、サファイア基板(基材)40の裏面40b側に、発光層から放射される光を透過させる透光性部材44を備えるので、サファイア基板40が薄い場合にも、発光層に戻る光の割合を低く抑えて光の取り出し効率を高めることができる。
また、透光性部材44の内部には、改質領域46が形成されているので、透光性部材44の内部で光を散乱させて光の取り出し効率をさらに高めることができる。このように、本実施の形態によって、発光層が形成されたサファイア基板40の厚みに関わらず高い輝度を実現可能な発光デバイス32を提供することができる。
本実施の形態で示す構成、方法等は、他の実施の形態に係る構成、方法等と適宜組み合わせることが可能である。
次に、本発明に係る発光デバイスの有効性を確認するために行った実験について説明する。本実験では、透光性部材を有しない従来の発光デバイス(比較例)、透光性部材を備える発光デバイス(実施例1)、及び改質領域が形成された透光性部材を備える発光デバイス(実施例2)のそれぞれについて、輝度を測定した。
具体的には、各発光デバイスから放射される全ての光の強度(パワー)の合計値を算出し(全放射束測定)、透光性部材を有しない比較例を基準(100%)とする輝度に換算した。図7は、測定結果を示すグラフである。図7において、縦軸は、各発光デバイスの全放射束(mW)、又は輝度(%)を示している。
本実験では、比較例、実施例1、実施例2の全てにおいて、共通の発光チップを使用した。発光チップの大きさは、0.3mm×0.6mm×0.15mmであった。また、実施例1、実施例2においては、0.3mm×0.7mm×0.15mmの大きさのガラス板を透光性部材として用い、発光チップの裏面側に接着した。ガラスの接着は、吸光度が十分に小さい樹脂製の接着剤を用いて行った。
また、実施例2においては、改質領域が形成されたガラス板を透光性部材として使用した。この改質領域は、波長が532nm、出力が0.09Wのレーザービームを、送り速度150mm/sの条件でガラス板に照射することで形成された。改質領域の厚みは5μm程度とした。
隣接する改質領域同士の間隔は、3μm、5μm、10μm、20μm、25μm、30μm、40μm、50μm、100μmのいずれかとした。実施例1との比較の結果、5μm、10μm、20μm、25μm、30μm、40μm、50μmの場合において、実施例1との有意差が見られた。すなわち、隣接する改質領域同士の間隔を20μm〜50μmとすることで、特に高い効果が得られた。図7では、代表的に、隣接する改質領域同士の間隔が25μmの場合を、実施例2として示している。
比較例及び実施例1の結果から、発光チップの裏面側に透光性部材を設けることで、輝度を5.6%程度高められることが分かる。また、実施例1及び実施例2の結果から、透光性部材に改質領域を形成することで、輝度をさらに3.3%程度高められることが分かる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、サファイア基板とGaN系の半導体材料とを用いる発光チップを例示したが、結晶成長用の基板及び半導体材料はこれに限定されない。
また、上記実施の形態では、n型半導体層、発光層となる半導体層、及びp型半導体層を順に設けた積層体を例示したが、積層体の構成はこれに限定されない。積層体は、少なくとも、電子と正孔との再結合により光を放出できるように構成されていれば良い。
その他、上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2,32 発光デバイス
4 リードフレーム
6,36 発光チップ
8a,8b リード部材
10a,10b 接続端子
12,40 サファイア基板(基材)
14,42 積層体
16,44 透光性部材
18,46 改質領域
20a,20b リード線
34 パッケージ
38a,38b 接続電極
A1,A2,B1 光路
4 リードフレーム
6,36 発光チップ
8a,8b リード部材
10a,10b 接続端子
12,40 サファイア基板(基材)
14,42 積層体
16,44 透光性部材
18,46 改質領域
20a,20b リード線
34 パッケージ
38a,38b 接続電極
A1,A2,B1 光路
Claims (2)
- 発光デバイスであって、
基材と、
該基材の表面に形成された発光層と、
該基材の裏面に配設された透光性部材と、からなり、
該透光性部材の内部には、改質領域が形成されていることを特徴とする発光デバイス。 - 該基材は、サファイアからなり、
該発光層は、GaN系半導体からなることを特徴とする請求項1に記載の発光デバイス。
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