JP2015001697A - 液晶レンズ - Google Patents

液晶レンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2015001697A
JP2015001697A JP2013127424A JP2013127424A JP2015001697A JP 2015001697 A JP2015001697 A JP 2015001697A JP 2013127424 A JP2013127424 A JP 2013127424A JP 2013127424 A JP2013127424 A JP 2013127424A JP 2015001697 A JP2015001697 A JP 2015001697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
spacer
electrode
stress relaxation
crystal lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013127424A
Other languages
English (en)
Inventor
一之 菊地
Kazuyuki Kikuchi
一之 菊地
隆 秋元
Takashi Akimoto
隆 秋元
巧 村上
Takumi Murakami
巧 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2013127424A priority Critical patent/JP2015001697A/ja
Priority to PCT/JP2014/060271 priority patent/WO2014203596A1/ja
Priority to TW103116155A priority patent/TW201500801A/zh
Publication of JP2015001697A publication Critical patent/JP2015001697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/12Fluid-filled or evacuated lenses
    • G02B3/14Fluid-filled or evacuated lenses of variable focal length
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1343Electrodes
    • G02F1/134309Electrodes characterised by their geometrical arrangement
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)

Abstract

【課題】加熱等で液晶が膨張した際に、液晶レンズが破壊されるのを防止することができる液晶レンズを提供する。【解決手段】液晶層41,42と、開口3aを有する第1の電極部3と、前記開口3a内に配置された第2の電極部4とを有する第1の電極1と、前記液晶層41,42を挟み、前記第1の電極1と対向している第2の電極2と、導通路21c,24cを介して前記液晶層41,42に接続されている応力緩和室31,32とを備える液晶レンズ10であって、前記応力緩和室31,32の内部に、気泡31a,32aが含まれていることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶レンズに関するものである。
従来より、屈折率が可変なレンズとして、液晶レンズが検討されている。液晶レンズにおいては、薄いリボン状のガラスをスペーサとして用い、液晶層の厚みを薄くすることにより、レンズパワーを向上させることが提案されている(特許文献1)。
特開2011−175104号公報
液晶レンズにおいては、例えば、滅菌などのため、120℃以上の温度に加熱処理される場合がある。上記特許文献1などのように、薄いリボン状のガラスをスペーサ等として用いると、加熱処理の際に、液晶レンズのセルが破壊されるという問題がある。
本発明の目的は、加熱等で液晶が膨張した際に、液晶レンズが破壊されるのを防止することができる液晶レンズを提供することにある。
本発明は、液晶層と、開口を有する第1の電極部と、開口内に配置された第2の電極部とを有する第1の電極と、液晶層を挟み、第1の電極と対向している第2の電極と、導通路を介して液晶層に接続されている応力緩和室とを備える液晶レンズであって、応力緩和室の内部に、気泡が含まれていることを特徴としている。
気泡の体積は、応力緩和室の容積の10〜90体積%の範囲内であることが好ましい。
導通路は、液晶層の厚み方向の側壁の端部に形成されていることが好ましい。
第1の電極と第2の電極との間に、液晶層の側壁を形成するためのスペーサが設けられていることが好ましい。
応力緩和室の少なくとも一部は、スペーサに形成された貫通孔によって形成することができる。
第1の電極とスペーサとの間及び/またはスペーサと第2の電極との間に、金属膜が設けられていることが好ましい。
応力緩和室の少なくとも一部は、金属膜に形成された貫通孔によって形成されていてもよい。
第1の電極を有する第1の基板とスペーサとの間及び/またはスペーサと第2の電極を有する第2の基板との間は、金属膜を介在させた陽極接合により接合することができる。
第1の電極と第2の電極との間に、中間板が設けられており、中間板で液晶層が第1の液晶層と第2の液晶層に分割されていてもよい。この場合、第1の電極と中間板との間に、第1の液晶層の側壁を形成するための第1のスペーサが設けられており、中間板と第2の電極との間に、第2の液晶層の側壁を形成するための第2のスペーサが設けられていてもよい。この場合、応力緩和室として、第1の導通路を介して第1の液晶層に接続された第1の応力緩和室と、第2の導通路を介して第2の液晶層に接続された第2の応力緩和室とを有していてもよい。また、第1の応力緩和室の少なくとも一部が、第1のスペーサに形成された貫通孔によって形成されており、第2の応力緩和室の少なくとも一部が、第2のスペーサに形成された貫通孔によって形成されていてもよい。
応力緩和室の少なくとも一部が、第1のスペーサに形成された貫通孔、中間板に形成された貫通孔、及び第2のスペーサに形成された貫通孔によって形成されていてもよい。
第1の電極と第1のスペーサとの間、第1のスペーサと中間板との間、中間板と第2のスペーサとの間、及び第2のスペーサと第2の電極との間の少なくともいずれかに、金属膜が設けられていてもよい。この場合、応力緩和室の少なくとも一部が、金属膜に形成された貫通孔によって形成されていてもよい。また、第1の電極を有する第1の基板と第1のスペーサとの間、第1のスペーサと中間板との間、中間板と第2のスペーサとの間、及び第2のスペーサと第2の電極を有する第2の基板との間の少なくともいずれかが、金属膜を介在させた陽極接合により接合されていてもよい。
本発明によれば、加熱等で液晶が膨張した際に、液晶レンズが破壊されるのを防止することができる。
本発明の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。 図2に示す金属膜21を示す平面図である。 本発明の実施形態の液晶レンズにおける第1の電極が形成された第1の基板を示す平面図である。 本発明の他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。 本発明の他の実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態等を説明する図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号を用いて参照する。
図1は、本発明の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。液晶レンズ10は、互いに間隔をおいて対向するように配置された第1の基板11と第2の基板12とを備えている。第1の基板11と第2の基板12との間には、中間板13が配置されている。第1の基板11と中間板13との間には、第1のスペーサ14が配置されている。第1のスペーサ14を設けることにより、第1の基板11と中間板13との間に、第1の液晶層41を形成するための空間が設けられている。中間板13と第2の基板12との間には、第2のスペーサ15が配置されている。第2のスペーサ15を設けることにより、中間板13と第2の基板12との間に、第2の液晶層42を形成するための空間が設けられている。
第1の基板11及び第2の基板12は、例えば、ガラス基板などの透明基板から構成することができる。第1の基板11及び第2の基板12の厚みは、例えば、0.1mm〜1.0mm程度とすることができる。本実施形態において、中間板13、第1及び第2のスペーサ14及び15は、例えば、第1の基板11や第2の基板12よりも厚みの薄いガラス板から構成することができる。中間板13、第1及び第2のスペーサ14及び15の厚みは、例えば、5μm〜80μm程度とすることができる。
第1の基板11の上には、第1の電極1が設けられている。第1の電極1は、第1の電極部3及び第2の電極部4を有している。
図4は、本発明の実施形態の液晶レンズにおける第1の電極が形成された第1の基板11を示す平面図である。図4に示すように、第1の電極部3には、略円形状の開口3aが形成されている。第2の電極部4は、開口3a内に配置されている。第2の電極部4は、第1の電極部3に形成されたスリット3b内を通る引き出し部4aの一方端に接続されている。引き出し部4aの他方端は、第1の基板11の上に形成された第2の電極部端子11bに接続されている。第1の電極部3は、第1の基板11の上に形成された第1の電極部端子11aに接続されている。基板11の上には、後述する第2の電極2に電気的に接続されるグランド電極端子11cが形成されている。
図1を参照して、第1の電極1の上には、高抵抗層6が形成されている。高抵抗層6の上には、絶縁膜7が形成されている。本発明において、高抵抗層6は、電気抵抗値が表面抵抗で1×10Ω/□〜1×1014Ω/□であり、上記各電極よりも高く、絶縁膜7よりも低い電気抵抗を有する膜である。高抵抗層6は、例えば、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、インジウムスズ酸化物、アンチモンスズ酸化物、ガリウム亜鉛酸化物、シリコン亜鉛酸化物、スズ亜鉛酸化物、ホウ素亜鉛酸化物及びゲルマニウム亜鉛酸化物のうちの少なくとも一種から形成されていることが好ましい。絶縁膜7は、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムの少なくとも一種から形成されていることが好ましい。
高抵抗層6の厚みは、例えば、10nm〜300nmであることが好ましい。絶縁膜7の厚みは、1nm〜2μm程度であることが好ましく、100nm〜1.5μm程度であることがより好ましい。
絶縁膜7の上には、第1のスペーサ14が設けられている。絶縁膜7と第1のスペーサ14との間には、金属膜21が設けられている。第1のスペーサ14と中間板13との間には、金属膜22が設けられている。中間板13と第2のスペーサ15との間には、金属膜23が設けられている。第2のスペーサ15と第2の基板12との間には、金属膜24が設けられている。本実施形態において、金属膜21〜24は、アルミニウム膜から構成されている。金属膜21〜24の厚みは、例えば、50nm〜1μm程度であることが好ましい。
第1の基板11と対向する第2の基板12の表面上には、第2の電極2が形成されている。第2の電極2は、上述のように、図4に示す第1の基板11上に形成されたグランド電極端子11cに電気的に接続されている。接続方法は、図示していないが、例えば、第2の電極2を第2の基板12の端面まで引き出し、これを液晶レンズ10の外側端面に形成した外部電極に電気的に接続し、この外部電極をグランド電極端子11cに電気的に接続する方法が挙げられる。
図1に示すように、第1のスペーサ14には、開口14bが形成され、第2のスペーサ15には、開口15bが形成されている。開口14b及び開口15bの端面は、それぞれ第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁を形成している。また、金属膜21の開口21b、金属膜22の開口22b、金属膜23の開口23b、及び金属膜24の開口24bも、それぞれ第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁を形成している。なお、第1の液晶層41が接する絶縁膜7の上及び中間板13の表面上、並びに第2の液晶層42が接する中間板13の表面上及び第2の電極2の上には、液晶を配向させるための配向膜が形成されているが、図1においては図示省略している。本実施形態では、第1の液晶層41及び第2の液晶層42の内の一方をP偏光とし、他方をS偏光としている。
図1に示すように、導通路21cを介して第1の液晶層41に接続されている第1の応力緩和室31が、第1のスペーサ14内に設けられている。また、導通路24cを介して第2の液晶層42に接続されている第2の応力緩和室32が、第2のスペーサ15内に設けられている。第1の応力緩和室31及び第2の応力緩和室32は、それぞれ第1の液晶層41及び第2の液晶層42に接続されているので、その内部には液晶が導入されている。また、第1の応力緩和室31の内部には、気泡31aが含まれ、第2の応力緩和室32の内部には、気泡32aが含まれている。気泡31a及び32aを形成する気体としては、特に限定されるものではないが、一般には空気が用いられる。第1の応力緩和室31の容積に対する気泡31aの体積割合及び第2の応力緩和室32の容積に対する気泡32aの体積割合は、10〜90体積%の範囲内であることが好ましい。10体積%未満であると、液晶の膨張などにより生じる応力を十分に緩和できない場合がある。また、90体積%を超えると、気泡が液晶層内に混入する場合がある。
第1の応力緩和室31は、主に第1のスペーサ14に形成された貫通孔14cより形成される。第2の応力緩和室32は、主に第2のスペーサ15に形成された貫通孔15cより形成される。
図2は、本発明の実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。図2は、図1に示す実施形態の液晶レンズ10を分解斜視図として示している。図2に示す第1の基板11には、第1の電極部3及び第2の電極部4を有する第1の電極1が形成されている。第1の電極1の上には、高抵抗層6及び絶縁膜7が形成されているが、図2においては図示省略している。
第1の基板11の上に、金属膜21としてのアルミニウム膜を形成する。アルミニウム膜の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法などが挙げられる。図3は、図2に示す金属膜21を示す平面図である。図3に示すように、金属膜21には、開口21bと、開口21bに接続された2つのスリットが形成されている。一方のスリットは、導通路21a及び液晶導入孔21dを構成しており、他方のスリットは、導通路21c及び液晶導入孔21eを構成している。導通路21aと液晶導入孔21dの間に、第1のスペーサ14の貫通孔14aが位置し、導通路21cと液晶導入孔21eの間に、第1のスペーサ14の貫通孔14cが位置する。金属膜21のパターニングは、マスクなどを用いることにより行うことができる。
第1の基板11上の金属膜21に、第1のスペーサ14を陽極接合で接合する。この陽極接合は、金属膜21を形成した第1の基板11及び第1のスペーサ14を、180℃〜250℃程度に加熱し、ガラスである第1のスペーサ14にマイナス電圧、金属膜21にプラス電圧を印加することにより行うことができる。第1のスペーサ14には、貫通孔14a及び14c並びに開口14bが形成されている。
次に、第1のスペーサ14の上に、金属膜22としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜22には、開口22bが形成されている。開口21b、開口14b、及び開口22bから、第1の液晶層41の側壁が形成される。
次に、金属膜22に、中間板13を陽極接合で接合する。次に、中間板13の上に、金属膜23としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜23には、開口23bが形成されている。次に、金属膜23に、第2のスペーサ15を陽極接合で接合する。第2のスペーサ15には、貫通孔15a及び15c並びに開口15bが形成されている。
次に、第2のスペーサ15の上に、金属膜24としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜24には、金属膜21と同様のように、開口24bと、開口24bに接続された2つのスリットが形成されている。一方のスリットは、導通路24a及び液晶導入孔24dを構成しており、他方のスリットは、導通路24c及び液晶導入孔24eを構成している。
次に、金属膜24の上に、第2の基板12を陽極接合で接合する。尚、第1の基板11と対向する第2の基板12の表面上には、陽極接合に先だって第2の電極2を形成する。
図1は、図4に示すI−I線に沿う液晶レンズの断面図である。図4に示す想像線34は、第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁の位置を示している。また、図4には、貫通孔14a、15a及び14c、15cの位置、並びに導通路21a、21c、24a、24c及び液晶導入孔21d、21e、24d、24eの位置を示している。
上記のようにして、陽極接合を用いて、液晶レンズのセルを組み立てた後、セル内に液晶を注入する。液晶導入孔21d、21e、24d、24eは、セルの端面に露出しているので、これらの液晶導入孔からセル内に液晶を注入することができる。具体的には、セル内の空気を液晶導入孔から排出させた後、第1の液晶層41には液晶導入孔21d、21eから、第2の液晶層42には液晶導入孔24d、24eから液晶を注入する。液晶注入の最終段階で、空気等の気体を液晶導入孔から吸引させることにより、第1の応力緩和室31及び第2の応力緩和室32に、それぞれ気泡31b及び32bを導入することができる。液晶及び気泡を導入した後、液晶導入孔は、紫外線硬化樹脂等を用いて封止される。
また、導通路21a、21c、24a、24cは、第1の応力緩和室31及び第2の応力緩和室32内の気泡31a及び32aが、第1の液晶層41及び第2の液晶層42に移動しないように、最も狭い部分(最小径部分)が200nm以下であること好ましい。本実施形態においては、導通路の最小径部分は、金属膜21及び24の厚みで決定される。
以上のようにして、図1に示す液晶レンズを製造することができる。図1に示すように、第1の液晶層41には、導通路21cを介して第1の応力緩和室31が接続されている。同様に、第2の液晶層42には、導通路24cを介して第2の応力緩和室32が接続されている。このため、液晶レンズ10が加熱等されることにより、第1の液晶層41及び第2の液晶層42中の液晶が膨張した場合、第1の応力緩和室31及び第2の応力緩和室32内の気泡31a及び32aが圧縮され、液晶の膨張による応力を緩和することができる。したがって、本実施形態では、液晶の膨張による応力を緩和することができ、液晶レンズのセルが破壊されるのを防止することができる。
図5は、本発明の他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。本実施形態では、図1に示す第1の応力緩和室31と第2の応力緩和室32とを合併し、1つの応力緩和室33にしている。応力緩和室33内には、気泡33aが含まれている。応力緩和室33は、図1に示す液晶レンズ10において、金属膜22に貫通孔22cを形成し、中間板13に貫通孔13cを形成し、金属膜23に貫通孔23cを形成することにより、製造することができる。
図6は、図5に示す実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。図6に示すように、図2に示す金属膜22を、図6に示す貫通孔22a及び22cをさらに有する金属膜22に変更し、図2に示す中間板13を、図6に示す貫通孔13a及び13cをさらに有する中間板13に変更し、図2に示す金属膜23を、図6に示す貫通孔23a及び23cをさらに有する金属膜23に変更することにより製造することができる。
本実施形態においても、第1の液晶層41及び第2の液晶層42には、導通路21c及び導通路24cを介して応力緩和室33が接続されている。このため、液晶レンズ10が加熱等されることにより、第1の液晶層41及び第2の液晶層42中の液晶が膨張した場合、応力緩和室33の気泡33aが圧縮され、液晶の膨張による応力を緩和することができる。したがって、液晶の膨張による応力を緩和することができ、液晶レンズのセルが破壊されるのを防止することができる。
図7は、本発明のさらに他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。本実施形態では、液晶層を1つの液晶層のみにしている。本実施形態の液晶レンズ10は、図2を参照して説明した製造工程において、中間板13、金属膜23、第2のスペーサ15、及び金属膜24を用いずに、金属膜22の上に、第2の基板12を陽極接合することにより製造することができる。
本実施形態においても、第1の液晶層41には、導通路21cを介して第1の応力緩和室31が接続されている。このため、液晶レンズ10が加熱等されることにより、第1の液晶層41中の液晶が膨張した場合、第1の応力緩和室31の気泡31aが圧縮され、液晶の膨張による応力を緩和することができる。したがって、液晶の膨張による応力を緩和することができ、液晶レンズのセルが破壊されるのを防止することができる。
1,2…第1,第2の電極
3,4…第1,第2の電極部
3a…開口
3b…スリット
4a…引き出し部
6…高抵抗層
7…絶縁膜
10…液晶レンズ
11,12…第1,第2の基板
11a,11b…第1,第2の電極部端子
11c…グランド電極端子
13…中間板
13a,13c…貫通孔
14,15…第1,第2のスペーサ
14a,14c,15a,15c…貫通孔
14b,15b…開口
21〜24…金属膜
21a,21c,24a,24c…導通路
21b,22b,23b,24b…開口
21d,21e,24d,24e…液晶導入孔
22a,22c,23a,23c…貫通孔
31,32…第1,第2の応力緩和室
31a,32a…気泡
33…応力緩和室
33a…気泡
34…想像線
41,42…第1,第2の液晶層

Claims (16)

  1. 液晶層と、
    開口を有する第1の電極部と、前記開口内に配置された第2の電極部とを有する第1の電極と、
    前記液晶層を挟み、前記第1の電極と対向している第2の電極と、
    導通路を介して前記液晶層に接続されている応力緩和室とを備える液晶レンズであって、
    前記応力緩和室の内部に、気泡が含まれている、液晶レンズ。
  2. 前記気泡の体積が、前記応力緩和室の容積の10〜90体積%の範囲内である、請求項1に記載の液晶レンズ。
  3. 前記導通路が、前記液晶層の厚み方向の側壁の端部に形成されている、請求項1または2に記載の液晶レンズ。
  4. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に、前記液晶層の側壁を形成するためのスペーサが設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
  5. 前記応力緩和室の少なくとも一部が、前記スペーサに形成された貫通孔によって形成されている、請求項4に記載の液晶レンズ。
  6. 前記第1の電極と前記スペーサとの間及び/または前記スペーサと前記第2の電極との間に、金属膜が設けられている、請求項4または5に記載の液晶レンズ。
  7. 前記応力緩和室の少なくとも一部が、前記金属膜に形成された貫通孔によって形成されている、請求項6に記載の液晶レンズ。
  8. 前記第1の電極を有する第1の基板と前記スペーサとの間及び/または前記スペーサと前記第2の電極を有する第2の基板との間が、前記金属膜を介在させた陽極接合により接合されている、請求項6または7に記載の液晶レンズ。
  9. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に、中間板が設けられており、前記中間板で前記液晶層が第1の液晶層と第2の液晶層に分割されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
  10. 前記第1の電極と前記中間板との間に、前記第1の液晶層の側壁を形成するための第1のスペーサが設けられており、前記中間板と前記第2の電極との間に、前記第2の液晶層の側壁を形成するための第2のスペーサが設けられている、請求項9に記載の液晶レンズ。
  11. 前記応力緩和室として、第1の導通路を介して前記第1の液晶層に接続された第1の応力緩和室と、第2の導通路を介して前記第2の液晶層に接続された第2の応力緩和室とを有している、請求項9または10に記載の液晶レンズ。
  12. 前記第1の応力緩和室の少なくとも一部が、前記第1のスペーサに形成された貫通孔によって形成されており、前記第2の応力緩和室の少なくとも一部が、前記第2のスペーサに形成された貫通孔によって形成されている、請求項11に記載の液晶レンズ。
  13. 前記応力緩和室の少なくとも一部が、前記第1のスペーサに形成された貫通孔、前記中間板に形成された貫通孔、及び前記第2のスペーサに形成された貫通孔によって形成されている、請求項10に記載の液晶レンズ。
  14. 前記第1の電極と前記第1のスペーサとの間、前記第1のスペーサと前記中間板との間、前記中間板と前記第2のスペーサとの間、及び前記第2のスペーサと前記第2の電極との間の少なくともいずれかに、金属膜が設けられている、請求項10〜13のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
  15. 前記応力緩和室の少なくとも一部が、前記金属膜に形成された貫通孔によって形成されている、請求項14に記載の液晶レンズ。
  16. 前記第1の電極を有する第1の基板と前記第1のスペーサとの間、前記第1のスペーサと前記中間板との間、前記中間板と前記第2のスペーサとの間、及び前記第2のスペーサと前記第2の電極を有する第2の基板との間の少なくともいずれかが、前記金属膜を介在させた陽極接合により接合されている、請求項14または15に記載の液晶レンズ。
JP2013127424A 2013-06-18 2013-06-18 液晶レンズ Pending JP2015001697A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127424A JP2015001697A (ja) 2013-06-18 2013-06-18 液晶レンズ
PCT/JP2014/060271 WO2014203596A1 (ja) 2013-06-18 2014-04-09 液晶レンズ
TW103116155A TW201500801A (zh) 2013-06-18 2014-05-06 液晶透鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127424A JP2015001697A (ja) 2013-06-18 2013-06-18 液晶レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015001697A true JP2015001697A (ja) 2015-01-05

Family

ID=52104340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127424A Pending JP2015001697A (ja) 2013-06-18 2013-06-18 液晶レンズ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2015001697A (ja)
TW (1) TW201500801A (ja)
WO (1) WO2014203596A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3229069A1 (en) * 2016-04-07 2017-10-11 LG Electronics Inc. Vehicle camera

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193993A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Ricoh Co Ltd 液晶表示素子とその製造方法
JP2003045065A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Asahi Glass Co Ltd 液晶封止素子および光ヘッド装置
JP2006153987A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Sony Corp 光ピックアップ
JP2010039231A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Hitachi Ltd 光学フィルタ
JP2011164427A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Binit:Kk 多層構造液晶光学素子およびそれを用いた液晶レンズ
WO2013061729A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 日本電気硝子株式会社 液晶素子及び液晶素子用セル

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193993A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Ricoh Co Ltd 液晶表示素子とその製造方法
JP2003045065A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Asahi Glass Co Ltd 液晶封止素子および光ヘッド装置
JP2006153987A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Sony Corp 光ピックアップ
JP2010039231A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Hitachi Ltd 光学フィルタ
JP2011164427A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Binit:Kk 多層構造液晶光学素子およびそれを用いた液晶レンズ
WO2013061729A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 日本電気硝子株式会社 液晶素子及び液晶素子用セル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3229069A1 (en) * 2016-04-07 2017-10-11 LG Electronics Inc. Vehicle camera
US10317771B2 (en) 2016-04-07 2019-06-11 Lg Electronics Inc. Driver assistance apparatus and vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014203596A1 (ja) 2014-12-24
TW201500801A (zh) 2015-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032541B2 (ja) 二重層液晶レンズ及び二重層液晶レンズの製造方法
US10916600B2 (en) Flexible touch control display screen and method for manufacturing same
TWI484221B (zh) 可切換式平面/立體(2d/3d)顯示裝置及其製造方法
TW201346677A (zh) 用於電子裝置的觸控式螢幕組件
JP6167519B2 (ja) 液晶素子及び液晶素子用セル
JP5969231B2 (ja) 液晶レンズ
JP2010107686A (ja) 液晶レンズの製造方法及び液晶レンズ
JP2017044714A (ja) 表示装置
WO2014203596A1 (ja) 液晶レンズ
JP6019903B2 (ja) 液晶素子の製造方法及び液晶素子
KR102012998B1 (ko) 유리 셀, 액정 소자, 유리 셀의 제조 방법 및 액정 소자의 제조 방법
WO2014203595A1 (ja) 液晶レンズ
KR100892345B1 (ko) 투명 전자소자용 배선구조물
JP6023564B2 (ja) 液晶レンズ
JP5759876B2 (ja) 液晶素子
JPH11174487A (ja) 液晶表示装置
JP2017072817A (ja) 液晶レンズ及びその製造方法
JP6226199B2 (ja) ガラスセル、及び液晶素子、並びに陽極接合方法
JP2018128565A (ja) 高抵抗膜の製造方法、液晶レンズの製造方法、高抵抗膜及び液晶レンズ
JP2006169040A (ja) Ito付きガラス基板およびその製造方法
JP2017151243A (ja) 液晶レンズ及びその製造方法
JP2018022057A (ja) 液晶レンズ
JP2013171164A (ja) 液晶素子
JP2014035470A (ja) 液晶素子及び液晶素子用セル
JPH04287018A (ja) アクティブ基板のシール部及びアクティブ基板と対向基板との接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170214