JP2014534908A - ドラムラギング材料およびそれの据付け装置 - Google Patents

ドラムラギング材料およびそれの据付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】産業機械の円筒形の駆動プーリあるいはドラムに用いるラギング材料の提供。【解決手段】ラギング材料は、そのラギング材料の対向する各端における横方向(CD)に沿う縫合要素を備える。それにより、ラギング材料の対向する両端を合わせて縫合を行う。ラギング材料は、また、それをドラム上に据え付けるとき、そのラギング材料をドラム周りに保持するために補助的な接着剤が不要なほどに摩擦係数が増すコーティングを備える。さらにまた、機械上で縫合可能なラギングを据え付けるための装置を示す。その装置は、少なくとも2つの向かい合う細長い部材を備え、それらの部材を一緒に引っ張ることにより、ラギング材料をドラム上に据え付ける縫合位置に伸ばす。【選択図】図1A

Description

関連出願の相互参照
この出願について、2011年9月23日に出願された米国仮特許出願番号第61/538,470号、および2011年10月3日に出願された米国仮特許出願番号第61/542,657号であり、それぞれの発明の名称が「ドラムラギング材料およびそれの据付け装置」である各出願の優先権を主張する。そして、それらの優先権基礎出願の各内容を参照によりこの明細書に引用し組み入れる。
コルゲータ(コルゲートマシーン)上で段ボールあるいはボックスボードを製造することは良く知られている。コルゲータおよびその使用についての典型的な説明を、米国特許第6,276,420号に見出すことができる。その特許の内容を参照によりこの明細書に組み入れる。段ボールを製造する場合、いわゆる中芯をスチームで加熱する。それは、中芯を曲げやすくするためであり、その加熱後、中芯をニップに送り込む。ニップは、歯がかみ合う一対の歯付きローラ間に形成されており、それにより、中芯を均一な波形パターンに形作る。次に、波形の中芯の頂上にでんぷんペーストを塗り、それから、その中芯をロールニップ中でライナー部材に結合する。そこで、波形の中芯とライナー部材とは一緒になり、完成シートを形作る。完成シートは、要望により、さらに処理することができる。
これを目的にした今までのあるコルゲータにおいて、ニップは、歯付きあるいはコルゲーティングロールとプレスロールとによって形作られている。また、より新しい設計の別のコルゲータにおいては、ニップは、プレスロールの代わりにベルトを用いることにより、走行方向に伸びている。ベルトは、コルゲーティングロールの周囲の大部分に対して、波形の中芯およびライナー部材を一緒に保持している。
そのようなコルゲータ上、ベルトは、段ボールの連続シートを最初は加熱ゾーンの中を引き、その加熱ゾーンで連続シートの層を接合するための接着剤を乾燥あるいは硬化し、その後に、冷却ゾーンの中に引く。段ボールは、その次に、箱を作る上で必要な形状に切断および加工される。コルゲータの中で、段ボールを引く上で一番大切なものは、コルゲータベルト、特に、その表面、つまり段ボール側の表面と連続シートとの間の摩擦力である。コルゲータベルトは、運転時に、円筒形のプーリあるいはドラムの周りを走行しなければならない。それらドラムのいくつかを駆動し、それにより、コルゲータベルト上の段ボールのほかに、コルゲータの中をコルゲータベルトをも動かす。ラギング材料は、とりわけベルトのスリップを防止するために、駆動ドラム表面を被覆する。
今までのラギング材料は、無端の形態で製造され、代表的にはコーティングなしで、あるいは一面にコーティングがなされている。また、今までのラギング材料は、ドラム上に接着接合によって、すなわち、3M 1300Lのような非常に強力なゴム接合材を用いて、ドラム上に据え付けられていた。接合材は、ラギング材料およびドラム表面に付着される。このラギング材料は、ベルトと駆動ロールとの間に摩擦力を生じ、ベルトおよび段ボールをコルゲータ部分の中を引くために用いる。ラギング材料には、多くのいろいろなものがある。たとえば、織りラギング材料、ゴムラギング材料、さまざまな形状の面をもつラギング材料、その他である。今までのラギング材料の構成のどれにも、継ぎ目あるいは縫い目がなく、あるいは、接着処理がそれを必要としないので、機械上での縫合ができるものがない。
今までのラギング材料は、時々、定期的(たとえば、毎年)にあるいは他の理由から交換せざるを得ない。交換するためには、新しい接着剤およびラギングを据え付けるために、作業員が、ドラムからすべてのラギング材料および接着剤を研磨し、こすり落とし、取り除かなければならない。大抵の場合、この作業には、数日間かかり、その間機械を非稼働にしなければならない。
一つの実施形態において、機械上での縫合ができるようにしたラギング材料を据え付けるための縫合装置は、少なくとも2つの向かい合う細長い部材を備える。各細長い部材は、ドラム上にラギング材料を据え付けるために、ラギング材料の縫合領域の対向する両側上、ドラムの横方向(CD)に沿って縦に置くように構成されている。ラギング材料を連結する複数の連結部材を、向かい合う各細長い部材に取り付け、そして、それら向かい合う細長い部材に張力部材を操作可能につなげ、向かい合う細長い部材を一緒に縦方向(MD)に引っ張るようにする。各ラギング材料連結部材は、ラギング材料の縫合領域に次のようにつながっている。すなわち、細長い部材を一緒に引っ張ると、ラギング材料が縫合可能な位置まで伸び、ドラム表面に据え付け可能になっている。
他の実施形態においては、産業機械の円筒形プーリ、ドラムあるいはロールに用いるラギング材料を示す。そのラギング材料は、下地部材(サブストレート)と、合わせてラギング材料の対向する端部を縫合するための縫合領域と、ドラムに接触する下地部材の外側の面上(すなわち、機械のドラム/駆動ロールについては内方)の第1のコーティングとを備え、そのコーティングは、ラギング材料をドラム上へと据え付けるとき、ドラム上にコーティング材料をとどめておくために接着剤が不要であるほどに、ラギング材料の摩擦係数を増大する。ラギング材料は、さらに、下地部材の反対の外側の面に第2のコーティングを備えることができる。第1あるいは第2のコーティングについては、熱可塑性あるいは熱硬化性の材料製のコーティングにすることができる。そのコーティングは、エラストマーで構成することができるし、ポリウレタン、ゴム、シリコーン、および他の弾性のある高分子材料のグループから選ぶものから構成することができる。ラギングの各側のコーティングについては、同じ材料あるいは異なる材料で構成することができる。
ラギング下地部材は、織りあるいは不織の繊維および/または糸あるいはらせんリンクのグループから選ぶ少なくとも1つの層を備えることができる。繊維および/または糸については、天然繊維および/または糸、および合成繊維および/または糸のグループから選ぶ。ラギング材料は、また、少なくとも2つの層を備えることができる。たとえば、ラギング材料は、織り下地層と繊維状バット材料層とを含むことができる。バット材料は、たとえばカーディングおよびニードリングなどのいわゆる当業者に知られた技術によって、製造し加える。ラギング材料は、横方向(CD)に安定するように製造する。コルゲータのドラムの横方向(CD)の幅は、一般に5mあるいはそれ以上である。ラギング材料は、また、ドラムの周囲に沿って縦方向(MD)に多少伸縮性がある。そこで、そのラギング材料は、ドラム表面上で縫合するに足るだけドラム表面に沿って伸び、その上にラギング材料の有効寿命以上に全長を維持することができる。
ラギング材料は、その材料の対向する各端に、縫合領域の横方向(CD)に沿って複数の開口を備えることができる。それらの開口は、ラギング材料をドラムの外側の面の周りに据えるとき、据付け装置の連結部材を受けるような形になっている。ラギング材料は、また、その材料の対向する端の各開口が対向する開口に対して縦方向(MD)にほぼ沿って対をなしている。ラギング材料は、波形の包装段ボールを製造するコルゲータにおける、ドラムロール用のラギングになるような構成である。コーティングをしていないラギング材料は、重さが約6.3oz/ft2(1.9kg/m2)から約10.5oz/ft2(3.2kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が約0.162インチ(4.1mm)から約0.270インチ(6.9mm)である。たとえば、コーティングをしていないラギング材料は、約7oz/ft2(2.1kg/m2)の重さ、および約0.180インチ(4.6mm)のキャリパ(厚さ)をもつ。コーティングをしたラギング材料がドラム接触面上の第1のコーティングだけをもつ場合、そのラギング材料は、重さが約10.7oz/ft2(3.3kg/m2)から約17.9oz/ft2(5.4kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が約0.192インチ(4.9mm)から約0.320インチ(8.1mm)である。たとえば、コーティングをしたラギング材料は、約11.9oz/ft2(3.6kg/m2)の重さ、および約0.213インチ(5.4mm)のキャリパ(厚さ)をもつ。コーティングをしたラギング材料をドラムおよびシートの両接触面に被覆した場合、そのコーティングをしたラギング材料は、重さが約15.1oz/ft2(4.6kg/m2)から約25.2oz/ft2(7.7kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が約0.221インチ(5.6mm)から約0.368インチ(9.3mm)である。たとえば、コーティングをしたラギング材料は、約16.8oz/ft2(5.1kg/m2)の重さ、および約0.245インチ(6.2mm)のキャリパ(厚さ)をもつ。
別の実施形態は方法であり、その方法は、縫合のために、ラギング材料の対向する端部をドラム/駆動ロールの周りに置くこと、ラギング材料の対向する各端部の複数の開口であり、ラギング材料をドラムの外側の面の周りに据えるとき、据付け装置の連結部材を受けるような形になっている開口に対し、据付け装置を取り付けること、その据付け装置によって、ラギング材料の両端部を縫合位置に導くこと、およびドラム上にラギング材料を縫合することを備える。据付け装置およびドラム上へのラギング材料の据付けプロセスによって、ドラム上にラギング材料を伸ばし、機械の運転中、ドラム上にコーティング材料をとどめておくために補助的な接着剤が不要であるほどに、ラギング材料の摩擦係数を増大する。
この発明をより完全に理解するために、以下の説明および添付の図面を参照されたい。各図面の内容は、次のとおりである。なお、図面中、同様の構成部分に対して同じ符号を用いている。
コルゲータの一般的なベルト部分の模式図である。 コルゲータの一般的なベルト部分の模式図である。 ラギング材料の断面図である。 ラギング材料の断面図である。 伸ばし縫合してドラム上に据え付けたラギング材料の実施例の斜視図である。 図3Aの実施例の上面図である。 図3Aの実施例の側面図である。 ラギング材料をドラム上に据え付けるための据付け装置の斜視図である。 ラギング材料据付け装置の一部についての平面図である。 図4Aおよび図4Bに示すラギング材料据付け装置を、ドラム上に据え付けるラギング材料と共に示す平面図である。 据付け装置の側面図である。 ドラム上のラギング材料を縫合する方法を示すフローチャートである。
発明を実施するための好適な実施形態
初めに、実施例は、コルゲータの駆動ドラムの関係から示しているが、当業者であるなら、開示するラギング材料および据付け装置の実施例を、他の駆動ロールの被覆あるいは駆動ドラムを含む他の産業機械、たとえば製紙機械や不織布製造機械類に適用することができると理解するであろう。
図1Aおよび1Bは、コルゲータの一般的なベルト部分の模式図である。図1Aのコルゲータ50は、上部コルゲートベルト52および下部コルゲートベルト54を備える。それら両コルゲートベルト52,54は、それらが一緒になって波形の紙製品(段ボール)56を支持し引く。上下部のコルゲートベルト52,54は、加熱プレート62上を通ってから、それらの間に波形の紙製品(段ボール)56を引き、運転のスピードを維持し紙製品(段ボール)56を冷却する。上下のウエイトローラ66は、ベルト52,54が形作る無端ループ内に互いに圧を加える。それにより、紙製品(段ボール)56は、でんぷんを基礎にした接着剤(現在の区域より上流で塗布)が硬化するにつれて、その間にしっかりと保持される。上下部のコルゲートベルト52,54の間から出ると、紙製品(段ボール)56は切断および/または積み重ねられ、あるいは必要に応じてさらに加工される。ドラム25には、表面に取り付けたラギング材料(図示しない)がある。
図1Bは、ダブルバッカーの部分を示し、そこには上部ベルト52に置き換わって、ずっと短いコルゲートベルト72がある。この場合、上部ベルト72は、加熱プレート62の下流の下部ベルト54の向かい側に配置され、冷却あるいは引きゾーン74として関係する。この別のコルゲータ70において、ウエイトスチールシューは紙製品(段ボール)56を加熱プレート62と反対に押している。この場合、加熱プレート62の下流にある上部および下部ベルト72,54が、機械70の中、紙製品(段ボール)56を引く。前のように、ウエイトローラ66は、ベルト72,54が形作る無端ループ内に互いに圧を加える。それにより、紙製品(段ボール)56は、でんぷんを基礎にした接着剤が硬化するにつれて、その間にしっかりと保持される。ベルト72,54の間から出ると、紙製品(段ボール)56は切断および/または積み重ねられる。ドラム25には、表面に取り付けたラギング材料(図示しない)がある。
理解されるように、コルゲータには、強い緊張および不利な条件の下に、ベルト、それから駆動ドラム25およびプーリが置かれている。正しく運転するよう、ベルト52,54,74は、ベルトと段ボールとが機械の部分を動くとき、ドラム面のスピードで動くようにしなければならない。それを達成するため、ドラム面にラギングを付ける。ラギングは、ドラム面の周りを巻き包み、ベルトの内側面(非シート面)とラギングとの間に充分な摩擦を与え、ベルトのスリップを防止する。
今までのラギングについては、3M 1300Lのような非常に強力なゴム接合材を用いて、ドラム上に据え付けられる。接合材は、ラギングおよびドラム表面に付着される。
それに対し、ここに示すものは、縦方向(MD)に充分な伸縮性があり、しかも他の特性をもち、ドラム上につかまらせるために、上に述べたような接着剤を必要としないラギング、およびそれの据付け装置である。たとえば、図2に示す一つの実施例は、両面被覆のラギング材料であり、ドラム側の面(内側)およびベルト接触側(外側)の両方にコーティングがある。それにより、ひとたび伸ばし縫合すると、内側のコーティングは、ラギングがドラム面からスリップすることがないような摩擦係数をもつ。理解されるとおり、実施例では、内側のコーティングが、ラギングをドラム面からスリップ防止するような摩擦係数をもつ、両面ラギングを示すが、その他に、コーティングがドラム側の面(内側)だけにあり、ベルト接触側にはない実施例をも含む。
スチールドラムをベルトが巻き包んでいることから、シングル(片面)あるいは両面被覆のラギングは、ラギングがドラム上でスリップすることを防ぎ、そしてまた、ベルトがラギング上でスリップすることを防ぐ(あるいは、少なくとも最小にする)。たとえば、コーティングのあるラギングは、表1に示すように、今までのラギングの約7倍の大きさの摩擦係数をもつ。
そのようなラギングにはいろいろな利点があるが、その中でも有益な利点は、ラギングを接着剤なしでドラム上に据え付ける、実効があり有効な方法が雨には、あるということである。たとえば、ラギングは、摩耗あるいは他の理由から、周期的に取り換える。これまでに説明したような今までのラギング材料について、いったんドラム表面に接着したものを取り換える(たとえば、毎年)ためには、作業員が、ロール/ドラムからすべての材料を研磨し、こすり落とし、取り除かなければならない。それにより、新しい接着剤およびラギングを据え付けることができる。大抵の場合、この作業には、数日間かかり、その間機械を非稼働にしなければならない。
各種の実施例において、ラギング材料は、波形の包装段ボールの製造におけるコルゲータの駆動ロール/ドラム用のラギングとして構成されている。ラギングには多くの変形がある。あるものは織り、あるものは針縫いバットを伴う織り、また、あるものはベルト(あるいはノンドラム)接触側のコーティングである。しかし、今までのラギング材料には、横方向(CD)の縫合がなく、あるいは、機械上で縫合可能に作られたものがない。したがって、図2に示す一つの実施例には、縦方向(MD)に充分な伸縮性があり、しかも他の特性をもち、機械の運転中、ドラム25の表面上にとどめておくために強力な接着剤が不要であるラギングを示す。たとえば、一つの実施例に示すものは、ラギング材料10の両面にコーティング19,20を伴う、両面コーティング19,20下地部材17,18を含むラギングである。そのラギングは、伸びたときの摩擦係数が大きく、機械の運転中に、ラギングをドラムの外面にきちんととどめておくことができ、コルゲータの中を動くとき、コルゲートベルトが駆動ドラム上でスリップするのを防ぐことができる。コーティング19,20は、熱硬化性あるいは熱可塑性の材料を含むことができる。外側の面上のコーティング19は、ドラム接触面のコーティング20と同じにすることができるし、あるいは、異ならせることができる(すなわち、内側/外側の各面に必要な特性に応じた機能コーティング)。コーティング19,20は、エラストマー(ゴム状弾性をもつ高分子物質のコーティング)として、ポリウレタン、ゴム、シリコーン、および他のゴム状弾性のある高分子材料(あるいはその組合せ)のグループから選ぶものから構成することができる。
図2Aに示す他の実施例において、ラギングは、ドラム面側(内側)だけの片面コーティング20を伴う下地部材18を含むラギング材料10を含む。図2Aおよび2Bは、それぞれ、両面被覆のラギング材料および片面被覆のラギング材料であり、下地部材の層、材料は別の実施例で互いに異なることが分かるであろう。
それゆえ、ラギング材料の仕様について、ここに述べるように、産業機械に用いるように構成することができる。ラギングの実施例、すなわち、(1)コーティングなしの下地部材、(2)ドラム接触側だけが被覆された片面被覆ラギング、あるいは、(3)ドラム接触側およびシート接触側が被覆された両面被覆ラギングに対する典型的な重さおよびキャリパ(厚さ)の範囲は、次の図2に示すとおりである。
2つの駆動ロールの有効径(たとえば、ラギングおよびコルゲートベルトの厚さを一緒に伴うロールの径)が同じであり、それらが同じスピードで段ボールを引くようにするため、いくつかの機械では、駆動ロールの一つのロール上のベルトとしてより厚いベルトが必要であるため、範囲の上限値が高くなっていることが分かる。
一つの典型的な実施例において、図2のラギング材料10は、100%合成繊維および糸からなる針縫いバット繊維17,18を伴う織り下地部材である。ラギングの仕様をコルゲータ用の構成にするとき、たとえば、コーティングなしのラギング材料については、重さが約7oz/ft2(2.1kg/m2)で厚さが約0.180インチ(4.6mm)、また、片面被覆のラギングについては、重さが約11.7oz/ft2(3.6kg/m2)で厚さが約0.213インチ(5.4mm)、そしてまた、両面被覆のラギングについては、重さが約16.8oz/ft2(5.1kg/m2)で厚さが約0.245インチ(6.2mm)にすることができる。
縫合可能なラギング材料は、産業機械の円筒形プーリあるいはドラムに用いて据え付けあるいは取り付けるように構成することができる。図3A,3Bおよび3Cに示す別の実施例において、ラギング材料10は、ドラム25に容易に据え付けかつ取り外すことができるように縫合可能に作られている。図3A,3Bおよび3Cは、それぞれ、ドラム25上に据え付けたラギング材料10の斜視図、上面図および側面図である。そのラギング材料は、合わせるとき、ラギング材料10の対向する端部11,12を縫合する縫合領域13を備える。図3Aおよび3Bには、縫合領域13をクリッパー型フック16として示しているが、フック16は、たとえば、クリッパー型フック、らせんリンク、およびピンシームなど、下地部材の糸が縫合ループ自体を実際に形作る公知の縫合方法および要素、あるいは、ラギングの各端部の縫合要素が互いに組み合って、その中にピンあるいはピントルを入れることができるトンネルを形作るような他の方法を含むことができる。同様に、実施例で示す考え方の中で、当業者に知られたピントルやピンを用いない他の縫合方法もある。たとえば、ラギング材料の端部11,12に張る縫合タブを接着剤、あるいは織物を縫合する方向に通したスタッドで結合する、縫ったあるいは縫合したウェッビングを例に挙げることができる。図示するように、ラギング材料の端部11,12は縫い目16に結合され、そして、縫い目16の端部11,12はピンで結合されている。
図4Aおよび4Cは、それぞれ、縫合可能なラギング材料10をドラム面上に据え付けるための据付け装置1の斜視図および平面図である。その装置は、2つの対向する細長い部材2,3を備える。それら細長い部材2,3のそれぞれは、ドラム25上にラギング材料10を据え付けるために、ラギング材料10の縫い目16のための縫合領域13の対向する端部間にわたってドラム25の横方向(CD)に沿って縦に位置するような構成である。細長い部材2,3は、ラギング材料10それ自身の横方向(CD)の幅と実質的に同じ幅にすることができる。たとえば、コルゲータのドラム/プーリ上に据え付けるラギングのため、その細長い部材は約24インチ(610mm)である。その長さは、そのようなラギングに対して横方向(CD)の大きさ/寸法である。コルゲータは、横方向(CD)の幅が5m(約200インチ)あるいはそれ以上のドラムをもつことができることを知っているであろう。したがって、今述べているラギング材料10を円周方向に巻くストリップとして適用し、この部分のドラム25の面が完全に被覆されるまで取り付けることができる。しかし、据付け用具は、どのようなラギング寸法10であれ必要な横方向(CD)幅に構成することができる。それには、ドラム25上にワンピースで据付けを行うことができる「フルサイズ」ラギング10の横方向(CD)幅のものまでも含む。
一つの実施例において、それぞれの細長い部材は、図に示すアングル鉄のように、ベース部分2a,3aと直立部分2b,3bとを備える。たとえば、それぞれの細長い部材は、横方向(CD)に並べ、しかも、据え付けるべきドラム25周りに巻く平らな(非連続で縫合のない)ラギング10の各端部11,12にわたるように置く。アングル鉄のベースは、ラギング10の一つの結合端11上方のドラム上に横方向(CD)に沿うように置き、そしてまた、細長い部材の直立部分2b,3bは、ドラムに実質的に垂直に立つようにする。細長い部材2については、ラギング材料10をドラム25上に据え付けたとき、対向する細長い部材3と一緒に縫合領域13の周囲に実質的に横に対をなすように構成する。細長い部材をアングル鉄として示すが、他の実施例にすることができる。たとえば、アングル鉄に代えて、ロッドあるいは平らな要素によって、据付け装置として働くような構造にすることができる。
複数のラギング材料連結部材4,5を、対向する細長い部材2,3のそれぞれに取り付けることができる。たとえば、複数のフック要素4a,4b,4c,5a,5b,5cを、各細長い部材2,3のそれぞれに取り付けることができる。図4Aには、各対向する各細長い部材2,3に取り付けた3つのラギング材料連結部材4a,4b,4cおよび5a,5b,5cを示す。図4Aに示すように、細長い部材2,3のベース2a,3aの下部上面にフックが取り付けられている。たとえば、アングル鉄2,3に対し複数のフック要素4a,4b,4c,5a,5b,5cがそれぞれ取り付けられている。
図4Bは、アングル鉄をさらに含む細長い部材を示す平面図であり、複数のフック要素4a,4b,4cを、アングル鉄2にそれぞれ取り付ける。たとえば、実施例では、3つの長さが6インチ、幅が1/8インチ(長さが152mm、幅が3.12mm)のフック4a,4b,4cをアングル鉄2の底部に溶接する。それにより、ここに示すように、ドラム上にラギング材料10を据え付けるとき、装置1上の引っ張り応力に充分に耐えるだけの強度を与える。
連結装置4,5の他の実施例として、たとえば留め金(クラスプ)などを使用することができる。同様に、細長い部材2,3に溶接、ねじ締め、あるいはフック止めなどの多くの技術を用いて、連結装置4,5を取り付けることができる。
図4A〜4Dに示すように、ラギング材料連結部材4,5は、細長い部材2,3のそれぞれの横方向(CD)に沿って、実質的に定まった距離のスペースをあける。ここに述べる実質的に定まった距離は、いろいろな実施例における距離に差を生じさせる。たとえば、図4Bに示すように、中央の連結部材4bは、張力部材8が据付け装置内で働くような大きさだけ多少中心から外れている。横方向(CD)の長さが24インチ(610mm)である細長い部材2に対し、連結部材4aと連結部材4bとの間の間隔は、約9インチから約11インチ(約228mmから約279mm)であり、そして、連結部材4bと連結部材4cとの間の間隔は、約15インチから約13インチ(約381mmから約330mm)である。各細長い部材2,3が同じに作られている実施例において、これによって、縦方向(MD)に対になった連結部材の間に、約1インチから約3インチ(約25mmから約76mm)のオフセット28を見越しておく。その点、次に述べる内容、および明示する図4Cを参照されたい。
各ラギング材料連結部材4,5は、ラギング材料10上の対応する開口14,15の所で縫合領域13に連結するように置く。たとえば、図4Aに示すように、一方の細長い部材2は3つのフック4a,4b,4cをもつが、それらのそれぞれが、ラギング材料10上の対応する開口14a,14b,14cの所でラギング材料の一方の端部11に連結するように置かれる。フック4a,4b,4cは、ラギング材料10の横方向(CD)に沿って、実質的に定まった距離のスペースをあけている。向かい合う他方の細長い部材3は3つのフック5a,5b,5cをもつが、それらのそれぞれが、ラギング材料10上の対応する開口15a,15b,15cの所でラギング材料の向かい合う他方の端部12に連結するように置かれる。フック4a,4b,4cおよび5a,5b,5cは、横方向(CD)に沿って、各細長い部材上、実質的に定まった距離で離れている。対応する開口14a,14b,14cおよび15a,15b,15cもまた、ラギング材料の端部11,12上、横方向(CD)に沿って、実質的に定まった距離で離れている。このような相対的配置であるがため、ラギング材料の端部11,12は、ここで述べる据付け装置を用いるとき、縫合領域13で集まり出会うことになる。
図4Aおよび4Cに示すように、一方の細長い部材2上の各ラギング材料連結部材4a,4b,4cは、向かい合う他方の細長い部材3上の対向するラギング材料連結部材5a,5b,5cと、実質的に横に対をなす。図から分かるように、フック4aは、フック5aと縦方向(MD)に対をなし、フック4bは、フック5bと縦方向(MD)に対をなし、そして、フック4cは、フック5cと縦方向(MD)に対をなしている。上に述べたように、据付けのためにラギング材料をドラム25周りに巻くとき、フックは、ラギング材料の対応する開口14a,14b,14cおよび15a,15b,15cに連結するような位置にあり、しかも、各開口14,15は、ラギング材料10上の対向する開口14a,14b,14c連結部材と、縦方向(MD)に実質的に横に対をなす。図から分かるように、開口14aは、フック15aと縦方向(MD)に対をなし、開口14bは、フック15bと縦方向(MD)に対をなし、そして、開口14cは、フック15cと縦方向(MD)に対をなしている。繰り返すことになるが、図4Cに示すように、縦方向(MD)に対をなすことにより、たとえば、連結部材4bと5bとの間に多少の差を生じ、それにより、横方向(CD)にオフセット28がある。そのオフセットにより、張力部材8は、細長い部材に対し作動可能に結合する。
装置は、向かい合う細長い部材2,3と作動可能に結合した張力部材8を備え、向かい合う細長い部材2,3を引き寄せ、結果として、ラギングの端部を一緒に縦方向(MD)に引き寄せる。一実施例において、装置は、複数の張力部材8a,8b,8cを備えるが、張力部材8nの数はいろいろ変えるように構成することができる。図4Aおよび4Cに示すように、張力部材8については、全体がねじあるいはねじ切りしたボルトにすることができる。図4Dは、ある細長い部材2の側面図を示す。
別の実施例では、張力部材8はカム‐アロング ウインチ(図示しない)である。カム‐アロングが向かい合う細長い部材2,3と作動可能に結合し、向かい合う細長い部材2,3を引き寄せ、結果として、ラギングの端部を一緒に縦方向(MD)に引き寄せる。
図に示す細長い部材2は、1/4インチ(6.4mm)のアングル鉄であり、側面図はアングル鉄の直立部分2bを示している。アングル鉄には、ほぼ定まった間隔で孔6a,6b,6cを開ける。分かるであろうが、孔6aから孔6bおよび孔6bから孔6cまでの寸法はほぼ同じであり、直立部分2bの中央に孔6bがある。
向かい合う細長い部材2,3が、図4Aおよび4Cに示すように、据付けの配置にあるとき、直立部分2b,3bの内部の面が互いに直面し、一方、ベース部分3a,3bは互いに横に離れている。張力部材8a,8b,8cは、向かい合う細長い部材2,3の孔6a,6b,6cおよび対応する孔7a,7b,7cを通して横切っている。図4Aおよび4Cに示すように、張力部材8はねじであり、ボルトの一端が細長い部材2の一方の直立部分2bの外側面に接触し、ナット9が他方の細長い部材3の直立部分3bの外側面に接触している。図4Cに示すように、細長い部材2,3の直立部分2b,3bの中央の孔6b,7bによって、張力部材8は、据付け装置1のほぼ中央で孔6b,7bを横切ってねじ結合する。上に述べたように、細長い部材2,3には、オフセット28するように連結部材4b,5bが取り付けられている。それにより、中央の張力部材8が、オフセット28の間の連結部材4b,5b間を横切るように伸びる。張力部材8a,8b,8cは、それぞれ、縦方向(MD)に対をなすラギング材料連結部材4a,5a;4b,5b;4c,5cに対し近接した位置にある。それによって、張力手段が細長い部材2,3を一緒に引き寄せるように作動するとき、張力部材は、それぞれの縦方向(MD)上、対をなすラギング材料連結部材4a,5a;4b,5b;4c,5cに引張力を直接投じる。
張力部材8がカム‐アロング ウインチ(図示しない)である実施例において、カム‐アロングは向かい合う細長い部材2,3と作動可能に結合することにより、向かい合う細長い部材2,3を次のように一緒に縦方向(MD)に引き寄せる。図4Aおよび4Cに示すように、向かい会う細長い部材2,3が据付けの配置にあるとき、直立部分2b,3bの内部の面が互いに直面し、一方、ベース部分3a,3bは互いに横に離れている。張力部材8は、ウインチからの一対のフックが孔6aおよび7aを通して横切るように配置することができる。それにより、ウインチは、その位置で向かい合う細長い部材2,3を引くように作動する。ウインチは、同様に、孔6bおよび7bの部分で結合し、再び孔6cおよび7cでそれぞれ結合するようにすることができる。
各ラギング材料連結部材は、ラギング材料の縫合領域13に連結しており、細長い部材を一緒に引き寄せるとき、ラギング材料がドラム上に据え付けるべき縫合可能な位置まで伸びる。
したがって、縫合可能なラギング材料は、据付け装置を用いる産業機械の円筒形プーリあるいはドラムに用いるために据え付けあるいは取り付けるように構成することができる。別の実施例において、図3Aおよび3Bに示すラギング材料を、図4A〜4Dに示す据付け装置1の実施例を用いて据え付けるように構成している。図3Bおよび3Cは、それぞれ、ドラム25上に据え付けたラギング材料10の上面図および側面図である。そのラギング材料は、合わせるとき、ラギング材料10の対向する端部11,12を縫合する縫合領域13を備える。図示する実施例において、ラギング材料の縫合領域13の各端には開口がある。ラギング材料10は、その材料の対向する各端11,12に、縫合領域13の横方向(CD)に沿って間隔をもって複数の開口14,15を備える。それらの開口は、ラギング材料10をドラムの周りに据えるとき、据付け装置1からの連結部材4,5を受けるような形になっている。上で述べたように、据付け装置1の連結部材4a,4b,4cは、対向するラギング材料連結部材5a,5b,5cと縦方向(MD)にほぼ沿って対をなしている。連結部材4a,4b,4cおよび5a,5b,5cは、それぞれ、ラギング材料10上の対応する開口14a,14b,14cおよび15a,15b,15cに結合するようになっている。一端側の各開口14a,14b,14cは、据付けのためにラギング材料10をドラム25周りに巻くとき、ラギング材料10上の向かい合う開口15a,15b,15cと縦方向(MD)にほぼ沿って対をなす。図5Cから分かるように、開口14a,14b,14cおよび15a,15b,15cは、据付け装置1による据付け工程中、引き裂かれたり破れることがなかった。
ここで述べた実施例装置を用いることにより、ラギング材料を据え付ける方法を明らかにする。図4A〜4Dに示す実施例の据付け装置1に合わせて、この方法は、縫合のためにドラム25周りに置く向かい合う端部11,12を配備する工程を備える。図5に示すように、ブロック100は、ラギング材料の向かい合う各端部11,12の複数の開口14,15に対し、据付け装置1を取り付ける工程を示す。それらの開口14,15は、伸びていないラギング材料10をドラム25の周囲に置き、縫合装置の構成要素を結合することによって、据付け装置1で縦方向(MD)に伸ばし、そのラギング材料の端11,12を縫合領域13で縫合する状況にし、そして、ドラム25へのラギング材料10の縫合を完了するような構成になっている。ドラム25上でラギング材料10を据え付けるに際しては、ラギング材料10をドラム上に伸ばし、そのラギング材料を充分な摩擦係数をもってドラム表面に接触するようにする。その摩擦係数は、そのラギング材料がドラム表面を滑らないようにするために接着剤が不要であるほどの大きさである。
ブロック200において、この方法は、少なくとも2つの向かい合う細長い部材2,3を、ラギング材料10の縫合領域13の対向する端11,12にわたってドラム25の横方向(CD)に沿って縦に置くこと、および各向かい合う細長い部材2,3に対し横方向(CD)に沿って取り付けた、複数のラギング材料連結部材4,5を、複数の開口14,15に取り付けることを備える。なお、それらの開口14,15は、ラギング材料の対向する各端11,12上、縫合領域13の横方向(CD)に同様に離れている。少なくとも3つのラギング材料連結装置が、ラギング材料10の対向する各端11,12における、少なくとも3つの離れた開口に対応する。上に述べたように、ラギング材料連結部材は、フック要素をさらに備える。そして、この据付け方法は、各フックを、ラギング材料の対応する開口の部分に取り付けることを含む。この中に述べるように、ラギング材料連結部材は、横方向(CD)に沿って実質的に定まった距離のスペースをあけている。
この中の据付け装置1の説明に合わせて、この方法は、一方の細長い部材2上の各ラギング材料連結部材4を、ラギング材料10の一方の端部11の開口14に連結すること、および他方の細長い部材3上の各ラギング材料連結部材5を、ラギング材料10の他方の端部12上縦方向(MD)に位置する開口15に連結することをさらに備える。
ブロック300〜320において、この方法は、向かい合う細長い部材2,3に作動可能に結合する張力部材8を作動させ、それら向かい合う細長い部材2,3を縦方向(MD)に一緒に引き寄せることによって、ラギング材料の端11,12を合わせることを備える。その場合、細長い部材2,3を一緒に引き寄せるとき、ラギング材料が縫合可能な位置まで伸び、ドラム上で据え付けることができるように、細長い部材2,3上の各ラギング材料連結部材は、ラギング材料の縫合領域13に連結する構成である。一実施例において、この方法は、ここで述べる各連結部材に対し近接した位置にある、複数の張力部材8a,8b,8cを作動することを含む。装置について、張力手段あるいは部材8a〜8nの数をいろいろ変えることができるが、実施例の張力手段は3つのねじを切ったボルトあるいは雄であり、操作員あるいは作動機構によって、各ねじ上のナット9a,9b,9cを締めることにより、細長い部材2,3がラギング材料10の対向する端11,12を一緒に縫合位置に引くようにすることができる。
張力部材8がカム‐アロング ウインチ(図示しない)である実施例において、カム‐アロング8は、ウインチからの一対のフックが孔6bおよび7bを横切るように通り、その状態でウインチの作動によって向かい合う細長い部材2,3
を引くことができる。たとえば、ブロック300のように、第1にカム‐アロング ウインチの作動により、ラギング材料の両端部を縫合位置に持ち込む。それによって、すべての縫い目を縫合位置に充分に持ち込むことができる。その場合には、この方法は、ブロック400の縫合に直接移る。また、他の方法として、ウインチを同様に順番に、孔6aおよび7a、6bおよび7b、そして今一度孔6cおよび7cでそれぞれ作動することができる。操作員あるいは作動機構は、ウインチを各位置6a,7a;6b,7b;6c,7cに置いて作動することにより、細長い部材2,3がラギング材料の対向する端部11,12を縫合位置まで一緒に引くようにする。
ブロック400において、3つのすべてのねじを締め、あるいは張力部材を作動し、縫い目16を縫合位置になるようにすれば、ラギング材料10をドラム25上で、たとえばピンやピントルで縫合することができる。
このようにして、上に述べた目的や、今までの説明から明らかな内容を有効に成し遂げることができる。上に述べた方法や構成については、この発明の考え方および範囲から離れることなく、ある変形をすることができる。上の述べた説明および添付の図面に示すすべての事項は、あくまで例証であり、この発明が、それらに限定されるわけではない。

Claims (77)

  1. 次の各構成および条件を備える、装置。
    ・少なくとも2つの向かい合う細長い部材であって、各細長い部材は、ドラム上にラギング材料を据え付けるために、ラギング材料の縫合領域の対向する両側にわたって、ドラムあるいは駆動ロール表面の横方向(CD)に沿って縦に置くように構成されている。
    ・向かい合う各細長い部材に取り付けた、複数のラギング材料連結部材。
    ・向かい合う細長い部材を一緒に縦方向(MD)に引っ張るため、前記向かい合う細長い部材に作動可能につなげた張力部材。
    ・各ラギング材料連結部材は、ラギング材料に連結し、前記細長い部材を一緒に引っ張ると、ラギング材料が縫合可能な位置まで伸び、ドラム表面に据え付け可能になっている。
  2. 前記細長い部材は、ベース部分と直立部分を備える、請求項1の装置。
  3. 前記の各細長い部材は、アングル鉄から成る、請求項2の装置。
  4. 前記複数のラギング材料連結部材は、各細長い部材に取り付けた複数のフック要素から成る、請求項1の装置。
  5. 前記複数のラギング材料連結部材は、向かい合う各細長い部材に取り付けた少なくとも3つのラギング材料連結装置をさらに備える、請求項1の装置。
  6. アングル鉄から成る細長い部材をさらに備え、そのアングル鉄に複数のフック要素をそれぞれ取り付けた、請求項3の装置。
  7. 前記複数のラギング材料連結部材は、各アングル鉄に取り付けた少なくとも3つのフック要素をさらに備える、請求項6の装置。
  8. 各フック要素に近接した位置にある、複数の張力部材を備える、請求項7の装置。
  9. 前記張力部材は、ねじ装置から成る、請求項8の装置。
  10. 前記張力部材は、複数の張力部材から成る、請求項1の装置。
  11. 前記張力部材は、ラギング材料連結部材に近接した位置にある、請求項10の装置。
  12. 前記張力部材は、ねじ装置から成る、請求項1の装置。
  13. 前記張力部材は、ウインチおよびカムアロングから成る、請求項1の装置。
  14. 前記ラギング材料連結部材は、横方向(CD)に沿って所定の間隔離れている、請求項1の装置。
  15. 各ラギング材料連結部材は、ラギング材料上の対応する開口で縫合領域に連結する位置にある、請求項1の装置。
  16. 各ラギング材料連結部材は、ラギング材料上の対応する開口で縫合領域に連結する位置にあるフックを備える、請求項15の装置。
  17. 前記フックは、横方向(CD)に沿って所定の間隔離れている、請求項16の装置。
  18. フック間の少なくとも一つの間隔がフック間の別の間隔と異なる距離であり、その距離の差が間隔の規則性を維持するように構成されている、請求項17の装置。
  19. 前記距離の差が張力部材からのオフセットを作るように構成されている、請求項18の装置。
  20. 各ラギング材料連結部材は、縦方向(MD)におけるラギング材料の一方の横方向(CD)の端上、前記向かい合う細長い部材上のラギング材料の他方の横方向(CD)端上における対向するラギング材料連結部材と横に対をなす、請求項1の装置。
  21. 産業機械の円筒形プーリあるいはドラム用であり、機械上で縫合可能なラギング材料であって、次の各構成および条件を備えるラギング材料。
    ・下地部材。
    ・ドラムに接触するラギング内面の第1のコーティング。
    ・前記コーティングは、前記ラギング材料をドラム上に据え付けるとき、補助的な接着剤が不要なほどに摩擦係数を大きくする。
  22. 前記コーティングは、熱可塑性あるいは熱硬化性の材料製のエラストマー・コーティングである、請求項21のラギング材料。
  23. 前記コーティングは、ポリウレタン、ゴム、シリコーン、および他の公知のゴム弾性のある高分子材料の中から選ぶエラストマーを含む、請求項22のラギング材料。
  24. 前記ラギング材料は、次の構成を備える、請求項21のラギング材料。
    ・合わせるとき、ラギング材料の対向する端を縫合するための縫合領域。
    ・前記ラギング材料の対向する各端上、前記縫合領域の横方向(CD)に沿って離れた複数の開口であり、それら開口は、ラギング材料をドラム周りに置くとき、据付け装置の連結部材を受けるようになっている。
  25. 各開口は、前記ラギング材料の対向する端の対向する開口と、縦方向(MD)に対をなす、請求項24のラギング材料。
  26. 前記ラギング材料は、段ボールを製造するためのコルゲータにおける駆動ドラム用のラギングとなるよう構成される、請求項21のラギング材料。
  27. 前記ドラムに接触する面のコーティングは、前記ラギング材料をドラム上に据え付けるとき、補助的な接着剤が不要なほどに摩擦係数を大きくする、請求項21のラギング材料。
  28. 前記ラギングは、前記下地部材の反対の外面に第2のコーティングを備える、請求項21のラギング材料。
  29. 第1のコーティングと第2のコーティングは、同じ材料である、請求項28のラギング材料。
  30. 第1のコーティングと第2のコーティングは、異なる材料である、請求項28のラギング材料。
  31. 被覆ベルトと引く段ボールとの平均の静摩擦係数Ksが2.81であり、平均の動摩擦係数Kdが2.44である、請求項28のラギング材料。
  32. スチールドラムに対する平均の静摩擦係数Ksが1.58であり、平均の動摩擦係数Kdが1.41である、請求項21のラギング材料。
  33. 前記ラギング材料の下地部材は、織りあるいは不織の繊維および/または糸あるいはらせんリンクのグループから選ぶ少なくとも1つの層を備える、請求項21のラギング材料。
  34. 前記下地部材の繊維および/または糸は、天然繊維および/または糸、および合成繊維および/または糸のグループから選ぶ、請求項33のラギング材料。
  35. 前記下地部材は、少なくとも2層を備える、請求項33のラギング材料。
  36. 前記下地部材は、織り下地層と、繊維状バット材料層を備える、請求項35のラギング材料。
  37. コーティングをしていないラギング材料は、重さが6.3oz/ft2(1.9kg/m2)から10.5oz/ft2(3.2kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.162インチ(4.1mm)から0.270インチ(6.9mm)である、請求項21のラギング材料。
  38. 前記コーティングをしていないラギング材料は、7oz/ft2(2.1kg/m2)の重さ、および0.180インチ(4.6mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項37のラギング材料。
  39. コーティングをしたラギング材料がドラム接触面上の前記第1のコーティングだけをもつ場合、そのラギング材料は、重さが10.7oz/ft2(3.3kg/m2)から17.9oz/ft2(5.4kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.192インチ(4.9mm)から0.320インチ(8.1mm)である、請求項21のラギング材料。
  40. コーティングをしたラギング材料は、11.9oz/ft2(3.6kg/m2)の重さ、および0.213インチ(5.4mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項39のラギング材料。
  41. コーティングをしたラギング材料は、重さが15.1oz/ft2(4.6kg/m2)から25.2oz/ft2(7.7kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.221インチ(5.6mm)から0.368インチ(9.3mm)である、請求項28のラギング材料。
  42. コーティングをしたラギング材料は、16.8oz/ft2(5.1kg/m2)の重さ、および0.245インチ(6.2mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項41のラギング材料。
  43. 産業機械の円筒形プーリあるいはドラム用であり、機械上で縫合可能なラギング材料であって、次の各構成および条件を備えるラギング材料。
    ・下地部材。
    ・ドラムに接触するラギング内面のコーティング。
    ・ラギング材料の対向する各端における横方向(CD)に沿う縫合要素であって、ラギング材料の対向する両端を合わせて縫合を形成するためのもの。
  44. 前記ラギング材料の対向する各端上、前記縫合領域の横方向(CD)に沿って離れた複数の開口であり、それら開口が、ラギング材料をドラム/ロール周りに置くとき、据付け装置の連結部材を受けるようになっているものを備える、請求項43のラギング材料。
  45. 各開口は、前記ラギング材料の対向する端の対向する開口と、縦方向(MD)に対をなす、請求項44のラギング材料。
  46. 前記ラギング材料は、段ボールを製造するためのコルゲータにおける駆動ドラム用のラギングとなるよう構成される、請求項43のラギング材料。
  47. 前記ラギング材料は、下地部材におけるドラムに接触する内面に第1のコーティングを備え、そのドラム接触面のコーティングが、前記ラギング材料をドラム上に据え付けるとき、補助的な接着剤が不要なほどに摩擦係数を大きくする、請求項43のラギング材料。
  48. 前記コーティングは、熱可塑性あるいは熱硬化性の材料製のエラストマー・コーティングである、請求項43のラギング材料。
  49. 前記コーティングは、ポリウレタン、ゴム、シリコーン、および他の公知のゴム弾性のある高分子材料の中から選ぶエラストマーを含む、請求項48のラギング材料。
  50. 前記ラギング材料は、前記下地部材のベルト接触面に第2のコーティングを備える、請求項43のラギング材料。
  51. スチールドラムに対する平均の静摩擦係数Ksが1.58であり、平均の動摩擦係数Kdが1.41である、請求項43のラギング材料。
  52. 第1のコーティングと第2のコーティングは、同じ材料である、請求項50のラギング材料。
  53. 第1のコーティングと第2のコーティングは、異なる材料である、請求項50のラギング材料。
  54. 前記下地部材は、織りあるいは不織の繊維および/または糸あるいはらせんリンクのグループから選ぶ少なくとも1つの層を備える、請求項43のラギング材料。
  55. 前記下地部材の繊維および/または糸は、天然繊維および/または糸、および合成繊維および/または糸のグループから選ぶ、請求項48のラギング材料。
  56. 前記下地部材は、少なくとも2層を備える、請求項54のラギング材料。
  57. 前記下地部材は、織り下地層と、少なくとも1層の繊維状バット材料層を備える、請求項35のラギング材料。
  58. コーティングをしていないラギング材料は、重さが6.3oz/ft2(1.9kg/m2)から10.5oz/ft2(3.2kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.162インチ(4.1mm)から0.270インチ(6.9mm)である、請求項43のラギング材料。
  59. コーティングをしていないラギング材料は、7oz/ft2(2.1kg/m2)の重さ、および0.180インチ(4.6mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項58のラギング材料。
  60. コーティングをしたラギング材料がドラム接触面上の前記第1のコーティングだけをもつ場合、そのラギング材料は、重さが10.7oz/ft2(3.3kg/m2)から17.9oz/ft2(5.4kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.192インチ(4.9mm)から0.320インチ(8.1mm)である、請求項43のラギング材料。
  61. コーティングをしたラギング材料は、11.9oz/ft2(3.6kg/m2)の重さ、および0.213インチ(5.4mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項60のラギング材料。
  62. コーティングをしたラギング材料は、重さが15.1oz/ft2(4.6kg/m2)から25.2oz/ft2(7.7kg/m2)であり、キャリパ(厚さ)が0.221インチ(5.6mm)から0.368インチ(9.3mm)である、請求項50のラギング材料。
  63. コーティングをしたラギング材料は、16.8oz/ft2(5.1kg/m2)の重さ、および0.245インチ(6.2mm)のキャリパ(厚さ)をもつ、請求項62のラギング材料。
  64. 機械上で縫合可能な被覆ラギングの据付け方法であり、次の各工程および条件を備える方法。
    ・前記被覆ラギング材料の対向する端を、縫合のためにドラム周りに置く工程。その場合、前記被覆ラギングが、ドラム接触面に第1のコーティングをもつ。
    ・前記ラギング材料の対向する各端の複数の開口に、据付け装置を取り付ける工程。その場合、前記開口は、前記ラギング材料をドラム周りに置くとき、前記据付け装置の連結部材を受けるように構成されている。
    ・前記ラギング材料の両端を前記据付け装置で縫合位置に導く工程。
    ・ドラム上に前記ラギング材料を縫合する工程。
    ・前記ラギング材料をドラム上に据え付けるとき、ドラム上でラギング材料を伸ばし、前記ラギングは補助的な接着剤が不要であるほどの摩擦係数をもつ。
  65. 次の各工程および条件をさらに備える、請求項64の方法。
    ・前記ラギング材料の縫合領域における対向する両側にわたって、ドラムの横方向(CD)に沿うように少なくとも2つの対向する細長い部材を配置する工程。
    ・各対向する細長い部材に横方向(CD)に沿って取り付けた複数のラギング材料連結部材を、複数の開口に取り付ける工程。その場合、それらの開口は、前記ラギング材料の各対向する端上、縫合領域の横方向(CD)に沿って相応じるように離れている。
    ・対向する細長い部材を一緒に縦方向に引き寄せるために、前記対向する細長い部材に作動可能に連結した張力部材を作動することによって、前記ラギング材料の両端を引き合わせる工程。
    ・各ラギング材料連結部材は、ラギング材料の縫合領域に連結し、前記細長い部材を一緒に引っ張ると、ラギング材料が縫合可能な位置まで伸び、ドラム表面に据え付け可能になっている。
  66. 前記ラギング材料の各対向する端上、縫合領域の横方向(CD)に沿って相応じるように離れた、少なくとも3つの開口に対し、少なくとも3つのラギング材料連結部材を取り付けることをさらに備える、請求項64の方法。
  67. 前記ラギング材料連結部材は、フック要素をさらに備える、請求項66の方法。
  68. 前記ラギング材料連結部材に近接した位置にある、複数の張力部材を作動することをさらに備える、請求項64の方法。
  69. 前記ラギング材料連結部材は、横方向(CD)に沿って所定の間隔離れている、請求項64の方法。
  70. 前記ラギング材料の対応する開口で、各フックを連結することをさらに備える、請求項67の方法。
  71. 前記ラギング材料の一方の端の開口に、各ラギング材料連結部材を連結すること、および
    前記ラギング材料の他方の端における、縦方向(MD)に位置する開口に、各ラギング材料連結部材を連結することをさらに備える、請求項64の方法。
  72. 各連結部材の間の張力部材を、その張力部材が前記連結部材に作動可能に結合するように位置づけること、
    各連結部材の少なくとも1つの開口に、前記張力部材を連結すること、および
    前記張力部材を作動すること、をさらに備える、請求項64の方法。
  73. 前記ラギング材料は、前記ラギングのベルト接触面に第2のコーティングを備え、その第2のコーティングが、ベルトとドラムとの間にスリップがないような摩擦係数をもつ、請求項64の方法。
  74. 前記ラギング材料は、ベルトとドラムとの間にスリップがないような摩擦係数をもつ、請求項28のラギング材料。
  75. 前記ラギング材料は、ベルトとドラムとの間にスリップがないような摩擦係数をもつ、請求項51のラギング材料。
  76. スチールドラムに対する平均の静摩擦係数Ksが1.58であり、平均の動摩擦係数Kdが1.41である、請求項28のラギング材料。
  77. スチールドラムに対する平均の静摩擦係数Ksが1.58であり、平均の動摩擦係数Kdが1.41である、請求項50のラギング材料。
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