JP2014533639A - 平行に作用する2つのフォースリミッタ装置を含むシートベルトリトラクタ - Google Patents

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Abstract

本発明は、フレームに回転可能に支持されるツーピースベルトシャフトと、平行に作用する2つのフォースリミッタ装置(6,7)とを含むシートベルトリトラクタであって、ベルトシャフト(1)の第1および第2の部品(9,10)は、環状空間(11)を形成することによってフレーム(2)の脚(4,5)間の領域で軸方向に重なり合い、第2のフォースリミッタ装置(7)がバンド要素によって形成され、該バンド要素は、第1の部分(20,21)によって環状空間(11)の径方向外壁(18)に当接し、第2の部分(29,30)によって環状空間(11)の径方向内壁(19)に当接するとともに、偏向嵌合部(22,23)において第1および第2の部分(20,21,29,30)間で偏向され、前記バンド要素は、第1および第2の部品(9,10)間の相対動作中に、外壁(18)から内壁(19)上へと繰り出され或いは巻き付けられ得る、または逆に、偏向嵌合部(22,23)の回転によってエネルギー散逸態様で繰り出され或いは巻き付けられ得る、シートベルトリトラクタに関する。【選択図】図4

Description

本発明は、請求項1の前文の特徴を有する平行に作用する2つのフォースリミッタ装置を含むシートベルトリトラクタに関する。
前述したタイプのリトラクタは例えば国際特許出願第96/32303号明細書から知られる。この明細書に記載されるシートベルトリトラクタは、ベルトシャフトの部品間に配置されるトーションバーを有するツーピースベルトシャフトを含む。シートベルトは、ベルトシャフトの一方の部品上、すなわち、ベルトシャフトの本体上に巻き付けられ得るが、プロファイルヘッドとも称されるベルトシャフトの他方の部品は、ブロッキング装置が車両感応態様またはベルト感応態様で作動されるときに車両固定態様でブロックされる。ベルトシャフトの第2の部品がブロックされるときにベルト引き出し力が所定のベルト引き出し力を超える場合、ベルトシャフトの本体は、トーションバーの塑性変形に起因して、その長手方向軸周りにベルト引き出し方向で回転できる。この場合、克服されるべき所定のベルト引き出し力は、トーションバーの塑性変形限界によって規定される。したがって、トーションバーは第1のフォースリミッタ装置を形成する。
また、トーションバーと平行に作用する第2のフォースリミッタ装置が設けられる。すなわち、この第2のフォースリミッタ装置もベルトシャフトの第1の部品と第2の部品との間に配置される。力制限特性は、例えば逓減的な或いは漸進的な力制限特性を実現できるように、トーションバーとは無関係な第2のフォースリミッタ装置を使用して変更され得る。また、ベルト引き出し力の短期間の減少または増大は、シートベルトリトラクタの力制限特性が一般により均一であって所定の力制限レベルにしたがって初めのベルト引き出しと共に可能な限り直接的に広がる範囲内において第1のフォースリミッタ装置の作動の初期段階で補償され得る。第2のフォースリミッタ装置は、例えばベルトシャフトの両方の部品をトーションバーと平行に接続する固定ピンまたはトーションスリーブなどの異なる塑性変形可能部分または弾性変形可能部分によって実現され得る。第2のフォースリミッタ装置が作用している間のベルト引き出し長さは、塑性変形可能部分の構造形態によって制限される。
また、シートベルトリトラクタは独国実用新案第201 10 423号明細書から知られており、この明細書では、力制限されるベルト引き出し中にシケインを通じて引っ張られる金属ストリップによって第2のフォースリミッタ装置が形成される。この解決策の利点は、第2のフォースリミッタ装置が作用する間のベルト引き出し長さを対応して長い金属ストリップを使用することによってかなり延ばすことができるという点であり、この場合、散逸エネルギーおよび結果として生じる力制限レベルは、金属バンドがシケインを通じて引っ張られる間はほぼ同じままである。シケイン自体は、ベルトシャフトの部品のうちの一方に吊り下げられる挿入体によって実現され、一方、金属ストリップはそれぞれ、引張り強さを確保する態様でベルトシャフトの他方の部品に保持される。
国際特許出願第96/32303号明細書 独国実用新案第201 10 423号明細書
本発明の目的は、可能な限り簡単に形成されるべき、平行に作用する2つのフォースリミッタ装置を含むシートベルトリトラクタを提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する提案されたシートベルトリトラクタによって達成される。本発明の更なる有利な実施形態は従属請求項から明らかである。
発明の基本的な概念によれば、
ベルトシャフトの第1および第2の部品は、環状空間を形成することによってシートベルトリトラクタのフレームの脚間の領域で軸方向に重なり合い、
第2のフォースリミッタ装置がバンド要素によって形成され、該バンド要素は、第1の部分によって環状空間の径方向外壁に当接し、第2の部分によって環状空間の径方向内壁に当接するとともに、偏向嵌合部において第1および第2のセグメント間で偏向され、
バンド要素は、第1および第2の部品間の相対動作中に、外壁から内壁上へと繰り出され或いは巻き付けられ得る、または逆に、偏向嵌合部の周囲の循環によって繰り出され或いは巻き付けられ得る
ことが提案される。
従来技術から知られる解決策と比べて、提案されたベルトリトラクタは幾つかの利点を有する。シートベルトリトラクタは、第2のフォースリミッタ装置が偏向されたバンド要素のみによって形成されるため、費用効率が高い容易な態様で装着され得る。また、例えばシケインなどの今まで必要とされた構成要素が不要となる。更に、エネルギーが偏向嵌合部の回転によってのみ散逸され、この場合、バンド要素は、エネルギー散逸態様で一定レベルの連続的な不変屈曲によって変形される。第2のフォースリミッタ装置の効果の継続期間は、対応して長いバンド要素を選択することにより更に延ばすことができる。
シートベルトリトラクタの特に簡単な形態は、力制限されたベルト伸長中にベルトシャフトの第1の部品または第2の部品に対して第1の部品の回転方向に逆らってバンド要素を第1または第2の部分の一端に対する締まり嵌めにより取り付けることによって与えられ得る。バンド要素の提案された取り付けを使用して、バンド要素は、相対動作の初めに押圧力の伝達によって直接に繰り出され或いは巻き上げられる。この場合、バンド要素を締結するために別個の部品または装着ステップが不要であり、バンド要素を挿入するだけで済むことが特に有益である。
バンド要素がシートベルトリトラクタの回転軸に対して対称的に配置される少なくとも2つの偏向嵌合部を含むことが更に提案される。2つの提案された偏向嵌合部を使用すると、全ての構成要素に作用する負荷を減らすために少なくとも部分的に互いに相殺する対称的に作用する力を第2のフォースリミッタ装置の作動中に実現できる。
この場合、ベルトシャフトの第2の部品は径方向に向けられるスロットを有することができ、このスロット内にバンド要素が挿入される。スロットは、環状空間内の端部領域上に巻き付けられ且つスロットを通じて案内されるバンド要素の中央部分により互いに接続される2つの偏向嵌合部を有するたった1つのバンド要素の使用を可能にする。スロットを通じて案内されるバンド要素の中央部分は、同時に、2つの偏向嵌合部の牽引接続をもたらすのに役立ち、それにより、バンド要素自体は、別個に締結される必要がなく、スロット内に吊り下げられるにすぎない。
環状空間の径方向外壁および径方向内壁が周方向で増大する或いは減少する距離を隔てて離間されることが更に提案される。第2のフォースリミッタ装置によってもたらされる力制限レベルは、壁の増大する或いは減少する距離によって増大され或いは減少され得る。これは、散逸エネルギーが偏向半径に、すなわち、壁の距離に直接に依存するからである。この場合、偏向半径が小さくなればなるほど、すなわち、壁の距離が小さくなればなるほど、散逸エネルギーおよび結果として生じる力制限レベルが大きくなる。したがって、第2のフォースリミッタ装置を使用して漸進的および逓減的な力制限過程を簡単な態様で実現できる。
第1のフォースリミッタ装置が速度制御式フォースリミッタ装置であれば、提案された第2のフォースリミッタ装置が特に有利である。速度制御式フォースリミッタ装置は、原理的に、所定の力制限レベルが特定の速度でのみ達成され或いは離脱トルクに打ち勝った後に短期間にわたって更に低い力制限レベルまで降下するという欠点を有する。力制限レベルのこの増大、または、力制限レベルの短期的な降下は、少なくとも部分的に、第2のフォースリミッタ装置により引き起こされる力制限レベルによって補償することができ、それにより、力制限過程の過程が全体として更に均一となり、所定の力制限レベルに更に早期に達する。
速度制御式負荷制限装置が環状に形成されるとともに第2のフォースリミッタ装置と同心的に位置されることが更に提案される。フォースリミッタ装置の提案された構造および配置を使用すると、径方向および周方向の力を補償でき、それにより、フォースリミッタ装置の作動中にベルトシャフトの第1および第2の部品に作用する負荷が可能な限り小さくなる。
フォースリミッタ装置の作動中に作用する力およびトルクは、第1のフォースリミッタ装置に対して軸方向で重なり合う速度制御式フォースリミッタ装置を配置することにより更に減少され得る。
また、ベルトシャフトの第1または第2の部品に塑性変形可能な形成体が設けられ、偏向嵌合部が回転中に通過する環状空間の領域内へ形成体が突出することも提案される。提案されるように形成体が偏向嵌合部により通過される領域内へ突出すると、それらの形成体が切り落とされ或いはバンド要素自体が変形され、それにより、回転する偏向嵌合部で散逸されるエネルギーと並行して更なるエネルギーが散逸され、その結果、力制限レベルの短期的な増大がもたらされる。
シートベルトリトラクタの力制限レベルは、凹部、より小さい幅、または、より小さい厚さを使用してバンド要素の断面を脆弱化することによって減少させることもできる。この場合、力制限レベルの減少は、バンド要素の材料の一領域での目標とする脆弱化に基づき、その結果、それぞれの部分が偏向嵌合部を通過する間に、より少ないエネルギーが散逸される。
更なる好ましい実施形態によれば、凹部のうちの少なくとも1つが偏向嵌合部の通過中に壊れる所定の破壊ポイントとして構成されることが提案される。したがって、バンド要素が所定の破壊ポイントの領域で壊れ、それにより、ベルトシャフトの更なる回転中に、変形がもはや生じず、または、短期間にわたって非常に僅かにのみ変形が生じ、また、バンド要素により引き起こされる力制限が急激に低下される。バンド要素は、同時に壊れる2つの所定の破壊ポイントを有することができ、或いは更には、時間的にずれて壊れる2つの所定の破壊ポイントを有することができ、それにより、力制限レベルを段階的に或いは急激にゼロまで減らすことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を好ましい実施形態に基づいて更に詳しく説明する。
速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 トーションバーの形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 トーションバーの形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 トーションバーの形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 トーションバーの形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 トーションバーの形態を成す第1のフォースリミッタ装置を含む本発明のシートベルトリトラクタを示す。 偏向嵌合部の変形経路内へ突出する凹部または形成体を有するバンド要素の形態を成す第2のフォースリミッタ装置を示す。 偏向嵌合部の変形経路内へ突出する凹部または形成体を有するバンド要素の形態を成す第2のフォースリミッタ装置を示す。 1つのバンド要素を含むとともに2つの所定の破壊ポイントを有する実施形態を示す。 1つのバンド要素を含むとともに2つの所定の破壊ポイントを有する異なる実施形態を示す。
図1は、フレーム2の脚4,5に回転可能に支持されるツーピースベルトシャフト1を含むシートベルトリトラクタを示す。火薬締め付け装置3が脚5に設けられ、この火薬締め付け装置3は、搭乗者の前方への移動の前に事故の早い段階でベルトシャフト1を巻き取り方向に急激に駆動させて、シートベルトの任意の想定し得る緩みをとる。ベルトシャフト1と同心的に配置される環状の速度制御式フォースリミッタ装置の形態を成す第1のフォースリミッタ装置6が更に脚4に設けられる。
図2は、第1の部品9と第2の部品10とを有するツーピースベルトシャフト1の分解図を示す。この場合、第1の部品9は、シートベルトを巻き付けることができるシートベルトのシャフトの本体であり、また、第2の部品10は、ブロッキングラッチの形態を成すブロッキング装置8を支持するプロファイルヘッドである。車両またはシートベルト引き出しの所定の加速度値を超える場合には、ブロッキング装置8が作動される。すなわち、ブロッキングラッチは、脚4のギヤ内に入り込み、第2の部品10を車両に対して固定された態様でベルト伸長方向に逆らってブロックする。また、第1のフォースリミッタ装置6に加えて、第2のフォースリミッタ装置7が見え、後述するように、この第2のフォースリミッタ装置7もベルトシャフト1の2つの部品9,10間に配置されて第1のフォースリミッタ装置に対して平行に作用する。同時に、ベルトシャフト1の2つの部品9,10は2つのフォースリミッタ装置6,7を介して互いに接続され、そのため、通常の使用中、すなわち、フォースリミッタ装置6,7の作動前に、これらの2つの部品は強固なアセンブリと見なされるべきである。
図3は、シートベルトリトラクタを図1の平断面図A−Aから示す。速度制御式フォースリミッタ装置は、ベルトシャフト1の第1の部品9上の第1のサブアセンブリ41と、ベルトシャフト1の第2の部品10上の第2のサブアセンブリ42とに対して締結される。また、側方に設けられるギヤ対13,14を介して第1のサブアセンブリ41または第2のサブアセンブリ42と交互に係合する振動ディスク12が設けられる。ギヤホイール12は、力制限動作中に相対動作に対して垂直に往復振動し、それにより、ギヤホイールは周期的に加速および減速される。
振動ディスク12のこの減速および加速の結果として、力制限の根底にあるエネルギー散逸が影響を及ぼされる。この場合、ベルトシャフト1の2つの部品9,10の互いに対する動作は、それがそもそも振動ディスク12の振動動作によってのみ可能にされるため、振動ディスク12のみによって制御される。散逸されるエネルギーは振動周波数に依存するため、また、振動周波数は、互いに対して移動される部品の速度に直接に依存するため、これが速度制御式フォースリミッタ装置である。
また、第2のフォースリミッタ装置7は、第2の部品10に設けられる円柱肩部33の中心で径方向に延びるスロット31内に挿入されるバンド要素の形態を成して見える。肩部33は、第1の部品9から軸方向に突出するリング32により径方向で距離を隔てて外側が取り囲まれ、それにより、囲繞された環状空間11が第1の部品9と第2の部品10との間に形成される。
第1のフォースリミッタ装置6の側面図を横切るシートベルトリトラクタの縦断面が図4に見える。バンド要素によって形成される第2のフォースリミッタ装置7は、シートベルトリトラクタの回転軸に対して点対称に配置され、スロット31を真っ直ぐに貫通して2つの側で延びる中央部分24を発端として、それぞれの部分29,30が円柱肩部33の外縁面と当接する。バンド要素は、部分29,30によりベルト引き出し方向に逆らって偏向嵌合部22,23で部分20,21に対して折り返される。部分20,21はリング32の径方向内縁面と当接する。リング32には、2つのポイントに、径方向内側に突出する突起27,28が設けられ、これらの突起には、バンド要素の端部26,26が絞まり嵌めによってベルト引き出し方向に逆らって当接する。
この場合、第1のフォースリミッタ装置6は、第2のフォースリミッタ装置7と環状空間11とに対して同心的に配置されて環状に形成される。また、第1および第2のフォースリミッタ装置6,7とベルトシャフト1の第1および第2の部品9,10とがフォースリミッタ装置6,7の領域においてシートベルトリトラクタの軸方向で重なり合い、それにより、非常に小さい取り付け空間で済む非常に簡単な構造的デザインが生じる。また、このようにすると、可能な限り小さい軸方向力を伴う有利な力およびトルク比率を得ることができ、それにより、フォースリミッタ装置6,7の作動中であってもベルトシャフト1の2つの部品9,10が互いに強固に保持される。
ベルトシャフト1の第2の部品10がブロックされるときにベルト引き出し力が矢印の方向Pで所定の値を超える場合には、ベルトシャフト1の第1の部品9、したがってリング32も反時計回りに回転し始める。リング32の回転の結果として、部分20,21は、端部25,26の絞まり嵌め接触によって拾い上げられて、図5に示される位置が達成されるまで、すなわち、端部25,26がもはや突起27,28と絞まり嵌めにより当接しなくなるまで、偏向嵌合部22,23の周りで周回することによりベルトシャフト1の第2の部品10の円柱部分33の外縁上に巻き付けられる。バンド要素は、回転する偏向嵌合部22,23で平らに巻回されることにより、力制限の根底にあるエネルギーが散逸される。円柱部分33の外半径はリング32の内半径よりも小さいため、旋回される回転角度は、力制限されるベルト引き出しの開始前の部分20,21の角度よりも大きい。
この特別な実施形態の利点は、十分なエネルギーを散逸するために速度制御される第1のフォースリミッタ装置6が最初に特定の相対速度を必要とするという欠点、すなわち、離脱トルクに打ち勝った後に力制限レベルが短い時間にわたって増大する或いは更には減少するにすぎないという欠点を、力制限の過程が一般に更に均一になる範囲内において且つ作動する力制限レベルが所定の力制限レベルに更に接近する範囲内において平行に作用する第2のフォースリミッタ装置7によって補償できるという点である。両方のフォースリミッタ装置6,7により引き起こされる力制限レベルの付加時に、所定の力制限レベルをかなり早期に達成することによって、力制限の全過程を積極的に変えることもできる。
図6および図7は、第1のフォースリミッタ装置6がトーションバーによって形成される、同一構造のシートベルトリトラクタを含む本発明の別の実施形態を示す。トーションバーは、ベルトシャフトの第2の部品10と対向する端部に溝17を有し、この溝17内へバンド要素が挿入される。
図8および図9には、同じシートベルトリトラクタが、図6の上側の図面の断面図B−Bで、および、第2のフォースリミッタ装置7およびトーションバーの端部の断面図で見える。この場合、環状空間11は、第2の部品10の径方向内側円柱肩部33と第1の部品の軸方向に突出するリング34とによって同様に画定され、その場合、第2のフォースリミッタ装置7の機能および効果は、図1−図5の典型的な実施形態におけるそれと同じである。この場合、バンド要素は、中央部分24がトーションバーの端部の溝と円柱段部33の溝とに挿通され、それにより、ベルトシャフト1の第2の部品10、トーションバー、および、バンド要素は、それらが一緒に回転するように互いに強固に接続される。
また、環状空間11は、環状空間11を内側および外側で径方向に画定する壁19,18の距離Dが偏向嵌合部22,23から始まって部分20,21の径方向外端部25,26へ向かって増大するように寸法付けられる。回転する偏向嵌合部22,23で散逸されるエネルギーは、距離Dに直接に依存するため、すなわち、偏向嵌合部22,23の領域で距離Dが小さければ小さいほど偏向嵌合部22,23で散逸エネルギーが大きくなるという関係にしたがうため、それにより、第2のフォースリミッタ装置7の逓減的な力制限過程を達成できる。逓減的な力制限のこの過程は、第1のフォースリミッタ装置6の増大する力制限レベルに不利になり、そのため、一般に、全体として、より一定の力制限レベルを達成できる。これが望まれる限りでは、第2のフォースリミッタ装置7の漸進的な力制限も達成できるが、距離Dは、偏向嵌合部22,23から始まって同じ方向で減少する。
図9と同じシートベルトリトラクタが、第2のフォースリミッタ装置7の作動後において図10に示される。ベルトシャフト1の第1の部品9と第2の部品10との間の接続は偏向嵌合部22,23の回転後にバンド要素によって解消されるため、この回転角からは専ら第1のフォースリミッタ装置6だけが作用している。
図11および図12は、第2のフォースリミッタ装置7の様々な更なる典型的な実施形態を、この第2のフォースリミッタ装置により達成されるべき力制限曲線を含めて示す。図示のように、力制限曲線は、全てが逓減的であり、すなわち、この場合には連続的に減少している。しかしながら、例えば距離Dの急激な減少または増大によって段階的な過程を実現することも考えられる。
図11に示される典型的な実施形態では、環状空間11内へと側方に突出するリブ形状の形成体35がベルトシャフト1の第2の部品10に設けられ、これらのリブ形状の形成体35は、偏向嵌合部22,23が回転することを防止し、或いは更には、回転中に偏向嵌合部22,23によって切り落とされる。この結果として、第2のフォースリミッタ装置7の力制限レベルを曲線37から曲線36へと更に増大させることができる。形35によって引き起こされる力制限レベルの増大は、図11の右側の図面に斜線領域38により示される。
図12に示される発明の典型的な実施形態では、2つの凹部39がバンド要素に設けられ、これらの凹部は、この領域でのバンド要素の変形に対する抵抗を減少させる。同じ効果は、バンド要素の材料の厚さまたは幅を減少させることによって得ることもできる。変形に対する抵抗の減少に起因して、力制限曲線が過程37から過程40へと減少され、その場合、力制限レベルの減少が斜線領域38によって示される。
発明の他の実施形態が図13に示されており、この実施形態において、凹部39は、それが偏向嵌合部22の通過中に破壊する所定の破壊ポイント40を形成するように寸法付けられる。所定の破壊ポイント40は、それが偏向嵌合部22の通過前に力制限の段階で推力を伝えることができるように寸法付けられ、それにより、力制限レベルは領域Iにおいて不変のままである。偏向嵌合部22の通過中に、所定の破壊ポイント40が壊れて、力制限レベルが領域II〜領域IIIで急激に減少する。所定の破壊ポイント40の破壊時のバンド要素7の位置が下側の断面図に示される。
2つの所定の破壊ポイント40,41が設けられる実施形態の更なる進展が図14に示され、これらの破壊ポイントも同様に材料の脆弱ポイントによって形成され、これらの脆弱ポイントは凹部39または波形部により形成される。両方の所定の破壊ポイント40,41は、それらが同時に偏向嵌合部22,23を通過することによりほぼ同時に壊れるように配置される。この結果として、バンド要素7により引き起こされる力制限レベルが力制限曲線の領域IIからゼロへと急激に減少する。その場合、曲線は、残留変形に起因して急勾配で降下する。
所定の破壊ポイント40,41が異なる時間に偏向嵌合部22,23を通過する場合には、それに対応して力制限曲線の段階的な過程が生じる。

Claims (11)

  1. 2つの平行に作用する負荷制限装置(6,7)を備えるシートベルトリトラクタであって、
    U形状フレーム(2)の脚(4,5)の回転軸周りに回動装着されるとともに、ベルトウェビングを巻き付けることができる第1の部品(9)と、車両感応態様および/またはベルトウェビング感応態様で作動され得るロッキング装置(8)を使用して前記フレーム(2)の前記脚(4,5)のうちの少なくとも一方に対して車両固定態様でロックされ得る第2の部品(10)とを備える2部品ベルトシャフト(1)と、
    作動時に前記第1の部品(9)と前記第2の部品(10)との間の負荷制限された相対動作を可能にする第1の負荷制限装置(6)と、
    作動時に前記第1の負荷制限装置(6,16)と平行に作用する第2の負荷制限装置(7)とを有するシートベルトリトラクタにおいて、
    前記ベルトシャフト(1)の前記第1および第2の部品(9,10)が軸方向で重なり合って、前記フレーム(2)の前記脚(4,5)間の領域にリングチャンバ(11)を形成し、
    前記第2の負荷制限装置(7)がバンド要素によって形成され、該バンド要素は、第1の部分(20,21)によって前記リングチャンバ(11)の径方向外壁(18)に当接し、第2の部分(29,30)によって前記リングチャンバ(11)の径方向内壁(19)に当接するとともに、偏向ポイント(22,23)において前記第1および第2の部分(20,21,29,30)間で偏向され、
    前記バンド要素は、前記第1および第2の部品(9,10)間の相対動作時に、前記外壁(18)から前記内壁(19)上へと巻き付けられ得る、または逆に、回転する前記偏向ポイント(22,23)の回転によってエネルギー吸収態様で巻き付けられ得る ことを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  2. 前記バンド要素は、負荷制限されたベルトウェビング引き出し中に前記第1の部品(9)の回転方向に逆らって前記第1または第2の部分(20,21,29,30)の一端(25,26)によって前記ベルトシャフト(1)の前記第1または第2の部品(9,10)に形状閉鎖態様で固定されることを特徴とする、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記バンド要素は、前記シートベルトリトラクタの回転軸に対して対称的に位置される少なくとも2つの偏向ポイント(22,23)を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 前記ベルトシャフト(1)の前記第2の部品(10)は径方向に向けられる溝(31)を前側に備え、該溝(31)内に前記バンド要素が挿入されることを特徴とする、請求項3に記載のシートベルトリトラクタ。
  5. 前記リングチャンバ(11)の前記径方向外壁(18)および前記径方向内壁(19)は、周方向で増大する或いは減少する距離(D)を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のシートベルトリトラクタ。
  6. 前記第1の負荷制限装置(6)が速度制御式負荷制限装置であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のシートベルトリトラクタ。
  7. 前記速度制御式負荷制限装置は、リング形状に形成されるとともに、前記第2の負荷制限装置(7)と同心的に位置されることを特徴とする、請求項6に記載のシートベルトリトラクタ。
  8. 前記速度制御式負荷制限装置は、前記第2の負荷制限装置(7)に対して軸方向で重なり合うように位置されることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のシートベルトリトラクタ。
  9. 前記ベルトシャフト(1)の前記第1または第2の部品(9,10)には、弾性変形可能および/または塑性変形可能な構造(35)が設けられ、該構造(35)は、前記偏向ポイント(22,23)が回転しつつ通過する前記リングチャンバ(11)の領域内へと延びることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のシートベルトリトラクタ。
  10. 前記バンド要素は、凹部(39)によって、より小さい幅または厚さに起因して、断面が脆弱化されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のシートベルトリトラクタ。
  11. 前記凹部(39)のうちの少なくとも1つは、偏向嵌合部の通過中に壊れる所定の破壊ポイント(40,41)として形成されることを特徴とする、請求項10に記載のシートベルトリトラクタ。
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