JP2014533254A - 置換型1,2,5−オキサジアゾール化合物及びその除草剤としての使用 - Google Patents

置換型1,2,5−オキサジアゾール化合物及びその除草剤としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、式Iの置換型1,2,5−オキサジアゾール化合物並びにそのN−オキシド及び塩と、それを含む組成物に関する。本発明はまた、望まれていない植物を防除するための1,2,5−オキサジアゾール化合物又はかかる化合物を含む組成物の使用に関する。さらに本発明はかかる化合物の施用方法に関する。式Iにおいて、可変部は以下の意味を有する:Rは、例えば水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C3−C7−シクロアルキル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルキル、O−Ra、Z−S(O)n−Rb、Z−C(=O)−Rc、Z−C(=O)−ORd、Z−C(=O)−NReRf、Z−NRgRh、Z−フェニル及びZ−ヘテロシクリル等であり;R1は、例えばZ1−シアノ、ハロゲン、ニトロ、C1−C8−アルキル、C2−C8−アルケニル、C2−C8−アルキニル、C1−C8−ハロアルキル、C1−C8−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキル、Z1−C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルチオ−C1−C4−アルキル、Z1−C1−C4−アルキルチオ−C1−C4−アルキルチオ、C2−C6−アルケニルオキシ、C2−C6−アルキニルオキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルキル、Z1−C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルコキシ、Z1−S(O)k−R1b、Z1−フェノキシ及びZ1−ヘテロシクリルオキシであり;R2、R3は、同じ又は異なるものであり、例えば水素、ハロゲン、Z2−OH、Z2−NO2、Z2−シアノ、C1−C6−アルキル、C2−C8−アルケニル、C2−C8−アルキニル、Z2−C3−C10−シクロアルキル、Z2−C3−C10−シクロアルコキシ、C1−C8−ハロアルキル、Z2−C1−C8−アルコキシ、Z2−C1−C8−ハロアルコキシ、Z2−C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルコキシ、Z2−C1−C4−アルキルチオ−C1−C4−アルキルチオ、Z2−C2−C8−アルケニルオキシ、Z2−C2−C8−アルキニルオキシ、Z2−C1−C8−ハロアルコキシ、Z2−C2−C8−ハロアルケニルオキシ、Z2−C2−C8−ハロアルキニルオキシ、Z2−C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルコキシ、Z2−(トリ−C1−C4−アルキル)シリル、Z2−S(O)k−R2b、Z2−C(=O)−R2c、Z2−C(=O)−OR2d、Z2−C(=O)−NR2eR2f、Z2−NR2gR2h、Z2a−フェニル及びZ2a−ヘテロシクリルであり;R4は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル及びC1−C4−ハロアルキルからなる群より選択さ

Description

本発明は、置換型1,2,5−オキサジアゾール化合物並びにそのN−オキシド及び塩と、それを含む組成物に関する。本発明はまた、望まれていない植物を防除するための1,2,5−オキサジアゾール化合物又はかかる化合物を含む組成物の使用に関する。さらに本発明はかかる化合物の施用方法に関する。
望まれていない植物、特に作物において望まれていない植物を防除するため、高い活性及び選択性を有すると共にヒト及び動物に対する毒性を実質的にもたない新規な除草剤が現在も必要とされている。
EP0173657A1は、N−(1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)カルボキサミド、それを含む除草剤組成物、及び雑草の成長を防除するためのかかる組成物の使用を開示している。
WO2011/035874号は、フェニル環の2、3及び4位に3つの置換基を有するN−(1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミドと、その除草剤としての使用を開示している。
先行技術のN−(1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)カルボキサミドは、特に低施用量での不十分な除草活性、及び/又は作物植物との低適合性に起因する不満足な選択性の問題がしばしばあった。
EP 0 173 657 A1 WO 2011/035874
したがって、本発明の目的は、特に低施用量でも強力な除草活性を有し、ヒト及び動物に対して十分に低い毒性を有し、並びに/あるいは作物植物との高い適合性を有する、さらなる1,2,5−オキサジアゾール化合物を提供することである。1,2,5−オキサジアゾール化合物はまた、多数の異なる望ましくない植物に対して広範な活性スペクトルを示す必要がある。
上記目的及びさらなる目的は、以下に定義する式Iの化合物とそのN−オキシド及びまたその農薬として適する塩によって達成される。
上記目的が、以下に定義する一般式Iの置換型1,2,5−オキサジアゾール化合物(それらのN−オキシド及びそれらの塩、特にその農薬として適する塩を含む)によって達成しうることを見出した。
したがって、第1の態様において、本発明は、式I:
Figure 2014533254
〔式中、
Rは、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、O−R、Z−S(O)−R、Z−C(=O)−R、Z−C(=O)−OR、Z−C(=O)−NR、Z−NR、Z−フェニル及びZ−ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R’(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
は、Z−シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−S(O)−R1b、Z−フェノキシ及びZ−ヘテロシクリルオキシからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルオキシは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、酸素結合型の5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェノキシ及びヘテロシクリルオキシにおける環状基は非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R11(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
、Rは、同じ又は異なるものであり、独立して、水素、ハロゲン、Z−OH、Z−NO、Z−シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、Z−C−C10−シクロアルキル、Z−C−C10−シクロアルコキシ(上記2つの基におけるC−C10−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、Z−C−C−アルコキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、Z−C−C−アルケニルオキシ、Z−C−C−アルキニルオキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ、Z−C−C−ハロアルケニルオキシ、Z−C−C−ハロアルキニルオキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−(トリ−C−C−アルキル)シリル、Z−S(O)−R2b、Z−C(=O)−R2c、Z−C(=O)−OR2d、Z−C(=O)−NR2e2f、Z−NR2g2h、Z2a−フェニル及びZ2a−ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、3、4、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、Z2a−フェニル及びZ2a−ヘテロシクリルにおける環状基は非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R21(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択され;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択され;
ただし、基R及びRの少なくとも一方は水素とは異なり;
nは0、1又は2であり;
kは0、1又は2であり;
R’、R11、R21は、互いに独立して、ハロゲン、NO、CN、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択されるか、あるいは2つの近接する基R’、R11又はR21が一緒に基=Oを形成してもよく;
Z、Z、Zは、互いに独立して、共有結合及びC−C−アルカンジイルからなる群より選択され;
2aは、共有結合、C−C−アルカンジイル、O−C−C−アルカンジイル、C−C−アルカンジイル−O及びC−C−アルカンジイル−O−C−C−アルカンジイルからなる群より選択され;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
、R1b、R2bは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル及びフェニルからなる群より選択され、ここでフェニルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
、R2cは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
、R2dは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されており;
、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されているか、あるいは
、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、O、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を環員として有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)を有していてもよく;
2e、R2fは、互いに独立して、R、Rについて示した意味を有し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されている;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、基C(=O)−R、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されているか、あるいは
、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、O、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を環員として有していてもよく、非置換であるか又は=O、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)を有してもよく;
2g、R2hは、互いに独立して、R、Rについて示した意味を有し;
は、Rについて示した意味を有する。〕
の化合物、又はそのN−オキシド若しくは農薬として適する塩に関する。
本発明の化合物、すなわち式Iの化合物、それらのN−オキシド、又はそれらの塩は、望まれていない植物の防除に特に有用である。したがって、本発明はまた、望まれていない植物に対処する又はそれを防除するための、本発明の化合物、それらのN−オキシド若しくは塩の使用、又は本発明の少なくとも1種の化合物、それらのN−オキシド若しくは農薬として適する塩を含む組成物の使用に関する。
本発明はまた、本発明に係る少なくとも1種の化合物(そのN−オキシド又は塩を含む)と、少なくとも1種の補助剤とを含む組成物に関する。特に、本発明は、本発明に係る少なくとも1種の化合物(そのN−オキシド又は農薬として適する塩を含む)と、作物保護製剤に慣用の少なくとも1種の補助剤とを含む農業用組成物に関する。
また本発明は、望まれていない植物に対処する又はそれを防除する方法であって、本発明に係る少なくとも1種の化合物(そのN−オキシド又は塩を含む)の除草有効量を、望まれていない植物、その種子及び/又はその生息地に作用させることを含む方法に関する。
式Iの化合物は、その置換パターンにもよるが、1つ又はそれ以上のキラリティーの中心を有し得、その場合、これらはエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物として存在する。本発明は、式Iの化合物の純粋エナンチオマー若しくは純粋ジアステレオマー及びそれらの混合物、並びに式Iの化合物の純粋エナンチオマー若しくは純粋ジアステレオマー又はそれらの混合物の本発明に係る使用のいずれをも提供するものである。好適な式Iの化合物はまた、全ての可能な幾何立体異性体(シス/トランス異性体)及びそれらの混合物を含む。シス/トランス異性体は、アルケン、炭素−窒素二重結合、窒素−硫黄二重結合又はアミド基に関して存在しうる。用語「立体異性体」とは、光学異性体、例えばエナンチオマー又はジアステレオマー(後者は分子内の2以上のキラリティ中心によって存在する)、並びに幾何異性体(シス/トランス異性体)の両者を含む。
その置換パターンに応じて、式Iの化合物は、その互変異性体の形態で存在しうる。したがって本発明はまた、式Iの互変異性体、並びに該互変異性体の立体異性体、塩及びN−オキシドに関する。
用語「N−オキシド」には、少なくとも1つの三級窒素原子がN−オキシド部分に酸化されている本発明の化合物が含まれる。化合物IにおけるN−オキシドは、特にオキサジアゾール環の環窒素原子(複数でもよい)、あるいは複素環の置換基R、R、R又はRの環窒素原子(複数でもよい)を、好適な酸化剤(ペルオキシカルボン酸又は他の過酸化物など)で酸化することによって調製することができる。
本発明はさらに、本明細書で定義する化合物であって、式Iに示された1個又はそれ以上の原子が、その好適な同位体、好ましくは非放射性同位体(例えば、重水素による水素の置き換え、13Cによる12Cの置き換え、15Nによる14Nの置き換え、18Oによる16Oの置き換え)に置き換えられたもの、特に少なくとも1個の水素原子が重水素原子に置き換えられたものに関する。当然ながら、本発明に係る化合物は、この天然に存在し、それゆえ化合物Iにとりあえず存在するものよりも多い各同位体を含む。
本発明の化合物は、非晶質であってもよいし、あるいは肉眼的特性(安定性など)が異なる又は異なる生物学的性質(活性など)を示す1以上の異なる結晶状態(多形体)で存在してもよい。本発明は、式Iの非晶質及び結晶質化合物、それらのエナンチオマー又はジアステレオマー、式Iの各化合物の異なる結晶形態の混合物、そのエナンチオマー又はジアステレオマー、並びにそれらの非晶質又は結晶質塩のいずれをも含む。
本発明の化合物の塩は、好ましくは農薬として適する塩である。これらは慣用的な方法で、例えば本発明の化合物が塩基性の官能性を有する場合には、化合物を酸と反応させることにより、又は本発明の化合物が酸性の官能性を有する場合には、化合物を適当な塩基と反応させることにより、形成することができる。
有用な農薬として適する塩は、特にこれらのカチオンの塩、又はこれらの酸の酸付加塩であり、そのカチオン及びアニオンはそれぞれ本発明に係る化合物の除草活性に対して有害な影響を及ぼさない。好適なカチオンは、特にアルカリ金属(好ましくはリチウム、ナトリウム及びカリウム)のイオン、アルカリ土類金属(好ましくはカルシウム、マグネシウム及びバリウム)のイオン、及び遷移金属(好ましくはマンガン、銅、亜鉛及び鉄)のイオン、並びにアンモニウム(NH )及び置換型アンモニウムのイオン(1〜4個の水素原子がC−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル又はベンジルで置き換わっている)である。置換型アンモニウムイオンの例には、メチルアンモニウム、イソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2−ヒドロキシエチルアンモニウム、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルアンモニウム、ビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム及びベンジル−トリエチルアンモニウム、さらにはホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリ(C−C−アルキル)スルホニウム、及びスルホキソニウムイオン、好ましくはトリ(C−C−アルキル)スルホニウムが含まれる。
有用な酸付加塩のアニオンは、主なものとしては、クロリド、ブロミド、フルオリド、水素スルフェート、スルフェート、二水素ホスフェート、水素ホスフェート、ホスフェート、ニトレート、ビカルボネート、カルボネート、ヘキサフルオロシリケート、ヘキサフルオロホスフェート、ベンゾエート、並びにC−C−アルカン酸のアニオン(好ましくはホルメート、アセテート、プロピオネート及びブチレート)である。これらは、本発明の化合物を、対応のアニオンの酸、好ましくは塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸又は硝酸と反応させることにより形成しうる。
用語「望まれていない植物」とは、作物植物区画又は播種した及び望ましい作物の場所において成育する任意の植物を含むと理解され、この植物は、任意の植物種であり、播種した又は望ましい作物以外の発芽種子、発生している実生、及び定着した植物を含む。
可変部の上の定義において言及した有機部分は、用語ハロゲンと同様に、個々の基のメンバーの個々のリストについての集合的な用語である。接頭辞C−Cは、各場合において、基内の炭素原子の可能な数を示す。
用語「ハロゲン」は、各場合において、フッ素、臭素、塩素又はヨウ素、特にフッ素、塩素又は臭素を意味する。
用語「部分的に若しくは完全にハロゲン化されている」は、所与の基の1個又はそれ以上、例えば1、2、3、4若しくは5個又はすべての水素原子が、ハロゲン原子、特にフッ素又は塩素に置き換えられていることを意味するものと解釈される。部分的に若しくは完全にハロゲン化されている基は、以下において「ハロ基」とも呼ばれる。例えば、部分的に若しくは完全にハロゲン化されているアルキルは、「ハロアルキル」とも呼ばれる。
本明細書において(並びにアルキル基、例えばアルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルホニル及びアルコキシアルキルを含む他の基のアルキル部分において)用いる用語「アルキル」は、各場合において、通常1〜10個の炭素原子、頻繁には1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子、特に1〜3個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基を意味する。C−C−アルキルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、2−ブチル(sec−ブチル)、イソブチル及びtert−ブチルである。C−C−アルキルの例は、C−C−アルキルについて言及したものとは別に、n−ペンチル、1−メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル及び1−エチル−2−メチルプロピルである。C−C10−アルキルの例は、C−C−アルキルについて言及したものとは別に、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシル、1−エチルペンチル、2−エチルペンチル、3−エチルペンチル、n−オクチル、1−メチルオクチル、2−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、2−エチルヘキシル、1,2−ジメチルヘキシル、1−プロピルペンチル、2−プロピルペンチル、ノニル、デシル、2−プロピルヘプチル及び3−プロピルヘプチルである。
本明細書において用いる用語「アルキレン(又はアルカンジイル)」は、各場合において、上で定義した通りであるアルキル基であって、炭素骨格の任意の位置における1個の水素原子が1つのさらなる結合部位で置き換えられて、それゆえ二価の部分を形成しているものを意味する。
本明細書において(並びにハロアルキル基、例えばハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルカルボニル、ハロアルキルスルホニル及びハロアルキルスルフィニルを含む他の基のハロアルキル部分において)用いる用語「ハロアルキル」は、各場合において、通常1〜8個の炭素原子(「C−C−ハロアルキル」)、頻繁には1〜6個の炭素原子(「C−C−ハロアルキル」)、より頻繁には1〜4個の炭素原子(「C−C−ハロアルキル」)を有する直鎖又は分岐アルキル基であって、この基の水素原子が部分的に又は完全にハロゲン原子で置き換えられているものを意味する。好ましいハロアルキル部分は、C−C−ハロアルキル、より好ましくはC−C−ハロアルキル、より好ましくはハロメチル、特にC−C−フルオロアルキルから選択される。ハロメチルは、1、2又は3個の水素原子がハロゲン原子で置き換えられたメチルである。その例は、ブロモメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル等である。C−C−フルオロアルキルの例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル等である。C−C−ハロアルキルの例は、C−C−フルオロアルキルについて言及したものとは別に、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ブロモメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、2−クロロエチル、2,2,−ジクロロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、1−ブロモエチル等である。C−C−ハロアルキルの例は、C−C−ハロアルキルについて言及したものとは別に、1−フルオロプロピル、2−フルオロプロピル、3−フルオロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル、3−クロロプロピル、4−クロロブチル等である。
本明細書において(並びにシクロアルキル基、例えばシクロアルコキシ及びシクロアルキルアルキルを含む他の基のシクロアルキル部分において)用いる用語「シクロアルキル」は、各場合において、通常3〜10個の炭素原子(「C−C10−シクロアルキル」)、好ましくは3〜7個の炭素原子(「C−C−シクロアルキル」)又は特に3〜6個の炭素原子(「C−C−シクロアルキル」)を有する単環式又は二環式の脂環式基を意味する。3〜6個の炭素原子を有する単環式基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルを含む。3〜7個の炭素原子を有する単環式基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルを含む。7又は8個の炭素原子を有する二環式基の例は、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル及びビシクロ[3.2.1]オクチルを含む。
本明細書において(並びにハロシクロアルキル基、例えばハロシクロアルキルメチルを含む他の基のハロシクロアルキル部分において)用いる用語「ハロシクロアルキル」は、各場合において、通常3〜10個の炭素原子、好ましくは3〜7個の炭素原子又は特に3〜6個の炭素原子を有する単環式又は二環式の脂環式基であって、少なくとも1個、例えば1、2、3、4又は5個の水素原子がハロゲン、特にフッ素又は塩素で置き換えられているものを意味する。その例は、1−及び2−フルオロシクロプロピル、1,2−、2,2−及び2,3−ジフルオロシクロプロピル、1,2,2−トリフルオロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロプロピル、1−及び2−クロロシクロプロピル、1,2−、2,2−及び2,3−ジクロロシクロプロピル、1,2,2−トリクロロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラクロロシクロプロピル、1−、2−及び3−フルオロシクロペンチル、1,2−、2,2−、2,3−、3,3−、3,4−、2,5−ジフルオロシクロペンチル、1−、2−及び3−クロロシクロペンチル、1,2−、2,2−、2,3−、3,3−、3,4−、2,5−ジクロロシクロペンチル等である。
本明細書において用いる用語「シクロアルキル−アルキル」は、上で定義した通りのシクロアルキル基であって、その分子の残りの部分へアルキレン基を介して結合しているものを意味する。用語「C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル」とは、上で定義した通りのC−C−シクロアルキル基であって、その分子の残りの部分へ上で定義した通りのC−C−アルキル基を介して結合しているものを指す。その例は、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル等である。
本明細書において用いる用語「アルケニル」は、各場合において、通常2〜8個(「C−C−アルケニル」)、好ましくは2〜6個の炭素原子(「C−C−アルケニル」)、特に2〜4個の炭素原子(「C−C−アルケニル」)と、任意の位置に二重結合を有するモノ不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を意味し、例えばC−C−アルケニル、例としてエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル又は2−メチル−2−プロペニル;C−C−アルケニル、例としてエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル-1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル等;又はC−C−アルケニル、例としてC−C−アルケニルについて上述した基、並びにさらには1−ヘプテニル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、1−オクテニル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニル及びその位置異性体がある。
本明細書において用いる用語「ハロアルケニル」(これは「ハロゲンで置換されていてもよいアルケニル」とも表される)並びにハロアルケニルオキシ等におけるハロアルケニル部分は、2〜8個(「C−C−ハロアルケニル」)又は2〜6個(「C−C−ハロアルケニル」)又は2〜4個(「C−C−ハロアルケニル」)の炭素原子と、任意の位置における二重結合を有する不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基であって、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上で言及したハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素で置き換えられているものを指し、例えばクロロビニル、クロロアリル等である。
本明細書において用いる用語「アルキニル」は、通常2〜8個(「C−C−アルキニル」)、頻繁には2〜6個(「C−C−アルキニル」)、好ましくは2〜4個の炭素原子(「C−C−アルキニル」)と、任意の位置における1若しくは2個の三重結合を有する不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基を意味し、例えばC−C−アルキニル、例としてエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル等、C−C−アルキニル、例としてエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル−1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル等がある。
本明細書において用いる用語「ハロアルキニル」は、「ハロゲンで置換されていてもよいアルキニル」と表わされることもあり、通常3〜8個の炭素原子(「C−C−ハロアルキニル」)、頻繁には2〜6個(「C−C−ハロアルキニル」)、好ましくは2〜4個の炭素原子(「C−C−ハロアルキニル」)と、任意の位置における1若しくは2個の三重結合(上で言及した通り)を有する不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基であって、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上で言及したハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素で置き換えられているものを指す。
本明細書において用いる用語「アルコキシ」は、各場合において、通常1〜8個の炭素原子(「C−C−アルコキシ」)、頻繁には1〜6個の炭素原子(「C−C−アルコキシ」)、好ましくは1〜4個の炭素原子(「C−C−アルコキシ」)を有する直鎖又は分岐アルキル基であって、その分子の残りの部分へ酸素原子を介して結合しているものを意味する。C−C−アルコキシは、メトキシ又はエトキシである。C−C−アルコキシはさらに、例えば、n−プロポキシ、1−メチルエトキシ(イソプロポキシ)、ブトキシ、1−メチルプロポキシ(sec−ブトキシ)、2−メチルプロポキシ(イソブトキシ)又は1,1−ジメチルエトキシ(tert−ブトキシ)である。C−C−アルコキシはさらに、例えば、ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシ又は1−エチル−2−メチルプロポキシである。C−C−アルコキシはさらに、例えば、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ及びそれらの位置異性体である。
本明細書において用いる用語「ハロアルコキシ」は、各場合において、1〜8個の炭素原子(「C−C−ハロアルコキシ」)、頻繁には1〜6個の炭素原子(「C−C−ハロアルコキシ」)、好ましくは1〜4個の炭素原子(「C−C−ハロアルコキシ」)、より好ましくは1〜3個の炭素原子(「C−C−ハロアルコキシ」)を有する上で定義した通りの直鎖又は分岐アルコキシ基であって、この基の水素原子が部分的に又は完全にハロゲン原子、特にフッ素原子で置き換えられているものを意味する。C−C−ハロアルコキシは、例えば、OCHF、OCHF、OCF、OCHCl、OCHCl、OCCl、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2−ヨードエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ又はOCである。C−C−ハロアルコキシはさらに、例えば、2−フルオロプロポキシ、3−フルオロプロポキシ、2,2−ジフルオロプロポキシ、2,3−ジフルオロプロポキシ、2−クロロプロポキシ、3−クロロプロポキシ、2,3−ジクロロプロポキシ、2−ブロモプロポキシ、3−ブロモプロポキシ、3,3,3−トリフルオロプロポキシ、3,3,3−トリクロロプロポキシ、OCH−C、OCF−C、1−(CHF)−2−フルオロエトキシ、1−(CHCl)−2−クロロエトキシ、1−(CHBr)−2−ブロモエトキシ、4−フルオロブトキシ、4−クロロブトキシ、4−ブロモブトキシ又はノナフルオロブトキシである。C−C−ハロアルコキシはさらに、例えば、5−フルオロペントキシ、5−クロロペントキシ、5−ブロモペントキシ、5−ヨードペントキシ、ウンデカフルオロペントキシ、6−フルオロヘキソキシ、6−クロロヘキソキシ、6−ブロモヘキソキシ、6−ヨードヘキソキシ又はドデカフルオロヘキソキシである。
本明細書において用いる用語「アルコキシアルキル」は、各場合において、通常1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含むアルキルであって、1個の炭素原子が通常1〜8個、頻繁には1〜6個、特に1〜4個の、上で定義した通りの炭素原子を含むアルコキシ基を有するものを意味する。「C−C−アルコキシ−C−C−アルキル」は、上で定義した通りのC−C−アルキル基であって、1個の水素原子が上で定義した通りのC−C−アルコキシ基で置き換えられているものを意味する。その例は、CHOCH、CH−OC、n−プロポキシメチル、CH−OCH(CH、n−ブトキシメチル、(1−メチルプロポキシ)−メチル、(2−メチルプロポキシ)メチル、CH−OC(CH、2−(メトキシ)エチル、2−(エトキシ)エチル、2−(n−プロポキシ)−エチル、2−(1−メチルエトキシ)−エチル、2−(n−ブトキシ)エチル、2−(1−メチルプロポキシ)−エチル、2−(2−メチルプロポキシ)−エチル、2−(1,1−ジメチルエトキシ)−エチル、2−(メトキシ)−プロピル、2−(エトキシ)−プロピル、2−(n−プロポキシ)−プロピル、2−(1−メチルエトキシ)−プロピル、2−(n−ブトキシ)−プロピル、2−(1−メチルプロポキシ)−プロピル、2−(2−メチルプロポキシ)−プロピル、2−(1,1−ジメチルエトキシ)−プロピル、3−(メトキシ)−プロピル、3−(エトキシ)−プロピル、3−(n−プロポキシ)−プロピル、3−(1−メチルエトキシ)−プロピル、3−(n−ブトキシ)−プロピル、3−(1−メチルプロポキシ)−プロピル、3−(2−メチルプロポキシ)−プロピル、3−(1,1−ジメチルエトキシ)−プロピル、2−(メトキシ)−ブチル、2−(エトキシ)−ブチル、2−(n−プロポキシ)−ブチル、2−(1−メチルエトキシ)−ブチル、2−(n−ブトキシ)−ブチル、2−(1−メチルプロポキシ)−ブチル、2−(2−メチル−プロポキシ)−ブチル、2−(1,1−ジメチルエトキシ)−ブチル、3−(メトキシ)−ブチル、3−(エトキシ)−ブチル、3−(n−プロポキシ)−ブチル、3−(1−メチルエトキシ)−ブチル、3−(n−ブトキシ)−ブチル、3−(1−メチルプロポキシ)−ブチル、3−(2−メチルプロポキシ)−ブチル、3−(1,1−ジメチルエトキシ)−ブチル、4−(メトキシ)−ブチル、4−(エトキシ)−ブチル、4−(n−プロポキシ)−ブチル、4−(1−メチルエトキシ)−ブチル、4−(n−ブトキシ)−ブチル、4−(1−メチルプロポキシ)−ブチル、4−(2−メチルプロポキシ)−ブチル、4−(1,1−ジメチルエトキシ)−ブチル等である。
本明細書において用いる用語「ハロアルコキシ−アルキル」は、各場合において、通常1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む上で定義した通りのアルキルであって、1個の炭素原子が通常1〜8個、頻繁には1〜6個、特に1〜4個の上で定義した通りの炭素原子を含む上で定義した通りのハロアルコキシ基を有するものを意味する。その例は、フルオロメトキシメチル、ジフルオロメトキシメチル、トリフルオロメトキシメチル、1−フルオロエトキシメチル、2−フルオロエトキシメチル、1,1−ジフルオロエトキシメチル、1,2−ジフルオロエトキシメチル、2,2−ジフルオロエトキシメチル、1,1,2−トリフルオロエトキシメチル、1,2,2−トリフルオロエトキシメチル、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル、ペンタフルオロエトキシメチル、1−フルオロエトキシ−1−エチル、2−フルオロエトキシ−1−エチル、1,1−ジフルオロエトキシ−1−エチル、1,2−ジフルオロエトキシ−1−エチル、2,2−ジフルオロエトキシ−1−エチル、1,1,2−トリフルオロエトキシ−1−エチル、1,2,2−トリフルオロエトキシ−1−エチル、2,2,2−トリフルオロエトキシ−1−エチル、ペンタフルオロエトキシ−1−エチル、1−フルオロエトキシ−2−エチル、2−フルオロエトキシ−2−エチル、1,1−ジフルオロエトキシ−2−エチル、1,2−ジフルオロエトキシ−2−エチル、2,2−ジフルオロエトキシ−2−エチル、1,1,2−トリフルオロエトキシ−2−エチル、1,2,2−トリフルオロエトキシ−2−エチル、2,2,2−トリフルオロエトキシ−2−エチル、ペンタフルオロエトキシ−2−エチル等である。
本明細書において用いる用語「アルキルチオ」(アルキルスルファニル又はS−アルキルとも呼ばれる)は、各場合において、通常1〜8個の炭素原子(「C−C−アルキルチオ」)、頻繁には1〜6個の炭素原子(「C−C−アルキルチオ」)、好ましくは1〜4個の炭素原子(「C−C−アルキルチオ」)を含む上で定義した通りの直鎖又は分岐飽和アルキル基であって、アルキル基の任意の位置における硫黄原子を介して結合しているものを意味する。C−C−アルキルチオは、メチルチオ又はエチルチオである。C−C−アルキルチオはさらに、例えば、n−プロピルチオ、1−メチルエチルチオ(イソプロピルチオ)、ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ(sec−ブチルチオ)、2−メチルプロピルチオ(イソブチルチオ)又は1,1−ジメチルエチルチオ(tert−ブチルチオ)である。C−C−アルキルチオはさらに、例えば、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオ又は1−エチル−2−メチルプロピルチオである。C−C−アルキルチオはさらに、例えば、ヘプチルチオ、オクチルチオ、2−エチルヘキシルチオ及びそれらの位置異性体である。
本明細書において用いる用語「ハロアルキルチオ」とは、上で定義した通りのアルキルチオ基であって、水素原子が部分的に又は完全にフッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素で置換されているものを指す。C−C−ハロアルキルチオは、例えば、SCHF、SCHF、SCF、SCHCl、SCHCl、SCCl、クロロフルオロメチルチオ、ジクロロフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、2−フルオロエチルチオ、2−クロロエチルチオ、2−ブロモエチルチオ、2−ヨードエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ又はSCである。C−C−ハロアルキルチオはさらに、例えば、2−フルオロプロピルチオ、3−フルオロプロピルチオ、2,2−ジフルオロプロピルチオ、2,3−ジフルオロプロピルチオ、2−クロロプロピルチオ、3−クロロプロピルチオ、2,3−ジクロロプロピルチオ、2−ブロモプロピルチオ、3−ブロモプロピルチオ、3,3,3−トリフルオロプロピルチオ、3,3,3−トリクロロプロピルチオ、SCH−C、SCF−C、1−(CHF)−2−フルオロエチルチオ、1−(CHCl)−2−クロロエチルチオ、1−(CHBr)−2−ブロモエチルチオ、4−フルオロブチルチオ、4−クロロブチルチオ、4−ブロモブチルチオ又はノナフルオロブチルチオである。C−C−ハロアルキルチオはさらに、例えば、5−フルオロペンチルチオ、5−クロロペンチルチオ、5−ブロモ(brom)ペンチルチオ、5−ヨードペンチルチオ、ウンデカフルオロペンチルチオ、6−フルオロヘキシルチオ、6−クロロヘキシルチオ、6−ブロモヘキシルチオ、6−ヨードヘキシルチオ又はドデカフルオロヘキシルチオである。
用語「アルキルスルフィニル」及び「S(O)−アルキル」(式中nは1である)は等価であり、本明細書において用いる場合、スルフィニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのアルキル基を意味する。例えば、用語「C−C−アルキルスルフィニル」とは、スルフィニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。用語「C−C−アルキルスルフィニル」とは、スルフィニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。用語「C−C−アルキルスルフィニル」とは、スルフィニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。C−C−アルキルスルフィニルは、メチルスルフィニル又はエチルスルフィニルである。C−C−アルキルスルフィニルはさらに、例えば、n−プロピルスルフィニル、1−メチルエチルスルフィニル(イソプロピルスルフィニル)、ブチルスルフィニル、1−メチルプロピルスルフィニル(sec−ブチルスルフィニル)、2−メチルプロピルスルフィニル(イソブチルスルフィニル)又は1,1−ジメチルエチルスルフィニル(tert−ブチルスルフィニル)である。C−C−アルキルスルフィニルはさらに、例えば、ペンチルスルフィニル、1−メチルブチルスルフィニル、2−メチルブチルスルフィニル、3−メチルブチルスルフィニル、1,1−ジメチルプロピルスルフィニル、1,2−ジメチルプロピルスルフィニル、2,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル、1−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、3−メチルペンチルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、1,1−ジメチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジメチルブチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、1−エチルブチルスルフィニル、2−エチルブチルスルフィニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルフィニル又は1−エチル−2−メチルプロピルスルフィニルである。
用語「アルキルスルホニル」及び「S(O)−アルキル」(式中nは2である)は等価であり、本明細書において用いる場合、スルホニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのアルキル基を意味する。用語「C−C−アルキルスルホニル」とは、スルホニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。用語「C−C−アルキルスルホニル」とは、スルホニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。用語「C−C−アルキルスルホニル」とは、スルホニル[S(O)]基を介して結合した上で定義した通りのC−C−アルキル基を指す。C−C−アルキルスルホニルは、メチルスルホニル又はエチルスルホニルである。C−C−アルキルスルホニルはさらに、例えば、n−プロピルスルホニル、1−メチルエチルスルホニル(イソプロピルスルホニル)、ブチルスルホニル、1−メチルプロピルスルホニル(sec−ブチルスルホニル)、2−メチルプロピルスルホニル(イソブチルスルホニル)又は1,1−ジメチルエチルスルホニル(tert−ブチルスルホニル)である。C−C−アルキルスルホニルはさらに、例えば、ペンチルスルホニル、1−メチルブチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3−メチルブチルスルホニル、1,1−ジメチルプロピルスルホニル、1,2−ジメチルプロピルスルホニル、2,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、ヘキシルスルホニル、1−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、1,1−ジメチルブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルスルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、1−エチルブチルスルホニル、2−エチルブチルスルホニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルホニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルホニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルホニル又は1−エチル−2−メチルプロピルスルホニルである。
本明細書において用いる用語「アルキルアミノ」は、各場合において、基−NHRを意味し、ここでRは通常1〜6個の炭素原子(「C−C−アルキルアミノ」)、好ましくは1〜4個の炭素原子(「C−C−アルキルアミノ」)を有する直鎖又は分岐アルキル基である。C−C−アルキルアミノの例は、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、2−ブチルアミノ、イソ−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ等である。
本明細書において用いる用語「ジアルキルアミノ」は、各場合において、基−NRR°を意味し、ここでR及びR°は、互いに独立して、通常1〜6個の炭素原子(「ジ−(C−C−アルキル)−アミノ」)、好ましくは1〜4個の炭素原子(「ジ−(C−C−アルキル)−アミノ」)を有する直鎖又は分岐アルキル基である。ジ−(C−C−アルキル)−アミノ基の例は、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、メチル−エチル−アミノ、メチル−プロピル−アミノ、メチル−イソプロピルアミノ、メチル−ブチル−アミノ、メチル−イソブチル−アミノ、エチル−プロピル−アミノ、エチル−イソプロピルアミノ、エチル−ブチル−アミノ、エチル−イソブチル−アミノ等である。
基内における接尾辞「−カルボニル」は、各場合において、その基が、その分子の残りの部分へカルボニルC=O基を介して結合していることを意味する。これは、例えばアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニルにおける場合である。
本明細書において用いる用語「アリール」とは、単環、二環又は三環式芳香族炭化水素基、例えばフェニル又はナフチル、特にフェニルを指す。
本明細書において用いる用語「ヘタリール(ヘテロアリール)」とは、単環、二環又は三環式ヘテロ芳香族炭化水素基、好ましくは単環式ヘテロ芳香族基、例えばピリジル、ピリミジル等を指す。
本明細書において用いる用語「環員としてN、O及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、3、4、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、不飽和又は芳香族複素環」は、単環式又は二環式基であって、飽和、不飽和又は芳香族であり、ここでNが場合により酸化されていてもよく(すなわちN−オキシドの形態である)、Sも場合により種々の酸化状態に酸化されていてもよい(すなわちSO又はSOとして)、単環式又は二環式基を意味する。不飽和の複素環は、少なくとも1個のC−C及び/又はC−N及び/又はN−N二重結合を含む。完全に不飽和の複素環は、環(複数でもよい)のサイズによって許容される数の共役C−C及び/又はC−N及び/又はN−N二重結合を含む。芳香族単環式複素環は、完全に不飽和の5若しくは6員の単環式複素環である。芳香族二環式複素環は、フェニル環又は別の5若しくは6員の芳香族複素環と縮合した、5若しくは6員の芳香族複素環からなる8、9若しくは10員の二環式複素環である。複素環は、その分子の残りの部分と炭素環員を介して又は窒素環員を介して結合していてよい。当然のことながら、複素環は、少なくとも1個の炭素環原子を含む。環が2個以上のO環原子を含む場合、これらは隣接するものではない。
3、4、5若しくは6員の単環式飽和複素環の例としては、オキシラン−2−イル、アジリジン−1−イル、アジリジン−2−イル、オキセタン−2−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チエタン−1−イル、チエタン−2−イル、チエタン−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、ピラゾリジン−1−イル、ピラゾリジン−3−イル、ピラゾリジン−4−イル、ピラゾリジン−5−イル、イミダゾリジン−1−イル、イミダゾリジン−2−イル、イミダゾリジン−4−イル、オキサゾリジン−2−イル、オキサゾリジン−3−イル、オキサゾリジン−4−イル、オキサゾリジン−5−イル、イソオキサゾリジン−2−イル、イソオキサゾリジン−3−イル、イソオキサゾリジン−4−イル、イソオキサゾリジン−5−イル、チアゾリジン−2−イル、チアゾリジン−3−イル、チアゾリジン−4−イル、チアゾリジン−5−イル、イソチアゾリジン−2−イル、イソチアゾリジン−3−イル、イソチアゾリジン−4−イル、イソチアゾリジン−5−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−1−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、1,3−ジオキサン−5−イル、1,4−ジオキサン−2−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ヘキサヒドロピリダジン−3−イル、ヘキサヒドロピリダジン−4−イル、ヘキサヒドロピリミジン−2−イル、ヘキサヒドロピリミジン−4−イル、ヘキサヒドロピリミジン−5−イル、ピペラジン−1−イル、ピペラジン−2−イル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−1−イル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−2−イル及び1,2,4−ヘキサヒドロトリアジン−3−イル、モルホリン−2−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−2−イル、チオモルホリン−3−イル、チオモルホリン−4−イル、1−オキソチオモルホリン−2−イル、1−オキソチオモルホリン−3−イル、1−オキソチオモルホリン−4−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−2−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−3−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル等がある。
5若しくは6員の単環式の部分的に不飽和の複素環としては、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル、2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2−、3−、4−、5−若しくは6−ジ若しくはテトラヒドロピリジニル、3−ジ若しくはテトラヒドロピリダジニル、4−ジ若しくはテトラヒドロピリダジニル、2−ジ若しくはテトラヒドロピリミジニル、4−ジ若しくはテトラヒドロピリミジニル、5−ジ若しくはテトラヒドロピリミジニル、ジ若しくはテトラヒドロピラジニル、1,3,5−ジ若しくはテトラヒドロトリアジン−2−イル及び1,2,4−ジ若しくはテトラヒドロトリアジン−3−イルがある。
5若しくは6員の単環式の完全不飽和の(芳香族を含む)複素環は、例えば5若しくは6員の単環式の完全不飽和の(芳香族を含む)複素環である。その例は:2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,3,4−トリアゾール−1−イル、1,3,4−トリアゾール−2−イル、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、1−オキソピリジン−2−イル、1−オキソピリジン−3−イル、1−オキソピリジン−4−イル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル及び2−ピラジニルである。
フェニル環又は5若しくは6員の複素芳香族基と縮合した5若しくは6員の芳香族複素環の例としては、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサチアゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾオキサジニル、キノリニル(chinolinyl)、イソキノリニル、プリニル、1,8−ナフチリジル、プテリジル、ピリド[3,2−d]ピリミジル又はピリドイミダゾリル等が挙げられる。
同じ窒素原子上で結合した2つの基(例えばR及びR、又はR2e及びR2f、又はR及びR、又はR2g及びR2h)は、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基(環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよい)を形成しており、これは例えばピロリジン−1−イル、ピラゾリジン−1−イル、イミダゾリジン−1−イル、オキサゾリジン−3−イル、チアゾリジン−3−イル、イソオキサゾリジン−2−イル、イソチアゾリン−2−イル、[1,2,3]−トリアゾリジン−1−イル、[1,2,3]−トリアゾリジン−2−イル、[1,2,4]−トリアゾリジン−1−イル、[1,2,4]−トリアゾリジン−4−イル、[1,2,3]−オキサジアゾリジン−2−イル、[1,2,3]−オキサジアゾリジン−3−イル、[1,2,5]−オキサジアゾリジン−2−イル、[1,2,4]−オキサジアゾリジン−2−イル、[1,2,4]−オキサジアゾリジン−4−イル、[1,3,4]−オキサジアゾリジン−3−イル、[1,2,3]−チアジアゾリジン−2−イル、[1,2,3]−チアジアゾリジン−3−イル、[1,2,5]−チアジアゾリジン−2−イル、[1,2,4]−チアジアゾリジン−2−イル、[1,2,4]−チアジアゾリジン−4−イル、[1,3,4]−チアジアゾリジン−3−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、モルホリン−1−イル、チオモルホリン−1−イル、1−オキソチオモルホリン−1−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−1−イル、アゼパン−1−イル、1,4−ジアゼパン−1−イル、ピロリン−1−イル、ピラゾリン−1−イル、イミダゾリン−1−イル、オキサゾリン−3−イル、イソオキサゾリン−2−イル、チアゾリン−3−イル、イソチアゾリン−1−イル、1,2−ジヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2−ジヒドロピリダジン、1,6−ジヒドロピリダジン、1,2,3,4−テトラヒドロピリダジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−1−イル、1,2−ジヒドロピリミジン、1,6−ジヒドロピリミジン、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル、1,2−ジヒドロピラジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピラジン−1−イル、ピロール−1−イル、ピラゾール−1−イル、イミダゾール−1−イル、[1,2,3]−1H−トリアゾール−1−イル、[1,2,3]−2H−トリアゾール−2−イル、[1,2,4]−1H−トリアゾール−1−イル及び[1,2,4]−4H−トリアゾール−4−イルである。
式Iの化合物の可変部(置換基)の好ましい実施形態について以下で行う所見は、そのまま並びに好ましくは互いとの組み合わせ、並びにそれらの立体異性体、塩、互変異性体又はN−オキシドとの組み合わせに対して有効である。
可変部の好ましい実施形態に関して以下で行う所見はさらに、そのまま、並びに好ましくは式Iの化合物に関する、適用可能であれば、さらには本発明に係る使用及び方法と本発明に係る組成物に関する互いの組み合わせに対して有効である。
本発明の好ましい化合物は、式Iの化合物又はそれらの立体異性体、塩若しくはN−オキシドであって、塩が農薬として適する塩であるものである。本発明のさらに好ましい化合物は、式Iの化合物又はそのN−オキシド若しくは塩、特に農薬として適する塩である。本発明の特に好ましい化合物は、式Iの化合物又はその塩、特にその農薬として適する塩である。
本発明の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C(=O)−R、C(=O)−OR、C(=O)−NR、NH−C(=O)R及びNRからなる群より選択され、ここでR、R、R、R、R、R及びRは上で定義した通りであり。好ましくは以下の意味をそのまま又は特に組み合わせて有する:
は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキル又はフェニル、特にC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
は、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル、特にC−C−アルキルであり、
、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びベンジルから選択され、特に水素及びC−C−アルキルからなる群より選択されるか、あるいは
、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)を有していてもよく、特にR、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和N結合型複素環基を形成してもよく、これは環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個のメチル基を有していてもよく;
、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びベンジルから、特に水素又はC−C−アルキルからなる群より選択されるか、あるいは
、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)を有していてもよく、特にR、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和N結合型複素環基を形成してもよく、これは環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個のメチル基を有していてもよく;並びに
は、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はフェニル、特にC−C−アルキルである。
より好ましい実施形態において、式Iの化合物の可変部Rは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、NH、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C(=O)−R、C(=O)−OR、C(=O)−NR及びNH−C(=O)Rからなる群より選択され、ここでR、R、R、R及びRは上で定義した通りであり、好ましくは以下の意味をそのまま又は特に組み合わせで有する:
はC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり、
はC−C−アルキルであり、
は水素又はC−C−アルキルであり、
は水素又はC−C−アルキルであるか、あるいは
、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和N結合型複素環基を形成してもよく、これは環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個のメチル基を有してよく、
はC−C−アルキルである。
本発明の特に好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、アセチルアミノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル及びメトキシメチルから、特にCl、Br、F、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CF、CHF、CClF、CHCF、CFCF、CHCl、CHCl、シアノ、ニトロ、アセチルアミノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル及びメトキシメチルから選択される。
本発明のさらに好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、基ORであり、ここでRは、上で定義した通りであり、特にH、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より、好ましくはH、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)から、特にH、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル及びC−C−シクロアルキルから選択される。これに関連して、Rは具体的にはH、CH、CH、CH(CH、CHCHCH、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CHCl、C(CH、CHF、CF、CHCH=CH、CHC≡CH、CHOCH、CHCHOCH及びCHCHOCHCHである。
本発明の別の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、フェニル又はヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、ここでフェニル及びヘテロシクリルは非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R’(これは上で定義した通りであり、互いに独立して、好ましくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルオキシからなる群より、より好ましくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシから、特にハロゲン、メチル、エチル、メトキシ及びトリフルオロメチルから、具体的にはCl、F、Br、メチル、メトキシ及びトリフルオロメチルから選択される)で置換されている。
本発明のより好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、フェニル又はヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、部分的に不飽和又は芳香族の5若しくは6員の単環式又は9若しくは10員の二環式複素環であり、二環式複素環は、フェニル環に縮合した5若しくは6員の芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R’(互いに独立して、上述の好ましい意味を有する)で置換されている。
特に好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、以下から選択されるフェニル又はヘテロシクリル:ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ベンゾイソオキサゾール−2−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1−エチルベンゾイミダゾール−2−イル、4−メチルチアゾール−2−イル、チオフェン−2−イル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、イソオキサゾール−2−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−3−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、イミダゾール−5−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、ピラゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,3−トリアゾール−5−イル、1,2,5−トリアゾール−3−イル、1,3,4−トリアゾール−2−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル、2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル、1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イル、1,2,3,4−オキサトリアゾール−5−イル、1,2,3,5−オキサトリアゾール−4−イル、1,2,3,4−チアトリアゾール−5−イル、1,2,3,5−チアトリアゾール−4−イル、ピラジン−2−イル、ピラジン−3−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピリダジン−3−イル及びピリダジン−4−イルであり、ここでフェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は互いに独立して上記の好ましい意味を有する1、2若しくは3個のR’を有してもよい。
本発明の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、S(O)−Rであり、ここでRは上で定義した通りであり、特にC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、フェニル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は好ましくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されている。
本発明のより好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、S(O)−Rであり、ここでRは、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環である。
本発明のよりさらに好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、S(O)−Rであり、ここでRは、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員として1若しくは2個の窒素原子を有する6員の芳香族複素環基である。
本発明の特に好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、S(O)−Rであり、ここでRは、CH、CH、CH(CH、CHCHCH、CHCH=CH、CHC≡CH又はフェニルである。
本発明の具体的な好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、Cl、Br、F、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CF、CHF、CClF、CHCF、CFCF、CHCl、CHF、CHCl、シアノ、ニトロ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンゾイル、メチルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、メトキシメチル、OH、OCH、OCH、OCH(CH、OCHCHCH、O−シクロプロピル、O−シクロブチル、O−シクロペンチル、O−シクロヘキシル、O−CHCl、O−C(CH、O−CHF、O−CF、O−CHCH=CH、O−CHC≡CH、O−CHOCH、O−CHCHOCH、O−CHCHOCHCH、S(O)−CH、S(O)−CHCH、S(O)−CH(CH、S(O)−CHCHCH、S(O)−CHCH=CH、S(O)−CHC≡CH及びS(O)−フェニルからなる群より、特にメチル、エチル及びメトキシから選択される。
本発明の好ましい化合物は、式Iの化合物であって、RがCN、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ及びS(O)1bからなる群より選択されるものであり、ここでk及びZは本明細書中で定義した通りであり、R1bは上で定義した通りであり、特にC−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択される。これに関連して、Zは特に共有結合である。
より好ましくは、Rは、ハロゲン、CN、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルから選択され、ここでkは0又は2である。
特に、Rは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より選択され、具体的にはRは、F、Cl、Br、CH、CF、OCH、OCF、SCF、SOCH又はCHOCHCHOCHであり、より具体的にはRはCl、CH、CF又はSOCHである。
本発明の実施形態の一群において、可変部Rは水素である。
本発明の実施形態の一群において、式Iの化合物の可変部Rは、水素以外の、Rについて上で示した意味のいずれか1つを有する。.
本発明の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、5又は6員のヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1個のヘテロ原子を含み、0、1、2若しくは3個のさらなる窒素原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環基であり、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか又は本明細書中で定義した通りの1、2若しくは3個の基R21(同じ若しくは異なるもの)を有する。
本発明のよりさらに好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、イソオキサゾリニル(4,5−ジヒドロイソオキサゾリル)、1,2−ジヒドロテトラゾロニル、1,4−ジヒドロテトラゾロニル、テトラヒドロフリル、ジオキソラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、ピリジニル、ピリミジニル及びピラジニルからなる群より選択される5又は6員のヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか又はC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルからなる群より選択される1、2若しくは3個の基R21(同じ若しくは異なるもの)を有する。
本発明の特定の実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、非置換であるか又はCH、CHF若しくはCHFで5位が置換されている4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル、非置換であるか又はCH、OCH、CHOCH、CHSCHで3位が置換されている4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル、1−メチル−5−オキソ−1,5−ジヒドロテトラゾール−2−イル、4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロテトラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、イソオキサゾール−3−イル、5−メチル−イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、3−メチル−イソオキサゾール−5−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル、2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル及びチアゾール−2−イルから選択される5又は6員のヘテロシクリルである。
本発明の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、Z2a−フェニルであり、ここでZ2aは本明細書中で定義した通りであり、フェニルは、非置換であるか、又は上で定義した通りであり、特にハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシから、好ましくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシから選択される1、2若しくは3個の基R21(同じ若しくは異なるもの)を有する。
本発明のより好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、以下の式:
Figure 2014533254
〔式中、
#は、それを介して基Rが結合している結合を表し:
P1は、水素又はハロゲン、好ましくは水素、Cl、Br又はF、特にH又はFであり;
P2は、水素、ハロゲン又はC−C−アルコキシ、好ましくは水素、Cl、Br、F、OCH又はOCHCH、特にH、F、Cl又はOCHであり;
P3は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、好ましくは水素、Cl、Br、F、CH、C、CF、CHF、CHF、CClF、CFCl、CHCF、CHCHF、CFCF、OCH、OCHCH、OCHOCH、OCHCHOCHCH、OCHOCHCH又はOCHCHOCH、特にH、F、Cl、CH、CF、OCH、OCHCH、OCHOCH又はOCHCHOCHである。〕
の基である。
本発明の特定の実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、非置換であるか又は1個の基R21を有するフェニルであり、ここでR21は、好ましくはフェニル基の4位に結合しており、上で定義した通りであり、特にC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシから、好ましくはCH、C、OCH、OC、CHF、CF、OCHOCH及びOCHCHOCHから、具体的にはOCH及びOCから選択される。
本発明の好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルケニルオキシ、C−C−ハロアルキニルオキシ、C−C−アルコキシカルボニル、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルからなる群より選択される。
本発明のより好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシカルボニル及びS(O)−C−C−アルキルから、特にCH=CH、CH=CHCH、CHOCHCF、OC、OCHCH=CH、OCHC≡CH、C(O)OCH、C(O)OC、SOCH、SO及びSOCH(CHから選択される。
本発明の具体的な好ましい実施形態において、式Iの化合物における可変部Rは、水素、4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル(これは、非置換であるか又は5位においてCH、CHF若しくはCHFで置換されている)、4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル(これは、非置換であるか又は3位においてCH、OCH、CHOCH、CHSCHで置換されている)、1−メチル−5−オキソ−1,5−ジヒドロテトラゾール−2−イル、4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロテトラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、イソオキサゾール−3−イル、5−メチル−イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、3−メチル−イソオキサゾール−5−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル、2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル、チアゾール−2−イル、4−CH−フェニル、4−C−フェニル、4−OCH−フェニル、4−OC−フェニル、4−CHF−フェニル、4−CF−フェニル、4−OCHOCH−フェニル、4−OCHCHOCH−フェニル、CH=CH、CH=CHCH、CHOCHCF、OC、OCHCH=CH、OCHC≡CH、C(O)OCH、C(O)OC、SOCH、SO及びSOCH(CHからなる群より選択され、特に水素、メチル、CHOCHCF、メチルスルホニル、3−イソオキサゾリニル、5−メチル−3−イソオキサゾリニル、5−イソオキサゾリニル、3−メチル−5−イソオキサゾリニル、3−イソオキサゾリル、5−メチル−3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル及び3−メチル−5−イソオキサゾリルから選択され、具体的には水素、メチルスルホニル、CHOCHCF、3−イソオキサゾリニル、5−メチル−3−イソオキサゾリニル、3−メチル−5−イソオキサゾリニル、3−イソオキサゾリル、5−メチル−3−イソオキサゾリル及び3−メチル−5−イソオキサゾリルから選択される。
本発明の好ましい化合物は、式Iの化合物であって、Rが、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ又はS(O)2bからなる群より選択されるものであり、ここで可変部k及びR2bは、本明細書中で定義した意味の1つを有する。
より好ましくは、Rは、水素、ハロゲン、CN、NO、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルからなる群より選択される。
特に、Rは、水素、ハロゲン、CN、NO、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルからなる群より、具体的にはH、Cl、F、CN、NO、CH、CF、CHF、OCH、OCF、OCHF、SCH、SCF、SCHF、S(O)CH及びS(O)CHCHから、より具体的にはCl、F、CN、CF及びS(O)CHから選択される。
本発明の好ましい化合物は、式Iの化合物であって、Rが、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より、特に水素、CHF、CF、CN、NO、CH及びハロゲンからなる群より、具体的には水素、CHF、CF、CN、NO、CH、Cl、Br及びFから選択されるものである。
本発明の好ましい化合物は、式Iの化合物であって、Rが、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より、特に水素、CHF、CF及びハロゲンからなる群より選択されるものである。
本発明の特定の実施形態において、Rが水素でありRが塩素若しくはフッ素であるか、あるいはRが水素でありRが塩素若しくはフッ素であるのいずれかである。
本発明において、可変部R’、R11、R21、Z、Z、Z、Z2a、R、R、R1b、R2b、R、R2c、R、R2d、R、R、R2e、R2f、R、R、R2g、R2h、R、n及びkは、互いに独立して、好ましくは以下の意味の1つを有する:
R’、R11、R21は、互いに独立して、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルキルオキシから、より好ましくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシから選択される。
より好ましくは、R’、R11、R21は、互いに独立して、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシからなる群より選択され、特にハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシから選択され、具体的にはCl、F、Br、メチル、エチル、メトキシ及びトリフルオロメチルから選択される。
Z、Z、Zは、互いに独立して、共有結合、メタンジイル及びエタンジイルから選択され、特に共有結合である。
2aは、共有結合、C−C−アルカンジイル、O−C−C−アルカンジイル、C−C−アルカンジイル−O及びC−C−アルカンジイル−O−C−C−アルカンジイルから、より好ましくは共有結合、メタンジイル、エタンジイル、O−メタンジイル、O−エタンジイル、メタンジイル−O及びエタンジイル−Oから、特に共有結合、メタンジイル及びエタンジイルから選択される。
は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルから選択される。
より好ましくは、Rは、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)から選択され、特にH、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル及びC−C−シクロアルキルから選択される。
、R1b、R2bは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、フェニル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されている。
より好ましくは、R、R1b、R2bは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環である。
特に、R、R1b、R2bは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員として1若しくは2個の窒素原子を有する5又は6員の芳香族複素環基である。
、R2c、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されている。
より好ましくは、R、R2c、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環である。
特に、R、R2c、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルから選択され、ここでヘテロシクリルは、環員として1若しくは2個の窒素原子を有する5又は6員の芳香族複素環基である。
、R2dは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルから選択される。
より好ましくは、R、R2dは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)から選択され、特にC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル及びC−C−シクロアルキルから選択される。
、R、R2e、R2fは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されており、あるいはR及びR又はR2e及びR2fは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されていてもよい。
より好ましくは、R、R、R2e、R2fは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びベンジルから選択されるか、あるいはR及びR又はR2e及びR2fは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5又は6員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成していてもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)で置換されていてもよい。
特に、R、R、R2e、R2fは、互いに独立して、水素及びC−C−アルキルから選択されるか、あるいはR及びR又はR2e及びR2fは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5又は6員の飽和N結合型複素環基を形成していてもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2若しくは3個のメチル基で置換されていてもよい。
、R2gは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルから選択される。
より好ましくは、R、R2gは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、ベンジル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)から選択され、特に水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、ベンジル及びC−C−シクロアルキルから選択される。
、R2hは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル、ベンジル及び基C(=O)−R(Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はフェニルである)から選択される。
より好ましくは、R、R2hは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、ベンジル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)から選択され、特に水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、ベンジル及びC−C−シクロアルキルから選択されるか;あるいは
及びR又はR2g及びR2hは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は=O、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(同じ若しくは異なるもの)を有していてもよく;
より好ましくは、R及びR又はR2g及びR2hは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5又は6員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択される1、2若しくは3個の基(同じ若しくは異なるもの)を有していてもよく;
特に、R及びR又はR2g及びR2hは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5又は6員の飽和N結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2若しくは3個のメチル基を有していてもよい。
n及びkは、互いに独立して、0又は2であり、特に2である。
特に好ましくは、可変部R及びRが以下の意味を有する式Iの化合物である:
が、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より、特にF、Cl、Br、CH、CF、OCH、SCH、OCF、SCF、SOCH、CHOCH及びCHOCHCHOCHから選択され;
が、水素、ハロゲン、CN、NO、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より、特にH、Cl、Br、CN、NO、CH、CF、CHF、OCH、OCF、OCHF、SCH、SCF、SCHF、S(O)CH及びS(O)CHCHから選択される。
特に好ましくは、可変部R、R、R、R、R及びRが以下の意味を有する式Iの化合物である:
Rは、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシからなる群より、特にCH、CHCH、CH(CH、C(CH、OCH、OCHCH及びOCH(CHから選択され;
は、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びS(O)−C−C−アルキルからなる群より、特にCl、Br、F、CH、CHCH、CH(CH、CF、CHF、S(O)CH及びS(O)CHCHから選択され;
は、水素、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、S(O)−C−C−アルキル、イソオキサゾリル及びイソオキサゾリニルからなる群より選択され、言及した最後の2つの基は、置換されているか又はハロゲン及びC−C−アルキルから選択される1若しくは2個の基を有していてもよい。特に、Rは、CHOCH、CHOCHCH、CHCHOCH、CHCHOCHCH、CHOCF、CHOCHF、CHOCHF、CHOCHCHF、CHOCHCF、CHOCFCF、S(O)CH、S(O)CHCH、イソオキサゾリル及びイソオキサゾリニルから選択され;
は、ハロゲン、CN、C−C−ハロアルキル及びS(O)−C−C−アルキルからなる群より、特にCl、F、CN、CF、CHF、S(O)CH及びS(O)CHCHから選択され;
は、水素、CN、CHF、CF、CH、NO及びハロゲンからなる群より、特に水素、CHF、CF、CH、Cl及びFから選択され;
は、水素、ハロゲン、CHF及びCFからなる群より、特に水素、Cl、F、CHF及びCFから選択され、但し、基R及びRの少なくとも一方は水素とは異なるものである。
具体的に好ましくは、可変部R、R、R、R、R及びRが以下の意味を有する式Iの化合物である:
Rは、メチル、エチル及びメトキシからなる群より選択され;
は、塩素、メチル、トリフルオロメチル及びメチルスルホニルからなる群より選択され;
は、水素、メチル、メチルスルホニル、3−イソオキサゾリニル、5−メチル−3−イソオキサゾリニル、5−イソオキサゾリニル、3−メチル−5−イソオキサゾリニル、3−イソオキサゾリル、5−メチル−3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル及び3−メチル−5−イソオキサゾリルからなる群より選択され;
は、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、CN及びメチルスルホニルからなる群より選択され;
が水素でありRが塩素又はフッ素であるか、あるいはRが水素でありRが塩素又はフッ素であるのいずれかである。
本発明の好ましい実施形態において、基R、R、R、R及びRは一緒に、化合物Iのフェニル環に対して以下の置換パターンの1つを形成するが、但し、1位はその分子の残りの部分へのフェニル環の結合点である:
2−Br−4,6−Cl、2,6−Cl−4−CN、2,4,6−Cl、2,6−Cl−4−F、2,6−Cl−4−CF、2,6−Cl−4−S(O)CH
2−CF−4−CN−6−Cl、2−CF−4,6−Cl、2−CF−4−CF−6−Cl、2−CF−4−S(O)CH−6−Cl、
2−CF−4−F−6−Cl、2−CH−CN−6−Cl、2−CH−4,6−Cl、2−CH−4−CF−6−Cl、
2−CH−4−S(O)CH−6−Cl、2−CH−4−F−6−Cl、2−S(O)CH−4−CN−6−Cl、2−S(O)CH−4,6−Cl
2−S(O)CH−4−CF−6−Cl、2−S(O)CH−4−S(O)CH−6−Cl、2−S(O)CH−4−F−6−Cl、
2−Cl−4−CN−6−F、2−Cl−4−CF−6−F、2−Cl−4−S(O)CH−6−F、2,4−Cl−6−F、2−Cl−4,6−F
2−CF−4−CN−6−F、2−CF−4−CF−6−F、2−CF−4−S(O)CH−6−F、2−CF−4−Cl−6−F、
2−CF−4,6−F、2−CH−4−CN−6−F、2−CH−4−CF−6−F、2−CH−4−S(O)CH−6−F、
2−CH−4−Cl−6−F、2−CH−4,6−F、2−S(O)CH−4−CN−6−F、2−S(O)CH−4−CF−6−F、
2−S(O)CH−4−S(O)CH−6−F、2−S(O)CH−4−Cl−6−F、2−S(O)CH−4,6−F、2,5−Cl−4−CN、2,4,5−Cl、2,5−Cl−4−F、2,5−Cl−4−CF、2,5−Cl−4−S(O)CH、2−CF−4−CN−5−Cl、
2−CF−4,5−Cl、2−CF−4−CF−5−Cl、2−CF−4−S(O)CH−5−Cl、2−CF−4−F−5−Cl、
2−CH−4−CN−5−Cl、2−CH−4,5−Cl、2−CH−4−CF−5−Cl、2−CH−4−S(O)CH−5−Cl、
2−CH−4−F−5−Cl、2−S(O)CH−4−CN−5−Cl、2−S(O)CH−4,5−Cl、2−S(O)CH−4−CF−5−Cl、
2−S(O)CH−4−S(O)CH−5−Cl、2−S(O)CH−4−F−5−Cl、2−Cl−4−CN−5−F、2−Cl−4−CF−5−F、
2−Cl−4−S(O)CH−5−F、2,4−Cl−5−F、2−Cl−4,5−F、2−CF−4−CN−5−F、2−CF−4−CF−5−F、
2−CF−4−S(O)CH−5−F、2−CF−4−Cl−5−F、2−CF−4,5−F、2−CH−4−CN−5−F、
2−CH−4−CF−5−F、2−CH−4−S(O)CH−5−F、2−CH−4−Cl−5−F、2−CH−4,5−F
2−S(O)CH−4−CN−5−F、2−S(O)CH−4−CF−5−F、2−S(O)CH−4−S(O)CH−5−F、
2−S(O)CH−4−Cl−5−F又は2−S(O)CH−4,5−F
本発明の別の好ましい実施形態において、基R、R、R、R及びRは一緒に、化合物Iのフェニル環に対して以下の置換パターンの1つを形成するが、但し、1位はその分子の残りの部分へのフェニル環の結合点である:
2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN、2,4,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、
2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F、2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF
2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、
2,4−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−6−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F、2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN、
2,4,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F、
2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF、2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、
2,4−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−5−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、
2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、
2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、
2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F
2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN、2,4,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、
2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−F、2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF
2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、
2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、
2,4−Cl−3−(CH−O−CHCF)−6−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN、2,4,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)、
2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−F、2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF
2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、
2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、
2,4−Cl−3−(CH−O−CHCF)−5−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、
2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、
2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、
2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、又は2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
好ましい化合物の例は、以下の表1〜3に集められた個々の化合物である。さらに、表中の個々の可変部についての以下で言及する意味は、それ自体が、言及する組み合わせとは独立したものであり、対象の置換基の特に好ましい実施形態である。
表1:Rがメチルであり、化合物についてのR、R、R、R及びRの組み合わせが表Aの各行に対する各枠に対応する式Iの化合物;
表2:Rがエチルであり、化合物についてのR、R、R、R及びRの組み合わせが表Aの各行に対する各枠に対応する式Iの化合物;
表3:Rがメトキシであり、化合物についてのR、R、R、R及びRの組み合わせが表Aの各行に対する各枠に対応する式Iの化合物。
Figure 2014533254

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式Iの化合物は、有機化学の標準的な方法により、例えば本明細書の以降でスキーム1〜5において記載した方法により調製することができる。スキーム1〜5における置換基、可変部及び指数は、他に言及がなければ、式Iについて上で定義した通りである。
式(I)の化合物は、例えば以下のスキーム1に示すように調製することができる。
スキーム1:
Figure 2014533254
式IIIの4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール化合物を、式IIのベンゾイル誘導体と反応させて、式Iの化合物を生じ得る。Zは、脱離基、例えばハロゲン、特にCl、無水物残基又は活性エステル残基である。特にZがハロゲンである場合には、塩基の存在下において反応を行うのが好適である。好適な塩基は、例えば炭酸塩、例として炭酸リチウム、ナトリウム又はカリウム、アミン類、例としてトリメチルアミン又はトリエチルアミン、及び塩基性N−複素環、例としてピリジン、2,6−ジメチルピリジン又は2,4,6−トリメチルピリジンである。好適な溶媒は、特に非プロトン性溶媒、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ベンゼン、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロベンゼン、トリメチルベンゼン、ピリジン、2,6−ジメチルピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、アセトニトリル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエーテル、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン又はこれらの混合物である。出発材料は、一般的に、通常−20℃〜100℃の範囲、好ましくは−5℃〜50℃の範囲の反応温度で、等モル量又はほぼ等モル量で、互いと反応させる。
あるいは、式(I)の化合物はスキーム2に示されるように調製することもできる。4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール化合物IIIと式IVの安息香酸誘導体との反応によって化合物Iが生じる。この反応は、好ましくは化合物IVの酸性基を活性化エステル又はアミドに変換する好適な活性化剤の存在下で行う。この目的のため、当技術分野で公知の活性化剤、例えば1,1’,カルボニルジイミダゾール(CDI)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)又は2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスホリナン−2,4,6−トリオキシド(T3P)を用いることができる。活性化エステル又はアミドは、特に使用する具体的な活性化剤に応じて、化合物IVと活性化剤とを化合物IIIの存在下でそのまま(in situ)で接触させることにより、又は化合物IIIとの反応の前に別のステップにおいて生成することができる。特にDCC又はEDCを活性化剤として使用する場合には、活性化反応にさらなる添加剤、例えばヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、ニトロフェノール、ペンタフルオロフェノール、2,4,5−トリクロロフェノール又はN−ヒドロキシスクシンイミドを含めることが有利である。塩基、例えば三級アミンの存在下において活性化エステル又はアミドを調製することがさらに有利である。活性化エステル又はアミドは、そのままで又は式IIIのアミンと反応させた後のいずれかで、式Iのアミドを生じる。この反応は通常、無水不活性溶媒、例えば塩素化炭化水素、例としてジクロロメタン若しくはジクロロエタン、エーテル、例としてテトラヒドロフラン若しくは1,4−ジオキサン、又はカルボキサミド、例としてN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド若しくはN−メチルピロリドンにおいて行う。この反応は通常、−20℃〜+25℃の範囲の温度で行う。
スキーム2:
Figure 2014533254
式IIの化合物及びそれらのそれぞれの式IVの安息香酸前駆体は、購入により入手してもよいし、あるいは当技術分野で公知の方法又は文献、例えばWO9746530号、WO9831676号、WO9831681号、WO2002/018352号、WO2000/003988号、US2007/0191335、米国特許第6277847号に開示された方法により調製してもよい。
式IIIの4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール化合物は、市販品を入手可能であり、あるいは文献で公知の方法にしたがって得ることも可能である。例えば、3−アルキル−4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾールは、Russian Chemical Bulletin, Int. Ed., 54(4), 1032-1037 (2005)に記載された手法に従って、スキーム3に示すようにβケトエステルから調製することができる。
スキーム3:
Figure 2014533254
スキーム4に示すように、式IIIの化合物(Rはハロゲンである)は、文献に記載の手法にしたがって、例えばHeteroatom Chemistry, 15(3), 199-207 (2004)に開示されているザンドマイヤー型反応により、市販の3,4−ジアミノ−1,2,5−オキサジアゾールから調製することもできる。
スキーム4:
Figure 2014533254
スキーム5に示すように、式IIIの化合物(Rは求核残基である)は、例えばJournal of Chemical Research, Synopses (6), 190 (1985)、Izvestiya Akademii Nauk SSSR, Seriya Khimicheskaya (9), 2086-8 (1986)又はRussian Chemical Bulletin (Translation of Izvestiya Akademii Nauk, Seriya Khimicheskaya), 53(3), 596-614 (2004)に開示されている手法にしたがって、式Vの1,2,5−オキサジアゾール化合物の4位に、脱離基L、例えばハロゲンの置換を介して求核残基を導入することによって調製することができる。
スキーム5:
Figure 2014533254
一般に、式Iの化合物(それらの立体異性体、塩、互変異性体及びN−オキシド、並びに合成プロセスにおけるそれらの前駆体)は、上述した方法により調製することができる。個々の化合物を上記経路により調製できない場合、これらは他の化合物I又は個々の前駆体の誘導体化により、あるいは記載されている合成経路の慣用的な変更によって調製することができる。例えば、個々の場合において、ある式Iの化合物は、他の式Iの化合物から、誘導体化により、例えばエステル加水分解、アミド化、エステル化、エーテル切断、オレフィン化、還元、酸化等により、あるいは記載されている合成経路の慣用的な変更によって有利に調製することができる。
反応混合物は、慣用的な方法で、例えば水との混合、相分離、及び適当であればクロマトグラフィ(例えばアルミナ又はシリカゲルを用いて)による粗製生成物の精製により、仕上げ工程(work up)を行う。中間体及び最終生成物の一部は、無色又は淡褐色粘性油の形態で得ることができ、これは、減圧下で穏やかな高温で揮発性成分から分離(freed)又は精製する。中間体及び最終生成物が固形物として得られる場合には、これらは再結晶又は粉砕により精製することができる。
化合物I及びその農薬として適する塩は、除草剤として有用である。それらは、そのままでも、あるいは適切に製剤化された組成物としても、有用である。化合物I(特にはその好ましい態様にあるもの)を含む除草剤組成物は、非作物地の植物を、特に高施用量できわめて効果的に防除する。この除草剤は、その作物植物に有意な損傷を引き起こすことなく、コムギ、イネ、トウモロコシ、ダイズ及びワタ等の作物における広葉雑草及びイネ科雑草に対して作用する。この効果は、主に、低施用量で認められる。
対象の施用方法にもよるが、化合物I(特にはその好ましい態様にあるもの)又はそれを含む組成物は、さらに、さらなる種類の作物植物における望まれていない植物を除去するために用いることができる。好適な作物の例は、以下の通りである:
アリウム・セパ[Allium cepa:タマネギ]、アナナス・コモスス[Ananas comosus:パイナップル]、アラキス・ヒポゲア[Arachis hypogaea:ラッカセイ]、アスパラガス・オフィチナリス[Asparagus officinalis:アスパラガス]、アベナ・サチバ[Avena sativa:エンバク]、ベータ・ブルガリス品種アルチシマ[Beta vulgaris spec. altissima:テンサイ]、ベータ・ブルガリス品種ラパ[Beta vulgaris spec. rapa:サトウダイコン]、ブラッシカ・ナプス変種ナプス[Brassica napus var. napus:セイヨウアブラナ]、ブラッシカ・ナプス変種ナポブラッシカ[Brassica napus var. napobrassica:セイヨウキャベツ]、ブラッシカ・ラパ変種シルベストリス[Brassica rapa var. silvestris:インドアブラナ]、ブラッシカ・オレラセア[Brassica oleracea:セイヨウキャベツ]、ブラッシカ・ニグラ[Brassica nigra:クロガラシ]、カメリア・シネンシス[Camellia sinensis:チャ]、カルタムス・チンクトリウス[Carthamus tinctorius:ベニバナ]、カルヤ・イリノイネンシス[Carya illinoinensis:ペカン]、シトルス・リモン[Citrus limon:レモン]、シトルス・シネンシス[Citrus sinensis:オレンジスウィート]、コフェア・アラビカ[Coffea arabica:アラビアコーヒーノキ](コフェア・カネフォラ[Coffea canephora:ロブスタコーヒーノキ]、コフェア・リベリカ[Coffea liberica:リベリアコーヒーノキ])、ククミス・サチバス[Cucumis sativus:キュウリ]、シノドン・ダクチドン[Cynodon dactylon:ギョウギシバ]、ダウカス・カロタ[Daucus carota:ニンジン]、エラエイス・ギネエンシス[Elaeis guineensis:アブラヤシ]、フラガリア・ベスカ[Fragaria vesca:イチゴ]、グリシン・マックス[Glycine max:ダイズ]、ゴシピウム・ヒルスツム[Gossypium hirsutum:リクチワタ](ゴシピウム・アルボレウム[Gossypium arboreum:キダチワタ]、ゴシピウム・ヘルバケウム[Gossypium herbaceum:アジアワタ]、ゴシピウム・ビチフォリウム[Gossypium vitifolium:ウミシマワタ])、ヘリアンタス・アヌウス[Helianthus annuus:ヒマワリ]、ヘベア・ブラシリエンシス[Hevea brasiliensis:パラゴムノキ]、ホルデウム・ブルガレ[Hordeum vulgare:オオムギ]、フムラス・ルプルス[Humulus lupulus:ホップ]、イポモエア・バタタス[Ipomoea batatas:サツマイモ]、ジュグランス・レギア[Juglans regia:シナノグルミ]、レンズ・クリナリス[Lens culinaris:ヒラマメ]、リヌム・ウシタチシマム[Linum usitatissimum:アマ]、リコペルシコン・リコペルシカム[Lycopersicon lycopersicum:トマト]、マルス品種[Malus spec.:リンゴ]、マニホット・エスクレンタ[Manihot esculenta:キャッサバ]、メジカゴ・サチバ[Medicago sativa:アルファルファ]、ムサ品種[Musa spec.:バナナ]、ニコチアナ・タバクム[Nicotiana tabacum:タバコ](ニコチアナ・ルスチカ[Nicotiana rustica:マルバタバコ])、オレア・エウロペア[Olea europaea:オリーブ]、オリザ・サチバ[Oryza sativa:イネ]、ファセオラス・ルナタス[Phaseolus lunatus:ライマメ]、ファセオラス・ブルガリス[Phaseolus vulgaris:インゲンマメ]、ピセア・アビエス[Picea abies:ドイツトウヒ]、ピナス品種[Pinus spec.:マツ]、ピスタシア・ベラ[Pistacia vera:ピスタシオノキ]、ピスム・サチバム[Pisum sativum:エンドウ]、プルナス・アビウム[Prunus avium:セイヨウウミザクラ]、プルナス・ペルシカ[Prunus persica:モモ]、ピルス・コムニス[Pyrus communis:セイヨウナシ]、プルヌス・アルメニアカ[Prunus armeniaca:アンズ]、プルヌス・セラスス[Prunus cerasus:サクラ]、プルヌス・デュルシス[Prunus dulcis:アーモンド]、プルヌス・ドメスチカ[Prunus domestica:プルーン]、リベス・シルベストレ[Ribes sylvestre:フサスグリ]、リシナス・コムニス[Ricinus communis:ヒマ]、サッカラム・オフィシナルム[Saccharum officinarum:サトウキビ]、セカレ・セレアレ[Secale cereale:ライムギ]、シナピス・アルバ[Sinapis alba:シロガラシ]、ソラナム・ツベロサム[Solanum tuberosum:ジャガイモ]、ソルガム・ビコロル[Sorghum bicolor:モロコシ](ソルガム・ブルガレ[Sorghum vulgare:ホウキモロコシ])、テオブロマ・カカオ[Theobroma cacao:カカオ]、トリフォリウム・プラテンセ[Trifolium pratense:アカツメクサ]、トリチクム・アエスチバム[Triticum aestivum:コムギ]、トリチカレ[Triticale:ライコムギ]、トリチクム・デュラム[Triticum durum:マカロニコムギ]、ビシア・ファバ[Vicia faba:ソラマメ]、ビティス・ビニフェラ[Vitis vinifera:ブドウ]、ゼア・マイス[Zea mays:トウモロコシ]。
用語「作物植物」には、品種改良、突然変異誘発又は遺伝子工学によって改変されている植物も含まれる。遺伝子改変(組換え)植物は、自然条件下の交雑育種、突然変異又は自然組換え(すなわち遺伝情報の再組立て)によっては起こらないような方法で遺伝物質が改変されている植物である。この場合、一般的には、1つ又はそれ以上の遺伝子が植物の遺伝物質に組み込まれて、その植物の特性が改良されている。
したがって、用語「作物植物」には、品種改良及び遺伝子工学によって、ある種のクラスの除草剤、例えば、ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤[例えば、スルホニル尿素(EP−A−0257993、米国特許第5,013,659号)あるいはイミダゾリノン(例えば、米国特許第6,222,100号、WO01/82685号、WO00/26390号、WO97/41218号、WO98/02526号、WO98/02527号、WO04/106529号、WO05/20673号、WO03/14357号、WO03/13225号、WO03/14356号、WO04/16073号を参照されたい)等]、エノールピルビルシキメート3−リン酸シンターゼ(EPSPS)阻害剤[例えば、グリホサート(例えば、WO92/00377号を参照されたい)等]、グルタミンシンテターゼ(GS)阻害剤[例えば、グルホシネート(例えば、EP−A−0242236、EP−A−242246を参照されたい)等]、あるいはオキシニル系除草剤(例えば、米国特許第5,559,024号を参照されたい)に対して耐性を獲得している植物も含まれる。
古典的品種改良法(突然変異誘発)を利用して、イミダゾリノン(例えばイマザモックス)に対して耐性がある、多くの作物植物(例えばClearfield[登録商標]アブラナ)が作出されている。遺伝子工学法を利用して、グリホサート又はグルホシネート(これらは商品名RoundupReady[登録商標](グリホサート)及びLiberty Link[登録商標](グルホシネート)で販売されている)に対して抵抗性がある、ダイズ、ワタ、トウモロコシ、ビート及びアブラナ等の作物植物が作出されている。
したがって、用語「作物植物」には、遺伝子工学を利用して、1種又はそれ以上のトキシン(例えば細菌株バチルスspp.のトキシン)を産生する植物も含まれる。そのような遺伝子組換え植物によって産生されるトキシンとしては、例えば、バチルスspp.(特にはバチルス・チューリンギエンシス)の殺昆虫タンパク質(例えばそのエンドトキシンCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9c、Cry34Ab1又はCry35Ab1);あるいは植物栄養部由来殺昆虫タンパク質(VIP)(例えばVIP1、VIP2、VIP3、又はVIP3A);線虫−コロニー形成性細菌(例えばホトラブダスspp.[Photorhabdus spp.]又はキセノラブダスspp.[Xenorhabdus spp.])の殺昆虫タンパク質;動物生物由来トキシン(例えばハチトキシン、クモトキシン又はサソリトキシン);真菌トキシン(例えばストレプトミセテス[Streptomycetes]由来のもの);植物レクチン(例えばエンドウ又はオオムギ由来のもの);アグルチニン;プロテイナーゼインヒビター(例えば、トリプシンインヒビター;セリンプロテアーゼインヒビター;パタチン、シスタチン又はパパインインヒビター);リボソーム−不活化タンパク質(RIP)(例えば、リシン[ricin]、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリヨジン);ステロイド代謝酵素(例えば、3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−IDP−グリコシル−トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤、又はHMG−CoA−レダクターゼ);イオンチャネルブロッカー(例えばナトリウムチャネル又はカルシウムチャネルの阻害剤);幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモンの受容体(ヘリコキニン受容体);スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ及びグルカナーゼが挙げられる。植物体中では、これらのトキシンは、プレトキシン[pretoxins]、ハイブリッドタンパク質又は切断型又はそうでなければ改変型タンパク質としても産生され得る。ハイブリッドタンパク質は、種々のタンパク質ドメインの新規な組み合わせを特徴としている(例えば、WO02/015701号を参照されたい)。このようなトキシン又はそのようなトキシンを産生する遺伝子組換え植物のさらなる例は、EP−A−374753、WO93/007278号、WO95/34656号、EP−A−427529、EP−A−451878、WO03/018810号及びWO03/052073号に開示されている。そのような遺伝子組換え植物の作出方法は当業者には知られており、例えば、先に言及した文献に開示されている。上記で言及したトキシンの多くは、そのようなトキシンを産生する植物に、節足動物昆虫のあらゆる分類学上の綱に属する害虫、特には甲虫(鞘翅目[Coleoptera])、双翅類(双翅目[Diptera])及び蛾(鱗翅目[Lepidoptera])並びにセンチュウ(線虫綱[Nematoda])に対する耐性を賦与する。
殺昆虫トキシンをコードする1種又はそれ以上の遺伝子を産生する遺伝子組換え植物は、例えば、先に言及した文献に記載されており、また、それらのうちの一部のものは市販もされており、例えば、YieldGard(登録商標)(トキシンCry1Abを産生するトウモロコシ栽培変種)、YieldGard(登録商標)Plus(トキシンCry1Ab及びCry3Bb1を産生するトウモロコシ栽培変種)、Starlink(登録商標)(トキシンCry9cを産生するトウモロコシ栽培変種)、Herculex(登録商標)RW(トキシンCry34Ab1、トキシンCry35Ab1及び酵素ホスフィノトリシン−N−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を産生するトウモロコシ栽培変種);NuCOTN(登録商標)33B(トキシンCry1Acを産生するワタ栽培変種)、Bollgard(登録商標)I(トキシンCry1Acを産生するワタ栽培変種)、Bollgard(登録商標)II(トキシンCry1Ac及びトキシンCry2Ab2を産生するワタ栽培変種);VIPCOT(登録商標)(VIPトキシンを産生するワタ栽培変種);NewLeaf(登録商標)(トキシンCry3Aを産生するジャガイモ栽培変種);Syngenta Seeds SAS(仏国)から販売のBt−Xtra(登録商標)、NatureGard(登録商標)、KnockOut(登録商標)、BiteGard(登録商標)、Protecta(登録商標)、Bt11(例えばAgrisure(登録商標)CB)及びBt176(トキシンCry1Ab及びPAT酵素を産生するトウモロコシ栽培変種)、Syngenta Seeds SAS(仏国)から販売のMIR604(トキシンCry3Aの改変型を産生するトウモロコシ栽培変種、WO03/018810号を参照されたい)、Monsanto Europe S.A.(ベルギー国)から販売のMON 863(トキシンCry3Bb1を産生するトウモロコシ栽培変種)、Monsanto Europe S.A.(ベルギー国)から販売のIPC 531(トキシンCry1Acの改変型を産生するワタ栽培変種)及びPioneer Overseas Corporation(ベルギー国)から販売の1507(トキシンCry1F及びPAT酵素を産生するトウモロコシ栽培変種)他である。
したがって、用語「作物植物」には、遺伝子工学を利用して、より強力である、つまり細菌性、ウイルス性又は真菌性病原体に対する抵抗力が増大された1種又はそれ以上のタンパク質、例えば、病因特異的タンパク質(PRタンパク質、EP−A−0392225を参照されたい)、抵抗性タンパク質(例えば、フィトフトラ・インフェスタンス[Phytophthora infestans]に対する2つの抵抗性遺伝子を産生するメキシコ産野生種ジャガイモ、ソラヌム・ブルボカスタヌム[Solanum bulbocastanum]由来のジャガイモ栽培変種)あるいはT4リゾチーム(例えば、このタンパク質を産生することによって、アーウィニア・アミルボーラ[Erwinia amylvora]のような細菌に対して抵抗性がある、ジャガイモ栽培変種)を産生する植物も含まれる。
したがって、用語「作物植物」には、遺伝子工学法を利用して、例えば:潜在的収量(例えばバイオマス、穀粒収量、デンプン含有量、油分含有量又はタンパク質含有量);干ばつ、塩害又は他の成育制限環境因子に対する耐性;あるいは害虫並びに真菌性、細菌性及びウイルス性病原体に対する抵抗性を増強することによって、生産性が改善されている植物も含まれる。
用語「作物植物」には、特にはヒト又は動物の栄養摂取を改善するために、遺伝子工学法を利用して、例えば健康促進性長鎖オメガ3脂肪酸又はモノ不飽和オメガ9脂肪酸を産生する油脂植物(例えばNexera(登録商標)アブラナ)により、成分が改変されている植物も含まれる。
用語「作物植物」には、原材料の生産性を改善するために、遺伝子工学法を利用して、例えばジャガイモのアミロペクチン含有量を増大させることにより(Amflora(登録商標)ジャガイモ)、改変されている植物も含まれる。
さらに、式Iの化合物は、植物体部分の落葉化及び/又は枯葉化にも適していることが見出されており、これに対してはワタ、ジャガイモ、ナタネ、ヒマワリ、ダイズ又はソラマメ(特にはワタ)が適している。この関連で、植物を落葉化及び/又は枯葉化させるための組成物、そのような組成物を調製するための方法、及び式Iの化合物を用いた植物の落葉化及び/又は枯葉化方法が見出された。
枯葉化剤としては、式Iの化合物は、ジャガイモ、ナタネ、ヒマワリ及びダイズのみならず、禾穀類等の作物植物の地上部分を枯葉化させるのに特に適している。これは、これらの重要な作物植物の完全機械化収穫を可能にするものである。
また、裂開を一定の期間内に集中化させることによって、あるいは柑橘類果樹、オリーブの木及び他の種並びにさまざまな仁果類果樹、石果類果樹及び堅果類果樹における幹部への付着を低減することによって可能にされる、収穫の容易化も経済的利益のあるところである。この同じ機序、すなわち植物体の果実部分又は葉部分と枝部分との間の脱落組織の発達の促進は、有用植物(特にはワタ)の容易制御可能落葉化にも必須のものである。
さらに、個々のワタ植物が成熟する期間の間隔差の縮小化(shortening of the time interval)は、収穫した後の繊維品質の向上をもたらす。
化合物I(又は化合物Iを含んでいる除草剤組成物)は、例えば、即時噴霧できる水性溶液、粉粒、懸濁液、さらには高濃度水性、油性若しくは他の懸濁液又は分散液、エマルション、油性分散液、ペースト、粉末、広域散布用剤、あるいは顆粒の形態で、噴霧、霧化、散粉、散布、注液又は種子処理(つまり種子と混合すること)することにより、用いることができる。使用剤形は、意図される目的に応じて決まるものであるが、各場合においては、本発明に係る活性成分の可能な限りの微細な分散が確保されるべきである。
本除草剤組成物は、式Iの少なくとも1種の化合物又はIの農薬として有用な塩の除草有効量、及び、作物保護剤の製剤で慣用されている補助剤を含んでいる。
作物保護剤の製剤で慣用の補助剤の例は、不活性補助剤、固体担体、界面活性剤(例えば分散剤、保護コロイド、乳化剤、湿潤剤及び粘着付与剤)、有機及び無機増粘剤、静菌剤、凍結防止剤、消泡剤、適切であれば着色剤、及び、種子処方用の、結着剤である。
増粘剤(すなわち、改変された流動特性、すなわち静止の状態では高粘度及び運動の状態では低粘度を製剤に賦与する化合物)の例は、多糖類、例えばキサンタンガム(Kelcoから販売のKelzan(登録商標))、Rhodopol(登録商標)23(Rhone Poulenc)又はVeegum(登録商標)(R.T.Vanderbiltから販売)、並びに有機及び無機板状物質、例えばAttaclay(登録商標)(Engelhardから販売)、である。
消泡剤の例は、シリコーンエマルジョン(例えば、Silikon(登録商標)SRE(Wacker)又はRhodiaから販売のRhodorsil(登録商標))、長鎖アルコール、脂肪酸、脂肪酸の塩、有機フッ素化合物並びにこれらの混合物である。
静菌剤は、水性除草剤製剤を安定化させるのに加えられ得る。静菌剤の例は、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールをベースとする静菌剤(ICIから販売のProxel(登録商標)又はThor Chemieから販売のActicide(登録商標)RS及びRohm&Haasから販売のKathon(登録商標)MK)、及びイソチアゾリノン誘導体(例えば、アルキルイソチアゾリノン、及びベンゾイソチアゾリノン(Thor Chemieから販売のActicide MBS))をベースとする静菌剤である。
凍結防止剤の例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素又はグリセロールである。
着色剤の例は、難水溶性ピグメント、及び、水溶性染料である。言及され得る例は、ローダミンB、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ソルベントレッド1の名称で知られている染料、及びピグメントブルー15:4、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:1、ピグメントブルー80、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー13、ピグメントレッド112、ピグメントレッド48:2、ピグメントレッド48:1、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド53:1、ピグメントオレンジ43、ピグメントオレンジ34、ピグメントオレンジ5、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン7、ピグメントホワイト6、ピグメントブラウン25、ベイシックバイオレット10、ベイシックバイオレット49、アシッドレッド51、アシッドレッド52、アシッドレッド14、アシッドブルー9、アシッドイエロー23、ベイシックレッド10、ベイシックレッド108である。
結着剤の例は、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール及びチロースである。
適する不活性補助剤は、例えば、以下のものである:
中〜高沸点の鉱油留分(例えばケロシン及びディーゼル油、さらにコールタール油)及び植物又は動物由来の油、脂肪族、環状及び芳香族炭化水素(例えばパラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン及びその誘導体、アルキル化ベンゼン及びその誘導体)、アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及びシクロヘキサノール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン)、あるいは強極性溶媒(例えばN−メチルピロリドンのようなアミン)、並びに水である。
固体担体は、鉱物質土類、例えばシリカ、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、ボール、黄土、クレイ、ドロマイト、珪藻土;硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム及び酸化マグネシウム;粉砕合成物質;肥料例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム及び尿素;並びに栽培植物由来の産物(例えば禾穀類殻粉、樹皮挽き粉、木材挽き粉及び堅果殻引き粉)、セルロース粉末;あるいは他の固体担体である。
適する界面活性剤(補佐剤、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤及び乳化剤)は、芳香族スルホン酸、例えば、リグノスルホン酸(例えばBorresperseタイプ、Borregard)、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸(Morwetタイプ、Akzo Nobel)及びジブチルナフタレンスルホン酸(Nekalタイプ、BASF SE)の、並びに脂肪酸の、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩;アルキルスルホネート及びアルキルアリールスルホネート;アルキルスルフェート、ラウリルエーテルスルフェート及び脂肪アルコールスルフェート;及び硫酸化ヘキサ−、ヘプタ−及びオクタ−デカノールの塩、並びに脂肪アルコールグリコールエーテルの塩;スルホン化ナフタレン及びその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物;ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル;エトキシル化イソオクチルフェノール、エトキシル化オクチルフェノール又はエトキシル化ノニルフェノール;アルキルフェニルもしくはトリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ひまし油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸塩廃液、並びにタンパク質、変性タンパク質、多糖類(例えばメチルセルロース)、疎水的に改質されたスターチ、ポリビニルアルコール(MowiolタイプClariant)、ポリカルボキシレート(BASF SE、Sokolanタイプ)、ポリアルコキシレート、ポリビニルアミン(BASF SE、Lupamineタイプ)、ポリエチレンイミン(BASF SE、Lupasolタイプ)、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマーである。
粉粒剤、広域散布用剤及び粉末剤は、活性成分を固体担体と一緒にして混合又は粉砕することによって調製され得る。
顆粒剤、例えば被覆顆粒剤、含浸顆粒剤及び均質顆粒剤は、活性成分を固体担体に結着させることによって調製され得る。
水性使用剤形は、エマルション濃縮製剤、懸濁製剤、ペースト剤、水和性粉粒又は水分散性顆粒から、水を加えることによって調製され得る。エマルション、ペースト又は油性分散液を調製するためには、式I(又はIa)の化合物は、そのままか又は油若しくは溶媒に溶解させて、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤を用いることによって、水にホモジナイズされ得る。別法としては、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤さらには望ましいなら溶媒又は油を含んでいる濃縮製剤を調製することも可能であり、これは水で希釈するのに適している。
即時使用調製物中の式Iの化合物の濃度は、広い範囲の中で変えられ得る。一般的には、製剤は、0.001〜98重量%、好ましくは0.01〜95重量%の少なくとも1種の活性化合物を含んでいる。活性化合物は、90%〜100%、好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトルによる)で用いられる。
製剤又は即時使用調製物は、酸、塩基又は緩衝液系も含み得るものであって、適する例は、リン酸若しくは硫酸、又は尿素若しくはアンモニアである。
本発明の化合物は、例えば、以下のようにして製剤化され得る:
1.水で希釈する調製品
A 水溶性濃縮製剤(Water-soluble concentrates)
10重量部の活性化合物を90重量部の水又は水溶性溶媒に溶解させる。別法として、湿潤剤又は他の補佐剤を加える。活性化合物は水で希釈すると同時に溶解する。これにより活性化合物含有量が10重量%の製剤が得られる。
B 分散濃縮製剤(Dispersible concentrates)
20重量部の活性化合物を10重量部の分散剤(例えばポリビニルピロリドン)を加えてある70重量部のシクロヘキサノンに溶解させる。水で希釈すると同時に分散液が得られる。活性化合物含有量は20重量%である。
C 乳化濃縮製剤(Emulsifiable concentrates)
15重量部の活性化合物をドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレートとを加えてある(各場合5重量部)75重量部の有機溶媒(例えばアルキル芳香族)に溶解させる。水で希釈するとエマルションが得られる。この製剤は15重量%の活性化合物含有量を有している。
D エマルション製剤(Emulsions)
25重量部の活性化合物をドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレートとを加えてある(各場合5重量部)35重量部の有機溶媒(例えばアルキル芳香族)に溶解させる。この混合物を乳化装置(例えばUltraturrax)を用いて30重量部の水に導入して均質なエマルションにする。水で希釈するとエマルションが得られる。この製剤は25重量%の活性化合物含有量を有している。
E 懸濁製剤(Suspensions)
撹拌下にあるボールミル中で、20重量部の活性化合物を10重量部の分散剤・湿潤剤及び70重量部の水又は有機溶媒を加えて粉砕して微細活性化合物懸濁液を得る。水で希釈すると活性化合物の安定懸濁液が得られる。製剤中の活性化合物含有量は20重量%である。
F 顆粒水和剤(Water-dispersible granules)及び顆粒水溶剤(water-soluble granules)
専用の装置(例えば押出機、噴霧塔、流動床)を用いて50重量部の活性化合物を50重量部の分散剤・湿潤剤を加えて細かく粉砕して顆粒水和剤又は顆粒水溶剤にする。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。この製剤は50重量%の活性化合物含有量を有している。
G 粉末水和剤(Water-dispersible powders)及び粉末水溶剤(water-soluble powders)
75重量部の活性化合物をローター・ステーター・ミル中で25重量部の分散剤・湿潤剤+シリカゲルを加えて粉砕する。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。この製剤の活性化合物含有量は75重量%である。
H ゲル製剤(Gel formulations)
ボールミル中で、20重量部の活性化合物、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤及び70重量部の水又は有機溶媒を粉砕して微細懸濁液を得る。水で希釈すると活性化合物含有量が20重量%の安定な懸濁液が得られる。
2.希釈せずに施用する調製品
I 粉剤(Dusts)
5重量部の活性化合物を細かく粉砕して95重量部の微粉砕カオリンと緊密に混合する。これにより活性化合物含有量が5重量%の散粉用粉剤が得られる。
J 顆粒剤(Granules)(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性化合物を細かく粉砕して99.5重量部の担体と組み合わせる。この場合の現在の方法は押出、噴霧乾燥又は流動床である。これにより活性化合物含有量が0.5重量%の希釈せずに施用される顆粒剤が得られる。
K ULV溶液剤(ULV solutions)(UL)
10重量部の活性化合物を90重量部の有機溶媒(例えばキシレン)に溶解させる。これにより活性化合物含有量が10重量%の希釈せずに施用される調製品が得られる。
化合物I又はそれを含んでいる除草剤組成物は、作物植物の発芽前又は発芽後、あるいは作物植物の種子と一緒に施用され得る。また、本除草剤組成物又は活性化合物で前処理された、作物植物の種子を施用することによっても、除草剤組成物又は活性化合物を施用することが可能である。活性化合物が一部の作物植物によってはあまりよく許容されない場合は、噴霧装置を用いて、除草剤組成物が、その感受性の作物植物の葉と接触しないようできるだけ遠く、同時に、活性化合物が、下に生育している望ましくない植物の葉(又は裸の土壌表面)に届くよう除草剤組成物が噴霧される施用方法(出芽後処理[post-directed]、レイバイ)が用いられ得る。
さらなる実施形態では、式Iの化合物又はその除草剤組成物は、種子処理によって施用され得る。
種子の処理には、基本的には、本発明に係る式Iの化合物又はそれから調製される組成物を用いた、当業者には周知のあらゆる方法(種子粉衣、種子コーティング、種子散布、種子浸漬、種子フィルムコーティング、種子多層コーティング、種子エンクラスティング、種子ドリッピング及び種子ペレット化)が含まれる。この場合、除草剤組成物は、希釈して、又は希釈せずに、施用され得る。
用語「種子」には、例えば、穀粒、種、実、塊茎、苗木や似たような形態のもののような、あらゆるタイプの種子が含まれる。本明細書においては、好ましくは、用語「種子」は、穀粒及び種を意味する。
用いられる種子は、先に言及した有用植物の種子であり得るが、遺伝子導入植物又は通常の品種改良法によって得られた植物の種子であることもあり得る。
活性化合物の施用量は、防除標的、季節、標的植物及び成長段階にもよるが、0.001〜3.0(好ましくは0.01〜1.0)kg/haの活性物質(a.s.)である。種子を処理するためには、化合物Iは、一般的には、100kgの種子あたり0.001〜10kgの量で用いられる。
式Iの化合物をセーフナーとの組み合わせで使用するのも有利であり得る。セーフナーは、望まれていない植物に対する式Iの化合物の除草活性に実質的な影響を及ぼすことなく有用植物に対する損傷を回避又は軽減する化学化合物である。セーフナーは、有用植物の播種前、及び、発芽前又は発芽後に用いられ得る(例えば、種子の処理で、あるいは枝又は苗木への処理で)。セーフナーと式Iの化合物とは、同時に、又は順次で、用いられ得る。適するセーフナーは、例えば、(キノリン−8−オキシ)酢酸系、1−フェニル−5−ハロアルキル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸系、1−フェニル−4,5−ジヒドロ−5−アルキル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボン酸系、4,5−ジヒドロ−5,5−ジアリール−3−イソオキサゾールカルボン酸系、ジクロロアセトアミド系、α−オキシミノフェニルアセトニトリル系、アセトフェノンオキシム系、4,6−ジハロ−2−フェニルピリミジン系、N−[[4−(アミノカルボニル)フェニル]スルホニル]−2−ベンズアミド系、1,8−ナフタル酸無水物系、2−ハロ−4−(ハロアルキル)−5−チアゾールカルボン酸系、ホスホロチオラート系及びO−フェニルN−アルキルカルバメート系並びにこれらの農薬として有用な塩及びそれらの農薬として有用な誘導体(例えばアミド、エステル及びチオエステル)(但しこれらが酸官能を有しているとして)である。
活性スペクトルを広げるため、また、相乗効果を得るため、式Iの化合物は、他の多くの代表的な除草活性化合物の群又は生長調節活性化合物の群とあるいはセーフナーと混合されて、一緒に施用され得る。適する混合パートナーは、例えば、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、アミド、アミノリン酸及びその誘導体、アミノトリアゾール、アニリド、アリールオキシ/ヘテロアリールオキシアルカン酸及びその誘導体、安息香酸及びその誘導体、ベンゾチアジアジノン、2−(ヘタロイル/アロイル)−1,3−シクロヘキサンジオン、ヘテロアリールアリールケトン、ベンジルイソオキサゾリジノン、メタ−CF−フェニル誘導体、カルバメート、キノリンカルボン酸及びその誘導体、クロロアセトアニリド、シクロヘキセノンオキシムエーテル誘導体、ジアジン、ジクロロプロピオン酸及びその誘導体、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロフラン−3−オン、ジニトロアニリン、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、ジピリジル、ハロカルボン酸及びその誘導体、尿素、3−フェニルウラシル、イミダゾール、イミダゾリノン、N−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド、オキサジアゾール、オキシラン、フェノール、アリールオキシフェノキシプロピオン酸エステル、ヘテロアリールオキシフェノキシプロピオン酸エステル、フェニル酢酸及びその誘導体、2−フェニルプロピオン酸及びその誘導体、ピラゾール、フェニルピラゾール、ピリダジン、ピリジンカルボン酸及びその誘導体、ピリミジルエーテル、スルホンアミド、スルホニル尿素、トリアジン、トリアジノン、トリアゾリノン、トリアゾールカルボキサミド、ウラシルさらにはフェニルピラゾリン、並びにイソオキサゾリン及びその誘導体である。
さらに、化合物Iを単独で、又は他の除草剤との組み合わせで、あるいはそうでなければさらにさらなる作物保護剤、例えば害虫又は植物病原性真菌若しくは細菌を防除するための組成物と一緒に混合して施用するのが有用であり得る。また、注目されるのが、栄養不足及び微量元素不足を改善するのに用いられる無機塩溶液との混和性である。植物非有害性油及び油濃縮製剤等の他の添加剤も加えられ得る。
本発明に係る式Iのピリジン化合物との組み合わせで用いられ得る除草剤の例は、以下の通りである:
b1)脂質生合成阻害剤の群からは:
アロキシジム、アロキシジム−ナトリウム、ブトロキシジム、クレトジム、クロジナホップ、クロジナホップ−プロパルギル、シクロキシジム、シハロホップ、シハロホップ−ブチル、ジクロホップ、ジクロホップ−メチル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−エチル、フェノキサプロップ−P、フェノキサプロップ−P−エチル、フルアジホップ、フルアジホップ−ブチル、フルアジホップ−P、フルアジホップ−P−ブチル、ハロキシホップ、ハロキシホップ−メチル、ハロキシホップ−P、ハロキシホップ−P−メチル、メタミホップ、ピノキサデン、プロホキシジム、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ−エチル、キザロホップ−テフリル、キザロホップ−P、キザロホップ−P−エチル、キザロホップ−P−テフリル、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、ベンフレサート、ブチラート、シクロアート、ダラポン、ジメピペラート、EPTC、エスプロカルブ、エトフメサート、フルプロパナート、モリナート、オルベンカルブ、ペブラート、プロスルホカルブ、TCA、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアレート及びベルノレート;
b2)ALS阻害剤の群からは:
アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、ベンスルフロン−メチル、ビスピリバック、ビスピリバック−ナトリウム、クロリムロン、クロリムロン−エチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、クロランスラム、クロランスラム−メチル、シクロスルファムロン、ジクロスラム、エタメトスルフロン、エタメトスルフロン−メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フロラスラム、フルカルバゾン、フルカルバゾン−ナトリウム、フルセトスルフロン、フルメツラム、フルピルスルフロン、フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、ハロスルフロン−メチル、イマザメタベンズ、イマザメタベンズ−メチル、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、メソスルフロン、メトスラム、メトスルフロン、メトスルフロン−メチル、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、ペノキスラム、プリミスルフロン、プリミスルフロン−メチル、プロポキシカルバゾン、プロポキシカルバゾン−ナトリウム、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、ピラゾスルフロン−エチル、ピリベンゾキシム、ピリミスルファン、ピリフタリド、ピリミノバック、ピリミノバック−メチル、ピリチオバック、ピリチオバック−ナトリウム、ピロキスラム、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホメツロン−メチル、スルホスルフロン、チエンカルバゾン、チエンカルバゾン−メチル、チフェンスルフロン、チフェンスルフロン−メチル、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリベヌロン−メチル、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン、トリフルスルフロン−メチル及びトリトスルフロン;
b3)光合成阻害剤の群からは:
アメトリン、アミカルバゾン、アトラジン、ベンタゾン、ベンタゾン−ナトリウム、ブロマシル、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル並びにその塩及びエステル、クロロブロムロン、クロリダゾン、クロロトルロン、クロロキスロン、シアナジン、デスムジファム、デスメトリン、ジメフロン、ジメタメトリン、ジクワット、ジクワット−ジブロミド、ジウロン、フルオメツロン、ヘキサジノン、イオキシニル並びにその塩及びエステル、イソプロツロン、イソウロン、カルブチラート、レナシル、リヌロン、メタミトロン、メタベンズチアズロン、メトベンズロン、メトキスロン、メトリブジン、モノリヌロン、ネブロン、パラコート、パラコート−ジクロリド、パラコート−ジメチルスルフェート、ペンタノクロル、フェンメジファム、フェンメジファム−エチル、プロメトン、プロメトリン、プロパニル、プロパジン、ピリダフォル、ピリデート、シズロン、シマジン、シメトリン、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチルアジン、テルブトリン、チジアズロン及びトリエタジン;
b4)プロトポルフィリノーゲン−IXオキシダーゼ阻害剤の群からは:
アシフルオルフェン、アシフルオルフェン−ナトリウム、アザフェニジン、ベンカルバゾン、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン、シニドン−エチル、フルアゾラート、フルフェンピル、フルフェンピル−エチル、フルミクロラック、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェン、フルオログリコフェン−エチル、フルチアセット、フルチアセット−メチル、ホメサフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、プロフルアゾール、ピラクロニル、ピラフルフェン、ピラフルフェン−エチル、サフルフェナシル、スルフェントラゾン、チジアジミン、2−クロロ−5−[3,6−ジヒドロ−3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1(2H)−ピリミジニル]−4−フルオロ−N−[(イソプロピル)メチルスルファモイル]ベンズアミド(H−1;CAS372137−35−4)、エチル[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]アセテート(H−2;CAS353292−31−6)、N−エチル−3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド(H−3;CAS452098−92−9)、N−テトラヒドロフルフリル−3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド(H−4;CAS915396−43−9)、N−エチル−3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド(H−5;CAS452099−05−7)、N−テトラヒドロフルフリル−3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド(H−6;CAS45100−03−7)、3−[7−フルオロ−3−オキソ−4−(プロパ−2−イニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル]−1,5−ジメチル−6−チオキソ−[1,3,5]トリアジナン−2,4−ジオン、1,5−ジメチル−6−チオキソ−3−(2,2,7−トリフルオロ−3−オキソ−4−(プロパ−2−イニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−1,3,5−トリアジナン−2,4−ジオン、2−(2,2,7−トリフルオロ−3−オキソ−4−プロパ−2−イニル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−イソインドール−1,3−ジオン及び1−メチル−6−トリフルオロメチル−3−(2,2,7−トリフルオロ−3−オキソ−4−プロパ−2−イニル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−1H−ピリミジン−2,4−ジオン;
b5)白化除草剤の群からは:
アクロニフェン、アミトロール、ベフルブタミド、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、クロマゾン、ジフルフェニカン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、イソキサフルトール、メソトリオン、ノルフルラゾン、ピコリナフェン、ピラスルフトール、ピラゾリナート、ピラゾキシフェン、スルコトリオン、テフリルトリオン、テンボトリオン、トプラメゾン、4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジル]カルボニル]ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン(H−7;CAS352010−68−5)及び4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン(H−8;CAS180608−33−7);
b6)EPSPシンターゼ阻害剤の群からは:
グリホサート、グリホサート-イソプロピルアンモニウム及びグリホサート-トリメシウム(スルホサート);
b7)グルタミンシンターゼ阻害剤の群からは:
ビラナホス(ビアラホス)、ビラナホス−ナトリウム、グルホシネート及びグルホシネート−アンモニウム;
b8)DHPシンターゼ阻害剤の群からは:
アスラム;
b9)有糸分裂阻害剤の群からは:
アミプロホス、アミプロホス−メチル、ベンフルラリン、ブタミホス、ブトラリン、カルベタミド、クロルプロファム、クロルタール、クロルタール−ジメチル、ジニトラミン、ジチオピル、エタルフルラリン、フルクロラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロファム、プロピザミド、トブタム、チアゾピル及びトリフルラリン;
b10)VLCFA阻害剤の群からは:
アセトクロル、アラクロル、アニロフォス、ブタクロル、カフェンストロール、ジメタクロル、ジメテナミド、ジメテナミド−P、ジフェチミド、フェントラザミド、フルフェナセット、メフェナセット、メタザクロル、メトラクロル、メトラクロル−S、ナプロアニリド、ナプロパミド、ペトキサミド、ピペロホス、プレチラクロル、プロパクロル、プロピソクロル、ピロキサスルホン(KIH−485)及びテニルクロル;並びに
次の式2の化合物:
Figure 2014533254
[式中、各可変部は、以下の通りの意味を有している:
Yは、冒頭で定義した通りフェニル又は5若しくは6員ヘテロアリールであり、この基は1〜3個の基Raaによって置換されていてよく;R21、R22、R23、R24は、H、ハロゲン又はC〜C−アルキルであり;Xは、O又はNHであり;nは、0又は1である]。
式2の化合物は、特には、以下の通りの意味を有している:
Yは、
Figure 2014533254
[式中、#は、その分子の骨格への結合を表している]であり;
21、R22、R23、R24は、H、Cl、F又はCHであり;R25は、ハロゲン、C〜C−アルキル又はC〜C−ハロアルキルであり;R26は、C〜C−アルキルであり;R27は、ハロゲン、C〜C−アルコキシ又はC〜C−ハロアルコキシであり;R28は、H、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル又はC〜C−ハロアルコキシであり;mは、0、1、2又は3であり;Xは、酸素であり;nは、0又は1である。
式2の好ましい化合物は、以下の通りの意味を有している:
Yは、
Figure 2014533254
であり、
21は、Hであり;R22、R23は、Fであり;R24は、H又はFであり;Xは、酸素であり;nは、0又は1である。
式2の特に好ましい化合物は以下の通りである:
3−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメタンスルホニル]−4−フルオロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール(2−1);3−{[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イル]フルオロメタンスルホニル}−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール(2−2);4−(4−フルオロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(2−3);4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−スルホニル)フルオロメチル]−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(2−4);4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(2−5);3−{[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イル]ジフルオロメタンスルホニル}−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール(2−6);4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−スルホニル)ジフルオロメチル]−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(2−7);3−{[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イル]ジフルオロメタンスルホニル}−4−フルオロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール(2−8);4−[ジフルオロ−(4−フルオロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−スルホニル)メチル]−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(2−9)。
b11)セルロース生合成阻害剤の群からは:
クロルチアミド、ジクロベニル、フルポキサム及びイソキサベン;
b12)デカップラー型除草剤の群からは:
ジノセブ、ジノテルブ、及びDNOC及びその塩;
b13)オーキシン型除草剤の群からは:
2,4−D並びにその塩及びエステル、2,4−DB並びにその塩及びエステル、アミノピラリド並びにその塩(例えばアミノピラリド−トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム)及びそのエステル、ベナゾリン、ベナゾリン−エチル、クロランベン並びにその塩及びエステル、クロムプロップ、クロピラリド並びにその塩及びエステル、ジカンバ並びにその塩及びエステル、ジクロルプロップ並びにその塩及びエステル、ジクロルプロップ−P並びにその塩及びエステル、フルロキシピル、フルロキシピル−ブトメチル、フルロキシピル−メプチル、MCPA並びにその塩及びエステル、MCPA−チオエチル、MCPB並びにその塩及びエステル、メコプロップ並びにその塩及びエステル、メコプロップ−P並びにその塩及びエステル、ピクロラム並びにその塩及びエステル、キンクロラック、キンメラック、TBA(2,3,6)並びにその塩及びエステル、トリクロピル並びにその塩及びエステル、5,6−ジクロロ−2−シクロプロピル−4−ピリミジンカルボン酸(H−9;CAS858956−08−8)並びにその塩及びエステル;
b14)オーキシン輸送阻害剤の群からは:
ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル−ナトリウム、ナプタラム及びナプタラム−ナトリウム;
b15)他の除草剤の群からは:
ブロモブチド、クロルフルレノール、クロルフルレノール−メチル、シンメチリン、クミルウロン、ダラポン、ダゾメト、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート−メチルスルフェート、ジメチピン、DSMA、ジムロン、エンドタール及びその塩、エトベンザニド、フランプロップ、フランプロップ−イソプロピル、フランプロップ−メチル、フランプロップ−M−イソプロピル、フランプロップ−M−メチル、フルレノール、フルレノール−ブチル、フルルプリミドール、ホサミン、ホサミン−アンモニウム、インダノファン、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチルアジド、メチルブロミド、メチル−ジムロン、メチルヨージド、MSMA、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミン、トリアジフラム、トリジファン及び6−クロロ−3−(2−シクロプロピル−6−メチルフェノキシ)−4−ピリダジノール(H−10;CAS499223−49−3)並びにその塩及びエステル。
好ましいセーフナーCの例は、ベノキサコル、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトラート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェナート、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(H−11;MON4660、CAS71526−07−3)及び2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(H−12;R−29148、CAS52836−31−4)である。
群b1)〜b15)の活性化合物及びセーフナーCは公知の除草剤及びセーフナーである(例えば、The Compendium of Pesticide Common Names (http://www.alanwood.net/pesticides/);B. Hock, C. Fedtke, R. R. Schmidt, Herbizide [Herbicides], Georg Thieme Verlag, Stuttgart, 1995を参照されたい)。さらなる除草活性化合物は、WO96/26202号、WO97/41116号、WO97/41117号、WO97/41118号、WO01/83459号及びWO2008/074991号、並びにW. Kramer et al. (ed.) "Modern Crop Protection Compounds", Vol. 1, Wiley VCH, 2007及びそこに引用されている文献にも記載されている。
本発明はまた、式Iの少なくとも1種のピリジン化合物と、好ましくは群b1〜b15の活性化合物から選択される、少なくとも1種のさらなる活性化合物と、少なくとも1種の固体若しくは液体担体及び/又は1種若しくはそれ以上の界面活性剤、並びに望まれるなら作物保護組成物に慣用の1種若しくはそれ以上のさらなる補助剤とを含んでいる活性化合物組み合わせを含む1成分組成物として製剤化された作物保護組成物の形態にある組成物に関する。
本発明はまた、式Iの少なくとも1種の化合物、固体若しくは液体担体、及び/又は1種若しくはそれ以上の界面活性剤を含んでいる第1の成分と、群b1〜b15の活性化合物から選択される少なくとも1種のさらなる活性化合物、固体若しくは液体担体、及び/又は1種若しくはそれ以上の界面活性剤を含んでいる第2の成分とを含んでいる2成分組成物として製剤化された作物保護組成物の形態にある組成物に関する(ここで、さらに、第1及び第2の成分は、いずれも、作物保護組成物に慣用のさらなる補助剤を含み得る)。
成分Aとしての式Iの少なくとも1種の化合物と少なくとも1種の除草剤Bとを含んでいる二成分組成物では、活性化合物A:Bの重量比は、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にある。
成分Aとしての式Iの少なくとも1種の化合物と少なくとも1種のセーフナーCとを含んでいる二成分組成物では、活性化合物A:Cの重量比は、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にある。
成分Aとしての式Iの少なくとも1種の化合物と、少なくとも1種の除草剤Bと、少なくとも1種のセーフナーCとを含んでいる三成分組成物では、成分A:Bの相対重量部は、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にあり;成分A:Cの重量比は、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にあり;成分B:Cの重量比は、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にある。好ましくは、成分A+B対成分Cの重量比は、1:500〜500:1の範囲内、特には1:250〜250:1の範囲内、特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内にある。
式Iの個々に示される1種の化合物と1種の混合パートナー又は混合パートナー組み合わせとを各場合において含んでいる本発明に係る特に好ましい組成物の例は、以下の表Bに記載されている。
本発明のさらなる態様は、以下の表Bに列挙されている組成物B−1〜B−1236に関する。表中、各場合、表Bの一つの行は、先の説明で個々に記載された式Iの各化合物のうちの一つ(成分1)と、群b1)〜b15)からのさらなる活性化合物及び/又は各場合当該の行に表示されているセーフナーC(成分2)とを含んでいる除草剤組成物に対応している。記載されている組成物中の各活性化合物は、各場合、好ましくは、相乗的効果がある量で存在している。
Figure 2014533254

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本発明に係る化合物I及び組成物は、植物強化効果も有し得る。つまり、望まれていない微生物(例えば、有害真菌だけでなく、ウイルス又は細菌)による攻撃に対する植物の防御システムを動員するのに適している。植物強化(抵抗性誘発)物質とは、本文脈では、処理の後、望まれていない微生物で接種された場合、処理された植物が、そのような微生物に対する抵抗性の実質的な高まりを示すように、処理された植物の防御システムを刺激することができる物質を意味すると理解されるべきである。
化合物Iは、処理後一定の期間内において、望まれていない微生物による攻撃から植物を保護するのに用いられ得る。化合物Iによる保護の効果がある期間は、一般的には、化合物Iで植物を処理した後、1〜28日(好ましくは1〜14日)に(又は、種子の処理後は、播種後9ヶ月までに)及ぶ。
本発明に係る化合物I及び組成物は、収穫量を増大させるのにも適している。
さらに、本発明に係る化合物I及び組成物は、毒性が低下されており、植物によって十分許容される。
以下の実施例により本発明をさらに説明する。
出発原料を適切に改変し、以下の合成実施例に記載される手順を用いて、さらなる化合物Iを得た。このようにして得られた化合物は、物理データと一緒に、後にある表に列挙されている。以下に示される生成物は、融点測定、NMR分光、又はHPLC−MS分光分析によって決定される質量([m/z])により特性決定した。
HPLC−MS=質量分光分析と連結された高速液体クロマトグラフィー;
HPLCカラム:
RP−18カラム(Merck KgaA(独国)製Chromolith Speed ROD)、50×4.6mm;移動相:アセトニトリル+0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)/水+0.1%TFA、40℃で5:95→100:0/5分の勾配を使用、流速1.8ml/分。
MS:四極子エレクトロスプレーイオン化、80V(ポジティブモード)。
DBU:1,8−ジアザビシクロ[5 5.4.0]ウンデカ−7−エン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
EtOAc:酢酸エチルエステル
LiHMDS:リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
実施例1:2,4,6−トリクロロ−N−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド(表1の化合物A−2、以後I’.A−2)の調製
工程1)
Figure 2014533254
SOCl(5mL)中の市販の化合物1(448mg、2mmol)の溶液を70℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮を行い、化合物2を粗製生成物として得た。
工程2)
Figure 2014533254
無水THF(20mL)中の化合物3(0.25g、2mmol)及び上で調製した粗製化合物2の溶液に、−78℃においてN下でLiHMDS(2mL、2mmol)を添加した。混合物を−78℃〜22℃において2時間撹拌した。さらなるLiHMDS(4mL、4mmol)を0℃で添加し、混合物を22℃まで温まるようにし、16時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液の添加により反応を停止させ、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO)させ、減圧濃縮した。石油エーテル(沸点60〜90℃)及びEtOAcを用いたフラッシュクロマトグラフィーと、濃縮生成物のCHClによるさらなる洗浄によって、1−A−2を得た(200mg、32.8%)。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ 11.78 (br. s, 1H)、7.89 (s, 2H)、2.41 (s, 3H)。
実施例2:2,4,6−トリクロロ−N−(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)ベンズアミド(化合物A−82、表1、以後I’.A−82)の調製
工程1)
Figure 2014533254
THF(200mL)中の市販の化合物1(22.5g、0.1mol)の溶液に、N下で氷冷しながらBH−MeS(10M、20mL、0.2mol)を添加した。混合物を22℃まで温まるようにし、還流しながら一晩撹拌した。メタノール(100mL)を滴下し、得られた混合物を16gで撹拌した。混合物を真空下で濃縮して化合物4(22.7g、100%)を白色固体として得た。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ7.37 (s, 2H)、4.93 (d, 2H, J=6.8 Hz)。
工程2)
Figure 2014533254
CHCl(40mL)中の化合物4(2.1g、10mmol)の溶液に、0℃でPBr(2.7g、10mmol)を添加した。混合物を周囲の22℃で2時間撹拌した後、氷水に注ぎ入れ、CHClで抽出した。有機相を合わせ、飽和NaHCO水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、化合物5(1.7g、62.3%)を得た。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ7.36 (s, 2H)、4.71 (s, 2H)。
工程3)
Figure 2014533254
DMF(20mL)中の化合物5(1.7g、6.2mmol)、トリフルオロエタノール(1.24g、12.4mmol)、CsCO(4g、12.4mmol)及びNaI(0.93g、6.2mmol)の混合物を22℃で16時間撹拌した。混合物をEtOAcと水とに分配させた。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。純石油エーテルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより、化合物6(1.42g、78%)を無色油として得た。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ7.37 (s, 2H)、4.90 (s, 2H)、3.92 (q, 2H, J=8.8 Hz)。
工程6)
Figure 2014533254
THF(10mL)中のジイソプロピルアミン(771mg、7.63mmol)の溶液に、0℃においてN下でnBuLi(2.62mL、6.54mmol)を添加した。10分後、混合物を−78℃まで冷却し、THF(10mL)中の化合物6(1.42g、4.84mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌した後、過剰量のドライアイスを添加した。混合物を−50℃まで温まるようにし、水で反応停止させ、pH3まで酸性化し、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、化合物7(0.82g、50%)を得た。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ7.49 (s, 1H)、4.94 (s, 2H)、3.94 (q, 2H, J=8.8 Hz)。
工程7)
Figure 2014533254
CHCl(20mL)中の化合物7(0.82g、2.44mmol)の溶液に、22℃において塩化オキサリル(620mg、4.88mmol)及び1滴のDMFを添加した。混合物を4時間撹拌した後、濃縮して、8を粗製生成物として得た。
工程8)
Figure 2014533254
無水THF(20mL)中の化合物3(0.3g、2.44mmol)及び上で調製した化合物8の溶液に、−78℃においてN下でLiHMDS(2.44mL、2.44mmol)を添加した。混合物を−78〜−20℃において0.5時間撹拌した。さらなるLiHMDS(4.88mL、4.88mmol)を−20℃で添加し、混合物を22℃まで温まるようにし、16時間撹拌した。水で反応を停止させ、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空下で濃縮して、粗製生成物を得、これをCHClで洗浄して、所望の生成物I’.A−82(120mg、11.8%)を得た。1H NMR (CDCl3 400MHz): δ7.99 (s, 1H)、4.91 (s, 2H)、4.24 (q, 2H, J=9.2 Hz)、2.40 (s, 3H)。
実施例1及び2に記載した方法と同様にして、以下の表4の式I’の化合物を調製した:
Figure 2014533254
II.使用実施例
式Iの化合物の除草活性を以下の温室実験により実証した。
使用した栽培容器は、基土としておよそ3.0%の腐葉土を含む砂壌土が入っているプラスチック製フラワーポットであった。試験植物の種子は、それぞれの種について、別々に播種した。
発芽前処理では、水に懸濁又は乳化させておいた活性成分を、播種した後、微細分散型ノズルを用いて直接施用した。容器を緩やかに灌漑して発芽と生長を促進させ、その後透明プラスチック製フードで、植物が根付くまでカバーしておいた。このカバーは、試験植物の均一な発芽を引き起こした(活性成分によって試験植物が損傷されていない限り)。
発芽後処理では、試験植物を、その植物の習性に応じて、3〜15cmの丈まで先ず生育させ、そうして初めて、水に懸濁又は乳化させておいた活性成分で処理した。この目的のためには、試験植物は、同じ容器内で直接播種して生育させたか、又は、最初、苗木として別々に生育させ、処理の数日前に試験容器に移植した。
その種に応じて、植物を10〜25℃又は20〜35℃に保持した。試験期間は、2〜4週間に及んだ。この期間中、植物を世話し、そして個々の処理に対するその応答を評価した。
評価は、0〜100のスケールを用いて行った。「100」は、植物の発芽がないこと、又は少なくとも空中部分が完全に破壊されていることを意味し、そして「0」は、損傷がまったくないこと、又は正常な生長の過程にあることを意味する。良好な除草活性は、少なくとも70の値で授与され、非常に良好な除草活性は、少なくとも85の値で授与される。
この温室実験に用いた植物は、以下の種に属するものであった:
Figure 2014533254
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された、化合物I.’A−1、I’.A−5及びI’.A−378は、ABUTHに対して非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された、化合物I.’A−1、I’.A−5、I’.A−18、I’.A−34、I’.A−98、I’.A−378及びI’.A−722は、AMAREに対して非常に良好な除草活性を示した。
0.125kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−362は、AMAREに対して非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽前法で施用された、化合物I’.A−1、I’.A−5、I’.A−18及びI’.A−34は、AMAREに対して非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−1は、APSEVに対して良好〜非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−18は、CHEALに対して良好〜非常に良好な除草活性を示した。
0.25kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−2は、CHEALに対して非常に良好な除草活性を示した。
0.125kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−362は、CHEALに対して良好〜非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−98は、SETVIに対して良好〜非常に良好な除草活性を示した。
1kg/haの施用量で、発芽後法で施用された化合物I’.A−722は、SETFAに対して良好な除草活性を示した。

Claims (25)

  1. 式I:
    Figure 2014533254
    〔式中、
    Rは、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、O−R、Z−S(O)−R、Z−C(=O)−R、Z−C(=O)−OR、Z−C(=O)−NR、Z−NR、Z−フェニル及びZ−ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R’(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    は、Z−シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−S(O)−R1b、Z−フェノキシ及びZ−ヘテロシクリルオキシからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルオキシは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、酸素結合型の5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェノキシ及びヘテロシクリルオキシにおける環状基は、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R11(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    、Rは、同じ又は異なるものであり、独立して、水素、ハロゲン、Z−OH、Z−NO、Z−シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、Z−C−C10−シクロアルキル、Z−C−C10−シクロアルコキシ(上記2つの基におけるC−C10−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、Z−C−C−アルコキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、Z−C−C−アルケニルオキシ、Z−C−C−アルキニルオキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ、Z−C−C−ハロアルケニルオキシ、Z−C−C−ハロアルキニルオキシ、Z−C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、Z−(トリ−C−C−アルキル)シリル、Z−S(O)−R2b、Z−C(=O)−R2c、Z−C(=O)−OR2d、Z−C(=O)−NR2e2f、Z−NR2g2h、Z2a−フェニル及びZ2a−ヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、3、4、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、Z2a−フェニル及びZ2a−ヘテロシクリルにおける環状基は非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R21(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択され;
    は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群より選択され;
    ただし、基R及びRの少なくとも一方は水素とは異なり;
    nは0、1又は2であり;
    kは0、1又は2であり;
    R’、R11、R21は、互いに独立して、ハロゲン、NO、CN、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択されるか、あるいは2つの近接する基R’、R11又はR21が一緒に基=Oを形成してもよく;
    Z、Z、Zは、互いに独立して、共有結合及びC−C−アルカンジイルからなる群より選択され;
    2aは、共有結合、C−C−アルカンジイル、O−C−C−アルカンジイル、C−C−アルカンジイル−O及びC−C−アルカンジイル−O−C−C−アルカンジイルからなる群より選択され;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    、R1b、R2bは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、フェニル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む、5又は6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    、R2cは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルからなる群より選択され、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル、ベンジル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    、R2dは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されているか、あるいは
    、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)を有していてもよく;
    2e、R2fは、互いに独立して、R、Rについて示した意味を有し;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されており;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(上記2つの基におけるC−C−シクロアルキル基は非置換であるか又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、基C(=O)−R、フェニル及びベンジルからなる群より選択され、ここでフェニル及びベンジルは、非置換であるか又はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)で置換されているか、あるいは
    、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和又は不飽和のN結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は=O、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシからなる群より選択される1、2、3若しくは4個の基(これは同じ若しくは異なるものである)を有してもよく;
    2g、R2hは、互いに独立して、R、Rについて示した意味を有し;
    は、Rについて示した意味を有する。〕
    の1,2,5−オキサジアゾール化合物、そのN−オキシド又は農薬として適する塩。
  2. Rが、ハロゲン、シアノ、ニトロ、NH、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C(=O)−R、C(=O)−OR、C(=O)−NR及びNH−C(=O)Rからなる群より選択され、ここで
    はC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり、
    はC−C−アルキルであり、
    は水素又はC−C−アルキルであり、
    は水素又はC−C−アルキルであるか、あるいは
    、Rは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5、6又は7員の飽和N結合型複素環基を形成してもよく、これは、環員としてO、S及びNから選択されるさらなるヘテロ原子を有していてもよく、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個のメチル基を有しているものであり、
    はC−C−アルキルである、
    請求項1に記載の化合物。
  3. Rが基ORであり、ここでRは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキル(これは非置換である又は部分的に若しくは完全にハロゲン化されている)からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
  4. Rがフェニル又はヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含む、5若しくは6員の単環式又は8、9若しくは10員の二環式の飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環であり、フェニル及びヘテロシクリルは、非置換であるか又は1、2、3若しくは4個の基R’(ここでR’はハロゲン、メチル、エチル、メトキシ及びトリフルオロメチルからなる群より選択される)で置換されている、請求項1に記載の化合物。
  5. RがS(O)−Rであり、ここでRは、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員として1又は2個の窒素原子を有する6員芳香族複素環基である、請求項1に記載の化合物。
  6. が、シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、Z−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ及びS(O)1b(ここでk及びZは請求項1で定義した通りであり、R1bはC−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルから選択される)からなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. が、ハロゲン、CN、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルコキシ、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキル(ここでkは0又は2である)からなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. が、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. が水素とは異なるものである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. が、5又は6員のヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、環員としてO、N及びSからなる群より選択される1個のヘテロ原子と0、1、2若しくは3個のさらなる窒素原子を含む飽和、部分的に不飽和又は芳香族複素環基であり、ヘテロシクリルは、非置換であるか又は1、2若しくは3個の基R(同じ若しくは異なるものである)を有している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. が、イソオキサゾリニル、1,2−ジヒドロテトラゾロニル、1,4−ジヒドロテトラゾロニル、テトラヒドロフリル、ジオキソラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、ピリジニル、ピリミジニル及びピラジニルからなる群より選択される5又は6員のヘテロシクリルであり、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか又はC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルからなる群より選択される1、2若しくは3個の基R21(同じ若しくは異なるものである)を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. が以下の式:
    Figure 2014533254
    〔式中、
    #は、これを介して基Rが結合している結合を表し:
    P1はH又はFであり;
    P2はH、F、Cl又はOCHであり;並びに
    P3はH、F、Cl、CH、CF、OCH、OCHCH、OCHOCH又はOCHCHOCHである。〕
    の基である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  13. が、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−ハロアルケニルオキシ、C−C−ハロアルキニルオキシ、C−C−アルコキシカルボニル、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルからなる群より選択される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  14. が、水素、シアノ、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ又はS(O)2bからなる群より選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
  15. が、水素、ハロゲン、CN、NO、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、S(O)−C−C−アルキル及びS(O)−C−C−ハロアルキルからなる群より選択される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
  16. が、水素、CHF、CF、CN、NO、CH及びハロゲンからなる群より選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
  17. が、水素、CHF、CF及びハロゲンからなる群より選択される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. が、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より選択され;
    が、水素、ハロゲン、CN、NO、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルチオ及びC−C−アルキルスルホニルからなる群より選択される、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
  19. 可変部R、R、R、R、R及びRが以下の意味を有する:
    RはC−C−アルキル及びC−C−アルコキシからなる群より選択され;
    はハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル及びS(O)−C−C−アルキルからなる群より選択され;
    は水素、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、S(O)−C−C−アルキル、イソオキサゾリル及びイソオキサゾリニルからなる群より選択され、ここで上記最後の2つの基は置換されているか又はハロゲン及びC−C−アルキルから選択される1若しくは2個の基を有し;
    はハロゲン、CN、C−C−ハロアルキル及びS(O)−C−C−アルキルからなる群より選択され;
    は水素、CN、CHF、CF、CH、NO及びハロゲンからなる群より選択され、
    は水素及びハロゲン、CHF及びCFからなる群より選択され、
    ただし、基R及びRの少なくとも一方が水素とは異なるものである、
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
  20. 可変部R、R、R、R、R及びRが以下の意味を有する:
    Rはメチル、エチル及びメトキシからなる群より選択され、;
    は塩素、メチル、トリフルオロメチル及びメチルスルホニルからなる群より選択され、;
    は水素、メチル、メチルスルホニル、3−イソオキサゾリニル、5−メチル−3−イソオキサゾリニル、5−イソオキサゾリニル、3−メチル−5−イソオキサゾリニル、3−イソオキサゾリル、5−メチル−3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル及び3−メチル−5−イソオキサゾリルからなる群より選択され;
    はフッ素、塩素、トリフルオロメチル、CN及びメチルスルホニルからなる群より選択され、;
    が水素でありRが塩素又はフッ素であるか、あるいはRが水素でありRが塩素又はフッ素である、
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
  21. 基R、R、R、R及びRは一緒に以下の置換パターンの1つを形成する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物:
    2−Br−4,6−Cl、2,6−Cl−4−CN、2,4,6−Cl、2,6−Cl−4−F、2,6−Cl−4−CF
    2,6−Cl−4−S(O)CH、2−CF−4−CN−6−Cl、2−CF−4,6−Cl
    2−CF−4−CF−6−Cl、2−CF−4−S(O)CH−6−Cl、2−CF−4−F−6−Cl、2−CH−CN−6−Cl、2−CH−4,6−Cl、2−CH−4−CF−6−Cl、2−CH−4−S(O)CH−6−Cl、2−CH−4−F−6−Cl、
    2−S(O)CH−4−CN−6−Cl、2−S(O)CH−4,6−Cl、2−S(O)CH−4−CF−6−Cl、
    2−S(O)CH−4−S(O)CH−6−Cl、2−S(O)CH−4−F−6−Cl、
    2−Cl−4−CN−6−F、2−Cl−4−CF−6−F、2−Cl−4−S(O)CH−6−F、2,4−Cl−6−F、2−Cl−4,6−F
    2−CF−4−CN−6−F、2−CF−4−CF−6−F、2−CF−4−S(O)CH−6−F、2−CF−4−Cl−6−F、
    2−CF−4,6−F、2−CH−4−CN−6−F、2−CH−4−CF−6−F、2−CH−4−S(O)CH−6−F、
    2−CH−4−Cl−6−F、2−CH−4,6−F、2−S(O)CH−4−CN−6−F、2−S(O)CH−4−CF−6−F、
    2−S(O)CH−4−S(O)CH−6−F、2−S(O)CH−4−Cl−6−F、2−S(O)CH−4,6−F
    2,5−Cl−4−CN、2,4,5−Cl、2,5−Cl−4−F、2,5−Cl−4−CF、2,5−Cl−4−S(O)CH
    2−CF−4−CN−5−Cl、2−CF−4,5−Cl、2−CF−4−CF−5−Cl、2−CF−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−CF−4−F−5−Cl、2−CH−4−CN−5−Cl、2−CH−4,5−Cl、2−CH−4−CF−5−Cl、
    2−CH−4−S(O)CH−5−Cl、2−CH−4−F−5−Cl、2−S(O)CH−4−CN−5−Cl、
    2−S(O)CH−4,5−Cl、2−S(O)CH−4−CF−5−Cl、2−S(O)CH−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−S(O)CH−4−F−5−Cl、2−Cl−4−CN−5−F、2−Cl−4−CF−5−F、2−Cl−4−S(O)CH−5−F、
    2,4−Cl−5−F、2−Cl−4,5−F、2−CF−4−CN−5−F、2−CF−4−CF−5−F、2−CF−4−S(O)CH−5−F、2−CF−4−Cl−5−F、2−CF−4,5−F、2−CH−4−CN−5−F、2−CH−4−CF−5−F、2−CH−4−S(O)CH−5−F、2−CH−4−Cl−5−F、2−CH−4,5−F、2−S(O)CH−4−CN−5−F、2−S(O)CH−4−CF−5−F、2−S(O)CH−4−S(O)CH−5−F、2−S(O)CH−4−Cl−5−F、又は
    2−S(O)CH−4,5−F
  22. 基R、R、R、R及びRは一緒に以下の置換パターンの1つを形成する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物:
    2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN、2,4,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、
    2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F、2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF
    2,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−Cl
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−6−Cl、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、2,4−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−6−F、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−6−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−6−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−6−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−6−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,6−F
    2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN、2,4,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、
    2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F、2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF
    2,5−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−Cl、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−Cl
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−F−5−Cl、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、2,4−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−5−F、
    2−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、
    2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、2−CF−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、
    2−CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CN−5−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−CF−5−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−S(O)CH−5−F、
    2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4−Cl−5−F、2−S(O)CH−3−(3−イソオキサゾリニル)−4,5−F
    2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN、2,4,6−Cl−3−(3−イソオキサゾリニル)、
    2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−F、2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF
    2,6−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−Cl
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−6−Cl、
    2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、
    2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、
    2,4−Cl−3−(CH−O−CHCF)−6−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−6−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−6−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−6−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−6−F、2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,6−F
    2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN、2,4,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)、
    2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−F、2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF
    2,5−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−Cl
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−Cl、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−F−5−Cl、
    2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
    2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、2,4−Cl−3−(CH−O−CHCF)−5−F、
    2−Cl−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、
    2−CF−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、
    2−CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CN−5−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−CF−5−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−S(O)CH−5−F、
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4−Cl−5−F、又は
    2−S(O)CH−3−(CH−O−CHCF)−4,5−F
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の少なくとも1種の化合物と、作物保護化合物を製剤化するために慣用の少なくとも1種の補助剤とを含む組成物。
  24. 望まれていない植物を防除するための、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物又は請求項23に記載の組成物の使用。
  25. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の少なくとも1種の化合物又は請求項23に記載の組成物の除草有効量を、植物、その種子及び/又はその生息地に作用させることを含む、望まれていない植物の防除方法。
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