JP2014530751A - ロータリエバポレータ - Google Patents

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Abstract

本発明は、ガイドタワー(3)が突出する機器スタンド(2)と、蒸発容器(5)を有するガラス構造部(4)であって、該ガラス構造部(4)は、特にその蒸発容器(5)の昇降のために、側方で前記ガイドタワー(3)に沿って走行可能であるガラス構造部(4)と、該ガラス構造部(4)に接続された少なくとも1つの流体管路とを備えるロータリエバポレータ(1)に関する。本発明による提案によれば、前記ガイドタワー(3)は、該ガイドタワー(3)の長手方向の延在方向に方向付けられた通路(17)を有し、該通路(17)内に、前記ガラス構造部(4)に接続された少なくとも1つの流体管路の管路部分が設けられており、前記流体管路はチューブ接続部に開口するかまたはチューブ接続部で終端しており、該チューブ接続部は、ロータリエバポレータの底部側の、前記ガイドタワー(3)の自由端とは反対の側に位置する領域に配置されており、前記ガラス構造部(4)は、側方で前記ガイドタワー(3)に沿って走行可能であるキャリッジ(21)に保持されている。本発明の別の提案によれば、キャリッジ(21)は、上昇位置から戻し力に抗して下降位置へと走行可能であり、キャリッジの走行のために、ガイドタワー(3)に対して定置のキャリッジ(35)が設けられており、該キャリッジ(35)は、巻き取り可能な少なくとも1つのロープ(37)を有し、該ロープ(37)は、キャリッジに保持されているかまたはガイドされている。

Description

本発明は、ガイドタワーが突出する機器スタンドと、蒸発容器を備えるガラス構造部であって、該ガラス構造部は、特にその蒸発容器の昇降のために、側方でガイドタワーに沿って走行可能であるキャリッジに保持されているガラス構造部と、ガラス構造部と結合された少なくとも1つの流体管路とを備えたロータリエバポレータに関する。
ロータリエバポレータは、既に種々の形態で知られている。このようなロータリエバポレータは、液体混合物と溶液とを、成分の互いに異なる沸点を利用して慎重に分離するために規定されている。したがって、ロータリエバポレータは、乾燥、溶媒回収および類似のプロセスのためにも使用され得る。蒸発エレメントとして、通常は加熱浴が使用される。加熱浴内には加熱された所定容積の水または油が位置している。加熱浴の加熱された水量および油量内で、蒸発フラスコが回転する。蒸発フラスコは、そのフラスコ内部に蒸発させたい溶液を含んでいる。この溶液は、回転している蒸発フラスコの加熱されたフラスコ内壁に薄い液膜として分配される。この液膜はフラスコ内壁において容易に蒸発することができる。蒸発フラスコの回転により、過熱を阻止し、加熱浴に関連して蒸発されるべき媒体内で均一な温度分布が達成される。付加的に生じる加熱浴の混合は、効果的な加熱温度の調節を大幅に容易にする。ユーザに対する危険に結びつき、かつ媒体内における不所望な化学反応を引き起こし得る高温を阻止するために、蒸発プロセスは、プロセス空間の排気により支援される。蒸発出力は、加熱浴温度、フラスコサイズおよび蒸発フラスコの回転速度ならびに調整された真空圧により変更される。媒体の温度の一般的な慣性およびプロセスに基づいて、蒸発は一定の温度で第一には圧力を介して制御される。プロセス空間を排気することができるように、かつ必要とされる冷却器に要求される冷却剤流入部および冷却剤流出部を接続することができるように、ロータリエバポレータの、蒸発フラスコを含むガラス構造部には、少なくとも1つのチューブ接続部、標準的には複数のチューブ接続部が設けられている。これらのチューブ接続部は、それぞれ1つの可撓性のチューブ管路を介して真空ポンプまたは冷却剤流入部または冷却剤流出部に接続されている。
過去数十年の間に、公知のロータリエバポレータの操作性、安全性および自動化は大幅に改善された。しかし、しばしば幾つかの欠点を突き止めることができる。
公知のロータリエバポレータは、機器スタンドを有している。機器スタンドにおいて、ガイドタワーが突出している。ガイドタワーは、横断面で四角形の内側のタワー部分を有している。この内側のタワー部分を、当該内側のタワー部分に対して相対的に昇降可能な外側のタワー部分が取り囲んでいる。ガイドタワーの外側のタワー部分には、蒸発フラスコを含むガラス構造部が保持されている。ガラス構造部は、外側のタワー部分の昇降により鉛直方向に位置決め可能である。ガラス構造部は、大抵の場合、可撓性の複数のチューブ管路を介して真空ポンプならびに冷却剤流入部および冷却剤流出部に接続されている。
したがって、米国特許第5152375号明細書からも、機器スタンドを備えたロータリエバポレータが既に公知であり、機器スタンド上にガイドタワーが突出している。既に公知のロータリエバポレータは、蒸発容器を備えたガラス構造部を有している。このガラス構造部は、特にその蒸発容器を昇降させるためにキャリッジに保持されている。キャリッジは、側方でガイドタワーに沿って走行可能である。この公知のロータリエバポレータでも、ガラス構造部は複数の可撓性の流体管路を介して真空ポンプならびに冷却剤流入部および冷却剤流出部に接続されている。
公知のロータリエバポレータでは、チューブ管路がガラス構造部のあらゆる高さで十分な長さを有しているように、チューブ管路の長さは、大きめに寸法設定されている。しかし、ロータリエバポレータおよび該ロータリエバポレータのガイドタワーに保持されたガラス構造部を取り囲んでガイドされるチューブ管路は、ロータリエバポレータの取扱い時に邪魔となり、ロータリエバポレータのユーザがこのチューブ管路に意図せずひっかかるというリスクを含んでいる。内側のタワー部分と外側のタワー部分との相対位置も、しばしば推測され得るのみであるので、ロータリエバポレータのプロセスおよび該プロセスに関するパラメータは場合によっては簡単に再現可能ではない。
ドイツ連邦共和国実用新案第9316757号明細書から支持体として働くベースプレートを備えたポンプスタンドが公知である。ベースプレートには、ポンプ、制御ユニットならびに場合によっては別の付加的な装置が取り付けられている。ベースプレートには、保持アームも設けられている。保持アームには、真空コントローラおよび/または分離器が保持されている。ベースプレートおよび保持アームは、中空部および貫通部を有している。これによりベースプレートおよび保持アームを通じて電気的な線路だけではなく、ニューマチック式の接続部、たとえばチューブを貫通案内することができる。したがって、このようなチューブは、ベースプレートに取り付けられたポンプから、ベースプレートおよび保持アームを貫通して、保持アームの上方の自由端にまでガイドされてよく、これによりチューブはこの自由端で露出して真空コントローラに接続され得る。
ドイツ連邦共和国実用新案第9316757号明細書から公知のポンプスタンドが、既にほぼ20年も公知技術の1つと見なされているにもかかわらず、この公知先行技術はロータリエバポレータの構造になんの影響も与えていない。このようなロータリエバポレータでは、要求される流体管路は、チューブ管路に接続されたガラス構造部の昇降運動を損うことがないように、今日もいまだに自由に配設されている。
したがって本発明の課題は、簡単かつ危険なしに操作可能なロータリエバポレータを提供することにある。
この課題を解決する本発明による構成は、冒頭で述べたロータリエバポレータにおいて、ガイドタワーが、タワーの長手方向の延在方向に方向付けられた通路を有し、該通路内に、ガラス構造部に接続された少なくとも1つの流体管路の管路部分が設けられており、該流体管路はチューブ接続部に開口するかまたはチューブ接続部で終端しており、該チューブ接続部は、ロータリエバポレータの底部側の、ガイドタワーの自由端とは反対の側の領域に配置されており、ガイドタワーは、このために少なくとも2つの異形材部分から形成されており、これらの異形材部分はガイドタワーの長手方向の延在方向に方向付けられた分離箇所で互いに結合されており、ガイドタワーは、中空異形材として形成された少なくとも1つの異形材部分を有しており、少なくとも1つの異形材部分の少なくとも1つの中空異形材の内室がガイドタワーの通路を形成している。
本発明に係るロータリエバポレータでは、互いに被さり合いかつ互いに対して相対的に昇降可能なタワー部分を省略することができる。代わりに、本発明によるロータリエバポレータでは、ガラス構造部がキャリッジに保持されている。キャリッジは、側方でガイドタワーに沿って走行可能である。したがって、ガイドタワーは、常に一定のタワー高さを有しているので、ガイドタワーのタワー内室は、該タワー内室内でガラス構造部に接続されたチューブ管路の少なくとも1つの管路部分をガイドするために、使用可能である。ガイドタワーは、このためにはタワーの長手方向の延在方向に方向付けられた通路を有している。通路内には、ガラス構造部に接続された少なくとも1つの流体管路の管路部分が設けられている。ガラス構造部に接続された少なくとも1つの流体管路は、チューブ接続部で開口しているか、またはチューブ接続部内で終端している。チューブ接続部は、ロータリエバポレータの底部側の、ガイドタワーの自由端とは反対に位置する領域に配置されている。この領域では、流体管路は、通常の形式で、たとえば真空ポンプに接続されて得る。少なくとも1つの流体管路の比較的長い管路部分が保護されてガイドタワーの内室内にガイドされていることによって、かつこれによりガラス構造部の領域に残る管路部分が比較的短く維持され得るので、この短い管路部分は、あまり邪魔にならず、この管路部分に誤ってひっかかる危険を明らかに減じることができる。さらにこれによって、本発明によるロータリエバポレータは簡単かつ危険なく操作可能である。
本発明によるロータリエバポレータの製造および組立てを大幅に簡略化するために、ガイドタワーが少なくとも2つの異形材部分から形成されていて、該2つの異形材部分は、ガイドタワーの長手方向の延在方向に方向付けられた分離箇所で有利には着脱可能に互いに結合されていることが提案される。ガイドタワーは、中空異形材として形成されかつ少なくとも1つの中空異形材の少なくとも1つの中空異形材の内室がガイドタワーの通路を形成している少なくとも1つの異形材部分を有している。
そのチューブ端部でガラス構造部に接続している可撓性のチューブ管路を、ガイドタワー内に設けられた通路を通じてガイドすることが可能であり、これにより、このチューブ管路の別のチューブ端部を、底部側のチューブ接続部に接続させることができる。しかし、本発明の有利な態様によれば、ガイドタワー内に設けられた少なくとも1つの管路部分が、底部側の第1のチューブ接続部とは反対の側の管路部分端部で、第2のチューブ接続部に接続されていて、この第2のチューブ接続部は、ガイドタワーの自由端領域に配置されている。この有利な態様では、ガラス構造部と、第2のチューブ接続部との間に、有利には可撓性のチューブ片が設けられている。このチューブ片から、流体管路が、ガイドタワーの通路内に配置された管路部分を介して底部側のチューブ接続部にガイドされる。
吸い取られるべき空気または冷却器において必要となる冷却剤を、ガイドタワーの、たとえば中空異形材内室として形成された通路を介して直接にガイドすることが可能である。しかし、種々異なる複数の管路を単に1つの通路を介して保護してガイドするために、少なくとも1つの流体管路の、ガイドタワーの通路内に設けられた少なくとも1つの管路部分が、通路内をガイドされるチューブ管路として形成されており、かつこの管路部分が、チューブガイド両端部で第1の、かつ場合によっては第2のチューブ接続部に接続されていると有利である。
本発明による有利な態様では、ガイドタワーの少なくとも2つの異形材部分は、1つの中空室を取り囲んでおり、該中空室はガイドスリットにおいて開いて形成されており、中空室に、キャリッジガイドが設けられており、該キャリッジガイドにおいてキャリッジが走行可能にガイドされており、キャリッジは、ガイドスリットを貫通する少なくとも1つの結合アームを支持している。結合アームは、ガラス構造部に結合されている。この改良された態様では、キャリッジガイドが保護されて、少なくとも2つの異形材部分により取り囲まれた中空室内に収容されている。中空室内に位置するキャリッジガイドには、キャリッジがガイドされている。このキャリッジは、ガラス構造部に結合された少なくとも1つの結合アームを支持している。このためには、少なくとも1つの結合アームが、側方でガイドタワーに設けられたガイドスリットを貫通する。
構造的に特に単純かつ比較的容易に形成可能な本発明の態様では、ガイドスリットが少なくとも2つの異形材部分の間の分離箇所に配置されていて、これらの異形材部分の隣り合った狭縁部(Schmalraeder)により取り囲まれている。
機器構造部の再現性を容易にし、ひいては本発明に係るロータリエバポレータの取扱いを単純にするために、キャリッジがスケーリング部により位置決め可能であると有利である。スケーリング部は、ガイドタワーの外周面に設けられた目盛りを有し、この目盛りはキャリッジに位置する表示器と協働する。
本発明の有利な態様では、キャリッジが上昇位置から戻し力に抗して降下位置へと走行可能であり、キャリッジの走行のために、ガイドタワーに対して固定的なウィンチ(巻上げ装置)が設けられている。このウィンチは巻き上げ可能な少なくとも1つのロープを有している。ロープはキャリッジに保持されるか、またはガイドされている。
本発明の提案によれば、ガイドタワーにおけるキャリッジの走行のために、キャリッジに対して固定的なウィンチが設けられている。このウィンチは、巻き上げ可能な少なくとも1つのロープを有し、該ロープはキャリッジにおいて保持されるか、またはガイドされている。リフト駆動装置として使用されるウィンチは、比較的に静かであり、このことは実験室での運転のために特に利点を有している。このウィンチでは力伝達がロープにより行われるので、場合によっては振動の強いモータをロータリエバポレータの他の構造体から十分に離すことが可能である。ウィンチは、適当な箇所に位置決めすることができる。この場合、ロープは少なくとも1つの変向装置を介してキャリッジにガイドされ得る。ロープは、該ロープの巻き上げまたは繰り出しにより、かつウィンチを超えて突出するロープ部分の短縮または延長により、キャリッジが戻し力により上昇されるか、または戻し力に抗して降下され得るように、キャリッジにおいて保持またはガイドされている。停電時に、ウィンチは、該ウィンチに巻き上げられたロープを解放し、戻し力はキャリッジを上昇位置へと運動させることができる。したがってキャリッジは停電時に自動的に上昇位置へと運動させられ、この上昇位置では蒸発容器は加熱浴の上方に間隔を置いて位置しているので、蒸発容器内で進行するプロセスは万が一に備えて中断され、かつ蒸発されるべき液体の制御不能な過熱は確実に中断される。
キャリッジがガイドタワーに沿って走行可能である速度をウィンチのために使用される駆動モータの回転数に適合することができるように、かつ/または比較的重いガラス構造部を小さな駆動モータでガイドタワーに沿って良好に走行させることができるようにするために、ウィンチの少なくとも1つのロープが滑車を介してガイドされていると有利である。
駆動モータの振動をロータリエバポレータの構造体に伝達しないようにするために、本発明の有利な態様では、ウィンチが、弾性的にまたは減衰式に支承されている駆動モータを有している。
したがって駆動モータが、戻し力によって生じるキャリッジの戻し運動を停電時に阻止しないように、ウィンチが、給電されない状態でモーメントを有しない電気的な駆動モータとして形成されている駆動モータを有していると有利である。
キャリッジの走行運動および規定された上昇位置におけるキャリッジの位置決めは、ウィンチがステッピングモータとして形成された駆動モータを有している場合に容易にされる。
本発明のコンパクトかつ有利な態様では、少なくとも1つのガス圧ばね(Gasdruckfeder)が戻し力として設けられている。
ガス圧ばねにより作用する戻し力は、少なくとも1つのガス圧ばねがキャリッジを上昇位置でスライドストッパに対して押し付ける場合に、キャリッジを電力遮断時にも規定された上昇位置へと走行させかつ上昇させることができる。
本発明の別の特徴は、特許請求の範囲に関連した本発明の実施の形態の説明および図面から明らかになる。個別の特徴は、単独でも複数でも本発明の態様を実現することができる。
ロータリエバポレータ全体を示す斜視図であり、ロータリエバポレータは、機器スタンドを有し、該機器スタンドにおいてガイドタワーが突出しており、該ガイドタワーに沿って側方で、保持部として働くキャリッジが走行可能であり、該キャリッジは、温度調節容器内に進入可能な蒸発容器を備えるガラス構造部を支持し、蒸発容器に回転駆動装置が対応配置されており、該回転駆動装置は、蒸発容器を温度調節浴内でその長手方向軸線を中心として回転させることができる。 図1に示したロータリエバポレータのガイドタワーを横断面で示す斜視図である。 概略的な個別の部分図で示された、ガイドタワー内に配置されたリフト駆動装置であり、リフト駆動装置は、保持部として働くキャリッジのガイドタワーに沿った走行のために規定されている。 長手方向の断面で示したキャリッジであり、キャリッジは、ガイドタワーに沿って走行可能であり、ガラス構造部を支持し、キャリッジには水平方向に延びる旋回軸を中心として旋回可能な回転駆動装置が設けられており、該回転駆動装置で、ガラス構造部の蒸発容器はロータリエバポレータの温度調節浴内で回転可能である。 図2から図4に示したガイドタワーをキャリッジの領域で詳細に示す斜視図であり、上昇高さを表示するためのガイドタワーに設けられたスケーリング部と、回転駆動装置のために選択された旋回角度を表示するためのキャリッジに設けられたスケーリング部とが認識される。 図4に示した回転駆動装置を長手方向の断面で示す図であり、回転駆動装置は、回転駆動可能なハブを有し、該ハブをガラス中空シャフトとして形成された蒸気貫流部が貫通し、ガラス中空シャフトの軸端部は蒸発容器を支持し、他方の軸端部は、冷却器につながる接続管片に開口し、回転駆動装置の回転駆動可能なハブの回転運動は、スリーブ状のクランプ挿入体を介してガラス中空シャフトに伝達され、クランプ挿入体は、ガラス中空シャフトに押し被せられている。 図4および図6に示した回転駆動装置を詳細な長手方向の断面で、ガラス中空シャフトに押し被せられたクランプ挿入体の領域で示す図である。 図6および図7に示したクランプ挿入体を示す斜視図である。 回転駆動装置のハブを貫通するガラス中空シャフトをスライドリングシールとして機能するシールリングの領域で示す図であり、シールリングは外側の、冷却器側の接続管片と回転駆動装置の駆動装置ケーシングとの間の締込み縁部の領域により緊締されており、内側のリング領域で回転するガラス中空シャフトに密に当て付けられている。 図9に示したシールリングの斜視図である。 図1に示したロータリエバポレータの詳細を遠隔操作部として形成された操作エレメントの領域で示す図である。
図1には、ロータリエバポレータ1が斜視図で示されている。ロータリエバポレータ1は、当該ロータリエバポレータの構造を支持する機器スタンド2を有している。機器スタンド2上にガイドタワー3が突出している。このガイドタワー3は、鉛直方向に向けられた長手方向軸線を有している。ロータリエバポレータ1は、ガラス構造部4を有している。このガラス構造部4は、ここでは蒸発フラスコとして形成された蒸発容器5と、冷却器6と、該冷却器6に着脱可能に結合された捕集容器7とを有している。この場合、蒸発容器5は、蒸気貫流部として働く、図6,図7および図9に詳細に図示されたガラス中空シャフト8に保持されている。ガラス中空シャフト8の、蒸発容器5とは反対の側のシャフト端部は、冷却器6の接続管片9内に開口している。
ロータリエバポレータ1は、ここでは加熱浴として形成された温度調節容器10を有している。この温度調節容器10内に、蒸発容器5が部分的に進入する。蒸発容器5の部分領域を温度調節容器10内で位置決めすることができるように、かつ蒸発プロセスを、温度調節容器10からの蒸発容器5の取出しによって必要に応じて中断することができるように、ガラス構造部4と、蒸発容器5とは共にガイドタワー3に沿って走行可能に保持されている。
本形態で加熱浴として形成された温度調節容器10内には、たとえば加熱された所定容積の水または油が位置している。温度調節容器10の加熱された水量または油量内では、フラスコ状の内室に蒸発させるべき溶液を含んだ蒸発容器5が回転する。この溶液は、回転している蒸発容器5の加熱された容器内壁に薄い液膜として分配される。この液膜は容器内壁において容易に蒸発することができる。蒸発容器5の回転により過熱(Siebverzug)も阻止され、温度調節容器10内に位置する加熱浴に関連して、蒸発させるべき媒体内での均一な温度分配が達成される。付加的に生じる加熱浴の混合は、効果的な加熱温度の調節を大幅に容易にする。ユーザに対する危険につながり、媒体内で不都合な化学反応を引き起こし得る高い温度を防ぐために、蒸発プロセスは、プロセス室の排気により支援される。蒸発出力は、加熱浴温度、蒸発容器5のサイズおよび該蒸発容器5の回転速度ならびに調節された真空圧により変化させられる。媒体およびプロセスの温度の一般的な慣性に基づいて、蒸発は、一定の温度においてまず圧力を介して制御される。プロセス室を排気し、かつ冷却剤流入または流出を実行するためには、ロータリエバポレータ1の、蒸発容器5も含むガラス構造部4に、少なくとも1つのチューブ接続部および標準的には複数のチューブ接続部11,12,13が設けられている。これらのチューブ接続部11,12,13は、それぞれ可撓性のチューブ管路14,15,16を介して、真空ポンプもしくは冷却剤流入部および流出部に接続されている。
図2に示した横断面の斜視図から、ガイドタワー3が、長手方向の延在方向に方向付けられた通路17を有していることが明らかである。この通路17内に、ガラス構造部4に接続された少なくとも1つの流体管路の管路部分が設けられている。少なくとも1つの流体管路は、当該流体管路に対応配置されたチューブ接続部(図示せず)内で終端している。チューブ接続部は、ロータリエバポレータの底部側の、ガイドタワー3の自由端とは反対の側の領域に配置されている。したがって、少なくとも1つの流体管路の比較的長い管路部分は、ガイドタワー3の通路17内にガイドされているので、この流体管路の、ガイドタワー3の外側に自由に配置された、本実施の形態ではチューブ管路14,15,16として形成された管路部分は比較的短く維持され得る。この自由に配置されたチューブ管路14,15,16への不意の引っかかりの危険はしたがって最小限にされている。少なくとも1つの流体管路はガイドタワー3内で下方に向かってガイドされているので、これらの流体管路の接続部は、構造体の不動の部分において、ロータリエバポレータ1の底部側の、ガイドタワー3の自由端とは反対の側の領域に配置されている。ここで図示されたロータリエバポレータでは、流体管路の接続部は、機器スタンド2の底部プレートに配置されている。
ガイドタワー3の通路17内で、たとえば真空ポンプに向かってガイドされる流体管路ならびに冷却剤流入部および流出部として設けられた流体管路、つまりひいては複数の流体管路をガイドすることができるように、通路内でガイドされた管路部分はチューブ管路18,19,20として形成されている。この場合、通路17内にガイドされ、かつ管路部分として働くチューブ管路18,19,20は、底部側の第1のチューブ接続部とは反対の側の管路部分端部で、第2のチューブ接続部(図示せず)に接続されている。このチューブ接続部は、ガイドタワー3の自由な端部領域に配置されている。
ガラス構造部4を鉛直方向に走行させることができるように、かつその蒸発容器5を温度調節容器10内に降下させ、再びこの温度調節容器10から持ち上げることができるように、ガラス構造部4は、キャリッジとして形成された、またはキャリッジ21を備えた保持部に保持されている。キャリッジ21は、側方でガイドタワー3に沿って走行可能である。ガイドタワー3は不動のままであるので、蒸発容器5の昇降時に運動する部分を最小限にすることができる。
ガイドタワー3は、少なくとも2つの異形材部分22,23から形成されている。これらの異形材部分22,23は、ガイドタワー3の長手方向の延在方向に方向付けられた分離箇所で有利には着脱可能に互いに結合されている。この場合、ガイドタワー3は、中空異形材として形成され、その少なくとも1つの中空異形材内室がガイドタワー3の通路17を形成する異形材部分22を有している。ガイドタワー3の異形材部分22,23は、中空室24を取り囲んでおり、該中空室24は、鉛直方向に方向付けられたガイドスリット25において開放して形成されている。ガイドスリット25は、異形材部分22,23の間の分離箇所に配置されていて、これらの異形材部分22,23の互いに隣り合った狭縁部26,27により画定されている。中空室24内には、キャリッジ21に対応配置されたキャリッジガイド28が設けられている。このキャリッジガイド28は、ガイド方向に対して横方向に互いに対して間隔を空けた、横断面で円形の2つのガイドロッド29,30を有している。これらのガイドロッド29,30は、キャリッジ21に設けられたガイド穴31,32により取り囲まれるように把持されている。
キャリッジ21は、少なくとも1つの結合アーム33を支持している。結合アーム33は、ガイドスリット25を貫通し、ガラス構造部4に結合されている。キャリッジ21は、上昇位置から、少なくとも1つのガス圧ばね34の戻し力に抗して、下降位置へと走行可能である。キャリッジ21の走行のために、リフト駆動装置として働くウィンチ35が設けられている。ウィンチ35は、ガイドタワー3に対して固定的にロータリエバポレータの構造体に保持されている。ウィンチ35は、巻き胴36に巻上げ可能なロープ37を有している。このロープ37は、キャリッジ21にガイドされており、ロープ37の巻上げおよび繰出しにより、かつウィンチ35を超えて突出しているロープ区分の短縮および延長により、キャリッジ21は戻し力により持ち上げられるか、または戻し力に抗して降下され得る。停電時に、ウィンチ35は、該ウィンチ35に巻き上げられたロープ37を解放し、この場合、戻し力がキャリッジ21を上昇位置へと運動させることができる。したがって、キャリッジ21が停電時に自動的に上昇位置に運動させられ、この上方位置では蒸発容器5は、温度調節容器10の上方に間隔を置いて位置しているので、蒸発容器5内で進行するプロセスは万が一の場合に備えて中断され、蒸発されるべき液体の制御不能な過熱は確実に中断される。
図3からは、ウィンチ35のロープ37が滑車38によりガイドされていることが判る。滑車38は、互いに間隔を置いた変向ローラ39,40を有している。この場合滑車38は、変速比を有している。ウィンチ35は、電気的な駆動装置41としてステッピングモータを有している。このステッピングモータは比較的高いトルクを有しているので、付加的な伝動装置は不要である。電気的な駆動装置41の駆動軸は、モータのスイッチが切られた場合にほぼモーメントを有しないので、戻し力として働く少なくとも1つのガス圧ばね34がキャリッジ21を上側の上昇位置に運動させることによって、電力中断時にも、確実な非常停止が保証され得る。この場合、少なくとも1つのガス圧ばね34は、キャリッジ21を上側の上昇位置において上側のエンドストッパに対して押し当てる。調節可能な下側のストッパにより、温度調節容器10の加熱浴内への蒸発容器5の進入深さを、選択された蒸発容器5のサイズおよび充填量に関連して調節することができる。電気的な駆動装置41のステップ制御により、キャリッジ21は各所望の上昇位置に走行することができる。この場合、電気的な駆動装置41のステップ制御には、上側のエンドストッパが基準として使用される。
プロセスの開始時および終了時に蒸発容器5の昇降のために使用され、かつ蒸発容器5の加熱浴内への進入深さの微調整に使用される、ウィンチ35と、電気的な駆動装置41と、滑車38とにより形成されたリフト機構は、大型の蒸発容器5の使用時にも温度調節容器10からの蒸発容器5の完全な上昇を確実にする比較的に長い行程経路により優れている。ウィンチ35に対応配置された電気的な駆動装置41の回転数は可変であり、かつ少なくとも2つの回転数段階を有している。高い回転数が、蒸発容器5の迅速な昇降のためのキャリッジ21の高い走行速度を確実にする一方で、これよりも低い回転数では、キャリッジ21の低い速度が達成され、この低い速度は、蒸発容器5の進入深さの微調整のために規定されている。
図4からは、キャリッジ21が、ガラス構造部4をキャリッジ21に取り付けるために働く保持部の構成部材であることが判る。図1および図6で詳しく示されたガラス構造部4および特にその蒸発容器5は、保持部において、水平方向の旋回軸42を中心として旋回可能に保持されている。このためには、保持部は、キャリッジ21として形成された保持部材を有している。この保持部材に、蒸発容器5に結合可能な支持部材43が、水平方向の旋回軸42を中心として旋回可能に保持されている。
選択された旋回位置の調節および固定のために、スピンドル伝動装置44が設けられている。このスピンドル伝動装置44は、セルフロック式のスピンドルねじ山46を備えた調節スピンドル45を有している。この調節スピンドル45における回転により、キャリッジ21として形成された保持部材と、保持部の支持部材43との間の旋回角度を変更することができ、支持部材43に取り付けられた蒸発容器5の旋回位置が変更される。調節スピンドル45がセルフロック式のスピンドルねじ山46を有しているので、付加的な、場合によっては誤って解除可能な固定部は不要である。スピンドル伝動装置44は、ロータリエバポレータ1を種々異なる蒸発容器の種々異なる寸法に適合させることを可能にする。保持部の支持部材43は、ガラス構造部4全体を支持する。このガラス構造部4の旋回点は、かなり偏心して位置している。スピンドルねじ山46のセルフロックがない場合には、ガラス構造部4が択一的なロックの解除時に制動されずに下側のストッパに落ちて破損する虞が生じる。この場合、ガラス構造部が真空である場合には付加的に衝撃の危険が生じ得る。
図4から判るように、調節スピンドル45は、キャリッジ21として形成された保持部材と、支持部材43とに、有利には水平方向に延びる旋回軸47,48を中心として旋回可能に保持されている。キャリッジ21として形成された保持部材において旋回可能に、しかし軸方向では後退不能に支持された調節スピンドル45は、スピンドルナット49と協働する。スピンドルナット49は支持部材43において旋回軸48を中心として旋回可能に保持されている。調節スピンドル45は、一方のスピンドル端部に、調節ホイール50を有している。この調節ホイール50は、取っ手として役立つ。調節ねじ山46のねじ山種類およびピッチの選択を介して、調節速度および調節力が最適化され得る。調節ねじ山46がセルフロック式に形成されているので、解除時にガラス構造部が誤ってストッパに落ちて破損するという危険をもたらす別のロックは必要とならない。蒸発容器5の傾斜角を無段階に変更することができるスピンドル伝動装置44は、調節ホイール50において、片手だけで操作可能である。温度調節容器10内への蒸発容器5の可変の進入深さと、下記で詳しく説明する温度調節容器10の可動性とに関連して、図4に示された旋回機構は、広範囲にわたって異なる大きさの蒸発容器5が可変の充填量で使用され得ることを可能にする。
図1から図5から明らかなように、ガイドタワー3に沿って鉛直方向に走行可能なキャリッジ21は、スケーリング部51を用いて位置決め可能である。スケーリング部51は、ガイドタワー3の外周面に設けられた目盛り52を有している。この目盛り52は、キャリッジ21に位置している表示器と協働する。目盛り52が、ガイドタワー3の、ガイドスリットに向かって隣接した外側の壁縁部領域に配置されているのに対して、キャリッジ21の隣接したエッジ53が、各上昇高度の表示器として働く。
支持部材43を位置決めするためには、別のスケーリング部54が設けられている。このスケーリング部54は、保持部材として働くキャリッジ21と、支持部材43との間に設けられている。このスケーリング部54も、目盛り55を有している。この目盛り55はキャリッジ21に設けられている。この目盛り55には、支持部材43に配置された表示器が対応配置されている。表示器は、支持部材43の隣接するエッジ56に形成されている。スケーリング部54によって、ガイドタワー3において保持部により保持されたガラス構造部4の各旋回角度を測定することができる。スケーリング部51,54は、実験内容の再現性を大幅に容易にし、ロータリエバポレータ1(図示せず)の単純な取扱いを促進する。
図6には、ロータリエバポレータ1が詳細な長手方向の断面で、保持部の支持部材43に設けられた回転駆動装置57の領域で示されている。回転駆動装置57は、ハブ58を有し、該ハブ58は電気的な駆動モータにより回転駆動可能である。回転駆動装置57の、詳しくは図示しない駆動モータは、歯付きベルト変速機を備えたブラシレスの直流モータとして形成されている。ハブ58の回転運動を、蒸発容器5を支持するガラス中空シャフト8に伝達することができるように、ガラス中空シャフト8には、図7および図8に詳細に示すクランプ挿入体59が押し被せられている。ハブ58内でガラス中空シャフト8をクランプ固定するために規定されたクランプ挿入体59は、スリーブ状の基本形状を有している。クランプ挿入体59は、このためには長手方向に方向付けられた支持ロッドもしくは支持ウェブ60を有している。この支持ウェブ60は、クランプ挿入体59の周方向に向けられた結合ウェブ61,62を介して互いに結合されている。結合ウェブ61,62は交互に、隣り合った支持ウェブ60の、クランプ挿入体59の一方の側に配置されたウェブ端部または他方の側に配置されたウェブ端部を結合し、各支持ウェブ60が、隣り合った支持ウェブに、クランプ挿入体59の一方の側に配置された、周方向に延びる結合ウェブ61に結合されている一方で、別の隣り合った支持ウェブには、クランプ挿入体の他方の側に配置された、周方向で反対の方向に延びる結合ウェブ62に結合されている。この場合、クランプ挿入体59の、互いに反対の側に位置する端部に設けられた結合ウェブ61,62は、クランプ挿入体59の、互いに間隔を空けたクランプ区分K1およびK2を形成する。クランプ区分K1,K2を形成する結合ウェブ61,62は、クランプ挿入体59の自由端に向かって先細りしており、クランプ区分K1,K2は、クランプ挿入体59の長手方向軸線に対して相対的に傾斜されたそれぞれ少なくとも1つのクランプ斜面63,64を支持している。これらのクランプ斜面63,64は、ロータリエバポレータ1に設けられた当該クランプ斜面63,64に対応配置された対応斜面65もしくは66と協働して、クランプ区分K1およびK2が、クランプ挿入体59への軸方向の押圧力によってガラス中空シャフト8に対して押圧される。クランプ挿入体59は、支持ウェブ60および該支持ウェブ60の互いに反対の側に位置する端部領域に交互に設けられた結合ウェブ61,62により、ループ状またはメアンダ状の外側輪郭を有しており、かつクランプ挿入体59のこの外側輪郭の周囲は、必要に応じて簡単に広がることができるので、クランプ挿入体59はガラス中空シャフト8に沿って軽快に位置決めされ得る。
図6からかつ図6において符号VIIにより示された領域を示す図7の詳細図から明らかであるように、クランプ挿入体59は、ハブ58の、蒸発容器5に面した側から、対応斜面65としてハブ58の内周面に形成されたリング凹部内に嵌め込み可能であり、クランプ挿入体59に軸方向の圧力をかけるために、ハブ58には緊締ねじリング67が着脱可能にねじ被せ可能である。この緊締ねじリング67は、クランプ挿入体59の、ハブ58を超えて突出するクランプ区分K2を、緊締ねじリング67の内周面に設けられた対向斜面66で押圧する。
クランプ挿入体59は、支持ウェブ60と、クランプ挿入体59の互いに反対の側に交互に設けられた結合ウェブ61,62とにより、ループ状またはメアンダ状の外側輪郭を有しており、かつクランプ挿入体59の外側輪郭の周面は必要に応じて簡単に広がることができるので、クランプ挿入体59は、軽快にガラス中空シャフト8に沿って位置決めされ得る。クランプ挿入体59の可撓性は、軸方向に延びる細い支持ウェブ60と、該支持ウェブを結合させる結合ウェブ61,62とにより達成される。これに対して力伝達部の領域、つまりクランプ区分K1,K2では、クランプ挿入体59が大面積に形成されており、これにより蒸気貫流部として働くガラス中空シャフト8の面状のクランプを達成することができる。形成された摩擦接続部は、ガラス中空シャフト8を遊びなしに回転駆動装置57のハブ58内で位置固定する。クランプ挿入体59の外周には、(中断された)リングフランジとして形成された環状に延びる突起92が設けられている。突起92は、ハブ58の内周面のリング溝93内に係合し、クランプ挿入体59をハブ58内で軸方向に固定する。したがって、ガラス中空シャフト8の取外し時に、クランプ挿入体59はハブ58内に残留し、単に緊締ねじリング67のみが解除されるが、取り除かれる必要はなく、これによりガラス中空シャフト8を回転駆動装置57のハブ58から取り除くことができる。
図6および図7から判るように、ガラス中空シャフト8は、外周にリング溝として形成された凹部68を支持している。この凹部68には、クランプ挿入体59の内周面に設けられたリング凸部として形成された突出部69が対応配置されている。クランプ挿入体59に設けられた突出部69が、クランプ挿入体59の、ハブ58を超えて突出する部分領域内に、特にハブ58を超えて突出するクランプ区分K2の内周面に配置されているので、たとえば蒸発容器5の交換がガラス中空シャフト8の交換をも要求する場合、ガラス中空シャフト8は、後からハブ58内に位置するクランプ挿入体59内に押し込まれるか、このクランプ挿入体59内から引き出されることができる。
図6から明らかなように、蒸気貫流部として働くガラス中空シャフト8は、回転駆動装置57のハブ58を貫通して差し込まれており、ハブ58とガラス中空シャフト8との間に位置するクランプ挿入体59を介して、ハブ58内にクランプ固定されるので、回転駆動装置57のハブ58の、該ハブ58の長手方向軸線を中心とした回転は、クランプ挿入体59と、ガラス中空シャフト8と、該ガラス中空シャフト8に相対回動不能に結合された蒸発容器5との相応する回転をもたらす。ハブ58、クランプ挿入体59およびガラス中空シャフト8は、互いに対して同心的に配置されている。ガラス中空シャフト8と蒸発容器5との間の相対回動不能の結合は、すり合わせ接合部(Schliffverbindung)により保証されている。すり合わせ接合部は、有利にはテーパすりとして形成されており、テーパすりでは、ガラス中空シャフト8の、雄型のすりが形成された蒸発容器5に向けられた側は、蒸発容器5の容器ネックに形成された雌型のすり内に係合する。ガラス中空シャフト8と蒸発容器5との間のすり接合を確実にするために、付加的なすり合わせ接合用クランプ(Schliffklemme)70が設けられている(図1参照)。
図6から判るように、緊締ねじリング67は、ねじ山71を支持している。ねじ山71は、圧迫ねじリング73の対応ねじ山72と協働する。圧迫ねじリング73を緊締ねじリング67から緩めてはずした場合、圧迫ねじリング73は、蒸発容器5とその容器ネックを押圧して、蒸発容器5と該蒸発容器5を支持するガラス中空シャフト8との間のクランプまたはすり接合は解除される。
蒸気貫流部として形成されたガラス中空シャフト8は、蒸発容器5とは反対の側にある軸端部で冷却器6に向かってガイドされた接続管片9の接続開口74内に進入し、この接続管片9に対して、図6,図9および図10に詳しく図示された滑りリングシールを用いて密封されている。この滑りリングシールは、シールリング76により形成されている。シールリング76は、接続管片9と回転駆動装置57の駆動ケーシング77との間に締め込まれていて、回転するガラス中空シャフト8に密に当て付けられている。シールリング76は環状ディスクとして形成されており、該環状ディスクの外側のリング領域78は締込み縁部として働く。シールリング76が、環状ディスクの、ガラス中空シャフト8の長手方向に方向付けられた部分領域Tで密に当て付けられることにより、環状ディスクは、ガラス中空シャフト8の長手方向の延在方向に屈曲されるリング領域79を有している。この場合、ガラス中空シャフト8の長手方向に方向付けられた環状ディスクの部分領域Tは、ばね弾性的にガラス中空シャフト8に当て付けられるので、常に同一の良好かつ耐性のあるシールがこの領域で確保されている。シールリング76は、一体的に形成されており、小さな手間で材料化合物として形成可能である。この場合、小さな摩擦係数と、減じられた摩耗とにより優れているテフロン化合物であると有利である。
長手方向の断面でJ字形またはU字形に形成され、かつリング開口を画定する内側縁部95がガラス中空シャフト8とは反対の方向に外方に向かって屈曲され得るシールリング76は、その締め込み縁部において少なくとも1つのリング溝80を有している。このリング溝80には、駆動装置ケーシング77の隣接する端面縁部に形成された、当該リング溝80に対して相補的に形成されたリング突起81が対応配置されていてよい。
図9に一方では実線で、他方では破線で示された内側のリング領域79を参照することにより、リング領域79が、ガラス中空シャフト8に向かう方向に予荷重をかけられて当て付けられており、これにより、ガラス中空シャフト8に当て付けられたシールリング76の自動的な後調節が摩耗時に行われることが判る。
クランプ挿入体59は、有利にはプラスチック部分として、特にプラスチック射出成形部分として形成されている。シールリング76の内側のリング領域79の領域では、ガラス中空シャフト8のガラスと、プラスチックから製造されたクランプ挿入体59と、回転駆動装置57の有利には金属製のハブ58とはプレス圧により互いに当て付けられているので、これらの個別の部分8,59,58のこのような材料選択は、軟性および剛性ならびに互いに対して回転する個別の部材の摩擦接続性の最適な組み合せを成す。
回転駆動装置57には、モータ制御部(図示せず)が対応配置されている。モータ制御部は、有利には無段階の回転数調節装置であり、特に回転方向の変更の可能性を有している。特に乾燥工程の間にガラス内壁における固い残留物の付着を阻止するためには、周期的な回転方向の変更が設けられている運転モードが有利であり得る。回転運動のロック時に、ロータリエバポレータ1の安全停止を生ぜしめるために、モータ電流の監視装置が設けられている。回転運動の開始時に、回転駆動装置57の穏やかな始動が設定されており、このためには、回転駆動装置のモータ制御部に相応する始動特性が保存されていて、この始動特性は、たとえばモータ電流の制限により行われ得る。
温度調節容器10は、当該温度調節容器10内に位置する液体浴の温度調節に役立ち、特に蒸発容器5内への制御された熱供給のために役立つ。温度調節容器10は、このためには、電気的な温度調節装置と、特に電気的な加熱装置を有している。温度調節液体として使用される油または水は、蒸発容器5の回転によって、均一な温度分配を確実にするように、かき混ぜられる。浴温度の慣性(安定性)により、蒸発容器5内の沸騰の開始時に加熱温度を安定化することができる(蒸発冷却)。
温度調節容器10を簡単に充填し、かつ空にすることができるように、温度調節容器10はロータリエバポレータの機器スタンド2に着脱可能に被せ嵌められている。機器スタンド2は、温度調節容器10の取り外し時にもロータリエバポレータ1の傾倒を排除することができるように十分に安定している。機器スタンド2または温度調節容器10には、少なくとも1つの位置決め突起が設けられている。この位置決め突起は、温度調節容器10もしくは機器スタンド2に設けられた対応する位置決め凹部と協働する。ロータリエバポレータ1は、有利には、それぞれ1つの位置決め凹部と協働する、たとえばピン状に突出した2つの位置決め突起を有している。これらの位置決め突起のうち一方の突起は温度調節容器10内に設けられた温度調節装置と、機器スタンドの電気的な接続部との電気的な接触のために規定されていて、他方の位置決め突起はロータリエバポレータ1と、温度調節容器10内に組み込まれた温度センサとの間の信号接続部の接触のために規定されている。
回転駆動装置57の回転軸線に対してほぼ軸平行に延在可能な位置決め突起および位置決め凹部の領域には、電気的な連結部が配置されている。この電気的な連結部は、温度調節容器内に設けられている温度調節装置を機器スタンドに設けられた電気的な接続部に電気的に接触するために規定されている。機器スタンド2に対して相対的に蒸発容器5の位置を変更し、かつ種々異なる大きさの蒸発容器5をロータリエバポレータ1内で使用することができるようにするために、機器スタンド2に設けられた少なくとも1つの位置決め突起または位置決め凹部は、機器スタンド2にスライドガイド(図示せず)により走行可能に保持されている。このスライドガイドは、テレスコープ状に互いに内外にガイドされた少なくとも2つのスライド部分を有し、これらのスライド部分のうちの1つのスライド部分は、機器スタンド2に移動不能に保持されており、別の1つのスライド部分は、少なくとも1つの位置決め突起または少なくとも1つの位置決め凹部を支持している。
図1から判るように、温度調節容器10は少なくともその内側の内部横断面および有利にはその外側の横断面でもほぼ三角形の基本形状を有している。温度調節容器10内に位置している温度調節液体が温度調節容器10の運転中および搬送中に溢れることを阻止するために、温度調節容器10は、注ぎ出し口87の領域を除いて、鉛直方向に方向付けられた、つまり十分に垂直な容器内壁88を有している。注ぎ出し口87は、三角形の基本形状の頂点を形成する線75の延長線上に設けられており、この場合、頂点を形成する線75は、蒸発容器5に面した方向に方向付けられている。温度調節容器10の外周面は、人間工学的な把持溝を備えており、この把持溝において温度調節容器は簡単に掴むことができる。容器内壁88のうちの少なくとも1つに設けられた目盛りは、温度調節液体の充填高さを示している。温度調節容器10は回転軸線に沿って移動可能であるので、広い範囲の蒸発容器が使用可能である。温度調節容器は相応して深く形成されているので、比較的大きな蒸発容器5も、温度調節容器10内に進入することができる。温度調節容器10には、透明なカバーフード89を被せ嵌めることができる。カバーフード89は、温度調節容器10の上方の狭縁部に載置可能な少なくとも1つの第1のフード部分90を有している。このフード部分90には、少なくとも1つの第2のフード部分91が旋回可能にまたはフラップ開放可能に保持されている。運転中に大抵は真空下にある蒸発容器5が液体浴内での改善された熱伝達の目的から、コーティングされていないガラスから製造されており、かつ有利にはガラス構造部4の別の構成部材も割れにくいか、または飛散防止材としてコーティングされたガラスから成っているので、カバーフード89は、飛散防止のために役立つ。
温度調節容器10は、充填レベルセンサを有している。この充填レベルセンサは、調量ポンプと制御接続している。調量ポンプは、温度調節液体保存容器に接続されている。充填レベルセンサは、充填レベル監視部の構成部分である。この充填レベル監視部は、充填レベルが温度調節液体の最小量を下回った場合に、緊急停止を生ぜしめる。充填レベルセンサは、付加的にまたは代替的に充填レベル制御部の構成部分であってもよい。充填レベル制御部は、蒸発損失を補償するために規定されている。
図1および図11を参照することで明らかなように、ロータリエバポレータ1の操作は中央の操作ユニット82を介して行われ、中央の操作ユニット82は、全ての技術的な機能、ひいては特に回転駆動装置57、リフト駆動装置および温度調節浴10内に設けられた温度調節装置への直接的な干渉を可能にする。
ロータリエバポレータがたとえば保護されてドラフトチャンバ(Abzug)内に位置している場合に、ロータリエバポレータ1を操作することができるように、操作ユニット82は、ロータリエバポレータ1から取り外し可能かつ有利にはワイヤレスな遠隔操作装置として形成されている。たとえばUSBインターフェースとして形成されていてよいデータ伝達インターフェースは、プロセス制御および/または外部の情報処理装置特にPCにおけるプロセスパラメータの文書化を可能にする。ワイヤレスの遠隔操作部として使用可能な遠隔操作ユニット82は、ディスプレイ83を有している。このディスプレイ82は、有利には、直感的な、運転モードに適合された操作エレメントを備えたタッチスクリーンとして形成されている。操作ユニット82には押しボタンおよび回転ボタンとして形成された操作ボタン84が、たとえば数値入力のために使用され得る別の操作エレメントとして設けられていてよい。
ロータリエバポレータ1には、操作ユニット82のためのコンソールまたは載置部85が設けられている。コンソールまたは載置部85は、操作ユニット82が置かれている場合に、操作エレメントおよびディスプレイ83の最適な操作高さを保証し、かつこのために機器スタンド2を超えて突出している。本発明によるロータリエバポレータ1は、選択的に、コンソール85に位置する遠隔操作ユニット82を用いて直接に操作されるか、または遠隔操作ユニット82を介して距離を置いて操作され得る。非常停止としても使用され得るメインスイッチ86は、ロータリエバポレータ1の前面に良好に到達可能に配置されている。
タッチスクリーンとして形成されたディスプレイ83は、たとえば液体浴の現在の温度、温度調節容器10内に組み込まれた温度調節装置の目標温度、回転駆動装置の回転数の表示または比較可能なプロセスパラメータの表示のために役立つ。ディスプレイ83から判る制御機能を選択しかつ/またはプロセスパラメータを変更することができるように、付加的にまたは代替的に操作ボタン84が使用され得る。回転駆動装置57のためのモータ制御部を含むことができる、有利にはロータリエバポレータ1内に位置する制御ユニットの操作をできるだけ簡単に行うために、制御装置の個別の機能は、ディスプレイ83に表示可能なメニュー構造に配置されている。この場合、個別のメニューを通じた画面のスクロールは操作ボタン84および/または場合によってはタッチスクリーンとして形成されたディスプレイ83により行われる。
ロータリエバポレータ1において、その機器スタンド2を超えて突出する載置部85またはコンソール85は、遠隔操作ユニット82の載積または載置のために設けられている。載置部またはコンソール85は、操作ユニット82に着脱可能に接続可能な少なくとも1つのコンタクトシステムを有している。このコンタクトシステムは、操作ユニット82内に位置するバッテリのための充填システムへの電力供給および有利には操作ユニット82の少なくとも1つの操作エレメント83,84と制御ユニットとの間の、ワイヤレスの制御接続が遮断されている場合のワイヤに基づく制御接続のために設けられている。操作ユニット82が載置部またはコンソール85上に載置されている場合、ワイヤレスの制御接続は、操作ユニット82に設けられた少なくとも1つの操作ユニット83,84と制御装置との間のワイヤに基づく制御接続のために、予め設定され得る。
ロータリエバポレータ1の制御装置は、非常停止機能を有している。非常停止機能の作動は、温度調節容器10内の温度調節装置への電力供給を中断し、ガイドタワー3に沿って走行可能に保持されたガラス構造部4の、停止位置への上昇運動を作動させる。この場合、操作ユニット82がもはや電流を供給されないか、または遠隔操作ユニット82とロータリエバポレータ1との間のワイヤレスの制御接続が中断された場合に、制御装置に保存された非常停止機能は、操作ユニット82に設けられた特別な非常停止スイッチにおいて、またはロータリエバポレータ1に設けられたメインスイッチ86において手動で、または自動的に作動され得る。温度調節容器10内の温度調節装置への電力供給は中断されるので、実験構造体の制御不能なさらなる加熱をおそれる必要はない。蒸発容器5が液体浴内に位置する運転位置から、温度調節容器10の外側に設けられた停止位置へと走行されるので、蒸発容器10内に位置する液体は意図せずに液体浴内に位置する残留熱により加熱されることはない。
操作ユニット82のディスプレイ83上で、たとえば温度調節容器10内に位置する温度調節液体の現在の温度も読み取り可能である。タッチスクリーンとして形成されたディスプレイ83および/または操作ボタン84を介して、温度調節容器10内に位置している温度調節液体の必要な目標温度を設定することができる。同様に、制御装置内で、有利には予め選択可能な時間間隔での回転駆動装置の回転方向変更が設定可能である。制御ユニット82を介して、最終的には、ガラス構造部4の蒸発容器5がガイドタワー3においてどの程度下方に走行されるべきかをも設定することができ、この場合、操作ボタン84における回転によって、温度調節容器10内への蒸発容器5の進入深さの微調整も可能にされていてよい。
温度調節容器10の液体浴内での蒸発容器5の加熱により、蒸発容器5内に位置する溶液は蒸発し、この蒸気は蒸気貫流部として働くガラス中空シャフト8を通って、冷却器7へと通じる接続管片9内に流入する。冷却器6内で、蒸気が凝集し、捕集容器7内に流出する。物質成分の分離は、成分の沸点が互いに異なるので、これにより所定の温度で特定の物質が蒸発することができるのに対して別の物質は当面は蒸発容器内に残ることにより達成される。ガラス構造部4を真空にすることにより、沸騰温度を降下させることができる。これにより高沸点の溶媒も、通常の圧力におけるよりも低い温度で蒸発され得る。真空下にあるガラス構造部4内では、温度敏感な物質も蒸溜することができる。比較的低い沸騰温度で作業することにより、このような温度敏感な物質の分解は阻止され得る。滑りリングシールとして働くシールリング76は、この場合回転するガラス中空シャフト8を大気圧に対してシールし、ガラス構造部4の内室内での真空の維持のために役立つ。シールリング76の内径が、その領域におけるガラス中空シャフト8の直径よりもやや小さいので、シールリング76の予荷重が生じ、この予荷重はシールリングにかけられた差圧によりさらに高められる。摩滅によるシールリング76の消耗時には、滑りリングシールはシールリング76の予荷重に基づいて自ずと後調整される。駆動ケーシング77に設けられたリング突起81は、シールリングを環状に接続管片9に対して押圧し、しかも両方の閉じられた線に沿った面圧の上昇が付加的に最適なシールを提供するように押圧する。
蒸発プロセスの終了は、制御されたスイッチオフにより行われ、このスイッチオフは、電力供給とは無関係に、温度調節容器10から蒸発容器5が持ち上げられ、回転駆動装置57の回転が停止され、ガラス構造部4内で生じた真空が急激に解消され、または冷却器6の冷却が遮断された場合に行われる。この場合、このためには冷却器6には切換弁のためのインターフェースが対応配置されている。ロータリエバポレータ1のスイッチオフひいては蒸発プロセスの終了は、ユーザにより、設定されたプロセス温度の達成により(プロセス終了)、プロセスエラーにより、または電力停止により行われ得る。
1 ロータリエバポレータ
2 機器スタンド
3 ガイドタワー
4 ガラス構造部
5 蒸発容器
6 冷却器
7 捕集容器
8 ガラス中空シャフト
9 接続管片(冷却器)
10 温度調節容器
11 チューブ接続部(ガラス構造部)
12 チューブ接続部(ガラス構造部)
13 チューブ接続部(ガラス構造部)
14 チューブ管路(自由)
15 チューブ管路(自由)
16 チューブ管路(自由)
17 通路
18 チューブ管路(ガイドタワー)
19 チューブ管路(ガイドタワー)
20 チューブ管路(ガイドタワー)
21 キャリッジ
22 異形材部分(中空異形材)
23 異形材部分
24 中空室(異形材部分の間)
25 ガイドスリット
26 狭縁部(異形材部分22)
27 狭縁部(異形材部分23)
28 キャリッジガイド
29 ガイドロッド(キャリッジガイド28)
30 ガイドロッド(キャリッジガイド28)
31 ガイド穴(キャリッジ21)
32 ガイド穴(キャリッジ21)
33 結合アーム
34 ガス圧力ばね
35 ウィンチ
36 巻き胴
37 ロープ
38 滑車
39 変向ローラ(滑車)
40 変向ローラ(滑車)
41 電気的な駆動装置(ウィンチ)
42 旋回軸(保持部)
43 支持部材(保持部)
44 スピンドル伝動装置
45 調節スピンドル
46 スピンドルねじ山
47 旋回軸(保持部材の調節スピンドル)
48 旋回軸(スピンドルナット)
49 スピンドルナット
50 調節ホイール
51 スケーリング部(上昇高度)
52 目盛り(スケーリング部51)
53 エッジ(上昇高さの表示器としてのキャリッジ21)
54 スケーリング部
55 目盛り(スケーリング部54)
56 エッジ(スケーリング部54の表示器としての支持部材43)
57 回転駆動装置
58 ハブ
59 クランプ挿入体
60 支持ウェブ
61 結合ウェブ(左)
62 結合ウェブ(右)
63 クランプ斜面(左)
64 クランプ斜面(右)
65 対向斜面(ハブ)
66 対向斜面(緊締ねじリング)
67 緊締ねじリング
68 凹部
69 突出部
70 すり合わせ接合用クランプ
71 ねじ山(緊締ねじリング67)
72 対応ねじ山(押圧ねじリング)
73 圧迫ねじリング
74 接続開口(接続管片)
75 頂点を形成する線
76 シールリング
77 駆動装置ケーシング
78 外側のリング領域(シールリング)
79 屈曲されたリング領域(シールリング)
80 リング溝(シールリング)
81 リング突起(駆動ケーシングの端面縁部)
82 (遠隔)操作ユニット
83 ディスプレイ
84 操作ボタン
85 載置部またはコンソール(操作ユニット)
86 メインスイッチ
87 注ぎ出し口
88 温度調節容器の容器内壁
89 カバーフード
90 固定のフード部分
91 フラップ開放可能なフード部分
92 突起
93 リング溝
94 雄型のすり合わせ部
95 内側縁部
K1 クランプ区分(左)
K2 クランプ区分(右)
T 部分領域(シールリング)

Claims (13)

  1. ガイドタワー(3)が突出する機器スタンド(2)と、
    蒸発容器(5)を有するガラス構造部(4)であって、該ガラス構造部(4)は、特にその蒸発容器(5)の昇降のために、側方で前記ガイドタワー(3)に沿って走行可能であるキャリッジ(21)に保持されているガラス構造部(4)と、
    該ガラス構造部(4)に接続された少なくとも1つの流体管路と
    を備えるロータリエバポレータ(1)であって、
    前記ガイドタワー(3)は、該ガイドタワー(3)の長手方向の延在方向に方向付けられた通路(17)を有し、該通路(17)内に、前記ガラス構造部(4)に接続された少なくとも1つの流体管路の管路部分が設けられており、前記流体管路はチューブ接続部に開口するかまたはチューブ接続部で終端しており、該チューブ接続部は、ロータリエバポレータ(1)の底部側の、前記ガイドタワー(3)の自由端とは反対の側に位置する領域に配置されており、
    前記ガイドタワー(3)は、少なくとも2つの異形材部分(22,23)から形成されており、該少なくとも2つの異形材部分(22,23)は、前記ガイドタワー(3)の長手方向の延在方向に方向付けられた分離箇所で結合されており、前記ガイドタワー(3)は、中空異形材として形成された少なくとも1つの異形材部分(22)を有し、かつ
    少なくとも1つの異形材部分(22)の少なくとも1つの中空異形材内室は、前記ガイドタワー(3)の前記通路(17)を形成している
    ことを特徴とする、ロータリエバポレータ(1)。
  2. 前記ガイドタワー(3)内に設けられた少なくとも1つの管路部分は、底部側の第1のチューブ接続部とは反対の側に位置する管路部分端部で、第2のチューブ接続部に接続されており、該第2のチューブ接続部は、前記ガイドタワー(3)の自由端領域に配置されている、請求項1記載のロータリエバポレータ。
  3. 少なくとも1つの流体管路の、前記ガイドタワー(3)の前記通路(17)内に設けられた少なくとも1つの管路部分は、前記通路(17)内でガイドされたチューブ管路(18,19,20)として形成されており、前記管路部分は、そのチューブ管路端部で、第1のチューブ接続部および場合によっては第2のチューブ接続部に結合されている、請求項1または2記載のロータリエバポレータ。
  4. 前記ガイドタワー(3)の、少なくとも2つの異形材部分(22,23)は、中空室(24)を取り囲んでおり,該中空室(24)は、ガイドスリット(25)において開放して形成されており、前記中空室(24)内に、キャリッジガイド(28)が設けられており、該キャリッジガイド(28)には、前記キャリッジ(21)が走行可能にガイドされており、前記キャリッジ(21)は、前記ガイドスリット(25)を貫通する少なくとも1つの結合アーム(33)を支持しており、該結合アーム(33)は、前記ガラス構造部(4)に結合されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  5. 前記ガイドスリット(25)は、少なくとも2つの異形材部分(22,23)の間の前記分離箇所に配置されており、前記異形材部分(22,23)の隣り合う狭縁部(26,27)により画定されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  6. 前記キャリッジ(21)は、スケーリング部(51)を用いて位置決め可能であり,該スケーリング部(51)は、前記ガイドタワー(3)の外周面に設けられた目盛り(52)を有し、該目盛り(52)は、前記キャリッジ(21)に位置する表示器と協働する、請求項1から5までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  7. 前記キャリッジ(21)は、上昇位置から戻し力に抗して下降位置へと走行可能であり、前記キャリッジ(21)の走行のために、前記ガイドタワー(3)に対して定置のウィンチ(35)が設けられており、該ウィンチ(35)は、前記キャリッジ(21)に保持されるかまたはガイドされている、巻き上げ可能な少なくとも1つのロープ(37)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  8. 前記ウィンチ(35)の前記少なくとも1つのロープ(37)は、滑車(38)を介してガイドされている、請求項7記載のロータリエバポレータ。
  9. 前記ウィンチ(35)は、弾性的にまたは振動減衰式に支持された駆動モータを有している、請求項7または8記載のロータリエバポレータ。
  10. 前記ウィンチ(35)は、電力が供給されない状態ではモーメントを有しない電気的な駆動モータとして形成された駆動モータを有している、請求項7から9までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  11. 前記ウィンチ(35)は、ステッピングモータとして形成された駆動モータを有している、請求項7から10までのいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  12. 少なくとも1つのガス圧ばね(34)が戻し力として設けられている、請求項7から11までいずれか1項記載のロータリエバポレータ。
  13. 前記少なくとも1つのガス圧ばね(34)は、キャリッジ(21)を前記上昇位置でスライドストッパに対して押し付ける、請求項12記載のロータリエバポレータ。
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