JP2014527588A - 燃料ポンプ駆動構造および内燃機関 - Google Patents

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Abstract

燃料ポンプ駆動構造は、カムシャフト(3,103)と、ポンプカム部材(6,106)とを備える。カムシャフト(3,103)は、一端部がシリンダヘッド(1)によって回転可能に支持されるように構成されている。ポンプカム部材(6,106)は、カムシャフト(3,103)が圧入嵌合される嵌合孔(6a,107b)を有し、高圧燃料ポンプ(5)に動作可能に係合されるよう構成されている。ポンプカム部材(6,106)は、ポンプカム部(8,108)と、第1当接部(6b,107c)とを備える。ポンプカム部(8,108)は、高圧燃料ポンプ(5)を作動するように構成された第1リフト部(8a,108a)と、高圧燃料ポンプ(5)を作動しないように構成されたベース円部(8b,108b)とを有する。第1当接部(6b,107c)は、周方向において第1リフト部(8a,108a)と対向する位置に配置されており、カムシャフト(3,103)の一端部の外周面の径方向外方においてカムシャフト(3,103)の一部と軸方向において当接する。

Description

本発明は、燃料ポンプ駆動構造およびこれを備える内燃機関に関する。
従来の内燃機関における燃料加圧装置としては、軸方向に延びるカムシャフトの一端に配置されたポンプカムで高圧燃料ポンプを駆動するものが提案されている(特許文献1参照)。この従来の装置では、高圧燃料ポンプがシリンダヘッドの端部壁近傍に配置されているため、ポンプを片持ち状に支持することが可能であり、これにより、当該装置のコンパクト化を図っている。しかしながら、近年、燃費向上を達成するために、高圧燃料ポンプには、ますます高い燃料加圧が要求されている。結果として、ポンプカムの耐久性を改善するために、ポンプカムに特別な焼き入れ処理を施したいという要望や、高い耐摩耗性を有する材料でポンプカムを形成したいという要望がある。それ故、ポンプカムとカムシャフトとを別部材で製造し、ポンプカムをカムシャフトに圧入固定する構造が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−184688号公報 特開2005−133618号公報
ポンプカムとカムシャフトとが別体に形成されるので、ポンプカムの耐久性の向上を図るために、特別な焼き入れ処理をポンプカムに施すことができ、また、高い耐摩耗性を有する材料でポンプカムを形成することができる。さらに、当該装置は、ポンプカム、カムシャフトおよびカムジャーナルを互いに極めて近接して配置することができるので、よりコンパクト化を図ることができる。しかしながら、カムシャフトにおけるポンプカムが圧入固定される部分は、ポンプカムのサイズにより制約を受けるため、この制約の中でカムシャフトにおけるポンプカムが圧入固定される部分の径を設計する必要がある。結果として、ポンプカムからの曲げ入力に対してカムシャフトの強度が不十分な場合がある。
それ故、本発明の目的のひとつは、燃料加圧装置をよりコンパクトにしながらカムシャフトおよびポンプカム部材の耐久性を向上する燃料ポンプ駆動構造を提供することである。この目的の少なくとも一部を達成するために、燃料ポンプ駆動構造が、内燃機関の高圧燃料ポンプを駆動するために適応される。当該燃料ポンプ駆動構造は、カムシャフトとポンプカム部材とを備える。前記カムシャフトは、一端において前記内燃機関のシリンダヘッドに直接的または間接的に回転可能に支持されるよう構成されている。前記ポンプカム部材は、前記カムシャフトの前記一端が圧入嵌合される嵌合孔を形成する内周面を有すると共に、前記高圧燃料ポンプを駆動するために前記高圧燃料ポンプに動作可能に係合されるよう構成されている。前記ポンプカム部材は、ポンプカム部と第1当接部とを備える。前記ポンプカム部は、前記高圧燃料ポンプを作動するよう構成された第1リフト部と、前記高圧燃料ポンプを作動しないベース円部とを有する。前記第1当接部は、周方向に関して前記第1リフト部に対向する位置に配置されると共に、前記カムシャフトの前記一端における外周面の径方向外方部分で前記カムシャフトの一部と該カムシャフトの軸方向において当接する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料加圧装置を備えたエンジンを示す構成図である。 図2は、例示された実施例に係るポンプカム部材がカムシャフトの先端に一体的に連結されている燃料ポンプ駆動構造を示す拡大構成図である。 図3は、例示された実施例に係るポンプカム部材が部分的に断面で示された図2に対応する拡大構成図である。 図4は、例示された実施例に係るポンプカム部材の斜視図である。 図5は、例示された実施例に係るポンプカム部材を突当突起側から見た正面図である。 図6は、例示された実施例に係るカムシャフトとポンプカム部材との応力と歪みとの関係を示す応力歪み線図である。 図7は、例示された実施例に係る突当突起が段差面と当接する当接部における応力と歪みを説明する説明図である。 図8は、カムシャフトが回転した際にカムシャフトおよびポンプカム部材に付与される力を概略的に説明する。 図9は、第2実施例に係る燃料加圧装置を備えたエンジンの構成の特徴を示す図である。 図10は、カムシャフトの先端に一体的に取り付けられたポンプカム部材106の主な特徴を示す拡大図である。 図11は、ポンプカム部材106が部分的に断面で表わされた図10に対応する拡大図である。 図12は、ポンプカム部材の斜視図である。 図13は、突当突起側から見たポンプカム部材の正面図である。 図14は、カムシャフトが回転した際にカムシャフトおよびポンプカム部材に付与される力を示す。
次に、選択された実施例を図面を参照して説明する。以下における実施例の記載は、単なる例示のために提供されるものであり、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義される本発明を限定する目的のために提供されるものではないことは、本開示から当業者には明らかであろう。
まず、図1に示すように、燃料ポンプ駆動構造を備えた燃料加圧装置が、第1実施例に従って説明される。
図1は、本発明の実施例に係る燃料ポンプ駆動構造を有する燃料加圧装置20を備えたエンジンEを示す構成図である。本実施例の燃料加圧装置20を備えるエンジンEは、例えば、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料を使って動力を出力するよう構成された内燃機関である。清浄された空気と燃料インジェクタIJから噴射されたガソリンが、空気とガソリンとの混合気を形成するよう混合され、当該混合気が燃焼室(図示せず)に吸入される。点火プラグPは、空気‐燃料混合気を点火するように電気火花を発生し、空気‐燃料混合気を爆発燃焼させる。その燃焼エネルギが、ピストンを下方へ押し下げ、当該ピストンの往復運動がクランクシャフト(図示せず)の回転運動に変換される。図示するように、本実施例に係る燃料加圧装置20は、ヘッドカバー4のうち気筒配列方向を向く端部壁4aに取り付けられた高圧燃料ポンプ5と、シリンダヘッド1に回転可能に支持されたカムシャフト3と、カムシャフト3の一方の軸端部に圧入嵌合によって固定されたポンプカム部材6と、を備える。カムシャフト3とポンプカム部材6とは、シリンダヘッド1の上部に取り付けられるヘッドカバー4により覆われている。カムシャフト3とポンプカム部材6とは、本実施例の燃料ポンプ駆動構造を好適に構成する。
ポンプカムチャンバーPCを形成するよう構成されたチャンバー形成部4bが、ヘッドカバー4の端部壁4aに設けられている。また、当該チャンバー形成部4bは、端部壁4aに設けられると共に、端部壁4aよりも外方(図1における右側)に突出するよう構成されている。高圧燃料ポンプ5は、チャンバー形成部4bにボルトで固定される。
高圧燃料ポンプ5は、プランジャ(図示せず)を往復運動することによって加圧された燃料を更に加圧し、当該燃料を燃料インジェクタ(図示せず)に供給するよう構成された周知の高圧燃料ポンプである。高圧燃料ポンプ5は、当該技術分野において周知の従来型の構成をしている。高圧燃料ポンプ5は、当該技術分野においては周知であるため、便宜上、その構造についての詳細な説明は、ここでは省略する。
カムシャフト3を回転可能に支持するための複数のカムシャフト軸受部2aがシリンダヘッド1に形成されている。また、ポンプカムチャンバーPCを形成するよう構成されたチャンバー形成部1bが、シリンダヘッド1の端部壁1a(気筒配列方向における端部)に設けられており、当該端部壁1aよりも外方(図1における右側)に突出するよう構成されている。カムシャフト軸受部2aのうち最もポンプカムチャンバーPCに近接して配置されたカムシャフト軸受部2bは、チャンバー形成部1b内の端部壁1aに対応する位置(端部壁1aの延長線上)に形成されている。言い換えると、図1に示すように、カムシャフト軸受部2bは、端部壁1aの平面方向に沿って整列されている。
図2は、ポンプカム部材6が圧入嵌合によって固定されたカムシャフト3の一部分を拡大して示す拡大図であり、図3は、一部分が断面で示されている点以外は図2と同じである。図1,図2および図3に示すように、カムシャフト3は、吸気弁(図示せず)や排気弁(図示せず)を開閉する複数のカム3aと、カムシャフト軸受部2aに支持されるカムシャフトジャーナル部3bと、カムシャフト3の一方の軸端部に形成され、かつ、カムシャフト軸受部2bに支持されるカムシャフトジャーナル部3cと、カムシャフトジャーナル部3cの一方の軸端部(図2,3中における右端)に滑らかな移行をもって一体的に形成された延出部30と、から構成されている。ポンプカム部材6は、カムシャフト3に対して同軸となるように延出部30に圧入嵌合されている。延出部30は、カムシャフトジャーナル部3cよりも小径に形成され、かつ、その外周面にスプライン(スプライン突条)が形成された軸スプライン部3dを有している。カムシャフト3は、好ましくは、鋳鉄製であり、例えば、球状黒鉛鋳鉄により形成されている。
図4はポンプカム部材6の斜視図であり、図5はポンプカム部材6を突当突起6b(当接部の一例)側から視た正面図である。図4および図5に示すように、ポンプカム部材6は、高圧燃料ポンプ5のプランジャ(図示せず)に接触してプランジャを往復駆動するよう構成された回転カムである。ポンプカム部材6は、耐摩耗性を高めるために、例えば、オーステンパー処理等を施した非鉄金属の焼結材により形成されている。図6は、カムシャフト3とポンプカム部材6との応力と歪みとの関係を示す応力歪み線図である。ポンプカム部材6は、図6に示すように非鉄金属による焼結材で形成されているため、応力歪特性は、破断に至る前に降伏点を示さない。一方、カムシャフト3の応力歪特性は、降伏点を有しており、降伏点を経てから破断に至る。カムシャフト3は、同じ応力下においては、ポンプカム部材6よりも大きな歪みを示す。
ポンプカム部材6は、内部にスプライン凹条を有するように構成されたスプライン孔部6a(嵌合孔の一例)を有している。また、ポンプカム部材6は、高圧燃料ポンプ5のプランジャを往復駆動可能なリフト部8aと、高圧燃料ポンプ5のプランジャを往復駆動しないベース円部8bとを有するカム部8を備えている。リフト部8aは、ポンプカム部材6の円周周りに等間隔に配置された第1リフト部、第2リフト部および第3リフト部を有している。ベース円部8bは、第1リフト部と第2リフト部との間、第2リフト部と第3リフト部との間、第3リフト部と第1リフト部との間に形成されている。
図4および図5に示すように、3つの突当突起6b(第1ないし第3当接部の一例)は、カムシャフトジャーナル部3cに対向するポンプカム部材6の端面上に形成されている。突当突起6bは、周方向においてリフト部8aの位置と対向する位置、即ち、ベース円部8bが周方向に沿って形成された位置に対応する位置に形成されている。リフト部8aと突当突起6bの数は、燃料加圧装置20への要求に基づき設定される。例示した実施例では、3つのリフト部8aと3つの突当突起6bを設ける構成としたが、リフト部8aと突当突起6bの数は3つに限らず、燃料加圧装置20への要求に基づいて決定すれば良い。
次に、上述のように構成されたポンプカム部材6のカムシャフト3上における圧入嵌合の状態を説明する。カムシャフト3における延出部30の軸スプライン部3dの中心軸を、ポンプカム部材6におけるスプライン孔部6aの軸中心に一致させる。ポンプカム部材6は、軸スプライン部3dのスプライン突条がスプライン孔部6aのスプライン凹条と係合するように、圧入嵌合によってカムシャフトに3に取り付けられる。圧入嵌合は、ポンプカム部材6の3つの突当突起6bが、カムシャフト3のカムシャフトジャーナル部3cの段差面3eに当接するのに十分な深さまで行われる。
図7は、カムシャフト3の軸スプライン部3dがポンプカム部材6のスプライン孔部6aへ挿入されて、ポンプカム部材6の突当突起6bの1つがカムシャフト3の段差面3eに接触し始めた時点から、ポンプカム部材6の3つの突当突起6bの全てがカムシャフト3の段差面3eに当接して圧入嵌合が完了される時点までにおける、突当突起6bが当接する段差面3eの部分の応力と歪みの関係を示す。突当突起6bに当接する段差面3eの部分における応力と歪みは、カムシャフト3の軸スプライン部3dのポンプカム部材6のスプライン孔部6aへの挿入が開始されてから、ポンプカム部材6の3つの突当突起6bのいずれか1つがカムシャフトジャーナル部3cの段差面3eに当接するまでは変化しない。図7に示すように、ポンプカム部材6の3つの突当突起6bの1つがカムシャフト3の段差面3eに当接し始めると、応力と歪の両方が増加し(弾性変形域)、やがて降伏点に達して段差面3eの塑性変形が生じる。3つの突当突起6bの1つが弾性変形あるいは塑性変形を生じている間に、残る2つの突当突起6bの1つが段差面3eに当接し、続いて最後の突当突起6bが段差面3eに当接して、全ての接触部が弾性変形域から降伏点を経て塑性変形へと移行する。突当突起6bが当接する段差面3eの3箇所において塑性変形が確認された時点で、カムシャフト3の軸スプライン部3dのポンプカム部材6のスプライン孔部6aへの圧入嵌合を終了する。突当突起6bが当接する段差面3eの当接部における塑性変形の発生を確認することによって、突当突起6bの全てが段差面3eに確実に着座したことを確認できる。この結果、突当突起6bの先端面に機械加工を施して、3つの突当突起6bのポンプカム部材6の端面からの突出量を精度良く管理する必要がない。これにより、生産性が向上すると共に加工コストを抑えることができる。
続いて、カムシャフト3の回転中にカムシャフト3およびポンプカム部材6に作用する力について説明する。図8は、カムシャフト3の回転中にカムシャフト3およびポンプカム部材6に作用する力を概略的に説明するために用いられる。カムシャフト3は、カムシャフトジャーナル部3b,3cがカムシャフト軸受部2a,2bで支持されることにより、シリンダヘッド1に回転可能に支持される。一方、図8に示すように、ポンプカム部材6は、カムシャフトジャーナル部3cがカムシャフト軸受部2bで支持されただけの片持支持とされている。こうした状態でカムシャフト3が回転すると、ポンプカム部材6もカムシャフト3と一体で回転し、ポンプカム部材6のリフト部8aが高圧燃料ポンプ5を駆動する際に、結果として反力F1がカムシャフト3に作用する。延出部30がカムシャフト3のカムシャフトジャーナル部3cに接続する接続部30aに、反力F1による曲げ力が作用する。ポンプカム部材6は、ポンプカム部材6とカムシャフトジャーナル部3cとが互いに隣接配置されるように構成されているため、カムシャフトジャーナル部3cからの突出量が最小限に抑えられており、これにより、ポンプカム部材6のリフト部8aからの大きな反力F1が片持でも支持され得る。また、ポンプカム部材6の3つの突当突起6bが、接続部30aの径方向外方部分でカムシャフト3の段差面3eに当接するため、接続部30aに作用する曲げ力の大きさが、効果的に低減され得る。
以上説明した実施例に係る燃料加圧装置20では、ポンプカム部材6とカムシャフト3とが別部材として形成される。この結果、ポンプカム部材6を耐摩耗性の高い材料で形成したり、ポンプカム部材6に特殊な焼き入れを行うことができ、ポンプカム部材6の耐久性を向上することができる。また、ポンプカム部材6は、カムシャフトジャーナル部3cに極めて近接して配置されるように構成されると共に、カムシャフトジャーナル部3cからの突出量が、カムシャフト軸受部2bで片持支持させることが可能な量となるように構成されており、装置のコンパクト化が図られ得る。
ポンプカム部材6のリフト部8aの反力によって、カムシャフト3の延出部30がカムシャフトジャーナル部3cに接続される接続部30aに作用する曲げ力が生じても、当該曲げ力を接続部30aの径方向外方部分において3個の突当突起6bによって支えることができるため、延出部30の曲げ変形を抑制することができる。結果として、カムシャフト3の軸中心線に対するポンプカム部材6の倒れを抑制することができ、ポンプカム部材6とカムシャフト3の両方の耐用年数を向上することができる。
本実施例では、カムシャフト3の段差面3eが塑性変形するまで突当突起6bを当該段差面3eに押し付ける構造であるため、突当突起6bに何ら機械加工を施す必要はない。
次に、本発明の第2実施例に係る燃料ポンプ駆動構造を備えた燃料加圧装置120を搭載したエンジンEについて説明する。図9は、第2実施例に係る燃料ポンプ駆動構造を有する燃料加圧装置120を搭載したエンジンE1の構成の特徴を示す図であり、図10は、ポンプカム部材106がカムシャフト103に圧入嵌合される部分を示す拡大図であり、図11は、一部が断面で示された図10に対応する拡大図である。第2実施例に係る燃料加圧装置120を搭載したエンジンEは、燃料加圧装置20を燃料加圧装置120に変えた点を除いて第1実施例に係る燃料加圧装置20を搭載したエンジンEと同一の構成をしている。したがって、第2実施例のエンジンEの構成のうち第1実施例のエンジンEと同一の構成については同一の符号を付し、便宜上、その説明を省略する。
図9に示すように、第2実施例に係る燃料加圧装置120は、気筒配列方向を向くヘッドカバー4の端部壁4aに取り付けられた高圧燃料ポンプ5と、シリンダヘッド1に回転可能に支持されたカムシャフト103と、カムシャフト103の一方の軸端部に圧入嵌合によって固定されたポンプカム部材106とを備える。カムシャフト103とポンプカム部材106とが、本実施例の燃料ポンプ駆動構造を好適に構成する。
図9,図10および図11に示すように、カムシャフト3は、吸気弁(図示せず)や排気弁(図示せず)を開閉する複数のカム103aと、カムシャフト軸受部102aに支持されるカムシャフトジャーナル部103bとを備えている。ポンプカム部材106は、カムシャフト103に対して同軸となるようにカムシャフト103における軸端部に圧入嵌合により固定されている。カムシャフト103は、気筒配列方向一端側(図9における右側)の最端部に形成されたカム103aよりも更に延出する延出部130を有している。延出部130は、最端部のカム103aからカムシャフト103の先端側に向かう際にカムシャフト103の径が一端減少した後に増大する突当フランジ部103c(張出部の一例)と、突当フランジ部103cよりも小さい径を有すると共に外周面にスプライン突条を有する軸スプライン部103dと、から構成されている。カムシャフト103は鋳鉄、例えば、球状黒鉛鋳鉄で形成されている。
図12は、ポンプカム部材106の斜視図であり、図13は、ポンプカム部材106を突当突起107c側から見た正面図である。図12および図13に示すように、ポンプカム部材106は、ポンプカム部108と、ボス部107とから構成されている。ポンプカム部108は、高圧燃料ポンプ5のプランジャに接触して当該プランジャを往復駆動するように構成されている。また、ボス部107は、ポンプカム部108に隣接かつ同軸となるようにポンプカム部108に一体形成されている。ポンプカム部材106は、例えば、耐摩耗性を高めるためにオーステンパー処理等が施された非鉄金属の焼結材により形成されている。第2実施例に係る燃料加圧装置120においても、第1実施例に係る燃料加圧装置20と同様、ポンプカム部材106が非鉄金属による焼結材で形成されているため、カムシャフト103の応力‐歪特性は降伏点を有さず、降伏点を経た後に破断に至る(図6参照)。カムシャフト103は、同じ応力下においてはポンプカム部材106よりも大きな歪みを示す。
ポンプカム部108は、高圧燃料ポンプ5のプランジャを往復駆動可能なリフト部108aと、高圧燃料ポンプ5のプランジャを往復駆動しないベース円部108bとを有している。リフト部108aは、ポンプカム部108の円周周りに等間隔に配置された第1リフト部,第2リフト部,第3リフト部を有している。ベース円部108bは、第1リフト部と第2リフト部との間,第2リフト部と第3リフト部との間,第3リフト部と第1リフト部との間に形成されている。
ボス部107の外周面は、シリンダヘッド1に形成されたポンプカム軸受部102bに支持されるポンプカムジャーナル部107aとして機能するよう構成されており、スプライン凹条を有するスプライン孔部107b(嵌合孔の一例)がボス部107の内部に形成されている。ポンプカムジャーナル部107aは、カムシャフト103のカムシャフトジャーナル部103bとほぼ同じ径となるように構成されている。これにより、シリンダヘッド1のカムシャフト軸受部102aとポンプカム軸受部102bとを、同じ工具により同時に加工することができ、製造効率の向上を図ることができる。また、図12および図13に示すように、ボス部107のポンプカム部108が形成された側とは反対側の端面には、3つの突当突起107c(当接部の一例)が形成されている。そして、突当突起107cは、ポンプカム部108が形成された側とは反対方向に突出している。突当突起107cは、周方向位置においてリフト部108aが形成された位置と対向する位置、即ち、ベース円部108bが周方向位置に沿って形成された位置に対応する位置に配置されている。
次に、カムシャフト103上におけるポンプカム部材106(上述のように構成されたポンプカム部材106)の圧入嵌合の状態について説明する。カムシャフト103における延出部130の軸スプライン部103dの中心軸が、ポンプカム部材106におけるスプライン孔部107bの軸中心に同軸とされる。軸スプライン部103dのスプライン突条がスプライン孔部107bのスプライン凹条と係合するように、ポンプカム部材106が圧入嵌合によりカムシャフト103に取り付けられる。圧入嵌合は、ポンプカム部材106の3つの突当突起107cがカムシャフト103の突当フランジ部103cに当接するのに十分な深さまで行われる。
図7は、突当突起107cに当接する突当フランジ部103cの部分における応力と歪みとの関係を示す。突当突起107cに当接する突当フランジ部103cの部分における応力と歪みは、第1実施例の燃料加圧装置20のときと同様、カムシャフト103の軸スプライン部103dのポンプカム部材106のスプライン孔部107bへの挿入が開始された時点から、ポンプカム部材106の3つの突当突起107cのいずれか1つがカムシャフト103の突当フランジ部103cに当接する時点までの全期間中において変化しない。しかしながら、ポンプカム部材106の3つの突当突起107cの1つがカムシャフト103の突当フランジ部103cに当接し始めると、応力および歪みの両方が増加し(弾性変形域)、やがて降伏点に達して突当フランジ部103cの塑性変形が生じる。3つの突当突起107cのうちの1つが弾性変形中あるいは塑性変形中に、残る2つの突当突起107cの一方が突当フランジ部103cに当接し始め、続いて最後の突当突起107cの突当フランジ部103cに当接して、全ての当接部が弾性変形域から降伏点を経て塑性変形へと移行する。突当フランジ部103cにおける突当突起107cが当接する3箇所において塑性変形が確認された時点で、カムシャフト103の軸スプライン部103dのポンプカム部材106のスプライン孔部107bへの圧入嵌合を終了する。突当突起107cが当接する突当フランジ部103cにおける当接部の塑性変形の発生を確認することにより、突当突起107cの全てが突当フランジ部103cに確実に着座したことを確認できる。この結果、突当突起107cの先端面に機械加工を施して3つの突当突起107cのボス部107の端面からの突出量を精度良く管理する必要がない。これにより、生産性が向上すると共に加工コストを抑えることができる。
続いて、カムシャフト103の回転中にカムシャフト103およびポンプカム部材106に作用する力について説明する。図14は、カムシャフト103の回転中にカムシャフト103およびポンプカム部材106に作用する力を概略的に説明するために用いられる。カムシャフト103は、カムシャフトジャーナル部103bが複数のカムシャフト軸受部102aで支持されると共に延出部130がポンプカム部材106のポンプカムジャーナル部107aを介してポンプカム軸受部102bで支持されることにより、シリンダヘッド1に回転可能に支持される。一方、図14に示すように、ポンプカム部材106は、ポンプカムジャーナル部107aがポンプカム軸受部102bによって支持されたのみで、ポンプカム部108が配置された側が自由端とされた片持支持状態で支持される。こうした状態で、カムシャフト103が回転すると、ポンプカム部材106もカムシャフト103と一体で回転し、ポンプカム部108が高圧燃料ポンプ5を駆動する際に、結果として反力F1がポンプカム部108に作用する。また、カム103aがバルブリフタBLを駆動する際に、結果として反力F2がカムシャフト103に作用する。当該反力F1,F2によって、カムシャフト103およびポンプカム部材106に、延出部130における突当フランジ部103cと軸スプライン部103dとが互いに接続する接続部130a付近に変極点を有するほぼV字状の曲げ変形(図14中の二点鎖線)が生じる。ポンプカム部材106は、ポンプカム部108とボス部107(ポンプカムジャーナル部107a)とが互いに隣接して配置されると共に一体形成されるように構成されているため、ポンプカムジャーナル部107aからの突出量が最小限に抑えられる。これにより、ポンプカム部108からの大きな反力F1が片持でも支持され得る。また、ポンプカム部材106の3つの突当突起107cが、接続部130aの径方向外方部分においてカムシャフト103の突当フランジ部103cに当接するため、接続部130a付近に変極点を有する曲げ変形が、効果的に抑制され得る。
以上説明した第2実施例に係る燃料加圧装置120では、ポンプカム部材106とカムシャフト103とが別部材として形成される。この結果、ポンプカム部材106を耐摩耗性の高い材料で形成したり、ポンプカム部材106に特殊な焼き入れを行うことができ、ポンプカム部108の耐久性を向上させることができる。図14に示すように、カムシャフト103の複数のカムシャフトジャーナル部103bがシリンダヘッド1のカムシャフト軸受部102aに回転可能に支持されると共に、ポンプカム部材106のポンプカムジャーナル部107aがポンプカム軸受部102bに回転可能に支持される。一方、ポンプカム部材106は、ポンプカム部108とボス部107とは互いに極めて近接して配置されると共に、一体形成されるよう構成される。この結果、ポンプカムジャーナル部107aがシリンダヘッドのポンプカム軸受部102bに支持されるときに、ポンプカムジャーナル部107aからポンプカム部108までの距離を短くでき、ポンプカム部108をポンプカム軸受部102bで片持状に支持することができる。
ポンプカム部108およびカム103aの反力によって、カムシャフト103およびポンプカム部材106が図14に示すように変形する際に、ポンプカム部108が高圧燃料ポンプ5を駆動する際に生ずるリフト部108aからの反力F1と、カム103aがバルブリフタBLを駆動する際に生ずるカムシャフト103のカム103aからの反力F2とを、3個の突当突起107cによって支えることができる。この結果、カムシャフト103に対するポンプカム部材106の倒れを抑制することができて、ポンプカム部108およびカムシャフト103の両方の耐用年数を向上することができる。
3つの突当突起107cが、カムシャフト103の径方向外方に張り出した突当フランジ部103cに当接するように構成されているため、リフト部108aからの反力F1をより安定して支えることができる。また、3つの突当突起107cが、等間隔で配置されるため、各リフト部108aからの反力を確実に支えることができる。
ポンプカム部材106のポンプカムジャーナル部107aの径と、カムシャフト103のカムシャフトジャーナル部103bの径とが略同じであるため、シリンダヘッド1のカムシャフト軸受部102aとポンプカム軸受部102bとを、同時に開口することができる。
本実施例では、突当フランジ部103cが塑性変形するまで、3個の突当突起107cをカムシャフト103の突当フランジ部103cに押し付ける構造であるため、3個の突当突起107cには何ら加工を行う必要がない。
なお、例示した実施例の一態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、ポンプカム部材とカムシャフトとが、別部材として形成される。この結果、ポンプカム部の耐久性を向上する措置、例えば、ポンプカム部材を高い耐摩耗性を有する材料で形成したり、ポンプカム部材に特殊な焼き入れ処理を行うことを簡易に行うことができる。また、ポンプカム部材が、カムシャフトの一端部に圧入嵌合されるため、軸受部からポンプカム部材までの距離を短くでき、ポンプカム部材を片持ち状態で支持することができる。この結果、装置をよりコンパクトにすることができる。また、ポンプカム部材がカムシャフトの一端部に圧入嵌合される際に、ポンプカム部材の当接部が、周方向においてリフト部と対向する位置であって、カムシャフトの一端部の外周面の径方向外方で、カムシャフトと軸方向において当接する。このように、ポンプカム部材のリフト部からの反力に起因するカムシャフトの一端部に与えられる曲げ力を、当接部によって支えることができ、当該カムシャフトによって支えられる負荷を低減することができる。この結果、装置をよりコンパクトにしながらも、カムシャフトおよびポンプカム部材の寿命を向上することができる。
別の態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、カムシャフトの一端部が、軸受部に直接支持されるよう構成されたジャーナル部と、ジャーナル部よりも小さい径を有すると共に段差状にジャーナル部から延出するよう配置された延出部と、を備える。当接部は、ジャーナル部の外周面と延出部の外周面とを接続する段差面においてカムシャフトと当接する。この方法では、ポンプカム部材の当接部が、カムシャフトの一端部の外周面の径方向外方位置においてカムシャフトの一部と軸方向に当接する構造を簡易に確保することができる。
別の態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、スプライン突条が延出部の外周に形成されると共に、当該スプライン突条に対応するスプライン凹条が嵌合孔内に形成される。これにより、ポンプカム部材とカムシャフトとをスプライン圧入嵌合によって一体的に接続することができる。この態様では、ポンプカム部材とカムシャフトとを簡易な構造で一体的に確実に接続することができる。
別の態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、ポンプカム部材は、ポンプカムに極めて近接配置されると共に当該ポンプカムに一体的に形成されたボス部を有している。ポンプカムは、リフト部と、ベース円部と、ジャーナル部と、を備える。ジャーナル部は、軸受部に支持されると共に、ボス部の外周上に形成されるよう構成されている。カムシャフトの一端部は、ポンプカム部材のジャーナル部を介して軸受部に間接的に支持される。この態様では、ポンプカム部材とカムシャフトとの間の挿入量をより大きく確保できると共に、軸受部からポンプカム部材までの距離を短くすることができる。
別の態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、当接部は、ボス部のポンプカムとは反対側に配置されたボス部の端面から軸方向に突出する。この態様では、ポンプカム部材の当接部が、カムシャフトの一端部の外周面の径方向外方部分においてカムシャフトの一部と軸方向に当接する構造を簡易に達成することができる。
別の態様に係る燃料ポンプ駆動構造では、カムシャフトは径方向外方に張り出す張出部を有するよう構成されており、当接部は、張出部と当接するように構成される。この態様では、当接部が、径方向外方に張り出すよう構成された張出部においてカムシャフトと当接するため、リフト部からの反力を安定して支えることができる。
例示した実施例に係る燃料ポンプ駆動構造では、カムシャフトは、カムシャフトの一端部以外の部分に形成されると共に、シリンダヘッドの軸受部によって支持されるように構成されたカムジャーナル部を有している。また、ポンプカム部材におけるボス部のポンプカムジャーナル部は、カムジャーナル部の径と略同じ径を有する。この態様では、カムシャフトのカムジャーナル部を支持するよう構成されているシリンダヘッドの軸受部の加工と、ポンプカム部材のポンプカムジャーナル部を支持するよう構成されているシリンダヘッドの軸受部の加工とを、同時に行うことができる。この結果、加工性を向上することができる。
別の態様の燃料ポンプ駆動構造では、スプライン突条が、カムシャフトの一端部の外周面に形成されており、スプライン突条に対応するスプライン凹条が、嵌合孔内に形成されている。これにより、ポンプカムとカムシャフトとがスプライン嵌合によって一体的に接続される。この態様では、ポンプカム部材とカムシャフトとを、簡易な構造で確実に一体的に接続することができる。
別の態様の燃料ポンプ駆動構造では、複数のリフト部が設けられ、当該リフト部がポンプカム部材の円周周りに等間隔に配置される。また、複数の当接部が設けられ、当該当接部が周方向において各リフト部と対向する位置に配置される。この態様では、リフト部からの反力を当接部によって支えることができる。
例示した実施例に係る内燃機関は、燃料噴射部と、点火部とを備える。燃料噴射部は、上述した燃料ポンプ駆動構造を備える高圧燃料ポンプによって加圧された燃料を燃焼室内へ噴射するように構成されている。点火部は、燃焼室内に噴射された燃料を含む空気‐燃料混合気を点火するよう構成されている。空気‐燃料混合気が点火部によって点火されると、空気‐燃料混合気の燃焼エネルギによってピストンが往復運動され、当該ピストンの往復運動がクランクシャフトの回転運動に変換される。
例示した実施例のいずれか1つに係る内燃機関は、上述した発明の態様のいずれか1つに係る燃料ポンプ駆動構造に動作可能に係合された燃料加圧装置を備える。これにより、上述したような効果を奏する。例えば、装置をよりコンパクトにすることができるために、カムシャフトおよびポンプカムの寿命を向上することができる。この結果、自動車の燃費を向上することができる。
用語の一般的な解釈
本発明の範囲を理解する上で、“comprising”という用語およびこれの派生語は、ここで使われる場合、記載されていない他の特徴や要素、構成、集合、整数値および/または手順の存在を除外するものではなく、記載された特徴や要素、構成、集合、整数値および/または手順の存在を明記するオープンエンドの用語として用いられている。こうした考え方は、“comprising”と同様の意味を有する用語である“including”、“having”およびこれらの派生語にも適用される。また、単数で使われる“part”、“section”、“portion”、“member”あるいは“element”という用語は、単一の部分あるいは複数の部分の2つの意味を有し得る。また、上記実施例の記載において、次の方向を表す用語“above”、“downward”、“vertical”、“horizontal”そして“below”および方向を表す他のあらゆる用語は、内燃機関が図1に示すように向いているときに、内燃機関のそれらの方向を表すものとする。ここで使われる“substantially”、“about”そして“approximately”のような程度を表す用語は、最終結果が大きく変更されないように変更された条件の合理的な逸脱量を意味する。
唯一選択された実施例が、本発明を説明するために選択されているが、様々な変更および修正が、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく本明細書になされ得ることは、本開示から当業者には明らかであろう。例えば、必要に応じておよび/または所望に応じて、種々の構成要素の大きさ、形状、配置、向きを変更することができる。直接接続された又は互いに当接している構成要素は、それらの間に中間構造を有することができる。一つの要素の機能が、二つの要素によって行われ、また、その逆も可能である。一つ実施例の構造及び機能は、別の実施例で採用することができる。すべての利点が特定の実施例に同時に存在する必要はない。また、従来技術にはない全ての特徴は、単独で又は他の特徴との組み合わせで、そのような特徴によって具体化される構造的および/または機能的概念を含んでいるため、出願人によるさらなる発明の別の記載が考慮されるべきである。従って、本発明に係る実施例の前述の記載は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義される本発明を説明する目的のためだけに提供されるものであり、当該本発明を限定するものではない。
1 シリンダヘッド
3 カムシャフト
5 高圧燃料ポンプ
6 ポンプカム部材
6a スプライン孔部
6b 突当突起
8 ポンプカム部
8a リフト部
8b ベース円部

Claims (10)

  1. 内燃機関の高圧燃料ポンプを駆動するよう構成された燃料ポンプ駆動構造であって、
    該燃料ポンプ駆動構造は、
    一端部が前記内燃機関のシリンダヘッドによって直接または間接的に回転可能に支持されるよう構成されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトの前記一端部が圧入嵌合される嵌合孔を形成する内周面を有し、前記高圧燃料ポンプを駆動するために、前記高圧燃料ポンプに動作可能に係合されるよう構成されたポンプカム部材と、
    を備え、
    前記ポンプカム部材は、
    前記高圧燃料ポンプを作動するよう構成された第1リフト部と、前記高圧燃料ポンプを作動しないベース円部と、を有するポンプカム部と、
    周方向に関して前記第1リフト部と対向する位置に配置されると共に、前記カムシャフトの前記一端部における外周面の径方向外方部分で前記カムシャフトの一部と該カムシャフトの軸方向において当接する第1当接部と、
    を備える。
  2. 前記カムシャフトの前記一端部は、前記シリンダヘッドのカムシャフト軸受部によって直接的に支持されるよう構成されたカムシャフトジャーナル部と、該カムシャフトジャーナル部から延出すると共に、前記カムシャフトジャーナル部の外周面との間に段差面が形成されるよう前記カムシャフトジャーナル部よりも小さい径に形成された延出先端部と、を有し、
    前記第1当接部は、前記段差面に当接する
    請求項1に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  3. 前記カムシャフトにおける前記延出先端部の前記外周面は、スプライン突条を有し、
    前記ポンプカム部材の前記内周面は、前記ポンプカム部材と前記カムシャフトとがスプライン嵌合によって固定的に一体接続されるよう前記カムシャフトの前記スプライン突条に対応するスプライン凹条を有する
    請求項2に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  4. 前記ポンプカム部材は、前記ポンプカム部に隣接配置されるボス部をさらに有し、
    該ボス部の外周面には、前記シリンダヘッドのポンプカム軸受部上に前記カムシャフトの前記一端部を間接的に支持するためのポンプカムジャーナル部が形成されており、
    前記ボス部と前記ポンプカム部とが、単一部材として一体的に形成されている
    請求項1に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  5. 前記第1当接部は、前記ポンプカム部とは反対側に配置された前記ボス部の一面から軸方向に突出している請求項4に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  6. 前記カムシャフトは、径方向において外方に張り出す張出部を有し、
    前記第1当接部は、前記カムシャフトにおける前記張出部の軸端面に当接する請求項4または5に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  7. 前記カムシャフトは、該カムシャフトの前記一端部に、軸方向に近接して配置されたカムシャフトジャーナル部を有し、
    該カムシャフトジャーナル部は、前記シリンダヘッドのカムシャフト軸受部によって支持されるよう構成されており、
    前記ボス部の前記ポンプカムジャーナル部は、前記カムシャフトの前記カムシャフトジャーナル部の径と実質的に等しい径に形成されている
    請求項4ないし6のいずれか1項に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  8. 前記カムシャフトにおける前記一端部の前記外周面は、スプライン突条を有し、
    前記ポンプカム部材の前記内周面は、前記ポンプカム部材と前記カムシャフトとがスプライン嵌合によって固定的に一体接続されるよう前記カムシャフトの前記スプライン突条に対応するスプライン凹条を有する
    請求項4ないし7のいずれか1項に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  9. 前記ポンプカム部は、第2リフト部と、第3リフト部とをさらに備え、
    前記第1、第2および第3リフト部は、前記ポンプカム部の円周周りに等間隔に配置されており、
    前記ポンプカム部材は、前記周方向に関して、前記第2リフト部および前記第3リフト部と対向する位置にそれぞれ配置された第2当接部および第3当接部をさらに備える
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の燃料ポンプ駆動構造。
  10. 燃料‐空気混合気の爆発燃焼によって生じた燃焼エネルギに起因して、ピストンの往復運動をクランクシャフトの回転運動に変換するよう構成された内燃機関であって、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の前記燃料ポンプ駆動構造と、
    前記燃料ポンプ駆動構造に動作可能に係合された前記高圧燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプ駆動構造を有する前記高圧燃料ポンプによって加圧された燃料を燃焼室に噴射するよう構成された燃料噴射部と、
    前記燃料‐空気混合気の燃焼爆発を起こすために、前記燃料噴射部によって噴射された前記燃料を含む前記燃料‐空気混合気を前記燃焼室で点火するよう構成された点火部と、
    を備える内燃機関。
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