JP6233186B2 - 複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造およびリンク連結方法 - Google Patents
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Description
2…ロアリンク
3…アッパリンク
4…コントロールリンク
6…クランクピン
10…アッパピン
10a…挿入始端部側の端面
10b…挿入終端部側の端面
11…ピストンピン
12…ピストン
14…コントロールピン
20…ロアリンクアッパ
21…ロアリンクロア
24…軸受支持部
24a…軸受フランジ部
24b…軸受フランジ部
27…穴側面取り部
28…ピン側面取り部
29…非面取り部
30…指標
38…ピン側面取り部
39…非面取り部
Claims (6)
- ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、
このアッパリンクの他端にピンを介して連結され、且つクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、
一端が機関本体に揺動可能に支持され、且つ他端が上記ロアリンクにピンを介して連結されたコントロールリンクと、
を備え、
リンク部材であるアッパリンクまたはコントロールリンクと上記ロアリンクとの連結部の構造として、
上記ロアリンクの一部に対向して形成された一対の軸受フランジ部をもって二股状の軸受支持部を設けてあり、
上記軸受支持部における一対の軸受フランジ部同士の間に相手側となるリンク部材を挿入するとともに、
上記一対の軸受フランジ部とリンク部材とに跨ってピンを圧入することによりロアリンクに対してリンク部材を連結してある内燃機関における複リンク式ピストンクランク機構のリンク連結構造において、
上記リンク部材のピン穴の開口縁には穴側面取り部を形成してあるとともに、
上記ピンの圧入始端部側の端面の周囲であって且つその一部には上記穴側面取り部よりも面取り度合いの大きなピン側面取り部を形成してあり、
さらに、上記ピンの圧入始端部側の端面の周囲のうち当該端面の直径方向において上記ピン側面取り部と反対側の位置では面取りが施されていない非面取り部としてあることを特徴とする複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造。 - 上記穴側面取り部およびピン側面取り部は共にテーパ状の面取り形状のものであることを特徴とする請求項1に記載の複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造。
- 上記ピン側面取り部はピンの圧入始端部側の端面の正面視において半周の領域に略三日月状に形成されているものであり、
このピン側面取り部の円周方向の中間部から両端部に向かってその面取り度合いが漸次小さくなるように形成されているとともに、ピン側面取り部以外の部分が非面取り部となっていることを特徴とする請求項2に記載の複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造。 - 上記ピン側面取り部は上記ピンの圧入始端部側の端面の正面視において半周を超える領域に略C字状に形成されているものであり、
このピン側面取り部以外の部分が非面取り部となっていることを特徴とする請求項2に記載の複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造。 - 上記ピンの圧入終端部側の端面にはピン側面取り部の周長の中心位置を示す目視可能な指標を設けてあることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造。
- 請求項5に記載の複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結構造のためのリンク連結方法であって、
上記軸受支持部における一対の軸受フランジ部同士の間に相手側となるリンク部材を挿入した状態で、一方の軸受フランジ部側から相手側となるリンク部材に向かってピンを圧入するにあたり、
ピン側の非面取り部の挿入深さが穴側面取り部の軸心方向での面取り長さを超えるまでは、上記指標を基準にピン側面取り部の周長の中心位置相当部に対し穴側面取り部を押し付けた状態でピンを圧入し、
ピン側の非面取り部の挿入深さが穴側面取り部の軸心方向での面取り長さを超えた以降は、上記指標を基準にピンの非面取り部に対しピン穴のうち穴側面取り部以外の内周面を押し付けた状態でさらにピンを圧入することを特徴とする複リンク式ピストンクランク機構におけるリンク連結方法。
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