JP2014527091A - コポリエステルを含むホットメルトインク組成物及びコポリエステルを準備するプロセス - Google Patents

コポリエステルを含むホットメルトインク組成物及びコポリエステルを準備するプロセス Download PDF

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ハメレン,リチャード ヴァン
マーキース,ピーター,エル.
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スネイダース,エミール,アー.
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オセ−テクノロジーズ ビーブイ
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Abstract

本発明はコポリエステルを含むホットメルトインク組成物に関し、コポリエステルは、本質的に、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で構成され、第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、第2の種類のモノマーは、アルコールとエステル結合を形成し得るモノマーの群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含む。本発明は、更に、そのようなコポリエステルを準備する方法と、そのようなコポリエステルの混合物を含むホットメルトインク組成物とに関する。

Description

本発明は、コポリエステルを含むホットメルトインク組成物に関する。更に、本発明は、コポリエステル混合物を含むホットメルトインク組成物に関する。本発明は、コポリエステルを準備するプロセスや、インクジェット印刷プロセスにおけるコポリエステルを含むホットメルトインクの使用にも関する。
コポリエステル及びコポリエステルを含むホットメルトインク組成物は当該技術分野において知られている。ホットメルトインク組成物は、室温で固体であり且つ高温で液体であるインク組成物である。この種類のインクは、溶融可能インク又は相変化インクとしても知られている。既知のホットメルトインク組成物は、例えば、結晶性材料、着色剤、及び結合剤を含む。
印刷装置、例えば、インクジェットプリンタにおいて、インクは溶融され、実質的に閉塞されたインクダクトに移送され、インクダクトは一端部でオリフィスに至る。例えば、インクダクトの容積を急速に減少させることによって或いはダクト内のインクの一部を急速に気化させることによって生成されるダクト内の急激な圧力上昇の結果、オリフィスを通じてダクトからインクの滴を噴射し得る。このようにして、受取媒体上の個々のインク滴から画像を作り上げ得る。ホットメルトインクは、室温よりも高い融点を備えるキャリア材料を含む。インクは印刷装置内で溶融し得る。この種類のホットメルトインクは、それらが受取媒体上で急速に硬化するので、印刷品質が受取媒体の種類に余り依存しないという利点を有する。
しかしながら、従来技術から既知のホットメルトインク組成物の不利点は、これらのホットメルトインク組成物を使用して形成される画像が記録媒体上への印刷後に低い印刷頑健性(ロバストネス)を示すという事実である。
US6,682,587B2は、ポリエステル及びコポリエステル、並びにホットメルトインク内でのそれらの使用を開示している。記載されているエステル及びコポリエステルは、ジヒドロキシルアルコール及び芳香族カルボン酸からのエステルである。
US6,280,510B1は、2,2−ビフェノール化合物(ジヒドロキシルアルコール)及び芳香族酸からのジエステルを含む溶融可能なインクのためのインク組成物を開示している。US6,280,510B1は、更に、このインク組成物の使用が印刷頑健性の向上を示す画像をもたらすことを開示している。
しかしながら、印刷頑健性に関して、改良の余地がある。
従って、改良された印刷頑健性を備える印刷画像をもたらすホットメルトインク組成物を提供することが本発明の目的である。
コポリエステルを準備するためのプロセスを提供することが本発明の他の目的である。
本発明に従ったコポリエステル混合物を含むホットメルトインク組成物を提供することが本発明の他の目的である。
これらの目的は、コポリエステルを含むホットメルトインク組成物であって、コポリエステルは、本質的に、第1の種類のモノマー(単量体)、第2の種類のモノマー(単量体)、及び第3の種類のモノマー(単量体)の縮合体で構成され、第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、第2の種類のモノマーは、アルコールとエステル結合を形成し得るモノマーの群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、第3の種類のモノマーは、モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含む、ホットメルトインク組成物において少なくとも部分的に達成される。
本発明のコポリエステルは、以下に説明するように、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーを反応させることによって得られる。
第1の種類のモノマー:モノマーA、ポリヒドロキシルアルコール
第1の種類のモノマーは、少なくとも1つのモノマーAを含み、モノマーAは、適切な成分との化学反応後にエステル結合を形成し得る少なくとも3つのヒドロキシル官能基を含む。第1のモノマーAのヒドロキシル官能基のうちの少なくとも1つをエステル結合を介して第2のモノマーBに結合させ得る。第2のモノマー成分の本質を後により詳細に記載する。コポリエステル中のモノマーAを含む第1の種類のモノマーの機能は、バックボーン(backborn)として機能することであり得る。バックボーンはコポリエステルの幾つかの成分を接続する働きをする。本発明に従ったコポリエステルは、1つ又は複数のバックボーンを含み得る。コポリエステルを準備するプロセスにおいて使用される第1、第2、及び第3のモノマーの各々の相対的な量を制御し、それによって、反応の化学量論性(ストイキオメトリ)を制御することによって、コポリエステルのバックボーンとして機能する現存のポリヒドロキシルアルコールの数を制御し得る。少なくとも1つのモノマーAの各々1つは、少なくとも3つのヒドロキシル官能基を含む。これは線状コポリエステルの代わりに分岐コポリエステルの形成をもたらし得る。一般的に、分岐コポリエステルは、線状コポリエステルよりも非結晶質である傾向を有する。アモルファス材料(非結晶質材料)は、非結晶性である或いは低レベルの結晶度を有する材料である。印刷の曇りを回避するために、ホットメルトインク中に非結晶質コポリエステルを適用することが望ましい。
ポリヒドロキシルアルコールは、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、2−(ヒドロキシルメチル)−2−メチルプロパン−1,3−ジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシルメチル)プロパン−1,3−ジオール、2−ヒドロキシルメチル(プロパン)−1,3−ジオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、及びトリメチロールペンタンから選択され或いは誘導されるが、それらに限定されない。コポリエステルのための出発原料として1つのモノマーAのみを使用し得るし、或いは、代替的に、第1の種類のモノマーとして複数のモノマーAを使用し得る。
第2の種類のモノマー:モノマーB
第2の種類のモノマーは、少なくとも1つのモノマーBを含み得る。モノマーBとして、アルコールとエステル結合を形成し得るモノマーを使用し得る。モノマーBは、例えば、ジカルボン酸、ジカルボン酸の無粋物、ラクトン、又はヒドロキシルカルボン酸であり得る。
第2の種類のモノマーの機能は、コポリエステル中でスペーサとして働くことであり得る。一方では、コポリエステルの異なる部分を相互接続するために、他方では、コポリエステルの異なる部分を離間させるために、スペーサを設け得る。その上、コポリエステル中にスペーサを適用することによって、コポリエステルの分子量を適切に制御し得る。更に、コポリエステル中で使用されるスペーサを適切に選択することによって、コポリエステルの特性を調和させ得る。例えば、第2のモノマーBを適切に選択することによって、コポリエステルのガラス遷移温度(Tg)及び粘性を制御し得る。加えて、スペーサの性質を制御することによって、コポリエステル中の異なる種類のモノマー間の結合を形成するために使用される2つの異なる官能基の間の距離を制御し得る。例えば、その極性、その剛性、その分子量等に基づき、スペーサを選択し得る。
モノマーBは、第1のモノマーAと少なくとも1つのエステル結合を形成し得る。例えば、モノマーBがカルボン酸官能基を含む場合、カルボン酸官能基と第1のモノマーA中に存在するヒドロキシル官能基の1つとの間に縮合が起こり、それによって、第1のモノマーと第2のモノマーとの間にエステル結合を形成し得る。第2のモノマーは、スペーサとモノマーA、モノマーB、及びモノマーC中に存在する群から選択される群のうちの1つとの間のエステル結合のような、第2の結合を形成し得る、第2の官能基を含み得る。代替的に、第2の官能基は、モノマーAへのモノマーBの結合後に、モノマーB内に存在し得る。例えば、モノマーBがジカルボン酸の無水物又はラクトンである場合、官能基は環状構造の一部である。例えば、第2の官能基が現存の他のモノマーのいずれかへの第2の結合を形成し得る前に、モノマーAへの環を含むモノマーBの結合中に環状構造は開放させられる必要がある。
スペーサは2つの第1のモノマーを接続させ、それによって、コポリエステルのバックボーン部分(moiety)を相互接続させ得る。コポリエステルの所望の分子量に依存して、コポリエステルのバックボーン部分を相互接続させるために、複数のスペーサを使用し得る。バックボーン部分は、ポリヒドロキシルアルコールであるモノマーAによって形成される。2つのポリヒドロキシルアルコールを相互接続させるために、ポリヒドロキシルアルコールと少なくとも2つの結合を形成し得るスペーサが必要とされる。ジカルボン酸又はジカルボン酸の無水物は、ヒドロキシル官能基を含む成分と2つのエステル結合を形成し得る。即ち、ジカルボン酸と化合物を含む2つのヒドロキシル官能基とを互いに結合させ、それによって、2つのエステル結合を形成し得る。
しかしながら、バックボーンをモノマーCによって形成される末端基に相互接続させるためにスペーサを使用し得る。バックボーンは複数のヒドロキシル官能基を含み得る。末端基はカルボン酸官能基を含み得る。よって、上述のジカルボン酸又はジカルボン酸の無水物は、バックボーンのヒドロキシル官能基を末端基のカルボン酸官能基に結合させるのに適していないかもしれない。代わりに、一方では、バックボーンのヒドロキシル官能基との結合を形成し得、他方では、末端基のカルボン酸官能基との結合を形成し得る、スペーサが必要である。
従って、ヒドロキシル−カルボン酸及びラクトンは、適切なスペーサである。ヒドロキシル−カルボン酸は、ヒドロキシル官能基及びカルボン酸官能基の両方を含む化合物である。カルボン酸官能基は、バックボーンのヒドロキシル官能基の1つとエステル結合を形成し得る。ヒドロキシル−カルボン酸化合物のヒドロキシル官能基は、末端基のカルボン酸官能基とエステル結合を形成し得る。選択的に、1つよりも多くのスペーサがバックボーンと末端基とを離間させ得る。上述したようなヒドロキシル−カルボン酸成分は、ヒドロキシル官能基及びカルボン酸官能基の両方を含み得る。スペーサのヒドロキシル官能基は、他のスペーサのカルボン酸官能基とエステル結合を形成し得、その結果、バックボーンと末端基とを一連のスペーサのによって離間させ得る。好ましくは、モノマーBは、フタル酸、2−ベンゾフラン−1,3−ジオール、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,3−ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、ジヒドロフサン−2,5−ジオン、オキセタン−2,7−ジオン、ジヒドロ−2H−ピラン−2,6(3H)−ジオン、マロン酸、2−メチルマロン酸、2−エチルマロン酸、2,2−ジメチルマロン酸、2,2−ジメチルマロン酸、2,2−ジエチルマロン酸、2,2−メチルエチルマロン酸、コハク酸、2−メチルコハク酸、2−エチルコハク酸、2−フェニールコハク酸2,3−ジメチルコハク酸、2,3−ジエチルコハク酸、2,3−メチルエチルコハク酸、グルタン酸、2−メチルグルタン酸、3−メチルグルタン酸、2,3−ジメチルグルタン酸、2,4−ジメチルグルタン酸、2,3,4−トリメチルグルタン酸、2,2−ジメチルグルタン酸、3,3−ジメチルグルタン酸、2−エチルグルタン酸、3−エチルグルタン酸、2,3−ジエチルグルタン酸、2,4−ジエチルグルタン酸、2,3,4−トリエチルグルタン酸、2,2−ジエチルグルタン酸、3,3−ジエチルグルタン酸、2−フェニルグルタン酸、3−フェニルグルタン酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、3−メチルアジピン酸、2,2−ジメチルアジピン酸、2,3−ジメチルアジピン酸、2,4−ジメチルアジピン酸、2,5−ジメチルアジピン酸、3,3−ジメチルアジピン酸、3,4−ジメチルアジピン酸、2−エチルアジピン酸、3−エチルアジピン酸、2,2−ジエチルアジピン酸、2,3−ジエチルアジピン酸、2,4−ジエチルアジピン酸、2,5−ジエチルアジピン酸、3,3−ジエチルアジピン酸、3,4−ジエチルアジピン酸、2,2−エチルメチルアジピン酸、2−エチル−3−メチルアジピン酸、3−メチル−2−エチルアジピン酸、2−フェニルアジピン酸、3−フェニルアジピン酸、ピメリン酸、2−メチルピメリン酸、3−メチルピメリン酸、4−メチルピメリン酸、2,2−ジメチルピメリン酸、2,3−ジメチルピメリン酸、2,4−ジメチルピメリン酸、2,5−ジメチルピメリン酸、2,6−ジメチルピメリン酸、3,3−ジメチルピメリン酸、3,4−ジメチルピメリン酸、3,5−ジメチルピメリン酸、4,4−ジメチルピメリン酸、2−エチルピメリン酸、3−エチルピメリン酸、4−エチルピメリン酸、2,2−ジエチルピメリン酸、2,3−ジエチルピメリン酸、2,4−ジエチルピメリン酸、2,5−ジエチルピメリン酸、2,6−ジエチルピメリン酸、3,3−ジエチルピメリン酸、3,4−ジエチルピメリン酸、3,5−ジエチルピメリン酸、4,4−ジエチルピメリン酸、2,2−エチルメチルピメリン酸、2−メチル−3−エチルピメリン酸、3−メチル−2−エチルピメリン酸、2−メチル−4−エチルピメリン酸、4−メチル−2−エチルピメリン酸、2−フェニルピメリン酸、3−フェニルピメリン酸、4−フェニルピメリン酸、スベリン酸、2−メチルスベリン酸、3−メチルスベリン酸、4−メチルスベリン酸、2−エチルスベリン酸、2,2−ジメチルスベリン酸、2,3−ジメチルスベリン酸、2,4−ジメチルスベリン酸、2,5−ジメチルスベリン酸、2,6−ジメチルスベリン酸、2,7−ジメチルスベリン酸、3,4−ジメチルスベリン酸、3,5−ジメチルスベリン酸、3,6−ジメチルスベリン酸、4,5−ジメチルスベリン酸、3−エチルスベリン酸、4−エチルスベリン酸、2−フェニルスベリン酸、3−フェニルスベリン酸、4−フェニルスベリン酸、2,2−ジエチルスベリン酸、2,3−ジエチルスベリン酸、2,4−ジエチルスベリン酸、2,5−ジエチルスベリン酸、2,6−ジエチルスベリン酸、2,7−ジエチルスベリン酸、3,4−ジエチルスベリン酸、3,5−ジエチルスベリン酸、3,6−ジエチルスベリン酸、4,5−ジエチルスベリン酸、2−フェニルスベリン酸、3−フェニルスベリン酸、4−フェニルスベリン酸、2,2−メチルエチルスベリン酸、2,2−メチルフェニルスベリン酸、2,2−エチルフェニルスベリン酸、2−メチル−3−エチルスベリン酸、2−メチル−3−エチルスベリン酸、2−メチル−3−フェニルスベリン酸、3−メチル−2−フェニルスベリン酸、3−エチル−2−フェニルスベリン酸、2−エチル−3−フェニルスベリン酸、アゼライン酸、2−メチルアゼライン酸、3−メチルアゼライン酸、4−メチルアゼライン酸、5−メチルアゼライン酸、2,2−ジメチルアゼライン酸、2,3−ジメチルアゼライン酸、2,4−ジメチルアゼライン酸、2,5−ジメチルアゼライン酸、2,6−ジメチルアゼライン酸、2,7−ジメチルアゼライン酸、2,8−ジメチルアゼライン酸、3,3−ジメチルアゼライン酸、3,4−ジメチルアゼライン酸、3,5−ジメチルアゼライン酸、3,6−ジメチルアゼライン酸、3,7−ジメチルアゼライン酸、4,4−ジメチルアゼライン酸、4,5−ジメチルアゼライン酸、4,6−ジメチルアゼライン酸、5,5−ジメチルアゼライン酸、2−エチルアゼライン酸、3−エチルアゼライン酸、4−エチルアゼライン酸、5−エチルアゼライン酸、2,2−ジエチルアゼライン酸、2,3−ジエチルアゼライン酸、2,4−ジエチルアゼライン酸、2,5−ジエチルアゼライン酸、2,6−ジエチルアゼライン酸、2,7−ジエチルアゼライン酸、2,8−ジエチルアゼライン酸、3,3−ジエチルアゼライン酸、3,4−ジエチルアゼライン酸、3,5−ジエチルアゼライン酸、3,6−ジエチルアゼライン酸、3,7−ジエチルアゼライン酸、4,4−ジエチルアゼライン酸、4,5−ジエチルアゼライン酸、4,6−ジエチルアゼライン酸、5,5−ジエチルアゼライン酸、2−フェニルアゼライン酸、3−フェニルアゼライン酸、4−フェニルアゼライン酸、5−フェニルアゼライン酸、セバシン酸、2−メチルセバシン酸、3−メチルセバシン酸、4−メチルセバシン酸、5−メチルセバシン酸、6−メチルセバシン酸、2,2−ジメチルセバシン酸、2,3−ジメチルセバシン酸、2,4−ジメチルセバシン酸、2,5−ジメチルセバシン酸、2,6−ジメチルセバシン酸、2,7−ジメチルセバシン酸、2,8−ジメチルセバシン酸、2,9−ジメチルセバシン酸、2,10−ジメチルセバシン酸、2,11−ジメチルセバシン酸、3,3−ジメチルセバシン酸、3,4−ジメチルセバシン酸、3,5−ジメチルセバシン酸、3,6−ジメチルセバシン酸、3,7−ジメチルセバシン酸、3,8−ジメチルセバシン酸、3,9−ジメチルセバシン酸、3,10−ジメチルセバシン酸、4,4−ジメチルセバシン酸、4,5−ジメチルセバシン酸、4,6−ジメチルセバシン酸、4,7−ジメチルセバシン酸、4,8−ジメチルセバシン酸、4,9−ジメチルセバシン酸、5,5−ジメチルセバシン酸、5,6−ジメチルセバシン酸、5,7−ジメチルセバシン酸、5,8−ジメチルセバシン酸、6,6−ジメチルセバシン酸、6,7−ジメチルセバシン酸、2−エチルセバシン酸、3−エチルセバシン酸、4−エチルセバシン酸、5−エチルセバシン酸、6−エチルセバシン酸、2,2−ジエチルセバシン酸、2,3−ジエチルセバシン酸、2,4−ジエチルセバシン酸、2,5−ジエチルセバシン酸、2,6−ジエチルセバシン酸、2,7−ジエチルセバシン酸、2,8−ジエチルセバシン酸、2,9−ジエチルセバシン酸、2,10−ジエチルセバシン酸、2,11−ジエチルセバシン酸、3,3−ジエチルセバシン酸、3,4−ジエチルセバシン酸、3,5−ジエチルセバシン酸、3,6−ジエチルセバシン酸、3,7−ジエチルセバシン酸、3,8−ジエチルセバシン酸、3,9−ジエチルセバシン酸、3,10−ジエチルセバシン酸、4,4−ジエチルセバシン酸、4,5−ジエチルセバシン酸、4,6−ジエチルセバシン酸、4,7−ジエチルセバシン酸、4,8−ジエチルセバシン酸、4,9−ジエチルセバシン酸、5,5−ジエチルセバシン酸、5,6−ジエチルセバシン酸、5,7−ジエチルセバシン酸、5,8−ジエチルセバシン酸、6,6−ジエチルセバシン酸、6,7−ジエチルセバシン酸、2−フェニルセバシン酸、3−フェニルセバシン酸、4−フェニルセバシン酸、5−フェニルセバシン酸、6−フェニルセバシン酸、2,2−ジフェニルセバシン酸、2,3−ジフェニルセバシン酸、2,4−ジフェニルセバシン酸、2,5−ジフェニルセバシン酸、2,6−ジフェニルセバシン酸、2,7−ジフェニルセバシン酸、2,8−ジフェニルセバシン酸、2,9−ジフェニルセバシン酸、2,10−ジフェニルセバシン酸、2,11−ジフェニルセバシン酸、3,3−ジフェニルセバシン酸、3,4−ジフェニルセバシン酸、3,5−ジフェニルセバシン酸、3,6−ジフェニルセバシン酸、3,7−ジフェニルセバシン酸、3,8−ジフェニルセバシン酸、3,9−ジフェニルセバシン酸、3,10−ジフェニルセバシン酸、4,4−ジフェニルセバシン酸、4,5−ジフェニルセバシン酸、4,6−ジフェニルセバシン酸、4,7−ジフェニルセバシン酸、4,8−ジフェニルセバシン酸、4,9−ジフェニルセバシン酸、5,5−ジフェニルセバシン酸、5,6−ジフェニルセバシン酸、5,7−ジフェニルセバシン酸、5,8−ジフェニルセバシン酸、6,6−ジフェニルセバシン酸、6,7−ジフェニルセバシン酸、3−メチル−10−エチルセバシン酸、3−エチル−10−メチル−セバシン酸、3−メチル−10−フェニルセバシン酸、3−フェニル−10−エチルセバシン酸、3−エチル−10−フェニルセバシン酸、3−フェニル−10−エチルセバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、アルキル派生物又はアリールは生物のようなそれらの派生物、1,10−デカンジカルボン酸及びアルキル派生物又はアリール派生物のようなそれらの派生物、上述のカルボン酸の無水物、例えば、非限定的に、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水酢酸、カンタリジン、マロン酸無水物、グルタン酸無水物、及び、無水アジピン酸のうちの少なくとも1つから選択されるが、それらに限定されない。代替的に、乳酸、3−ヒドロキシプロパン酸、2−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、3−ヒドロキシペンタン酸、4−ヒドロキシバレリアン酸、5−ヒドロキシバレリアン酸、2−ヒドロキシイソカプロン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、3−ヒドロキシヘキサン酸、4−ヒドロキシヘキサン酸、5−ヒドロキシヘキサン酸、6−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、3−ヒドロキシヘプタン酸、4−ヒドロキシヘプタン酸、5−ヒドロキシヘプタン酸、6−ヒドロキシヘプタン酸、7−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、3−ヒドロキシオクタン酸、4−ヒドロキシオクタン酸、5−ヒドロキシオクタン酸、6−ヒドロキシオクタン酸、7−ヒドロキシオクタン酸、8−ヒドロキシオクタン酸、及び、それらの派生物、例えば、それらのアルキル派生物又はそれらのアリール派生物、又は、α−アセトラクトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、σ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、及び、それらの派生物、例えば、それらの
アルキル派生物又はそれらのアリール派生物のような、少なくとも1つのヒドロキシルカルボン酸からモノマーBを選択し得る。
第3の種類のモノマー:モノマーC;芳香族モノカルボン酸
芳香族モノカルボン酸はカルボン酸官能基を含んでよく、エステル結合を形成し得る。芳香族モノカルボン酸とモノマーAとの間に或いは芳香族モノカルボン酸とモノマーBとの間にエステル結合を形成し得る。モノカルボン酸を使用してエステル結合を形成することによって、ポリエステルは終端させられる。他のエステル結合を形成し得ず、それによって、コポリエステルの分子量Mを制御する。理論に縛られるのを望まないが、モノカルボン酸が芳香族モノカルボン酸であり、従って、剛的な芳香族部分を含むという事実は、結果として得られるコポリエステルが剛性を備えるコポリエステルをもたらすと考えられる。コポリエステルとホットメルトインク組成物中に存在する他の成分との間の相互作用を調和させるために第3のモノマーの性質を使用し得る。任意的に、第3の種類のモノマーのモノマーの混合物を使用し得る。モノマーの混合物を使用することによって、コポリエステルの特性及びコポリエステルとホットメルトインク組成物中に存在する他の成分との間の相互作用を更に調和させ得る。
芳香族モノカルボン酸は、安息香酸、2−メチル安息香酸、3−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、2,3−ジメチル安息香酸、2,6−ジメチル安息香酸、3−5−ジメチル安息香酸、2−4−6−トリメチル安息香酸、2−ターブチル安息香酸、3−ターブチル安息香酸、4−ターブチル安息香酸、3,5−ジターブチル安息香酸、2,3−ジターブチル安息香酸、2−メトキシ安息香酸、3−メトキシ安息香酸、4−メトキシ安息香酸、2,3−ジメトキシ安息香酸、2,4−ジメトキシ安息香酸、2,5−ジメトキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ安息香酸、2−エトキシ安息香酸、3−エトキシ安息香酸、4−エトキシ安息香酸、2,3−ジエトキシ安息香酸、2,4−ジエトキシ安息香酸、2,5−ジエトキシ安息香酸、3,5−ジエトキシ安息香酸、フェノキシ酢酸(2−メチルフェノキシ)酢酸、(3−メチルフェノキシ)酢酸、(4−メチルフェノキシ)酢酸、2−フェノキシプロパン酸、2−フェノキシプロパン酸、ナフタリン−1−カルボン酸、ナフタリン−2−カルボン酸、及び2−(ナフタリン−1−基)酢酸から選択され或いは誘導されるが、それらに限定されない。
モノマーCは、安息香酸、2−メチル安息香酸、3−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、2−メトキシ安息香酸、3−メトキシ安息香酸、及び4−メトキシ安息香酸で構成される成る群の1つ又はそれよりも多くから選択されるのが好ましい。
バックボーンビルディングブロックとしてのポリヒドロキシル化合物の使用の故に、本発明に従ったコポリエステルは分岐構造を有し得る。如何なる理論にも縛られることを望まないが、コポリエステルの分岐構造は、類似の線状コポリエステルに比べて、非限定的に粘性又はTgのような、異なる特性をコポリエステルにもたらし得ると考えられる。例えば、分岐コポリエステルは、同じ分子量及び同じ極性の線状コポリエステルとは異なる粘性及び異なるTgを有し得る。第1に、分岐構造の故に、より多くの末端基が線状コポリエステルよりも分岐コポリエステル中に存在し得る。本発明に従ったコポリエステルの末端基は、芳香族モノカルボン酸であり得る。如何なる理論にも縛られることを望まないが、芳香族末端基は、例えば、TT−TTスタッキングを介して、互いに相互作用し合うと考えられる。芳香族部分の間のこれらの相互作用は、ポリマの剛性を増大させると考えられる。よって、如何なる理論にも縛られることを望まないが、分岐コポリエステルは、同じ分子量の線状コポリエステルよりも剛的であると考えられる。
ホットメルトインク組成物の粘性は、ジェッティング(jetting)状況で高くあり過ぎ得ず、さもなければ、インク組成物は噴射させられ得ない。従って、ホットメルトインク組成物の成分の粘性も低いのが好ましく、1000mPasより下であるのが好ましい。他方、コポリエステルのTgは比較的高いことが好ましい。本発明に従ったコポリエステルは、比較的高いTg、例えば、−10℃〜50℃の範囲内のTgを、低い粘性、例えば、10mPa s〜1000mPaの範囲内、好ましくは、11mPa sから400mPa sの範囲内の粘性と組み合わせ得る。他方、本発明に従ったコポリエステルに比べて、線状コポリエステルは、同じ粘性で、より低いTgを有し得る。如何なる理論にも縛られることを望まないが、低い粘性及び比較的高い粘性は、ホットメルトインク組成物における使用のための有利な特性をコポリエステルにもたらすと考えられる。低い粘性は、コポリエステルを含むホットメルトインク組成物の効率的なジェッティングを可能にし、比較的高いTgは、剛性を備えるインク組成物をもたらし得る。
ある実施態様において、コポリエステルは、少なくとも1つのモノマーAと、少なくとも1つのモノマーBと、少なくとも2つのモノマーC(C及びC)とからのコポリエステルであり、少なくとも1つのモノマーAは、ヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであり、X≧4であり、第2のモノマーBは、アルコールとエステル結合を形成し得、少なくとも2つのモノマーCは、芳香族モノカルボン酸であり、少なくとも2つの異なるモノマーCは、少なくとも2つの異なる芳香族モノカルボン酸を含む。モノマーAが比較的多量のヒドロキシル基(X≧4)を含む場合、比較的多量のモノカルボン酸モノマーが存在し得る。樹脂の性質を調和させ且つ樹脂を非結晶質に維持するために、芳香族モノカルボン酸モノマーから生じる幾つかの末端基の間の相互作用が強すぎないことが必要である。コポリエステル中の末端基の間の相互作用を制御するためには、1つよりも多くの異なる末端基がコポリエステル中に組み込まれることが必要である。如何なる理論にも縛られることを望まないが、異なる末端基が示す互いに対する相互作用は、同じ種類の芳香族モノカルボン酸から生じる複数の末端基よりも少ない。結果的に、コポリエステルが結晶化する傾向が減少し、より多くの非結晶質コポリエステルをもたらし得るよう、コポリエステル中の末端基の間の相互作用を制御し、それによって、コポリエステル中の末端基の間の相互作用を低下させるために、芳香族モノカルボン酸の1つよりも多くの種類をコポリエステル中に設け得る。
ある実施態様において、ホットメルトインク組成物は、更にコポリエステルを含み、コポリエステルは、本質的に、第1の種類のモノマー及び第3の種類のモノマーの縮合体で構成され、第1の種類のモノマーは、少なくとも1つのモノマーA’を含み、モノマーA’は、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであり、X≧3であり、第3の種類のモノマーは、芳香族カルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーC’を含み、もしX≧4であるならば、第3の種類のモノマーは、少なくとも2つのモノマーC1,及びC2,を含み、モノマーC1,及びC2,は、芳香族カルボン酸の群から選択され、C1,は、C2,と異なる。第1の種類のモノマーからのモノマーA’は、モノマーAと類似であり得る。代替的に、モノマーA’は、モノマーAと異なり得る。モノマーC及びC’は同じ成分であって良く、或いは異なる成分であっても良い。後者のコポリエステルは、スペーサとして機能し得る第2のモノマーBを欠く。一般的に、X≧3であるXヒドロキシル官能基を含みポリヒドロキシルアルコールの縮合体とモノカルボン芳香族酸とで本質的に構成されるコポリエステルは、X≧3であるXヒドロキシル官能基を含みポリヒドロキシルアルコールの縮合体と、モノカルボン芳香族酸と、第2の種類のモノマーとで本質的に構成されるコポリエステルよりも低い重量平均分子量(M)を有し、第2の種類のモノマーは、モノマーBを含み、モノマーBは、アルコールとエステル結合を形成し得る。如何なる理論にも縛られることを望まないが、重量平均分子量のような分子量は、成分の粘性に関連し、分子量が低ければ低いほど、特定の種類の成分のための粘性はより低い。従って、第2のモノマーを含まない追加的なコポリエステルの添加は、リンク組成物の粘性を低下させ得る。それはホットメルトインク組成物のジェッティングにとって有益であり得る。
もしAがA’と類似し、CがC’と類似するならば、A’及びC’からのコポリエステルをA、B、及びCからのコポリエステルの合成中の副生物として形成し得る。代替的に、第1の種類のモノマー及び第3の種類のモノマーの縮合体から本質的に構成されるコポリエステルを別個に合成させ、本発明に従ったコポリエステルを含むインク組成物に添加し得る。後者の場合、第2のモノマーBを含むコポリエステル及び第2のモノマーBを含まないコポリエステルのために、異なるポリヒドロキシルアルコール成分及び/又は異なる芳香族モノカルボン酸を使用し得る。
ある実施態様において、150℃の温度でのコポリエステルの粘性ηは、10mPa sから1000mPa sの範囲内にある。好ましくは、コポリエステルの粘性は、12mPa から400mPa sの範囲内にある。より好ましくは、コポリエステルの粘性は、15mPa から300mPa sの範囲内にある。本発明に従ったコポリエステルは、本発明に従ったホットメルトインク組成物の成分の1つである。ホットメルトインク組成物は、室温で固定であり且つ高温で液体であるインク組成物である。ホットメルトインクは、一般的には、ホットメルトインクの液滴のジェッティングによって記録媒体の上に画像(イメージ)を形成するよう記録媒体に塗布される。噴射させられるために、インクは液相になければならず、結果的に、ホットメルトインクは高温で噴射させられる。例えば、ホットメルトインク組成物を90℃から170℃の温度で噴射させ得る。
好ましくは、ホットメルトインク組成物を100℃から150℃の温度で噴射させ得る。ジェッティングプロセスを容易化するためには、噴射させられるべきインク組成物が比較的低い粘性を有するのが好ましい。よって、ホットメルトインク組成物は、ホットメルトインクが噴射させられる高温で低い粘性を有するのが好ましい。従って、インク組成物は、150℃で比較的低い粘性、例えば、150mPa sよりも低い粘性、好ましくは、5mPa sから50mPa s、例えば、8mPa sから25mPa sのような90mPa sよりも低い粘性を有するのが好ましい。
ある実施態様において、コポリエステルの重量平均分子量(M)は、4000グラム/モル未満である。好ましくは、コポリエステルのMは、500〜3800グラム/モルの範囲内にある。より好ましくは、コポリエステルのMは、1000〜3600グラム/モルの範囲内にある。より一層好ましくは、コポリエステルのMは、1500〜3200グラム/モルの範囲内にある。一般的に、化合物の分子量又は重量平均分子量は、化合物の粘性に影響を及ぼし、分子量(又はM)が高ければ高いほど、化合物の粘性ηはより高い。上記に説明したように、コポリエステルの粘性は比較的低い低いことが望ましい。従って、化合物の重量平均分子量は、4000グラム/モル未満のように、比較的低いことが好ましい。加えて、分子量は、コポリエステルのTgにも影響を及ぼし得る。
後に説明するように、本発明のコポリエステルは、第1、第2、及び第3の種類のモノマーを反応させることによって得られる。
ある実施態様において、コポリエステルの重量平均分子量Mとコポリエステルの数平均分子量(M)との間の比率(M/M)として定められるコポリエステルの多分散性は、1.0〜3.5、好ましくは、1.1〜3.0、例えば、1.2〜2.5の範囲内にある。
上述のように、本発明に従ったコポリエステルの多分散性は、1よりも多くあり得る。これは重縮合反応中に1つよりも多くのコポリエステル化合物を形成し得るという事実に由来し得る。結果的に、第1、第2、及び第3の種類のモノマーからのコポリエステルの混合物を形成し得る。
本発明に従ったコポリエステルは、ホットメルトインク組成物中でバインダ(結合剤)として機能し得る。
本発明に従ったコポリエステルは、100℃〜200℃の範囲内の温度のような高温で安定的であり得るのが好ましい。即ち、特定の時間期間に亘ってより高い温度で維持されるとき、本発明に従ったコポリエステルは劣化し得ない。
ホットメルトインク組成物は、高溶融結晶化成分を更に含み得る。高溶融結晶化成分は、例えば、90℃〜150℃の範囲内の比較的高い融点を有する。好ましくは、高溶融結晶化成分の融点は、95℃〜130℃の範囲内にある。より好ましくは、高溶融結晶化成分の融点は、100℃〜120℃の範囲内にある。高溶融結晶化成分は、ジェッティング条件では液体であり、100℃より下の温度、好ましくは、90℃より下の温度で結晶化特性を有するのが典型的である。
高溶融結晶化成分は、30重量パーセント(30wt%)〜80重量パーセント(80wt%)の量において、好ましくは、42wt%〜55wt%又は50wt%〜67wt%のような、40wt%〜70wt%の範囲内において存在する。高溶融結晶化材料の存在は、高温でホットメルトインク組成物に剛性をもたらし、それによって、融合可能なホットメルトインクが噴射をもたらす。受取媒体の上に噴射させられた後、高溶融結晶化材料は冷め得る。材料の融点は高いので、結晶化材料は印刷後に素早く凝固し且つ/或いは結晶化し得る。高溶融結晶化材料は比較的素早く結晶化するので、印刷後に印刷済み画像を融合させ得る。それは印刷物の頑健性をより更に向上させ得る。
高溶融結晶性組成物の非限定的な実施例を表1に示す。
表1:高溶融結晶性組成物の実施例
Figure 2014527091
ホットメルトインク組成物は、低溶融結晶化成分を更に含み得る。低溶融結晶化材料は、例えば、45℃〜90℃の範囲内の、好ましくは、例えば、60℃から70℃のような、55℃〜85℃の範囲内の、比較的低い融点を有する。低溶融結晶化成分は、例えば、6wt%〜10wt%又は12wt%〜18wt%のような、5wt%〜20wt%の量のような、2wt%〜30wt%の量においてホットメルトインク組成物中に存在し得る。
低溶融結晶化材料の存在は、室温のようなより低い温度で、記録媒体上のホットメルトインク組成物に剛性をもたらす。追加的に、低溶融結晶化材料の存在は、高温でインク組成物に可撓性をもたらし、それによって、融合可能なホットメルトインク組成物をもたらす。
低溶融結晶性組成物の非限定的な実施例を表2に示す。
表2:低溶融結晶性組成物の実施例
Figure 2014527091
ホットメルトインク組成物は、着色剤を更に含み得る。着色剤は、色素、色素の混合物、染料、染料の混合物、染料及び色素の混合物、又は1つよりも多くの染料と1つよりも多くの色素の混合物であり得る。染料に対する色素の優れた色耐久度の故に、色素が好ましい。
本発明のある特徴では、本発明に従ったコポリエステルを準備するプロセスが提供される。
第2のモノマーBがジカルボン酸又はジカルボン酸の無水物である場合には、コポリエステルを準備するプロセスが提供され、コポリエステルは、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で本質的に構成され、第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、第2の種類のモノマーは、ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物で構成される群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含み、当該プロセスは、
a.不活性雰囲気の下で、第1の分子量nの第1の種類のモノマー、第2の分子量nの第2の種類のモノマー、及び第3の分子量nの第3の種類のモノマーを、比率Qにおいて、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
b.縮合反応によって形成される水が反応混合物から除去されるよう、混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
c.反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
ここで、Qは、
Figure 2014527091
として定められ、ここで、0.75<Q<1.25である。
コポリエステルは、多数のエステル結合を含む分子である。エステル結合は、ヒドロキシル官能基を含む化合物をカルボン酸官能基を含む化合物と反応させることによって形成されるのが典型的である。X≧3であるXヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールを芳香族カルボン酸及びジカルボン酸又はジカルボン酸の無水物と反応させることによって本発明に従ったコポリエステルを形成し得る。ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物の両方は、ヒドロキシル官能基を含む化合物との反応後にエステル結合を形成し得る。
ポリヒドロキシルアルコール中に存在する全てのヒドロキシル官能基、並びに全てのカルボン酸官能基及びカルボン酸の全ての無水物は転換され、それによって、エステル官能基を形成するのが好ましい。これを達成するために、反応混合物中に存在するヒドロキシル官能基の数は、反応混合物中のカルボン酸官能基の数に対応しなければならず、或いは、代替的に、反応混合物中に存在するヒドロキシル官能基の数は、カルボン酸官能基の数に、反応混合物中のジカルボン酸の無水物の数の半分を加えた数に対応しなければならない。従って、Q(ヒドロキシル官能基の分子量(X×n)と芳香族モノカルボン酸の分子量及び第2のモノマーの分子量の2倍(2n+n)との間の比率))が、0.75〜1.25の間にある。好ましくは、比率Qは、0.90〜1.10の間にある。より好ましくは、比率Qは、0.97〜1.01の間又は0.99〜1.03の間のような、0.95〜1.05の間にある。
1つよりも多くのモノマーAを第1の種類のものまーとして使用し得る。例えば、2つの異なるモノマー(A及びA)を第1の種類のモノマーとして使用し得る。ヒドロキシル官能基の数は、2つのモノマーA及びAのために異なり得る。分子量nのモノマーA及び分子量nA2のモノマーAを使用し得る。例えば、モノマーA1(X1)のためのヒドロキシル基の数は3であり得るのに対し、モノマーA2(X2)のためのヒドロキシル基の数は4であり得る。その場合には、X×n(XnA)を以下のように計算し得る。
Figure 2014527091
分子量n、n、及びnは、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの総分子量を指す。
代替的な実施態様において、本発明に従ったコポリエステルは、上述のようなワンステップ(1段階)手順の代わりに、段階的な(ステップ式の)手順において準備される。例えば、X≧3であるXヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであるモノマーAを含む第1の種類のモノマーを第2の種類のモノマーと反応させ得る。第1のステップにおいて、第2の種類のモノマーは、ジカルボン酸又はジカルボン酸の無水物であるモノマーBを含み、その結果、第1の種類のモノマー及び第2の種類のモノマーからコポリエステルの形成が得られる。後続のステップにおいて、第1のステップからの反応生成物を第3の種類のモノマーと更に反応させ得る。第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸であるモノマーCを含む。この後続のステップにおいて、本発明に従ったコポリエステルを得ることができる。如何なる理論にも縛られることを望まないが、コポリエステルが段階的な手順において準備されるならば、コポリエステルの分子量及び/又は多分散性をより一層効率的に制御し得ると考えられる。
重縮合反応は、溶剤の存在の下で行われるのが好ましい。適切な溶剤の実施例は、キシレン、トルエン、ベンゼン、アルケン、例えば、ヘキサン、ペンタン、オクタン、ノナン、デカンを含むが、それらに限定されない。代替的に、モノマーの重縮合反応を溶融物中で行い得る。その場合、モノマーは反応してエステル結合を形成し且つ水を排出する。
重縮合反応では、小さい分子、即ち、低い分子量を有する分子、例えば、水の損失と共に、化学結合が形成される。アルコールとカルボン酸又はカルボン酸の無水物との間の重縮合反応はエステルを形成し、水は平衡反応である。反応を完了させる(エステル及び水を形成するためにアルコールとカルボン酸又はカルボン酸の無水物とを完全に反応させる)ために、或いは少なくとも高い転換まで行かせるために、反応混合物から水を取り除くのが普通である。反応混合物からの水の除去が促進されるように、水との共沸混合物を形成する溶剤を選択し得る。そのような溶剤の実施例は、キシレン又はトルエンである。これらの溶剤を単独で、或いは他の溶剤との組み合わせにおいて使用し得る。トルエンに対するキシレンの利点は、そのより高い沸点であり、それによって、反応がより高い温度で起こることを可能にし、それによって、反応の速度を増大させる。水と共沸混合物を形成する溶剤の使用の代替として、或いは追加として、減圧の下で水を除去し得る。
重縮合反応中に形成される水を除去する第2の手段は、反応炉にディーン・スタークトラップを装備することである。ディーン・スタークトラップ又は装置(又はディーン・スターク受信器又は蒸留トラップ)は、反応炉から水(又は場合によっては他の液体)を収集するために合成化学において使用される1つの機器である。還流温度で行われる化学反応中に生成される(2段階反応システムからの)水の連続的な除去のために、還流凝縮器又は回分反応器との組み合わせにおいてディーン・スタークトラップを使用し得る。
反応速度を向上させるために、重縮合触媒を添加し得る。適切な重縮合触媒は当該技術分野において既知であり、例えば、グリコールアダクツ及びTiアルコキシドを含む、酢酸塩及び酸化物のような、Li、Ca、Mg、Mn、Zn、Pb、Sn、Sb、Ge、及びTiの全ての塩を含み、それらは適切な縮合触媒である。
適切な縮合触媒の具体的な実施例は、チタン(ター)−ブトキシド(IV)、酸化スズ(II)、酢酸亜鉛、酸化アンチモン(III)、及びスズ2−ヘキサノン酸エチル(II)である。代替的に、酸によって重縮合反応を触媒し得る。
縮合反応によって形成される水が反応混合物から除去されるように、反応混合物を150℃〜200℃まで加熱する。好ましくは、反応混合物を170℃〜230℃まで加熱し、例えば、反応混合物を180℃〜210℃まで加熱し、或いは反応混合物を190℃〜240℃まで加熱する。温度上昇の追加的な利点は、より高い温度で、より低い温度と比べて、反応の速度がより高いことである。反応を行い得る最大温度は、例えば、反応を行うために使用される溶剤又は溶剤混合物に依存し、反応温度は、溶剤の沸点を超えてはならない。
第2のモノマーBがラクトン又はヒドロキシル芳香族酸である場合、コポリエステルを準備するプロセスが提供され、コポリエステルは、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で本質的に構成され、第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、第2の種類のモノマーは、ラクトン及びヒドロキシルジカルボン酸で構成される群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含み、当該プロセスは、
a.不活性雰囲気の下で、第1の分子量nの第1の種類のモノマー、n>0である第2の分子量nの第2の種類のモノマー、及び第3の分子量nの第3の種類のモノマーを、比率Q’において、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
b.縮合反応によって形成される水が反応混合物から除去されるよう、混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
c.反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
ここで、Q’は、
Figure 2014527091
として定められ、ここで、0.75<Q’<1.25である。
上述のように、反応混合物中に存在するヒドロキシル官能基は、反応混合物中に存在するカルボン酸又はラクトンと反応し、それによって、エステル結合を形成し得る。ヒドロキシル官能基の分子量は、反応混合物中のカルボン酸の数に対応するのが好ましい。ヒドロキシルカルボン酸は、等しい数のヒドロキシル官能基及びカルボン酸官能基を含む。環開放後、ラクトンも、等しい数のヒドロキシル官能基及びカルボン酸官能基を含む。結果的に、ラクトン及びヒドロキシルカルボン酸の両方が互いにエステル結合を形成可能であり、存在するラクトン又はヒドロキシルカルボン酸の分子量は、ポリヒドロキシルアルコールと芳香族酸との間の所望の比率に影響を及ぼさない。比率Q’
(反応混合物中に存在するポリヒドロキシルアルコールのX倍(X×n)と反応混合物中に存在する芳香族モノカルボン酸(n)との間の比率)は、0.75〜1.25の間である。好ましくは、比率Q’は、0.85〜1.15の間である。より好ましくは、比率Q’は、0.95〜1.05の間、例えば、0.97〜1.03の間のような、0.90〜1.10の間である。理論的には、第2のモノマーBの量が0より多い限り、如何なる量の第2のモノマーBを反応混合物に提供し得る。
ある実施態様において、コポリエステルを準備するためのプロセスは、
d.減圧の下でコポリエステルを蒸留する、
というプロセスを更に含む。
減圧の下でコポリエステルを蒸留することによって、未反応モノマーのような、反応混合物中に存在する比較的揮発性の成分を、コポリエステルから容易に取り除き、それによって、コポリエステルを精製し得る。本発明の文脈において、減圧は、10−2mbarより下の圧力として解釈されるべきであり、不活性雰囲気は、不活性成分、即ち、3つのモノマーと反応しない或いは3つのモノマーの間の反応に影響を及ぼさない成分を含む雰囲気、例えば、窒素雰囲気として解釈されるべきである。
本発明のある特徴では、ホットメルトインク組成物を印刷プロセスにおいて使用し得る。
本発明のある特徴では、ホットメルトインク組成物が提供され、ホットメルトインク組成物は、少なくとも第1のモノマーAと、第2のモノマーBと、第3のモノマーCからのコポリエステルを含み、第1のモノマーAは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであり、X≧3であり、第2のモノマーBは、アルコールとエステル結合を形成可能であり、第3のモノマーは、芳香族モノカルボン酸である。
ある実施態様において、150℃の温度でのコポリエステルの粘性ηは、400mPa s未満である。
ある実施態様において、コポリエステルの重量平均分子量は、4000グラム/モル未満である。
ある実施態様において、第1のモノマーAは、グリセリン、ペンタエリスリトール、2−(ヒドロキシルメチル)−2−メチルプロパン−1,3−ジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシルメチル)プロパン−1,3−ジオール、ジペンタエリトリトール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、及びトリメチロールペンタンから成る群のうちの少なくとも1つから選択される。
ある実施態様において、第3のモノマーCは、安息香酸、2−メチル安息香酸、3−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、2−メトキシ安息香酸、3−メトキシ安息香酸、及び4−メトキシ安息香酸から成る群のうちの少なくとも1つから選択される。
ある実施態様において、ホットメルトインクは、X≧3であるXヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールである第5のモノマーA’と、芳香族モノカルボン酸である第6のモノマーC’と、もしX≧4であるならば、C’とは異なる芳香族モノカルボン酸である第7のモノマーD’とからのコポリエステルを更に含む。
ある実施態様において、第2のモノマーBは、ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物で構成される群から選択される。
ある実施態様において、第1の種類のモノマーAは、第1の分子量nにおいて存在し、第2の種類のモノマーBは、第2の分子量nにおいて存在し、第3の種類のモノマーCは、第3の分子量nにおいて存在し、以下の等式を満足する。
Figure 2014527091
代替的な実施態様において、第2のモノマーBは、ラクトン及びヒドロキシルカルボン酸で構成される群から選択される。
ある実施態様において、第1の種類のモノマーAは、第1の分子量nにおいて存在し、第2の種類のモノマーBは、第2の分子量nにおいて存在し、n>0モルであり、第3の種類のモノマーCは、第3の分子量nにおいて存在し、以下の等式を満足する。
Figure 2014527091
ある実施態様では、ホットメルトインク組成物が提供され、ホットメルトインク組成物は、コポリエステル混合物を含み、コポリエステル混合物は、本発明に従ったコポリエステルの2つ又はそれよりも多くを含む。
ある実施態様において、ホットメルトインク組成物は、着色剤と、高溶融結晶化材料とを更に含む。
本発明のある特徴において、少なくとも第1のモノマーA、第2のモノマーB、及び第3のモノマーからコポリエステルを準備するプロセスが提供され、第1のモノマーAは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択され、X≧3であり、第2のモノマーBは、ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物で構成される群から選択され、第3のモノマーCは、芳香族モノカルボン酸であり、
当該プロセスは、
a.不活性雰囲気の下で、Xヒドロキシル官能基を含む第1の分子量nの第1のモノマーA、第2の分子量nの第2のモノマーB、及び第3の分子量nの第3のモノマーCを、比率Qにおいて、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
b.縮合反応によって形成される水が反応混合物から除去されるよう、混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
c.反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
ここで、Qは、
Figure 2014527091
として定められ、ここで、0.75<Q<1.25である。
本発明のある特徴によれば、少なくとも第1のモノマーA、第2のモノマーB、及び第3のモノマーからコポリエステルを準備するプロセスが提供され、第1のモノマーAは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであり、X≧3であり、第2のモノマーBは、ラクトン及びヒドロキシルジカルボン酸で構成される群から選択され、第3のモノマーCは、芳香族モノカルボン酸であり、当該プロセスは、
a.不活性雰囲気の下で、Xヒドロキシル官能基を含む第1の分子量nの第1のモノマーA、n>0である第2の分子量nの第2のモノマーB、及び第3の分子量nの第3のモノマーCを、比率Q’において、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
b.縮合反応によって形成される水が反応混合物から除去されるよう、混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
c.反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
ここで、Q’は、
Figure 2014527091
として定められ、ここで、0.75<Q’<1.25である。
ある実施態様において、当該プロセスは、
d.コポリエステルを減圧の下で蒸留するステップ、
を更に含む。
非限定的な実施態様を示す添付の図面を参照して本発明のこれらの及び他の機能及び利点を以下に更に説明する。
画像形成装置を示す概略図である。
図面中、同等の参照番号は、同等の素子を指す。
図1は、インクジェット印刷組立体53を示している。インクジェット印刷組立体53は、受像部材52を支持する支持手段を含む。支持手段はプラテン51として図1に示されているが、代替的に、支持手段は平坦な表面であってもよい。図1に描写するようなプラテン51は、回転可能なドラムであり、ドラムは、矢印Aによって示されるように、その軸について回転可能である。支持手段は、任意的に、受像部材を支持手段に対して固定位置に保持するための吸引孔を備え得る。インクジェット印刷組立体53は、走査印刷キャリッジ55上に取り付けられる印刷ヘッド54a−54dを含む。走査印刷キャリッジ55は、主走査方向Bにおいて往復動するよう、適切な案内手段56,57によって案内される。各印刷ヘッド54a−54dは、オリフィス表面59を含み、オリフィス表面59は、少なくとも1つのオリフィス58を備える。印刷ヘッド54a−54dは、マーキング材料の滴を受像部材52の上に噴射するよう構成される。印刷ヘッド54a−54dは、滴を噴射するため多数の技術に基づき得る。印刷ヘッド54a−54dは、例えば、圧電印刷ヘッドであってよく、印刷ヘッド54a−54dは、例えば、感熱印刷ヘッドであってよい。プラテン51、キャリッジ55、及びプリントヘッド54a−54dは、それぞれ、適切な制御手段60a,60b,60cによって制御される。
受像部材52は、ウェブ状又はシート形態の媒体であってよく、例えば、紙、厚紙、印刷用粘着シート、塗工紙、プラスチック、又は織物であり得る。代替的に、受像媒体52は、無端であるがなかろうが、中間部材であってもよい。循環的に移動させ得る無端部材の実例は、ベルト又はドラムである。受像媒体52は、流体マーキング材料を備える4つの印刷ヘッド54a−54dに沿ってプラテン51によって副走査方向Aに移動させられる。
走査印刷キャリッジ55は、4つの印刷ヘッド54a−54dを支持し、例えば、主走査方向Bにおける受像部材52の走査を可能にするために、プラテン51と平行な主走査走行Bに往復動させられ得る。本発明を実証するために、4つの印刷ヘッド54a−54dのみを描写している。実際には、任意の数の印刷ヘッドを利用し得る。いずれにしても、走査印刷キャリッジ55の上にマーキング材料の色毎に少なくとも1つの印刷ヘッド54a−54dが配置される。例えば、白黒プリンタのために、普通はブラックマーキング材料を含む少なくとも1つの印刷ヘッド54a−54dが存在する。代替的に、白黒プリンタは、黒色受像部材52上に適用されるべきホワイトマーキング材料を含み得る。多数の色を含むフルカラープリンタのために、普通はブラック、シアン、マジェンタ、及びイエローの色の各々のために少なくとも1つの印刷ヘッド54a−54dが存在する。しばしば、フルカラープリンタでは、異なる色のマーキング材料に比べて、ブラックマーキング材料がより頻繁に使用される。従って、他の色のいずれかのマーキング材料を含む印刷ヘッド54a−54dに比べてブラックマーキング材料を含む、より多くの印刷ヘッド54a−54dを、走査印刷キャリッジ55の上に設け得る。代替的に、ブラックマーキング材料を含む印刷ヘッド54a−54dは、異なる色のマーキング材料を含む印刷ヘッド54a−54dのいずれよりも大きくあり得る。
キャリッジ55は、案内手段56,57によって案内される。これらの案内手段56,57は、図1Bに描写されるようなロッドであり得る。適切な駆動手段(図示せず)によってロッドを駆動し得る。代替的に、キャリッジ55を移動し得るアームのような他の案内手段によって、キャリッジ55を案内し得る。他の代替は、受像材料52を主走査方向Bにおいて移動することである。
各印刷ヘッド54a−54dは、印刷ヘッド54a−54d内に提供される流体マーキング材料を収容する圧力チャンバと流体連絡する少なくとも1つのオリフィス58を有するオリフィス表面59を含む。オリフィス表面59には、多数のオリフィス58が副走査方向Aと平行な単一の直線配列において配置される。印刷ヘッド54a−54d毎に8個のオリフィス58を図1に描写しているが、実際的な実施態様では、印刷ヘッド54a−54d毎に多数の配列に任意的に配置される数百のオリフィス58を設け得るのは明らかである。図1に描写されるように、それぞれの印刷ヘッド54a−54dは、それぞれの印刷ヘッド54a−54dの対応するオリフィス58が主走査方向Bにおいて直列に位置付けられるように、互いに平行に配置されている。これは最大で4つのオリフィス58を選択的に活性化することによって主走査方向Bにおける画像点の線を形成し得ることを意味し、4つのオリフィスの各々は異なる印刷ヘッド54a−54dの一部である。オリフィス58の対応する直列配置を伴う印刷ヘッド54a−54dの上記平行な位置付けは、生産性を向上させ且つ/或いは印刷品質を向上させるのに有利である。代替的に、それぞれの印刷ヘッド54a−54dのオリフィス58が直線ではなく食い違い構造に位置付けられるように、多数の印刷ヘッド54a−54dを互いに隣接して印刷カートリッジの上に配置し得る。例えば、これは印刷解像度を増大させるために或いは有効印刷面積を拡大させるために行われ得、それは主走査方向における単一走査において対処され得る。画像点はオリフィス58からマーキング材料の滴を噴射することによって形成される。
マーキング材料の噴射後、一部のマーキング材料は零れ、印刷ヘッド54a−54dのオリフィス表面59上に留まり得る。オリフィス表面59上に存在するインクは、液滴の噴射及び受像部材52上のこれらの液滴の配置に否定的な影響を及ぼし得る。従って、オリフィス表面59から余分なインクを取り除くことは有利であり得る。例えば、ワイパによって拭うことによって、且つ/或いは、例えば、塗工によってもたらされる、表面の適切な湿潤防止特性の適用によって、余分のインクを取り除き得る。
実験及び実例
(材料)
全ての化学物質はSigma−Aldrichから取得され、受け取った状態で使用され得。使用した色素は、カーボンブラック(PB7)の散布であった。
(方法)
ガラス片に温度(T )、融点、及び結晶化点
を示差走査熱量計を用いてASTM E 1356−03に従って決定し、TA Instruments Q2000を用いて測定した。準備したサンプルを20℃/分の速度で加熱した。第2の運転中に、Tの開始を決定した(即ち、測定を開始する前に、先ずサンプルを加熱し且つ冷却した)。Tは二次転移であり、DSC曲線の偏向点(deflection point)を分析することによってTを決定し得る。
第1の加熱運転中に融点を決定した。第1の冷却運転中に結晶化温度を決定した。
粘性 (Viscosity)
140℃(CR法)でプレート間幾何学的形状センサシステム(PP60)を使用するHAAKE Universal Temperature Controllerを備えるHAAKE Rheostress RS600を用いて粘性を測定した。
分子量 (M 及びM )
混合Cコラムを使用するSize Exclusion Chromatographyを用いてコポリエステルの数平均分子量及び重量平均分子量を決定した。M及びMはポリスチレン標準に対して決定される。
スミアリング (Smearing)
以下の方法を使用してスミアリングを測定した。
− 8個の活性ノズル及び24個の不活性ノズルに対応するパターンを32個のバーを含む600×600dpiの解像度で印刷する。
− Oce Top Colour Paper Satinated(TCS)内に覆われた30mm×30mmの大きさ及び455グラムの質量を有する平坦なホルダを印刷済みバーの方向に対して垂直な方向において印刷済みパターンに亘って10回前後に移動させることによって印刷済みパターンをロードする。
− 走査はTCS上のインプリントの光学密度を測定することによって決定され、0〜5に及ぶマーク(印)を伴う結果を与える。0のマークは、より多くのスメアリング(悪い結果)に対応し、5のマークは、スメアリングがない結果(良い結果)に対応する。
灰色領域スメアリング (Grey-area smearing)
灰色領域(gray area)スメアリングは、以下の方法を使用して測定される。
− 150×150dpiで印刷された灰色領域に対する10Nの法線力を使用してスクラッチ(掻き傷)を作る。
− 光学密度、スクラッチの表面とスクラッチの直ぐ隣の領域との間の(Gretag Macbeth D19C ODメータを用いて測定される)ODにおける相対的な差((ΔOD/ODarea right next to the scratch)×100%)を測定する。
− スクラッチの表面とスクラッチの直ぐ隣の領域との間の相対OD差は、スクラッチ耐久度の測定値である。0%の相対OD差は、灰色領域スメアリングがないことを示し、値5が付与される。40%よりも多くの相対OD差は、高い灰色領域スメアリングを示し、値0が付与される。
ブロッキング (blocking)
ISO11798に従って耐ブロッキング性を決定し、以下のステップを含む。
− サンプル準備:1)7×7cmの受取材料の印刷済みサンプルを切断する;2)同じ大きさの受取材料の非印刷部分を切断する;3)非印刷受取材料が印刷済み部分と直接的に接触するよう、印刷済み部分及び非印刷部分を交互に積み重ねる。
− 3.5日に亘って、(特に断りのない限り)50℃で、60%の相対湿度で、3.34kgの重量をスタック(積重ね)の上に置く。
試験結果の肯定的な判断(即ち、ブロッキングがない或いはブロッキングが殆どない)のために、印刷済みサンプル及び非印刷サンプルは互いに粘着せず、印刷済みサンプルから非印刷サンプルへの画像移転は起こり得ない。試験結果は、5(ブロッキングがない)から0(ブロッキングが多い)に及ぶマーク(印)で与えられる。
スクラッチ耐久度 (Scratch fastness)
以下の方法を使用してスクラッチ耐久度を測定した。
− 0.5mmの半径を備える多結晶ダイヤモンドのチゼルを用いて28cNの法線力を使用してスクラッチを作る。
− 光学密度、スクラッチの表面とスクラッチの直ぐ隣の領域との間の(Gretag Macbeth D19C ODメータを用いて測定される)ODにおける相対的な差((ΔOD/ODarea right next to the scratch)×100%)を測定する。
− スクラッチの表面とスクラッチの直ぐ隣の領域との間の相対OD差は、スクラッチ耐久度の測定値である。
− 0%の相対的なOD差は、完全なスクラッチ耐久度を示し、値5が付与される。20%以上の相対OD差は、極めて低いスクラッチ耐久度を示し、値0が付与される。
粘着性 (Adhesion)
ASTM D3359試験を使用して粘着性を測定した。
耐折畳み性 (Folding resistance)
以下の方法を使用して耐折畳み性を測定する。
− キルヒナー(Kirchner)ロールを使用して、印刷済み紙、好ましくは、Hello Gloss 90グラムを折り畳む。印刷の方向に対して垂直に折畳みを行う。
− 折畳みを行う(ODfold)印刷済み紙の上の位置で光学密度を測定し、折畳みの隣の印刷済み紙の上で光学密度(ODnext to fold)を測定する。
測定した光学密度に基づき、耐折畳み性αを計算し、ここで、αは、α=(10−OD(fold)−1)/(10−OD(neext to fold)−1)として定められる。α=1(完全な耐折畳み性)のとき、結果は値5で付与され、α<0.90のとき、結果は値0で付与される。
カーボン効果 (Carbon effect)
以下の方法を使用してカーボン効果を測定する。
− ボールペン(ballpoint)及び金属プレートを提供し、ボールペンの先端は金属プレートの上に位置する。
− 物体がボールペンから懸架されるように、296gの質量を有する物体をボールペンに接続した。
− 印刷済み紙及び非印刷紙、印刷済み紙の印刷済み側は非印刷紙に面し、同じ種類の紙を含む印刷済み紙及び非印刷紙を互いに上下に重ねて配置し、ボールペンが印刷済み紙の裏面に線を引くように、ボールペンと金属プレートとの間において共に移動させる。印刷済み紙及び非印刷紙は、互いに対して移動してはならない。試験の結果を基準と比較することによって結果を判断し、値を付与する。5の値は、極めて良い結果に対応し、0の値は、極めて悪い結果に対応する。
実験1
コポリエステルの準備
10.0gのグリセリン(0.109モル;6当量)、15.6gのシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシル酸(0.091モル;5当量)、及び17.7gの安息香酸(0.145モル;8当量)を窒素雰囲気下でディーン・スターク・トラップ(Dean-Stark trap)を備える丸底フラスコ内に導入した。20モルのキシレンを添加した。次に、混合物を200℃まで加熱し、2日に亘って撹拌した。ディーン・スターク・トラップ内に存在する水の量を監視することによって転換(conversion)を監視した。
反応が完了した後、ディーン・スターク・トラップから水を取り除き、回転式気化器(rotavap)内のキシレンを取り除いた。キシレンは水と共沸混合物を形成するので、キシレンの除去後、水の最後の痕跡も取り除かれる。反応混合物を真空下で(即ち、最大で10−2mbarの圧力で)もう8時間に亘って150℃まで加熱することによって、キシレン並びに未反応モノマー(単量体)の最後の痕跡を除去した。
準備したコポリエステル30は、25℃のTg、354mPasの140℃での粘性、2064gram/moleの分子量(M)を有した(表1も参照)。
実験2−14において、所望の量のそれぞれのビルディングブロック(A、B、C、及び任意的にC2)をディーン・スターク・トラップを備える丸底フラスコ内にそれぞれ化合させることによって、本発明に従った幾つかの他のコポリエステル(31−43)を上述と類似の方法において合成した。本発明に従ったコポリエステルの非限定的な実施例を表3に要約する。
表3:コポリエステル
Figure 2014527091
(実施例)
幾つかのインク組成物を準備した。インク組成物20−25は、本発明に従ったコポリエステルを含み、インク組成物26は、本発明に従ったコポリエステルを含まない。
(実施例1)
ホットメルトインク組成物の準備
10グラムのコポリエステル30、30グラムのコポリエステル31、及び10グラムの低溶融結晶性組成物10を容器内で化合し、150℃まで加熱し、混合させた。引き続き、混合物の撹拌の下で、50グラムの高溶融結晶性組成物1,n=9を添加した。全ての材料が溶融させられるまで混合物を撹拌した。
引き続き、2.5phrのブラック色素分散を添加し、混合物をもう3時間に亘って撹拌した。分散からの残留溶剤を低圧で除去した。結果として得られた流体を0.7〜1.2μmの範囲内の孔を有するフィルタの上で濾過した。濾過されたインク組成物を室温まで冷却させ、然る後、インク組成物を凝固させ、インク組成物を生じさせた。
インク組成物20は、140℃で19.3mPa.sの粘性ηと、8℃のTgと、61℃、73℃、93℃、及び129℃の融点と、61℃及び109℃の結晶化温度とを有した。
(実施例2)
10グラムのコポリエステル30及び30グラムのコポリエステル31の代わりに、20グラムのコポリエステル31及び20グラムのコポリエステル41を使用したという相違で、実施例1において記載した手順と類似の手順においてインク組成物21を準備した。
インク組成物21は、140℃で17.5mPa.sの粘性ηと、5℃のTgと、61℃、73℃、93℃、及び128℃での融点と、60℃及び110℃の結晶化温度とを有した。
(実施例3)
10グラムのコポリエステル30の代わりに、10グラムのコポリエステル32を使用したという相違で、実施例1において記載した手順と類似の手順においてインク組成物22を準備した。
インク組成物22は、140℃で18.9mPa.sの粘性ηと、2℃のTgと、61℃、74℃、94℃、及び129℃での融点と、60℃及び110℃の結晶化温度とを有した。
(実施例4)
10グラムの低溶融結晶化成分10の代わりに10グラムの低溶融結晶化成分12を使用し、10グラムのコポリエステル30及び30グラムのコポリエステル31の代わりに40グラムのコポリエステル32を使用し、50グラムの高溶融結晶化成分1,n=9の代わりに50グラムの9,n=4を使用したという相違で、実施例1において記載した手順と類似の手順においてインク組成物23を準備した。
インク組成物23は、140℃で14.4mPa.sの粘性ηと、6℃のTgと、57℃及び110℃での融点と、35℃及び53℃の結晶化温度とを有した。
(実施例5)
50グラムのコポリエステル42及び50グラムの高溶融結晶化成分5,n=6を容器内で化合させ、150℃まで加熱し、混合することによって、インク組成物24を準備した。引き続き、Mikuniから得られる2.5phrのブラック色素を添加し、混合物をもう3時間に亘って撹拌した。結果として得られた流体を0.7〜1.2μmの範囲内の孔を有するフィルタの上で濾過した。濾過後のインク組成物を室温まで冷まし、然る後、インク組成物は凝固し、インク組成物24を生じさせた。
インク組成物24は、140℃で8.0mPa.sの粘性ηと、15℃のTgと、88℃の融点と、61℃の結晶化温度とを有した。
(実施例6)
高溶融結晶化成分として高溶融結晶化材料1,n=9の代わりに成分1,n=8を使用した点を除き、インク組成物21と類似の方法においてインク組成物25を準備した。
インク組成物25は、140℃で18.2mPa.sの粘性ηと、4℃のTgと、58℃、71℃、91℃、及び128℃での融点と、58℃及び112℃の結晶化温度とを有した。
(比較実施例C1)
ジイソプロパノールアミン、コハク酸、及び安息香酸から40グラムのコポリエステルを容器内で化合させ、150℃まで加熱し、混合することによって、インク組成物26を準備した。コポリエステルは、700グラム/モルのMと、20グラムの低溶融結晶化成分10とを有した。引き続き、混合物の各本の下で、40グラムの高溶融結晶化成分1,n=9を添加した。全ての混合物が溶融させられるまで混合物を撹拌した。
引き続き、2.4phrの染料(Valifast Black 3820)を添加し、混合物をもう3時間撹拌した。結果として得られた流体を0.7〜1.2μmの範囲内の孔を有するフィルタの上で濾過した。濾過後のインク組成物を室温まで冷まし、然る後、インク組成物は凝固し、インク組成物26を生じさせた。
インク組成物26は、140℃で12/2mPa.sの粘性ηと、4℃のTgと、58℃、72℃、91℃、及び123℃での融点と、52℃及び103℃の結晶化温度とを有した。
(実施例7)
インク組成物の印刷
上記に参照したインク組成物を使用して、Oce−colorwave 600プリンタを使用して印刷物を作成した。インク組成物を固相においてプリンタに供給し、プリンタ内で溶融させた。
第1の比較実験では、Oce Colorwave 600を使用してHell Gloss受取媒体の上に印刷物を作成した。印刷頑健性の幾つかの側面に関して、インク組成物21(実施例2)を用いて作成した印刷物をインク組成物26(C1)を用いて作成した印刷物と比較した。結果を表4中に要約する。
表4
Figure 2014527091
本発明に従ったコポリエステルを含むインク組成物21を用いて作成した印刷物は、印刷頑健性の4つの側面、即ち、ブロッキング、耐折畳み性、接着性、及びスメアリングに関して、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも良好な結果を示した。インク組成物21を用いた作成した印刷物及びインク組成物26を用いて作成した印刷物は、カーボン効果に関して類似の結果を示した。インク組成物21を用いて作成した印刷物は、灰色領域スメアリング及びスクラッチ耐久度に関して、良い結果及び極めて良い結果をそれぞれ示した。これらの側面については、インク組成物26を用いて作成した印刷物を試験しなかった。
本発明に従ったコポリエステルを含むインク組成物24を用いて作成した印刷物も、印刷頑健性の2つの側面、即ち、スメアリング及びカーボン効果に関して、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも良好な結果を示した。インク組成物24を用いて作成した印刷物は、インク組成物26を用いて作成した印刷物と類似の耐折畳み性を示した。灰色領域スメアリング及びスクラッチ耐久度に関しては比較が可能でない。インク組成物26を用いて作成した印刷物は、ブロッキング及び接着性に関してインク組成物24を用いて作成した印刷物よりも良好な結果を示した。
同様に本発明に従ったコポリエステルを含むインク組成物25を用いて作成した印刷物は、印刷頑健性の3つの側面、即ち、ブロッキング、接着性、及びスメアリングに関して、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも良好な結果を示した。インク組成物25を用いて作成した印刷物及びインク組成物26を用いて作成した印刷物は、耐折畳み性に関して類似の結果を示した。
インク組成物25及び26を用いて作成した印刷物を印刷後に融合させた。インク組成物21を用いて作成した印刷物に関しては、灰色領域スメアリング試験において使用した印刷物のみを印刷後に融合させた。しかしながら、印刷頑健性は、普通、融合後に増大する。従って、印刷頑健性は、印刷物の融合後に一層更に向上することが予期される。
第2の比較実験では、Oce Colorwave 600を使用してHell Gloss受取媒体の上に印刷物を作成した。印刷頑健性の幾つかの側面について、インク組成物21を用いて作成した印刷物をインク組成物26を用いて作成した印刷物と比較した。印刷後に全ての印刷物を融合させた。
表5
Figure 2014527091
インク組成物20を用いて作成した印刷物及びインク組成物26を用いて作成した印刷物の両方の印刷頑健性に関する試験結果を表5に要約する。インク組成物20を用いて作成した印刷物は、印刷頑健性の4つの側面(ブロッキング、耐折畳み性、接着性、及びスクラッチ耐久度)に関して、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも良好な結果を示した。インク組成物20及び26を用いて作成した印刷物は、カーボン効果に関する試験において同じ結果を示した。インク組成物20を用いて作成した印刷物の灰色領域スメアリングのみを試験した。従って、印刷頑健性のその側面に関しては、インク組成物26を用いて作成した印刷物との間の比較を行い得ない。インク組成物20を用いて作成した印刷物は、行った試験のいずれにおいても、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも悪い印刷頑健性を示さなかった。
第3の比較実験では、Oce Colorwave 600を使用して上塗りHell Gloss受取媒体の上に印刷物を作成した。それらのスクラッチ耐久度に関して、インク組成物20〜23及び26を比較した。試験において使用したスクラッチ高さは、3mm、それぞれの4mmであった。
表6
Figure 2014527091
インク組成物20、21、及び22を用いて作成した印刷物は、スクラッチの表面とスクラッチの直ぐ隣の領域との間で光学密度(OD)における相違を殆ど示さなかった。結果的に、これらの印刷物は、スクラッチ耐久度に関して値5を有する。インク組成物23及び26を用いて作成した印刷物は、スクラッチ耐久度においてより悪い結果を示した。スクラッチ耐久度に関して、両方の印刷物に値0を付与した。しかしながら、インク組成物23を用いて作成した印刷物に関するODの相対差異は、インク組成物26を用いて作成した印刷物に関するODの相対差異よりも少なかった。よって、インク組成物20〜23を用いて作成した印刷物は、インク組成物26を用いて作成した印刷物よりも良好な示した。
第4の比較実験では、ブロッキングに関して、1200×600dpiにおいてOce Colorwave 600を使用してインク組成物20、21、22、及び26を用いて作成した印刷物を試験した。
表7
Figure 2014527091
本発明に従ったコポリエステルを含むインク組成物21〜22を用いて作成した印刷物は、60℃の媒体温度で、本発明に従ったコポリエステルを含まないインク組成物26を用いて作成した印刷物よりも低いレベルのブロッキング(より高い印刷頑健性)を示した。インク組成物20〜22を用いて作成した印刷物のブロッキングのレベルは、媒体温度の増大に応じて減少した。
本発明に従ったコポリエステルを含むホットメルトインク組成物(実施例1〜6)を本発明に従ったコポリエステルを含まないホットメルトインク組成物(比較実施例C1)と比較するとき、そのようなインクが印刷頑健性の向上をもたらすことは明らかである。
本発明の詳細な実施態様をここに開示した。しかしながら、開示の実施態様は、様々の形態において具現し得る本発明の例示に過ぎないことが理解されるべきである。従って、ここに開示する特定の構造及び機能的な詳細は、限定的であると考えられるべきでなく、単に請求項のための基礎として並びに本発明を仮想的に及び近似的に詳細な構造において様々に利用することを当業者に教示するための代表的な基礎として考えられるべきである。特に、別個の従属項に提示され且つ記載される機能を組み合わせにおいて適用可能であり、そのような請求項の如何なる組み合わせをもここに開示する。更に、ここで使用する用語及び成句は限定的であることは意図されておらず、むしろ本発明の理解可能な記載を提供することが意図されている。ここで使用する単数形の用語は、1つ又はそれよりも多くとして定義される。ここで使用する複数形の用語は、2つ又は2つよりも多くとして定義される。ここで使用する他のという用語は、少なくとも2つの又はそれよりも多くのとして定義される。ここで使用する含む/有するという用語は、含む(即ち、開放言語)として定義される。

Claims (15)

  1. コポリエステルを含むホットメルトインク組成物であって、
    前記コポリエステルは、本質的に、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で構成され、
    前記第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、
    前記第2の種類のモノマーは、アルコールとエステル結合を形成し得るモノマーの群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、
    前記第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含む、
    ホットメルトインク組成物。
  2. 150℃の温度での前記コポリエステルの粘性ηは、400mPa s未満である、請求項1に記載のホットメルトインク組成物。
  3. 前記コポリエステルの重量平均分子量Mは、4000グラム/モル以下である、請求項1又は2に記載のホットメルトインク組成物。
  4. 前記少なくとも1つのモノマーAは、グリセリン、ペンタエリスリトール、2−(ヒドロキシルメチル)−2−メチルプロパン−1,3−ジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシルメチル)プロパン−1,3−ジオール、ジペンタエリトリトール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、及びトリメチロールペンタンから成る群のうちの少なくとも1つから選択される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  5. 少なくとも1つのモノマーCは、安息香酸、2−メチル安息香酸、3−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、2−メトキシ安息香酸、3−メトキシ安息香酸、及び4−メトキシ安息香酸から成る群のうちの少なくとも1つから選択される、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  6. 当該ホットメルトインク組成物は、コポリエステルを更に含み、該コポリエステルは、前記第1の種類のモノマー及び前記第3の種類のモノマーの縮合体で本質的に構成され、前記第1の種類のモノマーは、少なくとも1つのモノマーA’を含み、該モノマーA’は、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールであり、X≧3であり、前記第3の種類のモノマーは、芳香族カルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーC’を含み、もしX≧4であるならば、前記第3の種類のモノマーは、少なくとも2つのモノマーC1,及びC2,を含み、モノマーC1,及びC2,は、芳香族カルボン酸の群から選択され、C1,は、C2,と異なる、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  7. 前記モノマーBは、ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物で構成される群の少なくとも1つから選択される、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  8. 前記第1の種類のモノマーは、第1の分子量nにおいて存在し、前記第2の種類のモノマーは、第2の分子量nにおいて存在し、前記第3の種類のモノマーは、第3の分子量nにおいて存在し、以下の等式を満足する、
    Figure 2014527091
    請求項7に記載のホットメルトインク組成物。
  9. 前記第2のモノマーBは、ラクトン及びヒドロキシルカルボン酸で構成される群のうちの少なくとも1つから選択される、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  10. 前記第1の種類のモノマーは、第1の分子量nにおいて存在し、前記第2の種類のモノマーは、第2の分子量nにおいて存在し、n>0モルであり、前記第3の種類のモノマーは、第3の分子量nにおいて存在し、以下の等式を満足する、
    Figure 2014527091
    請求項9に記載のホットメルトインク組成物。
  11. コポリエステル混合物を含み、該コポリエステル混合物は、請求項7及び8又は9及び10において定められるコポリエステルの2つ又はそれよりも多くを含む、ホットメルトインク組成物。
  12. 前記ホットメルトインクは、着色剤及び高溶融結晶性材料を更に含む、請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載のホットメルトインク組成物。
  13. コポリエステルを準備するプロセスであって、
    前記コポリエステルは、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で本質的に構成され、前記第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、前記第2の種類のモノマーは、ジカルボン酸及びジカルボン酸の無水物で構成される群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、前記第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含み、
    当該プロセスは、
    a.不活性雰囲気の下で、第1の分子量nの前記第1の種類のモノマー、第2の分子量nの前記第2の種類のモノマー、及び第3の分子量nの前記第3の種類のモノマーを、比率Qにおいて、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
    b.前記縮合反応によって形成される水が前記反応混合物から除去されるよう、前記混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
    c.前記反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
    ここで、Qは、
    Figure 2014527091
    として定められ、ここで、0.75<Q<1.25である、
    プロセス。
  14. コポリエステルを準備するプロセスであって、
    前記コポリエステルは、第1の種類のモノマー、第2の種類のモノマー、及び第3の種類のモノマーの縮合体で本質的に構成され、前記第1の種類のモノマーは、Xヒドロキシル官能基を含むポリヒドロキシルアルコールの群から選択される少なくとも1つのモノマーAを含み、X≧3であり、前記第2の種類のモノマーは、ラクトン及びヒドロキシルジカルボン酸で構成される群から選択される少なくとも1つのモノマーBを含み、前記第3の種類のモノマーは、芳香族モノカルボン酸の群から選択される少なくとも1つのモノマーCを含み、当該プロセスは、
    a.不活性雰囲気の下で、第1の分子量nの前記第1の種類のモノマー、n>0である第2の分子量nの前記第2の種類のモノマー、及び第3の分子量nの前記第3の種類のモノマーを、比率Q’において、ディーン・スタック装置を備える反応炉内に導入するステップと、
    b.縮合反応によって形成される水が前記反応混合物から除去されるよう、前記混合物を150℃〜250℃まで加熱するステップと、
    c.前記反応の完了後、蒸留によって溶剤を除去するステップとを含み、
    ここで、Q’は、
    Figure 2014527091
    として定められ、ここで、0.75<Q’<1.25である、
    プロセス。
  15. 請求項13又は14に記載のプロセスであって、
    d.前記コポリエステルを減圧の下で蒸留するステップを更に含む、
    プロセス。
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