JP2014523916A - N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法 - Google Patents

N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基で置換されていて、そして、そのヒドロカルビル基は水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基により置換できる、多官能性脂肪族アミンAであって、且つ第一級又は第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1個のさらなる官能基を有する多官能性脂肪族アミンAと、ジアルキルカーボネートCD及びアルキレンカーボネートCAからなる群から選ばれる脂肪族有機カーボネート成分Cとを反応させるより、N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法に関する。

Description

本発明は、N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法、及びこの方法から得られる生成物に関する。
環状アルキレン尿素を製造する種々の方法が、J.Org.Chem.1950年、15巻、471〜474頁及び475〜480頁などの文献及び特許に記述されており、尿素とエチレンジアミンから、エチレングリコール又はエタノールアミンと尿素から、又は二酸化炭素とアンモニアからエチレン尿素を合成することが述べられている。
1886年という早い時代に、E.Fischer及びH.Kochは、E.FischerとH.Kochのレポート:Annalen、232巻、227頁(1886年)に、エチレンジアミンとジエチルカーボネート(carbonate)を180℃で加熱することによりエチレン尿素を調製することを報告した。ここに記述されるように、この反応は、封管中で行い、高温度を用いる必要があった。
Shenoy,P.K.ら、American Dyestuff Reporter、5月6日、1968年、17〜34頁(352〜369頁)には、エチレン尿素(2−イミダゾリジノン)及びエチレン尿素の誘導体の調製に関する種々の方法が開示されている。18(353)頁に、アミノエチルエタノールアミンと尿素は、100〜180℃の温度で反応することができ、N−(2−ヒドロキシルエチル)エチレン尿素を生成するという記述がある。また、18(353)頁に、アミノエチルエタノールアミンとジエチルカーボネートとの反応から、N−(2−ヒドロキシルエチル)エチレン尿素を調製できることが記述されている。19(354)頁に、エチレン尿素とホルムアルデヒドとの反応後にニッケル触媒を用いて接触水素化して、又はエチレン尿素をホルムアルデヒド−ギ酸で還元して、N,N’−(ジメチル)エチレン尿素を調製できることが記述されている。
J.Org.Chem.1950年、15巻、471〜474頁、及び475〜480頁 E.FischerとH.Kochのレポート:Annalen、232巻、227頁(1886年) Shenoy,P.K.ら、American Dyestuff Reporter、5月6日、1968年、17〜34頁(352〜369頁)
第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基に置換されていて、このヒドロカルビル基は、アルキル、アルキレン、アルキン又はアリール基であることができ、且つ少なくとも1個の、好ましくは20個以下の炭素原子を有し、そして、その全ては水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基で置換できる、多官能性脂肪族アミンであって、且つ第一級アミノ基、第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる、少なくとも1個のさらなる官能基を有する多官能性脂肪族アミンと、ジアルキルカーボネート又はアルキレンカーボネートとを、好ましくは塩基性触媒の存在下で反応させると、好収率でN−置換環状アルキレン尿素が生成されることが、本発明の基礎になる実験で判明した。
従って、本発明の目的は、少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は、好ましくは第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は、好ましくは第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基に置換されていて、このヒドロカルビル基は、アルキル、アルキレン、アルキン又はアリール基であることができ、且つ少なくとも1個の、好ましくは20個以下の炭素原子を有し、そして、その全ては水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基で置換できる、多官能性脂肪族アミンAであって、かつ第一級アミノ基、第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる、少なくとも1個のさらなる官能基を有する多官能性脂肪族アミンAと、ジアルキルカーボネートCD及びアルキレンカーボネートCAからなる群から選ばれる脂肪族有機カーボネート成分Cとを反応させることによる、N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法であって、ジアルキルカーボネートCD中のカーボネート基の物質量n(CD)及びアルキレンカーボネートCA中のカーボネート基の物質量n(CA)の合計量n(C)に対する、環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第一級アミノ基−NHの物質量n(−NH)及び環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第二級アミノ基>NHの物質量n(>NH)の合計量n(ps)の比率が、少なくとも2超である、N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法である。
好ましくはこの反応は塩基性触媒の存在下で行われ、塩基性触媒は、最近のIUPAC命名法に従った元素の周期律の1族のアルカリ金属のアルコキシド、元素の周期律の2族のアルカリ土類金属のアルコキシド、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる。
本発明の説明では、多官能性アミンは第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基に置換されていて、このヒドロカルビル基はアルキル又はアルキレン又はアルキン基、又はアリール基であることができ、各々は、少なくとも1個の、アルキレン又はアルキン基に対しては少なくとも2個の、アリール基に対しては少なくとも5個の、且つ好ましくは20個以下の炭素原子を有し、そして、その全てが水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基で置換でき、並びに、第一級又は第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1個のさらなる官能基とを有する。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
多官能性アミンAは、式:
−NH−CR−(CR−(CR−CR−NH−R10
で表される。式中、
n及びmは独立して0又は1であることができ、且つm及びnの両者が0である時、アミンは1,2−ジアミノエタンの誘導体であり、m及びnの一つが1であり、且つ他方が0である時、アミンは1,3−ジアミノプロパンの誘導体であり、m及びnの両者が1である時、アミンは1,4−ジアミノブタンの誘導体である、
〜Rは同一であるか又は異なることができ、且つ独立して、水素原子H、1〜8個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基、1〜12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、少なくとも1個のメチレン基が、カルボニル基>C=Oで置き換えられているアルキル基、アリール基、又はハロゲン原子、即ちF、Cl、Br及びIの一種、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜8個の炭素原子を有するアミノアルキル基、全部で2〜16個の炭素原子を有するN−アルキルアミノアルキル基、全部で3〜24個の炭素原子を有するN,N−ジアルキルアミノアルキル基、及び1〜8個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる、
、R、R及びRは、さらに水酸基−OH、カルボキシル基−COOH、アミノ基−NH、又はアルキルアミノ基−NHR11であることができ、そのR11は1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基であることができる、
及びR10は独立して水素原子、1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基−R12−OH、及びアミノアルキル基−R13−NHR14からなる群から選ばれるものであって、そのR12及びR13は独立して少なくとも2個の、且つ40個までの炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキレン基であり、1個又は複数個の炭素原子はエーテル結合−C−O−C−中の酸素原子により分離されてよく、任意の2個の酸素原子は、好ましくは2個の炭素原子で分離されて、C−O−C−C−O−C−構造を形成し、且つこのような酸素原子の1個又は複数個は、硫黄原子、又はアルキル−又はアリール−置換窒素原子と置き換えられてよく、R14は1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基、又はさらなるアミノアルキル基−R15−NHR16であることができ、R15は独立してR12及びR13と同じ基から選ぶことができ、且つR16は独立してR14と同じ基から選ぶことができる、並びに
及びR10は共に水素原子であることはできず、且つR及びR10は共に同一アルキル基であることができない。
好ましくは、脂肪族の直鎖状又は分枝状又は環状の多官能性アミンAであり、それは第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基に置換されていて、このヒドロカルビル基はアルキル又はアルキレン又はアルキン基、又はアリール基であることができ、各々は、少なくとも1個の、アルキレン又はアルキン基に対しては少なくとも2個の、又はアリール基に対しては少なくとも5個の、且つ好ましくは20個以下の炭素原子を有し、そして、その全てが水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基で置換でき、並びに、第一級又は第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる、且つ好ましくは2〜12個の炭素原子をもつ少なくとも1個のさらなる官能基とを有する。多官能性アミンAの同一分子内の任意の2個のアミノ基は、少なくとも2個の連続した炭素原子によって互いに分離されている。1個又は複数個の炭素原子はエーテル結合−C−O−C−中の酸素原子により分離されてよく、任意の2個の酸素原子は好ましくは2個の炭素原子で分離されて、C−O−C−C−O−C−構造を形成する。このような酸素原子の1個又は複数個は、硫黄原子、アルキル−又はアリール−置換窒素原子と置き換えられてよい。また、このアミンAはさらなる第三アミノ基をもつことが可能である。好ましい多官能性アミンAは、ジエチレントリアミン、ビス−2−アミノエチル−アミン、ビス−6−アミノヘキシル−アミン、ジプロピレントリアミン、ビス−3−アミノプロピル−アミン、及びビス−4−アミノブチル−アミンであり、且つ4個の第一級又は第二級アミノ基をもつ好ましいアミンは、トリエチレンテトラミン、N,N’− ビス−(2−アミノエチル)−1,3−ジアミノプロパン、及びN,N’− ビス−(6−アミノヘキシル)−ジアミノヘキサンである。また、この多官能性アミンは、1個又は複数個の水酸基をもつことが可能であり、好ましいアミンは、N−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタンである。
偶数個のアミノ基をもつ多官能性アミンは、好んで環状反応生成物を生成する傾向があるに対して、奇数個のアミノ基をもつアミンは、アミノアルキルアルキレン尿素を生成する。後者は、反応してカーバメート官能性環状尿素を生成できる有用な中間体である。
脂肪族有機カーボネート成分Cは、アルキレンカーボネートCA、又はジアルキルカーボネートCD、又はそれらの混合物であることができる。
アルキレンカーボネートCAはジヒドロキシアルカンの環状エステルであり、好ましくは2〜6個の炭素原子を有し、エチレンカーボネート、1,2−及び1,3−プロピレンカーボネートなどである。有用なアルキレンカーボネートは、エチレンカーボネート及び1,2−プロピレンカーボネートであり、両者とも市販されている。
ジアルキルカーボネートCDは、R−O−CO−O−Rの構造をもち、R及びRは、同一であることができ又は異なることができ、且つ1〜12個の炭素原子を有し且つ直鎖状及び分枝状アルキル基からなる群から独立して選ぶことができる。ジメチルカーボネート及びジエチルカーボネート、並びにそれらの混合物が特に好ましい。
本発明に有用であると判明している塩基性触媒は、好ましくは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のアルコキシドであり、特に好ましくは、リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、及びカリウムメトキシド,又はリチウム、ナトリウム、及びカリウムのエトキシド、及びそれらの混合物である。更なる実施形態では、アルカリ金属アルコキシド又はアルカリ土類金属アルコキシドは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物と、アルカノールとから、好ましくは水除去下で、又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属、それらのアミド、又はそれらの水素化物と、アルカノールとの反応などで、インシチューで作成できる。
ジエチレントリアミンなどの、2個の第一級アミノ基及び1個の第二級アミノ基をもつ多官能性アミンを、カーボネート化合物Cとの反応に用いると、アミノアルキル置換基をもつ環状尿素、この場合、N−(2−アミノエチル)エチレン尿素が生成する。トリス(アミノメチル)メタンなどの、3個の第一級アミノ基をもつ多官能性アミンを用いると、アミノアルキル置換基をもつ環状尿素、この場合、5−(アミノメチル)プロピレン尿素が生成する。N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンなどの、1個の第一及び1個の第二級アミノ基、及びさらなる水酸基をもつ多官能性アミンを用いると、ヒドロキシアルキル−アルキレン尿素、この場合、N−(2−ヒドロキシエチル)−エチレン尿素が生成する。トリエチレンテトラミンなどの、4個のアミノ基、その2個は第一であり、その2個は第二である、をもつ多官能性アミンは、1超の環状尿素部位をもつ反応生成物を生成でき、この場合、1個の窒素原子の各部位上で1,2−エチレン架橋により結合した2つのエチレン尿素部位をもつ、1,2−エチレン−ビス(エチレン尿素−N−イル)である。このような反応で生成するその他の分子は、ビス−アミノアルキル−官能性環状尿素、この場合、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−エチレン尿素である。このようなN−アミノアルキル−アルキレン尿素は、さらなる有機カーボネートCと反応して、カーバメート末端基を形成することができ、この場合、ジメチルカーボネートと反応した時には、N,N’−ビス(2−メトキシカルバモイルエチル)エチレン尿素が、エチレンカーボネートと反応した時には、N,N’−ビス(2−(2−ヒドロキシエチルオキシカルバモイル)−エチル)−エチレン尿素が生成する。
驚くことに、第一級又は第二級であることができる3個又はそれより多いアミノ基をもつアミンAの場合、成分A及びCの化学両論組成に基づいて、生成した環状尿素のアミド基上にアミノアルキル置換基をもつアミノ官能性環状尿素を作ること、又は生成した環状尿素のアミド基上にカルバモイルアルキル置換基をもつカーバメート官能性環状尿素を作ることができることを見出した。
従って、本発明の方法は、本発明に従うカーボネート成分Cと、多官能性アミンAであって、好ましくは3個又はそれより多い第一級又は第二級アミノ基、少なくとも1個の第一級アミノ基及び少なくとも1個の第二級アミノ基であるような、2個超の官能基を有する多官能性アミンAとを反応させること、又は代わりに、多官能性アミンAであって、少なくとも1個の第一級アミノ基及び少なくとも1個の第二級アミノ基であるような、2個又はそれより多い第一級又は第二級アミノ基、及びさらに少なくとも1個の水酸基を有する多官能性アミンAとを反応させることにより、環状尿素化合物のアミド性窒素原子上にヒドロキシルアルキル、アミノアルキル又はカルバモイルアルキル置換基を有する、N−置換環状尿素を合成する精密な手段を提供する。
二環式又は多環状尿素化合物が本発明に従う合成方法の目標でない場合、ジアルキルカーボネートCD中のカーボネート基の物質量n(CD)及びアルキレンカーボネートCA中のカーボネート基の物質量n(CA)の合計量n(C)に対する、環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第一級アミノ基−NHの物質量n(−NH)及び環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第二級アミノ基>NHの物質量n(>NH)の合計量n(ps)の比率が、少なくとも2.2、より好ましくは少なくとも2.4、且つ特に好ましくは少なくとも2.5であることが好ましい。
特に好ましいのは次の反応である:
多官能性アミンAが、ジエチレントリアミンであり、且つ生成した生成物が、N−(2−アミノエチル)エチレン尿素である反応、
多官能性アミンAが、N−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンであり、且つ生成した生成物が、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレン尿素である反応、
多官能性アミンAが、トリエチレンテトラミンであり、且つ生成した生成物が、N,N’−ビス(2−アミノエチル)エチレン尿素である反応、
多官能性アミンAが、トリエチレンテトラミンであり、且つ生成した生成物が、1,2−エチリデン−ビス(イミダゾリジン−N−イル)である反応、
多官能性アミンAが、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンであり、且つ生成した生成物が、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)エチレン尿素である反応、
多官能性アミンAが、N−メチルエチレンジアミンであり、且つ生成した生成物が、N−メチルエチレン尿素である反応、
多官能性アミンAが、ジエチレントリアミンであり、且つ生成した生成物が、N−(2−メトキシカルバモイル−エチル)エチレン尿素である反応、並びに
多官能性アミンAが、トリエチレンテトラミンであり、且つ生成した生成物が、N,N’−ビス−(2−メトキシカルバモイル−エチル)エチレン尿素である反応。
また、本発明に従う方法は、2個、3個又は4個の連続する炭素原子により第一級アミノ基から分離されている、少なくとも2個の第一級アミノ基、又は少なくとも2個の更なる第二又は第一級アミノ基をもつアミンから、1個超のイミダゾリジノン又はヘキサヒドロピリミジノン部位を有する多環状アルキレン尿素を合成するルートを有効にする。このようなアミンの例は、トリエチレンテトラミン、(N,N’−アミノエチル)−エチレンジアミン、1,2,3,4−テトラアミノブタン、1,2,4,5−テトラアミノペンタン、1,2,5,6−テトラアミノヘキサン、1,2,4,6−テトラアミノヘキサン、1,3,6,8−テトラアミノオクタン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン、及びN,N’−ビス(2−アミノエチル)−ブタン−1,4−ジアミンである。
本発明に従う方法は、好ましくは次のステップを含む:
・アミンA及びカーボネートCの両者を反応容器に仕込むステップ、
・随意に、溶媒を添加するステップであって、その溶媒が、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族の直鎖状、分枝状又は環状のアルコール、2〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝状アルキレン鎖を有する脂肪族ジオール、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する任意の前記アルコールのモノアルキルエーテル、アルキル基が独立して1〜4個の炭素原子を有する任意の前記グリコールのモノアルキルエーテル又はジアルキルエーテル、及びアルキル芳香族化合物、並びにこれらの任意の2以上の混合物からなる群から選ばれるステップ、
・混合物を0〜250℃の温度で保持するステップ、
・好ましくは撹拌下で、塩基性触媒を添加するステップ、
・更に、反応中に、反応混合物を25〜250℃の温度で保持するステップ、並びに
・生成した環状N−置換アルキレン尿素を単離するステップ。
さらなる好ましい実施形態では、溶媒、多官能性アミンA及び触媒の混合物を反応容器に仕込み、且つ反応混合物を撹拌する混合条件下、又は管内にノズルセット又は静的混合器であることができる少なくとも1つの混合区画を含む管状ループ内で反応混合物を循環させるなどの混合条件下で、好ましくは、カーボネートCを15分から6時間のタイムスパンで添加する。従って、他の使用可能な方法は次のステップを含む:
・多官能性アミンA及び塩基性触媒の両者を反応容器に仕込むステップ、
・随意に、溶媒を添加するステップであって、その溶媒が、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族の直鎖状、分枝状又は環状のアルコール、2〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝状アルキレン鎖を有する脂肪族グリコール、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する前記アルコールのいずれかのモノアルキルエーテル、アルキル基が独立して1〜4個の炭素原子を有する前記グリコールのいずれかのモノアルキルエーテル又はジアルキルエーテル、及びアルキル芳香族化合物、並びにこれらの任意の2以上の混合物からなる群から選ばれるステップ、
・混合物を0〜250℃の温度で保持するステップ、
・好ましくは撹拌下で、カーボネート成分Cを添加するステップ、
・更に、反応中に、反応混合物を25〜250℃の温度で保持するステップ、並びに
・生成した環状N−置換アルキレン尿素を単離するステップ。
カーバメート官能性環状アルキレン尿素を望む場合には、初期の反応混合物中のカーボネート量を増すことができるし、又は、アミノ−官能性N−置換環状アルキレン尿素を追加のカーボネート化合物と反応させて、アミノ−官能性N−置換環状アルキレン尿素をカーバメート官能性N−置換環状アルキレン尿素に転換する後続のステップを追加することができる。
多官能性アミンA、カーボネート成分C、及び触媒を、任意の順序で反応容器に仕込むことができる。溶媒を用いる場合、溶媒は、反応体及び触媒を添加する前に仕込むことができ、又はこれらの任意のものと一緒に添加でき、又は最後に添加することもできる。少なくとも空気の一部を、窒素又はその他の不活性ガスで置換することが好ましい。好ましくは、反応混合物を加熱し、反応混合物から抜き取ったサンプルで証明されるように、反応が本質的に完了するまで継続する。次に、カーボネート成分Cから放出されたアルコール、及び過剰のアミンAを、好ましくは減圧下で、蒸留により除去することができる。次に、生成したN−置換環状アルキレン尿素を単離する。
溶媒を使用し、且つN−置換環状アルキレン尿素がその溶媒に溶解しない場合、反応生成物は、過剰のアミン除去前又は除去後に、濾過により沈殿物として分離することが好ましく、且つアルコールは、減圧下で、蒸留除去することが好ましい。次に、この沈殿をさらなる溶媒で洗浄することができる。溶媒を使用し、且つN−置換環状アルキレン尿素がこの溶媒に顕著に溶解する場合に、この溶媒を部分的に又は完全に除去することによりN−置換環状アルキレン尿素を回収することができ、又は環状アルキレン尿素は、非溶媒を添加することにより、又は両方の手段を組み合わせることにより溶液から沈殿させることが可能である。沈殿はその後さらなる溶媒で洗浄されてもよい。溶媒を使用しない場合には、過剰アミン及びアルコールを減圧下で蒸留除去した後に、残存固体を1種又は複数種の前記溶媒で洗浄する。
物質が、周囲温度(20℃)で溶媒に顕著に溶解しない場合に、この物質は特定の溶媒に「溶解しない」と云われる。「顕著に溶解しない」とは、問題の物質と平衡状態にある溶媒に溶解した問題の物質の質量含有率が、好ましくは10%以下である事を意味する。
溶媒を使用しない場合には、過剰アミン及びアルコールを減圧下で蒸留除去した後に、残存固体を1種又は複数種の前記溶媒で洗浄する。
通常、洗浄した沈殿物は90%超の純度である。更なる精製のために、更なる洗浄ステップ、再結晶化、溶融結晶化、又は水にN−置換環状アルキレン尿素を溶解しイオン交換法又は吸着法により精製できる溶液形成を使用できる。残留した未反応のジ官能性アミンは、イオン交換樹脂による処理で除去可能である。
最も好ましい方法は、アミンA、カーボネート成分C及び触媒を反応溶器に仕込むこと、随意に、後述するような溶媒を添加すること、随意に、空気を窒素又はその他の不活性ガスで少なくとも部分的に置換すること、並びに混合物を0〜250℃の間の反応温度に保持することにより行う。上限温度は、還流を可能にするために、又は分留を維持して環状尿素を反応副生物から分離するために選ぶことが好ましい。溶媒の存在下でアミン成分と触媒を混合して、カーボネート成分をその消費に応じて徐々に添加することもまた可能である。
塩基性触媒は、反応体と共に添加することができ、又は仕込んだ反応体混合物に徐々に添加することが好ましく、又は予備加熱した反応体に10分から60分の間の時間をかけて、撹拌下に徐々に添加することが好ましい。次に、反応混合物の加熱及び撹拌を継続し、カーボネート成分Cから生成したアルコール又はジオールの量により示されるように、反応が本質的に完了するまで継続する。次に、過剰アミンA、及びカーボネート成分Cから放出されたアルコール又はジオールを減圧下で蒸留により分離し、残渣を濾過し、生成したN−置換環状アルキレン尿素を単離する。
代わって、溶媒を反応体に添加することができる。この溶媒は、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族の直鎖状、分枝状又は環状のアルコール、2〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を有する脂肪族グリコール、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する任意の前記アルコールのモノアルキルエーテル、アルキル基が独立して1〜4個の炭素原子を有する任意の前記グリコールのモノアルキルエーテル又はジアルキルエーテル、アルキル芳香族化合物、並びにこれらの任意の2以上の混合物からなる群から選ばれる。溶媒は、任意の出発材料又は所期の最終生成物と反応しないように、反応条件下で不活性であるように選ぶ。
一つの手法では、過剰の多官能性アミン及び反応で生成したアルコールを、例えば減圧下で蒸留除去する。冷却すると、N−置換環状アルキレン尿素は、通常凝固し、又は溶媒が存在する場合は、溶媒から分離する。このような溶媒は、N−置換環状アルキレン尿素を僅かに溶解するか又はまったく溶解しないように選ぶ。また、冷却後にN−置換環状アルキレン尿素が固体を形成するならば、反応混合物を濾過することにより、未反応アミンや生成したアルコールからN−置換環状アルキレン尿素を分離することができる。ジメトキシエタンのような脂肪族エーテル、またはトルエン、キシレン、又は場合により、「ソルベントナフタ」として販売されているメシチレン及びクメンとそれらの混合物などのアルキル芳香族化合物が特に適している。固形生成物の場合、濾過による分離が最良の結果をもたらし、前記溶媒にほとんど溶解しない固形N−置換環状アルキレン尿素を除去する。アセトン及びメチルイソブチルケトンのようなケトン類は、反応時に溶媒として使用することができないが、分離したN−置換環状アルキレン尿素を洗浄する時には有用であることが判明した。
特許請求した本発明の重要な利点は、反応中に本質的に水が存在しないことであり、最終生成物中の水は低濃度である。N−置換環状アルキレン尿素が周囲温度(20℃)で固体である場合、この方法により流動性固体として環状尿素を得ることができ、且つ凝集体を形成する傾向がない流動性プリルの形態で環状尿素を得ることができる。最終生成物中の水の質量含有率は、5%以下であり、且つ好ましくは1%以下であることが判明している。
下記の例で本発明をさらに説明するが、これに限定するものではない。
下記の分析手段を用いた。
13C−NMR:サンプルを分析用DOに溶解し、溶質の質量含有率が10%である溶液を作成した。「quant2−45」法により、10mmPABBOプローブを用いてBruker Avance II 400NMR分光計上にNMRスペクトルを得た。10〜30秒の増加したD1遅れでカルボニルピークに対して良好に測定できた。
GC/MS条件:サンプルをアセトニトリルに溶解して、溶質の質量含有率が0.5%である溶液を作成した。注入部の温度を225℃にした。カラム温度を当初175℃にして、200℃に達するまで20K/分で昇温した。1mL/分の一定のヘリウム流を用いた。
FTIR:Digilab 7000e FTIR分光計のサンプル室に装填したDuraScope単発反射ダイアモンドATRアクセサリーを用いて、赤外線スペクトルを得た。
(実施例)
これらの例において、また残余の明細書において、下記の定義を適用する。
「純度」は、(出発物質として使用される時)使用される物質の質量に対する、又は(反応生成物中に存在する時)得られる材料の質量に対する、所望の製品の質量の比率であり、通常は「%」又はcg/gで表す。
「濃度」(strength)は、溶液Sにおける溶質Bの質量含有率Wであって、溶液の質量mに対する、溶質Bの質量mの比率として計算し、通常は「%」又はcg/gで表す。
「収率」は、化学反応又は物理化学工程において、副反応に起因する全ての逸失又は反応生成物を単離する間に発生する逸失生成物がない場合に予測される反応生成物の質量に対する、得られる所望の反応生成物の質量の比率である。
(例1)
本発明に従って、下記の方法により生成物を調製した。
165.0g(1.6モル)の純度99.5%のジエチレントリアミン、45.45g(0.5モル)の純度99%のジメチルカーボネート、及び10.8g(0.05モル)の25%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。発熱が観察された。反応混合物を55℃以下の温度で冷却下に保持した。混合1時間後、温度を徐々に90℃に上昇させ、1時間保持し、温度を120℃に上昇させ、2時間保持した。得られた生成物を13C−NMR及びIRで分析し、主としてN−(2−アミノエチル)−エチレン尿素であること、少量の未反応ジエチレントリアミンの存在が判明した。この反応生成物中にカーバメート基は検出されなかった。
(例2)カーバメートの二段階生成
本発明に従って、下記の方法により生成物を調製した。
52.02g(0.5モル)の純度99.5%のジエチレントリアミン、40.09g(0.45モル)の純度99%のジメチルカーボネート、28gのトルエン、及び9.0g(0.05モル)の30%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。発熱が観察された。反応混合物を攪拌しながら、55℃以下の温度で冷却下に保持した。1時間後、温度を90℃に上昇させ、1時間保持した後、温度を120℃に上昇させ、2時間保持した。得られた生成物は、主にN−(2−アミノエチル)−エチレン尿素からなった。
後続の反応段階において、追加の純度99%の42g(0.47モル)のジメチルカ―ボネートを、上記反応容器に仕込み、得られた混合物を徐々に90℃に加熱し、4時間保持した。溶媒及びメタノールを減圧下で蒸留除去した。得られた生成物を、13C−NMR及びIRで分析し、主としてN−(2−メトキシカルバモイルエチル)−エチレン尿素からなることが判った。
(例3)カーバメートの生成
純度96%の133.03g(1.03モル)のN−(2−アミノエチル)−エチレン尿素、純度99%の81.82g(0.91モル)のジメチルカーボネート、及び9.0g(0.05モル)の30%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。
発熱が観察された。反応混合物を攪拌しながら、45℃以下の温度で冷却下に保持した。1時間後、温度を50℃に上昇させ、1時間保持したところ、反応混合物は凝固した。得られた生成物を、13C−NMRで分析し、主にN−(2−メトキシカルバモイルエチル)−エチレン尿素からなることが判った。
(例4)
本発明に従って、下記の方法により生成物を調製した。
純度99%の52.52g(0.5モル)のN−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、純度99%の40.09g(0.45モル)のジメチルカーボネート、及び9.0g(0.05モル)の30%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。発熱が観察され、冷却により温度を55℃未満に保った。次に、温度を徐々に90℃に上昇させ、4時間保持した。得られた粗生成物は、主にN−(2−ヒドロキシエチル)−エチレン尿素からなることが判った。
(例5)二環式尿素の生成
本発明に従って、下記の方法により生成物を調製した。
88.2g(0.6モル)の純度99.5%のトリエチレンテトラアミン、94.6g(1.05モル)の純度99%のジメチルカーボネート、28gのトルエン、及び18.0g(0.1モル)の30%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。発熱が観察された。反応混合物を攪拌しながら、55℃以下の温度で冷却下に保持した。1時間後、温度を90℃に上昇させ、1時間保持した後、温度を120℃に上昇させ、2時間保持した。得られた生成物は、主に式:

の1,2−エチリデン−ビス(イミダゾリジン−N−イル)からなった。
(例6)N−アルキルエチレン尿素の生成
本発明に従って、下記の方法により生成物を調製した。
純度95%の78.0g(1.0モル)のN−メチルエチレンジアミン、純度99%の22.7g(0.25モル)のジメチルカーボネート、及び10.8g(0.05モル)の25%ナトリウムメトキシド濃度のメタノール溶液を、窒素パージ下で反応容器に仕込み、室温(23℃)で混合した。発熱が観察された。冷却により温度を55℃未満に保った。次に、温度を徐々に90℃に上昇させ、4時間保持した。得られた粗生成物は、主にN−メチルエチレン尿素からなることが判った。

Claims (23)

  1. 塩基性触媒の存在下で、第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、その少なくとも1個は第一級アミノ基−NHであり、且つその少なくとも1個は第二級アミノ基>NHであり、それの他の水素基はヒドロカルビル基に置換されている、多官能性脂肪族アミンAと、ジアルキルカーボネートCD及びアルキレンカーボネートCAからなる群から選ばれる脂肪族有機カーボネート成分Cとを、随意に塩基性触媒の存在下で、反応させることにより、N−置換環状アルキレン尿素を合成する方法であって、ジアルキルカーボネートCD中のカーボネート基の物質量n(CD)及びアルキレンカーボネートCA中のカーボネート基の物質量n(CA)の合計量n(C)に対する、環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第一級アミノ基−NHの物質量n(−NH)及び環状構造の形成により消費される多官能性アミンA中のこれらの第二級アミノ基>NHの物質量n(>NH)の合計量n(ps)の比率が、少なくとも2超である、方法。
  2. ヒドロカルビル基が、少なくとも1個の、且つ好ましくは20個以下の炭素原子を有する、アルキル、アルキレン、アルキン又はアリール基であって、そして、その全ての基が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ケトンカルボニル基、ヒドラジド基、ヒドラゾン基、又はメルカプタン基で置換できることを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 前記方法が、元素の周期律の1族のアルカリ金属のアルコキシド、及び元素の周期律の2族のアルカリ土類金属のアルコキシドからなる群から選ばれる塩基性触媒の存在下で行われることを特徴とする、請求項1又は請求項2の方法。
  4. 多官能性アミンが、式:
    −NH−CR−(CR−(CR−CR−NH−R10
    (式中、
    n及びmは独立して0又は1であることができ、且つm及びnの両者が0である時、アミンは1,2−ジアミノエタンの誘導体であり、m及びnの一つが1であり、且つ他方が0である時、アミンは1,3−ジアミノプロパンの誘導体であり、m及びnの両者が1である時、アミンは1,4−ジアミノブタンの誘導体であり、
    〜Rは同一であるか又は異なることができ、且つ独立して、水素原子H、1〜8個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状アルキル基、1〜12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状アルキル基であって、少なくとも1個のメチレン基がカルボニル基>C=Oで置き換えられているアルキル基、アリール基、又はハロゲン原子、即ちF、Cl、Br及びIの一種、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜8個の炭素原子を有するアミノアルキル基、全部で2〜16個の炭素原子を有するN−アルキルアミノアルキル基、全部で3〜24個の炭素原子を有するN,N−ジアルキルアミノアルキル基、及び1〜8個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれ、
    、R、R及びRは、さらに水酸基−OH、カルボキシル基−COOH、アミノ基−NH、又はアルキルアミノ基−NHR11であることができ、そのR11は1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基であることができ、
    及びR10は独立して水素原子、好ましくは飽和の1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基−R12−OH、及びアミノアルキル基−R13−NHR14からなる群から選ばれ、そのR12及びR13は独立して少なくとも2個から40個までの炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキレン基であり、1個又は複数個の炭素原子はエーテル結合−C−O−C−中の酸素原子により分離されてよく、任意の2個の酸素原子は、好ましくは2個の炭素原子で分離されて、C−O−C−C−O−C−構造を形成し、且つこのような酸素原子の1個又は複数個は、硫黄原子、又はアルキル若しくはアリール置換窒素原子と置き換えられてよく、R14は1〜8個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状又は環状アルキル基、又はさらなるアミノアルキル基−R15−NHR16であることができ、R15は独立してR12及びR13と同じ基から選ぶことができ、且つR16は独立してR14と同じ基から選ぶことができ、並びに、
    及びR10は共に水素原子であることができず、且つR及びR10は共に同一アルキル基であることができない)
    で表されることを特徴とする、請求項1〜3の一項又は複数項の方法。
  5. 多官能性アミンAが、第一級又は第二級であることができる少なくとも2個のアミノ基を有し、それの少なくとも1個は第一級アミノ基であり、且つ少なくとも1個は第二級アミノ基であり、且つアミンAが、第一級アミノ基、第二級アミノ基及び水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1個のさらなる官能基を有することを特徴とする、請求項1〜4の一項又は複数項の方法。
  6. カーボネート成分Cが、R−O−CO−O−Rの構造を有するジアルキルカーボネートCDを含み、そのR及びRは同一であるか又は異なり、且つ1〜12個の炭素原子を有する直鎖状及び分枝状アルキル基からなる群から独立して選ばれることを特徴とする、請求項1〜5の一項又は複数項の方法。
  7. ジアルキルカーボネートがジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項6の方法。
  8. 脂肪族有機カーボネート成分Cが、2〜6個の炭素原子のアルキレン基を有するアルキレンカーボネートCAを含む、請求項1〜5の一項又は複数項の方法。
  9. アルキレンカーボネートが、エチレンカーボネート及び1,2−プロピレンカーボネートからなる群から選ばれる、請求項8の方法。
  10. 塩基性触媒がリチウムメトキシド、リチウムエトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、及びカリウムエトキシド、並びにそれらの混合物からなる群から選ばれるアルカリ金属アルコキシドであることを特徴とする、請求項1〜9の一項又は複数項の方法。
  11. アルコキシドがインシチューで作成される、求項1〜10の一項又は複数項の方法。
  12. アルコキシドが、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金属水素化物及びアルカリ土類金属アミドからなる群から選ばれる化合物と、アルカノールとを反応させることにより作成される、請求項11の方法。
  13. 請求項1〜12の一項又は複数項の方法であって、次のステップ:
    ・多官能性アミンA及びカーボネート成分Cの両者を反応容器に仕込むステップ、
    ・随意に、溶媒を添加するステップであって、その溶媒が、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族の直鎖状、分枝状又は環状のアルコール、2〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝状アルキレン鎖を有する脂肪族グリコール、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する前記アルコールのいずれかのモノアルキルエーテル、アルキル基が独立して1〜4個の炭素原子を有する前記グリコールのいずれかのモノアルキルエーテル又はジアルキルエーテル、及びアルキル芳香族化合物、並びにこれらの任意の2以上の混合物からなる群から選ばれる、ステップ、
    ・混合物を0〜250℃の温度で保持するステップ、
    ・好ましくは撹拌下で、塩基性触媒を添加するステップ、
    ・更に、反応中に、反応混合物を25〜250℃の温度で保持するステップ、並びに
    ・生成した環状N−置換アルキレン尿素を単離するステップ
    を含む、方法。
  14. 請求項1〜12の一項又は複数項の方法であって、次のステップ:
    ・多官能性アミンA及び塩基性触媒の両者を反応容器に仕込むステップ、
    ・随意に、溶媒を添加するステップであって、その溶媒が、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族の直鎖状、分枝状又は環状のアルコール、2〜6個の炭素原子の、直鎖状又は分枝状アルキレン鎖を有する脂肪族グリコール、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する前記アルコールのいずれかのモノアルキルエーテル、アルキル基が独立して1〜4個の炭素原子を有する前記グリコールのいずれかのモノアルキルエーテル又はジアルキルエーテル、及びアルキル芳香族化合物、並びにこれらの任意の2以上の混合物からなる群から選ばれるステップ、
    ・混合物を0〜250℃の温度で保持するステップ、
    ・好ましくは撹拌下で、カーボネート成分Cを添加するステップ、
    ・更に、反応中に、反応混合物を25〜250℃の温度で保持するステップ、並びに
    ・生成した環状N−置換アルキレン尿素を単離するステップ
    を含む、方法。
  15. 当該方法から単離されるN−置換環状アルキレン尿素において水の質量含有率が5%未満である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法により得られるN−置換環状アルキレン尿素。
  16. 多官能性アミンAがビス−(2−アミノエチル)−アミン、ビス−(6−アミノヘキシル)−アミン、ビス−(3−アミノプロピル)−アミン、ビス−(4−アミノブチル)−アミン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N’−ビス(6−アミノヘキシル)−ジアミノヘキサン、及びN−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタンからなる群から選ばれる、請求項1〜15の一項又は複数項の方法。
  17. N−置換環状尿素が、第一及び第二級アミノ基から選ばれる4個又はそれ以上のアミノ基を有しそれらの少なくとも1個が第一級アミノ基である多官能性アミンAとカーボネート成分Cとを反応させることにより合成されることを特徴とする、請求項1〜15の一項又は複数項の方法。
  18. 多官能性アミンAがジエチレントリアミンであり、且つ生成した生成物がN−(2−アミノエチル)エチレン尿素である、請求項1〜15の一項又は複数項の方法。
  19. 多官能性アミンAがN−2−ヒドロキシルエチルエチレンジアミンであり、且つ生成した生成物がN−(2−ヒドロキシエチル)エチレン尿素である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法。
  20. 多官能性アミンAがトリエチレンテトラミンであり、且つ生成した生成物がN,N’ −ビス(2−アミノエチル)エチレン尿素である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法。
  21. 多官能性アミンAがトリエチレンテトラミンであり、且つ生成した生成物が1,2−エチリデン−ビス(イミダゾリジン−N−イル)である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法。
  22. 多官能性アミンAがN−メチルエチレンジアミンであり、且つ生成した生成物がN−メチルエチレン尿素である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法。
  23. 多官能性アミンAがジエチレントリアミンであり、且つ生成した生成物がN−(2−メトキシカルバモイル−エチル)エチレン尿素である、請求項1〜14の一項又は複数項の方法。
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