JP2014522800A - ジルコニアコロイドを生成するための方法 - Google Patents

ジルコニアコロイドを生成するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014522800A
JP2014522800A JP2014519369A JP2014519369A JP2014522800A JP 2014522800 A JP2014522800 A JP 2014522800A JP 2014519369 A JP2014519369 A JP 2014519369A JP 2014519369 A JP2014519369 A JP 2014519369A JP 2014522800 A JP2014522800 A JP 2014522800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zirconia
colloidal suspension
slurry
alkali metal
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014519369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5922231B2 (ja
Inventor
ルクレール,イヴェ
ザァオ,ジャン
シー,リイ
ワン,ジューイ
ユァン,シューアイ
ザァオ,イン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Shanghai for Science and Technology
Original Assignee
University of Shanghai for Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Shanghai for Science and Technology filed Critical University of Shanghai for Science and Technology
Publication of JP2014522800A publication Critical patent/JP2014522800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5922231B2 publication Critical patent/JP5922231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/0004Preparation of sols
    • B01J13/0047Preparation of sols containing a metal oxide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G25/00Compounds of zirconium
    • C01G25/02Oxides
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/72Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by d-values or two theta-values, e.g. as X-ray diagram
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/10Particle morphology extending in one dimension, e.g. needle-like
    • C01P2004/16Nanowires or nanorods, i.e. solid nanofibres with two nearly equal dimensions between 1-100 nanometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/64Nanometer sized, i.e. from 1-100 nanometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2006/00Physical properties of inorganic compounds
    • C01P2006/22Rheological behaviour as dispersion, e.g. viscosity, sedimentation stability

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Abstract

透明なコロイド懸濁液、それを生成するための方法及びこの懸濁液を含有する組成物から調製される少なくとも1つのコーティングを含む光学物品が提供される。本方法は、以下の連続工程:a)水性溶媒中のオキシ塩化ジルコニウムとアルカリ金属ハロゲン化物との混合物を、150℃を超える温度で水熱処理にかける工程と;b)上清から得られるスラリーを分離する工程と;c)スラリーに強酸を加えることによって、前記スラリーを解膠させる工程と;d)ジルコニアのコロイド懸濁液を形成するように前記スラリーを脱塩する工程とを含む。

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、ジルコニア粒子のコロイド懸濁液を生成するための方法に関する。本発明は、この方法によって得られるコロイド懸濁液、及び、透明なポリマー基材と、前記コロイド懸濁液を含む組成物から調製される少なくとも1つのコーティングとを含む、眼科用レンズなどの光学物品にも関する。
〔背景技術〕
眼科用眼鏡(ocular glass)の分野では、有機ガラスの表面特性を向上させ、及び/又はその屈折率を修正するために、耐擦傷性及び/又は耐摩耗性コーティング(「ハードコーティング」とも呼ばれる)に無機コロイドを使用することが周知である。このようなコロイドは、反射防止コーティング及び耐衝撃性の下塗剤にも使用される。
ジルコニア、又は二酸化ジルコニウムは、高い破壊靱性、機械的強度及び硬度、低い熱伝導性、高い屈折率並びに可視及び赤外線スペクトル領域における透明性を含む、多くの有用な機械的特性及び物理的特性を提供するため、これらの公知のコロイドの1つである。しかしながら、簡単且つ再現性のある方法で、高い固体含量(約20重量%)でナノ粒子(20nm未満の平均粒度を有する)の安定した均一な分散体の形態で高い結晶性を有するジルコニアのコロイド懸濁液を生成し、且つまた、ゾルの調製の際及びポリマーマトリクス、例えばエポキシシランマトリクスへの組み込みの際のこのジルコニアのコロイド懸濁液の凝集を回避することは困難であり得る。しかしながら、このような均一な分散体は、透明なジルコニア含有複合フィルムの形成に必要とされ、光学コーティングの曇り及び透明性に直接影響を与える。この安定した均一な分散体は、絶対値が少なくとも30mVの値であるべきである懸濁液のゼータ電位、及び25℃で10cPs未満であるべきである(ゲル化が起こらないはずである)その粘度によって表され得る。透明性は、均一で狭いサイズ分布を伴う低い粒度によって確保される。高い屈折率は、コロイドジルコニアの高い結晶性に関連している。
コロイドジルコニアを調製するためのいくつかの方法が既に提案されてきた。
酸ジルコニアコロイドを調製するための公知の一方法は、欧州特許第0229657号明細書及び米国特許第2984928号明細書に開示されるように、オキシ塩化ジルコニウム又は硝酸ジルコニウムなどの酸ジルコニウム源の水溶液を直接加熱することであった。強酸性の系により、この種の方法は、数日間の長い熱処理時間であっても、低い結晶性を有するジルコニアコロイド及び前駆体の不完全な反応をもたらす。生成物のこの低い結晶性は、ジルコニアコロイドの屈折率に影響を与え、光学コーティングへのそれらの利用に直接影響を与えるであろう。
中国特許第101613123号明細書及びHUANG Y.ら著、Wujiyan Gongye,37(7),15−17(2005)に記載されるさらに別の手法は、オキシ塩化ジルコニウムなどのジルコニウム源を、アンモニアなどのアルカリ性沈殿剤と反応させて、水酸化ジルコニウム沈殿物を得て、次に、それを、例えば125〜350℃の温度で、NH4Cl、水酸化物又は炭酸塩などの鉱化剤の存在下で、水熱処理にかけることにあった。乾燥させた後、小さい及び/又は均一な粒度及び良好な分散性を有するジルコニア粉末が得られることが記載されている。しかしながら、これらの方法は、乾燥粉末を生じる。溶媒に再分散されると、粒子は、ある程度凝集したままであり、これは、得られるコロイド懸濁液の透明性に悪影響を与えるであろう。
同様に、米国特許出願公開第2010/0144918号明細書には、アンモニアなどの塩基性沈殿剤をオキシ塩化ジルコニウムに加えることによって調製され得る水酸化ジルコニウム懸濁液から出発して、コロイドジルコニア懸濁液を調製するための方法が開示されている。次に、水酸化ジルコニウムが、懸濁液を150〜200℃で水熱処理する前に、HClなどの無機酸と反応される。この方法により、3〜10%のみの乾燥物質含量を有するジルコニアゾルが得られ、その際、ジルコニアが、主に正方結晶として提供される。
ここで、特定の反応温度範囲内で行われる水熱処理にかける前に、オキシ塩化ジルコニウムに特定のタイプの鉱化剤を加えることで、光学コーティングへの利用に必要な特性、特に、高い結晶性、小さい粒度及び良好な分散を有する、高い乾燥含量における単斜晶系ジルコニアのコロイド懸濁液の形成が可能になったことが分かった。
〔発明の概要〕
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、ジルコニア粒子のコロイド懸濁液を生成するための方法であって、以下の連続工程:
a)水性溶媒中のオキシ塩化ジルコニウムとアルカリ金属ハロゲン化物との混合物を、150℃を超える温度で水熱処理にかける工程と、
b)上清から得られるスラリーを分離する工程と、
c)スラリーに強酸を加えることによって、前記スラリーを解膠させる工程と、
d)ジルコニアのコロイド懸濁液を形成するように、例えば限外ろ過によって、前記スラリーを脱塩する工程と
を含む方法に関する。
本発明の別の目的は、この方法によって得られるジルコニアの透明なコロイド懸濁液であって、ジルコニアが、1つの単斜晶系針状結晶の形態で提供され、その寸法が、それらの短軸に沿って、1〜15nm、好ましくは1〜4nmの範囲であり、それらの長軸に沿って、3〜30nm、好ましくは5〜15nmの範囲である透明なコロイド懸濁液に関する。
本発明のさらに別の目的は、透明なポリマー基材と、上記のコロイド懸濁液を含む組成物から調製される少なくとも1つのコーティングとを含む光学物品に関する。
〔発明を実施するための形態〕
上述されるように、本発明は、ジルコニア粒子のコロイド懸濁液を生成するための方法であって、以下の連続工程:
a)水性溶媒中のオキシ塩化ジルコニウムとアルカリ金属ハロゲン化物との混合物を、150℃を超える温度で水熱処理にかける工程と、
b)上清から得られるスラリーを分離する工程と、
c)スラリーに強酸を加えることによって、前記スラリーを解膠させる工程と、
d)ジルコニアのコロイド懸濁液を形成するように、例えば限外ろ過によって、前記スラリーを脱塩する工程と
を含む方法に主に関する。
この方法の第1の工程において、オキシ塩化ジルコニウムが、ジルコニウムの前駆体として使用される。以下の実施例に示されるように、この前駆体が、硝酸ジルコニウムなどの、ジルコニウムの他の源を用いた場合より良好に分散されるジルコニアをもたらすことが実験により示された。オキシ塩化ジルコニウムが、鉱化剤、すなわち、アルカリ金属ハロゲン化物と混合される。この鉱化剤の選択も重要であるが、その理由は、この鉱化剤がジルコニアコロイドの結晶性を向上させ、これが、このコロイドの分散、透明性及び安定性に直接影響を与えることが実験により示されたためである。アルカリ金属ハロゲン化物は、KF、KCl、KBr、KI、NaF、NaCl、NaBr、NaI、LiF、LiCl、LiBr、LiI及びそれらの混合物から選択され得る。塩化カリウムが、本発明において好ましい。
この前駆体及び鉱化剤は、任意の順序で混合されてもよいが、鉱化剤の水溶液を前駆体の水溶液中にゆっくりと加えるのが好ましい。オキシ塩化ジルコニウムが、1/10〜1/1、好ましくは1/4〜1/2のAX/ZrOCl2のモル比で、アルカリ金属ハロゲン化物AXと混合されるのが好ましい。さらに、前記混合物中のオキシ塩化ジルコニウム濃度は、0.5〜4モル/l、好ましくは1〜2モル/lの範囲であり得る。
工程(a)に使用される混合物は、アンモニウム塩又はアンモニアを全く含有しないのが好ましい。次に、この混合物は、150〜220℃、好ましくは160〜200℃、より好ましくは170〜190℃の温度で、少なくとも1日間、オートクレーブ中で行われ得る水熱処理にかけられる。この工程において、アルコールなどの任意の他の溶媒をこの混合物に加えないのが好ましく、その理由は、混合された水/メタノール又は水/エタノール溶媒の使用が、TEM画像から明らかなように、ジルコニアの非常に不十分な分散をもたらし、これが、懸濁液の透明性に悪影響を与えたことが示されたためである。
この水熱処理により、二相系、すなわち、生成されるジルコニアの大部分を含有する高粘度の、白色の粘性スラリー、及び透明な上部溶液(又は上清)が得られる。このスラリーは、プロセスの工程(b)において取り出され、工程(c)において、硝酸、硫酸又は塩酸、好ましくは塩酸などの強酸をそれに加えることによって解膠され、工程(d)において、限外ろ過などによる任意の適切な手段によって脱塩される。
次に、得られる懸濁液は、限外ろ過などによる任意の適切な手段によって精製され得る。本発明の方法は、少なくとも1種のアルコール溶媒を、水性溶媒の代わりに用いるために、透析のさらなる工程を含み得る。これは、ジルコニアコロイドが重合後に光学コーティングを形成する組成物中に組み込まれることが意図される場合に有利であり得るが、その理由は、アルコール溶媒が、これらのコーティングを形成するポリマーマトリクスにおける効果的な再分散を確実にするためである。
本発明の方法はまた、上記の工程に加えて、他の中間又は後続の工程も含んでいてもよい。例えば、本発明の方法は、分散剤を加えることによって、又はジルコニアの表面改質によって、ジルコニアの分散を向上させる工程を含むことができ、これらはいずれも、精製工程の後、又は上記の透析工程の後のいずれかに行われ得る。別の中間又は後続の工程はまた、例えば、無機又は有機塩基の添加によるpH調節の工程であり得、この後、場合により、脱塩工程が続いて、塩基性pHにおける安定したジルコニアコロイドを得ることができる。
上記の方法により、高い結晶性のジルコニアの透明なコロイド懸濁液が得られ、ここで、ジルコニアが、単斜晶系針状結晶の形態で提供され、その寸法が、それらの短軸に沿って、1〜15nm、好ましくは1〜4nmの範囲であり、それらの長軸に沿って、3〜30nm、好ましくは5〜15nmの範囲である。
「短軸」に沿った寸法が、上記の範囲内に含まれるが、いずれの場合も、「長軸」に沿って測定した寸法(同様に上記の範囲内に含まれる)より小さいことが十分に理解される。さらに、結晶の寸法は、特定のアルカリ金属ハロゲン化物を選択することによって調整されてもよく;例えば、より大きい粒子が、塩化物の代わりにフッ化物を用いて得られることが予備実験により示された。
この懸濁液はまた、少なくとも15重量%、好ましくは少なくとも20重量%の固体含量とともに、絶対値が一般に、少なくとも30mVの値であるそのゼータ電位、及び/又は通常少なくとも1.8、好ましくは少なくとも1.9の値であるジルコニア粒子の屈折率によって特徴付けられ得る。そのpHは、2〜11であってもよく、好ましくは3〜5である。さらに、その粘度は、ULアダプタを備えたブルックフィールド粘度計DV−Cを用いて25℃で測定した際に、好ましくは10cPs未満である。
さらに、この懸濁液は、酸性(pH<6)である場合、通常、安定剤を含まない。塩基性である場合、懸濁液は、グルコン酸、クエン酸及び/又は酒石酸などのα−ヒドロキシ酸から選択され得る安定剤を含み得る。
次に、このジルコニアコロイドは、耐摩耗性若しくは耐擦傷性コーティング又は反射防止コーティングなどの光学コーティングの製造に使用され得る。このために、このジルコニアコロイドは、コーティング組成物に導入されてもよく、コーティング組成物は、エポキシシラン(GLYMOなど)並びに任意選択でジルコニア以外の他のコロイド粒子及び/又は硬化触媒(アルミニウムキレートなど)及び/又は反応性官能基を全く含まないが、少なくとも1つの非加水分解性有機基を任意選択で含む少なくとも1種のアルコキシシランを含む。ジルコニアコロイドを中に導入した後又は導入する前に、この組成物は、加水分解されてもよく、次に、周知のゾル/ゲル法にしたがって硬化されてもよい。或いは、本発明のジルコニアコロイドは、ポリウレタン又は(メタ)アクリル酸エステルのホモポリマー若しくはコポリマーを含む熱可塑性マトリクスを含む、耐接着性又は耐衝撃性下塗剤組成物中に導入され得る。
上記のコーティング組成物は、例えば、浸漬コーティング又はスピンコーティングによって、透明なポリマー基材上に塗布されてもよく、このポリマー基材は、ビスフェノールA、ポリウレタン並びに(メタ)アクリレートのホモポリマー及びコポリマーから誘導される熱可塑性ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂、又は、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)(CR 39(登録商標))などの直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族又は芳香族ポリオールのアリルカーボネートの重合によって得られる熱硬化性又は光硬化樹脂であり得る。
ここで、透明なポリマー基材と、上記のコロイド懸濁液を含む組成物から調製される少なくとも1つのコーティングとを含む、眼科用レンズなどの光学物品を得ることが可能である。
〔図面の簡単な説明〕
〔図1〕鉱化剤を全く用いずにジルコニウム源としてZrOCl2を用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。
〔図2〕ジルコニウム源としてZrOCl2を用いて、及び鉱化剤としてNaOHを用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す(a:ZrOCl2:NaOH=1:0.1;b:ZrOCl2:NaOH=1:0.15;c:ZrOCl2:NaOH=1:0.2;d:ZrOCl2:NaOH=1:0.25。
〔図3〕ジルコニウム源としてZrOCl2を用いて、及び鉱化剤としてKClを用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す(e:ZrOCl2:KCl=1:0.0625;f:ZrOCl2:KCl=1:0.25;g:ZrOCl2:KCl=1:0.5;h:ZrOCl2:KCl=1:0.75)。
〔図4〕様々なアルカリ金属ハロゲン化物を用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。
〔図5〕異なる温度で調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。
〔実施例〕
本発明は、以下の非限定的な実施例によってさらに例示され、これらの実施例は、例示のために示されるに過ぎず、添付の特許請求の範囲を限定するものではない。
実施例1:コロイドジルコニアの調製
13.0gのKClを80mlの水に磁気撹拌下で溶解させることによって、溶液を調製した。この溶液を、225.6gのZrOCl2・8H2Oを、250mlの脱イオン水に磁気撹拌下で溶解させることによって調製された溶液中に加えた。撹拌を継続し、次に、溶液を、水で500mlになるように仕上げた。
375mlの前駆体混合物を、500mlの裏打ちされたTeflon(登録商標)オートクレーブ中に充填した。オートクレーブをオーブンに入れ、72時間、180℃の温度に曝した。次に、ジルコニア粒子を含有する白色のスラリーのみを残して上清を除去した。
2.4lのHCl(0.1M)を、撹拌しながらスラリーにゆっくりと加えた。次に、懸濁液を、3.8のpHに達するまで、限外ろ過によって精製した。乾燥含量を、16%〜16.5%で調整し、ここで、380mLのコロイド懸濁液が得られた。
次に、コロイド懸濁液を、含水量が0.1%未満になるまで純メタノールと接触させて透析した。ここで、21.5±1%の乾燥含量を有する、メタノール中の330mlのコロイド懸濁液が得られた。ジルコニア粒子へのジルコニウム前駆体の転化の収率は90%に近かった。
実施例2:コロイドジルコニアの特性評価
一連の実験を、実施例1において得られたコロイド懸濁液において行った。
TEMの観察(JEOL製のJEM−200CX(登録商標)電子顕微鏡)により、粒度、粒子の形状及び凝集状態を調べることができた。さらに、試料の粉末XRDパターンを、Cy kα線(λ=0.15418nm)を用いて、30kV及び30mAで動作する、D/Max−2200 X線回折計器(リガク株式会社(RIGAKU CORPORATION))において室温で行った。TEM及びXRDの観察によれば、コロイドジルコニアは、高い結晶性を有し、2〜5nmの短軸範囲及び3〜14nmの長軸範囲を有する1つの針状の単斜晶系ナノ結晶として存在していた。TEMの観察により、コロイド懸濁液の透明性によっても示されるように、粒子がよく分散され、凝集していなかったことも確認された。
Zetasizer Nano ZS90(登録商標)(MALVERN INSTRUMENTS Ltd.)を用いて測定されたゼータ電位は、34.5mVであり、これは、懸濁液の高い安定性を示していた。さらに、Zetasizerによって得られた粒度分布は狭く、これは、均一なサイズ分布を示していた。
さらに、誘導結合プラズマ原子発光分析(ICP−AES、Optima 7300DV)及び蛍光X線によって元素分析を行って、生成物のバルク化学組成を評価した。これらの分析により、生成されたジルコニアコロイドの高い純度が示された。
さらに、ジルコニアコロイド試料の表面の化学組成及び原子価状態を調べるために、X線光電子分光法(XPS)を行った。Mg Ka線(hv=1253.6eV)を用いてPHI−5000C ESCA分光計によってスペクトルを記録した。C 1s線を基準とみなして、静電帯電による結合エネルギーシフトを測定した。この実験から、Zrの酸化状態が+4であり、ジルコニア中の酸素の1つのみの化学状態があったことを確認することができた。
最後に、ジルコニア試料を、室温で乾燥させて粉末にした後、FTIRスペクトルを、4000〜400cm-1の波数範囲で、AVATAR(登録商標)370−IR分光計(THERMO NICOLET)において測定した。3396cm-1、1629cm-1及び500〜1000cm-1に位置する吸収帯はそれぞれ、O−H(及び分子吸着した水)、H−O−H及びZr−Oの伸縮又は曲げ振動に起因していた。これらの結果により、有機基が乾燥された粉末中で検出されず、これは、粒子表面が有機基で官能化されていなかったことを示すことも確認された。
これらの実験により、高い分散、透明性、安定性、屈折率及び固体含量を有する純粋なジルコニアコロイドを、本発明の方法によって調製することができたことが確認される。
実施例3:鉱化剤の影響
鉱化剤を全く用いなかっただけでなく、様々な鉱化剤をKClの代わりに使用したことを除いて、実施例1に記載されるようにジルコニアコロイドを調製した。
鉱化剤を全く用いずに得られたコロイドは、図1に示されるXRDパターンを生じた。鉱化剤としてKClを使用することにより、図2に示されるXRDパターンが生じた。鉱化剤を用いない場合の回折ピークは、非常に弱く、これは、ほぼ非晶質の粒子の特徴である。これに対し、KClを鉱化剤として使用した場合、ピークは強く、より鋭く、これは、高い結晶性がKClのような好適な鉱化剤の使用によってのみ得られることを示している。
次に、ZrOCl2:NaOHの異なるモル比で、NaOHを鉱化剤として使用した。得られたコロイドのXRDパターンが、図2に示されている。鉱化剤としてのKClの使用により、図3に示されるXRDパターンが生じた。これらの図の比較は、KClを鉱化剤として使用する場合、試験されるモル比にかかわらず、回折ピークはより強く、したがって、ジルコニアコロイドの結晶性は常により高いことを示す。
次に、様々な他のアルカリ金属ハロゲン化物を調べた。得られたXRDパターンが、図4に示されている。図示されるように、鉱化剤として様々なアルカリ金属ハロゲン化物を用いて調製された全ての試料が、鉱化剤としてNaOHを用いて調製された試料(図2を参照)と比較した際に、はるかに高い結晶性を示した。
それらのアルカリ金属ハロゲン化物の中でも、アルカリ金属フッ化物の使用によって得られた回折パターンは、その他より鋭く、より強いピークを示す(図4を参照)。これは、アルカリ金属フッ化物が、他のアルカリ金属ハロゲン化物を鉱化剤として使用する場合より大きい粒度をもたらすことを示す。このことはまた、TEM画像からの粒度測定によって確認された。KClから得られた結晶は、長さ8mmで幅3.5nmの平均寸法を有していた一方、KFから調製された結晶は、長さ13mmで幅8mmを有していた。
この実施例は、鉱化剤のタイプが、得られたジルコニアコロイドの結晶性及び粒度(これは、この生成物の屈折率及び透明性に直接影響を与える)、及びその達成可能な最大固体含量にかなり影響を与えることを示す。アルカリ金属ハロゲン化物は、NaOHと比較してかなり向上した結晶性を提供し、これは、水熱処理の際の粘度及び反応性溶液への溶解特性を調節するそれらの能力によるものと考えられる。この実施例は、アルカリ金属ハロゲン化物鉱化剤の選択が、最終的な粒度の調整を可能にし得ることも示す。
実施例4:反応温度の影響
反応温度をそれぞれ、120℃及び150℃に低下させたことを除いて、実施例1に記載されるように2つのジルコニアコロイドを調製した。
これらの試料のXRDスペクトル及び実施例1のXRDスペクトルを示す図5から明らかなように、ジルコニアの結晶性は、180℃でより良好であり、これは、より鋭いピークによって反映されていた。さらに、これらの試料のTEM画像は、120℃及び150℃で調製された試料が、より凝集した粒子を有していたことを示した。180℃における熱処理によって得られたコロイド懸濁液は、120℃及び150℃で調製されたコロイド懸濁液より高い透明性も示した。これは、120℃及び150℃で調製されたコロイドが、180℃で調製されたコロイドと比較して、不十分に分散されていたことを示す。この結果は、KCl対ZrClO2のより高いモル比(0.5:1)を用いて確認された。
この実施例は、反応温度が、ジルコニアコロイドの結晶性及び分散に対する明らかな影響を有し、150℃を超える温度が、この点でより良好な結果を示すことを示す。
実施例5:ジルコニウム源の影響
ジルコニウム源としてオキシ塩化ジルコニウムの代わりに硝酸ジルコニウムを用いたことを除いて、実施例1に記載されるようにジルコニアコロイドを調製した。
ジルコニウム源としてZrOCl2を用いた試料と比較して、Zr(NO34を用いて調製された試料は、より高い結晶性を有するが、より低い分散及び透明性(これらは、形成されるジルコニアコロイドの安定性及び達成され得る最大固体含量の観点から重要であるが)を有することが観察された。
この実施例は、ジルコニウム源が、得られるジルコニアコロイドの分散に影響を与え、ZrOCl2が、この点でZr(NO34より良好なジルコニウム源であることを示す。
鉱化剤を全く用いずにジルコニウム源としてZrOCl2を用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。 ジルコニウム源としてZrOCl2を用いて、及び鉱化剤としてNaOHを用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す(a:ZrOCl2:NaOH=1:0.1;b:ZrOCl2:NaOH=1:0.15;c:ZrOCl2:NaOH=1:0.2;d:ZrOCl2:NaOH=1:0.25。 ジルコニウム源としてZrOCl2を用いて、及び鉱化剤としてKClを用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す(e:ZrOCl2:KCl=1:0.0625;f:ZrOCl2:KCl=1:0.25;g:ZrOCl2:KCl=1:0.5;h:ZrOCl2:KCl=1:0.75)。 様々なアルカリ金属ハロゲン化物を用いて調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。 異なる温度で調製されるジルコニアコロイドのXRDパターンを示す。

Claims (15)

  1. ジルコニア粒子のコロイド懸濁液を生成するための方法であって、以下の連続工程:
    a)水性溶媒中のオキシ塩化ジルコニウムとアルカリ金属ハロゲン化物AXとの混合物を、150℃を超える温度で水熱処理にかける工程と、
    b)上清から得られるスラリーを分離する工程と、
    c)前記スラリーに強酸を加えることによって、前記スラリーを解膠させる工程と、
    d)ジルコニアのコロイド懸濁液を形成するように、例えば限外ろ過によって、前記スラリーを脱塩する工程と
    を含む方法。
  2. 前記アルカリ金属ハロゲン化物が塩化カリウムであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. オキシ塩化ジルコニウム及び前記アルカリ金属ハロゲン化物が、1/10〜1/1、好ましくは1/4〜1/2のAX/ZrOCl2のモル比で混合されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記混合物中のオキシ塩化ジルコニウム濃度が、0.5〜4モル/l、好ましくは1〜2モル/lの範囲であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記水熱処理が、少なくとも1日間、150〜220℃、好ましくは160〜200℃、より好ましくは170〜190℃の温度で行われることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 解膠が、塩酸によって行われることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 無機又は有機塩基の添加によるpH調節の工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 分散剤を加えることによって、又は前記ジルコニアの表面改質によって、ジルコニアの分散を向上させる工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 少なくとも1種のアルコール溶媒を、前記水性溶媒の代わりに用いるために、透析の工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法によって得られるジルコニアの透明なコロイド懸濁液であって、ジルコニアが、1つの単斜晶系針状結晶の形態で提供され、その寸法が、それらの短軸に沿って、1〜15nm、好ましくは1〜4nmの範囲であり、それらの長軸に沿って、3〜30nm、好ましくは5〜15nmの範囲である透明なコロイド懸濁液。
  11. 絶対値で少なくとも30mVのゼータ電位を有することを特徴とする、請求項10に記載の透明なコロイド懸濁液。
  12. 少なくとも15重量%、好ましくは少なくとも20重量%の固体含量を有することを特徴とする、請求項10又は11に記載の透明なコロイド懸濁液。
  13. 前記ジルコニア粒子が、少なくとも1.8、好ましくは少なくとも1.9の屈折率を有することを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に記載の透明なコロイド懸濁液。
  14. 前記pHが6未満であり、安定剤を含まないことを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一項に記載の透明なコロイド懸濁液。
  15. 透明なポリマー基材と、請求項10〜14のいずれか一項に記載のコロイド懸濁液を含む組成物から調製される少なくとも1つのコーティングとを含む、眼科用レンズなどの光学物品。
JP2014519369A 2011-07-12 2011-07-12 ジルコニアコロイドを生成するための方法 Active JP5922231B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2011/077062 WO2013007015A1 (en) 2011-07-12 2011-07-12 Method for producing zirconia colloids

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014522800A true JP2014522800A (ja) 2014-09-08
JP5922231B2 JP5922231B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=47505496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014519369A Active JP5922231B2 (ja) 2011-07-12 2011-07-12 ジルコニアコロイドを生成するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9250360B2 (ja)
EP (1) EP2731914B1 (ja)
JP (1) JP5922231B2 (ja)
CN (1) CN103702940B (ja)
BR (1) BR112014000603B1 (ja)
WO (1) WO2013007015A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2610318A1 (en) * 2011-12-30 2013-07-03 Essilor International (Compagnie Générale D'Optique) Coating composition for an optical article, comprising a colloidal suspension of zirconia particles
WO2014100984A1 (en) * 2012-12-26 2014-07-03 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Method for producing zirconia colloids
CN105593294B (zh) 2013-07-25 2017-05-17 埃西勒国际通用光学公司 用于可固化涂层的混合环氧‑丙烯酸与氧化锆纳米复合材料
CN106277049B (zh) * 2015-06-08 2017-08-15 北京化工大学 一种透明纳米氧化锆液相分散体及其制备方法与应用
CN105621480B (zh) * 2016-01-25 2017-10-17 大连理工大学 一种采用低温煅烧锆溶胶制备二氧化锆纳米粉体的方法
CN110182807A (zh) * 2019-04-23 2019-08-30 宁波中车新能源科技有限公司 一种锆掺杂多孔碳材料及制备锂离子电容电池用复合正极的制备方法
CN110586064B (zh) * 2019-09-27 2023-03-31 天津大学 一种锂掺杂氧化锆负载氧化铟催化剂及其制备方法和应用
CN112499678B (zh) * 2020-11-23 2021-12-28 山东国瓷功能材料股份有限公司 纳米氧化锆粉体、其制备方法及所得分散液、光学膜

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205621A (ja) * 1985-03-01 1986-09-11 ローヌ‐プーラン・スペシアリテ.シミーク 安定化されたジルコニアの製造法
JPS62162626A (ja) * 1986-01-14 1987-07-18 Etsuro Kato 単斜ジルコニア超微結晶の高分散ゾルまたはゲルおよび製造方法
JPH04198022A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Tosoh Corp 水和ジルコニアゾルの製造法
JP2008031023A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Daiichi Kigensokagaku Kogyo Co Ltd ジルコニアゾル及びその製造方法
JP2008201634A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp ジルコニア微粒子分散液、該分散剤から製造される有機無機複合材料および光学部品
JP2009107872A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 改質ジルコニア微粒子、該微粒子分散ゾルおよびその製造方法
JP2010523451A (ja) * 2007-04-04 2010-07-15 エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック ジルコニアのコロイド溶液の調製方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2984628A (en) 1956-11-29 1961-05-16 Du Pont Concentrated zirconia and hafnia aquasols and their preparation
US7157406B2 (en) * 1994-12-17 2007-01-02 Basf Aktiengesellschaft Catalysts or carriers which consist essentially of monoclinic zirconium dioxide
JP2004198022A (ja) 2002-12-18 2004-07-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 中温排熱回収システム
JP2005170700A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Hitachi Maxell Ltd 酸化ジルコニウム粒子とその製造方法
JP2005179111A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Catalysts & Chem Ind Co Ltd ジルコニアゾルの製造方法
CN1553220A (zh) * 2003-12-18 2004-12-08 同济大学 一种高激光损伤阈值ZrO2薄膜的制备方法
WO2007000926A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 Nissan Chemical Industries, Ltd. アルカリ性ジルコニアゾルの製造方法
JP4918880B2 (ja) * 2007-05-23 2012-04-18 日産化学工業株式会社 ジルコニアゾルの製造方法
JP5397829B2 (ja) * 2008-12-04 2014-01-22 堺化学工業株式会社 酸化ジルコニウム分散液の製造方法
CN101613123A (zh) * 2009-08-05 2009-12-30 邢长生 Ivb族金属氧化物的水热合成方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205621A (ja) * 1985-03-01 1986-09-11 ローヌ‐プーラン・スペシアリテ.シミーク 安定化されたジルコニアの製造法
JPS62162626A (ja) * 1986-01-14 1987-07-18 Etsuro Kato 単斜ジルコニア超微結晶の高分散ゾルまたはゲルおよび製造方法
JPH04198022A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Tosoh Corp 水和ジルコニアゾルの製造法
JP2008031023A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Daiichi Kigensokagaku Kogyo Co Ltd ジルコニアゾル及びその製造方法
JP2008201634A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp ジルコニア微粒子分散液、該分散剤から製造される有機無機複合材料および光学部品
JP2010523451A (ja) * 2007-04-04 2010-07-15 エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック ジルコニアのコロイド溶液の調製方法
JP2009107872A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 改質ジルコニア微粒子、該微粒子分散ゾルおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2731914B1 (en) 2016-09-07
JP5922231B2 (ja) 2016-05-24
WO2013007015A1 (en) 2013-01-17
US9250360B2 (en) 2016-02-02
EP2731914A4 (en) 2015-04-29
CN103702940B (zh) 2015-06-24
BR112014000603A8 (pt) 2018-08-14
US20140125946A1 (en) 2014-05-08
BR112014000603B1 (pt) 2020-10-06
EP2731914A1 (en) 2014-05-21
CN103702940A (zh) 2014-04-02
BR112014000603A2 (pt) 2017-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5922231B2 (ja) ジルコニアコロイドを生成するための方法
JP6173481B2 (ja) ジルコニアコロイドの作製方法
US9234106B2 (en) Dispersion liquid of core-shell type composite oxide fine particles, process for producing the dispersion liquid, and coating composition containing the fine particles
TWI428282B (zh) 金屬氧化物複合溶膠,塗佈組成物及光學構件
KR102048288B1 (ko) 지르코니아 입자의 콜로이드성 현탁액을 포함하는, 광학 용품을 위한 코팅 조성물
WO2007018176A1 (ja) 酸化ジルコニウム-酸化スズ複合体ゾル、コーティング組成物及び光学部材
JP6214412B2 (ja) コアシェル型酸化物微粒子の分散液、その製造方法、およびその用途
JP5258447B2 (ja) 酸化チタン系複合粒子の分散液および該分散液の製造方法
JPWO2008007708A1 (ja) 変性された酸化ジルコニウム−酸化第二スズ複合体ゾルの製造方法
CN113165900B (zh) 一种在氨基酸存在下制备二氧化锆纳米颗粒的方法
JP6080583B2 (ja) 表面改質無機複合酸化物微粒子、その製造方法、該微粒子を含む分散液、光学基材用塗布液、光学基材用塗膜および塗膜付基材
WO2005088352A1 (ja) プラスチックレンズの製造方法
JP4996152B2 (ja) プラスチックレンズの製造方法
KR101959045B1 (ko) 고굴절 유무기 하이브리드 졸의 제조 방법
JP4510489B2 (ja) コーティング組成物の製造方法
CN111757853A (zh) 高折射率纳米颗粒
US11014825B2 (en) Method for producing potassium titanate
JP5209857B2 (ja) コーティング組成物の製造方法
JP6278902B2 (ja) 連結型結晶性無機酸化物微粒子群を含む水および/または有機溶媒分散液、その製造方法、ならびに該連結型結晶性無機酸化物微粒子群を含む光学基材用塗布液
Park et al. Preparation and Characterization of Nanosize ZrO2 Particle for Highly Refractive Index Nanocomposite Depending on Zirconium Precursor and Concentration

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5922231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250