JP2014521012A - レーザ点火プラグおよびレーザ点火プラグ用の冷却器 - Google Patents

レーザ点火プラグおよびレーザ点火プラグ用の冷却器 Download PDF

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Abstract

レーザ点火プラグ(10)であって、該レーザ点火プラグ(10)が、内燃機関に設けられたプラグ取付け穴(12)内に取り付けられて、当該レーザ点火プラグ(10)の燃焼室側の端部、つまり近位の端部(20)を介して内燃機関の燃焼室(16)内にレーザ点火エネルギを集束させるように構成されているレーザ点火プラグ(10)が提供される。当該レーザ点火プラグ(10)は、当該レーザ点火プラグ(10)が、当該レーザ点火プラグ(10)の、近位の端部(20)とは反対の側に位置する遠位の端部(22)に、冷却器(34)との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段(24)を有し、該カップリング手段(24)は、当該レーザ点火プラグ(10)が前記プラグ取付け穴(12)内に取り付けられた状態で前記冷却器(34)の連結および連結解除を可能にするように構成されていることにより特徴付けられる。独立項形式の別の請求項は、冷却器および冷却器とレーザ点火プラグとからモジュール式に形成されたレーザ点火装置に関する。

Description

背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載のレーザ点火プラグに関する。このようなレーザ点火プラグは、内燃機関に設けられたプラグ取付け穴内に取り付けられて、レーザ点火プラグの燃焼室側の端部、つまりレーザ点火プラグの近位の端部を介してレーザ点火エネルギを内燃機関の燃焼室内に集束させるように構成されている。
さらに、本発明は、このようなレーザ点火プラグ用の冷却器に関する。この冷却器は、請求項14の上位概念部に記載の特徴を有する。このような冷却器は、請求項1の上位概念部に記載のレーザ点火プラグと協働するように構成されている。
さらに、本発明は、レーザ点火装置にも関する。このレーザ点火装置は、請求項27の上位概念部に記載の特徴を有する。
このようなレーザ点火プラグ、このような冷却器およびこのようなレーザ点火装置は、それぞれ欧州特許出願公開第1519038号明細書に基づき公知である。欧州特許出願公開第1519038号明細書に記載の対象では、とりわけ点火レーザとしてのポンピングされた固体レーザと、パルスポンプ光源と、共振器と、出力結合ミラーとを有する固有のレーザ点火プラグが、冷却装置と共に、内燃機関のプラグ取付け穴内に挿入可能な唯一つの構成部分に統合されている。
この唯一つの構成部分は、欧州特許出願公開第1519038号明細書においては「レーザ点火装置」とも呼ばれている。このレーザ点火装置は、燃焼室寄りのベース部分と、ヘッド部分とを有する。ヘッド部分はレーザ点火装置の、ベース部分とは反対の側に位置する端部、つまり燃焼室から遠い方の端部に配置されている。ヘッド部分がベース部分から所定の間隔によって分離されて配置されている方向は、この構成部分の長手方向軸線の方向を規定している。ヘッド部分では、レーザ点火プラグの主要コンポーネント、たとえばポンプ光源および点火レーザが、ペルティエ素子と液体冷却部の素子とを有する冷却器と共にまとめられている。この場合、点火レーザは、中央でレーザ点火装置の長手方向軸線の近傍に配置されており、ポンプ光源は点火レーザを同心的に取り囲むように配置されている。液体冷却部の冷却通路は、半径方向でさらに外側で、ポンプ光源および点火レーザと同じ高さに、つまりベース部分からポンプ光源および点火レーザとほぼ同じ間隔を置いて配置されている。ヘッド部分とベース部分とは、細長いスリムな鏡筒を介して互いに結合されている。ヘッド部分は半径方向で鏡筒を越えて張り出している。欧州特許出願公開第1519038号明細書の図面に図示されているように、ヘッド部分は長手方向軸線の方向においてもプラグ取付け穴から突出していて、半径方向でプラグ取付け穴の直径を越えて張り出して延びている。
ヘッド部分におけるレーザコンポーネントのこのような配置により、レーザコンポーネントと出力結合ミラーとの間には、最大級に大きなとは言わないまでも、大きな間隔が生ぜしめられる。このことは、欧州特許出願公開第1519038号明細書においては、高いビーム品質を得るために重要な特徴とみなされている。
発明の開示
このような公知先行技術とは異なり、本発明の、レーザ点火プラグに関する構成は、請求項1の特徴部に記載の特徴を包含しており、冷却器に関する構成は、請求項14の特徴部に記載の特徴を包含しており、レーザ点火装置全体に関する構成は、請求項27の特徴部に記載の特徴を包含している。
本発明によるレーザ点火プラグの構成は、当該レーザ点火プラグが、当該レーザ点火プラグの、近位の端部とは反対の側に位置する遠位の端部に、冷却器との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段を有し、該カップリング手段は、当該レーザ点火プラグが前記プラグ取付け穴内に取り付けられた状態で前記冷却器の連結(カップリング)および連結解除(カップリング解除)を可能にするように構成されていることにより特徴付けられている。
本発明による冷却器の構成は、当該冷却器が、レーザ点火プラグとの解離可能な機械的および熱的なカップリングのために形成された近位の端部を有し、該近位の端部が、プラグ取付け穴の内部で行われる、当該冷却器とレーザ点火プラグとの連結およびレーザ点火プラグからの当該冷却器の連結解除を可能にすることにより特徴付けられている。
本発明によるレーザ点火装置の構成は、レーザ点火プラグが、近位の端部とは反対の側に位置する遠位の端部に、冷却器との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段を有し、該カップリング手段は、レーザ点火プラグがプラグ取付け穴内に取り付けられた状態で前記冷却器の連結および連結解除を可能にするように構成されており、前記冷却器は、レーザ点火プラグとの解離可能な機械的および熱的なカップリングのために形成された近位の端部を有し、該近位の端部が、プラグ取付け穴の内部で行われる、前記冷却器とレーザ点火プラグとの連結およびレーザ点火プラグからの前記冷却器の連結解除を可能にすることにより特徴付けられている。
連結された状態において、本発明によるレーザ点火プラグおよび本発明による冷却器は、取り付けられた状態におけるその機能形式が、公知のレーザ点火装置の機能形式、つまりレーザ点火エネルギを提供しかつ作動中に妨害因子となる熱を導出するという機能形式と比較可能となるようなレーザ点火装置を形成する。
公知のレーザ点火装置とは異なり、本発明においてはレーザコンポーネントおよび冷却器が、唯一つの構成部分にまとめられているのではなく、互いに分離されて2つの互いに別個の構成部分に配置されている。
このことには特に次のような利点がある。すなわち、冷却器を交換する必要なしに、摩耗部分とみなされ得るレーザ点火プラグを交換することができる。これにより、長い時間にわたって見た運転コストは低下され、資源が保護される。さらに、レーザ点火プラグの交換時における作業シーケンスも簡素化される。なぜならば、レーザ点火プラグが、液体冷却循環路を開放することなしに交換され得るからである。冷却循環路の開閉ならびに空気抜きのために用いられるステップは完全に不要にされ得る。このことは時間を節約し、ひいては更なるコストをも節約する。
冷却循環路を開放することが不要となることにより、冷却媒体漏れの危険も減じられるという利点も得られる。既にレーザ点火プラグの交換時に、冷却媒体の流出が回避される。これにより特に、冷却循環路の開放時に冷却媒体がプラグ取付け穴内に溜まり、レーザ点火プラグの取出し時にこの冷却媒体が燃焼室に流入し、このときに汚れが一緒に燃焼室内にすすぎ込まれることが回避される。これにより、内燃機関の後続の運転の際に起こる「ウォータハンマ」の危険も、燃焼室の汚染による内燃機関の高められた摩耗も、最初から回避される。
冷却器が、レーザ点火プラグとの機械的および熱的なカップリングのために調整された近位の端部を有することにより、本発明による冷却器と、本発明によるレーザ点火プラグとは、プラグコネクタ・プラグ受容部ペアリングのように嵌め合わされてレーザ点火装置を形成することができ、そして再び互いに分離されかつ新たに再び嵌め合わされるようになっている。すなわち、レーザ点火プラグモジュールと冷却器モジュールとからモジュール式に形成されたレーザ点火装置が提供される。
冷却器の遠位の端部が、内燃機関における冷却器の、プラグ取付け穴の長手方向軸線の方向で弾性特性を発揮する取付けを可能にするように形成されていることにより、プラグ取付け穴が設けられている構成部分の熱膨張率と、レーザ点火プラグと冷却器とから成るアッセンブリの熱膨張率との熱膨張率差を、高すぎる熱機械的な応力による損傷が生じることなしに補償することができる。
本発明によれば、さらにレーザ点火プラグと冷却器とを有するレーザ点火装置の長手方向におけるレーザ点火プラグコンポーネントと冷却器コンポーネントとの分離が得られる。このことは特に、比較的短尺な構造のレーザ点火プラグを可能にする。
有利な構成では、レーザ点火プラグが、点火レーザとポンプ光源とを備えたレーザ装置を有し、さらにレーザ点火プラグは、レーザ点火プラグの遠位の端部が、取り付けられた状態で前記プラグ取付け穴内に設けられたシールシートから、230mmよりも小さくかつ80mmよりも大きい間隔を有するように設定された長さを有する。それに対して、大型ガスエンジンの汎用のプラグ取付け穴の深さは、極端な場合には230mm〜800mmであり、一般には300mm〜500mmである。本発明により可能となるような、記載した範囲からの長さを有する、短尺構造のレーザ点火プラグは、このようなプラグ取付け穴の深部に配置されていてよく、極端な場合でも、前記レーザ点火プラグがプラグ取付け穴を越えて突出してしまうことはない。したがって、上で記載した値、すなわち80mm〜200mmの組込み長さおよび300mm〜500mmのプラグ取付け穴深さの値においては、組み込まれたレーザ点火プラグがプラグ取付け穴の深さの下側1/2内に位置するか、もしくは少なくともプラグ取付け穴の深さの下側2/3内に位置する。
レーザ点火プラグの近位の端部は、たとえば、プラグ取付け穴が設けられている構成部分とのねじ込み結合によりプラグ取付け穴内に固持される。熱機関が内燃機関である場合、この構成部分は一般にシリンダヘッドである。このことは特に、レーザコンポーネントおよびレーザコンポーネントに結合されたレーザ点火プラグ構成部分が、レーザ点火プラグの近位の、つまり燃焼室寄りの端部に対して、欧州特許出願公開第1519038号明細書の対象の場合よりも著しく短尺なてこ腕を有することを意味する。その好都合な結果として、内燃機関の振動時に生じる、弾性的な反力により補償されなければならないモーメントが相応して小さくなる。したがって、この場合に提供されたレーザ点火プラグは、高い頑丈性および耐振性によりすぐれている。
これとは異なり、公知先行技術においては、レーザコンポーネントも、冷却器も、プラグ取付け穴開口の外部の唯一つの構成部分のヘッド部分に設けられている。相応して、このヘッド部分に生じる慣性力が作用し得るてこ腕も長尺となる。このような構成による耐振性の低下は、本発明においては最初から回避される。なぜならば、本発明は、レーザコンポーネントと冷却器コンポーネントとをプラグ取付け穴の深部に移すことを可能にするからである。
さらに別の利点は、従属形式の請求項、実施形態の説明および添付図面から明らかとなる。
もちろん、上で挙げた特徴および以下に説明する特徴は、それぞれ記載された組合せの形でのみ使用可能であるのではなく、本発明の枠を逸脱することなしに別の組合せまたは単独の形でも使用可能である。
以下に、本発明の実施形態を図面につき詳しく説明する。図面中、それぞれ同一または少なくとも機能の点で比較可能である構成要素は同じ符号で示されている。
内燃機関に設けられたプラグ取付け穴内に取り付けられたレーザ点火プラグを示す概略図である。 本発明による冷却器の第1実施形態を示す断面図である。 レーザ点火プラグと冷却器とを嵌め合わせて形成されたレーザ点火装置の1実施形態を示す概略図である。 冷却器の1構成を示す断面図である。 レーザ点火プラグの長手方向軸線に沿って断面した横断面図である。 本発明によるレーザ点火プラグと冷却器との連結体から成るレーザ点火装置の別の実施形態を示す断面図である。
図1には、内燃機関に設けられたプラグ取付け穴12内に取り付けられているレーザ点火プラグ10が詳細に図示されている。プラグ取付け穴12は、たとえば内燃機関のシリンダヘッド14に設けられており、このシリンダヘッド14は内燃機関の燃焼室16の輪郭を画定している。図1で見て、このような燃焼室16はプラグ取付け穴12の左側の開口の前方に位置している。燃焼室16の輪郭を画定する別の画定部は、たとえばシリンダ壁18と、燃焼室16を可動にシールするピストンとによって得られる。
レーザ点火プラグ10は、燃焼室側の、つまり近位の端部20と、この近位の端部20とは反対の側に位置する遠位の端部22とを有する。レーザ点火プラグ10の近位の端部20は、ねじ山を有すると有利である。このねじ山を用いてレーザ点火プラグ10は、プラグ取付け穴12の燃焼室側の端部に設けられたねじ山付孔内にねじ込まれている。この場合、レーザ点火プラグ10はストッパに当接するまでねじ込まれていると有利である。このストッパはシール部材と相まってレーザ点火プラグ10のためのシールシートを形成しているので、燃焼室16はプラグ取付け穴12に対してシールされている。レーザ点火プラグ10は、近位の端部20を介して燃焼室16内にレーザ点火エネルギを集束させるために調整されている。
レーザ点火プラグ10の、近位の端部20とは反対の側に位置する遠位の端部22は、冷却器との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段24を有する。このカップリング手段24はレーザ点火プラグ10の遠位の端部22においてレーザ点火プラグ10から突出していて、たとえばピン、スタッド、スリーブまたはスピゴットとして実現されている。カップリング手段24は金属、特に高い熱伝導率を有する金属から成っていて、少なくとも1つの金属製の熱接触面を有すると有利である。熱接触面26が、カップリング手段24の半径方向外側に配置されていると有利である。択一的または補足的に、カップリング手段24の端面に金属製の熱接触面28が配置されている。さらに択一的または補足的に、カップリング手段24の半径方向内側にも熱接触面が配置されていてよい。
有利な構成では、カップリング手段24が、異形成形(プロファイリング)された連行プロファイルもしくは連行成形体として形成されているか、または少なくとも1つの連行成形体を有している。カップリング手段24が連行成形体として形成されている構成の1例が、六角形スリーブである。別の例としては、カップリング手段24またはカップリング手段24の一部25が、つめクラッチとして形成されていることが挙げられる。択一的には、連行成形体が、つめクラッチとして、最大直径dを有する範囲の遠位の端部に配置されていてよい。連行成形体は、それぞれの連行成形体に適した工具を用いて、プラグ取付け穴12の近位の端部に設けられたねじ山付孔とレーザ点火プラグ10との螺合部を締め付けることを可能にする。
冷却器との解離可能な機械的および熱的な結合のために働くカップリング手段24に対して付加的に、レーザ点火プラグ10は図1に示した構成では、レーザ点火プラグ10の解離可能な電気的な接続のためのカップリング手段30を有している。この電気的な接続のためのカップリング手段30は、レーザ点火プラグ10の遠位の端部22に配置されている。この電気的な接続のために働くカップリング手段30は、有利にはレーザ点火プラグ10の遠位の端部22のセンタ個所に配置されていて、電気的な差込み結合部の差込みエレメントとして実現されている。差込みエレメントは、プラグまたはプラグ受容部として実現されていてよい。
センタ配置により、電気的な接続のために働くカップリング手段30は、たとえばレーザ点火プラグ10の組付け時および/または取外し時に工具を取り扱う際に発生する恐れのある損傷に対して最適に保護されている。
レーザ点火プラグ10は、33mmよりも小さい、特に32mmよりも小さい最大直径dを有すると有利である。このような直径によって、レーザ点火プラグ10は、内燃機関である慣用の大型ガスエンジン(商用車および乗用車のエンジンは、はるかに小さなプラグ取付け穴直径を有する)に設けられたプラグ取付け穴12内に嵌入することができるので、各内燃機関のシリンダヘッド14における構造上の変更が必要となることなしにレーザ点火プラグ10を、慣用の点火プラグの代替物として使用することができる。
点火プラグ10の長さに関しては、レーザ点火プラグ10の遠位の端部22が、プラグ取付け穴12に設けられたシールシート32に対して、80mm〜230mmである間隔を有することにより、有利な1構成が特徴付けられている。大型ガスエンジンの慣用のプラグ取付け穴12は、一般に300mm〜500mmの深さを有する。これにより、図1に質的に図示された状況、つまり取り付けられたレーザ点火プラグ10が、プラグ取付け穴12の深さの、燃焼室寄りの1/2の範囲内に完全に配置されているか、または少なくともプラグ取付け穴12の深さの、燃焼室寄りの2/3の範囲内に完全に配置されている状況が得られる。これにより、既に説明したように、振動に関してレーザ点火プラグ10の高められた頑丈さが得られる。
図2には、本発明による冷却器34の第1実施形態が示されている。冷却器34は、レーザ点火プラグ10との機械的および熱的なカップリングのために調整された近位の端部36、すなわち燃焼室16寄りの端部と、プラグ取付け穴12の開口における取付けのために調整された遠位の端部38とを有する。この遠位の端部38は、プラグ取付け穴12の長手方向軸線40の方向で弾性的な、内燃機関における冷却器34の取付けを可能にするために調整されている。
機械的および熱的なカップリングのために、冷却器34の近位の端部36は、レーザ点火プラグ10からの熱を吸収するための手段を有する。熱を吸収するためのこの手段は有利には、熱的なカップリング手段としての使用と同時に、レーザ点火プラグ10との機械的なカップリングのために使用される。このような多重使用により、熱的なカップリングと機械的なカップリングとのために全体的に必要とされる構造体の数が減じられる。
レーザ点火プラグ10からの熱を吸収するための手段は、少なくとも1つの熱接触面42を有する。この熱接触面42はその配置形式および形状、つまりそのジオメトリ(幾何学的形状)により、レーザ点火プラグ10に設けられた対応する相補的な熱接触面26に熱接触の形で接触するように調整されている。
有利な構成では、冷却器34の熱接触面42が、スリーブ43の金属製の内面である。このスリーブ43は、レーザ点火プラグ10に設けられた相補的な熱接触面26と共にプレス嵌めを形成するように構成されている。このようなプレス嵌めにより、熱接触面の緊密な接触が形成され、ひいては特にレーザ点火プラグ10の熱接触面26と冷却器34の熱接触面42との間の良好な熱接触が形成される。1構成では、冷却器34の熱接触面42が、1つまたは複数のスリット44を有する。これにより、スリーブ43の、これらのスリット44の間に位置する部分は、ばね弾性的な舌片となり、これらの舌片は弾性的に変位可能である。これにより、連結および連結解除も、連結された状態における弾性的な戻し力により形成された面圧も生ぜしめられる。
別の構成では、冷却器34が、スリーブ43の金属製の内面として実現された熱接触面42に対して択一的または補足的に、熱接触面として棒状体の表面を有する。この場合、棒状体は、この棒状体が、レーザ点火プラグ10の遠位の端部22に設けられた対応する切欠きまたはスリーブと共にすき間嵌めまたはプレス嵌めを形成するように寸法設定されている。特にすき間嵌めの場合には、レーザ点火プラグ10の遠位の端部22に設けられた前記切欠きまたは前記スリーブの、熱接触面として働く内側の表面と、冷却器34の近位の端部36に設けられた棒状体の表面との間の熱接触を、前記表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に被着された熱伝導ペーストにより増大させることが有利である。
既に挙げた熱接触面に対して択一的または補足的に、別の構成では、冷却器34の端面側の熱接触面46が設けられており、この熱接触面46はレーザ点火プラグ10との連結時に、レーザ点火プラグ10の端面側の熱接触面28と熱接触する。
図2に示した冷却器34の構成は、特に、図1に示した構成のレーザ点火プラグ10と連結されるように調整されている。この目的のためには、冷却器34が、センタに配置された差込みエレメント48を有する。この差込みエレメント48はレーザ点火プラグ10に設けられた差込みエレメント30に対して相補的にプラグとして実現されているか、またはプラグ受容体(ソケット)として実現されており、これによりレーザ点火プラグ10に対する電気的な接続が形成される。この電気的な接続を介して、レーザ点火プラグ10に組み込まれたポンプ光源が制御され、このポンプ光源に電気的なエネルギが供給される。さらに、この接続を介して、レーザを作動させるためのフィードバック信号、たとえばフォトダイオード信号が伝送される。さらに、この電気的な接続を介して、場合によってはレーザ点火プラグ10においてポンプ光源の冷却のために使用されるペルティエ素子を作動させることができる。しかし、この構成では、ペルティエ素子はもはや必ずしも必要とならない。
連結された状態においてレーザ点火プラグ10から冷却器34へ伝達された熱を導出するために、図2に示した冷却器34の構成は、液体冷却された熱交換器50を有する。この熱交換器50は冷却器34の熱接触面42,46と熱接触している。有利な構成では、熱交換器50の熱接触面42,46が熱交換器50の表面の一部を形成しているので、熱接触面42,46を介して吸収された熱は、極めて効率の良い固体熱伝導によって運び去られて、熱交換器50内で冷却液へ引き渡される。有利には水と不凍剤とから成る混合物である冷却液は、供給管路52を通じて外部からプラグ取付け穴12を通って冷却器34の熱交換器50にまで流れ、そして戻し管路54を通じて再び冷却器34から流出する。このときに、供給管路52および戻し管路54はフランジ56を貫いて案内される。このフランジ56によって冷却器34の遠位の端部38は内燃機関、特に内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられている。供給管路52および戻し管路54は熱交換器50と、フランジ56を貫いた貫通案内部との間で有利には剛性的な管路として形成される。
冷却器34の外部では、供給管路52と戻し管路54とが引き続き、フレキシブルな管路52a,54aまたは管路区分によって案内される。このフレキシブル性は、冷却循環路を開放する必要なしにプラグ取付け穴12内への冷却器34の差込みおよびプラグ取付け穴12からの冷却器34の取出しを可能にするように調整されていると有利である。
冷却器34の近位の端部36は、その遠位の端部38に配置されたフランジ56に、有利には剛性的な管58によって結合されている。剛性的な管58による結合には、この管58が組付け・取外し力および組付け・取外しモーメントを伝達し得るという利点がある。択一的な構成では、この管が、延性の材料、たとえばテフロン(登録商標)から成っている。この構成には、剛性的な管58に比べて改善された振動減衰という利点がある。
図3には、レーザ点火プラグ10と冷却器34とが、嵌め合わされかつプラグ取付け穴12内に組み込まれて取り付けられた状態で図示されている。この状態を達成するためには、まずレーザ点火プラグ10が単独で、つまり冷却器34なしに、プラグ取付け穴12内に挿入され、螺合により緊定される。これまで説明したカップリング手段は、熱的および機械的なカップリングのための手段24,43であれ、電気的なカップリングのための手段30,48であれ、全て、レーザ点火プラグ10の長手方向軸線の方向、ひいてはプラグ取付け穴12の長手方向軸線40の方向で行われる並進運動によってカップリング(連結)が行われ、そして逆方向に向けられた並進運動によってカップリング解除(連結解除)が行われることにより特徴付けられている。この並進運動は、たとえばレーザ点火プラグの長手方向軸線に対して直交する横方向で行われる旋回運動とは異なり、レーザ点火プラグ10がプラグ取付け穴12内に取り付けられた状態で冷却器34との連結および連結解除を可能にする。
この場合に、レーザ点火プラグ10の全ての電気的な接続部の正しい極性をも保証するために、有利な1構成では、電気的な接続のためのカップリング手段30,48、すなわちプラグ/ソケット組合せが、差込み結合の正しく分極された締結しか許さない形状接続エレメント、すなわち係合に基づいた嵌合による結合を形成するエレメントを有する。このような形状接続エレメントは1構成では、半径方向外側に向かってレーザ点火プラグ10から突出したピン60により実現される。このピン60は、レーザ点火プラグ10に対して相対的な冷却器34の位置が正しい場合にのみ、冷却器34に設けられた対応するスリット内に係合する。
電気的な差込み結合部を、プラグ取付け穴12内に侵入した腐食性の媒体による腐食に対して保護するために、別の有利な構成では、シール部材62が設けられている。このシール部材62は、レーザ点火プラグ10に設けられた、電気的な接続のために働く差込みエレメント30と、冷却器34に設けられた、電気的な接続のために働く差込みエレメント48との間に位置していて、締結された差込み結合部の内部を外部影響因子に対してシールする。
電気的な差込み結合に関与する両差込みエレメントのうちのいずれか一方の差込みエレメント30;48は、レーザ点火プラグ10であれ、冷却器34であれ、いずれの構成部分の長手方向軸線の方向では、前記各構成部分、すなわちレーザ点火プラグ10もしくは冷却器34に固く結合されていて、半径方向ではフレキシブルでかつ前記長手方向軸線を中心にしてセンタリングされた旋回円錐体を描くように弾性的に少しだけ旋回可能であるので、この一方の差込みエレメントの位置は、レーザ点火プラグ10と冷却器34との連結時に、それぞれ他方の差込みエレメント48;30の位置に自動的に適合することができる。この他方の一方の差込みエレメントは固く固定されていると有利である。
冷却器34の遠位の端部38に配置されたフランジ56は、図示の構成では、さらに外側に位置するフランジ64によって軸方向および半径方向で保持される。この場合、外側のフランジ64は内側のフランジ56の外縁部に被さっているので、内側のフランジ56は外側のフランジ64に対して回転可能である。これにより、プラグ取付け穴12の長手方向軸線40を中心とした回転に関して、内側のフランジ56の角度位置は自由に調節され得る。それに対して、このような回転に関する外側のフランジ64の角度位置は、この外側のフランジ64が特定の位置でしか内燃機関に結合可能でないことにより固定されている。これらの特定の位置は、たとえば、外側のフランジ64に設けられた、固定用ねじ66が貫通案内される切欠きが、内燃機関に設けられた、前記固定用ねじ66を収容するために形成されたねじ山付孔の上に合致して位置しなければならないことにより規定されている。
プラグ取付け穴12の熱膨張率と、レーザ点火プラグ10と、このレーザ点火プラグ10に連結された冷却器34とから成るアッセンブリの熱膨張率との熱膨張率差を補償するために、さらに別の有利な構成では、前記アッセンブリの遠位の端部の取付け部がプラグ取付け穴12の長手方向軸線40の方向でフレキシブルである。しかしこの場合、十分に良好な熱接触を保証するためには、冷却器34をレーザ点火プラグ10に押圧するためのある程度の押圧力が必要となることを顧慮しなければならない。このことは特に、レーザ点火プラグ10と冷却器34とのそれぞれ端面側の熱接触面28および熱接触面46を介して媒介される熱接触に云える。
図3に示した構成では、このような押圧力が、弾性的なエレメント68、たとえばばねによって形成される。この弾性的なエレメント68は固定用ねじ66のヘッドと外側のフランジ64との間に位置している。
択一的な別の構成では、このような弾性的なエレメントが、外側のフランジ64と内側のフランジ56との間に位置し、こうして弾性的な戻し力を生ぜしめる、前記両フランジ56,64の間の軸方向における相対運動を可能にする。
さらに別の構成は、組み込まれたコネクタと、冷却媒体供給管路および冷却媒体戻し管路のためのフレキシブルなホースとを備えた冷却器34により特徴付けられている。フレキシブルなホースにより、冷却器34の遠位の端部38に配置されたフランジ56は、ある程度の範囲内で、冷却器34の近位の端部36に対して回転され得る。これにより、冷却器34はまず並進運動によって、プラグ取付け穴12内に組込み固定されたレーザ点火プラグ10とカップリング(連結)され得る。引き続き、内燃機関における冷却器34の固定がバヨネット結合により行われ得る。バヨネット結合では、この場合に相応してバヨネットクロージャ部分として実現されたフランジ56が冷却器34の遠位の端部38に対して少しだけ回転させられる。冷却器34の組付けおよび取外しは、この場合には特殊工具を用いて行われる。この特殊工具は、差込み可能な冷却器34の近位の端部36をプラグ取付け穴12内でレーザ点火プラグ10の遠位の端部22と連結させ、このために必要となる取付け・取外し力および取付け・取外しモーメントを伝達する。
内燃機関の振動が強すぎることにより、所要の電気的なコンタクティングのための差込みシステムの使用が不可能である場合、別の構成の枠内では、電気的な接続ケーブルがレーザ点火プラグ10に固定的に取り付けられている。この場合には、冷却器34が、その全長にわたってスリットを有していて、このスリット内には、内燃機関へのレーザ点火プラグ10のねじ込みの後で、かつプラグ取付け穴12内への冷却器34の差込みの前もしくは差込みの際に、レーザ点火プラグ10のケーブルが挿入される。レーザ点火プラグ10をプラグ取付け穴12内にねじ込むためのプラグレンチも、この構成ではスリットを必要とする。
これによって、図3には特に、本発明によるレーザ点火プラグと冷却器との連結体から成り、かつ連結され取り付けられた状態において、公知のレーザ点火装置の機能形式、すなわちレーザ点火エネルギを提供しかつ作動中に妨害因子となる熱を導出するという機能形式と比較可能、すなわちほぼ同等である機能形式を有するレーザ点火装置が示されている。
図4に示した構成では、冷却器34が、レーザ点火プラグ10から熱を取り出すための手段として、液体によって流通される棒状体70を有する。図4には、特にレーザ点火プラグ10の遠位の端部22と、冷却器34の近位の端部36とが、熱的および電気的に連結された状態で図示されている。
冷却器34の近位の端部36に設けられた棒状体70は、レーザ点火プラグ10の遠位の端部22に設けられた切欠き72内に係合している。この構成では、切欠き72の内面、すなわち切欠き72の側面および/または底面が、レーザ点火プラグ10の熱接触面を形成している。これに対して相補的な、棒状体70の外面、すなわち棒状体70の側面および/または端面は、これらの面が切欠き72内に突入している場合には、冷却器34の熱接触面を形成している。
切欠き72は、有利にはレーザ点火プラグ10の、蓄熱体および伝熱体として働くコンポーネントに設けられている。このコンポーネントのための材料としては、特に金属、有利には良熱伝導性の金属、たとえばアルミニウムが挙げられる。棒状体70は図示の構成では中空であり、そして冷却液のための供給管路74と戻し管路76とを有している。
エンジンの振動が強すぎるため、電気的なコンタクティングのための差込みシステムの使用が不可能である場合には、図4に示した構成とは異なって、やはり電気的な接続ケーブルが、レーザ点火プラグ10に固定的に取り付けられていてよい。この場合には、レーザ点火プラグ10をプラグ取付け穴12内にねじ込むために働くプラグレンチが、この構成においてもスリットを必要とする。
棒状体70は切欠き72と共に有利には、すき間嵌めを形成する。別の構成では、切欠き72と棒状体70とから成るペアリングが、連結された状態でプレス嵌めが生ぜしめられるように構成されている。特にすき間嵌めの場合には、有利には、レーザ点火プラグ10から冷却器34への熱伝達を改善するために、棒状体70の外面および/または切欠き72の内面の接触範囲において熱伝導ペーストが使用される。
レーザ点火プラグ10の遠位の端部22は、連行プロファイル80、すなわち異形成形(プロファイリング)された連行体を有する。この連行プロファイル80は、たとえばつめクラッチとして実現されていて、工具、特にプラグレンチとの連結のために調整されている。レーザ点火プラグ10に固く結合された、コネクタプラグの形の差込みエレメント82は、冷却器34に設けられた、対応コネクタまたはプラグ受容体として実現された差込みエレメント84と共に、電気的な差込み結合部を形成する。この電気的な差込み結合部を介してレーザ点火プラグ10のレーザ装置に電気的なエネルギが供給され、このレーザ装置が制御される。さらに、この電気的な差込み結合部を介して、レーザを作動させるためのフィードバック信号、たとえばフォトダイオード信号が伝送される。レーザ装置が、点光源を冷却するためのペルティエ素子を有する場合には、ペルティエ素子を作動させるために必要となる電気的な接続を、やはり前記差込み結合部によって閉じることができる。この電気的な差込み結合部はこの構成ではセンタ外に、つまりプラグ取付け穴12の長手方向軸線40の外に配置されている。冷却器側の差込みエレメント84は、冷却器34に固定されているので、差込み力は冷却器34によって伝達される。
液体冷却された中空棒状体としての棒状体70の実現に対して択一的な別の構成では、棒状体70が、中実材料、特に良熱伝導性の金属から成る中実な熱伝導ロッドとして実現されていてもよい。このような構成では、熱伝導ロッドの他方の端部が、有利にはプラグ取付け穴開口の近傍に位置する熱交換器またはプラグ取付け穴12の外側に位置する熱交換器により冷却される。この熱交換器は有利には冷却液により流通される。このことには、狭いプラグ取付け穴の外側に、より多くの構成スペース容積が提供されているので、大きな熱伝達面が実現され得るという利点がある。
別の択一的な構成の枠内では、棒状体70が、ヒートパイプの端部として実現されている。ヒートパイプは、熱吸収および熱放出しながら進行する相転移を利用して高い熱流密度を可能にする伝熱体である。これにより、中実な熱伝導ロッドを使用した場合に可能となるよりも高い冷却出力が達成される。この構成も、図3につき説明した方法と同様にして内燃機関に取り付けられ得る。
図5には、レーザ点火プラグ10の、長手方向軸線に沿って断面した横断面図が示されている。レーザ点火プラグ10は近位の端部20と遠位の端部22とを有する。近位の端部20には、雄ねじ山が設けられており、この雄ねじ山によってレーザ点火プラグ10はプラグ取付け穴12に設けられたプラグねじ山にねじ込まれる。プラグ取付け穴12に対して燃焼室をシールするためには、シール部材86が働く。近位の端部20では、レーザ点火プラグ10のベース部分90に、レーザ光線に対して透明の燃焼室窓88が配置されており、この燃焼室窓88はレーザ点火プラグ10からのレーザエネルギ、特にレーザ点火パルスの形のレーザエネルギの出力結合を可能にする。レーザエネルギを発生させるためには、レーザ点火プラグ10が、ポンプ光源92と、集光光学系94と、点火レーザ96と、パッシブQスイッチ98とを備えたレーザ装置を有している。
ポンプ光源92は、有利には多数の半導体ダイオードレーザである。特に有利には、ポンプレーザが、面発光型の半導体レーザ(VCSEL、vertical cavity surface emitting laser)として形成されている。択一的または補足的に、端面発光型の半導体レーザまたは面発光型の半導体レーザと端面発光型の半導体レーザとからの組合せを使用することもできる。面発光型の半導体レーザは、別のポンプレーザに比べて熱敏感性もしくは感熱性が低いという利点を持っている。したがって、面発光型の半導体レーザは本発明と相まって特に良好に使用可能となる。なぜならば、本発明は、プラグ取付け穴12の、効果的な冷却のためのスペースがほとんど提供されていない深部におけるレーザ点火プラグ10の配置を包含するからである。
ポンプ光源92の作動時に自由となる熱は、蓄熱体および/または伝熱体として働く端プレート100に伝達される。このためには、端プレート100がポンプ光源92と熱接触している。1構成では、付加的にポンプ光源92をアクティブに冷却するためにペルティエ素子が設けられている。このようなペルティエ素子はポンプ光源92と端プレート100との間に配置されていてよいので、ペルティエ素子は両エレメント92,100と熱的にカップリングされている。しかし、ペルティエ素子は端プレート100とのみ熱的にカップリングされていてもよい。ポンプ光源92により形成されたポンプ放射線は、集光光学系94によって点火レーザ96に集束される。点火レーザ96は有利にはレーザアクティブな固体である。このレーザアクティブな固体にはQスイッチ98、特にパッシブなQスイッチ98が対応しているので、点火レーザ96はポンプ放射線の作用を受けて自体公知の形式で、高度に強力なレーザ点火パルスを発生させる。レーザアクティブな固体96とQスイッチ98とから成るアッセンブリの外側の端面における、レーザ共振器を形成するために必要となるミラーならびに点火レーザからのレーザビームを燃焼室内に集束させるための光学系は、図5には図示されていない。
レーザ点火プラグ10の遠位の端部22に配置された端プレート100は、ポンプ光源92とは反対の側に、冷却器との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段24を有する。レーザ装置は有利にはレーザ点火プラグ10のヘッド部分102に配置されており、燃焼室窓88は別個のベース部分90に組み込まれている。ヘッド部分102とベース部分90とは図示の構成では、管状の中間部材104により互いに結合されている。管状の中間部材104とヘッド部分102およびベース部分90との結合は、それぞれ有利には材料接続的な結合、たとえば溶接シームにより行われるが、しかし別の結合形式、たとえばエラストマのシールエレメントと組み合わされた螺合締結および/またはかしめ締結も考えられる。
有利な1構成では、中間部材104は、この中間部材104がベース部分90を熱的にできるだけ十分にヘッド部分102から分離することによりすぐれている。これにより、高温の近位の端部20から、熱に敏感なポンプ光源92への望ましくない熱流が減じられるか、もしくは低いレベルに維持される。したがって、中間部材104が劣熱伝導体として実現されていることが有利である。このことは、たとえば中間部材104が特殊鋼管、特に小さな肉厚を有する特殊鋼管であるか、または中間部材104が劣熱伝導性のセラミックスから成ることにより実現され得る。
図6には、レーザ点火プラグ10と、このレーザ点火プラグ10から分離可能である冷却器34とから成るアッセンブリの別の実施形態が示されている。この場合、レーザ点火プラグ10と冷却器34との間の分離線は、破線106に沿って延びている。前記アッセンブリの組付け時では、まずレーザ点火プラグ10が、プラグ取付け穴に通じた燃焼室の開口内にねじ込まれる。その後に、冷却器34が差し被される。冷却器34は特に熱交換器108を有しており、この熱交換器108は、場合によっては複数の部分から製作されている。冷却媒体はフレキシブルなホース110を通って接続部112を介して熱交換器108内に流入する。この熱交換器108において冷却媒体は熱を吸収する。この熱は、レーザ点火プラグ10の熱接触面と熱交換器108の熱接触面とのペアリングにより形成された接触範囲116において固体熱伝導によりレーザ点火プラグ10から熱交換器108に放出される。接触範囲116は円筒状または円錐状であってよい。円錐状の形状が特に有利である。なぜならば、その場合、特に良好な接触が達成されるからである。熱交換器108は、ねじ山120を備えた袋ナット118を用いて軸方向で、レーザ点火プラグ10に設けられた円錐状の、熱的なカップリングのためのカップリング手段24に圧着され、かつレーザ点火プラグ10に保持される。駆動部としては、複数の切欠き118aが役立つ。これらの切欠き118a内には、袋ナット118を締め付けるために、つめ付きレンチを差し込むことができる。これらの切欠き118aは、レーザ点火プラグ10を駆動するために働く、レーザ点火プラグ10に設けられた切欠き122と同じ寸法を有すると有利である。これにより、同じレンチを使用することができる。
螺合締結に対して択一的に、冷却器はバヨネットクロージャによりレーザプラグに保持され得る。この場合、プラグレンチは、ロックのために必要となる角度だけバヨネットクロージャを回転させるために役立つ。保持のためのさらに別の択一的な構成は、アンダカット部に係合するばね支承された係止突起によるロックである。この場合には、有利にはたとえばプラグレンチに組み込まれている特殊工具を、ロックの解除のために使用することができる。
熱交換器108のセンタ部には、電気的な差込みエレメント124が設けられている。この差込みエレメント124はレーザ点火プラグ10に設けられた差込みエレメント126に被せ嵌められる。差込みエレメント124,126はコード化部を有し、これによって差込みエレメント124,126は、誤った極性のまま差し込まれることがなくなる。択一的には、コード化は、比較的丈夫な金属製のエレメント24,108の間でも、たとえばピンおよびスリットにより行われ得る。電気的な線路128および冷却媒体ホース110は、1つのケーブル束の形でプラグ取付け穴から導出される。このケーブル束は熱交換器への移行部において引張負荷軽減部130により保護されている。
これによって図6は、図3と同様に、特に本発明によるレーザ点火プラグ10と冷却器34との連結体から成り、かつ連結され取り付けられた状態において、公知のレーザ点火装置の機能形式、すなわちレーザ点火エネルギを提供しかつ作動中に妨害因子となる熱を導出するという機能形式とほぼ同等の機能形式を有するレーザ点火装置が示されている。
これによって図6はさらに、レーザ点火プラグとの、解離可能な機械的および熱的なカップリングのために調整された近位の端部を有し、この近位の端部が、冷却器とレーザ点火プラグとの、プラグ取付け穴内部で行われる連結およびレーザ点火プラグからの冷却器の連結解除を可能にするレーザ点火プラグ用の冷却器を示している。この場合、冷却器の近位の端部は、レーザ点火プラグの遠位の端部と螺合締結されるように構成されている。
図6に示した構成には、その他の図面に図示の冷却器34の構成に比べて次のような大きな利点が得られる。すなわち、冷却器の長さをプラグ取付け穴深さに合わせる必要がない。したがって、この構成は多目的に使用可能である。
さらに、全ての構成、すなわち図6に示した構成も、レーザ点火プラグに取り付けられるのではなく、またはレーザ点火プラグに取り付けられるだけではなく、プラグ取付け穴の開口にも、またはプラグ取付け穴の開口にのみ取り付けられる冷却器を用いる構成も、種々異なるプラグ取付け穴深さを有する内燃機関のためのレーザ点火プラグ10の多目的な使用可能性の利点を有する。種々異なる内燃機関の種々異なるプラグ取付け穴深さは、冷却器34の種々異なる長さにより補償され得る。レーザ点火プラグモジュールと冷却器モジュールとから成るレーザ点火装置のモジュール式の構造に基づき、その都度同じレーザ点火プラグモジュールが使用可能となる。これによって、同一部品点数の割合が増大され、製作および予備部品保持が簡単となる。
既にさらに上で説明したように、本発明によるレーザ点火プラグおよび本発明による冷却器は、互いに連結された状態においてレーザ点火装置を形成し、このレーザ点火装置の、取り付けられた状態における機能形式は、公知のレーザ点火装置の機能形式、すなわちレーザ点火エネルギを提供しかつ作動中に妨害因子となる熱を導出するという機能形式とほぼ同等である。単一の構成部品として実現された公知のレーザ点火装置に比べた利点は、本出願において提供されたレーザ点火装置のモジュール式の構造から得られる。本出願において提供されたレーザ点火プラグと、本出願において提供された冷却器とから、互いに分離可能なモジュールとして組み立てられたレーザ点火装置は、同じく新規性および進歩性を具備したものであるとみなされる。このことは、本出願において提供されたレーザ点火プラグおよび冷却器の構成のいかなる組合せにも云える。

Claims (27)

  1. レーザ点火プラグ(10)であって、該レーザ点火プラグ(10)が、内燃機関に設けられたプラグ取付け穴(12)内に取り付けられて、当該レーザ点火プラグ(10)の燃焼室側の端部、つまり近位の端部(20)を介して内燃機関の燃焼室(16)内にレーザ点火エネルギを集束させるように構成されているレーザ点火プラグ(10)において、当該レーザ点火プラグ(10)が、当該レーザ点火プラグ(10)の、近位の端部(20)とは反対の側に位置する遠位の端部(22)に、冷却器(34)との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段(24)を有し、該カップリング手段(24)は、当該レーザ点火プラグ(10)が前記プラグ取付け穴(12)内に取り付けられた状態で前記冷却器(34)の連結および連結解除を可能にするように構成されていることを特徴とするレーザ点火プラグ(10)。
  2. 当該レーザ点火プラグ(10)は、点火レーザ(96)とポンプ光源(92)とを備えたレーザ装置を有し、さらに当該レーザ点火プラグ(10)は、その遠位の端部(22)が、取り付けられた状態で前記プラグ取付け穴(12)内に設けられたシールシート(32)から、230mmよりも小さくかつ80mmよりも大きい間隔を有するように設定された長さを有する、請求項1記載のレーザ点火プラグ(10)。
  3. 当該レーザ点火プラグ(10)の最大直径が、50mmよりも小さい、有利には40mmよりも小さい、特に32mmよりも小さい、請求項1または2記載のレーザ点火プラグ(10)。
  4. 当該レーザ点火プラグ(10)が、その遠位の端部(22)に、当該レーザ点火プラグ(10)の解離可能な電気的な接続のためのカップリング手段(30)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載のレーザ点火プラグ(10)。
  5. 前記電気的な接続のためのカップリング手段(30)は、前記遠位の端部(22)のセンタ個所に配置されていて、電気的な差込み結合のプラグコネクタまたはプラグ受容部として実現されている、請求項4記載のレーザ点火プラグ(10)。
  6. 前記電気的な接続のためのカップリング手段(30)は、電気的な差込み結合が、当該レーザ点火プラグ(10)の長手方向軸線の方向で行われる並進運動によって締結され、かつ逆方向に向けられた並進運動によって解放されるように構成されている、請求項5記載のレーザ点火プラグ(10)。
  7. 前記電気的な接続のためのカップリング手段(30)は、前記差込み結合の正しく分極された締結しか可能にしない形状接続エレメントを有する、請求項6記載のレーザ点火プラグ(10)。
  8. 当該レーザ点火プラグ(10)が、当該レーザ点火プラグ(10)に固く結合された電気的な接続ケーブルを有する、請求項1から3までのいずれか1項記載のレーザ点火プラグ(10)。
  9. 当該レーザ点火プラグ(10)が、金属製の熱接触面(26,28)を有する、請求項1から8までのいずれか1項記載のレーザ点火プラグ(10)。
  10. 前記金属製の熱接触面(26,28)は、前記遠位の端部(22)に外側で円筒状に配置されており、かつ/または遠位の端面に配置されている、請求項9記載のレーザ点火プラグ(10)。
  11. 前記金属製の熱接触面は、当該レーザ点火プラグ(10)の遠位の端部(22)に、中央内側に位置する切欠きの表面として、かつ/または前記遠位の端部(22)の端面として実現されている、請求項9記載のレーザ点火プラグ(10)。
  12. 前記レーザ装置は当該レーザ点火プラグ(10)の遠位の端部(22)に配置されており、当該レーザ点火プラグ(10)の近位の端部(20)と遠位の端部(22)とが、当該レーザ点火プラグ(10)の遠位の端部(22)よりも熱伝導性の悪い中間部材(104)によって互いに結合されている、請求項1から11までのいずれか1項記載のレーザ点火プラグ(10)。
  13. 前記中間部材(104)が特殊鋼管である、請求項12記載のレーザ点火プラグ(10)。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項記載の特徴を有するレーザ点火プラグ(10)に用いられる冷却器(34)において、当該冷却器(34)が、レーザ点火プラグ(10)との解離可能な機械的および熱的なカップリングのために形成された近位の端部(36)を有し、該近位の端部(36)が、プラグ取付け穴(12)の内部で行われる、当該冷却器(34)とレーザ点火プラグ(10)との連結およびレーザ点火プラグ(10)からの当該冷却器(34)の連結解除を可能にすることを特徴とする、レーザ点火プラグに用いられる冷却器(34)。
  15. 当該冷却器(34)が、プラグ取付け穴(12)の開口に取り付けるために形成された遠位の端部(38)を有し、該遠位の端部(38)は、プラグ取付け穴(12)の長手方向軸線(40)の方向で弾性的な、内燃機関への当該冷却器(34)の取付けを可能にするように構成されている、請求項14記載の冷却器(34)。
  16. 当該冷却器(34)の前記遠位の端部(38)はフランジ(56)を有し、当該冷却器(34)の前記近位の端部(36)は、レーザ点火プラグ(10)から熱を吸収するための手段を有し、当該冷却器(34)の前記遠位の端部(38)は当該冷却器(34)の前記近位の端部(36)に、剛性的な管によって結合されている、請求項14記載の冷却器(34)。
  17. 当該冷却器(34)の前記遠位の端部(38)はフランジ(56)を有し、当該冷却器(34)の前記近位の端部(36)は、レーザ点火プラグ(10)から熱を吸収するための手段を有し、当該冷却器(34)の前記遠位の端部(38)は当該冷却器(34)の前記近位の端部(36)に、延性の管によって結合されている、請求項14記載の冷却器(34)。
  18. 当該冷却器(34)の前記近位の端部(36)は、レーザ点火プラグ(10)の遠位の端部(22)に螺合締結されるように構成されている、請求項14記載の冷却器(34)。
  19. 当該冷却器(34)の近位の端部(36)がカップリング手段を有し、該カップリング手段は、連結が、レーザ点火プラグ(10)の長手方向軸線の方向で行われる並進運動によって行なわれ、かつ逆方向に向けられた並進運動によって連結解除が行われるように構成されている、請求項14から18までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  20. 当該冷却器(34)が、レーザ点火プラグ(10)から熱を吸収するための手段として少なくとも1つの熱接触面(42,46)を有し、該熱接触面(42,46)は、レーザ点火プラグ(10)に設けられた相補的な熱接触面(26,28)に熱接触するように構成されている、請求項14から19までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  21. 当該冷却器(34)の前記熱接触面は、スリーブの金属製の内面であり、該スリーブは、レーザ点火プラグ(10)に設けられた相補的な熱接触面と共にプレス嵌めを形成するように構成されている、請求項20記載の冷却器(34)。
  22. 当該冷却器(34)の前記熱接触面は、1つまたは複数のスリットを有している、請求項21記載の冷却器(34)。
  23. 当該冷却器(34)の前記熱接触面は、棒状体(70)の表面であり、該棒状体(70)は、該棒状体(70)が、レーザ点火プラグ(10)の遠位の端部(22)に設けられた対応する切欠き(72)と共にすき間嵌めを形成するように寸法設定されており、該切欠き(72)の、熱接触面として働く内側の表面と、前記棒状体(70)の表面との間の熱的な接触が、これらの表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に被着された熱伝導ペーストによって増大される、請求項14から22までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  24. 当該冷却器(34)は、冷却液を用いた流通のために構成された熱交換器(50,108)と、冷却液のための供給管路および戻し管路とを有する、請求項14から23までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  25. 当該冷却器(34)は、熱伝導ロッドまたはヒートパイプを有し、該熱伝導ロッドまたはヒートパイプは、プラグ取付け穴範囲でレーザ点火プラグ(10)の上方またはプラグ取付け穴の外で、冷却液によって流通される熱交換器により冷却される、請求項14から24までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  26. 当該冷却器(34)は、レーザ点火プラグ(10)のレーザ装置を、少なくとも1つの電気的な接続線路に解離可能に導電接続するための電気的な接続部を有する、請求項14から25までのいずれか1項記載の冷却器(34)。
  27. レーザ点火装置であって、レーザ点火プラグ(10)と冷却器(34)とを備え、レーザ点火プラグ(10)は、内燃機関に設けられたプラグ取付け穴(12)内に取り付けられて、燃焼室側の端部、つまり近位の端部(20)を介して内燃機関の燃焼室(16)内にレーザ点火エネルギを集束させるように構成されているレーザ点火装置において、レーザ点火プラグ(10)が、前記近位の端部(20)とは反対の側に位置する遠位の端部(22)に、前記冷却器(34)との解離可能な機械的および熱的な結合のためのカップリング手段を有し、該カップリング手段は、レーザ点火プラグ(10)が前記プラグ取付け穴(12)内に取り付けられた状態で前記冷却器(34)の連結および連結解除を可能にするように構成されており、前記冷却器(34)は、レーザ点火プラグ(10)との解離可能な機械的および熱的なカップリングのために形成された近位の端部(36)を有し、該近位の端部(36)が、プラグ取付け穴(12)の内部で行われる、前記冷却器(34)とレーザ点火プラグ(10)との連結およびレーザ点火プラグ(10)からの前記冷却器(34)の連結解除を可能にすることを特徴とする、レーザ点火装置。
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