JP2014516862A - ローラ - Google Patents

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Abstract

本発明は、起動部材(10)が解除又はロックのためにロック装置に作用し、及び前記起動部材(10)が駆動、即ち、前記起動部材を移動するために前記起動部材(10)へバネ力を介して伝達された前記駆動によって発生した伝達部材(7)の運動によって移動可能であり、及びバネ(8)が前記伝達部材に支持されている、好ましくは2個の車輪(2)及びロック装置を備えるローラ(1)に関する。有利な構造的設計を可能とするローラを提供するために、前記バネ(8)及び/又はバネ(9)及び/又は圧縮バネ(44)のための支持領域が前記起動部材(10)に形成されており、前記伝達部材(7)が当該領域を通過し得ることが提案される。

Description

本発明は、起動部材が解除又はロックのためにロック装置に作用し、及び前記起動部材が駆動、即ち、前記起動部材を移動するために前記起動部材へバネ力を介して伝達された前記駆動によって発生した伝達部材の直線運動によって移動可能であり、及びバネが前記伝達部材に支持されている、好ましくは2個の車輪及びロック装置を備えるローラに関する。
特許文献1を参照すると、既知のローラについては、起動部材に作用しているバネは、一方では伝達部材及び起動部材の間に支持されており、及び他方では起動部材及びローラのハウジングの間に支持されている。さらに、両方のバネを伝達部材で支持することも知られている。
独国特許出願公開第10 2007 039 208 A1号明細書(米国特許出願公開第2010/0077562 A1号明細書) 欧州特許第1 555 446 B1号明細書 独国実用新案第20 2009 015 840 U1号明細書
しかしながら、この既知の構造は、垂直方向範囲において、比較的大きいものとなっている。
引用した先行技術に基づいて、本発明の目的は、前述のタイプのローラであり、有利な構造的設計を可能としたものを提供することである。
本発明の第一の教示によれば、そのようなローラは、バネのための支持領域が起動部材に形成されており、伝達部材が当該領域を通過し得ることにより提供される。起動部材及び伝達部材を相互にある程度まで入れ子状にする実現性は、このようにして達成される。この目的のために、起動部材は、少なくとも垂直方向上部に開口する開口部を備えることができ、及びこれは、伝達部材の起動部材内への対応する係合と、起動部材に対する伝達部材の対応する移動を可能にする。一つのバネを支持するため、又はさらに好ましくは二つのバネを有する場合には両方のバネを起動部材に支持するための領域を、伝達部材が垂直方向に通過できるように、伝達部材が設けられている事実によって、少なくとも一つのバネと伝達部材との間の相互作用が、バネのための起動部材の支持領域の下方において、単純な態様においても可能となる。
伝達部材は、好ましくは、バネの圧縮又は減圧の方向に移動する。ローラの従来の構造及び従来の配置においては、伝達部材は、垂直に移動する。より好ましくは、それは垂直方向にのみ、及びそのため、例えば、(重畳的)回転運動という意味ではなく、移動する。
本発明のさらなる教示によれば、駆動は、電気モータ駆動であり、及び標準的な電気モータのロータ軸と同等の部品を、直線的(にのみ)変位可能な部材として備え得ることがもたらされる。これには、そのロータ軸が、中空部材として形成されており、中央外部ねじ筋を有する部材と相互作用する内部ねじ筋を有し、及びその結果、ロータが回転すると直線的に可動である、電気モータが含まれる。このような電気モータは、線形アクチュエータとも称されている。線形アクチュエータに関しては、例えば、特許文献2及び特許文献3も参照される。これについて、線形アクチュエータは好ましく、直線的移動部材(心棒)がその内部中央に配置され、及び直線的移動部材を駆動するナット(ねじ筋ロータ)は、駆動において後者を包囲するように配置されている。
伝達部材は、起動部材におけるバネのための支持部材に対して垂直方向に移動可能である。起動部材及び伝達部材を相互にある程度まで入れ子状にする実現性は、このようにして達成することもできる。
本発明のさらなる特徴は、しばしば上で既に説明した特徴の好ましい関連として、以下に述べられ、及び説明され、また図面によっても図示されるが、それらは、ここで述べられ、又は図示され、又は独立して若しくはその他の全体的な概念として説明される、唯一又はそれ以上の個別の特徴に関連しても重要であり得る。
特に、起動部材は、少なくとも垂直方向上部に開口する開口部を備えることができ、及びこれは、伝達部材の起動部材内への対応する係合と、起動部材に対する伝達部材の対応する移動を可能にする。一つのバネを支持するため、又はさらに好ましくは二つのバネを有する場合には両方のバネを起動部材に支持するための領域を、伝達部材が垂直方向に通過できるように、伝達部材が設けられている事実によって、少なくとも一つのバネと伝達部材との間の相互作用が、バネのための起動部材の支持領域の下方において、単純な態様においても可能となる。伝達部材は、好ましくは、支持領域を直線運動のみで、即ち、回転せずに通過する。
駆動は、電気モータ駆動であることができ、及び標準的な電気モータのロータ軸と同等の部品を、直線的(にのみ)変位可能な部材として備えることができる。これには、そのロータ軸が、中空部材として形成されており、中央外部ねじ筋を有する部材と相互作用する内部ねじ筋を有し、及びその結果、ロータが回転すると直線的に可動である、電気モータが含まれる。このような電気モータは、線形アクチュエータとも称されている。線形アクチュエータに関しては、例えば、特許文献2及び特許文献3も参照される。これについて、線形アクチュエータは好ましく、直線的移動部材(心棒)がその内部中央に配置され、及び直線的移動部材を駆動するナット(ねじ筋ロータ)は、駆動において後者を包囲するように配置されている。
完全ロック及び/又は方向ロックの位置において、適切な操作により、起動部材がバネ負荷態様にて押し戻されることができるように、バネの撓み、即ち、可撓性のための空間が存在することも望ましい。これは、特に、既に説明した緊急解除に関して有利である。この構成は、例えば、歯付きロックのようなポジティブ−フィットロックの場合にも有利である。ロック解除時に直ちに可能ではない掛合は、高さの観点で平衡され得る。少なくとも一時的に又は最初に、所定の範囲まで位置が超過することに相当する可能性は、駆動との関連においても重要である。一方又は両方の上述したロック位置において、モータは、“障害物にぶつかる”ようには動かないため、例えば、この位置において、中実部材の効果を受ける、バネ巻きの直接係合は存在しない。それよりも、モータによって、この位置を所定の範囲まで超過することが可能であり、これは、単にバネ力の増加可能性をもたらすに過ぎない。
二つのバネが伝達部材及び起動部材の間で作動する場合、バネは、一方が他方の上方に配置されることが望ましい。より好ましくは、バネが垂直方向に相互隣接、即ち、両方のバネが伸長する可能性のある範囲において、垂直方向に重なる領域を形成しないように隣接している。
また好ましくは、下方バネは、その上方端部が起動部材に支持されており、及び上方バネは、その下方端部が起動部材に支持されている。この目的のために、起動部材は、半径方向内側に突出しているフランジを有することができ、例えば、フランジの両側がこれらのバネのうちの一つを支持するために機能する。
さらに、また好ましくは、通常、完全解除又は完全ロックであり得る、及びより好ましくは、方向ロックのみであり得る、作動状態とは無関係に、一つのバネ又はバネが二つの場合は二つのバネのうちの一つのが、起動部材内に配置されている。より好ましくは、両方のバネが、上述した位置のうちの一つとは無関係に、いずれの場合も起動部材内に配置されている。
さらに、また好ましくは、バネが一つ場合には、その一つのバネが、その他のいずれかの場合には、少なくとも一つが、より好ましくは、両方のバネが、伝達部材の外側に配置されている。
特に好ましくは、伝達部材及び起動部材は、幾何学的に単純な構造体、例えば、ロッド又はチューブとして形成されている。バネのための支持領域の形成について、これは、単に、上述した幾何学的に単純な構成からの逸脱を要するに過ぎない。
特に好ましくは、伝達部材は、円筒状部材として形成されており、一方又は両方のバネが、円筒の外側表面の外側に配置されている。好ましくは、これらのコイルバネは、外側円筒表面と同軸上に、及び伝達部材の周囲に配置されている。
さらに詳細には、伝達部材は、中空部材として形成することができるが、他方で、それは実質的に中実部材としても形成することができる。内部ねじ筋は、その上方端部の領域に設けることができる。伝達部材は、内部ねじ筋によって、線形アクチュエータの直線部材と連結することができる。
そのため、線形アクチュエータの直線部材も中実部材とすることができる。伝達部材に向かって面しているその端部において、直線部材は、これらの部材を連結するために、伝達部材の内部ねじ筋とねじ止め可能な外部ねじ筋を有することができる。
電気モータは、好ましくは、ステッパモータであり、より好ましくはハイブリッドステッパモータ又は永久磁石ステッパモータである。具体的には、これはクローポール型ステッパモータでもある。
起動部材は、管状構造を有し得る。管状形状から逸脱して、上述した内側に突出しているフランジはここに設けられ、このフランジに、一つのバネ又は上述した複数のバネが、任意的にワッシャーによって、支持されている。
好ましくは、ローラが、例えば、伝達部材を作動するモータ、特に電気モータの故障の場合においても、方向ロック又は完全ロックとして機能している、ロック位置をなお手動で解除できるような、緊急解除手段をも有している。
この目的のために、完全ロックに対応する位置においていずれの場合も又は方向ロックに対応する位置においていずれの場合も、起動部材が、固定された伝達部材に対して、伝達部材に支持されたバネに抗して解除位置へ、作動ハンドルによって、移動可能であり、作動ハンドルが、前記駆動から独立して及び好ましくは手によって、完全ロック又は方向ロックを無効にするために可動である。
さらに、この目的を達成するために、好ましくは、前記作動ハンドルの幾何回転軸が、前記車輪の回転軸に対して前記起動部材と同じ側に配置され、前記起動部材が、縦断面において、前記車輪の回転軸から偏倚して配置されている。前記作動ハンドル及び前記起動部材は、構造上、相互に近接するように構成されている。これによって、有利な力の利用が可能となる。特に、ハウジング内への有利な収容もまた可能となる。仮に、好ましくは、起動部材が、取付ジャーナルの領域、必要により、その垂直延長部に配置される場合には、作動ハンドルもまたハウジングのその関連する領域に収容されることができる。
好ましくは、前記作動ハンドルの回転の幾何軸が、前記起動部材を通過している、及び/又は車輪を通過している水平面に延在している。前記回転の軸が起動部材を通過している事実は、作動ハンドルと起動部材とが直接相互に隣接して配置されていることを意味し、ここで焦点は、好ましくは、方向ロック又は完全ロックの場合の両端部位置を含む、起動部材の全移動範囲に合わせられる。この態様により、外側から接触可能な作動ハンドルと、作用される部材である起動部材との間の距離を可能な限り短くすることができる。代替的に又は追加的に、前記回転の軸が、また車輪を通過している水平面に延在している事実によって、この配置が、ローラにおいて比較的下方に設けられていることが同時に明らかとなる。
さらに好ましくは、前記車輪軸を通過する水平面が、前記作動ハンドルをも通過している。これは、作動ハンドルの垂直高さの配置が、ローラの車輪の中心領域に対応していることを説明している。
さらに好ましい構成は、前記作動ハンドルが、前記起動部材の移動中は、垂直方向に固定されていることをもたらす。以下にさらに詳細に説明されるように、原則として、まず、起動部材の移動とともに、作動ハンドルが起動部材とともに垂直移動するように設けることができ、これは、作動ハンドルを介した人力を介在させなくても可能である。しかしながら、好ましくは、ローラの(モータ駆動)作動中に、同時に、外側から作動ハンドルの動きが見えないように、作動ハンドルは固定されている。以下にさらに詳細に説明される分離機構によって、いわば、起動部材と作動ハンドルの間に分離が存在する。したがって、例えば、建物の段又はローラの領域に存在する物体によって、作動ハンドルが外部から掴まれることによる、例えば、意図しない起動部材の(モータ駆動)移動の遮断が防止される。
特に、また好ましくは、前記起動部材と相互作用しているカンチレバーが、前記起動部材の移動方向にてハウジング内に案内されているスライディング部材と相互作用している。この構成は、同時に上述した分離のためにも必須である。カンチレバーがスライディング部材を動かすという事実によって、スライディング部材は、ローラの内側又はローラのハウジングの内側に配置されることができ、これにより、外側から遮蔽されることができる。この点に関し、さらに好ましくは、前記スライディング部材が、作動ハンドルが通過する固定されたハウジング挿入部材内に案内されている。これによって、ハウジング挿入部材は、ローラハウジングの部材となっている。スライディング部材は、ハウジング外殻部材に直接案内されることもできる。しかしながら、構造上、そのようなハウジング挿入部材をハウジングの追加的機構として設けることがより望ましい。
前記作動ハンドルは、前記スライディング部材に直接作用する通過ピンを有することができる。作動ハンドルが回転によって作動されるため、好ましくは偏心して配置され又は偏心を構成する、このような通過ピンは、作動ハンドルの回転中にスライディング部材に作用することができ、好ましくは特に、同時に垂直運動を受けない。
また、好ましくは、前記スライディング部材は、前記完全ロック又は前記方向ロックを解除するために、前記通過ピンによって作用されることができる下方制限停止部及び上方制限停止部を有している。仮に起動部材が上述の位置のいずれか一つにある場合、通過ピンを有する作動ハンドルが、好ましくは、対応するスライディング部材の制限停止部に接触するか、又は短い移動後に制限停止部に達することができるように配置される。さらなる移動が次いで直接カンチレバーに、及びその結果起動部材に作用するように、次に作動ハンドルとスライディング部材との間の機械的結合が構築される。
その回転運動に関し、前記作動ハンドルは、ニュートラル位置へバネ付勢されることができる。このニュートラル位置は、好ましくは、上述した近接係合位置に対応している。起動部材が完全ロック又は方向ロックに対応する位置にあるとき、通過ピンは、ニュートラル位置に起因して、スライディング部材の対応する制限停止部に接触しているか又はもう少しで接触する。
まず、作動ハンドルは、例えば、その外側に形成されたリブ又は突起によって、手で直接作動され得るように形成されている。しかしながら、それは、好ましくは、コイン、二重爪又はこれらと同様のもののような単純な道具だけで好ましく作動され得るように形成されている。したがって、一方では、緊急時にいつでも操作可能であるようにすることができ、及び他方で、非緊急時には望まない作動を防止することもできる。
また、好ましくは、手によって設定された緊急解除位置が掛合されている。掛合は、例えば、通過ピンが上述した制限停止部のうちの一つと相互作用する過程において、通過ピンが制限停止部のうちの一つの戻り止め凹部内へ移動することによって得られる。しかしながら、理解されるように、掛合の代替的構成もまた可能である。したがって、作動ハンドルの回転部材自身が、例えば、円周凹部内に移動する戻り止めカムと相互作用することができる。戻り止めは、この態様における緊急解除時に、ローラの妨げられていない可動性を提供する。解除位置は、手によって維持されている必要はない。
また好ましくは、作動ハンドルによる緊急解除の完了後、前記作動ハンドルのニュートラル位置が、前記起動部材のモータ駆動の移動によって再び構築されることができる。これは、既に説明した作動ハンドルのニュートラル位置へのバネ付勢と併せて、好ましく且つ特に有利な態様において、達成され得る。戻り止め位置の解除にあたり、作動ハンドルは、次にバネ付勢によって、上述したニュートラル位置へ戻る。しかしながら、代替的に、戻り止め位置が解除された後、作動ハンドルが、例えば、重力によって、戻り止めがもはや設けられていない位置へ移動することも可能である。
また特に好ましくは、前記ニュートラル位置の復元のために、前記起動部材が、前記作動ハンドルによって強制された移動の方向へ、より遠くまでモータによって最初に移動される。作動ハンドルの作動による方向ロックの解除が一旦なされると、対応する、即ち、次に完全ロックに対応する方向への起動部材のさらなる移動が行われ、それによって、戻り止め位置から解放され、具体的には、通過ピンが上述した制限停止部のうちの一つの戻り止め凹部から解放され、その結果、作動ハンドルは、解除され、及びその他の位置、即ち、もはや戻り止めがもたらされていない位置又は単にニュートラル位置へ再び移動可能となる。反対に、完全ロックからの緊急解除の場合、次に電気モータによってのみ誘発され得るものであっても、方向ロックの方向への起動部材のさらなる移動が、同様の効果を得るために必要となる。この点に関してさらに好ましくは、モータ、特に電気モータによって起動部材が移動する場合は、緊急解除が事前に行われたときに、緊急解除が確実に解除され及びモータが次いで通常作動サイクルを行うことができるように、このモータは、与えられたサイクルをいつも最初に行う。
ハンドルによる緊急解除について、ハンドルは、その際、回転駆動とは独立して作動されることができ、より好ましくは、起動部材が移動延長部とともに形成されるように設けられ、より好ましくは、ハンドルは起動部材の外側に取り付けられ、及び起動部材を移動させるために、特に手によって、直接可動である。例えば、上述した回転駆動によって、起動部材が移動されるときに、緊急解除のためのハンドルも、任意的に可視的態様にて、好ましくは垂直方向の動きの影響をも受けることが可能である。しかしながら、緊急解除が実施されると、起動部材に要求される動きは、ハンドルによって手動で実施されることができる。
ハンドルは、特に回転レバーとしても形成されることができる。ハウジングに固定された支持部との相互作用によって、回転レバーは、垂直方向上方又は垂直方向下方への変位力を起動部材に伝達することができる。このため、起動部材に固定的に連結されており、及び移動延長部としても機能している、カンチレバーは、起動部材と回転レバーとの間に設けられることができる。回転レバーは、好ましくは、ハウジングの外側に取り付けられている。伝達部材又は起動部材を作動させると、回転レバーが垂直方向上方又は垂直方向下方に動くのが見えるが、そうすることによって回転運動を受ける訳ではなく、むしろ上述した垂直運動のみである。
より好ましくは、バネが伝達部材によって、起動部材の支持領域において持ち上げられることができる。対応するキャリアが、好ましくは、伝達部材に形成されており、及び起動部材に対する伝達部材の対応する移動中に、バネを起動部材において持ち上げる
さらに、起動部材は、好ましくは、下方中央チェンバを形成し、それは下部が開口し、及びその内部に複数のバネのうちの一つ又は前記バネが収容されている。この点において、起動部材は、ベル様構造を有している。下部が開口している中央チェンバは、好ましくは、円筒状チェンバでもある。
上述した支持領域におけるバネの持ち上げに関して、上方への持ち上げが好ましく可能である。しかしながら、より好ましくは、対応する制限停止部によって、例えば、起動部材の内側に突出した段によって、下部においてもロック可能である。バネが起動部材に対して、垂直方向により遠く下方に移動するとき、それは、この点について規定した位置を越えて移動することはできない。
さらに、バネのための上方支持領域は、好ましくは、伝達部材に形成されている。この支持領域について、好ましくは、バネが下向きの方向に持ち下げられることもできるように設けられている。この結果、上述した起動部材の上述した支持と同様に、バネが伝達部材に対して上方に移動するとき、それは支持領域を越えて移動することはできない。
必要に応じ、緊急解除の実施に使用され得るハンドルに関し、また好ましくは、ハンドルは、起動部材と共に移動する。方向ロック及び/又はニュートラル位置及び/又は完全ロックのような様々な通常の作動状態が想定される場合、これらの作動位置間の変化は、垂直方向へのハンドルの対応する変位の形で、外側からみることができる。
その他の観点において、ハンドルは、好ましくは、起動部材に対して回転可能であることを除いて、起動部材に固定的に連結している。さらに、ハンドルに関連する一つ又は二つの当接部がハウジング、好ましくは、その外側に、形成されている。ハンドルは、固定された当接部に対して可動である。例えば、ハンドルを回転させることにより、当接部の支持が行われることができ、及び起動部材へ向かっての支持運動は、そのため、完全ロック又は方向ロックからニュートラル位置へ起動部材を移動させるために使用され得る。
さらに、ハンドルによる、このような起動部材の移動は、好ましくは、支持領域又はバネのための支持領域を持ち運びながら、固定された伝達部材に対して実施される。支持領域に関し、起動部材の対応する移動中にバネを持ち運ぶ起動部材の上方支持領域も存在することができる。これは、特に、起動部材の方向ロックからニュートラル位置への移動に関連する。
二つのバネが設けられている場合、好ましくは、一つのバネが起動部材を完全ロックに対応する位置へ移動させることを要求され、及び一つのバネが起動部材を方向ロックに対応する位置へ移動させることを要求される。この態様において、これらのバネの機能は、分離されることができる。
二つのバネの場合、好ましくは、また一方が他方の垂直方向上方に配置され、下方バネのその(上方)端部が起動部材に支持されることができ、及び上方バネのその下方端部が起動部材に支持されることができる。
また、一つのバネ及び/又は第一バネ及び/又は第二バネは、起動部材内に配置するように設けられ得る。好ましくは、複数のバネが、それぞれ完全に起動部材の内部で、いずれの場合も、ニュートラル位置に対応する位置に配置される。しかしながら、方向ロックに対応する位置及び/又は完全ロックに対応する位置であることも望ましい。これは、起動部材の全体的な管状構造によって達成することができ、その内部に、一つのバネ、又は妥当な場合は二つのバネが特に一方が他方の垂直方向上方に配置される。これは、また、例えば、上述したベル形状拡張部によって、起動部材の下部についてのみ達成することができる。さらに、また好ましくは、一つのバネ、又はもし二つのバネを備えている場合には、二つのバネのうちの少なくとも一つ若しくは両方のバネが伝達部材の外側に配置されている。伝達部材は、そのため、この領域においてさえ、非常に単純な態様、いずれの場合も中実部材として、形成することができる。
さらに好ましくは、伝達部材は、起動部材内に配置されている。よって、それは、また起動部材内において、有利な態様にて案内されることができる。起動部材内において伝達部材を案内することを、例えば、一つの支持部材及び/又は支持部材によって、達成することもできる。
ハンドルについて、好ましくは、ハンドルは、キャリア又は移動延長部に対して回転可能である。
直線部材及び/又は伝達部材及び/又は起動部材のそれぞれの端部位置について、好ましくは、それらは、センサによって、より好ましくは電気モータの外側に配置されたセンサによって、監視される。それぞれの端部位置は、電気モータの制御装置において考慮されることができる。しかしながら、仮に端部位置が到達していないか、又は所定期間後も到達していない場合、例えば、警告メッセージが出力されるようにすることもできる。
本発明は、添付の本発明の例示的実施形態を示す図面を参照して、以下に、より詳細に説明される。さらなる例示的実施形態において、その他の部分が特別な特徴として強調されているからといって、その他の部分に(具体的に)置き換えられることはなく、したがって、一つの例示的実施形態のみを参照して説明される部分は、このさらなる例示的実施形態のためにも、いずれの場合も潜在的に存在する部分として説明される。図面は以下の事項を示す。
図1は、二重ローラとして実装されたローラの斜視図を示す。 図2は、図1のローラの背面図を示す。 図3は、図1及び図2のローラについて、図2のIII−III線に沿った断面図を示す。 図4は、図2について、方向ロックの状態の図を示す。 図5は、図4の対象について、V−V線に沿った断面図を示す。 図6は、図2について、完全ロックの状態の図を示す。 図7は、図6の対象について、図6のVII−VII線に沿った断面図を示す。 図8は、図1及び図2、図4又は図6のローラについて、緊急解除が完了した後の図を示す。 図9は、図8の対象について、図5の位置から緊急解除した後の、IX−IX面に沿った断面図を示す。 図9aは、図9について、図7の位置から緊急解除した後の図を示す。 図10は、図1から図3のローラの断面斜視図を示す。 図11は、緊急解除の領域における起動部材の分解図を示す。 図12は、方向ロック及び完全ロックに関連して相互作用する部材の斜め下方からの斜視図を示す。 図13は、図1に対応するさらなる実施形態の斜視図を示す。 図14は、ニュートラル位置にある図13のローラの背面図を示す。 図15は、図13及び図14のローラについて、図14のXV−XV面に沿った断面図を示す。 図16は、方向ロックに対応する位置にある図14のローラの図を示す。 図17は、図16のローラについて、図16のXVII−XVII面に沿った断面図を示す。 図18は、図17のXVIII領域の詳細拡大図を示す。 図19は、方向ロックに関連して相互作用する部材の詳細斜視図を示す。 図20は、完全ロックに対応する位置にある図14のローラの図を示す。 図21は、図20のローラについて、図20のXXI−XXI面に沿った断面図を示す。 図22は、図14のローラについて、緊急解除が完了した後の図を示す。 図23は、図22のローラについて、図17の位置から緊急解除した後の、XXIII−XXIII面に沿った断面図を示す。 図23aは、図21の位置からの緊急解除完了後の、図23に対応する断面図を示す。 図24は、図14の位置における、図13及び図14の実施形態の断面斜視図を示す。 図25は、さらなる実施形態のローラの斜視図を示す。 図26は、図25のローラの背面図を示す。 図27は、方向ロック又は完全ロックからの緊急解除に対応する位置にある図26の背面図を示す。 図28は、ニュートラル位置にある図25から図27のローラの断面図を示す。 図29は、方向ロック状態の図28に従った図を示す。 図30は、完全ロック状態の図28に従った図を示す。 図31は、緊急解除のために相互作用する部材の分解図を示す。 図32は、緊急解除完了後の図29のXXXII細部の詳細拡大図を示す。 図33は、緊急解除完了後の図29のXXXII細部の図を示す。 図34は、図28の実施形態の図24に従った図を示す。
まず、特に図1から図12について参照すると、二重ローラとして形成されたローラ1が説明される。ローラ1は、二つの車輪2と取付ジャーナル3を有している。以下により詳細に説明されるように、電気モータ4は、取付ジャーナル3内に配置され、電気モータの電力接続部5は、好ましくは、中心に、取付ジャーナル3の上部外側につながっている。電気モータ4は、垂直方向における調節のために伝達部材7に作用する、直線部材6の直線駆動移動をもたらす(図3参照)。
伝達部材7は、圧縮バネ8、9を介して起動部材10と相互作用する。
さらに図1に示すように、ローラ1の緊急解除のためのハンドル11は、ローラ1のハウジングに、任意的に、取付ジャーナル3若しくはその延長部、又は例示的実施形態においてその下方領域に、取り付けられている。ハンドル11は、具体的には回転レバーとして形成されており、その上方及び下方には、当接部12、13がハウジングに形成されている。
図2及び図14においても、図1のローラの背面図は、ニュートラル位置を表している。この位置においては、方向ロックではなく、及び完全ロックでもない。ローラは、自由回転することができ、及び車輪は自由回転することができる。
さらに、図3を参照すると、及び例えば図15においても、図に示すように、車輪2が軸14上に配置されている。断面図は、車輪2の間に形成された、中央ハウジング部材15を示している。
ハウジング部材15は、転がり軸受16によって、組み立てられた状態で固定された取付ジャーナル3に対して、回転可能に配置されている。車輪2は、さらに回転ロックのために設けられた内部歯部17を備えている。係合部材18、例えば、車輪毎に一つの係合部材、しかし、また必要に応じて車輪毎に二つの係合部材(第二実施形態参照)と相互作用するために、内部歯部17は、例示的実施形態において、ロック装置の第一部材を形成している。係合部材18は、脚バネ19によって、図3の解除位置へ、付勢されている。脚バネ19は、一方では係合部材18に支持され、及び他方ではハウジング部材15の内部領域、即ち、例示的実施形態においてはハウジング部材15の部材として形成されている、その底部材20に支持されている。
さらに、係合部材18は、ハウジング15又は底部材20内で回転可能となるように、軸21によって把持されている。軸21は、軸21及びさらなる軸22のための二つの軸受収容部23を有する旋回部材42に形成されている。軸22は、脚部材42上の係合部材18を支持している。作動部材24は、軸受収容部23及び軸21を収容する部材に固定的に連結している。例えば、図10から明らかなように、作動部材24は、軸14に向かう方向中央で、二つの作動側部25の間に位置している。それぞれの作動側部25は、それぞれの車輪2に関連して、二つの係合部材18のうちの一つに直接作用する。
二つのバネと一つのバネの違いを除いて、特に、二つの実施形態の上述した構造は、相互に対応する。
起動部材10は、少なくとも実質的に管状である。さらに、起動部材10は、支持フランジ26を内部に有し、支持フランジ26は、支持領域として機能し、及び第一実施形態においては、圧縮バネ8及び圧縮バネ9もこれに支持されている。例示的実施形態では、支持は、ワッシャー27によって行われている。
第一実施形態において設けられる二つのバネ8、9は、一方が他方の上方に配置されている。
下方バネ9はその上方端部を、及び上方バネ8はその下方端部を、起動部材10に、支持フランジ26によって、支持されている。バネの一方を他方の上方とする配置は、垂直方向に重ならないように設けられる。
上方バネ8は、起動部材10を完全ロックに対応する位置へ移動するために使用され(図7参照)、及び下方バネ9は、起動部材10を方向ロックに対応する位置へ移動するために使用される(図5参照)。
伝達部材7は、起動部材10の内部及び同軸に延在している。両方の実施形態において、伝達部材7は、実質的に中実であり、伝達部材は、その上方端部28に関連して内部ねじ筋を有している。内部ねじ筋は、直線部材6の外部ねじ筋と相互作用する。ここでロータは、好ましくは、内部ねじ筋を有するナットに相当するように形成され、電気モータ4のロータの回転運動によって、直線部材6及びそのため伝達部材7は、これにより上方又は下方に移動することができる。そのため、伝達部材7も上下に移動し、好ましくは直線的にのみ、したがって回転せずに移動する。
伝達部材7は、下側にねじ頭に相当するように形成されたヘッド部29を有している。ヘッド部29は、起動部材10内における案内を補助するためにも使用され得る。さらなる案内効果は、伝達部材7が軸方向に自由可動態様にて通過している、支持フランジ26の内側表面によってもたらされる。
ヘッド部29の上方側には、第二実施形態においては支持部材48としても指定されている、さらなるワッシャーが配置され、及び圧縮バネ9の下側がこれに支持されている。
図に示すように、起動部材10におけるバネ8の支持部及び/又は起動部材10におけるバネ9の支持部及び/又は起動部材10の下方又は上方の領域であろうと圧縮バネ44の支持部は、いずれの場合においても伝達部材7によって通過され得る。
さらに、起動部材10は、いずれの場合も垂直方向に、カンチレバー30として形成された移動延長部に固定的に連結している。カンチレバー30は、例えば、起動部材10に溶接されることもできる。例示的実施形態において、方向ロックのための形成部31がカンチレバー30の上方側に形成されており(図10及び11参照)、及び下側には完全ロックの場合の方向ロックのための突起部32が形成されている(図12参照)。カンチレバー30の配置は、起動部材10の下方及び/又は上方端部から垂直方向間隔が設けられている(この点については、両方の実施形態において相互に一致している)。さらに、カンチレバー30の配置は、好ましくは、起動部材10の垂直方向高さに関して偏心して、即ち、好ましくは起動部材10の下方端部に近接して設けられている。起動部材10の下方端部からカンチレバー30までの間隔は、また好ましくは、起動部材10の(外側)直径の約1から3倍の範囲に相当し、及び異なる場合、妥当であれば、その下方領域に関する。
その起動部材10への固定的連結によって、カンチレバー30は、起動部材とともに垂直方向に移動する。
さらに、ハンドル11が、第一実施形態において、特にスライディング部材33によってカンチレバー30と連結している。スライディング部材33は、ハウジングに固定され及び特に横方向に作動する案内部34内を垂直方向にのみ可動であるように、収容されている。
例示的実施形態において、スライディング部材33は、ポジティブロック連結部35によってカンチレバー30と連結している。当該連結は、いずれの場合も、スライディング部材33の垂直方向の移動が、カンチレバー30に直接伝達され、及びそのため起動部材10にも伝達されるような態様に構築される。
ハンドル11は、スライディング部材33に対して回転可能に配置され、又は妥当な場合には、スライディング部材に対して回転可能であるように、スライディング部材に直接配置され、例えば、電気モータ4が作動できない場合、以下により詳細に説明されるように、緊急解除のために、使用され得る。
ローラ1は、以下のとおり操作され得る。
図1乃至図3の位置からスタートし、直線部材6は、伝達部材7の垂直移動が行われるような態様で電気モータ4によって移動され得る。図3及び図5における伝達部材7の位置の相違を比較のこと。伝達部材7のヘッド部29及び起動部材10の支持フランジ26との間の間隔が減少する方へ向かう傾向があるために、ここで力は、バネ9を介して起動部材10に働き、この力は、起動部材を垂直方向上方に移動する。カンチレバー部材30は、起動部材10に固定的に連結しており、よって、同様に垂直方向上方に移動し、及びハウジングに固定的に取り付けられた方向ロック部材36と相互作用する。方向ロック部材36には、選択された方向について、方向ロックが達成されるように、凹部37が形成されており、そこ(戻り止め凹部)に形成部31がローラ1の車輪2の配列に対応して係合している。
電気モータ4の直線部材6の反対方向への直線移動は、伝達部材7の下方への変位、即ち、図3又は図5の位置から図7の位置への変位をもたらす。バネ8は、起動部材10の下方移動をもたらし、バネは、伝達部材7に、第二実施形態においては支持部材45としても指定されている、ディスク38、及び当接部としての保持要素43によって軸方向に固定的に支持されている。起動部材10の前方端部41は、よって作動部材24に作用し、これにより、係合部材18を脚バネ19の動作に抗して図7の係合位置へ移動する。
同時に、カンチレバー30は、起動部材10とともに下方に移動する。カンチレバーの下側に形成された突起部32は、ロック部材40の把持凹部39(突起部)と係合し、及びこれにより方向ロックをもたらす。図に示すように、これからロックされる一つの方向は、多数の異なる方向の中から規定され得る。対照的に、一つの回転ロックの場合(特に図5及び関連する説明を参照のこと)、(いずれの場合も)ただ一つの方向にのみロックされるように設けられ得る。しかしながら、代替的に、説明したように、例えば、第二実施形態において、多数の方向の中から一つの方向のみロックすることも可能である。
ロック部材40は、ハウジングに固定的に取り付けられている。
例えば、停電のために、電気モータ4が作動できない可能性に備える必要がある事実に関して、方向ロック又は完全ロックを手で解除できるようにする予防措置がとられる。
このためには、スライディング部材33に対して回転可能となるように、スライディング部材33に配置される、ハンドル11を単に回転することが要求される。仮に、方向ロックの結果として、ハンドル11が図4の位置にある場合、これを反時計回りに回転させることにより、ハンドルは、好ましくは、アーク型をしていない対応する支持表面を有する当接部12に支持されることができ、それによって、伝達部材7の位置を変えることなく、起動部材10を垂直方向下方に移動し、これにより、バネ9を圧縮する。
ローラ1が図6の完全ロック状態である場合、反時計方向の回転作動により、ハンドル11は、同じ態様にて当接部、今回は下方当接部13に支持されることができ、これにより、起動部材10は、伝達部材7の位置を変えることなく、バネ8の動作に抗して上方に移動する。完全ロックからの緊急解除後の位置は、図9aに図示されている。緊急解除に対応するハンドル位置は掛合され得る。
起動部材10、及びいずれの緊急解除中においても移動しない伝達部材7の位置は、図9及び9aに示されている。
その回転可能性について、ハンドル11は、図1によれば、そのニュートラル位置へバネ付勢されることができる。
ハンドルをその最初の位置に戻すために、ハンドルのそのニュートラル位置への手動作動が必要とされる。
さらなる実施形態が、特に図13から図24を参照して説明される。
これまでに説明した実施形態からの重要な相違は、一つのバネのみ、即ち、圧縮バネ44が、伝達部材7と起動部材10との間に設けられていることである。
支持に関し、圧縮バネ44は、交互に、伝達部材7又は起動部材10に支持されることができる。
上方領域において、圧縮バネは、まず、支持部材45によって、伝達部材7自身に支持されている。この目的のため、特に、支持部材45のための対抗制限停止部46が伝達部材に形成されている。さらに、対抗制限停止部46は、好ましくは伝達部材の柄部直径を先細りさせることにより得られる。これによって形成された肩部が、支持部材45のための上方方向の対抗制限停止部を形成している。
しかしながら、伝達部材7が図15の位置からスタートして、例えば、図17の位置まで、さらに上方に移動すると、支持部材45は、伝達部材7の対抗制限停止部46を追随することができず、代わりに、とどまるか又は起動部材10の支持部に到達する。特に、対抗制限停止部47は、この目的のために起動部材10に形成され、この対抗制限停止部は、特に起動部材10の妨げのない内部寸法の拡大部によってもたらされた段によって、得られる。
この点において、ニュートラル位置に対応する位置から方向ロックへの伝達部材7の移動中、圧縮バネ44の支持に変化、即ち、伝達部材7による支持から起動部材10による支持へと変化が生ずる。支持部材45は、対抗制限停止部46による支持から対抗制限停止部47による支持へと切り替える。同時に、事前にそれが行われていない場合、対応する変化が圧縮バネ44の下方領域においても行われ得る。支持部材48及び従って圧縮バネ44は、いずれの場合も、もはや制限停止部50に支持されておらず、それよりも、ヘッド部29及び従って伝達部材7自身によってのみ支持されている。
支持部材48は、支持部材45と同様に、いずれの場合も、より細い直径を有する柄部49の領域において、伝達部材7に対して変位可能である。
その上、ここでさらに、制限停止部が起動部材10の下側に形成されており、この制限停止部は、支持部材48によって超過されることはない。これが制限停止部50であり、例えば、起動部材10のこの位置の内部溝に挿入されたサークリップによって形成されることができる。この点に関し、ここでさらに、伝達部材7がこの場合は下方方向へ通過することができる支持領域が形成されている。
さらに、前方端部の重複部は、伝達部材7のヘッド部29によって支持部材48と係合しており、これは、第一実施形態との関係で、既に議論し及びまた説明した。よって、支持部材48は、伝達部材7の前方端部を超過することができない。
再びほぼ図17に対応させる場合、伝達部材7は、今度は図15の位置から上方に移動され、支持部材48は、それに応じて持ち運ばれる。このようにして、圧縮バネ44は縮み、及びその圧縮力は増大し、最初に意図しない限り、起動部材10は、バネ力の結果として上方に移動する。バネ力によるこの上方移動は、支持部材45及び起動部材10の対抗制限停止部47によって生ずる。
図18及び図19を参照して、方向ロックを得るための構造及び部材間の相互作用がさらに説明される。
また、まず、説明される実施形態に従って、この実施形態において係合孔51を有するカンチレバー30が、起動部材10と連結している。これによって、複数の可能な方向から方向ロックが行われ得る。この実施形態においても同様に、ハウジング15の外側にハンドル11が取り付けられたポジティブロック部材35によって、カンチレバー30は、一方側が包囲されている。起動部材10の狭窄(好ましくは円筒状)外径領域において、カンチレバー30は、起動部材10に、いずれの場合も垂直方向移動に関して、固定的に連結している。図に示すように、カンチレバーは、上部において、狭窄部により形成された段52によって、既に連結している。さらに、下方移動に関し、カンチレバーは、例えば、締り嵌め連結、又は溶接、又はその他のいずれの固定連結によっても連結されることができる。
この実施形態において、ハウジングに固定的に取り付けられた方向ロック36は、下方に面する係合突起部53を備えている。その結果、係合突起部は、カンチレバー30の係合孔51と、それらが互いに向かって移動するときに、係合する。
第一実施形態と同様に、方向ロックの結果、転がり軸受16により、原則として取付ジャーナル3に対して、及び従って特に起動部材10に対して回転可能であるハウジング15は、起動部材10に対して回転がロックされる。
完全ロックについて、対応する係合突起部54もカンチレバー30の下方に、起動部材10の完全ロックの位置に対応して形成されている。図に示すように、これらの係合突起部は、好ましくは、対応するハウジング部材と一体的に形成され得る。
特に図19から明らかなように、カンチレバー30は、好ましくは円盤様であり、円形から逸脱した内部輪郭を有し得る。複数の平坦部55を設けることができ、これらは、好ましくは、相互に対向している。平坦部55は、詳細には図示されていない起動部材10の外部輪郭の対応する平坦部と相互作用することができる。
この実施形態においても同様に、ポジティブロック部材35がハウジングの案内部34に収容されており、それによって、スライディング部材33を形成している。ポジティブロック部材は、したがってハウジングに対して移動可能である。そうすることにより、それは回転可能に連結したハンドル11を対応するように垂直方向に持ち運ぶが、このハンドルは、別の点では、スライディング部材又はカンチレバー30に固定的に連結している。
さらに、完全ロックのために、起動部材10は、第二実施形態において設けられている、四つの係合部材18全体に作用する。
係合部材18はそれぞれ、軸58、59を介してハウジング内に固定的に取り付けられた、レバー部材56及び57のそれぞれに形成されている。ここで図に示すように、格子様態様にて補強された、対応するハウジング部材60も固定されており、しかし一方、内部歯部17は、車輪とともに対応して回転する。
二つのレバー部材56、57は、それらが互いに面する端部において、軸接合部61を介して連結している。対応する軸接合軸62は、実質的に半径方向に長孔63内へ移動することができる。
さらに、レバー部材56、57は、例えば図23に図示されるように、クリップバネ64によって、それらの非係合位置へ付勢されている。
第二実施形態において、起動部材10の動作は、特に、弾性構造をも有し得る、クリップ部材68によって、実現される。
さらに示されるように、クリップ部材68の側面視は実質的にU字形状であり、二つのU字脚部65、66と旋回軸67を備えている。例えば、図24から明らかなように、図示された下方U字脚部66は、二つの部分からなり、二つの脚部は水平方向に相隔たって、それぞれの車輪に関連して、係合部材18の関連するヘッド部表面に、それぞれ作用する。
第一実施形態に関連して、しかし、特に第二実施形態にも関連して、係合部材18の構造も、起動部材10の実際の構造及び/又はこの起動部材10の伝達部材7との相互作用とは無関係に重要である。
よって、第二実施形態について、特に、関連する端部において関節接合態様にて連結しているレバーとしてのそれぞれの係合部材の形成、及び/又は、両方の係合部材を係合位置に持ってくるための、それぞれの車輪に関連する二つの係合部材のうちの一つのみに対する作用、及び/又は、クリップ部材による係合部材への作用、及び/又は、この点に関し上述したさらなる詳細を備えている。
第二実施形態のローラ1は、第一実施形態のローラ1と基本的に同様に操作される。
図13乃至図15の位置からスタートして、直線部材6は、完全ロックに関連するような態様にて電気モータ4によって移動し、伝達部材7の垂直方向下方への移動、即ち、図15の位置から図21の位置への移動が行われる。対抗制限停止部46によって、上方側から下方に押された圧縮バネ44は、その反対端部が支持部材48を介して起動部材の制限停止部50と接触した結果、起動部材10を下方に押す。このようにして、起動部材10の端面は、特に図24からも明らかなように、クリップ部材68の上方U字脚部に作用する。このようにして、同時に、係合部材18がクリップバネ64の動作に抗して、それらのロック位置内に押されるように、圧縮力が下方脚部66を介して二つのレバー部材57に働く。それに応じて、二つの部分を備える、レバー部材56とのレバー連結により、反対側に位置する係合部材18もロック位置内へ押される。このようにして、この実施形態においても、起動部材10に固定的に連結しているカンチレバー30も同様に、垂直方向下方に移動する。係合孔51は、方向ロックのために、係合突起部54と相互作用する。
電気モータ4の直線部材6の反対方向の直線移動は、伝達部材7の上方、よって例えば、図15又は図21の位置から図17の位置(図21の位置から、ニュートラル位置までしか届いていない場合を除く)への移動をもたらす。圧縮バネ44は、ここで、ヘッド部29及び支持部材48によって上方に持ち運ばれ、その結果、支持部材45への圧縮応力が増大し、及び対抗制限停止部47に対して係合することにより、上述した位置まで届くことができるように、支持部材は、起動部材を上方に押す。
同時に、ここで図に示すように、カンチレバー部材30及び従ってハンドル11は、起動部材10とともに、上方に移動する。
上述した緊急解除と同様に、この第二実施形態においても、緊急解除を実施することができる。
基本的にここで達成される、起動部材10の固定された伝達部材7に対する変位可能性は、緊急解除の例として説明されるが、この特徴は、またこの例とは独立して重要である。これは、いずれの場合も、バネ力に抗して実施される。第二の例示的実施形態において、それは、同じくそれぞれの圧縮バネ44の動作に抗して実施される。
緊急解除について両方の場合、第一実施形態と同様に、ハンドル11の反時計回りの回転運動が要求される。ハンドルカンチレバーのうちの一つが、次いで、下方当接部13又は上方当接部12のどちらかに支持される。
この第二実施形態からわかるように、下方当接部は、水平方向に延在し、突出しているリブとして形成され、第一実施形態においても、この態様にて対応するように設けることもできる。上方側には、戻り止め凹部がリブに形成されており、その戻り止め凹部に、ハンドレバーの対応する部材が、緊急解除完了後に掛合態様にて係合している。この結果、上方当接部12の場合、内部湾曲案内部の天頂には収容部が設けられており、この収容部は、この態様で実施された緊急解除の完了後、ハンドレバーの対応する部材に対して同様のロック態様にて作用する。
緊急解除及び作動ハンドルのさらなる実施形態は、図25から図33に図示される。
この実施形態では、作動ハンドル11は、回転軸dの周りを回転可能な円盤状部材として形成されている。この実施形態では、作動ハンドル11は、また好ましくは、この領域において作動ハンドルを包囲しているハウジング15の外部輪郭に、実質的に統合されている。そこには、実質的に有意に突出した領域は存在していない。作動ハンドル11の外部表面は、好ましくは、図25のニュートラル又は最初の位置のいずれの場合も、包囲しているハウジング領域の球面湾曲と連続している。
図示された例示的実施形態において、作動は、特に、フォーク部材を二つの作動凹部69に係合させることにより実施することができる。例示的実施形態において、図に示すように、作動凹部69は、円形の窪みであり、これらは、直径線上の、回転軸に対してそれぞれ反対側に形成されている。代替的に、例えば、細長い孔を設けることもでき、これは、例えば、コインによって作動することができる。
さらに、図28から明らかなように、例えば、ここで説明される例示的実施形態において、しかし、既に説明した全ての例示的実施形態においても、作動ハンドル11は、車輪2の回転軸Dに対して起動部材10と同じ側に配置されている。
作動ハンドルの回転の幾何軸dも起動部材10を通過している。さらに、例示的実施形態において、及び好ましくは、それは、車輪2を通過している水平面に延在するように配置されている。例示的実施形態において、当該水平面は、車輪2の物理的車輪軸14をも通過している。
ローラのロック装置の作動の過程において、図29の方向ロックであろうと、又は図30の完全ロックであろうと、起動部材10は、それに応じて垂直方向に移動する。しかしながら、対照的に、作動ハンドル11は、(垂直方向に)固定されている。
この実施形態においても同様に(特に図31参照)、起動部材10は、カンチレバー30と相互作用している。しかしながら、カンチレバーは、ここで、起動部材10の移動方向に、ハウジング15内に案内されているスライディング部材70と最初に相互作用している。例えば、図28からも明らかなように、この目的のために、カンチレバー30は、スライディング部材70の水平細長孔71と係合している。
スライディング部材70は、ハウジング挿入部材72に案内されている。この目的のために、ハウジング挿入部材72は、それぞれ反対側に位置して、互いに向かって開口している案内溝73を有している。案内突起部80は、全体的に矩形状に構成されたスライディング部材70の長手方向端部のそれぞれ反対側に形成されており、及び案内溝73内に収容されている。作動ハンドル11は、起動部材10に面する方向を指し示す通過ピン74を有している。通過ピン74は、作動ハンドル11の回転軸dに対して偏心して配置されている。通過ピン74は、ハウジング挿入部材72を通ってスライディング部材70に直接作用する。
スライディング部材70は、上方制限停止部75及び下方制限停止部76を有している。例示的実施形態において、及び好ましくは、制限停止部75、76は、横方向及び水平方向に延在するリブ81として形成されている。図29の方向ロックに対応する位置において、通過ピン74は、下方制限停止部76により近接しており、及び図30の完全ロックに対応する位置において、それは、上方制限停止部75により近接している。制限停止部75及び76に近接し、又はかろうじて接触する位置のいずれの場合も生じ得る。ニュートラル位置から完全ロックの位置(図30)又は方向ロックの位置(図29)への、起動部材10の通常のモータ駆動移動中には、いずれの場合も、作動ハンドル11の(回転)運動は、まだ行われないような構造が望ましい。これに続く作動ハンドル11の回転は、それぞれのロック位置をこれにより無効にするように、通過ピン74を、さらに上方又は下方に、円形経路上を移動させる。
図32及び33は、それぞれ作動ハンドル11の回転後の位置を示している。これに基づいて、図32の詳細な図は、事前にモータ駆動によって到達した方向ロックの位置から緊急解除を完了した後のスライディング部材70及び通過ピン74の位置を示している。図33の拡大した詳細は、完全ロック位置から緊急解除を完了した後の通過ピン74及びスライディング部材70の位置を示している。両方の位置において、通過ピン74は、それぞれ戻り止め開口部78又は79に挿入されている。
さらに、作動ハンドル11は、バネ、好ましくは、螺旋コイルバネ77によって、ニュートラル位置へ付勢されている。緊急解除を作動するにあたり、通過ピン74は、それぞれ上方制限停止部75及び下方制限停止部76の領域において、戻り止め開口部78及び79内へさらに移動する。緊急解除により到達した解除位置は、これにより固定されるが、しかしながら、好ましくは、起動部材のニュートラル位置とは一致しない。
起動部材10の次の(繰り返しの)モータ駆動作動の間、作動ハンドル11及び従って通過ピン74のニュートラル位置は、バネ付勢によって再び到達され得る。説明した例示的実施形態において、これは、起動部材10が、緊急解除の場合に起動部材10が強制された移動方向に、最初にモータによってさらに遠くまで移動されること、及びこれにより、方向ロックからの緊急解除の場合、完全ロックの方向にさらに移動され、及び完全ロックからの緊急解除の場合、方向ロックの方向にさらに移動されることが要求される。
図25から図32の実施形態は、クリップ部材68の特有の構成、又は起動部材10と一つ若しくは必要に応じそれら複数が相互に可動に連結している一つより多い数のレバー部材57との間の中間部材によって、さらに特徴付けられている。
中間部材は、例えば、完全ロックの過程で車輪2と、好ましくは、車輪2に形成された内部歯部17と係合する、上述したレバー部材57の形態に設計された作動部材に作用する。この目的のために、係合部材、例えば、レバー部材57は、係合位置(例えば、図30と比較のこと)と解除位置(例えば、図28と比較のこと)との間を移動し、即ち、好ましくは、旋回して移動する。この目的を達成するために、作動部材は、車輪2にも、好ましくは、回動可能な態様にて、取り付けられている(軸59も参照のこと)。
中間部材、例えば、クリップ部材68は、係合部材、例えば、レバー部材57を解除位置へ移動する。中間部材は、起動部材10の完全ロック位置からニュートラル位置又は方向ロック位置への移動の間に、係合部材を解除位置へ持ち運ぶ。中間部材は、好ましくは、バネ付勢によって、この移動を生じさせる。
特に、ここでさらに、中間部材は、中間部材に連結された、又はより好ましくは、例えば、クリップ部材68のように、中間部材と一体的に形成された、起動突起部82を備えるように設けられている。この起動突起部82は、特に好ましくは、弾性突起部である。さらに、起動突起部82は、好ましくは、好ましくはレバー部材として形成された係合部材に負荷を与え、同時に、負荷は、例えば、起動部材が垂直方向上方に戻る際に、起動部材10によって与えられ、これにより係合部材を解除位置へ移動する。
特に好ましくは、レバー部材56、57は、それぞれ、この負荷からもたらされた移動の間、係合部材が、車輪2が自由回転できるように、係合位置から取り除かれるような態様で、レバー延長部が負荷される。この負荷は、好ましくは、起動部材によって、常に与えられる。しかしながら、起動部材10の完全ロックの位置への移動の間、負荷は上回るが、これは、より大きな力が、クリップ部材65又は特にU字脚部66によって、レバー部材57の他のレバー部位に働くためであり、及び従って係合部材は、係合位置へ力によって移動させられる。同じ中間部材、特にクリップ部材68が、これによって、同じ係合部材に2回作用し、一つの動作は、他方よりもより大きな力で実施される。
旋回軸67に関し、中間部材は、これによって、車輪2に、好ましくは底部材20に回動可能に取り付けられ、ローラ1の使用の通常位置において、起動突起部82は、少なくとも部分的に、垂直方向に関して、旋回軸67の一方側に配置され、及びU字脚部65は他方側に配置されている。
より好ましくは、図示及び説明されるように、二つの係合部材56、57は、いずれもレバー様態様に形成されており、これらは、例えば、対応する長孔内を移動するピンとして形成することができる、軸接合部62によって、相互に駆動接続されている事実によって、説明したレバー部材56又は57の一つのみへの動作は、他方をも移動させるのに十分である。しかしながら、原則として、例えば、係合位置への移動に関しては、一つのレバー部材57に作用し、及び解除位置へ戻す移動に関しては、他方のレバー部材56に作用することも可能である。
後半部に関しては、特に、図34の図が参照される。
開示された全ての特徴は(それ自体で)、本発明に関連している。関連する/付随する先行文献(先行出願の写し)の開示内容も、これらの文献の特徴を本出願のクレームに組み入れる目的を含めて、ここに本出願の開示として全て含まれる。それらの任意的な下位の構成である従属クレームは、特に、これらのクレームに基づいて分割出願を行うにあたり、先行技術に対する独立した創作性のある改良として特徴付けられる。
1 ローラ
2 車輪
3 取付ジャーナル
4 電気モータ
5 電力接続部
6 直線部材
7 伝達部材
8 圧縮バネ
9 圧縮バネ
10 起動部材
11 作動ハンドルのグリップ
12 当接部
13 当接部
14 軸
15 ハウジング
16 転がり軸受
17 内部歯部
18 係合部材
19 脚バネ
20 底部材
21 軸
22 軸
23 軸受収容部
24 作動部材
25 作動側部
26 支持部材
27 ワッシャー
28 上方端部
29 ヘッド部
30 カンチレバー
31 形成部
32 突起部
33 スライディング部材
34 案内部
35 ポジティブロック部材
36 方向ロック
37 戻り止め凹部
38 ディスク
39 把持凹部
40 ロック部材
41 前方端部
42 旋回部材(脚部材)
43 保持要素
44 圧縮バネ
45 支持部材
46 (7の)対抗制限停止部
47 (10の)対抗制限停止部
48 支持部材
49 柄部
50 制限停止部
51 係合孔
52 段
53 係合突起部
54 係合突起部
55 平坦部
56 レバー部材
57 レバー部材
58 軸
59 軸
60 ハウジング
61 軸接合部
62 軸接合部
63 ベアリング
64 クリップバネ
65 U字脚部
66 U字脚部
67 旋回軸
68 クリップ部材
69 作動凹部
70 スライディング部材
71 水平細長孔
72 ハウジング挿入部材
73 案内溝
74 通過ピン
75 制限停止部
76 制限停止部
77 螺旋コイルバネ
78 戻り止め開口部
79 戻り止め開口部
80 案内突起部
81 リブ
82 起動突起部

Claims (10)

  1. 起動部材(10)が解除又はロックのためにロック装置に作用し、及び
    前記起動部材(10)が駆動、即ち、前記起動部材を移動するために前記起動部材(10)へバネ力を介して伝達された前記駆動によって発生した伝達部材(7)の運動によって移動可能であり、及び
    バネ(8)が前記伝達部材に支持されている、
    好ましくは2個の車輪(2)及びロック装置を備えるローラ(1)であって、
    前記バネ(8)及び/又はバネ(9)及び/又は圧縮バネ(44)のための支持領域が前記起動部材(10)に形成されており、
    前記伝達部材(7)が当該領域を通過し得ることを特徴とするローラ。
  2. 前記バネ(8)が、前記伝達部材(7)によって、前記起動部材(10)の支持領域から持ち上げられることができ、及び/又は
    前記起動部材(10)が、下部が開口し及びその内部に前記バネ(8)が収容されている、中央チェンバを形成しており、及び/又は
    一つだけのバネ(8、9)又は圧縮バネ(44)が設けられており、及び/又は
    前記バネ(8)が前記支持領域から上方に持ち上げられることができることを特徴とする請求項1に記載のローラ。
  3. バネ(8、9)が前記伝達部材に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラ。
  4. 前記バネ(8、9)が前記伝達部材(7)の支持領域から持ち上げられることができることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のローラ。
  5. 前記バネ(8、44)のための上方支持領域が前記伝達部材(7)に形成されており、及び
    前記バネ(8、44)が前記支持領域から下方に持ち下げられることができ、及び/又は
    ハンドル(11)が前記起動部材(10)とともに移動し、及び/又は
    前記ハンドル(11)が前記起動部材(10)に固定的に連結されており、及び/又は
    前記起動部材(10)が、前記ハンドル(11)によって、前記固定された伝達部材(7)に対して移動可能であり、及び/又は
    前記ハンドル(11)が固定された当接部(12、13)に対して可動であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のローラ。
  6. 前記起動部材(10)の前記固定された伝達部材(7)に対する移動は、前記支持領域又は前記バネ(8、9、44)のための支持領域を持ち運びながら、行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のローラ。
  7. 二つのバネ(8、9)が設けられており、
    一つのバネが前記起動部材(10)を完全ロックに対応する位置へ移動することを要求され、及び
    一つのバネ(8)が前記起動部材(10)を方向ロックに対応する位置へ移動することを要求され、
    前記バネ(8、9)は、好ましくは、一方が他方の上方に配置され、及び/又は
    前記下方バネ(9)は、その上方端部が前記起動部材(10)によって支持されており、及び
    前記上方バネ(8)は、その下方端部が前記起動部材によって支持されており、及び/又は
    少なくとも前記第一バネ(8)及び/又は前記第二バネ(9)が前記起動部材(10)内に位置していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のローラ。
  8. 少なくとも一つのバネ、好ましくは両方のバネ(8、9)が前記伝達部材(7)の外側に位置しており、
    前記伝達部材(7)が、好ましくは、前記起動部材(10)内に位置していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のローラ。
  9. 前記起動部材(10)は、弾性中間部材によって、係合部材に作用し、及び
    前記係合部材の中間部材を解除位置へ移動し、
    前記係合部材が係合位置及び解除位置の間を移動するために、前記車輪内に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のローラ。
  10. 緊急解除を実施するために、
    前記起動部材(10)が、外側から接触可能なハンドル(11)によって、作動され得ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のローラ。
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